JP4562381B2 - 化合物半導体太陽電池素子の製造方法 - Google Patents

化合物半導体太陽電池素子の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、化合物半導体太陽電池素子の製造方法に関し、さらに詳しくは、エッチングにて化合物半導体太陽電池素子を製造する製造方法に関する。
一般に、化合物半導体太陽電池素子の製造においては、発生電力を向上するためにpn接合端面でのキャリアの再結合を抑制することにより、素子の並列抵抗の低下を防ぐ必要がある。
基板上に化合物半導体層によるpn接合が形成された化合物半導体太陽電池素子においては、前記したキャリアの再結合を抑制する目的で、従来では、下記の工程にしたがって基板状態の素子の切り出す部分に形成されている化合物半導体層を、事前に化学処理にてメサエッチングを実施した後に、メサエッチング部分を機械的に切断することで、pn接合端面でのキャリアの再結合を抑制している(例えば、特許文献1参照。)。
また、前記基板が半導体基板であり、当該半導体基板の表面にpn接合からなる化合物半導体太陽電池素子が形成された多接合型化合物半導体太陽電池素子においても、基板上での後工程で素子を切り出す部分に形成されている化合物半導体層、及び、基板の表面に形成されているpn接合の一部を、事前に化学処理にてメサエッチングしている。
従来の化合物半導体太陽電池素子の製造工程の一例を図3に示す。
まず、前工程の処理により、図3(1)に示すように、基板110上に、化合物半導体層120、第1導電型の化合物半導体層130、及び、第2導電型の化合物半導体層140が順次積層されている。この図3(1)に示す積層構造のものを、以下の工程により処理することで化合物半導体太陽電池素子を製造する。
(1)基板110上に積層されている複数の化合物半導体層120〜140の最表層の化合物半導体層140の表面上にフォトレジスト150を塗布する工程(図3(2))。
(2)後工程で基板及び化合物半導体層を所望の形状に切り出す際の切り出し形状部分107に合わせて、フォトレジスト150のパターニングを行って開口部106を形成する工程(図3(3))。
(3)パターニングしたフォトレジスト105をマスクとして、化学処理による選択エッチングを行って、基板110上の複数の化合物半導体層120〜140、あるいは複数の化合物半導体層120〜140と基板110の一部とを除去する工程(図3(4))。
(4)前記した選択エッチングにて基板が露出した部分111の一部108を機械的に切断する工程(図3(5))。
以上の工程(1)〜(4)の各処理を順次実施することにより、図3(6)に示すように、基板101上に、化合物半導体からなるバッファー層102、第1導電型の化合物半導体からなるベース層103、及び、第2導電型の化合物半導体からなるエミッター層104が順次積層された化合物半導体太陽電池素子を得ることができる。
特開平8−274358号公報
しかしながら、図3に示すような従来の製造方法では、上記した工程(2)のフォトレジストのパターニングを行う際に、後工程で切断する所望の切り出し形状部分107に合わせてパターニングの位置あわせを行う必要があり、製造工程が複雑となり歩留まりが低下するといった問題がある。
また、基板上に形成された化合物半導体層が3層以上である化合物半導体太陽電池素子の選択エッチングにおいては、それぞれの化合物半導体層を溶解させるエッチャント(エッチング液)の種類が異なる場合があり、同一のエッチャントへ複数回浸漬することが必要となる場合がある。
例えば、図3に示す化合物半導体層120と第2導電型の化合物半導体層140とが同一のエッチャントAで溶解される材料であり、第1導電型の化合物半導体層130がそれとは異なるエッチャントBで溶解される材料である場合、これら3層の化合物半導体層を溶解するためには、エッチャントAへの浸漬により最表層の第2導電型の化合物半導体層140をエッチングして、その下層の第1導電型の化合物半導体層130を開口した後、エッチャントBへの浸漬により第1導電型の化合物半導体層130をエッチングして化合物半導体層120を開口する。その後、再度エッチャントAへの浸漬を行って化合物半導体層120をエッチングするという作業が必要となり、合計3回の浸漬を実施する必要があり、エッチャントへの浸漬回数が多くなるという問題がある。しかも、エッチャントAに2度浸漬することになるので、化合物半導体層140の横方向のエッチング量が増し、太陽電池素子の特性が低下するという問題もある。
本発明はそのような問題点に鑑みてなされたものであり、基板上に複数の化合物半導体層が形成されてなる化合物半導体太陽電池素子を製造するにあたり、パターニング作業を削減し、エッチャントへの浸漬回数を低減することが可能な化合物半導体太陽電池素子の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の製造方法は、基板と、前記基板の上に積層された第1化合物半導体層と、前記第1化合物半導体層の上に積層された第2化合物半導体層と、前記第2化合物半導体層の上に積層された第3化合物半導体層とを備え、前記第1化合物半導体層および前記第3化合物半導体層は第1エッチング液でエッチングされ易く前記第1エッチング液とは異なる第2エッチング液でエッチングされ難い材料で形成され、前記第2化合物半導体層は前記第2エッチング液でエッチングされ易く前記第1エッチング液でエッチングされ難い材料で形成された化合物半導体太陽電池素子の製造方法であって、前記第1化合物半導体層、前記第2化合物半導体層および前記第3化合物半導体層を前記基板上に順次積層する工程と、前記第1エッチング液および前記第2エッチング液から保護するための保護膜を前記第3化合物半導体層の上に形成する保護膜形成工程と、前記基板、前記第1化合物半導体層、前記第2化合物半導体層および前記第3化合物半導体層を機械的に切断して切断部分を有する前記化合物半導体太陽電池素子を切り出す切り出し工程と、切り出した前記化合物半導体太陽電池素子を前記第1エッチング液に浸漬して前記第1化合物半導体層および前記第3化合物半導体層の前記切断部分に対して前記第1エッチング液によるエッチングを施す工程と、切り出した前記化合物半導体太陽電池素子を前記第2エッチング液に浸漬して前記第2化合物半導体層の前記切断部分に対して前記第2エッチング液によるエッチングを施す工程とを備えることを特徴としている。
本発明の製造方法によれば、基板上に形成された化合物半導体層の最表面上に保護膜を形成する工程及び素子の切り出しを行う工程の後に、化合物半導体層の切断部分に対してエッチングする工程を実施しているので、同一エッチャントにより溶解可能な化合物半導体層を一括してエッチングすることが可能となり、エッチャントへの浸漬回数を低減することが可能になる。また、化合物半導体層の最表面上に形成する保護膜を所定の形状にパターニングする作業を削減することも可能になる。
本発明の製造方法において、前記化合物半導体層の最表面層をエッチング液から保護するための保護膜をフォトレジストとし、化合物半導体太陽電池素子を最終形状に切り出す形状に合わせてフォトレジストをパターニングして開口部を形成するようにしてもよい。このようにフォトレジストをパターニングしておくと、化合物半導体層のエッチングする部分のエッチング進行状況を容易に確認することが可能となり、エッチング工程の信頼性が向上する。
本発明の製造方法によれば、基板上に形成された化合物半導体層の最表面上に保護膜を形成する工程及び素子の切り出しを行う工程の後に、化合物半導体層の切断部分に対してエッチングする工程を実施しているので、エッチャントへの浸漬回数を低減することが可能になり、より高い信頼性を有するエッチングを行うことができる。その結果、化合物半導体太陽電池素子を、特性低下を招くことなく簡単に製造することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
<実施形態1>
図1は基板上に組成の異なる複数(3層)の化合物半導体層が積層されてなる化合物半導体太陽電池素子の製造に本発明を適用した例を模式的に示す断面図である。なお、図1には、化合物半導体太陽電池素子の製造工程の一部のみを示しており、製造工程の全てを示すものではない。
この実施形態では、前工程の処理により、図1(1)に示すように、基板10上に、化合物半導体層20(第1化合物半導体層20)、第1導電型の化合物半導体層30(第2化合物半導体層30)、及び、第2導電型の化合物半導体層40(第3化合物半導体層40)が順次積層されているものを、以下の工程により処理することで化合物半導体太陽電池素子を製造する。
(S1)基板10上に形成された化合物半導体層20〜40の最表面を化学処理から保護するために、化合物半導体層20〜40の最表面上(化合物半導体層40の表面上)に保護膜50を形成する工程(図1(2))。
(S2)基板10及びこの基板10上に形成された化合物半導体層20〜40の所定部分7を機械的に切断することにより化合物半導体太陽電池素子を所定の形状に切り出す工程(図1(3))。
(S3)前記切り出した基板11をエッチャントに浸漬し、保護膜5をマスクとして前記機械的な切断により形成された化合物半導体層12,13,14(第1化合物半導体層12、第2化合物半導体層13、第3化合物半導体層14)の各層の切断部分に生成された化合物半導体結晶の結晶欠陥を多く含む部分と、基板11の切断部分とを化学処理によりエッチング(横方向エッチング)する工程(図1(4))。
(S4)マスクとして用いた保護膜5を剥離する工程。
以上の工程(S1)〜(S4)の各処理を順次実施することにより、図1(5)に示すように、基板1上に、化合物半導体からなるバッファー層2(第1化合物半導体層12)、第1導電型の化合物半導体からなるベース層3(第2化合物半導体層13)、及び、第2導電型の化合物半導体からなるエミッター層4(第3化合物半導体層14)が順次積層された化合物半導体太陽電池素子を得ることができる。
なお、この実施形態に用いる基板10としては、GeやGaAsなどが挙げられる。また、化合物半導体層としては、GaInP、GaAs、GaInAs、AlInPなどが挙げられ、これらのエッチャントとしては、HCl系エッチャント、アンモニア/過酸化水素エッチャント、硫酸系エッチャント等が挙げられる
ここで、図1に示す実施形態では、基板1の上に形成された化合物半導体層を便宜上、3層示しているが、これらバッファー層2、ベース層3、エミッター層4の他に、BSF(Back Surface Field:裏面電界)層、窓層、及び多接合型太陽電池のトンネル接合層や、多接合型太陽電池の他のベース層、エミッター層等の化合物半導体層が含まれた、異なる組成からなる3層以上の複数層であっても構わない。
また、前記した工程(S1)で使用する保護膜5は、化合物半導体層をエッチングするエッチャントに対する耐性を有するものであればよいが、フォトレジストであることが好ましい。
前記した保護膜を形成する工程(S1)と、所定の形状に切り出す工程(S2)の実施の順序はどちらが先であってもよいが、工程(S1)→工程(S2)の順序で実施することが好ましい。
前記した工程(S2)において、化合物半導体層を切り出す方法としては、スクライブラインを引いた後にへき開を行う方法や、ダイシングにより直接切り出す方法がある。
また、前記した工程(3)の化学処理によるエッチングの前に、基板10の裏面(化合物半導体層の形成面の反対側の面)をエッチャントから保護するために保護膜を形成してもよく、さらには、保護膜形成工程(S1)の前に基板10の裏面(化合物半導体層の形成面の反対側の面)をエッチングしてもよい。
この実施形態によれば、図3に示した従来技術のように保護膜150を所定の形状にパターニングする必要が無く、基板上に形成された化合物半導体層の層数を問わず工程簡略化による効果が得られる。
また、基板上に形成された化合物半導体層の層数が異なる組成からなる3層以上であって、それぞれの化合物半導体層を溶解させるエッチャントの種類が異なる場合でも、同一のエッチャントにより溶解する化合物半導体層は切断面部分から同時にエッチングが進行するので、それら化合物半導体層を一度にエッチングすることが可能であり、図3に示した従来技術のように同一エッチャントへ複数回浸漬する必要がない。
例えば、図1に示す化合物半導体層12及び第2導電型の化合物半導体層14が同一のエッチャントA(第1エッチング液)で溶解される材料であり、第1導電型の化合物半導体層13がそれとは異なるエッチャントB(第2エッチング液)で溶解される材料であった場合でも、基板11をエッチャントA及びエッチャントBに2回(つまり、各エッチャントにそれぞれ1回)浸漬するだけで、化合物半導体層12〜14の切断部分をエッチングすることが可能である。
<実施形態2>
図2は基板上に組成の異なる複数(3層)の化合物半導体層が積層されてなる化合物半導体太陽電池素子の製造に本発明を適用した他の例を模式的に示す断面図である。なお、図2には、化合物半導体太陽電池素子の製造工程の一部のみを示しており、製造工程の全てを示すものではない。
この実施形態では、前工程の処理により、図2(1)に示すように、基板10上に、化合物半導体層20(第1化合物半導体層20)、第1導電型の化合物半導体層30(第2化合物半導体層30)、及び、第2導電型の化合物半導体層40(第3化合物半導体層40)が順次積層されているものを、以下の工程により処理することで化合物半導体太陽電池素子を製造する。
(S11)基板10上に形成された化合物半導体層20〜40の最表面を化学処理から保護するために、化合物半導体層20〜40の最表面上(化合物半導体層40の表面上)にフォトレジスト52を形成する工程(図2(2))。
(S12)後工程で基板及び化合物半導体層を所望の形状に切り出す際の切り出し形状部分107に合わせて、フォトレジスト52のパターニングを行って開口部6を形成する工程(図2(3))。
(S13)基板10及びこの基板10上に形成された化合物半導体層20〜40の所定部分8(開口部6内の一部)を機械的に切断することにより化合物半導体太陽電池素子を所定の形状に切り出す工程(図2(4))。
(S14)前記切り出した基板21をエッチャントに浸漬し、フォトレジスト51をマスクとして前記機械的な切断により形成された化合物半導体層22,23,24(第1化合物半導体層22、第2化合物半導体層23、第3化合物半導体層24)の切断部分に生成された化合物半導体結晶の結晶欠陥を多く含む部分と、基板21の切断部分を化学処理によりエッチングする工程(図2(5))。
(S15)マスクとして用いたフォトレジスト51を剥離する工程。
以上の工程(S11)〜(S15)の各処理を順次実施することにより、図2(6)に示すように、基板1上に、化合物半導体からなるバッファー層2(第1化合物半導体層22)、第1導電型の化合物半導体からなるベース層3(第2化合物半導体層23)、及び、第2導電型の化合物半導体からなるエミッター層4(第3化合物半導体層24)が順次積層された化合物半導体太陽電池素子を得ることができる。
なお、この実施形態に用いる基板10としては、GeやGaAsなどが挙げられる。また、化合物半導体層としては、GaInP、GaAs、GaInAs、AlInPなどが挙げられ、これらのエッチャントとしては、HCl系エッチャント、アンモニア/過酸化水素エッチャント、硫酸系エッチャント、ブロム系エッチャント等が挙げられる。
ここで、図2に示す実施形態では、基板1の上に形成された化合物半導体層を便宜上、3層示しているが、これらバッファー層2、ベース層3、エミッター層4の他に、BSF(Back Surface Field:裏面電界)層、窓層、及び多接合型太陽電池のトンネル接合層や、多接合型太陽電池の他のベース層、エミッター層等の化合物半導体層が含まれた、異なる組成からなる3層以上の複数層であっても構わない。
前記した工程(S13)において、化合物半導体層を切り出す方法としては、スクライブラインを引いた後にへき開を行う方法や、ダイシングにより直接切り出す方法がある。
また、前記した工程(S14)の化学処理によるエッチングの前に、基板10の裏面(化合物半導体層の形成面の反対側の面)をエッチャントから保護するために保護膜を形成してもよく、さらには、フォトレジスト形成工程(S11)の前に基板10の裏面(化合物半導体層の形成面の反対側の面)をエッチングしてもよい。
この実施形態によれば、基板上の化合物半導体層を溶解させるエッチャントの種類が異なる場合でも、同一のエッチャントにより溶解する化合物半導体層については1回の浸漬によりエッチングすることが可能であり、図3に示した従来技術のように、同一エッチャントへ複数回浸漬する必要が無い。
例えば、図2に示す化合物半導体層22及び第2導電型の化合物半導体層24が同一のエッチャントA(第1エッチング液)で溶解される材料であり、第1導電型の化合物半導体層23がそれとは異なるエッチャントB(第2エッチング液)で溶解される材料である場合でも、基板10をエッチャントA及びエッチャントBに2回(つまり、各エッチャントにそれぞれ1回)浸漬するだけで、化合物半導体層22,23,24の切断部分をエッチングすることが可能である。
また、この実施形態によれば、前記した工程(S12)でフォトレジストをパターニングしているので、化合物半導体層22,23,24のエッチング部分のエッチングの進行状況を光学顕微鏡等により確認することが容易となり、エッチング工程の信頼性が向上する。
また、この実施形態によれば、フォトレジストと化合物半導体層の接合面を直接切断しないため、化合物半導体層とフォトレジストとの密着力が弱くても、機械的な切断により素子を切り出す際に、フォトレジストが化合物半導体層から剥がれ、太陽電池素子の受光部分がエッチングされ、素子の特性が低下するという問題が生じない。
本発明は、基板上に組成の異なる複数の化合物半導体層が積層され、それら複数の化合物半導体層によって基板上にpn接合が形成されてなる化合物半導体太陽電池素子をエッチングにて製造するに際して、エッチャントへの浸漬回数を低減するのに有効に利用することができる。
本発明の化合物半導体太陽電池素子の製造方法の一例を模式的に示す断面図である。 本発明の化合物半導体太陽電池素子の製造方法の他の例を模式的に示す断面図である。 従来の化合物半導体太陽電池素子の製造方法を模式的に示す断面図である。
符号の説明
1 基板
2 バッファー層
3 ベース層
4 エミッター層
10 基板
20 化合物半導体層
30 第1導電型の化合物半導体層
40 第2導電型の化合物半導体層
5 保護膜
51 フォトレジスト
6 フォトレジストの開口部

Claims (2)

  1. 基板と、前記基板の上に積層された第1化合物半導体層と、前記第1化合物半導体層の上に積層された第2化合物半導体層と、前記第2化合物半導体層の上に積層された第3化合物半導体層とを備え、前記第1化合物半導体層および前記第3化合物半導体層は第1エッチング液でエッチングされ易く前記第1エッチング液とは異なる第2エッチング液でエッチングされ難い材料で形成され、前記第2化合物半導体層は前記第2エッチング液でエッチングされ易く前記第1エッチング液でエッチングされ難い材料で形成された化合物半導体太陽電池素子の製造方法であって、
    前記第1化合物半導体層、前記第2化合物半導体層および前記第3化合物半導体層を前記基板上に順次積層する工程と、
    前記第1エッチング液および前記第2エッチング液から保護するための保護膜を前記第3化合物半導体層の上に形成する保護膜形成工程と、
    前記基板、前記第1化合物半導体層、前記第2化合物半導体層および前記第3化合物半導体層を機械的に切断して切断部分を有する前記化合物半導体太陽電池素子を切り出す切り出し工程と、
    切り出した前記化合物半導体太陽電池素子を前記第1エッチング液に浸漬して前記第1化合物半導体層および前記第3化合物半導体層の前記切断部分に対して前記第1エッチング液によるエッチングを施す工程と、
    切り出した前記化合物半導体太陽電池素子を前記第2エッチング液に浸漬して前記第2化合物半導体層の前記切断部分に対して前記第2エッチング液によるエッチングを施す工程とを備えること
    を特徴とする化合物半導体太陽電池素子の製造方法。
  2. 請求項1に記載の化合物半導体太陽電池素子の製造方法であって、
    前記保護膜形成工程は、前記切り出し工程の前に実施され、前記保護膜はフォトレジストで形成され、前記切り出し工程での切り出し形状に対応する開口部を前記保護膜に形成する工程を備えること
    を特徴とする化合物半導体太陽電池素子の製造方法。
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