JP4561548B2 - 電圧算出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電圧算出装置に関し、特に、低い精度の電圧を有する電圧供給回路から供給された電圧をリファレンス電圧として用いた場合でも、測定対象となる電圧を精度よく測定して算出することのできる電圧算出装置に関する。
最近の小型の情報端末などに用いられるCPU(Central Processing Unit)では、複数のアナログデジタルコンバータを内蔵しているものが多い。ここで、CPUがアナログデジタルコンバータに入力されている電圧の値を測定するためには、測定対象となる電圧と比較する際の基準となるリファレンス電圧が必要となる。アナログデジタルコンバータに入力されている電圧の値を精度よく測定するためには、高い精度の電圧を有する電源がリファレンス電源として、CPUに入力されていることが必要である。
しかし、リファレンス電圧を生成するためだけに、新たに、高い精度の電圧を有する電源を追加するのは、コストの増加を招くとともに、装置の小型化の要請に反するので、好ましくない。高い精度の電圧を有する電源を追加しない場合には、精度のあまりよくない電源を、リファレンス電源として、CPUに入力せざるを得ない。
しかし、精度のあまりよくない電源には電圧の機種間個体差やリップル等のノイズが存在するため、アナログデジタルコンバータに入力された電圧を、精度よく測定できないことになる。
アナログデジタルコンバータの精度を向上させる技術として、特開2005−5913号公報(特許文献1)がある。この特開2005−5913号公報においては、アナログデジタルコンバータの精度を向上させるために、周囲の環境変化に対応した補正を行っている。すなわち、ある基準となる環境で基準測定物を測定したアナログデジタルコンバータの値をメモリに記録し、この記録した値と、測定環境において基準測定物を測定したアナログデジタルコンバータの値とを比較して、両者の差から、このアナログデジタルコンバータから得られる測定値を補正することとしている。
しかし、このような手法では、工場出荷時に基準測定物を用いた測定を行わなければならず、その作業が煩雑である等の問題がある。
特開2005−5913号公報
そこで本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであり、精度のあまり高くない電源の電圧をリファレンス電圧として用いた場合でも、比較的高い精度でアナログデジタルコンバータに入力された電圧を測定し、算出することのできる電圧算出装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る電圧算出装置は、
第1の電圧を供給する、第1電圧供給回路と、
前記第1電圧供給回路より高い精度の電圧を有する第2の電圧を供給する、第2電圧供給回路と、
前記第1電圧供給回路から供給された前記第1の電圧を取得して、これをリファレンス電圧とする、リファレンス電圧取得手段と、
測定対象となる電圧と前記リファレンス電圧とを比較することにより、前記測定対象となる電圧の値を測定して、これを第1測定電圧値とする、第1測定手段と、
前記第2電圧供給回路から供給される前記第2の電圧と前記リファレンス電圧とを比較することにより、前記第2の電圧の値を測定して、これを第2測定電圧値とする、第2測定手段と、
前記第2測定電圧値を用いて、前記第1測定電圧値を補正することにより、補正電圧値を算出する、補正電圧値算出手段と、
を備えることを特徴とする。
この場合、前記補正電圧値算出手段は、前記第2電圧供給回路が供給する前記第2の電圧の理論値と、前記第2測定電圧値との間の誤差率を、前記第1測定電圧値に掛けることにより、前記補正電圧値を算出するようにしてもよい。
この場合、温度を取得する、温度取得手段をさらに備えており、
前記補正電圧値算出手段は、前記温度取得手段で取得した温度に基づいて、前記第2の電圧の理論値を補正するようにしてもよい。
また、前記第1電圧供給回路に電源を供給する、バッテリーをさらに備えているようにしてもよい。
この場合、前記第2電圧供給回路は、前記第1電圧供給回路又は前記バッテリーから電源の供給を受けるようにしてもよい。
また、前記第1測定手段は、前記バッテリーの電圧を、前記測定対象となる電圧とするようにしてもよい。
また、前記第1電圧供給回路は、スイッチングレギュレータにより構成されており、前記第2電圧供給回路は、リニアレギュレータにより構成されているようにしてもよい。
本発明に係る電圧算出方法は、
第1の電圧を供給する、第1電圧供給回路と、前記第1電圧供給回路より高い精度の電圧を有する第2の電圧を供給する、第2電圧供給回路とを、備える電圧算出装置における電圧算出方法であって、
前記第1電圧供給回路から供給された前記第1の電圧を取得して、これをリファレンス電圧とするステップと、
測定対象となる電圧と前記リファレンス電圧とを比較することにより、前記測定対象となる電圧の値を測定して、これを第1測定電圧値とするステップと、
前記第2電圧供給回路から供給される前記第2の電圧と前記リファレンス電圧とを比較することにより、前記第2の電圧の値を測定して、これを第2測定電圧値とするステップと、
前記第2測定電圧値を用いて、前記第1測定電圧値を補正することにより、補正電圧値を算出するステップと、
を備えることを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、
第1の電圧を供給する、第1電圧供給回路と、前記第1電圧供給回路より高い精度の電圧を有する第2の電圧を供給する、第2電圧供給回路とを、備える電圧算出装置において電圧を算出するためのプログラムであって、
前記第1電圧供給回路から供給された前記第1の電圧を取得して、これをリファレンス電圧とするステップと、
測定対象となる電圧と前記リファレンス電圧とを比較することにより、前記測定対象となる電圧の値を測定して、これを第1測定電圧値とするステップと、
前記第2電圧供給回路から供給される前記第2の電圧と前記リファレンス電圧とを比較することにより、前記第2の電圧の値を測定して、これを第2測定電圧値とするステップと、
前記第2測定電圧値を用いて、前記第1測定電圧値を補正することにより、補正電圧値を算出するステップと、
を電圧算出装置に実行させることを特徴とする。
本発明に係る記録媒体は、
第1の電圧を供給する、第1電圧供給回路と、前記第1電圧供給回路より高い精度の電圧を有する第2の電圧を供給する、第2電圧供給回路とを、備える電圧算出装置において電圧を算出するためのプログラムが記録された記録媒体であって、
前記第1電圧供給回路から供給された前記第1の電圧を取得して、これをリファレンス電圧とするステップと、
測定対象となる電圧と前記リファレンス電圧とを比較することにより、前記測定対象となる電圧の値を測定して、これを第1測定電圧値とするステップと、
前記第2電圧供給回路から供給される前記第2の電圧と前記リファレンス電圧とを比較することにより、前記第2の電圧の値を測定して、これを第2測定電圧値とするステップと、
前記第2測定電圧値を用いて、前記第1測定電圧値を補正することにより、補正電圧値を算出するステップと、
を電圧算出装置に実行させるためのプログラムが記録されたことを特徴とする。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態に係る情報端末の内部構成の一例を示すブロック図である。この図1においては、本実施形態の情報端末の内部構成を説明するのに必要な部分のみをブロックで示している。
図1に示すように、本実施形態に係る情報端末は、バッテリー10と、スイッチングレギュレータ12と、リニアレギュレータ14と、電圧変換部16と、CPU18とを備えて構成されている。
スイッチングレギュレータ12は、バッテリー10から電源線を介して電源の供給を受けて、その電圧を変換する機能を有する。例えば、本実施形態においては、バッテリー10からの電源の電圧が4.2V〜3.0Vの範囲の電圧であり、スイッチングレギュレータ12は、この電源の電圧を、3.3Vに変換して出力する。但し、本実施形態においては、このスイッチングレギュレータ12は、出力する電圧に5%程度の誤差があると想定している。この誤差は、スイッチングレギュレータ12におけるフィードバック系の抵抗値のばらつきや、内部にあるコンパレータの誤差などに起因している。
リニアレギュレータ14はスイッチングレギュレータ12から電源線を介して電源の供給を受けて、このスイッチングレギュレータ12から出力された電源の電圧を変換する機能を有する。例えば、本実施形態においては、リニアレギュレータ14は、スイッチングレギュレータ12から出力された3.3Vの電圧を、1.8Vの電圧に変換して出力する。但し、本実施形態においては、このリニアレギュレータ14は、出力する電圧に1%程度の誤差があると想定している。
このことから分かるように、本実施形態においては、スイッチングレギュレータ12の出力する電圧の精度より、リニアレギュレータ14の出力する電圧の精度の方が、高くなっている。このスイッチングレギュレータ12が本実施形態における第1電圧供給回路を構成しており、リニアレギュレータ14が本実施形態にける第2電圧供給回路を構成している。
スイッチングレギュレータ12から出力された3.3Vの電源は、電源線を介して、CPU18のI/O電源入力部30とリファレンス電源入力部32とに入力されている。また、リニアレギュレータ14から出力された1.8Vの電源は、電源線を介して、CPU18のコア電源入力部34に入力されている。
I/O電源入力部30に入力される電源は、CPU18の外部インターフェース回路部分に供給される電源である。コア電源入力部34に入力される電源は、CPU18の演算命令を実行するコア部分に供給される電源である。リファレンス電源入力部32に入力される電源は、CPU18の備えているアナログデジタルコンバータADC1、ADC2に入力された信号の電圧を測定する際に、基準となる電圧であるリファレンス電圧となる電源である。
バッテリー10からの電源は、信号線を介して、電圧変換部16にも入力されている。この電圧変換部16では、4.3V〜3.0Vの電圧を、3.1V〜2.2Vに変換して出力する。この電圧変換部16から出力された電源は、信号線を介して、CPU18のアナログデジタルコンバータADC1に入力される。また、リニアレギュレータ14から出力された電源は、信号線を介して、CPU18のアナログデジタルコンバータADC2に入力される。
ここで、電圧変換部16が設けられているのは、CPU18では、リファレンス電源入力部32に入力されたリファレンス電圧より高い電圧は、アナログデジタルコンバータADC1、ADC2で測定することができないためである。このため、本実施形態においては、アナログデジタルコンバータADC1に入力される電圧が、3.1V以下になるようにしているのである。したがって、アナログデジタルコンバータADC1、ADC2に入力される電圧が、リファレンス電源入力部32に入力されるリファレンス電圧より低い場合には、この電圧変換部16は必ずしも必要なものではない。また、本実施形態においては、この電圧変換部16は、分割抵抗による電圧降下を利用して、構成されている。
この図1においては、アナログデジタルコンバータは、ADC1とADC2の2個しか示していないが、その個数は2個以上であれば任意である。また、アナログデジタルコンバータADC2が取り込む電源は、CPU18のコア電源入力部34に入力される電源である場合を例に説明したが、他のICなどに取り込まれる精度の高い電圧を有する電源でもよい。
また、本実施形態において、精度の高いリニアレギュレータ14から出力された電源を、リファレンス電源入力部32に入力しないのも、リファレンス電源入力部32に入力されたリファレンス電圧よりも高い電圧は、アナログデジタルコンバータADC1、ADC2で測定することができないからである。このため、精度の低いスイッチングレギュレータ12から出力された電源をリファレンス電源入力部32に入力しているのである。
なお、図1に示すように、本実施形態に係るCPU18は、ROM(Read Only Memory)40と、RAM(Random Access Memory)42とを内蔵しており、これらROM40とRAM42に、CPU18は任意にアクセス可能である。
次に、図2及び図3に基づいて、リファレンス電源入力部32に入力される電源の電圧(リファレンス電圧)の変動により、アナログデジタルコンバータADC1、ADC2に入力される電圧の測定結果が変動する理由を説明する。
図2は、リファレンス電源入力部32に入力されたリファレンス電圧が、3.2V、3.3V、3.4Vの場合におけるアナログデジタルコンバータADC1、ADC2の電圧測定結果の値を示す図であり、図3は、これをグラフ化した図である。
上述したように、CPU18においては、アナログデジタルコンバータADC1、ADC2に入力された電圧は、リファレンス電源入力部32に入力された電源の電圧であるリファレンス電圧との比較により、測定される。したがって、リファレンス電源入力部32に入力されているリファレンス電圧が、理論値である3.3Vからずれると、これに伴って、アナログデジタルコンバータADC1、ADC2に入力された電圧の測定値もずれることとなる。
図2及び図3から分かるように、リファレンス電源入力部32に理論値どおりに3.3Vが入力されている場合には、アナログデジタルコンバータADC1、ADC2に入力された電圧を正しく測定することができる。例えば、アナログデジタルコンバータADC1、ADC2に3.0Vが入力されている場合、3.0Vの測定値を得ることができ、2.8Vが入力されている場合、2.8Vの測定値を得ることができる。
しかし、リファレンス電源入力部32に入力されている電源の電圧が、3.2Vになってしまっている場合、アナログデジタルコンバータADC1、ADC2の測定値は、正しい値よりも大きくなってしまう。例えば、アナログデジタルコンバータADC1、ADC2に3.0Vが入力されている場合、3.094Vの測定値になってしまい、2.8Vが入力されている場合、2.888Vの測定値になってしまう。
一方、リファレンス電源入力部32に入力されている電源の電圧が、3.4Vになってしまっている場合、アナログデジタルコンバータADC1、ADC2の測定値は、正しい値よりも小さくなってしまう。例えば、アナログデジタルコンバータADC1、ADC2に3.0Vが入力されている場合、2.912Vの測定値になってしまい、2.8Vが入力されている場合、2.718Vの測定値になってしまう。
実際には、CPU18は、リファレンス電源入力部32に入力されているリファレンス電圧を1とし、0Vを0とした、フルスケールを用いて、アナログデジタルコンバータADC1、ADC2に入力された電圧をリファレンス電圧と比較して、この比較結果に3.3Vを掛けることにより、アナログデジタルコンバータADC1、ADC2に入力された電圧を算出している。このため、リファレンス電源入力部32に入力されるリファレンス電圧が理論値からずれてしまうと、アナログデジタルコンバータADC1、ADC2に入力された電圧の測定値もずれてしまうのである。
リファレンス電源入力部32に入力されるリファレンス電圧の誤差は、スイッチングレギュレータ12の原理的にどうしても発生してしまうものであり、また、負荷変動やスイッチングレギュレータ12のスイッチングにより、ダイナミックに変動してしまうものである。このようなダイナミックな変動も、アナログデジタルコンバータADC1、ADC2の測定値の誤差の要因となってしまう。
そこで、本実施形態に係る情報端末においては、高い精度の電圧を有する電源が入力されているアナログデジタルコンバータADC2の測定結果を用いて、アナログデジタルコンバータADC1の測定結果を補正することにより、この誤差を正そうとしている。この補正を行うために、本実施形態においては、次の式(1)を用いる。

VADC1’=VDAC1×1.8/VADC2 …(1)
ここで、VADC1はアナログデジタルコンバータADC1の測定値であり、VADC2はアナログデジタルコンバータADC2の測定値であり、VADC1’は、補正により算出したアナログデジタルコンバータADC1の補正電圧値であり、1.8はVADC2に入力される電源電圧の理論値である。
この式(1)から分かるように、本実施形態においては、高い精度の電圧を有する電源を、アナログデジタルコンバータADC2に入力し、このアナログデジタルコンバータADC2の電圧の測定結果を、アナログデジタルコンバータADC2に入力されるべき電圧の理論値と比較し、この比較結果に基づいて、アナログデジタルコンバータADC1に入力されている電圧の測定値を補正することとしている。具体的には、リニアレギュレータ14の出力する電圧の理論値である1.8Vと、測定値VADC2との間の誤差率を、測定値VADC1に掛けることにより、補正後の電圧値VADC1’を算出する。
例えば、リファレンス電源入力部32に3.2Vのリファレンス電圧が入力されており、アナログデジタルコンバータADC1に3.0Vの電圧が入力されている場合を考えてみる。図2及び図3から分かるように、この場合のアナログデジタルコンバータADC1の測定値VADC1は、3.094Vである。一方、アナログデジタルコンバータADC2に入力されている精度の高い電源の電圧は、理論値通りに1.8Vであったとすると、その測定値VADC2は、1.856になる。したがって、式(1)に代入して、補正後の電圧値VADC1’を算出すると、3.094×1.8/1.856=3.001となる。このように補正後のアナログデジタルコンバータADC1の電圧を算出することにより、高い精度の電圧測定値を得られるようになる。
図4は、リファレンス電源入力部32に入力されているリファレンス電圧が3.2Vの場合において、アナログデジタルコンバータADC1の電圧の測定値を補正しなかった場合と補正した場合を比較するための表を示す図である。また、アナログデジタルコンバータADC1の補正をした場合でも、アナログデジタルコンバータADC2に入力されている電源の電圧が理論値通りに1.8Vである場合と、1%変動して1.78Vである場合とを比較して示している。図5は、図4の表をグラフ化した図である。
これら図4及び図5から分かるように、アナログデジタルコンバータADC2に入力されている電源の電圧の精度が高いことから、補正をしない場合と比べて、補正をした場合の方が、精度よく、アナログデジタルコンバータADC1に入力されている電圧を測定・算出できている。アナログデジタルコンバータADC2に入力されている電圧が、理論値通りに1.8Vであれば、リファレンス電源入力部32に入力されている電圧の変動はほとんどキャンセルされ、理論値通りに算出できる。
これら図4及び図5では、リファレンス電源入力部32に入力されている電源の電圧が3.2Vの場合を例に説明したが、リファレンス電源入力部32に入力されている電源の電圧が3.4Vの場合も同様に誤差をキャンセルできる。
図6は、本実施形態に係る情報端末が実行する電圧算出処理を説明するフローチャートを示す図である。この電圧算出処理は、CPU18に内蔵されているROM40に格納された電圧算出プログラムを、CPU18が読み出して実行することにより、実現される処理である。
この図6に示すように、情報端末は、まず、アナログデジタルコンバータADC1の電圧値の測定と、アナログデジタルコンバータADC2の電圧値の測定を、10ms毎に行い、測定値を取得する(ステップS10)。すなわち、情報端末は、リファレンス電源入力部32に入力されているリファレンス電圧を基準として、アナログデジタルコンバータADC1に入力されている電圧を測定し、同様に、リファレンス電源入力部32に入力されているリファレンス電圧を基準として、アナログデジタルコンバータADC2に入力されている電圧を測定する。本実施形態においては、この電圧値の測定を10ms毎に行い、この測定結果を、CPU18に内蔵されているRAM42に蓄積しておく。
次に、情報端末は、ステップS10で取得した電圧の測定結果の過去100回分の平均を算出する(ステップS12)。具体的には、RAM42に格納されている過去100回分のアナログデジタルコンバータADC1の測定値を取得して、この平均を算出するとともに、同じくRAM42に格納されている過去100回分のアナログデジタルコンバータADC2の測定値を取得して、この平均を算出する。
次に、情報端末は、式(1)を用いて、補正後のアナログデジタルコンバータADC1の電圧値を算出する(ステップS14)。具体的には、ステップS12で算出したアナログデジタルコンバータADC1の測定値の平均をVADC1とし、アナログデジタルコンバータADC2の測定値の平均をVADC2として、式(1)に代入することにより、補正後のアナログデジタルコンバータADC1の電圧値VADC1’を算出する。そして、上述したステップS10に戻る。
このことから分かるように、図6に示した電圧算出処理においては、ステップS14の処理は1秒に1回の割合で実行される処理となる。但し、ステップS10、ステップS12で過去何回分の平均を算出するかは任意に変更可能である。
また、この平均を算出する処理を行わないようにしてもよい。平均を算出しない場合には、アナログデジタルコンバータADC1、ADC2の電圧を1回だけ測定し、この測定値を式(1)に代入することにより、補正後のアナログデジタルコンバータADC1の電圧値を算出すればよい。
以上のように、本実施形態に係る情報端末によれば、誤差の大きいスイッチングレギュレータ12から出力された電源を、リファレンス電源入力部32に入力してリファレンス電圧として用いても、リファレンス電圧の誤差に起因するアナログデジタルコンバータADC1の測定電圧値の誤差をキャンセルすることができる。このため、個体差の少ないアナログデジタルコンバータADC1の電圧値を算出することができる。
このように高い精度で算出された電圧を用いることにより、例えば、バッテリー10の残量をバッテリー10の電圧に基づいて算出する情報端末においては、より正しい電池残量を算出して、ユーザに通知することができるようになる。
この結果、これまで、リファレンス電圧のためだけに、高い精度のリニアレギュレータの追加搭載を余儀なくされていたような場合でも、スイッチングレギュレータ12から出力された低い精度の電源をリファレンス電圧として用いることができるようになる。このため、高い精度のリニアレギュレータを追加搭載する必要がなくなり、情報端末のコストダウンや省スペース化を図ることができる。
さらには、アナログデジタルコンバータADC1の測定電圧値のばらつきは、温度変化や強電界などの環境要因により引き起こされることもあるが、同じ環境で測定したアナログデジタルコンバータADC2の測定電圧値に基づいて、アナログデジタルコンバータADC1の測定電圧値を補正するので、このような環境要因に基づくばらつきも、解消することができる。
〔第2実施形態〕
上述した第1実施形態におけるリニアレギュレータ14の出力する電圧は、一般に、温度によって変動する。このため、第2実施形態においては、情報端末内の温度を測定し、この測定した温度に基づいて、アナログデジタルコンバータADC2に入力されているリニアレギュレータ14の電圧の理論値を補正することにより、より高い精度で、アナログデジタルコンバータADC1の電圧を算出できるようにしたものである。以下、上述した第1実施形態と異なる部分を説明する。
図7は、本実施形態に係る情報端末の内部構成を説明するブロック図であり、上述した第1実施形態における図1に対応する図である。
この図7に示すように、本実施形態に係る情報端末は、第1実施形態に係る情報端末に、温度検出回路50を追加することにより構成されている。温度検出回路50は、例えば、サーミスタなどにより構成されており、その時点の温度に関する情報をデジタル信号に変換して、CPU18に出力する。
CPU18では、温度検出回路50から出力された温度に関する情報を受信して、その時点における情報端末内の温度を取得する。
図8は、温度と、リニアレギュレータ14の出力する電源の電圧との関係を表すテーブルTB10を示す図であり、図9は、これをグラフ化したものである。
これら図8及び図9に示すように、リニアレギュレータ14は、温度が25℃の場合には、理論値通りに1.8Vの電圧の電源を出力するが、それ以外の温度だと、理論値である1.8Vからずれた電圧の電源を出力してしまう。このため、本実施形態においては、CPU18は、アナログデジタルコンバータADC2でリニアレギュレータ14から出力された電源の電圧を測定する際に、温度検出回路50からその時点の温度を取得し、この取得した温度に基づいて、リニアレギュレータ14から出力されている電源の電圧の理論値を補正することとしている。
図8のテーブルTB10は、ROM40に格納されており、CPU18は任意に読み出すことが可能である。CPU18が取得した温度がテーブルTB10に存在しない場合には、CPU18は線形補完をすることにより、リニアレギュレータ14の出力電圧の理論値を算出する。具体的には、次の式(2)を用いて、この理論値を算出する。

VT=V(T1)+{V(T2)−V(T1)}×(T−T1)/(T2−T1)
…(2)
ここで、TはCPU18が温度検出回路50から取得した温度であり、T1はテーブルTB10に存在する温度のうち、温度Tより低くて、且つ、最も高い温度であり、T2はテーブルTB10に存在する温度のうち、温度Tより高くて、且つ、最も低い温度である。つまり、T1は−25、0、25、50のいずれかであり、T2は0、25、50、75のいずれかであり、T1≦T≦T2の関係が成り立っている。
V(T1)は、テーブルTB10における、温度T1の場合のリニアレギュレータ14の出力電圧であり、V(T2)は、テーブルTB10における、温度T2の場合のリニアレギュレータ14の出力電圧である。VTは、算出されたリニアレギュレータ14の電圧の理論値である。
但し、CPU18は、この式(2)を用いずに、テーブルTB10に存在する温度のうち、測定した温度に最も近い温度の出力電圧をテーブルTB10から取得して、これを理論値としてもよい。
次に、図10に基づいて、本実施形態に係る情報端末が実行する電圧算出処理について説明する。この図10は、本実施形態に係る情報端末が実行する電圧算出処理の内容を説明するフローチャートを示す図であり、上述した第1実施形態における図6に対応している。
この図10において、ステップS10、及び、ステップS12の処理は、上述した第1実施形態と同様である。
このステップS12の後、本実施形態に係る情報端末は、温度検出回路50からその時点の温度を取得する(ステップS100)。
次に、情報端末は、上述した式(2)を用いて、リニアレギュレータ14の出力する電源の電圧の論理値を算出する(ステップS102)。すなわち、ステップS100で取得した温度を、上述した式(2)に代入して、リニアレギュレータ14の出力する電源の電圧の理論値VTを算出する。或いは、上述したように、テーブルTB10に存在する温度のうち、ステップS100で取得した温度に最も近い温度の出力電圧をテーブルTB10から取得して、これを理論値としてもよい。
次に、情報端末は、アナログデジタルコンバータADC2に入力されている電圧の測定値を用いて、アナログデジタルコンバータADC1に入力されている電圧の測定値を補正する(ステップS104)。
このステップS104においては、上述した式(1)を変形した式(3)を用いる。

VADC1’=VDAC1×VT/VADC2 …(3)
すなわち、ステップS102で算出した、リニアレギュレータ14の電圧の理論値VTを用いて、アナログデジタルコンバータADC1の測定値の補正を行う。そして、上述したステップS10に戻る。
以上のように、本実施形態に係る情報端末によっても、誤差の大きいスイッチングレギュレータ12から出力された電源を、リファレンス電源入力部32に入力してリファレンス電圧として用いても、リファレンス電圧の誤差に起因するアナログデジタルコンバータADC1の測定電圧値の誤差をキャンセルすることができる。このため、個体差の少ないアナログデジタルコンバータADC1の補正電圧値を算出することができる。
さらに、本実施形態においては、リニアレギュレータ14の出力する電源の電圧の理論値を、周囲の温度に基づいて補正することとしたので、より高い精度で、アナログデジタルコンバータADC1の測定電圧値を補正することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されず種々に変形可能である。例えば、情報端末の負荷が変動すると、リニアレギュレータ14が出力する電圧も変動するおそれがある。具体的には、情報端末の負荷が大きい場合、リニアレギュレータ14から出力される電圧も、理論値である1.8Vから低下する。このため、情報端末の負荷に応じて、アナログデジタルコンバータADC2の測定値を補正することにより、さらなる精度の向上を図ることもできる。
また、上述した実施形態では、リニアレギュレータ14は、スイッチングレギュレータ12から電源の供給を受けることとしたが、このリニアレギュレータ14は、スイッチングレギュレータ12から電源の供給を受けるのではなく、別な回路から電源の供給を受けてもよい。さらには、リニアレギュレータ14は、図11に示すように、バッテリー10から直接、電源の供給を受けるようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、CPU18がバッテリー10の電圧を測定する場合に本発明を適用する例を説明したが、サーミスタ等の電圧を測定する場合にも、本発明を適用することができる。
また、上述した情報端末は、電圧算出装置の一例であり、パーソナルコンピュータやノート型コンバータなどの他の装置を用いて、電圧算出装置を構成することも可能である。
さらに、上述の実施形態で説明した電圧算出処理については、この処理を実行するためのプログラムをフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、ROM、メモリカード等の記録媒体に記録して、記録媒体の形で頒布することが可能である。この場合、この記録媒体に記録されたプログラムを情報端末に読み込ませ、実行させることにより、上述した実施形態を実現することができる。
また、情報端末は、オペレーティングシステムや別のアプリケーションプログラム等の他のプログラムを備える場合がある。この場合、情報端末の備える他のプログラムを活用するために、その情報端末が備えるプログラムの中から、上述した実施形態と同等の処理を実現するプログラムを呼び出すような命令を含むプログラムを、記録媒体に記録するようにしてもよい。
さらに、このようなプログラムは、記録媒体の形ではなく、ネットワークを通じて搬送波として頒布することも可能である。ネットワーク上を搬送波の形で伝送されたプログラムは、情報端末に取り込まれて、このプログラムを実行することにより上述した実施形態を実現することができる。
また、記録媒体にプログラムを記録する際や、ネットワーク上を搬送波として伝送される際に、プログラムの暗号化や圧縮化がなされている場合がある。この場合には、これら記録媒体や搬送波からプログラムを読み込んだ情報端末は、そのプログラムの復号や伸張を行った上で、実行する必要がある。
また、上述した電圧算出処理は、ソフトウェアではなくハードウェアにより実現することもできる。図12は、この電圧算出処理をASIC等のハードウェアにより実現する場合の情報端末の内部構成の一例を示す図である。
この図12に示すように、電圧算出処理をハードウェアにより実現する場合には、情報端末は、リファレンス電圧取得部100と、第1測定部102と、第2測定部104と、補正電圧値算出部106とを追加で備えて構成されている。また、任意の構成要件として、温度取得部110を備えて構成されている。
この図12においては、スイッチングレギュレータ12が、第1の電圧を供給する、第1電圧供給回路に相当している。また、リニアレギュレータ14が、第1電圧供給回路より高い精度の電圧を有する第2の電圧を供給する、第2電圧供給回路に相当している。
リファレンス電圧取得部100は、スイッチングレギュレータ12から供給された第1の電圧を取得して、これをリファレンス電圧とする。
第1測定部102は、測定対象となる電圧とリファレンス電圧とを比較することにより、測定対象となる電圧の値を測定して、これを第1測定電圧値とする。また、第2測定部104は、リニアレギュレータ14から供給される第2の電圧とリファレンス電圧とを比較することにより、第2の電圧の値を測定して、これを第2測定電圧値とする。
補正電圧値算出部106は、第2測定電圧値を用いて、第1測定電圧値を補正することにより、補正電圧値を算出する。
より具体的には、補正電圧値算出部106は、リニアレギュレータ14が供給する第2の電圧の理論値と、第2測定電圧値との間の誤差率を、第1測定電圧値に掛けることにより、補正電圧値を算出する。
温度取得部110は、この情報端末の内部の温度を取得する。そして、補正電圧値算出部106は、温度取得部110で取得した温度に基づいて、第2の電圧の理論値を補正する。これ以外の構成や処理は、上述した第1実施形態及び第2実施形態と同様である。
第1実施形態に係る情報端末の内部構成の一例を示す図。 リファレンス電圧が3.2V、3.3V、3.1Vと変動した場合における、入力電圧とその測定値との対応関係を表にして示す図。 図2の表における入力電圧と、その測定値との関係を、グラフにして示す図。 リファレンス電圧が3.2Vのケースで、入力電圧に対して補正を行わなかった場合と補正を行った場合とを比較して、測定値を表にして示す図(リニアレギュレータの出力電圧が理論値通りに1.8Vであった場合と、誤差が生じて1.78Vになった場合)。 図4の表における入力電圧と、その測定値との関係を、グラフにして示す図。 第1実施形態に係る情報端末が実行する電圧算出処理の内容を説明するフローチャートを示す図。 第2実施形態に係る情報端末の内部構成の一例を示す図。 第2実施形態に係る情報端末が保持する、温度と、リニアレギュレータの出力する電圧との関係を表にして示す図。 図8の表における温度とリニアレギュレータの出力電圧との関係を、グラフにして示す図。 第2実施形態に係る情報端末が実行する電圧算出処理の内容を説明するフローチャートを示す図。 情報端末の内部構成の変形例を示す図。 電圧算出処理をハードウェアにより実現する場合における情報端末の内部構成を示す図。
符号の説明
10 バッテリー
12 スイッチングレギュレータ
14 リニアレギュレータ
16 電圧変換部
18 CPU
30 I/O電源入力部
32 リファレンス電源入力部
34 コア電源入力部
40 ROM
42 RAM
ADC1、ADC2 アナログデジタルコンバータ

Claims (9)

  1. 第1の電圧を供給する、第1電圧供給回路と、
    前記第1電圧供給回路より高い精度の電圧を有する第2の電圧を供給する、第2電圧供給回路と、
    前記第1電圧供給回路から供給された前記第1の電圧を取得して、これをリファレンス電圧とする、リファレンス電圧取得手段と、
    測定対象となる電圧と前記リファレンス電圧とを比較することにより、前記測定対象となる電圧の値を測定して、これを第1測定電圧値とする、第1測定手段と、
    前記第2電圧供給回路から供給される前記第2の電圧と前記リファレンス電圧とを比較することにより、前記第2の電圧の値を測定して、これを第2測定電圧値とする、第2測定手段と、
    前記第2測定電圧値を用いて、前記第1測定電圧値を補正することにより、補正電圧値を算出する、補正電圧値算出手段と、
    を備え、
    前記補正電圧値算出手段は、前記第2電圧供給回路が供給する前記第2の電圧の理論値と、前記第2測定電圧値との間の誤差率を、前記第1測定電圧値に掛けることにより、前記補正電圧値を算出する、ことを特徴とする電圧算出装置。
  2. 温度を取得する、温度取得手段をさらに備えており、
    前記補正電圧値算出手段は、前記温度取得手段で取得した温度に基づいて、前記第2の電圧の理論値を補正する、ことを特徴とする請求項1に記載の電圧算出装置。
  3. 前記第1電圧供給回路に電源を供給する、バッテリーをさらに備えている、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電圧算出装置。
  4. 前記第2電圧供給回路は、前記第1電圧供給回路又は前記バッテリーから電源の供給を受ける、ことを特徴とする請求項3に記載の電圧算出装置。
  5. 前記第1測定手段は、前記バッテリーの電圧を、前記測定対象となる電圧とする、ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の電圧算出装置。
  6. 前記第1電圧供給回路は、スイッチングレギュレータにより構成されており、前記第2電圧供給回路は、リニアレギュレータにより構成されている、ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の電圧算出装置。
  7. 第1の電圧を供給する、第1電圧供給回路と、前記第1電圧供給回路より高い精度の電圧を有する第2の電圧を供給する、第2電圧供給回路とを、備える電圧算出装置における電圧算出方法であって、
    前記第1電圧供給回路から供給された前記第1の電圧を取得して、これをリファレンス電圧とするステップと、
    測定対象となる電圧と前記リファレンス電圧とを比較することにより、前記測定対象となる電圧の値を測定して、これを第1測定電圧値とするステップと、
    前記第2電圧供給回路から供給される前記第2の電圧と前記リファレンス電圧とを比較することにより、前記第2の電圧の値を測定して、これを第2測定電圧値とするステップと、
    前記第2電圧供給回路が供給する前記第2の電圧の理論値と、前記第2測定電圧値との間の誤差率を、前記第1測定電圧値に掛けることにより、前記第1測定電圧値の補正電圧値を算出するステップと、
    を備えることを特徴とする電圧算出方法。
  8. 第1の電圧を供給する、第1電圧供給回路と、前記第1電圧供給回路より高い精度の電圧を有する第2の電圧を供給する、第2電圧供給回路とを、備える電圧算出装置において電圧を算出するためのプログラムであって、
    前記第1電圧供給回路から供給された前記第1の電圧を取得して、これをリファレンス電圧とするステップと、
    測定対象となる電圧と前記リファレンス電圧とを比較することにより、前記測定対象となる電圧の値を測定して、これを第1測定電圧値とするステップと、
    前記第2電圧供給回路から供給される前記第2の電圧と前記リファレンス電圧とを比較することにより、前記第2の電圧の値を測定して、これを第2測定電圧値とするステップと、
    前記第2電圧供給回路が供給する前記第2の電圧の理論値と、前記第2測定電圧値との間の誤差率を、前記第1測定電圧値に掛けることにより、前記第1測定電圧値の補正電圧値を算出するステップと、
    を電圧算出装置に実行させるためのプログラム。
  9. 第1の電圧を供給する、第1電圧供給回路と、前記第1電圧供給回路より高い精度の電圧を有する第2の電圧を供給する、第2電圧供給回路とを、備える電圧算出装置において電圧を算出するためのプログラムが記録された記録媒体であって、
    前記第1電圧供給回路から供給された前記第1の電圧を取得して、これをリファレンス電圧とするステップと、
    測定対象となる電圧と前記リファレンス電圧とを比較することにより、前記測定対象となる電圧の値を測定して、これを第1測定電圧値とするステップと、
    前記第2電圧供給回路から供給される前記第2の電圧と前記リファレンス電圧とを比較することにより、前記第2の電圧の値を測定して、これを第2測定電圧値とするステップと
    前記第2電圧供給回路が供給する前記第2の電圧の理論値と、前記第2測定電圧値との間の誤差率を、前記第1測定電圧値に掛けることにより、前記第1測定電圧値の補正電圧値を算出するステップと、
    を電圧算出装置に実行させるためのプログラムが記録された記録媒体。
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