JP4561002B2 - 非常用照明器具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば空港構内や駅構内の壁や床などに埋め込み、直付け、あるいは吊下げる等により設置されて、非常口への誘導をなす誘導灯等として使用される非常用照明器具に係り、特に、この器具が非常時に確かに使用できるかどうかを確認するための充電モニタが器具本体に内蔵されている非常用照明器具に関する。
【0002】
【従来の技術】
床等に埋め込み設置される埋め込み型誘導灯は、設置上の制約により器具本体の外部に充電モニタを設けることができない。そして、技術基準上は、前記埋め込み型誘導灯のように充電モニタが器具本体に内蔵された誘導灯では、そのメンテナンスの際に充電モニタを視認できればよいと規定されている。
【0003】
そのため、従来のこの種誘導灯では、器具本体内の反射板の傾斜した部分に充電モニタが取付けられ、このモニタは出力10ワット程度の直管型蛍光ランプで裏面から照明される表示板で覆われている。その結果として、器具本体に内蔵された充電モニタは、その光軸が光拡散性の表示板に斜めに交差する姿勢で配置されているので、このモニタと表示板との距離が比較的大きくなっているとともに、その照射野が表示板に付されている避難用表示に掛かり易い。しかも、前記蛍光ランプの照射野の一部に、充電モニタの状態を報知するモニターランプの照射野が重なっている。
【0004】
そして、モニターランプに使用される発光ダイオードの指向性は高いが光強度はさほど大きくないことから、既述のように充電モニタとの距離が比較的大きく離れている表示板の裏面に入射する充電モニタの光強度は弱く、しかも、その光が蛍光ランプの強い照射光で打ち消され易いので、前記構成の従来の誘導灯では、器具本体の外部から光拡散性の表示板を通してモニターランプの光を視認することはできない。
【0005】
従来の誘導灯では、そのメンテナンスなどにおいて、器具本体に対して表示板を取付け保持している押え枠を取外すとともに、その後に表示板等を取外して、器具本体の内部を露出させることにより、表示板に邪魔されることなく充電モニタを視認できる。
【0006】
したがって、既設の前記誘導灯が非常時に確かに使用できるかどうかを、確認する際には、前記メンテナンスの場合と同じ手順で充電モニタを露出させなければならない。そのために、誘導灯の一部の分解・組立てを伴う必要であるので、前記確認作業は手間が多く面倒である。特に、床等に埋め込んで設置される誘導灯の構成は堅牢であり、その一部の分解・組立を容易に行うことは困難であるので、充電モニタを容易に確認できるようにすることが望まれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、器具本体に内蔵されている充電モニタが有するモニターランプの点灯状態を容易に視認できるとともに、表示板の表示の視認性が低下することがない非常用照明器具を得ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、請求項1の発明は、器具本体と;表示を含んだ四角い規定照明領域、及び前記表示以外の非表示領域の一部からなるとともに前記規定照明領域を囲む周部に分けられていて、前記器具本体に取付けられた光拡散性の表示板と;この表示板の周縁部に重なるように配設されて前記規定照明領域及び周部が視認可能となるように前記器具本体に取付けられた押え枠と;前記器具本体に内蔵された表示板照明用の光源と前記器具本体に内蔵されたバッテリーと;遮光手段であるモニタケースに発光ダイオードからなる第1、第2のモニターランプを取付けて形成され、これらランプの光が出射される前記モニタケースの光照射面が前記表示板の周部裏面に対し隙間を設けて近接された状態に前記器具本体内に配置され、かつ、前記モニターランプの点灯状態が前記表示板を透過して外部から視認可能となるように前記表示板への前記モニターランプの照射野が前記押え枠で覆われないように外れている充電モニタとを具備したことを特徴としている。
【0009】
この発明及び以下の各発明は、建物の床や壁に埋め込み、直付け、あるいは吊下げる等により設置される誘導灯等の非常用照明器具に適用でき、器具本体が建物の床や壁に埋め込まれたり直付けされる場合には、この本体の一面に表示板を取付けて実施でき、又、器具本体が吊持パイプ等で吊り下げられる場合には、この本体の一面又は互いに平行な2面に表示板を取付けて実施できる。又、この発明及び以下の各発明において、表示板には乳白色のアクリル樹脂板を好適に使用できるとともに、光源には蛍光ランプ又は冷陰極蛍光ランプなどを使用できる。
又、この発明及び以下の各発明において、光源の光を表示板に向けて反射させる反射板を付設することは妨げないとともに、充電モニタに光源の点灯及びその寿命などを報知するための光源用のモニターランプを付設することも妨げない。また、この発明において、バッテリーの状態を報知するためのモニターランプが照射する光の色は、表示板の表示と同系色又は異色とすることができ、前記同系色の場合の照射野は、表示からはずれた位置であれば任意に定めて実施できる。
【0010】
請求項1の発明においては、光源及びバッテリーとともに器具本体に内蔵された充電モニタのモニターランプは、バッテリーに対する充電が行われる照明器具への通電期間中は常に点灯して、このモニターランプによって表示板の一部分がその裏面から照らされる。そして、このモニターランプの点灯状態は表示板を透過して外部から視認可能に構成されているので、モニターランプなどを覆っている表示板を器具本体から取外すことなく、器具本体を組立て状態に維持したままで外部からモニターランプを視認して、バッテリーの状態を確認できる。
【0012】
更に、請求項1の発明においては、モニターランプが表示板の非表示領域の一部を照らすので、この照射野と表示板の表示とが重なって干渉することがない。そのため、前記照射野で表示の視認性が低下することがないとともに、モニターランプから照射される光の色が避難用表示と同系色であっても、モニターランプの点灯状態を表示板を通して外部から容易に視認できる。
【0014】
その上、請求項1の発明においては、モニターランプの照射野が表示板の表示を含んだ規定照明領域を囲む表示板の周部の一部に形成されるため、前記照射野で前記表示を含んだ規定照明領域の光学的性能を損なうことがなくなり、表示板が有する表示の視認性が低下することがない。加えて、光源からモニターランプの照射野に入射しようとする光が、表示板の裏面に近接配置されたモニタケースで遮られるので、照射野に光源が発する光が入射して、これらの照射野が見えづらくなることを防止できる。
【0015】
請求項2の発明は、請求項1に記載のモニターランプをその光軸が前記表示板と略直交するように配置したことを特徴としている。
【0016】
この発明においては、発光ダイオード製のモニターランプから照射される指向性の強い光が表示板の裏面で反射されることが少ないとともに、このランプと表示板との距離が近くなるので、表示板に対する前記光の透過性能を向上できる。
【0017】
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の隙間を規定する接近距離が1〜3mmであることを特徴としている。
この発明においては、充電モニタと表示板との干渉を回避して、充電モニタ光の良好な視認性を得ることができる。
請求項1から3のうちのいずれか一項の発明では、請求項4の発明のように前記光源を、前記光照射面よりも前記表示板の裏面から離れて前記表示板を裏面から照明するように前記器具本体に内蔵するとよい。又、請求項1から4のうちのいずれか一項の発明では、請求項5の発明のように前記第1、第2のモニターランプの発光色を異ならせるとよい。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図5を参照して本発明の一実施形態を説明する。
【0020】
本実施形態に係る非常用照明器具は床埋め込み型の誘導灯1として用いられ、この誘導灯1は、図2及び図5等に示すように器具本体2、光源3、点灯装置4、バッテリー5、反射板6、充電モニタ7、表示板8、透明保護板9、及び押え枠10などを備えて形成されている。
【0021】
図5に示すように器具本体2は、外箱11、内箱12、及び枠受け13を備えている。直方体状をなす外箱11の一面例えば上面は開口され、この開口の縁は外に向けて張り出す環状のフランジ11aを形成している。この外箱11と同様に上面が開口された内箱12の縦横寸法及び高さ寸法はいずれも外箱11の対応寸法より小さく、この内箱12は外箱11内に収容固定されている。内箱12の底板12aは上げ底になっており、又、内箱12の開口縁部の内周面には環状の支持フランジ12bが取付けられている。なお、内箱12の内面は無塗装である。枠受け13は例えば長四角形の枠に形成されている。この枠受け13はその高さ方向の一端部を外箱11の底板に固定して外箱11と内箱12との間に収容されている。枠受け13の高さ方向の他端部には複数のねじ受け部13aが設けられている。これらのねじ受け部13aは、本実施形態の場合、枠受け13の上面にねじ孔付きの金具を溶接止めして形成されている。
【0022】
内箱12には、光源3、点灯装置4、バッテリー5、反射板6、及び充電モニタ7が内蔵されている。
【0023】
すなわち、内箱12の底板12a上には取付け台15がねじ止めされ、この台15上に点灯装置4が取付けられている。この点灯装置4は、光源3を点灯させるための点灯回路部、及びバッテリー5に充電するための充電回路部を有している。又、底板12aにはその幅方向中央に位置して図2に示すように例えば2対のランプホルダ16が取付けられている。各対のランプホルダ16によって例えば2本の光源3が支持されている。したがって、これら2本の光源3は内箱12の幅方向中央において内箱12の長手方向に延びるように並べて内蔵されている。これらの光源3は点灯装置4よりも内箱12の開口側に配置されている。
【0024】
各光源3には管径(外径)が好ましくは4mm以下の冷陰極蛍光ランプが使用されている。このランプは、石英又は硬質或は軟質ガラス製の直管状バルブの内面に、蛍光体被膜を設けるとともに、このバルブ内には所定量の水銀と、少なくとも一種の希ガスとを封入し、かつ、バルブ内の両端部に夫々設けられたニッケル等からなる冷陰極にリード線を接続し、これらリード線をバルブの端面から夫々気密に引き出して形成されている。リード線は前記点灯装置4に電気的に接続される。なお、図5中符号17は、光源3と対向して配置された白色系の反射シートを示している。光源3に冷陰極蛍光ランプを使用することは、その消費電力が少ないことから誘導灯1のランニングコストを低減でき、しかも、耐久性に優れることから所定の耐用期間中は光源3についてのメンテナンスを実質的に要しない点で優れている。
【0025】
図5に示すように内箱12の長手方向に延びる一側壁の内面と底板12aの内面とにわたってバッテリーホルダ18がねじ止めされている。このホルダ18と内箱12の内面とで作られる空間部には、光源3の非常用電源として用いられるバッテリー5が出し入れ可能に収容保持されている。このバッテリー5は定期的に数年に一度交換される。
【0026】
図2〜図5に示されるように反射板6は、反射板本体21及び孔縁カバー22とを備えており、この反射板6の大きさは内箱12の開口よりわずかに小さい。
反射板本体21は、幅方向両端部をなす係合縁部21aと、これらと平行な中央平板部21bと、この平板部21bと係合縁部21aとを一体につないだ斜状板部21cとで形成されている。中央平板部21bの中央部には長手方向に延びる長孔23が開けられていて、その両側の孔縁は孔縁カバー22で覆われている。
孔縁カバー22は、透明もしくは、反射板本体21の反射面と略同色の合成樹脂シートで形成されて、前記孔縁に接着されている。図3及び図4に示すように反射板6にはモニタ通し部例えば切欠き24が反射板6の長手方向一端部において相連続する一方の係合縁部21aと斜状板部21cとにわたり形成されている。
【0027】
この反射板6は、その係合縁部21aを前記支持フランジ12bに、内箱12の開口側から引掛けることにより図2及び図5に示すように内箱12に収容されている。この収容に伴い、長孔23には一対の光源3及びこれらを支持しているランプホルダ16が通されて、両光源3は反射板6の内側に配置され、又、長孔23には反射板6の裏側から前記反射シート17が対向する。
【0028】
表示板8は光拡散性材料例えば乳白色のアクリル樹脂板で形成されていて、その大きさは内箱12の開口よりわずかに小さい。この表示板8は、その四辺を前記支持フランジ12bに、内箱12の開口側から引掛かるように被せることにより、図5に示すように反射板6を覆うとともに内箱12の開口を塞いで取付けられている。
【0029】
表示板8はその表面に例えば避難口等を示す表示8aを有している。表示8aは例えば緑色の透光性塗料を印刷することで設けられており、この表示8a以外の地の部分はすべて非表示領域8bとなっている。図1(B)及び図2に示すように表示板8は、規定照明領域8cと、この領域8cを囲む周部8bsとに分けられている。規定照明領域8cは、同図中2点鎖線の内側を占める表示8aとその周囲の非表示領域8bを含んで形成される領域であって、表示板8の殆どを占める主要部分である。前記周部8bsは非表示領域8bの一部である。
【0030】
この表示板8に光透過率が高いものを使用すると、後述のモニターランプ光の視認性をより向上できる点で好ましい。そのために、表示8aと地の色との調合を変えて、地の色である白色系の光拡散性を低下させて透明度を高くした表示板8が用いられている。
【0031】
内箱12に内蔵された前記充電モニタ7は、好ましい例として箱形状モニタケース25に第1、第2のモニターランプ26、27を取付けたユニットで形成されている。このモニタ7は、内箱12の長手方向一端部に前記切欠き24と対応して前記底板12aにねじ止めしたモニタ支持板28に取付けられている。この充電モニタ7は、切欠き24を通るとともに、その光照射面(図5では上面)が表示板8の裏面に接近して配置されている。この接近距離Aは、表示板8との干渉を回避して充電モニタ光の良好な視認性を得るために、1〜3mm程度とするとよい。この状態で前記光照射面は誘導灯1の外部から視認可能な周部8bsの一部にその裏面から対向している。
【0032】
光源3の状態を報知する第1のモニターランプ26には、赤色系の光を発する発光ダイオードが使用されている。このランプ26は、光源3の点灯時には連続点灯し、かつ、光源3が寿命末期に達した時には断続的に点灯する。前記バッテリー5が充電状態にあることを連続点灯によって報知する第2のモニターランプ27には、前記表示8aと略同色の緑色系の光を発する発光ダイオードが使用されている。
【0033】
モニターランプ26、27は、それらから投射されるモニターランプ光の光軸26a、27a(図5参照)が表示板8の裏面に略直交(直角及び取付け上の誤差範囲は当然に含む)するようにモニタケース25に取付けられている。しかも、既述のようにモニタケース25の光照射面を表示板8の裏面に接近させたので、両ランプ26、27の照射野(図5中において理解をより容易にするために表示板8の裏面に太線を付して示した部分であり、符号26b、27bで示す。)に、図5に点線矢印で示す光源3から入射しようとする光線が極力入射されないようになっている。言い換えれば、前記照射野26b、27bへの前記入射しようとする光線の入射をモニタケース25及びモニタ支持板28で遮ることができるように、モニタケース25が表示板8の裏面に接近配置され、かつ、モニタケース25の大きさが定められている。
【0034】
前記透明保護板9にはガラス板好ましくは強化ガラスが使用されている。図2及び図5に示すように透明保護板9は、表示板8と略同じ大きさであって、その周部に段差9aを有している。段差9a上には環状に形成されたゴム製の防水パッキン31が取付けられている。この透明保護板9は表示板8上に積層して配置されている。
【0035】
前記押え枠10は、ステンレス鋼製であって、その外周部を前記フランジ11aと面一に連続させるとともに、内周部を前記段差9aに重ねて防水パッキン31を挟んで配置されている。そして、押え枠10は、これを貫通して前記枠受け13のねじ受け部13aに夫々螺合される複数本の取外し可能なねじ32により器具本体2に取付けられている。こうして取付けられた押え枠10は、外箱11と内箱12との間の四角環状の開口を閉じている。前記第1、第2のモニターランプ26、27の照射野26b、27bは、押え枠10の内周部で覆われないように外れていて、それにより、誘導灯1の外部から照射野26b、27bに入射したモニターランプ光を視認できるように構成されている。
【0036】
前記構成の誘導灯1は、その透明保護板9の表面が駅構内などの床面と略面一の高さとなるように床に埋め込んで使用される。その光源3は常時連続点灯されるから、光源3からの直射光及び反射板6ならびに反射シート17で反射された光によって、表示板8がその裏面から照明され、この板8の表示8aを照らすことができる。又、この誘導灯1はそれに通電されている限り、その点灯装置4を介してバッテリー5への充電が行われているので、このバッテリー5によって光源3への電源供給を停電等の非常時にも継続して、光源3の点灯を維持できる。
【0037】
バッテリー5が充電状態にある時、及び光源3が点灯している時には、充電モニタ7の第1、第2のモニターランプ26、27が連続点灯を維持する。又、光源3が寿命末期に至った場合には、第1のモニターランプ26が断続的に点灯、つまり点滅動作をする。
【0038】
前記充電モニタ7は器具本体2に内蔵されているにも拘わらず、既述のように表示板8の光透過率を高くしたことに加えて、第1、第2のモニターランプ26、27を表示板8の裏面に極力接近させたことなどにより、これらモニターランプ26、27の表示板8への照射野26b、27bを、透明保護板9及び表示板8を透過して視認できる。
【0039】
この場合、両モニターランプ26、27の光軸26a、27aが表示板8の板面と略直交しているから、発光ダイオード製のモニターランプ26、27から照射される指向性の強いモニターランプ光が表示板8の裏面で反射されることが少ない。しかも、同じ高さ位置で両モニターランプ26、27を傾けた場合と比較して、これらランプ26、27の光出射端と表示板8の裏面との距離を近くできる。そのため、表示板8に対するモニターランプ光の透過性能を向上できる。更に、光源3からモニターランプ26、27の照射野26b、27bに入射しようとする光が、遮光手段、つまり、表示板8の裏面に近接配置された充電モニタ7のモニタケース25及びモニタ支持板28の少なくとも一方で遮られるので、照射野26b、27bに光源3が発する強い光が入射して、これらの照射野26b、27bが見えづらくなることを防止できる。
【0040】
これらの理由により、誘導灯1の外部からの両モニターランプ26、27の点灯状態の視認性を向上できる。そして、このように器具本体2に内蔵された充電モニタ7のモニターランプ26、27の点灯状態を誘導灯1の外部から視認可能であるので、光源3を交換する場合のように押え枠10、透明保護板9、及び表示板8等を一々取外して分解する手間を要することなく、この誘導灯1が非常時に確かに使用できるかどうかの定期的な確認を容易に行うことができ、当然に、前記確認後において分解したものを再び組立てる手間も要しない。したがって、実用上の効果が大きい。しかも、以上のように充電モニタ7を外部から視認できることにより、誘導灯1の異常などを早期に発見できることに伴い、メンテナンス性も向上できる。
【0041】
更に、第1、第2のモニターランプ26、27の照射野26b、27bが、表示板8における表示8aが付された領域から外れた非表示領域8bに位置しているから、この照射野26b、27bと表示8aとが重なって干渉し、照射野26b、27bが表示8aの視認性を低下させることがない。しかも、表示8aと第2のモニターランプ27の照射野27bは同系色であるにも拘わらず、表示8aによって照射野27bの視認性が損なわれることもない。又、前記照射野26b、27bは、表示8aを含んだ規定照明領域8cを囲む表示板8の周部8bsの一部を設定されているため、照射野26b、27bが規定照明領域8cの光学的性能を損なうことがなく、したがって、表示8aの視認性を低下させることがない。
【0042】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0043】
請求項1の発明によれば、器具本体に内蔵されているバッテリーやそのモニターランプなどを覆っている表示板を器具本体から取外すことなく、モニターランプの点灯状態を表示板を通して外部から視認して、バッテリーの状態を確認できるので、器具本体の一部の分解・組立ての手間を要することなく、容易に前記確認が可能である
【0044】
更に、請求項1の発明によれば、モニターランプの照射野と表示板の表示とが干渉しないので、前記表示の視認性を低下させることがないとともに、モニターランプの点灯状態を表示板を通して外部から容易に視認できる。
【0045】
その上、請求項1の発明によれば、モニターランプの照射野が表示板の表示を含んだ規定照明領域の光学的性能を損なうことがないので、前記表示の視認性を低下させることがない。加えて、請求項1の発明によれば、光源が発する光によってモニターランプの照射野が見えづらくなることを防止されるので、器具本体の外部からのモニターランプの点灯状態の視認性を向上できる。
【0046】
請求項2の発明によれば、モニターランプから照射される光の表示板に対する透過性能を向上したので、器具本体の外部からのモニターランプの点灯状態の視認性を向上できる。
請求項3の発明によれば、充電モニタと表示板との干渉を回避して、充電モニタ光の良好な視認性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)及び(B)は本発明の一実施形態に係る床埋め込み型誘導灯を示す斜視図及び平面図。
【図2】図1の誘導灯を分解して示す斜視図。
【図3】図1の誘導灯の一端部を、押え枠、透明保護板、及び表示板を取除いた状態で示す平面図。
【図4】図1の誘導灯が備える反射板を示す平面図。
【図5】組立てられた図1の誘導灯を図3中Z−Z線に沿う位置で示す断面図。
【符号の説明】
1…誘導灯(非常用照明器具)
2…器具本体
3…光源
4…点灯装置
5…バッテリー
6…反射板
7…充電モニタ
8…表示板
8a…表示
8b…非表示領域
8c…規定照明領域
8bs…表示板の周部
9…透明保護板
10…押え枠
24…切欠き(モニタ通し部)
25…モニタケース
26、27…モニターランプ
26a、27a…光軸
26b、27b…照射野
A…接近距離

Claims (5)

  1. 器具本体と
    表示を含んだ四角い規定照明領域、及び前記表示以外の非表示領域の一部からなるとともに前記規定照明領域を囲む周部に分けられていて、前記器具本体に取付けられた光拡散性の表示板と
    この表示板の周縁部に重なるように配設されて前記規定照明領域及び周部が視認可能となるように前記器具本体に取付けられた押え枠と;
    前記器具本体に内蔵された表示板照明用の光源と
    前記器具本体に内蔵されたバッテリーと
    遮光手段であるモニタケースに発光ダイオードからなる第1、第2のモニターランプを取付けて形成され、これらランプの光が出射される前記モニタケースの光照射面が前記表示板の周部裏面に対し隙間を設けて近接された状態に前記器具本体内に配置され、かつ、前記モニターランプの点灯状態が前記表示板を透過して外部から視認可能となるように前記表示板への前記モニターランプの照射野が前記押え枠で覆われないように外れている充電モニタと
    を具備したことを特徴とする非常用照明器具。
  2. 前記モニターランプをその光軸が前記表示板と略直交するように配置したことを特徴とする請求項1に記載の非常用照明器具。
  3. 前記隙間を規定する接近距離が1〜3mmであることを特徴とする請求項1又は2に記載の非常用照明器具。
  4. 前記光源が、前記光照射面よりも前記表示板の裏面から離れて前記表示板を裏面から照明するように前記器具本体に内蔵されていることを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか一項に記載の非常用照明器具。
  5. 前記第1、第2のモニターランプの発光色が異なっていることを特徴とする請求項1から4のうちのいずれか一項に記載の非常用照明器具。
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