JP4560840B2 - レンズ駆動装置 - Google Patents

レンズ駆動装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4560840B2
JP4560840B2 JP2005377697A JP2005377697A JP4560840B2 JP 4560840 B2 JP4560840 B2 JP 4560840B2 JP 2005377697 A JP2005377697 A JP 2005377697A JP 2005377697 A JP2005377697 A JP 2005377697A JP 4560840 B2 JP4560840 B2 JP 4560840B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
coil group
lens
group
driving device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005377697A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007179663A (ja
Inventor
保孝 中垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Opto Inc
Original Assignee
Konica Minolta Opto Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Opto Inc filed Critical Konica Minolta Opto Inc
Priority to JP2005377697A priority Critical patent/JP4560840B2/ja
Publication of JP2007179663A publication Critical patent/JP2007179663A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4560840B2 publication Critical patent/JP4560840B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Description

本発明は、光ピックアップ装置用のレンズ駆動装置に関し、特に、レンズの傾きを調整できるレンズ駆動装置に関する。
CDやDVDに代表される光ディスクに対して、情報の記録及び/又は再生を行える光ピックアップ装置が開発されている。また、波長400nm程度の青紫色半導体レーザを用いて、Blu−ray DiscやHD DVDなどの光ディスクに情報の記録/再生を行える光ピックアップ装置の開発も急速に進んでいる。ここで、光ピックアップ装置における、集光スポットを形成する対物レンズにおいては、情報の記録及び/又は再生時に、光ディスクの情報記録面に集光スポットを適切に結像させるためのフォーカシング動作と、光ディスクのトラックに適切に追従するトラッキング動作とが必要となっている。又、近年増大する傾向にあるDVDの高速記録再生に対応させるべく、それらの動作に加えて、対物レンズの傾きを調整して収差補正を行うためのティルト調整動作も行われることが多くなってきている。加えて、HD DVDの場合、基板厚が比較的厚く開口数も増大していることから、ティルト調整動作を精度良く行うことがより重要な課題となっている。
特許文献1には、対物レンズの傾きを検出するセンサの傾き量に応じて2個のフォーカスコイルに流す各々の電流を調整することによって、対物レンズのフォーカシング動作と、その傾き調整とを行う対物レンズ駆動装置が開示されている。
特開平11−312327号公報 特開2005−116136号公報
しかるに、特許文献1の対物レンズ駆動装置は、2個のフォーカスコイルを対物レンズのフォーカシング動作と傾き調整とに兼用しているために、制御がしにくいという問題がある。
一方、特許文献2には、対物レンズを保持するレンズホルダが、光軸方向に見てT字形状であって、その両側に一対のフォーカシングコイルとを配置した対物レンズ駆動装置と、対物レンズを保持するレンズホルダが、光軸方向に見て矩形板状であって、その中央の開口内に単一のフォーカシングコイルを配置した対物レンズ駆動装置とが開示されている。
しかるに、前者の対物レンズ駆動装置においては捻り剛性が低く、高次共振点の周波数が低くなりやすいという問題がある。図3に示す一般的なレンズホルダの周波数特性において、低周波数帯域に1次共振点R1があり、高周波数帯域に高次共振点Rhがあるが、レンズホルダの剛性は高次共振点Rhに影響を与える。即ち、レンズホルダの剛性が低い場合には、高次共振点Rhが低周波数側に移動し、かつそのゲイン値が増大する傾向があるので、レンズホルダの移動制御が困難となる恐れがある。又、後者の対物レンズ駆動装置では、中央の開口内に2つのチルト調整用コイルを設けると、その一方の磁界が他方の磁界を乱す恐れがある。
本発明は、かかる問題点に鑑みて成されたものであり、2つのフォーカスコイルを備え、レンズの傾き調整が容易であり、剛性が高いレンズ駆動装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載のレンズ駆動装置は、光ピックアップ装置用のレンズ駆動装置であって、
レンズを保持しつつ、フォーカシング方向、トラッキング方向及びチルト方向に移動可能なホルダと、
前記ホルダにおいて、前記レンズの片側に設けられた2つの矩形開口のうち一方に取り付けられた第1コイル群、及び他方の矩形開口に取り付けられた第2コイル群と、
前記第1コイル群及び前記第2コイル群に対して磁界を発生させる磁石とを有し、
前記ホルダは、前記第1コイル群と前記第2コイル群との間に配置された第1の柱部と、前記第1コイル群を挟んで前記第1の柱部の反対側に形成された第2の柱部と、前記第2コイル群を挟んで前記第1の柱部の反対側に形成された第3の柱部とを有し、前記2つの矩形開口は、中央の前記第1の柱部で隔てられており、前記第1の柱部は、前記第1コイル群を一方の側で支持すると共に、前記第2コイル群を他方の側で支持することを特徴とする。
本発明のレンズ駆動装置によれば、前記ホルダは、前記第1コイル群と前記第2コイル群との間に配置された第1の柱部と、前記第1コイル群を挟んで前記第1の柱部の反対側に形成された第2の柱部と、前記第2コイル群を挟んで前記第1の柱部の反対側に形成された第3の柱部とを有し、前記2つの矩形開口は、中央の前記第1の柱部で隔てられているので、コンパクトな構成ながら高い剛性を確保でき、従ってホルダの周波数特性において、高次共振点を高周波数側に移動させ且つそのゲイン値を低く抑えることができ(図3の点線参照)、それにより高精度なフォーカシング動作等を実現できる。
請求項2に記載のレンズ駆動装置は、請求項1に記載の発明において、前記第1コイル群及び前記第2コイル群は、内側コイルと、その周囲に巻回された外側コイルとをそれぞれ含み、前記第1コイル群と前記第2コイル群の一方は、前記内側コイルと前記外側コイルに流れる電流の向きが同じであるが、前記第1コイル群と前記第2コイル群の他方は、前記内側コイルと前記外側コイルに流れる電流の向きが異なっていることを特徴とする。
本発明のレンズ駆動装置によれば、前記第1コイル群及び前記第2コイル群は、内側コイルと、その周囲に巻回された外側コイルとをそれぞれ含み、前記第1コイル群と前記第2コイル群の一方は、前記内側コイルと前記外側コイルに流れる電流の向きが同じであるが、前記第1コイル群と前記第2コイル群の他方は、前記内側コイルと前記外側コイルに流れる電流の向きが異なっているので、例えば前記第1コイル群及び前記第2コイル群の外側コイルを用いて、前記レンズのフォーカシング動作を実現し、前記第1コイル群及び前記第2コイル群の内側コイルを用いて、前記レンズの傾き調整動作を実現するようにすれば、容易な制御で、高精度なフォーカシングと高精度な傾き調整とを両立させることができる。
請求項に記載のレンズ駆動装置は、請求項に記載の発明において、前記第1コイル群を横切る磁界の向きは、前記第2コイル群を横切る磁界の向きと同じであり、前記第1コイル群の外側コイルを流れる電流の向きは、前記第2コイル群の外側コイルを流れる電流の向きと同じであることを特徴とするので、一対の前記外側コイルを用いてフォーカシング動作を実現することができる。
請求項に記載のレンズ駆動装置は、請求項に記載の発明において、前記第1コイル群を横切る磁界の向きは、前記第2コイル群を横切る磁界の向きと異なっており、前記第1コイル群の外側コイルを流れる電流の向きは、前記第2コイル群の外側コイルを流れる電流の向きと異なっていることを特徴とするので、一対の前記外側コイルを用いて、より有効的にフォーカシング動作を実現することができる。具体的には、図4に示すように、例えば磁石9Aにおける磁石10A側をN極に磁化し、また磁石10Aにおける磁石9A側をS極に磁化すると共に、磁石9Bにおける磁石10B側をS極に磁化し、また磁石10Bにおける磁石9B側をN極に磁化し、更に磁石9A,10A間に配置された外側コイル13Aの電流の向きを左向きとし、磁石9B,10B間に配置された外側コイル13Bの電流の向きを右向きとすれば、外側コイル13A、13Bには、紙面垂直方向において同一方向を向いた力が発生すると共に、時計回りに磁気回路MCが形成され、ギャップ磁束密度が増大するという利点がある。なお、磁界の方向、電流の向きを逆とすることで反時計回りの磁気回路を形成することもできる。
請求項に記載のレンズ駆動装置は、請求項1〜のいずれかに記載の発明において、前記第1コイル群と前記第2コイル群の少なくとも一方は、前記内側コイルの周囲に前記外側コイルが直接巻回されていることを特徴とするので、前記内側コイルと前記外側コイルとの隙間がなくなり、コイルの層厚を薄く抑えることができ、これにより磁気回路ギャップを小さくできるので、磁束密度が増大し、また各コイルの駆動点と重心とをより正確に合わせやすくなるため、バランスズレによる不要な共振を抑制して、高精度な駆動が可能且つコンパクトなレンズ駆動装置を提供することができる。
請求項に記載のレンズ駆動装置は、請求項1〜のいずれかに記載の発明において、第1の柱部は、磁気シールド用の壁であるので、一方のコイル群で発生する磁界の影響が、他方に及ぶことを抑制することができる。磁気シールド用の壁としては、樹脂製のホルダの一部を用いても、ある程度の効果が得られるが、例えば磁性体をインサート成形などすれば、シールド効果はより有効となる。
請求項7に記載のレンズ駆動装置は、請求項1〜のいずれかに記載の発明において、前記共通の柱部の中心線は、前記レンズの光軸と交差することを特徴とするので、ホルダのバランスを良好に確保できる。
本発明によれば、2つのフォーカスコイルを備え、レンズの傾き調整が容易であり、剛性が高いレンズ駆動装置を提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明をさらに詳細に説明する。図1は、本実施の形態にかかるレンズ駆動装置の斜視図である。ヨークを兼ねた板状のベース1は、不図示の光ピックアップ装置のハウジングに固定される。ベース1上には、筐体2が固定されている。筐体2の図で手前側には、基板3が取り付けられている。基板3には、片側で3本ずつ、合計6本のワイヤ4の一端が固定されており、各側のワイヤ4は、上下方向に等間隔で平行に並べられ且つベース1に沿って延在している。ワイヤ4の他端は、ホルダ5の側面に取り付けられた固定具14にハンダ付けされている。ワイヤ4は、ベース1に対してホルダ5を移動可能に支持する機能と、不図示の配線が接続される基板3から、後述するコイルに対して給電するための機能とを有する。なお、筐体2内には、ワイヤ4のダンピング効果のあるジェル(不図示)が充填されている。
樹脂製のホルダ5は、略五角形の板状を有しており、図で奥側の円形開口(不図示)内に対物レンズ6を装着している。この対物レンズ6は、光ピックアップ装置において、光ディスクの情報記録面にレーザ光束を集光するために用いられる。又、ホルダ5は、図で手前側に2つの矩形開口5a、5bを形成しており、更に矩形開口5a、5bに隣接してバランサ5cを有している。なお、ホルダ5は、対物レンズ6側と、それと反対側との間を、矩形開口5aの両側に配置された柱部5d、5eとで連結し、且つ矩形開口5bの両側に配置された柱部5e、5fとで連結しているともいえる。かかる構成を有しているので、矩形開口5a、5bの断面積を比較的大きく確保しても、ホルダ5の剛性を高く確保できる。また、中央の共通する柱部5eの中央軸線X(図2)は、対物レンズ6の光軸(その延長線を含む)と交差していると、ホルダ5の良好なバランスを得ることができる。
矩形開口5a内には、ヨーク7A、8Aにそれぞれ裏打ちされた一対の磁石9A,10Aが対向配置されている。磁石9Aとヨーク7Aの周囲を巻回するようにして第1コイル群G1が配置されている。第1コイル群G1と磁石10Aとの間には、第1コイル群G1と巻軸線が直交するように巻かれたトラッキングコイル11Aが配置されている。
一方、矩形開口5b内には、ヨーク7B、8Bにそれぞれ裏打ちされた一対の磁石9B,10Bが対向配置されている。磁石9Bとヨーク7Bの周囲を巻回するようにして第2コイル群G2が配置されている。第2コイル群G2と磁石10Bとの間には、第2コイル群G2と巻軸線が直交するように巻かれたトラッキングコイル11Bが配置されている。第1コイル群G1は、その両側を保持する保持体15Aを介して矩形開口5aに取り付けられており、第2コイル群G2は、その両側を保持する保持体15Bを介して矩形開口5bに取り付けられている。
図2は、第1コイル群G1と第2コイル群G2の周辺を拡大して示す斜視図であるが、トラッキングコイルは省略している。図2に模式的に示すように、磁石9Aにおける磁石10A側はN極に磁化されており、また磁石10Aにおける磁石9A側はS極に磁化されている。従って、図で矢印に示すように、第1コイル群G1の巻層を横切って、磁石9Aの表面から磁石10Aの表面に向かうように磁界が形成されている。一方、磁石9Bにおける磁石10B側はN極に磁化されており、また磁石10Bにおける磁石9B側はS極に磁化されている。従って、図で矢印に示すように、第2コイル群G2の巻層を横切って、磁石9Bの表面から磁石10Bの表面に向かうように磁界が形成されている。
第1コイル群G1は、磁石9Aとヨーク7Aの周囲に巻回された内側コイル12Aと、内側コイル12Aの外表面に直に巻回された外側コイル13Aとを有している。一方、第2コイル群G2は、磁石9Bとヨーク7Bの周囲に巻回された内側コイル12Bと、内側コイル12Bの外表面に直に巻回された外側コイル13Bとを有している。互いに直列的に接続された外側コイル13A、13Bは、一対のワイヤ4(図1)に接続されている。一方、内側コイル12A、12Bは、別な対のワイヤ4に接続されているが、電流の流れる方向が異なるように結線されている。なお、内側コイル12Aと外側コイル13Aと外側コイル13Bの巻回方向を同じにし、内側コイル12Bのみ巻回方向を異ならせると、結線がしやすくなるという利点がある。又、内側コイル12A、12Bに対して、別個に巻回された外側コイル13A、13Bをそれぞれ嵌合させても良い。
次に、本実施の形態にかかるレンズ駆動装置の動作について説明する。ワイヤ4を介して給電されたとき、図2の矢印で示すように、外側コイル13A、13Bには、同じ電流値で同じ方向(ここでは時計回り)に電流が流れるため、フレミングの左手の法則により、外側コイル13Aには、図で上方に向かう磁力F1が生じ、外側コイル13Bには、図で上方に向かう磁力F2が生じる。従って、第1コイル群G1と第2コイル群G2が固定されたホルダ5は、図で上方に移動することなり、それにより対物レンズ6を光軸方向に移動させることでフォーカシング動作を実現することができる。なお、電流の向きを逆にすれば、ホルダ5は下方に移動する。
一方、図2の矢印で示すように、内側コイル12Aには、時計回りの方向に電流を流し、内側コイル12Bには、反時計回りの方向に電流を流すと、フレミングの左手の法則により、内側コイル12Aには、図で上方に向かう磁力f1が生じ、内側コイル12Bには、図で下方に向かう磁力f2が生じる。従って、柱部5e(図1)の中心軸線Xから、内側コイル12A、12Bの中心までの距離をLとすると、ホルダ5には、中心軸線Xの時計回りにM=f1×L+f2×Lのモーメントが作用することとなる。明らかであるが、モーメントMは、内側コイル12A、12Bに流す電流の値を変えることで、任意の値とすることができるが、絶対値が等しく流れる方向が逆である電流とすることが好ましい。かかるモーメントMを用いて、ホルダ5を傾けることで、対物レンズ6のチルト調整を行うことができる。なお、図2の実施の形態に対し、磁石9Bにおける磁石10B側をS極に磁化し、また磁石10Bにおける磁石9B側をN極に磁化することで磁界の方向を変え、更に内側コイル12A、12B、外側コイル13Aの電流の流れる方向を同じ時計回りにし、外側コイル13Bの電流の流れる方向を反時計回りとした場合、外側コイル13A、13Bによりフォーカシング動作を行いながらも、時計回りの磁気回路が形成され、ギャップ磁束密度が増大するという利点がある(図4参照)。なお、チルト調整動作を外側コイルを用いて行い、フォーカシング動作を内側コイルを用いて行っても良い。
更に、トラッキングコイル11A、11Bに電流を流すことで、ホルダ5を対物レンズ6と共に、光軸に直交する方向に移動可能となっており、それによりトラッキング動作を行うことができる。
本実施の形態のレンズ駆動装置によれば、第1コイル群G1及び第2コイル群G2が、内側コイル12A、12Bと、その周囲に巻回された外側コイル13A、13Bとをそれぞれ含み、第1コイル群G1においては、内側コイル12Aと外側コイル13Aに流れる電流の向きが同じであるが、第2コイル群G2においては、内側コイル12Bと外側コイル13Bに流れる電流の向きが異なっているので、対物レンズ6の高精度なフォーカシングと高精度な傾き調整とを両立させることができる。
更に、本実施の形態のレンズ駆動装置によれば、ホルダ5は、第1コイル群G1に隣接し両側で支持する第2の柱部5dと第1の柱部5eと、第2コイル群G2に隣接し両側で支持する第1の柱部5eと第3の柱部5fを有し、第1コイル群G1を右側で支持する第1の柱部5eと、第2コイル群G2を左側で支持する第1の柱部5eは共通であるので、コンパクトでありながら第1コイル群G1及び第2コイル群G2を剛性高く支持することができ、ホルダ5の周波数特性において、高次共振点を高周波数側に移動させ且つそのゲイン値を低く抑えることができ(図3の点線参照)、それにより高精度なフォーカシング動作等を実現できる。又、第1コイル群G1及び第2コイル群G2の間に配置された柱部5eは、第1コイル群G1側の磁界と第2コイル群G2側の磁界とをシールドする効果があるので、効率よい制御が可能である。又、例えば柱部のいずれかがないとすると、第1コイル群G1及び第2コイル群G2の熱は少ない数の柱部を介して対物レンズ6に伝達されることになるが、かかる場合、対物レンズ6の表面温度分布が偏りがちとなるため、樹脂レンズなどを用いた場合には収差劣化が顕著になる恐れがある。これに対し、本実施の形態のように、ホルダ5に3本の柱部5d、5e、5fを設けることで、第1コイル群G1及び第2コイル群G2からの熱を分散させることができ、それにより対物レンズ6の温度分布の偏りを改善して収差劣化を抑制することができる。
以上、本発明を実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定して解釈されるべきではなく、適宜変更・改良が可能であることはもちろんである。例えば、レンズホルダの素材は樹脂に限らず、アルミニウム合金やマグネシウム合金等の金属を用いることもできる。
本実施の形態にかかるレンズ駆動装置の斜視図である。 第1コイル群G1と第2コイル群G2の周辺を拡大して示す斜視図である。 一般的なレンズホルダの周波数特性図であり、縦軸がゲインで、横軸が周波数である。 磁気回路の一例を示す概略図である。
符号の説明
1 ベース
2 筐体
4 ワイヤ
5 ホルダ
5a 矩形開口
5b 矩形開口
5c バランサ
5d 柱部
5e 柱部
5f 柱部
6 対物レンズ
7A ヨーク
7B ヨーク
9A 磁石
9B 磁石
10A 磁石
10B 磁石
11A トラッキングコイル
11B トラッキングコイル
12A 内側コイル
12B 内側コイル
13A 外側コイル
13B 外側コイル
14 固定具
G1 第1コイル群
G2 第2コイル群

Claims (7)

  1. 光ピックアップ装置用のレンズ駆動装置であって、
    レンズを保持しつつ、フォーカシング方向、トラッキング方向及びチルト方向に移動可能なホルダと、
    前記ホルダにおいて、前記レンズの片側に設けられた2つの矩形開口のうち一方に取り付けられた第1コイル群、及び他方の矩形開口に取り付けられた第2コイル群と、
    前記第1コイル群及び前記第2コイル群に対して磁界を発生させる磁石とを有し、
    前記ホルダは、前記第1コイル群と前記第2コイル群との間に配置された第1の柱部と、前記第1コイル群を挟んで前記第1の柱部の反対側に形成された第2の柱部と、前記第2コイル群を挟んで前記第1の柱部の反対側に形成された第3の柱部とを有し、前記2つの矩形開口は、中央の前記第1の柱部で隔てられており、前記第1の柱部は、前記第1コイル群を一方の側で支持すると共に、前記第2コイル群を他方の側で支持することを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. 前記第1コイル群及び前記第2コイル群は、内側コイルと、その周囲に巻回された外側コイルとをそれぞれ含み、前記第1コイル群と前記第2コイル群の一方は、前記内側コイルと前記外側コイルに流れる電流の向きが同じであるが、前記第1コイル群と前記第2コイル群の他方は、前記内側コイルと前記外側コイルに流れる電流の向きが異なっていることを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動装置。
  3. 前記第1コイル群を横切る磁界の向きは、前記第2コイル群を横切る磁界の向きと同じであり、前記第1コイル群の外側コイルを流れる電流の向きは、前記第2コイル群の外側コイルを流れる電流の向きと同じであることを特徴とする請求項2に記載のレンズ駆動装置。
  4. 前記第1コイル群を横切る磁界の向きは、前記第2コイル群を横切る磁界の向きと異なっており、前記第1コイル群の外側コイルを流れる電流の向きは、前記第2コイル群の外側コイルを流れる電流の向きと異なっていることを特徴とする請求項2に記載のレンズ駆動装置。
  5. 前記第1コイル群と前記第2コイル群の少なくとも一方は、前記内側コイルの周囲に前記外側コイルが直接巻回されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のレンズ駆動装置。
  6. 前記第1の柱部は、磁気シールド用の壁であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のレンズ駆動装置。
  7. 前記第1の柱部の中心線は、前記レンズの光軸と交差することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のレンズ駆動装置。
JP2005377697A 2005-12-28 2005-12-28 レンズ駆動装置 Expired - Fee Related JP4560840B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005377697A JP4560840B2 (ja) 2005-12-28 2005-12-28 レンズ駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005377697A JP4560840B2 (ja) 2005-12-28 2005-12-28 レンズ駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007179663A JP2007179663A (ja) 2007-07-12
JP4560840B2 true JP4560840B2 (ja) 2010-10-13

Family

ID=38304706

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005377697A Expired - Fee Related JP4560840B2 (ja) 2005-12-28 2005-12-28 レンズ駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4560840B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017010745A1 (ko) * 2015-07-10 2017-01-19 엘지이노텍 주식회사 렌즈 구동 장치, 카메라 모듈 및 광학기기

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000020984A (ja) * 1998-07-03 2000-01-21 Toshiba Corp 光学ヘッド装置及びディスク記録又は再生装置
JP2004213861A (ja) * 2002-12-20 2004-07-29 Sharp Corp 対物レンズ駆動装置及び光ピックアップ装置。
JP2005182930A (ja) * 2003-12-19 2005-07-07 Mitsumi Electric Co Ltd 対物レンズ駆動装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08263862A (ja) * 1995-03-24 1996-10-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光ピックアップのアクチュエータ装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000020984A (ja) * 1998-07-03 2000-01-21 Toshiba Corp 光学ヘッド装置及びディスク記録又は再生装置
JP2004213861A (ja) * 2002-12-20 2004-07-29 Sharp Corp 対物レンズ駆動装置及び光ピックアップ装置。
JP2005182930A (ja) * 2003-12-19 2005-07-07 Mitsumi Electric Co Ltd 対物レンズ駆動装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017010745A1 (ko) * 2015-07-10 2017-01-19 엘지이노텍 주식회사 렌즈 구동 장치, 카메라 모듈 및 광학기기
US10502924B2 (en) 2015-07-10 2019-12-10 Lg Innotek Co., Ltd. Lens driving device, camera module, and optical device
US11397307B2 (en) 2015-07-10 2022-07-26 Lg Innotek Co., Ltd. Lens driving device, camera module, and optical device

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007179663A (ja) 2007-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7181751B2 (en) Objective-lens driving apparatus and optical disk apparatus
TWI247296B (en) Optical pickup actuator
US20080163278A1 (en) Optical Head Apparatus and Optical Information Apparatus
KR20030080801A (ko) 3축 구동기능을 갖는 광픽업 액츄에이터
JP2004005813A (ja) 光ヘッド装置及びそれを用いた光再生装置
JP2005038527A (ja) 光ピックアップ及びディスクドライブ装置
JP4148221B2 (ja) 対物レンズ駆動装置、光ピックアップ並びに光ディスク装置
JP4560840B2 (ja) レンズ駆動装置
JP2006286049A (ja) 光ディスク装置
JP2004253126A (ja) チルト駆動光ピックアップアクチュエータ及びこれを採用した光記録及び/または再生機器
JP2004164841A (ja) 磁気回路及びこれを採用した光ピックアップアクチュエータ、並びに光記録及び/または再生機器
JP4982821B2 (ja) レンズ駆動装置
JP4759554B2 (ja) 対物レンズ駆動装置およびそれを用いたディスク装置
JP2006260704A (ja) 光ピックアップアクチュエータ
JP3918490B2 (ja) 光学ピックアップ及びディスクドライブ装置
JP2000353329A (ja) アクチュエータ装置
EP1612780A2 (en) Optical pickup actuator
JP4564944B2 (ja) 光ピックアップ
JP4974850B2 (ja) 対物レンズ駆動装置および光ピックアップ装置
JP4124899B2 (ja) 対物レンズ駆動装置
JP2009295256A (ja) 光ピックアップ及びディスクドライブ装置
JP2007207290A (ja) 光ピックアップ
US20070169138A1 (en) Lens actuator and optical pickup apparatus
JP2008123597A (ja) レンズ駆動装置
JP2005141855A (ja) 対物レンズ駆動装置および情報記録再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100202

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100215

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100409

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100426

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100618

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100705

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100718

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130806

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees