JP4560664B2 - 天板付家具 - Google Patents

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Description

本発明は、オフィスに用いられる天板付家具に関するものである。
従来、天板付家具において、組み立て工程において家具本体に天板を組み付ける態様として、矩形状の天板の裏面側における各隅部付近に係合爪を形成するとともに、家具本体側における前記係合爪に対応する位置に開口を設け、天板と家具本体とを相対的にスライドさせるスライド動作によって係合爪と開口とを係合させて天板の各隅部近傍を固定するといった態様が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
実公平7−13543号公報
しかしながら、上述の特許文献1のような矩形状の天板の各隅部近傍に係合部を設けた天板付家具では、天板には当該天板の四隅を下方へ押圧する力が常に掛けられた状態、すなわち、各係合部の間の部分を上方へ撓ませる力が常に掛かった状態となっている。そのため、天板付家具を長期間使用していると。天板の材質によっては実際に天板が山なりに撓んでしまうために天板の水平製を保持することができず、特に家具の側方において天板と家具本体との間に部分的な隙間が形成されてしまうため、見た目にも悪いものとなってしまう。
本発明は、このような不具合に着目したものであり、長期的な使用を通して天板の撓みを効果的に防止する構造を有する天板付家具を提供する。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。すなわち、本発明に係る天板付家具は、天板と当該天板を支持してなる家具本体とを有し、前記天板と前記家具本体とを相対的にスライドさせるスライド動作によって前記天板の各隅部近傍において当該天板と前記家具本体とを係合させ得る第一の係合部を有してなる天板付家具であって、前記第一の係合部と前記第一の係合部との中間に配置され前記スライド動作によって前記天板と前記家具本体とを係合させ得る第二の係合部を具備してなる。
ここで、天板は例えば矩形状や円形、楕円形など種々の形状を有していても良いが、ここでいう隅部近傍とは、単に多角形の角付近のみを指すものではなく、円形や楕円形の天板を有するものにおいては天板の略全面を家具本体に対して好適に支持させ得る任意の複数箇所を示すものである。また、第二の係合部の数を限定するものでもなく例えば2箇所の第一の係合部間に第二の係合部を2箇所以上設けたものであっても良い。
このようなものであれば、スライド動作によって天板を家具本体に組み付けるという組み立ての利便性を担保しつつ、第二の係合部を第一の係合部に介在させて設けることにより第一の係合部によって各隅部近傍をそれぞれ固定された天板が家具本体に対して撓んでしまうことを有効に回避し得る構成とすることができる。
また、天板を長方形状のものとした場合、天板の撓みをより有効に抑制するように構成するためには、第二の係合部を、天板の長手方向に配列する2箇所の第一の係合部の間に介在させることが望ましい。より効果的に天板の撓みを抑制するためには、天板の長手方向中央部に第二の係合部を設けることが好ましい。とくに、前記天板の辺縁に沿って第二の係合部を配置しているものであれば、天板の撓みを実際に抑制するのみならず、天板の撓みにより天板と家具本体との間に隙間が露出することをも有効に回避することができる。
さらに、使用者等の外力によって起こり得る天板の撓み、変形を有効に防止するためには、天板において使用者に近接する使用縁側に第二の係合部を配置することが望ましい。
そして本発明は、第一の係合部及び第二の係合部を、天板の裏面側に形成した爪部と家具本体の上面側に形成した開口部とによって構成し、スライド動作におけるスライド終端位置において爪部と開口部の開口縁が係合するように構成しているものであって、スライド終端位置においてスライド終端位置からスライド始端側への戻り方向のスライド移動を禁止する戻り防止機構を爪部及び開口部とは別体に設けていることを特徴とする。このようなものであれば、爪部に弾性変形などの機能を付与することを有効に回避して、爪部に対して強度を最大限付与したものとすることができる。
ここで、戻り防止機構とは、例えば天板と家具本体とをビス止めする機構等を含むものであるがビス止めに限られるものではない。
具体的には、戻り防止機構を、天板の裏面側に形成され前記スライド動作におけるスライド方向に直交する方向に突出し得る弾性爪と家具本体側に設けられ弾性爪を係止し得る係止部とを有する構成とし、スライド終端位置において弾性爪を家具本体に対して突出させて弾性爪を係止部に係止させることにより、戻り方向への相対移動を禁止するように構成したものを挙げることができる。そうすることにより、爪部を係合強度を最大限担保し得る構成とすることができるのみならず、天板を家具本体に対してビス等の別体の部品を用いず、すなわち工具を使用することなく組み付けることができる。そのため、当該天板付家具の組み立て工程を大幅に簡略化することができ、ひいては当該天板付家具の製造コストの削減に寄与するものとなる。また、天板を取りはずす際には、弾性爪と当接部との当接状態を解除しながら天板を戻り方向へスライドさせるだけでよいため、組み付け時同様、工具を用いずに行うことができる。
そしてこのような天板付家具をワゴンに適用したものであれば、天板が撓みにくく且つ組み立てし易いワゴンを好適に構成することができる。とくにワゴンの場合、第二の係合部を使用縁側における巾方向中央部近傍に配置することにより、最も外力を受け易いワゴンの使用縁側の中央部の強度を担保して外力による天板の撓みを有効に抑制した構成とすることができる。
また、天板付家具全体を構成する部品点数の削減並びに金型作成等に係る製造コストの低減を有効に実現するためには、天板を樹脂の一体成形により設けることがのぞましい。
本発明によれば、スライド動作によって天板を家具本体に組み付けるという組み立ての利便性を担保しつつ、第二の係合部を第一の係合部に介在させて設けることにより第一の係合部によって各隅部近傍をそれぞれ固定された天板が家具本体に対して撓んでしまうことを有効に回避する構成とすることができる。そして、天板の撓みを好適に抑制することにより、長期にわたって好適に使用され得る天板付家具とすることができる。
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る天板付家具たるワゴンWを示している。当該ワゴンWは、天板1と、当該天板1を支持してなる家具本体たるワゴン本体2とからなるものである。
天板1は平面視長方形状の例えば樹脂の一体成形により設けてなるものであり、外方に表出する表面1sには天板1の使用縁1aに沿って巾方向に窪ませた把持溝1sbと当該把持溝1sbから反使用縁1bに掛けて略水平な面とした平面部1saとを有している。一方裏面1r側は図2に示すように、当該裏面1rの略全面に亘って升目状に延びるリブrを起立させている。そしてリブrは、天板1の辺縁から中央にかけて起立寸法を大きく設定するとともに間隔を狭く設定したものとしている。さらに裏面1r側には、ワゴン本体2と係合するための後述する第一の係合部X、第二の係合部Yを構成する爪部10と、当該爪部10とは別体に形成されている後述する弾性爪15をそれぞれ形成している。
ワゴン本体2は、抽斗Dと、当該抽斗Dを前後方向にスライド可能に支持してなる枠体2aと、当該枠体2aの下方に配置されたキャスタCとを主に有している。
枠体2aは、一対の側板2bと後端すなわち反使用縁1b側において当該側板2b間に介在して起立する後板2aと、一対の側板2bの上縁部間に架設した前端板2dと後端板2eとを有している。
そしてこの枠体2aの上面側2aaに上述した爪部10とともに第一の係合部X、第二の係合部Yを構成する開口部20と、当該開口部20とは別体に形成された後述する戻り防止機構Zを構成する係止穴25をそれぞれ形成している。
ここで本実施形態に係る天板付家具たるワゴンWは、天板1とワゴン本体2とを相対的に前後方向にスライドさせるスライド動作によって天板1の各隅部近傍において当該天板1とワゴン本体2とを係合させ得る第一の係合部Xと、この第一の係合部Xに介在する位置に配置され前記スライド動作によって天板1とワゴン本体2とを係合させ得る第二の係合部Yとを具備してなることを特徴とするものである。
さらに、スライド動作におけるスライド終端位置において当該スライド終端位置からスライド始端側への戻り方向のスライド移動を禁止する戻り防止機構Zを、第一の係合部X並びに第二の係合部Yを構成する爪部10及び開口部20とは別体に設けている。
以下、第一の係合部X、第二の係合部Y並びに戻り防止機構Zを構成する天板1及びワゴン本体2の具体的な構成について説明する。
天板1は上述の通り裏面1r側において爪部10及び弾性爪15を形成している。
爪部10は、開口部20との係合強度を保持するため変形し難く構成された前側爪11、後側爪12、側爪13及び中央爪14によって構成されている。
前側爪11は、図2に示すように、天板1の使用端1a側である前端側の両側縁すなわち前方の隅部に近接させて形成されている。そして図4に示すように、前側爪11は起立部111と固定部112とを有しており、起立部111の前側を後述する前側穴21に当接し得る当接面111aとするとともに、固定部112の上向き面を、リブrとともに前端板2dを挟み込んで固定し得る固定面112aとしている。そして、当該前側爪11の内部及び起立部の前後にもリブrを起立させることによって、さらに強度を向上させたものとしている。
後側爪12は、図2に示すように天板1の後端付近の両端すなわち後方の隅部近傍に配置されている。そして図4に示すように、後側爪12は起立部121と固定部122とを有しており、起立部121の前側を後述する後側穴に当接し得る当接面121aとするとともに、固定部122の上向き面をリブrとともに後端板2eを挟み込んで固定する固定面122aとしている。また、内部にもリブrを形成して強度を向上させた構成としている。
側爪13は、図2に示すように、天板1の長手方向において前側爪11と後側爪12との略中間に天板1の辺縁に沿って配置している。そして図4に示すように、側爪13は起立部131と固定部132とを有するものとし、起立部131の前側を後述する切欠23に当接し得る当接面131aとするとともに、固定部132の上向き面をリブrとともに側板2bを挟み込んで固定する固定面132aとしている。また側爪13の巾寸法はワゴン本体2側の側板2b上縁の折返し巾に略合致させている。また、起立部131にリブrを連続させて強度を向上させている。
中央爪14は、図2に示すように天板1の使用縁1a側の中央部に配置してなるものである。そして中央爪14は図4に示すように起立部141と固定部142とを有しているものであり、起立部141の前側を後述する中央穴24に当接し得る当接面141aとするとともに、固定部142の上向き面をリブrとともに前端板2dを挟み込んで固定する固定面142aとしているが、具体的な形状については上述の前側爪11と略同様のものとしている。すなわち、天板1の使用縁1a側において強度を高く設定された前側爪11と中央爪14を配置することにより、ワゴンWにおいて外力の係りやすい使用縁1a側、具体的には把持溝1sb付近の係合強度を側縁や後縁に比べて高く設定している。
弾性爪15は、先端側において後述する係止穴25に嵌り得る係止部151と、基端側において上下方向に弾性変形し得る弾性変形部152とによって主に構成されているものである。そして係止部151は、下方に傾斜した平面視コの字状のリブを形成することにより、当該リブの傾斜部分を後述するスライド動作の際に前端板2dに摺接させ得る摺接面151bとし、リブの後側の面を係止穴25に当たり得る係止面151aとしている。
ワゴン本体2は、図3に示すように枠体2aの上面側2aaにおいて開口部20と係止穴25をそれぞれ有するように構成している。
開口部20は、上述した爪部10をそれぞれ収納し得るものであり、具体的には前側爪11、後側爪12、側爪及び中央爪14にそれぞれ対応する位置に配置され且つ互いに係合し得る前側穴21、後側穴22、切欠23及び中央穴24を有している。
前側穴21は、図3に示すように前端板2dの両側よりに形成された平面視台形状の開口であり、後縁に対して開口縁たる前縁211の巾寸法を狭く、詳細には前側爪11の幅寸法と略同様となるように側縁を案内縁212として設定することにより、スライド動作において前側爪11をスライドさせて前縁211の箇所で係合させる際に前側爪11を幅方向に好適に位置決めし得るように構成している。
後側穴22は、図3に示すように後端板2eの両側よりに形成された開口であり、上述の前側爪11同様に平面視台形状とすることにより案内縁222が後側爪12を前縁221へ好適に案内し得るように構成している。
切欠23は、図3に示すように水平方向に折り曲げた側板2bにおける前後方向に略中央を内方からコの字状に切り欠いたものであり、当該切り欠いた箇所の前縁231において側爪と係合し得るように構成したものである。
中央穴24は、図3に示すように一対の前側穴21の略中央に配置した開口であり、当該開口の寸法並びに形状は前側穴21と略同様に設定した前縁241と案内縁242とを有するものである。
係止穴25は、図3に示すように前側穴21のやや内側に配置した開口であり後側の縁を上述の係止面に接し得る係止縁251としている。
しかして、本実施形態に係るワゴンWは、天板1側に形成した弾性爪15とワゴン本体2側に形成した係止穴25とによって、スライド動作におけるスライド終端位置において、スライド終端からスライド始端への戻り方向への移動を禁止する戻り防止機構Zを構成することにより、天板1とワゴン本体2が第一の係合部X及び第二の係合部Yによって好適に係合した状態で位置決めされるものとしている。
以下、ワゴン本体2に対して天板1を組み付ける一連の動作を図5、図6及び図7に図示し、当該戻り防止機構Zの動作について説明する。ここで、図6(a)、図7(a)及び図8(a)は天板1の組み付け動作におけるワゴンWの全体図を示し、図6(b)、図7(b)及び図8(b)は対応する爪部10たる側爪13及び開口部20たる切欠23の相対位置を示し、そして図6(c)、図7(c)及び図8(c)は対応する弾性爪15及び係止穴25の相対位置をそれぞれ示している。
まず、ワゴン本体2に対して天板1を図5(a)に示す後上方に位置させた状態から、図6(a)に示すように当該天板1を降下させ同図(b)に示すように側爪13を切欠23へ挿入した状態とする。このとき図6(a)に示されるような天板1とワゴン本体2との上下方向の位置決めは、天板1に起立させたリブr(図2)の起立寸法によって成されている。このとき弾性爪15は弾性変形部152が変形することによって図6(c)に示すように係止部151の下面側である摺接縁151bが前端板2dに接し、係止部151全体が上方へ弾性付勢された状態となっている。そして、天板1を前方へスライド移動させると図7(b)に示すように側爪13の当接面が切欠23の前縁に当接することによって図7(a)に示す天板1がワゴン本体2に対して正確に位置決めされた状態となる。このとき、弾性爪15の摺接縁151bが係止穴25の位置に位置することにより前側板2bによる弾性付勢から解放され弾性変形部152が蓄積していた弾性反発力によって係止部151が下方へ移動し、図7(c)に示すように係止面151aが係止縁251に略当接した状態となる。厳密には摺接縁151bが弾性付勢から解放された際には係止面151aと係止縁251との間に弾性変形部152による弾性反発を担保しうる僅かな遊び寸法を設けているため、天板1がスライド終端に位置した際には弾性爪15は速やかに係止穴25に接し得る状態となる。
以上のように本実施形態に係る天板付家具たるワゴンWは、第一の係合部Xに介在する位置に配置されスライド動作によって天板1とワゴン本体2とを係合させ得る第二の係合部Yとを具備してなることを特徴としている。
このようなものであれば、天板1をスライドさせるのみでワゴン本体2に組み付けるという組み立ての利便性を担保しつつ、第二の係合部Yを第一の係合部Xの間に介在させて設けることにより第一の係合部Xによって各隅部近傍をそれぞれ固定された天板1がワゴン本体2に対して撓んでしまうことを有効に回避する構成とすることができる。
特に第二の係合部Yたる側爪13と切欠23を、天板1の長手方向に、詳細には長手方向中央部に配置することにより、天板1において最も撓み易い箇所において当該撓みを有効に抑制するものとしている。さらに、側爪13並びに切欠23は天板1の辺縁に沿って配置しているため、天板1の撓みを実際に防止するのみならず、天板1の撓みにより天板1とワゴン本体2との間に隙間が露出することを有効に回避するものとなっている。
また、天板1において使用者に近接する使用縁1a側にも中央爪14と中央穴24からなる第二の係合部Yを配置しているため、使用者による外力を受け易い天板1の使用縁1a側を補強することにより、外力によって天板1が撓んでしまうことを有効に回避するものとなっている。特に本実施形態に係るワゴンWにおいては天板1の使用縁1a側であり且つ巾方向の中央に設けることにより、ワゴンWにおいて最も外力を受け易い箇所の係合強度を有効に向上させている。
そして、天板1をワゴン本体2に組み付ける際のスライド動作におけるスライド終端位置において、当該スライド終端位置からスライド始端側への戻り方向のスライド移動を禁止する戻り防止機構Zを爪部10及び開口部20とは別体に設けているため、爪部10に弾性変形などの強度を低下させるような機能を付与することを有効に回避して、爪部10に対して係合強度を最大限担保し得る構成となっている。
特に本実施形態では、弾性爪15と係止部たる係止穴25とによって戻り防止機構Zを構成し、スライド終端位置において弾性爪15を前記ワゴン本体2に対して突出させて当該弾性爪15の係止面と前記係止部たる係止穴25の係止縁251とを当接させることにより、戻り方向のスライド移動を好適に禁止し得るように構成しているので、別体に構成された爪部10に対して弾性変形といった強度を低下させる構成の付与を回避して係合強度を最大限担保し得る構成とすることができるのみならず、天板1をワゴン本体2に対してビス等の別体の部品を用いずに、すなわち工具等を使用することなく簡単且つ迅速に組み付けることができる。そのため、ワゴンWの組み立て工程を大幅に簡略化することができる。そして、組み立て工程を大幅に簡略化することによりワゴンWの製造コストの削減に寄与するものとなる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
例えば、上記実施形態では本発明を、ワゴンを例に挙げて説明したが同実施形態はワゴンのみに適用され得るものではなく、天板を有する家具であれば広く適用し得るものである。また、第二の係合部は天板の辺縁近傍にのみ設ける態様に限られず、家具本体側の構成により例えば天板中央部に設けたものであっても良い。さらに第一の係合部の間に第二の係合部を複数設けたものであっても良い。そして、第一の係合部並びに第二の係合部は爪部及び開口に限られるものではなく、相対的に移動禁止に構成し得る構造を用いたものであればよい。さらに、天板側に爪部を有する態様に限られることはなく、例えば家具本体側に爪部を設け天板側に開口を形成したものであっても良い。加えて本発明に係る戻り禁止機構については、上記実施形態では弾性爪と当接面とによって係止する態様を例示したが例えばビス等によって固定するものであっても良い。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明の一実施形態に係るワゴンを示す外観図。 同実施形態に係る天板を示す外観図。 同実施形態に係るワゴン本体の上面図。 同実施形態に係る爪部及び弾性爪を示す斜視図。 同実施形態に係る動作説明図。 同上。 同上。
符号の説明
1…天板
1a…使用縁
1r…裏面
10…爪部
15…弾性爪
2…家具本体(ワゴン本体)
20…開口部
25…係止部(係止穴)
W…天板付家具、ワゴン(ワゴン)
X…第一の係合部
Y…第二の係合部
Z…戻り防止機構

Claims (9)

  1. 天板と当該天板を支持してなる家具本体とを有し、
    前記天板と前記家具本体とを相対的にスライドさせるスライド動作によって前記天板の各隅部近傍において当該天板と前記家具本体とを係合させ得る第一の係合部を有してなる天板付家具であって、
    前記第一の係合部と前記第一の係合部との中間に配置され前記スライド動作によって前記天板と前記家具本体とを係合させ得る第二の係合部を具備してなり、
    前記第一の係合部及び前記第二の係合部が、前記天板の裏面側に形成した爪部と前記家具本体の上面側に形成した開口部とによって構成され、前記スライド動作におけるスライド終端位置において前記爪部と前記開口部の開口縁とが係合するように構成しているものであって、
    前記スライド終端位置において当該スライド終端位置からスライド始端側への戻り方向のスライド移動を禁止する戻り防止機構を前記爪部及び開口部とは別体に設けていることを特徴とする天板付家具。
  2. 前記天板が平面視長方形状のものであって、前記第二の係合部を、前記天板の長手方向に配列する2箇所の前記第一の係合部の間に介在させてなるものである請求項1記載の天板付家具。
  3. 前記第二の係合部を、前記天板の長手方向中央部に設けている請求項2記載の天板付家具。
  4. 前記第二の係合部を、前記天板の辺縁に沿って配置している請求項1、2又は3記載の天板付家具。
  5. 前記第二の係合部を、前記天板において使用者に近接する使用縁側に配置してなる請求項1、2、3又は4記載の天板付家具。
  6. 前記戻り防止機構が、前記天板の裏面側に形成され前記スライド動作におけるスライド方向に直交する方向に突出し得る弾性爪と前記家具本体側に設けられ前記弾性爪を係止し得る係止部とを有するものであり、
    前記スライド終端位置において前記弾性爪が前記家具本体に対して突出し当該弾性爪が前記係止部に係止されることにより、前記戻り方向のスライド移動を禁止するように構成している請求項1、2、3、4又は5記載の天板付家具。
  7. ワゴンであることを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載の天板付家具。
  8. 前記第二の係合部を、前記天板において使用者に近接する使用縁側における巾方向中央部近傍に配置してなる請求項7記載の天板付家具。
  9. 前記天板を樹脂の一体成形により設けている請求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載の天板付家具。
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