JP4558437B2 - 仮想型紙作成プログラム、仮想型紙作成装置、及び仮想型紙作成方法 - Google Patents

仮想型紙作成プログラム、仮想型紙作成装置、及び仮想型紙作成方法 Download PDF

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Description

本発明は、立体物の型紙を仮想的に作成する技術に関する。
特許文献1には、ユーザからの操作指令に基づいて、仮想3次元空間内に仮想3次元衣服モデルを作成し、作成した仮想3次元衣服モデルを2次元平面に展開し、仮想型紙を作成する画像処理装置が開示されている。
ところで、布は伸ばす方向に応じて伸び率が異なるというような伸び方向に異方性を有しており、布の力学的特性が充分に反映された安定性の高いの衣服を作成するには、人物が衣服を着用したときに、布の糸目方向(一般的には縦糸方向)が重力方向に沿うように衣服を作成しなければならない。そのため、アパレル業界では、型紙に対して糸目方向を指定するための地の目線(基準線)を設定し、設定した地の目線の方向に布の糸目方向が合うように布を裁断し、衣服が作成されている。また、牛等の動物の皮を用いて靴等の立体物を作成する場合、皮も布同様に異方性を有しており、伸び率が低い皮の背骨方向が重力方向に沿うように立体物を作成しなければならないことから、布の場合と同様に型紙に対して背骨方向を指定するための基準線が設定される。
特開2004−70519号公報
しかしながら、特許文献1の手法では、仮想3次元衣服モデルの表面にポリゴンメッシュを設定し、ポリゴンメッシュの歪みが最小となるように、仮想3次元衣服モデルが2次元平面に展開されているに留まり、基準線を考慮した展開がなされていない。そのため、展開後の仮想型紙に対して基準線を設定する作業が必要となる。
また、仮想型紙及び実際の型紙は平面的であるため、型紙によって裁断された布が、縫製後、重力方向に対してどのような位置関係を有しているか、或いは衣服全体に対してどのような位置関係を有しているかを、型紙から速やかに予測することは困難であり、基準線を設定することは容易ではなかった。
本発明の目的は、仮想立体物モデルに対して直接的に基準線を設定しうる仮想型紙作成プログラム、仮想型紙作成装置、及び仮想型紙作成方法を提供することである。
本発明にかかる仮想型紙作成プログラムは、伸び特性に異方性を有する材料を用いて形成される立体物の型紙を仮想的に作成する仮想型紙作成プログラムであって、前記立体物の3次元データを取得し、仮想3次元空間内に仮想立体物モデルを生成する立体物モデル生成手段、前記仮想立体物モデルの表面に型紙の輪郭線を設定し、前記仮想立体物モデルの表面を複数の領域に区画する輪郭線設定手段、ユーザの操作指令に基づいて、前記輪郭線設定手段によって区画された1の領域に対し、基準線を設定する基準線設定手段、前記基準線が直線状となるように、前記仮想立体物モデルを前記領域毎に2次元空間に展開し、仮想型紙を生成する展開手段としてコンピュータを機能させることを特徴とする。
また、上記構成において、前記展開手段は、各領域にポリゴンメッシュを設定するメッシュ設定手段と、地の目線と交差する複数のポリゴンを初期ポリゴン列として型紙領域に設定されたポリゴンメッシュから抽出し、抽出した初期ポリゴン列の地の目線が直線となるように前記初期ポリゴン列を2次元平面へ展開する第1のポリゴン列展開手段と、前記処理が終了したポリゴン列に隣接するポリゴン列を抽出し、抽出したポリゴン列を2次元平面へ展開する処理を繰り返し実行することにより型紙領域を2次元平面に展開する第2のポリゴン列展開手段とを備えることが好ましい。
また、上記構成において、前記基準線設定手段は、1の領域の表面において交差する2本の基準線を設定し、前記展開手段は、2本の基準線が直交し、かつ、直線状となるように、当該領域を2次元空間に展開することが好ましい。
また、上記構成において、前記基準線設定手段は、ユーザによって指定された前記仮想立体物モデルの1の領域内の一点を通り、かつ、前記仮想3次元空間内に予め設定された重力方向に沿うように、当該領域の表面に前記基準線を設定することが好ましい。
また、上記構成において、前記基準線設定手段は、ユーザによって指定された前記仮想立体物モデルの1の領域内の2点を結ぶように、当該領域の表面に前記基準線を設定することが好ましい。
また、上記構成において、前記基準線設定手段は、前記展開手段により直線状に展開される一辺の輪郭線に対し、前記仮想立体物モデルの表面において平行に前記基準線を設定することが好ましい。
また、上記構成において、前記立体物は、伸び特性に異方性を有する材料からなるものであってもよい。
本発明にかかる仮想型紙作成装置は、立体物の型紙を仮想的に作成する仮想型紙作成装置であって、前記立体物の3次元データを取得し、仮想3次元空間内に、仮想立体物モデルを生成する立体物モデル生成手段と、前記仮想立体物モデルの表面に型紙の輪郭線を設定し、前記仮想立体物モデルの表面を複数の領域に区画する輪郭線設定手段と、ユーザの操作指令に基づいて、前記輪郭線設定手段によって区画された1の領域に対し、前記仮想立体物モデルの表面において基準線を設定する基準線設定手段と、前記基準線が直線状となるように、前記立体物モデルを区画された領域毎に2次元空間に展開し、仮想型紙を生成する展開手段とを備えることを特徴とする。
本発明にかかる仮想型紙作成方法は、コンピュータが、立体物の型紙を仮想的に作成する仮想型紙作成方法であって、前記コンピュータは、立体物モデル生成手段、輪郭線設定手段、基準線設定手段、及び展開手段を備え、前記立体物モデル生成手段が、前記立体物の3次元データを取得し、仮想3次元空間内に、仮想立体物モデルを生成するステップと、前記輪郭線設定手段が、前記仮想立体物モデルの表面に型紙の輪郭線を設定し、前記仮想立体物モデルの表面を複数の領域に区画するステップ、前記基準線設定手段が、ユーザの操作指令に基づいて、前記輪郭線設定手段によって区画された1の領域に対し、前記仮想立体物モデルの表面において基準線を設定するステップと、前記展開手段が、前記基準線が直線状となるように、前記立体物モデルを区画された領域毎に2次元空間に展開し、仮想型紙を生成するステップとを備えることを特徴とする。
請求項1、8、9記載の発明によれば、立体物の3次元データが取得され、仮想3次元空間内に、仮想立体物モデルが生成され、当該仮想立体物モデルの表面に輪郭線が設定され、輪郭線により区画された複数の領域の1の領域(仮想3次元立体物の表面における複数の領域のうち任意の1の領域)の表面に対し、ユーザからの操作指令に基づき、基準線が設定され、設定された基準線が直線となるように、各領域が2次元平面へ展開され、仮想型紙が作成される。したがって、ユーザは、3次元空間内において作成された仮想立体物モデルに対して直接的に基準線を設定することができる。その結果、ユーザは、仮想立体物モデル全体に対する仮想型紙の位置等を把握しながら基準線を設定することが可能となり、基準線を容易に設定することができる。
請求項2記載の発明によれば、各領域に対してポリゴンメッシュが設定され、設定されたポリゴンメッシュを構成するポリゴンのうち、基準線と交差するポリゴンからなる初期ポリゴン列が抽出され、基準線が直線となるように初期ポリゴン列が2次元平面に展開される。初期ポリゴン列の2次元平面への展開処理が終了すると、引き続き初期ポリゴン列に隣接するポリゴン列が2次元平面へ展開され、当該ポリゴン列が2次元平面へ展開されると、当該ポリゴン列に隣接するポリゴン列が2次元平面へと展開されるというようにして、ポリゴン列を1単位として、2次元平面への展開処理が実行されているため、基準線が直線状となるようにポリゴンメッシュを2次元平面に展開しても、ポリゴンメッシュを無理なく展開することができる。
請求項3記載の発明によれば、1の領域の表面に2本の基準線を設定すると、両基準線が直交し、かつ、直線状となるように、仮想型紙が作成されるため、ユーザは仮想立体物モデルの表面に2本の基準線を設定するという簡便な操作を行うだけで、例えば布の場合であれば縦糸及び横糸の各々に対応する2本の基準線が設定された仮想型紙を得ることができる。
請求項4記載の発明によれば、ユーザは仮想立体物モデルの表面の一点を指定すると、当該一点を通り、かつ、重力方向に沿うように、当該一点を含む領域内に基準線が自動的に設定されるため、ユーザは一点を指定するという簡便な操作を行うことにより、重力方向が加味された基準線を有する仮想型紙を得ることができる。
請求項5記載の発明によれば、ユーザは、1の領域に2点を指定するという簡便な操作を行うことにより任意の方向に基準線を設定することができる。
請求項6記載の発明によれば、ユーザは、領域内の1点を指定するだけで、直線状に展開される輪郭線に対して平行な基準線を領域の表面に設定することができる。
請求項7記載の発明によれば、伸び特性に異方性を有する材料(例えば、布、皮)からなる立体物の仮想型紙に対しても容易に基準線を設定することができ、前記材料の伸び率が低い方向(例えば材料が布の場合は縦糸方向)に対して基準線を設定することにより、安定性の高い立体物を作成することができる。
以下、図面を参照しつつ本発明の最良の実施の形態を説明する。図1は、本実施形態による仮想型紙作成装置のブロック構成図を示している。本仮想型紙作成装置は、仮想型紙作成プログラムがインストールされた、パーソナルコンピュータから構成され、操作部1、プログラム実行部2、及び表示部3を備えている。
操作部1は、キーボード、マウス等の入力装置から構成され、ユーザからの操作指令を受け付ける。プログラム実行部2は、CPU等から構成され、CPUが図略のハードディスクに記憶された仮想型紙作成プログラムを実行することにより、衣服モデル生成部21、切込線設定部22、地の目線設定部23、展開部24、及び表示制御部25として機能する。
衣服モデル生成部21は、操作部1により受け付けられたユーザからの操作指令に従って、特開2004−70519号公報に記載された手法を用い、仮想3次元空間内に仮想衣服モデルを生成する。具体的には、仮想3次元空間内に予め作成された仮想人体モデルの胸の頂点や肩甲骨の頂点等の突出点のうち、ユーザにより指定された突出点(例えば胸の頂点)を通り、かつ、仮想人体モデルの表面に沿うようなライン(例えばバストライン)を形成する。
そして、ユーザの操作指令に従って、形成したラインを所定方向にスライドさせ、これにより形成されるラインの軌跡を仮想衣服モデルの一部の構成面とする。なお、スライドすることで形成された軌跡が仮想人体モデルと交差して仮想人体モデルにめり込んだ場合は、めり込んだ軌跡の部分が仮想人体モデルの表面形状に沿うように変形する。このような処理を繰り返し実行することで、衣服モデル生成部21は、スカート、ブラウス、シャツ等の仮想衣服モデルを生成する。
切込線設定部22は、ユーザからの操作指令にしたがって、衣服モデル生成部21により生成された仮想衣服モデルに切込線を設定し、仮想衣服モデルの表面を複数の領域の区画する。なお、仮想型紙は、この領域毎に生成されるため、以下、区画された領域を型紙領域と称する。
地の目線設定部23は、ユーザからの操作指令にしたがって、型紙領域の表面に地の目線を設定する。地の目線は、型紙に対して布の糸目方向を指定するための直線であり、通常、布の縦糸方向を指定するため、或いは縦糸及び横糸の両方向を指定するために用いられる。本実施形態では、地の目線を布の縦糸方向に設定するものとする。なお、地の目線設定部23は、以下に示す第1〜第3の方式のうち、ユーザにより選択されたいずれかの方式に従って地の目線を設定する。
第1の方式は、ユーザによって操作部1を介して指定された型紙領域上の任意の1点を通り、かつ、仮想3次元空間に予め設定された重力方向に沿うように、型紙領域の表面に1本の地の目線を設定する方式である。第2の方式は、ユーザによって操作部1を介して指定された型紙領域の任意の2点を結ぶ線を地の目線として設定する方式である。
第3の方式は、ユーザによって操作部1を介して指定された型紙領域の任意の1点を通り、かつ、直線状に展開される型紙領域の輪郭線に対して平行に型紙領域の表面に地の目線を設定する方式である。第3の方式において、直線状に展開される輪郭線が2本以上存在する場合は、ユーザにより指定された1点に対して最短距離にある輪郭線が地の目線として設定される。
展開部24は、ポリゴンメッシュ設定部241、初期ポリゴン列展開部242、及びポリゴン列展開部243を備え、衣服モデル生成部21により生成された仮想衣服モデルを構成する各型紙領域を2次元平面に展開し、仮想型紙を生成する。
ポリゴンメッシュ設定部241は、各型紙領域の表面に対して、複数のポリゴン(例えば、三角形又は四角形)からなるポリゴンメッシュを設定する。
初期ポリゴン列展開部242は、ポリゴンメッシュ設定部241により設定されたポリゴンメッシュから、地の目線設定部23により設定された地の目線と交差するポリゴン列を初期ポリゴン列として抽出し、抽出した初期ポリゴン列を構成する各ポリゴンの形状及び面積が維持され、かつ、地の目線が直線となるように、初期ポリゴン列を2次元平面に展開する。
ポリゴン列展開部243は、2次元平面への展開が終了した、ポリゴン列(初期ポリゴン列を含む)に隣接するポリゴン列を、公知のマススプリングモデルを用いた平面展開手法により2次元平面に展開する。これにより、ポリゴン列は、ポリゴンの各辺の長さが維持されるように、2次元平面に展開される。以後、ポリゴン列展開部243は、型紙領域内の全ポリゴンが2次元平面に展開されるまで、ポリゴン列の抽出及び展開を繰り返し実行し、型紙領域を2次元平面に展開する。なお、マススプリングモデルを用いた平面展開手法は、本発明者達によって発表された公知文献1「題名:Flattening triangulated surfaces using mass-spring model 著者:JItuo Li,Dongliang Zhang,Guodong Lu,Yanying Peng,Xing Wen,Yoshiyuki Sakaguti 雑誌名:International journal of advanced manufacturing technology Publisher:springer-verlag London limited」にその詳細が記載されている。
表示制御部25は、衣服モデル生成部21により生成された仮想衣服モデル、及び展開部24により生成された仮想型紙等を表示部3に表示させる。
本実施形態では、衣服モデル生成部21が立体物モデル生成手段に相当し、切込線設定部22が輪郭線設定手段に相当し、地の目線設定部23が基準線設定手段に相当し、展開部24が展開手段に相当し、初期ポリゴン展開部242が、第1のポリゴン列展開手段に相当し、ポリゴン列展開部243が第2のポリゴン列展開手段に相当し、地の目線が基準線に該当する。
図2は、本仮想型紙生成装置の処理を示すフローチャートである。なお、本フローチャートを実行する以前に、衣服モデル生成部21により予め仮想衣服モデルが生成されているものとする。まず、ステップS1において、操作部1が、型紙領域に対して地の目線を設定するユーザからの操作指令を受け付けた場合(S1でYES)、地の目線設定部23は、前記第1〜第3の方式のうちいずれかの方式により型紙領域の表面に地の目線を設定する(S2)。なお、地の目線設定部23は、ユーザよって選択された、第1〜第3の方式のうち、いずれの方式を用いて地の目線を設定する。
図3は、ユーザが地の目線を設定する際に、表示制御部25が表示部3に表示する画像を示した図面である。図3に示す画像は、仮想人体モデルMが表示された右側のエリアと、第1〜第3の方式を選択するための左側のエリアとから構成される。左側のエリアには、「重力方向」、「任意の方向」、及び「デザイン線の方向」との文言が表示され、各文言の左側にはチェックボックスC1〜C3が表示されている。また、右側のエリアには、仮想人体モデルM及び型紙領域Rが表示されている。右側のエリアにおいてGの記号が付された矢印は、仮想3次元空間内において予め定められた重力方向を示す重力ベクトルである。
ユーザは、操作部1を操作してチェックボックスC1にチェックマークCMを付すことにより第1の方式を選択し、チェックボックスC2にチェックマークCMを付すことにより第2の方式を選択し、チェックボックスC3にチェックマークCMを付すことにより第3の方式を選択する。
第1の方式が選択されている場合、地の目線設定部23は、ユーザにより指定された型紙領域Rの1点である点P1及び重力ベクトルGを含む平面と型紙領域Rとの交線を求め、求めた交線を地の目線Lgとして設定する。なお、地の目線Lgは型紙領域Rの全域に亘って設定されるが、図3の例では、一部の地の目線Lgのみが表示されている。
第2の方式が選択されている場合、地の目線設定部23は、ユーザにより指定された型紙領域Rの表面の2点である点P1及び点P2を通る平面と、型紙領域Rとの交線を求め、求めた交線を地の目線Lgとして設定する。
第3の方式が選択されている場合、地の目線設定部23は、ユーザにより指定された型紙領域R表面の1点である点P1に対して最短距離に位置し、かつ、直線状に展開される輪郭線ELに対して平行な線を地の目線Lgとして設定する。なお、2次元平面に対し直線状に展開される輪郭線は、予めユーザによって指定されている。
図2に示すステップS3において、表示制御部25は、地の目線設定部23により設定された地の目線Lgを型紙領域Rの表面に表示させる。ステップS4において、ポリゴンメッシュ設定部241は、型紙領域Rに対して複数の三角形のポリゴンからなるポリゴンメッシュを設定する。ステップS5において、初期ポリゴン列展開部242は、型紙領域R内に設定されたポリゴンメッシュから、地の目線Lgと交差する複数のポリゴンを初期ポリゴン列PL1として抽出する。図4は、初期ポリゴン列PL1を示した図面である。図4において、地の目線Lgと交差する太線で示された複数のポリゴンが初期ポリゴン列PL1である。
ステップS6において、初期ポリゴン列展開部242は、初期ポリゴン列PL1に交差する地の目線Lgが直線状となるように、初期ポリゴン列PL1を2次元平面に展開する。図5は、地の目線が直線状となるように初期ポリゴン列PL1を2次元平面に展開する処理を説明する図面であり、(a)は展開前の初期ポリゴン列PL1の一部を示し(b)は展開後の初期ポリゴン列PL1の一部を示している。
この処理は、第1〜第3ステップの3つの処理から構成される。
第1ステップでは、地の目線LgとポリゴンPGiとによって区画される線分Pjj+1上に、ポリゴンPGiの頂点Viに対して距離が最短となる点Vi'を設定した後、以下に示す式(1)〜式(4)に示すri、si、Di及びdiを算出する。
Figure 0004558437
式(1)に示すriは、線分Pjj+1に対する線分PjVi'の比率に、siを乗じることにより得られ、式(1)に示すsiは式(2)により規定される。式(2)に示すsiは、PjVi'ベクトルとPjj+1ベクトルとの内積が正の場合、si=1となり、PjVi'ベクトルとPjj+1ベクトルとの内積が負の場合、si=−1となる。
図5(a)に示すように、PjVi'ベクトルとPjj+1ベクトルとのなす角度θが90度未満の場合、両ベクトルの内積は正の値をとる。この場合、点Vi'は線分Pjj+1の内分点となるため、si=1としている。一方、図6に示すように、角度θが90度よりも大きい場合、内積は負の値をとる。この場合、点Vi'は線分Pjj+1の外分点となるため、si=−1としている。
式(3)に示すDiはVi'Viベクトルの大きさを示す。式(4)に示すdiは、頂点ViがPjj+1ベクトルの右側に位置する場合、di=1となり、頂点ViがPjj+1ベクトルの左側に位置する場合、di=−1となる。
第2のステップでは、点Pj+1に対応する2次元平面上の点pj+1と点Pjに対応する2次元平面上の点pjとによる線分pjj+1の方向が、展開済みの線分pj-1jの方向と同一となり、かつ、線分Pjj+1の大きさと線分pjj+1との大きさが等しくなるように点pj+1の座標を決定する。
第3のステップでは、式(5)の演算を実行し、頂点Viに対する2次元平面上の位置を決定する。
Figure 0004558437
式(5)に示すviは頂点Viに対応する2次元平面上の点であり、pjは点Pjに対応する2次元平面上の点であり、pj+1−pjはpjj+1ベクトルを示し、tiベクトルは式(6)により示される。式(6)に示すti.xはtiベクトルのx成分を示し、ti.yはtiベクトルのy成分を示し、(pjj+1).xはpjj+1ベクトルのx成分を示し、(pjj+1).yは、pjj+1のy成分を示している。式(6)に示すように、tiベクトルは、x成分がpjj+1ベクトルのy成分の値に等しく、y成分がpjj+1ベクトルのx成分にマイナス1を乗じた値に等しい。すなわち、tiベクトルは、pjj+1ベクトルに対し、垂直、かつ、大きさが等しいベクトルである。
式(5)に示すri(pj+1−pj)により頂点vi'の位置が決定されるが、riは式(1)の関係を有し、かつ、線分Pjj+1の大きさは線分pjj+1の大きさに等しいため、結局、線分pjvi'の大きさは線分PjVi'の大きさと等しくなる。また、式(6)に示すdi・Di・tiにより、頂点viの位置が決定される。
初期ポリゴン列展開部242は、初期ポリゴン列PL1を構成する各ポリゴンに対し、上記第1〜第3のステップの処理を、初期ポリゴン列PL1の一端のポリゴンPG1から他端のポリゴンPGNまで順番に実行し、初期ポリゴン列PL1を2次元平面に展開する。これにより、初期ポリゴン列PL1は、地の目線Lgが直線となり、かつ、各ポリゴンの面積、及び形状が維持されるように2次元平面へと展開される。また、最初に地の目線と交差するポリゴン列が2次元平面へと展開されているため、地の目線を正確に直線状に展開することが可能となる。
図2に示すステップS7において、ポリゴン列展開部243は、展開が終了したポリゴン列PLi(iはポリゴン列の抽出順序を示す正数)に隣接するポリゴン列PLi+1を、型紙領域Rから抽出する。図7は、ポリゴン列が抽出される様子を説明するための図面である。(a)及び(b)に示すように、ポリゴン列展開部243は、初期ポリゴン列PL1に対して右隣に隣接するポリゴン列PL2を抽出し、抽出したポリゴン列PL2を2次元平面に展開する。次に、ポリゴン列PL1の左隣に隣接するポリゴンPL3を抽出し、抽出したポリゴン列PL3を2次元平面へ展開する。以後、ポリゴン列PL4、PL5、PL6の順番で、型紙領域Rからポリゴン列を順次抽出していく。すなわち、型紙領域Rは、初期ポリゴン列PL1を中心として左右に広がるように2次元平面へと展開される。
なお、上記ポリゴン列の抽出順は一例にすぎず、初期ポリゴン列PL1の次に、左隣に隣接するポリゴン列PL3を抽出し、次に初期ポリゴン列PL1右隣に隣接するポリゴン列PL2を抽出するというような順番で、型紙領域Rからポリゴン列を順次抽出してもよい。
また、初期ポリゴン列PL1が型紙領域Rの左端のポリゴン列である場合、各ポリゴン列は、型紙領域Rにおいて右方向に広がるように順次抽出されていき、初期ポリゴン列PL1が型紙領域Rの右端のポリゴン列である場合、各ポリゴン列は、型紙領域Rにおいて左方向に広がるように順次抽出されていく。
図2に示すステップS8において、ポリゴン列展開部243は、抽出したポリゴン列PLiをマススプリングモデルを用いた展開手法により、2次元平面に展開する。図8は、展開処理を説明する図面であり、(a)は展開前のポリゴンを示し、(b)は展開後のポリゴンを示している。
図8に示すV1、V2、V3は、既に2次元平面へ展開されたポリゴンの頂点を示し、頂点V1〜V3を通る直線を境界線ELと呼ぶ。a1、a2、a3は、それぞれ、展開前のポリゴンPG1〜PG3の頂点V2における角度を示している。b1,b2,b3は、それぞれ、展開後のポリゴンPG1〜PG3の頂点V2における角度を示している。展開部24は、a1/b1=a2/b2=a3/b3となるように頂点P1及びP2の2次元平面の位置を決定し、ポリゴンPG1〜PG3を2次元平面へ展開する。
図9は、ポリゴン列の展開処理の詳細を説明する図面である。図9に示すように、頂点P1は、境界線EL上の頂点のうち、2個の頂点V1,V2と繋がっているため、辺e1,e2の長さを維持するように位置が決定される。ここで、Ang1(Ang1=∠P112+∠P121)が180度に近い場合、辺e1,e2は非常に長くなる。また、Ang1が180度より大きい場合、ポリゴン同士のオーバーラップが発生する。そこで、オーバーラップを防止するために、ポリゴン列展開部243は、Ang1が小さくなるように、P1の位置を決定する。
頂点P2は、境界線EL上の頂点のうち、1個の頂点V2のみと繋がっている。このような頂点に対して、ポリゴン列展開部243は、辺e3の長さを維持するように、頂点の位置を決定する。頂点P3は、境界線ELの頂点のうち、3個の頂点と繋がっている。このような頂点に対し、ポリゴン列展開部243は、一端の辺e4と他端の辺e6の長さが維持されるように、頂点の位置を決定する。∠V234が0度に近い場合、辺e4,e6の長さが非常に長くなるため、ポリゴン列展開部243は、ポリゴンPG1,PG2を除去する。
なお、頂点P1及びP2がユーザにより、直線、かつ、地の目線Lgと平行に2次元平面へ展開されるように指定された輪郭線上の頂点である場合は、展開部24は、a1/b1=a2/b2=a3/b3を満たし、かつ、頂点P1及びP2を結ぶ線分が、地の目線Lgに対して平行となるように頂点P1及びP2の2次元平面の位置を決定し、ポリゴンPG1〜PG3を2次元平面へ展開する。
ステップS9において、ポリゴン列展開部243は、展開したポリゴン列PLiに対してマススプリングモデルを適用し、ポリゴン列PLiの歪みが緩和されるように、ポリゴン列PLiの各頂点の位置を移動させるローカル緩和処理を実行する。
図10は、マススプリングモデルを示した図面である。マススプリングモデルは、ポリゴンの各頂点P1〜P6を質点とし、質点を直接繋ぐ辺上に設定されたテンションスプリングTSと、隣接する2個のポリゴンによって共有される辺と交差するように、両ポリゴンの質点間に設定されたクロススプリングCSとから構成される。テンションスプリングTSは、布内部で生じる応力を表す。クロススプリングCSは、ポリゴンメッシュが過度に延びてしまうことを防止する。
マススプリングにおいて、質点Pi,Pjを繋ぐバネ(テンションスプリングTS、或いはクロススプリングCS)により、両質点に作用する力は、式(7)によって表される。
Figure 0004558437
式(7)に示すki,jは質点間のバネ係数を示し、Ii,jは、バネのベクトルを示し、l0 i,jはバネの初期長を示し、xi、xjは質点Pi、Pjの位置を示す。テンションスプリングTSの初期長l0 i,jは、3次元空間における対応する辺の長さに等しく、バネ係数ki,jは、初期長l0 i,j辺の長さに応じて決定される。クロススプリングCSの初期長l0 i,jは、2次元平面へ展開された対応する2つのポリゴンの頂点間の長さに等しい。
ポリゴン列展開部243は、ローカル緩和処理を実行するにあたり、ポリゴンメッシュの歪みをより緩和させるために、オーバーラップの発生により除去されたポリゴンに対して損失力を作用させ、ポリゴン列PLiの歪みを緩和させる。図11及び図12は、損失力を説明する図面である。両図とも、(a)は展開前のポリゴン列PLiを示し、(b)は展開後のポリゴン列PLiを示し、(c)は質点に作用する損失力を示す図面である。また、P,P1〜P4は展開前の頂点を示し、V1〜V4は展開済みの頂点を示している。
図11(b)では、ポリゴンPG1にオーバーラップが発生している。このポリゴンPG1は、3個の頂点のうち1個の頂点V3が、境界線EL上に存在している。このようなポリゴンPG1対しては、ポリゴン列展開部243は、(c)に示すように除去対象となるポリゴンPG1の3個の頂点のうち、境界線EL上に存在しない2個の頂点P2,P3の各々に対し、両頂点を結ぶ直線上に両頂点が引き合う方向に損失力Fpを設定する。
図12(b)では、ポリゴンPG2にオーバーラップが発生している。このポリゴンPG2は、3個の頂点のうち2個の頂点V1,V2が、境界線EL上に存在している。このようなポリゴンPG2に対しては、ポリゴン列展開部243は、(c)に示すように境界線EL上にない1個の頂点Pに対して、頂点V1,V2を結ぶ境界線ELに対して垂直方向に損失力Fpを設定する。なお、損失力の値については公知文献1に記載されている。
ステップS10において、緩和処理がされた直後のポリゴン列PLiと既に展開処理がなされているポリゴン列PL1〜PLi−1とで構成されるポリゴンメッシュ全体に対してマススプリングモデルを適用し、当該ポリゴンメッシュ全体の歪みが緩和されるように、ポリゴンの各頂点を移動させる処理(グローバル緩和処理)を実行する。ここで、各頂点が移動する結果、オーバーラップするポリゴンが発生することもある。この場合、ポリゴン列展開部243は、オーバーラップを修正する処理を適宜実行する。図13は、グローバル緩和処理により発生したオーバーラップを示した図面であり、(a)はグローバル緩和処理前のポリゴンメッシュを示し、(b)はグローバル緩和処理後のポリゴンメッシュを示し、(c)はオーバーラップの修正後のポリゴンメッシュを示している。
(b)に示すように、グローバル緩和処理により、頂点Pが頂点P1〜P6により取り囲まれるポリゴンの外部に移動され、頂点P,P5,P6からなるポリゴンがオーバーラップしている。この場合、ポリゴン列展開部243は、頂点Pが頂点P1〜P6により取り囲まれるポリゴン内部に位置するように頂点Pの移動量を小さくし(例えば、1/2)、オーバーラップの発生を防止している((c)参照)。
ステップS11において、全てのポリゴンの2次元平面への展開が終了している場合(S11でYES)、処理が終了され、全てのポリゴンの2次元平面への展開が終了していない場合は(S11でNO)処理がステップS7に戻され、展開済みのポリゴン列に隣接するポリゴン列が抽出され、ステップS8以降の処理が実行される。
なお、本仮想型紙作成装置は、型紙領域Rに縦糸及び横糸方向を指定するための2本の地の目線を設定し、この2本の地の目線が直交するように、型紙領域Rを2次元平面に展開させることも可能である。この場合、地の目線設定部23は、ステップS2において、ユーザからの操作指令に従って、第1〜第3の方式のうちいずれかの方式により型紙領域Rの表面に1本の目の地の目線を設定した後、ユーザからの操作指令に従って、第2の方式を用いて2本目の地の目線を設定する。
初期ポリゴン列展開部242は、ステップS5において、2本の地の目線の各々と交差するポリゴン列を抽出し、2本の地の目線が直交し、かつ、直線となるように両ポリゴン列を2次元平面へ展開する。
この場合、初期ポリゴン列展開部242は、ステップS7において、ポリゴン列を図14に示すように抽出していく。図14は、2本の地の目線が設定された場合に、ポリゴン列が型紙領域Rから抽出されていく様子を示した図面である。図14に示すように、十文字状の初期ポリゴン列PL1,PL1に対する展開処理が終了すると、続いて、初期ポリゴン列PL1,PL1によって区画される4つの領域から、初期ポリゴン列PL1に隣接するポリゴン列PL2〜PL5が順番に抽出され、各々に対してステップS8〜S11の処理が実行されると、続いて、ポリゴン列PL2〜PL5の各々に隣接するポリゴン列PL6〜PL9が抽出される。このように、2本の地の目線が設定された場合、ポリゴン列は、初期ポリゴン列PL1によって区画される4つの領域において、斜め外側に向かうように順次抽出されていく。
次に、本仮想型紙作成装置の計算結果を示す。図15は、本仮想型紙作成装置によって作成された仮想型紙を示す図面であり、(a)は仮想人体モデルM上に作成された3次元の仮想衣服モデルの型紙領域Rを示し、(b)は地の目線を加味しない従来の手法により生成された仮想型紙を示し、(c)は本仮想型紙作成装置により生成された仮想型紙を示している。(a)に示すように、型紙領域Rの表面には2本の地の目線Lg1,Lg2が設定されている。ここで、地の目線Lg1は第3の方式により設定されており、型紙領域Rの直線状に展開される輪郭線ELと型紙領域Rの表面において平行に設定されている。また、地の目線Lg2は、第2の方式により設定されており、型紙領域Rの表面の2点を結ぶ線となっている。
(a)に示す型紙領域Rを地の目線Lg1,Lg2を考慮せずに2次元平面へ展開すると、(b)に示すように、生成された仮想型紙の地の目線Lg1,Lg2は、共に湾曲し、直線状の地の目線が得られないことが分かる。一方、(a)に示す型紙領域Rを本仮想型紙作成装置により2次元平面に展開すると、(c)に示すように、地の目線Lg1,Lg2は、直交し、かつ、直線状になっていることが分かる。
このように本仮想型紙作成装置によれば、3次元空間内において作成された仮想衣服モデルに地の目線を直接的に設定することができるため、仮想衣服モデルに対して仮想型紙の位置を把握しながら、地の目線を設定することが可能となり、地の目線を容易に設定することができる。
上記実施形態の仮想型紙作成装置は、仮想衣服モデルの仮想型紙を作成するものであったが、本発明はこれに限定されず、カーシート、靴、縫いぐるみ等を立体物モデルとして採用し、これらに対する仮想型紙を生成するものであってもよい。また、立体物モデルを作成する材料として、布に限らず、牛、羊等の動物の皮を用いても良い。皮の場合は背骨の方向の伸び率が低いため、かかる方向が基準線として設定される。
また、本発明にかかる仮想型紙作成装置を、異方性を有しない材料(例えばビニール)から構成される立体物モデルの仮想型紙の作成に適用しても良い。異方性を有しない材料(例えば、ビニール)を用いて作成される立体物モデルの型紙を作成する場合であっても、型紙の所定の部分を直線にしたいという要求があり、かかる場合、本発明は有用となる。
また、本発明にかかる仮想型紙生成プログラムをCD−ROM、DVD―ROM等のコンピュータ読取り可能な記録媒体に記憶させ、仮想型紙生成プログラムをユーザに提供してもよい。さらに、仮想型紙生成プログラムが記憶されたWEBサーバからダウンロードすることにより、仮想型紙生成プログラムをユーザに提供してもよい。
本実施形態による仮想型紙作成装置のブロック構成図を示している。 本仮想型紙生成装置の処理を示すフローチャートである。 ユーザが地の目線を設定する際に、表示制御部が表示部に表示する画像を示した図面である。 初期ポリゴン列を示した図面である。 地の目線が直線状となるように初期ポリゴン列を2次元平面に展開する処理を説明する図面であり、(a)は展開前の初期ポリゴン列を示し(b)は展開後の初期ポリゴン列を示している。 点Vi'が線分Pjj+1の外分点となる場合を示した図面である。 ポリゴン列が抽出される様子を説明するための図面である。 展開処理を説明する図面であり、(a)は展開前のポリゴンを示し、(b)は展開後のポリゴンを示している。 ポリゴン列の展開処理の詳細を説明する図面である。 マススプリングモデルを示した図面である。 ローカル緩和処理を説明する図面である。 ローカル緩和処理を説明する図面である。 グローバル緩和処理により発生したオーバーラップを示した図面であり、(a)はグローバル緩和処理前のポリゴンメッシュを示し、(b)はグローバル緩和処理後のポリゴンメッシュを示し、(c)はオーバーラップの修正後のポリゴンメッシュを示している。 2本の地の目線が設定された場合に、型紙領域からポリゴン列が抽出される様子を説明する図面である。 本仮想型紙作成装置によって作成された仮想型紙を示す図面であり、(a)は仮想人体モデル上に作成された3次元の仮想衣服の型紙領域を示し、(b)は地の目線を加味しない従来の手法により型紙領域を2次元平面へ展開して得られた仮想型紙を示し、(c)は本仮想型紙作成装置により展開された仮想型紙を示している。
符号の説明
1 操作部
2 プログラム実行部
3 表示部
21 切込線設定部
22 衣服モデル生成部
23 地の目線設定部
24 展開部
25 表示制御部

Claims (9)

  1. 立体物の型紙を仮想的に作成する仮想型紙作成プログラムであって、
    前記立体物の3次元データを取得し、仮想3次元空間内に仮想立体物モデルを生成する立体物モデル生成手段、
    前記仮想立体物モデルの表面に型紙の輪郭線を設定し、前記仮想立体物モデルの表面を複数の領域に区画する輪郭線設定手段、
    ユーザの操作指令に基づいて、前記輪郭線設定手段によって区画された1の領域に対し、基準線を設定する基準線設定手段、
    前記基準線が直線状となるように、前記仮想立体物モデルを前記領域毎に2次元空間に展開し、仮想型紙を生成する展開手段としてコンピュータを機能させることを特徴とする仮想型紙作成プログラム。
  2. 前記展開手段は、
    各領域にポリゴンメッシュを設定するメッシュ設定手段と、
    基準線と交差する複数のポリゴンを初期ポリゴン列として型紙領域に設定されたポリゴンメッシュから抽出し、抽出した初期ポリゴン列の基準線が直線となるように前記初期ポリゴン列を2次元平面へ展開する第1のポリゴン列展開手段と、
    前記処理が終了したポリゴン列に隣接するポリゴン列を抽出し、抽出したポリゴン列を2次元平面へ展開する処理を繰り返し実行することにより型紙領域を2次元平面に展開する第2のポリゴン列展開手段とを備えることを特徴とする請求項1記載の仮想型紙作成プログラム。
  3. 前記基準線設定手段は、1の領域の表面において交差する2本の基準線を設定し、
    前記展開手段は、2本の基準線が直交し、かつ、直線状となるように、当該領域を2次元空間に展開することを特徴とする請求項1又は2記載の仮想型紙作成プログラム。
  4. 前記基準線設定手段は、ユーザによって指定された前記仮想立体物モデルの1の領域内の一点を通り、かつ、前記仮想3次元空間内に予め設定された重力方向に沿うように、当該領域の表面に前記基準線を設定することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の仮想型紙作成プログラム。
  5. 前記基準線設定手段は、ユーザによって指定された前記仮想立体物モデルの1の領域内の2点を結ぶように、当該領域の表面に前記基準線を設定することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の仮想型紙作成プログラム。
  6. 前記基準線設定手段は、前記展開手段により直線状に展開される一辺の輪郭線に対し、前記仮想立体物モデルの表面において平行に前記基準線を設定することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の仮想型紙作成プログラム。
  7. 前記立体物は、伸び特性に異方性を有する材料からなることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の仮想型紙作成プログラム。
  8. 立体物の型紙を仮想的に作成する仮想型紙作成装置であって、
    前記立体物の3次元データを取得し、仮想3次元空間内に、仮想立体物モデルを生成する立体物モデル生成手段と、
    前記仮想立体物モデルの表面に型紙の輪郭線を設定し、前記仮想立体物モデルの表面を複数の領域に区画する輪郭線設定手段と、
    ユーザの操作指令に基づいて、前記輪郭線設定手段によって区画された1の領域に対し、前記仮想立体物モデルの表面において基準線を設定する基準線設定手段と、
    前記基準線が直線状となるように、前記立体物モデルを区画された領域毎に2次元空間に展開し、仮想型紙を生成する展開手段とを備えることを特徴とする仮想型紙作成装置。
  9. コンピュータが、立体物の型紙を仮想的に作成する仮想型紙作成方法であって、
    前記コンピュータは、立体物モデル生成手段、輪郭線設定手段、基準線設定手段、及び展開手段を備え、
    前記立体物モデル生成手段が、前記立体物の3次元データを取得し、仮想3次元空間内に、仮想立体物モデルを生成するステップと、
    前記輪郭線設定手段が、前記仮想立体物モデルの表面に型紙の輪郭線を設定し、前記仮想立体物モデルの表面を複数の領域に区画するステップ、
    前記基準線設定手段が、ユーザの操作指令に基づいて、前記輪郭線設定手段によって区画された1の領域に対し、前記仮想立体物モデルの表面において基準線を設定するステップと、
    前記展開手段が、前記基準線が直線状となるように、前記立体物モデルを区画された領域毎に2次元空間に展開し、仮想型紙を生成するステップとを備えることを特徴とする仮想型紙作成方法。
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