JP4557121B2 - 操作監視システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種プラントの操作監視システムに係わり、特に操作者の個人情報により操作者の特定及びその取り扱いを許可するようにするとともに、運転操作履歴の記録機能を持たせた操作監視システムに関する。
【0002】
【関連する技術背景】
プラントを構成しているポンプ、制御弁、加熱器などの各種機器に対する制御は、制御対象機器の近傍に設置されたシーケンサによるものが多い。このシーケンサには制御対象機器に所定の動作をさせるため、予め設定された運転操作手順が登録されている。また、シーケンサの近傍には前記運転操作手順の変更・修正の登録、あるいは制御対象機器への直接操作を行う等のため、タッチディスプレイなどの操作端末が設けられている。
【0003】
一般にプラントにおける制御対象機器数は多く、したがって、これらの制御対象機器を制御するシーケンサの数も多くなってきている。そのため、シーケンサ群を取りまとめる役割を担う制御監視装置が設けられてプラントの操作監視システムを構成している。この制御監視装置には、制御対象機器の動作を監視すると共に、シーケンサに制御対象機器の運転操作手順の設定と設定された操作手順の変更を行う機能を備えている。
【0004】
もちろん、シーケンサに対する前記運転操作手順の設定としては、シーケンサの中に組み込まれたシーケンスプログラムの変更のみに限られるものではない。
例えば、個々の制御対象機器の自動/手動切換、手動によるポンプの運転/停止、弁の開/閉などの操作も含まれている。
また、前記設定された操作手順の変更には、プラントの運転のために設定されている各種設定値類を変更する操作も含まれている。具体的には、pHや水位などの制御目標値、ポンプ起動/停止水位やポンプ弁の動作を決定するための制御設定値、警報を判断するための警報設定値などの変更操作である。
【0005】
このような構成をなす操作監視システムは、操作に関して十分な知識を有する熟練者が取り扱う必要がある。すなわち、操作知識のない関係者以外の者が不用意に操作すると、プラントを構成する機器の運転状態が異常となり、重大な支障を起こす懸念があるからである。このため、操作・設定に先立ってパスワードの入力を義務づけることで、関係者以外の者の不用意な操作を防止する方法がとられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記パスワードを用いる方法では、制御対象機器またはシーケンサ毎に設定されたパスワードを用いているため、誰が操作監視システムを操作したのかわからないという欠点があった。また、パスワードを用いているため、例えば業務内容に応じた操作管理ができず、誤った機器の操作、設定が行われるという懸念もあった。
【0007】
更にはプラントの運転状態が異常となったときに、操作者の人為的ミスによるものか、制御対象機器の異常によるものなのかを判別することが容易ではなく、異常復旧のための原因究明に時間を要し、対応が遅れるという懸念があった。
本発明はこのような課題を達成するために、シーケンサに設定された制御対象機器の運転操作手順および/またはその変更内容を、その操作を行った操作者の個人情報と共に運転操作履歴として記憶することができる操作監視システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するため、本発明の請求項1に係る操作監視システムは、複数の制御対象機器の各動作を、設定された運転操作手順に従ってそれぞれ制御する複数のシーケンサと、これらのシーケンサにそれぞれ付随して設けられて、そのシーケンサに前記制御対象機器の運転操作手順を設定すると共に、設定された操作手順を変更する複数の操作端末と、前記複数の制御対象機器の各動作を監視する監視機能、および前記シーケンサを指定して該シーケンサに前記制御対象機器の運転操作手順を設定すると共に、設定された操作手順を変更する操作機能を備えた制御監視装置と、を具備してなり、
前各シーケンサは、該シーケンサの取り扱いが許可された操作者の個人情報、例えば個人IDを記憶する個人情報記憶手段と、前記操作端末または前記制御監視装置から入力される個人情報と上記個人情報記憶手段に予め登録されている個人情報とを照合して、該個人情報が一致した場合にのみ該シーケンサの取り扱いを許可する個人認証手段とを備え、
前記制御監視装置は、前記各シーケンサにそれぞれ設定された運転操作手順およびその変更内容を、その操作を行った操作者の前記個人情報と共に運転操作履歴として記憶する操作履歴記憶手段を備えることを特徴とする。
【0009】
また、本発明の請求項2に係る操作監視システムの前記個人情報記憶手段は、前記シーケンサの取り扱いが許可された複数の操作者の個人情報を、前記各操作者の業務内容に応じて管理するものであって、前記個人認証手段は、前記シーケンサに設定されている運転操作手順に対する変更可能な内容を、認証した個人情報により特定される操作者の業務内容に応じて制限してその取り扱いを許可する手段を備えることを特徴とする。
【0010】
また、本発明の請求項3に係る操作監視システムは、前記制御監視装置は、前記制御対象機器の動作状態の変化を運転履歴として記憶すると共に、この運転履歴を前記操作履歴記憶手段に記憶された運転操作履歴と共に出力する手段を備えることを特徴としている。
したがって、本発明によれば、関係者以外の者による不用意な機器の操作を防止し、かつ、操作者の特定および機器の動作状態の変化を運転履歴として記憶し、運転操作履歴と共に出力させることが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明に係る操作監視システムについて説明する。
図1は、本発明の一実施形態として複数のシーケンサ10と制御監視装置20との間をネットワーク40で相互に接続した形態をなす操作監視システムの概略構成を示すブロック図である。
【0012】
シーケンサ10には、該シーケンサの取り扱いが許可された操作者の個人情報を記憶する個人情報記憶部11が設けられている。この個人情報として、例えば操作者毎にIDコードと暗証コードを用いる方式とした場合、シーケンサ10の個人情報記憶部11には、例えば図2に示すテーブル形式として個人情報が保存されている。更に、このシーケンサ10には制御対象機器30の操作手順の設定または変更、あるいは直接制御機器の操作を行うための操作端末部12が設けられている。操作端末部12から個人情報が入力されると、シーケンサ10は入力された個人情報と予め個人情報記憶部11に保存されている個人情報との照合を認証部13で行う。そして、シーケンサ10は、該個人情報が一致した場合、シーケンサ10の取り扱いを許可し、操作指令部14に操作指令を与える。個人情報が不一致の場合、シーケンサ10は前記操作端末部12にその旨表示し、正しい個人情報の入力を促す。
【0013】
もちろん、ネットワーク40に接続された制御監視装置20からシーケンサ10に対して操作指令を与え、シーケンサ10の取り扱い操作を行う方法としてもよい。この場合でも前述のようにシーケンサ10内部の個人認証手段によって許可された操作者のみに該シーケンサ10の取り扱いを許可する。
ちなみに前記個人IDの固有性を維持するために、制御監視装置20に新規個人情報を登録する際、個人情報記憶部11に重複する個人IDがないことを確認した後に登録を行う登録処理部を備えることが好ましい。
【0014】
一方、制御監視装置20は、ネットワーク40を介して各シーケンサ10に接続されている。このため、制御監視装置20はシーケンサ10に対する操作員および操作員の行ったシーケンサ10の取り扱いと機器の運転状況についてモニタすることができる。また、制御監視装置20は履歴情報記憶部21を備え、このモニタ情報を履歴情報記憶部21に時刻情報と共に、時系列的に保持している。そして、操作者は必要に応じて制御監視装置20に履歴情報の出力要求を出すことで、履歴情報出力部22から操作員および操作員の行ったシーケンサ10の取り扱い状況と機器の運転状況とを時系列的に出力させることができる。
【0015】
さて前述した各シーケンサ10は詳しくは第3図に示すように構成される。シーケンサ10には、該シーケンサ10の動作を司るためのCPU部15が備えられ、CPU部15はシーケンサ10の各構成部の制御を行う。また、該シーケンサ10の近傍には運転操作手順および/またはその変更内容の入力、あるいは直接制御機器の操作など、該シーケンサ10の取り扱いをするため、タッチディスプレイ、携帯型プログラミングツールやPC(パソコン)プログラミングツールなどの操作端末部12が備えられている。この操作端末部12からは、該シーケンサ10の取り扱いに先立ち、個人情報として例えばIDコードや暗証コードなどが入力される。もちろん、該個人情報をIDカードまたはICカードなどに格納する方法を採用し、その情報を取得するためのIDカード読み出し機能またはICカードの読み出し機能を前記操作端末部12に備える構成としてもよい。
【0016】
また、シーケンサ10内部に備えられた個人情報記憶部11は、読み出し/書き込み自由なRAMや読み出し専用のROM、またはディスク装置等の補助記憶装置で構成されている。そして、この個人情報記憶部11をRAMまたは補助記憶装置等で構成した場合は、後述する制御監視装置20の操作端末部23から予め個人情報が入力され、個人情報記憶部11に個人情報が登録されている。もちろん、シーケンサ10に備えられた操作端末部12から個人情報記憶部11に個人情報を登録してもよい。あるいは、前記個人情報記憶部11をROM等の読み出し専用の記憶素子等で構成した場合は、図示しないが予め該ROMに個人情報を書き込んでおいてもよい。
【0017】
しかして、個人情報の認証が完了し、該シーケンサの取り扱いが許可された後は、操作端末部12から、制御対象機器30の運転操作手順および/またはその変更内容を入力することが可能となる。また、その制御対象機器の運転状態を状態検出部16で検出して、操作端末部12に表示させることもできる。
次にシーケンサ10における処理手順を、図4の流れ図を用いて簡単に説明する。
【0018】
最初にCPU部15は操作端末部12からID情報の入力があったかどうかを検出する。するとCPU部15は、IDコードの入力があったことを条件として[ステップS1]、IDコードを読み込む[ステップS2]。次いでCPU部15は、操作者毎に割り当てられた暗証コードの入力を待つ。CPU部15が暗証コードの入力を認識すると[ステップS3]、CPU部15は暗証コードを読み込む[ステップS4]。そしてCPU部15は、この入力されたIDコードおよび暗証コードと、個人情報記憶部11に記憶されている個人情報との照合を認証部13で行う[ステップS5]。
【0019】
CPU部15は認証が一致した場合、操作許可表示を操作端末部12に表示する[ステップS6]。一方、個人情報の認証が不一致の場合、CPU部15は操作不許可である旨を操作端末部12に表示して[ステップS10]、新たなIDコードの入力を待つ。個人情報の認証確認ができたときは、CPU部15は操作端末部12から運転操作手順および/またはその変更内容の入力を待つ[ステップS7]。運転操作手順および/またはその変更内容が入力された場合、CPU部15はそれぞれの入力にふさわしい処理を行い、その指令を操作指令部14を介して制御対象機器30に与える。
【0020】
尚、前記運転操作手順および/またはその変更内容の入力が一定時間内に入力がない場合は、該操作者以外の操作を防止するために、CPU部15は新たなIDコードの入力を待つ[ステップS9]。このステップS9における判断で使用する時間値は制御監視装置20で設定可能にしておくことが好ましい。
一方、制御監視装置20は詳しくは第5図に示すように構成される。制御監視装置20には、該制御監視装置20の動作を司るためのCPU部23が備えられている。また、制御監視装置20には運転操作手順および/またはその変更内容の入力、あるいは直接制御機器の操作を行うための操作入力部29としてキーボードなどが備えられている。
【0021】
更には、制御監視装置20には、前記シーケンサ10に備えられている個人情報記憶部11に対して、前記制御対象機器30の操作の許可または非許可の設定をするための個人情報を登録する個人情報登録部25が設けられている。
また、制御監視装置20の操作入力部29からシーケンサ10に対してネットワークI/F部42およびネットワーク40を介して、制御対象機器30の運転操作手順および/またはその変更内容を入力することもできる。このとき、該制御対象機器30の運転状態は、ネットワーク40を介して機器状態表示部28で処理の上、表示部26に表示させることができる。そのほか、前記表示部26には、前記個人情報登録部25からシーケンサ10に登録した個人情報をネットワーク40を介して個人情報表示部27で処理の上、表示させることもできる。
【0022】
一方、制御監視装置20には、運転操作手順および/またはその変更内容の入力並びに制御対象機器30の運転状態の履歴情報を保存する履歴情報記憶部21が備えられている。この履歴情報は履歴情報出力部22から、例えば図6に示すように、制御対象機器30の運転履歴と共に、操作員の行った操作履歴を時系列的に出力させることができる。また、この図に示すように操作員の最後に行った手動操作状況を別個に表示させて、そのときのプラントの応動状況が分かりやすくなるようにしてもよい。図6のように運転状態の履歴と操作履歴とを同一画面に時系列表示することで、警報発生等の運転状態の変化の原因が操作員の操作によるものか否かが特定しやすくなる。
【0023】
次に制御監視装置20における処理手順を、図7の流れ図を用いて簡単に説明する。
最初にCPU部23は個人情報入力部24からID情報の入力があったかを検出する。するとCPU部23は、IDコードの入力があったことを条件として[ステップS21]、IDコードを読み込む[ステップS22]。次いでCPU部23は、操作者毎に割り当てられた暗証コードの入力を待つ。CPU部23が暗証コードの入力を認識すると[ステップS23]、CPU部23は暗証コードを読み込む[ステップS24]。そしてCPU部23は、この入力されたIDコードおよび暗証コードからなる個人情報を、操作対象とするシーケンサ10に対して送信し[ステップS25]、個人情報照会を行う。
【0024】
シーケンサ10が個人情報照会の依頼を受けると[ステップS26]、シーケンサ10内の個人情報記憶部11に保存されている個人情報と一致しているかどうかを、シーケンサ10内のCPU部15が判定を行う[ステップS27]。個人情報が一致している場合、CPU部15は操作許可フラグを設定し[ステップS28]、不一致の場合は操作許可フラグの設定をしない[ステップS29]。次いでシーケンサ10は、前記認証結果を制御監視装置20へ伝送する[ステップS30]。
【0025】
シーケンサ10から伝送された認証結果は、制御監視装置20で受信され[ステップS31]、CPU部23は操作許可フラグが設定されているかどうかを判定する[ステップS32]。そしてCPU部23は、操作許可フラグが設定されている条件で[ステップS32]、操作入力部29からの操作入力にふさわしい処理を実行するため、シーケンサ10との間で処理を継続する[ステップS33]。
【0026】
一方、操作許可フラグが設定されていない場合、CPU部23は新たなIDコードの入力を待つ[ステップS32]。
すなわち、制御監視装置20に設けられた個人情報入力部24から入力された個人情報をシーケンサ10で認証し、その認証結果によって制御対象機器30の運転操作手順および/またはその変更内容の入力、あるいは直接制御対象機器30の操作を行うことを許可する。
【0027】
しかして、このように構成された制御監視システムにおいては、シーケンサ10近傍に設けられた操作端末部12から入力された操作指令と、制御監視装置20の操作入力部29から入力された操作指令が同一制御対象機器30に同時に与えられることがある。このため、いずれか一方の操作指令実行中は、他方の操作指令を無視する排他制御をとるように構成する。例えば、シーケンサ10に備え付けられた操作端末部12から操作を行っているときには、制御監視装置20からの操作入力部29の操作を無視するようにシーケンサ10の操作手順を構成する。あるいは、制御対象機器30の近傍に設けられたシーケンサ10の操作端末部12からの操作入力を最優先となるよう構成してもよい。
【0028】
更には、操作者の操作レベル毎に割り当てられた優先度や操作者の業務内容によって運転操作手順および/またはその変更内容の入力、または直接制御対象機器30の操作の優先度格差や制御対象機器30の対象を限定してもよい。この場合は、例えば図8に示すように各操作者毎に制御対象機器30および制御対象機器30の操作内容のレベル付けを行い、シーケンサ10で操作の許可/不許可の判定を行わせる。
【0029】
このように構成された操作監視システムでは、制御対象機器毎に設けられたパスワードを用いず、個人情報を基に機器操作を実行する。このため、制御対象機器毎に設定されたパスワードを管理する必要がないほか、操作者が該制御対象機器のパスワードを憶えておく必要もない。このことは、シーケンサを多数用いている大規模なプラントなどにおいては特に有用である。
【0030】
また、本発明によれば操作者の習熟度の違いによる制御対象機器の限定も個人認証手段によって行うことが可能となる。例えば、機器操作の熟練者にはすべての制御対象機器の操作や制御設定の変更を許し、逆に機器操作の未熟な操作者には、制御対象機器の限定や制御設定の変更を制限することなどができる。また、操作者の業務内容に応じた制御対象機器の限定も個人認証手段によって行うことが可能となる。
【0031】
したがって、機器操作の習熟度の低い操作者の誤操作または誤設定、あるいは業務対象外の誤った機器操作などを防止することができ、操作監視システム全体の安全性および信頼性を大幅に向上させることができる。
更には機器操作を実行した操作者および制御対象機器の応動状態を時系列的に保持する履歴情報を持っているので、例えばプラントの異常発生時の状況把握を効果的に行うことが可能となる。このため、プラントの異常解析とその対応を速やかに行うことができる。
【0032】
上述の例は、制御監視装置とシーケンサおよび操作端末を組み合わせたネットワーク構成をなす操作監視システムであるが、操作端末の代わりに制御監視装置を複数備えた構成の操作監視システムとしてもよい。もちろん、制御監視装置の代わりに操作端末とシーケンサを組み合わせた操作監視システムを構成してもよい。
【0033】
あるいはネットワークを構成しない操作監視システムに適用してもよい。例えば、制御監視装置とシーケンサの一体構成の制御監視装置に適用する等が考えられる。その他、本発明はその趣旨を変更しない範囲で種々変更して実施することができる。
【0034】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の操作監視システムでは、複数の操作者毎に対応付けられた個人情報があるので、この情報を基にシーケンサが個人認証を行い、許可された操作者のみに機器の操作を行わせることができる。また、個人情報を基にした操作者の業務内容による機器操作レベルを設けているので、業務内容に応じた機器操作を行うことができる。更には機器操作を実行した操作者および制御対象機器の応動状態を時系列的に保持する履歴情報を持っているので、例えばプラントの異常発生時の状況把握を効果的に行うことができ、プラントの信頼性を向上させる等の実用上多大なる効果が奏せられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る操作監視システムの概略構成を示すブロック図。
【図2】本発明の一実施形態に係るシーケンサ内に形成された認識番号テーブルを示す図。
【図3】図1に示す操作監視システムにおけるシーケンサの概略構成を示すブロック図。
【図4】図3に示すシーケンサの動作を示す流れ図。
【図5】図1に示す操作監視システムにおける制御監視装置の概略構成を示すブロック図。
【図6】本発明の一実施形態に係る操作/動作履歴表示を示す図。
【図7】図5に示す制御監視装置の動作を示す流れ図。
【図8】本発明の一実施形態に係るシーケンサ内に形成された操作レベルを有する認識番号テーブルを示す図。
【符号の説明】
10 シーケンサ
11 個人情報記憶部
12 操作端末部
13 認証部
14 操作指令部
15 CPU部
16 状態検出部
20 制御監視装置
21 履歴情報記憶部
22 履歴情報出力部
23 操作端末部
24 個人情報入力部
25 個人情報登録部
26 表示部
27 個人情報表示部
28 機器状態表示部
29 操作入力部
30 制御対象機器
40 ネットワーク
41、42 ネットワークI/F部
Claims (3)
- 複数の制御対象機器の各動作を、設定された運転操作手順に従ってそれぞれ制御する複数のシーケンサと、
これらのシーケンサにそれぞれ付随して設けられて、そのシーケンサに前記制御対象機器の運転操作手順を設定すると共に、設定された操作手順を変更する複数の操作端末と、
前記複数の制御対象機器の各動作を監視する監視機能、および前記シーケンサを指定して該シーケンサに前記制御対象機器の運転操作手順を設定すると共に、設定された操作手順を変更する操作機能を備えた制御監視装置と、
を具備してなり、
前記各シーケンサは、該シーケンサの取り扱いが許可された操作者の個人情報を記憶する個人情報記憶手段と、
前記操作端末または前記制御監視装置から入力される個人情報と前記個人情報記憶手段に予め登録されている個人情報とを照合して、該個人情報が一致した場合にのみ該シーケンサの取り扱いを許可する個人認証手段とを備え、
前記制御監視装置は、前記各シーケンサにそれぞれ設定された運転操作手順およびその変更内容を、その操作を行った操作者の前記個人情報と共に運転操作履歴として記憶する操作履歴記憶手段を備える
ことを特徴とする操作監視システム。 - 前記個人情報記憶手段は、前記シーケンサの取り扱いが許可された複数の操作者の個人情報を、前記各操作者の業務内容に応じて管理するものであって、
前記個人認証手段は、前記シーケンサに設定されている運転操作手順に対する変更可能な内容を、認証した個人情報により特定される操作者の業務内容に応じて制限してその取り扱いを許可するものである請求項1に記載の操作監視システム。 - 前記制御監視装置は、前記制御対象機器の動作状態の変化を運転履歴として記憶すると共に、この運転履歴を前記操作履歴記憶手段に記憶された運転操作履歴と共に出力する手段を備えてなる請求項1に記載の操作監視システム。
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