JP4556991B2 - サーマルヘッド、サーマルヘッドの製造方法及び印画装置 - Google Patents

サーマルヘッド、サーマルヘッドの製造方法及び印画装置 Download PDF

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本発明は、サーマルヘッド、サーマルヘッドの製造方法及び印画装置に関し、特に、業務用や民生用の各種プリンタ機器に搭載されるサーマルヘッド、サーマルヘッドの製造方法及び、そのサーマルヘッドを搭載した印画装置に関する。
リライトプリンタ、カードプリンタ、ビデオプリンタ、バーコードプリンタ、ラベルプリンタ、ファクシミリ、券売機など各種の印画装置の感熱記録に用いられるサーマルヘッドがある。この種のサーマルヘッドでは、所定温度まで加熱することで、メディアに印字したり、印字された情報を消去したりする。より具体的には、サーマルヘッドは、直線的に設けられた単体もしくは複数の発熱抵抗体に、選択的に電位を与えて発熱させ、得られた熱エネルギによって反応するメディアに文字や絵を印刷もしくは印刷されているものを消去する。
ところで、従来のサーマルヘッドでは、保護層が印画用の紙などのメディアによってこすられるために、保護層が帯電する。その帯電した静電気により、発熱体やボンディングパッド部が破壊されることがあり、そのような静電破壊を防止するための技術として、保護膜表面に導電膜を設けるといった方法がある。例えば、保護膜(保護層)上に共通電極や個別電極と同一パターンの導電膜を設ける技術が開示されている(特許文献1参照)。また、保護膜表面にサーメット系の導電膜を設け、耐磨耗性と導電性を付与することを実現した技術がある(特許文献2参照)。さらに、保護膜上を導電膜で覆いかつ発熱体上の導電膜は除去することで、静電気破壊を防止しつつ、メディアとの摺説による導電膜の脱離ゴミを防止する技術がある。この導電膜は、パターニングによって回路基板からグランド電位に落とす構成になっている(特許文献3参照)。
特開平5−286154号公報 特開平10−034990号公報 特開2004−195947号公報
ところで、上記に開示の技術にあっては、導電膜を保護膜表面に設けただけであるので、メディアとの摺接により発生した静電気を摺接部以外に拡散させることができても、静電気を除去しているわけでは無い。従って、静電気の発生しやすい高速印字等では十分な効果が得られないという課題があった。また、例えば、特許文献3に開示されているように、導電膜を接地する技術では、導電膜とグランド電極とを電気的に接続するために、導電膜のパターニング等が必要であり、コストや歩留の観点で採用しずらく別の技術が求められていた。
本発明の目的は、上記課題に鑑み、保護層の帯電した静電気による発熱抵抗体やボンディングパッド部での静電破壊が発生しない信頼性の高いサーマルヘッドとそのサーマルヘッドの製造方法及び印画装置を提供することにある。
本発明に係るサーマルヘッド、サーマルヘッドの製造方法、及び印画装置は、上記の目的を達成するために、次のように構成される。
第1のサーマルヘッド(請求項1に対応)は、基板上に設けられた発熱抵抗体と、発熱抵抗体に電力を印加するための配線パターンとボンディングパッド部を有し、発熱抵抗体が保護層で覆われており、基板は金属製のマウントに固定されているサーマルヘッドであって、保護層は、発熱抵抗体を覆うと共に基板の前方壁及び/又は側壁を覆い、基板の裏面まで達するように連続して形成され、基板の裏面まで達した保護層と金属製のマウントとが接することで、保護層における基板の裏面に位置する部分が金属製のマウントの上面と電気的に接続されていることを特徴とする。
第2のサーマルヘッド(請求項2に対応)は、上記の構成において、好ましくは金属製のマウントの基板搭載面は平坦であることを特徴とする。
第3のサーマルヘッド(請求項3に対応)は、上記の構成において、好ましくは保護層の表面抵抗は、発熱抵抗体と保護層の間に絶縁層を設けたときは1×1011Ω/□以下であることを特徴とする。
第4のサーマルヘッド(請求項4に対応)は、上記の構成において、好ましくは保護層は、発熱抵抗体と保護層の間に設けられた前記の絶縁層側から、導電層と絶縁層とが順に積層された構造を有していることを特徴とする。
第5のサーマルヘッド(請求項5に対応)は、上記の構成において、好ましくは保護層の表面抵抗は、発熱抵抗体と保護層の間に絶縁層を設けないときには、1×10Ω/□より大きく、1×1011Ω/□以下であることを特徴とする。
第1のサーマルヘッドの製造方法(請求項6に対応)は、基板上に発熱抵抗体を形成する工程と、発熱抵抗体の発熱を制御する電気信号を送るための配線パターンをボンディングバッド部とともに形成する工程と、基板を分割して分割基板を形成する工程と、発熱抵抗体を保護層で覆うと共に、分割基板の前方壁及び/又は側壁を保護層で覆い、分割基板の裏面まで達するように連続して保護層で覆う保護層被覆工程と、分割基板を分割基板の裏面まで達した保護層と金属製のマウントを導電性接着剤で、保護層における基板の裏面に位置する部分が金属製のマウントの上面と電気的に接続するように分割基板を金属製のマウントを接合する工程とを含むことを特徴とする。
第1の印画装置(請求項7に対応)は、上記第1〜第5のサーマルヘッドを用いたことを特徴とする。
本発明によれば、保護層は、金属製のマウントと電気的に接続されているため、印画時に保護層表面に蓄積された静電気をマウントを介してアースに落とすことができる。そのため、発熱抵抗体やボンディングパッド部における静電破壊が発生しない。それにより、信頼性の高いサーマルヘッドと印画装置を得ることができる。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の実施形態に係るサーマルヘッドを搭載した印画装置10の概略図である。図1に示す印画装置10は、六面体状のケーシング11を有しており、ケーシング11の前面には、液晶の表示パネル12、入力キー13及び排紙口14が設けられている。また、ケーシング11内には感熱紙15がロール状に巻き取られた形で収納されており、感熱紙15の先端部は複数本の搬送ローラ16に支持されて排紙口14の手前に位置決めされている。さらに、ケーシング11内にはサーマルヘッドを実装するサーマルヘッドユニット20が感熱紙15の上側に位置決めされて組み込まれている。そのサーマルヘッドユニット20は、感熱紙15を加熱して発色させることにより、文字や画像等のイメージを感熱紙15に印刷する。印刷後の感熱紙15は、排紙口14から排出される。
図2は、サーマルヘッドユニット20を下面側からみた平面図、図3は、図2のサーマルヘッドユニット20のA−A線断面図である。図2及び図3に示すように、サーマルヘッドユニット20は、アルミニウムなどの金属製のマウント21を備えている。マウント21の上面側には、ヒートシンク22及びコネクタ23が取り付けられている。マウント21の下面側には、複数の発熱抵抗体24を有する基板25と集積回路(IC)26が取り付けられている。また、基板25上には、発熱抵抗体24に接続された配線パターン27とボンディングパッド部52が設けられている。そして、発熱抵抗体24と配線パターン27は絶縁層50で覆われ、その絶縁層50は、一部は保護層51で覆われ、一部は樹脂層53で覆われている。配線パターン27と集積回路26は、集積回路26の端子とボンディングパッド部52にボンディングワイヤ28を接続することによって電気的に接続されている。
集積回路26とボンディングワイヤ28を保護するためにエポキシ樹脂など硬質樹脂で形成された保護樹脂29により両者を覆っている。また、基板25とマウント21には、メディアと集積回路保護樹脂との干渉を防止するための段差30を設けている。保護樹脂29は、段差30にまたがるように覆われている。また、マウント21上には、ICカバー31がねじ32によって取り付けられている。なお、図2と図3には、2点鎖線により、感熱紙15を示しており、図3のローラ2によりガイドされる。また、ローラ3によって感熱紙15は、サーマルヘッドに押し当てられ、発熱抵抗体24からの熱により文字や画像等のイメージが感熱紙15に印刷される。
図4は、ICカバー31を取り外して示したマウント21の一部と基板25を下部から見た平面図である。
図4に示すように、基板25上の配線パターン27には、複数の個別電極40及び共通電極41が含まれ、それぞれが交互に副走査方向に対し平行に並設されるように形成されている。なお、個別電極40は、共通電極41が1本に対し2本の割合で設けられている。言い換えれば、共通電極41の両側に個別電極40が形成されるパターンが連続している構成となっている。
これらの個別電極40及び共通電極41は、導電膜形成工程や露光工程(パターンニング)等を経て形成される。ここで、個別電極40は、膜厚が例えば0.2〜1μm程度であり、線幅が例えば30〜70μm程度であるように形成することができる。また、共通電極41は、膜厚が例えば0.2〜1μm程度であり、線幅が例えば30〜70μm程度であるように形成することができる。
また、各個別電極40の基端には、マウント21上に配置された集積回路26のリード端子42に接続される電極パッド43を有するボンディングパッド部52が形成されている。また、各共通電極41の基端には、主走査方向に沿って設けられた共通電極部41Aが形成されている。リード端子42と電極パッド43は、ボンディングワイヤ28で接続されている。また、発熱抵抗体24と配線パターン27は、絶縁層50(図6参照)で覆われ、さらに、絶縁層50の一部は保護層51で覆われ、一部は樹脂層53で覆われている。絶縁層50は、SiOやSiON等からなり、保護層51は、SiBPなどからなっている。樹脂層53は、エポキシ系や感光性の樹脂からなっている。
また、各個別電極40及び共通電極41の先端部側には、発熱抵抗体24が互いに絶縁された状態で主走査方向に沿って形成されている。ここで、発熱抵抗体24は、膜厚が例えば0.1〜0.6μm程度であり、副走査方向における線幅が例えば30〜200μm程度であるように露出している。
図5は、図4のB部を拡大した図である。個別電極40−1は、発熱抵抗体24−1の一方の端部に接続されている。発熱抵抗体24−1の他方の端部は、電極47−1に接続されている。また、発熱抵抗体24−2の一方の端部は電極47−1に接続されており、他方の端部は、共通電極41−1に接続されている。さらに、共通電極41−1は、発熱抵抗体24−3の一方の端部に接続されている。発熱抵抗体24−3の他方の端部は、電極47−2に接続されている。また、発熱抵抗体24−4の一方の端部は電極47−2に接続されており、他方の端部は、個別電極40−2に接続されている。個別電極40−3は、発熱抵抗体24−5の一方の端部に接続されている。発熱抵抗体24−5の他方の端部は、電極47−3に接続されている。また、発熱抵抗体24−6の一方の端部は電極47−3に接続されており、他方の端部は、共通電極41−2に接続されている。さらに、共通電極41−2は、発熱抵抗体24−7の一方の端部に接続されている。発熱抵抗体24−7の他方の端部は、電極47−4に接続されている。また、発熱抵抗体24−8の一方の端部は電極47−4に接続されており、他方の端部は、個別電極40−4に接続されている。発熱抵抗体24−1と24−2、発熱抵抗体24−3と24−4、発熱抵抗体24−5と24−6、発熱抵抗体24−7と24−8でそれぞれが1ドットを構成している。このような形態の共通電極を一般的にはUターンコモン電極と言う。
図5で示す構成で、例えば、個別電極40−1と共通電極41−1に電圧が印加されたとき、個別電極40−1と発熱抵抗体24−1と電極47−1と発熱抵抗体24−2と共通電極41−1を通して電流が流れる。それにより、発熱抵抗体24−1と発熱抵抗体24−2が発熱する。
図6(a)は、図4のC−C線断面図である。マウント21に接着された基板25上にグレーズ48が形成されている。グレーズ48の上には、グレーズ48の長さ方向(図6(a)の紙面に垂直方向)に、所定の間隔で離散的に配列されるように形成されている発熱抵抗体24が設けられている。また、サーマルヘッドの長さ方向(図6(a)の紙面に垂直方向)に、所定の間隔で離散的に配列されて形成され、かつ、発熱抵抗体24の一部領域が露出するように導電層を除去することにより形成された配線パターン27,47と、ボンディングパッド部52を備えている。発熱抵抗体24と配線パターン27,47は絶縁層50で覆われ、絶縁層50の一部は保護層51で覆われており、絶縁層50の一部は樹脂層53で覆われている。保護層51は、基板25の前方壁25aを覆い、基板25の裏面25bまで達するように連続して形成され、基板25の裏面25bまで達した保護層51と金属製のマウント21と導電接着剤55などで基板25が接着されることで金属製のマウント21と電気的に接続されている。また、マウント21は、符号54で示すようにアースされている。樹脂層53の樹脂は、エポキシ樹脂からなっている。また、この保護層51の表面抵抗は、静電気除去の効果を得るために1×10 11 Ω/□以下であることが好ましい。なおここでは、保護層51と電極層である配線パターン47とが接触することを避けるために、配線パターン47の左端を除去したような構成として、その部分に絶縁層50を形成している。また、マウント21と回り込んだ保護層51(51a)との電気的接続を向上させるために、図示の領域Xに示す部分に導電性接着剤などの導電材料を設けてもよい。そしてこの構成の場合、マウント21と基板25との接着に導電性接着剤55でなく一般的な接着剤を用いることができる。さらに図6(b)の変形例に示すように、絶縁層50を設けないで発熱抵抗体24と配線パターン27,47を直接保護層51で覆うことも可能である。そのときには、保護層51は、電気的リークを回避するために表面抵抗が1×10 Ω/□より大きく、1×10 11 Ω/□以下であることが好ましい。さらにまた、この変形例では、図6(a)と異なり保護層51と配線パターン47との接触を回避する必要がないので、図6(b)のように配線パターン47の左端を除去したような構成にせずに発熱抵抗体24の左端と一致させるようにしてもよい。また、当然に、この変形例においても図6(a)に示した構成と同様に、領域Xに相当する部分に、マウント21と回り込んだ保護層51(51a)との電気的接続を向上させるための導電材料が設けられても良く、後述する実施形態でも同様である。
以上のように、本実施形態に係るサーマルヘッドは、保護層51が、基板25の前方壁25aを覆い、基板25の裏面25bまで達するように連続して形成され、基板25の裏面25bまで達した保護層51と金属製のマウント21と導電接着剤などで基板25が接着されることで、金属製のマウント21と電気的に接続されているため、印画時に保護層51の表面に蓄積された静電気を基板25の前方壁25aを覆う部分51aとマウント21を介してアースに落とすことができる。そのため、発熱抵抗体24やボンディングパッド部52における静電破壊が発生しない。また、保護層51とボンディングパッド部52の間は、樹脂層53で覆われており、保護層51とボンディングパッド部52との間には適当な距離が取られているので、保護層51とボンディングパッド部52との静電破壊が発生しない。それにより、信頼性の高いサーマルヘッドと印画装置を得ることができる。
次に、本発明の実施形態に係るサーマルヘッドの製造方法を図7〜図13に基づいて説明する。
図7は、本実施形態に係るサーマルヘッドの製造方法を示す工程図である。また、図8〜図13は、基板25上に形成されるサーマルヘッドの断面図である。サーマルヘッドの製造は、基板25上に発熱抵抗体24を形成する工程(ステップS11)と、発熱抵抗体24に電力を印加するための配線パターン27,47をボンディングバッド部52とともに形成する工程(ステップS12)と、配線パターン27,47とボンディングパッド部52を絶縁層50で覆った絶縁層被覆基板60を形成する工程(ステップS13)と、絶縁層被覆基板60を分割する工程(ステップS14)と、分割した絶縁層被覆基板60を、発熱抵抗体52側の保護層51を覆う部分を露出するようにマスクをし、絶縁層被覆基板60に保護層51を堆積する工程(ステップS15)と、ボンディングパッド部52を覆う絶縁層50をドライエッチングして除去するエッチング工程(ステップS16)と、樹脂層53で覆う工程(ステップS17)と、マウント21上に、基板25と発熱抵抗体24と集積回路26を配置し、固定し、発熱抵抗体24と集積回路26とをボンディングワイヤ28で電気的に接続し、集積回路26とボンディングワイヤ28を覆うようにエポキシ樹脂を塗布し、硬化させる工程(ステップS18)とを含む。
まず、ステップS11の発熱抵抗体形成工程では、基板25上に(図8(a))、スクリーン印刷等により、グレーズ48が形成され(図8(b))、グレーズ48の上には、発熱抵抗体24が、真空蒸着、CVD(化学気相成長法)、スパッタリング等の薄膜形成技術を用いて形成される(図8(c))。例えば、LP−CVD(減圧CVD)法などにより、グレーズ48上に発熱抵抗体24が成膜される。次に、フォトリソグラフィーとエッチングにより、成膜された発熱抵抗体24が、グレーズ48の長さ方向(図8の紙面に垂直方向)に、所定の間隔で離散的に配列されるように形成される。
ステップS12の配線パターン27,47とボンディングパッド部52を形成する工程では、基板25の発熱抵抗体24上の全面に、所望の厚さの導電層(これをエッチングして配線パターン27,47とする)を形成する。導電層は、スパッタリング等の薄膜形成技術により形成されてもよいし、スクリーン印刷工法により形成されてもよい。フォトリソグラフィーとエッチングによってパターニングし所望の領域、より具体的には、図4で示したようにサーマルヘッドの長さ方向(主走査方向)に、所定の間隔で離散的に配列されて形成され、かつ、発熱抵抗体24の一部領域が露出するように導電層を除去することにより、配線パターン27と47とボンディングパッド部52が形成される(図9(a))。
ステップS13の配線パターン27,47とボンディングパッド部52を絶縁層50で覆った絶縁層被覆基板60を形成する工程では、発熱抵抗体と配線パターン27,47の上にSiO等の無機物質をスパッタリング等により堆積し絶縁層50を形成する(図9(b))。
ステップS14では、絶縁層被覆基板60を複数に分割する。
ステップS15の分割した絶縁層被覆基板60を、発熱抵抗体52側の保護層51を覆う部分が露出するようにマスクをし、絶縁層被覆基板60に保護層51を堆積する工程では、図10に示すように絶縁層被覆基板60に、保護層51で覆う部分が露出するようにマスク61をする。絶縁層被覆基板60にマスク61をした状態で、プラズマCVD等の薄膜形成方法で、シラン、ジボラン、ホスフィンを原料ガスとして約400℃においてSiBP膜を保護層51として形成する。このとき、保護層51の原料ガスが回り込むために、保護層51は、基板25の前方壁25aを覆い、基板25の裏面25bまで達するように連続して形成される(図11)。また、原料ガスが、絶縁層被覆基板60の裏面(図示では下側面)に確実に回り込んで成膜されるように、絶縁層被覆基板60がある程度傾けられてもよい。
ステップS16のエッチング工程では、ボンディングパッド部52を覆う絶縁層50bをドライエッチングする。このときのエッチングは、例えば、エッチングガスとしてCHFとOを用い、エッチングを行う。(図12)。
ステップS17で絶縁層50をボンディングパッド部52側の端部50aまで樹脂層53で覆う。そして、適当な温度で加熱し樹脂を硬化させ、樹脂層53被覆工程は完了する(図13)。
ステップS18の工程では、マウント21上に、基板25を導電性接着剤55などで取り付け、また、マウント21上に集積回路26を配置し固定する。その後、発熱抵抗体24と集積回路26とをボンディングワイヤ28で電気的に接続し、集積回路26とボンディングワイヤ28を覆うようにエポキシ樹脂(保護樹脂)29を塗布し、この状態で、エポキシ樹脂(保護樹脂)29を硬化させる。
ここで、サーマルヘッドの製造作業が終了し、図6(a)で示したサーマルヘッドが完成する。なお、製造効率を考えた場合には、保護層51を堆積するときに、複数の基板を重ねて行うことができる。この場合には直ぐ上の基板がマスクの働きをする。
次に、上記の製造方法で製造したサーマルヘッドでの帯電量を評価した。この帯電量の評価方法は、印字する際と同様にヘッドの保護膜51に印画紙を圧接しながら走らせた後、帯電量測定機KSD−0303(春日電機(株)製)によって帯電量を測定することによって行った。保護膜51として表面抵抗が5×10 Ω/□のSiBP膜を用いた場合、従来品では帯電量は−1350Vであり、本実施形態の場合には−10Vであり、従来品に比べて帯電量が非常に減少することが分かった。
以上のようにして作製したサーマルヘッドは、保護層51が、基板25の前方壁25aを覆い、基板25の裏面25bまで達するように連続して形成され、基板25の裏面25bまで達した保護層51と金属製のマウント21と導電接着剤などで基板25が接着されることで、金属製のマウント21と電気的に接続されているため、印画時に保護層51の表面に蓄積された静電気を基板25の前方壁25aを覆う部分51aとマウント21を介してアースに落とすことができる。そのため、発熱抵抗体24やボンディングパッド部52における静電破壊が発生しない。それにより、信頼性の高いサーマルヘッドと印画装置を得ることができる。
<第2実施形態>
図14は、本発明の第2の実施形態に係るサーマルヘッドの部分断面図であり、第1の実施形態で示した図6(a)に対応する図である。第2の実施形態では、第1の実施形態での保護層51の表面層51dの導電性を高くしたものであり、それ以外は、第1の実施形態と同様である。この第2の実施形態では、第1の実施形態での製造方法においてステップS15の保護層51を堆積するときに、絶縁層50の界面から所定の厚さでは絶縁性を有し、保護層51の表面から所定の深さでは導電性となるように適当な不純物を適当な量、添加して作製する。第2の実施形態でも第1の実施形態と同様に基板25上にグレーズ48が形成されている。グレーズ48の上には、グレーズ48の長さ方向(図14の紙面に垂直方向)に、所定の間隔で離散的に配列されるように形成されている発熱抵抗体24が設けられている。また、サーマルヘッドの長さ方向(図14の紙面に垂直方向)に、所定の間隔で離散的に配列されて形成され、かつ、発熱抵抗体24の一部領域が露出するように導電層を除去することにより形成された配線パターン27,47と、ボンディングパッド部52を備えている。発熱抵抗体24と配線パターン27,47は絶縁層50で覆われ、絶縁層50の一部は保護層51で覆われており、絶縁層50の一部は樹脂層53で覆われている。保護層51は、基板25の前方壁を覆い、基板25の裏面まで達するように連続して形成され、基板25の裏面まで達した保護層51と金属製のマウント21と導電接着剤などで基板25が接着されることで接することで金属製のマウント21と電気的に接続されている。また、マウント21は、符号54で示すようにアースされている。樹脂層51の樹脂は、エポキシ樹脂からなっている。保護層51の表面層51dの導電性を高くしているため、印画時に保護層表面に蓄積された静電気が表面層51dとマウント21を介してアースに落とすことができる。そのため、発熱抵抗体24やボンディングパッド部52における静電破壊が発生しない。それにより、信頼性の高いサーマルヘッドと印画装置を得ることができる。
<第3の実施形態>
図15は、本発明の第3の実施形態に係るサーマルヘッドの部分断面図であり、第1の実施形態で示した図6(a)に対応する図である。第3の実施形態では、第1の実施形態での保護層51の中間層51eの導電性を高くしたものであり、それ以外は、第1の実施形態と同様である。この第2の実施形態では、第1の実施形態での製造方法においてステップS15の保護膜51を堆積するときに、絶縁層50の界面から所定の厚さでは絶縁性を有し、保護層51の表面から所定の深さでは絶縁性を有し、それらの絶縁性の層の間の中間層51eは導電性を有するように適当な不純物を適当な量を添加して作製する。第3の実施形態でも第1の実施形態と同様に基板25上にグレーズ48が形成されている。グレーズ48の上には、グレーズ48の長さ方向(図15の紙面に垂直方向)に、所定の間隔で離散的に配列されるように形成されている発熱抵抗体24が設けられている。また、サーマルヘッドの長さ方向(図15の紙面に垂直方向)に、所定の間隔で離散的に配列されて形成され、かつ、発熱抵抗体24の一部領域が露出するように導電層を除去することにより形成された配線パターン27,47と、ボンディングパッド部52を備えている。発熱抵抗体24と配線パターン27,47は絶縁層50で覆われ、絶縁層50の一部は保護層51で覆われており、絶縁層50の一部は樹脂層53で覆われている。保護層51は、基板25の前方壁を覆い、基板25の裏面まで達するように連続して形成され、基板25の裏面まで達した保護層51と金属製のマウント21と導電接着剤などで基板25が接着されることで接することで金属製のマウント21と電気的に接続されている。また、マウント21は、符号54で示すようにアースされている。樹脂層51の樹脂は、エポキシ樹脂からなっている。印画時に保護層表面に蓄積された静電気を中間層51eとマウントを介してアースに落とすことができる。そのため、発熱抵抗体24やボンディングパッド部52における静電破壊が発生しない。それにより、信頼性の高いサーマルヘッドと印画装置を得ることができる。
<第4の実施形態>
図16は、本発明の第4の実施形態に係るサーマルヘッドの部分断面図であり、第1の実施形態で示した図6(a)に対応する図である。第4の実施形態では、第1の実施形態での保護層51の表面51fにタングステンなどの金属層56を形成し導電性を高くしたものであり、それ以外は、第1の実施形態と同様である。この第4の実施形態では、第1の実施形態での製造方法においてステップS15の保護膜51を堆積するときに、絶縁層の界面から所定の厚さでは絶縁体を堆積し、その後タングステン等の金属層を堆積して作製する。第4の実施形態でも第1の実施形態と同様に基板25上にグレーズ48が形成されている。グレーズ48の上には、グレーズ48の長さ方向(図16の紙面に垂直方向)に、所定の間隔で離散的に配列されるように形成されている発熱抵抗体24が設けられている。また、サーマルヘッドの長さ方向(図16の紙面に垂直方向)に、所定の間隔で離散的に配列されて形成され、かつ、発熱抵抗体24の一部領域が露出するように導電層を除去することにより形成された配線パターン27,47と、ボンディングパッド部52を備えている。発熱抵抗体24と配線パターン27,47は絶縁層50で覆われ、絶縁層50の一部は保護層51で覆われており、絶縁層50の一部は樹脂層53で覆われている。保護層51は、基板25の前方壁を覆い、基板25の裏面まで達するように連続して形成され、基板25の裏面まで達した保護層51と金属製のマウント21と導電接着剤などで基板25が接着されることで接することで金属製のマウント21と電気的に接続されている。また、マウント21は、符号で示すようにアースされている。樹脂層51の樹脂は、エポキシ樹脂からなっている。印画時に保護層表面に蓄積された静電気を金属層56とマウントを介してアースに落とすことができる。そのため、発熱抵抗体24やボンディングパッド部52における静電破壊が発生しない。それにより、信頼性の高いサーマルヘッドと印画装置を得ることができる。
上記の製造方法で製造したサーマルヘッドでの帯電量を第1の実施形態で説明した測定方法で評価したところ、0Vであり、従来品での帯電量−1350Vに比べて帯電量が非常に減少することが分かる。このように、印画時に保護層表面に蓄積された静電気を金属層55とマウント21を介してアースに落とすことができるため、発熱抵抗体24やボンディングパッド部52における静電破壊が発生しない。それにより、信頼性の高いサーマルヘッドと印画装置を得ることができる。
<第5の実施形態>
図17は、本発明の第5の実施形態に係るサーマルヘッドの部分断面図であり、第1の実施形態で示した図6(a)に対応する図である。第5の実施形態では、第1の実施形態において示した絶縁層50(第1の絶縁層50)の上に形成された保護層51の構成を、その絶縁層50側から、導電層57と、第1の絶縁層50とは異なる絶縁層58(第2の絶縁層58)とが順に形成される構成とした。つまり、発熱抵抗体24側から、第1の絶縁層50、導電層57及び第2の絶縁層58が順に形成されている。それ以外は、第1の実施形態と同様である。
この第5の実施形態では、第1の実施形態での製造方法においてステップS15の保護膜51を堆積するときに、発熱抵抗体24から所定の厚さでは第1の絶縁層50を形成し、その後タングステン等の導電層57を堆積し、その上に第2の絶縁層58を形成する。第5の実施形態では保護層51は、基板25の前方壁を覆い、基板25の裏面まで達するように連続して形成され、基板25の裏面まで達した保護層51の導電層57と金属製のマウント21と導電接着剤などで基板25が接着されることで接することで金属製のマウント21と電気的に接続されている。また、マウント21は、符号54で示すようにアースされている。樹脂層51の樹脂は、エポキシ樹脂からなっている。印画時に保護層表面に蓄積された静電気を導電層57とマウントを介してアースに落とすことができる。そのため、発熱抵抗体24やボンディングパッド部52における静電破壊が発生しない。それにより、信頼性の高いサーマルヘッドと印画装置を得ることができる。また、一般に、ヘッドの最表面はメディアと摺接するので耐摩耗性が必要である。上記のような構成とすることで、静電破壊防止の導電性と摺動による耐磨耗性をそれぞれの層に持たせることができる。
なお、上記のサーマルヘッドの製造方法において、上述したように導電層57と第2の絶縁層58とを連続して成膜すると第2の絶縁層58が回りこみ層の最表面となり、マウントの電気的な接続が取れない。これを回避するためには、導電層成膜時と絶縁層成膜時において、基板25の傾きを変えることにより、言い換えると導電層成膜時の方の基板25の傾きを大きくすることにより、導電層57の回りこみ量を増やして確実にマウント21との接続が取れるようにすることができる。
なお、本実施形態では、保護膜51で基板25の前方壁を覆うようにしたが、保護層51で基板25の側壁を覆うようにしてもよい。また、基板25の前方壁と側壁両方を保護層51で覆うようにしてもよい。
また、本実施形態では、印刷用のサーマルヘッドで説明し、複数の発熱抵抗体を備えている場合について示したが、このほかに、単一の発熱抵抗体からなる消去用サーマルヘッドにも用いることができる。
以上の実施形態で説明された構成、配置関係等については本発明が理解・実施できる程度に例示したものにすぎない。従って本発明は、説明された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示される技術的思想の範囲を逸脱しない限り様々な形態に変更することができる。
本発明は、業務用や民生用の各種プリンタ機器に搭載されるサーマルヘッド、サーマルヘッドの製造方法及び、サーマルヘッドを搭載した印画装置に広く利用できる。
本発明の第1の実施形態に係る印画装置の概略図である。 本発明の第1の実施形態に係る印画装置のサーマルヘッドユニットを示す平面図である。 本発明の第1の実施形態に係る印画装置のサーマルヘッドユニットを示す側面図である。 本発明の第1の実施形態に係るサーマルヘッドを模式的に示す平面図である。 図4のB部を拡大した図である。 (a)は図4のC−C線断面図であり、(b)は変形例の断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るサーマルヘッドの製造方法を示す工程図である。 本発明の第1の実施形態に係るサーマルヘッドの製造工程における基板上に形成されるサーマルヘッドの断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るサーマルヘッドの製造工程における基板上に形成されるサーマルヘッドの断面図である。 保護層成膜のために絶縁層被覆基板をマスクした断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るサーマルヘッドの製造工程における基板上に形成されるサーマルヘッドの断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るサーマルヘッドの製造工程における基板上に形成されるサーマルヘッドの断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るサーマルヘッドの製造工程における基板上に形成されるサーマルヘッドの断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るサーマルヘッドの部分断面図である。 本発明の第3の実施形態に係るサーマルヘッドの部分断面図である。 本発明の第4の実施形態に係るサーマルヘッドの部分断面図である。 本発明の第5の実施形態に係るサーマルヘッドの部分断面図である。
符号の説明
10 印画装置
11 ケーシング
12 表示パネル
13 入力キー
14 排紙口
15 感熱紙
16 搬送ローラ
20 サーマルヘッドユニット
21 マウント
22 ヒートシンク
23 コネクタ
24 発熱抵抗体
25 基板
26 集積回路(IC)
27 配線パターン
28 ボンディングワイヤ
29 保護樹脂
30 段差
31 ICカバー
40 個別電極
41 共通電極
50 絶縁層(第1の絶縁層)
51 保護層
52 ボンディングパッド部
53 樹脂層
57 導電層
58 絶縁層(第2の絶縁層)
60 絶縁層被覆基板

Claims (7)

  1. 基板上に設けられた発熱抵抗体と、前記発熱抵抗体に電力を印加するための配線パターンとボンディングパッド部を有し、前記発熱抵抗体が保護層で覆われており、前記基板は金属製のマウントに固定されているサーマルヘッドであって、
    前記保護層は、前記発熱抵抗体を覆うと共に前記基板の前方壁及び/又は側壁を覆い、前記基板の裏面まで達するように連続して形成され、
    前記基板の裏面まで達した前記保護層と前記金属製のマウントとが接することで、前記保護層における基板の裏面に位置する部分が前記金属製のマウントの上面と電気的に接続されていることを特徴とするサーマルヘッド。
  2. 前記金属製のマウントの基板搭載面は平坦であることを特徴とする請求項1記載のサーマルヘッド。
  3. 前記保護層の表面抵抗は、前記発熱抵抗体と前記保護層の間に絶縁層を設けたときは1×1011Ω/□以下であることを特徴とする請求項1又は2記載のサーマルヘッド。
  4. 前記保護層は、
    前記発熱抵抗体と前記保護層の間に設けられた前記絶縁層側から、導電層と絶縁層とが順に積層された構造を有していることを特徴とする請求項3に記載のサーマルヘッド。
  5. 前記保護層の表面抵抗は、前記発熱抵抗体と前記保護層の間に絶縁層を設けないときには、1×10Ω/□より大きく、1×1011Ω/□以下であることを特徴とする請求項1又は2記載のサーマルヘッド。
  6. 基板上に発熱抵抗体を形成する工程と、
    前記発熱抵抗体の発熱を制御する電気信号を送るための配線パターンをボンディングバッド部とともに形成する工程と、
    前記基板を分割して分割基板を形成する工程と、
    前記発熱抵抗体を保護層で覆うと共に、前記分割基板の前方壁及び/又は側壁を前記保護層で覆い、前記分割基板の裏面まで達するように連続して前記保護層で覆う保護層被覆工程と、
    前記分割基板を該分割基板の裏面まで達した前記保護層と金属製のマウントとを導電性接着剤で、前記保護層における基板の裏面に位置する部分が前記金属製のマウントの上面と電気的に接続するように、前記分割基板と前記金属製のマウントとを接合する工程と
    を含むことを特徴とするサーマルヘッドの製造方法。
  7. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のサーマルヘッドを用いたことを特徴とする印画装置。
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