JP4556801B2 - 多地点会議システム - Google Patents

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Description

本発明は、複数地点に配置された複数の会議端末により多地点会議を行う多地点会議システムに関する。
従来、多地点会議システムでは、会議の参加者を識別するための情報を各地点の会議端末に表示している。例えば、特許文献1には、会議参加者の識別情報として、会議参加者の顔画像を表示するものが開示されている。
特許文献2には、複数のユーザ端末装置と、これらに接続されたサーバ装置とを備えるシステムにおいて、サーバ装置が、各ユーザ端末装置から各ユーザの画像情報を取得し、取得された各ユーザの画像情報を他のユーザ端末装置それぞれに対して、ユーザ端末装置毎に予め設定された画像表示レベルに従って配信するものが開示されている。
特開2003−219098号公報 特開2004−221628号公報 特開2002−135753号公報
多地点会議システムでは、表示装置の場所に応じて表示されるユーザ情報を異ならせたいという要望がある。特に、社外間で多地点会議を行う場合、社内では顔写真を表示したいが社外では顔写真を表示したくないといった要望や、社内では実際の氏名を表示したいが社外では「A商品担当者」等の氏名とは異なる名称を表示したいといった要望がある。
ところで、上記特許文献2には、表示されるユーザ情報を場所に応じて異ならせる技術が開示されているが、特許文献2に記載の構成では、全てのユーザ情報が共通のサーバ装置にあるため、不正アクセスなどによって個人情報が漏洩する可能性がある。
そこで、本発明は、ユーザ情報を安全に保持しつつ、表示されるユーザ情報を場所に応じて異ならせることが可能な多地点会議システムを提供する。
本発明に係る多地点会議システムは、複数地点に配置された複数の会議端末により多地点会議を行う多地点会議システムであって、それぞれ、特定の会議端末に接続され、特定のユーザについて各々の個別ユーザ情報が登録される複数の個別ユーザ情報保持装置と、全ての会議端末に接続され、全てのユーザについて各々の共通ユーザ情報が登録される共通ユーザ情報保持装置と、を有し、ある会議端末が、あるユーザの多地点会議への参加を検出すると、前記ある会議端末は、当該会議端末に接続された個別ユーザ情報保持装置に前記あるユーザの個別ユーザ情報が登録されているときには、当該個別ユーザ情報保持装置から前記あるユーザの個別ユーザ情報を取得して表示し、それ以外のときには、前記共通ユーザ情報保持装置から前記あるユーザの共通ユーザ情報を取得して表示し、前記ある会議端末以外の会議端末は、前記共通ユーザ情報保持装置から前記あるユーザの共通ユーザ情報を取得して表示することを特徴とする。
本発明の好適な態様では、前記ある会議端末以外の会議端末のうち、前記ある会議端末と共通の個別ユーザ情報保持装置に接続された会議端末は、当該個別ユーザ情報保持装置に前記あるユーザの個別ユーザ情報が登録されているときには、当該個別ユーザ情報保持装置から前記あるユーザの個別ユーザ情報を取得して表示し、それ以外のときには、前記共通ユーザ情報保持装置から前記あるユーザの共通ユーザ情報を取得して表示する。
また、本発明に係る多地点会議システムは、複数地点に配置された複数の会議端末により多地点会議を行う多地点会議システムであって、それぞれ、特定の会議端末に接続され、特定のユーザについて各々の個別ユーザ情報が登録される複数の個別ユーザ情報保持装置と、全ての会議端末に接続され、全てのユーザについて各々の共通ユーザ情報が登録される共通ユーザ情報保持装置と、を有し、任意の会議端末が、あるユーザの多地点会議への参加を検出すると、前記複数の会議端末のうち、前記あるユーザの個別ユーザ情報が登録されている個別ユーザ情報保持装置に接続された会議端末は、当該個別ユーザ情報保持装置から前記あるユーザの個別ユーザ情報を取得して表示し、それ以外の会議端末は、前記共通ユーザ情報保持装置から前記あるユーザの共通ユーザ情報を取得して表示することを特徴とする。
また、本発明に係る多地点会議システムは、複数地点に配置された複数の会議端末により多地点会議を行う多地点会議システムであって、それぞれ、特定の会議端末に接続され、特定のユーザについて各々の個別ユーザ情報が登録される複数の個別ユーザ情報保持装置と、全ての会議端末に接続され、全てのユーザについて各々の共通ユーザ情報が登録される共通ユーザ情報保持装置と、を有し、ある会議端末が、あるユーザの多地点会議への参加を検出すると、前記ある会議端末は、当該会議端末に接続された個別ユーザ情報保持装置から前記あるユーザの個別ユーザ情報を取得して表示し、前記ある会議端末以外の会議端末は、前記共通ユーザ情報保持装置から前記あるユーザの共通ユーザ情報を取得して表示することを特徴とする。
本発明の好適な態様では、前記ある会議端末以外の会議端末のうち、前記ある会議端末と共通の個別ユーザ情報保持装置に接続された会議端末は、当該個別ユーザ情報保持装置から前記あるユーザの個別ユーザ情報を取得して表示する。
本発明に係る会議端末は、複数地点に配置され、相互間で多地点会議を行う複数の会議端末と、それぞれ、特定の会議端末に接続され、特定のユーザについて各々の個別ユーザ情報が登録される複数の個別ユーザ情報保持装置と、全ての会議端末に接続され、全てのユーザについて各々の共通ユーザ情報が登録される共通ユーザ情報保持装置と、を有する多地点会議システムにおいて、前記会議端末として用いられる会議端末であって、ユーザから当該ユーザを識別するための識別情報を取得する識別情報取得部と、当該識別情報取得部により取得された識別情報を他の会議端末に通知する識別情報通知部と、他の会議端末からの識別情報の通知を受ける外部識別情報受取部と、前記識別情報取得部が識別情報を取得した場合、当該会議端末に接続された個別ユーザ情報保持装置に、当該識別情報で特定されるユーザの個別ユーザ情報が登録されているときには、当該個別ユーザ情報保持装置から当該ユーザの個別ユーザ情報を取得し、それ以外のときには、前記共通ユーザ情報保持装置から当該ユーザの共通ユーザ情報を取得し、前記外部識別情報受取部が識別情報を受けた場合、前記共通ユーザ情報保持装置から当該識別情報で特定されるユーザの共通ユーザ情報を取得するユーザ情報取得部と、当該ユーザ情報取得部により取得された個別ユーザ情報および共通ユーザ情報を表示する表示部と、を備えることを特徴とする。
本発明の好適な態様では、前記ユーザ情報取得部は、前記外部識別情報受取部が識別情報を受けた場合において、当該識別情報の通知元の会議端末に接続された個別ユーザ情報保持装置が自己に接続されたものと共通する場合、当該個別ユーザ情報保持装置に当該識別情報で特定されるユーザの個別ユーザ情報が登録されているときには、当該個別ユーザ情報保持装置から当該ユーザの個別ユーザ情報を取得し、それ以外のときには、前記共通ユーザ情報保持装置から当該ユーザの共通ユーザ情報を取得する。
また、本発明に係る会議端末は、複数地点に配置され、相互間で多地点会議を行う複数の会議端末と、それぞれ、特定の会議端末に接続され、特定のユーザについて各々の個別ユーザ情報が登録される複数の個別ユーザ情報保持装置と、全ての会議端末に接続され、全てのユーザについて各々の共通ユーザ情報が登録される共通ユーザ情報保持装置と、を有する多地点会議システムにおいて、前記会議端末として用いられる会議端末であって、ユーザから当該ユーザを識別するための識別情報を取得する識別情報取得部と、当該識別情報取得部により取得された識別情報を他の会議端末に通知する識別情報通知部と、他の会議端末からの識別情報の通知を受ける外部識別情報受取部と、前記識別情報取得部または前記外部識別情報受取部が識別情報を取得した場合、当該会議端末に接続された個別ユーザ情報保持装置に、当該識別情報で特定されるユーザの個別ユーザ情報が登録されているときには、当該個別ユーザ情報保持装置から当該ユーザの個別ユーザ情報を取得し、それ以外のときには、前記共通ユーザ情報保持装置から当該ユーザの共通ユーザ情報を取得するユーザ情報取得部と、当該ユーザ情報取得部により取得された個別ユーザ情報および共通ユーザ情報を表示する表示部と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る多地点会議用プログラムは、複数地点に配置され、相互間で多地点会議を行う複数の会議端末と、それぞれ、特定の会議端末に接続され、特定のユーザについて各々の個別ユーザ情報が登録される複数の個別ユーザ情報保持装置と、全ての会議端末に接続され、全てのユーザについて各々の共通ユーザ情報が登録される共通ユーザ情報保持装置と、を有する多地点会議システムにおいて、前記会議端末を、ユーザから当該ユーザを識別するための識別情報を取得する識別情報取得部、当該識別情報取得部により取得された識別情報を他の会議端末に通知する識別情報通知部、他の会議端末からの識別情報の通知を受ける外部識別情報受取部、前記識別情報取得部が識別情報を取得した場合、当該会議端末に接続された個別ユーザ情報保持装置に、当該識別情報で特定されるユーザの個別ユーザ情報が登録されているときには、当該個別ユーザ情報保持装置から当該ユーザの個別ユーザ情報を取得し、それ以外のときには、前記共通ユーザ情報保持装置から当該ユーザの共通ユーザ情報を取得し、前記外部識別情報受取部が識別情報を受けた場合、前記共通ユーザ情報保持装置から当該識別情報で特定されるユーザの共通ユーザ情報を取得するユーザ情報取得部、および、当該ユーザ情報取得部により取得された個別ユーザ情報および共通ユーザ情報を表示する表示部、として機能させることを特徴とする。
本発明の好適な態様では、前記ユーザ情報取得部は、前記外部識別情報受取部が識別情報を受けた場合において、当該識別情報の通知元の会議端末に接続された個別ユーザ情報保持装置が自己に接続されたものと共通する場合、当該個別ユーザ情報保持装置に当該識別情報で特定されるユーザの個別ユーザ情報が登録されているときには、当該個別ユーザ情報保持装置から当該ユーザの個別ユーザ情報を取得し、それ以外のときには、前記共通ユーザ情報保持装置から当該ユーザの共通ユーザ情報を取得する。
また、本発明に係る多地点会議用プログラムは、複数地点に配置され、相互間で多地点会議を行う複数の会議端末と、それぞれ、特定の会議端末に接続され、特定のユーザについて各々の個別ユーザ情報が登録される複数の個別ユーザ情報保持装置と、全ての会議端末に接続され、全てのユーザについて各々の共通ユーザ情報が登録される共通ユーザ情報保持装置と、を有する多地点会議システムにおいて、前記会議端末を、ユーザから当該ユーザを識別するための識別情報を取得する識別情報取得部、当該識別情報取得部により取得された識別情報を他の会議端末に通知する識別情報通知部、他の会議端末からの識別情報の通知を受ける外部識別情報受取部、前記識別情報取得部または前記外部識別情報受取部が識別情報を取得した場合、当該会議端末に接続された個別ユーザ情報保持装置に、当該識別情報で特定されるユーザの個別ユーザ情報が登録されているときには、当該個別ユーザ情報保持装置から当該ユーザの個別ユーザ情報を取得し、それ以外のときには、前記共通ユーザ情報保持装置から当該ユーザの共通ユーザ情報を取得するユーザ情報取得部、および、当該ユーザ情報取得部により取得された個別ユーザ情報および共通ユーザ情報を表示する表示部、として機能させることを特徴とする。
なお、上記各発明において、識別情報取得部により取得された識別情報を識別情報通知部が他の会議端末に通知することには、当該識別情報をそのままの形態で通知することのほか、当該識別情報を変換して得られる別の形態の識別情報を通知することも含まれる。
本発明によれば、ユーザ情報を安全に保持しつつ、表示されるユーザ情報を場所に応じて異ならせることが可能な多地点会議システムを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本実施の形態に係る多地点会議システム1の全体構成を示すブロック図である。この多地点会議システム1は、多地点間(2以上の地点間)での会議(好適にはテレビ会議)を実現するシステムである。
図1において、多地点会議システム1は、複数地点に配置された複数の会議端末10A−1,10A−2,10B−1,10B−2(以下、適宜「会議端末10」と総称する)と、それぞれ特定の会議端末10に接続された複数の個別ユーザ情報保持装置20A,20B(以下、適宜「個別ユーザ情報保持装置20」と総称する)と、全ての会議端末10に接続された共通ユーザ情報保持装置30とを含んで構成されている。
具体的には、A社の会議室A1,A2には会議端末10A−1,10A−2が、B社の会議室B1,B2には会議端末10B−1,10B−2がそれぞれ設置されている。会議端末10A−1,10A−2は、A社のイントラネットNA上にあり、このイントラネットNA上にはA社用の個別ユーザ情報保持装置20Aが設置されている。会議端末10B−1,10B−2は、B社のイントラネットNB上にあり、このイントラネットNB上にはB社用の個別ユーザ情報保持装置20Bが設置されている。イントラネットNA,NBは、それぞれファイアウォールFW−A,FW−Bを介してインターネットNに接続されている。インターネットN上には、共通ユーザ情報保持装置30が設置されている。
会議端末10は、互いに会議通信を行って多地点会議を実現するものであり、それぞれ少なくとも入力装置と表示装置とを含む。具体的には、会議端末10は、それが配置された地点において、会議用情報を取得して他の会議端末10に送り、他の会議端末10から会議用情報を取得して出力する装置である。ここで、会議用情報としては、例えば、映像情報、音声情報、文書情報、ユーザ入力情報などが挙げられる。好適な一実施態様では、複数の会議端末10による多地点会議は、例えばインターネットN上に設置された会議制御サーバ40によって制御され、会議端末10間の会議用情報のやりとりは会議制御サーバ40に中継される。
個別ユーザ情報保持装置20は、それぞれ特定のユーザについて各々の個別ユーザ情報が登録されるデータベースである。個別ユーザ情報は、ユーザに関する適宜の情報であり、好適には人間が視覚的にユーザを識別するための情報を含む。ここでは、個別ユーザ情報保持装置20A,20Bは、それぞれA社,B社の社員の個別ユーザ情報(氏名および顔写真)を、当該社員をシステムが識別するための識別情報(以下、ユーザIDと称す)と対応付けて保持する。また、個別ユーザ情報保持装置20は、個人情報の漏洩を防止する観点より、それが設置されているイントラネット外部からはアクセス不可能とされている。したがって、例えば個別ユーザ情報保持装置20Aは、イントラネットNA上の装置からはアクセス可能であるが、イントラネットNA外部の装置からはアクセス不可能である。
共通ユーザ情報保持装置30は、全てのユーザについて各々の共通ユーザ情報が登録されるデータベースである。共通ユーザ情報は、ユーザに関する適宜の情報であり、好適には人間が視覚的にユーザを識別するための情報を含む。また、共通ユーザ情報は、個人情報の漏洩防止の観点より、ユーザの個人的な情報を含まないことが好ましい。ここでは、共通ユーザ情報保持装置30は、A社およびB社の社員の共通ユーザ情報(役割名称および顔マーク)をユーザIDと対応付けて保持する。
上記構成を有する多地点会議システム1は、次のように動作する。すなわち、ある会議端末10が、あるユーザの多地点会議への参加を検出すると、当該会議端末10は、それに接続された個別ユーザ情報保持装置20に当該ユーザの個別ユーザ情報が登録されているときには、その個別ユーザ情報保持装置20から当該ユーザの個別ユーザ情報を取得して表示し、それ以外のときには、共通ユーザ情報保持装置30から当該ユーザの共通ユーザ情報を取得して表示する。また、参加を検出した会議端末以外の会議端末10は、共通ユーザ情報保持装置30から当該ユーザの共通ユーザ情報を取得して表示する。なお、参加を検出した会議端末10は、個別ユーザ情報保持装置20から個別ユーザ情報を取得する場合、共通ユーザ情報保持装置30から共通ユーザ情報も取得し、個別ユーザ情報および共通ユーザ情報の両方を表示してもよい。
具体的には、会議端末10A−1がA社の社員であるユーザαの多地点会議への参加を検出した場合、参加を検出した会議端末10A−1は、個別ユーザ情報保持装置20Aからユーザαの個別ユーザ情報を取得して表示し、他の会議端末10A−2,10B−1,10B−2は、共通ユーザ情報保持装置30からユーザαの共通ユーザ情報を取得して表示する。例えば、個別ユーザ情報保持装置20A、共通ユーザ情報保持装置30の保持データがそれぞれ図2(a)、図2(b)に示されるとおりであり、ユーザαのユーザIDが「1」であるとすると、会議端末10A−1には図3(a)のような画面が表示され、他の会議端末10には図3(b)のような画面が表示される。なお、図3(c)には、会議端末10A−1が個別ユーザ情報および共通ユーザ情報の両方を表示する場合の表示画面が示されている。
会議端末10A−1がB社の社員であるユーザβの多地点会議への参加を検出した場合、個別ユーザ情報保持装置20Aにユーザβの個別ユーザ情報は登録されていないので、会議端末10A−1もそれ以外の会議端末10も、共通ユーザ情報保持装置30からユーザβの共通ユーザ情報を取得して表示する。
上記の動作を実現するための具体的な構成としては様々なものが考えられるが、ここでは以下に4つの構成例を示す。
(構成例1)
図4は、構成例1に係る多地点会議システム1−1の詳細な構成を示すブロック図である。図4において、各会議端末10は、入力装置11、出力装置12、および処理装置13を備えている。
入力装置11は、会議用情報を取得する入力デバイスであり、例えば、キーボード、マウス、ICカードリーダ、ビデオカメラ、マイクロフォンなどである。出力装置12は、会議用情報を出力する出力デバイスであり、例えばディスプレイやスピーカなどである。処理装置13は、以下に説明される各種の処理を実行するものであり、例えばコンピュータやハードウェエア回路などにより実現される。本実施の形態では、処理装置13は、CPU、ROM、RAM、ハードディスク等を含むコンピュータであり、その機能は、適宜の記録媒体に格納された本実施の形態に係る多地点会議用プログラムがCPUにより実行されることによって実現される。図4において、処理装置13は、識別情報取得部13a、識別情報通知部13b、外部識別情報受取部13c、ユーザ情報取得部13d、および表示制御部13eを有する。
識別情報取得部13aは、入力装置11を介して、ユーザから当該ユーザを識別するための識別情報を取得する。ここでは、識別情報取得部13aは、キーボードを介してユーザから上記ユーザIDの入力を受け付ける。
識別情報通知部13bは、識別情報取得部13aにより識別情報が取得されると、当該識別情報を他の会議端末10に通知する。ここで、識別情報通知部13bは、他の会議端末10に直接通知してもよいし、会議制御サーバ40等を介して間接的に通知してもよい。
外部識別情報受取部13cは、他の会議端末10の識別情報通知部13bからの識別情報の通知を受ける。
ユーザ情報取得部13dは、識別情報取得部13aにより識別情報が取得された場合、当該会議端末10に接続された個別ユーザ情報保持装置20に、当該識別情報で特定されるユーザの個別ユーザ情報が登録されているときには、その個別ユーザ情報保持装置20から当該ユーザの個別ユーザ情報を取得し、登録されていないときには、共通ユーザ情報保持装置30から当該ユーザの共通ユーザ情報を取得する。また、ユーザ情報取得部13dは、外部識別情報受取部13cが識別情報の通知を受けた場合、共通ユーザ情報保持装置30から当該識別情報で特定されるユーザの共通ユーザ情報を取得する。
表示制御部13eは、ユーザ情報取得部13dにより取得された個別ユーザ情報および共通ユーザ情報を出力装置12に表示させる。
以下、構成例1における会議端末10の動作について説明する。なお、ここでは会議端末10A−1を例にとって説明するが、他の会議端末10についても同様である。
識別情報取得部13aは、多地点会議への参加意思の表明として、ユーザからユーザIDの入力を受け付けると、当該ユーザIDを識別情報通知部13bおよびユーザ情報取得部13dに渡す。
識別情報通知部13bは、識別情報取得部13aからユーザIDを受け取ると、当該ユーザIDを他の会議端末10に通知する。
外部識別情報受取部13cは、他の会議端末10の識別情報通知部13bからのユーザIDの通知を受けると、当該ユーザIDをユーザ情報取得部13dに渡す。
図5に従ってユーザ情報取得部13dの処理について説明すると、ユーザ情報取得部13dは、識別情報取得部13aからユーザIDを受けたか否かを判断する(S11)。
そして、ユーザIDを受けたと判断された場合(S11:YES)、当該会議端末10A−1に接続された個別ユーザ情報保持装置20Aを参照し、これに当該ユーザIDが登録されているか否かを判断する(S12)。そして、登録されていると判断されたときには(S12:YES)、個別ユーザ情報保持装置20Aから当該ユーザIDに対応する個別ユーザ情報を取得して表示制御部13eに渡す(S13)。一方、登録されていないと判断されたときには(S12:NO)、共通ユーザ情報保持装置30から当該ユーザIDに対応する共通ユーザ情報を取得して表示制御部13eに渡す(S14)。
ステップS11でユーザIDを受けていないと判断された場合(S11:NO)、外部識別情報受取部13cからユーザIDを受けたか否かを判断する(S15)。そして、ユーザIDを受けたと判断された場合(S15:YES)、共通ユーザ情報保持装置30から当該ユーザIDに対応する共通ユーザ情報を取得して表示制御部13eに渡す(S16)。一方、受けていないと判断された場合(S15:NO)、ステップS11に戻る。
表示制御部13eは、ユーザ情報取得部13dから個別ユーザ情報または共通ユーザ情報を受けると、当該ユーザ情報を出力装置12に表示させる。
(構成例2)
図6は、構成例2に係る多地点会議システム1−2の詳細な構成を示すブロック図である。この図6では、会議端末10A−1が代表的に示されているが、他の会議端末10の構成も同様である。以下、構成例2について説明するが、上記構成例1と同様の部分については、同一の符号を用い、説明を省略する。
図6において、各会議端末10の処理装置14は、識別情報取得部14a、識別情報通知部14b、外部識別情報受取部14c、ユーザ情報取得部14d、表示制御部14e、および認証処理部14fを有する。これらのうち、識別情報取得部14aおよび外部識別情報受取部14cの機能は、上記構成例1と同様である。
認証処理部14fは、識別情報取得部14aにより識別情報が取得されると、当該識別情報と、当該会議端末10に接続された個別ユーザ情報保持装置20および共通ユーザ情報保持装置30に登録されている識別情報とを照合して認証を行う。そして、個別ユーザ情報保持装置20に基づく認証に成功した場合には、当該個別ユーザ情報保持装置20から当該識別情報に対応する個別ユーザ情報を取得し、個別ユーザ情報保持装置20に基づく認証に失敗して共通ユーザ情報保持装置30に基づく認証に成功した場合には、共通ユーザ情報保持装置30から当該識別情報に対応する共通ユーザ情報を取得する。
識別情報通知部14bは、識別情報取得部14aにより識別情報が取得されると、認証処理部14fによる認証が成功した場合に、当該識別情報を他の会議端末10に通知する。
ユーザ情報取得部14dは、外部識別情報受取部14cが識別情報の通知を受けた場合、共通ユーザ情報保持装置30から当該識別情報に対応する共通ユーザ情報を取得する。
表示制御部14eは、認証処理部14fおよびユーザ情報取得部14dにより取得された個別ユーザ情報および共通ユーザ情報を出力装置12に表示させる。
以下、構成例2における会議端末10の動作について説明する。なお、ここでは会議端末10A−1を例にとって説明するが、他の会議端末10についても同様である。
識別情報取得部14aは、ユーザからユーザIDの入力を受け付けると、当該ユーザIDを認証処理部14fに渡す。
図7に従って認証処理部14fの処理を説明すると、認証処理部14fは、識別情報取得部14aからユーザIDを受けるまで待機し(S21:NO)、ユーザIDを受けると(S21:YES)、当該ユーザIDについて個別ユーザ情報保持装置20に基づく認証を行う(S22)。具体的には、当該会議端末10A−1に接続された個別ユーザ情報保持装置20Aを参照し、これに当該ユーザIDが登録されているか否かを判断する。
そして、認証に成功した場合(S23:YES)、具体的にはユーザIDが登録されていると判断された場合、個別ユーザ情報保持装置20AからユーザIDに対応する個別ユーザ情報を取得して表示制御部14eに渡す(S24)。また、認証に成功したユーザIDを識別情報通知部14bに渡す。一方、認証に失敗した場合(S23:NO)、入力されたユーザIDについて共通ユーザ情報保持装置30に基づく認証を行う(S25)。具体的には、共通ユーザ情報保持装置30を参照し、これに当該ユーザIDが登録されているか否かを判断する。
そして、認証に成功した場合(S26:YES)、共通ユーザ情報保持装置30からユーザIDに対応する共通ユーザ情報を取得して表示制御部14eに渡す(S27)。また、認証に成功したユーザIDを識別情報通知部14bに渡す。一方、認証に失敗した場合(S26:NO)、その旨をユーザに通知する(S28)。
識別情報通知部14bは、認証処理部14fからユーザIDを受けると、当該ユーザIDを他の会議端末10に通知する。
外部識別情報受取部14cは、他の会議端末10からユーザIDの通知を受けると、当該ユーザIDをユーザ情報取得部14dに渡す。
ユーザ情報取得部14dは、外部識別情報受取部14cからユーザIDを受け取ると、共通ユーザ情報保持装置30から当該ユーザIDに対応する共通ユーザ情報を取得して表示制御部14eに渡す。
表示制御部14eは、認証処理部14fまたはユーザ情報取得部14dから個別ユーザ情報または共通ユーザ情報を受け取ると、当該ユーザ情報を出力装置12に表示させる。
(構成例3)
図8は、構成例3に係る多地点会議システム1−3の全体構成を示すブロック図である。以下、構成例3について説明するが、上記構成例2と同様の部分については、同一の符号を用い、説明を省略する。
本構成例では、各ユーザは、ICカード等の認証媒体を所持しており、各認証媒体には、当該認証媒体を識別するための認証媒体識別情報が保持されている。ここでは、認証媒体は非接触型ICカードであり、認証媒体識別情報はカードIDである。
また、本構成例では、図8に示されるように、多地点会議システム1−3は、それぞれ特定の会議端末10に接続された複数の個別認証装置50A,50B(以下、適宜「個別認証装置50」と総称する)と、全ての会議端末10に接続された共通認証装置60とをさらに有する。個別認証装置50は、個別ユーザ情報保持装置20と対をなし、個別認証装置50と会議端末10との接続関係は、個別ユーザ情報保持装置20と会議端末10との接続関係と同様である。すなわち、個別認証装置50Aは会議端末10A−1,10A−2に接続され、個別認証装置50Bは会議端末10B−1,10B−2に接続されている。また、共通認証装置60は、共通ユーザ情報保持装置30と対をなし、全ての会議端末10に接続されている。
個別認証装置50は、それぞれ特定のユーザの認証を行う装置であり、個別認証装置50A,50Bは、それぞれA社,B社の社員のユーザ認証を行う。具体的には、個別認証装置50A,50Bは、それぞれA社,B社の社員に所持されるICカードのカードIDと、当該カードIDに対応するICカードを所持するユーザのユーザIDとが対応付けて登録される個別認証データベースを備える。そして、個別認証装置50A,50Bは、それぞれA社,B社の会議端末10からカードIDの提示を受けると、提示されたカードIDと個別認証データベースに登録されているカードIDとを照合して認証を行い、認証に成功すると当該カードIDに対応するユーザIDを含む認証情報を提示元の会議端末10に返し、認証に失敗するとその旨を提示元の会議端末10に返す。
共通認証装置60は、全てのユーザの認証を行う装置である。具体的には、共通認証装置60は、A社およびB社の社員に所持されるICカードのカードIDと、当該カードIDに対応するICカードを所持するユーザのユーザIDとが対応付けて登録される共通認証データベースを備える。そして、共通認証装置60は、会議端末10からカードIDの提示を受けると、提示されたカードIDと共通認証データベースに登録されているカードIDとを照合して認証を行い、認証に成功すると当該カードIDに対応するユーザIDを含む認証情報を提示元の会議端末10に返し、認証に失敗するとその旨を提示元の会議端末10に返す。
図9は、構成例3に係る多地点会議システム1−3の詳細な構成を示すブロック図である。以下、図9に従って、本構成例における会議端末10の構成および動作について併せて説明する。なお、ここでは会議端末10A−1を例にとって説明するが、他の会議端末10についても同様である。
図9において、会議端末10A−1の処理装置15は、識別情報取得部15a、識別情報通知部15b、外部識別情報受取部15c、ユーザ情報取得部15d、表示制御部15e、および認証処理部15fを有する。
ユーザは、多地点会議に参加しようとする場合、自己が所持するICカードを入力装置11としてのICカードリーダにかざす。すると、ICカードリーダはICカードからカードIDを読み取る。識別情報取得部15aは、ICカードリーダに読み取られたカードIDを受け取ると、当該カードIDを認証処理部15fに渡す。
図10に従って認証処理部15fの処理を説明すると、認証処理部15fは、識別情報取得部15aからカードIDを受けると(S31)、当該カードIDを、当該会議端末10A−1に接続された個別認証装置50Aに提示して、当該カードIDに対する認証を個別認証装置50Aに行わせる(S32)。
個別認証装置50Aによる認証が成功した場合、すなわち個別認証装置50AからカードIDに対応するユーザIDを含む認証情報を受けた場合(S33:YES)、この認証情報を識別情報通知部15bおよびユーザ情報取得部15dに渡す(S34)。このとき、ユーザ情報取得部15dに対しては、当該認証情報が個別認証装置50Aで認証されたものである旨を通知する。
一方、個別認証装置50Aによる認証が失敗した場合、すなわち個別認証装置50Aから認証失敗の通知を受けた場合(S33:NO)、カードIDを共通認証装置60に提示して、当該カードIDに対する認証を共通認証装置60に行わせる(S35)。
共通認証装置60による認証が成功した場合、すなわち共通認証装置60からカードIDに対応するユーザIDを含む認証情報を受けた場合(S36:YES)、この認証情報を識別情報通知部15bおよびユーザ情報取得部15dに渡す(S34)。このとき、ユーザ情報取得部15dに対しては、当該認証情報が共通認証装置60で認証されたものである旨を通知する。
一方、共通認証装置60による認証が失敗した場合、すなわち共通認証装置60から認証失敗の通知を受けた場合(S36:NO)、認証が失敗した旨をユーザに通知する(S37)。
識別情報通知部15bは、認証処理部15fから認証情報を受けると、当該認証情報を他の会議端末10に送る。
外部識別情報受取部15cは、他の会議端末10の識別情報通知部15bから送られた認証情報を受け取ると、当該認証情報をユーザ情報取得部15dに渡す。
図11に従ってユーザ情報取得部15dの処理を説明すると、ユーザ情報取得部15dは、認証情報を受け取ると(S41)、当該認証情報が外部識別情報受取部15cからのものか否かを判断する(S42)。
そして、当該認証情報が外部識別情報受取部15cからのものであると判断された場合(S42:YES)、共通ユーザ情報保持装置30から、当該認証情報に含まれるユーザIDに対応する共通ユーザ情報を取得し、表示制御部15eに渡す(S43)。一方、外部識別情報受取部15cからのものでないと判断された場合(S42:NO)、すなわち当該認証情報が認証処理部15fからのものであった場合、認証処理部15fからの通知に基づき、当該認証情報が共通認証装置で認証されたものか否かを判断する(S44)。
そして、当該認証情報が共通認証装置で認証されたものであると判断された場合(S44:YES)、共通ユーザ情報保持装置30から、当該認証情報に含まれるユーザIDに対応する共通ユーザ情報を取得し、表示制御部15eに渡す(S43)。一方、当該認証情報が共通認証装置で認証されたものでないと判断された場合(S44:NO)、すなわち個別認証装置で認証されたものであった場合、個別認証装置50Aに対応する個別ユーザ情報保持装置20Aから、当該認証情報に含まれるユーザIDに対応する個別ユーザ情報を取得し、表示制御部15eに渡す(S45)。
表示制御部15eは、ユーザ情報取得部15dから個別ユーザ情報または共通ユーザ情報を受けると、当該ユーザ情報を出力装置12に表示させる。
以上説明した構成例3では、識別情報取得部により取得される識別情報は「カードID」であり、個別ユーザ情報保持装置や共通ユーザ情報保持装置に登録される識別情報「ユーザID」と異なる。このように、識別情報取得部により取得される識別情報は、個別ユーザ情報保持装置や共通ユーザ情報保持装置に登録される識別情報と全く同一の情報である必要はなく、一対一で対応する情報であればよい。したがって、識別情報取得部により取得される識別情報は、例えば、指紋読取装置や撮像装置等を介して取得されるバイオメトリクス情報(指紋情報や顔画像情報等)などであってもよい。
また、本構成例3では、識別情報通知部は、識別情報取得部で取得された「カードID」ではなく、カードIDに対応するユーザIDを含む認証情報を他の会議端末に通知する。このように、識別情報通知部は、識別情報取得部で取得された識別情報をそのままの形で通知する必要はなく、当該識別情報と実質的に同一な識別情報を通知してもよい。
(構成例4)
構成例4に係る多地点会議システム1−4は、上記多地点会議システム1−3と殆ど同じであるが、会議によって共通ユーザ情報を切り替えるものである。以下、構成例4について説明するが、上記構成例3と同様の部分については、同一の符号を用い、説明を省略する。
図12(a),(b),(c),(d)は、それぞれ、本構成例における、個別認証装置50Aの個別認証データベース、共通認証装置60の共通認証データベース、個別ユーザ情報保持装置20A、共通ユーザ情報保持装置30の保持データを示す図である。
本構成例では、図12(a)に示すように、個別認証装置50Aの個別認証データベースには、A社の社員が所持するICカードのカードIDと、当該カードIDで識別されるICカードを所持するユーザの個別ユーザIDおよび複数の共通ユーザIDとが対応付けて登録される。本構成例では、共通ユーザIDは、各ユーザについて、当該ユーザが属する会議毎に設定される。すなわち、本構成例における共通ユーザIDは、ユーザおよび会議の組み合わせを識別するための識別情報である。
また、図12(b)に示すように、共通認証データベースには、A社およびB社の社員が所持するICカードのカードIDと、当該カードIDで識別されるICカードを所持するユーザの複数の共通ユーザIDとが対応付けて登録される。
また、図12(c)に示すように、個別ユーザ情報保持装置20Aには、個別ユーザIDと、当該個別ユーザIDで示されるユーザの個別ユーザ情報(氏名および顔写真)とが対応付けて登録される。
また、図12(d)に示すように、共通ユーザ情報保持装置30には、共通ユーザIDと、当該共通ユーザIDで示される会議の会議名と、当該共通ユーザIDで示されるユーザおよび会議の組み合わせについて設定された共通ユーザ情報(役割名称および顔マーク)とが対応付けて登録される。
個別認証装置50は、認証に成功すると、カードIDに対応する個別ユーザIDおよび複数の共通ユーザIDを含む認証情報を会議端末10に返す。また、共通認証装置60は、認証に成功すると、カードIDに対応する複数の共通ユーザIDを含む認証情報を会議端末10に返す。
ユーザ情報取得部15dは、認証処理部15fから認証情報を受けた場合、当該認証情報が共通認証装置60で認証されたものであるときには、共通ユーザ情報保持装置30から、認証情報に含まれる複数の共通ユーザIDに対応する複数の共通ユーザ情報のうち、現在行われている会議の会議名に対応する共通ユーザ情報を取得して表示制御部15eに渡す。また、ユーザ情報取得部15dは、外部識別情報受取部15cから認証情報を受けた場合、共通ユーザ情報保持装置30から、認証情報に含まれる複数の共通ユーザIDに対応する複数の共通ユーザ情報のうち、現在行われている会議の会議名に対応する共通ユーザ情報を取得して表示制御部15eに渡す。なお、現在行われている会議の会議名は、例えば、会議の開始時に設定され各会議端末10に保持される。
具体例を挙げると、会議端末10A−1がカードID「001」を受け付けた場合、A商品会議においては、会議端末10A−1の表示画面には、図13(a)に示されるように個別ユーザID「1」に対応する個別ユーザ情報が表示され、他の会議端末10A−2,10B−1,10B−2の表示画面には、図13(b)に示されるように共通ユーザID「10000」に対応する共通ユーザ情報が表示される。また、B商品会議においては、会議端末10A−1の表示画面には、図13(c)に示されるように個別ユーザID「1」に対応する個別ユーザ情報が表示され、他の会議端末10A−2,10B−1,10B−2の表示画面には、図13(d)に示されるように共通ユーザID「10001」に対応する共通ユーザ情報が表示される。
以上のとおり、本実施の形態では、複数地点に配置された複数の会議端末により多地点会議を行う多地点会議システムにおいて、それぞれ、特定の会議端末に接続され、特定のユーザについて各々の個別ユーザ情報が登録される複数の個別ユーザ情報保持装置と、全ての会議端末に接続され、全てのユーザについて各々の共通ユーザ情報が登録される共通ユーザ情報保持装置とが設けられる。そして、ある会議端末が、あるユーザの多地点会議への参加を検出すると、当該会議端末は、それに接続された個別ユーザ情報保持装置に当該ユーザの個別ユーザ情報が登録されているときには、当該個別ユーザ情報保持装置から当該ユーザの個別ユーザ情報を取得して表示し、それ以外のときには、共通ユーザ情報保持装置から当該ユーザの共通ユーザ情報を取得して表示し、他の会議端末は、共通ユーザ情報保持装置から当該ユーザの共通ユーザ情報を取得して表示する。このため、本実施の形態によれば、参加を検出した会議端末には個別ユーザ情報または共通ユーザ情報が表示され、その他の会議端末には共通ユーザ情報が表示されるので、表示されるユーザ情報を場所に応じて異ならせることができる。また、個別ユーザ情報の表示は参加を検出した会議端末に限定されるので、個人情報の開示範囲を適切に制限することができる。また、個別ユーザ情報を保持する個別ユーザ情報保持装置は特定の会議端末に接続されればよいので、アクセス元を制限することができ、不正アクセスなどによる個人情報の漏洩防止を図ることができる。
[第2の実施の形態]
以下、第2の実施の形態に係る多地点会議システム2について説明する。この多地点会議システム2は、上記の多地点会議システム1と同様の構成を有するが、次のように動作するものである。
すなわち、本実施の形態に係る多地点会議システム2では、ある会議端末10が、あるユーザの多地点会議への参加を検出すると、上記ある会議端末以外の会議端末10のうち、上記ある会議端末10と共通の個別ユーザ情報保持装置20に接続された会議端末10は、当該個別ユーザ情報保持装置20に上記あるユーザの個別ユーザ情報が登録されているときには、当該個別ユーザ情報保持装置20から上記あるユーザの個別ユーザ情報を取得して表示し、それ以外のときには、共通ユーザ情報保持装置30から上記あるユーザの共通ユーザ情報を取得して表示する。
具体的には、会議端末10A−1がA社の社員であるユーザαの多地点会議への参加を検出した場合、参加を検出した会議端末10A−1と共通の個別ユーザ情報保持装置20Aに接続された会議端末10A−2は、会議端末10A−1と同様に、個別ユーザ情報保持装置20Aからユーザαの個別ユーザ情報を取得して表示する。それ以外の会議端末10B−1,10B−2は、共通ユーザ情報保持装置30からユーザαの共通ユーザ情報を取得して表示する。したがって、A社内の会議端末では、ユーザαの個別ユーザ情報(氏名および顔写真)が表示され、B社内の会議端末では、ユーザαの共通ユーザ情報(役割名称および顔マーク)が表示される。
会議端末10A−1がB社の社員であるユーザβの多地点会議への参加を検出した場合には、参加を検出した会議端末10A−1、これと共通の個別ユーザ情報保持装置20Aに接続された会議端末10A−2、および他の会議端末10B−1,10B−2のいずれも、共通ユーザ情報保持装置30からユーザβの共通ユーザ情報を取得して表示する。
上記の動作は、様々な具体的構成によって実現可能であるが、例えば上記第1の実施の形態で示された構成例1〜4と同様の構成で実現可能である。ただし、本実施の形態では、構成例1における識別情報通知部13b、外部識別情報受取部13c、およびユーザ情報取得部13dは、上記第1の実施の形態と異なり次のように動作する。
すなわち、識別情報通知部13bは、識別情報取得部13aからユーザIDを受け取ると、当該ユーザIDおよび保持装置IDを含む参加通知を他の会議端末10に送る。ここで、保持装置IDとは、当該会議端末10A−1に接続された個別ユーザ情報保持装置20Aを識別するための識別情報である。
外部識別情報受取部13cは、他の会議端末10から参加通知を受け、当該参加通知をユーザ情報取得部13dに渡す。
ユーザ情報取得部13dは、外部識別情報受取部13cから参加通知を受けた場合、当該参加通知に係る保持装置IDで特定される個別ユーザ情報保持装置20が、当該会議端末10A−1に接続されたものか否かを判断する。
そして、保持装置IDで特定される個別ユーザ情報保持装置20が、当該会議端末10A−1に接続されたもの(すなわち個別ユーザ情報保持装置20A)であると判断された場合、ユーザ情報取得部13dは、参加通知に係るユーザIDが個別ユーザ情報保持装置20Aに登録されているか否かを判断する。そして、登録されていると判断されたときには、個別ユーザ情報保持装置20Aから個別ユーザ情報を取得して表示制御部13eに渡す。一方、登録されていないと判断されたときには、共通ユーザ情報保持装置30から共通ユーザ情報を取得して表示制御部13eに渡す。
一方、保持装置IDで特定される個別ユーザ情報保持装置20が、当該会議端末10A−1に接続されたものでないと判断された場合、ユーザ情報取得部13dは、共通ユーザ情報保持装置30から参加通知に係るユーザIDに対応する共通ユーザ情報を取得して表示制御部13eに渡す。
なお、構成例2〜4における識別情報通知部14b,15b、外部識別情報受取部14c,15c、およびユーザ情報取得部14d,15dについても同様である。
以上説明した本実施の形態によれば、上記第1の実施の形態と同様の効果が得られる。また、本実施の形態では、参加を検出した会議端末以外の会議端末のうち、参加を検出した会議端末と共通の個別ユーザ情報保持装置に接続された会議端末は、参加通知を検出した会議端末と同様のユーザ情報を取得して表示する。このため、本実施の形態によれば、参加を検出した会議端末と共通の個別ユーザ情報保持装置に接続された会議端末にも、個別ユーザ情報を表示することができる。具体的には、図1に示される例では、参加を検出した会議端末と同一イントラネット内の会議端末に、参加を検出した会議端末と同様のユーザ情報を表示することができる。
[第3の実施の形態]
以下、第3の実施の形態に係る多地点会議システム3について説明する。この多地点会議システム3は、上記の多地点会議システム1と同様の構成を有するが、次のように動作するものである。
すなわち、本実施の形態に係る多地点会議システム3では、任意の会議端末10が、あるユーザの多地点会議への参加を検出すると、複数の会議端末10のうち、上記あるユーザの個別ユーザ情報が登録されている個別ユーザ情報保持装置20に接続された会議端末10は、当該個別ユーザ情報保持装置20から上記あるユーザの個別ユーザ情報を取得して表示し、それ以外の会議端末10は、共通ユーザ情報保持装置30から上記あるユーザの共通ユーザ情報を取得して表示する。なお、個別ユーザ情報保持装置20から個別ユーザ情報を取得して表示する会議端末10は、共通ユーザ情報保持装置30から共通ユーザ情報も取得し、個別ユーザ情報および共通ユーザ情報の両方を表示してもよい。
具体的には、会議端末10A−1がA社の社員であるユーザαの多地点会議への参加を検出した場合、ユーザαの個別ユーザ情報が登録されている個別ユーザ情報保持装置20Aに接続された会議端末10A−1,10A−2は、個別ユーザ情報保持装置20Aからユーザαの個別ユーザ情報を取得して表示し、他の会議端末10B−1,10B−2は、共通ユーザ情報保持装置30からユーザαの共通ユーザ情報を取得して表示する。例えば、個別ユーザ情報保持装置20A、共通ユーザ情報保持装置30の保持データがそれぞれ図2(a)、図2(b)に示されるとおりであり、ユーザαのユーザIDが「1」であるとすると、A社内の会議端末10A−1,10A−2の表示画面は図3(a)のようになり、B社内の会議端末10B−1,10B−2の表示画面は図3(b)のようになる。
会議端末10A−1がB社の社員であるユーザβの多地点会議への参加を検出した場合、ユーザβの個別ユーザ情報が登録されている個別ユーザ情報保持装置20Bに接続された会議端末10B−1,10B−2は、個別ユーザ情報保持装置20Bからユーザβの個別ユーザ情報を取得して表示し、他の会議端末10A−1,10A−2は、共通ユーザ情報保持装置30からユーザβの共通ユーザ情報を取得して表示する。
上記の動作は、様々な具体的構成によって実現可能であるが、例えば上記第1の実施の形態で示された構成例1〜4と同様の構成で実現可能である。ただし、本実施の形態では、構成例1におけるユーザ情報取得部13dは、第1の実施の形態と異なり次のように動作する。
すなわち、ユーザ情報取得部13dは、外部識別情報受取部13cからユーザIDを受け取った場合、当該会議端末10A−1に接続された個別ユーザ情報保持装置20Aに当該ユーザIDが登録されているか否かを判断する。そして、登録されていると判断されたときには、個別ユーザ情報保持装置20AからユーザIDに対応する個別ユーザ情報を取得して表示制御部13eに渡す。一方、登録されていないと判断されたときには、共通ユーザ情報保持装置30からユーザIDに対応する共通ユーザ情報を取得して表示制御部13eに渡す。なお、構成例2〜4におけるユーザ情報取得部14d,15dについても同様である。
以上のとおり、本実施の形態では、複数地点に配置された複数の会議端末により多地点会議を行う多地点会議システムにおいて、それぞれ、特定の会議端末に接続され、特定のユーザについて各々の個別ユーザ情報が登録される複数の個別ユーザ情報保持装置と、全ての会議端末に接続され、全てのユーザについて各々の共通ユーザ情報が登録される共通ユーザ情報保持装置とが設けられる。そして、任意の会議端末が、あるユーザの多地点会議への参加を検出すると、複数の会議端末のうち、上記あるユーザの個別ユーザ情報が登録されている個別ユーザ情報保持装置に接続された会議端末は、当該個別ユーザ情報保持装置から上記あるユーザの個別ユーザ情報を取得して表示し、それ以外の会議端末は、共通ユーザ情報保持装置から上記あるユーザの共通ユーザ情報を取得して表示する。このため、本実施の形態によれば、参加ユーザの個別ユーザ情報が登録されている個別ユーザ情報保持装置に接続された会議端末と、その他の会議端末とで表示されるユーザ情報を異ならせることができ、表示されるユーザ情報を場所に応じて異ならせることができる。また、個別ユーザ情報の表示はそれが登録されている個別ユーザ情報保持装置に接続された会議端末に限定されるので、個人情報の開示範囲を適切に制限することができる。具体的には、図1に示される例では、A社の社員の個別ユーザ情報の開示範囲をA社内に限定でき、B社の社員の個別ユーザ情報の開示範囲をB社に限定できる。また、個別ユーザ情報を保持する個別ユーザ情報保持装置は特定の会議端末に接続されればよいので、アクセス元を制限することができ、不正アクセスなどによる個人情報の漏洩防止を図ることができる。
[第4の実施の形態]
本実施の形態に係る多地点会議システム4は、図1に示される多地点会議システム1と同様の構成を有するが、次のように動作するものである。
すなわち、ある会議端末10が、あるユーザの多地点会議への参加を検出すると、上記ある会議端末10は、それに接続された個別ユーザ情報保持装置20から上記あるユーザの個別ユーザ情報を取得して表示し、上記ある会議端末以外の会議端末10は、共通ユーザ情報保持装置30から上記あるユーザの共通ユーザ情報を取得して表示する。
具体的には、会議端末10A−1がA社の社員であるユーザαの多地点会議への参加を検出した場合、参加を検出した会議端末10A−1は、個別ユーザ情報保持装置20Aからユーザαの個別ユーザ情報を取得して表示し、他の会議端末10A−2,10B−1,10B−2は、共通ユーザ情報保持装置30からユーザαの共通ユーザ情報を取得して表示する。
なお、本実施の形態では、A社の会議端末10がB社の社員の多地点会議への参加を検出した場合やB社の会議端末10がA社の社員の多地点会議への参加を検出した場合については、特に規定されず、どのような処理が行われても構わない。例えば、会議端末10A−1は、B社の社員のユーザIDの入力を受け付けた場合、エラー表示してもよい。
上記の動作を実現するための具体的な構成としては様々なものが考えられるが、ここでは以下に1つの構成例を示す。本構成例は、上記第1の実施の形態で示された構成例1と同様の構成を有するが、ユーザ情報取得部13dが次のように動作する。
図14に従って本実施の形態におけるユーザ情報取得部13dの処理について説明すると、ユーザ情報取得部13dは、識別情報取得部13aからユーザIDを受けたか否かを判断する(S51)。
そして、ユーザIDを受けたと判断された場合(S51:YES)、当該会議端末10A−1に接続された個別ユーザ情報保持装置20Aから当該ユーザIDに対応する個別ユーザ情報を取得して表示制御部13eに渡す(S52)。一方、ユーザIDを受けていないと判断された場合(S51:NO)、外部識別情報受取部13cからユーザIDを受けたか否かを判断する(S53)。
そして、ユーザIDを受けたと判断された場合(S53:YES)、共通ユーザ情報保持装置30から当該ユーザIDに対応する共通ユーザ情報を取得して表示制御部13eに渡す(S54)。一方、受けていないと判断された場合には(S53:NO)、ステップS51に戻る。
以上のとおり、本実施の形態では、ある会議端末が、あるユーザの多地点会議への参加を検出すると、当該会議端末は、それに接続された個別ユーザ情報保持装置から当該ユーザの個別ユーザ情報を取得して表示し、他の会議端末は、共通ユーザ情報保持装置から当該ユーザの共通ユーザ情報を取得して表示する。このため、本実施の形態によれば、参加を検出した会議端末には個別ユーザ情報が表示され、その他の会議端末には共通ユーザ情報が表示されるので、表示されるユーザ情報を場所に応じて異ならせることができる。また、個別ユーザ情報の表示は参加を検出した会議端末に限定されるので、個人情報の開示範囲を適切に制限することができる。また、個別ユーザ情報を保持する個別ユーザ情報保持装置は特定の会議端末に接続されればよいので、アクセス元を制限することができ、不正アクセスなどによる個人情報の漏洩防止を図ることができる。
[第5の実施の形態]
以下、第5の実施の形態に係る多地点会議システム5について説明する。この多地点会議システム5は、上記の多地点会議システム4と同様の構成を有するが、次のように動作するものである。
すなわち、本実施の形態に係る多地点会議システム5では、ある会議端末10が、あるユーザの多地点会議への参加を検出すると、上記ある会議端末以外の会議端末10のうち、上記ある会議端末10と共通の個別ユーザ情報保持装置20に接続された会議端末10は、当該個別ユーザ情報保持装置20から上記あるユーザの個別ユーザ情報を取得して表示する。
具体的には、会議端末10A−1がA社の社員であるユーザαの多地点会議への参加を検出した場合、参加を検出した会議端末10A−1と共通の個別ユーザ情報保持装置20Aに接続された会議端末10A−2は、会議端末10A−1と同様に、個別ユーザ情報保持装置20Aからユーザαの個別ユーザ情報を取得して表示する。それ以外の会議端末10B−1,10B−2は、共通ユーザ情報保持装置30からユーザαの共通ユーザ情報を取得して表示する。
なお、本実施の形態でも、上記第4の実施の形態と同様、A社の会議端末10がB社の社員の多地点会議への参加を検出した場合やB社の会議端末10がA社の社員の多地点会議への参加を検出した場合については、特に規定されない。
上記の動作は、様々な具体的構成によって実現可能であるが、例えば上記第1の実施の形態で示された構成例1と同様の構成で実現可能である。ただし、本実施の形態では、構成例1における識別情報通知部13b、外部識別情報受取部13c、およびユーザ情報取得部13dは、上記第1の実施の形態と異なり次のように動作する。
すなわち、識別情報通知部13bは、識別情報取得部13aからユーザIDを受け取ると、当該ユーザIDおよび保持装置IDを含む参加通知を他の会議端末10に送る。ここで、保持装置IDとは、当該会議端末10A−1に接続された個別ユーザ情報保持装置20Aを識別するための識別情報である。
外部識別情報受取部13cは、他の会議端末10から参加通知を受け、当該参加通知をユーザ情報取得部13dに渡す。
ユーザ情報取得部13dは、外部識別情報受取部13cから参加通知を受けた場合、当該参加通知に係る保持装置IDで特定される個別ユーザ情報保持装置20が、当該会議端末10A−1に接続されたものか否かを判断する。
そして、保持装置IDで特定される個別ユーザ情報保持装置20が、当該会議端末10A−1に接続されたもの(すなわち個別ユーザ情報保持装置20A)であると判断された場合、ユーザ情報取得部13dは、個別ユーザ情報保持装置20Aから、参加通知に係るユーザIDに対応する個別ユーザ情報を取得して表示制御部13eに渡す。
一方、保持装置IDで特定される個別ユーザ情報保持装置20が、当該会議端末10A−1に接続されたものでないと判断された場合、ユーザ情報取得部13dは、共通ユーザ情報保持装置30から参加通知に係るユーザIDに対応する共通ユーザ情報を取得して表示制御部13eに渡す。
以上説明した本実施の形態によれば、上記第4の実施の形態と同様の効果が得られる。また、本実施の形態では、参加を検出した会議端末以外の会議端末のうち、参加を検出した会議端末と共通の個別ユーザ情報保持装置に接続された会議端末は、参加通知を検出した会議端末と同様に個別ユーザ情報を取得して表示する。このため、本実施の形態によれば、参加を検出した会議端末と共通の個別ユーザ情報保持装置に接続された会議端末にも、個別ユーザ情報を表示することができる。具体的には、図1に示される例では、参加を検出した会議端末と同一イントラネット内の会議端末に、参加ユーザの個別ユーザ情報を表示することができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更することができる。例えば、会議端末10のうち、入力装置11および出力装置12は会議が行われる地点に位置する必要があるが、処理装置13等は会議が行われる地点から物理的に離れた場所に位置してもよい。また、処理装置13等の機能ブロックのうち会議端末10間で共有化可能なものについては、適宜共有化され得る。
また、会議端末10や個別ユーザ情報保持装置20の個数などは、上記実施の形態で示されたものに限定されない。例えば、第1,3,4の実施の形態については、図15に示されるように、少なくとも、相互間で遠隔通信を行う2つの会議端末10A,10Bと、一方の会議端末10Aに接続された個別ユーザ情報保持装置20Aと、他方の会議端末10Bに接続された個別ユーザ情報保持装置20Bと、両方の会議端末10A,10Bに接続された共通ユーザ情報保持装置30と、を含む構成であれば、それぞれの実施形態の効果を得ることが可能である。また、第2,5の実施の形態については、上記構成において、個別ユーザ情報保持装置20Aまたは20Bに接続された少なくとも1つの会議端末をさらに含む構成であれば、それぞれの実施形態の効果を得ることが可能である。
実施の形態に係る多地点会議システムの全体構成を示すブロック図である。 個別ユーザ情報保持装置および共通ユーザ情報保持装置の保持データの一例を示す図である。 会議端末に表示される画面の一例を示す図である。 構成例1に係る多地点会議システムの詳細な構成を示すブロック図である。 図4のユーザ情報取得部の処理を示すフローチャートである。 構成例2に係る多地点会議システムの詳細な構成を示すブロック図である。 図6の認証処理部の処理を示すフローチャートである。 構成例3に係る多地点会議システムの全体構成を示すブロック図である。 構成例3に係る多地点会議システムの詳細な構成を示すブロック図である。 図9の認証処理部の処理を示すフローチャートである。 図9のユーザ情報取得部の処理を示すフローチャートである。 構成例4における、個別認証データベース、共通認証データベース、個別ユーザ情報保持装置、共通ユーザ情報保持装置の保持データの一例を示す図である。 構成例4における会議端末に表示される画面の一例を示す図である。 第4の実施の形態における、図4のユーザ情報取得部の処理を示すフローチャートである。 実施の形態に係る多地点会議システムの全体構成の別例を示すブロック図である。
符号の説明
1 多地点会議システム、10(10A−1,10A−2,10B−1,10B−2) 会議端末、11 入力装置、12 出力装置、13,14,15 処理装置、20(20A,20B) 個別ユーザ情報保持装置、30 共通ユーザ情報保持装置、40 会議制御サーバ、50(50A,50B) 個別認証装置、60 共通認証装置。

Claims (11)

  1. 複数地点に配置された複数の会議端末により多地点会議を行う多地点会議システムであって、
    それぞれ、特定の会議端末に接続され、特定のユーザについて各々の個別ユーザ情報が登録される複数の個別ユーザ情報保持装置と、
    全ての会議端末に接続され、全てのユーザについて各々の共通ユーザ情報が登録される共通ユーザ情報保持装置と、を有し、
    ある会議端末が、あるユーザの多地点会議への参加を検出すると、
    前記ある会議端末は、当該会議端末に接続された個別ユーザ情報保持装置に前記あるユーザの個別ユーザ情報が登録されているときには、当該個別ユーザ情報保持装置から前記あるユーザの個別ユーザ情報を取得して表示し、それ以外のときには、前記共通ユーザ情報保持装置から前記あるユーザの共通ユーザ情報を取得して表示し、
    前記ある会議端末以外の会議端末は、前記共通ユーザ情報保持装置から前記あるユーザの共通ユーザ情報を取得して表示することを特徴とする多地点会議システム。
  2. 請求項1に記載の多地点会議システムであって、
    前記ある会議端末以外の会議端末のうち、前記ある会議端末と共通の個別ユーザ情報保持装置に接続された会議端末は、当該個別ユーザ情報保持装置に前記あるユーザの個別ユーザ情報が登録されているときには、当該個別ユーザ情報保持装置から前記あるユーザの個別ユーザ情報を取得して表示し、それ以外のときには、前記共通ユーザ情報保持装置から前記あるユーザの共通ユーザ情報を取得して表示することを特徴とする多地点会議システム。
  3. 複数地点に配置された複数の会議端末により多地点会議を行う多地点会議システムであって、
    それぞれ、特定の会議端末に接続され、特定のユーザについて各々の個別ユーザ情報が登録される複数の個別ユーザ情報保持装置と、
    全ての会議端末に接続され、全てのユーザについて各々の共通ユーザ情報が登録される共通ユーザ情報保持装置と、を有し、
    任意の会議端末が、あるユーザの多地点会議への参加を検出すると、
    前記複数の会議端末のうち、前記あるユーザの個別ユーザ情報が登録されている個別ユーザ情報保持装置に接続された会議端末は、当該個別ユーザ情報保持装置から前記あるユーザの個別ユーザ情報を取得して表示し、それ以外の会議端末は、前記共通ユーザ情報保持装置から前記あるユーザの共通ユーザ情報を取得して表示することを特徴とする多地点会議システム。
  4. 複数地点に配置された複数の会議端末により多地点会議を行う多地点会議システムであって、
    それぞれ、特定の会議端末に接続され、特定のユーザについて各々の個別ユーザ情報が登録される複数の個別ユーザ情報保持装置と、
    全ての会議端末に接続され、全てのユーザについて各々の共通ユーザ情報が登録される共通ユーザ情報保持装置と、を有し、
    ある会議端末が、あるユーザの多地点会議への参加を検出すると、
    前記ある会議端末は、当該会議端末に接続された個別ユーザ情報保持装置から前記あるユーザの個別ユーザ情報を取得して表示し、
    前記ある会議端末以外の会議端末は、前記共通ユーザ情報保持装置から前記あるユーザの共通ユーザ情報を取得して表示することを特徴とする多地点会議システム。
  5. 請求項4に記載の多地点会議システムであって、
    前記ある会議端末以外の会議端末のうち、前記ある会議端末と共通の個別ユーザ情報保持装置に接続された会議端末は、当該個別ユーザ情報保持装置から前記あるユーザの個別ユーザ情報を取得して表示することを特徴とする多地点会議システム。
  6. 複数地点に配置され、相互間で多地点会議を行う複数の会議端末と、
    それぞれ、特定の会議端末に接続され、特定のユーザについて各々の個別ユーザ情報が登録される複数の個別ユーザ情報保持装置と、
    全ての会議端末に接続され、全てのユーザについて各々の共通ユーザ情報が登録される共通ユーザ情報保持装置と、
    を有する多地点会議システムにおいて、前記会議端末として用いられる会議端末であって、
    ユーザから当該ユーザを識別するための識別情報を取得する識別情報取得部と、
    当該識別情報取得部により取得された識別情報を他の会議端末に通知する識別情報通知部と、
    他の会議端末からの識別情報の通知を受ける外部識別情報受取部と、
    前記識別情報取得部が識別情報を取得した場合、当該会議端末に接続された個別ユーザ情報保持装置に、当該識別情報で特定されるユーザの個別ユーザ情報が登録されているときには、当該個別ユーザ情報保持装置から当該ユーザの個別ユーザ情報を取得し、それ以外のときには、前記共通ユーザ情報保持装置から当該ユーザの共通ユーザ情報を取得し、前記外部識別情報受取部が識別情報を受けた場合、前記共通ユーザ情報保持装置から当該識別情報で特定されるユーザの共通ユーザ情報を取得するユーザ情報取得部と、
    当該ユーザ情報取得部により取得された個別ユーザ情報および共通ユーザ情報を表示する表示部と、
    を備えることを特徴とする会議端末。
  7. 請求項6に記載の会議端末であって、
    前記ユーザ情報取得部は、前記外部識別情報受取部が識別情報を受けた場合において、当該識別情報の通知元の会議端末に接続された個別ユーザ情報保持装置が自己に接続されたものと共通する場合、当該個別ユーザ情報保持装置に当該識別情報で特定されるユーザの個別ユーザ情報が登録されているときには、当該個別ユーザ情報保持装置から当該ユーザの個別ユーザ情報を取得し、それ以外のときには、前記共通ユーザ情報保持装置から当該ユーザの共通ユーザ情報を取得することを特徴とする会議端末。
  8. 複数地点に配置され、相互間で多地点会議を行う複数の会議端末と、
    それぞれ、特定の会議端末に接続され、特定のユーザについて各々の個別ユーザ情報が登録される複数の個別ユーザ情報保持装置と、
    全ての会議端末に接続され、全てのユーザについて各々の共通ユーザ情報が登録される共通ユーザ情報保持装置と、
    を有する多地点会議システムにおいて、前記会議端末として用いられる会議端末であって、
    ユーザから当該ユーザを識別するための識別情報を取得する識別情報取得部と、
    当該識別情報取得部により取得された識別情報を他の会議端末に通知する識別情報通知部と、
    他の会議端末からの識別情報の通知を受ける外部識別情報受取部と、
    前記識別情報取得部または前記外部識別情報受取部が識別情報を取得した場合、当該会議端末に接続された個別ユーザ情報保持装置に、当該識別情報で特定されるユーザの個別ユーザ情報が登録されているときには、当該個別ユーザ情報保持装置から当該ユーザの個別ユーザ情報を取得し、それ以外のときには、前記共通ユーザ情報保持装置から当該ユーザの共通ユーザ情報を取得するユーザ情報取得部と、
    当該ユーザ情報取得部により取得された個別ユーザ情報および共通ユーザ情報を表示する表示部と、
    を備えることを特徴とする会議端末。
  9. 複数地点に配置され、相互間で多地点会議を行う複数の会議端末と、
    それぞれ、特定の会議端末に接続され、特定のユーザについて各々の個別ユーザ情報が登録される複数の個別ユーザ情報保持装置と、
    全ての会議端末に接続され、全てのユーザについて各々の共通ユーザ情報が登録される共通ユーザ情報保持装置と、
    を有する多地点会議システムにおいて、前記会議端末を、
    ユーザから当該ユーザを識別するための識別情報を取得する識別情報取得部、
    当該識別情報取得部により取得された識別情報を他の会議端末に通知する識別情報通知部、
    他の会議端末からの識別情報の通知を受ける外部識別情報受取部、
    前記識別情報取得部が識別情報を取得した場合、当該会議端末に接続された個別ユーザ情報保持装置に、当該識別情報で特定されるユーザの個別ユーザ情報が登録されているときには、当該個別ユーザ情報保持装置から当該ユーザの個別ユーザ情報を取得し、それ以外のときには、前記共通ユーザ情報保持装置から当該ユーザの共通ユーザ情報を取得し、前記外部識別情報受取部が識別情報を受けた場合、前記共通ユーザ情報保持装置から当該識別情報で特定されるユーザの共通ユーザ情報を取得するユーザ情報取得部、および、
    当該ユーザ情報取得部により取得された個別ユーザ情報および共通ユーザ情報を表示する表示部、
    として機能させることを特徴とする多地点会議用プログラム。
  10. 請求項9に記載の多地点会議用プログラムであって、
    前記ユーザ情報取得部は、前記外部識別情報受取部が識別情報を受けた場合において、当該識別情報の通知元の会議端末に接続された個別ユーザ情報保持装置が自己に接続されたものと共通する場合、当該個別ユーザ情報保持装置に当該識別情報で特定されるユーザの個別ユーザ情報が登録されているときには、当該個別ユーザ情報保持装置から当該ユーザの個別ユーザ情報を取得し、それ以外のときには、前記共通ユーザ情報保持装置から当該ユーザの共通ユーザ情報を取得することを特徴とする多地点会議用プログラム。
  11. 複数地点に配置され、相互間で多地点会議を行う複数の会議端末と、
    それぞれ、特定の会議端末に接続され、特定のユーザについて各々の個別ユーザ情報が登録される複数の個別ユーザ情報保持装置と、
    全ての会議端末に接続され、全てのユーザについて各々の共通ユーザ情報が登録される共通ユーザ情報保持装置と、
    を有する多地点会議システムにおいて、前記会議端末を、
    ユーザから当該ユーザを識別するための識別情報を取得する識別情報取得部、
    当該識別情報取得部により取得された識別情報を他の会議端末に通知する識別情報通知部、
    他の会議端末からの識別情報の通知を受ける外部識別情報受取部、
    前記識別情報取得部または前記外部識別情報受取部が識別情報を取得した場合、当該会議端末に接続された個別ユーザ情報保持装置に、当該識別情報で特定されるユーザの個別ユーザ情報が登録されているときには、当該個別ユーザ情報保持装置から当該ユーザの個別ユーザ情報を取得し、それ以外のときには、前記共通ユーザ情報保持装置から当該ユーザの共通ユーザ情報を取得するユーザ情報取得部、および、
    当該ユーザ情報取得部により取得された個別ユーザ情報および共通ユーザ情報を表示する表示部、
    として機能させることを特徴とする多地点会議用プログラム。
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