JP4554633B2 - Soaアレイ光モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、SOA(semiconductor optical amplifier:半導体光増幅器)アレイ光モジュールに係わり、特にSOAアレイと光ファイバアレイとの間にレンズアレイを配した複数の光ゲートを配列して複数の光信号の制御を行うためのレンズアレイを用いたSOAアレイ光モジュールに関する。
近年、ブロードバンドサービスによる通信需要の増大に伴い、光通信ネットワークの長距離・大容量化が進展している。
例えば、高速大容量のWDM(Wavelength Division Multiplex:波長の異なる光を多重して1本の光ファイバで複数の信号を同時に伝送する波長多重伝送方式)の開発が進んでいる。
一方、インターネットの急激な普及や大容量の通信内容の増加に伴って更なる高速・大容量で且つ柔軟性のある光通信ネットワークが要求されている。
そして、そのような光通信ネットワークを構築する技術として、光パケットスイッチング技術が注目されている。
光パケットスイッチングは、通信情報を完全に光のままパケット交換する技術であり、従来の光信号を電気信号に一旦変換するスイッチングと比べて、電子処理速度の制限がなくなるので、処理速度は光の伝搬遅延時間にのみ依存する。したがって、高速・大容量の伝送が可能となる。
ところで、光信号をパケット単位でスイッチングする場合、光信号をオン・オフするために、ゲートスイッチを使用することになる。電気制御によって光信号をオン・オフするゲートスイッチには主に、電界吸収型ゲートスイッチと、半導体光増幅型ゲートスイッチがある。
電界吸収型ゲートスイッチは、電界吸収の効果を利用して光吸収を変化させるものであるが、透過状態でも損失が大きいといった欠点がある。
これに対して、半導体光増幅型ゲートスイッチは、半導体アンプへの駆動電流により利得を変化させるスイッチであり、光をオン・オフする光ゲートとしての機能だけでなく、増幅機能も持ち合わせている(ゲートのオン時に光が増幅されて出力される)。このため、光信号の損失が小さく高速にスイッチングする光素子として現在注目されている。
SOAは、ゲートON(open)/OFF(close)の消光比が高く、また増幅機構により光損失を低減化することができる。さらに、半導体により形成される光素子のため、半導体集積技術によって、低コストで小型化可能といった利点を持っている。
なお、消光比とは、ゲートON時の信号“1”“0”の平均光強度と、ゲートOFF時の信号“1”“0”の平均光強度の比率のことで、消光比が大きいほどゲートON、OFFが明確に識別でき、他のポートへの信号の混信(クロストーク)が少なくなり、符号誤り率が小さくなる。
図7(a),(b) は、そのような従来の単チャンネルSOAモジュールの光結合構成の2例を模式的に示す図である。尚、同図に示す一点鎖線は光信号の伝播経路を示している。
図7(a) に示す単レンズを用いた単チャンネルSOAモジュールは、矢印a出示す入射
側に配置された単チャネル光ファイバ1aと、矢印bで示す出射側に配置された単チャネル光ファイバ1bとの中間に、SOA2が配置されている。
そして、入射側の単チャネル光ファイバ1aとSOA2との間には第2レンズ4aと第1レンズ3aが配置され、SOA2と出射側の単チャネル光ファイバ1bとの間には第1レンズ3bと第2レンズ4bが配置されている。
また、これら第2レンズ4aと第1レンズ3aの間、及び第1レンズ3bと第2レンズ4bとの間には半導体素子(SOA)の気密封止を行うための気密窓5a及び5bが配置されるている。
図7(a) に示すように、SOA2の出射光6は、SOA2の軸7に対して22.3度の傾きがあるため、このSOA2の傾きのある出射光6に対して、レンズ面が垂直になるように第1レンズ3bや第ニレンズ4bが配置されて光結合をとっている。入射側も同様である。
この図7(a) に示す光結合方式は、光ビームが素子端面に対して垂直に出射するLD(laser diode:半導体レーザ)などの光モジュールの光結合に一般的に用いられている技術である。
尚、SOAを用いたゲートスイッチでは、SOAの内部反射による発振を抑えるために、SOAの光出射端面の反射を50dB以下に低減させて、戻り光による不要発振を抑える必要がある。
そのために、先ず、上記のようにSOA2の光出射側端面の垂直線と、SOA内の光導波路とを例えば7度の角度の関係となるように、SOA2のチップ端面を斜めとする。
そして、チップ内の光導波路の屈折率と空間の屈折率との関係により、チップ端面の垂直線(破線)に対して例えば22.3度の方向に、一点鎖線で示すように光信号が第1レンズ3bに出射されるようにして、反射戻り光を抑制する構成をとっている。
図8(a) は、SOAチップ端面を斜めにした場合の軸に対する出射光の傾きを示す図であり、図8(b) は、その出射光の傾き(出射角度)と反射戻り率との関係を示す示す図である。図8(b) は横軸に出射角度θ(度)を示し、縦軸に反射戻り率(dB)を示している。
図8(b) に示す出射光の傾き角度θと反射戻り率dBとの関係では、反射戻り率は一般に−20〜−30dBにするのが全体的に効率が良いとされている。
しかし、傾き角度θによる光出射端面の反射の低減が−20〜−30dB程度では不十分であるから、通常、チップ端面にAR(Anti Reflection)コートを施している。
図9は、SOAチップ端面にARコートの多層膜を形成した状態を示す図である。図9に示すように、SOA2のチップ両端面には、ARコートの多層膜8a及び8bが形成されている。こにように現在は、SOA2の光射出角度の設定とARコート層の形成によって、反射戻り光量を低減させている。
また、図7(b) に示した先球レンズファイバを用いた単チャンネルSOAモジュールは矢印a及びbで示す入射側と出射側に配置された単チャネル先球レンズファイバ9a及び9bの中間にSOA2が配置されている。
先球レンズファイバ9a及び9bの先端は球状に形成されてレンズ作用を有しているの
で、図7(a) に示すような第1レンズ3a、3bや第2レンズ4a、4bを省略することができる。
本構成は、斜めに出射する光に対して簡易に光結合ができるため、主に研究などでの実験を目的として用いられることが多い構成であるが、SOAの気密封止を行うことが難しく、実用のモジュールとして用いられることは殆どない。
図10に示す構成でSOAの気密封止を行う場合、SOA2と先球レンズファイバ9a及び9bとの間に気密封止を設けることはできないから、SOA2と先球レンズファイバ8a及び8bの先端部を一体に気密封止することになる。
そうすると、周囲温度の変化に基づく気密用筐体の熱膨・収縮にともなうSOA2と先球レンズファイバ9a及び9bとの間に生じる位置ずれなどで信頼性が確保できなくなる。これが、この先球レンズファイバを用いた単チャンネルSOAモジュールが、試験室で用いられるだけで実用化されない理由である。
ところで、光ゲートスイッチでは、複数のチャネルを一括で形成する、いわゆるアレイ化を行うことにより、モジュールや装置の小型化、低消費電力化、低コスト化を実現することが要求されている。
この場合、LDアレイやSOAアレイ等の半導体素子アレイと、光ファイバアレイの光結合においては、相互のアレイピッチが問題となる。
先球レンズファイバを用いたアレイ化された光結合構造については、半導体光増幅器(SOA)とファイバグレーティングによる外部共振器とを組み合わせ、ファイバグレーティングの先端を球状として、半導体光増幅器の低反射膜を形成した光出射側とを光結合するように構成し、更にこれをアレイ状に構成することが知られている(例えば、特許文献1参照)。但し、この特許文献1には気密封止については開示がない。
また、ゲートスイッチとしてのSOAアレイをハイブリッド集積回路化した石英系光波回路基板と、アレイ導波路格子を形成した石英系光波回路基板とを結合させて、光クロスコネクト等の光信号のスイッチングを行う構成も知られている(例えば、特許文献2参照)。
しかし、上記特許文献1及び2は、いずれもレンズアレイを用いたものではない。通常光ファイバアレイにおける光ファイバの直径は125μmであり、250μmピッチの光ファイバアレイが市販品として多数出荷されている。
他方、半導体素子においても、基板単位面積当たりの取れ数を多くしたいという理由から、半導体素子アレイのピッチは一般的に250μmが選ばれることが多い。
このように、光ファイバアレイのピッチと、半導体素子アレイのピッチが同一であるから、これらと同一ピッチのレンズアレイさえあれば、半導体素子アレイと光ファイバアレイのレンズアレイを介した光結合による複数チャネルの光ゲートスイッチを一括で形成する構成は容易に構築できると思われた。
ところが、図7(a) に示した光結合に用いられるレンズ(第1レンズ3a、3b、第2レンズ4a、4b)は、一般的に直径が約1mm〜2mmの大きさであるため、この大きさのレンズを並べることによってでは、250μmピッチのレンズアレイを形成することはできない。
したがって、半導体素子アレイと光ファイバアレイとの光結合に用いるレンズアレイに
は、一般的に透明基板上に凸形状を多数形成したものが用いられる。
図10は、従来よく知られているLDからなる半導体素子アレイと光ファイバアレイとの間にレンズアレイを配して構成された光結合構成の例を模式的に示す図である。尚、LDは光源である。
同図に示す光結合構成は、250μmピッチのLDアレイ11と250μmピッチの光ファイバアレイ12の光結合に、250μmピッチのレンズアレイ13を用いた例を示している。
この例では、レンズアレイ13は、基板厚み500μmの基板14の表面に、250μmピッチの凸レンズ15を形成したマイクロレンズアレイを示している。
レンズアレイ13は、凸レンズ15の形成面をLDアレイ11に向けて、LDアレイ11の射出側端面に平行に配置されている。
そして、光ファイバアレイ12は、光ファイバ18の軸に垂直に形成された入射面を、レンズアレイ13の裏面に平行に配置されている。
LDアレイ11の各素子の光導波路16から、LDアレイ11の射出側端面に垂直の光軸19に沿って射出される光信号17は、レンズアレイ13の凸レンズ15に対しレンズ光軸に沿って入射し、レンズアレイ13を透過しながら収束され、レンズアレイ13の裏面を抜けて光ファイバアレイ12の各光ファイバ18に、光ファイバ18の光軸に沿って入射する。
すなわち、LDアレイ11を用いた光結合構成では、光信号の通過する各素子の光軸は一直線の光軸19で形成されている。
特開2000−236138号公報 特開2003−149614号公報
このようにLDアレイを光源として、光源からの光信号をレンズアレイを介して光ファイバアレイに入射させる構成は従来からあるが、光信号を中継し且つオン・オフするゲートスイッチの光結合構成において、レンズアレイを用いたものは見当たらない。
アレイ化されたゲートスイッチとしては前述した特許文献1又は2があるが、いずれもレンズアレイを用いたものではない。
光信号をオン・オフするゲートスイッチには、主として電界吸収型ゲートスイッチと、半導体光増幅型ゲートスイッチがあるが、電界吸収型ゲートスイッチは透過状態でも損失が大きいといった欠点があることは前述した。
本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、結合損失を生じない半導体光増幅型ゲートスイッチとしてのレンズアレイを用いたSOAアレイ光モジュールを提供することである。
本発明のSOA(semiconductor optical amplifier)アレイ光モジュールは、レンズアレイを用いてSOAアレイと光ファイバアレイを光結合するSOAアレイ光モジュールであって、上記レンズアレイの各チャネルのレンズ光軸を、上記SOAアレイの光信号出力側端面の垂線に対し傾斜する上記SOAアレイの各チャネルの出射ビームの中心軸と同一になるように配置し、且つ、上記SOAアレイの光信号出力側端面と平行な面である上記レンズアレイの入射側端面となる光信号入力側端面または出射側端面となる光信号出力側端面の垂線に対し傾斜させ、上記レンズアレイは、裏面に、上記SOAアレイの各チャネルの出射ビームの中心軸に対してほぼ垂直になるように上記レンズアレイの上記光信号入力側端面または上記光信号出力側端面に対し傾斜した段差が設けられているように構成される。
また、上記レンズアレイは、例えば、低融点ガラスを型押し成形して形成されたものでもよく、また、例えば、プラスチックを型押し成形して形成されたものでもよい。
本発明によれば、レンズアレイの各チャネルのレンズ光軸をSOAアレイの各チャネルの出射ビームの中心軸と同一になるように配置するので、レンズアレイを用いてもレンズ収差による結合損失の生じないSOAアレイ光モジュールを提供することが可能となる。
また、レンズアレイに低融点ガラス又はプラスチックを用いるので、微細な形状であっても型押し加工で量産でき、低コスト化に寄与することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、実施例1として試作したレンズアレイを用いたSOAアレイ光モジュールの主要部の構成を模式的に示す図である。
図1に示すように、このSOAアレイ光モジュール20の主要部は、SOAアレイ21、第1レンズアレイ22、気密窓23、第2レンズアレイ24、光ファイバアレイ25から成る。
尚、図1には、SOAアレイ光モジュール20の光信号出力側のみを示しており、光信号入力側の第1レンズアレイ、気密窓、第2レンズアレイ、光ファイバアレイは、それぞれSOAアレイ21の中心点に対して点対称に配置されていて、光信号の進路の向きが異なるだけで光結合の原理は光信号出力側と同一であるので図示を省略している。
図1に示すように、SOAアレイ21の光信号入力側端面21a、光信号出力側端面21b、第1レンズアレイ22の光信号入力側端面22a、光信号出力側端面22b、気密窓23の光信号入力側端面23a、光信号出力側端面23b、第2レンズアレイ24の光信号入力側端面24a、光信号出力側端面24b、及び光ファイバアレイ25の光信号入力側端面25aは、それぞれ平行に配置されている。
SOAアレイ21の各チャネルを構成する各SOA内導波路26は、SOAアレイ21の端面の垂線27に対して7度の傾斜を持つように形成されている。このため各SOA内
導波路26から出射されるビームの光軸28は、SOAアレイ21の端面の垂線27に対して22.3度斜めに出射する。
したがって、各SOA内導波路26から出射されるビームは、レンズアレイ22の各チャネルを構成する各レンズ凸部29に対して斜めに入射する。
気密窓23対し、第1レンズアレイ22と対称的に配置されている第2レンズアレイ24の各チャネルを構成する各レンズ凸部30からの出射光もレンズ凸部30から斜めに出射されて、光ファイバアレイ25の各チャネルを構成する各光ファイバ31に斜めに入射する。
光ファイバアレイ25の光信号入力側端面25aは所定の角度で斜めに切断されて形成されている。すなわち、光ファイバアレイ25の各光ファイバ31の光入射面の切り口が入射光に対して所定の角度で斜めになるように形成されている。したがって、この光ファイバ31の光入射面の切り口を正面から見れば、やや楕円形になっている。
各光ファイバ31の光入射面の切り口が所定の角度で斜めに形成されていることにより第2レンズアレイ24の各レンズ凸部30から出射されて各光ファイバ31に斜めに入射する光信号は、界面での屈折により、光ファイバ31の導波路軸32に沿って光ファイバ31に入射する。
ここで、この構成において、SOAアレイ21のSOA内導波路26から出射されるビームスポット33と、光ファイバアレイ25の光ファイバ31に入射されるビームスポット34との間における結合損失の程度を調べるために、この光結合系におけるシミュレーションをおこなってみた。
図2(a),(b) は、図1に示す光結合系における結合損失のシミュレーション結果の例を示す図である。尚、図2(a) には、図1に示す構成と同一構成部分には図1と同一の番号を付与して示している。また、図2(b) は、図2(a) の第2レンズアレイ24の光入射面と光出射面を入替えて配置した場合のシミュレーション結果を示している。
この試作例のSOAアレイ光モジュールの光結合系では、レンズに対して斜めに光を入射させているため、レンズの収差の影響により、図2(a),(b) の破線丸e及びfで示すように、光拡散による結合損失が大きくなることが判明する。
このように、レンズに対して斜めに光を入射させる光結合系を用いると、収差の影響を取り除くことが難しく、結合損失が大きくなるという問題のある構成であることが判明した。
そこで、本発明者は、結合損失を低減させるために、レンズアレイの各チャネルのレンズ凸部の光軸を、SOAアレイの各チャネルの出射ビームの中心軸と同一になるように工夫した。以下、これについて実施例2として説明する。
図3は、実施例2におけるレンズアレイを用いたSOAアレイ光モジュールの主要部の構成を模式的に示す図である。
このSOAアレイ光モジュール35は、8チャネルのSOA内導波路36を有するSOAアレイ37、8チャネルのレンズ凸部38を有する第1レンズアレイ39、8チャネルの光信号を一括透過させる気密窓41、8チャネルのレンズ凸部42を有する第2レンズアレイ43、及び8チャネルの光ファイバ44を有する光ファイバアレイ45を備えている。
尚、図3には、このSOAアレイ光モジュール35の光信号出力側のみを示しており、光信号入力側の第1レンズアレイ、気密窓、第2レンズアレイ、光ファイバアレイは、それぞれSOAアレイ37の中心点に対して点対称に配置されていて、光信号の進路の向きが異なるだけで光結合の原理は光信号出力側と同一であるので図示を省略している。
また、このSOAアレイ光モジュール35は、図3に示すように、SOAアレイ37の光信号入力側端面37a、光信号出力側端面37b、第1レンズアレイ39の光信号入力側端面39a、光信号出力側端面39b、気密窓41の光信号入力側端面41a、光信号出力側端面41b、第2レンズアレイ43の光信号入力側端面43a、光信号出力側端面43b、及び光ファイバアレイ45の光信号入力側端面45aは、それぞれ平行に配置されている。
SOAアレイ37の各チャネルを構成する各SOA内導波路36は、SOAアレイ37の端面の垂線46に対して7度の傾斜を持つように形成されている。このため各SOA内導波路36から出射されるビームは、その中心軸47がSOAアレイ37の端面の垂線46に対して22.3度斜めになって出射される。
本例では、この22.3度斜めに出射するSOAアレイ37からの出射ビームの中心軸47と、第1レンズアレイ39の各チャネルのレンズ凸部38の光軸及び第2レンズアレイ43の各チャネルのレンズ凸部42の光軸とが、同一になるように、SOAアレイ37に対して第1及び第2レンズアレイ39及び43が配置される。
すなわち、第1レンズアレイ39のレンズ凸部38の反対側面、つまり第1レンズアレイ39の裏面となる光信号出力側端面39b及び第2レンズアレイ43のレンズ凸部42の反対側面、つまり第2レンズアレイ43の裏面となる光信号入力側端面43aは、それぞれ、SOAアレイ37の各チャネルであるSOA内導波路36の出射ビームの中心軸47に対して、ほぼ垂直になるように段差が設けられている。
これにより、第1レンズアレイ39のレンズ凸部38の光軸に沿って入射するビームは、第1レンズアレイ39の裏面へ透過するに際して、屈折することなく直線で進行する。
その直線方向(ここでは気密窓41における屈折は無視するものとする)に、第2レンズアレイ43の裏面に形成された各レンズ凸部42に対応する段差部が来るように第2レンズアレイ43が配置されている。
したがって、第1レンズアレイ39から出力されるビームは、第2レンズアレイ43の裏面に入射するに際し、屈折することなく、そのままレンズ凸部42の光軸に沿って入射する。
また、本例において、第2レンズアレイ43からレンズ光軸(SOAアレイ37からの出射ビームの中心軸47と同一)に沿って出射されるビームスポットは、光ファイバアレイ45の光信号入力側端面45aの界面で屈折し、その光信号入力側端面45aの垂線48に対し15.2度の傾斜を持って配置された光ファイバ44の中心軸49に沿って入射される。
このように、本例では、レンズアレイの各チャネルのレンズ光軸をSOAアレイの各チャネルの出射ビームの中心軸と同一になるように配置するので、レンズ収差による結合損失を生じることがない。
(実施例2の変形例)
図4は、実施例2の変形例としてのレンズアレイを用いたSOAアレイ光モジュールの主要部の構成を模式的に示す図である。尚、図4には、図3と同一の構成部分には図3と同一の番号を付与して示している。また、本例のSOAアレイ光モジュール50は、図3の場合に対して、第1と第2レンズアレイの構成のみが異なる。
なわち本例のSOAアレイ光モジュール50は、8チャネルのSOAアレイ37、8チャネルの第1レンズアレイ51、8チャネル光信号一括透過用の気密窓41、8チャネルの第2レンズアレイ52、及び8チャネルの光ファイバアレイ45を備えている。
尚、図4も、このSOAアレイ光モジュール35の光信号出力側のみを示しており、光信号入力側の第1レンズアレイ、気密窓、第2レンズアレイ、光ファイバアレイは、それぞれSOAアレイ37の中心点に対して点対称に配置されていて、光信号の進路の向きが異なるだけで光結合の原理は光信号出力側と同一であるので図示を省略している。
本例のSOAアレイ光モジュール50においても、図4に示すように、SOAアレイ37の光信号入力側端面37a、光信号出力側端面37b、第1レンズアレイ51の光信号入力側端面51a、光信号出力側端面51b、気密窓41の光信号入力側端面41a、光信号出力側端面41b、第2レンズアレイ52の光信号入力側端面52a、光信号出力側端面52b、及び光ファイバアレイ45の光信号入力側端面45aは、それぞれ縦に平行に配置されている。
本例においても、SOAアレイ37の各チャネルを構成する各SOA内導波路36は、SOAアレイ37の端面の垂線46に対して7度の傾斜を持つように形成されている。このため各SOA内導波路36から出射されるビームは、その中心軸47がSOAアレイ37の端面の垂線46に対して22.3度斜め下方に出射される。
尚、各アレイの光入出力側両端面は全て縦に平行であるので、一つの端面に対する垂線46は、このSOAアレイ光モジュール50内では各アレイ共通の端面における垂線でもある。
本例では、上記のように22.3度斜め下方に出射するSOAアレイ37からの出射ビームの中心軸47と、第1レンズアレイ51の各チャネルのレンズ凸部38の光軸53とが、同一になるように、SOAアレイ37に対して第1レンズアレイ51が配置される。
また、本例においては、第1レンズアレイ51の裏面51bと、第2レンズアレイ52の裏面52aが、SOAアレイ37の各チャネルの出射ビームの中心軸47に対して同一の角度になるように平面に形成されている。つまり段差が無い。
このように第1レンズアレイ51の裏面51bが平面であることにより、SOAアレイ37から出射され、第1レンズアレイ51のレンズ凸部38の光軸53に沿って第1レンズアレイ51に入射するビームは、第1レンズアレイ51の裏面から抜ける際に第1レンズアレイ51の界面で12.4度下方に屈折したビーム47´となる。
すなわち、22.3度斜め下方に出射したSOAアレイ37からの出射ビーム47は、第1レンズアレイ51の裏面から抜ける際には、22.3度+12.4度=34.7度斜め下方に屈折したビーム47´となって気密窓52を透過し、第2レンズアレイ52の裏面52aに入射する。
この入射に際して、ビーム47´は、第2レンズアレイ52の界面で12.4度上方に屈折して、先の下方への12.4度の屈折を相殺され、再び、垂線46(=第2レンズア
レイ52の光信号入力側断面52における垂線)に対し、22.3度斜め下方に向くビームとなって第2レンズアレイ52に入射する。
このビームは、一旦12.4度下方に屈折して第1及び第2レンズアレイ間を進行した分だけ下方に位置ずれしているが、上記のように下方への12.4度の屈折を相殺されて第2レンズアレイ52に入射した時点で、SOAアレイ37から出射された時点のビームの中心軸と平行になっている。
このSOAアレイ37からの出射時点のビーム中心軸と平行な入射ビームの中心軸に対して、第2レンズアレイ52の各チャネルを構成するレンズ凸部42のレンズ光軸54が同一になるように、第2レンズアレイ52が配置されている。
したがって、第2レンズアレイ52の光信号出力側に配列されているレンズ凸部42からは、レンズ光軸54に沿ったビームが光ファイバアレイ45の光ファイバ44に出射される。
本例においても、第2レンズアレイ52からレンズ光軸54(SOAアレイ37からの出射ビームの中心軸47と平行)に沿って出射されるビームスポットは、光ファイバアレイ45の光信号入力側端面45aの界面で屈折し、その光信号入力側端面45aの垂線48に対し15.2度の傾斜を持って配置された光ファイバ44の中心軸49に沿って入射される。
このように、本例では、レンズアレイの各チャネルのレンズ光軸を、SOAアレイの各チャネルの出射ビームの中心軸と同一又は平行になるように配置するので、レンズ収差による結合損失を生じることがない。
図5は、上述した本発明のSOAアレイ光モジュールの結合損失の評価を示す図表である。
図5には、横に本発明の「レンズアレイを用いた実施例2とその変形例」、同じく「レンズアレイを用いた試作例」(実施例1)、「単チャネルレンズを用いた従来技術1」(図7(a) )、及び「先球レンズファイバを用いた従来技術2」(図7(b) )を示し、縦に特徴となる「構成」、「結合損失」、及び「モジュールの気密封止の容易性」を示している。
なお、「結合損失」、及び「モジュールの気密封止の容易性」には、○、△、×、をもって評価結果を示している。
同図に示すように、「レンズアレイを用いた実施例2とその変形例」の構成は、実施例2及びその変形例の説明でも述べたように、SOAアレイからの光をレンズアレイのレンズ凸部に対して垂直に入射する構成である。
この調べたところ、この構成における結合損失は3dBであって、評価は「○」であった。また、モジュールの気密封止の容易性についても、第1と第2レンズアレイの間に気密窓を設けることができるので一般的な封止方法を用いることができ、評価は「○」であった。
これに対して、「レンズアレイを用いた試作例」の構成は、実施例1の説明でも述べたように、SOAアレイからの光をレンズアレイのレンズ凸部に対して斜めに入射する構成である。
これを調べたところ、この構成における結合損失は6dBであって、評価は「×」であ
った。但し、モジュールの気密封止の容易性については、第1と第2レンズアレイの間に気密窓を設けることができるので一般的な封止方法を用いることができ、評価は「○」であった。
また、「単チャネルレンズを用いた従来技術1」の構成は、単レンズを用いて単チャネルSOAを単チャネル光ファイバと結合する構成である。
この構成における結合損失は3dBであって、評価は「○」であった。また、モジュールの気密封止の容易性についても、第1と第2レンズアレイの間に気密窓を設けることができるので一般的な封止方法を用いることができ、評価は「○」であった。
また、「先球レンズファイバを用いた従来技術2」の構成は、光ファイバの先端にレンズを形成した構成である。
これを調べたところ、この構成における結合損失は3dBであったが、複数チャネルについて調べるとチャネル化にバラツキがあり、評価は「△」であった。
また、他の3例のように独立のレンズ装置を必要とせず光ファイバの先端レンズ部がSOAに殆ど密着する構成となるなめ、光ファイバとSOAパッケージとの間の封止は困難であり、気密封止の容易性については評価は「×」であった。
上記の評価結果から、複数チャネルのレンズアレイを用いたSOAアレイ光モジュールで、結合損失が小さく、且つ気密封止が容易なモジュールは、本発明のレンズアレイを用いたSOAアレイ光モジュールのみであることが確認できた。
図6は、実施例3としての8チャネルのSOAアレイ光モジュールの構成を模式的に示す図である。
図6に示すSOAアレイ光モジュール55は、矢印gで示すように光ファイバアレイ56から入射される光信号は、入射側第2レンズアレイ57、入射側気密窓58、入射側第1レンズアレイ59を介して、SOAアレイ60に入射する。
SOAアレイ60から出射される光信号は、出射側第1レンズアレイ61、出射側気密窓62、出射側第2レンズアレイ63を介して、矢印hで示すように、光ファイバアレイ64に向けて出射される。
上記の入射側気密窓58及び出射側気密窓62は、例えば厚さ0.4mm、直径4mmのサファイアガラスからなり、接着剤により固定されてパッケージ65と一体化され、パッケージ65と協働して、入射側第1レンズアレイ59、SOAアレイ60、及び出射側第1レンズアレイ61から成るSOAユニット子66を気密封止している。
また、光ファイバアレイを固定する構造については、入射側も出射側も同一構造であるので、出射側について説明する。図6に示すように、出射側気密窓62に近接して溶接用固定スリーブ67がパッケージ65が密着固定されている。
溶接用固定スリーブ67には、出射側気密窓62側に、出射側第2レンズアレイ63が図3又は図4に示した第1レンズアレイとの位置関係に基づいて固定されている。
そして、その出射側第2レンズアレイ63のレンズ凸部42(図3又は図4参照)に対応する位置に、光ファイバアレイ64が、ブファイバ整列用溝基板68とファイバ押さえ材69により位置決めされて配設されている。
また、SOAユニット子66を気密封止しているパッケージ65の内部には窒素ガス7
1が封入されている。また、パッケージ65の一方の側壁(図では上方の側壁)には、ストリップライン基板72から成るセラミック端子が、パッケージ65の内外に貫通して取り付けられている。
ストリップライン基板72には、内外に貫通する7本のストリップライン73が配設されている。ストリップライン73の外端部には、それぞれ電流駆動用の電極ピン74が接続されている。
そして、パッケージ65内には、ストリップライン基板72とSOAユニット子66との間には、SOAキャリア77の電極ピッチとパッケージ65のセラミック端子ピッチ(ストリップライン73のピッチ)が大きく異なるため、ピッチを整合するためのフアンナウト型端子としてのピッチ変換用ストリップライン基板75が配設されている。
ピッチ変換用ストリップライン基板75には、4本のピッチ変換用ストリップライン76が配線されている。
パッケージ65内において、ストリップライン基板72の7本のストリップライン73は、7本のうちの左端部のストリップライン73は、ピッチ変換用ストリップライン基板75のグランドに接続されている。次の4本のストリップライン73は、ピッチ変換用ストリップライン基板75の4本のピッチ変換用ストリップライン76にそれぞれ接続されている。
また、左端の2本のストリップライン73は、特には図示しないが、サーミスタ又はペルチェ素子等の熱電素子に接続される。
そして、ピッチ変換用ストリップライン76のピッチ変換された4本の端子部は、SOAユニット子66内に配設されているストリップライン基板72とそれぞれ接続されている。
また、パッケージ65の他方の側壁(図では下方の側壁)にも、上記と同一構成のストリップライン基板から成るセラミック端子が取り付けられている。そして、そのピッチ変換用ストリップラインを介して、SOAユニット子66のストリップライン基板と同一側壁側の4本のSOAキャリアと外部の電流駆動用電極ピンとが接続されている。
この合計8本の電流駆動用電極ピン74により、ストリップライン73、ピッチ変換用ストリップライン76、及びSOAキャリア77を介して、SOAアレイ60の各SOAに電気信号が印加され、これにより各SOAは光増幅の状態となる。
本実施例では、入射側第1レンズ59及び出射側第1レンズ61をSOAアレイ60の近傍に不図示のべルチェ素子とともに配置し、気密窓58及び62で封止して、SOAアレイ60の各SOAを水分や酸素から遮断している。
気密窓58及び62を通してパッケージ65の外側では、第2レンズ57、63、光ファイバアレイ56、64が配置されており、それぞれの部品は位置あわせを行ったあとYAGレーザなどで溶接固定される。
実施例1として試作したレンズアレイを用いたSOAアレイ光モジュールの主要部の構成を模式的に示す図である。 (a),(b) は実施例1に示す光結合系における結合損失のシミュレーション結果の例を示す図である。 実施例2におけるレンズアレイを用いたSOAアレイ光モジュールの主要部の構成を模式的に示す図である。 実施例2の変形例としてのレンズアレイを用いたSOAアレイ光モジュールの主要部の構成を模式的に示す図である。 本発明のSOAアレイ光モジュールの結合損失の評価を示す図表である。 実施例3としての8チャネルのSOAアレイ光モジュールの構成を模式的に示す図である。 (a),(b) は従来の単チャンネルSOAモジュールの光結合構成の2例を模式的に示す図である。 (a) は従来のSOAチップ端面を斜めにした場合の軸に対する出射光の傾きを示す図、(b) はその出射光の傾き(出射角度)と反射戻り率との関係を示す示す図である。 従来のSOAチップ端面に反射防止膜の多層膜を形成した状態を示す図である。 従来の半導体素子アレイと光ファイバアレイとの間にレンズアレイを配して構成された光結合構成の例を模式的に示す図である。
符号の説明
1a、1b 単チャネル光ファイバ
2 SOA
3a、3b 第1レンズ
4a、4b 第2レンズ
5a、5b 気密窓
6 出射光
7 軸
8a、8b ARコート多層膜
9a、9b 単チャネル先球レンズファイバ
11 LDアレイ
12 ファイバアレイ
13 レンズアレイ
14 基板
15 凸レンズ
16 光導波路
17 光信号
18 ファイバ
19 光軸
20 SOAアレイ光モジュール
21 SOAアレイ
21a 光信号入力側端面
21b 光信号出力側端面
22 第1レンズアレイ
22a 光信号入力側端面
22b 光信号出力側端面
23 気密窓
23a 光信号入力側端面
23b 光信号出力側端面
24 第2レンズアレイ
24a 光信号入力側端面
24b 光信号出力側端面
25 光ファイバアレイ
25a 光信号入力側端面
26 SOA内導波路
27 端面垂線
28 ビーム光軸
29 レンズ凸部
30 レンズ凸部
31 光ファイバ
32 導波路軸
33、34 ビームスポット
35 SOAアレイ光モジュール
36 SOA内導波路
37 SOAアレイ
37a 光信号入力側端面
37b 光信号出力側端面
38 レンズ凸部
39 第1レンズアレイ
39a 光信号入力側端面
39b 光信号出力側端面
41 気密窓
41a 光信号入力側端面
41b 光信号出力側端面
42 レンズ凸部
43 第2レンズアレイ
43a 光信号入力側端面
43b 光信号出力側端面
44 SOA内導波路
45 光ファイバアレイ
45a 光信号入力側端面
46 SOAアレイ端面垂線
47 SOA内導波路出射ビーム中心軸
48 光ファイバアレイ光信号入力側端面垂線
49 光ファイバ中心軸
50 SOAアレイ光モジュール
51 第1レンズアレイ
51a 光信号入力側端面
51b 光信号出力側端面
52 第2レンズアレイ
52a 光信号入力側端面
52b 光信号出力側端面
53、54 レンズ光軸
55 SOAアレイ光モジュール
56 光ファイバアレイ
57 入射側第2レンズアレイ
58 入射側気密窓
59 入射側第1レンズアレイ
60 SOAアレイ
61 出射側第1レンズアレイ
62 出射側気密窓
63 出射側第2レンズアレイ
64 光ファイバアレイ
65 パッケージ
66 SOAユニット子
67 溶接用固定スリーブ
68 ブファイバ整列用溝基板
69 ファイバ押さえ材
71 窒素ガス
72 ストリップライン基板
73 ストリップライン
74 電極ピン
75 ピッチ変換用ストリップライン基板
76 ピッチ変換用ストリップライン
77 SOAキャリア

Claims (3)

  1. SOA(semiconductor optical amplifier)アレイと光ファイバアレイを光結合するレンズアレイを用いたSOAアレイ光モジュールであって、
    前記レンズアレイの各チャネルのレンズ光軸を、前記SOAアレイの光信号出力側端面の垂線に対し傾斜する前記SOAアレイの各チャネルの出射ビームの中心軸と同一になるように配置し、且つ、前記SOAアレイの光信号出力側端面と平行な面である前記レンズアレイの入射側端面となる光信号入力側端面または出射側端面となる光信号出力側端面の垂線に対し傾斜させ、
    前記レンズアレイは、裏面に、前記SOAアレイの各チャネルの出射ビームの中心軸に対してほぼ垂直になるように前記レンズアレイの前記光信号入力側端面または前記光信号出力側端面に対し傾斜した段差が設けられている、ことを特徴とするSOAアレイ光モジュール。
  2. 前記レンズアレイは、低融点ガラスを型押し成形して形成される、ことを特徴とする請求項1記載のSOAアレイ光モジュール。
  3. 前記レンズアレイは、プラスチックを型押し成形して形成される、ことを特徴とする請求項1記載のレンズアレイを用いたSOAアレイ光モジュール。
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