JP4554377B2 - 洗浄液および洗浄方法 - Google Patents
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Description
(1)98%H2SO4/30%H2O2(組成比4:1) 温度130℃
この工程により有機物およびメタルを除去する。
(2)超純水洗浄 室温
(3)希HF洗浄 室温
この工程により酸化膜を除去する。
(4)超純水洗浄 室温
(5)28%NH4OH/30%H2O2/H2O(組成比1:1:5)
温度80〜90℃
この工程によりパーティクルを除去する。
(6)超純水洗浄 室温
(7)希HF洗浄 室温
上記(5)の工程でH2O2を使用しているため(5)の工程においては酸化膜が形成されるためこの工程においてその酸化膜を除去する。
(8)超純水洗浄 室温
(9)36%HCl/30%H2O2/H2O(組成比1:1:6)
温度80〜90℃
この工程では、メタルを除去する。
(10)超純水洗浄 室温
(11)希HF洗浄 室温
上記(9)の工程でH2O2を使用しているため(9)の工程においては酸化膜が形成されるためこの工程においてその酸化膜を除去する。
(12)超純水洗浄 室温
・工程数が12と非常に多い。
・薬品・水の使用量が多い。
・高温工程を含んでいる。従って、薬液の蒸気圧も高いものとなりクリンルーム環境を必然的に汚染することになる。
・薬品として酸・アルカリの両方を使用しており、薬品の回収が困難である。また、廃液処理に多くの経費を必要とする。
・半導体装置においては、基板上にアルミニウム等の金属配線が形成されているが、かかる金属配線が露出されている場合金属配線は薬液に溶解してしまうためかかる場合には上記薬液は使用できない。
すなわち、
オゾンを含有する純水による洗浄を行う第1工程、
500kHz以上の周波数の振動を与えながら、HFと、H2O2及び/又はO3と、H2Oと界面活性剤とを含有する洗浄液による洗浄を行う第2工程、
純水による洗浄を行う第3工程、
酸化膜を除去する第4工程、
からなることを特徴とする洗浄方法である(特願平7−108840号)。
(1)工程数が極めて少ない。
(2)加熱を行うことなく室温で処理が可能である。
(3)薬品・水の使用量が少なくてすむ。
(4)薬品として酸のみを使用し、回収が容易である。
(1)工程数が極めて少ない。
(2)加熱を行うことなく室温で処理が可能である。
(3)薬品・水の使用量が少なくてすむ。
(4)薬品として酸のみを使用し、回収が容易である。
H2O→・H+・OH 式1
O2→2O 式2
O+・H→・OH 式3
・OH+・OH→H2O2 式4
・H+・H→H2 式5
H2O2→・O+H2O 式6
N2+6・H→2NH3 式7
NH3+H2O→NH4++OH- 式8
Si+O+2OH-
→ H2SiO3
→ 2H++SiO3
なる反応のもとにSiがエッチングされる。Si表面のエッチングとともに、その上に付着していたパーティクルは表面から浮き上がり除去される。結局、パーティクルとの直接的反応により除去するのではなく、パーティクルの下のSiのエッチングにより洗浄が行われるのである。
窒素は、前述した通り、OH-の発生およびNH3の発生上2ppb以上含有させることが必要である。このOH-発生量は、パーティクルの除去率にほぼ対応する(図5)。
本発明では、溶液に30kHz以上の超音波を付与する。この超音波を付与することにより各種のラジカルを発生させることができる。従って、付与する超音波の周波数はラジカル発生に必要な周波数とすればよい。その周波数は、含有する酸素、窒素の量によっても変わるが、30kHz以上が必要である。
本発明で用いられる純水は、各種グレードのものがあるが、例えば、次のものが好ましい。
金属濃度:1ppt以下
不純物濃度:10ppb以下
かかるグレードのものは超純水呼ばれる。
洗浄液における不純物は10ppb以下が特に好ましい。ここでいう不純物とは、酸素、窒素以外のガス、式1〜式8に登場するイオン以外のイオン、有機物、無機物および金属イオン等である。
洗浄装置としては、浸漬洗浄用としては、例えば、図1に示されるものが使用される。
一方、噴射洗浄用としては例えば、図2に示されるものが用いられる。
図10に他の洗浄装置例を示す。本例は、裏面洗浄をも行うための洗浄装置である。
図11にさらに他の洗浄装置を示す。
本洗浄液は、医療品(薬品)、食品の洗浄のも用いられる。これらの場合には、特に、殺菌作用に優れている。
本発明では、洗浄液に界面活性剤を加えてもよい。界面活性剤を加えた場合、表面粗度を細かくする効果、あるいは表面粗度のバラツキを小さくする効果を有する。
本例では、図1に示す洗浄装置を用いて洗浄を行った。
金属濃度 1ppt以下
不純物濃度 10ppb以下
酸素濃度 :60ppb
窒素濃度 :10ppm
界面活性剤:非イオン系界面活性剤
超音波 :600kHz
洗浄時間 :10分
洗浄液温度:室温
本例では、酸素濃度の影響を調べた。実施例1と同様とし、酸素濃度を各種変化させた。
本例では、窒素濃度の影響を調べた。すなわち、窒素濃度以外は、実施例1と同様とし、窒素濃度を各種変化させた。
本例では、超音波の周波数の影響を調べた。
30KHz 92%
100KHz 93%
600KHz 96%
1MHz 97%
3MHz 97%
本例では、超純水に変えて、電解イオン水を用いた。他の点は実施例1と同様とした。
本例では、浸漬法に変えて、図2に示す装置を用いて噴射により洗浄を行った。被洗浄体は回転させた。他の点は実施例1と同様とした。
本例ではアルミナ、シリカについての除去率を調べた。これらのパーティクルについても実施例1と同様の除去率が得られた。
本例では、界面活性剤の影響を調べた。すなわち、本例では、界面活性剤を用いずに洗浄を行った。他の点は実施例1と同様とした。
界面剤有:96%
界面剤無:94%
2 超音波振動子、
3 洗浄液、
4 不活性ガスガスカーテン、
5 濃度センサ、
6 ガス(酸素、窒素)導入管、
7 ガス送り体、
8 ガス受け体、
9 被洗浄体(半導体ウエハ)、
10 回転支持体、
11 ノズル、
12 超音波振動子、
13 洗浄液(純水、電解イオン水)、
14 配管、
15 タンク、
18 ガス透過膜、
19 被洗浄体(半導体ウエハ)、
20 ノズル、
21 超音波振動子、
29 被洗浄体(半導体ウエハ)、
30 保持体、
31 ノズル、
32 超音波振動子、
33 噴霧状洗浄液。
Claims (14)
- OH-を含む電界イオン水中に、酸素を20ppb〜100ppb含有し、窒素ガスを2ppb以上含有することを特徴とする洗浄液。
- 前記洗浄液は、有機物、無機物、金属イオンなどの不純物が10ppb以下であることを特徴とする請求項1記載の洗浄液。
- 前記洗浄液の酸素含有量は、50ppb〜100ppbであることを特徴とする請求項1または2記載の洗浄液。
- 前記洗浄液は、半導体基体、液晶基体、磁性基体又は超電導基体の洗浄用であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載の洗浄液。
- 前記洗浄液は、医療品の洗浄液であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載の洗浄液。
- 前記洗浄液は、食品の洗浄液であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載の洗浄液。
- OH-を含む電界イオン水中に、酸素を20ppb〜100ppb含有し、窒素ガスを2ppb以上含有するする洗浄液に30kHz以上の超音波を付与しつつ被洗浄物の洗浄を行うことを特徴とする洗浄方法。
- 前記洗浄液は有機物、無機物、金属イオンなどの不純物が10ppb以下であることを特徴とする請求項7記載の洗浄方法。
- 前記洗浄液の酸素含有量は、50ppb〜100ppbであることを特徴とする請求項7
または8記載の洗浄方法。 - 前記被洗浄物は、半導体基体、液晶基体、磁性基体、超電導基体の洗浄用であることを特
徴とする請求項7ないし9のいずれか1項記載の洗浄方法。 - 前記被洗浄物は、医療品であることを特徴とする請求項7ないし9のいずれか1項記載の
洗浄方法。 - 前記被洗浄物は、食品であることを特徴とする請求項7ないし9のいずれか1項記載の洗
浄方法。 - 前記被洗浄体を回転させながら、前記洗浄液を被洗浄体に噴霧状に噴射させて洗浄することを特徴とする請求項7ないし12のいずれか1項記載の洗浄方法。
- 前記洗浄液上方に、不活性ガスのガスカーテンを洗浄液面に対して平行となるように形成し、該洗浄液を大気から遮断し、前記被洗浄体を前記洗浄液に浸漬して洗浄を行うことを特徴とする請求項7ないし13のいずれか1項記載の洗浄方法。
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