JP4552362B2 - ウェハ搬送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、SMIFポッドのウェハカセットを搬送することにより、ウェハの搬送を行うウェハ搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体の製造工程においては、歩留まりを向上させるため、素子欠陥の原因となる塵埃を管理したクリーンルーム内でウェハを処理している。しかし、素子の高集積化および回路の微細化が進んでいる今日、小さな塵を管理するクリーンルームの実現は、技術的或いはコスト的に困難になってきているのが実情である。
【0003】
このため、クリーンルームのクリーン度向上に代わる方法として、ウェハを取り囲む局所的な空間のみクリーン度を上げて、ウェハの搬送および処理を行う技術的手段が求められている。そして、そのための手段として、内部がクリーンに保たれた開閉可能なSMIF(標準メカニカルインターフェース)(Standard Mechanical InterFace) ポッドを利用したウェハ搬送装置が提供されている。
【0004】
このウェハ搬送装置の構造について、図27ないし図29を参照しつつ説明する。図27はクリーンルーム1000内の配置図、図28はウェハ搬送装置の斜視図、図29はSMIFポッドの断面図である。
図27に示すように、ウェハ搬送装置100は、SMIFポッド200からウェハカセット203を取り出したり、収容したりするオープナ110と、取り出したウェハカセット203を半導体製造装置300に搬送したり、ウェハカセット203を半導体製造装置300からオープナ110に搬送したりするローダ120とを備えている。また、それぞれの製造工程における装置の配置は、図27に示す如く、作業通路側から見て、オープナ110、ローダ120および半導体製造装置300の順に配置されている。
【0005】
半導体製造装置300は、例えば半導体露光装置、エッチング処理装置、或いは熱処理装置等である。そして、ウェハ搬送装置100および半導体製造装置300は、図27に示すように、装置間に作業通路を確保した状態で、クリーンルーム1000内に配置されている。
【0006】
SMIFポッド200は、図29(a)に示すように、下側が開口部201Aとなったカバー201と、開口部を施蓋する底板202と、この底板202上に一体的に着脱可能に形成され、複数枚のウェハ204(φ200:8インチ)が支持されるウェハカセット203とを有する。このSMIFポッド200は、図29(b)に示すように、底板202に載置したウェハカセット203を、カバー201の開口部201Aから挿入して底板202で開口部201Aを施蓋する。これにより、SMIFポッド200内部が密閉状態となる。
【0007】
図28に示すように、オープナ110は、その筐体112の上板が載置台111となっている。この載置台111の所定位置には、SMIFポッド200が載置される載置部が設けられている。オープナ110は、この載置部に載置されたSMIFポッド200の底板202のラッチキーを移動させて開口部201Aを開口させる機構を有している。また、オープナ110は、この開口部201Aを介してSMIFポッド200からウェハカセット203を取り出し、降下させる昇降機構を有している。
【0008】
ローダ120は、オープナ110によって取り出されたウェハカセット203を受け取り、このウェハカセット203を半導体製造装置300のカセット受け入れ部に供給したり、ウェハカセット203を半導体製造装置300のカセット受け入れ部から取り出し、オープナ110へ供給したりする機構を有している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来のウェハ搬送装置100におけるオープナ110は、ウェハカセット203を下降させ、クリーンルーム1000の床面近くの低いところでローダ120にウェハカセット203を引き渡す。そして、ローダ120は、このウェハカセット230を上昇させて半導体製造装置のカセット受け入れ部に供給していた。このため、ウェハカセット230に支持されたウェハ204がクリーンルーム1000の床面近くのクリーン度の低い空気に触れてしまうというリスクがあると共に、またウェアカセット203の上昇、下降に時間が掛かる、という問題があった。
【0010】
本発明は、以上の問題に鑑みてなされたものであり、装置内のクリーン度を高めると共に、ウェハカセットを迅速に移動させることのできるウェハ搬送装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明によるウェハ搬送装置は、ウェハを支持したウェハカセットが載置される底板及びこの底板を覆ってウェハカセットを外気から遮断するカバーとからなるカセット保持容器に対し、該ウェハカセットを開放または収容させるオープナと、前記オープナによってカセット保持容器から前記ウェハカセットが開放された場合に前記カセット収容容器と半導体製造装置のカセット受け入れ部との間で、前記ウェハカセットを搬送するローダとを備え、前記オープナは、前記カセット保持容器の底板を固定する底板固定部を有し、当該カセット保持容器を下方から支持する支持台と、上面に前記カセット保持容器の底板が通過し得る底板通過用開口部及びこの底板通過用開口部の周囲にあって前記カバーを下方から支持するカバー支持部を有すると共に、側面にカセット通過用開口部を有し、前記ウェハカセットの載せられた支持台を囲んだ状態で上下動可能な昇降ボックスと、前記昇降ボックスを上下動させる昇降ボックス駆動機構とを具備し、前記ローダは、前記昇降ボックス駆動機構によって前記昇降ボックスが上昇駆動され、前記カセット通過用開口部が所定取り出し位置に至ったとき、前記支持台と前記カセット受け入れ部との間でウェハカセットを搬送するローディング機構を具備し、前記オープナおよび前記ローダの空気通路を連通すべく、前記底板固定部との間に空気用開口部を形成する遮蔽板を前記空気通路の下側に設け、前記昇降ボックスが下側にあって前記カバーによって前記ウェハカセットが覆われている場合には、前記空気用開口部と前記カセット通過用開口部とが連通することにより前記底板固定部の下側に形成される下側空気通路によって前記ローダ側から昇降ボックス内に清浄空気を流し、前記昇降ボックスが上側に移動する状態にあって前記カバーから前記ウェハカセットが開放される場合には、前記下側空気通路、前記カセット通過用開口部によって前記底板固定部の上側に形成される上側空気通路によって前記ローダから昇降ボックス内に清浄空気を流し、前記昇降ボックスが上側に移動して前記カセット通過用開口部が水平方向に現れた場合には、前記下側空気通路が遮蔽されて前記上側空気通路によって前記ローダから昇降ボックス内に清浄空気を流すことを特徴としている。
【0012】
上記構成において、
前記昇降ボックス駆動機構をオープナ内に配置することを特徴としている。
【0013】
上記構成において、
前記ローダの筐体の上面に、該ローダの筐体の内部に清浄空気を供給する給気手段を設け、
前記昇降ボックスの底面に、前記給気手段によって筐体内部に供給され、前記カセット通過用開口部を介して前記昇降ボックス内に導入された清浄空気を前記昇降ボックスの外へ排気する排気手段を設けることを特徴としている。
【0014】
上記構成において、
前記ローダは、前記半導体製造装置においてカセット受け入れ部のある前面部に面して配置され、
前記オープナは、前記前面部に向かって前記ローダの右側、左側または左右両側に配置されることを特徴としている。
【0015】
上記構成において、
前記ローディング機構は、把持したウェハカセットを水平方向に移動させるアーム機構を具備することを特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
A.実施形態の構成
まず、本発明の一実施形態に係るウェハ搬送装置10を添付図面に基づいて説明する。図1はクリーンルーム1000内の配置図、図2はウェハ搬送装置の斜視図、図3はオープナ20およびローダ30の一部を示す断面図である。
【0019】
ウェハ搬送装置10は、SMIFポッド200からウェハカセット203を取り出したり、収納したりするオープナ20と、取り出したウェハカセット203を半導体製造装置300のカセット受け入れ部301(図15および13参照)に搬送したり、カセット受け入れ部301から取り出したウェハカセット203をオープナ20に搬送したりするローダ30とを備えている。また、それぞれの製造工程では、図1に示す如く、作業通路側から見た場合に、ローダ30は半導体製造装置300の手前に配置されており、オープナ20は、このローダ30の右側に配置されている。
【0020】
図3に示すように、オープナ20は、筐体21内に収容される昇降ボックス22を有する。
この昇降ボックス22は、外側箱体23Aおよび内側箱体23Bよって構成され、ボックス本体23内に小空間が形成される。外側箱体23Aの開口部側面23A1には、ローダ30側に開口するカセット通過用開口部23Cが形成される。この昇降ボックス22の上板にはSMIFポッド200の底板202が通過する底板通過用開口部24が形成され、この底板通過用開口部24の周囲がSMIFポッド200のカバー201を下側から支持するカバー支持部25となっている。上板の端部にはローダ30の開口部31Aを介して筐体31の側面内側に重なる舌片26が形成されている。また、この筐体21の外側にはボックス昇降機構27(図9に図示)が設けられる。筐体21の高さ寸法は、作業者がSMIFポッド200を置き易い高さ(例えば、約90cm)よりも低い高さ寸法(例えば、45cm)となっている。
また、ボックス本体23の内側箱体23Bの面のうち、少なくとも開口部側面23A1に対向する側面23B1には、図4に示すように、下側に向いた複数のフィン23Dを備えた挿通孔23Eが幅方向に複数個穿設されている。これらの挿通孔23Eは、内側箱体23B内の空気を外側箱体23Bとの間の空間に排出し、この際フィン23Dによって空気の流れを下側に向かせる。
【0021】
さらに、筐体21内には支持台28が配置されている。この支持台28は、起端が固定され、先端が底板通過用開口部24近傍に向けて伸びる支柱28Aと、この支柱28Aの先端に形成され、底板202を固定する底板固定部28Bとを備えている。この支柱28Aの側面には長さ方向に延びるガイド溝28Cが形成されている。
一方、昇降ボックス22の底板には、この昇降ボックス22内の空気を筐体21内に排出する排気ファン29が設けられている。
そして、この昇降ボックス22は、ボックス昇降機構27によって、支持台28を囲んだ状態で上下動させられる。
【0022】
ここで、ボックス昇降機構27の構造を、図5ないし図7を参照しつつ説明する。
図5は図3中のボックス昇降機構27を示す要部拡大図、図6は図5中の矢視E−E方向から見た断面図、図7は図5中の矢視F−F方向から見た各部の配置を示す断面図である。
ボックス昇降機構27は、駆動軸272、駆動モータ274および昇降部275を備えて構成されている。
駆動軸272は、両端が軸受271,271によって支柱28Aとほぼ平行に回転可能に支持され、その周面には雄ねじ部272Aが刻設され、起端側にはプーリ272Bが固定されている。
駆動モータ274は、図6に示すように、その回転軸274Aにプーリ274Aが固定され、このプーリ274Aと駆動軸272のプーリ272Bとの間にVベルト273を巻回させる。これにより、駆動軸272が回転軸274Aに連結される。そして、駆動モータ274の回転軸274Aが、その回転力を駆動軸272に伝達する。
昇降部275は、昇降ボックス22の外側箱体23Aと内側箱体23Bとの間に固定され、駆動軸272の雄ねじ部272Aに螺合される雌ねじ部275Aが穿設される。そして、駆動軸272が回転するときに雄ねじ部272Aが雌ねじ部275Aにねじ込まれる動作を利用して、駆動軸272Aの回転により昇降部275は昇降させる。これにより、昇降ボックス22が昇降させることになる。
なお、雄ねじ部272Aと雌ねじ部275Aとの間の摩擦力を低減するために、昇降部275内に、複数のボールが配置される循環路を形成してボールネジの構造としてよい。さらに、駆動軸272および昇降部275は、外部に露出しないように、図示しない密閉部材で覆われている。
ガイド部276は、支持台28の支柱28Aのガイド溝28Bに係合させることにより、駆動軸272の回転によって昇降ボックス22に生じる回転を規制する。このガイド部276は、昇降ボックス22の昇降に伴って、支柱28のガイド溝28Bを摺動しつつ昇降する。
また、ボックス昇降機構27の各部は、図8に示すように、オープナ20のデッドスペースに配置されている。しかも、駆動モータ274、Vベルト273および昇降部275等は、昇降ボックス22の内側箱体23B外に位置する。このため、これらの動作によって発生する塵が内側箱体23B内に侵入するのを防止して清浄空気が汚れるのを低減する。
【0023】
図2に戻って、ローダ30は、その筐体31がオープナ20の筐体21よりも高い高さ寸法となっており、この筐体31のうちオープナ20側の側面には昇降ボックス22が昇降する開口部31Aが形成されている。この筐体31内には、支持台28に載せられたウェハカセット203を把持し、半導体製造装置300のカセット受け入れ部301に供給したり、カセット受け入れ部301にあるウェハカセット203をオープナ20に供給したりするローディング機構が備えられている。
このローディング機構は、オープナ20によって取り出されたウェハカセット203を前後、左右の水平方向に移動させるアーム機構32(図8参照)と、このアーム機構32の腕支持部41を上下方向に移動させるアーム昇降機構40と、アーム機構32およびアーム昇降機構40を筐体31の長さ方向(半導体製造装置300の前面部に平行な方向)に移動させるアーム移動機構45(図8では図示略)とを具備している。
【0024】
また、筐体31の上側には浄化ファン46が設けられている。この浄化ファン46は、図3に示すように、ファン46Aとフィルタ46Bとを有し、ファン46Aによって筐体31内に吸い込まれるクリーンルーム1000内の空気をフィルタ46Bによって浄化し、クリーン度の高い清浄空気を筐体31内に供給するものである。
【0025】
アーム昇降機構40は、腕支持部41を支柱42(図8参照)に沿って上下動させることにより、アーム機構32を昇降させる。そして、本実施形態では、アーム昇降機構40によりアーム機構32を上側に移動させた状態で、アーム機構32の把持部33を半導体製造装置300のカセット受け入れ部301に届かせる。このとき、カセット受け入れ部301の高さ寸法は、例えば110cmとなる。
【0026】
ここで、アーム機構32は、図8に示すように、ウェハカセット203を把持する把持部33と、先端に把持部33が取り付けられた下腕34と、上腕35と、下腕34と上腕35とを連結する肘関節36と、下腕34を腕支持部41に連結する肩関節37とを具備している。そして、肘関節36の折曲、肩関節37を中心とした旋回は、図示しないモータによって行われる。ここで、肩関節37の旋回中心をアーム機構32の旋回軸Oと呼ぶものとする。また、把持部33においても、下腕34の先端で回動可能に支持されている。
【0027】
さらに、オープナ20とローダ30との間には、図3に示すように、底板固定部28Bとの間に空気用開口部47Aを形成する遮蔽板47が下側から延びて設けられている。
昇降ボックス22が下側にあっては、図3に示すように、空気用開口部47Aとカセット通過用開口部23Cとが連通して、オープナ20内とローダ30内とを繋ぐ下側空気通路48が底板固定部28Bの下側に形成される。また、昇降ボックス22が上昇する状態にあっては、図25に示すように、下側空気通路48が底板固定部28Bの上側に形成されると共に、カセット通過用開口部23Cによって上側空気通路49が形成され、これらの通路48、49によってオープナ20内とローダ30内とが繋がれることになる。さらに、昇降ボックス22が上側にあっては、図26に示すように、上側空気通路49によってオープナ20内とローダ30内とが繋がれることになる。
【0028】
次に、このウェハ搬送装置10の制御系について、図9の制御ブロック図を参照しつつ説明する。
コントローラ50は、CPU、RAM、ROM等からなるマイクロコンピュータによって構成されている。このコントローラ50の入力側には、各部位に設けられたセンサ51および各部位の動きを入力するキーボード等の入力部52が接続される。出力側には、オープナ20のボックス昇降機構27、ローダ30のアーム機構32、アーム昇降機構40およびアーム移動機構45が接続されている。
そして、このコントローラ50のROMは読み出し専用のプログラムメモリであり、CPUはROMから読出した制御プログラムを実行することにより、ボックス昇降機構27、アーム機構32、アーム昇降機構40およびアーム移動機構45を制御するものである。
【0029】
B.実施形態の動作
次に、図10ないし図24を参照しつつ、ウェハ搬送装置10によるウェハカセット203の搬送動作について説明する。図10ないし図14はオープナ20およびローダ30を横方向で切った要部断面であり、図15および図16はローダ30および半導体製造装置300を前後方向で切った断面である。また、図17ないし図24は、アーム機構32の動きを示す平面図である。なお、便宜上、各図面では、各部の特徴部分を強調するために、寸法等は実際と異なっている
各図中において、a、b、cは、アーム移動機構45によって移動されるアーム機構32の旋回軸Oの位置を示したもので、位置aが初期位置、位置bが把持部33でウェハカセット203を掴むカセット捕捉位置、位置cがカセット受け渡し位置である。また、本実施形態では、初期位置aが腕34、35を縮めるアーム折り畳み位置、カセット受け渡し位置cが腕34、35を伸ばすアーム伸長位置となる。
【0030】
まず、作業者は、図10に示すように、オープナ20にSMIFポッド200を載置し、底板202を底板固定部28Bに固定する。コントローラ50は、SMIFポッド200が底板固定部28Bに配置されたことをセンサ51で検出して、搬送動作を開始する。この際、アーム機構32は、図17に示すように、アーム機構32の旋回軸Oが初期位置aにあって、下腕34と上腕35とが肘関節36で折り曲げられ、把持部33は旋回軸Oとウェハカセット203との中心線上に位置する。
【0031】
コントローラ50は、オープナ20によりSMIFポッド200の開口部201Aを開にさせると共に、オープナ20のボックス昇降機構27(駆動モータ274)を作動させ、昇降ボックス22を、図10の矢印方向に上昇させる。この際、カバー201の開口部201Aは昇降ボックス22のカバー支持部25で支持されるため、SMIFポッド200のカバー201のみが昇降ボックス22と共に上昇することになる。これにより、図11に示すように、ウェハカセット203および底板202がカバー201から取り出され、ウェハカセット203および底板202は、支持台28の底板固定部28B上に残される。そして、ボックス昇降機構27は、カバー201の載った昇降ボックス22をボックス上昇位置Aまで上昇させる。このボックス上昇位置Aは、アーム機構32の把持部33から見て昇降ボックス22のカセット通過用開口部23Cを介してウェハカセット203が現れる位置となっている。
【0032】
次に、コントローラ50は、図11および図17の矢印に示すように、アーム移動機構45によってアーム機構32をオープナ20側(横方向)に移動させ、アーム機構32の旋回軸Oをカセット捕捉位置bに移動させる(図12および図18)。これにより、下腕34はカセット通過用開口部23Cを介してオープナ20内に伸び、把持部33をウェハカセット203の上側に位置させる。そして、アーム機構32の把持部33が、ウェハカセット203の上部を掴むことにより、ウェハカセット203を捕捉する。
【0033】
コントローラ50は、ローダ30のアーム移動機構45によって、図12および図18の矢印に示すように、把持部33でウェハカセット203を捕捉した状態で、アーム機構32を移動させて旋回軸Oを初期位置aに戻す(図13および図19)。これにより、ウェハカセット203は、底板202から取り出され、水平方向に引き出されてローダ30内に収容されることになる。
【0034】
その後、コントローラ50は、ウェハカセット203を把持部33で捕捉した状態のまま、図13の矢印で示すようにアーム昇降機構40によってウェハカセット203を半導体製造装置300のカセット受け入れ部301の高さに合わせるためにアーム機構32を上昇させ、このアーム機構32を所定アーム上昇位置Bまで移動させる(図14)。
【0035】
次に、コントローラ50は、図19の矢印で示すように、肘関節36の折り曲げ動作を開始する。そして、図20に示すように、上腕35の角度が所定角度θになると、次の動作に移る。
ここで、所定角度θは、上腕35を固定して、肘関節36を中心として下腕34を旋回運動させても、下腕34の先端がローダ30の筐体31の壁に接触しない角度となっている。また、所定角度θのとき肘関節36の位置がローダ30の奥行き幅を超えて半導体製造装置300側に入り込んでいるが、この位置は肘関節36等の入り込んだ部分が当たるものが無い位置となっている。
コントローラ50は、図20の矢印に示すように、肩関節37を時計方向に旋回させながら、肘関節36を折り曲げる協調動作を行うことにより、上腕35の角度を所定角度θに保ったまま、上腕35に対して下腕34を折り畳み把持部33を旋回軸O上に位置させる(図21)。
さらに、コントローラ50は、肩関節37を中心として時計方向(図21の矢印)に上腕35、下腕34を角度θ分だけ旋回させる(図15および図22)。
【0036】
次に、コントローラ50は、図22の矢印で示すように、アーム移動機構45によって旋回軸Oを初期位置aからカセット受け渡し位置cに移動させる(図23)。
【0037】
その後、ローダ30は、図23の矢印に示すように、肘関節36を伸ばして、上腕35を反時計方向に下腕34を時計方向に旋回させる。これにより、肘関節36を伸ばすことにより、図16および図24に示すように、半導体製造装置300上のカセット受け入れ部301上に把持部33を届かせる。
このように、本実施形態によるウェハ搬送装置10のローダ30は、オープナ20内に収容されたウェハカセット203を略90度の位置にある半導体製造装置300に供給するものである。
【0038】
以上、ウェハ搬送装置10において、ウェハカセット203を半導体製造装置300のカセット受け入れ部301に供給する場合の動作について述べたが、カセット受け入れ部301にあるウェハカセット203をオープナ20にあるカバー201内に収容する場合には、前述した動作の逆の動作を行うことによって実現できるため、その動作説明は省略するものとする。
【0039】
C.オープナ20内の空気の流れ
次に、オープナ20内の空気の流れについて、図3、図25および図26を参照しつつ説明する。図3は昇降ボックス22を上昇させないで筐体21内に収容した状態、図25は昇降ボックス22が上昇しつつある状態、図26は昇降ボックス22がボックス上昇位置Aに達した状態における空気の流れをそれぞれ示したものである。
【0040】
C−1.昇降ボックス22が下側にある場合
図3に示すように、ローダ30内においては、浄化ファン46からの清浄空気が筐体31内を上側から下側に向けて流れる。また、オープナ20内においては、昇降ボックス22の排気ファン29によって、昇降ボックス22で形成される小空間内の空気が外側(筐体21を介して)に排出されるため、ローダ30側の浄化された空気は、空気用開口部47Aおよびカセット通過用開口部23Cによって形成される下側空気通路48を介してオープナ20内に供給されることになる。
また、未だにSMIFポッド200のカバー201は外れていないため、SMIFポッド200は密閉状態にある。
【0041】
C−2.昇降ボックス22が上昇しつつある場合
次に、図25に示すように、ボックス昇降機構27によって昇降ボックス22を上昇させると、SMIFポッド200のカバー201が底板202から外れ、オープナ20内の容積が増加する。しかし、昇降ボックス22内に形成された小空間は変化しないため、排気ファン29の空気排出量に見合った空気がローダ30側から流れ込むことになる。
この際、ローダ30内の空気は、底板固定部28Bの下側に形成された下側空気通路48と上側に形成された上側空気通路49を介してオープナ20内に供給される。これにより、支持台28上に載置されたウェハカセット203は、浄化された空気に安定して晒されることになる。
【0042】
C−3.昇降ボックス22が上昇した場合
さらに、図26に示すように、昇降ボックス22をボックス上昇位置Aまで上昇させると、図25と同様に、昇降ボックス22内の容積は変化しない。一方、昇降ボックス22の開口部側面23A1によって遮蔽板47Aの空気用開口部47Aが遮蔽されることになり、カセット通過用開口23Cによって形成される上側空気通路49によって、オープナ20内とローダ30内とが連通されることになる。
このため、ローダ30側からの浄化した空気は、上側空気通路49を介して昇降ボックス22内に供給される。これにより、支持台28上に載置されたウェハカセット203は、浄化された空気に安定して晒されることになる。
【0043】
このように、ローダ30の上側に浄化ファン46を設け、昇降ボックス22の底板に排気ファン29を設けることにより、ローダ30から供給される清浄空気は、昇降ボックス22内を通って昇降ボックス22の底側から排気されるという空気の循環が行われる。この結果、昇降ボックス22内は、常に一定の気圧の清浄空気によって十分に満たされることになる。
しかも、昇降ボックス22が上側に移動してSMIFポッド200のカバー201が底板202から外された段階では、上側空気通路49からウェハカセット203に清浄な空気を積極的に供給することができ、このウェハカセット203にクリーン度の高い清浄空気を供給することが可能となる。
【0044】
D.実施形態の効果
このように、本実施形態によるウェハ搬送装置10では、ローダ30の筐体31上面に、筐体31内に清浄空気を供給する浄化ファン46を設け、この筐体31内に開口するカセット通過用開口部23Cを有した昇降ボックス22の下側に排気ファン29を設けるようにしている。ローダ30側の清浄空気は、排気ファン29によって昇降ボックス22内に積極的に流れ込み、昇降ボックス22の昇降位置に拘わらず、昇降ボックス22内のクリーン度を高く保つことができる。
これにより、ウェハカセット203に収容されたウェハ204は、クリーン度の高い清浄空気に安定して晒されることになる。
【0045】
また、昇降ボックス22が上側に移動した段階では、昇降ボックス22の形状および遮蔽板47により、昇降ボックス22内には、上側空気通路49を介して清浄な空気が積極的に供給される。これにより、このウェハカセット203は、クリーン度を高めた空気に常に晒すことができる。
【0046】
さらに、昇降ボックス22を昇降させるボックス昇降機構27は、オープナ20内のデッドスペースに配置することにより、オープナ20外にボックス昇降機構27が飛び出すのを防止して作業者に対する作業スペースを確保することができる。また、ボックス昇降機構27のうち、機械的な動作によって塵が発生し易い部分は、内側箱体23B外となるため、内側箱体23B内に塵が入り込むのを防止し、昇降ボックス22内のクリーン度を確保することができる。さらに、駆動軸272および昇降部275が密閉部材によって覆われることにより、機械的な動作により発生する塵が昇降ボックス23内に侵入するのを防止でき、昇降ボックス23内のクリーン度をより高く保つことができる。
【0047】
オープナ20は、カバー201を支持している昇降ボックス22を上昇させ、昇降ボックス22内にあるウェハカセット203をカセット通過用開口部23Cを介して水平方向に引き出して取り出すことを可能にする。このように、ウェハ搬送装置10は、SMIFポッド200の底板202に載ったウェハカセット203を水平方向にのみ移動させて取り出すようになっているため、ウェハカセット203をオープナ20の下部付近のクリーン度の低いおそれのある空気に触れさせなくて済む。
【0048】
また、本実施形態によるオープナ20は、ウェハカセット203の取り出しを、カバー201を引き上げて行っており、従来技術によるオープナは、カバー201に対してウェハカセット203を下げることによって行っていた。このため、ウェハカセット203を捕捉したアーム機構32を半導体製造装置300のウェハ受け入れ部301まで上昇させる距離は、従来技術に比べて本実施形態の方が遙かに短くなり、アーム昇降機構40の動作距離が短くなる。この結果、ウェハカセット203の搬送時間を短縮することができる。
しかも、オープナ20内のウェハ搬送装置10は、昇降ボックス22外に配置されていため、機械的な動作により発生した塵が昇降ボックス22内に侵入するのを低減し、昇降ボックス22内のクリーン度をより高めることができる。
【0049】
しかも、本実施形態では、ローダ30の横にオープナ20を配置することにより、図1に示すように、従来技術に比べてウェハ搬送装置10の幅寸法を小さくでき、ウェハ搬送装置10の占有面積を小さくする。そして、クリーンルーム1000内に設置された装置間に形成される作業通路を広く確保することができる。
【0050】
さらに、ローダ30のアーム機構32は、コントローラ50の制御によって異なった位置にあるカセット受け入れ部301に対しても搬送が可能である。これにより、半導体製造装置300が複数のカセット受け入れ部301を有する場合であっても、1台のオープナ20で順次取り出されたウェハカセット203を異なったカセット受け入れ部301に搬送することが可能となる。この場合、コントローラ50は、カセット受け渡し位置cを複数のカセット受け入れ部301に順次対応させればよい。
【0051】
E.変形例
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、以下のような種々の変形が可能である。
【0052】
(1)前記実施形態では、ローダ30によってオープナ20からウェハカセット203が取り出される高さ位置が、半導体製造装置300のカセット受け入れ部301との高さ位置よりも低くした場合について述べたが、この高さ位置を等しくすることも可能であり、この場合には、アーム昇降機構40の移動距離をカセット取り出し時の持ち上げ、持ち下げの最小の動きにすることができる。
【0053】
(2)ウェハ搬送装置10では、ローダ30に対してオープナ20を右側に配置した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、左側でも、左右両側に配置してもよい。
【0054】
(3)前記実施形態では、肘関節36を中心として下腕34を折り畳むとき、ローダ30の奥行き幅内で該下腕34が旋回できない場合を例示したが、下腕34が旋回可能な場合には、前述した旋回軸Oを初期位置aに移動させた上で、上腕35を所定角度θに保つように肘関節36と肩関節37の協調制御を行う必要がなくなる。これにより、この協調制御を省略することにより、略90度の位置関係にあるオープナ20と半導体製造装置300のカセット受け入れ部301との間でのウェハカセット203の移動を行うことができる。
【0055】
(4)また、ローダ30は、図9に示すように、コントローラ50で位置制御を行うようにしているので、ローダ30のアーム機構32は、任意の複数位置を状況に応じてティーチングまたはプログラムすることが可能となる。
【0056】
(5)ローダ30におけるウェハカセット203の移動動作は、前記実施形態に限るものではなく、アーム機構32の肘関節36および肩関節37の旋回を同時に行っても、アーム昇降機構40によってアーム機構32を昇降させているときに、アーム機構32を動作させてもよい。要は、アーム機構32の腕34、35を曲げ伸ばしするとき、肘関節36を邪魔もののない位置で半導体製造装置300側に突出させて動作させるようにすればよい。
【0057】
(6)前記実施形態では、ボックス昇降機構27をオープナ20内で昇降ボックス22外に配置するようにしたが、本発明はこれに限らず、オープナ20外に配置するようにしてもよい。この場合、塵を発生する誘因となる機構がオープナ20内に配置されていないため、昇降ボックス22内のクリーン度をより高めることができる。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ウェハを支持したウェハカセットを収容するカセット保持容器から、カバーのみを引き上げる昇降ボックス内に清浄空気の流れを発生させる。これにより、ウェハ搬送装置内のクリーン度を高める。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るウェハ搬送装置等が配置されたクリーンルーム内の配置を示す配置図である。
【図2】 同実施形態によるウェハ搬送装置の斜視図である。
【図3】 同実施形態によるオープナおよびローダの一部を示す断面図である。
【図4】 図3中のD部を拡大して示す要部拡大図である。
【図5】 図3中のボックス昇降機構を拡大して示す要部拡大図である。
【図6】 図3中の矢視E-E方向から見た断面図である。
【図7】 図3中の矢視F-F方向から見た図である。
【図8】 同実施形態に用いられるアーム機構の斜視図である。
【図9】 同実施形態によるウェハ搬送装置の制御ブロック図である。
【図10】 同実施形態によるウェハ搬送装置の動作を示す部分断面図である。
【図11】 図10に続く、ウェハ搬送装置の動作を示す部分断面図である。
【図12】 図11に続く、ウェハ搬送装置の動作を示す部分断面図である。
【図13】 図12に続く、ウェハ搬送装置の動作を示す部分断面図である。
【図14】 図13に続く、ウェハ搬送装置の動作を示す部分断面図である。
【図15】 図14に続く、ウェハ搬送装置の動作を示す部分断面図である。
【図16】 図15に続く、ウェハ搬送装置の動作を示す部分断面図である。
【図17】 同実施形態によるウェハ搬送装置に用いられるアーム機構の動作を示す平面図である。
【図18】 図17に続く、同実施形態によるウェハ搬送装置に用いられるアーム機構の動作を示す平面図である。
【図19】 図18に続く、同実施形態によるウェハ搬送装置に用いられるアーム機構の動作を示す平面図である。
【図20】 図19に続く、同実施形態によるウェハ搬送装置に用いられるアーム機構の動作を示す平面図である。
【図21】 図20に続く、同実施形態によるウェハ搬送装置に用いられるアーム機構の動作を示す平面図である。
【図22】 図21に続く、同実施形態によるウェハ搬送装置に用いられるアーム機構の動作を示す平面図である。
【図23】 図22に続く、同実施形態によるウェハ搬送装置に用いられるアーム機構の動作を示す平面図である。
【図24】 図23に続く、同実施形態によるウェハ搬送装置に用いられるアーム機構の動作を示す平面図である。
【図25】 同実施形態によるオープナにおいて、昇降ボックスを上昇させた状態を示す断面図である。
【図26】 同実施形態によるオープナにおいて、昇降ボックスをボックス上昇位置まで上昇させた状態を示す断面図である。
【図27】 従来技術によるウェハ搬送装置等が配置されたクリーンルーム内の配置を示す配置図である。
【図28】 従来技術によるウェハ搬送装置の斜視図である。
【図29】 SMIFポッドを示す図である。
【符号の説明】
10・・・ウェハ搬送装置
20・・・オープナ
21、31・・・筐体
22・・・昇降ボックス
23・・・カセット通過用開口部
24・・・底板通過用開口部
25・・・カバー支持部
27・・・ボックス昇降機構
272・・・駆動軸
272A・・・雄ねじ部
274・・・駆動モータ
275・・・昇降部
275A・・・雌ねじ部
276・・・ガイド部
28・・・支持台
28A・・・支柱
28B・・・底板固定部
28C・・・ガイド溝
29・・・排気ファン
30・・・ローダ
32・・・アーム機構
33・・・把持部
34・・・下腕
35・・・上腕
36・・・肘関節
37・・・肩関節
40・・・アーム昇降機構
41・・・腕支持部
45・・・アーム移動機構
46・・・浄化ファン
50・・・コントローラ

Claims (5)

  1. ウェハを支持したウェハカセットが載置される底板及びこの底板を覆ってウェハカセットを外気から遮断するカバーとからなるカセット保持容器に対し、該ウェハカセットを開放または収容させるオープナと、
    前記オープナによってカセット保持容器から前記ウェハカセットが開放された場合に前記カセット収容容器と半導体製造装置のカセット受け入れ部との間で、前記ウェハカセットを搬送するローダとを備え、
    前記オープナは、
    前記カセット保持容器の底板を固定する底板固定部を有し、当該カセット保持容器を下方から支持する支持台と、
    上面に前記カセット保持容器の底板が通過し得る底板通過用開口部及びこの底板通過用開口部の周囲にあって前記カバーを下方から支持するカバー支持部を有すると共に、側面にカセット通過用開口部を有し、前記ウェハカセットの載せられた支持台を囲んだ状態で上下動可能な昇降ボックスと、
    前記昇降ボックスを上下動させる昇降ボックス駆動機構とを具備し、
    前記ローダは、
    前記昇降ボックス駆動機構によって前記昇降ボックスが上昇駆動され、前記カセット通過用開口部が所定取り出し位置に至ったとき、前記支持台と前記カセット受け入れ部との間でウェハカセットを搬送するローディング機構を具備し
    前記オープナおよび前記ローダの空気通路を連通すべく、前記底板固定部との間に空気用開口部を形成する遮蔽板を前記空気通路の下側に設け、
    前記昇降ボックスが下側にあって前記カバーによって前記ウェハカセットが覆われている場合には、前記空気用開口部と前記カセット通過用開口部とが連通することにより前記底板固定部の下側に形成される下側空気通路によって前記ローダ側から昇降ボックス内に清浄空気を流し、
    前記昇降ボックスが上側に移動する状態にあって前記カバーから前記ウェハカセットが開放される場合には、前記下側空気通路、前記カセット通過用開口部によって前記底板固定部の上側に形成される上側空気通路によって前記ローダから昇降ボックス内に清浄空気を流し、
    前記昇降ボックスが上側に移動して前記カセット通過用開口部が水平方向に現れた場合には、前記下側空気通路が遮蔽されて前記上側空気通路によって前記ローダから昇降ボックス内に清浄空気を流す
    ことを特徴とするウェハ搬送装置。
  2. 請求項1記載のウェハ搬送装置において、
    前記昇降ボックス駆動機構をオープナ内に配置した
    ことを特徴とするウェハ搬送装置。
  3. 請求項1または2記載のウェハ搬送装置において、
    前記ローダの筐体の上面に、該ローダの筐体の内部に清浄空気を供給する給気手段を設け、
    前記昇降ボックスの底面に、前記給気手段によって筐体内部に供給され、前記カセット通過用開口部を介して前記昇降ボックス内に導入された清浄空気を前記昇降ボックスの外へ排気する排気手段を設けた
    ことを特徴とするウェハ搬送装置。
  4. 請求項1〜3記載のウェハ搬送装置において、
    前記ローダは、前記半導体製造装置においてカセット受け入れ部のある前面部に面して配置され、
    前記オープナは、前記前面部に向かって前記ローダの右側、左側または左右両側に配置される
    ことを特徴とするウェハ搬送装置。
  5. 請求項1〜4記載のウェハ搬送装置において、
    前記ローディング機構は、把持したウェハカセットを水平方向に移動させるアーム機構を具備する
    ことを特徴とするウェハ搬送装置。
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