JP4552240B2 - 固体撮像装置及びその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
固体撮像装置及びその製造方法、特に、MOS型あるいはCMOS型の固体撮像装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の携帯型のパーソナルコンピュータや小型ビデオカメラの進展に伴い、益々低消費電力の固体撮像装置が必要になってきている。特に、画像処理を扱う装置は、CCD固体撮像装置が主流で用いられているが、その動作特性上から低消費電力化は非常に困難である。CCD固体撮像装置を駆動させるためには、少なくとも5V以上の電圧が必要である。携帯装置のデジタルLSIは、近年1.5V化の研究開発が主流であるが、これら携帯装置の低消費電力化において、CCD固体撮像装置を用いると、電力消費が甚だしく、大きな問題を有している。
【0003】
そこで、近年画像入力素子としてCMOS型の固体撮像装置が注目されている。これは、CMOS技術を用いるため、低電圧の駆動が可能となり、特に近年の携帯端末との組み合せには、低消費電力化の観点で非常に有効な固体撮像装置と考えられる。
【0004】
図18は、CMOS型固体撮像装置の回路構成の一例を示す。この固体撮像装置151は、光電変換を行うフォトダイオード(即ちpn接合型のセンサ部)152と、画素を選択する垂直選択用MOSトランジスタ153と、読み出し用MOSトランジスタ154とによって構成された単位画素155がマトリックス状に複数配列されて成る撮像領域と、各行毎に垂直選択用MOSトランジスタ153の制御電極(いわゆるゲート電極)が共通に接続された垂直選択線156に垂直走査パルスφV〔φV1 ,‥‥φVm ,‥‥φVm+k ,‥‥〕を出力する垂直走査回路157と、各列毎に読み出し用MOSトランジスタ154の主電極が共通に接続された垂直信号線158と、各列毎に垂直選択用MOSトランジスタ153の主電極に接続された読み出しパルス線159と、垂直信号線158に接続された、反転増幅器161と検出キャパシタ162とを有する電荷検出回路163と、電荷検出回路163からの信号を選択して水平信号線164に出力する水平スイッチ素子(即ちMOSトランジスタ)165と、水平スイッチ素子165を制御する水平走査回路166と、水平走査回路166に接続された出力アンプ167及びCDS(相関二重サンプリング)回路168により構成されている。
【0005】
読み出しパルス線159には、水平走査回路166から読み出しパルスφHR〔φHR 1 ,‥‥φHR n ,φHR n+1 ,‥‥〕が供給され、水平スイッチ素子165の制御電極(いわゆるゲート電極)には、水平走査回路166から水平走査パルスφH〔φH1 ,‥‥φHn ,φHn+1 ,‥‥〕が供給される。
【0006】
この固体撮像装置15では、垂直走査回路157からの垂直走査パルスφVmと、水平走査回路166からの読み出しパルスφHR n を受けた垂直選択用MOSトランジスタ153が、それらのパルスφVm ,φHR n の積のパルスを作り、この積のパルスで読み出し用MOSトランジスタ154の制御電極を制御して、フォトダイオード152で光電変換された信号電荷を垂直信号線158に読み出す。この信号電荷は、ノイズ成分を含んでおり、電荷検出回路163で電圧に変換され、画素信号として水平走査回路166からの水平走査パルスφHn により制御された水平スイッチ素子165を通して水平信号線164に出て、これに接続された出力アンプ167より出力される。
【0007】
なお、画素信号の出力に先立ち、信号電荷を読み出す前の状態のノイズ信号を電荷検出回路163で電圧に変換し、出力アンプ167より出力させ、画素信号とノイズ信号とを、CDS回路168に供給し、ノイズ成分を除去した画像信号を得るようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、CMOS型固体撮像装置は、CCD固体撮像装置と異なる駆動であり、上述したように、フォトダイオードに入射した光を光電変換して生じた電荷(例えば電子)をCMOSトランジスタを用いて転送させることで画像信号として取り出すようにしている。しかし、図18に示す1画素に2つのトランジスタ153,154を用いる、いわゆる2トランジスタタイプの画素構造のCMOS型固体撮像装置151においては、固定パターンノイズがどうしても残存し、結果として得られる画像の劣化が懸念される。
【0009】
できるだけ信号経路の固定化されたノイズ成分(即ち固定パターンノイズ)は、同じ信号経路を通り除去させることが重要である。この固定パターンノイズをキャンセルさせるには、1つの画素内のトランジスタ数を増加させることで解決できるが、必然的に1つの画素面積が大きくなるという問題がある。
【0010】
また、固体撮像装置においては、画素の高集積度化とともに、垂直走査回路、水平走査回路等の周辺回路を含む固体撮像チップ全体の小型化が望まれている。
【0011】
一方、従来のラテラル方式のMOS又はCMOSトランジスタは、セル面積を増大する方向にある。図19A,B及びCは、ラテラル方式の複数のMOSトランジスタを有する半導体装置の要部の等価回路、その半導体平面構造及び半導体断面構造を示す。この例の等価回路は、図19Aに示すように、第1のnチャネルMOSトランジスタQ1 のゲートが第2のnチャネルMOSトランジスタQ2 のソース(又はドレイン)に接続されて構成される。
【0012】
図19Aの等価回路を有す半導体装置131は、図19B及びCに示すように、例えばn型のシリコン半導体基板132にp型の半導体ウエル領域133を形成し、このp型半導体ウエル領域133の表面に選択酸化による素子分離層(いわゆるLOCOS層)134を形成し、素子分離層134で分離された1の領域に第1のnチャネルMOSトランジスタQ1 を形成し、他の領域に第2のnチャネルMOSトランジスタQ2 を形成して構成される。
【0013】
即ち、1の領域には、ゲート絶縁膜136を介してゲート電極137が形成され、このゲート電極137を挟んでp型半導体ウエル領域133の表面にn型低濃度領域138とn型高濃度領域139からなるn型のソース・ドレイン領域141及び142が形成される。他の領域には、ゲート絶縁膜136を介してゲート電極143が形成され、このゲート電極143を挟んでn型低濃度領域138とn型高濃度領域139からなるn型のソース・ドレイン領域144及び145が形成される。
【0014】
そして、層間絶縁膜146が形成され、第1のMOSトランジスタQ1 のゲート電極137と第2のMOSトランジスタQ2 の一方のソース・ドレイン領域144がコンタクト部149を介して配線147によって接続される。第2のMOSトランジスタQ2 の他方のソース・ドレイン領域145は、コンタクト部149を介して配線147に接続される。
【0015】
このような半導体装置131では、そのセル面積を更に縮小化し、全体の小型の高集積化が望まれる。
【0016】
本発明は、上述の点に鑑み、固体撮像チップの小型化、画素の高集積化等を可能にした固体撮像装置及びその製造方法を提供するものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る固体撮像装置は、pn接合型のセンサ部と複数のラテラル型のトランジスタからなる画素が配列され、画素内の複数のラテラル型のトランジスタが、センサ部に接続された読み出し用トランジスタと、読み出し選択用トランジスタと、FD増幅用トランジスタと、増幅選択用トランジスタと、FDリセット用トランジスタとからなり、画素内の複数のラテラル型のトランジスタの第1のトランジスタがMOSトランジスタで形成され、画素内の第1のトランジスタに接続された非増幅素子である第2のトランジスタがラテラル型の寄生バイポーラトランジスタで形成されて成る。
【0018】
本発明に係る固体撮像装置によれば、画素内の複数のラテラル型のトランジスタの第1のトランジスタをMOSトランジスタで形成し、画素内の非増幅素子である第2のトランジスタをラテラル型の寄生バイポーラトランジスタで形成することにより、全体としてのトランジスタの占める面積の縮小化が図れる。
【0019】
本発明に係る固体撮像装置の製造方法は、pn接合型センサ部と複数のラテラル型のトランジスタを有する画素が配列され、画素内の複数のラテラル型のトランジスタが、センサ部に接続された読み出し用トランジスタと、読み出し選択用トランジスタと、FD増幅用トランジスタと、増幅選択用トランジスタと、FDリセット用トランジスタとから成る固体撮像装置の製造方法であって、第1の第1導電型半導体領域に第2導電型の半導体ウエル領域を形成する工程を有する。次に、各画素に対応する半導体ウエル領域に制御電極を挟んで、センサ部構成する第2の第1導電型半導体領域と読み出し用MOSトランジスタの第1導電型のソース・ドレイン領域を形成する工程を有する。次に、読み出し用MOSトランジスタのソース・ドレイン領域、又は画素内の他の所要のMOSトランジスタのソース・ドレイン領域、或いはこのソース・ドレイン領域と同時形成の第3の第1導電型半導体領域と、上記第2導電型の半導体ウエル領域と、上記第1の第1導電型半導体領域とによるラテラル型の寄生バイポーラトランジスタで画素を構成する複数のラテラル型のトランジスタのうち所要の非増幅素子であるトランジスタを形成する工程を有する。
【0020】
本発明に係る固体撮像装置の製造方法によれば、単位画素を構成する複数のラテラル型のトランジスタのうち、所要の非増幅素子であるトランジスタを、必然的に形成されるラテラル型の寄生バイポーラトランジスタで形成することにより、工程数を増やすことなく、画素面積の縮小を可能にする。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の理解を容易にするために、図1に、ラテラル型の寄生バイポーラトランジスタを積極的に用いてなる半導体装置の参考例を示す。図1Aは半導体装置の要部の等価回路、図1Bは半導体平面構造、図1Cはその半導体断面構造を夫々示す。
【0022】
参考例に係る半導体装置1の要部の等価回路は、図1Aに示すように、第1のMOSトランジスタQ1 と、非増幅素子、例えばスイッチング素子である寄生バイポーラトランジスタTr1 とを有し、MOSトランジスタQ1 のゲートが寄生バイポーラトランジスタTr1 のコレクタに接続されて構成される。
【0023】
この半導体装置1は、図1B及びCに示すように、第1導電型、例えばn型のシリコン半導体基板2に第2導電型、即ちp型の半導体ウエル領域3を形成し、このp型半導体ウエル領域3の表面に選択酸化による素子分離層(いわゆるLOCOS層)4を形成し、素子分離層4で区画された1の領域に第1のMOSトランジスタ、例えばnチャネルMOSトランジスタQ1 を形成し、他の領域に非増幅素子(例えばスイッチング素子)となる寄生バイポーラトランジスタ、例えば寄生npnバイポーラトランジスタTr1 を形成して構成される。
【0024】
即ち、1の領域には、ゲート絶縁膜6を介して例えば多結晶シリコンからなる制御電極、即ちゲート電極7を形成し、ゲート電極7をマスクに半導体ウエル領域3のゲート電極7を挟む両側の表面にn型低濃度領域8を形成し、ゲート電極7の側面に絶縁性のサイドウォール10を形成した後、n型高濃度領域9を形成し、この低濃度領域8及び高濃度領域9にてLDD構造のソース・ドレイン領域11及び12を形成してnチャネルMOSトランジスタQ1 が形成される。
【0025】
他の領域には、p型半導体ウエル領域3の一部表面にソース・ドレイン領域11、12の高濃度領域9の形成と同時にn型半導体領域13を形成し、このn型半導体領域13とp型半導体ウエル領域3とn型半導体基板2とにより形成されたnpn寄生バイポーラトランジスタTr1 にて非増幅素子が形成される。
【0026】
次いで、全面に例えばSiO2 膜による層間絶縁膜15を形成し、ゲート電極7、n型半導体領域13、p型半導体ウエル領域3及びn型半導体基体2に対応する位置にコンタクト孔を形成する。このコンタクト孔を通じてMOSトランジスタQ1 のゲート電極7と寄生バイポーラトランジスタTr1 のコレクタ領域となるn型半導体領域13間をコンタクト部21,22を介して配線16で接続し、また、ベース領域となるp型半導体ウエル領域2に接続するベース電極17及びエミッタ領域となるn型半導体基板2に接続するエミッタ電極18を夫々コンタクト部23,24を介して形成して半導体装置1が構成される。
【0027】
上例の寄生バイポーラトランジスタTr1 では、MOSトランジスタQ1 のソース・ドレイン領域11,12となる高濃度領域9と同時形成のn型半導体領域13を1つの領域(本例ではコンタクト領域)に利用したが、その他、回路構成によっては、例えばソース・ドレイン領域11の高濃度領域9自体を寄生バイポーラトランジスタの1つの領域に利用することもできる。
【0028】
参考例に係る半導体装置1によれば、nチャネルMOSトランジスタQ1 の製造で寄生的に、且つ必然的に形成されるバイポーラトランジスタTr1 を積極的に非増幅素子として用いることにより、前述の図19に示すMOSトランジスタQ1 ,Q2 のみの回路に比較してトランジスタの占有面積を縮小化することができる。また、それぞれ個別のp型半導体領域及びn型半導体領域を従来のCMOSプロセス、MOSプロセス以上に必要とする半導体デバイス作製の製造プロセスに本発明の概念を利用することで、回路作製のバリエーションが増し、最終的にセル縮小化が可能になる。従って、小型、高集積化された半導体装置を提供できる。
【0029】
例えば、CMOS型又はMOS型の固体撮像素子の画素設計、又は垂直走査回路、水平走査回路、他の周辺回路等の設計に参考例の構成を用いることで最小の画素サイズの実現に大きく貢献できる。また、深さ方向に寄生バイポーラトランジスタを構成できる点に着目し、特に回路上で増幅率等気にならない回路部に本寄生バイポーラトランジスタを使用することで、従来の既存プロセスと全く同じ工程数の製法で最小の面積部にトランジスタ回路を構成できる利点を有する。
【0030】
また、アンプ部で使用する場合は、ベース部等のイオン注入濃度の調整が必要になるので、マスクを増加させることで、アンプ部の全てのCMOSトランジスタ又はMOSトランジスタを寄生的に形成されるバイポーラトランジスタに置き換えても作製可能である。
【0031】
次に、本発明の実施の形態に係るCMOS型固体撮像装置を説明する。
【0032】
説明に先立ち、図17を参照して単位画素内に5つのトランジスタを有する、いわゆる5トランジスタタイプのCMOS型固体撮像装置の比較例について述べる。このCMOS型固体撮像装置111は、フォトダイオード(即ちpn接合型のセンサ部)112と、読み出し用MOSトランジスタ113と、読み出し選択用MOSトランジスタ114と、FD(フローティングディフージョン)増幅用MOSトランジスタ115と、増幅選択用MOSトランジスタ116と、FDリセット用MOSトランジスタ117とによって構成された単位画素118がマトリックス状に複数配列されて成る撮像領域と、各行毎に読み出し選択用MOSトランジスタ114及び増幅選択用MOSトランジスタ116の制御電極(いわゆるゲート電極)に共通に接続された垂直選択線119と、この垂直選択線119に垂直走査パルスφV〔φV1 ,‥‥φVm ,‥‥φVm+k ,‥‥〕を出力する垂直走査回路120と、各列毎に増幅選択用MOSトランジスタ116に接続された垂直信号線121と、各列毎に読み出し選択用MOSトランジスタ114に接続された読み出しパルス線122と、水平信号線124と、この水平信号線124と各垂直信号線121間に接続された水平スイッチ用MOSトランジスタ123と、水平走査回路125と、水平信号線124の出力端に接続された出力アンプ126及びCDS(相関二重サンプリング)回路127とにより構成される。
【0033】
読み出し用MOSトランジスタ23の一方のソース・ドレインがフォトダイオード112に接続されると共に、他方のソース・ドレインがFDリセット用MOSトランジスタ117の一方のソース・ドレインに接続される。FDリセット用MOSトランジスタ117の他方のソース・ドレインは、電源VDDに接続される。FD増幅用MOSトランジスタ115及び増幅選択用MOSトランジスタ116は、直列接続されて、電源VDD及び垂直信号線121間に、そのFD増幅用MOSトランジスタ115が電源VDD側に、増幅選択用MOSトランジスタ116が垂直信号線121側になるように、接続される。
【0034】
FD増幅用MOSトランジスタ125のゲートは、読み出し用MOSトランジスタ113とFDリセット用MOSトランジスタ117の接続中点であるFD(フローティングディフージョン)部に接続される。増幅選択用MOSトランジスタ116のゲートは、垂直選択線119に接続される。読み出し選択用MOSトランジスタ114は、その一方のソース・ドレインが読み出し用MOSトランジスタ113のゲートに接続され、その他方のソース・ドレインが読み出しパルス線122に接続され、そのゲートが垂直選択線119に接続される。
【0035】
さらに、最端の列に対応する画素のFDリセット用MOSトランジスタ117のゲートには、例えば水平走査回路125からのリセットパルスφResが供給されるようになされ、他の各列に対応する画素のFDリセット用MOSトランジスタ117のゲートが1つ前の列の画素における読み出し用MOSトランジスタ113と読み出し選択用MOSトランジスタ114の接続中点に接続される。
【0036】
この固体撮像装置の動作は次のようになる。例えば水平走査パルスφHn が水平スイッチ用MOSトランジスタ123のゲートに供給され、水平スイッチ用MOSトランジスタ123が読み出し状態に設定され、また読み出しパルスφHR n が読み出し選択用MOSトランジスタ114のゲートに供給され読み出し選択用MOSトランジスタ114が読み出し状態に設定される。次いで、リセットパルスφResがFDリセット用MOSトランジスタのゲートに供給され、FD部がリセット状態になる。リセット後、垂直走査回路120からの垂直走査パルスφVm が読み出し選択用MOSトランジスタ144のゲートに供給されると共に、増幅選択用MOSトランジスタ116のゲートに供給される。
【0037】
これによって、読み出し選択用MOSトランジスタ114がオン状態となり、読み出しパルスφHR n が読み出し用MOSトランジスタ113のゲートに供給されて、フォトダイオード112の信号電荷がFD増幅用MOSトランジスタ115のゲートを制御し、信号電荷に応じた画素信号がFD増幅用MOSトランジスタ115、増幅選択用MOSトランジスタ116、垂直信号線121及び水平スイッチ用MOSトランジスタ123を通じて水平信号線124に読み出される。この画素信号が出力アンプ126及びCDS回路127を通して出力される。
【0038】
この比較例の固体撮像装置111は、単位画素118内に5つのMOSトランジスタ113,114,115,116及び117を有することで、ノイズ成分が同じ信号経路を通り固定パターンノイズをキャンセルさせることができるが、反面、MOSトランジスタ数が増す分、必然的に単位画素118の画素面積が大きくなる。
【0039】
本発明の実施の形態に係るCMOS型固体撮像装置は、画素を構成する複数のトランジスタのうちの所要のトランジスタを寄生バイポーラトランジスタで構成することによって、ノイズ成分が少なく、かつ画素面積の小さい画素構造を実現するものである。
【0040】
図2は、本発明の一実施の形態に係るCMOS型固体撮像装置を示す。
【0041】
なお、以下に説明する各実施の形態に係るCMOS型固体撮像装置は、上述の比較例と同様の5トランジスタタイプの固体撮像装置に適用した場合である。また、MOSトランジスタはnチャネルMOSトランジスタで構成され、寄生バイポーラトランジスタはnpnバイポーラトランジスタで構成された例である。pチャネルMOSトランジスタ、pnpパイポーラトランジスタで構成された場合は、半導体基板を含めて、全て逆の導電型のもの、及び逆の導電型のイオンが注入されることになる。
【0042】
本実施の形態に係るCMOS型固体撮像装置411は、図2に示すように、フォトダイオード(即ちpn接合型のセンサ部)42と、読み出し用トランジスタ43と、読み出し選択用トランジスタ44と、FD(フローティングディフージョン)増幅用トランジスタ45と、増幅選択用トランジスタ46と、FDリセット用トランジスタ47とによって構成された単位画素481がマトリックス状に複数配列されて成る撮像領域を有し、この撮像領域と、各行毎に読み出し選択用MOSトランジスタ44及び増幅選択用トランジスタ46に接続された垂直選択線49と、この垂直選択線49に垂直走査パルスφV〔φV1 ,‥‥φVm ,‥‥φVm+k ,‥‥〕を出力する垂直走査回路50と、各列毎に増幅選択用トランジスタ46に接続された垂直信号線51と、各列毎に読み出し選択用トランジスタ44に接続された読み出しパルス線52と、水平信号線54と、この水平信号線54と各垂直信号線51間に接続された水平スイッチ用トランジスタ53と、水平走査回路55と、水平信号線54の出力端に接続された出力アンプ56及びCDS(相関二重サンプリング)回路57とにより構成される。
【0043】
そして、本実施の形態においては、特に、画素481を構成する5つのトランジスタ43〜47のうち、読み出し用トランジスタ43、読み出し選択用トランジスタ44、FD増幅用トランジスタ45及び増幅選択用トランジスタ46をMOSトランジスタで構成すると共に、FDリセット用トランジスタ47を後述する寄生バイポーラトランジスタで構成する。
【0044】
読み出し用トランジスタ43は、その一方のソース・ドレインがフォトダイオード42に接続されると共に、その他方のソース・ドレインがFDリセット用トランジスタ(寄生バイポーラトランジスタ)47のエミッタに接続される。FDリセット用トランジスタ47のコレクタは、電源VDDに接続される。
【0045】
FD増幅用トランジスタ45及び増幅選択用トランジスタ46は、直列接続されて電源VDD及び垂直信号線51間に、そのFD増幅用トランジスタ45が電源VDD側に、増幅選択用トランジスタ46が垂直信号線51側になるように、接続される。FD増幅用トランジスタ45のゲートは、読み出し用トランジスタ43とFDリセット用トランジスタ47の接続中点であるFD(フローティングディフージョン)部に接続される。増幅選択用トランジスタ46のゲートは、垂直選択線49に接続される。
【0046】
読み出し選択用トランジスタ44は、その一方のソース・ドレインが読み出し用トランジスタ43のゲートに接続され、その他方のソース・ドレインが読み出しパルス線52に接続され、そのゲートが垂直選択線49に接続される。
【0047】
さらに、最端の列に対応する画素481のFDリセット用トランジスタ47のベースには、例えば水平走査回路55からのリセットパルスφResが供給されるようになされ、他の各列に対応する画素481のFDリセット用トランジスタ471のベースが1つ前の列の画素481における読み出し用トランジスタ43と読み出し選択用トランジスタ44の接続中点に接続される。
【0048】
読み出しパルス線52には、水平走査回路55から読み出しパルスφHR 〔φHR 1 ,‥‥φHR n ,φHR n+1 ,‥‥〕が供給され、水平スイッチ用トランジスタ53のゲートには、水平走査回路55から水平走査パルスφH〔φH1 ,‥‥φHn ,φHn+1 ,‥‥〕が供給される。
【0049】
図3及び図4は、図2における単位画素481内のうち、フォトダイオード42と読み出し用トランジスタ(MOSトランジスタ)43とFDリセット用トランジスタ(寄生バイポーラトランジスタ)47の部分の半導体構造を示す。本実施の形態においては、第1導電型、例えばn型のシリコン半導体基板61に第1の第2導電型即ちp型半導体ウエル領域62と第2のp型半導体ウエル領域64が形成され、第2のp型半導体ウエル領域64の表面に選択酸化による素子分離層(いわゆるLOCOS層)65が形成される。深い位置の第1のp型半導体ウエル領域62と表面側の第2のp型半導体ウエル領域64間には、基板の不純物が支配的になるn型半導体領域63が形成される。
【0050】
素子分離層65で囲まれたいわゆるアクティブ領域の所要部分の第2のp型半導体ウエル領域64上に、ゲート絶縁膜(例えばSiO2 膜)66を介して制御電極、即ちゲート電極67が形成される。このゲート電極67を挟んで一方にセンサ部62を構成するn型半導体領域(いわゆる電荷蓄積領域)68が形成され、他方にn型のソース・ドレイン領域69が形成され、ここに、センサ部42と読み出し用MOSトランジスタ43が構成される。
【0051】
センサ部42は、n型半導体領域68の表面にp型半導体領域71を形成していわゆるHAD(Hole Accumulaion Diode)センサ構造とすることができる。また、読み出し用トランジスタ43のソース・ドレイン側には、センサ部42のn型半導体領域68と同時に同様のn型半導体領域68′を形成し、このn型半導体領域68′内に低濃度領域72と高濃度領域73からなるLDD構造のn型のソース・ドレイン領域69が形成される。
【0052】
そして、このソース・ドレイン領域69 をエミッタ領域とし、第2のp型半導体ウエル領域64をベース領域とし、第2のp型半導体ウエル領域64下のn型半導体領域63をコレクタ領域とする寄生バイポーラトランジスタでFDリセット用トランジスタ47が構成される。
【0053】
全面に層間絶縁膜75が形成され、この層間絶縁膜75の夫々対応する位置にコンタクト孔が形成され、各コンタクト孔内に夫々ゲート電極67に接続したコンタクト部80、ソース・ドレイン領域(いわゆるエミッタ領域)69に接続したコンタクト部81、第2のp型半導体ウエル領域(ベース領域)64に接続したコンタクト部82、n型半導体領域(コレクタ領域)63に接続したコンタクト部83が設けられ、この各コンタクト部80,81,82,83を介して対応する配線84が形成される。
【0054】
図6〜図9は、本実施の形態に係る固体撮像装置411の図4に示す画素部分の製造方法を示す。先ず、図6Aに示すように、n型のシリコン半導体基板61の表面に画素分離のための選択酸化による素子分離層65を形成する。
【0055】
次に、図6Bに示すように、基板61表面側に第2のp型半導体ウエル領域64を例えばイオン注入で形成し、さらに基板61の深い位置に第1のp型半導体ウエル領域63を例えばイオン注入で形成するようにしてもよい。第1及び第2のp型半導体ウエル領域62及び63間には、基板61の不純物が支配的なn型半導体領域63が形成される。
【0056】
次に、図7Cに示すように、アクティブ領域の第2のp型半導体ウエル領域64の所要位置にゲート絶縁膜(例えばSiO2 膜)66を介して読み出し用トランジスタとなるMOSトランジスタのゲート電極、いわゆるゲート配線67を形成する。このゲート配線67は多結晶シリコン膜及びタングステンシリサイド膜を成膜し、之をドライエッチングによりパターニングして形成する。
【0057】
ゲート配線67の形成条件を示す。多結晶シリコン成膜条件:供給ガスSiH4 /He/N2 =100/400/200sccm、圧力70Pa、基板温度610℃。タングステンシリサイド成膜条件:供給ガスSiH2 Cl2 /WF6 /Ar=300/2.8/50sccm、圧力20Pa、基板温度520℃。
【0058】
ゲート配線67を形成した後、図7Dに示すように、ゲート配線69をマスクにセルファラインで選択的に読み出し用トランジスタとなるn型MOSトランジスタのLDD構造のソース・ドレイン領域のn型低濃度領域72をイオン注入で形成する。このn型低濃度領域72は、例えばヒ素(As)を1012cm-2オーダ以上程度のドーズ量でイオン注入して形成する。なお、読み出し用トランジスタをpチャネルMOSトランジスタで形成するときは、ボロン(B)を1012cm-2オーダ以上程度のドーズ量でイオン注入して形成することができる。
【0059】
さらに、ゲート配線67をマスクにセルファラインで第2のp型半導体ウエル領域64のセンサ部42を形成すべき領域に、n型不純物、例えばヒ素(As)を1011cm-2オーダ以上のドーズ量でイオン注入して電荷蓄積領域となるn型半導体領域68を形成し、ここにpn接合を有するセンサ部42を形成する。このn型半導体領域68の形成時に同時に読み出し用トランジスタのソース・ドレイン側には同様のn型半導体領域68′を形成する(図7D参照)。
【0060】
次いで、図8Eに示すように、ゲート配線67を含む全面に絶縁膜例えばSiO2 膜を形成し、その後エッチバックしてゲート配線67の側壁にSiO2 によるサイドウォール70を形成する。
【0061】
次に、図8Fに示すように、サイドウォール70をマスクにセルファラインで選択的に読み出し用トランジスタにおけるソース・ドレイン領域のn型の高濃度領域73をイオン注入で形成する。このn型高濃度領域73は、例えばヒ素(As)を1015cm-2オーダ以上のドーズ量でイオン注入して形成する。なお、読み出し用トランジスタをpチャネルMOSトランジスタで形成するときは、BF2 を1015cm-2オーダ以上のドーズ量でイオン注入して形成することができる。この低濃度領域72と高濃度領域73によって、LDD構造のn型ソース・ドレイン領域69を形成する。
【0062】
次に、図9Gに示すように、センサ部42のn型半導体領域68において、その結晶欠陥が発生し易い部分、特に、ゲート配線67の端部付近及び素子分離層65の端部周辺部に、結晶欠陥部分を取り込むように選択的にp型半導体層91をイオン注入で形成する。このp型半導体層91は、例えばBF2 を1010cm-2オーダ以上のドーズ量でイオン注入して形成する。このp型半導体層91は、フォトレジストをパターニングしてこのフォトレジストをマスクにイオン注入で形成することができる。なお、n型半導体領域68の表面(いわゆる絶縁膜との界面)にp型半導体領域71を形成してセンサ部42をいわゆるHADセンサに構成することができる。
【0063】
次に、図9Hに示すように、層間絶縁膜75を形成する。この層間絶縁膜75は、例えばTEOS〔tetra ethoxysilane:(C2 5 O)4 Si〕=50sccm、温度720℃、圧力42Pa、膜厚0.5μmの条件で成膜する。
【0064】
次に、層間絶縁膜75の各対応する位置にコンタクト孔94を形成する。次に、コンタクト孔94の内面にTi膜及びTiN膜を順次積層して密着層95を形成した後、コンタクト孔94内にタングステン(W)プラグ96を埋め込み、コンタクト部80,81,82,83を形成する。さらに、タングステンプラグ96に接続するように層間絶縁膜75上に例えばアルミニウム(Al)等の導電材料にて配線84を形成する。
【0065】
この密着層95、タングステンプラグ96、配線84の形成条件の一例を示す。
Ti膜形成条件例:スパッタパワー8kW、成膜温度150℃、ガスAr=100sccm、圧力0.47PaTiN膜形成条件例:スパッタパワー5kW、ガスAr/N2 =40/20sccm、圧力0.47PaWのCVD成膜条件例:ガスAr/N2 /H2 /WF6 =2200/300/500/75sccm、温度450℃、圧力10640Paタングステンをエッチバックする。
ドライエッチ条件例:ガスSF6 =50sccm、RFパワー150W、圧力1.33Paその後、Al/Ti配線を形成する。
Al成膜条件例:スパッタパワー22.5kW、成膜温度150℃、ガスAr50sccm、圧力0.47Paその後、レジストパターニング後ドライエッチングで配線84を形成する。
ドライエッチング条件例:ガスBCl3 /Cl2 =60/90sccm、マイクロ波パワー1000W、RFパワー50W、圧力0.016Pa
【0066】
この固体撮像装置411の動作を図10のタイミングチャートを用いて説明する。水平走査回路55からの水平走査パルスφHn が水平スイッチ用トランジスタ53のゲートに供給され、水平スイッチ用トランジスタ53が読み出し状態に設定される。また、水平走査回路55からの読み出しパルスφHR n が読み出し選択用トランジスタ44のゲートに供給され、読み出し選択用トランジスタ44が読み出し状態に設定される。
【0067】
次いで、リセットパルスφResがFDリセット用トランジスタ(寄生バイポーラトランジスタ)47のベースに供給されて、FD部がリセット状態になる。リセット後、垂直走査回路50からの垂直走査パルスφVm が読み出し選択用トランジスタ44のゲートに供給されると共に、増幅選択用トランジスタ46のゲートに供給され、読み出し選択用トランジスタ44及び増幅選択用トランジスタ46がオン状態になる。
【0068】
読み出し選択用トランジスタ44がオン状態になることにより、読み出しパルスφHR n で読み出し用トランジスタ43が読み出し状態になり、フォトダイオード42で光電変換された信号電荷が増幅用トランジスタ45のゲートを制御し、信号電荷に応じた画素信号が増幅用トランジスタ45、増幅選択用トランジスタ46、垂直信号線31及び水平スイッチ用トランジスタ53を通して水平信号線54に読出され、さらに、出力アンプ56及びCDS回路57を通して出力される。
【0069】
垂直走査パルスφVm によって読み出し選択用トランジスタ44がオン状態になることによって、読み出しパルスφHR n が隣接画素のFDリセット用トランジスタ47のゲートに供給されてFDリセット用トランジスタ47がオン状態となってFD部がリセットされ、以下、同様にして隣接画素の画素信号が出力される。この固体撮像装置411では、信号経路の固定化されたノイズ成分(いわゆる固定パターンノイズ)が同じ信号経路を通してCDS回路57で除去される。
【0070】
本実施の形態に係る固体撮像装置411によれば、図2〜図4に示すように、FDリセット用トランジスタ47を製造プロセスで必然的に形成される寄生バイポーラトランジスタにて構成することにより、図5の比較例(図17の比較例における画素部分に対応する図)で示すMOSトランジスタによるFDリセット用トランジスタ117のゲート配線172の占める面積が省略される。なお、図5において、112はフォトダイオード、113はゲート配線171及びn型ソース・ドレイン領域173からなる読み出し用トランジスタ、174は素子分離層、175は第2のp型半導体ウエル領域、176はコンタクト部を示す。
【0071】
従って、本実施の形態に係る固体撮像装置411は、画素481を構成するトランジスタ数が同じでも、MOSトランジスタのみで構成する図17の比較例の画素118に比べて、画素面積を縮小化することができ、より多くの画素を狭いチップ上に構成することができる。
【0072】
そして、固定パターンノイズを同じ信号経路を通って、CDS回路57で除去できるので、固定パターンノイズを低減化することができる。
【0073】
センサ部42を構成するn型半導体領域68のゲート電極端付近及び素子分離層端付近に結晶欠陥を取り込むp型半導体層91を形成するときは、暗電流の低減が図れる。またHADセンサ構造にするときは、暗電流の低減が図れる。
【0074】
本実施の形態の固体撮像装置411の製造に際しても、製造工程数の増加はなく、図17の比較例と同じ工程数で、バイポーラトランジスタによるFDリセット用トランジスタ47を形成することができる。本製法は、高画質の固体撮像装置が特別な工程を設けずに従来のCMOSプロセスで形成できるので、コスト面で優れた製法である。
【0075】
図11は、本発明の他の実施の形態に係る固体撮像装置412、特にその単位画素482を示す。本実施の形態においては、図11の等価回路に示すように前述と同様に、フォトダイオード(即ちpn接合型のセンサ部)42と、5つのトランジスタ43,44,45,46及び47によって単位画素482を構成するも、特に、FDリセット用トランジスタ47及び読み出し選択用トランジスタ44の2つのスイッチングトランジスタを寄生バイポーラトランジスタで形成し、他の読み出し用トランジスタ43、FD増幅用トランジスタ45及び増幅選択用トランジスタ46をMOSトランジスタで形成する。
【0076】
読み出し選択用トランジスタ44は、そのコレクタが読み出し用トランジスタのゲートに接続され、そのベースが垂直選択線49に接続され、そのエミッタが読み出しパルス線52に接続される。その他のトランジスタの接続関係は、前述の図2と同様であるので説明を省略する。また、単位画素482以外の他の構成は、図2と同様であるので詳細説明を省略する。
【0077】
図12は、図11における単位画素482内のうち、フォトダイオード42と読み出し用トランジスタ(MOSトランジスタ)43とFDリセット用トランジスタ(寄生バイポーラトランジスタ)47と読み出し選択用トランジスタ(寄生バイポーラトランジスタ)44の部分の半導体構造を示す。
【0078】
本実施の形態において、フォトダイオード42と読み出し用トランジスタ43とFDリセット用トランジスタ47は、前述(図3、図4参照)と同様の構成である。読み出し選択用トランジスタ44は、図12及び図13に示すように、ソース・ドレイン領域69の高濃度領域73の形成と同時に、第2のp型半導体ウエル領域64に形成したn型半導体領域86をコレクタ領域とし、第2のp型半導体ウエル領域64をベース領域とし、第2のp型半導体ウエル領域64下のn型半導体領域63をエミッタ領域とするnpn寄生バイポーラトランジスタで構成される。
【0079】
読み出し選択用トランジスタ44のコレクタ領域86は、読み出し用トランジスタ43のゲート電極67に配線84及びコンタクト部87,88を介して接続され、そのベース領域64及びエミッタ領域63は、夫々コンタクト部89,90を介して配線84に接続される。
【0080】
本実施の形態の固体撮像装置412の動作は、基本的には前述の固体撮像装置411と同様であるので、説明を省略する。製造工程も、前述の固体撮像装置411の製造工程数と基本的には同様であるので、説明は省略する。
【0081】
本実施の形態に係る固体撮像装置412によれば、図11に示すように、FDリセット用トランジスタ47及び読み出し選択用トランジスタ44の2つのスイッチトランジスタを製造プロセスで必然的に形成される寄生バイポーラトランジスタにて構成するので、図17の比較例におけるFDリセット用MOSトランジスタ27と読み出し選択用MOSトランジスタ24のゲート配線の占める面積が省略され、画素面積をより縮小化することができ、より多くの画素を狭いチップ上に構成することができる。また、固定パターンノイズも、図2の実施の形態と同様に低減することができる。
【0082】
製造方法においても、上例と同様に、比較例と同じ工程数で寄生バイポーラトランジスタによるFDリセット用トランジスタ47及び読み出し選択用トランジスタ44を形成できる。本製造方法でも、高画質の固体撮像装置が特別な工程を設けることなく形成できるので、コスト面で優れた製法である。
【0083】
図14は、本発明のさらに他の実施の形態に係る固体撮像素装置413、特にその単位画素483を示す。本実施の形態においては、図14の等価回路に示すように前述と同様に、フォトダイオード(即ちpn接合型のセンサ部)42と、5つのトランジスタ43,44,45,46及び47によって単位画素483を構成するも、特に、FDリセット用トランジスタ47、読み出し選択用トランジスタ44及び増幅選択用トランジスタ46の3つのスイッチングトランジスタを寄生バイポーラトランジスタで形成し、他の読み出し用トランジスタ43及び増幅用トランジスタ45をMOSトランジスタで形成する。
【0084】
増幅選択用トランジスタ46は、そのエミッタが増幅用トランジスタ45に接続され、そのコレクタが水平スイッチ用トランジスタ53側の垂直信号線51に接続され、そのベースが垂直選択線49に接続される。その他のトランジスタの接続関係は、前述の図11と同様であるので説明は省略する。また、単位画素483以外の他の構成は、図2と同様であるので詳細説明を省略する。
【0085】
図15は、図14における単位画素483内の5つのトランジスタ、即ちフォトダイオード42と読み出し用トランジスタ(MOSトランジスタ)43とFDリセット用トランジスタ(寄生バイポーラトランジスタ)47と読み出し選択用トランジスタ(寄生バイポーラトランジスタ)44と増幅用トランジスタ(MOSトランジスタ)45と増幅選択用トランジスタ(寄生バイポーラトランジスタ)46の部分の半導体構造を示す。
【0086】
本実施の形態において、フォトダイオード42と読み出し用トランジスタ43とFDリセット用トランジスタ47と読み出し選択用トランジスタ44は、前述の図12と同様の構成である。そして、増幅選択用トランジスタ46は、図15及び図16に示すように、増幅用トランジスタ45の一方のソース・ドレイン領域92をエミッタ領域とし、第2のp型半導体ウエル領域64をベース領域とし、第2のp型半導体ウエル領域64下のn型半導体領域63をコレクタ領域とするnpn寄生バイポーラトランジスタで構成される。
【0087】
増幅選択用トランジスタ46のコレクタ領域63及びベース領域64は、夫々コンタクト部93,94を介して配線84に接続される。
【0088】
本実施の形態の固体撮像装置413の動作は、基本的には前述の固体撮像装置411と同様であるので、説明を省略する。製造工程も、前述の固体撮像装置411の製造工程数と基本的に同様であるので説明を省略する。
【0089】
本実施の形態に係る固体撮像装置413によれば、図14に示すように、FDリセット用トランジスタ47、読み出し選択用トランジスタ44及び増幅選択用トランジスタ46の3つのスイッチトランジスタを製造プロセスで必然的に形成される寄生バイポーラトランジスタにて構成するので、図17の比較例における各MOSトランジスタ27,24及び26のゲート配線の占める面積が省略され、画素面積を更に縮小化することができ、より多くの画素を狭いチップ上に構成することができる。また、固定パターンノイズも図2の実施の形態と同様に低減することができる。
【0090】
製造方法においても、上例と同様に、比較例と同じ工程数でバイポーラトランジスタによるFDリセット用トランジスタ47、読み出し選択用トランジスタ44及び増幅選択用トランジスタ46を形成できる。本製造方法でも、高画質の固体撮像装置が特別な工程を設けることなく形成できるので、コスト面で優れた製法である。
【0091】
尚、上述の実施の形態では、CMOS型固体撮像装置に適用したが、その他MOS型固体撮像装置にも適用できる。
【0092】
上例では、単位画素内のトランジスタのうち非増幅素子(いわゆるスイッチ素子)のトランジスタを寄生バイポーラトランジスタで構成したが、その他、垂直走査回路、水平走査回路、その他の周辺回路を構成する駆動トランジスタのうち、所要の非増幅素子となるトランジスタを寄生バイポーラトランジスタで形成することができる。
【0093】
【発明の効果】
本発明に係る固体撮像装置によれば、画素を構成する複数のラテラル型のトランジスタのうち、MOSトランジスタによる第1のトランジスタに接続された非増幅素子となる第2のトランジスタをラテラル型の寄生バイポーラトランジスタで形成することにより、画素の占める面積を縮小化することができ、固体撮像チップの小型化、画素の高集積化を図ることができる。
【0094】
特に、狭い領域にセンサ部と数多いトランジスタを形成することが可能となり、いわゆる単位画素面積を縮小化することができる。また、画素において、トランジスタを数多く用いるときは、固定パターンノイズ等を低減することができる。
【0095】
狭い画素面積にトランジスタを数多く形成できるので、固定パターンノイズ等を低減化できる固体撮像装置の設計が可能となる。狭い面積に多数の画素を構成でき、高画質の固体撮像装置が得られる。また、CCD固体撮像装置と異なり、単一の電源による低電圧、低消費電力の固体撮像装置が得られる。
【0096】
本発明に係る固体撮像装置の製造方法によれば、工程数を増加することなく、画素面積を縮小し且つ固定パターンノイズの低減される固体撮像装置を製造することができる。また、本発明による製法は、高画質の固体撮像装置を従来のCMOS又はMOSプロセスで形成できるので、コスト増はなく、コスト面で優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】A,B,C 本発明の説明を容易にするための参考例に係る半導体装置の一例を示す等価回路図、 半導体構造の平面図、半導体構造の断面図である。
【図2】本発明に係る固体撮像装置の一実施の形態を示す構成図である。
【図3】図2の画素内の要部の半導体構造の平面図である。
【図4】図3のA−A線上の断面図である。
【図5】比較例の画素内の要部の半導体構造の平面図である。
【図6】A〜B 本実施の形態の固体撮像装置の製造工程図(その1)である。
【図7】C〜D 本実施の形態の固体撮像装置の製造工程図(その2)である。
【図8】E〜F 本実施の形態の固体撮像装置の製造工程図(その3)である。
【図9】G〜H 本実施の形態の固体撮像装置の製造工程図(その4)である。
【図10】本実施の形態の固体撮像装置の動作説明に供するタイミングチャートである。
【図11】本発明に係る固体撮像装置の他の実施の形態を示す構成図である。
【図12】図11の画素内の要部の半導体構造の平面図である。
【図13】図12のB−B線上の断面図である。
【図14】本発明に係る固体撮像装置の他の実施の形態を示す構成図である。
【図15】図14の画素内の要部の半導体構造の平面図である。
【図16】図15のC−C線上の断面図である。
【図17】比較例に係る固体撮像装置の構成図である。
【図18】従来例に係る固体撮像装置の構成図である。
【図19】A,B,C 従来例の半導体装置の等価回路図、半導体構造の平面図、半導体構造の断面図である。
【符号の説明】
1‥‥半導体装置、Q1 ‥‥MOSトランジスタ、Tr1 ‥‥寄生バイポーラトランジスタ、2‥‥n型半導体基板、3‥‥p型半導体ウエル領域、4‥‥素子分離層、6‥‥ゲート絶縁膜、7‥‥ゲート電極(ゲート配線)、11,12‥‥ソース・ドレイン領域、16‥‥配線、411,412,413‥‥固体撮像装置、42‥‥フォトダイオード(センサ部)、43‥‥読み出し用トランジスタ、44‥‥読み出し選択用トランジスタ、45‥‥FD増幅用トランジスタ、46‥‥増幅選択用トランジスタ、47‥‥FDリセット用トランジスタ、61‥‥n型半導体基板、62‥‥第1のp型半導体ウエル領域、63‥‥n型半導体領域、64‥‥第2のp型半導体ウエル領域、65‥‥素子分離層、66‥‥ゲート絶縁膜、67‥‥ゲート電極(ゲート配線)、68‥‥n型半導体領域(電荷蓄積領域)、69‥‥ソース・ドレイン領域、481,482,483‥‥単位画素

Claims (4)

  1. pn接合型のセンサ部と複数のラテラル型のトランジスタからなる画素が配列され、
    画素内の前記複数のラテラル型のトランジスタが、前記センサ部に接続された読み出し用トランジスタと、読み出し選択用トランジスタと、FD増幅用トランジスタと、増幅選択用トランジスタと、FDリセット用トランジスタとからなり、
    前記画素内の複数のラテラル型のトランジスタの第1のトランジスタがMOSトランジスタで形成され、
    前記画素内の前記第1のトランジスタに接続された非増幅素子である第2のトランジスタがラテラル型の寄生バイポーラトランジスタで形成されて成る
    ことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 記複数のラテラル型のトランジスタが互に接続されてなり、
    前記FDリセット用トランジスタ、あるいは前記FDリセット用トランジスタと前記読み出し選択用トランジスタ、あるいは前記FDリセット用トランジスタと前記読み出し選択用トランジスタと前記増幅選択トランジスタがラテラル型の寄生バイポーラトランジスタで形成され、
    前記複数のラテラル型のトランジスタのうちの、前記ラテラル型の寄生バイポーラトランジスタで形成されたトランジスタ以外のトランジスタがMOSトランジスタで形成されて成る
    ことを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  3. pn接合型センサ部と複数のラテラル型のトランジスタを有する画素が配列され、画素内の前記複数のラテラル型のトランジスタが、前記センサ部に接続された読み出し用トランジスタと、読み出し選択用トランジスタと、FD増幅用トランジスタと、増幅選択用トランジスタと、FDリセット用トランジスタとから成る固体撮像装置の製造方法であって、
    第1の第1導電型半導体領域に第2導電型の半導体ウェル領域を形成する工程と、
    各画素に対応する前記半導体ウェル領域に制御電極を挟んで、センサ部を構成する第2の第1導電型半導体領域と読み出し用MOSトランジスタの第1導電型のソース・ドレイン領域を形成する工程と、
    前記読み出し用MOSトランジスタのソース・ドレイン領域、又は画素内の他の所要のMOSトランジスタのソース・ドレイン領域、又は該ソース・ドレイン領域と同時形成の第3の第1導電型半導体領域と、前記第2導電型の半導体ウェル領域と、前記第1の第1導電型半導体領域とによるラテラル型の寄生バイポーラトランジスタで前記複数のラテラル型のトランジスタのうち所要の非増幅素子であるトランジスタを形成する工程を有する
    ことを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  4. 前記複数のラテラル型のトランジスタを、互いに接続される読み出し用トランジスタと、読み出し選択用トランジスタと、FD増幅用トランジスタと、増幅選択トランジスタと、FDリセット用トランジスタで形成し、
    前記FDリセット用トランジスタ、あるいは前記FDリセット用トランジスタと前記読み出し選択用トランジスタ、あるいは前記FDリセット用トランジスタと前記読み出し選択用トランジスタと前記増幅選択トランジスタを前記ラテラル型の寄生バイポーラトランジスタで形成する
    ことを特徴とする請求項3記載の固体撮像装置の製造方法。
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