JP4552229B2 - 橋梁用弾性支承 - Google Patents

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Description

本発明は、橋桁を橋脚などの支持体に支持するために用いられるゴム支承に関するものである。
一般に、この種の橋梁用弾性支承は、図8に示すように複数の補強板71とゴム部材72とを上下方向に交互に積層してなる弾性部材70を備えているため、活荷重によって橋桁80に回転方向(図示した矢印の方向)の力が加わって橋桁80が橋脚などの支持体81に対して橋軸方向に傾斜し、弾性部材70が橋桁80の傾斜に沿って変形すると、橋軸方向一端側における各補強板71の間のゴム部材72に引張変形が生ずる。また、ゴム部材72の引張変形は弾性部材70の橋軸方向の幅寸法とともに大きくなり、ゴム部材72の引張変形は弾性部材70の強度を低下させる要因となる。従って、橋桁80に加わる活荷重によって弾性部材70に引張変形が生じないようにすることにより、弾性部材70の強度維持を図ることができる。
このような橋梁用弾性支承としては、下端部が支持体側に固定されるとともに上端部にフランジプレートが設けられた弾性部材と、橋桁の下面に固定され、フランジプレートの上面と所定の隙間を設けて対向するように配置された橋桁側プレートと、橋桁側プレートに螺合し、フランジプレートに水平方向に係止可能に形成されるとともに、橋桁側プレートに対するフランジプレートの上下方向への移動を所定の範囲だけ許容するように形成された複数のボルトとを備え、風や温度変化などにより支持体に対して橋桁が水平方向に移動する場合には、橋桁側プレートが各ボルトを介してフランジプレートに水平方向に係止することにより、弾性部材が剪断変形しながら橋桁を水平方向に支持し、活荷重によって橋桁が支持体に対して橋軸方向に傾斜する場合には、前記隙間によって橋桁側プレートとフランジプレートとが係止せず、また、各ボルトが橋桁側プレートに対するフランジプレートの下方への移動を許容し、弾性部材に引張変形を生じさせないようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−227545号公報
ところで、前記橋梁用弾性支承は、橋桁側プレートとフランジプレートの上面との間に隙間が設けられているので、橋桁を支持体に対して鉛直方向に支持することができず、橋桁を支持体に鉛直方向に支持する他の支承を別途設ける必要があるという問題点があった。
一方、前記橋梁用弾性支承によって橋桁を支持体に対して鉛直方向に支持するためには、橋桁側プレートの下面とフランジプレートの上面とを当接させる必要があるので、橋桁に活荷重が加わる場合にはフランジプレートが橋桁側プレートとともに橋軸方向に傾斜し、弾性部材の橋軸方向一端側または他端側に引張変形を生じて弾性部材の強度が低下するという問題点があった。
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、橋桁を支持体に対して鉛直方向及び水平方向に弾性支持することができ、しかも活荷重によって加わる回転方向の力により橋桁が支持体に対して橋軸方向に傾斜しても弾性部材に引張変形を生ずることのない橋梁用弾性支承を提供することにある。
本発明は前記目的を達成するために、橋桁と橋桁を支持する支持体との間に設けられ、橋桁を支持体に対して鉛直方向及び水平方向に弾性支持する橋梁用弾性支承において、前記橋桁に固定された橋桁側プレートと、下端側を支持体に固定され、鉛直方向及び水平方向に弾性変形可能な弾性部材と、弾性部材の上端面に橋軸方向に並設され、それぞれ橋桁側プレートに下方から当接可能に形成された複数の上端側板状部材と、各上端側板状部材のうち少なくとも橋軸方向両端に配置された上端側板状部材の橋桁側プレートに対する水平方向への移動を規制するとともに、その上端側板状部材を橋桁側プレートに下方向に所定の範囲だけ移動可能に連結する第1連結部材と、第1連結部材によって連結された上端側板状部材以外の他の上端側板状部材を橋桁側プレートに固定する第2連結部材とを備えている。
また、本発明は、橋桁と橋桁を支持する支持体との間に設けられ、橋桁を支持体に対して鉛直方向及び水平方向に弾性支持する橋梁用弾性支承において、前記橋桁に固定された橋桁側プレートと、前記支持体に固定された支持体側プレートと、弾性部材の上端面に橋軸方向に並設され、それぞれ橋桁側プレートに下方から当接可能に形成された複数の上端側板状部材と、各上端側板状部材のうち少なくとも橋軸方向両端に配置された上端側板状部材の橋桁側プレートに対する水平方向への移動を規制するとともに、その上端側板状部材を橋桁側プレートに下方向に所定の範囲だけ移動可能に連結する第1連結部材と、第1連結部材によって連結された上端側板状部材以外の他の上端側板状部材を橋桁側プレートに固定する第2連結部材と、前記弾性部材の下端面に橋軸方向に並設され、それぞれ支持体側プレートに上方から当接可能に形成された複数の下端側板状部材と、各下端側板状部材のうち少なくとも橋軸方向両端に配置された下端側板状部材の支持体側プレートに対する水平方向への移動を規制するとともに、その下端側板状部材を支持体側プレートに上方向に所定の範囲だけ移動可能に連結する第3連結部材と、第3連結部材によって連結された下端側板状部材以外の他の下端側板状部材を支持体側プレートに固定する第4連結部材とを備えている。
これにより、例えば、弾性部材下端側が支持体に固定されるとともに、各上端側板状部材が橋軸側プレートに下方から当接可能に形成されている場合は、橋桁の荷重を弾性部材によって鉛直方向に支持することができる。また、各板状部材のうち第1連結部材によって連結された橋軸方向両端の上端側板状部材は橋桁側プレートに対する水平方向の移動を規制され、また、他の上端側板状部材は第2連結部材によって橋桁側プレートに固定されていることから、橋桁に加わる水平方向の力を弾性部材によって支持することができる。さらに、各上端側板状部材のうち第1連結部材によって連結された橋軸方向両端の上端側板状部材は橋桁側プレートに対して下方向に所定の範囲だけ移動可能になっていることから、活荷重によって橋桁が支持体に対して橋軸方向に傾斜する場合でも、橋軸方向両端の上端側板状部材に上向きの力が加わることがない。
また、各板状部材のうち第3連結部材によって連結された橋軸方向両端の下端側板状部材は支持体側プレートに対する水平方向の移動を規制され、また、他の下端側板状部材は第4連結部材によって支持体側プレートに固定されていることから、橋桁に加わる水平方向の力を弾性部材によって支持することができる。さらに、各下端側板状部材のうち第3連結部材によって連結された橋軸方向両端の下端側板状部材は支持体側プレートに対して所定の範囲だけ上方向に移動可能になっているので、活荷重によって橋桁が支持体に対して橋軸方向に傾斜する場合でも、弾性部材における橋軸方向の一端側または他端側に引張変形を生ずることがない。
本発明の橋梁用弾性支承によれば、弾性部材によって橋桁の荷重及び橋桁に加わる水平方向の力を支持することができるので、橋桁を支持体に対して鉛直方向及び水平方向に弾性支持することができる。また、活荷重によって橋桁が支持体に対して橋軸方向に傾斜する場合でも、橋軸方向両端の上端側板状部材に上向きの力が加わることがないので、例えば活荷重によって橋桁が橋軸方向に傾斜し、橋桁側プレートの橋軸方向一端側または他端側が上方に移動する場合でも、橋軸方向両端の上端側板状部材に上向きの力が加わることがなく、弾性部材に引張変形を生ずることがない。即ち、弾性部材が引張変形によって強度低下することがないので、弾性部材の上下方向の寸法を小さく設定しても弾性部材の強度を維持することができ、省スペース化及び製造コストの低減を図る上で極めて有利である。
図1乃至図6は本発明の第1の実施形態を示すもので、図1は橋梁の橋軸直角方向における一部断面図、図2は橋梁用弾性支承の橋軸方向における断面図、図3は図2におけるA−A線断面図、図4は図3におけるB−B線断面図、図5は橋桁が橋脚に対して橋軸方向にずれた状態を示す橋梁用弾性支承の橋軸方向における断面図、図6は橋桁が橋脚に対して橋軸方向に傾斜した状態を示す橋梁用弾性支承の橋軸方向における断面図である。
本実施形態の橋梁用弾性支承は、橋桁1に取付けられたソールプレート10と、支持体としての橋脚2に取付けられたベースプレート20と、ソールプレート10の下面に取付けられた橋桁側プレートとしての上沓30と、ベースプレート20の上面に取付けられた下沓40と、上沓30と下沓40との間に配置された弾性部材50とを備えている。
ソールプレート10は鉄鋼材料からなり、矩形の板状に形成されている。また、ソールプレート10は橋桁1の下面側に設けられたフランジ部材1aに下方から当接し、複数のボルト10aによってフランジ部材1aに取付けられている。さらに、ソールプレート10の下面における中央部には凹状部10bが設けられ、凹状部10bは水平方向の断面が円形状に形成されている。
ベースプレート20は鉄鋼材料からなり、矩形の板状に形成されるとともに、複数のアンカーボルト20aによって橋脚2に取付けられている。また、ベースプレート20の上面における中央部には凹状部20bが設けられ、凹状部20bは水平方向の断面が円形状に形成されている。
上沓30は鉄鋼材料からなり、矩形の板状に形成されている。また、上沓30はソールプレート10に下方から当接し、複数のボルト30aによってソールプレート10に取付けられている。さらに、上沓30の中央部には貫通孔30bが設けられ、貫通孔30bは水平方向の断面が円形状に形成されている。
下沓40は鉄鋼材料からなり、矩形の板状に形成されている。また、下沓40はベースプレート20に上方から当接し、複数のボルト40aによってベースプレート20に取付けられている。さらに、下沓40の中央部には貫通孔40bが設けられ、貫通孔40bは水平方向の断面が円形状に形成されている。
弾性部材50は、弾性部材50の上端面に橋軸方向Xに並設され、それぞれ上沓30に下方から当接可能に形成された上端側板状部材としての第1上端側プレート51、第2上端側プレート52及び第3上端側プレート53と、下沓40に連結された下端側プレート54と、各上端側プレート51,52,53と下端側プレート54との間に互いに上下方向に間隔をおいて設けられた複数の補強プレート55と、各上端側プレート51,52,53、下端側プレート54及び各補強プレート55を加硫接着によって連結するゴム部材56とから構成されている。
第1上端側プレート51は各上端側プレート51,52,53のうち橋軸方向Xの中央に配置されたものであり、鉄鋼材料からなるとともに、橋軸直角方向Yに長手方向を有する長方形の板状に形成されている。また、第1上端側プレート51の上面には複数のネジ穴51aが設けられ、各ネジ穴51aは橋軸直角方向Yの両端側に2つずつ配置されている。一方、上沓30には第1上端側プレート51の各ネジ穴51aに対応する位置にそれぞれ取付孔30cが設けられ、各取付孔30cの上端側には座ぐり部30dが設けられている。また、各取付孔30cにはそれぞれ上方からボルト51bが挿通し、各ボルト51bは各ネジ穴51aにそれぞれ螺合している。即ち、第1上端側プレート51は各ボルト51bによって上沓30に固定されている。
また、第1上端側プレート51の上面における中央部には凹状部51cが設けられ、凹状部51cは水平方向の断面が円形状に形成されている。さらに、凹状部51cには円柱状に形成されたキー部材51dが挿入され、キー部材51dの上端側は上沓30の貫通孔30bを挿通するとともに、ソールプレート10の凹状部10bに挿入されている。即ち、第1上端側プレート51、上沓30及びソールプレート10はキー部材51dを介して水平方向に係止している。
第2上端側プレート52は各上端側プレート51,52,53のうち橋軸方向Xの一端側に配置されたものであり、鉄鋼材料からなるとともに、橋軸直角方向Yに長手方向を有する長方形の板状に形成されている。また、第2上端側プレート52の上面には互いに橋軸直角方向Yに間隔をおいて複数のネジ穴52aが設けられている。一方、上沓30には第2上端側プレート52の各ネジ穴52aに対応する位置にそれぞれ取付孔30eが設けられ、各取付孔30eの上端側には座ぐり部30fが設けられている。また、各取付孔30eにはそれぞれ上方から第1連結部材としてのボルト52bが挿通し、各ボルト52bは各ネジ穴52aにそれぞれ螺合している。さらに、各取付孔30eの座ぐり部30fは各ボルト52bの頭部52cと上下方向に所定の隙間が設けられるように形成されている。即ち、第2上端側プレート52は各ボルト52bによって上沓30に対する水平方向の移動を規制されるとともに、上沓30に対して前記隙間の分だけ下方向に移動可能になっている。
第3上端側プレート53は各上端側プレート51,52,53のうち橋軸方向Xの他端側に配置されたものであり、鉄鋼材料からなるとともに、橋軸直角方向Yに長手方向を有する長方形の板状に形成されている。また、第3上端側プレート53の上面には互いに橋軸直角方向Yに間隔をおいて複数のネジ穴53aが設けられている。一方、上沓30には第3上端側プレート53の各ネジ穴53aに対応する位置にそれぞれ取付孔30gが設けられ、各取付孔30gの上端側には座ぐり部30hが設けられている。また、各取付孔30gにはそれぞれ上方から第2連結部材としてのボルト53bが挿通し、各ボルト53bは各ネジ穴53aにそれぞれ螺合している。さらに、各取付孔30gの座ぐり部30hは各ボルト53bの頭部53cと上下方向に所定の隙間が設けられるように形成されている。即ち、第3上端側プレート53は各ボルト53bによって上沓30に対する水平方向の移動を規制されるとともに、上沓30に対して前記隙間の分だけ下方向に移動可能になっている。
下端側プレート54は鉄鋼材料からなり、矩形の板状に形成されるとともに、複数のボルト54aによって下沓40に固定されている。また、下端側プレート54の下面における中央部には凹状部54bが設けられ、凹状部54bは水平方向の断面が円形状に形成されている。さらに、凹状部54bには円柱状のキー部材54cが挿入され、キー部材54cの下端側は下沓40の貫通孔40bを挿通するとともに、ベース板20の凹状部20bに挿入されている。即ち、下端側プレート54、下沓40及びベースプレート20はキー部材54dc介して水平方向に係止している。
各補強プレート55は鉄鋼材料からなり、矩形の板状に形成されている。また、各補強プレート55は各上端側プレート51,52,53及び下端側プレート54よりも薄く形成されている。
ゴム部材56は天然ゴム材料もしくは高減衰ゴムからなり、各上端側プレート51,52,53、下端側プレート54及び各補強プレート55を被覆するように形成されるとともに、水平方向の断面形状が矩形となる直方体に形成されている。一方、上沓30及び下沓40は弾性部材50の側面よりも橋軸直角方向Y及び橋軸方向Xに突出するように形成されている。ここで、高減衰ゴムとしては、特開平10−219029号公報、特開平10−219033号公報、特開2000−336207号公報、特開2002−020546号公報などに示されているものを使用することが望ましい。
以上のように構成された橋梁用弾性支承は、弾性部材50の下端側に設けられた下端側プレート54が下沓40に固定されるとともに、弾性部材50の上端側に設けられた各上端側プレート51,52,53が上沓30に下方から当接可能に形成されていることから、弾性部材50が上下方向に弾性変形しながら橋桁1の荷重を鉛直方向に支持する。ここで、弾性部材50には各補強プレート55が設けられているので、各補強プレート55の間のゴム部材56は圧縮方向への変形が規制され、橋桁1の荷重によって弾性部材50が圧縮方向に大きく変形することはない。即ち、橋桁1の荷重を弾性部材50によって鉛直方向に支持することができる。
また、図5に示すように、風などによって橋桁1に橋軸方向Xの力が加わり、橋桁1が橋脚2に対して橋軸方向Xに移動する場合には、第1上端側プレート15が上沓30に固定されているとともに、第2上端側プレート52及び第3上端側プレート53が各ボルト52b,53bによって上沓30に対する水平方向の移動を規制されていることから、弾性部材50に水平方向の力が加わり、弾性部材50が剪断方向に弾性変形する。即ち、橋桁1に加わる水平方向の力を弾性部材50によって支持することができる。また、橋桁1に加わる橋軸直角方向Yの力も前述と同様に弾性部材50によって支持することができる。
一方、図6に示すように、活荷重によって橋桁1に回転方向(図示した矢印の方向)の力が加わり、橋桁1が橋脚2に対して橋軸方向Xに傾斜する場合には、上沓30の橋軸方向Xの一端側が上方に移動するとともに橋軸方向Xの他端側が下方に移動するが、各上端側プレート51,52,53のうち橋軸方向Xの一端側に配置された第2上端側プレート52が上沓30に対して下方向に所定の範囲だけ移動可能になっているので、第2上端側プレート52に上向きの力が加わることがない。
このように、本実施形態によれば、弾性部材50の下端側に設けられた下端側プレート54が下沓40に固定されるとともに、弾性部材50の上端側に設けられた各上端側プレート51,52,53が上沓30に下方から当接可能に形成されていることから、橋桁1の荷重を弾性部材50によって鉛直方向に支持することができ、また、第1上端側プレート51が上沓30に固定されているとともに、第2上端側プレート52及び第3上端側プレート53が各ボルト52b,53bによって上沓30に対する水平方向の移動を規制されていることから、橋桁1に加わる水平方向の力を弾性部材50によって支持することができる。即ち、橋桁1を橋脚2に対して鉛直方向及び水平方向に弾性支持することができる。
また、各上端側プレート51,52,53のうち橋軸方向Xの端部に配置された第2上端側プレート52及び第3上端部側プレート53が上沓30に対して下方に所定の範囲だけ移動可能になっているので、活荷重によって橋桁1が橋脚2に対して橋軸方向Xに傾斜し、上沓30の橋軸方向Xの一端側または他端側が上方に移動する場合でも、橋軸方向Xの両端に配置された第2上端側プレート52及び第3上端部側プレート53に上向きの力が加わることがなく、ゴム部材56に引張変形を生ずることがない。即ち、ゴム部材56の引張変形によって弾性部材50が強度低下することがないので、弾性部材50の上下方向の寸法を小さく設定しても弾性部材50の強度を維持することができ、省スペース化及び製造コストの低減を図る上で極めて有利である。
さらに、各ボルト51bによって第1上端側プレート51を上沓30に固定し、各ボルト52bによって第2上端側プレート52を上沓30に対して水平方向に移動規制するとともに、第2上端側プレート52を上沓30に下方向に所定の範囲だけ移動可能に連結し、各ボルト53bによって第3上端側プレート53を上沓30に対して水平方向に移動規制するとともに、第3上端側プレート53を上沓30に下方向に所定の範囲だけ移動可能に連結するようにしたので、各上端側プレート51,52,53の固定または連結のために市販のボルトを用いることができ、製造コストの低減を図る上で極めて有利である。
尚、本実施形態では、弾性部材50の上端面に3枚の上端側プレート51,52,53を設けたものを示したが、上端側プレートを4枚以上とすることも可能である。
図7は本発明における第2の実施形態を示す橋梁用弾性支承の橋軸方向における断面図である。尚、第1の実施形態と同様の構成部分には同一の符号を付して示す。
本実施形態の橋梁用弾性支承は、第1の実施形態と同様のソールプレート10、ベースプレート20及び上沓30と、ベースプレート20の上面に取付けられた下沓41と、上沓30と下沓41との間に配置された弾性部材60とを備えている。
下沓41は鉄鋼材料からなり、矩形の板状に形成されている。また、下沓41はベースプレート20に上方から当接し、複数のボルト41aによってベースプレート20に取付けられている。さらに、下沓41の中央部には図示しない貫通孔が設けられ、貫通孔は水平方向の断面が円形状に形成されている。
弾性部材60は、第1の実施形態と同様の各上端側プレート51,52,53、各補強プレート55及びゴム部材56と、弾性部材60の下端面に橋軸方向Xに並設され、それぞれ下沓41に上方から当接可能に形成された下端側板状部材としての第1下端側プレート61、第2下端側プレート62及び第3下端側プレート63とから構成されている。
第1下端側プレート61は各下端側プレート61,62,63のうち橋軸方向Xの中央に配置されたものであり、鉄鋼材料からなるとともに、橋軸直角方向Yに長手方向を有する長方形の板状に形成されている。また、第1下端側プレート61の上面には複数のネジ穴61aが設けられ、各ネジ穴61aは橋軸直角方向Yの両端側に2つずつ配置されている。一方、下沓41には第1下端側プレート61の各ネジ穴61aに対応する位置にそれぞれ取付孔41cが設けられ、各取付孔41cの上端側には座ぐり部41dが設けられている。また、各取付孔41cにはそれぞれ上方からボルト61bが挿通し、各ボルト61bは各ネジ穴61aにそれぞれ螺合している。即ち、第1下端側プレート61は各ボルト61bによって下沓41に固定されている。
また、第1下端側プレート61の上面における中央部には図示しない凹状部が設けられ、凹状部は水平方向の断面が円形状に形成されている。さらに、凹状部には円柱状に形成された図示しないキー部材が挿入され、キー部材の上端側は下沓41の図示しない貫通孔を挿通するとともに、ベースプレート20の凹状部20bに挿入されている。即ち、第1下端側プレート61、下沓41及びベースプレート20はキー部材を介して水平方向に係止している。
第2下端側プレート62は各下端側プレート61,62,63のうち橋軸方向Xの一端側に配置されたものであり、鉄鋼材料からなるとともに、橋軸直角方向Yに長手方向を有する長方形の板状に形成されている。また、第2下端側プレート62の上面には互いに橋軸直角方向Yに間隔をおいて複数のネジ穴62aが設けられている。一方、下沓41には第2下端側プレート62の各ネジ穴62aに対応する位置にそれぞれ取付孔41eが設けられ、各取付孔41eの上端側には座ぐり部41fが設けられている。また、各取付孔41eにはそれぞれ上方から第3連結部材としてのボルト62bが挿通し、各ボルト62bは各ネジ穴62aにそれぞれ螺合している。さらに、各取付孔41eの座ぐり部41fは各ボルト62bの頭部62cと上下方向に所定の隙間が設けられるように形成されている。即ち、第2下端側プレート62は各ボルト62bによって下沓41に対する水平方向の移動を規制されるとともに、下沓41に対して前記隙間の分だけ下方向に移動可能になっている。
第3下端側プレート63は各下端側プレート61,62,63のうち橋軸方向Xの他端側に配置されたものであり、鉄鋼材料からなるとともに、橋軸直角方向Yに長手方向を有する長方形の板状に形成されている。また、第3下端側プレート63の上面には互いに橋軸直角方向Yに間隔をおいて複数のネジ穴63aが設けられている。一方、下沓41には第3下端側プレート63の各ネジ穴63aに対応する位置にそれぞれ取付孔41gが設けられ、各取付孔41gの上端側には座ぐり部41hが設けられている。また、各取付孔41gにはそれぞれ上方から第4連結部材としてのボルト63bが挿通し、各ボルト63bは各ネジ穴63aにそれぞれ螺合している。さらに、各取付孔41gの座ぐり部41hは各ボルト63bの頭部63cと上下方向に所定の隙間が設けられるように形成されている。即ち、第3下端側プレート63は各ボルト63bによって下沓41に対する水平方向の移動を規制されるとともに、下沓41に対して前記隙間の分だけ下方向に移動可能になっている。
以上のように構成された橋梁用弾性支承は、弾性部材60の下端側に設けられた各下端側プレート61,62,63が下沓41に上方から当接可能に形成されていることから、橋桁1の荷重を弾性部材60によって鉛直方向に支持するこができる。
また、風などによって橋桁1に水平方向の力が加わり、橋桁1が橋脚2に対して水平方向に移動する場合には、第1下端側プレート61が下沓41に固定されているとともに、第2下端側プレート62及び第3下端側プレート63が各ボルト62b,63bによって下沓41に対する水平方向の移動を規制されていることから、橋桁1に加わる水平方向の力を弾性部材60によって支持することができる。
一方、活荷重によって橋桁1が橋脚2に対して橋軸方向Xに傾斜し、上沓30の橋軸方向Xの一端側または他端側が上方に移動しても、第2上端側プレート52及び第3上端側プレート53に上向きの力が加わらないようになっているが、活荷重によって橋桁1が橋脚2に対して橋軸方向Xに大きく傾斜する場合には、第2上端側プレート52及び第3上端側プレート53にわずかに上向きの力が加わることがある。この際、第2下端側プレート62及び第3下端側プレート63が下沓41に対して所定の範囲だけ上方向に移動可能になっているので、弾性部材60における橋軸方向Xの一端側または他端側のゴム部材56に引張変形を生ずることがない。
このように、本実施形態によれば、弾性部材60によって橋桁1の荷重を弾性部材60によって支持することができるとともに、橋桁1に加わる水平方向の力を支持することができるので、橋桁1を橋脚2に対して鉛直方向及び水平方向に弾性支持することができる。
また、各下端側プレート61,62,63のうち橋軸方向Xの端部に配置された第2下端側プレート62及び第3下端側プレート63が下沓41に対して上方に所定の範囲だけ移動可能になっているので、活荷重によって橋桁1が橋脚2に対して橋軸方向Xに大きく傾斜し、第2上端側プレート52及び第3上端側プレート53に上向きの力がわずかに加わる場合でも、弾性部材60における橋軸方向Xの一端側または他端側のゴム部材56に引張変形を生ずることがなく、ゴム部材56の引張変形による弾性部材60の強度低下をより確実に防止することができる。
本発明における第1の実施形態を示す橋梁の橋軸直角方向における一部断面図 橋梁用弾性支承の橋軸方向における断面図 図2におけるA−A線断面図 図3におけるB−B線断面図 橋桁が橋脚に対して橋軸方向にずれた状態を示す橋梁用弾性支承の橋軸方向における断面図 橋桁が橋脚に対して橋軸方向に傾斜した状態を示す橋梁用弾性支承の橋軸方向における断面図 本発明における第2の実施形態を示す橋梁用弾性支承の橋軸方向における断面図 従来の橋梁用弾性支承の橋軸方向における断面図
符号の説明
1…橋桁、2…橋脚、10…ソールプレート、20…ベースプレート、30…上沓、30c…取付孔、30d…座ぐり部、30e…取付孔、30f…座ぐり部、30g…取付孔、30h…座ぐり部、40…下沓、41…下沓、41c…取付孔、41d…座ぐり部、41e…取付孔、41f…座ぐり部、41g…取付孔、41h…座ぐり部、50…弾性部材、51…第1上端側プレート、51b…ボルト、52…第2上端側プレート、52b…ボルト、53…第3上端側プレート、53b…ボルト、54…下端側プレート、55…補強プレート、56…ゴム部材、60…弾性部材、61…第1下端側プレート、61b…ボルト、62…第2下端側プレート、62b…ボルト、63…第3下端側プレート、63b…ボルト、X…橋軸方向、Y…橋軸直角方向。

Claims (3)

  1. 橋桁と橋桁を支持する支持体との間に設けられ、橋桁を支持体に対して鉛直方向及び水平方向に弾性支持する橋梁用弾性支承において、
    前記橋桁に固定された橋桁側プレートと、
    下端側を支持体に固定され、鉛直方向及び水平方向に弾性変形可能な弾性部材と、
    弾性部材の上端面に橋軸方向に並設され、それぞれ橋桁側プレートに下方から当接可能に形成された複数の上端側板状部材と、
    各上端側板状部材のうち少なくとも橋軸方向両端に配置された上端側板状部材の橋桁側プレートに対する水平方向への移動を規制するとともに、その上端側板状部材を橋桁側プレートに下方向に所定の範囲だけ移動可能に連結する第1連結部材と、
    第1連結部材によって連結された上端側板状部材以外の他の上端側板状部材を橋桁側プレートに固定する第2連結部材とを備えた
    ことを特徴とする橋梁用弾性支承。
  2. 橋桁と橋桁を支持する支持体との間に設けられ、橋桁を支持体に対して鉛直方向及び水平方向に弾性支持する橋梁用弾性支承において、
    前記橋桁に固定された橋桁側プレートと、
    前記支持体に固定された支持体側プレートと、
    弾性部材の上端面に橋軸方向に並設され、それぞれ橋桁側プレートに下方から当接可能に形成された複数の上端側板状部材と、
    各上端側板状部材のうち少なくとも橋軸方向両端に配置された上端側板状部材の橋桁側プレートに対する水平方向への移動を規制するとともに、その上端側板状部材を橋桁側プレートに下方向に所定の範囲だけ移動可能に連結する第1連結部材と、
    第1連結部材によって連結された上端側板状部材以外の他の上端側板状部材を橋桁側プレートに固定する第2連結部材と、
    前記弾性部材の下端面に橋軸方向に並設され、それぞれ支持体側プレートに上方から当接可能に形成された複数の下端側板状部材と、
    各下端側板状部材のうち少なくとも橋軸方向両端に配置された下端側板状部材の支持体側プレートに対する水平方向への移動を規制するとともに、その下端側板状部材を支持体側プレートに上方向に所定の範囲だけ移動可能に連結する第3連結部材と、
    第3連結部材によって連結された下端側板状部材以外の他の下端側板状部材を支持体側プレートに固定する第4連結部材とを備えた
    ことを特徴とする橋梁用弾性支承。
  3. 前記各連結部材をボルトから形成した
    ことを特徴とする請求項1または2記載の橋梁用弾性支承。
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