JP4551743B2 - 蓮根掘取装置 - Google Patents

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本発明は、蓮根を栽培する蓮田内において、移動しながら圧力水を吐出して蓮根の掘り取り作業を行う蓮根掘取装置の構成に関する。
従来から、蓮根掘取装置に関する公知技術においては、特許文献1の如く、蓮田内で移動する走行装置に、エアコンプレッサーを設けて、該エアコンプレッサーが吐出する圧搾空気をホースから供給して、蓮根の掘り取りを行うように構成していた。また、取水装置を設け、ある程度の水をも、圧力を掛けて吐出して、圧搾空気と共に圧力水を吐出することも可能としていたのである。また、特許文献2に記載の技術においては、着座用シートに座って蓮根等の収穫作業をする技術が開示されている。
蓮田は、図2と図3に図示する如く、硬い土壌である耕盤Dが最下部に存在し、その上に泥土層Fが10〜20センチ幅構成され、その上に泥と水が混合した状態の泥水層Gが40〜50センチ幅だけ存在し、その上には、泥が沈殿してある程度澄んだ状態の表面水層Wが10センチ程度構成されているのである。蓮根Rは、上記の中で10〜20センチ幅の泥土層Fに、水平方向に這うように成育されているのである。この蓮根Rを掘り取る際には、通常は掘り取り器具として、圧搾空気の吐出ノズルや、圧力水の吐出ノズルからの、圧力空気や圧力水の吐出による、泥土の掻上げにより、蓮根Rを泥土層Fに保持しておく保持力を無くして、浮き上がらせるという作業により収穫するのである。
掘り取り収穫作業は、正月を迎える冬期に行われるのが通常であり、非常に低温の厳寒の時期に行われるのである。また、蓮田の深さが全体として深いので、図2のように作業者Mは、胸までの防水作業衣を着た状態で、胸近くまで蓮田に沈んだ状態で作業を行うこととなり、非常に厳しい条件での作業となるのである。
従来、蓮根掘取装置を用いない場合は、作業者Mが足先で泥土層F内を探って、蓮根Rが存在する部分を足先で掻いて、蓮根Rを浮き上がらせるという作業を行っていたのである。本発明においては、この足先での掘り取り作業を、圧力水を吐出することによる、泥土層Fの流動化により、蓮根Rが保持力を失って浮き上がってくるようにして収穫する装置を提供せんとするものである。
また、従来の蓮根掘取装置を用いた場合には、図1に示すような状態で作業をしていたのである。蓮田Tの横を通る農道Qにトラックに載せた状態の、エンジン・ポンプセット装置120を配置し、該農道Qの側方を流れる灌漑水通路Nから取水口Lを介して水をエンジン・ポンプセット装置120により汲み上げて、これを延長ホース121を介して、蓮根掘取装置101に供給していたのである。この蓮根掘取装置101は、クローラ式やホイル式などの走行装置を有する自走式装置として構成され、該蓮根掘取装置101には、圧力水吐出ノズル119が設けられている。そして、該圧力水吐出ノズル119を作業者Mが操作することにより、泥土層Fに圧力水を吐出して、泥土層F内の蓮根Rの保持力を無くして、浮かせるという掘り取り作業をしていたのである(図2参照)。
しかし、この従来の蓮根掘取装置101の場合には、次のような不具合が存在していたのである。即ち、蓮田Tにおいては、例えば特許文献3に示されているような肥料散布装置が用いられ一反当たり120kgという大量の蓮根Rを育てる為の肥料が投入されており、この蓮田T内において、該大量の肥料が溶け込んだおり、泥水層Gも表面水層Wも泥土層Fも、この大量の肥料を含有した状態となっているのである。この状態で圧力水吐出ノズル119により、蓮田Tの内部を掻き回すこととなるので、該蓮田Tの内部の水が流動することにより排水口Xから出ると、富栄養化した状態の排水が大量に排水路に流れ、湖水や河川を富栄養化するという環境問題が発生するのである。
特に、図1の蓮根掘取装置101の場合には、蓮田T内の表面水層Wからポンプへ取水するのではなくて、農道Qの側部の灌漑水通路Nから取水しているので、この清浄水を蓮田Tの内部に吐出すると、この灌漑水通路Nから取水しただけの量の水が、蓮田Tから排水口Xを経て、排水路から湖水や河川に流れ出るという不具合が発生していたのである。この不具合を解消する為には、蓮田Tの内部の肥料を大量に含んだ表面水層Wの層の水を、圧力水吐出ノズル119からの吐出水とすることにより解消出来るのである。しかし、蓮田Tには、蓮根Rの葉っぱの部分が枯れた状態で浮いており、またその他の多数の浮遊物が存在するので、蓮田Tの内部の表面水層Wを取水すると、エンジン・ポンプセット装置120の高圧ポンプ等がすぐに詰まってしまうという不具合が発生するのである。
また、図1の蓮根掘取装置101は、蓮田T内を移動するための走行装置を有するものであるため、装置自体が大型となり重量物となっていたので、装置やその取り扱いが大がかりなものとなり、作業性や搬送性の面で困難が生じていた。このことは、特許文献1や特許文献2に示されている装置についても同様である。特に、図1の蓮根掘取装置101については、蓮田Tの外に配置されるエンジン・ポンプセット装置120と延長ホース121を介して接続されるため、前記圧力水吐出ノズル119を操作する作業者に対する追従性が低く、作業者の負担も大きくなり、作業性の面で不具合があった。
特開平11−103633号公報 特開2001−286212号公報 特開2004−57082号公報
本発明は、このような表面水層Wを圧力水として使用することができる蓮根掘取装置の構成に関するものである。即ち、蓮田Tの内部の表面水層Wの水を高圧ポンプに取水するように構成し、また該表面水層Wの水であっても、高圧ポンプが詰まることの無いような、濾過機構を蓮根掘取装置と共に、蓮田Tの内部を移動すべく構成したものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
請求項1においては、蓮田(T)内の表面水層の部分を浮上した状態で移動可能とするフロート(8)を設け、該フロート(8)の上に機体フレーム(9)を載置し、該機体フレーム(9)の上に、エンジン・ポンプセット装置(20)を載置し、前記フロート(8)の後部に泥水濾過装置(10)を配置して、該泥水濾過装置(10)を表面水層内(W)に位置させ、該表面水層内(W)から吸水パイプ(17)を介して取水し、高圧ポンプ(22)により高圧とした圧力水を圧力水吐出パイプ(14)を経て吐出する圧力水吐出ノズル(19)を、前記フロート(8)の上に搭載した蓮根掘取装置において、該機体フレーム(9)の前側には、前記高圧ポンプ(22)からの圧力水吐出パイプ(14)を支持する載置フレーム(15)を設け、該載置フレーム(15)は機体フレーム(9)の前フレーム(9c)上に支持フレーム(16)を立設し、該支持フレーム(16)の上端部に設けた連結部材(26)を介して載置フレーム(15)を連結支持し、前記機体フレーム(9)の後側には、軸受けトレイ(31)を後方へ延設し、該軸受けトレイ(31)により、前記吸水パイプ(17)に連結した筒軸(24)を支持し、該筒軸(24)により泥水濾過装置(10)を構成する目詰まり防止回転体(3)を回転可能に支持したものである。
請求項2においては、請求項1記載の蓮根掘取装置において、蓮根を掘り取る為の水は、蓮田内から取水して、前記圧力水吐出ノズルにより蓮田内に吐出することにより、富栄養化した蓮田内の用水を外部に流出させない構造としたものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、蓮田(T)内の表面水層の部分を浮上した状態で移動可能とするフロート(8)を設け、該フロート(8)の上に機体フレーム(9)を載置し、該機体フレーム(9)の上に、エンジン・ポンプセット装置(20)を載置し、前記フロート(8)の後部に泥水濾過装置(10)を配置して、該泥水濾過装置(10)を表面水層内(W)に位置させ、該表面水層内(W)から吸水パイプ(17)を介して取水し、高圧ポンプ(22)により高圧とした圧力水を圧力水吐出パイプ(14)を経て吐出する圧力水吐出ノズル(19)を、前記フロート(8)の上に搭載した蓮根掘取装置において、該機体フレーム(9)の前側には、前記高圧ポンプ(22)からの圧力水吐出パイプ(14)を支持する載置フレーム(15)を設け、該載置フレーム(15)は機体フレーム(9)の前フレーム(9c)上に支持フレーム(16)を立設し、該支持フレーム(16)の上端部に設けた連結部材(26)を介して載置フレーム(15)を連結支持し、前記機体フレーム(9)の後側には、軸受けトレイ(31)を後方へ延設し、該軸受けトレイ(31)により、前記吸水パイプ(17)に連結した筒軸(24)を支持し、該筒軸(24)により泥水濾過装置(10)を構成する目詰まり防止回転体(3)を回転可能に支持したので、蓮田内の表面水層の水のみを、蓮根の掘り取り作業に使用することにより、別の位置に配置したエンジン・ポンプセット装置から長い圧力水ホースにより送水して、蓮根の掘り取りをする必要がなくなったのである。故に、作業労力が軽減するとともに作業性が向上するのである。
また、走行装置などを有することなく、装置を小型に構成することができるのである。故に、蓮根掘取装置自体が軽量となったのである。
請求項2においては、請求項1記載の蓮根掘取装置において、蓮根を掘り取る為の水は、蓮田内から取水して、前記圧力水吐出ノズルにより蓮田内に吐出することにより、富栄養化した蓮田内の用水を外部に流出させない構造としたので、蓮根を掘り取る為の圧力水を外部から取水して注入することが無くなり、蓮田の内部に溜まっている富栄養水を、押し出すことが無くなるので、該蓮田からの排水が流れ込む河川や湖水を富栄養化するという環境問題を発生することが無くなったものである。
次に、発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は従来の蓮根掘取装置1による掘り取り状態を示す図、図2は蓮田Tにおける掘り取り作業を示す図、図3は蓮田Tの状況を示す断面図、図4は本発明の蓮根掘取装置1の全体側面図、図5は同じく本発明の蓮根掘取装置1の後面図、図6は本発明の蓮根掘取装置1の表面水層Wの泥水を濾過する機構を示す図である。
図4・図5・図6において、本発明の蓮根掘取装置の構成について説明する。蓮田Tにおいて、蓮根掘取装置1は、表面水層Wの部分において浮上させて、蓮田T内を移動可能としているのである。そして、表面水層Wの部分において浮上する浮力を得る為の、フロート8が設けられている。本実施例のフロート8は、左右に配置した左フロート8Lと右フロート8Rにより構成しているが、別の構成のフロートであっても良いものである。また、本実施例においては、作業者Mは、蓮根掘取装置1には乗車しない構成としているが、フロート8の容量を大にして、作業者Mが乗車可能とすることも出来るのである。
前記フロート8L・8Rの上に機体フレーム9を載置している。該機体フレーム9の上に、図6の如く、防振装置6・6・・・を介装して、該防振装置6の上に、エンジン・ポンプセット装置20のセットフレーム7を載置している。
具体的には、機体フレーム9は、機体左右方向を長手方向として前後に略平行に配置される横フレーム9a・9aと、これら横フレーム9a・9aの左右両端部において各フレーム9a・9a間に機体前後方向に架設される縦フレーム9b・9bとを有している。そして、横フレーム9a・9a上に前記防振装置6・6・・・がそれぞれ配置固定され、これら防振装置6・6・・・上に正面視L字状の取付フレーム28・28を介して前記セットフレーム7が載置固定される。このような構成の機体フレーム9の下方において、前記フロート8L・8Rが固定される。さらに、これらフロート8L・8R間の前端部においては、左右のフロート8L・8Rの相対的な位置決めを補助するための補助フレーム29が架設されている。
また、セットフレーム7は、パイプ状の部材が四角状に折曲げ形成され左右両側部を構成する側部フレーム7a・7aと、これら左右の側部フレーム7a・7aの下辺部にて架設され前記エンジン・ポンプセット装置20を載置する載置板7bと、側部フレーム7a・7aの上部において前部及び後部に架設される横フレーム7c・7cとを有しており、略直方体状の外形を構成している。
このような構成において、機体フレーム9上に配設される防振装置6・6・・・を介してセットフレーム7が載置固定され、該セットフレーム7の載置板7b上に前記エンジン・ポンプセット装置20が載置される。つまり、該エンジン・ポンプセット装置20を構成するエンジン21と高圧ポンプ22の振動が、そのまま機体フレーム9やフロート8L・8Rに伝達されることの無いように、セットフレーム7と機体フレーム9との間に防振装置6を介装しているのである。
また、機体フレーム9の後側には、軸受けトレイ31が後方に向けて延設されており、該軸受けトレイ31の下方に、泥水濾過装置10が配置されている。前述の如く、エンジン・ポンプセット装置20は、エンジン21と高圧ポンプ22を一体的に構成している。そして、エンジン21により高圧ポンプ22を駆動すると共に、エンジン21には発電機30が付設されており、該発電機30により発電した電力で駆動される駆動モータ11が設けられている。該駆動モータ11は減速機12を介してフレキシブル駆動軸13に動力を伝達し、該フレキシブル駆動軸13が、泥水濾過装置10の目詰まり防止回転体3を回転する動力として、前記軸受けトレイ31に上下方向に軸支される入力カウンター軸18に動力伝達すべく構成している。前記駆動モータ11と減速機12をセットとしたものが、セットフレーム7に固定されている。なお、セットフレーム7内には、前記発電機30により発電される電力を蓄えるバッテリ(図示略)を、前記載置板7bに載置すること等により搭載することもできる。
また、高圧ポンプ22からは、泥水濾過装置10に向けて吸水パイプ17が延設されている。また、同じく高圧ポンプ22からは、圧力水吐出パイプ14が圧力水吐出ノズル19に向けて延設されている。作業者Mが、圧力水吐出パイプ14を常時持った状態で作業するのは、該圧力水吐出パイプ14が内部の圧力水により非常に重くなるので、無理があることから、圧力水吐出ノズル19の載置フレーム15が設けられている。
前記載置フレーム15は、機体フレーム9の前部において左右略中央部から前方に向けて突出されるフレーム9c上に立設される支持フレーム16に対して、該支持フレーム16の上端部に設けられる連結部材(ブッシュ)26を介して連結されている。支持フレーム16は、上下方向に伸縮可能に構成され、載置フレーム15の上下位置を移動可能としている。
また、載置フレーム15は、前記連結部材26を介して少なくとも上下方向に回動可能に支持フレーム16に連結される横フレーム15aと、該横フレーム15aの先端部(前端部)に軸支部27を介して回動可能に支持される縦フレーム15bとを有している。この載置フレーム15を構成する横フレーム15aは、前後方向に伸縮可能に構成され、縦フレーム15bの前後位置を移動可能としている。そして、載置フレーム15を構成する縦フレーム15bの下部に、前記圧力水吐出パイプ14の先端部に設けられる圧力水吐出ノズル19の上部が、その吐出方向を下方として支持される。即ち、圧力水吐出ノズル19は、支持フレーム16及び載置フレーム15を介して上下方向及び前後方向の位置を移動可能に支持されている。
このような構成により、作業者Mは、支持された状態の圧力水吐出ノズル19を移動させて圧力水の吐出位置を調整しながら蓮根Rの掘り取り作業を行うのである。つまり、作業者Mは、圧力水吐出ノズル19を直接持って操作することがなくなるので、作業労力の軽減が図れるのである。
図6において、泥水濾過装置10の機構を説明する。該泥水濾過装置10は、前述した蓮田Tの中の、上部にほんの僅か存在する表面水層Wの部分の澄んだ水を取水するためのものであるが、圧力水吐出ノズル19から掘り取りの為に吐出した圧力水が泥土層Fの部分を崩して、泥水を巻き上げるので、表面水層Wは澄んだ水ではなくて、他の層と同じく泥水の層となっているのである。この泥水状態の表面水層Wの水を高圧ポンプ22に取水することが、本発明の目的であるので、泥以外に、泥水の中の夾雑物も、該泥水濾過装置10において、濾過する必要があるのである。
泥水濾過装置10は、外周に多数の孔部2a・2a・・・を有する椀状孔開き濾過鉄板2により構成した椀状の外周体を構成している。該椀状孔開き濾過鉄板2の内部において、椀状孔開き濾過鉄板2の内周部分に沿って回転しながら、内部から詰まり部分を外に放擲すべく、目詰まり防止回転体3が設けられているのである。該目詰まり防止回転体3はブラシ3aにより構成されており、該ブラシ3aが放射状に4箇所又は6箇所又は8箇所一定間隔を置いて配置されている。
前記目詰まり防止回転体3は、泥水濾過装置10の上面を構成する回転上面板4に固設されており、該回転上面板4には前記した入力カウンター軸18からチェーン25を掛けて駆動されるスプロケット5が設けられている。つまり、入力カウンター軸18は、前記軸受けトレイ31の下方に突出しており、この突出部分にスプロケット18aが固設され、該スプロケット18aと前記スプロケット5とにチェーン25が巻回されている。該スプロケット5と回転上面板4と目詰まり防止回転体3とが一体的に構成されており、前記軸受けトレイ31に上下方向に軸支され固定される筒軸24の周囲にて該筒軸24を中心として低回転で駆動されるのである。該筒軸24は吸水パイプ17に連設されており、その外周に開けた孔24aから、椀状孔開き濾過鉄板2内に入った濾過後の水を吸水すべく構成している。該筒軸24と椀状孔開き濾過鉄板2とは、それぞれの底面を介して固定されている。
該構成において、目詰まり防止回転体3の方を回転すべく構成しているが、逆に目詰まり防止回転体3を固定して、椀状孔開き濾過鉄板2の方を回転すべく構成しても良いものである。
本発明においては、以上の如く、蓮田T内の表面水層Wの部分を浮上した状態で移動可能とするフロート8を設け、該フロート8の上に載置した機体フレーム9にエンジン・ポンプセット装置20を載置し、前記フロート8の後部に泥水濾過装置10を配置して、表面水層W内に位置させ、該表面水層Wから吸水パイプ17を介して取水し、高圧ポンプ22により高圧とした圧力水を吐出する圧力水吐出ノズル19を、前記フロート8の上に搭載したので、蓮田T内の表面水層Wの水のみを、蓮根Rの掘り取り作業に使用することにより、別の位置に配置したエンジン・ポンプセット装置20から長い圧力水ホースにより送水して、蓮根Rの掘り取りをする必要がなくなったのである。故に、作業労力が軽減するとともに作業性が向上するのである。また、走行装置などを有することなく、装置を小型に構成することができるのである。故に、蓮根掘取装置1自体が軽量となったのである。
また、蓮根Rを掘り取る為の水は、蓮田T内から取水して、圧力水吐出ノズル19により蓮田T内に吐出することにより、富栄養化した蓮田T内の用水を外部に流出させない構造としたので、蓮根Rを掘り取る為の圧力水を外部から取水して注入することが無くなり、蓮田Tの内部に溜まっている富栄養水を、押し出すことが無くなるので、該蓮田Tからの排水が流れ込む河川や湖水を富栄養化するという環境問題を発生することが無くなったものである。
従来の蓮根掘取装置1による掘り取り状態を示す図。 蓮田Tにおける掘り取り作業を示す図。 蓮田Tの状況を示す断面図。 本発明の蓮根掘取装置1の全体側面図。 同じく本発明の蓮根掘取装置1の後面図。 本発明の蓮根掘取装置1の表面水層Wの泥水を濾過する機構を示す図。
1 蓮根掘取装置
2 椀状孔開き濾過鉄板
3 目詰まり防止回転体
8 フロート
9 機体フレーム
10 泥水濾過装置
17 吸水パイプ
19 圧力水吐出ノズル
20 エンジン・ポンプセット装置
21 エンジン
22 高圧ポンプ
R 蓮根
T 蓮田
W 表面水層

Claims (2)

  1. 蓮田(T)内の表面水層の部分を浮上した状態で移動可能とするフロート(8)を設け、該フロート(8)の上に機体フレーム(9)を載置し、該機体フレーム(9)の上に、エンジン・ポンプセット装置(20)を載置し、前記フロート(8)の後部に泥水濾過装置(10)を配置して、該泥水濾過装置(10)を表面水層内(W)に位置させ、該表面水層内(W)から吸水パイプ(17)を介して取水し、高圧ポンプ(22)により高圧とした圧力水を圧力水吐出パイプ(14)を経て吐出する圧力水吐出ノズル(19)を、前記フロート(8)の上に搭載した蓮根掘取装置において、該機体フレーム(9)の前側には、前記高圧ポンプ(22)からの圧力水吐出パイプ(14)を支持する載置フレーム(15)を設け、該載置フレーム(15)は機体フレーム(9)の前フレーム(9c)上に支持フレーム(16)を立設し、該支持フレーム(16)の上端部に設けた連結部材(26)を介して載置フレーム(15)を連結支持し、前記機体フレーム(9)の後側には、軸受けトレイ(31)を後方へ延設し、該軸受けトレイ(31)により、前記吸水パイプ(17)に連結した筒軸(24)を支持し、該筒軸(24)により泥水濾過装置(10)を構成する目詰まり防止回転体(3)を回転可能に支持したことを特徴とする蓮根掘取装置。
  2. 請求項1記載の蓮根掘取装置において、該蓮根(R)を掘り取る為の水は、蓮田(T)内から取水して、前記圧力水吐出ノズル(19)により蓮田(T)内に吐出することにより、富栄養化した蓮田(T)内の用水を外部に流出させない構造としたことを特徴とする蓮根掘取装置。
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