JP4550962B2 - 管体搬送用台車及びそれを用いた管体配置方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、老朽管渠内で管体を連結して新管路を敷設する際に用いられる管体搬送用台車及びこの台車を用いて管体を配置する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、トンネルや老朽管路内(以降、老朽管という)に管体を搬入し、搬入された管体を順次連結させて新管路を敷設する方法として、老朽管内に台車を挿入し、新設管路用の管体を老朽管内に挿入し、次いで連結させる管体を台車に積載して既挿入管体の管端に配置し、既挿入管体と続けて連結させる管体との管軸を人力で芯合わせしてから一方の管端を他方の管端に挿入して連結させる方法が採られている。
【0003】
しかしながら、この方法では管体の直径が大きかったり比重の大きい管体の場合のように重い場合には、人力による作業が困難であったり別途芯合わせのための治具を作業現場に搬入してそれを用いたりしなければならず、作業手間が掛かったり、工事時間が掛かったりする問題点があった。この問題点を解決する方法の一つとして、特公平7−119559号公報に、レール上を移動可能な管体搬送用台車の台車本体がレールに直角の方向に移動可能で、かつ台車本体上に設けられた管体保持具が上下に移動可能とされた管体搬送用台車が開示されている。
【0004】
この台車を用いれば、既に挿入され配置された管体の管軸と、該台車に積載されてそれに続けて連結させる管体の管軸は、管軸の左右のズレは台車本体を左右に移動させることで、上下のズレは台車本体上に設けられた管体保治具を上下に移動させることで芯合わせが可能であるが、台車本体ごとに大重量の管体を動かすため、所要エネルギーが多く必要となる。また台車本体や管体保治具の移動を復動シリンダーで行っているため微妙な位置合わせが困難であるという問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の管体搬送用台車及びそれを用いた管体配置方法は、老朽管内に新管を敷設する際に、老朽管内に搬入されて既に配置された管体(以降、既設管という。)と管体搬入用台車に積載されたそれに続く管体との管軸合わせが不要、若しくは容易に出来る管軸調整治具付き管体搬送用台車を提供し、かつそれを用いた配管の配置方法を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の請求項1記載の管体搬入用台車(発明1)は、管体を載せて老朽管内を走行可能な車輪付き管体搬送用台車本体と、該台車本体上に載置される管体前端部内側に装着され外径が該管体の内径と略等しくされた外に凸状の半球体部が上記管体の前端部から台車の進行方向に向かって突出され、かつ管体内部から搬出可能とされた位置調整治具とからなることを特徴とする管体搬送用台車である。
【0007】
請求項2記載の管体搬入用台車(発明2)は、発明1の位置調整治具が傘状竜骨構造体若しくは袋状体であって、搬出時に外径が管体内径より小径に縮径して搬出可能とされたことを特徴とする管体搬送用台車である。
【0008】
請求項3記載の管体配置方法(発明3)は、発明1乃至2の管体搬送用台車本体上に載置された位置調整治具を搬送される管体の内部から進行方向前方に突出させ、上記位置調整治具を既に配置されている一つ前の管体の管端に配置された管受け口部奥の管体内部に挿入しつつ管体端部を管受け口に挿入し、管体挿入後に位置調整治具を管体内側から縮径して取り外すことにより搬送される管体とが連結されることを特徴とする管体配置方法である。
【0012】
(作用)
本発明1若しくは2の管体搬送台車には、傘状竜骨構造又は袋状体の位置調整治具が、載置された管体の管端部から台車の進行方向に向かって突出して設けられているので、老朽管内に既に配置された管体の管端部に、積載された管体管端部に設けられた上記位置調整治具が接触し、位置調整治具の竜骨外側若しくは袋状体外面が既に配置された管体の管端部端面部に擦動しつつ押し込まれ、積載された管体の管軸が既に配置された管体の管軸に接近し、更に管が押し込まれ位置調整治具が既に配置された管体の管端部内に挿入されると、互いの管軸同士が一致する。従って、積載された管体の管軸と既に配置された管体の管軸とは管を押し込むだけで自動的に一致し、従って管と管との連結のために特に管軸合わせをしてから押し込む必要がなくなる。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を実施の一例の図を参照しながら詳しく説明する。
【0015】
図1(a)は発明1の管体搬送用台車に用いられる傘状竜骨構造体である管体の位置調整治具(以降、傘状位置調整治具という。)の一例の竜骨が拡げられた状態の説明用側面図である。傘状位置調整治具1は湾曲竜骨2の一端がシャフト3の先端に回動可能に取り付けられ、他端が、シャフト3に被嵌してシャフト3に沿って摺動可能な鞘管4から回動可能に取り付けられた支柱5の先端に回動可能に取り付けられている。上記支柱5には支持軸6の一端が回動可能に取り付けられ、支持軸6の他端は鞘管4に回動可能に取り付けられている。
【0016】
図1(b)は上記傘状位置調整治具1の竜骨2が拡げられる前の状態の説明用側面図である。鞘管4をシャフト3に沿ってシャフト3の端部に向かって摺動させると、支持軸6によって支柱5がシャフト3から遠ざかり、竜骨2が支柱5先端に取り付けられた部分がシャフト3の先端を中心とした円弧を描くように移動して、竜骨2の先端はシャフト3からの距離を大きくされ、図1(a)に示されるようにあたかも傘が拡げられたような状態で竜骨先端の外径a(図5(a)参照)が大きくなる。逆に鞘管4を逆の方向に摺動させると竜骨2はあたかも傘を閉じたような状態ですぼまり竜骨先端を結んだ外径aが小さくなる。
【0017】
竜骨2の材質は特に限定されないが、大径で重量の大きな管体の場合には、その重量に耐えるため、鉄、ステンレス、アルミニウム等の金属性のものが好適に用いられ、その断面形状は、円柱形、円筒形、四角柱形、四角筒形、I字形、H字形、アングル形等、その材質に応じて曲げ強度が確保される形状であれば良い。支柱5、支持軸6、鞘管4、シャフト3に関しても同様である。
【0018】
傘状位置調整治具1は、台車に載置される管体の管端部に傘状部分が外側に開くように配置される。即ち、管内にその一部分が挿入された形となっており、傘状部分の竜骨2が既設管の管端壁に接触した時に竜骨2を通して傘状位置調整治具1には曲げ応力掛かり、傘状位置調整治具1の軸、即ちシャフト3が管軸とずれることがある。これを防ぐために、竜骨2に続いて補助骨21を併用し補助骨21によってシャフト3の軸ズレ防止するようにされても良い。(図2(a)、図2(b)参照)
【0019】
なお、竜骨2には図1(c)に示されるように、コロ7が設けられている場合もある。コロ7は竜骨2の支柱5に接続されている部分の近傍に設けられており、傘状体が既設管P2内に挿入される際に、コロ7の回転によって摩擦抵抗が減り挿入がスムースに行われるようになる。また、コロ7はバネ8で支えられていて、コロ7が既設管P2に当たって押されたら竜骨2に押し込まれるようにされていても良い。このような場合には、挿入時の摩擦抵抗が少なくかつ、挿入後は竜骨2若しくは補助骨21で位置調整治具1を支えることになり、軸ぶれが少なくなって管軸の芯合わせをより正確なものとすることが可能となる。コロ7の数は必要に応じて適宜増やして設けられれば良い。
【0020】
図2(a)は補助骨21が併用された傘状位置調整治具1の一例であって、竜骨2が拡げられた状態の説明用側面図である。補助骨21はその一端を竜骨2が支柱に取り付けられた同じ支点に回動可能に取り付けられ、鞘管4に取り付けられた他の支柱5及び支持軸6でいずれも回動可能に取り付けられている。従って鞘管4がシャフト3の端部方向に摺動されて竜骨2が拡げられた時に、鞘管4に取り付けられた支柱5及び支持軸6により竜骨2と同じ大きさまで拡げられる。
【0021】
図2(b)は、上記補助骨付き傘状位置調整治具の竜骨が折り畳まれた状態の説明用側面図である。鞘管4をシャフト3の端部から遠ざけることにより竜骨2が折り畳まれ、同時に補助骨21はシャフト3に平行にシャフト3に近づけられて全体の外径が縮まる。
【0022】
台車Cに載置された管体P1の管軸と既設管P2の管軸とはどのようにずれているかは分からないため、竜骨2の数が2本以下では傘状位置調整治具1の竜骨2が既に配置された管体P1の管端面に接しない恐れがある。従って竜骨2の数は3本以上であれば良く、連結する管体の管径によって適宜適当な数が選ばれて使用されればよい。なお、複数本の竜骨2は、シャフトを中心に均一な間隔の放射状に設けられていることが望ましい。(図3(a)、図3(b)、図3(c)、図3(d)参照)
【0023】
シャフト3にはストッパー9が固定されており、鞘管4はストッパー9の位置以上にシャフト3の先端部側に移動しないようになっている。鞘管4の摺動方法は特に限定されないが、例えば一例として、シャフト3の一部に設けられたネジ溝31にナット32をはめ込みナット32を回転させることで行うことが可能である。この場合、ストッパー9と鞘管4との間にスプリング91を挿入しておくと、ナット32を締め回して竜骨2を全開した時にナット32が強く押し戻されるので、ナット32の係止力が増して緩み難くなる効果と共に、位置調整治具1を取り外すためにナット32を弛めた時に、容易に竜骨2の広がった外径を小さくすることが可能となる。
【0024】
図4は、位置調整治具1が袋状体10であるものの一例を示す説明図である。
膨らんだ時の断面形状が一端が半球形の円筒状体となる袋状体10の内部に圧縮空気を圧入し、半球形の側の端部を台車に載置される管体P1の一端から突出して取り付け、発明1乃至3と同様に使用するものである。
【0025】
袋状体10の材質は耐摩耗性に優れたものであれば良く、例えば、ポリエチレン製のポリボード(商品名、積水化学工業(株)製)を多層に積層したシートを加工したもの等が好適に使用できる。また袋状体は、万一の気室破損に備えて、多気室構造であるものが良く、可能であれば4気室以上に分割されたものであることが望ましい。(例:11,12,13,14)
【0026】
この位置調整治具1を用いて管の連結を行う際には、既設管P2の管端部にグリース等の潤滑剤を塗布してから作業を行うと良い。こうすることで、袋状体10を既設管P2内に滑らかに挿入が可能となると同時に、袋状体10と既設管P2の管端部との擦過により袋状体10が破損する危険性を減じることが可能となる。
【0027】
袋状体10は、前述傘状位置調整治部1と組み合わせて用いられても良い。この場合には、袋状体10と竜骨2の両方で荷重を支持することになるので、傘状体の竜骨2は単独で用いられるより低強度でも構わない。
【0028】
図5は、本発明の傘状管体搬送台車Cを用いて管を配置する方法の模式図である。管体搬送用台車Cに載置されて管体の管端部に進行方向に向かって突出して取り付けられた傘状位置調整治具1の突出された傘状部の外径aは、既設管P2の内径Aと略同じかそれ以下とされており、傘状部の突出長さbは、既設管P2の管受け部の長さBより長くされている。
【0029】
即ち、台車Cを移動させて載置された管体P1を既設管P2に近づけると、最初に傘状部の竜骨2が既設管P2の管受け口端部に当たり(図5(a)参照)、竜骨2の外面に沿って傘状位置調整治具1は管受け口内部に挿入される。続いて、台車Cが更に移動すれば、傘状位置調整治具1の竜骨2は管受け口奥部の段付き部分に当たり(図5(b)参照)、竜骨2の外面に沿って傘状位置調整治具1は既設管P2の内部に挿入される。この時に、位置調整治具1を取り付けられた台車Cに載置された管体P1の管端部は、既設管P2の管受け口に挿入される。
挿入後ナット32を回転させて鞘管4をシャフト3の端から遠ざけ、あたかも傘を閉じる時のように竜骨2の外径を減じて傘状位置調整治具1を載置された管体P1から取り外し管体P1の中を通って外部に取り出す。
【0030】
図6は揺動防止治具15を備えた管体搬送台車の正面説明図である。この揺動防止治具15は、台車Cの移動時にその上に載置された管体P1を安定して支持すると共に、管体P1を上下に移動可能とされたものである。
【0031】
図6(a)は、揺動防止治具15がコロであるものの一例を示す正面説明図である。コロ16を取り付けられたコロ台17には、コロ16の軸と直角方向にネジシャフト18が取り付けられ、ネジシャフト18をモーターMで回転させることによりコロ台17をコロ台17が載せられたガイドレール19に沿って移動させるようにされている。このコロ台17が2台1組となって台車Cの進行方向側と後方側とに取り付けられ、管体P1はコロ台17の上に載置される。
【0032】
図6(a)において、コロ台1(17)とコロ台2(17’)とは独立して移動可能であり、例えばコロ台1(17)のみを台車Cの中央に近づけると載置された管体P1は管軸を上昇させながらコロ台2(17’)側に移動し、コロ台1(17)とコロ台2(17’)とを同時に台車Cの中央に近づけると載置された管体P1は、管軸を左右に動かさないまま上方に移動される。又、台車Cの進行方向の1組のコロ台の間隔を拡げると管体P1は前下がりとなり、間隔を狭くすると管体P1は前上がりとなる。台車Cの前後の各組のコロ台17の間隔を同時に狭くすると、管体P1は台車Cと平行に上昇する。このように、コロ台17を必要な箇所だけ必要な量を移動させると、管端部を既設管の管端の管軸と一致させることが可能となる。また、シャフト18のネジピッチを小さくするとモーターMの同じ回転数でもコロ台17の移動量が少なくなり、移動の微調節が可能となる。
【0033】
図6(b)は、揺動防止治具が傾斜台20であるものの一例を示す正面説明図である。傾斜台20は、上面が台車Cの中央に向かって低くなる傾斜面とされ、台車Cの進行方向に対して直角の方向にネジシャフト18が取り付けられ、ネジシャフト18をモーターMで回転させることにより傾斜台20を傾斜台が載せられたガイドレール19に沿って移動させるようにされている。この傾斜台20が2台1組となって台車Cの進行方向側と後方側とに取り付けられ、管体P1は傾斜台20の上に載置される。
【0034】
傾斜面は台車Cの中央に向かって低くなるように設けられ、その傾斜角度は、10度から80度まで可能であり、好ましくは20度から40度である。10度未満においては管体P1の落下の恐れがあり、80度を超えると管体P1の位置調整が困難となる。また、傾斜面の上面は、木製若しくはゴム等を貼り付けて管体P1の傷防止と移動中のズレ防止を行うようにすることが好ましい。
【0035】
図6(b)において、傾斜台1(20)と傾斜台2(20’)とは独立して移動可能であり、例えば傾斜台1(20)のみを台車Cの中央に近づけると載置された管体P1は管軸を上昇させながら傾斜台2(20’)側に移動し、傾斜台1(20)と傾斜台2(20’)とを同時に台車Cの中央に近づけると載置された管体P1は、管軸を左右に動かさないまま上方に移動される。又、台車Cの進行方向の1組の傾斜台の間隔を拡げると管体P1は前下がりとなり、間隔を狭くすると管体P1は前上がりとなる。台車Cの前後の各組の傾斜台の間隔を同時に狭くすると、管体P1は平行に上昇する。このように、傾斜台20を必要な箇所だけ必要な量を移動させると、管端部を既設管の管端の管軸と一致させることが可能となる。また、シャフト18のネジピッチを小さくするとモーターMの同じ回転数でも傾斜台20の移動量が少なくなり、移動の微調節が可能となる。傾斜台の傾斜角度との関係で移動量を変化させれば良いのだが、例えば、モーター10回転で載置された管体が1mm程度の上昇若しくは下降するようにされると管軸の芯合わせ時に微調整が容易であり、しかも移動が遅すぎない
【0036】
図7は、位置調整治具1と揺動防止治具15とを両方備えた管体搬送用台車Cの一例の側面説明図である。本例においては、位置調整治具1は傘状位置調整治具であり、揺動防止治具15はコロ台形揺動防止治具である。コロ台上に載置された管体の台車進行方向の端部に傘状位置調整治具が取り付けられ、既設管の管端部に台車を移動させた後、コロ台17を移動させて、載置された管体P1の管軸と既設管P2の管軸とを大まかに芯合わせし、その後台車Cを既設管P2側に移動させて位置調整治具1を既設管P2の管受け口に挿入し、更に載置された管体P1の管端部を管受け口に挿入して管同士を連結し、連結後位置調整治具1を取り外して管連結工事を終了する。なお、位置調整治具1の取り付け取り外し方法や、揺動防止治具15の移動方法は発明1乃至6の場合に準じて行われれば良い。
【0037】
【発明の効果】
このように本発明の管体搬送台車は、既設管と載置間との管軸の芯合わせが不要であるか若しくは容易に微調節が出来るので、管同士の連結作業が特段の注意をしなくても確実に連結でき、従って作業時間が早くなる上、作業が容易であるので所要工数が少なくて済む。また管軸の芯合わせを行う場合でも、動かすべき対象物が管体のみであるので、使用されるエネルギー量が最小限で済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) 位置調整治具が竜骨構造であるもの一例の竜骨が拡げられた状態の斜視図。
(b) 位置調整治具の竜骨が拡げられる前の状態の斜視図。
(c) コロが設けられた竜骨の一例を示す説明図。
【図2】(a) 補助骨が併用された位置調整治具の一例の竜骨が拡げられた状態の斜視図。
(b) 補助骨付き位置調整治具の竜骨が折り畳まれた状態の斜視図。
【図3】(a)竜骨の数が3本である場合の正面図。
(b)竜骨の数が4本である場合の正面図。
(c)竜骨の数が6本である場合の正面図。
(d)竜骨の数が8本である場合の正面図。
【図4】 位置調整治具が袋状体であるものの一例を示す外観図。
【図5】(a) 位置調整治具を用いて管を配置する方法の模式図(挿入直前)。
(b) 位置調整治具を用いて管を配置する方法の模式図(挿入後)。
【図6】(a) 揺動防止治具がコロであるものの一例を示す側面図。
(b) 揺動防止治具が傾斜台であるものの一例を示す側面図。
【図7】 位置調整治具と揺動防止治具とを両方備えた管体搬送用台車の一例の正面図。
【符号の説明】
1 位置調整治具
2 竜骨
21 補助骨
3 シャフト
31 ネジ溝
32 ナット
4 鞘管
5 支柱
6 支持軸
7 コロ
8 ばね
9 ストッパー
91 ストッパー用ばね
10 袋状位置調整治具
11,12,13,14 気室
15 揺動防止治具
16 コロ
17,17’ コロ台
18 ネジシャフト
19 コロ台車案内用ガイドレール
20,20’ 傾斜台
P1 既設管
P2 新管
M モーター
Claims (3)
- 管体を載せて老朽管内を走行可能な車輪付き管体搬送用台車本体と、該台車本体上に載置される管体前端部内側に装着され外径が該管体の内径と略等しくされた外に凸状の半球体部が上記管体の前端部から台車の進行方向に向かって突出され、かつ管体内部から搬出可能とされた位置調整治具とからなることを特徴とする管体搬送用台車。
- 位置調整治具が傘状竜骨構造体若しくは袋状体であって、搬出時に外径が管体内径より小径に縮径して搬出可能とされたことを特徴とする請求項1記載の管体搬送用台車。
- 請求項1乃至2記載の管体搬送用台車本体上に載置された位置調整治具を搬送される管体の内部から進行方向前方に突出させ、上記位置調整治具を既に配置されている一つ前の管体の管端に配置された管受け口部奥の管体内部に挿入しつつ管体端部を管受け口に挿入し、管体挿入後に位置調整治具を管体内側から縮径して取り外すことにより搬送される管体とが連結されることを特徴とする管体配置方法。
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