JP2003286739A - 管搬送台車 - Google Patents
管搬送台車Info
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Abstract
更して搬送できるようにし、また曲管についてもトンネ
ル内壁に干渉することなく搬送できるようにすることを
課題とする。 【解決手段】 積載台車1とこれに連結された操作台車
3とからなり、上記積載台車1上の前後2ヵ所に管受け
台18、18を設け、その各管受け台18の左右両端部
に管受けローラ24、24を設け、操作台車3から回転
操作ロッド32を経て右側の管受けローラ24を回転さ
せ、積載した管を所要角度だけ回転させるようにした。
Description
を布設する場合等において使用される管搬送台車に関す
るものである。
を布設する場合に、その管をトンネル内に搬送するため
に従来から管搬送台車が使用されている。このような管
搬送台車によって搬送される管は直管もあれば曲管(ベ
ント管)もある。また、直管であっても搬送時の周方向
の姿勢に方向性のあるもの、方向性のないものなどがあ
る。
題はないが、方向性があるものは搬送台車上に積載する
際に周方向の姿勢を一定に定めて積載する必要がある。
また、曲管を積載して搬送する場合は、曲管がトンネル
内壁に干渉して損傷するおそれがあるため、細心の注意
が必要である。
右に移動可能に構成した芯合わせ機構を設けることが行
われているが、管を回転させる機構がないため、管を積
載してからの回転はできなかった。このため、方向性の
ある直管を搬送する際は、その周方向の姿勢を所定の姿
勢に定めながら管を吊り込むようにしていた。
るために、曲管を曲管部と直管部に分け、両者を仮結合
した状態で搬送し、干渉が生じるおそれがある部分にお
いてはその仮結合部分の角度を本来の結合角度より大き
な角度になるように変更して通過させる技術も従来から
知られている(特開2001−227047号公報参
照)。
方向性のある管を積載する際に、その周方向の姿勢を定
めながら吊り込むことは、積載の作業性が阻害される問
題がある。また、曲管部と直管部を仮結合した曲管は、
その製作コストが高くつく上に、搬送時にはカーブ部分
などにおける角度の変更作業、布設時における結合作業
等が必要になるなど、作業性が悪い問題がある。
て方向性のある管を所定の姿勢に自由に回転変更して搬
送できるようにし、併せて曲管についてもトンネル内壁
に干渉することなく搬送できるようにすることを課題と
する。
めに、管搬送台車に係る発明としては、積載台車とこれ
に連結された操作台車とからなり、上記積載台車上の前
後2ヵ所に管受け台を設け、該管受け台を上記操作台車
から遠隔操作するようにした管搬送台車において、上記
の各管受け台の左右両端部に前後方向の回転軸を有する
管受けローラを設けるとともに、そのいずれかの管受け
ローラに上記操作台車から遠隔操作手段により駆動力を
伝達するようにした構成を採用した。
る直管を搬送する場合は、これを積載したのち操作台車
からの遠隔操作により管受けローラを一定角度回転させ
ることにより、所定の姿勢に設定する。また、曲管を搬
送する場合において、カーブ部分の内壁に干渉しそうに
なると、遠隔操作により管受けローラを回転させ、曲管
を一定角度だけ回転させる。回転により曲管は平面的に
見た屈曲角が小さくなるため、トンネル内壁に干渉する
ことなく通過することができる。
一方において少なくとも1個の管受けローラの回転軸
に、上記遠隔操作手段としての回転操作ロッドを連結
し、該回転操作ロッドを上記操作台車上の手動ハンドル
に連結した構成をとることにより、簡単な構成で管の回
転のための遠隔操作機構を実現することができる。
ーラを上記積載台車の車体に対し上下方向と、左右方向
への移動が可能であるよう芯合わせ機構を介して設けた
構成を採ることができる。また、上記の芯合わせ機構と
して、上記管受け台を車体に対してその幅方向にスライ
ド自在に取付けた左右位置合わせ部と、管受け台の左右
両端部において上記管受けローラを上下方向に揺動自在
に取付けた上下位置合わせ部とからなる構成を採ること
ができる。
図面に基づいて説明する。図1及び図2に示すように、
実施形態の管搬送台車は、積載台車1とその後端に連結
ロッド2により連結された操作台車3とからなり、これ
らを平行2本のレール4、4上に乗せるとともに操作台
車3を起動車5に連結して使用に供され、該起動車5に
よりトンネル6内を前方に押し進められる(白抜き矢印
参照)。
車7と、フレーム8により結合された後部台車9により
構成される。前部台車7と後部台車9は、いずれも前後
各一対の車輪11、11を有し、これによりレール4、
4上を走行する。前部台車7と後部台車9は同一構造で
あるので、以下後部台車9について説明し、前部台車7
には同一符号を付して示すにとどめ、説明を省略する。
車体12の上面にスライド支持台13が設けられる。ス
ライド支持台13は幅方向の2箇所のガイド穴14を有
し、そのガイド穴14に車体12に設けたガイドピース
15を嵌合している。また、車体12の中央部において
スライド支持台13の一側面に沿って油圧シリンダ16
が取付けられ、そのピストンロッド17がスライド支持
台13の側面に連結される。これによりスライド支持台
13は車幅方向にスライド自在となる。車幅方向にスラ
イド自在に支持されたスライド支持台13により、芯合
わせ機構の左右位置合わせ部が構成される。
て、左右方向に突き出した管受け台18が設けられる。
管受け台18は前後に配置された2枚の管受け部材18
a、18bと、その左右両端部において前後の管受け部
材18a、18bを連結する連結部材19により構成さ
れた枠状のものである。
ト21、21が揺動自在に取付けられ、そのブラケット
21、21も先端部に軸支持部材22が固定される。そ
の軸支持部材22の前後両端部に、それぞれ軸受23を
介して管受けローラ24,24が回転自在に取付けられ
る。また、前記のスライド支持台13の左右両側部に油
圧シリンダ25の各ピストンロッド26がピン27によ
り揺動自在に取付けられ、その油圧シリンダ25がピン
28(図4参照)により昇降レバー29の下端部に揺動
自在に連結される。昇降レバー29はその支点が前記の
連結部材19に回転自在に支持され、また上端部が前記
の軸支持部材22に回転自在に結合される。
ーラ24が昇降レバー29により上下動自在に支持され
た機構により、芯合わせ機構の上下位置合わせ部が構成
される。
前方に向かって右側後方の管受けローラ24の回転軸に
自在継手31を介して回転操作ロッド32の先端が連結
される。回転操作ロッド32はその中間部分に伸縮継手
33(図2参照)が設けられ、後端が操作台車3に設け
たギアボックス34(図8参照)に自在継手35を介し
て連結される。ギアボックス34の上部にハンドル36
が取付けられる。この操作ハンドル36の回転操作によ
り上記の管受けローラ24を回転させる機構に連結し、
遠隔操作機構が構成される。管受けローラ24は前後左
右で合計8個設けられるが、回転操作ロッド32に連結
された1個の管受けローラ24のみに駆動力が伝達さ
れ、他はすべて自由回転する。但し、回転操作ロッド3
2に連結された上記の管受けローラ24と対向した前部
台車7の管受けローラ24を回転軸30で連結してもよ
い(図2参照)。
手動式油圧ポンプ37が設置される。
であり、図示の場合、積載台車1上に方向性のある直管
38を積載・搬送する場合を示している。この直管38
は、図9に示すように、内面にボルト39、39により
固定した枕部材41上に小径の内管42を載せ、ワイヤ
43により該枕部材41に緊縛固定するとともに、さら
に、その外周に間隔ピース44を介在して帯状のFRP
板45を緊縛したものである。上記の内管42は直管3
8のセンターに対し偏芯した位置にあり、左右一対のボ
ルト39,39が直管38の最下端を基準にして左右等
距離a、aにあるようにその姿勢を一定に保って埋設さ
れるので、積載・搬送時においてもその姿勢を保持する
必要がある点で周方向の姿勢に方向性をもつものであ
る。
載する際は、格別その姿勢を考慮することなく前後の管
受け台18、18の管受けローラ24、24上に積載さ
れ、積載後に操作台車3上の作業者が前記のハンドル3
6を操作して前記の駆動力伝達用の管受けローラ24を
回転させると、直管38にトルクが伝達され回転する。
上記以外の管受けローラ24は直管38の回転に従って
自由回転する。直管38が所定の姿勢になるとハンドル
36の操作を停止し、その姿勢を保ったまま搬送を行
う。但し、直管38の姿勢の調整は、管の接合直前に行
ってもよい。
24と前部台車7の管受けローラ24とを回転軸30で
連結した場合は、直管38の回転が容易となる。
して、先に直管38を所定の姿勢を保って搬入しトンネ
ル6内に設置したのち、内管42を搬入してその直管3
8内に固設する場合もある。
は、操作台車3上から積載台車1の油圧シリンダ16を
駆動することにより、スライド支持台13を左右いずれ
かにスライドさせることにより左右方向の位置合わせを
行う。また、同様に、上下方向の位置合わせは、左右の
油圧シリンダ25、25を駆動することにより行う。図
5と図6及び図7(a)(b)は、上記の位置合わせに
より管受けローラ24の高さHがH’に変化した場合を
示す。上記のように、左右方向及び上下方向の位置合わ
せにより管受けローラ24の位置が変わるが、回転操作
ロッド32は、前後両端部の自在継手31、35及び中
間部の伸縮継手33の作用により追従する。
いて説明する。図10は曲管46を積載台車1に積載し
た状態を示す。図11(a)に示すように、曲管46の
一定角度で交差する両側の中心線a、bの交点と、カー
ブ部分の内側頂部と外側頂部を含む面を屈曲境界面cと
呼ぶこととすると、各管受けローラ24で支持される部
分は、屈曲境界面cを基準として前後に等距離dをもっ
て対称となる位置に設置される。このように設置する
と、各管受けローラ24上で曲管が回転した場合の軌跡
e、fは、それぞれ中心線a、bに対して傾斜角を持つ
ので、円筒体を斜めに切断した場合と同様、楕円形とな
る(図11(b)参照)。従って、各管受けローラ2
4、24には、楕円軌跡e、fを含む仮想楕円管47が
積載されていることと同等であるということができる。
が緩やかである場合は、図11(c)に示すように、管
受けローラ24上近辺の円弧Lは、中心0を有する仮想
円筒48の円周とほぼ重なる。このため、制限された一
定の角度δの範囲内で仮想楕円管47は点Oを中心とし
て回転が可能である。
6が回転可能であることにより、図12(a)(b)に
示すように、トンネル6の直線部分やカーブ部分におい
て、屈曲角δ1の曲管46がトンネル6の内壁に干渉す
るおそれがある場合は、これを若干回転させると、見か
け上曲管46の屈曲角δ1がこれより小さい角度δ2に
変化する。また、見かけ上の最大幅Wもこれより小さい
幅W’に変化する。これにより曲管46がトンネル6の
内壁に干渉することを防止することができる。
台車に管を積載してトンネル内を搬送する際に、操作台
車からの遠隔操作手段により方向性のある直管を回転さ
せることにより、所定の姿勢に自由に回転変更させて搬
送できる便利さがあり、また、曲管についてもこれを回
転させることにより、トンネル内壁への干渉を防止する
ことができる。
Claims (4)
- 【請求項1】 積載台車とこれに連結された操作台車と
からなり、上記積載台車上の前後2ヵ所に管受け台を設
け、該管受け台を上記操作台車から遠隔操作するように
した管搬送台車において、上記の各管受け台の左右両端
部に前後方向の回転軸を有する管受けローラを設けると
ともに、そのいずれかの管受けローラに上記操作台車か
ら遠隔操作手段により駆動力を伝達するようにしたこと
を特徴とする管搬送台車。 - 【請求項2】 上記前後の管受け台の左右いずれか一方
において少なくとも1個の管受けローラの回転軸に、上
記遠隔操作手段としての回転操作ロッドを連結し、該回
転操作ロッドを上記操作台車上の手動ハンドルに連結し
たことを特徴とする請求項1に記載の管搬送台車。 - 【請求項3】 上記管受けローラを上記積載台車の車体
に対し上下方向と、左右方向への移動が可能であるよう
芯合わせ機構を介して設けたことを特徴とする請求項2
に記載の管搬送台車。 - 【請求項4】 上記の芯合わせ機構が、上記管受け台を
車体に対してその幅方向にスライド自在に取付けた左右
位置合わせ部と、管受け台の左右両端部において上記管
受けローラを上下方向に揺動自在に取付けた上下位置合
わせ部とからなることを特徴とする請求項3に記載の管
搬送台車。
Priority Applications (1)
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JP2002091893A JP3652662B2 (ja) | 2002-03-28 | 2002-03-28 | 管搬送台車 |
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Cited By (6)
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---|---|---|---|---|
JP2009035918A (ja) * | 2007-08-01 | 2009-02-19 | Sanken:Kk | 大口径管路内面の補修装置 |
JP2009249823A (ja) * | 2008-04-01 | 2009-10-29 | Kurimoto Kasei Kogyo Kk | 管搬送用台車 |
JP2013127281A (ja) * | 2011-12-19 | 2013-06-27 | Kubota Koken:Kk | 管の搬送装置および管の搬送方法 |
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JP2016029257A (ja) * | 2015-09-11 | 2016-03-03 | 株式会社クボタ工建 | 低床レール設備および台車および非開削工法 |
CN113631796A (zh) * | 2019-03-22 | 2021-11-09 | 株式会社久保田 | 管输送装置及管道铺设坑道内的管的接合方法 |
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