JP4550795B2 - 射出成形機の操作画面 - Google Patents

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Description

本発明は、固定型盤に対して可動型盤をトグル式型締装置により型締めして、前記固定型盤と可動型盤とにより形成されているキャビティにスクリュを軸方向に駆動して溶融樹脂を射出し、そして前記可動型盤を型締め方向に駆動し圧縮して、保圧を待って成形品を得るための射出成形機の操作画面に関するものである。
射出成形機は、概略射出ユニットと金型装置とからなっている。射出ユニットは、従来周知のように、シリンダバレルと、このシリンダバレル内に回転方向と軸方向とに駆動可能に設けられているスクリュとからなっている。一方、金型装置も、従来周知で概略固定型盤と可動型盤、すなわち固定金型と可動金型と、前記可動金型を固定金型に対して型開閉する例えばトグル式型締装置とからなっている。したがって、スクリュを回転駆動すると共に、樹脂材料をシリンダバレルに所定量宛供給すると、樹脂材料はスクリュの回転による摩擦・剪断作用により生じる熱、シリンダバレルの外周部から加えられる熱等により溶融し、そしてシリンダバレルの先端部の計量室へと送られ、所定量蓄えられる。このようにして計量された溶融樹脂を、スクリュを軸方向に駆動して型締めされた金型のキャビティに射出・充填し、そして冷却固化を待って可動金型を開くと、所定形状の成形品が得られる。
ところで、上記のような射出成形方法の一種として低圧射出成形方法あるいは射出圧縮成形法が知られている。この射出圧縮成形法は、従来周知のように比較的小さな型締力で型締めして射出し、あるいは未充填部が残るように射出し、そして射出終了後、例えば複数段にわたって型締力を増す射出成形方法であり、この成形方法により、成形品の転写性の向上、フローマークの防止等が図られる。
上記のようにして射出成形品を得ることができる射出成形機には、一般に操作画面が備わっている。例えば、モニタ部、射出圧縮詳細設定部、射出&保圧設定部等からなるる操作画面が設けられている。したがって、射出圧縮詳細設定部を呼び出し、初期型締力、各段における型締力、圧縮を開始するスクリュ位置等を設定する。そうすると、所定の射出圧縮成形ができる。
特開平8−164549号公報
特許文献1には、射出工程中に、金型をあらかじめ定められた設定値だけ型開きすること、所定時間金型開き量を維持すること、プラテン間の距離、型締力等の設定値を入力するための設定器を備えていること、等が記載されている。
上記したように、従来の操作画面にも、射出圧縮詳細設定部が備わっており、操作画面を見ながら、初期型締力と各段における型締力を設定することができるので、転写性等に優れた射出成形品を得ることはできる。しかしながら、圧縮動作の設定は型締力だけになっているので、成形品の厚・薄には対応し難く、特に発泡成形には使い勝手が悪いという欠点がある。一方、特許文献1に記載の発明は、キャビティからガスを効果的に抜くために、射出中にプラテン間の距離を一定に制御する設定ができるので、発泡成形等には対応できるが、型締力を一定とする制御が含まれていないので、成形品の形状によっては最適な射出圧縮成形ができない恐れがある。
したがって、本発明は、発泡成形等も可能で、様々な形状の成形品に対しても最適な圧縮条件を設定できる、設定自由度の高い射出圧縮成形機において、操作性に優れ使い勝手のよい操作画面を提供することを目的としている。
上記のような目的を達成するためには、換言すると、様々な形状の成形品に対しても高品質の射出成形品を得るためには、射出開始の条件が設定できるようにすると共に、1段または複数段の圧縮ができ、かつ各段の圧縮については、型締力を目標設定値とするか、型盤位置を目標設定値とするか、任意に選択できるようにすると、設定自由度の高い射出成形機が一応得られる。しかし、上記のような設定自由度の高い射出成形機においては、設定項目が多く各設定を入力する操作画面が複雑となるため、操作性が悪くユーザが混乱するという別の問題が生じる恐れがある。
そこで、本発明は上記目的を達成するために、射出開始から1段目の圧縮開始までの条件および型盤位置の挙動を複数のパターンとして予め用意しておき、これを圧縮モードとしてユーザに選択させる。そして、各段の圧縮においては、圧縮を保持する保持時間と、型締力の目標設定値または型盤位置の目標設定値とを選択させるように構成される。
具体的には、本発明の係わる操作画面は、少なくとも射出圧縮設定部と射出圧縮詳細設定部とを備えている。あるいは、これらの設定部を呼び出すことができるようになっている。前記射出圧縮設定部では、予め用意された前記圧縮モードを選択し、前記射出圧縮詳細設定部では、各段の圧縮における保持時間が入力でき、さらに前記各段の圧縮において型締力を目標設定値とするか、型盤位置を目標設定値とするかの選択によって、型締力の目標設定値か、型盤位置の目標設定値がそれぞれ入力できるように構成される。
すなわち、請求項1に記載の発明は、上記目的を達成するために、固定型盤に対して可動型盤をトグル式型締装置により型締めして、前記固定型盤と可動型盤とにより形成されているキャビティにスクリュを軸方向に駆動して溶融樹脂を射出し、そして1段または2以上の複数段にわたり前記可動型盤を型締め方向に駆動し圧縮して、保圧を待って成形品を得るための操作画面であって、前記操作画面は、射出開始の条件と1段目の圧縮開始タイミングを決定するための情報の組合せからなる複数の圧縮モードから任意の1の圧縮モードを選択する第1の入力部と、1段の圧縮における、あるいは2以上の複数段の各段の圧縮毎における圧縮を保持する保持時間を入力する第2の入力部と、1段の圧縮において、あるいは2以上の複数段の各段の圧縮毎において型締力を目標設定値とする第1の制御方法と型盤位置を目標設定値とする第2の制御方法のいずれかを選択し、前記第1の制御方法を選択したときは型締力の目標設定値を入力し、前記第2の制御方法を選択したときは型盤位置の目標設定値を入力する第3の入力部とを備えるように構成される。請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画面において、情報がスクリュの到達位置、検出射出圧値、型盤位置、保圧切換位置または外部信号のいずれかであるように構成される。請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画面において、情報の種類に応じて必要な条件を入力するため、選択された圧縮モードに応じて第4の入力部が表示されるよう構成される。請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかの項に記載の画面において、圧縮モードには射出開始の条件と1段目の圧縮開始タイミングを決定するための情報の他、前記射出開始から前記1段目の圧縮開始までの型盤開き動作の条件も含まれる構成としている。
請求項5に記載の発明は、固定型盤に対して可動型盤をトグル式型締装置により型締めして、前記固定型盤と可動型盤とにより形成されているキャビティに溶融樹脂を射出し、そして1段または2以上の複数段にわたり前記可動型盤を型締め方向に駆動し圧縮して、成形品を得るための操作画面であって、前記操作画面は、射出圧縮成形に関するモニタ値等を表示するモニタ部と、インターロック、波形、測定値等を切換えて表示するコンビニ部と、圧縮モードを設定する射出圧縮設定部と、圧縮動作の設定をする射出圧縮詳細設定部と、射出&保圧設定部とを備え、前記射出圧縮設定部により、射出開始の条件と1段目の圧縮開始タイミングを決定するための情報の組合せからなる複数の圧縮モードから任意の1の圧縮モードを選択し、前記射出圧縮詳細設定部により、1段の圧縮における、あるいは2以上の複数段の各段の圧縮毎における圧縮の保持時間を設定し、1段の圧縮において、あるいは2以上の複数段の各段の圧縮毎において型締力を目標設定値とする第1の制御方法と、型盤位置を目標設定値とする第2の制御方法のいずれかを選択し、前記各段の圧縮で前記第1の制御方法を選択したときは型締力の目標設定値を、そして前記第2の制御方法を選択したときは型盤位置の目標設定値をそれぞれ入力するように構成される。
以上のように本発明によると、射出開始の条件と1段目の圧縮開始タイミングを決定するための情報の組合せからなる複数の圧縮モードから任意の1の圧縮モードを選択する第1の入力部を備えているので、射出開始から1段目の圧縮開始までの条件および型盤位置の挙動を、予め用意された複数の圧縮モードの中から選択することができる。したがって、本発明によると、射出圧縮成形において重要度の高い最初の工程の設定を、ユーザが操作を誤ること無く簡単に設定できる。
さらに、第2の入力部によって圧縮の各段における保持時間を設定でき、第3の入力部において、前記圧縮の各段毎に、型締力を目標設定値とする第1の制御方法と型盤位置を目標設定値とする第2の制御方法のいずれかを選択し、前記第1の制御方法を選択したときは型締力の目標設定値を入力し、前記第2の制御方法を選択したときは型盤位置の目標設定値を入力できるので、きめ細かい圧縮成形の設定ができる。
以上により、ユーザの混乱を避けながら、自由度が高く且つきめ細かい圧縮成形の設定が可能となり、使い勝手の良い操作画面を提供できるという本発明に特有の効果が得られる。また、本発明によると、第1〜3の入力部を備えているので、発泡成形等にも対応でき、且つ様々な形状の成形品に対しても転写性に優れた射出成形品を成形できる効果も得られる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。射出成形機は、従来周知のように概略射出ユニットと金型装置とからなっている。射出ユニットは、シリンダバレルと、このシリンダバレル内に可塑化方向の回転方向と、射出方向の軸方向とに駆動可能に設けられているスクリュとからなっている。一方、金型装置は概略固定型盤に取り付けられている固定金型と、可動型盤に取り付けられている可動金型と、前記可動金型を固定金型に対して型開閉する例えばトグル式型締装置とからなっている。このような射出成形機自体は従来周知であるので、図には示されていないが、コンピュータと共にディスプレイも備わっている。したがって、例えば図示されないキーボードの画面呼び出しフアンクションキーにより圧縮画面を呼び出すと、図1に示されているような操作画面がディスプレイ上に呼び出される。本実施の形態に係る操作画面は、モニタ部A、コンビニ部B、射出圧縮設定部C、射出圧縮詳細設定部D、および射出&保圧設定部Eとから構成されている。
モニタ部Aは、主として射出圧縮成形に関するモニタ値、例えばサイクル時間、型盤位置、クロスヘッド位置、型盤位置詳細等を表示するもので、図2に示されているような画面から構成されている。
コンビニ部Bは、インターロック画面、波形表示画面、測定値表示画面、モータ負荷状況表示画面、設定値履歴画面、補助設定画面および圧縮動作モード画面の、7個の画面からなっていて、これらの表示画面は前記キーボードのフアンクションキー(F1〜F7)により適宜切り換えられるようになっている。インターロック画面(B−f1)と補助設定画面(B−f6)の例が、図3の(イ)、(ロ)にそれぞれ示されている。図3の(ロ)の補助設定画面については、段落0021で再び説明する。また、圧縮動作モード画面(B−f7)の例が、図4に示されている。図4の(イ)は、詳しくは次の段落で説明される射出モードAを選択したときの圧縮動作モード画面で、射出モードBを選択すると図示されない画面が現れるようになっている。
本実施の形態によると、圧縮モードは図5の表1に示されているように、A、Bいずれかの射出モードと1桁の数字である動作モードとの組合せからなり、射出モードAに対しては1〜7個の動作モードが、そして射出モードBに対しては1と3の動作モードが備わっている。射出モードAは、型締により型盤位置が零となり、初期型締力として設定した型締力が得られたときに射出を開始するモードで、射出モードBは、初期型閉位置として設定した型盤位置で可動盤が停止したときに射出を開始するモードである。表1において例えば射出モードAと動作モード1の組み合わせは(圧縮モードA−1)、所定の初期型締力を発生後、射出を開始しスクリュ位置が設定位置に達すると1段目の圧縮を開始するモードで、圧縮モードA−4は、所定の初期型締力発生後、射出を開始しスクリュ位置が設定位置に達すると、型盤を設定位置まで開いて1段目の圧縮を開始するモードである。また、射出モードBと動作モード1の組み合わせは(圧縮モードB−1)、型盤位置を所定の初期型閉位置で停止後、射出を開始しスクリュ位置が設定位置に達すると1段目の圧縮を開始するモードで、圧縮モードB−3は型盤位置を所定の初期型閉位置で停止後、射出を開始しスクリュ位置が保圧切換位置に達すると1段目の圧縮を開始するモードである。
本実施の形態によると、上記のように、射出モードはA、Bの2つ、動作モードは1〜7の7つあるが、圧縮モードとしてすべての組合せが可能となるわけではない。圧縮モードとしてB−2、B−4〜B−7を選択した場合、不可能な組み合わせとして、自動条件不成立とみなしホップアップ表示にて警告文を表示する。その例が図4の(ロ)、(ハ)に示されている。
射出圧縮設定部Cは、圧縮モードを設定する画面で、図6に拡大して示されているように構成されている。この射出圧縮設定画面Cには、次のようにして設定する。
(1) 圧縮モード(a欄):左欄には、上記表1の射出モードAあるいはBを入力し、右欄には動作モード1〜7を数値で入力する。なお、圧縮モードの左欄に「OFF」を入力すると、圧縮モードの選択を行わないことを意味し、この場合の操作画面動作については本願発明の対象外となる。
(2) 射出連動(b欄):1段目の圧縮についてその開始から終了までをスクリュ位置に連動させるか否かを選択する。「OFF」では1段目の圧縮はスクリュ位置と無関係とし、射出開始から射出圧縮詳細設定部Dで設定された「1st」の「移行時間」経過後に1段目の圧縮を開始し、射出圧縮詳細設定部Dで設定された「1st」の「保持時間」だけ1段目の圧縮を保持する。「ON」では1段目の圧縮をスクリュ位置に連動させ、スクリュが「圧縮開始スクリュ位置」に到達したタイミングで圧縮を開始し、スクリュが「保圧切換位置」+「完了オフセット」(c欄)まで到達したときに1段目の圧縮を終了する。
(3) 完了オフセット(c欄):射出連動(b欄)で「ON」としたときに必要な設定項目である、1段目の圧縮を終了させるスクリュ位置として、「圧縮開始位置」からの最終位置を入力する。
(4) 位置切換(d欄):ボタンを押下すると、射出圧縮詳細設定部Dの入力部を、位置選択(型盤位置/型締力)に切換表示する。図7の(イ)と(ロ)が交互に切換表示する。
射出圧縮詳細設定部Dは、圧縮動作を設定するための画面で、図7に示されているように構成されている。図7の(イ)、(ロ)は、射出圧縮設定画面Cの位置切換ボタンを押下する毎に交互に切り換わり表示される。この画面において各種の値を(a)〜(m)欄に次のように設定する。あるいは(g)〜(m)のような機能あるいは動作をする。
(1)初期値(kNまたはmm):射出モードがAの時に(a)欄に射出開始の条件となる初期型締力を、例えば440kNを設定する。また、射出モードがBの時はその下の(b)欄に射出開始の条件となる初期型閉位置(型盤位置)を設定する。
(2)保持時間(s):圧縮各段の型締力または型盤位置の保持時間を(c)欄に設定する。図7の(イ)の例では1段目、2段目の圧縮はともに2.00s保持され、3段目の圧縮では保持時間が設定されていないため、図示されていない他の画面で設定された冷却時間だけ圧縮が保持される。
(3)各段の型締力(kN)または型盤位置(mm):型締力を目標設定値として圧縮する場合は(d)欄に各段の型締力を設定し、型盤位置を目標設定値として圧縮する場合は(e)欄に各段の型盤位置を設定する。図7(イ)の例では、2段目の圧縮は型盤位置4.00mmを目標設定値として、3段目の圧縮は型締力885kNを目標設定値として圧縮される。なお、この画面例では1段目の圧縮について型締力、型盤位置のいずれも入力されていないが、圧縮モードA−4においては例外的に1段目の圧縮は、1st型開位置(i)欄で設定された型盤位置2.00mmを目標設定値とする圧縮を行う。
(4)移行時間(s):前段から次段への切換わり時間(移行時間)を設定する。例えば(f)欄に0.50、0.50、0.50が設定され、これは1段目の圧縮開始までの移行は0.50sで、1段目から2段目の圧縮への移行、および2段目から3段目の圧縮への移行は0.50sで、それぞれ完了させることを意味する。
(5)圧縮開始位置(mm)(g欄):圧縮モードがA−1、A−4、A−7の場合は、初期型締力発生後初期型開き量まで型開した後射出を開始する。その後スクリュ位置が設定された圧縮開始位置に到達すると、1段目の圧縮を開始する。圧縮モードがB−1、B−3の時は、初期型閉位置になったとき射出を開始し、スクリュ位置が設定された圧縮開始位置に到達すると、1段目の圧縮を開始する。上記圧縮モード以外は空欄となり設定できない。
(6)圧縮開始圧力(MPa)(h欄):圧縮モードがA−6の場合、初期型締力を発生すると射出を開始し、射出圧力が設定された圧縮開始圧力に到達すると、1段目の圧縮を開始する。
(7)1st型開位置(i欄):圧縮モードがA−2の場合、「1st型開位置」は「開始型盤位置」に名称が変更される。初期型締力が発生すると射出開始し、射出圧力によって型盤位置が開き、設定された開始型盤位置に到達すると、1段目の圧縮を開始する。圧縮モードがA−4の場合、1st型開位置に名称が変更される。初期型締力が発生すると射出開始し、スクリュ位置が設定された圧縮開始位置(g欄)に到達すると、型盤を設定された1st型開位置まで開いて、1段目の圧縮を開始する。なお、上記圧縮モード以外は空欄となり設定できない。
(8)初期移行時間(s)(j欄):圧縮モードがA−7の場合、初期型締力が発生し、この時の型盤位置を原点として、型盤位置が「初期開き量」まで開くまでの移行時間を設定する。なお、上記圧縮モード以外は空欄となり設定できない。
(9)初期開き量(mm)(k欄):圧縮モードがA−7の場合、初期型締力が発生すると、型盤を設定された初期開き量まで開くと同時に射出を開始し、スクリュ位置が設定された圧縮開始位置(g欄)に到達すると、1段目の圧縮を開始する。なお、上記圧縮モード以外は空欄となり設定できない。
(10)位置選択(m欄):各段の圧縮動作において、型締力を目標設定値とする第1の制御方法と型盤位置を目標設定値とする第2の制御方法のいずれかを選択できる。これにより、圧縮成形において必要に応じて自由に型盤を圧縮/拡張動作をさせることができる。
型締:圧縮動作を型締力を目標設定値とする第1の制御方法で行う。
型開:圧縮動作を型盤位置を目標設定値とする第2の制御方法で行う。
本実施の形態によると、図7の(イ)または(ロ)に示されている射出圧縮詳細設定部画面Dは、ファンクションキーF8の設定切換を押すと、「圧縮詳細設定部+射出&保圧設定部」の部分が、図8のように位置選択部も圧縮詳細設定部と同時に拡大表示される。
射出圧縮詳細設定部Dの画面以外の、図3の(ロ)の補助設定画面により次のような動作が設定できる。
(1) 圧縮段数(a欄):1〜6までの数値で入力し、圧縮の段数を設定する。
(2) 表示(b欄):図4の表1の圧縮モードA−7で使用するセンサの使用状態を表示する。正常時は青色、異常時は赤色で表示する。
(3) 原点(c欄):センサの状態を青丸で表示する。センサの原点調整が正常に完了している状態のとき青色で表示する。
(4) 原点設定(d欄):型開完了位置でタッチキースイッチを押すと、センサの原点設定が行われる。
(5) モニタ位置(mm)(e欄):圧縮モードとしてA−7が選択されているとき、隙間センサが検出している位置をリアルタイムで表示する。
(6) 初期位置(mm)(f欄):初期型締力発生時点(型盤位置が零)のセンサ検出位置を表示する。
(7) 隙間距離(mm)(g欄):初期位置から型開き量(初期型開き量の設定にて型盤が開いた量)を表示する。
最後に、図10により、圧縮モードがA−4のときの射出圧縮動作例について説明する。すなわち、図4の表1の射出モード「A」と動作モード「4」を選択し、初期型締力の発生後、射出を開始しスクリュ位置が設定位置に達すると、型盤を設定位置まで開いて圧縮を開始するモードの動作例について説明する。圧縮モードA−4を選択し、前述したようにして各種の値を設定すると、図1の(イ)に示されているようなモニタ部A、コンビニ部B、射出圧
縮設定部C、射出圧縮詳細設定部D、および射出&保圧設定部Eが同時に表示された画面が現れる。そして、図10に示されているように動作する。
図10において、図の上半分は型盤位置と型締力を表示するグラフであり、型盤位置は左の縦軸が対応し点線で表示され、型締力は右の縦軸が対応し太い実線で表示される。図の下半分はスクリュ位置を表示するグラフであり、比較的細い実線で表示され、時間軸は横軸で各グラフ共通となっている。
(1)型開完了位置から型閉を開始する(a)。
(2)初期型閉の440kNの型締力が得られるまで型締を行い、型締を停止する。(初期型締完了)(b)。図中※1の型締速度はシステム設定となる。
(3)初期型締完了にて、射出を開始する(c)。
(4)スクリュ位置が圧縮開始位置40.00mmに到達すると同時に型盤位置を開き始める(d)。
(5)型盤位置が1st型開位置2.00mmとなるまで型開を行う(e)。このときの移行時間は、1stの移行時間として設定された0.5secである。
(6)型盤位置が1st型開位置に到達したタイミングを1段目の圧縮開始とし、1st保持時間2.00secの間型盤位置を保持した状態で圧縮をする(f)。
(7)1st保持時間が満了すると、型盤位置を2nd型盤位置4.00mmまで型開を行う(g)。このときの移行時間は、2ndの移行時間として設定された0.5secである。
(8)型盤が2nd型盤位置に到達すると、2nd保持時間2.00secの間型盤位置を保持し2段目の圧縮を行う(h)。
(9)2nd保持時間が満了すると、3rd型締力885kNを目標設定値として型締めを行う(i)。このときの移行時間は、0.5secである。
(10)射出は、型盤の動作に関係なく工程が進み射出保圧、計量を行う(j)。
(11)射出保圧完了より計量開始する冷却時間が満了すると、型開動作を行う(k)。
(12)このとき、冷却時間より※3の設定値分引かれた時間となると、型弛動作を行う(m)。※2の型開速度はシステム設定となる。
なお、(f)〜(h)の間は1段目および2段目の圧縮を型盤位置を目標設定値として行うため、圧縮により型締力は零とはならないが、図9では便宜上型締力を零として表示している。また同様に、3段目の圧縮は型締力を目標設定値として行うため、型盤位置はその間変化するはずであるが、図9では便宜上金型タッチ位置(型盤位置が零)として表示している。
なお、他のモードA1〜A3、A5〜A7、B1、B3の作動線図は、当業者には容易に理解されるので、図面には示されていない。
本実施の形態に係わるディスプレイの正面図である。 本実施の形態に係わるモニタ部画面を示す図である。 本実施の形態に係わるコンビニ部画面を示す図で、その(イ)はインターロック画面を、そしてその(ロ)は補助設定画面をそれぞれ示す図である。 本実施の形態に係わるコンビニ部画面を示す図で、その(イ)〜(ロ)はそれぞれ異なる画面を示す図である。 本実施の形態に係わる圧縮モードの種類を示す表である。 本実施の形態に係わる射出圧縮設定部画面を示す図である。 本実施の形態に係わる射出圧縮詳細設定部画面を示す図である。 本実施の形態に係わる射出&保圧設定部画面を示す図である。 本実施の形態に係わる他の画面を示す図である。 本実施の形態に係わる圧縮モード(A−4)の作動線図である。
符号の説明
A モニタ部 B コンビニ部
C 射出圧縮設定部 D 射出圧縮詳細設定部
E 射出&保圧設定部

Claims (5)

  1. 固定型盤に対して可動型盤をトグル式型締装置により型締めして、前記固定型盤と可動型盤とにより形成されているキャビティにスクリュを軸方向に駆動して溶融樹脂を射出し、そして1段または2以上の複数段にわたり前記可動型盤を型締め方向に駆動し圧縮して、保圧を待って成形品を得るための操作画面であって、
    前記操作画面は、射出開始の条件と1段目の圧縮開始タイミングを決定するための情報の組合せからなる複数の圧縮モードから任意の1の圧縮モードを選択する第1の入力部と、1段の圧縮における、あるいは2以上の複数段の各段の圧縮毎における圧縮を保持する保持時間を入力する第2の入力部と、1段の圧縮において、あるいは2以上の複数段の各段の圧縮毎において型締力を目標設定値とする第1の制御方法と型盤位置を目標設定値とする第2の制御方法のいずれかを選択し、前記第1の制御方法を選択したときは型締力の目標設定値を入力し、前記第2の制御方法を選択したときは型盤位置の目標設定値を入力する第3の入力部と、を備えていることを特徴とする、射出成形機の操作画面。
  2. 請求項1に記載の画面において、情報がスクリュの到達位置、検出射出圧値、型盤位置、保圧切換位置または外部信号のいずれかであることを特徴とする、射出成形機の操作画面。
  3. 請求項2に記載の画面において、情報の種類に応じて必要な条件を入力するため、選択された圧縮モードに応じて第4の入力部が表示されることを特徴とする、射出成形機の操作画面。
  4. 請求項1〜3のいずれかの項に記載の画面において、圧縮モードには射出開始の条件と1段目の圧縮開始タイミングを決定するための情報の他に、前記射出開始から前記1段目の圧縮開始までの型盤開き動作の条件も含まれる、射出成形機の操作画面。
  5. 固定型盤に対して可動型盤をトグル式型締装置により型締めして、前記固定型盤と可動型盤とにより形成されているキャビティに溶融樹脂を射出し、そして1段または2以上の複数段にわたり前記可動型盤を型締め方向に駆動し圧縮して、成形品を得るための操作画面であって、
    前記操作画面は、射出圧縮成形に関するモニタ値等を表示するモニタ部(A)と、インターロック、波形、測定値等を切換えて表示するコンビニ部(B)と、圧縮モードを設定する射出圧縮設定部(C)と、圧縮動作の設定をする射出圧縮詳細設定部(D)と、射出&保圧設定部(E)とを備え、
    前記射出圧縮設定部(C)により、射出開始の条件と1段目の圧縮開始タイミングを決定するための情報の組合せからなる複数の圧縮モードから任意の1の圧縮モードを選択し、
    前記射出圧縮詳細設定部(D)により、1段の圧縮における、あるいは2以上の複数段の各段の圧縮毎における圧縮の保持時間を設定し、1段の圧縮において、あるいは2以上の複数段の各段の圧縮毎において型締力を目標設定値とする第1の制御方法と、型盤位置を目標設定値とする第2の制御方法のいずれかを選択し、前記各段の圧縮で前記第1の制御方法を選択したときは型締力の目標設定値を、そして前記第2の制御方法を選択したときは型盤位置の目標設定値をそれぞれ入力するようになっていることを特徴とする、射出成形機の操作画面。
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