JP4550465B2 - 水中研磨装置 - Google Patents

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Description

本発明は、水中下で、金属材などの被加工物に対して研削加工や、研磨加工などの機械加工を行う水中研磨装置に関する。
従来、金属材などの被加工物に対して研削加工や、研磨加工などを行う場合、特別の措置を講じない限り、加工時に発生する切削紛が周囲に飛散してしまう。
特に水中で金属製品に対して研削、研磨加工を行う場合は、飛散した切削紛が水中に漂ったり、あるいは沈下堆積したりして製品の電気的、機械的な故障の原因ともなりかねず、好ましくなかった。
このような研削、研磨加工に伴う切削紛飛散防止を目的とした従来の技術としては、例えば次のような手段が考えられている。
すなわち、エアーモータや電動モータを回転アクチュエータとして、ディスクグラインダを回転させて研削、研磨加工を施し、その時に発生する切削紛をディスクグラインダ周囲にフードカバーを被せて切削紛をブロックし、フードカバー内に溜まった切削紛をカバー付近、あるいはカバー内部に形成した吸込み口から吸引ポンプにより周囲の水と共に吸い込み、フィルタを通して切削紛を回収するような手段が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−33570号公報
しかしながら上述した手段では、飛散する切削紛を完全に吸引、回収するためには、研削、研磨加工個所周辺の大量の水を吸い込みフードカバー内に十分な負圧を発生させる必要がある。このため、吸い込み流量の大きな吸引ポンプが必要となり、さらに吸引力を上げるためにはホースを太くしたり、あまりホースを長くできないなど、システムが大きくなり、コストがかかり、取扱いが不便であった。
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、吸引ポンプを必要とせず、小型でコストが低く、確実に効率よく切削紛を回収することができる機能を備えた水中研磨装置を得ることを目的とする。
上記目的を達成するために請求項に記載の水中研磨装置の発明は、流体モータから成る回転アクチュエータと、この回転アクチュエータにより回転され、水中において被加工物に対して研削、研磨加工を施すディスクグラインダと、前記ディスクグラインダの周囲を覆い、前記被加工物に押し付けられ、前記ディスクグラインダの周囲に水で満たされた領域を形成するフードカバーと、前記回転アクチュエータの作動液の排液が注入され、負圧を形成し、前記フードカバー内の前記研削、研磨加工に伴う切削紛を含む水を前記フードカバーの外へ排出するエジェクタと、前記フードカバーから排出された水が送られるフィルタ装置とからなることを特徴とする。
本発明の水中研磨装置は、吸引ポンプを必要とせず、小型で、コストが低く、確実に効率よく切削紛を回収する機能を備える。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態を示す図で、図1において、1は金属材などでできた研削、研磨加工の対象となる被加工物、2は被加工物1に対向し、被加工物1に対して切削や研磨加工を行うディスクグラインダ、3は一端に前記ディスクグラインダを固定した回転軸、4は回転軸3を軸受5a、5bを介して支承する軸受装置、6は電動モータで、その出力軸7はかさ歯車8を介して回転軸3と結合している。
9は前記ディスクグラインダ2の切削または研磨加工時に、ディスクグラインダ2の周囲を覆い、前記被加工物1の加工個所周囲に押し付けられる傘型のフードカバーで、ボルト10により軸受装置4に固定されている。
11はフードカバー9に形成された開孔で、前記回転軸3の一端がこの開孔11を貫通してフードカバー9内に延び、ディスクグラインダ2と固定されている。
12は羽根車で、前記フードカバー9内で、ディスクグラインダ2の裏側部分で回転軸3に固定されている。
13は前記フードカバー9の開孔11の羽根車12と反対側の壁に形成された排水孔で、パイプ14を介してフィルタ装置15に接続されている。
次に上記構成の水中研磨装置の作用について説明する。
まず、デイスクグラインダ2を被加工物1の加工個所に対応した位置に移動させる。
次に、電動モータ6を駆動すると電動モータ6の出力軸7の回転によりかさ歯車8を介して回転軸3が回転し、その先端に固定したディスクグラインダ2も回転を始める。
この状態でディスクグラインダ2を被加工物1の加工個所に押しつけることにより被加工物1の研削、研磨加工を開始する。
この時、フードカバー9も被加工物1の加工個所の周囲に押し付けられ、加工個所の周辺にフードカバー9で覆われ、水で満たされた領域16を形成する。
この領域16内ではディスクグラインダ2の裏側部分に設けられた羽根車12が回転軸3の回転によりディスクグラインダ2と共に一体的に回転する。
これにより、領域16内の羽根車12の周囲には負圧が発生し、この負圧により水の吸い込み力が発生し、飛散された切削紛を含む水はフードカバー9の開孔11を通して領域16の図示右側部分に吸い込まれる。
吸い込んだ水は切削紛と共にパイプ14を通過してフィルタ装置15に送られ、ここで切削紛が除去され、水だけが外部に排水されて切削紛は捕獲、回収される。
このように本実施の形態によれば、フードカバー9内にディスクグラインダ2と共に回転する羽根車12を設けているので、この羽根車12が吸引ポンプとしての機能を果たし、水分中に飛散した切削紛を捕獲、回収するので改めて吸引ポンプを設ける必要がなく、システムの小型、簡略化を図ることができる。
また、羽根車12の回転駆動力はディスクグラインダ2の駆動用の電動モータ6の回転力を利用しているので、吸引ポンプの駆動装置を設ける必要がなく、コストの削減と装置の小型化が図れ、装置のハンドリングが容易となる。
次に本発明の第2の実施の形態について図2を参照して説明する。なお、以下の実施の形態の説明において、図1に示す第1の実施の形態と同一部分には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図2において、20はかさ歯車8を介して一端にディスクグラインダ2を固定した回転軸3を回転させる、水、油などの液体を作動液とする流体モータ、21は前記流体モータ20に作動液を注入する送水ライン、22は流体モータ20の排水ラインに接続されたエジェクタで、このエジェクタ22の出口側はフィルタ装置15につながっている。
23はフードカバー9の領域16と軸受装置4内とを連通する開孔である。
次に第2の実施の形態の作用について説明する。
まず、送水ライン21より流体モータ20に作動液を注入し、流入した作動液のエネルギーで流体モータ20を駆動し、かさ歯車8を介してディスクグラインダを回転させて研削、研磨加工を開始する。
流体モータ20を通過した作動液の排液は流体モータ20の排水ラインからエジェクタ22に流入する。
エジェクタ22内では作動液が図示しないノズルで加速され、出口側でノズルから飛び出す。ノズルから作動液が飛び出す際に周囲の水を巻き込み、負圧を発生させる。これによりフードカバー9に形成した開孔23を通して領域16内の飛散された切削紛を含む水は軸受装置4内に吸い込まれる。
軸受装置4内に吸い込まれた水は、エジェクタ22に吸い込まれ、出口側からフィルタ装置15に送られ、ここで切削紛が除去され、水だけが外部に排水されて切削紛は捕獲、回収される。
このように本実施の形態によれば、流体モータ20に供給する作動液の運動エネルギーを流体モータ20の回転に利用すると同時にエジェクタ22により切削紛回収の吸引エネルギーも発生させることができる。
したがって吸引ポンプを設ける必要がなく、システムの小型、簡略化を図ることができ、コストも削減することができる。
次に本発明の第3の実施の形態について図3(a)、(b)を参照して説明する。
図3において、30a、30bは並べて設けられ、お互いが固定された二つの電動モータ、31a、31bは各電動モータ30a、30bにかさ歯車8、回転軸3を介して接続され、ディスクグラインダを構成する回転ディスク、32は前記二つの回転ディスク31a、31bの周囲を一体的に囲む楕円形状のフードカバーで、その他個々の研磨装置の構成は図1に示す実施の形態と同様である。
次に第3の実施の形態の作用について説明する。
一方の電動モータ30aを駆動してかさ歯車8を介して一方の回転ディスク31aを回転させる。同時に他方の電動モータ30bを前記電動モータ30aと逆方向に回転するようにして駆動し、かさ歯車8を介して他方の回転ディスク31bも回転させる。
回転方向の異なる二つの回転ディスク31a、31bを被加工物の加工面に押し当て研削、研磨加工を開始する。
このような本実施の形態によれば、研磨中に回転ディスク31a、31bに発生する反力はお互いに回転方向を反転させて駆動しているために安定して研削、研磨加工することができる。
また、従来は回転ディスクが1個のみであったため、研磨作業に多くの時間を必要としたが、2個とすることにより、作業時間を短縮することができる。
また、従来の研磨装置では、研磨中の回転ディスクの接触面が安定しないために研磨後の加工面が不規則であったが、回転ディスク31a、31bの研磨中の移動も安定した駆動を行うことができるので確実に効率よく研削、研磨加工を行うことができる。
なお、上記実施の形態の説明において、本発明を研磨装置として説明したが、本発明においては、研磨という概念には研削という概念も含むものである。
本発明の第1の実施の形態を示す断面図。 本発明の第2の実施の形態を示す断面図。 本発明の第3の実施の形態を示す図で、(a)は正面図、(b)側面図。
符号の説明
1…被加工物、2…ディスクグラインダ、3…回転軸、4…軸受装置、5a、5b…軸受、6、30a、30b…電動モータ、7…出力軸、8…かさ歯車、9、30a、30b…フードカバー、10…ボルト、11、23…開孔、12…羽根車、13…排水口、14…パイプ、15…フィルタ装置、16…水で満たされた領域、20…流体モータ、21…送水ライン、22…エジェクタ、31a、31b…回転ディスク。

Claims (1)

  1. 流体モータから成る回転アクチュエータと、この回転アクチュエータにより回転され、水中において被加工物に対して研削、研磨加工を施すディスクグラインダと、前記ディスクグラインダの周囲を覆い、前記被加工物に押し付けられ、前記ディスクグラインダの周囲に水で満たされた領域を形成するフードカバーと、前記回転アクチュエータの作動液の排液が注入され、負圧を形成し、前記フードカバー内の前記研削、研磨加工に伴う切削紛を含む水を前記フードカバーの外へ排出するエジェクタと、前記フードカバーから排出された水が送られるフィルタ装置とからなることを特徴とする水中研磨装置。
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