JP4550038B2 - 通信カラオケシステムにおいてカラオケデータを配信する方法 - Google Patents

通信カラオケシステムにおいてカラオケデータを配信する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4550038B2
JP4550038B2 JP2006285430A JP2006285430A JP4550038B2 JP 4550038 B2 JP4550038 B2 JP 4550038B2 JP 2006285430 A JP2006285430 A JP 2006285430A JP 2006285430 A JP2006285430 A JP 2006285430A JP 4550038 B2 JP4550038 B2 JP 4550038B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
karaoke
terminal
data
host device
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006285430A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008102358A (ja
Inventor
謙一 尾田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiichikosho Co Ltd
Original Assignee
Daiichikosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiichikosho Co Ltd filed Critical Daiichikosho Co Ltd
Priority to JP2006285430A priority Critical patent/JP4550038B2/ja
Publication of JP2008102358A publication Critical patent/JP2008102358A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4550038B2 publication Critical patent/JP4550038B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)

Description

この発明は、複数のカラオケ端末と、これらに通信網を介してカラオケデータを配信するカラオケホスト装置とを備えた通信カラオケシステムに関し、具体的には、通信カラオケシステムにおいて、カラオケデータの配信効率を向上させるための改良技術に関する。
周知のごとく、通信カラオケシステムは、カラオケ端末と、これにカラオケ伴奏音楽や歌詞画像の起源となるカラオケデータを情報通信ネットワークを介して配信するカラオケホスト装置とによって構成されている。カラオケホスト装置がカラオケデータの配信対象とするカラオケ端末は、膨大な数に及び、また、一回の配信機会に追加すべき新譜のカラオケデータも多数曲分ある。そこで、通信カラオケシステムにおいてカラオケデータを効率よく配信するための方法がいくつか提案された。
たとえば、特許3755946号公報には、カラオケデータを中継転送するカラオケセンタの設置箇所を増やすことなくカラオケ端末への市外通話料金での配信ルートを削減し、カラオケデータ配信にかかる通信コストを大幅に削減することができる通信カラオケシステムについて記載されている。この通信カラオケシステムでは、一部のカラオケ端末にカラオケデータの転送機能を設けることで、同じ市内通話区域の他のカラオケ端末にカラオケデータを転送するようになっている。
また、特開2005−189668号公報には、カラオケデータなどのカラオケ情報を多数のカラオケ演奏装置に迅速かつ円滑に配信するカラオケ情報配信システムについて記載されている。このカラオケ情報配信システムでは、カラオケホスト装置に、転送先アドレスを指定する転送先アドレス指定手段が設けられ、グループ化された複数のカラオケ演奏装置のそれぞれにはカラオケ情報を転送するための転送手段が設けられている。そして、カラオケホスト装置が転送先アドレスを全カラオケ演奏装置に送付するとともに、各グループにおける所定のカラオケ演奏装置にカラオケ情報を送信する。カラオケ情報を受信したカラオケ演奏装置は、先に受信した転送先アドレスに従って他のカラオケ演奏装置に転送する。それによって、あるグループに属するカラオケ端末は、バケツリレーの要領でカラオケ情報を順次他のカラオケ演奏装置に転送していく。
===発明の意図===
最近の通信カラオケシステムは、インターネットを利用したVPNなどのブロードバンドネットワークを介してカラオケデータを配信している。ブロードバンドによるデータ配信は、ISDNや電話回線などのナローバンドによるデータ配信と比べて格段にデータ転送速度が速く、しかも通信コストも安い。そのため、カラオケ端末におけるハードディスク装置などの外部記憶の大容量化とも相まって、CD−ROMなどの記憶媒体によって提供していた歌詞画像の背景映像の起源となる大容量の動画データなどもこのブロードバンドネットワークを介して配信するようになった。伴奏音楽の起源となるデータについても、従来のMIDIデータからより高音質な録音音声データ(MP3形式など)へと移行しつつある。したがって、新譜のカラオケデータなど、カラオケホスト装置が配信すべき総データ量は増加する一方となっている。また、カラオケ楽曲の元歌のCDが発売されると、ほぼ同時にその新譜のカラオケ楽曲もカラオケ端末で演奏できるようにするなど、充実したカラオケサービスの提供も求められている。そのため、より効率的にカラオケデータを配信する必要がある。もちろん、通信カラオケシステムには、全カラオケ端末にカラオケデータを間違いなく配信するための信頼性も求められている。
そこで本発明者らは、カラオケ店が閉店している深夜や定休日などにカラオケデータをカラオケ端末に転送し、さらに、上記各特許公報に記載された配信方法のように、カラオケホスト装置が全てのカラオケ端末に対してカラオケデータを配信するのではなく、代表となるカラオケ端末(親端末)にカラオケデータを配信し、そのカラオケ端末が他のカラオケ端末(子端末)にカラオケデータを転送する方式(以下、親子配信方式)を採用すれば、より効率よくカラオケデータを配信できると考えた。
しかし、親端末に指定されたカラオケ端末に対する負担は子端末に比較して大きくなり、装置の劣化が早くなり、システム全体としての耐久性が損なわれる可能性がある。そこで本発明者らは、各カラオケ端末が、演奏履歴やエラー履歴などの稼働ログを記録しており、カラオケホスト装置は、その稼働ログを適宜収集していることに着目した。各カラオケ端末から集信されるエラー履歴を参照して、その都度、正確に動作している端末を親端末に選定すれば、システム全体としての信頼性が向上し、確実にデータ配信ができると考えた。すなわち通信カラオケシステムにおいて、カラオケ端末をあるときは親端末として、またあるときは子端末として、役割をローテーションさせながら、親子配信方式によってカラオケデータを配信する。本発明はこのように考えて創作されたものである。
===発明の要旨===
この発明の方法は、分説すると、つぎの事項1〜11により特定されるものである。
1.カラオケホスト装置が複数のカラオケ端末にカラオケデータを配信する方法であること
2.複数のカラオケ端末は、複数のグループに区分けされていること
3.カラオケホスト装置は、各グループに属するカラオケ端末の端末アドレス情報と、各グループ内の1つのカラオケ端末を代表端末に指定する情報を記録管理すること
4.カラオケホスト装置は、グループ(A)の代表端末であるカラオケ端末(B)にカラオケデータ(C)を送信する際、グループ(A)の端末アドレス情報(D)を送信するとともに、カラオケ端末(B)を親モードにすること
5.カラオケ端末(B)は、カラオケホスト装置からカラオケデータ(C)および端末アドレス情報(D)を受信した際、受領通知とエラー履歴をカラオケホスト装置に送信すること
6.カラオケ端末(B)は、カラオケホスト装置からカラオケデータ(C)および端末アドレス情報(D)を受信した後、親モードになり、端末アドレス情報(D)に基づいて、グループ(A)内におけるカラオケデータ(C)を受信していないカラオケ端末にカラオケデータ(C)を送信すること
7.カラオケ端末(B)からカラオケデータ(C)を受信したカラオケ端末(E)は、受領通知とエラー履歴をカラオケホスト装置に送信すること
8.カラオケホスト装置は、カラオケ端末(E)からエラー履歴を受信した際、そのエラー履歴の内容が所定基準より良好である場合、カラオケ端末(E)にグループ(A)の端末アドレス情報(D)を送信するとともに、カラオケ端末(E)を親モードにすること
9.カラオケ端末(E)は、親モードになり、端末アドレス情報(D)に基づいて、グループ(A)内におけるカラオケデータ(C)を受信していないカラオケ端末にカラオケデータ(C)を送信すること
10.親モードのカラオケ端末からカラオケデータ(C)を受信したカラオケ端末は、受領通知とエラー履歴をカラオケホスト装置に送信すること
11.カラオケホスト装置は、カラオケ端末からエラー履歴を受信した際、そのエラー履歴の内容が所定基準より良好である場合、当該カラオケ端末が属するグループの端末アドレス情報を送信するとともに、当該カラオケ端末を親モードにすること
上記のように特定される発明において、望ましくは、カラオケホスト装置は、各カラオケ端末から受信したエラー履歴に基づいて、各グループにおける1つのカラオケ端末を代表端末として選定することとする。
===ネットワーク構成===
図1に、本発明の実施例における通信カラオケシステムのネットワーク構成を示した。インターネット60aを利用したVPN(Virtual Private Network)60bには、カラオケ事業者の各地のカラオケ店100に敷設されたLAN110やカラオケホスト装置70が接続されて広域イントラネットが構築されている。各地のカラオケ店100の各客室にはカラオケ端末2が設置され、カラオケ端末2はLAN110を介して同じカラオケ店100のカラオケ端末2と通信したり、ルータ50を経由して接続したVPN60bを介してカラオケホスト装置70と通信してカラオケデータの配信を受けたり、稼働ログを送信したりする。そして、各カラオケ店100のルータ50はVPNゲートウェイとしての設定がなされ、ルータ50と同じLAN110に接続されている各カラオケ端末2はVPNクライアントとしての設定がなされている。
通信カラオケシステム1では、基本的に、親子配信方式によってカラオケデータをカラオケ端末2に配信することとしている。本実施例では、同一のカラオケ店100にある複数のカラオケ端末2を1つの端末グループとし、各端末グループには代表となるカラオケ端末2aが1台ある。この代表端末2aは、親端末として、同じ店100にある他のカラオケ端末2bのいずれかを子端末として、カラオケホスト装置70から配信されたカラオケデータを転送する。また、このカラオケデータを受信した子端末は、カラオケホスト装置70から新たに親端末に指定されると、未だカラオケデータを受信していないカラオケ端末2bを子端末としてカラオケデータを転送することとしている。
そして、通信カラオケシステム1は、親子配信方式を基本としつつ、当該システム1に包含される全カラオケ端末2にカラオケデータを確実に配信するための対策が施されている。また、カラオケホスト装置70は、代表端末2aにカラオケデータを配信する際に稼働ログを収集するとともに、カラオケデータを受信したカラオケ端末2bと個別に通信して稼働ログを収集する機能も備えている。
===端末グループ管理テーブル===
カラオケホスト装置70には、カラオケデータの配信手順を記述した端末グループ管理テーブルが記憶されている。このテーブルの概略構造を図2に示した。このテーブル200には、各端末グループのグループID201と、各グループ内のカラオケ端末2のアドレス情報202と、カラオケ端末2のうち、とくに代表となるカラオケ端末2aに対する特定フラグ204と、各カラオケ端末2にカラオケデータを配信する時間帯(配信希望時間帯)203が記述されている。本実施例において、グループIDは各カラオケ店100のルータ50のグローバルIPアドレスで記述され、各端末アドレス情報202はLAN110におけるプライベートIPアドレスによって記述されている。したがって、グループID201と各端末アドレス情報202との組でVPN60b内の端末2を特定することができる。
各カラオケ端末2には、配信希望時間の情報203が付帯している。配信希望時間帯203は、各カラオケ店100の営業時間に応じ、閉店時間帯となるようにカラオケ事業者側で設定され、その設定に基づいて端末グループ管理テーブル200を作成し、カラオケホスト装置70に記憶させている。なお本実施例では、同じカラオケ店100にあるカラオケ端末2bは、稼働している時間帯が同じため、一律に同じ時間帯が配信希望時間として設定されている。もちろん、カラオケ端末2ごとに時間差を設けて個別に設定しておいてもよい。
なお、端末グループは、1店舗ごとに形成される必要はない。親子の関係にある親端末と子端末とが別のカラオケ店100にある構成であってもよい。しかし、端末グループを複数店舗のカラオケ端末によって構成すると、VPNクライアントである親端末が、各店舗のそれぞれのルータ50配下の同じくVPNクライアントである子端末にカラオケデータを配信することになる。つまり、カラオケデータはVPNホストを兼ねるホスト装置70を経由する配信経路を通り、ホスト装置70に不要な負担をかけることになる。そのため本実施例では、同一ルータ50配下にあるカラオケ端末2によって端末グループを形成している。
===グループ代表配信処理===
カラオケホスト装置70は、多数のカラオケ楽曲についてのカラオケデータやグループ管理テーブル200を自身の外部記憶に蓄積し、その蓄積情報をデータベース(ホストデータベース)として管理している。カラオケ端末2は、自身の外部記憶にカラオケデータや稼働ログ、カラオケホスト装置70から送信されてきた各種情報をデータベース(ローカルデータベース)によって蓄積・管理している。
図3に、通信カラオケシステム1におけるカラオケデータ配信処理の流れを示した。カラオケホスト装置70は、1回の配信機会にローカルデータベースに追加すべきカラオケデータが全て揃うなど、カラオケデータの配信準備が整うと、グループ管理テーブル200を参照し、各代表端末2aに対して追加分のカラオケデータを送付する(s1)とともに、代表端末2aを親端末に指定する(s2)、グループ代表配信処理を実行する。代表端末2aを親端末に指定する際に、当該代表端末2aと同一グループ内のカラオケ端末2bについてのアドレス情報と配信希望時間帯情報の組を送信する。親端末に指定された代表端末2aは親モードに移行する。
本実施例において、このグループ代表配信処理の実行開始時期は、代表端末2aの配下にあるカラオケ端末2bの配信希望時間帯内としている。もちろん、代表端末2aに、カラオケ楽曲の演奏処理とカラオケデータベースの更新処理とを並行して実行させることも可能であり、代表端末2aに対する配信時間を同一グループ内の他のカラオケ端末2bの配信希望時間帯内に限定する必要はない。また、代表端末2aにグループ管理テーブル200をそのまま送付するようにし、代表端末2aは、そのテーブル200を参照してカラオケデータの転送対象となる同一グループ内のカラオケ端末2bのアドレス情報と配信希望時間帯とを取得するようにしてもよい。
代表端末2aは、カラオケホスト装置70から受け取ったカラオケデータとグループ内端末2bに関するアドレス情報と配信希望時間帯情報との組をローカルデータベースに格納する(s3,s4)。また、カラオケデータの受領通知とともに、エラーログを含む稼動ログをカラオケホスト装置70に送信し(s5)、カラオケホスト装置70がこれを記録する(s6)。
代表端末2aは、先に述べたようにカラオケホスト装置70から親端末に指定され親モードに移行すると、親端末として、同グループ内のカラオケ端末2bのアドレス情報と配信希望時間帯情報とに基づいて、順次、カラオケ端末2bを子端末としてのカラオケ端末2bにカラオケデータを転送する(s7)、親子配信処理を行なう。この際に、親端末自身が管理する転送先のカラオケ端末2bのアドレスに転送済みフラグを付しておく。
各端末2bは、代表端末2aから転送されてきたカラオケデータを記憶してそれぞれのローカルデータベースを更新する(s8)。また、カラオケデータを受信した端末2bはホスト装置70に対して、カラオケデータの受領通知とともに、エラーログを含む稼働ログを送信し(s9)、カラオケホスト装置70がこれを記録することとしている(s10)。
===親端末指定管理処理===
ホスト装置70は、カラオケデータ配信先のカラオケ端末2bから受領通知とともに稼動ログを受信すると、稼動ログに含まれているエラーログを参照し、この端末が親端末にふさわしいか否かを判定し、ふさわしいと判定したらカラオケ端末2bを親端末に指定する親端末指定管理処理を行う(s11)。代表端末2aに限らず、すべてのカラオケ端末2は、親端末に指定されると、親モードに移行する。
なお、本実施例では、以下(a)〜(c)の条件を満たしている場合に親端末にふさわしいと判定している。
(a)ハードディスクの一部に障害が発生し、障害部分を閉塞しつつ稼動する片肺モードになっていないこと
(b)ハードディスクに対する読み書きデータにエラーが生じたり、ハードディスクの動作にエラーが生じたりしていないこと
(c)その他の特定のエラーが生じていないこと
その結果、ホスト装置70が親端末にふさわしいと判定したカラオケ端末2bに対し、親端末に指定する旨を通知する(s11)。
またホスト装置70は、あるカラオケ端末2に親端末指定の通知をする際に、当該端末と同じグループ内のカラオケ端末2bの端末アドレスと配信希望時間帯情報との組も配信する。親端末に指定されたカラオケ端末2は、配信された端末アドレスと配信希望時間情報の組を記憶部に記憶する(s12)。なお、ホスト装置70は、カラオケ端末2に対する親端末指定に際し、それまでに受信した受領通知に基づいて、カラオケデータを受領していないカラオケ端末2bの端末アドレスのみを配信すればよい。親端末に指定された端末2bはこれら端末アドレスと配信希望時間情報との組を記憶部に記憶し管理する(s12)。
なお、同一グループ内のカラオケ端末2bの端末アドレスと配信希望時間帯情報との組を配信する他の方式として、カラオケデータ転送元の親端末からカラオケデータとともに配信する構成もとれる。
また先に述べたように、代表端末2aについては、カラオケデータを配信とともに無条件に親端末に指定する旨を通知して親端末に指定し(s2)、受領通知とともに受け取ったエラーログ参照による判定を条件とはしていない。つまり、代表端末2aの選定については、あらかじめ前回配信時のエラーログを参照し、代表端末にふさわしい端末を選定して端末グループ管理テーブル200に記録しておく。仮にカラオケデータ配信後に受信したエラーログ(s6)により代表端末にふさわしくないと判定した場合には、次回配信までに端末グループ管理テーブル200を書き換えておく。
また、仮に代表端末2aからカラオケデータの受領通知がカラオケホスト装置70に届かなかった場合には、カラオケホスト装置70は、過去のエラーログを参照するなどして適宜に別のカラオケ端末2bを新たな代表端末2aとして取り扱えるように構成している。
===親子配信処理===
代表端末2aまたは代表端末2aからカラオケデータを受信したカラオケ端末2bは、ホスト装置70から親端末指定されると(s2またはs11)、親モードに移行する。
親モードに移行したカラオケ端末2bは、親端末として、同一グループ内のカラオケ端末2bのアドレス情報と配信希望時間帯情報とに基づいて、いずれか転送済フラグが付されていない(カラオケデータ未受領の)カラオケ端末2bを子端末として、親子配信処理を行なう。すなわち、当該端末2bに対して、カラオケデータ未受領であることを問い合わせて確認した後に、カラオケデータを転送する(s7,s13)。また、自身が記憶管理している転送先のカラオケ端末2bのアドレス情報に転送済フラグを付する。
カラオケデータを受け取った各端末2bは、転送されてきたカラオケデータを記憶してそれぞれのローカルデータベースを更新する(s8,s14)。また、カラオケホスト装置70に受領通知とともにエラーログを含む稼動ログを送信する(s9,s15)。
親モード起動中のカラオケ端末2bは、グループ内にカラオケデータ未受領端末がなくなるまでs7(またはs13)の処理を繰り返す。自身が管理する端末アドレスに転送済フラグが付されていなくても、親モードが起動された他のカラオケ端末2bから受領している場合もある。したがって、カラオケデータ転送前に問い合わせた際にカラオケデータ受領済が確認されれば、このカラオケ端末2bについても転送済フラグを付するようにしておくとよい。
また、子端末としてカラオケデータの転送を受けた端末2bが、ホスト装置70に送信した稼動ログに基づいて、ホスト装置70から新たに親端末指定された場合にも、上記の処理と同様に、親モードを起動して新たな親端末として、グループ内のカラオケデータ未受領のカラオケ端末2bを子端末として、カラオケデータ等を転送する(s13)。そして、同一グループ内にカラオケデータ未受領の端末2bがなくなった場合には、親モード起動中のカラオケ端末2は親モードを解除し、親子配信処理を終了させる。
===子端末配信処理===
カラオケホスト装置70は、代表端末2a以外の各端末2bに対しても、個別に通信してカラオケデータを配信する配信処理(以下、子端末配信処理)も行えるように構成されている。カラオケホスト装置70は、現在時間を監視し、あるカラオケ端末2bの配信希望時間帯が経過したことを認知すると、その端末2bを対象とした子端末配信処理を実行する。
この子端末配信処理では、カラオケデータの配信対象で、先の代表配信処理を発端とする親子配信処理によって送信したカラオケデータについての受領通知が未到達である端末2bに対し、当該端末2bのローカルデータベースに格納されているか否かを問い合わせ、当該端末2bから記憶未完了の旨の報告があると、この端末2bにカラオケデータを送信する。端末2bは、カラオケホスト装置70からのカラオケデータをローカルデータベースに格納し、受領通知とともに稼働ログを返送し、カラオケホスト装置70は稼働ログを記録する。配信完了の問い合わせに対して完了の旨の返答が有れば、稼働ログの要求を行い、返送されてきたログを記録する。
なお、代表配信処理と子端末配信処理の開始時期については、たとえば、ある日、ある代表端末2aと同一グループ内端末2bの配信希望時間帯の開始時間を当該代表端末2aに対する代表配信処理の開始時間とし、その翌日の同じ時間を当該代表端末2aと同一グループ内の端末2bを対象とした子端末配信処理の開始時間とすれば、閉店時間帯に各配信が行われる。また、配信希望時間帯を全部経過した翌日まで待たなくても、親子配信に要する時間が充分経過すれば、当日の同じ時間帯の中で子端末配信処理を開始してもよい。
以上のように、カラオケデータを代表配信処理によって代表端末2aに配信するとともに、代表端末2aおよびエラーのない適切な端末2bとを親端末に指定して行なわれる親子配信処理によってカラオケデータを各端末2bに配信することで、親端末となる端末2bの負担を分散させることができ、また複数の親端末により効率よくカラオケデータを全カラオケ端末2bに配信できる。
===端末グループ管理テーブルについて===
店舗100ごとに端末グループが形成されている場合、親端末と同じLAN110に接続されている他のカラオケ端末2bが子端末となる、この場合、端末グループ管理テーブルには、ルータ50のグローバルアドレスが記載されていればよい。すなわち、親端末は、自身のIPアドレスと、自身と同じLAN110に接続されているカラオケ端末2bのアドレス範囲とに基づいて自動的に同じグループに属する子端末のIPアドレスを認識し、カラオケデータを親子配信方式によって転送することができる。親端末がブロードキャスト(同報通信用パケット)をLAN110に送信し、このブロードキャストに応答してきたカラオケ端末2bを子端末として認識することもできる。
本発明の実施例における通信カラオケシステムを含むネットワーク構成図である。 上記通信カラオケシステムを構成するカラオケホスト装置が記憶する端末グループ管理テーブルの概略構造図である。 上記通信カラオケシステムにおけるカラオケデータの転送手順図である。
符号の説明
1 通信カラオケシステム
2 カラオケ端末
2a 代表端末
2b (代表端末以外の)カラオケ端末
50 ルータ
60a インターネット
60b VPN
70 カラオケホスト装置
100 カラオケ店
110 LAN
200 端末グループ管理テーブル

Claims (2)

  1. カラオケホスト装置が複数のカラオケ端末にカラオケデータを配信する方法であって、
    複数のカラオケ端末は、複数のグループに区分けされており、
    カラオケホスト装置は、各グループに属するカラオケ端末の端末アドレス情報と、各グループ内の1つのカラオケ端末を代表端末に指定する情報を記録管理し、
    カラオケホスト装置は、グループ(A)の代表端末であるカラオケ端末(B)にカラオケデータ(C)を送信する際、グループ(A)の端末アドレス情報(D)を送信するとともに、カラオケ端末(B)を親モードにし、
    カラオケ端末(B)は、カラオケホスト装置からカラオケデータ(C)および端末アドレス情報(D)を受信した際、受領通知とエラー履歴をカラオケホスト装置に送信し、
    カラオケ端末(B)は、カラオケホスト装置からカラオケデータ(C)および端末アドレス情報(D)を受信した後、親モードになり、端末アドレス情報(D)に基づいて、グループ(A)内におけるカラオケデータ(C)を受信していないカラオケ端末にカラオケデータ(C)を送信し、
    カラオケ端末(B)からカラオケデータ(C)を受信したカラオケ端末(E)は、受領通知とエラー履歴をカラオケホスト装置に送信し、
    カラオケホスト装置は、カラオケ端末(E)からエラー履歴を受信した際、そのエラー履歴の内容が所定基準より良好である場合、カラオケ端末(E)にグループ(A)の端末アドレス情報(D)を送信するとともに、カラオケ端末(E)を親モードにし、
    カラオケ端末(E)は、親モードになり、端末アドレス情報(D)に基づいて、グループ(A)内におけるカラオケデータ(C)を受信していないカラオケ端末にカラオケデータ(C)を送信し、
    親モードのカラオケ端末からカラオケデータ(C)を受信したカラオケ端末は、受領通知とエラー履歴をカラオケホスト装置に送信し、
    カラオケホスト装置は、カラオケ端末からエラー履歴を受信した際、そのエラー履歴の内容が所定基準より良好である場合、当該カラオケ端末が属するグループの端末アドレス情報を送信するとともに、当該カラオケ端末を親モードにする
    方法。
  2. カラオケホスト装置は、各カラオケ端末から受信したエラー履歴に基づいて、各グループにおける1つのカラオケ端末を代表端末として選定する
    請求項1に記載の方法。
JP2006285430A 2006-10-19 2006-10-19 通信カラオケシステムにおいてカラオケデータを配信する方法 Active JP4550038B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006285430A JP4550038B2 (ja) 2006-10-19 2006-10-19 通信カラオケシステムにおいてカラオケデータを配信する方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006285430A JP4550038B2 (ja) 2006-10-19 2006-10-19 通信カラオケシステムにおいてカラオケデータを配信する方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008102358A JP2008102358A (ja) 2008-05-01
JP4550038B2 true JP4550038B2 (ja) 2010-09-22

Family

ID=39436723

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006285430A Active JP4550038B2 (ja) 2006-10-19 2006-10-19 通信カラオケシステムにおいてカラオケデータを配信する方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4550038B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5159499B2 (ja) * 2008-07-30 2013-03-06 株式会社第一興商 カラオケホスト装置
JP5164263B2 (ja) * 2008-07-31 2013-03-21 株式会社第一興商 通信カラオケシステム
JP5359729B2 (ja) * 2009-09-17 2013-12-04 ブラザー工業株式会社 カラオケシステム、カラオケ装置、カラオケプログラム、及びカラオケデータ送信方法
JP5359728B2 (ja) * 2009-09-17 2013-12-04 ブラザー工業株式会社 カラオケシステム、カラオケ装置、ノード装置、カラオケプログラム、ノードプログラム、及びカラオケデータ送信方法
JP6341739B2 (ja) * 2014-04-18 2018-06-13 コイト電工株式会社 画像表示装置
JP6341738B2 (ja) * 2014-04-18 2018-06-13 コイト電工株式会社 画像表示装置

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07212387A (ja) * 1994-01-12 1995-08-11 Brother Ind Ltd データ通信システムにおける通信制御装置
JPH0895584A (ja) * 1994-09-21 1996-04-12 Sanyo Electric Co Ltd カラオケシステムにおける音楽データ格納方法及びその装置
JPH10200656A (ja) * 1997-01-13 1998-07-31 Daiichi Kosho:Kk カラオケデータの配信方法に特徴を有する通信カラオケシステムおよびカラオケ演奏端末
JPH1124854A (ja) * 1997-06-30 1999-01-29 Canon Inc 印刷制御装置および印刷制御方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体
JP2000101750A (ja) * 1998-09-21 2000-04-07 Daiichikosho Co Ltd 内線接続方式に特徴を有する通信カラオケシステムおよびカラオケ演奏端末
JP2001092705A (ja) * 1999-09-21 2001-04-06 Pioneer Electronic Corp ファイルシステム及び方法
JP2001312430A (ja) * 2000-05-02 2001-11-09 Noritsu Koki Co Ltd 情報配信システム、情報配信装置、情報受信装置、情報配信方法、情報配信プログラムを記録した記録媒体、および情報受信プログラムを記録した記録媒体
JP2006092577A (ja) * 2005-12-05 2006-04-06 Ricoh Co Ltd 画像処理装置およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07212387A (ja) * 1994-01-12 1995-08-11 Brother Ind Ltd データ通信システムにおける通信制御装置
JPH0895584A (ja) * 1994-09-21 1996-04-12 Sanyo Electric Co Ltd カラオケシステムにおける音楽データ格納方法及びその装置
JPH10200656A (ja) * 1997-01-13 1998-07-31 Daiichi Kosho:Kk カラオケデータの配信方法に特徴を有する通信カラオケシステムおよびカラオケ演奏端末
JPH1124854A (ja) * 1997-06-30 1999-01-29 Canon Inc 印刷制御装置および印刷制御方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体
JP2000101750A (ja) * 1998-09-21 2000-04-07 Daiichikosho Co Ltd 内線接続方式に特徴を有する通信カラオケシステムおよびカラオケ演奏端末
JP2001092705A (ja) * 1999-09-21 2001-04-06 Pioneer Electronic Corp ファイルシステム及び方法
JP2001312430A (ja) * 2000-05-02 2001-11-09 Noritsu Koki Co Ltd 情報配信システム、情報配信装置、情報受信装置、情報配信方法、情報配信プログラムを記録した記録媒体、および情報受信プログラムを記録した記録媒体
JP2006092577A (ja) * 2005-12-05 2006-04-06 Ricoh Co Ltd 画像処理装置およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008102358A (ja) 2008-05-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4642735B2 (ja) 通信カラオケシステムにおいてカラオケデータを配信する方法
JP4550038B2 (ja) 通信カラオケシステムにおいてカラオケデータを配信する方法
KR101162381B1 (ko) 피어투피어 중계 네트워크에서 방관자
JP4374022B2 (ja) ピアツーピアリレーネットワーク
US7685301B2 (en) Redundancy lists in a peer-to-peer relay network
JP4524686B2 (ja) クラスタシステム及びクラスタメンバ並びにプログラム
JPWO2005060187A1 (ja) クラスタシステム、クラスタメンバ、故障復旧方法及びプログラム
JP2007509405A (ja) ピアツーピアリレーネットワークにおけるアイランドの復旧
WO2005046173A1 (en) Violations in a peer-to-peer relay network
JP2012511190A (ja) メッセージ処理のための方法及びシステム
KR100992347B1 (ko) 다중 피어투피어 중계 네트워크
AU2001282554B2 (en) File transfer system, apparatus, method and computer readable medium storing file transfer program
US6909711B1 (en) Voice gateways, route selection method of the same, and memory medium for storing control programs of the same
JP4916760B2 (ja) 通信カラオケシステムにおいてカラオケデータを配信するとともに稼働ログを集信する方法
JP4485483B2 (ja) 通信カラオケシステムにおいてカラオケデータを配信するとともに稼働ログを集信する方法
US7126909B2 (en) Centralized management technique of call control data
JP5164263B2 (ja) 通信カラオケシステム
JP4894838B2 (ja) カラオケネットワークシステム及びカラオケ装置
JP2001244977A (ja) データ転送装置、データ転送システム、データ転送方法及び記憶媒体
JP4075613B2 (ja) 映像音声データ配信システム
JP2000013425A (ja) ネットワーク監視制御方法とそのシステム
JP2011193379A (ja) 通信システム
JP2011060078A (ja) ファイル配信システム、ファイル配信方法および被監視装置
JP2008146673A (ja) ストレージ装置およびストレージシステム
JP2001209620A (ja) 遠隔監視制御システム及び記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090918

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100223

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100419

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100706

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100707

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4550038

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130716

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250