JP4545574B2 - 防犯装置 - Google Patents

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Description

本発明は、防犯装置に関する。
従来、深夜営業の店舗、例えばコンビニエンスストアー等は強盗の標的になり易く、防
犯手段として、カラーボールが利用されていた。
カラーボールとは、衝撃で容易に破裂するボールの中に着色蛍光塗料を封入し、これを
逃走する犯人めがけて投げつけ、犯人衣服に着色して、追跡及び逮捕を容易にするもので
あり、これを店舗に常備することで、犯罪の発生抑止を図る様にしたものである。
研究開発段階や出願段階で先行技術調査を行っておらず、記載すべき先行技術文献を知
りません。
ところが、上記カラーボールは、例え上着に命中しても、上着を脱ぎ捨てればすみ、近
くの雑踏に紛れ込んで、追跡から免れることが可能であった。
又、カラーボールは、犯罪の発生後に始めて使用でき、そのため犯罪進行中には何等役
に立たず、また必死に逃げ回る者にカラーボールを命中させることは容易でないため、不
確実であった。
本発明は、上記課題に鑑み、適宜時間経過した後に臭気を発生するように調整した臭気
発生源を犯人に付着させ、逃走中に突如発生した臭気で、犯人の逃走意欲を喪失させ、雑
踏中に隠れるのを阻止したり、警察犬等による追跡を容易にする様にして、上記課題を解
決する。
具体的には、一対の液噴霧器を並列装備し、一方の液噴霧器には臭気発生源液を充填し
、該臭気発生源液は、極微小の吸着材に臭気成分を付着させ、かかる臭気成分付着済の吸
着材の表面を封入剤で被覆し、得られた臭気封入体を分散媒に懸濁させて成し、他方の液
噴霧器には前記封入剤を溶解可能な溶解剤を充填することによって、臭気発生源液と溶解
剤とを同時噴霧し、飛沫の飛翔中に前記両液を混合して、犯人に付着させる。
すると、付着直後は匂わないが、臭気封入体の被膜が溶解剤で次第に溶けて流れ落ち、
適宜時間が経過した後、空気中に露出した吸着材から臭気が漂う。
要するに本発明は、一対の液噴霧器を並列装備したので、異種の2液体を平行且つ同時
に噴霧して、両噴霧液を空中で混合させることが出来る。
又、一方の液噴霧器には臭気発生源液を充填し、該臭気発生源液は、極微小の吸着材に
臭気成分を付着させ、更にこれの表面を封入剤で被覆し、得られた臭気封入体を分散媒に
懸濁させて成し、他方の液噴霧器には前記封入剤を溶解可能な溶解剤を充填したので、強
盗、暴漢、痴漢などの犯罪者に対し噴霧すれば、臭気発生源液と溶解剤とを混合付着させ
て、適宜時間経過した後に臭気を発生させることが出来、これを犯人は全く予想出来ない
ため、逃走途中で着衣を脱ぎ捨て、臭気発生を回避することは出来ない。
そして、突如臭気が発生するため、犯人を驚かせ、混乱させて、身の隠匿を諦めさせる
ことが出来る。
又、犯人が何処かに身を隠しても、臭いを警察犬でたどれば、追跡が至極容易となり、
確実且つ短時間で発見して、犯人検挙の効率を飛躍的に向上させることが出来る。
一般に店舗に押し入った強盗は、店員を脅しながら要求を突き付けるため、カウンター
の前に立って店員と対峙することになるが、請求項2に係る発明は、カウンターの内部に
上記一対の液噴霧器を組み込んだので、犯人は何等気付かず自ら液噴霧器の間近に近寄っ
てしまう。
そして、液噴霧器の噴霧口をカウンターの正面の下部に配置し、かかる液噴霧器を遠隔
操作可能にしたので、遠隔操作で液噴霧器を作動させれば、臭気成分が犯人の足元めがけ
て噴出し、犯人に気付かれずに、臭気発生源液と溶解剤との混合液を付着させることが出
来る。
しかも、例え気付かれたとしても、ズボンや靴に付着するため、逃走中に脱ぎ捨てるこ
とが出来ず、また脱ぎ捨てるためには、代わりのものを入手せねばならず、つまり犯人に
手間をかけさせて、逃走を妨害することが出来る。
液噴霧器の一方、或いは、両方に刺激臭成分を混合充填したので、臭いによる犯人への
マーキングだけでなく、犯罪進行中の犯人を撃退して、被害発生を防止することが出来る
等その実用的効果甚だ大である。
以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示す様に、本発明に係る防犯装置は、一対の液噴霧器1、1aを並列装備し、液噴
霧器1には臭気発生源液2を充填している。
臭気発生源液2は、図2に示す様に、極微小の吸着材3に臭気成分4を付着させ、かか
る臭気成分4が付着済の吸着材3の表面を更に封入剤5で被覆し、得られた臭気封入体6
を分散媒7に懸濁させたものである。
そして、液噴霧器1aには封入剤5を溶解可能な溶解剤8を充填している。
吸着材3は、液状又は気体状の臭気成分を吸着可能なものであれば良く、例えば、珪藻
土、ゼオライト、活性炭などが挙げられる。
臭気成分4は、人が嫌う強烈な臭いを発生し、長時間臭気が持続するものであれば良く
、例えば、メチルメルカブタン(タマネギの腐敗臭源)、イソキチ草酸(靴下臭源)等が
挙げられる。
封入剤5は、常温下で凝固し、吸着材3上に被覆層を形成して、臭気成分を封入可能な
ものであれば良く、例えば、ワセリン、パラフィン系炭化水素などが挙げられる。
被覆方法としては、加熱して溶融させた封入剤5を臭気成分4が付着済の吸着材3にス
プレー掛けしたり、或いは、溶融させた封入剤5の浴中に臭気成分4付着済の吸着材3を
ディッピングすれば良い。
分散媒7は、封入剤5が不溶のものでなければならず、上で挙げた封入剤5の場合は、
例えば、水、メタノール、エタノール、グリセリン等が良い。
一方、溶解剤8は封入剤5が可溶なものでなければならず、上で挙げた封入剤5の場合
は、例えば、リノール酸等の脂肪酸、エーテル、ベンゼン、クロロホルム等が良い。
そして、図1及び3において、9は店舗の内部に設置されて顧客との対応に用いるカウ
ンターで、該カウンター9の内部10に液噴霧器1、1aを組み込むと共に、該液噴霧器1、
1aの噴霧口11をカウンター9の正面12(顧客側)の下部に設けた開口13に臨ませて配置し
ている。
本実施例の場合、液噴霧器1、1aは、遠隔操作可能でなければならい、しかし有線、無
線等の操作方式種別や操作スイッチ14の設置箇所については適宜であり、例えば、カウン
ター9の裏側(店員側)の上部や足元に設けて、カウンター9の裏側にいる店員Sが操作
しても良いし、或いは、幾分離れ隠れた箇所に設置して、強盗Rに気付かれない様に他の
店員に操作させる様にしても良い。
尚、図示しないが、不使用時に噴霧口11が目立たない様に、開口13に遠隔操作可能な目
隠し蓋を設けたり、或いは、開口13の上部にひさしを設けても良い。
この防犯装置によれば、臭気発生源液2と溶解剤8とは、液噴霧器1、1aを同時噴射す
ることで、飛翔中に混合され、かかる混合液が店舗に押し入った犯人の靴やズボンに付着
する。
しかし、付着後も臭気封入体6の周囲には部分的に分散媒7が残留し、封入剤5から成
る被膜と溶解剤8との接触を一部阻害する。
又、部分的に被膜に接触した溶解剤8が封入剤5を溶かし始めるが、吸着材3が露出す
るには幾分の時間がかかる。
従って、付着直後は匂わないが、封入剤5から成る被膜が徐々に溶けて、吸着材3から
流れ落ち、吸着材3が空気中に露出した後、臭気が漂う。
以上、本実施例では、カウンター9に液噴霧器1、1aを組み込んだ防犯装置について説
明したが、液噴霧器1、1aを店舗入口の軒下に設置したり、店舗に飾る植樹の鉢に組み込
んだりしても良く、或いは、液噴霧器1、1aを小型のものとし、これ単体を携帯させる様
にしても良い。
又、液噴霧器1、1aの一方、或いは、両方に分散媒7や溶解剤8と共に、酢酸等の刺激
臭源を混合充填して、犯人撃退力を付与しても良く、携帯用の防犯装置に刺激臭源を混合
充填したものは、痴漢や暴漢の撃退、追跡、逮捕に威力を発揮する。
本発明に係る防犯装置の概略図である。 臭気発生源液の模式図である。 店舗内に設置した防犯装置の使用状態を示す概略図である。
符号の説明
1、1a 液噴霧器
2 臭気発生源液
3 吸着材
4 臭気成分
5 封入剤
6 臭気封入体
7 分散媒
8 溶解剤

Claims (3)

  1. 一対の液噴霧器を並列装備し、一方の液噴霧器には臭気発生源液を充填し、該臭気発生
    源液は、極微小の吸着材に臭気成分を付着させ、かかる臭気成分付着済の吸着材の表面を
    封入剤で被覆し、得られた臭気封入体を分散媒に懸濁させて成し、他方の液噴霧器には前
    記封入剤を溶解可能な溶解剤を充填したことを特徴とする防犯装置。
  2. カウンターの内部に上記一対の液噴霧器を組み込むと共に、該液噴霧器の噴霧口をカウ
    ンターの正面の下部に配置し、かかる液噴霧器を遠隔操作可能にしたことを特徴とする請
    求項1記載の防犯装置。
  3. 上記液噴霧器の一方、或いは、両方に刺激臭成分を混合充填したことを特徴とする請求
    項1又は2記載の防犯装置。
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WO1993024910A1 (en) * 1992-05-29 1993-12-09 Rox Co., Ltd. Intruder identifying ink injection system
JPH09147254A (ja) * 1995-11-24 1997-06-06 Sanwa Kiko:Kk 防犯用噴霧装置
JP2002097403A (ja) * 2000-09-26 2002-04-02 Toshio Hiratsuka 防犯噴射用塗料

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