JP4545454B2 - 熱交換器破損検知装置 - Google Patents
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熱源循環流路Lは、循環ポンプ60と排熱熱交換器61と補助燃焼機62とを備えて形成される熱源流路Hの両端に、暖房熱交換器64と湯水を貯留する貯留タンク57とを並列に接続して形成される循環流路である。熱源循環流路Lは、排熱熱交換器61または補助燃焼機62の少なくともいずれかで加熱された熱媒体(湯水)を暖房熱交換器64または貯留タンク57のいずれかに選択的に循環可能な流路である。
また、暖房熱交換器64の内部隔壁が破損して一次側と二次側が連通すると、給水圧が印加された熱源循環流路Lの熱媒体が破損部位を介して暖房循環流路L1側へ流出し、補給手段70から熱媒体が溢れ出す不具合が生じる。
特許文献1には、このような熱交換器の破損を検知可能な液体加熱装置が開示されている。特許文献1に開示された液体加熱装置は、熱交換器61,64の破損に伴って補給手段70,80からオーバーフローする熱媒体の流量を検出し、検出した流量が所定値を超えたときに熱交換器の破損を判別するものである。
前記特許文献1に記載された検知装置や、図6に示した検知装置90を採用することにより、熱交換器の破損を直ちに判別して異常報知することができ、飲用に供される給湯水に不凍液などが混入することを阻止することが可能である。
また、図6に示した検知装置90では、熱媒体として使用されるエチレングリコールやプロピレングリコールなどの不凍液の飽和蒸気圧が水に比べて著しく低い。エチレングリコールの飽和蒸気圧は20℃において水の略1/330倍であり、プロピレングリコールの飽和蒸気圧は20℃において水の略1/220倍である。このため、一旦回収容器91に不凍液が滞留すると長期間蒸発せずに滞留したままとなり、不凍液が蒸発するまで正常な検知を行うことができなかった。
第1の要因としては、補給手段の周囲が高温多湿の環境下にあると共に外気温が低いときに、補給手段と熱媒体回収部とを繋ぐオーバーフロー配管内に凝結水が多量に付着し、これらの凝結水が熱媒体回収部へ流入する場合が挙げられる。
請求項2に記載の発明によれば、加熱装置としての給湯装置の破損状況を的確に検知可能な熱交換器破損検知装置を提供することができる。
請求項3に記載の発明によれば、加熱装置に応じて検知時間を変更設定するだけで熱交換器の破損を的確に検知できる熱交換器破損検知装置を提供できる。
請求項4に記載の発明によれば、熱媒体排出部の目詰まりを防止しつつ製造コストを削減した熱交換器破損検知装置を提供できる。
請求項5〜6に記載の発明によれば、加熱装置としての給湯装置の熱交換器の破損を的確に検知することのできる熱交換器破損検知装置を提供できる。
図1は本実施形態に係る熱交換器破損検知装置20を備えたコージェネレーションシステム(加熱装置)1の流路系統図である。図2(a)は図1の熱交換器破損検知装置20の詳細な構成を示す断面図、図2(b)は(a)の熱交換器破損検知装置20の熱媒体排出部の拡大斜視図、図2(c)は熱媒体排出部の変形例の部分拡大断面図である。図3は図1のコージェネレーションシステム1において熱交換器破損検知装置20の検知に伴う制御を示すフローチャートである。また、図4(a)は凝結水が滞留する例を示すグラフ、同図(b)は、補給手段への過剰補給に伴ってオーバーフローした熱媒体が滞留する例を示すグラフ、図5(a)は、熱交換器の隔壁破損が軽微な場合に補給手段からオーバーフローした熱媒体が滞留する例を示すグラフ、同図(b)は熱交換器の隔壁破損が大きい場合に補給手段からオーバーフローした熱媒体が滞留する例を示すグラフである。
本実施形態では、暖房循環流路L1および排熱循環流路L2を循環する熱媒体に、エチレングリコールを水で希釈した不凍液を用いている。
また、図2(c)の熱媒体排出部23'において、流量制限オリフィス25aを設けない円管や方形管などを排出管25として用いることも可能である。
H 二次流路(熱源流路)
L1 一次循環流路(暖房循環流路)
L2 一次循環流路(排熱循環流路)
1 加熱装置(コージェネレーションシステム)
10 加熱装置(貯留式給湯装置)
20 熱交換器破損検知装置
21 熱媒体回収部
23 熱媒体排出部
22 滞留量検知センサ(液面検知センサ)
50,51 給水流路
53,54 給湯流路
57 熱負荷(貯留タンク)
62 熱源部(補助熱源部)
61 熱交換器(排熱熱交換器)
64 熱交換器(暖房熱交換器)
70,80 補給手段
Claims (6)
- 流路上に熱媒体を補給する補給手段を有し熱媒体を循環させる少なくとも一以上の一次循環流路と、当該一次循環流路よりも高圧力状態で熱媒体を流動させる二次流路とを熱交換器を介して熱的に接続して形成される加熱装置に用いる熱交換器破損検知装置であって、前記補給手段は補給タンクを有し、補給タンク内の熱媒体の滞留量が低下すると当該補給タンクに熱媒体が補給されるものであって、前記一次循環流路の補給手段からオーバーフローした熱媒体を回収する熱媒体回収部を有し、当該熱媒体回収部は、前記補給手段から流入する熱媒体を所定流量を上限として外部へ排出する熱媒体排出部たる開口と、貫通孔と、当該熱媒体回収部における熱媒体の滞留量を検知する滞留量検知センサとを備え、前記貫通孔は、前記開口よりも位置が高く、熱媒体回収部に継続して熱媒体が流入する場合に熱媒体を外部に排出するオーバーフロー機能を有するものであって、前記滞留量検知センサが所定の破損検知レベル以上の熱媒体の滞留を検知したときに熱交換器の破損と判別し、前記加熱装置は給湯装置であり、前記二次流路は給湯流路および給水流路へ接続され、前記給水流路を介して供給される水を当該二次流路に設けた熱源部または前記一次循環流路との間に設けた熱交換器の少なくともいずれかで加熱しつつ給湯流路側へ排出すると共に、前記一次循環流路の補給手段は大気開放型であり、前記滞留量検知センサによる熱媒体回収部の熱媒体の滞留量の検知は、給湯が停止される期間に行うことを特徴とする熱交換器破損検知装置。
- 流路上に熱媒体を補給する補給手段を有し熱媒体を循環させる少なくとも一以上の一次循環流路と、当該一次循環流路よりも高圧力状態で熱媒体を流動させる二次流路とを熱交換器を介して熱的に接続して形成される加熱装置に用いる熱交換器破損検知装置であって、前記補給手段は補給タンクを有し、補給タンク内の熱媒体の滞留量が低下すると当該補給タンクに熱媒体が補給されるものであって、前記一次循環流路の補給手段からオーバーフローした熱媒体を回収する熱媒体回収部を有し、当該熱媒体回収部は、前記補給手段から流入する熱媒体を所定流量を上限として外部へ排出する熱媒体排出部たる開口と、貫通孔と、当該熱媒体回収部における熱媒体の滞留量を検知する滞留量検知センサとを備え、前記貫通孔は、前記開口よりも位置が高く、熱媒体回収部に継続して熱媒体が流入する場合に熱媒体を外部に排出するオーバーフロー機能を有するものであって、前記滞留量検知センサが所定の破損検知レベル以上の熱媒体の滞留を検知したときに熱交換器の破損と判別し、前記加熱装置は給湯装置であり、前記二次流路は給湯流路および給水流路へ接続され、前記給水流路を介して供給される水を当該二次流路に設けた熱源部または前記一次循環流路との間に設けた熱交換器の少なくともいずれかで加熱しつつ給湯流路側へ排出すると共に、前記一次循環流路の補給手段は大気開放型であり、前記滞留量検知センサが熱媒体回収部の破損検知レベル以上の熱媒体の滞留を検知したときの給湯の有無に応じて熱交換器の破損状況を含む破損の判別を行うことを特徴とする熱交換器破損検知装置。
- 前記滞留量検知センサが前記破損検知レベル以上の熱媒体の滞留を所定時間継続して検知したときに熱交換器の破損と判別することを特徴とする請求項1または2に記載の熱交換器破損検知装置。
- 前記熱媒体排出部は、毎分の排出量が50cc以上200cc未満であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の熱交換器破損検知装置。
- 前記二次流路は循環流路を形成可能であり、少なくとも前記一次循環流路との間に設けた熱交換器で加熱した湯水を循環させつつ、加熱された湯水によって当該二次流路に別の熱交換器を介して接続された他の一次循環流路を循環する熱媒体を加熱することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の熱交換器破損検知装置。
- 前記二次流路は熱負荷を含んだ循環流路を形成可能であり、少なくとも前記一次循環流路との間に設けた熱交換器で加熱した湯水を循環させて熱負荷へ熱供給することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の熱交換器破損検知装置。
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