JP4545069B2 - コージェネレーションシステム及び制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、外部から供給される燃料を使用して電力を発生する発電機ユニットと、前記発電機ユニットの排出する排熱を回収する排熱回収装置とを備えたコージェネレーションシステム及びその制御装置、特に、集合住宅内の住戸に設置され、集合住宅内の棟内電力負荷に電力を供給可能なコージェネレーションシステム及びその制御装置に関する。
従来、発電機ユニットの発生する電力及び熱エネルギを利用できる熱電併給可能なコージェネレーションシステムでは、一般的に、高電力負荷時または高熱負荷時にのみ発電機ユニットを一定の出力で運転させる運転制御、若しくは、電力負荷または熱負荷の変動に発電機ユニットの出力を追従させる運転制御が行われている。ところで、発電機ユニットがガスエンジン等の原動機と発電機を搭載している場合は、一般的に、熱エネルギの方が電力より発生量が大きいため、エネルギ効率の観点から、高熱負荷時にのみガスエンジンを予め設定した回転数の一定出力で、例えば定格運転させる運転制御が行われている(熱主運転という)。
このような熱電併給可能なコージェネレーションシステムでは、発電機ユニットを電力負荷に追従させずに熱負荷に基づき一定出力で運転していると、住戸の個別電力負荷で必要とされる電力が発電機ユニットの発電電力を下回る場合がある。ここで、戸建住宅等において系統電源側への逆潮流が電力供給契約等の理由により許容されていない場合には、逆潮流させないことを条件としてコージェネレーションシステムの運転制御を行う必要があり、例えば、発電電力から個別電力負荷に供給する電力を差し引いた余剰電力を電熱ヒータで消費し、熱として利用することで、系統電源側への逆潮流を防止するコージェネレーションシステムがある(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
また、上述の熱主運転では、高熱負荷時であっても、電力負荷が極端に低下すると電熱ヒータでの電力消費が不必要に大きくなるため、エネルギ効率の観点から、低電力負荷時には運転を停止する制御が行われている。
特開2000−320401号公報 特開2003−153449号公報
集合住宅においては、住戸単位ではなく集合住宅全体で一括して電力契約を結ぶことがある。このような場合には、集合住宅全体で各住戸に設置されたコージェネレーションシステムの発電電力を連系することが可能となるが、現状では、集合住宅全体として、逆潮流させないことを条件としてコージェネレーションシステムの運転制御を行う必要がある。集合住宅内の住戸に個別的に設置されるコージェネレーションシステムの場合、例えば、集合住宅内の共用部やコージェネレーションシステムを設置していない住戸に対して余剰電力を供給するように構成することで、該コージェネレーションシステムが設置された住戸における電力消費が少ない場合であっても、発電機ユニットを運転でき、高エネルギ効率を維持することができると考えられる。しかし、従来は、系統電源側に逆潮流させないように運転制御しながら、集合住宅の共用部や他の住戸に対し電力を供給することができるコージェネレーションシステム及びその制御装置はなかった。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、集合住宅全体で、系統電源側に逆潮流させないように運転制御でき、集合住宅全体での総合的なエネルギ効率の向上を図ることができるコージェネレーションシステムの制御装置を提供する点にある。また、該制御装置によって制御され、集合住宅全体でのエネルギ効率の向上を図ることができるコージェネレーションシステムを提供する。
上記目的を達成するための本発明に係るコージェネレーションシステムの制御装置は、外部から供給される燃料を使用して電力を発生する発電機ユニットと、前記発電機ユニットの排出する排熱を回収する排熱回収装置とを備えたコージェネレーションシステムの制御装置であって、前記コージェネレーションシステムが、集合住宅内の住戸に個別的に設置され、前記排熱回収装置で発生した熱エネルギを、当該コージェネレーションシステムの設置された前記住戸内で使用可能に構成され、前記集合住宅内の棟内電力負荷に対して電力を供給する前記集合住宅外部の系統電源側に逆潮流させないことを条件に、前記コージェネレーションシステムの前記発電機ユニットが発電した発電電力の、前記棟内電力負荷に対し供給する電力と、前記住宅内の個別電力負荷と前記コージェネレーションシステムに内蔵された電熱ヒータの少なくとも何れか一方で消費する電力との間の配分を制御することを第1の特徴とする。
上記特徴の本発明に係るコージェネレーションシステムの制御装置は、更に、前記発電機ユニットの前記発電電力が前記個別電力負荷より小さい場合は、前記発電電力を前記個別電力負荷に供給するように制御し、前記発電電力が前記個別電力負荷より大きく、且つ、前記発電電力から前記個別電力負荷を差し引いた余剰電力が、前記系統電源からの受電電力より小さい場合は、前記余剰電力を前記棟内電力負荷に対して供給するように制御し、前記発電電力が前記個別電力負荷より大きく、且つ、前記余剰電力が前記受電電力より大きい場合は、前記余剰電力から前記棟内電力負荷に供給する電力を差し引いた正味余剰電力を前記電熱ヒータで消費するように制御することを第2の特徴とする。
上記第1の特徴の本発明に係るコージェネレーションシステムは、更に、前記発電機ユニットの発電電力が、前記系統電源からの受電電力より小さい場合は、前記発電電力を前記棟内電力負荷に対して供給するように制御し、前記発電電力が前記受電電力より大きい場合は、前記発電電力から前記棟内電力負荷に対して供給する電力を差し引いた正味余剰電力を前記電熱ヒータで消費するように制御することを特徴とすることを第3の特徴とする。
また、上記第1の特徴の本発明に係るコージェネレーションシステムの制御装置は、前記コージェネレーションシステム毎の前記発電電力から前記個別電力負荷を差し引いた個別余剰電力を、前記発電電力が前記個別電力負荷より大きい全ての前記コージェネレーションシステムについて合計した棟内余剰電力が、前記系統電源からの受電電力より小さい場合は、前記棟内余剰電力を前記棟内電力負荷に対して供給するように制御し、前記棟内余剰電力が前記受電電力より大きい場合は、前記個別余剰電力が所定の基準電力より大きい前記コージェネレーションシステムに対し、前記個別余剰電力から前記基準電力を差し引いた電力を、前記電熱ヒータで消費するように設定するとともに、前記個別余剰電力が前記基準電力より大きい前記コージェネレーションシステムの前記個別余剰電力を前記基準電力として、前記棟内余剰電力を再演算し、再演算された前記棟内余剰電力が前記受電電力より大きい場合は、所定の順序付けルールに従って指定された前記コージェネレーションシステムについて、前記個別余剰電力を前記電熱ヒータで消費するように設定し、当該コージェネレーションシステムの前記個別余剰電力を除外して前記棟内余剰電力を再演算する処理を行い、前記棟内余剰電力が前記受電電力以下になるまで前記処理を繰り返し実行することを第4の特徴とする。
更に、他の上記第1の特徴の本発明に係るコージェネレーションシステムの制御装置は、前記コージェネレーションシステム毎の前記発電電力を、前記集合住宅内の全ての前記コージェネレーションシステムについて合計した棟内発電電力が、前記系統電源からの受電電力より小さい場合は、前記棟内発電電力を前記棟内電力負荷に対して供給するように制御し、前記棟内余剰電力が前記受電電力より大きい場合は、前記発電電力が所定の基準電力より大きい前記コージェネレーションシステムについて、前記発電電力から前記基準電力を差し引いた電力を、前記電熱ヒータで消費するように設定するとともに、前記基準電力を前記棟内電力負荷に対して供給する個別供給電力とし、前記発電電力が前記基準電力以下の前記コージェネレーションシステムについては、前記発電電力を前記個別供給電力として、前記集合住宅内の全ての前記コージェネレーションシステムについて前記個別供給電力を合計した棟内供給電力を演算し、前記棟内供給電力が前記受電電力より大きい場合は、所定の順序付けルールに従って指定された前記コージェネレーションシステムについて、前記発電電力を前記電熱ヒータで消費するように設定し、当該コージェネレーションシステムの前記個別供給電力を除外して前記棟内供給電力を再演算する処理を行い、前記棟内供給電力が前記受電電力以下になるまで前記処理を繰り返し実行することを第5の特徴とする。
上記第4または第5の特徴の本発明に係るコージェネレーションシステムの制御装置は、前記所定の順序付けルールが、制御時点における熱負荷または熱負荷予測値の大きい順に前記コージェネレーションシステムを指定することを第6の特徴とする。
上記第4乃至第6の特徴の本発明に係るコージェネレーションシステムの制御装置は、前記基準電力が、前記コージェネレーションシステムのエネルギ効率若しくは前記棟内電力負荷に応じて設定することを第7の特徴とする。
上記目的を達成するための本発明に係るコージェネレーションシステムは、上記第2乃至第7の何れかの特徴の本発明に係るコージェネレーションシステムの制御装置からの信号に基づいて前記電熱ヒータの動作制御を行うことを特徴とする。
上記目的を達成するための本発明に係るコージェネレーションシステムは、上記第2または第3の特徴のコージェネレーションシステムの制御装置を内蔵することを特徴とする。
本発明に係るコージェネレーションシステムの制御装置によれば、集合住宅内の共用部や他の住戸に電力を供給可能に構成されているため、該コージェネレーションシステムの発電機ユニットの動作を高効率に維持することができる。更に、集合住宅全体での棟内電力負荷を考慮して電熱ヒータで消費する電力を調整することができため、電力供給契約等の理由により系統電源への逆潮流が許容されていない場合に、系統電源に逆潮流させないように運転制御できる。
また、例えば、電力を供給する集合住宅やコージェネレーションシステムを設置していない住戸に対し、コスト的に有利な条件を設定することで、該集合住宅やコージェネレーションシステムを設置していない住戸においても電力にかかるコストを削減できると考えられる。
以下、本発明に係るコージェネレーションシステム及びその制御装置(以下、適宜「本発明システム」、「本発明装置」と略称する)の実施形態を図面に基づいて説明する。
先ず、本発明システム及び本発明装置の構成について説明する。本発明装置は、外部から供給される燃料を使用して電力を発生する発電機ユニットと、発電機ユニットの排出する排熱を回収する排熱回収装置とを備えたコージェネレーションシステムの制御装置であって、コージェネレーションシステムが、集合住宅内の住戸に個別的に設置され、排熱回収装置で発生した熱エネルギを、例えば、温水として当該コージェネレーションシステムの設置された住戸内で使用可能に構成され、集合住宅内の棟内電力負荷に対して電力を供給する集合住宅外部の系統電源側に逆潮流させないことを条件に、コージェネレーションシステムの発電機ユニットが発電した発電電力の、棟内電力負荷に対し供給する電力と住宅内の個別電力負荷とコージェネレーションシステムに内蔵された電熱ヒータの少なくとも何れか一方で消費する電力との間の配分を制御する。
ここで、図1は、本発明システム1の構成を示す概略構成図である。図1に示すように、本発明システム1は、都市ガス(外部から供給される燃料に相当)を燃焼して回転エネルギを発生するガスエンジンやマイクロガスタービン等のエンジン4aと、エンジン4aの回転エネルギから第1の交流電力を発生する発電機4bとからなる発電機ユニット4、発電機4bが発生した第1の交流電力を所定の電圧と周波数の第2の交流電力に変換するインバータ5、エンジン4aの排出する排熱を回収して熱負荷22に対して熱エネルギを供給する排熱回収装置6、インバータ5から出力される一部の電力を消費して排熱回収装置6に熱エネルギを供給する電熱ヒータ7、インバータ5から外部に出力される正味の出力電力P1を電力負荷21と系統電源30との連系状態等に応じて制御する制御値を決定する出力制御手段8、及び、インバータ5の出力を制御する第1運転制御部12aとエンジン4aの回転数を制御する第2運転制御部12bと電熱ヒータ7の動作を制御する第3運転制御部12cからなる運転制御手段12を備えて構成される。
インバータ5は、発電機4bが発生した第1の交流電力を直流電力に変換するAC/DC変換部と、AC/DC変換部で変換された直流電力を系統電源30と同じ電圧と周波数の第2の交流電力に変換するDC/AC変換部と、DC/AC変換部で変換された第2の交流電力と系統電源30の交流電力とを連系接続する連系継電器等を備えて構成される。インバータ5は公知の回路構成をもって実現されるので詳細な説明は割愛する。
排熱回収装置6は、エンジン4aの排出する排熱を熱交換により熱媒体(例えば水)を加熱して回収する熱交換器、貯湯槽、ガスボイラ等の補助熱源機等からなり、本発明システム1の設置されている各住戸2内の浴槽、浴室、台所等への給湯、及び、各室の暖房用の循環給湯等の熱負荷22に対して、温水を媒体として熱エネルギを供給可能に構成されている。
出力制御手段8は、電力負荷21と系統電源30との連系状態を、インバータ5内及び外部に設置された電流計及び電圧計(図示せず)の計測値に基づいて判定するとともに、本発明システム1の外部に出力する出力電力P1の制御値を決定する。
運転制御手段12の各制御部12a〜12cは、出力制御手段8が決定した出力電力P1の制御値に基づいて、後述する運転制御を実行する。出力制御手段8及び運転制御手段12は、夫々の処理をソフトウェア的に実行することで実現され、全体は、例えばマイクロコンピュータ等のストアードプログラム方式のコンピュータシステムを応用して構成される。
本発明システム1の運転制御手段12は、発電機ユニット4を定格運転させる。具体的には、第2運転制御部12bが、本発明システム1の設置されている住宅内での熱負荷22の需要予測に応じて、当該需要の発生する直前からの所定の時間帯に定格運転させ、これ以外の場合には運転を停止させるように、エンジン4aを運転制御する(熱主運転)。第3運転制御部12cは、本発明システム1の外部に出力する出力電圧P1を調整するために、電熱ヒータ7の制御を行う。尚、ここでは、電熱ヒータ7の消費電力が、供給される電力に追従して変化可能に構成されている場合を想定して説明するが、段階的に切り替え可能に構成されていても良いし、若しくは、一定値に固定されていても良い。また、第1運転制御部12aは、例えば、発電機ユニット4の定格出力運転時に発生した余剰電力が電熱ヒータ7の最大消費電力より大きい場合には、インバータ5の出力を低減させるように運転制御するように構成しても構わない。
〈第1実施形態〉
本発明装置の第1実施形態について、図2を基に説明する。ここで、本実施形態では、複数の住戸2からなる集合住宅3内(棟内)の所定の住戸2(例えば住戸#1)に本発明システム1が設置されており、本発明システム1内に本発明装置が設置されている場合を想定して説明する。
本実施形態の本発明システム1は、図2に示すように、本発明システム1のインバータ5の出力Ewが、系統電源30から住戸#1に分電された電力と系統連系して、発電電力Ewの一部を棟内電力負荷に供給可能に、更に、分電盤23を介して、系統電源30から住戸#1に分電された電力と系統連系して、住戸#1の個別電力負荷21に電力供給可能に構成されている。尚、ここでの棟内電力負荷は、集合住宅3の共用部及び各住戸2の専有部における電力負荷を想定している。また、本実施形態の本発明装置は、本発明システム1から発電電力Ewの情報(電力値)を取得するとともに、各住戸2の分電盤23の系統電源30側に設置された電流センサ24及び集合住宅の受電電力Etを計測する電流センサ32の測定値に基づき個別電力負荷21にかかる電力E1及び集合住宅3外部の系統電源30からの受電電力Etの情報(電力値)を取得し、発電電力Ewの棟内電力負荷に供給する電力Ebと、個別電力負荷21に供給する電力Eaと電熱ヒータ7で消費する電力Ecとの間での配分を制御する。
以下、本発明装置による本発明システム1の動作制御について説明する。
[第1のケース]
本発明装置は、発電電力Ewが住戸#1の個別電力負荷21にかかる電力E1以下(Ew≦E1)の場合、電熱ヒータ7をオフにして、発電電力Ewの全部をEaとして住戸#1に供給するように制御する(Ea=Ew)。尚、個別電力負荷21に対する不足分は、系統電源30からの電力で補う。
[第2のケース]
発電電力Ewが個別電力負荷21にかかる電力E1より大きく(Ew>E1)、且つ、発電電力Ewから個別電力負荷21にかかる電力E1を差し引いた余剰電力(Ew−E1)が、集合住宅3外部の系統電源30からの受電電力Et以下(Et≧Ew−E1)の場合は、電熱ヒータ7をオフにして、余剰電力(Ew−E1)を集合住宅3内の棟内電力負荷に対して供給するように制御する。尚、電熱ヒータ7がオフなので、余剰電力(Ew−E1)は自動的に住戸#1外の棟内電力負荷に系統電源30と系統連系して供給される。尚、棟内電力負荷に対する不足分は、系統電源30からの電力で補う。
[第3のケース]
発電電力Ewが個別電力負荷21にかかる電力E1より大きく(Ew>E1)、且つ、余剰電力(Ew−E1)が受電電力Etより大きい(Et<Ew−E1)場合は、余剰電力(Ew−E1)から棟内電力負荷に供給する電力Ebを差し引いた正味余剰電力Ecを内蔵の電熱ヒータ7で消費するように制御する(Ec=Ew−Ea−Eb)。この場合は、本発明システム1からの出力電力は(Ew−Ec)となり、その内の住戸#1の個別電力負荷21に供給される電力Eaは自動的にE1となる。
従って、本実施形態の本発明システム1では、上記第2及び第3のケースにおいて、棟内電力負荷に対して発電電力Ewの少なくとも一部を供給できるので、個別電力負荷21にかかる電力E1が本発明システム1における高効率運転時の発電電力Ewに満たない場合でも、集合住宅3外部の系統電源30側に逆潮流させることなく、高効率となるように運転制御することができる。この結果、従来、個別電力負荷21が低電力負荷時には、本発明システム1の運転を停止する制御を行っていたものが、棟内電力負荷への電力供給が可能となるため、高効率運転制御が可能になる。従来の集合住宅3の各住戸2に個別的に設置されるコージェネレーションシステムでは、第2のケースの場合に、電熱ヒータ7がオンとなるが、本発明システム1では、電熱ヒータ7がオフとなるため、より高エネルギ効率を維持することが可能になる。
〈第2実施形態〉
本発明装置の第2実施形態について、図3を基に説明する。本実施形態では、上記第1実施形態とは本発明システム1の構成が異なる場合について説明する。尚、本実施形態の本発明システム1は、上記第1実施形態と同様に、集合住宅3内の所定の住戸2(例えば住戸#1)に本発明システム1が設置されており、本発明システム1内に本発明装置が設置されている場合を想定して説明する。
本実施形態の本発明システム1は、図3に示すように、本発明システム1のインバータ5の出力Ewが、系統電源30から集合住宅3内に供給された電力と系統連系して、発電電力Ewの全部を棟内電力負荷に対して電力供給可能に構成されている。本実施形態の本発明装置は、本発明システム1から発電電力Ewの情報(電力値)を取得するとともに、集合住宅の受電電力Etを計測する電流センサ32の測定値に基づき集合住宅3外部の系統電源30からの受電電力Etの情報(電力値)を取得し、発電電力Ewの棟内電力負荷と電熱ヒータ7で消費する電力Ecとの間での配分を制御する。
以下、本発明装置による本発明システム1の動作制御について説明する。
[第1のケース]
本発明装置は、発電電力Ewが受電電力Et以下(Ew≦Et)の場合は、電熱ヒータ7をオフにして、発電電力Ewの全部をEbとして棟内電力負荷に対して供給するように制御する(Eb=Ew)。尚、棟内電力負荷に対する不足分は、系統電源30からの電力で補う。
[第2のケース]
発電電力Ewが受電電力Etより大きい(Ew>Et)場合は、発電電力Ewから受電電力Etを差し引いた正味余剰電力Ecを内蔵の電熱ヒータ7で消費するように制御する(Ec=Ew−Et)。この場合、本発明システム1から棟内電力負荷に供給される電力Ebは(Ew−Ec)となり、受電電力Etと同じになる。
従って、本実施形態の本発明システム1では、個別電力負荷21の状態に関係なく、本発明システム1の運転時には発電電力Ewの一部または全部を棟内電力負荷に対して供給でき、しかも、棟内電力負荷に対して供給する電力を、集合住宅3外部の系統電源30側に逆潮流させないように運転制御することができる。この結果、本発明システム1を高効率運転となるように運転制御することができる。
〈第3実施形態〉
本発明装置の第3実施形態について、図4及び図5を基に説明する。ここで、本実施形態では、上記第1実施形態と同じ構成の本発明システム1が、集合住宅3内の複数の住戸2(例えば住戸#1〜住戸#n)に設置されており、本発明システム1夫々が、本発明装置10からの信号に基づいて運転制御を行う場合について説明する。
本実施形態では、図4に示すように、例えば、住戸#1において、本発明システム1のインバータ5の出力Ew1が、系統電源30から住戸#1に分電された電力と系統連系して、発電電力Ew1の一部を棟内電力負荷に供給可能に、更に、分電盤23を介して、系統電源30から住戸#1に分電された電力と系統連系して、住戸#1の個別電力負荷21に電力Ea1を供給可能に構成されている。他の住戸#2乃至住戸#nの本発明システム1についても住戸#1と同様に構成されている。本実施形態の本発明装置10は、本発明システム1夫々から発電電力Ewiの情報(電力値)を取得するとともに、各住戸2の分電盤23の系統電源30側に設置された電流センサ24及び集合住宅の受電電力Etを計測する電流センサ32の測定値に基づき個別電力負荷21にかかる電力Ei及び集合住宅3外部の系統電源30からの受電電力Etの情報(電力値)を取得し、本発明システム1毎に、発電電力Ewiの棟内電力負荷と個別電力負荷21と電熱ヒータ7で消費する電力Ecとの間での配分を制御する。
以下、本発明装置10による本発明システム1の動作制御について図5を基に説明する。
先ず、本発明システム1i毎に、発電電力Ewiから個別電力負荷21にかかる電力Eiを差し引いた個別余剰電力Ebi(=Ewi−Ei)を、発電電力Ewiが個別電力負荷21にかかる電力Eiより大きい全ての本発明システム1について合計し、個別余剰電力Ebiの総和としての棟内余剰電力Ebt(ΣEbi)を算出する(ステップ#101)。尚、iは、各住戸2に1〜nの順に採番された住戸番号である。
棟内余剰電力Ebtが系統電源30からの受電電力Et以下の場合は(ステップ#102でNO分岐)、棟内余剰電力Ebtが系統電源30側に逆潮流しないため、全ての本発明システム1の電熱ヒータ7をオフにして、棟内余剰電力Ebtの全部を棟内電力負荷に対して供給するように制御する。尚、棟内電力負荷に対する不足分は、系統電源30からの電力で補う。
棟内余剰電力Ebtが受電電力Etより大きい場合は(ステップ#102でYES分岐)、本発明システム1の個別余剰電力Ebiについて、所定の基準電力Esまでは棟内電力負荷への電力の供給を許容するように設定し、基準電力Esを超える超過分の電力については電熱ヒータ7で消費するように設定する。詳細には、個別余剰電力Ebiが基準電力Esより大きい本発明システム1(例えば住戸#j)に対し、個別余剰電力Ebjから基準電力Esを差し引いた電力(Ebj−Es)を、電熱ヒータ7で消費する電力Ecjとして設定するとともに(Ecj=Ebj−Es)、基準電力Esを個別余剰電力Ebjとして設定し(Ebj=Es)、棟内余剰電力Ebtを再演算する(ステップ#103)。また、個別余剰電力Ebiが基準電力Esより小さい本発明システム1(例えば住戸#k)では、電熱ヒータ7をオフに設定して(Eck=0)、個別余剰電力Ebkの全部を住戸#k外の棟内電力負荷に供給するように設定する。
ここで、基準電力Esは、コージェネレーションシステムのエネルギ効率を基に所定値を設定する場合、或いは、運転状況に応じて設定する場合等が考えられる。コージェネレーションシステムのエネルギ効率を基に所定値を設定する場合は、コージェネレーションシステムの発電電力Ewに対する電熱ヒータで消費する電力Ecの割合(Ec/Ew)を考慮したときのエネルギ効率に応じて求められる環境性、経済性等が一定基準を超える場合の、コージェネレーションシステムの発電電力Ewの内の棟内電力負荷で消費する電力の、例えば最小値を基準電力Esとして事前に設定する。運転状況に応じて設定する場合は、集合住宅内で稼動しているコージェネレーションシステムに対し、棟内電力負荷を均等に分配或いは所定の重み付けにより分配した値を各コージェネレーションシステムの基準電力Esとして設定する。重み付け方法としては、例えば、発電電力Ewの値が小さいコージェネレーションシステムに対しては、重み付け係数を大きくし、基準電力Esの値を大きく設定する。これによって、コージェネレーションシステムのエネルギ効率の向上を実現する。
再演算された棟内余剰電力Ebtが受電電力Etより大きい場合(ステップ#104でYES分岐)は、所定の順序付けルールに従って指定された本発明システム1(例えば住戸#m)について、個別余剰電力Ebm(Ewm−Eam)の全部を電熱ヒータ7で消費するように設定する。そして、住戸#mの本発明システム1の個別余剰電力Ebmを除外して棟内余剰電力Ebtを再演算する処理を行う(ステップ#105)。
ここで、所定の順序付けルールは、制御時点における熱負荷22または熱負荷22の予測値の大きい順に本発明システム1を指定する。制御時点における熱負荷22または熱負荷22の予測値は、例えば、当日1日の個別日温水負荷、制御時点における個別時温水負荷、若しくは、温水負荷予測における近接時間帯での個別時温水負荷等である。ここでは、熱負荷22が大きい住戸2から順に順序付けする。棟内電力負荷に電力を供給するように設定された本発明システム1の内、熱負荷22(温水負荷)の最も大きい住戸2(例えば住戸#m)について、個別余剰電力Ebmを電熱ヒータ7で消費し、住戸#mの本発明システム1からの出力電力(Ewm−Ebm)を棟内電力負荷に供給しないように設定する。
更に、棟内余剰電力Ebtが受電電力Et以下になるまで、ステップ#105の処理を繰り返し実行する。棟内余剰電力Ebtが受電電力Et以下になると(ステップ#104でNO分岐)、系統電源30側に逆潮流しないと判定して処理を終了し、各住戸2(#1〜#n)の本発明システム1に対して、電熱ヒータ7のオンオフ及び電熱ヒータ7で消費する電力Eciを制御値として与える。そして、各本発明システム1は、その制御値に基づき、電熱ヒータ7の制御を行う。
従って、集合住宅3内の複数の住戸2に本発明システム1が設置されている場合において、上述したように、本発明装置10により棟内電力負荷に対し供給する電力Ebtと個別電力負荷21に供給する電力Eaと電熱ヒータ7で消費する電力Ecとの間での配分を住戸2毎に個別に制御することで、集合住宅3外部の系統電源30側に逆潮流させることなく、高効率の運転制御を実現できる。
〈第4実施形態〉
本発明装置10の第4実施形態について、図6及び図7を基に説明する。ここで、本実施形態では、上記第2実施形態と同じ構成の本発明システム1が、集合住宅3内の複数の住戸2(例えば住戸#1〜住戸#n)に設置されており、複数の本発明システム1を本発明装置10によって制御する場合について説明する。
本実施形態では、図6に示すように、例えば、住戸#1において、本発明システム1のインバータ5の出力Ew1が、系統電源30から住戸#1に分電された電力と系統連系しており、発電電力Ew1の全部を棟内電力負荷に供給するように構成されている。他の住戸#2乃至住戸#nの本発明システム1についても住戸#1と同様に構成されている。本実施形態の本発明装置10は、本発明システム1夫々から発電電力Ewiの情報(電力値)を取得するとともに、集合住宅の受電電力Etを計測する電流センサ32の測定値に基づき、集合住宅3外部の系統電源30からの受電電力Etの情報(電力値)を取得し、本発明システム1毎に、発電電力Ewiの棟内電力負荷と電熱ヒータ7で消費する電力Ecとの間での配分を制御する。
以下、本発明装置10による本発明システム1の動作制御について図7を基に説明する。
先ず、本発明システム1毎に、発電電力Ewiを、集合住宅3内の全ての本発明システム1について合計した棟内発電電力Ewt(ΣEwi)が、系統電源30からの受電電力Et以下の場合(ステップ#201でNO分岐)は、系統電源30側に逆潮流しないため、全ての本発明システム1の電熱ヒータ7をオフにして、棟内発電電力Ewtの全部を棟内電力負荷に対して供給するように制御する。尚、棟内電力負荷に対する不足分は、系統電源30からの電力で補う。
棟内発電電力Ewtが受電電力Etより大きい場合(ステップ#201でYES分岐)は、本発明システム1毎に発電電力Ewiについて、基準電力Esまでは棟内電力負荷への電力の供給を許容するように設定し、基準電力Esを超える超過分の電力については電熱ヒータ7で消費するように設定する。詳細には、発電電力Ewiが所定の基準電力Esより大きい本発明システム1(例えば住戸#j)について、発電電力Ewjから基準電力Esを差し引いた電力を、電熱ヒータ7で消費する電力Ecjとして設定するとともに(Ecj=Ewj−Es)、基準電力Esを棟内電力負荷に対して供給する個別供給電力Ebjとして設定する(Ebj=Es)。また、発電電力Ewが基準電力Es以下の本発明システム1(例えば住戸#k)については、電熱ヒータ7をオフに設定して(Eck=0)、発電電力Ewkを個別供給電力Ebkとして設定する(Ebk=Ewk)。更に、集合住宅3内の全ての本発明システム1について個別供給電力Ebj、Ebkを合計した棟内供給電力Ebt(ΣEbi)を演算する(ステップ#202)。
続いて、棟内供給電力Ebtが受電電力Etより大きい場合は(ステップ#203でYES分岐)、所定の順序付けルールに従って指定された本発明システム1(例えば住戸#m)について、発電電力Ewmの全部を電熱ヒータ7で消費するように設定し、この本発明システム1の電熱ヒータ7で消費する電力Ecmを除外して棟内供給電力Ebtを再演算する処理を行う(ステップ#204)。
更に、再演算後の棟内供給電力Ebtが受電電力Et以下になるまで、ステップ#204の処理を繰り返し実行する。棟内供給電力Ebtが受電電力Etより小さくなると(ステップ#203でNO分岐)、系統電源30側に逆潮流しないと判定して処理を終了し、各住戸2(#1〜#n)の本発明システム1に対して電熱ヒータ7のオンオフ及び電熱ヒータ7で消費する電力Eciを制御値として与える。そして、各本発明システム1は、その制御値に基づき、電熱ヒータ7の制御を行う。
従って、集合住宅3内の複数の住戸2に本発明システム1が設置されている場合において、上述したように、本発明装置10により棟内電力負荷に対し供給する電力Ebtと電熱ヒータ7で消費する電力Ecとの間での配分を住戸2毎に個別に制御することで、集合住宅3外部の系統電源30側に逆潮流させることなく、高効率の運転制御を実現できる。
尚、上記第1及び第2実施形態では、本発明システム1内に本発明装置が設置されている場合を想定して説明したが、これに限られるものではなく、別途設けられる構成であっても良い。
また、上記各実施形態では、本発明システム1の基本制御が、ガスエンジン搭載の発電機ユニット4を想定して熱主運転を行う場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、燃料電池搭載の発電機ユニット4の場合には必ずしも熱主運転を行う必要は無く、電力負荷に追従して制御しても構わない。
本発明に係るコージェネレーションシステムの概略構成を示すブロック図 本発明に係るコージェネレーションシステムの第1実施形態における電力の流れを模式的に示す概念図 本発明に係るコージェネレーションシステムの第2実施形態における電力の流れを模式的に示す概念図 本発明に係るコージェネレーションシステムの第3実施形態における電力の流れを模式的に示す概念図 本発明に係るコージェネレーションシステムの制御装置の第3実施形態における動作制御を示すフローチャート 本発明に係るコージェネレーションシステムの第4実施形態における電力の流れを模式的に示す概念図 本発明に係るコージェネレーションシステムの制御装置の第4実施形態における動作制御を示すフローチャート
符号の説明
1: 本発明に係るコージェネレーションシステム
2: 住戸
3: 集合住宅
4: 発電機ユニット
4a: エンジン
4b: 発電機
5: インバータ
6: 排熱回収装置
7: 電熱ヒータ
8: 出力制御手段
10: 本発明に係るコージェネレーションシステムの制御装置
12: 運転制御手段
12a:第1運転制御部
12b:第2運転制御部
12c:第3運転制御部
21: 個別電力負荷
22: 熱負荷
23: 分電盤
24: 電流センサ
30: 系統電源
32: 電流センサ

Claims (9)

  1. 外部から供給される燃料を使用して電力を発生する発電機ユニットと、前記発電機ユニットの排出する排熱を回収する排熱回収装置とを備えたコージェネレーションシステムの制御装置であって、
    前記コージェネレーションシステムが、集合住宅内の住戸に個別的に設置され、前記排熱回収装置で発生した熱エネルギを、当該コージェネレーションシステムの設置された前記住戸内で使用可能に構成され、
    前記集合住宅内の棟内電力負荷に対して電力を供給する前記集合住宅外部の系統電源側に逆潮流させないことを条件に、前記コージェネレーションシステムの前記発電機ユニットが発電した発電電力の、前記棟内電力負荷に対し供給する電力と、前記住宅内の個別電力負荷と前記コージェネレーションシステムに内蔵された電熱ヒータの少なくとも何れか一方で消費する電力との間の配分を制御することを特徴とするコージェネレーションシステムの制御装置。
  2. 前記発電機ユニットの前記発電電力が前記個別電力負荷より小さい場合は、前記発電電力を前記個別電力負荷に供給するように制御し、
    前記発電電力が前記個別電力負荷より大きく、且つ、前記発電電力から前記個別電力負荷を差し引いた余剰電力が、前記系統電源からの受電電力より小さい場合は、前記余剰電力を前記棟内電力負荷に対して供給するように制御し、
    前記発電電力が前記個別電力負荷より大きく、且つ、前記余剰電力が前記受電電力より大きい場合は、前記余剰電力から前記棟内電力負荷に供給する電力を差し引いた正味余剰電力を前記電熱ヒータで消費するように制御することを特徴とする請求項1に記載のコージェネレーションシステムの制御装置。
  3. 前記発電機ユニットの発電電力が、前記系統電源からの受電電力より小さい場合は、前記発電電力を前記棟内電力負荷に対して供給するように制御し、
    前記発電電力が前記受電電力より大きい場合は、前記発電電力から前記棟内電力負荷に対して供給する電力を差し引いた正味余剰電力を前記電熱ヒータで消費するように制御することを特徴とする請求項1に記載のコージェネレーションシステムの制御装置。
  4. 前記コージェネレーションシステム毎の前記発電電力から前記個別電力負荷を差し引いた個別余剰電力を、前記発電電力が前記個別電力負荷より大きい全ての前記コージェネレーションシステムについて合計した棟内余剰電力が、前記系統電源からの受電電力より小さい場合は、前記棟内余剰電力を前記棟内電力負荷に対して供給するように制御し、
    前記棟内余剰電力が前記受電電力より大きい場合は、前記個別余剰電力が所定の基準電力より大きい前記コージェネレーションシステムに対し、前記個別余剰電力から前記基準電力を差し引いた電力を、前記電熱ヒータで消費するように設定するとともに、前記個別余剰電力が前記基準電力より大きい前記コージェネレーションシステムの前記個別余剰電力を前記基準電力として、前記棟内余剰電力を再演算し、
    再演算された前記棟内余剰電力が前記受電電力より大きい場合は、所定の順序付けルールに従って指定された前記コージェネレーションシステムについて、前記個別余剰電力を前記電熱ヒータで消費するように設定し、当該コージェネレーションシステムの前記個別余剰電力を除外して前記棟内余剰電力を再演算する処理を行い、
    前記棟内余剰電力が前記受電電力以下になるまで前記処理を繰り返し実行することを特徴とする請求項1に記載のコージェネレーションシステムの制御装置。
  5. 前記コージェネレーションシステム毎の前記発電電力を、前記集合住宅内の全ての前記コージェネレーションシステムについて合計した棟内発電電力が、前記系統電源からの受電電力より小さい場合は、前記棟内発電電力を前記棟内電力負荷に対して供給するように制御し、
    前記棟内発電電力が前記受電電力より大きい場合は、前記発電電力が所定の基準電力より大きい前記コージェネレーションシステムについて、前記発電電力から前記基準電力を差し引いた電力を、前記電熱ヒータで消費するように設定するとともに、前記基準電力を前記棟内電力負荷に対して供給する個別供給電力とし、前記発電電力が前記基準電力以下の前記コージェネレーションシステムについては、前記発電電力を前記個別供給電力として、前記集合住宅内の全ての前記コージェネレーションシステムについて前記個別供給電力を合計した棟内供給電力を演算し、
    前記棟内供給電力が前記受電電力より大きい場合は、所定の順序付けルールに従って指定された前記コージェネレーションシステムについて、前記発電電力を前記電熱ヒータで消費するように設定し、当該コージェネレーションシステムの前記個別供給電力を除外して前記棟内供給電力を再演算する処理を行い、
    前記棟内供給電力が前記受電電力以下になるまで前記処理を繰り返し実行することを特徴とする請求項1に記載のコージェネレーションシステムの制御装置。
  6. 前記所定の順序付けルールが、制御時点における熱負荷または熱負荷予測値の大きい順に前記コージェネレーションシステムを指定することを特徴とする請求項4または5に記載のコージェネレーションシステムの制御装置。
  7. 前記基準電力は、前記コージェネレーションシステムのエネルギ効率若しくは前記棟内電力負荷に応じて設定することを特徴とする請求項4乃至6の何れか1項に記載のコージェネレーションシステムの制御装置。
  8. 請求項2乃至7の何れか1項に記載のコージェネレーションシステムの制御装置からの信号に基づいて前記電熱ヒータの動作制御を行うことを特徴とするコージェネレーションシステム。
  9. 請求項2または3に記載のコージェネレーションシステムの制御装置を内蔵することを特徴とするコージェネレーションシステム。
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