JP4544707B2 - ワークの搬送治具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はワークの搬送治具に関し、より詳細には半導体装置等を製造する際に半導体チップあるいは基板等の個片に形成したワークを加工ステージ間で搬送するためのワークの搬送治具に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体装置の製造にあたっては、たとえば短冊状に形成した回路基板を個片に切断し、個片状態で加工ステージ間で搬送して所の加工を施すといったことが行われる。図19は、これらのワークの搬送に使用される搬送治具10の従来例を示す。この搬送治具は回路基板(ワーク)をダイシングして個片に分離するステージ、個片に分離したワークを洗浄するステージ、ワークをピックアップするステージに順次搬送するためのものである。なお、各加工ステージでは搬送治具10をステージにのせ、搬送治具10を介してワークを支持することによって所の加工を施す。
【0003】
図示した搬送治具はワーク個片を長手方向に2列に配置して支持するものであり、支持板12の左右中央部に回路基板(ワーク)を支持する吸着部14が設けられている。吸着部14にはワークをエア吸引するための吸引孔が設けられ、吸引孔からエア吸引することによりワークが搬送治具に吸着して支持される。16は搬送治具10を加工ステージ間で搬送するハンドリングユニットからエア吸引するためのエア流路である。このエア流路16は吸着部14の長手方向に延びる4本のエア流路18に連通して設けられ、搬送操作の際にハンドリングユニットからエア吸引することによりエア流路16を介してワークが吸着支持される。
20はダイシングの際にダイシング刃が通過するダイシング溝である。ダイシング溝20によって縦横に区切られた一区画が個片に切断される部位である。
【0004】
図20(a)、(b)、(c)にワークをエア吸着する吸着部14の構成を拡大して示す。図20(b)は図20(a)でのD−D線断面図、図20(c)は図20(a)でのE−E線断面図である。図20(a)で22は搬送治具10によってワークを搬送する際にワークをエア吸着するための吸引孔であり、24は各加工ステージでワークを弱くエア吸引するための吸引孔、26は切断加工ステージと洗浄ステージでワークを強く吸引して支持するための吸着孔である。吸着孔26の孔径が吸引孔22,24にくらべて大きくしてあるのは、切断加工ステージと洗浄ステージではワークをしっかりとエア吸着して支持する必要があるからである。28はワークを吸着する表面をざぐり加工して凹部状に形成した部位である。吸着孔26はこのざぐり加工した凹部の内底面で開口する。
【0005】
搬送治具10を移動させる場合は、搬送治具10の支持板12の左右側面にハンドリングユニットを装着し、ハンドリングユニットによって支持板12を挟んで支持した状態で搬送治具10を移動させる。ハンドリングユニットにはエア流路16に連結するエア管を設けておき、ハンドリングユニットによって搬送治具10を挟圧した際にエア流路16とエア機構が連通するように形成されている。
これにより、搬送治具10を移動する際にはハンドリングユニットを介してエア吸引しながらワークを搬送治具10に支持して移動させることができる。
【0006】
図21は、搬送治具10を搬送して所定の加工を施す加工ステージの例としてワーク個片をピックアップしてトレイに収納するピックアップステージ30を示す。このピックアップステージ30では、搬送治具10をステージ上まで搬送してセットした後、ハンドリングユニットを搬送治具10から外し、ピックアップステージ30からエア吸引してワークを支持する。図21で32は、ワークをエア吸引する吸引孔24aに連通して設けたエア流路、34は治具用吸引溝、36は治具用吸引口、38は排水溝である。治具用吸引溝34は搬送治具10をステージに吸着して固定するためのもの、排水溝38は洗浄時に搬送治具10に付着した水を排出するためのものである。
このピックアップステージ30では、エア流路32から吸引孔24a及び吸引孔24を介してエア吸引することにより搬送治具10に支持されているワーク個片が弱くエア吸引されて支持され、ピックアップ装置によりワーク個片をピックアップして順次トレイに移載することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、回路基板等のワークをエア吸着して所の加工ステージに搬送して加工を行う場合、従来の搬送治具10では、ワーク個片の各々についてエア吸着するための吸引孔22、24と吸着孔26を設けている。径寸法の異なる吸引孔22、24と吸着孔26を設けているのは、搬送治具10を共通に使用して異なる加工ステージでの操作に対応できるようにするためである。
【0008】
しかしながら、半導体装置の製造に使用する回路基板等では製品がきわめて小型化しているから、これらの製品サイズに合わせて搬送治具の吸着部に吸引孔等の微細な加工を施すことが困難になってきた。製品サイズが小さくなると吸引孔と吸着孔を形成する領域が制限され、各々の個片の吸着部に吸引孔と吸着孔とを形成することはスペース的にも技術的にも難しくなるからである。また、搬送治具10に設けるエア流路18は長手方向に4本設けなければならないが、長手方向に孔あけ加工する際に一方向からのみ加工することが困難であり、前後二方向からの突き合わせ加工になるが、この加工も難しいという問題があった。
【0009】
また、従来の搬送治具では、たとえばピックアップステージで搬送治具からワーク個片をピックアップする場合、ワーク個片に対してはワーク個片が位置ずれしないようにピックアップステージから常時エア吸引した状態でピックアップ操作する。このため、エア吸引孔の孔径を小さくして弱くエア吸着するようにしているが、このようにしても、ワーク個片をピックアップできずにピックアップミスが生じることがあった。
本発明はこれらの問題点を解消すべくなされたものであり、その目的とするところは、ワークを加工ステージに確実に搬送することができ、半導体装置が小型化した場合であってもワークを確実にエア吸着できるとともに、ピックアップ操作等の操作が確実に行えるワークの搬送治具を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため次の構成を備える。
すなわち、数個のワーク個片を所定の配列でエア吸着して支持可能に形成された搬送治具を、加工ステージ間での搬送機構及びエア吸引機構を備えたハンドリングユニットにより支持し、ハンドリングユニットからエア吸引してワーク個片を搬送治具にエア吸着しつつ所の加工ステージに搬送し、加工ステージでは該加工ステージに設けたエア吸引機構によりエア吸引してワーク個片を搬送治具にエア吸着することにより所の加工を施す装置に使用するワークの搬送治具において、前記ワーク個片を支持する本体に、ワーク個片の配置位置に対応して各々単一の吸着孔を開口し、前記本体内に、前記吸着孔と前記ハンドリングユニットのエア機構及び前記加工ステージのエア機構とを連通させるエア流路を設けるとともに、前記ハンドリングユニットが装着された際には該ハンドリングユニット側のエア機構に連通し、前記ハンドリングユニットが外されて前記加工ステージにセットされた際には加工ステージ側のエア機構に連通させる切換弁が前記本体内に設けられていることを特徴とする。
【0011】
また、前記エア流路に、ピックアップステージにおける各回のピックアップ操作の際にピックアップする複数個のワーク個片について、前記吸着孔を相互に連通させた前記エア流路の一部を構成する個別の吸引流路が形成されていることを特徴とする。
また、前記吸着孔が格子状に配置され、各列内のすべての吸着孔を相互に連通させた吸引流路が形成されていることを特徴とする。
また、前記吸着孔が前記本体の幅方向の中央部に配置され、前記吸引流路を含むエア流路が前記本体の幅方向の両側縁に向けて列ごとに交互に左右に振り分けて配置されていることを特徴とする。
【0012】
また、前記本体内に、前記吸着孔に連通する個別の吸引流路を相互に連通し、前記ハンドリングユニットを前記本体に装着した際に該ハンドリングユニットのエア機構に連通する連通流路を設けるとともに、前記吸着孔に連通する個別の吸引流路の各々に、前記加工ステージに本体をセットした際に加工ステージに設けたエア吸引機構に連通する通気孔を設け、前記切換弁を、前記ハンドリングユニットを本体に装着した際に該ハンドリングユニットと前記連通流路とを連通させて前記吸引流路と前記通気孔とを遮断し、前記ハンドリングユニットを本体から外した際に前記加工ステージに設けたエア吸引機構と前記通気孔とを連通させて前記吸引流路と前記通気孔とを遮断可能に前記本体内に装着したことを特徴とする。
また、前記隣接して配置された個別の吸引流路の各中間位置に、前記連通流路を横切るシリンダ孔を形成し、該シリンダ孔内に、切換弁として、前記ハンドリングユニットが装着される前記本体の側縁に向けて突出する向きに付勢され、かつ軸線方向の中途部にくびれ部が設けられて、常時は前記くびれ部を介して前記通気孔と前記吸引流路とを連通するとともに前記連通流路を相互に遮断し、前記ハンドリングユニットを前記本体に装着した際には、該ハンドリングユニットのチャック機構に設けたピストン押圧ピンによりシリンダ孔の内方に押入され、前記くびれ部を介して前記連通流路が相互に連通し、前記通気孔と前記吸引流路とが遮断されるピストンが装着されていることを特徴とする。
また、前記本体が、ワーク個片を吸着する吸着孔が設けられたワーク支持プレートと、該ワーク支持プレートの下面に配置され前記エア流路が形成されたエア流路プレートと、該エア流路プレート及び前記ワーク支持プレートを重ねて脱着自在に支持する搬送プレートとを備えたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るワークの搬送治具の実施形態について、添付図面とともに詳細に説明する。
図1は搬送治具10を平面方向から見た構成を示す。同図でC−C線の上半部は搬送治具10の上面図、C−C線の下半部は搬送治具10の内部構成を示し、破線により搬送治具10に形成したエア流路を示す。搬送治具10は搬送プレート40と、搬送プレート40の下面側に装着してエア流路を形成するためのエア流路プレート42と、搬送プレート40の上面に設置したワーク支持プレート44によりプレート状の本体を構成し、エアを制御する部材としてピストン46及びガイドピン48を備える。
【0014】
ワーク50は、ワーク支持プレート44の表面でエア吸着によって支持される。図示例のワーク50は短冊状の板状に形成された製品であり、幅方向に8個のワーク個片に分離されるものである。搬送治具10にワーク50をセットするため、本実施形態では搬送プレート40の中央部を横断するようにワーク支持プレート44を配置し、ワーク支持プレート44の中央部にワーク支持プレート44の長手方向と長手方向と同方向としてワーク50を配置するように構成している。
【0015】
ワーク支持プレート44の材料および寸法はとくに限定されるものではないが、本実施形態では導電性のゴムシートを用いてワーク支持プレート44を形成した。ワーク50の吸着部に導電性素材を使用することによって帯電を防止し半導体チップ等の静電破壊されやすい製品を保護することができ、柔軟性を有するゴム材を使用することによりワーク50を傷めずにワーク50を確実に吸着でき、ダイシング時に切断刃が硬質材によって形成した搬送プレート40に接触して摩耗することを防ぐことができる。
【0016】
ワーク支持プレート44には、各々のワーク個片の位置に対応して一つずつ吸着孔52aを形成し、ワーク支持プレート44を支持する搬送プレート40には、各々の吸着孔52aと同位置に吸引孔52bを形成する。図では、C−C線の上半部にワーク支持プレート44に吸着孔52aを形成した状態、C−C線の下半部に搬送プレート40に吸引孔52bを形成した状態を示す。
【0017】
ワーク50あるいはワーク個片は、搬送プレート40に形成した吸引孔52b及びワーク支持プレート44に形成された吸着孔52aを介して搬送治具10にエア吸着される。このエアによる吸着操作は搬送治具10の内部に形成したエア流路を介してなされる。
図1で搬送プレート40に設けた吸引孔52bはワーク50の幅方向の1列ごと1本の吸引流路54によって連通され、各々の吸引流路54はワーク支持プレート44の左右に交互に振り分けるようにして引き出される。このように、1列おきに交互に引き出すことによって、ワーク50が小さな個片に分離され、個片が高密度に配置される場合であっても吸引流路54を引き出すスペースを確保することができる。
【0018】
図2及び図3は吸着孔52a、吸引孔52b、吸引流路54等の構成を拡大して示す平面図及び断面図である。図3に示すように、ワーク支持プレート44は搬送プレート40の上面に形成した段差部に支持され、ワーク支持プレート44と搬送プレート40に設けた吸着孔52aと吸引孔52bとは上下に連通している。吸引流路54は、実際には搬送プレート40の下面に取り付けたエア流路プレート42に溝状に形成したものである。すなわち、溝状に形成した各々の吸引流路54によって1列ごと吸引孔52bが連通している。
エア流路プレート42の両側縁部側に各々引き出された吸引流路54の端部は、搬送プレート40に形成された連絡流路56に連通する。56aは吸引流路54の端部で吸引流路54と連絡流路56とを連絡する連絡孔である。
【0019】
図1、2に示すように、吸引流路54は各々別個に1本ごと連絡流路56に接続する。吸引流路54が中途で屈曲した形態に形成されるのに対し、連絡流路56は互いに平行に相互に一定間隔離間して、ワーク50及びワーク支持プレート44の長手方向に直交する向きに配置されている。前述したピストン46及びガイドピン48は隣接する連絡流路56の中間に配置され、連絡流路56に対するエア流を制御してワーク50あるいはワーク個片のエア吸着操作を制御する。なお、吸引流路54と連絡流路56とを別個に設けずに一連の吸引流路として形成することも可能である。
【0020】
図4にピストン46とガイドピン48を拡大して示す。ピストン46には中間にくびれ部46cを挟んで軸線方向に2つの径大部46a、46bが形成され、搬送プレート40の外縁に向いて配置される端部に径大部46a、46bよりも細径の突部47が形成されている。ガイドピン48はピストン46とは別部材に形成され、ピストン46が当接する一端部にヘッド部48aが形成され、他端部がヘッド部48aよりも細径のピン部48bに形成されている。なお、本実施形態のように、ピストン46とガイドピン48とを別部材とした方がエアシール性が良好になるが、ピストン46とガイドピン48とを一体形成してもよい。
【0021】
図2に示すように、ピストン46及びガイドピン48は、隣接する連絡流路56の中間に連絡流路56と平行に形成されたシリンダ孔60に摺動自在に挿入される。62はヘッド部48aに一端を当接させガイドピン48に外挿してシリンダ孔60内に装着したスプリングである。スプリング62はガイドピン48を常時外向きに突出させる向きに付勢し、ガイドピン48を介してピストン46を外向きに付勢する。
64は搬送プレート40の外側面に固定した側面板である。側面板64にはピストン46の突部47が挿入される挿入孔64aが形成され、ピストン46の径大部46aの端面が当接して、スプリング62により外向きに付勢されるピストン46の突出位置を規制している。
【0022】
スプリング62の作用により、ピストン46及びガイドピン48が外向きに押されている状態は、搬送治具10を加工ステージ間で搬送するハンドリングユニットが搬送治具10から外され、搬送治具10が加工ステージにセットされて、加工ステージからのエア吸引によりワーク50あるいはワーク個片がエア吸着される状態である。
一方、ピストン46及びガイドピン48がスプリング62の付勢力に抗して押入される状態は、搬送治具10にハンドリングユニットが装着された状態で、ハンドリングユニットを経由して、搬送治具10上のワーク50あるいはワーク個片がエア吸着される状態である。
【0023】
このように、ピストン46及びガイドピン48は軸線方向に押入された位置と外方に突出した位置との間で移動することによりエア吸引を制御する。すなわち、ピストン46はシリンダ孔60内で移動することによってエアの吸引流路を制御する切換弁として作用する。
以下では、まず、搬送治具10をハンドリングユニットにより支持してエア吸引する方法を説明する。
図5〜7は、搬送治具10がハンドリングユニットに支持されている状態で、ハンドリングユニットを経由してワーク50あるいはワーク個片をエア吸着する状態である。ハンドリングユニットは、各加工ステージに搬送治具10を移動させるためのX−Y移動機構、搬送治具10をチャックするためのチャック機構、チャック機構に取り付けたエア吸引用挿入管70、ピストン押圧ピン72等を備えている。本実施形態のチャック機構は、搬送プレート40の両側面にチャック板を装着し、搬送プレート40を両側から挟圧するようにして搬送治具10を支持する。
【0024】
図8に、ハンドリングユニットのチャック機構の一部であるチャック板74にエア吸引用挿入管70とピストン押圧ピン72が取り付けられた状態を示す。エア吸引用挿入管70は、搬送プレート40の両側面の中央で開口する挿入孔58にエアシールして挿入可能な径寸法及び長さ寸法に形成されている。エア吸引用挿入管70はハンドリングユニットのエア機構に連通し、搬送プレート40の挿入孔58に挿入した状態で、エア吸引用挿入管70の管内はエア吸引流路となる。ピストン押圧ピン72はチャック板を装着した際に、搬送プレート40のシリンダ孔60に挿入されているピストン46の突部47を押圧して、ピストン46を両側から内側に押入する。このため、ピストン押圧ピン72は側面板64に設けた挿入孔64aの各々の位置にあわせて櫛状に配置されている。
【0025】
図5に示すピストン押圧ピン72によってピストン46を内方に押入した状態は、エア吸引用挿入管70から、連絡流路56及び吸引流路54を介してワーク50あるいはワーク個片をエア吸引可能とする状態である。本実施形態では隣接する連絡流路56を横断するように連通流路59を設け、連通流路59及び連絡流路56、吸引流路54を介してワーク50及びワーク個片をエア吸引可能とした。連通流路59は、図1に示すように搬送プレート40の両側に1本ずつ搬送プレート40を横断するように配置する。59aは連通流路59を封止する栓である。
【0026】
ピストン46はピストン押圧ピン72によって内方へ押入した状態でくびれ部46cがちょうど連通流路59に一致する位置に移動するよう、ピストン46の形状及び連通流路59の配置、ピストン46の押入位置を設定する。シリンダ孔60については、連通流路59と連通する位置が開口し、ピストン46のくびれ部46cがこの開口部と重複する位置に移動した際に、くびれ部46cの外周面とシリンダ孔60の内面との間に空隙が形成され、この空隙部分を介して連通流路59が連続する。
【0027】
図5、6、7の斜線部分は、吸引流路54及び連絡流路56及び連通流路59がエア流路として連通した状態を示す。これらの連通したエア流路により、ワーク50あるいはワーク個片は、ハンドリングユニットからのエア吸引により、吸引孔52b、吸着孔52aを介してワーク支持プレート44にエア吸着されて支持される。
図6は、連通流路59と連絡流路56とが交差(重複)して連通することを示す。図7は、ピストン押圧ピン72によってピストン46が押入されることにより、連通流路59とくびれ部46cとが重複し、くびれ部46cを介してエア流路が連通されることを示す。76はシリンダ孔60に連通して搬送プレート40の下面で開口する排気孔である。ピストン46を押入操作したりする際にこの排気孔76からエアを排気する。
【0028】
次に、ハンドリングユニットが搬送プレート40から外され、搬送治具10が加工ステージにセットされている状態でのエア流路の構成について説明する。
図9で、78はピストン46がスプリング62の付勢力により突出位置に移動した状態で加工ステージ側と接続する通気孔80と連通させるための連通孔である。78aは連通孔78を封止する栓である。
図10に示すように、通気孔80はシリンダ孔60の下面に連通し、搬送プレート40の下面で開口するように設けられる。加工ステージには通気孔80に接続する吸引口が通気孔80と同一位置に設けられる。
【0029】
図11は、シリンダ孔60と連通孔78及び通気孔80の配置位置関係を示す断面図である。C−C線の右半部はシリンダ孔60と連通孔78、通気孔80の位置関係、C−C線の左半部は連通流路59の部位での位置関係を示す。
図のように、連絡流路56は連通孔78と重複位置にあって連通し、連通孔78と通気孔80とはシリンダ孔60を介して連通する。すなわち、ピストン46のくびれ部46cが連通孔78及び通気孔80と連通する位置に移動することにより、くびれ部46cの外周面とシリンダ孔60の内面との間に形成される空隙部を介して連通孔78と通気孔80とが連通する。
【0030】
図12は、搬送治具が加工ステージ上に位置し、ハンドリングユニットから解放されてスプリング62の付勢力によりガイドピン48を介してピストン46が側面板64に当接する位置まで移動した状態である。ピストン46が戻り位置まで移動したことにより、ピストン46の径大部46bがシリンダ孔60の側面の開口部を閉止し、連通流路59を遮断する。
上述したように、くびれ部46cは連通孔78と通気孔80と重複して連通する位置まで移動し、これによって通気孔80及び連通孔78が連通し、連絡流路56、吸引流路54が連通して吸引孔52bを介してワーク50あるいはワーク個片がエア吸着される。
【0031】
図9、10、12で斜線部分がエア流路が連通する部分を示す。図9は、連絡流路56及び吸引流路54が連通してエア吸引なされること、図10は、ピストン46が通気孔80と重複する位置に移動し、くびれ部46cを介して通気孔80とエア流路が連通することを示す。
このように、搬送プレート40の下面で開口する通気孔80を介してエア流路を連通させることにより、加工ステージ側からエア吸引することにより、ハンドリングユニットから加工ステージ側でのエアの吸引に切り替えてワーク50あるいはワーク個片をエア吸着して支持することができる。
【0032】
図13は、加工ステージの例として、ピックアップステージの構成例を示す。
同図で82が加工ステージに設けた吸引口である。この吸引口82を搬送治具10の通気孔80と同一位置に設けておくことにより、加工ステージからエア吸引することによって、搬送治具10に支持されたワーク50あるいはワーク個片をエア吸着して支持することができる。吸引口82は各々別個の開閉バルブを介して加工ステージ側のエア機構に連通する。開閉バルブは個別に開閉制御可能であり、これによって通気孔80を介してワーク個片の吸着制御を行うことができる。
34は搬送治具10を加工ステージにエア吸着して支持するための治具用吸引溝であり、治具用吸引溝34に連通して治具用吸引口36が設けられ、エア機構に連絡して搬送治具10を支持する。38は製品の切断時に使用する冷却水及び洗浄工程での洗浄水、搬送治具10に付着した水滴を排出するための排水溝である。
【0033】
本実施形態の搬送治具10を用いる例として、上述した短冊状のワークを個片に切断し、洗浄して、収納トレイに収納するまでの工程について使用する方法を説明する。なお、図1で、D部分はハンドリングユニットを装着していない状態でのピストン46等の配置、E部分はハンドリングユニットを外した状態でのピストン46等の配置を示す。
まず、搬送治具10を所定のステージにセットし、搬送治具10にハンドリングユニットを装着し、ワーク50をワーク支持プレート44の所定位置にセットする。ハンドリングユニット側からエア吸引すると、図5に示すように、連通流路59、連絡流路56、吸引流路54を介してワーク支持プレート44にセットされているワーク50がエア吸着されて支持される。
【0034】
この状態でダイシングによる加工ステージに搬送治具10を搬送する。加工ステージに搬送治具10を位置合わせしてセットしたら、加工ステージ側からエア吸引開始し、ハンドリングユニットは作業の妨げにならない退避位置に移動させる。ハンドリングユニットが搬送治具10から外されると、図10に示すエア流路、すなわち通気孔80から連絡流路56及び吸引流路54を介するエア流路に切り換わり、ワーク50がワーク支持プレート44にエア吸着されて支持される。この流路の切り換えは、ハンドリングユニットを外すことによりピストン46がスプリング62の弾性力によって移動することによる。すなわち、ピストン46が切換弁として作用して流路の切り換えを行っている。
【0035】
ダイシング等の加工では、ワーク50をしっかりとワーク支持プレート44に支持する必要がある。本実施形態の搬送治具10は個片に分離されるワーク個片の配置位置に1個ずつ吸着孔52aを開口させることによって確実にワーク個片をエア吸着できるようにした。吸着孔52aはワーク個片が配置される領域内に適宜径寸法および適宜配置で形成できるから、十分な吸着力が得られるように適宜設計することは容易である。ダイシング加工の際にはすべての吸着孔52aから常時エア吸引してワークが確実にエア吸着されて支持されるようにする。
【0036】
切断工程が完了した後は、再度、搬送治具10にハンドリングユニットを取り付け、加工ステージのエア吸引操作からハンドリングユニットによるエア吸引操作に切り換え、ハンドリングユニットによる搬送操作時にワーク個片が位置ずれしないように支持する。
次の洗浄工程においても、上述した切断工程と同様に、洗浄用のステージに搬送治具を位置合わせしてセットし、ハンドリングユニットを搬送治具10から外し、洗浄用ステージからエア吸引してワーク個片をワーク支持プレート44に支持する。この状態で洗浄し、洗浄終了後は、再度、搬送治具10にハンドリングユニットを取り付け、搬送側に受け渡しする。
【0037】
洗浄後のワーク個片をピックアップする工程においても、ハンドリングユニットによって搬送治具10を支持してピックアップステージにセットし、ハンドリングユニットを外してピックアップステージ側からエア吸引してワーク個片を支持する方法は同様である。
ただし、このピックアップ工程では、すべてのワーク個片について常時エア吸引することなく、個々の吸引口82からのエア吸引を制御することによってピックアップ対象列のワーク個片に連通するエア流路についてはエア吸引を停止するように制御する。個々の吸引口82には個別にエアの吸引を制御する開閉バルブが取り付けてあるから、この開閉バルブを制御することによって、個別にピックアップ対象列のエア吸引操作を制御することができる。吸引口82からのエア吸引を制御する制御部はワーク個片をピックアップするチャック機構に連動してエアの吸引を制御する。
【0038】
本実施形態では、ワーク個片の配置位置に対応して、各列ごとに独立の吸引流路54を形成している。したがって、ピックアップの対象となっている列ごとにエア流路による吸引操作を制御することが可能である。
ピックアップ装置では、1列ごと、あるいは複数列ごとワーク個片をチャックするように制御し、ピックアップの対象となっている列についてはエア吸引を切ることによって、確実にチャックすることが可能となる。
【0039】
図14〜18は本発明に係るワークの搬送治具の他の実施形態を示す。上記実施形態のワークの搬送治具10では搬送プレート40の下面にエア流路プレート42を固定して吸引流路54を形成していたのに対し、本実施形態のワークの搬送治具10では、図15に示すように、搬送プレート40の上にエア流路プレート42を支持し、エア流路プレート42にワーク支持プレート44を支持したことを特徴とする。
図16、17に示すように、ワーク支持プレート44にはワーク個片の配置位置に合わせて吸着孔52aが形成され、エア流路プレート42には吸着孔52aに1列ごと連通する吸引流路54が形成される。
【0040】
図14に示すように、搬送プレート40の両側部には吸引流路54に連通する連絡流路56が形成され、搬送プレート40の幅方向の中央部にエア流路プレート42とワーク支持プレート44とを重ねて収納可能に形成した凹部内に、エア流路プレート42とワーク支持プレート44とをボルト84により固定することによって吸引流路54と連絡流路56とが連通して接続される。56aが吸引流路54と連絡流路56とを連絡する連絡孔である。
図18に示すように、隣接する連絡流路56を連通流路59によって連通させ、隣接する連絡流路56の中間にシリンダ孔60を設け、シリンダ孔60にピストン46を装着しピストン46の軸線方向への移動を制御して連通流路59と連絡流路56との連通あるいは遮断を制御するように構成することは上述した実施形態と同様である。
【0041】
そして、本実施形態の搬送治具10の場合も搬送治具10にハンドリングユニットを装着した場合は、ハンドリングユニット側からエア吸引してワーク支持プレート44にワークあるいはワーク個片を支持することができ、加工ステージに搬送治具10をセットしてハンドリングユニットを解放した際には、加工ステージ側から搬送治具10を介してワークあるいはワーク個片をワーク支持プレート44にエア吸着して支持することができる。
【0042】
本実施形態のワークの搬送治具で特徴的な構成は、搬送プレート40の上にエア流路プレート42とワーク支持プレート44を脱着可能に支持する構成とした点にある。このように、エア流路プレート42とワーク支持プレート44とを脱着可能に形成したことにより、搬送プレート40を共通にしてエア流路プレート42とワーク支持プレート44とを交換するだけで異品種に対応することが可能になる。異品種を取り扱う場合に搬送治具10全体を別個に製作する方法にくらべて製造コスト、製作作業の点ではるかに容易になる。
【0043】
以上説明したように、本発明に係るワークの搬送治具を使用することは、ワーク個片の寸法がますます小さくなる傾向にあることから、各々のワーク個片の配置位置に合わせて吸着孔を形成するといった加工が容易になり、さらにワーク個片が小さくなった場合でも搬送治具の製作が可能であること、ピックアップ操作が問題なくできることから吸着支持を優先して十分な大きさの吸着孔を形成することができてワーク個片を確実に支持することができて信頼性及び作業効率を向上させることが可能になる。なお、上述した実施形態のワーク50はワーク個片が1列で8個配置されるものであるが、本発明に係る搬送治具はワーク個片の1列内の配置数、列数、サイズ等に限定されるものではなく、種々のタイプの製品に応用して利用することができる。
【0044】
【発明の効果】
本発明に係るワークの搬送治具によれば、上述したように、ハンドリングユニットを介して搬送治具を搬送する際にワークあるいはワーク個片を確実にエア吸着して支持することができ、また、加工ステージにおいてもワークあるいはワーク個片を確実にエア吸着して所の加工を施すことができる。また、孔径の異なる吸着孔を形成するといった必要がなく、搬送治具の製作が容易になるとともに、より小さなワーク個片を取り扱うことが可能になる。また、ピックアップの対象列ごとにエアの吸引を制御することによってワーク個片のピックアップ操作を確実に行うことができる等の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るワークの搬送治具の一実施形態の構成を示す説明図である。
【図2】エア流路及びピストン等の平面配置を示す説明図である。
【図3】搬送治具内におけるエア流路の配置を示す断面図である。
【図4】ピストン及びガイドピンの正面図である。
【図5】ハンドリングユニットを装着した状態においてエア流路が連通されて構成される様子を示す説明図である。
【図6】エア流路が連通されて形成された状態の断面図である。
【図7】エア流路が連通されて形成された状態をピストンの配置との関係で示す説明図である。
【図8】ハンドリングユニットのチャック機構の要部を示す平面図である。
【図9】エア流路が連通されて形成された状態の断面図である。
【図10】エア流路が連通されて形成された状態をピストンの配置との関係で示す説明図である。
【図11】シリンダ孔及び連通孔、通気孔の配置を示す説明図である。
【図12】加工ステージにセットした状態でエア流路が連通されて構成された様子を示す説明図である。
【図13】ピックアップステージの構成を示す平面図である。
【図14】搬送治具の他の実施形態の構成を示す説明図である。
【図15】搬送プレートにエア流路プレートとワーク支持プレートが支持された状態を示す断面図である。
【図16】エア流路プレートとワーク支持プレートの構成を示す平面図である。
【図17】エア流路プレートとワーク支持プレートの断面図である。
【図18】搬送プレートにおけるピストン等の配置を示す断面図である。
【図19】搬送治具の従来の構成を示す平面図である。
【図20】従来の搬送治具における吸引孔等の配置を示す説明図である。
【図21】従来の搬送治具を用いる場合のピックアップステージの構成例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 搬送治具
20 ダイシング溝
30 ピックアップステージ
34 治具用吸引溝
36 治具用吸引口
38 排水溝
40 搬送プレート
42 エア流路プレート
44 ワーク支持プレート
46 ピストン
46a、46b 径大部
46c くびれ部
48 ガイドピン
50 ワーク
52a 吸着孔
52b 吸引孔
54 吸引流路
56 連絡流路
58 挿入孔
59 連通流路
60 シリンダ孔
62 スプリング
64 側面板
64a 挿入孔
70 エア吸引用挿入管
72 ピストン押圧ピン
74 チャック板
76 排気孔
78 連通孔
80 通気孔
82 吸引口

Claims (7)

  1. 数個のワーク個片を所定の配列でエア吸着して支持可能に形成された搬送治具を、加工ステージ間での搬送機構及びエア吸引機構を備えたハンドリングユニットにより支持し、ハンドリングユニットからエア吸引してワーク個片を搬送治具にエア吸着しつつ所の加工ステージに搬送し、
    加工ステージでは該加工ステージに設けたエア吸引機構によりエア吸引してワーク個片を搬送治具にエア吸着することにより所の加工を施す装置に使用するワークの搬送治具において、
    前記ワーク個片を支持する本体に、ワーク個片の配置位置に対応して各々単一の吸着孔を開口し、
    前記本体内に、前記吸着孔と前記ハンドリングユニットのエア機構及び前記加工ステージのエア機構とを連通させるエア流路を設けるとともに、
    前記ハンドリングユニットが装着された際には該ハンドリングユニット側のエア機構に連通し、前記ハンドリングユニットが外されて前記加工ステージにセットされた際には加工ステージ側のエア機構に連通させる切換弁が前記本体内に設けられていることを特徴とするワークの搬送治具。
  2. 前記エア流路に、ピックアップステージにおける各回のピックアップ操作の際にピックアップする複数個のワーク個片について、前記吸着孔を相互に連通させた前記エア流路の一部を構成する個別の吸引流路が形成されていることを特徴とする請求項1記載のワークの搬送治具。
  3. 前記吸着孔が格子状に配置され、各列内のすべての吸着孔を相互に連通させた吸引流路が形成されていることを特徴とする請求項1記載のワークの搬送治具。
  4. 前記吸着孔が前記本体の幅方向の中央部に配置され、前記吸引流路を含むエア流路が前記本体の幅方向の両側縁に向けて列ごとに交互に左右に振り分けて配置されていることを特徴とする請求項3記載のワークの搬送治具。
  5. 前記本体内に、前記吸着孔に連通する個別の吸引流路を相互に連通し、前記ハンドリングユニットを前記本体に装着した際に該ハンドリングユニットのエア機構に連通する連通流路を設けるとともに、
    前記吸着孔に連通する個別の吸引流路の各々に、前記加工ステージに本体をセットした際に加工ステージに設けたエア吸引機構に連通する通気孔を設け、
    前記切換弁を、前記ハンドリングユニットを本体に装着した際に該ハンドリングユニットと前記連通流路とを連通させて前記吸引流路と前記通気孔とを遮断し、前記ハンドリングユニットを本体から外した際に前記加工ステージに設けたエア吸引機構と前記通気孔とを連通させて前記吸引流路と前記通気孔とを遮断可能に前記本体内に装着したことを特徴とする請求項2、3または4記載のワークの搬送治具。
  6. 前記隣接して配置された個別の吸引流路の各中間位置に、前記連通流路を横切るシリンダ孔を形成し、
    該シリンダ孔内に、切換弁として、前記ハンドリングユニットが装着される前記本体の側縁に向けて突出する向きに付勢され、かつ軸線方向の中途部にくびれ部が設けられて、常時は前記くびれ部を介して前記通気孔と前記吸引流路とを連通するとともに前記連通流路を相互に遮断し、
    前記ハンドリングユニットを前記本体に装着した際には、該ハンドリングユニットのチャック機構に設けたピストン押圧ピンによりシリンダ孔の内方に押入され、前記くびれ部を介して前記連通流路が相互に連通し、前記通気孔と前記吸引流路とが遮断されるピストンが装着されていることを特徴とする請求項5記載のワークの搬送治具。
  7. 前記本体が、ワーク個片を吸着する吸着孔が設けられたワーク支持プレートと、該ワーク支持プレートの下面に配置され前記エア流路が形成されたエア流路プレートと、該エア流路プレート及び前記ワーク支持プレートを重ねて脱着自在に支持する搬送プレートとを備えたことを特徴とする請求項1、2、3、4、5または6記載のワークの搬送治具。
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