JP4543653B2 - 組電池 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の単電池を有する組電池に関する。
近年、環境意識の高まりを受けて、自動車の動力源を、化石燃料を利用するエンジンから電気エネルギーを利用するモータに移行しようとする動きがある。そのため、モータのパワーソースとなる電池の技術も急速に発展しつつある。
従来の組電池においては、直列および/又は並列に接続された単電池を、所定の間隔で積層し、最外層に位置する単電池を介して全体を押圧し、外装部材によって固定することによって、単電池の放熱特性を向上させ、良好なサイクル特性およびレート特性を有する組電池を得ている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−195480号公報
しかし、組電池は、多数の単電池を組み込む必要があり、単電池の取り扱いに非常な手間を要し、作業工数が増加する問題を有する。
一方、複数の単電池を配置したフレームを単位として取り扱う場合、作業性を向上させることが可能である。しかし、フレームは、変形することなく、複数の単電池を保持するための強度(剛性)が必要であるため、小型軽量化が困難であり、高価である。そのため、組電池の重量を増加させ、製造コストを上昇させる問題を有している。
本発明は、上記従来技術に伴う課題を解決するためになされたものであり、安価で小型軽量の組電池を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明は、
複数の単電池が並列に配置される保持部と前記保持部を支持するための補強部とを有するフレームが、積層されてなる電池ユニットを有する組電池であって、
前記補強部は、内部に空間を有し、前記空間を縮小させることによって、前記フレームの積層方向の厚みが削減される
ことを特徴とする組電池である。
上記のように構成した本発明によれば、単電池を保持するフレームの補強部の内部の空間を縮小させることによって、フレームの積層方向の厚みが削減されている(フレームの積層後に縮小しているため、電池ユニットの大型化が避けられる。また、フレームの積層前においては、フレームの厚みは相対的に大きく、十分な強度を有するため、高強度を有する重たくかつ高価な材料でフレーム全体を形成する必要はなく、フレームを軽量化することが可能であり、また、安価となる。したがって、安価で小型軽量の組電池を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
図1は、実施の形態1に係る組電池を説明するための斜視図である。
実施の形態1に係る組電池100は、積層されたフレーム300を有する電池ユニット200と、電池ユニット200の両側に配置されるヒートシンク(上部ヒートシンクおよび下部ヒートシンク)500,540と、下部ヒートシンク540および上部ヒートシンク500を介して電池ユニット200を固定するための固定手段600とを有する。なお、符号240は、例えば、充電装置あるいは動力源(モータ)に接続される電力端子である。
電池ユニット200は、フレーム300の間に配置される中間ヒートシンク520を有する。固定手段600は、ナット610と、ナット610と螺合する締結ボルト620とを有する。
図2は、実施の形態1に係るフレームを説明するための斜視図、図3は、実施の形態1に係るフレームの正面図、図4は、実施の形態1に係るフレームの積層状態を説明するための斜視図、図5(A)および図5(B)は、実施の形態1に係るフレームのハンドリングを説明するための側面図である。
フレーム300は、保持部310、補強部320、ワッシャ330、通り穴340,350を有する。保持部310は、単電池400を保持するための開口部311が並列に配置される。補強部320は、保持部310を支持し、保持部310のたわみを抑制する抑制手段である。補強部320は、保持部310の端部下方に配置され、フレーム300の長手方向に延長している。
複数の単電池400が並列に配置される保持部310は、補強部320によって支持されるため、高強度を有する重たくかつ高価な材料で、フレーム全体を形成する必要はなく、フレーム300を軽量化することが可能であり、また、安価となる。
補強部320は、中空状のシャフト部材321と、シャフト部材321が着脱自在に配置される嵌合部325とを有する。
嵌合部325は、断面U字状の凹部326を有し、シャフト部材321を側方から凹部326に着脱自在に配置可能である。嵌合部325は、例えば、絶縁ゴムなどの絶縁性の弾性材料から形成されている。しかし、嵌合部325は、弾性材料によって形成されることに限定されず、例えば、スポンジゴムや発砲スチロール等の発泡樹脂材料を適用することも可能である。
補強部320は、シャフト部材321の着脱に基づいて、積層方向の厚みが調整自在である。補強部320の厚みは、フレーム300の積層後において、シャフト部材321を取り外すことによって形成される空間を、縮小させることによって、削減することが可能である。したがって、図4に示されるように、補強部320は、フレーム300の積層後において、その厚みが削減されるため、電池ユニットの大型化が避けられる。
なお、シャフト部材321を取り外すことによって形成される空間は、外力Fを加えて、空間を圧潰することによって、縮小させることが可能である。外力Fを付加する手段は、特に限定されず、例えば、専用の押圧プレートを設けたり、中間ヒートシンク520や上部ヒートシンクを利用することも可能である。外力Fは、固定手段600による電池ユニット200の固定の際の締結力を利用することも可能である。
フレーム300は、例えば、図5(A)および図5(B)に示されるロボットハンド360を利用して、容易にハンドリングすることが可能である。
詳述すると、ロボットハンド360は、駆動装置370、上部アーム380および下部アーム385、基部390を有する。駆動装置370は、空圧シリンダなどのリニアー駆動手段であり、基部390に固定され、上部アーム380を駆動する。上部アーム380は、中空状の緩衝部材381(例えば、ゴム製)が固定される先端部382と、ブッシュ383が配置される開口部384とを有する。
下部アーム385は、シャフト部材321が固定されている先端部386を有する。基部390は、ブッシュ383およびストッパ392が配置されるガイド391を有する。ストッパ392は、上部アーム380の移動を規制する。ガイド391の自由端は、下部アーム385の基端部387が固定される。
したがって、ロボットハンド360の操作においては、まず、シャフト部材321を有する下部アーム385の先端部386を、補強部320の嵌合部325に、側方から挿入する(図5(A)参照)。
駆動装置370は、上部アーム380をフレーム300に向かって、移動させ、上部アーム380の緩衝部材381を変形させる(図5(B)参照)。変形した緩衝部材381は、フレーム300に損傷を与えることなく、フレーム300を安定した状態で保持する。また、上部アーム380の過度の移動は、ストッパ392によって防がれる。
以上のように、ロボットハンド360は、フレーム300を容易にハンドリングすることが可能である。
ワッシャ330は、単電池400毎に設けられており、保持部310の端部に埋め込まれ、対応する単電池400の電極タブに形成されている開口部と位置合わせされている(図2参照)。ワッシャ330は、導通ワッシャおよび絶縁ワッシャの2種類が使用される。導通ワッシャは、フレーム300に保持されている単電池と、積層方向に隣接するフレームに保持されている単電池400とを電気的に接続する場合に適用される。つまり、導通ワッシャが適用されるフレーム300と、絶縁ワッシャが適用されるフレーム300とが、交互に積層される。
ワッシャ330は、周囲が絶縁処理されている連結ボルトが貫通する。連結ボルトは、上部ヒートシンク500および下部ヒートシンク540に配置されるナットによって締結され、単電池400の電極タブの一方を固定する。単電池400の電極タブの他方は、例えば、超音波溶接によって接合され、電気的に接続される。
通り穴340は、下部ヒートシンク540のロケートピンが貫通し、フレーム300を位置決めするために使用される。通り穴350は、固定手段600の締結ボルト620が貫通する。
図6は、実施の形態1に係るフレームに配置される単電池を説明するための斜視図である。なお、単電池400は、図2〜図4の場合と表裏が逆になって示されている。
単電池400は、リチウムイオン電池、固体電解質電池、ゲル電解質電池などの二次電池であり、周辺部を熱溶着によって接合されたラミネートフィルムからなる外装ケース410と、外装ケース410から引き出される電極タブ440,450とを有する。熱溶着は、例えば、超音波溶着を適用することが可能である。
ラミネートフィルムの材質は、特に限定されず、例えば、高分子フィルムからなる外装保護層、金属フィルム層、高分子フィルムからなる熱溶着層を一体化して構成された高分子−金属複合材が挙げられる。
外装ケース410は、矩形かつ扁平状であり、発電要素を収容するための凸部420と、内部をシールするための熱溶着部430とを有する。発電要素は、例えば、正極板、正極集電体、セパレータ、負極板、負極集電体、電解液(電解質)を有している。正極集電体は、外装ケース410の内部において、正極板と電極タブ450の一端とを接続するため部材である。負極集電体は、外装ケース410の内部において、負極板と電極タブ440の一端とを接続するため部材である。
電極タブ440,450は、一方の端面に位置している。電極タブ440は、箔状の銅から形成され、負極である。電極タブ450は、箔状のアルミニウムから形成され、正極である。電極タブ440,450の一方には、連結ボルトを挿入するための開口部460が形成されている。
図7は、図6に示される単電池の接続状態を説明するための配線図である。
フレーム300の保持部310の同一位置に配置される単電池400は、積層方向に直列に接続されており、電気的に独立した積層体220を形成する。フレーム300は、4つの単電池400を保持しているため、積層体220は4つ形成される。つまり、実施の形態1における電池ユニット200は、4つの積層体220(221〜224)を有する。
積層体220は、上部ヒートシンク500および下部ヒートシンク540に配置されるバスバー230(231〜233)によって直列に接続される。バスバーは、接続導体であり、例えば、銅から形成されている。
つまり、積層体221の最下層に位置する単電池400と、積層体221に隣接する積層体222の最下層に位置する単電池400とは、下部ヒートシンク540に配置されるバスバー231によって接続される。積層体222の最上層に位置する単電池400と、積層体222に隣接する積層体223の最上層に位置する単電池400とは、上部ヒートシンク500に配置されるバスバー232によって接続される。
積層体223の最下層に位置する単電池400と、積層体223に隣接する積層体224の最下層に位置する単電池400とは、下部ヒートシンク540に配置されるバスバー233によって接続される。なお、積層体221の最上層に位置する単電池400および積層体224の最上層に位置する単電池400は、電力端子240に接続される。
図8は、図1に示される下部ヒートシンクを説明するための斜視図である。
下部ヒートシンク540は、ロケートピン541、溝545、挿入孔550、通気口558を有する。ロケートピン541は、フレーム300の通り穴340に挿入され、フレーム300を位置決めするために使用される。
溝545は、積層体221,222および積層体223,224を直列に接続するためのバスバー231,233を埋め込むために使用される。なお、下部ヒートシンク540とバスバー231,233とは、絶縁されている。また、溝545は、連結ボルト210の端部を挿入し、連結ボルト210を立設するための挿入孔546を有する。
挿入孔550は、締結ボルト620の一端が挿入され、直接固定される。したがって、下部ヒートシンク540に、締結ボルト620を固定するためのナットを配置することが不要であり、組電池100の小型化および軽量化を図ることが可能である。
通気口558は、下部ヒートシンク540の長手方向に延長して貫通しており、放熱効率を向上させる。なお、通気口558を設けることは、必須ではなく、フレーム300に保持される単電池400の発熱量を考慮し、適宜省略することも可能である。
下部ヒートシンク540の構成材料は、銅、アルミニウム、マグネシウムなどが好ましく、放熱性や軽量化を考慮すると、アルミニウムが特に好ましい。
図9は、図1に示される中間ヒートシンクを説明するための斜視図である。
中間ヒートシンク520は、適当な間隔、例えば、フレーム300を6枚積層した毎に、設けられており、通り穴521,525および貫通孔510を有する。通り穴521は、ロケートピン541が貫通し、通り穴525は、締結ボルト620が貫通する。貫通孔510は、連結ボルト210が貫通する。
連結ボルト210には、中間ヒートシンク520に対して電気的に絶縁される導通部材(不図示)が挿入される。導通部材は、中間ヒートシンク520を挟んで配置されるフレーム300に保持されている単電池の電極タブを、電気的に接続するために使用される。
中間ヒートシンク520の構成材料は、下部ヒートシンク540と同一であっても構わないが、軽量化を考慮し、表面が波型形状に加工された樹脂を適用することも可能である。また、通気口を設けることで、放熱効率を向上させることも好ましい。
なお、中間ヒートシンク520を配置することは、必須ではなく、フレーム300に保持される単電池400の発熱量を考慮し、適宜省略することも可能である。
図10は、図1に示される上部ヒートシンクを説明するための斜視図である。
上部ヒートシンク500は、通り穴501、貫通孔505,510、開口部515、通気口518を有する。通り穴501は、ロケートピン541が貫通する。貫通孔505は、締結ボルト620の一端を挿入し、ナット610と螺合させるために使用される。貫通孔510は、連結ボルト210が貫通する。
なお、上部ヒートシンク500は、下部ヒートシンク540に相対する面に、バスバー232を埋め込むため溝(不図示)が形成されている。上部ヒートシンク500とバスバー232とは、絶縁されている。
開口部515は、電力端子240を取り付けるために使用される。通気口518は、下部ヒートシンク540の長手方向に延長して貫通しており、放熱効率を向上させる。なお、通気口518を設けることは、必須ではなく、フレーム300に保持される単電池400の発熱量を考慮し、適宜省略することも可能である。
上部ヒートシンク500の構成材料は、銅、アルミニウム、マグネシウムなどが好ましく、放熱性や軽量化を考慮すると、アルミニウムが特に好ましい。
なお、上部ヒートシンク500および下部ヒートシンク540は、固定手段600のナット610および締結ボルト620によって外力が加えられ、積層方向の両面から電池ユニット200を加圧して、一体的に保持する。つまり、上部ヒートシンク500および下部ヒートシンク540は、電池ユニット200が有する単電池400に、積層方向の面圧を付与する加圧手段としての機能を有する。
以上のように、実施の形態1に係る組電池は、すべての単電池が直列に接続されており、大きな電力を供給することが可能である。また、単電池を保持するフレームの積層方向の厚みは、フレームの積層後に縮小しているため、電池ユニットの大型化が避けられる。さらに、フレームの積層前においては、フレームの厚みは相対的に大きく、十分な強度を有するため、高強度を有する重たくかつ高価な材料でフレーム全体を形成する必要はなく、フレームを軽量化することが可能であり、また、安価となる。したがって、安価で小型軽量の組電池を提供することができる。
なお、補強部の嵌合部に配置されるシャフト部材は、中空状に限定されず、中実とすることも可能である。また、固定手段は、例えば、電池ユニットおよびその両面に配置されるヒートシンクの側方に断面U字状の凹部を設け、固定手段を、側方から凹部に配置するように構成することも可能である。この場合、作業性が向上させることが可能である。
図11は、実施の形態2に係るフレームを説明するための断面図、図12(A)および図12(B)は、実施の形態2に係るフレームの積層方法を説明するための断面図であり、積層方向の厚みの調整前後をそれぞれ示している。
実施の形態2に係るフレーム300Aは、保持部310Aを支持する補強部320Aの構造に関し、実施の形態1に係るフレーム300と概して異なる。詳述すると、補強部320Aは、シャフト部材321が着脱自在に配置される嵌合部325を有しておらず、内部に微小な空間を有する材質、例えば、発泡樹脂材料、段ボール材料、ハニカム材料などから形成される。
したがって、図12(A)に示されるように、下部ヒートシンク540Aにフレーム300Aを適当な枚数積層し、中間ヒートシンク520A(あるいは上部ヒートシンク500A)によって外力(押圧力)Fを加えることによって、図12(B)に示されるように、フレーム300Aに保持される単電池400Aを隙間なく、積層される。つまり、補強部320Aは、フレーム300Aの積層後において、その厚みが削減されるため、電池ユニットの大型化が避けられる。
以上のように、実施の形態2に係る補強部も、フレームの積層後において、その厚みを削減することが可能である。なお、補強部320Aおよび保持部310Aを、同一材料から形成したり、あるいは異なる材料から形成したり、適宜設定することが可能である。
図13は、実施の形態3に係るフレームを説明するための斜視図、図14は、図13の線XIV−XIVに関する断面図、図15は、実施の形態3に係るフレームにおける積層方向の厚みの調整後を示している断面図である。
実施の形態3に係るフレーム300Bは、保持部310Bを支持する補強部320Bの構造に関し、実施の形態1に係るフレーム300と概して異なる。詳述すると、補強部320Bは、貫通穴326Bを有する嵌合部325Bと、貫通穴326Bに挿入される中実のシャフト部材321Bとを有する。また、嵌合部325Bは、内部に微小な空間を有する材質、例えば、発泡樹脂材料、段ボール材料、ハニカム材料などから形成される。
したがって、フレーム300Bを積層した後、シャフト部材321Bを取り外し、外力Fを加えることで、図15に示されるように、嵌合部325B(嵌合部325Bの内部にある空間および貫通穴326B)が圧潰され、フレーム300Bに保持される単電池400Bが隙間なく、積層される。つまり、補強部320Bは、フレーム300Bの積層後において、その厚みが削減されるため、電池ユニットの大型化が避けられる。
以上のように、実施の形態3に係る補強部も、フレームの積層後において、その厚みを削減することが可能である。なお、補強部の嵌合部に配置されるシャフト部材は、中実に限定されず、中空状することも可能である。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の範囲内で種々改変することができる。
例えば、フレームの補強部の厚みの削減は、外力を加えることに限定されず、例えば、フレームの補強部を溶かすことによっても、達成することが可能である。
実施の形態1に係る組電池を説明するための斜視図である。 実施の形態1に係るフレームを説明するための斜視図である。 実施の形態1に係るフレームの正面図である。 実施の形態1に係るフレームの積層状態を説明するための斜視図である。 (A)および(B)は、実施の形態1に係るフレームのハンドリングを説明するための側面図である。 実施の形態1に係るフレームに配置される単電池を説明するための斜視図である。 図6に示される単電池の接続状態を説明するための配線図である。 図1に示される下部ヒートシンクを説明するための斜視図である。 図1に示される中間ヒートシンクを説明するための斜視図である。 図1に示される上部ヒートシンクを説明するための斜視図である。 実施の形態2に係るフレームを説明するための断面図である。 (A)および(B)は、実施の形態2に係るフレームの積層方法を説明するための断面図である。 実施の形態3に係るフレームを説明するための斜視図である。 図13の線XIV−XIVに関する断面図である。 実施の形態3に係るフレームにおける積層方向の厚みの調整後を示している断面図である。
符号の説明
100・・組電池、
200・・電池ユニット、
210・・連結ボルト、
220(221〜224)・・積層体、
230(231〜233)・・バスバー、
240・・電力端子、
300,300A,300B・・フレーム、
310,310A・・保持部、
311・・開口部、
320,320A,320B・・補強部、
321,321B・・シャフト部材、
325,325B・・嵌合部、
326・・凹部、
326B・・貫通穴、
330・・ワッシャ、
340,350・・通り穴、
360・・ロボットハンド、
370・・駆動装置、
380・・上部アーム、
381・・緩衝部材、
382・・先端部、
383・・ブッシュ、
384・・開口部、
385・・下部アーム、
386・・先端部、
387・・基端部、
390・・基部、
391・・ガイド、
392・・ストッパ、
400,400A,400B・・単電池、
410・・外装ケース、
420・・凸部、
430・・熱溶着部、
440,450・・電極タブ、
460・・開口部、
500,500A・・上部ヒートシンク、
501・・通り穴、
505,510・・貫通孔、
515・・開口部、
518・・通気口、
520,520A・・中間ヒートシンク、
521,525・・通り穴、
540,540A・・下部ヒートシンク、
541・・ロケートピン、
545・・溝、
546・・挿入孔、
550・・挿入孔、
558・・通気口、
600・・固定手段、
610・・ナット、
620・・締結ボルト、
F・・外力。

Claims (10)

  1. 複数の単電池が並列に配置される保持部と前記保持部を支持するための補強部とを有するフレームが、積層されてなる電池ユニットを有する組電池であって、
    前記補強部は、内部に空間を有し、前記空間を縮小させることによって、前記フレームの積層方向の厚みが削減される
    ことを特徴とする組電池。
  2. 前記補強部は、発泡樹脂材料、段ボール材料、あるいは、ハニカム材料から形成されることを特徴とする請求項に記載の組電池。
  3. 前記補強部は、シャフト部材と、前記シャフト部材が着脱自在に配置される嵌合部とを有し、前記シャフト部材を取り外すことによって形成される空間を、縮小させることによって、前記フレームの積層方向の厚みが削減されることを特徴とする請求項に記載の組電池。
  4. 前記嵌合部は、貫通穴を有し、前記シャフト部材は、前記貫通穴に挿入されることで、着脱自在に配置されることを特徴とする請求項に記載の組電池。
  5. 前記嵌合部は、断面U字状の凹部を有し、前記シャフト部材は、側方から前記凹部に挿入されることで、着脱自在に配置されることを特徴とする請求項に記載の組電池。
  6. 前記嵌合部は、発泡樹脂材料あるいは弾性材料から形成されることを特徴とする請求項のいずれか1項に記載の組電池に記載の組電池。
  7. 前記補強部の空間は、外力を加えて、前記空間を圧潰することによって、縮小させることを特徴とする請求項のいずれか1項に記載の組電池。
  8. 前記フレームの積層方向に配置され、前記フレームと接触するヒートシンクを有し、前記外力は、前記ヒートシンクを介して加えられることを特徴とする請求項に記載の組電池。
  9. 前記電池ユニットを固定するための固定手段を有し、前記外力は、前記固定手段によって前記電池ユニットを固定する際の締結力を利用することを特徴とする請求項に記載の組電池。
  10. 前記電池ユニットは、積層方向の両面に、ヒートシンクが配置されており、
    前記固定手段は、ナットとボルトとを有し、ボルトの一端は、前記ヒートシンクの一方に直接固定されことを特徴とする請求項に記載の組電池。
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