JP4542665B2 - 商品販売装置 - Google Patents

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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、非接触式ICカードを使用して商品を購入あるいは予約したり、非接触式ICカードへの入金を行うことのできる商品販売装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、非接触式ICカードを用いて商品を購入できるような自動販売機が提案されている。例えば、特開平10−105803号公報では、自動販売機の商品サンプルに非接触データキャリアのリーダライタが装填されており、利用者が非接触データキャリアを所望の商品サンプルに接近させると、リーダライタにより自動的にデータの読取りや減額処理がなされ、所望の商品が投出されるようになっている。この自動販売機は、商品サンプルに装填されたリーダライタに、非接触データキャリア(非接触式ICカード、ICタグ等)を接近させるだけで商品を販売するようになっているので、利用者は非常に簡単に商品を購入することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述した自動販売機では、処理途中でカードをリーダライタから離してしまうと、データの読取りや減額処理が正常にできなくなるという問題がある。また、利用者にとっては非接触式ICカードのデータの読取りや減額処理などが終了するまで、非接触式ICカードをリーダライタに接近させ続けなければならないという負担もある。
【0004】
さらに、このような自動販売機に、非接触ICカードへの入金機能を付加したい場合、非接触ICカードへの入金処理は単なるデータの読取りや減額処理などよりも長い処理時間が必要であるため、上述したような利用者が処理途中でカードをリーダライタから離してしまうことによって処理が正常にできなくなるという問題が発生する可能性が非常に高くなり、また、非接触ICカードをリーダライタに接近させ続けなければならないという利用者の負担も一層大きくなってしまう。
【0005】
本発明は、上述のような事情によりなされたものであり、本発明の目的は、利用者への負担が少なく、且つ確実に非接触データキャリアへの処理を行うことのできる商品販売装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、非接触データキャリアを使用して商品の購入、予約及び前記非接触データキャリアへの入金処理が可能な商品販売装置に関し、本発明の上記目的は、商品選択及び前記非接触データキャリアへの入金処理の選択を行うための選択手段と、シャッタにより開閉可能な前記非接触データキャリアの載置部と、該載置部内に設けられた非接触データキャリア用リーダライタと、前記選択手段により前記非接触データキャリアへの入金処理が選択された場合は前記載置部のシャッタを閉じて前記非接触データキャリアへの入金処理を行い、前記非接触データキャリアの残高照会処理が選択された場合は前記載置部のシャッタを開放したままで前記非接触データキャリアの残高照会処理を行う制御手段とを具備することによって達成される
【0007】
さらに、前記非接触データキャリアからの押圧を検知する押圧検知手段を備え、前記非接触データキャリア用リーダライタが前記押圧検知手段との組合せにより決済手段として機能するようになっていること;前記選択手段で前記非接触データキャリアへの入金処理が選択された際には、前記非接触データキャリア用リーダライタが前記非接触データキャリアを検知しており、且つ前記載置部のシャッタが閉じられている場合に前記非接触データキャリアへの入金処理を行い、前記選択手段で商品が選択された際には、前記押圧検知手段が押圧を検知しており、且つ前記非接触データキャリア用リーダライタが前記非接触データキャリアを検知している場合に該非接触データキャリアから前記選択された商品の価格に相当する金額情報の減算処理を行うこと;前記選択手段がタッチパネル付きディスプレイであること;によって、それぞれ一層効果的に達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の詳細を非接触データキャリアとして非接触ICカードを使用する場合について図面を参照して説明する。
【0009】
図1は本発明に係る商品販売装置の外観構成の一例を示す斜視図であり、商品販売装置101の前面上部には、商品選択や入金処理選択を行うためのタッチパネル付きディスプレイ102が設けられている。このタッチパネル付きディスプレイ102は、非接触ICカードへ入金する場合に金額を入力するときにも使用される。また、商品販売装置101の前面パネルには非接触ICカード載置部103が設けられ、この非接触ICカード載置部103の入口はシャッタ104により開閉可能となっている。また、この非接触ICカード載置部103の内部に非接触ICカードリーダライタ(R/W)部105が設けられている。カードリーダ106はキャッシュカードやクレジットカードの情報を読取るためのものであり、暗証番号入力部107はキャッシュカードやクレジットカードを使用する際の暗証番号を入力するためのものである。レシート発行部108はキャッシュカード、クレジットカードなどの利用明細書や領収書等を発行するほか、商品の予約券などを発行する。また、スピーカ109は、音声案内等、様々な音を出力するために設けられている。その他、商品販売装置101の前面パネルには、現金投入部110,現金返却口111,商品投出口112がそれぞれ設けられている。
【0010】
なお、現金投入部110や現金返却部111については現金を取り扱わない場合は不要となる。また、商品投出口112も商品そのものを投出しない場合、即ち商品販売装置に現物商品を装填せず、商品の予約券やチケット等の券類のみを発行するような場合には不要である。
【0011】
図2は、本発明に係る商品販売装置の内部構成の一例をブロック図で示している。主制御部201は販売装置101の主要な制御を行うものであり、この主制御部201にはタッチパネル式ディスプレイ102,シャッタ104,非接触ICカードリーダライタ部105,カードリーダ106,暗証番号入力部107,レシート発行部108,スピーカ109などが接続されているほか、ジャーナルプリンタ202,通信手段203,電源部204などが接続されている。なお、通信手段203は、キャッシュカードやクレジットカードが使用された場合に金融センターとデータのやり取りをしたり、商品の予約などをする場合に販売店等と種々のデータをやり取りをしたりするための手段である。
【0012】
図3は非接触ICカード載置部103の外観構成の例を示している。同図において、(a)〜(c)に示される非接触ICカード載置部103は、前面パネルの奥側に載置部を設け、シャッタ104により載置部を開閉可能する構造としたもので、(a)は待機状態、(b)はシャッタ104を開けた状態で非接触ICカード205を処理している状態、(c)はシャッタ104を閉じた状態で非接触ICカード205を処理している状態をそれぞれ示している。
【0013】
また、図3(d)〜(f)は他の形態であり、(a)〜(c)に示される非接触ICカード載置部103は、前面パネルから突出した状態で載置部を設け、凸面状に湾曲したフード式のシャッタ104により載置部を開閉可能する構造としたもので、上述と同様に(d)は待機状態、(e)はシャッタ104を開けた状態で非接触ICカード205を処理している状態、(f)はシャッタ104を閉じた状態で非接触ICカード205を処理している状態を示している。
【0014】
図4は本発明で使用する非接触ICカードと非接触ICカードリーダライタとの間の動作を説明する図である。
【0015】
非接触ICカード205は非接触ICカードリーダライタ206により非接触で電力供給を受け、相互に非接触のデータ通信を行うようになっている。なお、非接触ICカードリーダライタ206は非接触ICカードのデータ読取り及び書込みを行うほか、非接触ICカードリーダライタ206は非接触ICカードと通信を行うことによって、非接触ICカードが非接触ICカード載置部103上に有るかどうかの検知も行う。即ち、非接触ICカードリーダライタ206は非接触ICカードの有無検知手段としての機能も有している。
【0016】
図5(A)及び(B)は、本発明の非接触ICカードリーダライタ部105の構造を平面図と断面側面図で示している。本例における非接触ICカードリーダライタ206は、可動支点部207を支点として図示X方向に回動するカバー209内に設置されている。カバー209の他端部には弾性を有するコイルバネ210が設けられ、カバー209を常時図示Y方向に押し上げている。また、カバー209の下方にはメカスイッチ208が設置されており、カバー209が可動支点部207を支点として回動したときに、何かが押し当てられていることを検知する。即ち、非接触ICカード205によってカバー209が押されると、カバー209と非接触ICカードリーダライタ206とが一体となって動き、ある程度まで押されるとメカスイッチ208がONとなるようになっている。
【0017】
ここで、非接触ICカード載置部103のシャッタ104の開閉制御と、上記非接触ICカードリーダライタ部105のメカスイッチ208との関係について説明する。図6は、図3(a)〜(c)に例示した非接触ICカード載置部の外観構成を拡大して示している。非接触ICカード205の載置部103は、利用者がカードの操作(かざす操作、載置部に押し当てる操作、若しくは置く操作)をし易いように、商品販売装置の前面パネルに対して所定角度傾斜して設けられており、その傾斜面の上部には、処理の進行を視覚的に確認するための表示部103a(本例では逆三角形状の3つのLED)が配置されている。
【0018】
シャッタ104の開閉は、非接触ICカード205を用いた取引のタイプに応じて制御される。例えば非接触ICカード205の残高を照会する場合は、カード205をリーダライタ部105にかざすか、若しくは載置部103に置く。この場合、シャッタ104は開放した状態のままで残高照会の処理が行われる。一方、非接触ICカード205を用いて決済を行う場合は、利用者は図5(B)に示したカードリーダライタ206のカバー209上にカードを押し当てる。
【0019】
本実施の形態では、上記のように非接触ICカード205を押し当てる動作に伴うカードからの押圧を検知することで商品の購入又は予約の意思(決済意思)を確認し、当該商品に係る決済処理を実行する。即ち、カードを押し当てることで、非接触ICカードリーダライタ206が図示X方向に回動してメカスイッチ208がONになり、このスイッチ状態によって利用者の決済意思を確認してから決済処理を実行するようにしている。また、非接触ICカードに係る処理時間が長い処理(本例では非接触ICカードへの入金処理)の場合は、非接触ICカード205が載置部103に置かれた後、シャッタ104を閉じた状態で処理を実施し、非接触ICカードに係る処理を完了した後にシャッタ104を開けて載置部103を開放するようにしている。
【0020】
上述のような構成において、本発明に係る商品販売装置の動作例を処理フローを参照して説明する。
【0021】
先ず、本発明の商品販売装置で非接触ICカードへ入金する場合について説明する。本発明では、処理時間が長い入金処理においては、途中でカードを動かされたり、盗まれたりすることがないように、上述のように非接触ICカード載置部103のシャッタ104を閉めて非接触ICカードによる入金処理を行うようにしている。以下、図7に示すフローチャートを参照して具体的に説明する。
【0022】
利用者が商品販売装置のタッチパネル付きディスプレイ102の入金ボタンを押すと(ステップS1−1)、主制御部201では、非接触ICカードリーダライタ206上に非接触ICカードが有るかをチェックする(ステップS1−2)。ここで、所定時間経過しても非接触ICカードが無ければ処理は終了する。ステップS1−2で非接触ICカードが非接触ICカードリーダライタ206上にあると判定された場合は、カードデータを読込んで当該非接触ICカードが正当なものであるか否か(例えば、紛失、盗難のカードでないか等)を判定する(ステップS1−3)。正当なものであると判定された場合は、非接触ICカード載置部103のシャッタ104を閉じる。次にシャッタ104が完全に閉じられているかをチェックし(ステップS1−5)、閉められていれば、利用者に非接触ICカードへの入金金額をタッチパネル付きディスプレイ102に表示された金額入力キーで入力するように案内する。ここで、上記ステップS1−5で所定時間経過してもシャッタ104が閉じられていない場合はエラーとして処理を終了する。
【0023】
次に、入金金額が入力されると(ステップS1−6)、入金方法の指定を促し、キャッシュカードまたはクレジットカードでの入金であれば(ステップS1−7のYes)、キャッシュカードまたはクレジットカードを読取り、正当なカードであるか否かのチェックを行う(ステップS1−8)。正当なカードであると判断された場合は(ステップS1−8のYes)、暗証番号の入力を促し、暗証番号が入力されれば(ステップS1−9)、金融センターに入金可能であるか否かの問い合わせを行う(ステップS1−10)。そして、金融センターからOKがでれば(ステップS1−10のYes)、非接触ICカードへの入金処理を行う(ステップS1−11)。次に、入金処理が正常に終了したか否かの確認を行い(ステップS1−12)、正常に終了していれば、キャッシュカード、クレジットカードなどの利用明細書や領収書等を発行し(ステップS1−13)、シャッタ104を開けて(ステップS1−14)入金処理を終了する。
【0024】
また、上記ステップS1−7において、キャッシュカードまたはクレジットカード以外での入金方法が指定された場合、即ち現金での入金を指定したときは、現金投入部109から現金の入金をするように利用者に案内し、ステップS1−6において入力された金額以上の現金が入金されたか否かの確認が行われる(ステップS1−15)。入力された金額以上の現金が入金されていれば、非接触ICカードへの入金処理を行う(ステップS1−16)。次に、入金処理が正常に終了したか否かの確認を行い(ステップS1−17)、正常に終了していれば釣銭が有るかどうかを確認する(ステップS1−18)。釣銭があれば釣銭の払い出しを行い(ステップS1−19)、続いてシャッタ104を開けて(ステップS1−15)入金処理を終了する。
【0025】
次に、本発明の商品販売装置で非接触ICカードを使用して商品購入または予約する場合の処理について説明する。本発明の商品販売装置では商品を購入または予約する際には、利用者がタッチパネル付きディスプレイ102で所望の商品を選択し、非接触ICカードを非接触ICカードリーダライタ部105に押し当てれば商品代金の支払いを行うことができるようになっている。つまり、非接触ICカードリーダライタ部105は、商品購入または予約時には、非接触ICカードが押し当てられている場合に決済手段として機能するようにしている。以下、図8に示すフローチャートを参照して具体的に説明する。
【0026】
利用者が商品販売装置101のタッチパネル付きディスプレイ102で所望の商品の選択ボタンを押すと(ステップS2−1)、主制御部201では、非接触ICカードを非接触ICカードリーダライタ105部に押し当てるようタッチパネル付きディスプレイ102に案内表示する。次に、メカスイッチがONであるかを確認し(ステップS2−2)、ONになっていれば、さらに、非接触ICカードが非接触ICカードリーダライタ部105上に有るかを確認する(ステップS2−3)。ここで、非接触ICカードがない場合は(ステップS2−3のNo)、非接触ICカードで購入しようとしていないとみなす。非接触ICカードが非接触ICカードリーダライタ部105上にある場合(ステップS2−3のYes)は、カードデータを読込んで、非接触ICカードが正当なものであるか(例えば、紛失、盗難のカードでないか等)をチェックする。
【0027】
そして、正当なものである場合(ステップS2−4のYes)は、さらにカード残高をチェックする(ステップS2−5)。残高が商品を購入できる金額以上あればカード残高OKとなり(S2−5のYes)、さらに利用者が購入の意思があるかどうかを確認するために、メカスイッチが継続してONであり、且つ非接触ICカードが非接触ICカードリーダライタ部105上にあるかを再度判定する(ステップS2−6)。このステップS2−6の判定により購入意思があり、非接触ICカードが継続して非接触ICカードリーダライタ部105に押し当て続けられていれば(ステップS2−6のYes)、非接触ICカードより商品の価格に相当する金額情報の減算処理を行い、さらに商品の購入履歴を非接触ICカードに書込む(ステップS2−7)。このように、本発明では途中で非接触ICカードリーダライタ部105よりカードを離すと、購入をキャンセルしたとみなす処理をしている。
【0028】
次に、カードデータの更新が正常に行われたか否かの確認(減算処理前後でカード残高が正常に書き換えられているかなどの確認)が行われ(ステップS2−8)、正常に更新されていれば、購入商品が予約券などの印刷発行されたものである場合は、レシート発行部108より予約券を発行し、商品販売装置内に装填されている商品は商品投出口112より投出して(ステップS2−9)商品購入・予約処理を終了する。このようにして非接触ICカードを使用して所望の商品を簡単且つ、確実に購入することができる。なお、予約券などが購入された場合は、通信手段により販売店に購入された商品に関する情報(管理番号、商品名、購入時間、購入者情報など)が送信されるようになっている。
【0029】
なお、本発明の商品販売装置では、タッチパネル付きディスプレイで何も選択されていない状態で非接触ICカードを非接触ICカードリーダライタ部105に接近させた場合は、タッチパネル付きディスプレイ102に非接触ICカードの残高や取引履歴を表示するようになっている。
【0030】
上述した実施例では、商品選択された後、非接触ICカードリーダライタ部105に非接触ICカードを押し当てることにより非接触ICカードより商品代金の支払いができるようにしたタイプの商品販売装置を例として説明したが、非接触ICカードを置くだけで商品代金の支払いを行うようにしても良い。例えば、非接触ICカードリーダライタ206のみを非接触ICカード載置部103に設け、商品選択された後、この非接触ICカードリーダライタ206上に非接触ICカードを置くだけで商品代金の支払いができるようにすることも可能である。
【0031】
以下、非接触ICカードを置くだけで商品代金の決済や入金処理が可能なタイプ(以下、「カード載置タイプ」と言う)の商品販売装置について説明する。なお、商品販売装置101の基本構成及び基本動作は、前述の非接触ICカードを押し当てることで決済時の意思を確認するタイプ(以下、「決済意思確認機能付きタイプ」と言う)のものと同様なので説明を省略し、ここでは、装置構成及び制御が異なる部分について説明する。
【0032】
図9(A)及び(B)は、カード載置タイプの商品販売装置における非接触ICカードリーダライタ部105の構造を図5に対応させて平面図と断面側面図で示している。本例における非接触ICカードリーダライタ部105には、非接触ICカードが載置部に置かれているか否かを検知するための非接触ICカード検知センサ211が設けられている。カード検知センサとしては、反射式のセンサを用いていも良いが、黒いカードのように光の吸収率が高いカードが置かれると判定間違いが発生する可能性があるため、本例では透過式のセンサを用い、カバー209上に置かれた非接触ICカードを検出する構成としている。
【0033】
図10は、カード載置タイプの商品販売装置における非接触ICカード載置部の外観構成を図6に対応させて示しており、非接触ICカード205の載置部には非接触ICカード検知センサ211の受光素子が設けられ、載置部上部には図示されない発光素子が対向設置されている。このような構成において、前述の決済意思確認機能付きタイプの商品販売装置と異なる処理について説明する。
【0034】
図7の入金処理フローのステップS1−2において、前述の決済意思確認機能付きタイプのものが非接触ICカードとの通信のみでICカードの有無を検出するようにしているのに対し、カード載置タイプのものでは、非接触ICカードとの通信と、非接触ICカード検知センサ211の検知信号の両方でカードの有無を検出するようにしている。また、図8の商品購入・予約処理フローのステップS2−6において、前述の決済意思確認機能付きタイプのものが、メカスイッチ208が継続してONで且つ非接触ICカードが継続して有りと判定した場合に商品購入又は予約の意思があると判断し、非接触データキャリア用リーダライタが決済手段として機能して、図8のステップS2−6のICカード更新処理に移行するようにしているのに対し、カード載置タイプのものでは、非接触ICカードが継続して有りと判定した場合に非接触データキャリア用リーダライタが決済手段として機能して、図8のステップS2−6のICカード更新処理に移行するようにしている。なお、図8の商品購入・予約処理フローのステップS2−3及びS2−6におけるICカードの有無のチェックは、カードをかざすだけでも処理し得るように、カード載置タイプのものにおいても決済意思確認機能付きタイプのものと同様に、非接触ICカードとの通信によりカードの有無を検出するようにしている。
【0035】
なお、上述した実施の形態では、入金処理時にのみ非接触ICカード載置部103のシャッタ104を閉めて非接触ICカードへの入金処理を行う場合を例として説明したが、これに限られるわけではなく、非接触ICカードへの処理に長い時間が必要な場合には、非接触ICカード載置部103のシャッタ104を閉めて非接触ICカードへの処理を行うようにすれば良い。また、非接触ICカードを例として説明したが、他の非接触データキャリアであっても適用は可能である。さらに、本発明で言う「商品販売装置」とは現物商品を装填しない装置も含み、商品予約装置、券類発行装置、インターネットを介してコンテンツをダウンロードして販売する装置など、商品の販売に係る他の様々な自動機にも使用可能である。
【0036】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、処理時間が長い入金処理などにおいては、非接触データキャリアの載置部のシャッタを閉めて非接触データキャリアへの処理を行うので、途中で非接触データキャリアを動かされたり、盗まれたりすることがなく確実に処理することができる。そして、商品購入・予約する場合には、タッチパネル付きディスプレイで所望の商品を選択し、非接触データキャリアをリーダライタ部に押し当てるか若しくは置くだけで商品代金の支払われるようにしているので、利用者は非常に容易に商品の購入、予約を行うことができる。さらに、押圧検知手段を備え、上記押し当てる動作を検知することで商品の購入、予約に対する利用者の意思の確認を行い、その確認後に当該商品の決済処理を実行するようにしているので、間違って商品を購入、予約することを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る商品販売装置の外観構成の一例を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る商品販売装置の内部構成の一例を示すブロック図である。
【図3】本発明に係る非接触ICカード載置部の外観構成の例を示す斜視図である。
【図4】本発明で使用する非接触ICカードと非接触ICカードリーダライタとの間の動作例を説明するための図である。
【図5】本発明に係る非接触ICカードリーダライタ部の構造例を示す図である。
【図6】本発明に係る非接触ICカード載置部の構造例を示す外観図である。
【図7】本発明に係る商品販売装置における非接触ICカードへの入金処理の動作例を説明するためのフローチャートである。
【図8】本発明に係る商品販売装置における非接触ICカードを使用した商品購入,予約処理の動作例を説明するためのフローチャートである。
【図9】本発明に係る非接触ICカードリーダライタ部の他の構造例を示す図である。
【図10】本発明に係る非接触ICカード載置部の他の構造例を示す外観図である。
【符号の説明】
101 商品販売装置
102 タッチパネル付きディスプレイ
103 非接触ICカード載置部
104 シャッタ
105 非接触ICカードリーダライタ部
106 カードリーダ
107 暗証番号入力部
108 レシート発行部
109 スピーカ
110 現金投入部
111 現金返却口
112 商品投出口
201 主制御部
202 ジャーナルプリンタ
203 通信手段
204 電源部
205 非接触ICカード
206 非接触ICカードリーダライタ
207 可動支点部
208 メカスイッチ
209 カバー
210 コイルバネ
211 非接触ICカード検知センサ

Claims (4)

  1. 非接触データキャリアを使用して商品の購入、予約及び前記非接触データキャリアへの入金処理が可能な商品販売装置において、商品選択及び前記非接触データキャリアへの入金処理の選択を行うための選択手段と、シャッタにより開閉可能な前記非接触データキャリアの載置部と、該載置部内に設けられた非接触データキャリア用リーダライタと、前記選択手段により前記非接触データキャリアへの入金処理が選択された場合は前記載置部のシャッタを閉じて前記非接触データキャリアへの入金処理を行い、前記非接触データキャリアの残高照会処理が選択された場合は前記載置部のシャッタを開放したままで前記非接触データキャリアの残高照会処理を行う制御手段とを具備したことを特徴とする商品販売装置。
  2. 前記非接触データキャリアからの押圧を検知する押圧検知手段を備え、前記非接触データキャリア用リーダライタが前記押圧検知手段との組合せにより決済手段として機能するようになっている請求項1に記載の商品販売装置。
  3. 前記選択手段で前記非接触データキャリアへの入金処理が選択された際には、前記非接触データキャリア用リーダライタが前記非接触データキャリアを検知しており、且つ前記載置部のシャッタが閉じられている場合に前記非接触データキャリアへの入金処理を行い、前記選択手段で商品が選択された際には、前記押圧検知手段が押圧を検知しており、且つ前記非接触データキャリア用リーダライタが前記非接触データキャリアを検知している場合に該非接触データキャリアから前記選択された商品の価格に相当する金額情報の減算処理を行うようにした請求項2に記載の商品販売装置。
  4. 前記選択手段がタッチパネル付きディスプレイである請求項1乃至3のいずれかに記載の商品販売装置。
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