JP2002109614A - 年齢識別による販売制限とカードによる決済が可能な自動販売機及び同販売機でのキャッシュレス販売を可能とする電子決済方法 - Google Patents

年齢識別による販売制限とカードによる決済が可能な自動販売機及び同販売機でのキャッシュレス販売を可能とする電子決済方法

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JP2002109614A
JP2002109614A JP2000296922A JP2000296922A JP2002109614A JP 2002109614 A JP2002109614 A JP 2002109614A JP 2000296922 A JP2000296922 A JP 2000296922A JP 2000296922 A JP2000296922 A JP 2000296922A JP 2002109614 A JP2002109614 A JP 2002109614A
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JP2000296922A
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Hirofumi Nakanishi
宏文 仲西
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Japan Tobacco Inc
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Japan Tobacco Inc
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】商品購入者が購入資格年齢に達していることを
認証するのにクレジットカードが利用でき、且つキャッ
シュレス対応化が図れるようにする。 【解決手段】自動販売機1のカード挿入口に、クレジッ
トカード21または認証カード22が挿入された場合、
当該カードに記録されている年齢情報からカード所有者
が購入資格年齢に達しているか判定し、達しているな
ら、自動販売機1を現金販売可能状態とする。この状態
でボタン181が押された場合、上記カードがクレジッ
トカード21で、且つテンキー部182からの入力パス
ワードが当該カードに記録されているパスワードに一致
するなら、クレジット会社2にキャッシュレス販売の可
否を問い合わせ、販売可なら自動販売機1をキャッシュ
レス販売可能状態とする。ここで商品の販売が行われた
場合、クレジット会社2に対し、カード所有者の口座か
らの販売代金の代行徴収を要求する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品購入に年齢制
限のある特定商品を自動販売する自動販売機に係り、特
に商品購入者が提示するカードに記録された情報に基づ
く年齢識別による販売制限とカードによる決済が可能な
自動販売機及び同販売機でのキャッシュレス販売を可能
とする電子決済方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、商品購入に年齢制限のある特定商
品、例えば煙草、酒類を販売する自動販売機では、購入
資格のある年齢(購入資格年齢)に達していない、いわ
ゆる未成年者でも、この種の商品を自由に購入できるの
が一般的であった。このため、未成年者による飲酒、喫
煙が日常的に行われるという問題があった。
【0003】そこで近時は、特開平8−185563号
公報に記載されているように、生年月日、年齢等が印刷
されている運転免許証、定期券、身分証明書等のカード
を商品購入者により提示(販売機内に挿入)させ、当該
カードから生年月日、年齢等を文字認識部(光学的文字
読取装置)により光学的に読み取ることで、商品購入者
が購入資格のある購入資格年齢に達しているか否かを判
定し、購入資格のない商品購入者に対しては商品の販売
を禁止するようにした年齢識別機能を有する自動販売機
が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来
は、年齢識別機能を有する自動販売機として、生年月
日、年齢等が印刷された、運転免許証、定期券、身分証
明書等のカードから、その生年月日、年齢等を光学的文
字読取装置(OCR)により光学的に読み取ることで、
当該カードの所有者(商品購入者)が購入資格のある年
齢(購入資格年齢)に達しているか否かを判定する自動
販売機が提案されていた。
【0005】しかしながら、従来の年齢識別機能を有す
る自動販売機は、カードに記載されている生年月日、年
齢等を読み取るのにOCRを必要とする問題があった。
また、従来の年齢識別機能を有する自動販売機には年齢
識別にクレジットカードが利用できるものは存在せず、
クレジットカードによるキャッシュレス対応可能な自動
販売機も存在しなかった。
【0006】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
でその目的は、自動販売機での商品購入者が購入資格年
齢に達していることを認証するのに、OCRを必要とし
ないカード、特にクレジットカードが利用でき、且つク
レジットカード等の利用によるキャッシュレス対応化が
図れるようにすることにある。
【0007】本発明の他の目的は、自動販売機での商品
購入者が購入資格年齢に達していることを認証するの
に、携帯電話機に代表される移動電話機が利用でき、且
つキャッシュレス対応化が図れるようにすることにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、商品購入に年
齢制限のある特定商品を自動販売する自動販売機におい
て、クレジット与信審査にパスしたクレジットカード発
行申請者に対して発行され、当該申請者の年齢情報及び
本人確認用の情報を含む個人情報を持つカード情報が記
録されたクレジットカード、及び上記クレジット与信審
査にパスしなかったクレジットカード発行申請者のう
ち、上記特定商品の購入資格のある購入資格年齢に達し
ている申請者に対して発行され、当該申請者の年齢情報
を含むカード情報が記録された認証カードが挿入可能な
カード挿入部と、上記カード挿入部に挿入されたカード
に記録されている情報を読み取る読取手段と、上記カー
ド挿入部に挿入されたカードを使用したキャッシュレス
による購入を指定するためのキャッシュレス購入指定手
段と、上記カード挿入部に挿入されたカードの所有者か
ら本人確認用の情報を取得するための入力手段と、上記
カードの所有者が上記特定商品の購入資格のある購入資
格年齢に達しているか否かを上記読取手段により読み取
られた情報中の年齢情報に基づいて判定する認証手段
と、この認証手段により購入資格年齢に達していると判
定され、且つ上記カード挿入部に挿入されたカードがク
レジットカードであり、且つ上記キャッシュレス購入指
定手段によりキャッシュレス購入が指定され、且つ上記
入力手段により上記カード所有者から取得される本人確
認用の情報と上記読取手段により読み取られた情報中の
本人確認用の情報とが一致している場合に、当該カード
の発行元に上記読み取られた情報中の個人情報を送信し
て、キャッシュレス販売の可否を問い合わせる手段と、
上記キャッシュレス販売可否問い合わせに対するカード
発行元からの応答を受けてキャッシュレス販売が可能か
否かを判定する販売可否判定手段と、上記認証手段によ
り購入資格年齢に達していると判定された場合に自動販
売機を現金による販売可能状態に設定し、上記販売可否
判定手段によりキャッシュレス販売が可能であると判定
された場合に自動販売機をキャッシュレス販売可能状態
に設定する手段と、上記キャッシュレス販売可能状態で
カード所有者の選択した商品の販売が行われた場合、そ
の販売商品と販売代金の情報をカード発行元に送信し
て、カード所有者の口座からの販売代金の代行徴収を要
求する決済要求手段とを備えたことを特徴とする。ここ
で本人確認用情報には、パスワード(暗証番号)、或い
はカード所有者の指紋、掌紋、音声、虹彩等の生体(身
体)的特徴情報を用いることができる。
【0009】このような構成の自動販売機においては、
商品購入者が購入資格年齢に達していることを認証する
のに、クレジットカードが利用できる。また、クレジッ
トカードを取得できない利用者でも購入資格年齢に達し
ていさえすれば取得可能な認証カード、即ち購入資格年
齢に達していることを認証するための専用のカードが利
用できる。また、クレジットカードを利用した場合に
は、キャッシュレス対応が可能となる。
【0010】なお、年齢情報が記録された上記のクレジ
ットカード及び認証カード(第1のタイプのクレジット
カード及び認証カード)に代えて、特定商品の購入資格
のある購入資格年齢に達していて且つクレジット与信審
査にパスしたクレジットカード発行申請者に対してのみ
発行される、年齢情報を持たないクレジットカード、及
び購入資格年齢に達しているがクレジット与信審査にパ
スしなかったクレジットカード発行申請者に対してのみ
発行される、年齢情報を持たない認証カード(第2のタ
イプのクレジットカード及び認証カード)が適用される
構成とすることも可能である。この場合、認証手段は、
当該クレジットカードまたは認証カードが自動販売機の
カード挿入部に挿入されたことをもって、当該カードの
所有者(商品購入者)が購入資格年齢に達していると判
定することが可能となる。
【0011】また、上記第1のタイプのクレジットカー
ド及び認証カードと、上記第2のタイプのクレジットカ
ード及び認証カードが共に適用可能な構成とすることも
可能である。そのためには、カード挿入部に挿入された
カードのタイプを判別するカードタイプ判別手段を設
け、認証手段においては、このカードタイプ判別手段に
より第1のタイプが判別された場合には、上記カード所
有者が上記購入資格年齢に達しているか否かを、読取手
段により読み取られた情報中の年齢情報に基づいて判定
し、第2のタイプが判別された場合には、上記カード所
有者が上記購入資格年齢に達していると判定する構成と
すればよい。
【0012】また、商品購入者が購入資格年齢に達して
いることの認証とキャッシュレス対応化のために、上記
のクレジットカード及び認証カードの他に、所有者の年
齢情報及び本人確認用の情報を含む個人情報を持つカー
ド情報が記録されたデビットカードが適用可能な構成と
することも可能である。この場合、カード発行元は銀行
となる。
【0013】更に、上記の認証とキャッシュレス対応化
のために、所有者の年齢情報及び本人確認用の情報を含
む個人情報が記録された移動電話機を適用可能な構成と
することも可能である。そのためには、この移動電話機
と無線または有線により接続可能な通信インタフェース
と、この通信インタフェースを介して上記移動電話機が
無線または有線接続された場合、当該移動電話機に記録
されている個人情報を当該移動電話機から受信する受信
手段とを設け、上記認証手段では、上記通信インタフェ
ースを介して無線または有線接続された移動電話機の所
有者が上記特定商品の購入資格のある購入資格年齢に達
しているか否かを上記受信手段により受信された個人情
報中の年齢情報に基づいて判定すればよい。また、上記
問い合わせ手段では、上記認証手段により移動電話機の
所有者が上記購入資格年齢に達していると判定され、且
つ上記キャッシュレス購入指定手段によりキャッシュレ
ス購入が指定され、且つ上記入力手段により移動電話機
所有者から取得される本人確認用の情報と上記受信され
た個人情報中の本人確認用の情報とが一致している場合
に、上記移動電話機に対応する電話会社に上記受信され
た個人情報を送信して、キャッシュレス販売の可否を問
い合わせ、上記販売可否判定手段では、この問い合わせ
に対する電話会社からの応答を受けてキャッシュレス販
売が可能か否かを判定し、上記決済要求手段では、キャ
ッシュレス販売可能状態で移動電話機所有者の選択した
商品の販売が行われた場合、その販売商品と販売代金の
情報を上記電話会社に送信して、移動電話機所有者の口
座からの販売代金の代行徴収を要求する構成とすればよ
い。
【0014】また、カード所有者(または移動電話機所
有者)が商品を購入した場合に、その購入商品の情報を
上記カード挿入部に挿入されているカード(または通信
インタフェースを介して無線または有線接続された移動
電話機)に記録する購入商品情報記録手段と、現金また
はキャッシュレスによる販売可能状態において、上記読
取手段により読み取られた情報(または上記受信手段に
より受信された情報)中の少なくとも前回の購入商品情
報に基づいて、カード所有者(または移動電話機所有
者)への商品購入案内を行う手段とを追加することも可
能である。ここで、購入商品情報が毎回更新記録される
構成(カードまたは移動電話機内に十分な記録領域が確
保できない場合)としても、或いは(例えば一定の購入
回数における)商品購入の履歴が記録される構成(カー
ドまたは移動電話機内に十分な記録領域が確保できる場
合)としても構わない。前者の場合には、前回購入した
商品の購入案内を行い、後者の場合には最も多く購入し
ている商品の購入案内を行うとよい。商品購入案内の方
法としては、該当する商品の選択ボタンを点滅させるな
ど、他の選択ボタンと簡単に識別可能な特別な表示形態
で表示する方法が適用可能である。
【0015】この構成においては、購入する可能性の高
い商品の選択ボタンの位置が簡単に視認できるなど、商
品購入者の商品選択を支援できるため、商品選択操作が
容易に行える。
【0016】なお、以上の装置(自動販売機)に係る本
発明は方法(自動販売機でのキャッシュレス販売を可能
とする電子決済方法)に係る発明としても成立する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につき
図面を参照して説明する。 <構成>図1は本発明の一実施形態に係る自動販売機を
利用した電子決済システムのシステム構成図である。
【0018】図1のシステムは、年齢識別による販売制
限とカードによる決済が可能な自動販売機1と、クレジ
ット会社2,3内に設けられたコンピュータ20,30
と、クレジット会社2から発行されるカードタイプAの
クレジットカード21及び認証カード22と、クレジッ
ト会社3から発行される及びカードタイプBのクレジッ
トカード31及び認証カード32と、銀行4から発行さ
れるカードタイプAのデビットカード41と、電話会社
5の提供する各種の移動通信サービスを受けることが可
能な移動電話機としての携帯電話機51と、例えば無線
によるパケット通信が可能な通信ネットワーク6とから
構成される。自動販売機1は販売店7に設置されてい
る。なお、図1では作図の都合上、自動販売機1、クレ
ジット会社2,3、コンピュータ20,30、クレジッ
トカード21、認証カード22、クレジットカード3
1、認証カード32、銀行4、デビットカード41、電
話会社5、及び携帯電話機51がそれぞれ1つだけ示さ
れているが、一般には複数存在する。
【0019】コンピュータ20は、利用者からクレジッ
ト会社2にカード発行申請があった場合に、当該キーボ
ード201から入力される所定の審査項目に基づいて、
その申請者のクレジット与信審査を行い、その審査結果
に応じてクレジットカード21の発行許可を決定する。
またコンピュータ20は、クレジットカード21の発行
不許可を決定した場合、申請者が所定の年齢、例えば2
0才に達しているか否か、つまり申請者が成人であるか
否かを判定し、成人であるならば、認証カード22の発
行許可を決定する。更にコンピュータ20は、アンテナ
23から通信ネットワーク6を介して自動販売機1と通
信を行う。
【0020】コンピュータ30は、利用者からクレジッ
ト会社3にカード発行申請があった場合に、当該キーボ
ード301から入力される所定の審査項目に基づいて、
その申請者が成人であるか否かの審査(成人審査)と、
その申請者のクレジット与信審査とを行う。もし、これ
らの成人審査とクレジット与信審査にパスしたならば、
コンピュータ30はクレジットカード31の発行許可を
決定する。また成人審査のみにパスしたならば、コンピ
ュータ30は認証カード32の発行許可を決定する。更
にコンピュータ30は、アンテナ33から通信ネットワ
ーク6を介して自動販売機1と通信を行う。
【0021】タイプAのカード21,22,41には、
当該カード21,22,41の所有者の生年月日等の年
齢情報が記録されている。したがって、この年齢情報を
カード21,22,41から読み取ることにより、当該
カード21,22,41の所有者が所定の年齢、例えば
20才に達しているか否かを判定できる。これに対し、
タイプBのカード31,32には年齢情報は記録されて
いない。しかし、タイプBのカード31,32は、上記
の如く成人審査にパスした者だけに発行される。したが
って、カード31,32については、そのカード31,
32のタイプだけから、そのカード31,32の所有者
が成人であることを判定できる。
【0022】カード21,22,31,32,41は、
磁気カードまたはICカードである。カード21,2
2,31,32,41が磁気カードの場合、当該カード
21,22,31,32,41の所定のカード面に形成
された磁気ストライプに必要な情報(カード情報)が記
録される。またカード21,22,31,32,41が
ICカードの場合、当該カード21,22,31,3
2,41に内蔵されたフラッシュメモリ等の不揮発性メ
モリに必要な情報(カード情報)が記録される。この磁
気ストライプまたは不揮発性メモリに記録されるカード
情報は、カード21,22,41では、(それぞれクレ
ジットカード、認証カード、デビットカードを示す)カ
ード種類と、タイプAを示すカードタイプと、生年月日
等の年齢情報及び後述する前回購入商品情報を含む個人
情報とを有し、カード31,32では、(それぞれクレ
ジットカード、認証カードを示す)カード種類と、タイ
プBを示すカードタイプと、前回購入商品情報を含む個
人情報とを有している。クレジットカード21,31及
びデビットカード41の個人情報には、本人確認用情
報、例えばパスワード(暗証番号)が含まれている。
【0023】また、携帯電話機51にもフラッシュメモ
リ等の不揮発性メモリが内蔵されている。携帯電話機5
1の不揮発性メモリに記録される情報には、生年月日等
の年齢情報、(本人確認用情報としての)パスワード及
び前回購入商品情報を含む個人情報(UIMカード情
報、UIM;User Identification Module)が含まれ
る。携帯電話機51は、この個人情報等の無線送信が可
能な無線通信インタフェースの送受信部、例えば赤外線
データインタフェースの送受信部(以下、赤外線ポート
と称する)510を有している。なお本実施形態では、
クレジットカード21,31は自動販売機1にて販売さ
れる商品を提供する会社に固有のカード、つまりクレジ
ット機能付きのオリジナルカードであるものとするが、
汎用のクレジットカードであっても構わない。
【0024】自動販売機1は、商品購入に年齢制限のあ
る商品を自動販売するのに用いられる。ここでは、自動
販売機1で販売される商品は、購入資格が20才以上、
つまり成人に制限される煙草、或いは酒類であるものと
する。
【0025】自動販売機1は、図2に示すように、当該
販売機1全体を制御する制御部10を内蔵する。自動販
売機1の筐体の前面側には、商品見本を陳列する商品陳
列部(図示せず)及び利用者(購入者)が所望の商品を
選択する選択ボタン群からなる選択部(図示せず)を備
えた商品陳列/選択部11と、カードリード/ライト
(R/W)機能及び紙幣識別機能の両機能を含む、カー
ドR/W・紙幣識別一体型機構12と、図1中の携帯電
話機51との間で無線通信が可能な無線通信インタフェ
ースの送受信部、例えば赤外線データインタフェースの
送受信部である赤外線ポート13と、商品購入にコイン
を使用する際に当該コインを投入するコイン投入口14
と、コイン投入後に商品購入を中止する場合に投入コイ
ンを返却するための返却レバー15と、返却されたコイ
ン、或いは釣銭の受け渡しをするためのコイン返却口1
6と、選択された商品を排出する商品取出口17とが設
けられている。カードR/W・紙幣識別一体型機構12
は、利用者(購入者)が購入資格者(成人)であること
を認証するのに必要な磁気カードを挿入するカード挿入
口121と、利用者(購入者)が購入資格者(成人)で
あることを認証するのに必要なICカードを挿入するカ
ード挿入口122と、商品購入に紙幣を使用する際に当
該紙幣を挿入する紙幣挿入口123とを有している。な
お、カードR/W・紙幣識別一体型機構12に代えて、
独立のカードR/W部と紙幣識別部とを用いても構わな
い。
【0026】自動販売機1の筐体の前面側にはまた、利
用者(購入者)がクレジットカード21,31、デビッ
トカード41または携帯電話機51を用いてキャッシュ
レスで商品を購入する際に用いられる入力部18と、購
入金額等を表示する金額表示器19と、制御部10の制
御による通信ネットワーク6を介してのクレジット会社
2,3(内のコンピュータ20,30)等との間の無線
通信のためのアンテナ100とが設けられている。入力
部18は、利用者が自動販売機1に対してキャッシュレ
スでの商品購入を要求するためのキャッシュレス購入ボ
タン181と、パスワード等の入力に用いられる、
「0」〜から「9」までの10個の数字キーからなるテ
ンキー部182とを含んでいる。
【0027】<動作>次に、本実施形態の動作を、クレ
ジット会社2,3からのカード発行と、自動販売機1で
の成人認証と、クレジットカード21,31、デビット
カード41または携帯電話機51を用いたキャッシュレ
スでの商品購入について、順次説明する。
【0028】(1)カード発行 (1a)タイプAのカード発行 まず、クレジット会社2からのクレジットカード21ま
たは認証カード22の発行について、図3のフローチャ
ートを参照して説明する。
【0029】クレジット会社2のクレジット与信審査部
門の担当者(オペレータ)は、利用者からのクレジット
カード発行申請があった場合(ステップS1)、コンピ
ュータ20のキーボードを操作して、その申請者の与信
審査に必要な各審査項目について、それぞれ申請者に固
有の情報を入力する(ステップS2)。するとコンピュ
ータ20は、クレジット与信審査プログラムに従い、入
力された各審査項目の情報に基づくクレジット与信審査
を行う(ステップS3)。
【0030】コンピュータ20は、クレジット与信審査
の結果、申請者がクレジットカード発行に必要な条件を
備えていると判断できた場合(審査OKの場合)、クレ
ジットカード21の発行を許可する。これによりクレジ
ット会社2から申請者に、カード種類(=クレジット会
社2のクレジットカード)と、カードタイプ(=タイプ
A)と、個人情報とを含むカード情報が記録されたクレ
ジットカード21が発行される(ステップS4)。個人
情報は年齢情報及び本人確認用のパスワード(暗証番
号)を含む。また、個人情報は、クレジットカード21
の利用者が自動販売機1で商品を購入した際に、その購
入商品の情報が記録されるように前回購入商品情報フィ
ールドを含んでいる。なお、クレジットカード21がI
Cカードの場合、十分な記憶容量が確保できることか
ら、当該カード21の利用者の自動販売機1での一定の
購入回数における商品購入履歴が記録されるものであっ
ても構わない。また、自動販売機1での商品購入に限ら
ず、利用者の一定期間における全ての商品購入履歴が記
録されるものであっても構わない。
【0031】一方、クレジット与信審査の結果、申請者
がクレジットカード発行に必要な条件を備えていないと
判断できた場合(審査NGの場合)、コンピュータ20
はクレジットカード21の発行を不許可とする。この場
合、コンピュータ20は、入力された各審査項目のうち
成人審査に必要な審査項目の情報に基づいて、申請者が
成人であるか否かを審査する(ステップS5)。
【0032】コンピュータ20は、成人審査の結果、申
請者が成人であると認定できた場合、認証カード22の
発行を許可する。これによりクレジット会社2から申請
者に、カード種類(=クレジット会社2の認証カード)
と、カードタイプ(=タイプA)と、個人情報とを含む
カード情報が記録された、成人認証(年齢制限のある購
入資格者の認証)のみに利用される認証カード22が発
行される(ステップS6)。個人情報は年齢情報を含
む。また、個人情報は、上記した前回購入商品情報フィ
ールドも含む。これに対し、成人審査の結果、申請者が
成人であると認定できなかった場合、つまり申請者が未
成年であると判定された場合、コンピュータ20は認証
カード22の発行を不許可とする。これによりクレジッ
ト会社2から申請者へのカード発行はなされない(ステ
ップS7) このようにクレジット会社2でのクレジットカードの発
行対象は利用者全てであり、発行対象に年齢制限はな
く、未成年者にも一定の条件を満たすならば、クレジッ
トカード21が発行される。このため、クレジットカー
ド21を成人認証に利用する本実施形態では、当該クレ
ジットカード21には年齢情報が記録される。
【0033】(1b)タイプBのカード発行 次に、クレジット会社3からのクレジットカード31及
び認証カード32の発行について、図4のフローチャー
トを参照して説明する。
【0034】クレジット会社2のクレジット与信審査部
門の担当者(オペレータ)は、利用者からのクレジット
カード発行申請があった場合(ステップS11)、コン
ピュータ20のキーボードを操作して、その申請者の与
信審査等に必要な各審査項目について、それぞれ申請者
に固有の情報を入力する(ステップS12)。するとコ
ンピュータ20は、クレジット与信審査プログラムに従
い、入力された各審査項目のうちち、成人審査に必要な
審査項目の情報に基づいて、申請者が成人であるか否か
を審査する(ステップS13)。
【0035】コンピュータ20は、成人審査の結果、申
請者が成人であると認定できなかった場合、つまり申請
者が未成年であると判定された場合、クレジットカード
31の発行を不許可とする。これによりクレジット会社
3から申請者へのカード発行はなされない(ステップS
14)。
【0036】これに対し、成人審査の結果、申請者が成
人であると認定できた場合、コンピュータ30は入力さ
れた各審査項目の情報に基づくクレジット与信審査を行
う(ステップS15)。
【0037】コンピュータ30は、クレジット与信審査
の結果、申請者がクレジットカード発行に必要な条件を
備えていると判断できた場合(審査OKの場合)、クレ
ジットカード31の発行を許可する。これによりクレジ
ット会社3から申請者に、カード種類(=クレジット会
社3のクレジットカード)と、カードタイプ(=タイプ
B)と、個人情報とを含むカード情報が記録されたクレ
ジットカード31が発行される(ステップS16)。個
人情報は本人確認用のパスワード(暗証番号)を含む。
また、個人情報は、上記した前回購入商品情報フィール
ドも含む。一方、クレジット与信審査の結果、申請者が
クレジットカード発行に必要な条件を備えていないと判
断できた場合(審査NGの場合)、コンピュータ30は
認証カード32の発行を許可する。これによりクレジッ
ト会社3から申請者に、カード種類(=クレジット会社
3の認証カード)と、カードタイプ(=タイプB)と、
個人情報とを含むカード情報が記録された、成人認証
(年齢制限のある購入資格者の認証)のみに利用される
認証カード32が発行される(ステップS17)。個人
情報は、上記した前回購入商品情報フィールドを含む。
【0038】このようにクレジット会社3でのクレジッ
トカードの発行対象は成人のみであり、未成年者にはク
レジットカード31は発行されない。このため、クレジ
ット会社2から発行されるクレジットカード21と異な
り、クレジットカード31に年齢情報を記録しなくて
も、当該クレジットカード31のカードタイプBを検出
するだけで成人認証が可能となる。
【0039】(2)自動販売機1の動作 次に、自動販売機1での成人認証及びキャッシュレス販
売を中心とする動作について、図5乃至図11のフロー
チャートを参照して説明する。まず、自動販売機1は、
通常は販売不可状態に設定されて待機している(ステッ
プS21)。
【0040】この状態で、自動販売機1の利用者(商品
購入者)が、当該自動販売機1を利用して商品を購入し
ようとする場合、自身の成人認証にカード(タイプAの
クレジットカード21もしくは認証カード22もしくは
デビットカード41、またはタイプBのクレジットカー
ド31もしくは認証カード32)を用いるか、或いは携
帯電話機51を用いるかを決める(ステップS22)。
【0041】利用者はカードを用いると決定した場合、
自身の所有する成人認証に利用可能なカード、即ちクレ
ジットカード21、認証カード22、クレジットカード
31、認証カード32、またはデビットカード41を、
カードR/W・紙幣識別一体型機構12に挿入する(ス
テップS23)。ここでは、カード21,22,31,
32,41のうちのいずれかのカードを利用する場合で
あって、且つそのカードが磁気カードである場合には、
そのカードをカードR/W・紙幣識別一体型機構12の
カード挿入口121に挿入する。また、カード21,2
2,31,32,41のうちのいずれかのカードを利用
する場合であって、そのカードがICカードである場合
には、そのカードをカードR/W・紙幣識別一体型機構
12のカード挿入口122に挿入する。
【0042】カードR/W・紙幣識別一体型機構12
は、カード挿入口121または122にカードが挿入さ
れると、当該カードの種類及びタイプを読み取る(ステ
ップS24)。このカードR/W・紙幣識別一体型機構
12により読み取られたカード種類及びカードタイプの
情報は自動販売機1の制御部10に通知される。制御部
10は、カードR/W・紙幣識別一体型機構12により
読み取られたカードタイプがAまたはBまたはそれ以外
のいずれであるかを判定する(ステップS25)。
【0043】もし、カードタイプがAの場合、即ち挿入
されたカードがクレジットカード21もしくは認証カー
ド22もしくはデビットカード41である場合、制御部
10はカードR/W・紙幣識別一体型機構12を制御し
て、当該挿入されたカードから年齢情報を読み取らせる
(ステップS26)。
【0044】制御部10は、カードR/W・紙幣識別一
体型機構12によりカードから読み取られた年齢情報に
基づき、自動販売機1の利用者が成人であるか否かを判
定する(ステップS27)。ここで、年齢情報として生
年月日を用いた場合には、当該生年月日と現在の年月日
とから、利用者の現時点の年齢を算出して、その年齢か
ら当該利用者の成人認証を行えばよい。この方式は、年
齢算出処理を必要とするものの、成人以外の年齢制限の
ある商品を販売する場合にも対応可能となる。これに対
し、年齢情報として、カード発行時点の年齢を用いた場
合、或いは成人であるか否かを示す情報を用いた場合に
は、その情報から直接に利用者の成人認証を行うことが
できる。但し、成人以外の年齢制限のある商品、例えば
18才未満の者への販売が禁止されている商品を販売す
る場合には対応不可となる。
【0045】一方、カードタイプがBの場合、即ち挿入
されたカードがクレジットカード31もしくは認証カー
ド32である場合、制御部10は、当該挿入されたカー
ドは成人に対してのみ発行されているカードであり、し
たがって利用者(カード所有者)は成人であると判定す
る。また、カードタイプがA,Bのいずれでもない場合
には、制御部10は当該カードに基づく成人認証を行う
ことができないものと判定する。
【0046】制御部10は、以上の判定処理で、カード
タイプがタイプA,B以外であるために利用者(挿入さ
れたカードの所有者)の成人認証を行うことができない
と判定した場合(ステップS25)、或いは利用者が未
成年であると判定した場合には(ステップS27)、利
用者に対し、販売不可を例えば理由を付して音声出力ま
たは表示出力により通知し(ステップS30)、しかる
後にステップS21に戻って販売不可状態のままで待機
する。
【0047】また制御部10は、以上の判定処理で、利
用者(挿入されたカードの所有者)が成人であると判定
した場合には、つまり挿入されたカードがタイプAのカ
ードで、そのカードに記録された年齢情報から成人であ
ると判定した場合(ステップS27)、或いは当該カー
ドがタイプBのカードであるために、成人であると判定
した場合には(ステップS25)、自動販売機1を販売
不可状態から現金による販売可能状態に切り替える(ス
テップS28)。また制御部10は、上記ステップS2
8において、カードR/W・紙幣識別一体型機構12を
制御して、利用者により当該機構12のカード挿入口1
21または122に挿入されたカードから前回購入商品
情報を読み取らせ、当該前回購入商品情報に基づき、商
品陳列/選択部11中の選択ボタン群のうち、利用者が
前回購入した商品の選択ボタンを特定の表示形態で表示
(例えば点滅表示)させる(ステップS28)。これに
より、利用者が今回も同じ商品を購入したいときは、操
作すべき選択ボタン位置が簡単に視認でき、商品選択操
作が容易に行える。次に制御部10は、先のステップS
24でカードR/W・紙幣識別一体型機構12により読
み取られたカード種類の情報から、挿入されたカード
が、クレジットカード、デビットカード、或いは認証カ
ードのいずれであるかを判定する(ステップS29)。
【0048】(2a)クレジットカード利用の場合 制御部10は、成人認証された利用者のカードがクレジ
ットカード(ここではクレジットカード21または3
1)の場合、利用者に対して、音声出力または表示出力
により、キャッシュレスによる購入(キャッシュレス購
入)と現金による購入(現金購入)の案内を行う(ステ
ップS41)。利用者は、キャッシュレス購入または現
金購入のいずれを利用するかを決定し(ステップS4
2)、キャッシュレス購入を利用したい場合には、入力
部18のキャッシュレス購入ボタン181を押す(ステ
ップS43)。
【0049】制御部10は、キャッシュレス購入ボタン
181が押されたことを検出すると、利用者に対して、
音声出力または表示出力により、パスワード(カード暗
証番号)の入力を要求する(ステップS44)。これを
受けて利用者は、入力部18のテンキー部182を利用
して自身のパスワードを入力する(ステップS45)。
制御部10は、利用者によりからパスワードがキー入力
されると、制御部10はカードR/W・紙幣識別一体型
機構12を制御して、利用者により挿入されたクレジッ
トカードからパスワード(暗証番号)を含む個人情報を
読み取らせる(ステップS46)。そして制御部10
は、クレジットカードから読み取られた個人情報中のパ
スワードと、キー入力されたパスワードとを比較照合す
る(ステップS47)。
【0050】もし、クレジットカードから読み取られた
パスワードとキー入力されたパスワードとが一致してい
る場合(照合OKの場合)、制御部10はクレジットカ
ードから読み取られた個人情報を、当該カードに固有の
クレジット会社にアンテナ100から通信ネットワーク
6を介して無線送信する(ステップS48)。ここで
は、利用者により挿入されたクレジットカードがクレジ
ットカード21の場合にはクレジット会社2に、クレジ
ットカード31の場合にはクレジット会社3に送信され
る。
【0051】クレジット会社2(3)のコンピュータ2
0(30)は、自動販売機1の制御部10の制御によ
り、クレジットカード21(31)に記録されている個
人情報が送信されると、その個人情報と当該コンピュー
タ20(30)により管理されている管理情報等とに基
づいて、利用者に対してキャッシュレス(クレジット)
による商品販売が可能か否かを判定し、その判定結果を
表す販売可否信号を自動販売機1に送信する(ステップ
S51)。これを受けて自動販売機1の制御部10は、
クレジット会社2(3)のコンピュータ20(30)か
らの販売可否信号に基づいて、キャッシュレスによる商
品販売が可能か否かを判定する(ステップS52)。も
し、販売可能であるならば、制御部10は選択自動販売
機1を現金による販売可能状態からキャッシュレスによ
る販売可能状態に切り替える(ステップS53)。これ
により利用者は、商品陳列/選択部11で所望の商品の
選択ボタンを押すことで当該商品を購入することが可能
となる(ステップS54)。
【0052】自動販売機1の制御部10は、利用者が選
択ボタンを押すと、該当する商品を商品取出口17に排
出すると共に、クレジットカード21(22)に記録さ
れている情報中の前回購入商品情報フィールドの内容を
今回利用者が選択した商品の情報にカードR/W・紙幣
識別一体型機構12により更新させて当該カード21
(22)を利用者に返却し、更に当該商品(販売商品)
の情報と代金情報とをクレジット会社2(3)のコンピ
ュータ20(30)に通信ネットワーク6経由で送信す
ることで、一連の商品販売を終了し(ステップS5
5)、ステップS21に戻って販売不可状態で待機す
る。
【0053】自動販売機1からクレジット会社2(3)
のコンピュータ20(30)に送信された販売商品情報
及び代金情報は、当該コンピュータ20(30)の記憶
装置に保存される。クレジット会社2(3)では、クレ
ジットカード21(31)の利用者毎に、毎月一定の期
日までに自動販売機1等から送られた未決済の販売商品
情報及び代金情報に基づき、それより一定期間後に、利
用者の銀行口座(例えば銀行4に開かれている銀行口
座)から販売料金を徴収する代行業務を行う(ステップ
S56)。そして、クレジット会社2(3)では、徴収
した販売代金から所定の手数料を差し引いた金額を、自
動販売機1が設置されている販売店7の銀行口座(例え
ば銀行4に開かれている銀行口座)へ販売代金として振
り込む業務を行う(ステップS57)。このように、キ
ャッシュレス販売の場合には、手数料が必要なことか
ら、自動販売機1でキャッシュレス販売する際の商品の
価格を、現金販売の場合に比べて手数料分だけ上乗せす
ることも可能である。
【0054】一方、上記ステップS47で、クレジット
カードから読み取られたパスワードとキー入力されたパ
スワードとが一致していないと判定された場合(照合N
Gの場合)、制御部10は当該カードの所有者(利用
者)に対し、販売不可を例えば理由を付して音声出力ま
たは表示出力により通知し(ステップS30)、しかる
後にステップS21に戻って販売不可状態のままで待機
する。
【0055】また、上記ステップS42で利用者が現金
での購入を行いたいと考えた場合、この段階では既に成
人認証がなされて自動販売機1が現金による販売可能状
態にあることから、利用者はコイン投入口14へのコイ
ン投入、またはカードR/W・紙幣識別一体型機構12
の紙幣挿入口123への紙幣挿入を行って、商品陳列/
選択部11で所望の商品を選択することにより、当該商
品を購入することができる(ステップS49a)。この
場合、自動販売機1の制御部10は、利用者により選択
された商品を商品取出口17に排出し、必要があればコ
イン返却口16から釣銭を返却すると共に、上記クレジ
ットカードに記録されている情報中の前回購入商品情報
フィールドの内容を今回利用者が選択した商品の情報に
更新して当該カードを利用者に返却することで、一連の
商品販売を終了し(ステップS49b)、ステップS2
1に戻って販売不可状態で待機する。
【0056】また、上記ステップS52でキャッシュレ
スによる商品販売の不可を判定した場合、制御部10は
その旨を音声出力または表示出力により利用者に通知し
(ステップS58)、現金による購入を案内する(ステ
ップS50)。これにより利用者は、現金投入により商
品を購入することができる(ステップS49a)。
【0057】(2b)認証カード利用の場合 制御部10は、成人認証された利用者のカードが認証カ
ード(ここでは認証カード22または32)の場合、現
金による購入を案内する(ステップS50)。これによ
り利用者は、現金投入により商品を購入することができ
る(ステップS49a)。
【0058】(2c)デビットカード利用の場合 次に、成人認証された利用者のカードがデビットカード
(ここではデビットカード41)の場合には、前記(2
a)のクレジットカードの場合の動作(ステップS41
〜S48,S49a,S49b,S50,S51〜S5
8)と同様の動作(ステップS61〜S68,S49
a,S49b,S50,S71〜S78)が行われる。
但し、デビットカードの場合には、自動販売機1からの
販売商品情報と代金情報の送信先が銀行4となり、利用
者の銀行口座からの販売代金徴収と販売店の銀行口座へ
の販売代金の振り込みが、銀行4側で行われ、且つ販売
代金徴収が即時に行われる点で、クレジットカードの場
合と異なる。必要があれば、前記(2a)のクレジット
カードの場合の動作説明中で、クレジットカードをデビ
ットカードに、クレジット会社を銀行に読み替えられた
い。
【0059】(2d)携帯電話機利用の場合 本実施形態では、自動販売機1の利用者の成人認証が、
タイプAのカード(クレジットカード21、認証カード
22もしくはデビットカード41)またはタイプBのカ
ード(クレジットカード31もしくは認証カード32)
に基づいて行えるだけでなく、携帯電話機51に基づい
ても行えるようになっている。利用者は、上記ステップ
S22で自身の成人認証に携帯電話機51を用いると決
定した場合、当該携帯電話機51を操作して当該携帯電
話機51の赤外線ポート510から自動販売機1の赤外
線ポート13に、当該携帯電話機51に内蔵のフラッシ
ュメモリに記録されている個人情報を送信させる(ステ
ップS31)。
【0060】携帯電話機51の赤外線ポート510から
自動販売機1の赤外線ポート13に送信された個人情報
は、当該赤外線ポート13で受信され、当該赤外線ポー
ト13を持つ赤外線データインタフェースにより制御部
10に渡される。制御部10は、携帯電話機51から送
られた個人情報を赤外線データインタフェースから受け
取ると(ステップS32)、当該個人情報中の年齢情報
に基づき、先に述べたタイプAのカード(クレジットカ
ード21、認証カード22もしくはデビットカード4
1)の挿入時の認証処理(ステップS27)と同様にし
て、自動販売機1の利用者(ここでは携帯電話機51の
所有者)が成人であるか否かを判定する(ステップS7
9)。
【0061】もし、利用者が未成年であると判定した場
合には、制御部10は上記ステップS30に進んで、利
用者に対して販売不可を通知し、しかる後にステップS
21に戻って販売不可状態のままで待機する。
【0062】これに対し、利用者が成人であると判定し
た場合には、制御部10は自動販売機1を販売不可状態
から現金による販売可能状態に切り替えると共に、先に
携帯電話機51から送られた個人情報中の前回購入商品
情報に基づき、商品陳列/選択部11中の選択ボタン群
のうち、利用者が前回購入した商品の選択ボタンを特定
の表示形態で表示(例えば点滅表示)させる(ステップ
S80)。以降、前記(2a)のクレジットカードの場
合の動作(ステップS41〜S48,S49a,S49
b,S50,S51〜S58)と同様の動作(ステップ
S81〜S88,S49a,S49b,S50,S91
〜S98)が行われる。但し、携帯電話機の場合には、
自動販売機1からの販売商品情報と代金情報の送信先が
電話会社5となり、利用者の銀行口座からの販売代金徴
収と販売店の銀行口座への販売代金の振り込みが、電話
会社5側で行われる点で、クレジットカードの場合と異
なる。必要があれば、前記(2a)のクレジットカード
の場合の動作説明中で、クレジットカードを携帯電話機
に、クレジット会社を電話会社に読み替えられたい。
【0063】なお、以上に述べた実施形態では、自動販
売機1と携帯電話機51とは、両者の間の無線通信のた
めの無線通信インタフェースとして、赤外線による無線
通信を可能とする赤外線データインタフェースを有して
いるものとして説明したが、これに限るものではなく、
電波による無線通信を可能とする例えばブルートゥース
(Bluetooth)インタフェースを有するもので
あっても構わない。また、自動販売機1側に携帯電話機
51とのコネクタ部を設け、当該コネクタ部を介して携
帯電話機51を自動販売機1に接続することで、両者の
間で有線による通信が行われる構成としても構わない。
要するに、携帯電話機51から自動販売機1に対し、当
該携帯電話機51に内蔵の不揮発性メモリに記録されて
いる個人情報が無線または有線により送信可能な構成で
あればよい。また、自動販売機1とクレジット会社2,
3との間の通信も必ずしも無線通信である必要はない。
【0064】また、以上に述べた実施形態では、ステッ
プS24では、カード種類とカードタイプだけを読み取
るものとして説明したが、個人情報も読み取るようにし
ても構わない。
【0065】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範
囲で種々に変形することが可能である。更に、上記実施
形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される
複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の
発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構
成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解
決しようとする課題の欄で述べた課題の少なくとも1つ
が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果の少
なくとも1つが得られる場合には、この構成要件が削除
された構成が発明として抽出され得る。
【0066】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、自
動販売機での商品購入者が購入資格年齢に達しているこ
とを認証するのにクレジットカードが利用でき、且つ当
該カードを利用したキャッシュレス販売も実現できる。
【0067】また本発明によれば、クレジットカードを
取得できない利用者でも購入資格年齢に達していさえす
れば取得可能な、当該購入資格年齢に達していることを
認証するための専用の認証カードが利用できるまた本発
明によれば、上記の認証に、デビットカード、或いは携
帯電話機等の移動電話機も利用でき、且つ当該デビット
カード、或いは移動電話機を利用したキャッシュレス販
売も実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る自動販売機を利用し
た電子決済システムのシステム構成図。
【図2】図1中の自動販売機1の外観を示す図。
【図3】図1中のコンピュータ20の動作を説明するた
めのフローチャート。
【図4】図1中のコンピュータ30の動作を説明するた
めのフローチャート。
【図5】図1中の自動販売機1での成人認証及びキャッ
シュレス販売を中心とする動作を説明するためのフロー
チャートの一部を示す図。
【図6】図1中の自動販売機1での成人認証及びキャッ
シュレス販売を中心とする動作を説明するためのフロー
チャートの他の一部を示す図。
【図7】図1中の自動販売機1での成人認証及びキャッ
シュレス販売を中心とする動作を説明するためのフロー
チャートの更に他の一部を示す図。
【図8】図1中の自動販売機1での成人認証及びキャッ
シュレス販売を中心とする動作を説明するためのフロー
チャートの更に他の一部を示す図。
【図9】図1中の自動販売機1での成人認証及びキャッ
シュレス販売を中心とする動作を説明するためのフロー
チャートの更に他の一部を示す図。
【図10】図1中の自動販売機1での成人認証及びキャ
ッシュレス販売を中心とする動作を説明するためのフロ
ーチャートの更に他の一部を示す図。
【図11】図1中の自動販売機1での成人認証及びキャ
ッシュレス販売を中心とする動作を説明するためのフロ
ーチャートの残りを示す図。
【符号の説明】
1…自動販売機 2,3…クレジット会社 4…銀行 5…電話会社 7…販売店 10…制御部 12…カードR/W・紙幣識別一体型機構 13…赤外線ポート 18…入力部 21…(カードタイプAの)クレジットカード 22…(カードタイプAの)認証カード 31…(カードタイプBの)クレジットカード 32…(カードタイプBの)認証カード 41…(カードタイプAの)デビットカード 51…携帯電話機 121,122…カード挿入口 181…キャッシュレス購入ボタン 182…テンキー部 510…赤外線ポート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 414 G06F 17/60 414 G07F 7/02 G07F 7/02 Z 7/08 7/08 Q

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品購入に年齢制限のある特定商品を自
    動販売する自動販売機において、 クレジット与信審査にパスしたクレジットカード発行申
    請者に対して発行され、当該申請者の年齢情報及び本人
    確認用の情報を含む個人情報を持つカード情報が記録さ
    れたクレジットカード、及び前記クレジット与信審査に
    パスしなかったクレジットカード発行申請者のうち、前
    記特定商品の購入資格のある購入資格年齢に達している
    申請者に対して発行され、当該申請者の年齢情報を含む
    カード情報が記録された認証カードが挿入可能なカード
    挿入部と、 前記カード挿入部に挿入されたカードに記録されている
    情報を読み取る読取手段と、 前記カード挿入部に挿入されたカードを使用したキャッ
    シュレスによる購入を指定するためのキャッシュレス購
    入指定手段と、 前記カード挿入部に挿入されたカードの所有者から本人
    確認用の情報を取得するための入力手段と、 前記カード所有者が前記特定商品の購入資格のある購入
    資格年齢に達しているか否かを前記読取手段により読み
    取られた情報中の年齢情報に基づいて判定する認証手段
    と、 前記認証手段により前記購入資格年齢に達していると判
    定され、且つ前記カード挿入部に挿入されたカードが前
    記クレジットカードであり、且つ前記キャッシュレス購
    入指定手段によりキャッシュレス購入が指定され、且つ
    前記入力手段により前記カード所有者から取得される前
    記本人確認用の情報と前記読取手段により読み取られた
    情報中の本人確認用の情報とが一致している場合に、当
    該カードの発行元に前記読取手段により読み取られた情
    報中の前記個人情報を送信して、キャッシュレス販売の
    可否を問い合わせる手段と、 前記キャッシュレス販売可否問い合わせに対する前記カ
    ード発行元からの応答を受けてキャッシュレス販売が可
    能か否かを判定する販売可否判定手段と、 前記認証手段により前記購入資格年齢に達していると判
    定された場合に前記自動販売機を現金による販売可能状
    態に設定し、前記販売可否判定手段によりキャッシュレ
    ス販売が可能であると判定された場合に前記自動販売機
    をキャッシュレス販売可能状態に設定する手段と、 前記キャッシュレス販売可能状態で前記カード所有者の
    選択した商品の販売が行われた場合、その販売商品と販
    売代金の情報を前記カード発行元に送信して、前記カー
    ド所有者の口座からの販売代金の代行徴収を要求する決
    済要求手段とを具備することを特徴とする自動販売機。
  2. 【請求項2】 商品購入に年齢制限のある特定商品を自
    動販売する自動販売機において、 前記特定商品の購入資格のある購入資格年齢に達してい
    て且つクレジット与信審査にパスしたクレジットカード
    発行申請者に対してのみ発行され、当該申請者の本人確
    認用の情報を含む個人情報を持つカード情報が記録され
    たクレジットカード、及び前記購入資格年齢に達してい
    るが前記クレジット与信審査にパスしなかったクレジッ
    トカード発行申請者に対してのみ発行される認証カード
    が挿入可能なカード挿入部と、 前記カード挿入部に挿入されたカードに記録されている
    情報を読み取る読取手段と、 前記カード挿入部に挿入されたカードを使用したキャッ
    シュレスによる購入を指定するためのキャッシュレス購
    入指定手段と、 前記カード挿入部に挿入されたカードの所有者から本人
    確認用の情報を取得するための入力手段と、 前記カード挿入部に挿入されたカードが前記クレジット
    カードまたは前記認証カードである場合に、当該カード
    の所有者が前記特定商品の購入資格のある購入資格年齢
    に達していると判定する認証手段と、 前記認証手段により前記購入資格年齢に達していると判
    定され、且つ前記カード挿入部に挿入されたカードが前
    記クレジットカードであり、且つ前記キャッシュレス購
    入指定手段によりキャッシュレス購入が指定され、且つ
    前記入力手段により前記カード所有者から取得される前
    記本人確認用の情報と前記読取手段により読み取られた
    情報中の本人確認用の情報とが一致している場合に、当
    該カードの発行元に前記読取手段により読み取られた情
    報中の前記個人情報を送信して、キャッシュレス販売の
    可否を問い合わせる手段と、 前記キャッシュレス販売可否問い合わせに対する前記カ
    ード発行元からの応答を受けてキャッシュレス販売が可
    能か否かを判定する販売可否判定手段と、 前記認証手段により前記購入資格年齢に達していると判
    定された場合に前記自動販売機を現金による販売可能状
    態に設定し、前記販売可否判定手段によりキャッシュレ
    ス販売が可能であると判定された場合に前記自動販売機
    をキャッシュレス販売可能状態に設定する手段と、 前記キャッシュレス販売可能状態で前記カード所有者の
    選択した商品の販売が行われた場合、その販売商品と販
    売代金の情報を前記カード発行元に送信して、前記カー
    ド所有者の口座からの販売代金の代行徴収を要求する決
    済要求手段とを具備することを特徴とする自動販売機。
  3. 【請求項3】 商品購入に年齢制限のある特定商品を自
    動販売する自動販売機において、 クレジット与信審査にパスしたクレジットカード発行申
    請者に対して発行され、当該申請者の年齢情報及び本人
    確認用の情報を含む個人情報を持つカード情報が記録さ
    れた第1のタイプのクレジットカード、前記クレジット
    与信審査にパスしなかったクレジットカード発行申請者
    のうち、前記特定商品の購入資格のある購入資格年齢に
    達している申請者に対して発行され、当該申請者の年齢
    情報を含むカード情報が記録された第1のタイプの認証
    カード、前記購入資格年齢に達していて且つクレジット
    与信審査にパスしたクレジットカード発行申請者に対し
    てのみ発行され、当該申請者の本人確認用の情報を含む
    個人情報を持つカード情報が記録された第2のタイプの
    クレジットカード、及び前記購入資格年齢に達している
    が前記クレジット与信審査にパスしなかったクレジット
    カード発行申請者に対してのみ発行される第2のタイプ
    の認証カードが挿入可能なカード挿入部と、 前記カード挿入部に挿入されたカードに記録されている
    情報を読み取る読取手段と、 前記カード挿入部に挿入されたカードを使用したキャッ
    シュレスによる購入を指定するためのキャッシュレス購
    入指定手段と、 前記カード挿入部に挿入されたカードの所有者から本人
    確認用の情報を取得するための入力手段と、 前記カード挿入部に挿入されたカードのタイプを判別す
    るカードタイプ判別手段と、 前記カードタイプ判別手段により前記第1のタイプが判
    別された場合、前記カード挿入部に挿入されたカードの
    所有者が前記特定商品の購入資格のある購入資格年齢に
    達しているか否かを、前記読取手段により読み取られた
    情報中の年齢情報に基づいて判定し、前記カードタイプ
    判別手段により前記第2のタイプが判別された場合、前
    記カード挿入部に挿入されたカードの所有者が前記特定
    商品の購入資格のある購入資格年齢に達していると判定
    する認証手段と、 前記認証手段により前記購入資格年齢に達していると判
    定され、且つ前記カード挿入部に挿入されたカードが前
    記クレジットカードであり、且つ前記キャッシュレス購
    入指定手段によりキャッシュレス購入が指定され、且つ
    前記入力手段により前記カード所有者から取得される前
    記本人確認用の情報と前記読取手段により読み取られた
    情報中の本人確認用の情報とが一致している場合に、当
    該カードの発行元に前記読取手段により読み取られた情
    報中の前記個人情報を送信して、キャッシュレス販売の
    可否を問い合わせる手段と、 前記キャッシュレス販売可否問い合わせに対する前記カ
    ード発行元からの応答を受けてキャッシュレス販売が可
    能か否かを判定する販売可否判定手段と、 前記認証手段により前記購入資格年齢に達していると判
    定された場合に前記自動販売機を現金による販売可能状
    態に設定し、前記販売可否判定手段によりキャッシュレ
    ス販売が可能であると判定された場合に前記自動販売機
    をキャッシュレス販売可能状態に設定する手段と、 前記キャッシュレス販売可能状態で前記カード所有者の
    選択した商品の販売が行われた場合、その販売商品と販
    売代金の情報を前記カード発行元に送信して、前記カー
    ド所有者の口座からの販売代金の代行徴収を要求する決
    済要求手段とを具備することを特徴とする自動販売機。
  4. 【請求項4】 前記挿入部には、所有者の年齢情報及び
    本人確認用の情報を含む個人情報を持つカード情報が記
    録されたデビットカードも挿入可能であり、 前記問い合わせ手段は、前記認証手段により前記購入資
    格年齢に達していると判定され、且つ前記カード挿入部
    に挿入されたカードが前記デビットカードであり、且つ
    前記キャッシュレス購入指定手段によりキャッシュレス
    購入が指定され、且つ前記入力手段により前記カード所
    有者から取得される前記本人確認用の情報と前記読取手
    段により読み取られた情報中の本人確認用の情報とが一
    致している場合に、当該カードの発行元に前記読取手段
    により読み取られた情報中の前記個人情報を送信して、
    キャッシュレス販売の可否を問い合わせることを特徴と
    する請求項1記載の自動販売機。
  5. 【請求項5】 前記挿入部には、所有者の年齢情報及び
    本人確認用の情報を含む個人情報を持つカード情報が記
    録されたデビットカードも挿入可能であり、 前記認証手段は、前記カード挿入部に挿入されたカード
    が前記デビットカードの場合、当該カードの所有者が前
    記特定商品の購入資格のある購入資格年齢に達している
    か否かを前記読取手段により読み取られた情報中の年齢
    情報に基づいて判定し、 前記問い合わせ手段は、前記認証手段により前記購入資
    格年齢に達していると判定され、且つ前記カード挿入部
    に挿入されたカードが前記デビットカードであり、且つ
    前記キャッシュレス購入指定手段によりキャッシュレス
    購入が指定され、且つ前記入力手段により前記カード所
    有者から取得される前記本人確認用の情報と前記読取手
    段により読み取られた情報中の本人確認用の情報とが一
    致している場合に、当該カードの発行元に前記読取手段
    により読み取られた情報中の前記個人情報を送信して、
    キャッシュレス販売の可否を問い合わせることを特徴と
    する請求項2記載の自動販売機。
  6. 【請求項6】 前記挿入部には、所有者の年齢情報及び
    本人確認用の情報を含む個人情報を持つカード情報が記
    録され、カードタイプが前記第1のタイプのデビットカ
    ードも挿入可能であり、 前記問い合わせ手段は、前記認証手段により前記購入資
    格年齢に達していると判定され、且つ前記カード挿入部
    に挿入されたカードが前記デビットカードであり、且つ
    前記キャッシュレス購入指定手段によりキャッシュレス
    購入が指定され、且つ前記入力手段により前記カード所
    有者から取得される前記本人確認用の情報と前記読取手
    段により読み取られた情報中の本人確認用の情報とが一
    致している場合に、当該カードの発行元に前記読取手段
    により読み取られた情報中の前記個人情報を送信して、
    キャッシュレス販売の可否を問い合わせることを特徴と
    する請求項3記載の自動販売機。
  7. 【請求項7】 所有者の年齢情報及び本人確認用の情報
    を含む個人情報が記録された移動電話機と無線または有
    線により接続可能な通信インタフェースと、 前記通信インタフェースを介して前記移動電話機が無線
    または有線接続された場合、当該移動電話機に記録され
    ている個人情報を当該移動電話機から受信する受信手段
    とを更に具備し、 前記認証手段は、前記通信インタフェースを介して無線
    または有線接続された移動電話機の所有者が前記特定商
    品の購入資格のある購入資格年齢に達しているか否かを
    前記受信手段により受信された個人情報中の年齢情報に
    基づいて判定し、 前記問い合わせ手段は、前記認証手段により前記移動電
    話機の所有者が前記購入資格年齢に達していると判定さ
    れ、且つ前記キャッシュレス購入指定手段によりキャッ
    シュレス購入が指定され、且つ前記入力手段により前記
    移動電話機所有者から取得される前記本人確認用の情報
    と前記受信手段により受信された情報中の本人確認用の
    情報とが一致している場合に、前記移動電話機に対応す
    る電話会社に前記受信手段により受信された個人情報中
    の前記個人情報を送信して、キャッシュレス販売の可否
    を問い合わせ、 前記販売可否判定手段は、前記キャッシュレス販売可否
    問い合わせに対する前記電話会社からの応答を受けてキ
    ャッシュレス販売が可能か否かを判定し、 前記決済要求手段は、前記キャッシュレス販売可能状態
    で前記移動電話機所有者の選択した商品の販売が行われ
    た場合、その販売商品と販売代金の情報を前記電話会社
    に送信して、前記移動電話機所有者の口座からの販売代
    金の代行徴収を要求することを特徴とする請求項4、請
    求項5、または請求項6記載の自動販売機。
  8. 【請求項8】 前記カード所有者が商品を購入した場合
    に、その購入商品の情報を前記カード挿入部に挿入され
    ているカードに記録する購入商品情報記録手段と、 前記販売可能状態において、前記読取手段により読み取
    られた情報中の少なくとも前回の購入商品情報に基づい
    て、前記カード所有者への商品購入案内を行う手段とを
    更に具備することを特徴とする請求項1乃至請求項6の
    いずれかに記載の自動販売機。
  9. 【請求項9】 前記カード所有者が商品を購入した場合
    には、その購入商品の情報を前記カード挿入部に挿入さ
    れているカードに記録し、前記移動電話機の所有者が商
    品を購入した場合には、その購入商品の情報を前記通信
    インタフェースを介して無線または有線接続された移動
    電話機に前記個人情報の一部として記録する購入商品情
    報記録手段と、 前記販売可能状態において、前記読取手段により読み取
    られた情報または前記受信手段により受信された情報中
    の少なくとも前回の購入商品情報に基づいて、前記カー
    ド所有者または前記移動電話機所有者への商品購入案内
    を行う手段とを更に具備することを特徴とする請求項7
    記載の自動販売機。
  10. 【請求項10】 クレジット与信審査にパスしたクレジ
    ットカード発行申請者に対して発行され、当該申請者の
    年齢情報及び本人確認用の情報を含む個人情報を持つカ
    ード情報が記録されたクレジットカード、及び前記クレ
    ジット与信審査にパスしなかったクレジットカード発行
    申請者のうち、商品購入に年齢制限のある特定商品の購
    入資格のある購入資格年齢に達している申請者に対して
    発行され、当該申請者の年齢情報を含むカード情報が記
    録された認証カードが挿入可能なカード挿入部を備え、
    前記特定商品を自動販売する自動販売機でのキャッシュ
    レス販売を可能とする電子決済方法であって、 前記カード挿入部にカードが挿入された場合、当該カー
    ドの所有者が前記特定商品の購入資格のある購入資格年
    齢に達しているか否かを当該カードに記録されている前
    記年齢情報に基づいて判定する認証ステップと、 前記認証ステップで前記購入資格年齢に達していると判
    定された場合、前記自動販売機を現金による販売可能状
    態に設定するステップと、 前記カード挿入部に挿入されたカードの種類を判別する
    ステップと、 前記認証ステップで前記購入資格年齢に達していると判
    定され、且つ前記カード挿入部に挿入されたカードが前
    記判別ステップで前記クレジットカードであると判別さ
    れ、且つ当該カードの所有者からキャッシュレスによる
    購入が指定された場合に、前記カード所有者から本人確
    認用の情報を取得するステップと、 前記カード所有者から取得した本人確認用の情報と前記
    カード挿入部に挿入されたカードに記録されている前記
    本人確認用の情報とを照合し、一致が検出された場合
    に、当該カードの発行元に当該カードに記録されている
    前記個人情報を送信して、キャッシュレス販売の可否を
    問い合わせるステップと、 前記キャッシュレス販売可否の問い合わせに対する前記
    カード発行元からの応答を受けてキャッシュレス販売が
    可能か否かを判定するステップと、 前記キャッシュレス販売が可能であると判定された場
    合、前記自動販売機をキャッシュレス販売可能状態に設
    定するステップと、 前記キャッシュレス販売可能状態で前記カード所有者の
    選択した商品の販売が行われた場合、その販売商品と販
    売代金の情報を前記カード発行元に送信して、前記カー
    ド所有者の口座からの販売代金の代行徴収を要求するス
    テップとを具備することを特徴とする自動販売機でのキ
    ャッシュレス販売を可能とする電子決済方法。
  11. 【請求項11】 商品購入に年齢制限のある特定商品の
    購入資格のある購入資格年齢に達していて且つクレジッ
    ト与信審査にパスしたクレジットカード発行申請者に対
    してのみ発行され、当該申請者の本人確認用の情報を含
    む個人情報を持つカード情報が記録されたクレジットカ
    ード、及び前記購入資格年齢に達しているが前記クレジ
    ット与信審査にパスしなかったクレジットカード発行申
    請者に対してのみ発行される認証カードが挿入可能なカ
    ード挿入部を備え、前記特定商品を自動販売する自動販
    売機でのキャッシュレス販売を可能とする電子決済方法
    であって、 前記カード挿入部にカードが挿入された場合、当該カー
    ドが前記クレジットカードまたは前記認証カードである
    ことをもって、当該カードの所有者が前記特定商品の購
    入資格のある購入資格年齢に達していると判定する認証
    ステップと、 前記認証ステップで前記購入資格年齢に達していると判
    定された場合、前記自動販売機を現金による販売可能状
    態に設定するステップと、 前記認証ステップで前記購入資格年齢に達していると判
    定され、且つ前記カード挿入部に挿入されたカードが前
    記クレジットカードであり、且つ当該カードの所有者か
    らキャッシュレスによる購入が指定された場合に、前記
    カード所有者から本人確認用の情報を取得するステップ
    と、 前記カード所有者から取得した本人確認用の情報と前記
    カード挿入部に挿入されたカードに記録されている前記
    本人確認用の情報とを照合し、一致が検出された場合
    に、当該カードの発行元に当該カードに記録されている
    前記個人情報を送信して、キャッシュレス販売の可否を
    問い合わせるステップと、 前記キャッシュレス販売可否の問い合わせに対する前記
    カード発行元からの応答を受けてキャッシュレス販売が
    可能か否かを判定するステップと、 前記キャッシュレス販売が可能であると判定された場
    合、前記自動販売機をキャッシュレス販売可能状態に設
    定するステップと、 前記キャッシュレス販売可能状態で前記カード所有者の
    選択した商品の販売が行われた場合、その販売商品と販
    売代金の情報を前記カード発行元に送信して、前記カー
    ド所有者の口座からの販売代金の代行徴収を要求するス
    テップとを具備することを特徴とする自動販売機でのキ
    ャッシュレス販売を可能とする電子決済方法。
  12. 【請求項12】 クレジット与信審査にパスしたクレジ
    ットカード発行申請者に対して発行され、当該申請者の
    年齢情報及び本人確認用の情報を含む個人情報を持つカ
    ード情報が記録された第1のタイプのクレジットカー
    ド、前記クレジット与信審査にパスしなかったクレジッ
    トカード発行申請者のうち、商品購入に年齢制限のある
    特定商品の購入資格のある購入資格年齢に達している申
    請者に対して発行され、当該申請者の年齢情報を含むカ
    ード情報が記録された第1のタイプの認証カード、前記
    購入資格年齢に達していて且つクレジット与信審査にパ
    スしたクレジットカード発行申請者に対してのみ発行さ
    れ、当該申請者の本人確認用の情報を含む個人情報を持
    つカード情報が記録された第2のタイプのクレジットカ
    ード、及び前記購入資格年齢に達しているが前記クレジ
    ット与信審査にパスしなかったクレジットカード発行申
    請者に対してのみ発行される第2のタイプの認証カード
    が挿入可能なカード挿入部を備え、前記特定商品を自動
    販売する自動販売機でのキャッシュレス販売を可能とす
    る電子決済方法であって、 前記カード挿入部に挿入されたカードのタイプを判別す
    るステップと、 前記カードタイプ判別ステップで前記第1のタイプが判
    別された場合、前記カード挿入部に挿入されたカードの
    所有者が前記特定商品の購入資格のある購入資格年齢に
    達しているか否かを、当該カードに記録されている前記
    年齢情報に基づいて判定し、前記カードタイプ判別ステ
    ップで前記第2のタイプが判別された場合、前記カード
    挿入部に挿入されたカードの所有者が前記特定商品の購
    入資格のある購入資格年齢に達していると判定する認証
    ステップと、 前記認証ステップで前記購入資格年齢に達していると判
    定された場合、前記自動販売機を現金による販売可能状
    態に設定するステップと、 前記カード挿入部に挿入されたカードの種類を判別する
    ステップと、 前記認証ステップで前記購入資格年齢に達していると判
    定され、且つ前記カード挿入部に挿入されたカードが前
    記判別ステップで前記クレジットカードであると判別さ
    れ、且つ当該カードの所有者からキャッシュレスによる
    購入が指定された場合に、前記カード所有者から本人確
    認用の情報を取得するステップと、 前記カード所有者から取得した本人確認用の情報と前記
    カード挿入部に挿入されたカードに記録されている前記
    本人確認用の情報とを照合し、一致が検出された場合
    に、当該カードの発行元に当該カードに記録されている
    前記個人情報を送信して、キャッシュレス販売の可否を
    問い合わせるステップと、 前記キャッシュレス販売可否の問い合わせに対する前記
    カード発行元からの応答を受けてキャッシュレス販売が
    可能か否かを判定するステップと、 前記キャッシュレス販売が可能であると判定された場
    合、前記自動販売機をキャッシュレス販売可能状態に設
    定するステップと、 前記キャッシュレス販売可能状態で前記カード所有者の
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7036724B2 (en) 2004-04-30 2006-05-02 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. System for enhancing the data storage security of cash-free transactions in vending machines
US7264156B2 (en) 2004-04-30 2007-09-04 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv Method of enhancing the data storage security of cash-free transactions in vending machines
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CN112785791A (zh) * 2019-11-08 2021-05-11 东芝泰格有限公司 交易处理系统、交易支援装置、存储介质及交易处理方法

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