JP4541971B2 - 光−無線融合通信システム用光送信器 - Google Patents

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Description

本発明は、広帯域信号光を利用した光−無線融合通信システムにおける光送信器、特に単一の光送信器から複数の無線基地局にミリ波のような高周波の無線信号を光信号で送信する光送信器に関する。
図1、図2、図3はそれぞれ光送信器から無線基地局まで信号を伝送する場合の従来の光−無線融合通信システムにおける光送信器、無線基地局、無線加入者端末の一例を示したものであり、図4は従来の光−無線融合通信システムにおける信号スペクトルの一例を示したものである(特許文献1参照)。
光送信器101により光信号(0f)が光伝送路を経て無線基地局109へ伝送される。ここで、電気発振器104からの出力信号が無線信号の周波数の半値に等しい周波数の電気搬送波信号(0b)となり、また、電気発振器105からの出力信号が中間周波数信号の周波数の半値に等しい周波数の電気搬送波信号(0d)となるようにし、このうち出力電気搬送波信号(0d)に対して、電気位相変調器106で入力端子102に入力されたM個の値を取り得るディジタル信号を基に電気ディジタル信号(m+1)に対する出力電気位相変調信号(0e)の位相と、電気ディジタル信号mに対する出力電気位相変調信号(0e)の位相との位相差がπ/Mとなるように位相変調を施す。さらに、単一スペクトル光源103からの出力光信号(0a)に対して光変調器107で電気搬送波信号(0b)にて搬送波抑圧両側波帯光変調を施し(0c)、最後に、光変調器107からの出力光信号に対して光変調器108で電気位相変調信号(0e)にて搬送波抑圧両側波帯光変調を施して送信する(0f)。
ここで、伝送する光信号(0f)の電界Eoptは、次の数式で表すことできる。
opt=Acos{2π(fc+fRF/2+fIF/2)t+φm+φ(t)}
+Acos{2π(fc+fRF/2−fIF/2)t−φm+φ(t)}
+Acos{2π(fc−fRF/2+fIF/2)t+φm+φ(t)}
+Acos{2π(fc−fRF/2−fIF/2)t−φm+φ(t)} …(1)
但し、ここで、Aは電界振幅、fcは光周波数、fRFは無線信号の周波数、fIFは中間周波数信号の周波数、mはM値(Mは2のn乗(nは自然数)であり、M値信号はnビットの信号である)の入力ディジタル信号(m=1,2,…,M)、φ(t)は単一スペクトル光源の位相雑音を表し、φmはφ=φm+1−φm=π/Mを満たすものとする。
無線基地局109においては、このような光信号(0f)を1つの受光素子110で自乗検波することによりミリ波(0g)が得られ、必要に応じて増幅した後にアンテナ111から電波として送出することで、ミリ波帯の電気信号を直接伝送せず、また無線基地局にミリ波帯の電気発振器を用意することなく、ミリ波帯無線信号を伝送することが可能となる。
この光信号(0f)を受光素子で自乗検波して得られるミリ波帯無線信号(0g)の電界ERFは、次の数式で表すことができる。
RF∝A2cos{2π(fRF+fIF)t+2φm}+2A2cos{2πfRFt}
+A2cos{2π(fRF−fIF)t−2φm} …(2)
(2)式においては、(1)式の光信号電界において存在していた単一スペクトル光源103の位相雑音成分が相殺されており、周波数安定性の高い無線信号が得られることとなる。また、無線信号として、入力端子102に入力された電気ディジタル信号のM値の信号に対する位相差φ’(=2φm+1−2φm)が2π/Mとなる位相変調信号が得られることとなる。また、受光素子の出力として、(2)式で表される所望のミリ波帯信号のみが生成され、不要な信号が発生しないため、ミリ波帯フィルタが不要になる。
前記無線基地局109から送出された無線信号(0g)を受信する無線加入者端末112においては、アンテナ113で受信した無線信号(0g)を乗算器114に入力し、乗算器114の出力(0h)をフィルタ115に通すことで、ミリ波帯の局部発振器を用いることなく、中間周波数信号として入力端子102に入力された電気ディジタル信号のM値の信号に対する位相差φ’(=2φm+1−2φm)が2π/Mとなる位相変調信号(0i)が得られる。
この中間周波数帯信号(0i)の電界EIFは、次式のように表すことができる。
IF∝4A4cos{2πfIFt+2φm} …(3)
このように、無線加入者端末においてミリ波帯無線信号を中間周波数帯信号に変換する際に、ミリ波帯局部発振器が不要であるため、無線加入者端末の構成を安価かつ簡易にできる。
特開2005−73065号公報
図1、図2、図3、図4に挙げた従来例の場合は、両側波帯に変調成分を有する無線信号により中間周波数信号をサブキャリア伝送するため、広い占有帯域幅を必要とし、周波数利用効率が低くなってしまう。そのため、従来例において広帯域ディジタル信号を伝送する場合には、無線信号の占有帯域幅を電波法規制等の所定の値以下に抑えるために4値位相変調等の多値変調を用いる必要が生じ、無線加入者端末の復調回路構成が複雑になる。
本発明は、このような背景に行われたものであって、無線伝送において周波数利用効率の高いサブキャリア伝送を実現し、広帯域ディジタル信号を伝送する場合にも複雑な復調回路を必要としない単純な変調方式を用いることで、無線加入者端末の構成を安価かつ簡易にできる光送信器を提供することを目的とする。
本発明では、前記目的を達成するため、請求項1では、無線基地局に光信号を送信する光送信器において、単一スペクトルの光信号を発生する単一スペクトル光源と、各々の中心周波数の和が所望の無線信号の周波数に等しく、各々の中心周波数の差が所望の中間周波数信号の周波数に等しい電気搬送波信号をそれぞれ発生する第1及び第2の電気発振器と、前記第1または第2の電気発振器のいずれか一方から出力された電気搬送波信号に対し、2つの値を取り得る電気ディジタル信号にて位相変調を施して電気位相変調信号を出力する電気位相変調器であって、前記2つの値のうちの一方の値の電気ディジタル信号に対する出力電気位相変調信号の位相と、前記2つの値のうちの他方の値の電気ディジタル信号に対する出力電気位相変調信号の位相との位相差がπとなるように位相変調を施す電気位相変調器と、前記第1または第2の電気発振器のいずれか他方から出力された電気搬送波信号と、前記電気位相変調器から出力された前記電気位相変調信号とを合波して電気帯域信号を出力する電気合波器と、前記単一スペクトル光源から出力された光信号に対し、前記電気合波器からの出力電気帯域信号にて光変調を施す光変調器とを備えたことを特徴とする光送信器をもって解決手段とする。
請求項1の発明によれば、光変調による1次成分として位相変調成分を含む4波の光信号を生成でき、この光信号を無線基地局の受光素子で自乗検波することで、ミリ波帯において、中間周波数信号を両側波帯サブキャリアとして有する3波の無線信号を得ることができる。
請求項1の発明において、伝送する光信号の電界Eoptは、次式のように表すことができる。
opt=Acos(2πfct+φ(t))
+mAcos{2π(fc+(fRF+fIF)/2)t+φ(t)}
+mαAcos{2π(fc+(fRF−fIF)/2)t+πai+φ(t)}
+mAcos{2π(fc−(fRF+fIF)/2)t+φ(t)}
+mαAcos{2π(fc−(fRF−fIF)/2)t−πai+φ(t)}
…(4)
ここで、Aは電界振幅、mは光変調度、αは電気合波器出力の2波の電気信号の電圧振幅比、fcは光周波数、fRFは無線信号周波数、fIFは中間周波数、aiは2値(0,1)の入力電気ディジタル信号、φ(t)は単一スペクトル光源の位相雑音を表すものとする。
この光信号を受光素子で自乗検波して得られる無線信号の電界ERFは、次式のように表すことができる。
RF∝m22cos{2π(fRF+fIF)t}+2m2αA2cos{2πfRFt+πai
+m2α22cos{2π(fRF−fIF)t} …(5)
(5)式から、本発明においては、1波の位相変調信号が2波の搬送波信号に挟まれた3波のミリ波無線信号により中間周波数信号をサブキャリア伝送しており、両側波帯に変調信号を有する通常のサブキャリア伝送における信号と比べて占有帯域幅が小さく、周波数利用効率の高いサブキャリア伝送を実現していることが分かる。
無線加入者端末では、アンテナで受信した(5)式の無線信号をダイオードなどの非線形素子により自乗検波した後にフィルタを通すことで、ミリ波帯局部発振器を用いることなく、中間周波数帯信号として、光送信器の入力端子に入力された2値のディジタル信号に対する位相差がπとなる低周波数帯の電気位相信号を得ることができる。
中間周波数帯信号の電界EIFは、次式のように表すことができる。
IF∝4m4αA4cos{2πfIFt+πai} …(6)
また、請求項2では、前記光変調器として、前記単一スペクトル光源から出力された光信号に対し、前記電気合波器からの出力電気帯域信号にて搬送波抑圧両側波帯光変調を施す光変調器を備えたことを特徴とする請求項1記載の光送信器をもって解決手段とする。
請求項2の発明によれば、単一スペクトル光源の出力光信号に対しての電気合波器の出力電気帯域信号を用いた光変調において、光変調度mが最大となる搬送波抑圧両側波帯光変調を施すことで、1次成分として得られる所望の4波の光信号の電力を最大にできる。これにより、受光素子の自乗検波において、一定の光信号電力から抽出される(5)式の無線信号の電力を最大化することができるため、通信品質の向上が見込める。
また、請求項3では、前記第1または第2の電気発振器のいずれか他方から出力された前記電気搬送波信号の電圧振幅と前記電気位相変調器から出力された前記電気位相変調信号の電圧振幅とが等しくなるように、当該第1または第2の電気発振器のいずれか他方から出力された電気搬送波信号の電圧振幅及び当該電気位相変調器から出力された電気位相変調信号の電圧振幅をそれぞれ制御して前記電気合波器へ出力する第1及び第2の電気出力制御部を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の光送信器をもって解決手段とする。
光変調の1次成分として生成される4波の光信号の電力Poptは、比例定数Rを用いて次の式で表すことができる。
opt=Rm2(α2+1)A2 …(7)
一方、(7)式の4波の光信号を受光素子で自乗検波することで得られるミリ波帯無線信号の電力PRFは、次の式で表すことができる。
RF∝(α4+4α2+1)m44 …(8)
(7)式を(8)式に代入することで、ある一定の電力の光信号(Popt)を受光素子で自乗検波して得られるミリ波帯無線信号の電力を次の式で表すことができる。
RF∝{(α4+4α2+1)/(α2+1)2}Popt 2 …(9)
(9)式の右辺は、α=1において最大になることから、請求項3の発明により、光変調器に入力する電気搬送波信号の電圧振幅と電気位相変調信号の電圧振幅が等しくなるようそれぞれ制御することで、一定の電力の光信号を受光素子の自乗検波して得られる無線信号の電力を最大化できることが分かる。これにより、通信品質の向上が見込める。
以上説明したように、無線基地局に光信号を送信する広帯域光−無線融合通信システムにおいて、本発明の光送信器により、無線伝送において周波数利用効率の高いサブキャリア伝送が可能になり、広帯域ディジタル信号の伝送時でも、無線加入者端末で複雑な多値復調回路を用いることなく受信することができる。これにより、無線加入者端末を安価かつ単純なハードウェア構成にすることが可能となる。
<実施の形態1>
本発明の第1の実施の形態について、図5、図6、図7のブロック構成図と、図8の電気周波数及び光周波数の信号スペクトル図を参照して説明する。
図5は本発明の第1の実施の形態の光送信器1を示すブロック構成図であるが、2は伝送する2値(0,1)の電気ディジタル信号を入力する入力端子、3は単一スペクトルの光信号を発生する単一スペクトル光源、4,5は電気搬送波信号(1b,1d)をそれぞれ発生する第1及び第2の電気発振器、6は第1の電気発振器4または第2の電気発振器5のいずれか一方、ここでは電気発振器4から出力された電気搬送波信号(1b)を前記電気ディジタル信号にて位相変調、特に一方の値(0)の電気ディジタル信号に対する出力電気位相変調信号の位相と、他方の値(1)の電気ディジタル信号に対する出力電気位相変調信号の位相との位相差がπとなるように位相変調を施す電気位相変調器、7は第1の電気発振器4または第2の電気発振器5のいずれか他方、ここでは電気発振器5から出力された電気搬送波信号(1d)と、電気位相変調器6から出力された電気位相変調信号(1c)とを合波して電気帯域信号(1e)を出力する電気合波器、8は単一スペクトル光源3から出力された光信号(1a)に対し、電気合波器7からの出力電気帯域信号(1e)にて光強度変調もしくは搬送波抑圧両側波帯光変調を施す光変調器である。図8では光変調器8により搬送波抑圧両側波帯光変調を施した場合の出力光信号スペクトル(1f)を示している。
この光送信器1において、電気発振器4,5で発生する電気搬送波信号の中心周波数を各々の中心周波数の和が所望の無線信号の周波数に等しく、各々の中心周波数の差が所望の中間周波数信号の周波数に等しくなるようにする、具体的には、電気発振器4からの出力電気搬送波信号(1b)の中心周波数が、ミリ波帯などの無線信号の周波数(fRF)と中間周波数信号の周波数(fIF)との差の半値の周波数((fRF−fIF)/2)に等しく、さらに、電気発振器5からの出力電気搬送波信号(1d)の中心周波数が、ミリ波帯などの無線信号の周波数(fRF)と中間周波数信号の周波数(fIF)との和の半値の周波数((fRF+fIF)/2)に等しくなるようにする。
上記のようにして光送信器1から送信された光信号(1f)は、図6に示す無線基地局9で受信される。
無線基地局9は、光信号(1f)を自乗検波して電気信号に変換する受光素子10と、この受光素子10からの出力電気信号(1g)であるミリ波帯無線信号を電波として送出するアンテナ11とによって構成される。ここで、光送信器1において、電気発振器4,5からの出力電気搬送波信号(1b,1d)の中心周波数を前記のように設定しておくことで、受光素子10の出力として、1波の位相変調信号(fRF)と2波の搬送波信号(fRF+fIF,fRF−fIF)との計3波のミリ波帯無線信号(1g:fRF+fIF,fRF,fRF−fIF)を得ることができる。
図7は本発明の第1の実施の形態の無線加入者端末12を示すブロック構成図である。無線基地局9から送出されたミリ波帯無線信号(1g)はアンテナ13により受信された後、ミキサダイオードなどの非線形素子を用いた乗算器14により自乗検波され、さらにこの乗算器14からの出力電気信号(1h)をフィルタ15に通すことで、ミリ波帯の電気発振器を用いることなく、中間周波数帯の電気位相変調信号(1i)を得ることができる。
<実施の形態2>
本発明の第2の実施の形態について、図6、図7、図9のブロック構成図と、図10の電気周波数及び光周波数の信号スペクトル図を参照して説明する。
図9は本発明の第2の実施の形態の光送信器21を示すブロック構成図であり、22は伝送する2値(0,1)の電気ディジタル信号を入力する入力端子、23は単一スペクトルの光信号を発生する単一スペクトル光源、24,25は電気搬送波信号(2b,2d)をそれぞれ発生する第1及び第2の電気発振器、26は第1の電気発振器24または第2の電気発振器25のいずれか一方、ここでは電気発振器24から出力された電気搬送波信号(2b)を前記電気ディジタル信号にて位相変調、特に一方の値(0)の電気ディジタル信号に対する出力電気位相変調信号の位相と、他方の値(1)の電気ディジタル信号に対する出力電気位相変調信号の位相との位相差がπとなるように位相変調を施す電気位相変調器、27,28は第1の電気発振器24または第2の電気発振器25のいずれか他方、ここでは電気発振器25から出力された電気搬送波信号(2d)の電圧振幅と電気位相変調器26から出力された電気位相変調信号(2c)の電圧振幅とが等しくなるように、当該電気発振器25から出力された電気搬送波信号(2d)の電圧振幅及び電気位相変調器26から出力された電気位相変調信号(2c)の電圧振幅をそれぞれ制御する第1及び第2の電気出力制御部、29は電気出力制御部27,28からの出力電気信号を合波して電気帯域信号(2e)を出力する電気合波器、30は単一スペクトル光源23から出力された光信号(2a)に対し、電気合波器29からの出力電気帯域信号(2e)にて光強度変調もしくは搬送波抑圧両側波帯光変調を施す光変調器である。図10では光変調器30により搬送波抑圧両側波帯光変調を施した場合の出力光信号スペクトル(2f)を示している。
この光送信器21において、電気発振器24,25で発生する電気搬送波信号の中心周波数を各々の中心周波数の和が所望の無線信号の周波数に等しく、各々の中心周波数の差が所望の中間周波数信号の周波数に等しくなるようにする、具体的には、電気発振器24からの出力電気搬送波信号(2b)の中心周波数が、ミリ波帯などの無線信号の周波数(fRF)と中間周波数信号の周波数(fIF)との差の半値の周波数((fRF−fIF)/2)に等しく、さらに、電気発振器25からの出力電気搬送波信号(2d)の中心周波数が、ミリ波帯などの無線信号の周波数(fRF)と中間周波数信号の周波数(fIF)との和の半値の周波数((fRF+fIF)/2)に等しくなるようにする。
上記のようにして光送信器1から送信された光信号(2f)は、第1の実施の形態の場合と同様に、図6に示す無線基地局9の受光素子10で自乗検波され、1波の位相変調信号(fRF)と2波の搬送波信号(fRF+fIF,fRF−fIF)との計3波のミリ波帯無線信号(2g:fRF+fIF,fRF,fRF−fIF)を得ることができる。
ここで、光送信器21において、電気出力制御部27,28を用いて電気帯域信号(2e)における2波の信号の電圧振幅が等しくなるよう制御しているため、一定の電力の光信号(2f)から受光素子の自乗検波で得られるミリ波帯無線信号(2g)の電力を最大化することができる。
ミリ波帯無線信号(2g)はアンテナ11から送出され、第1の実施の形態の場合と同様に、図7に示す無線加入者端末12において自乗検波され、中間周波数帯信号に変換された後、中間周波数帯において復調される。
従来の光送信器の一例を示すブロック構成図 従来の無線基地局の一例を示すブロック構成図 従来の無線加入者端末の一例を示すブロック構成図 従来の光−無線融合通信システムにおける信号スペクトルの一例を示す図 本発明の第1の実施の形態に係る光送信器を示すブロック構成図 本発明の第1及び第2の実施の形態に係る無線基地局を示すブロック構成図 本発明の第1及び第2の実施の形態に係る無線加入者端末を示すブロック構成図 本発明の第1の実施の形態に係る信号スペクトルの一例を示す図 本発明の第2の実施の形態に係る光送信器を示すブロック構成図 本発明の第2の実施の形態に係る信号スペクトルの一例を示す図
符号の説明
1,21,101:光送信器、2,22,102:入力端子、3,23,103:単一スペクトル光源、4,5,24,25,104,105:電気発振器、6,26,106:電気位相変調器、7,29:電気合波器、8,30,107,108:光変調器、9,109:無線基地局、10,110:受光素子、11,13,111,113:アンテナ、12,112:無線加入者端末、14,114:乗算器、15,115:フィルタ、16,116:復調器、17,117:出力端子、27,28:電気出力制御部。

Claims (3)

  1. 無線基地局に光信号を送信する光送信器において、
    単一スペクトルの光信号を発生する単一スペクトル光源と、
    各々の中心周波数の和が所望の無線信号の周波数に等しく、各々の中心周波数の差が所望の中間周波数信号の周波数に等しい電気搬送波信号をそれぞれ発生する第1及び第2の電気発振器と、
    前記第1または第2の電気発振器のいずれか一方から出力された電気搬送波信号に対し、2つの値を取り得る電気ディジタル信号にて位相変調を施して電気位相変調信号を出力する電気位相変調器であって、前記2つの値のうちの一方の値の電気ディジタル信号に対する出力電気位相変調信号の位相と、前記2つの値のうちの他方の値の電気ディジタル信号に対する出力電気位相変調信号の位相との位相差がπとなるように位相変調を施す電気位相変調器と、
    前記第1または第2の電気発振器のいずれか他方から出力された電気搬送波信号と、前記電気位相変調器から出力された前記電気位相変調信号とを合波して電気帯域信号を出力する電気合波器と、
    前記単一スペクトル光源から出力された光信号に対し、前記電気合波器からの出力電気帯域信号にて光変調を施す光変調器とを備えた
    ことを特徴とする光送信器。
  2. 前記光変調器として、
    前記単一スペクトル光源から出力された光信号に対し、前記電気合波器からの出力電気帯域信号にて搬送波抑圧両側波帯光変調を施す光変調器を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の光送信器。
  3. 前記第1または第2の電気発振器のいずれか他方から出力された前記電気搬送波信号の電圧振幅と前記電気位相変調器から出力された前記電気位相変調信号の電圧振幅とが等しくなるように、当該第1または第2の電気発振器のいずれか他方から出力された電気搬送波信号の電圧振幅及び当該電気位相変調器から出力された電気位相変調信号の電圧振幅をそれぞれ制御して前記電気合波器へ出力する第1及び第2の電気出力制御部を備えた
    ことを特徴とする請求項1または2記載の光送信器。
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