JP4541193B2 - エッチング方法 - Google Patents

エッチング方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4541193B2
JP4541193B2 JP2005064372A JP2005064372A JP4541193B2 JP 4541193 B2 JP4541193 B2 JP 4541193B2 JP 2005064372 A JP2005064372 A JP 2005064372A JP 2005064372 A JP2005064372 A JP 2005064372A JP 4541193 B2 JP4541193 B2 JP 4541193B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
silicon nitride
nitride film
film
etching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005064372A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006253222A (ja
Inventor
学 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP2005064372A priority Critical patent/JP4541193B2/ja
Priority to US11/368,421 priority patent/US7452823B2/en
Publication of JP2006253222A publication Critical patent/JP2006253222A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4541193B2 publication Critical patent/JP4541193B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本発明は,シリコン酸化膜に対し選択的にシリコン窒化膜をエッチングするエッチング方法と,エッチング装置に関する。
ICやLSIなどの半導体デバイスの製造プロセスにおいて,例えばコンタクトホールなどを形成する際に,シリコン酸化膜(SiO膜)をマスクとしたシリコン窒化膜(SiN膜)のエッチングが行われている。
このエッチングは,通常プラズマエッチング装置において行われている。プラズマエッチング装置では,例えば処理室内において,シリコン窒化膜とシリコン窒化膜が形成された基板を下部電極に載置し,上部電極と下部電極に高周波電力を印加し,処理室内に処理ガスを導入して,プラズマの作用によりシリコン窒化膜をエッチングしている。
従来,上述のシリコン窒化膜のエッチングでは,処理ガスとしてCHFガス,Oガス及びArガスからなる混合ガスが用いられていた。しかしながら,この混合ガスを用いた場合,シリコン酸化膜に対するシリコン窒化膜の選択比(「シリコン窒化膜のエッチングレート」/「シリコン酸化膜のエッチングレート」)が2.0程度と低かった。
そこで,シリコン酸化膜に対するシリコン窒化膜の選択比を高くするために,処理ガスとして,CHガス,Oガス及びArの混合ガスを用いることが提案されている(例えば,特許文献1参照。)。
再公表WO98/16950号公報
しかしながら,CHガス,Oガス及びArガスの混合ガスを用いた場合,選択比は向上されるが,今度は,シリコン窒化膜の溝の側壁方向にエッチングが進行し側壁が凹形になるボーイング現象や,溝内の側壁に反応生成物が付着し堆積する現象が生じ,適正な形状にシリコン窒化膜がエッチングされない場合があった。適正な形状にシリコン窒化膜がエッチングされないと,例えばより微細で高い寸法精度のコンタクトホールが形成されず,引いては半導体デバイスの高性能化が図れない。
本発明は,かかる点に鑑みてなされたものであり,ウェハなどの被処理体のシリコン酸化膜に対して選択的にシリコン窒化膜をエッチングする際に,シリコン酸化膜とシリコン窒化膜との高い選択性を確保しつつ,良好な形状にシリコン窒化膜をエッチングすることをその目的とする。
上記目的を達成するための本発明は,電極を有する処理室内において,処理ガスを用いて,シリコン酸化膜に対して選択的にシリコン窒化膜をエッチングする方法であって,シリコン酸化膜とシリコン窒化膜を有する被処理体を前記電極に載置する工程と,前記処理室内に処理ガスとしてCFガス,Hガス及びNガスの混合ガスを導入し,前記電極に0.20W/cm 以上,0.20W/cm以下の高周波電力を印加し,前記処理室内の圧力を0.67Pa以上,4Pa以下にして,前記シリコン窒化膜をエッチングする工程と,を有し,前記H ガスに対するCF ガスの比率が容積比で3.1〜4.4%になるように,前記処理室内に処理ガスを導入することを特徴とする。
本発明のエッチング方法によれば,シリコン酸化膜に対するシリコン窒化膜の選択比を高くしつつ,良好な形状にシリコン窒化膜をエッチングできる。
前記エッチング方法において,前記シリコン酸化膜をマスクとし,ケイ化ニッケル膜を下地膜として前記シリコン窒化膜をエッチングしてもよい。また,前記電極に対向配置された他の電極にも高周波電力を印加して,前記シリコン窒化膜をエッチングしてもよい。
本発明によれば,シリコン酸化膜とシリコン窒化膜との高い選択性を維持しつつ,シリコン窒化膜を適正な形状にエッチングできるので,例えば半導体デバイスの性能を向上できる。
以下,本発明の好ましい実施の形態について説明する。図1は,本発明にかかるエッチング方法が実施される平行平板型のプラズマエッチング装置1の構成の概略を示す縦断面図である。
プラズマエッチング装置1は,例えば略円筒形状の処理容器10を有している。処理容器10の内部には,処理室Sが形成されている。処理容器10は,例えばアルミニウム合金により形成され,内壁面がアルミナ膜又はイットリウム酸化膜により被覆されている。処理容器10は,接地されている。
処理容器10内の中央の底部には,絶縁板11を介在して円柱状のサセプタ支持台12が設けられている。サセプタ支持台12上には,ウェハWを載置するサセプタ13が支持されている。サセプタ13は,下部電極を構成している。サセプタ13は,例えば上面中央部が凸状の円板形状に形成され,例えばアルミニウム合金により形成されている。
サセプタ13の上部には,ウェハWを保持する静電チャック14が形成されている。静電チャック14は,内部に直流電源15に接続された電極層16を有しており,直流電源15から電極層16に直流電圧を印加し,クーロン力を発生させて,サセプタ13の上面にウェハWを吸着できる。なお,本実施の形態におけるサセプタ13の上面は,300mmの直径のウェハWよりも大きく形成されており,例えば直径360mmの円形に形成されている。
サセプタ13の上部の外周部には,環状のフォーカスリング17が設けられている。フォーカスリング17は,静電チャック14上に載置されたウェハWを囲むように形成されている。フォーカスリング17は,例えば導電性材料によって形成されている。なお,フォーカスリング17は,例えばセラミック又は石英などの絶縁性材料によって形成されていてもよい。
サセプタ支持台12の内部には,リング状の冷媒室18が形成されている。冷媒室18は,配管18a,18bを通じて,処理容器10の外部に設置されたチラーユニット(図示せず)に連通している。冷媒室18には,配管18a,18bを通じて冷媒又は冷却水が循環供給され,この循環供給によりサセプタ13上のウェハWの温度を制御できる。
静電チャック14の上面には,サセプタ13及びサセプタ支持台12内を通るガス供給ライン19が通じており,ウェハWと静電チャック14との間にHeガスなどの伝熱ガスを供給できる。
サセプタ13には,整合器20を介して第1の高周波電源21が電気的に接続されている。第1の高周波電源21は,例えば2〜20MHzの範囲,例えば2MHzの周波数の高周波電力を出力しサセプタ13に印加できる。これにより,処理ガスのプラズマ中のイオンを引き込むためのバイアス電圧を生成することができる。
サセプタ13には,後述する上部電極30側の第2の高周波電源51からの高周波をグランドに通すためのハイパスフィルタ22が電気的に接続されている。
サセプタ13の上方には,サセプタ13と平行に対向する他の電極としての上部電極30が設けられている。サセプタ13と上部電極30との間には,プラズマ生成空間が形成される。
上部電極30は,サセプタ13に載置されたウェハW上に処理ガスを噴出するシャワーヘッドを構成している。上部電極30は,例えばサセプタ13に対向する電極板31と,当該電極板31を支持する電極支持体32によって構成されている。電極支持体32は,例えば中空の略円筒状に形成され,その下面に電極板31が設けられている。電極板31には,多数のガス噴出孔31aが形成されており,電極支持体32内に導入された処理ガスをガス噴出孔31aから噴出できる。なお,本実施の形態における上部電極30の下面は,例えば直径376mmの円形に形成されている。
上部電極30の電極支持体32の上面の中央部には,ガス供給管40が接続されている。ガス供給管40は,処理容器10の上面を貫通し,その後分岐して,例えば3つのガス供給源41a,41b,41cに接続されている。ガス供給管40と処理容器10との接触部には,絶縁材42が介在されている。
本実施の形態においては,ガス供給源41aには,CFガスが封入されており,ガス供給源41bには,Hガスが封入されており。ガス供給源41cには,Nガスが封入されている。各ガス供給源41a,41b,41cに通じるガス供給管40の分岐管には,それぞれマスフローコントローラ43が設けられている。これにより,各ガス供給源41a〜41cからのガスを所定の流量比で混合して処理室Sに供給できる。なお,各マスフローコントローラ43における流量制御は,後述する装置制御部80により行われている。なお,本実施の形態においては,ガス供給管40,ガス供給源41a〜41c,マスフローコントローラ43により,処理ガス導入装置が構成されている。
上部電極30には,整合器50を介して第2の高周波電源51が電気的に接続されている。第2の高周波電源51は,例えば40M以上,例えば60MHzの周波数の高周波電力を出力し上部電極30に印加できる。これにより,処理ガスのプラズマを生成することができる。
上部電極30には,サセプタ13側の第1の高周波電源21からの高周波をグランドに通すためのローパスフィルタ52が電気的に接続されている。
処理容器10の底部には,排気口60が形成されている。排気口60は,排気管61を通じて,真空ポンプなどを備えた圧力調整装置としての排気装置62に接続されている。排気装置62により,処理容器10内の所望の圧力に減圧できる。
処理容器10の側壁には,ゲートバルブ70が設けられている。ゲートバルブ70を開放することによって,処理容器10内にウェハWを搬入出できる。
プラズマエッチング装置1には,エッチングを所定の処理条件で行うために各種諸元を制御する装置制御部80が設けられている。装置制御部80は,例えば高周波電源21,51の出力を調整することによって,サセプタ13と上部電極30に印加する高周波電力を制御できる。装置制御部80は,マスフローコントローラ43の流量設定を調整することによって,処理室Sへの処理ガスの供給量,混合比を制御できる。さらに,装置制御部80は,排気装置62の出力を調整することによって,処理室S内の圧力を制御できる。
次に,プラズマエッチング装置1によって,エッチングされるウェハWの膜構造の一例について説明する。図2は,かかるウェハWの膜構造の縦断面図である。
ウェハWは,図2に示すようにシリコン基板90上に,金属膜となるNiSiからなるケイ化ニッケル膜91,Siからなるシリコン窒化膜92,SiOからなるシリコン酸化膜93を下から順に備えている。シリコン酸化膜5は,フォトリソグラフィー技術によりパターン化されている。この膜構造は,例えばトランジスタの製造プロセスにおいて,シリコン酸化膜93をマスクとしてシリコン窒化膜92をトレンチ(溝)状にエッチングし,例えば下地膜となるケイ化ニッケル膜91に通じるコンタクトホールを形成する場合などに用いられる。
次に,プラズマエッチング装置1を用いて,ウェハWのシリコン窒化膜92をエッチングするプロセスについて説明する。なお,以下の例では,直径300mmのウェハWを処理する場合について説明する。
先ず,ウェハWが処理容器10内に収容され,サセプタ13上に吸着保持される。続いて,排気装置62により処理室S内が排気され,処理室S内の圧力が4.0Pa(30mTorr)以下に減圧される。上部電極30からは,処理ガスとしてCFガス,Hガス及びNガスからなる混合ガスが処理室S内に導入される。この混合ガスは,Hガスに対するCFガスの容積比が3.1〜4.4%になるように導入される。また,例えばNガスとHガスを合わせた総容積に対するNガスの容積比が10%未満,つまりNガス/(Nガス+Hガス)<0.1になるように,Nガスの流量が調整されている。第2の高周波電源51により,上部電極30に所定の高周波電力が印加され,第1の高周波電源21により,サセプタ13に200W以下のバイアス高周波電力が印加される。つまり,直径36mmの円形のサセプタ13の上面には,0.20W/cm以下の高周波電力が印加される。これにより,処理室S内の処理ガスから反応性プラズマが生成され,この反応性プラズマの作用により,図3に示すようにウェハWのシリコン酸化膜93をマスクとしてシリコン窒化膜92が選択的にエッチングされる。
以下,上記処理条件でエッチングを行った場合のシリコン酸化膜93に対するシリコン窒化膜92の選択比と,シリコン窒化膜92のエッチング状態について検証する。
図4は,処理条件の異なる実験a,bにおいて,サセプタ13に印加する高周波電力を200W(0.20W/cm)と150W(0.15W/cm)に変えてエッチングした場合の,シリコン酸化膜93に対するシリコン窒化膜92の選択比E(「シリコン窒化膜92のエッチングレート」/「シリコン酸化膜93のエッチングレート」)を示す実験結果である。また,図5は,各実験a,bにおける選択比Eの推移を示すグラフである。
実験aは,上部電極30への高周波電力を2000W(1.80W/cm)に固定し,処理ガスの流量をCFガス/Hガス/Nガス=20/450/50(cm/min)に固定して行われた。実験bは,上部電極30への高周波電力を2000W(1.80W/cm)に固定し,処理ガスの流量をCFガス/Hガス/Nガス=28/900/70(cm/min)に固定して行われたものである。
2つの実験a,bの結果から,サセプタ13への高周波電力を200W(0.20W/cm)から150W(0.15W/cm)に減少させることにより選択比Eが上昇する傾向があることが確認できる。また,サセプタ13の高周波電力が200W(0.20W/cm)の場合でも,選択比Eが2.4以上になっている。したがって,サセプタ13の高周波電力を200W(0.20W/cm)以下にすることにより,2.4以上の高い選択比Eが得られる。
図6は,処理室S内の圧力を変えてエッチングを行った場合のシリコン窒化膜92のエッチング状態を示す写真である。
図6に示すように処理室S内の圧力を6.67Pa(50mTorr)の場合には,シリコン窒化膜92の溝内に反応生成物の堆積物が見られ,さらに溝の下部にボーイングが見られる。処理室S内の圧力を4.0Pa(30mTorr)にした場合には,シリコン窒化膜92の溝内の堆積物がほぼ見られず,溝の下部のボーイングもほとんど見られない。さらに処理室Sの圧力を2.67Pa(20mTorr)にした場合には,堆積物もボーイングも見られない。
このように処理室S内の圧力を4.0Pa以下にすることにより,堆積物とボーイングが減少し,良好なエッチング形状が得られる。また,処理室Sの圧力を2.67Pa以下に減圧すると,さらに良好なエッチング形状が得られる。
以上のように,処理ガスとしてCFガス,Hガス及びNガスからなる混合ガスを用いて,シリコン酸化膜93に対して選択的にシリコン窒化膜92をエッチングする場合に,サセプタ13の高周波電力を200W(0.20W/cm)以下にし,処理室S内の圧力を4.0Pa以下にすることにより,高い選択比Eが得られ,なおかつ良好なエッチング形状が得られる。なお,サセプタ13の高周波電力は,20W(0.02W/cm)以上が望ましい。また,処理室S内の圧力は,0.67Pa(5mTorr)以上が望ましい。
図7は,異なる処理条件の実験c,dにおいて,処理ガスのHガスに対するCFガスの混合比率を3.1%,4.4%に変えてエッチングを行った場合のシリコン酸化膜93に対するシリコン窒化膜92の選択比Eを示す実験結果である。図8は,各実験c,dにおける選択比Eの推移を示すグラフである。
実験cは,上部電極30への高周波電力を2000W(1.80W/cm)に固定し,サセプタ13への高周波電力を200W(0.20W/cm)に固定して行われた。実験dは,上部電極30への高周波電力を2000W(1.80W/cm)に固定し,サセプタ13への高周波電力を150W(0.15W/cm)に固定して行われた。
2つの実験c,dの結果から,Hガスに対するCFガスの混合比率を3.1%,4.4%にした場合に,選択比Eが2.4以上になることが確認できる。また,同じ処理条件で,Hガスに対するCFガスの混合比率3.1%から4.4%に増加させることにより選択比Eが上昇する傾向があることが確認できる。その一方で,Hガスに対するCFガスの混合比率を上げ過ぎると,シリコン酸化膜93のエッチングレートが高くなり,選択比Eが低下することが発明者によって確認されている。したがって,Hガスに対するCFガスの混合比率を容積比で少なくとも3.1〜4.4%にすることにより,2.4以上の高い選択比Eが得られる。
また,上記実施の形態におけるエッチングによれば,従来のようにOガスとArガスが用いられず,HガスとNガスが用いられるので,下地膜であるケイ化ニッケル膜91が処理ガスにより変質したりスパッタされることがないので,下地膜へのダメージも抑制できる。
以上の実施の形態におけるエッチングでは,シリコン窒化膜のシリコン酸化膜に対する選択性が確保されるので,図9に示すように下地膜の一部分がシリコン酸化膜100で他の部分がケイ化ニッケル膜91の場合にも,良好な形状のエッチングを行うことができる。この膜構造は,例えばLOCOS(Local Oxidation of Silicon)プロセスにより形成されたフィールド酸化膜の近傍にコンタクトホールを形成する場合などに用いられる。なお,下地膜が総てシリコン酸化膜であっても同様な効果が得られる。
以上,本発明の実施の形態の一例について説明したが,本発明はこの例に限らず種々の態様を採りうるものである。例えば本実施の形態では,シリコン酸化膜93をマスクとしてシリコン窒化膜92をエッチングするものであったが,本発明は,シリコン酸化膜に対して選択的にシリコン窒化膜をエッチングするものであれば,他の膜構造であっても適用できる。またケイ化ニッケル膜はNiSiであったが,NiSi,NiSi,NiSi,NiSi,NiSiなどの他のNiSi系のものであってもよい。さらに,上記実施の形態では,上部電極30とサセプタ13の両方に高周波電力を印加していたが,本発明は,サセプタ13(下部電極)にプラズマ生成用の高周波電力とバイアス電圧を生成するための高周波電力の両方を印加する場合にも適用できる。また,本発明は,上部電極30の代わりにアンテナに高周波を印加してプラズマを生成するICP(誘導結合プラズマ)などによるエッチング方法にも適用できる。また,本発明は,半導体ウェハ以外の,FPD(フラットパネルディスプレイ)やフォトマスク用のマスクレチクルなどの他の被処理体のエッチングに対して適用できる。
本発明は,被処理体のシリコン酸化膜に対して選択的にシリコン窒化膜をエッチングする際に有用である。
本実施の形態におけるプラズマエッチング装置の構成の概略を示す縦断面図である。 本実施の形態においてエッチングされる膜構造を示すウェハの縦断面図である。 エッチング後のウェハの縦断面図である。 実験a,bの実験結果を示す表である。 実験a,bにおける選択比の推移を示すグラフである。 処理室内の圧力を変えた場合のエッチング状態を示す写真である。 実験c,dの実験結果を示す表である。 実験c,dにおける選択比の推移を示すグラフである。 下地膜の一部がシリコン酸化膜になっている場合のウェハの縦断面図である。
符号の説明
1 プラズマエッチング装置
13 サセプタ
21 第1の高周波電源
30 上部電極
80 装置制御部
S 処理室
W ウェハ

Claims (3)

  1. 電極を有する処理室内において,処理ガスを用いて,シリコン酸化膜に対して選択的にシリコン窒化膜をエッチングする方法であって,
    シリコン酸化膜とシリコン窒化膜を有する被処理体を前記電極に載置する工程と,
    前記処理室内に処理ガスとしてCFガス,Hガス及びNガスの混合ガスを導入し,前記電極に0.02W/cm以上,0.20W/cm以下の高周波電力を印加し,前記処理室内の圧力を0.67Pa以上,4Pa以下にして,前記シリコン窒化膜をエッチングする工程と,を有し,
    前記Hガスに対するCFガスの比率が容積比で3.1〜4.4%になるように,前記処理室内に処理ガスを導入することを特徴とする,エッチング方法。
  2. 前記シリコン酸化膜をマスクとし,ケイ化ニッケル膜を下地膜として前記シリコン窒化膜をエッチングすることを特徴とする,請求項1に記載のエッチング方法。
  3. 前記電極に対向配置された他の電極に高周波電力を印加して,前記シリコン窒化膜をエッチングすることを特徴とする,請求項1又は2のいずれかに記載のエッチング方法。
JP2005064372A 2005-03-08 2005-03-08 エッチング方法 Expired - Fee Related JP4541193B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005064372A JP4541193B2 (ja) 2005-03-08 2005-03-08 エッチング方法
US11/368,421 US7452823B2 (en) 2005-03-08 2006-03-07 Etching method and apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005064372A JP4541193B2 (ja) 2005-03-08 2005-03-08 エッチング方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006253222A JP2006253222A (ja) 2006-09-21
JP4541193B2 true JP4541193B2 (ja) 2010-09-08

Family

ID=37093412

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005064372A Expired - Fee Related JP4541193B2 (ja) 2005-03-08 2005-03-08 エッチング方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4541193B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5520974B2 (ja) * 2012-01-25 2014-06-11 東京エレクトロン株式会社 被処理基体の処理方法
US9520301B2 (en) 2014-10-21 2016-12-13 Samsung Electronics Co., Ltd. Etching method using plasma, and method of fabricating semiconductor device including the etching method

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58101428A (ja) * 1981-12-12 1983-06-16 Toshiba Corp シリコン窒化膜のエツチング方法
JPS60115231A (ja) * 1983-11-28 1985-06-21 Hitachi Ltd 平行平板形ドライエッチング装置
JPS60115232A (ja) * 1983-11-28 1985-06-21 Hitachi Ltd ドライエッチング用ガス
JPS6113627A (ja) * 1984-06-28 1986-01-21 Fujitsu Ltd 半導体装置の製造方法
WO1998016950A1 (fr) * 1996-10-11 1998-04-23 Tokyo Electron Limited Procede de decapage au plasma
JP2000068257A (ja) * 1998-06-12 2000-03-03 Matsushita Electronics Industry Corp 電子デバイスの製造方法
JP2005005697A (ja) * 2003-05-21 2005-01-06 Semiconductor Leading Edge Technologies Inc 半導体装置の製造方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58101428A (ja) * 1981-12-12 1983-06-16 Toshiba Corp シリコン窒化膜のエツチング方法
JPS60115231A (ja) * 1983-11-28 1985-06-21 Hitachi Ltd 平行平板形ドライエッチング装置
JPS60115232A (ja) * 1983-11-28 1985-06-21 Hitachi Ltd ドライエッチング用ガス
JPS6113627A (ja) * 1984-06-28 1986-01-21 Fujitsu Ltd 半導体装置の製造方法
WO1998016950A1 (fr) * 1996-10-11 1998-04-23 Tokyo Electron Limited Procede de decapage au plasma
JP2000068257A (ja) * 1998-06-12 2000-03-03 Matsushita Electronics Industry Corp 電子デバイスの製造方法
JP2005005697A (ja) * 2003-05-21 2005-01-06 Semiconductor Leading Edge Technologies Inc 半導体装置の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006253222A (ja) 2006-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101744625B1 (ko) 에칭 방법
TWI743072B (zh) 蝕刻方法及蝕刻裝置
US9177823B2 (en) Plasma etching method and plasma etching apparatus
JP4907827B2 (ja) ポリシリコンのエッチングの均一性を向上し、エッチング速度の変動を低減するための方法
US11380551B2 (en) Method of processing target object
TWI401741B (zh) Plasma etching method
US10600654B2 (en) Etching process method
JP2013030778A (ja) 二層レジストプラズマエッチングの方法
US20060021704A1 (en) Method and apparatus for etching Si
JP3808902B2 (ja) プラズマエッチング方法
US7452823B2 (en) Etching method and apparatus
TW202002014A (zh) 基板處理方法及基板處理裝置
WO2003056617A1 (fr) Procede de gravure et dispositif de gravure au plasma
JP4541193B2 (ja) エッチング方法
JP2019012732A (ja) プラズマエッチング方法及びプラズマエッチング装置
JP4684924B2 (ja) プラズマエッチング方法、プラズマエッチング装置及びコンピュータ記憶媒体
JP5264383B2 (ja) ドライエッチング方法
TWI570803B (zh) A deep silicon etch method
JP2023531203A (ja) 希ガスによる極低温原子層エッチング
JP2019502269A (ja) エッチングハードウェアに対する水素プラズマベース洗浄処理
JP2022034956A (ja) エッチング方法及びプラズマ処理装置
JP3172340B2 (ja) プラズマ処理装置
JP4615290B2 (ja) プラズマエッチング方法
JP4608827B2 (ja) プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法
JPH11317396A (ja) エッチング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080212

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091019

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091027

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091225

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100513

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20100525

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100622

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100623

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4541193

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130702

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees