JP4540119B2 - 車両用ドアハンドル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車(車両)のドアの開操作をする際に使用されるドアハンドル装置に関するものである。
車両のドア部分には、ドアの開操作をするために、各種形態の車両用ドアハンドル装置が取付けられている。例えば、ハンドルのハンドル本体を把持して手前側に引き起こすとドアのロック機構が解除され、更にそのままハンドルを引き起こすことによりドアが開けられる構成のものが存している。この種のドアハンドル装置として、特許文献1に開示されるものがある。
特許文献1に開示されるドアハンドル装置Aは、車両のドアの所定位置に配置され、ドアの開操作が行われる際に引き起こされるレバー状のハンドル(グリップ型アウターハンドル15)と、そのハンドルをドアアウタパネル等に装着するためのベース部材(フレーム12)と、ハンドルが操作された際に、ハンドルを元の状態へ戻す方向に付勢する弾性部材(コイルスプリング13)と、弾性部材の一端部に係止され、ドアロック機構とリンクするベルクランク(ハンドルレバー14)とを備えている。なお、上記した符号は、特許文献1に記載されているものである。
また、上記したドアハンドル装置では、ハンドルの長手方向の一端部(車両正面側の端部)に支点アーム部が延設されていて、同じく他端部にガイドアーム部が突出されている。車両のドアの開操作がされるとき、ベース部材に連結されたハンドルは、ガイドアーム部をベース部材にガイドさせながら、支点アーム部の回動支点を中心として回動される。当然のことながら、支点アーム部及びガイドアーム部の外壁面と、対応するベース部材の各内壁面との間には、支点アーム部を回動させるため、或いはガイドアーム部を摺動させるために僅かな隙間が形成されている。このため、車両のドアの開操作において、ハンドルのハンドル本体は、上記した隙間の分だけ上下方向(取付状態におけるドアハンドル装置の上下方向)にがたつくおそれがある。この結果、ドアの開操作に不快感や違和感を感じさせてしまう。
上記した不快感を感じさせないようにするために、支点アーム部及びガイドアーム部の外壁面と、対応するベース部材の各内壁面との間に形成される隙間を小さくすることが想定される。しかし、隙間を小さくすることにより、ドアの開操作がスムーズに行われなくなるおそれがある。また、ドアハンドル装置は、車両の前席側と後席側、或いは運転席側と助手席側とで異なっていたり、他の車両との共用されている場合もあったり、同一の部品であっても複数台の成形型が存していたりするため、それらの成形精度は、常に一定であるとは限らない。しかも、ハンドル及びベース部材はいずれも樹脂材より成り、可撓性を有しているため、成形後に隙間を調整することは困難である。
特開2003−41811号公報
本発明は、上記した不具合に鑑み、車両のドアの開操作を行う際に、ハンドルが上下方向にがたつかないようにすることを課題としている。
課題を解決するための手段及び効果
上記課題を解決するための第1の発明は、
車両のドアに取付けられて、ドアの開操作を行うための車両用ドアハンドル装置であって、
前記ドアに固定されるベース部材と、
前記ベース部材に対し、一端側を回動支点として他端側が引き起こし方向に回動可能に連結されたハンドルとを備え、
前記ベース部材は、前記ハンドルの一端側が回動可能に連結された回動支点部と、前記ハンドルの他端側が前記ベース部材に対し前記回動方向において接近・離間可能に連結された回動案内部とを備え、
前記ハンドルは、使用者の手により把持されるハンドル本体と、そのハンドル本体の一端部から延長されて前記ベース部材の回動支点部に連結される支点アーム部と、前記ハンドル本体の他端部から延長されて前記ベース部材の回動案内部に対し摺動可能に案内されるガイドアーム部とを備え、
前記ベース部材の回動案内部には、前記ハンドルの回動方向でドアが開かれる方向に沿って突出するガイド壁部が前記ハンドル本体のガイドアーム部と対向する位置に前記回動案内部と一体に設けられ、
前記ハンドルのハンドル本体には、前記ガイド壁部を入り込ませるための空洞部が形成され、
前記ベース部材の回動案内部を超えて摺動された前記ハンドルのガイドアーム部は、前記ガイド壁部に案内されて摺動するとともに、前記ハンドルの非操作状態で前記ガイド壁部が前記空洞部に入り込み、かつ前記ハンドル本体と前記回動案内部とが近接して配置されることを特徴としている。
また、上記課題を解決するための第2の発明は、
車両のドアに取付けられて、ドアの開操作を行うための車両用ドアハンドル装置であって、
前記ドアに固定されるベース部材と、
前記ベース部材に対し、一端側を回動支点として他端側が引き起こし方向に回動可能に連結されたハンドルとを備え、
前記ベース部材は、前記ハンドルの一端側が回動可能に連結された回動支点部と、前記ハンドルの他端側が前記ベース部材に対し前記回動方向において接近・離間可能に連結された回動案内部とを備え、
前記ハンドルは、使用者の手により把持されるハンドル本体と、そのハンドル本体の一端部から延長されて前記ベース部材の回動支点部に連結される支点アーム部と、前記ハンドル本体の他端部から延長されて前記ベース部材の回動案内部に対し摺動可能に案内されるガイドアーム部とを備え、
前記ベース部材の回動案内部には、前記ハンドルの回動方向でドアが開かれる方向に沿って突出するガイド壁部が前記ハンドル本体のガイドアーム部と対向する位置に前記回動案内部と一体に設けられ、
前記ハンドルのハンドル本体には、前記ガイド壁部を入り込ませるための空洞部が形成され、
前記ガイド壁部の先端部における前記ハンドル本体のガイドアーム部と対向する方向の厚みがその基端部における同方向の厚みよりも薄くなっていて、かつそれらの内壁面は前記回動案内部の内壁面と同一平面内に配置され、
前記ベース部材の回動案内部を超えて摺動された前記ハンドルのガイドアーム部は、前記ガイド壁部に案内されて摺動するとともに、前記ハンドルの非操作状態で前記ガイド壁部が前記空洞部に入り込み、かつ前記ハンドル本体と前記回動案内部とが近接して配置されることを特徴としている。
第1の発明では、非操作状態におけるベース部材のガイド壁部は、ハンドルの空洞部に収容されるため、前記ガイド壁部が視認されることはなく、美観を損なうことはない。
また、第2の発明では、ハンドルのガイドアーム部は、ベース部材の回動案内部を超えた後、前記回動案内部に設けられたガイド壁部に案内されて回動される。従来のハンドルの場合、ベース部材の回動案内部によってのみ案内されて摺動されるのに対し、本発明に係るハンドルは、ベース部材の回動案内部とガイド壁部とによって案内されて摺動される。即ち、ガイドアーム部が案内される部分の長さが長くなっている。これにより、第1の発明の効果に加えて、ハンドルが上下方向にがたつくことが防止され、車両のドアの開操作が行われるときに、使用者に不快感や違和感を感じさせなくなる。
請求項の発明は、請求項1又は2の発明を前提として、前記ベース部材のガイド壁部における前記ハンドルのガイドアーム部との対向面は、前記ベース部材の回動案内部の内壁面と連続して形成されていることを特徴としている。
請求項の発明では、ガイド壁部におけるガイドアーム部との対向面(案内面)が、壁部の内壁面と連続して形成されているため、ハンドルをスムーズに摺動させることができる。
請求項の発明は、請求項1ないし3のいずれか1項の発明を前提として、前記ハンドルのガイドアーム部の側面部及び/又は前記ベース部材のガイド壁部における前記ガイドアーム部との対向面の少なくとも一方側には、ガイドアーム部の回動方向に沿ってリブが設けられていることを特徴としている。
請求項の発明では、リブを介してハンドルのガイドアーム部を摺動させるため、回動途中のハンドルの上下方向のがたつきを防止するという機能を損なうことなく、ハンドルを回動させるときの感触が良好になるという効果が奏される。
請求項の発明は、請求項の発明を前提として、前記ベース部材のガイド壁部は横断面視においてL字状であり、前記リブは、前記ガイド壁部の空隙部に入り込む形態で設けられていることを特徴としている。
請求項の発明では、ガイドアーム部のリブが、ガイド壁部の空隙部に入り込んでいるため、リブとガイド壁部との隙間に異物が入り込んだり、特に寒冷地において、前記隙間に入り込んだ水分が凍結したりして、ハンドルの回動がスムーズに行われなくなるという不具合を生じさせにくくなる。
請求項6の発明は、請求項1ないし5のいずれかの発明を前提として、前記ガイド壁部の先端部から基端部にかけての部分には、前記ガイド壁部の突出方向に沿って切込みが設けられていることを特徴としている。
請求項6の発明では、ハンドルが回動途中において、何らかの外力が作用して、ハンドルのガイドアーム部がねじられた場合であっても、切込みが設けられていることにより、各ガイド壁部は容易にガイドアーム部のねじれに追随される。これにより、ハンドルのガイドアーム部の損傷が回避される。
本発明の実施例を説明する。図1は、本発明の実施例のドアハンドル装置Aの斜視図、図2は同じく背面図、図3はハンドルHとベース部材Bとを分離させた状態の平面図、図4は図3のX1矢視図、図5はハンドルHの底面斜視図、図6は同じく前端部の斜視図、図7はベース部材Bの斜視図、図8は同じく前端部の斜視図、図9はドアハンドル装置Aの前端部の平面断面図、図10の(a)は図9のY1−Y1線断面図、(b)は同じくY2−Y2線断面図、図11の(a)は図3のX2矢視図であり、(b)は(a)のZ−Z線断面図であり、(c)は図3のX3−X3線断面図である。
図1及び図2に示されるように、本発明の実施例のドアハンドル装置Aは、ハンドルHとベース部材Bとを備えている。そして、図3に示されるように、ハンドルHがベース部材Bに挿入されてスライドされることにより、ハンドルHとベース部材Bとが一体に組み付けられる。ベース部材Bに組み付けられたハンドルHは、回動支点Cを中心として回動自在である。なお、本明細書においては、図3及び図4に示されるように、ハンドルHの長手方向に沿った方向を「前後方向P」と記載し、前後方向Pに直交する方向を「奥行方向Q」と記載し、前後方向Pと奥行方向Qの双方に直交する方向(紙面に垂直な方向)を「上下方向R」(図4参照)と記載する。そして、車両正面側(図3の図面視における左側)を「前側」、車両背面側(図3の図面視における右側)を「後側」と記載し、車両のドアDよりも外側(図3の図面視における上側)を「手前側」、同じく内側(図3の図面視における下側)を「奥側」と記載する。更に、図4の図面視における右側)を「上側」と記載し、同じく左側を「下側」と記載する。なお、上記した「上下方向R」は、ハンドルH又はベース部材Bを単独でみたときには、「幅方向」と記載する場合があるが、両者は同一の方向を示している。
最初に、ハンドルHについて説明する。本実施例のハンドルHは、図1、図3ないし図5に示されるように、ポリカーボネート系樹脂、ポリブチレンテレフタレート系樹脂、ナイロン系樹脂等の単一又は複数種類の樹脂材より成形されたハンドル本体1と、ハンドル本体1における車両正面側(前側)の端部から突出された支点アーム部2と、同じく車両背面側(後側)の端部から突出されたガイドアーム部3とを備えている。車両のドアD(図3参照)に取付けられたドアハンドル装置Aは、ハンドルHのハンドル本体1の部分のみが外側(手前側)に露出される。
図3、図4及び図6に示されるように、ハンドルHのハンドル本体1は、把持したときの感触が良好になるように、全体が滑らかな曲面形状となっている。そして、ハンドル本体1における前側の底面部1aから、略L字状の支点アーム部2が延設されている。支点アーム部2の前端部で、その手前側(ベース部材Bよりも遠い側)の部分には、ハンドルHの回動支点Cを中心とする円弧状の回動面(手前側回動面4)が設けられている。手前側回動面4の近傍部分は、その上面部と下面部が所定の形状で切除されていて、段差部5が形成されている。このため、手前側回動面4の厚みは、支点アーム部2の厚みよりも薄くなっている。手前側回動面4の頂部から後方の部分は、手前側回動面4と連続する緩やかな傾斜面が形成されていて、当該傾斜部分に、手前側回動面4と同一の厚みを有する突条6(ハンドル側支点突起)が形成されている。本実施例のハンドルHの場合、手前側回動面4の壁面4aは、支点アーム部2の壁面2aに対して平行に設けられている。また、本実施例のハンドルHでは、ハンドルHの支点アーム部2の厚みを変更することなく突条6が設けられているため、ハンドルH全体の大きさを変更する必要はないと共に、成形型の変更も僅かで済む。
また、図3ないし図5に示されるように、支点アーム部2の前端部で、その奥行方向Qの奥側(ベース部材Bに近い側)の部分には、ハンドルHの回動支点Cを中心とする円弧状の回動面(奥側回動面7)が設けられている。そして、図4に示されるように、奥側回動面7の近傍部分で上下方向Rのほぼ中央部には、溝部8(ハンドル側支点溝)が形成されている。なお、図3において、9は、ベース部材Bに組み付けられたハンドルHの支点アーム部2が、その幅方向(上下方向R)にずれないようにするための幅規制部である。また、支点アーム部2には、軽量化のためにそれぞれ凹部が形成されているが、本実施例の図面においては、それらの図示を省略している。
図3ないし図5に示されるように、ハンドルHのハンドル本体1における後側の底面部1bからガイドアーム部3が延設されている。ガイドアーム部3の先端部は、前方に向って屈曲されていて、ベース部材Bのベルクランク11(後述)と係止される係止部12が形成されている。また、ガイドアーム部3には、回動されたハンドルHがベース部材Bから抜け出ることを防止するための抜止め部13が、ガイドアーム部3の壁面3aから上下方向Rに張り出して設けられている。
次に、ベース部材Bについて説明する。図1ないし図3及び図7に示されるように、ベース部材Bの本体部14は弓なり形状であり、その前後方向Pの前部には、ハンドルHの支点アーム部2を連結するための回動支点部14aが形成されていると共に、同じく後部には、ハンドルHのガイドアーム部3を連結するための回動案内部14bが形成されている。ベース部材Bの回動支点部14aには、ハンドルHの支点アーム部2を挿入するための前側開口15が設けられていて、同じく回動案内部14bには、ハンドルHのガイドアーム部3を挿入するための後側開口16が設けられている。図3に示されるように、ベース部材Bの回動支点部14aの手前側には、ベース部材Bの本体部14と接続する手前側壁部17が設けられていると共に、奥側には同じく奥側壁部18が設けられている。手前側壁部17の前端部は、奥側に向って略直角に屈曲されていて、前側ストッパ部19が形成されている。ベース部材Bの前側開口15から挿入されたハンドルHの支点アーム部2は、前後方向Pに沿ってスライドされ、前側ストッパ部19に当接される。これにより、ハンドルHの支点アーム部2がそれ以上挿入されることが抑止され、ベース部材Bに対して前後方向Pに位置決めされた状態で配置される。このとき、ハンドルHの支点アーム部2の手前側回動面4は、ベース部材Bの手前側壁部17の内壁面17aに近接配置(摺接)される。ハンドルHが回動支点Cを中心に回動されるとき、支点アーム部2の手前側回動面4は、手前側壁部17の内壁面17aにほぼ接しながら回動される。即ち、ベース部材Bの手前側壁部17の内壁面17aは、支点アーム部2を回動させるための回動案内面となっている。
図2に示されるように、ベース部材Bの回動案内部14bには、回動されたハンドルHを戻すためのねじりコイルばね20が弾装されている。ねじりコイルばね20の軸心部分には、ベルクランク11の軸部11aが挿通されている。ねじりコイルばね20の一端部20aは、ベース部材Bの本体部14に係止されていると共に、その他端部20bは、ベルクランク11に係止されている。このため、ベルクランク11には、常にねじりコイルばね20のねじり力(弾性復元力)が作用している。そして、ベルクランク11の腕部11bの先端部は、ベース部材Bに組み付けられたハンドルHのガイドアーム部3に係止されている。なお、図2において、21は、カウンタウエイトである。
本発明の特徴部分について、更に詳細に説明する。図8ないし図10に示されるように、ベース部材Bの手前側壁部17には、一対のガイド壁部22が、アンダーカット状に形成されている。図10に示されるように、ベース部材Bの幅方向(上下方向R)における一対のガイド壁部22のほぼ中央部には、ハンドルHの支点アーム部2に設けられた突条6を挟みこむためのスリット23(ベース側支点溝)が形成されている。ハンドルHの支点アーム部2をベース部材Bに挿入させると、手前側回動面4及び突条6が、一対のガイド壁部22のスリット23の部分を通過する。支点アーム部2の前端面2bが前側ストッパ部19の内壁面に当接された状態で、突条6は、ガイド壁部22のスリット23に挟まれた状態で配置される。
また、図7ないし図10に示されるように、ベース部材Bの幅方向(上下方向R)における奥側壁部18のほぼ中央部には、ハンドルHの支点アーム部2に設けられた溝部8に嵌合されるガイド突条24(ベース側支点突起)が設けられている。ハンドルHの支点アーム部2がベース部材Bの回動支点部14aに連結されたとき、支点アーム部2の溝部8に、ガイド突条24が嵌合される。支点アーム部2は、ベース部材Bの奥側壁部18の内壁面18aとの間に僅かな隙間をもって配置(摺接)される。後述するように、ハンドルHが手前側に引き起こされたとき、支点アーム部2は回動支点Cを中心として回動される。このため、奥側壁部18の内壁面18aは、支点アーム部2の回動を案内するための回動案内面となっている。
そして、図11に示されるように、ベース部材Bの回動案内部14bの内壁面は段付き形状となっていて、その段付き部に、ハンドルHのガイドアーム部3に突設された一対の抜止め部13を当接させるためのストッパ部25が形成されている。手前側に引き起こされたハンドルHは、一対の抜止め部13が対応するストッパ部25に当接されることにより、それ以上回動することが防止される。
更に、図1及び図7に示されるように、本実施例のベース部材Bの回動案内部14bには、一対のガイド壁部26が立設されている。一対のガイド壁部26は、ベース部材Bにおいて、開口16に挿入されてスライドされたハンドルHのガイドアーム部3の側面部3aと対向する位置に立設されている。しかも、図11に示されるように、各ガイド壁部26の内壁面26aは、ベース部材Bの回動案内部14bの内壁面14cと連続して設けられている。このため、回動されるハンドルHは、ベース部材Bの回動案内部14bの内壁面14cと各ガイド壁部26の内壁面26aとによってガイドされるため、操作状態(回動状態)のハンドルHの上下方向Rのがたつきが生じにくい。更に、本実施例のガイド壁部26は段付き形状となっていて、その段付き部に切込み26bが設けられている。ハンドルHが回動途中において、何らかの外力が作用して、ハンドルHのガイドアーム部3がねじられた場合であっても、切込み26bが設けられていることにより、各ガイド壁部26は容易にガイドアーム部3のねじれに追随される。これにより、ハンドルHのガイドアーム部3の損傷が回避される。
図3及び図11に示されるように、ガイドアーム部3の側面部3aのほぼ中央部には、ガイドアーム部3の長手方向に沿ってリブ27が設けられている。本実施例のリブ27は、その横断面視における頂部の幅W1が基端部の幅W2よりも小さい。これにより、操作中(回動中)のハンドルHのがたつきが防止されるという機能を損なうことなく、操作中のハンドルHを把持する感触を一層良好なものにすることができる。そして、ハンドルHのハンドル本体1の底面部1aには、その内面側に向けて空洞部1cが設けられている。非操作状態における一対のガイド壁部26は、この空洞部1cに収容されるため、非操作状態において一対のガイド壁部26が視認されることはなく、美観を損なうこともない。
次に、ベース部材Bの回動案内部14bにおけるドアハンドル装置Aの作用について説明する。図1及び図11に示されるように、ハンドルHが回動支点Cを中心に手前側に回動されると、ベルクランク11を介して接続されているねじりコイルばね20のねじり力(弾性復元力)に抗してガイドアーム部3が持ち上げられる。このとき、ガイドアーム部3は、その両側面部3aに設けられた各リブ27が、ベース部材Bの本体部14の内壁面14cと一対のガイド壁部26の内壁面26aにガイドされながら摺動されて、持ち上げられる。従来のドアハンドル装置の場合、一対のガイド壁部26が設けられていないため、回動途中のガイドアーム部3は、ベース部材Bの本体部14の内壁面によってのみガイドされている。このため、ガイド部分の長さが短く、回動途中のハンドルHに上下方向のがたつきが生じ易くなる。しかし、本実施例のドアハンドル装置Aの場合、ガイドアーム部3は、ベース部材Bの回動案内部14bの内壁面14cと、一対のガイド壁部26の各内壁面26aとによってガイドされる。換言すれば、従来のドアハンドル装置の場合と比較して、ガイド部分の長さが長くなっている。これにより、回動途中のハンドルHに、上下方向Rのがたつきが生じにくくなる。
回動されたハンドルHは、ガイドアーム部3の抜止め部13が、ベース部材Bの段付き部(ストッパ部25)に当接することにより、それ以上回動することが抑止される。そして、ハンドルHを非操作状態に戻すときは、ハンドルHのハンドル本体1を把持する力を緩める。ハンドルHは、ねじりコイルばね20のねじり力(弾性復元力)により、そのまま逆方向に回動し、非操作位置に配置される。
本出願人は、図11に示されるように、ガイドアーム部3の幅aを16mm、ベース部材Bの開口16の内幅hを16.2mm(即ち、隙間が0.2mm)、ベース部材Bの本体部14の内壁面14cの厚みtを3mm、ガイド壁部26の長さsを7mmとしたときのガイドアーム部3の傾き角度αを算出し、その結果をグラフに示した。図14の(a)に示されるように、従来のドアハンドル装置の場合、一対のガイド壁部26が設けられていないため、ガイドアーム部3のガイド部分の全長(t+s)は、ベース部材Bの本体部14の内壁面14cの長さと同一(3mm)である。これに対して、本実施例のドアハンドル装置Aの場合、ガイドアーム部3のガイド部分の全長(t+s)は、10mmである。このため、従来のドアハンドル装置におけるガイドアーム部3の傾き角度αが、3.31degreeであるのに対し、本実施例のドアハンドル装置Aにおけるガイドアーム部3の傾き角度αは、1.13degreeと小さくなっている。
そして、ガイド壁部26の長さsを変化させたとき、ガイド部分の全長(t+s)に対する傾き角度αを、図14の(b)に示す。当然のことながら、ガイド部分の全長(t+s)が長くなるに伴い、ガイドアーム部3の傾き角度αは小さくなる。このグラフより、回動途中のハンドルHに上下方向のがたつきを生じさせないためには、傾き角度αを約2degree以下にすることが適当であり、そのためには、一対のガイド壁部26の長さtを2.5mm以上[即ち、ガイド部分の全長(t+s)を5.5mm以上)]にすることが必要であることがわかる。
次に、別の実施例のドアハンドル装置Aについて説明する。上記した第1の実施例では、ガイドアーム部3の両壁面3aにリブ27が設けられている。しかし、図15の(a)に示されるように、一対のガイド壁部26の側にリブ28を設けてもよい。
また、図15の(b)に示されるように、横断面形状が半円形状であるリブ29としてもよい。この実施例のガイドアーム部3の場合、ガイドアーム部3がねじれた場合であっても、ハンドルHをスムーズに回動できるという利点がある。
更に、図16の(a)に示されるように、一対のガイド壁部31の横断面形状をL字状とし、ガイドアーム部3に設けられたリブ32を、各ガイド壁部31の空隙部31aに入り込ませる形態としてもよい。この実施例のハンドルHの場合、一対のガイド壁部31とリブ32との間の隙間が小さくなる。これにより、例えば異物が隙間に入り込んだり、寒冷地において隙間に入り込んだ水分が凍結したりして、ハンドルHの回動がスムーズに行われなくなるという不具合を解消することができる。
図16の(b)に示されるように、上記した実施例における一対のガイド壁部31の前端部を、ベース部材Bに挿入されるハンドルHと干渉させないことを条件として、連結部材33で連結させてもよい。この実施例の場合、回動途中のハンドルHの上下方向のがたつき防止の効果が、一層顕著に奏される。
上記した各実施例の場合、ガイド壁部26,31は、ガイドアーム部3の両側面部3aに対応してそれぞれ設けられている。しかし、図17に示されるように、片側にのみ設けられていても、回動途中のハンドルHの上下方向のがたつきを防止することができる。この場合、ハンドルHは、上方に持ち上げられる形態で引っ張られることが多いと考えられるため、上側(図16の図面視における左側)に設けられることが望ましい。
上記した各実施例のドアハンドル装置Aの場合、ハンドルH及びベース部材Bの形状の変更による成形型の変更は僅かなもので済むため、成形型の変更に伴うコストアップが抑止される。
本発明の実施例のドアハンドル装置Aの斜視図である。 同じく背面図である。 ハンドルHとベース部材Bとを分離させた状態の平面図である。 図3のX1矢視図である。 ハンドルHの底面斜視図である。 同じく前端部の斜視図である。 ベース部材Bの斜視図である。 同じく前端部の斜視図である。 ドアハンドル装置Aの前端部の平面断面図である。 (a)は図9のY1−Y1線断面図であり、(b)は同じくY2−Y2線断面図である。 (a)は図3のX2矢視図であり、(b)は(a)のZ−Z線断面図であり、(c)は図3のX3−X3線断面図である。 ハンドルHを回動させたときの支点アーム部2の作用説明図である。 (a),(b)は、ハンドルHを回動させたときのガイドアーム部3の作用説明図である。 (a)は、算出されたガイドアーム部3の傾き角度αを示す表であり、(b)はガイド部分の全長に対するガイドアーム部3の傾き角度αの変化を示すグラフである。 (a),(b)は、別の実施例のハンドルHにおけるガイドアーム部3の断面図である。 (a),(b)は、更に別の実施例のハンドルHにおけるガイドアーム部3の断面図である。 片側にのみリブ27が設けられている実施例のガイドアーム部3の断面図である。
符号の説明
A:ドアハンドル装置
B:ベース部材
C:回動支点
D:ドア
H:ハンドル
1:ハンドル本体
1c:空洞部
2:支点アーム部
3:ガイドアーム部
14b:回動案内部
14c:内壁面
26,31:ガイド壁部
27〜29,32:リブ
31a:空隙部
33:連結部材

Claims (6)

  1. 車両のドアに取付けられて、ドアの開操作を行うための車両用ドアハンドル装置であって、
    前記ドアに固定されるベース部材と、
    前記ベース部材に対し、一端側を回動支点として他端側が引き起こし方向に回動可能に連結されたハンドルとを備え、
    前記ベース部材は、前記ハンドルの一端側が回動可能に連結された回動支点部と、前記ハンドルの他端側が前記ベース部材に対し前記回動方向において接近・離間可能に連結された回動案内部とを備え、
    前記ハンドルは、使用者の手により把持されるハンドル本体と、そのハンドル本体の一端部から延長されて前記ベース部材の回動支点部に連結される支点アーム部と、前記ハンドル本体の他端部から延長されて前記ベース部材の回動案内部に対し摺動可能に案内されるガイドアーム部とを備え、
    前記ベース部材の回動案内部には、前記ハンドルの回動方向でドアが開かれる方向に沿って突出するガイド壁部が前記ハンドル本体のガイドアーム部と対向する位置に前記回動案内部と一体に設けられ、
    前記ハンドルのハンドル本体には、前記ガイド壁部を入り込ませるための空洞部が形成され、
    前記ベース部材の回動案内部を超えて摺動された前記ハンドルのガイドアーム部は、前記ガイド壁部に案内されて摺動するとともに、前記ハンドルの非操作状態で前記ガイド壁部が前記空洞部に入り込み、かつ前記ハンドル本体と前記回動案内部とが近接して配置されることを特徴とする車両用ドアハンドル装置。
  2. 車両のドアに取付けられて、ドアの開操作を行うための車両用ドアハンドル装置であって、
    前記ドアに固定されるベース部材と、
    前記ベース部材に対し、一端側を回動支点として他端側が引き起こし方向に回動可能に連結されたハンドルとを備え、
    前記ベース部材は、前記ハンドルの一端側が回動可能に連結された回動支点部と、前記ハンドルの他端側が前記ベース部材に対し前記回動方向において接近・離間可能に連結された回動案内部とを備え、
    前記ハンドルは、使用者の手により把持されるハンドル本体と、そのハンドル本体の一端部から延長されて前記ベース部材の回動支点部に連結される支点アーム部と、前記ハンドル本体の他端部から延長されて前記ベース部材の回動案内部に対し摺動可能に案内されるガイドアーム部とを備え、
    前記ベース部材の回動案内部には、前記ハンドルの回動方向でドアが開かれる方向に沿って突出するガイド壁部が前記ハンドル本体のガイドアーム部と対向する位置に前記回動案内部と一体に設けられ、
    前記ハンドルのハンドル本体には、前記ガイド壁部を入り込ませるための空洞部が形成され、
    前記ガイド壁部の先端部における前記ハンドル本体のガイドアーム部と対向する方向の厚みがその基端部における同方向の厚みよりも薄くなっていて、かつそれらの内壁面は前記回動案内部の内壁面と同一平面内に配置され、
    前記ベース部材の回動案内部を超えて摺動された前記ハンドルのガイドアーム部は、前記ガイド壁部に案内されて摺動するとともに、前記ハンドルの非操作状態で前記ガイド壁部が前記空洞部に入り込み、かつ前記ハンドル本体と前記回動案内部とが近接して配置されることを特徴とする車両用ドアハンドル装置。
  3. 前記ベース部材のガイド壁部における前記ハンドルのガイドアーム部との対向面は、前記ベース部材の回動案内部の内壁面と連続して形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用ドアハンドル装置。
  4. 前記ハンドルのガイドアーム部の側面部及び/又は前記ベース部材のガイド壁部における前記ガイドアーム部との対向面の少なくとも一方側には、ガイドアーム部の回動方向に沿ってリブが設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の車両用ドアハンドル装置。
  5. 前記ベース部材のガイド壁部は横断面視においてL字状であり、前記リブは、前記ガイド壁部の空隙部に入り込む形態で設けられていることを特徴とする請求項4に記載の車両用ドアハンドル装置。
  6. 前記ガイド壁部の先端部から基端部にかけての部分には、前記ガイド壁部の突出方向に沿って切込みが設けられていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の車両用ドアハンドル装置。
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