JP4539039B2 - 情報表示部材及びその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電車やバス等の中吊りや壁面、あるいは店舗、駅等の掲示板に情報を表示せしめるための情報表示部材及びその製造方法に関するものであり、特に、連続するウエブ状の情報表示部材素材から複数個の個別の製品に分割された情報表示部材及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電車やバス等の中吊りや駅構内の壁面には、広告や展示会の催し等の各種の情報を印刷した紙媒体を吊り下げたり、貼り付けたり、或いは液晶ディスプレイを用いて電子的に表示させたりしている。
【0003】
しかしながら、上記各種の情報の表示に、印刷した紙媒体を用いた場合、情報の切り換えには、紙媒体を吊り下げたり、剥がしたりして、新しい紙媒体に取り替える作業が人為的に行われていた。このような人為的な作業のため、時間や労力が必要であり、これに要する費用とともに、移動車両の場合、乗客がいない深夜や早朝の時間帯に作業をしなければならなかったり、また、期限が切れていてもそのまま放置されていたりするという問題がある。
【0004】
また、液晶ディスプレイを用いて表示を電子的に行う方法では、例えば液晶ディスプレイを設置するには、曲面状の壁面に設置したり、吊り下げることが出来ず、設置場所が限定されてしまったり、あるいは設置のための持ち運びが嵩張るため困難であるという問題がある。
【0005】
近年、上記問題点を解消するものとして、基材フィルム上に、電極層と、色素材料及び溶解物質を含むマイクロカプセルの画像表示層と、透明電極層とを形成した、薄く可撓性を有する情報表示部材を用いた複数のページディスプレイを有する電子ブックが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
このような薄く可撓性を有する情報表示部材は、例えば、図14(b)の側断面図に示すように、紙又はプラスチック製のウエブ状の基材(5)の上に、電極層(11A)、マイクロカプセルを含む画像表示層(14)、透明電極層(12a)、及び最表面の表面保護層(17)を順次形成することにより製造されている。
【0007】
上記の様にして作製されたウエブ状の薄く可撓性を有する情報表示部材(2)を、例えば上記と別ラインで、図14(a)の正面図に示すような電極取出し部(7)を含む形状に、分割線ALに沿って、図14(b)に示す表面保護層(17)側からレーザーで連続して切断する。続いて、別工程で電極取出し部(7)の上にある不要部(保護層、透明電極層、画像表示層)をレーザーで除去し、電極取出し部(7)を露出させて、個別の製品を得ていた。
【0008】
しかしながら、上記レーザーにより切断と電極取出し部(7)の露出を行う方法では、切断と電極取出し部(7)を露出させるための加工に要する時間が多くかかり、よって生産性が劣り、かつ前工程である各層(電極層、画像表示層、透明電極層等)の形成との加工時間の差が大きいので、インラインでは無理で、別ラインで切断加工等を行わざるを得なかった。
【0009】
さらにまた、上記不要部の除去に際し、レーザーのエネルギーの制御、及び前工程である各層の形成における各層のバラツキの管理が困難であり、電極層(11A)を破損したりして不良品となるという問題があった。
【0010】
また、切断と電極取出し部(7)を露出させる他の方法として、上記の様にして作製されたウエブ状の薄く可撓性を有する情報表示部材(2)を、例えば上記と別ラインで図12(a)の平面図に示すような電極取出し部(7)を含む形状に、表面保護層(17)側からバイブレーションカット刃で連続して切断し、続いて別工程で電極取出し部(7)の上にある不要部(表面保護層、透明電極層、画像表示層)をミーリングカット刃で除去し、電極取出し部(7)を露出させる方法がある。
【0011】
しかしながら、上記バイブレーションカット刃による切断とミーリングカット刃による電極取出し部(7)の露出を行う方法では、切断と不要部を除去して電極取出し部(7)の露出させるための加工に要する時間は、上記レーザーによる方法に比べると若干減少させることができるが、生産性が劣ることには変わりがなく、かつ前工程である各層(電極層、画像表示層、透明電極層等)の形成との加工時間の差が大きいので、別ラインで切断加工等を行わざるを得ず、よって生産性に劣るという問題が未だ残るものであった。
【0012】
更にまた、上記不要部の除去に際し、電極取出し部(7)を検知し、あるいは表面からの厚さをコントロールして、電極取出し部(7)面を破損させずに不要部を除去したとしても、前工程である各層(電極層、画像表示層、透明電極層等)の形成での各層のバラツキの管理が困難であり、電極層(11A)が破損されて不良品となるという問題があった。
【0013】
【特許文献1】
特表平11−502950号公報
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる従来技術の問題点を解決するものであり、電極取出し部の露出のための不要部除去に際し、電極取出し部が破損したりして不良品となることのない、ウエブ状又は個別の薄く可撓性を有する情報表示部材、及びそれらの製造方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、ウエブ状の基材フィルム上に電極層、画像表示層、接着剤層、及びカバーフィルムを順次積層し、前記電極層の一部に導電性保護層を形成するとともに、該導電性保護層が外部に露出した電極取出し部とし、かつ個別製品の形状に分離可能に前記基材フィルム側から前記接着剤層までの切り込みを有することを特徴とする情報表示部材を提供する。
【0017】
以上のように構成される本発明のウエブ状の情報表示部材によると、電極層の電極取出し部に導電性保護層が形成されているので、電極取出し部を露出させるため、その上の不要な画像表示層、接着剤層、及びカバーフィルムの除去を、比較的強力なレーザーによって容易に短時間で行ったり、拭き取りによる機械的な手段で行っても、電極層の破損等による不良品が生ずることなく、高収率で薄く可撓性を有する情報表示部材を得ることが出来る。
【0018】
また、不要部の除去と切り込みの形成は、前工程である電極層、画像表示層等の形成とインラインで行うことができるので、生産性に優れた薄く可僥性を有する情報表示部材を得ることができる。
【0019】
更に、切り込みの形成によりカバーフィルムは切断されないので、カバーフィルムを接着剤層から剥離して個別製品を分離するに際し、ウエブ状のカバーフィルムは流れ方向に分断されることがなく、カバーフィルムに、余白部(最終的に不必要となる部分)が接着剤層で付着したままとなり、このような余白部の廃棄を容易に行うことが出来る。
【0020】
本発明の情報表示部材において、電極層の電極取出し部は、情報表示部材の周縁部の側方に突出して設けられていても、或いは、情報表示部材の周縁部を規定する領域内に設けられていてもよい。
【0021】
電極取出し部上の導電性保護層は、導電性を有するペーストもしくは印刷インキで形成することが出来る。導電性を有するペーストもしくは印刷インキは、銀、銅、ニッケル、カーボンブラック、及びグラファイトからなる群から選択された導電性粒子をバインダー中に分散させたものとすることが出来る。
【0022】
このような導電性保護層は、電極取出し部が露出していなくても電極取出し部としての役割を果たすことが出来るとともに、レーザー照射や拭取り等による導電性保護層上の画像表示層、接着剤層、及びカバーフィルムの除去の際に、電極取出し部の損傷を効果的に保護することが出来る。
【0023】
更に、本発明は、ウエブ状の基材フィルム上に電極層、画像表示層、接着剤層、及びカバーフィルムを順次積層してなる情報表示部材の製造方法であって、前記画像表示層を形成する前に前記電極層の一部に導電性保護層を形成し、前記導電性保護層上の電極層、画像表示層、接着剤層、及びカバーフィルムを除去して電極取出し部を形成し、個別製品の形状に分離可能に前記基材フィルム側から前記接着剤層まで切り込みを設けることを特徴とする情報表示部材の製造方法を提供する。
【0025】
以上のように構成される本発明のウエブ状の情報表示部材の製造方法によると、電極層の電極取出し部上に導電性保護層を形成しているので、電極取出し部を露出させるため、その上の不要な画像表示層、接着剤層、及びカバーフィルムの除去を、比較的強力なレーザーによって容易に短時間で行ったり、拭き取りによる機械的な手段で行っても、電極層の破損等による不良品が生ずることなく、高収率で薄く可撓性を有する情報表示部材を得ることができる。
【0026】
また、不要部の除去と切り込みの形成は、前工程である電極層、画像表示層等の形成とインラインで行うことができるので、生産性に優れた情報表示部材を得ることができる。
【0027】
更に、切り込みの形成によりカバーフィルムは切断されないので、カバーフィルムを接着剤層から剥離して個別製品を分離するに際し、ウエブ状のカバーフィルムは流れ方向に分断されることがなく、カバーフィルムに、余白部(最終的に不必要となる部分)が接着剤層で付着したままとなり、このような余白部の廃棄を容易に行うことが出来る。
【0028】
本発明の情報表示部材の製造方法において、導電性保護層上の画像表示層、接着剤層、及びカバーフィルムの除去は、レーザーの照射又は拭き取りにより行うことが出来る。導電性保護層は、レーザーの照射又は拭き取りに対し、耐性を有するため、電極層にダメージを与えることがない。
【0029】
また、ウエブ状の基材に、長手方向に連続して、個別製品を単列又は複数列に多面付けで形成することが出来る。このような方法により、高効率に個別製品を生産することが可能である。
【0030】
なお、本発明の薄く可撓性を有する情報表示部材における「薄く」の概念は、0.1mm〜1.0mm程度の厚さで、「可撓性」の概念は、R50〜R150mm程度の曲がりをいう。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0032】
図1は、本発明の一実施形態に係る情報表示部材の個別製品の一例を示す説明図であり、図1(a)は正面図、図1(b)は図1(a)のB−B断面を表す側断面図である。また、図2〜図8は、本発明の一実施形態に係る情報表示部材の製造工程の一例を示す説明図である。更に、図9〜図11は、本発明の一実施形態に係る情報表示部材を構成する画像表示層の表示形態の一例の説明図である。
【0033】
図1に示すように、基材フィルム(10)上には透明電極層(12a)が形成され、この透明電極層(12a)の電極取出し部(7)を除く部分に画像表示層(14)が形成され、透明電極層(12a)の電極取出し部(7)上には、導電性保護層(13)が形成されている。また、画像表示層(14)上には、電極層(11a)が形成され、更にこの電極層(11a)上に接着剤層(15)が形成され、最後に、接着剤層(15)上にカバーフィルム(16)が形成されて、薄く可僥性を有する情報表示部材(1)が構成されている。
【0034】
なお、透明電極層(12a)の電極取出し部(7)は、情報表示部材(1)の周縁部の側方に突出して設けられている。
【0035】
図1に示す、本発明の一実施形態に係る情報表示部材は、次のようにして製造される。まず、図2(a)の平面図及びこのB−B面断面を表す図2(b)の側断面図に示すように、例えば、走行する幅広でウエブ状の基材フィルム(10)の全面に透明電極層(12a)を形成し、この透明電極層(12a)の電極取出し部(7)上に導電性保護層(13)を部分的に形成する。この場合、導電性保護層(13)は、後の分割工程で、長手方向(P)に2列の複数の個別の製品が得られるように、対応する複数の電極取出し部(7)に相当する領域上に、いわゆる多面付けで形成する。情報表示部材のサイズにもよるが、3列か4列で多面付けされるのが一般的である。
【0036】
次いで、図3の側断面図に示すように、保護層(13)を含む全面に画像表示層(14)を形成し、さらに図4の側断面図に示すように、画像表示層(14)上の全面に電極層(11a)を形成する。
【0037】
続いて、図5の側断面図に示すように、電極層(11a)上に接着剤層(15)を形成し、その接着剤層(15)上にウエブ状のカバーフィルム(16)を貼り合わせて、多面付けされた薄く可撓性を有する情報表示部材のウエブ状素材(2)を作製する。
【0038】
以上のようにして得られた幅広で多面付けされたウエブ状素材(2)を、例えば図6の平面図に示すように、長手方向(P)に2列で多面付けしたものを単列とするため、中央と幅方向の端縁部をスリット線(L)で切断する。
【0039】
その後、このように単列に切断されたウエブ状素材(2)に、図7に示すように、 切り込みの形成及びレーザー加工を施す。即ち、基材フィルム(10)側から、電極取出し部(7)及び余白部(8)を含む個別製品に分離すべき形状に、接着剤層(15)まで切り込み(HC)を形成し、さらにカバーフィルム側からは、保護層(13)上の画像表示層、接着剤層、及びカバーフィルムを不要部分としてレーザーにより除去し、電極取出し部(7)上の導電性を有する保護層(13)を露出せしめる。このようにして、薄く可撓性を有する情報表示部材が多面付けされた、ウエブ状素材(2)を得る。
【0040】
切り込みの形成は、レーザー光照射あるいはロータリーダイカッターを用いるのが好適であり、例えばレーザー光照射手段としては、図7(b)に示すように、基材フィルム(10)にレーザー光照射によって切り込み(HC)が形成されるものであれば、いずれのレーザー光でも使用可能である。上記基材フィルム(10)としての樹脂フィルムに対しては、炭酸ガスレーザーが通常使用される。またフィルムの材質によっては、YAGレーザー、エキシマレーザー、波長可変のダイレーザー等を用いることもできる。
【0041】
また、ロータリーダイカッター手段としては、図7(b)に示す基材フィルム(10)側に、所定の形状に切り込み(HC)を形成するための刃を備えた雄胴と、その雄胴に対侍して動く雌胴を備えているロータリーダイカッターを用いて、ウエブ状素材(2)に連続的に切り込みを形成することができる。
【0042】
また、図7(b)に示す保護層(13)の露出(保護層上の画像表示層、電極層、接着剤層、カバーフィルムの除去)は、レーザーの照射、いわゆるレーザーアブレーションにより、あるいは、不織布等による拭き取りにより行うことが出来る。不織布等による拭き取りは、通常、他の手段によりカバーフィルム(16)を除去した後に行われる。
【0043】
レーザーアブレーションに用いるレーザーとしては、上記カバーフィルム(16)としての樹脂フィルムに対して優しく有効な炭酸ガスレーザーが通常使用されるが、これに限定するものではなく、カバーフィルムや画像表示層等の材質によっては、YAGレーザー、エキシマレーザー、波長可変のダイレーザー等を用いることもできる。
【0044】
なお、図7(a)は、ウエブ状素材(2)の基材フィルム側から見た平面図、図7(b)は、図7(a)のB−B面を表す側断面図、及び図7(c)は、図7(a)のA−A面を表す側断面図である。
【0045】
以上のようにして切り込みが形成され、レーザー加工を施されたウエブ状素材(2)は、次いで、切り込みラインに沿って分割されて、個別製品である薄く可撓性を有する情報表示部材(1)とされる。個別製品への分割は、次のようにして行われる。
【0046】
即ち、例えば、図7(b)に示すカバーフィルム(16)を引っ張り上げると、図8(a)及び図8(b)に示すように、カバーフィルム(16)は、個別製品となる部分では接着剤層(15)から剥離され、余白部(図示せず)では接着剤層(15)に接着された状態となり、個別製品が切り込みラインで分離される。この場合、電極取出し部(7)上の保護層(13)は、図1に示すように露出している。
【0047】
以上のようにして得られた個別製品である情報表示部材(1)の、壁面や他の機器等への実装は、例えば、図1に示す接着剤層(15)面を壁面や他の機器等に貼りつけること等により行うことができる。
【0048】
図9は、本発明の他の実施形態に係る情報表示部材の個別製品の一例を示す説明図であり、図9(a)は正面図、図9(b)は図1(a)のB−B断面を表す側断面図である。また、図10は、図9の斜視図である。
【0049】
図9及び図10に示す実施形態に係る情報表示部材では、透明電極層の電極取出し部は、図1に示す情報表示部材のように周縁部の側方に突出することなく、矩形情報表示部材の周縁部を規定する領域内に、例えば角部に位置している。それ以外の構成は、図1に示す情報表示部材と同様である。
【0050】
即ち、基材フィルム(10)上には透明電極層(12a)が形成され、この透明電極層(12a)の電極取出し部(27)を除く部分に画像表示層(14)が形成され、透明電極層(12a)の電極取出し部(27)上には、導電性保護層(13)が形成されている。また、画像表示層(14)上には、電極層(11a)が形成され、更にこの電極層(11a)上に接着剤層(15)が形成され、最後に、接着剤層(15)上にカバーフィルム(16)が形成されて、薄く可僥性を有する情報表示部材(21)が構成されている。
【0051】
図9及び図10に示すように、矩形情報表示部材の周縁部を規定する領域内に電極取出し部を設けることは、周縁部側方に突出して設ける場合に比べ、形状がシンプルで製造が容易であるという利点を有する一方、表示領域を狭めてしまうという難点があるので、用途に応じて、適宜選択するのがよい。なお、電極取出し部は、矩形情報表示部材の角部に限らず、情報表示部材の周縁部を規定する領域内の他の部分に位置させることも可能である。
【0052】
図9及び図10に示す情報表示部材は、図2〜図8に示す製造方法と同様の方法により得ることが出来る。例えば、保護層(13)上の画像表示層(14)等の除去方法として、レーザーアブレーション法は、拭取り法を用いることが出来る。
【0053】
以下に、本発明に係る情報表示部材に用いる材料等について説明する。
【0054】
本発明の実施形態に係る情報表示部材のカバーフィルム(16)としては、例えば厚さ20μm程度の二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)、延伸ポリエチレン(OPE)、二軸延伸ポリプロピレン(OPP)、延伸ナイロン(ONy)、アイオノマー(IO)等のフィルムが挙げられるが、各種強度や扱い易さなどの点から、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを好適に用いることが出来る。
【0055】
また、接着剤層(15)としては、実装時等を考慮して、例えば感圧接着剤(粘着剤)や感熱接着剤を挙げることが出来る。
【0056】
前者の感圧接着剤としては、例えば、ポリオールとポリイソシアネートとをヘキサヒドロジメチルアニリン等の触媒の存在下に反応させてなるウレタンプレポリマーと、劣化防止剤とで構成されるウレタン樹脂粘着剤を挙げることが出来る。ポリオールとしては、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール等が用いられ、また、ポリイソシアネートとしては、芳香族ポリイソシアネート、脂肪族ポリイソシアネートが挙げられ、芳香族ポリポリイソシアネートとしては、例えばトリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニレンポリイソシアネート、トリジンジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネート等が用いられる。更にまた、脂肪族ポリイソシアネートとしては、例えばヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、キシレンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート等が用いられる。
【0057】
また、後者の感熱接着剤としては、例えばヒートシール性に優れた樹脂としての直鎖低密度ポリエチレン(LLDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、無延伸ポリプロピレン(CPP)等からなる厚さ50μm程度のポリオレフィン系のフィルムを好適に用いることが出来る。
但し、これらポリオレフィン系の樹脂のみでは接着強度と剥離強度のバランスがとれないことがあるので、例えば、これらポリオレフィン系樹脂に更にポリスチレンやポリブデン等の、ポリオレフィン系樹脂に対し不相溶性成分を混合することもでき、これら混合樹脂の溶融物を押出して易剥離性の接着剤層(15)とすることもできる。また、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン−アクリル酸共重合樹脂等からなるホットメルト接着剤を用いることも可能である。
【0058】
また、導電性保護層(13)は、例えば、バインダーとしての可撓性に優れたポリエステル樹脂等に有機溶剤の存在下で導電性フィラーを分散させた導電性ペーストを用いて形成することが出来る。即ち、導電性ペーストをスクリーン印刷法等により透明電極層12aの電極取出し部(7,27)に塗布(印刷)して、厚さ3〜10μm程度の導電性保護層(13)とすることができる。
【0059】
導電性(銀)ペーストの具体例として、レックスアルファSP−104(商品名)を挙げることが出来る。
【0060】
この場合の導電性フィラーとしては、銀、銅、グラファイト、カーボンブラック、あるいは銀カーボン混合系の粉末が挙げられ、用途等によって適宜選定することができる。また、例えばポリウレタン/アクリル樹脂、ポリアミド樹脂、ニトロセルロース樹脂をバインダーとした印刷インキに導電性フィラーが分散されている導電性インキが挙げられ、この導電性インキを用いてグラビア印刷法、フレキソ印刷法あるいはスクリーン印刷法等で部分印刷して厚さ3〜15μm程度の導電性を有する保護層(13)とすることができる。この場合の導電性フィラーとしては、カーボンブラック、グラファイトあるいは銀、銅、ニッケル等の金属粉末が挙げられる。
【0061】
なお、導電性フィラーは、電極取出し部上の画像表示層等の除去方法に対し耐性を有するものを、適宜選定することが望ましい。例えば、除去方法としてレーザーアブレーションを用いる場合、カーボンブラックやグラファイトは熱を吸収するため、レーザーアブレーションに対する耐性が低いため、銀、銅、ニッケル等の金属粉末を用いることが望ましい。除去方法として布等による拭取り法を用いる場合には、カーボンブラックやグラファイトも耐性を有するため、使用可能である。
【0062】
また、本発明の実施形態に係る情報表示部材(1),(21)を構成する基材フィルム(10)としては、上記カバーフィルム(16)と略同様の材質の透明なフィルムを用いることが出来、各種強度や扱い易さなどから二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを好適に用いることが出来る。但し、図1(b)に示すような基材フィルム(10)側から観察する情報表示部材(1)の場合であって、例えば、図示しないが透明電極がカバーフィルム側にあり、接着剤層を透明ガラス等に貼り合わせて使用する接着剤層側から観察する情報表示部材の場合には、透明である必要がなく、逆に不透明で白色フィルムの方が好適であり、あるいは白色の紙等であってもよい。
【0063】
さらにまた、上記透明電極層(12a)としては、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリイミド等の寸法安定性の優れた透明なプラスチックフィルムに、アクティブマトリックス電極、セグメント電極、単純々トリックス電極等が形成されている透明電極フィルムを用いることが出来る。また、電極層(11a)としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリイミド等の寸法安定性の優れたプラスチックフィルムに導電性層が形成されている電極フィルムを用いることが出来る。
【0064】
画像表示層(14)としては、例えばエレクトロルミネセンス材料、ポリマー分散型液晶、強誘電性液晶、あるいはマイクロカプセル型電気泳動方式を用いた表示体等を挙げることが出来、これらを組み合わせることも可能である。
【0065】
マイクロカプセル型電気泳動方式を用いた表示体として、図11の模式図に示すようなマイクロカプセル(110)を含むものを用いることが出来る。このマイクロカプセル(110)の一例は、例えばメタクリル酸樹脂、ユリア樹脂、アラビアゴム等をカプセル殻(111)とし、その内部に酸化チタンからなる白の粒子(113)とカーボンブラックからなる黒の粒子(114)が、シリコーンオイル等の粘性の高い分散媒(112)に分散された状態で封入されたものである。白の粒子である酸化チタンは正電荷を帯びており、一方、黒の粒子であるカーボンブラックは負電荷を帯びている。
【0066】
このようなマイクロカプセル(110)を含むマイクロカプセル型電気泳動方式を用いた表示体は、次のようにして動作する。
【0067】
即ち、図12の模式図に示すように、透明電極層(12a)と電極層(11a)に電界を印加し、透明電極層(12a)を負極、電極層(11A)を正極とした場合、正に帯電した白の粒子(113)が透明電極層(12a)側に引かれ、黒の粒子(114)は電極層(11A)側に引かれるので、透明電極層(12a)側の上方から観察するとその部分が白く見える。
【0068】
逆に、透明電極層(12a)が正極で、電極層(11A)が負極になった場合には、正に帯電した白の粒子(113)が電極層(11A)側に引かれ、黒の粒子(114)は透明電極層(12a)側に引かれるので、透明電極層(12a)側の上方から観察するとその部分が黒く見えることになる。
【0069】
画像表示層(14)は、図13の側断面模式図に示すように、このようなマイクロカプセル(110)を多数有しており、透明電極層(12a)の各アドレス電極の電界を制御することで、所望の文字や図形を白と黒の画素として表示させることができる。
【0070】
なお、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
【0071】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によると、電極層の電極取出し部上に導電性保護層が形成されているので、電極取出し部を露出させるため、その上の不要な画像表示層、接着剤層、及びカバーフィルムの除去を、比較的強力なレーザーによって容易に短時間で行ったり、拭き取りによる機械的な手段で行っても、電極層の破損等による不良品が生ずることなく、高収率で薄く可撓性を有する情報表示部材を得ることができる。
【0072】
また、不要部の除去と切り込みの形成は、前工程である電極層、画像表示層等の形成とインラインで行うことができるので、生産性に優れた薄く可僥性を有する情報表示部材を得ることができる。
【0073】
更に、切り込みの形成によりカバーフィルムは切断されないので、カバーフィルムを接着剤層から剥離して個別製品を分離するに際し、ウエブ状のカバーフィルムは流れ方向に分断されることがなく、カバーフィルムに、余白部(最終的に不必要となる部分)が接着剤層で付着したままとなり、このような余白部の廃棄を容易に行うことが出来る。
【0074】
更にまた、ウエブ状の基材フィルムの走行方向に、単列もしくは複数列に多面付けで形成することが出来るので、個別の製品を高効率に生産することが可能である。
【0075】
本発明は、電車やバス等の中吊りや壁面、あるいは店舗、駅等掲示板に情報を表示せしめるための薄く可撓性を有する情報表示部材として、優れた実用上の効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る情報表示部材を示す図であり、(a)は、その平面図、(b)は(a)のB−B面側断面図である。
【図2】 本発明の一実施形態に係る情報表示部材の製造工程における電極層と導電性保護層の形成を説明する図であり、(a)はその平面図、(b)は(a)のB−B面側断面図である。
【図3】 本発明の一実施形態に係る情報表示部材の製造工程における画像表示層の形成を説明する側断面である。
【図4】 本発明の一実施形態に係る情報表示部材の製造工程における透明電極層の形成を説明する側断面である。
【図5】 本発明の一実施形態に係る情報表示部材の製造工程における接着剤層とカバーフィルムの形成を説明する側断面図である。
【図6】 本発明の一実施形態に係る情報表示部材の製造工程における幅広のウエブ状情報表示部材をスリットする平面図である。
【図7】 本発明の一実施形態に係る情報表示部材の製造工程におけるウエブ状情報表示部材を個別の製品とする加工を説明する図であり、(a)は、基材フィルム側からの平面図であり、(b)は(a)のB−B面断面図であり、(c)は(a)のA−A面断面図である。
【図8】 本発明の一実施形態に係る情報表示部材の製造工程におけるウエブ状情報表示部材を個別の製品とする工程を説明する図であり、(a)は剥離廃棄する部分の側断面図であり、(b)は個別製品の側断面図である。
【図9】 本発明の他の実施形態に係る情報表示部材を示す図であり、(a)は、その平面図、(b)は(a)のB−B面側断面図である。
【図10】 本発明の他の実施形態に係る情報表示部材を示す斜視図である。
【図11】 本発明に係る情報表示部材を構成する画像表示層のに含まれるマイクロカプセルを模式的に示す説明図である。
【図12】 本発明に係る情報表示部材を構成する画像表示層の表示形態の一例を模式的に表す斜視図である。
【図13】 本発明に係る情報表示部材を構成する画像表示層の表示形態の一例を模式的に表す側断面図である。
【図14】 従来の情報表示部材の製造の一例を説明する図であり、(a)はその平面図であり、(b)は側断面図である。
【符号の説明】
1,21…個別情報表示部材、2…多面付けされたウエブ状情報表示部材、5…基材、7,27…電極取出し部、8…余白部、10…基材フィルム、11a…電極層、12a…透明電極層、13…保護層、14…画像表示層、15…接着剤層、16…カバーフィルム、17…表面保護層、110…マイクロカプセル、111…カプセル殻、112…分散媒、113…白の粒子、114…黒の粒子、L…スリット線、AL…分割線、HC…切り込み、P…長手方向。
Claims (12)
- ウエブ状の基材フィルム上に電極層、画像表示層、接着剤層、及びカバーフィルムを順次積層し、前記電極層の一部に導電性保護層を形成するとともに、該導電性保護層が外部に露出する電極取出し部とし、かつ個別製品の形状に分離可能に前記基材フィルム側から前記接着剤層までの切り込みを有することを特徴とする情報表示部材。
- 前記電極層の電極取出し部は、前記情報表示部材の周縁部の側方に突出して設けられていることを特徴とする請求項1に記載の情報表示部材。
- 前記電極層の電極取出し部は、前記情報表示部材の周縁部を規定する領域内に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の情報表示部材。
- 前記導電性保護層は、導電性を有するペーストもしくは印刷インキで形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の情報表示部材。
- 前記導電性を有するペーストもしくは印刷インキは、銀、銅、ニッケル、カーボンブラック、及びグラファイトからなる群から選択された導電性粒子をバインダー中に分散させたものであることを特徴とする請求項4に記載の情報表示部材。
- ウエブ状の基材フィルム上に電極層、画像表示層、接着剤層、及びカバーフィルムを順次積層してなる情報表示部材の製造方法であって、前記画像表示層を形成する前に前記電極層の一部に導電性保護層を形成し、前記導電性保護層上の電極層、画像表示層、接着剤層、及びカバーフィルムを除去して電極取出し部を形成し、個別製品の形状に分離可能に前記基材フィルム側から前記接着剤層まで切り込みを設けることを特徴とする情報表示部材の製造方法。
- 前記電極層の電極取出し部を、個別情報表示部材の周縁部の側方に突出して設けることを特徴とする請求項6に記載の情報表示部材の製造方法。
- 前記電極層の電極取出し部を、前記情報表示部材の周縁部を規定する領域内に設けることを特徴とする請求項6に記載の情報表示部材の製造方法。
- 前記導電性保護層上の画像表示層、接着剤層、及びカバーフィルムの除去は、レーザーの照射又は拭き取りにより行われることを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載の情報表示部材の製造方法。
- 前記導電性保護層は、導電性を有するペーストもしくは印刷インキで形成されることを特徴とする請求項6〜9のいずれかに記載の情報表示部材の製造方法。
- 前記導電性を有するペーストもしくは印刷インキは、銀、銅、ニッケル、カーボンブラック、及びグラファイトからなる群から選択された導電性粒子をバインダー中に分散させたものであることを特徴とする請求項10に記載の情報表示部材の製造方法。
- 前記ウエブ状の基材に、長手方向に連続して、個別製品を単列又は複数列に多面付けで形成することを特徴とする請求項6〜11のいずれかに記載の情報表示部材の製造方法。
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