JP4538278B2 - 内視鏡装置 - Google Patents

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本発明は、冷却装置に関し、より具体的には、内視鏡に搭載されるレーザダイオード等の冷却に適した冷却装置に関する。
近年の電子内視鏡装置は、生体内を照明する光源装置としてキセノン管からなる光源ランプや、可視レーザ光を照射するレーザダイオードをプロセッサの筐体内に備えているものがある。レーザダイオードは、駆動中に温度が変動すると波長など発光特性が変化してしまうため、温度を所定範囲に保持する必要がある。レーザダイオードは、通常使用では発熱するので、所定温度以上に上昇しないように冷却している。レーザダイオード等の半導体を冷却する冷却ユニットとして、ペルチェ素子を使用した冷却ユニットが知られている(特許文献1、特許文献2)。ペルチェ素子は、連続動作させると冷却部側が結露することがあるので、結露対策が必要であった。そのため、冷却部を密閉して外気から遮断して結露を防止したり(特許文献1)、一定温度より下がらないようにペルチェ素子への通電をオン/オフ制御したりしていた(特許文献2)。
特開平9-186379号公報 特開2002-76219号公報
しかし、従来の密閉構造は構造が複雑になり、冷却装置の電源をオン/オフして結露を防止する構造は、発熱体の温度範囲を一定に保つことが困難であった。
本発明は、従来のペルチェ素子を使用した冷却装置の問題に鑑みてなされたもので、結露による弊害が無く、安定的に冷却を持続できる冷却装置を提供することを目的とする。
この目的を達成する本発明は、内視鏡にレーザ光を供給するレーザダイオードを空冷する冷却装置を備えた内視鏡装置であって、略平行に延びる隔壁によって仕切られた複数の通風路を有するヒートシンクと、該各通風路内を一方向に流れる空気流を作り出す、前記ヒートシンクの通風路の前記レーザダイオード側に取り付けられた送風ファンと、前記ヒートシンクの外周面に冷却部を密着させて装着されたペルチェ素子とを備え、前記ヒートシンクは、前記通風路の前記レーザダイオード側が重力方向上方に位置するように傾斜していることに特徴を有する。
前記ヒートシンクは、通風路の断面が六角形のハニカム構造とすることが好ましい。
好ましくは、前記レーザダイオードの温度を測定する第1の温度センサと、前記ペルチェ素子の発熱部の温度を測定する第2温度センサと、前記第1、第2温度センサによって測定した温度に基づいて、前記ペルチェ素子をオン/オフ制御する制御手段とを備える。
より実際的には、前記制御手段は、前記第1温度センサの測定温度が予め設定された上限温度未満の場合において、前記第1温度センサの測定温度が前記第2温度センサの測定温度よりも高いときは前記ペルチェ素子をオンし、前記第1温度センサの測定温度が前記第2温度センサの測定温度よりも高くないときは前記ペルチェ素子をオフする。
さらに好ましくは、前記レーザダイオードに冷却部を密着させて装着された直接冷却用ペルチェ素子と、前記レーザダイオードの温度を測定する第1温度センサと、前記ヒートシンクの外周面に冷却部を密着させて装着された間接冷却用ペルチェ素子の発熱部の温度を測定する第2温度センサと、前記第1、第2温度センサによって測定した温度に基づいて、前記直接および間接冷却用ペルチェ素子をオン/オフ制御する制御手段とを備える。
より実際的には、前記制御手段は、前記第1温度センサの測定温度が予め設定された上限温度未満の場合は、前記第1温度センサの測定温度が前記第2温度センサの測定温度を超えていないときは前記第1および間接冷却用ペルチェ素子をオフし、超えていたときは前記直接冷却用ペルチェ素子をオフおよび前記間接冷却用ペルチェ素子をオンする。
さらに前記制御手段は、前記第1温度センサの測定温度が予め設定された上限温度を超えていた場合は、前記第1温度センサの測定温度が前記第2温度センサの測定温度を超えていないときは前記直接冷却用ペルチェ素子をオンおよび間接冷却用ペルチェ素子をオフし、超えていたときは前記直接および、間接冷却用ペルチェ素子をオンする。
請求項1記載発明によれば、ペルチェ素子により冷却されたヒートシンクが結露しても、その結露したが送風によって気化できなかった水滴は、重力方向下方に移動するので、冷却すべき発熱体に水滴が付着することがなくなり、水滴による腐食、漏電のおそれがない。
以下、添付図面を参照して本発明をレーザダイオードの冷却に適用した内視鏡用冷却装置について詳細に説明する。電子内視鏡装置は一般に、図1に示すように、スコープ10と、スコープ10が着脱自在に接続される内視鏡プロセッサ20を備えている。スコープ10は、周知のように体内挿入部12、操作部13、ユニバーサルチューブ14およびコネクタ15を有し、コネクタ15から照明用ファイババンドル16が突出している。コネクタ15が内視鏡プロセッサ20の筐体21に設けられたコネクタ22に接続されると、照明用ファイババンドル16の入射端面16aが、光源装置30の光源ランプ(キセノン管)32に対向する。光源ランプ32から射出された照明光は、図示しない集光レンズによって集光されて、入射端面16aから照明用ファイババンドル16に入射し、ユニバーサルチューブ14、操作部13及び体内挿入部12内に伸びる照明用ファイババンドル16により体内挿入部12先端の照明窓に導かれ、照明窓から射出される。さらにこの電子内視鏡装置は、レーザダイオード41を内蔵するレーザ発光ユニット40を備えていて、レーザダイオード41から射出されたレーザ光は、一部の照明用ファイババンドル16の入射端面16aから入射し体内挿入部12先端まで導かれ、照明窓から射出する。
内視鏡プロセッサ20の筐体21には、外部空気を取り込んで光源装置30、光源ランプ32を冷却する冷却ファン23が装着されている。一方、レーザダイオード41は、設定温度範囲内となるように冷却装置によって温度制御される。本実施形態の冷却装置は、レーザダイオード41を直接冷却するLDヒートシンク43と、レーザダイオード41およびLDヒートシンク43を冷却する冷却風を送る第2冷却手段としてヒートシンク44および冷却ファン45を備えている。
ヒートシンク44および冷却ファン45の実施形態について、さらに図2乃至図4を参照して説明する。図2には、ヒートシンク44および冷却ファン45の斜視図を示した。ヒートシンク44は、冷却風の風向に沿って延びる多数の通風路44aを備え、ヒートシンク44の風下側に冷却ファン45が固定されている。ヒートシンク44は、各通風路44aが、断面が六角形状を呈するように隔壁によって仕切られた、あるいは断面が六角形のパイプが積層されたハニカム構造である。そうして、通風路44aの両側の開口部は、輪郭が略正方形を呈するように形成されている。このヒートシンク44には、通風路44aの一方の開口部に、冷却ファン45が取り付けられる。
図3には、ヒートシンク44および冷却ファン45の縦断面図を示している。このヒートシンク44の各側面には、ペルチェ素子(間接冷却用ペルチェ素子)46がその冷却部を密着させて固定されている。つまり本実施形態は、ペルチェ素子46によってヒートシンク44を冷却する。そうして、このヒートシンク44の通風路44aを通って冷却された冷気を、レーザダイオード41およびLDヒートシンク43に吹き付ける。レーザダイオード41およびLDヒートシンク43に当たった冷却風は、筐体21の開口から排出される(図1参照)。
さらにこのヒートシンク44は、冷却ファン45側が、重力方向上側に位置するように配置し、冷却風を重力方向下側の開口から吸い込んで冷却ファン45から吹き出すように冷却ファン45を装着する。このように配置すれば、通風路44aの内面に結露した水滴が、下側の開口から流入する吸い空気流の圧力によって上方に押されるので、下方に流下し難く、流下するときは、冷却装置外に滴下する。なお、滴下位置に受け皿等を設けておくことが好ましい。なお、ヒートシンク44は、熱伝導率が高く、かつ結露等による腐食を受け難い金属、例えばアルミで形成される。
図4には、ヒートシンク44の第2の実施例の縦断面図を示した。この第2の実施例は、第1の実施例のペルチェ素子46の発熱部に、多数の放熱フィン47aを備えたヒートシンク47を密着固定したものである。このヒートシンク47により、ペルチェ素子46の発熱部を冷却する冷却効率が向上する。なお、ペルチェ素子46の冷却部とヒートシンク44、発熱部とヒートシンク47との間には、密着性および熱伝導率を高くするために、熱伝導シート等が接着される。
次に、このレーザ発光ユニット40の冷却制御系の回路構成および制御に関する実施形態について、図5乃至図8を参照して説明する。図5および図6は、レーザダイオード冷却装置に適用した第1の実施形態の構成および制御動作を示してある。
第1の実施形態では、レーザダイオード41に第1温度センサ41aを装着してレーザダイオード41の温度を測定し、ペルチェ素子46の発熱部に第2温度センサ46aを装着してペルチェ素子46の高温部の温度を測定する。第1、第2温度センサ41a、46aが検出した温度データ(測定温度T1、T2)は、システムコントローラ51に入力される。システムコントローラ51は温度データを入力して分析し、ペルチェ素子駆動回路52を介してペルチェ素子46をオン/オフ制御する。システムコントローラ51は、レーザスイッチSWLDのオン状態で温度データの入力、ペルチェ素子46のオン/オフ制御等を開始する。レーザダイオード41は、レーザスイッチSWLDのオン/オフを受けたシステムコントローラ51または内視鏡プロセッサ20のコントローラ(図示せず)によりオン/オフ制御される。レーザスイッチSWLDは、例えばスコープ10の操作部13に装着される。なお、冷却ファン45は、レーザスイッチSWLDのオン/オフに連動してオン/オフする構成、または内視鏡プロセッサ20の電源スイッチ(図示せず)のオン/オフに連動してオン/オフする構成とする。
この第1の実施形態では、ペルチェ素子46をオンするとヒートシンク44が冷却されるので、外気は、冷却されたヒートシンク44の通風路44aを通るときに温度が下降し、冷却ファン45を介して冷却した冷却風が送り出され、レーザダイオード41を冷却することができる。以下本明細書において、ペルチェ素子46をオンしている場合の送風を「冷気送風」といい、ペルチェ素子46をオフしている場合の送風を「通常送風」という。
システムコントローラ51によって実行されるレーザダイオード冷却制御について、図6に示したフローチャートを参照して説明する。この処理には、内視鏡プロセッサ20の電源がオンしている間、定期的に入るものとする。
システムコントローラ51は、レーザスイッチSWLDがオンされたかどうかをチェックし(S11)、オンされていなければ(S11;NO)、この処理を終了する。レーザスイッチSWLDがオンされると(S11;YES)、第1温度センサ41aの測定温度(データ)T1、第2温度センサ46aの測定温度(データ)T2をそれぞれ入力する(S12、S13)。
そうして、測定温度T1が、予め設定された上限温度Tuと下限温度Tbの間にあるかどうかをチェックする(S14)。上限温度Tuは、レーザダイオード41が安定して動作する温度の上限よりやや低い温度であり、下限温度Tbは同安定動作する下限よりもやや高い温度である。
通常、上限温度Tuは室温より高く、略最適温度または最適温度よりやや低い温度であり、下限温度Tbは室温より低い、過冷却されたときの下限温度である。
最初にこのステップに入ったときは通常、測定温度T1は設定温度の上限温度Tuと下限温度Tbの間にある。測定温度T1が設定温度の上限温度Tuと下限温度Tbの間にある場合(S14;YES)は、測定温度T1が測定温度T2よりも高いかどうかをチェックする(S15)。
測定温度T1が測定温度T2よりも高くない場合(S15;NO)は、ペルチェ素子46をオフし(S16)、S11に戻る。つまり、冷却ファン45の送風による通常送風によってレーザダイオード41を冷却する。この通常送風による冷却状態を継続しても(S11乃至S16、S11)、通常、測定温度T1より測定温度T2が高くなることはない。
測定温度T1が上限温度Tuよりも高くなると(S14;NO)、ペルチェ素子46をオンし(S17)、S11に戻る。つまり、ペルチェ素子46により冷却された冷却風によりレーザダイオード41を冷却する。この冷却風による冷却状態を継続すると(S11乃至S14、S17、S11)、測定温度T1は下降し、測定温度T2は上昇する。
測定温度T1が設定温度の上限温度Tuよりも低くなったとき(S14;YES)に、測定温度T1の方が測定温度T2よりも高ければ(S15;YES)、ペルチェ素子46をオンし(S17)、冷気送風による冷却を継続する。測定温度T1が測定温度T2よりも高くなくなれば、つまり測定温度T2が上昇して測定温度T1よりも高くなれば(S15;NO)、ペルチェ素子46をオフし(S16)、通常送風による冷却を実行する。
以後、測定温度T1が設定温度の上限温度Tuを超えるか(S14;NO)、測定温度T1が上限温度Tuと下限温度Tbの間にあって(S14;YES)、測定温度T2よりも高い場合(S15;YES)は、ペルチェ素子46をオン(S17)して冷気送風により冷却し、測定温度T1が上限温度Tuと下限温度Tbの間にあって(S14;YES)、測定温度T2よりも高くない場合(S15;NO)はペルチェ素子46をオフして通常送風により冷却する処理を繰り返す。
以上の通り第1の実施形態によれば、ペルチェ素子46のオン/オフ制御により、レーザダイオード41の測定温度T1が設定温度の上限温度Tu前後になるように保持することが可能になる。
図7および図8は、レーザダイオード冷却装置に適用した第2の実施形態の構成および制御動作を示してある。この第2の実施形態は、レーザダイオード41とヒートシンク44との間にレーザダイオード41を直接冷却するペルチェ素子(直接冷却用ペルチェ素子)42を設けた点が第1の実施例と相違する。なお、第2の実施例では、ペルチェ素子46をオン/オフするペルチェ素子駆動回路52の他に、ペルチェ素子42をオン/オフするペルチェ素子駆動回路53が設けられている。なお、ペルチェ素子42とレーザダイオード41、ヒートシンク44とは、熱伝導シート等を介して密着固定する。
第2の実施形態では、ペルチェ素子42をオンしてレーザダイオード41を直接冷却することができる。本明細書において、ペルチェ素子42をオフしている場合の冷却を「通常冷却」、ペルチェ素子42をオンしての冷却を「強制冷却」という。第1の実施形態同様に、ペルチェ素子46をオンしている場合の送風を「冷気送風」といい、ペルチェ素子46をオフしている場合の送風を「通常送風」という。
この処理に入るとまず、レーザスイッチSWLDがオンされたかどうかをチェックし(S101)、オンされていなければこの処理を終了する(S101;NO)。レーザスイッチSWLDがオンされると(S101;YES)、第1温度センサ41aの測定温度T1、第2温度センサ46aの測定温度T2をそれぞれ入力する(S102、S103)。そうして、測定温度T1が、設定温度の上限温度Tuと下限温度Tbの間にあるかどうかをチェックする(S104)。
測定温度T1がこの間にある場合(S104;YES)は、測定温度T1が測定温度T2よりも高いかどうかをチェックする(S105)。測定温度T1の方が高い場合(S105;YES)は、ペルチェ素子42をオフ、ペルチェ素子46をオンしてS101に戻る(S106、S101)。つまり、レーザダイオード41の測定温度T1が所定範囲内にあり、かつペルチェ素子46の発熱部の測定温度T2が測定温度T1よりも低い場合は、ペルチェ素子46のみをオンして、通常冷却および冷気送風による中冷却力で冷却する。この通常冷却および冷気送風による中冷却力による冷却(S101乃至S104、S105、S106、S101)により、通常は測定温度T1は下降、測定温度T2は上昇、または測定温度T1は下降しなくても少なくとも測定温度T2は上昇する。
測定温度T1が上限温度Tuを超える前(S104;YES)に、測定温度T2が測定温度T1を超えたとき(S105;NO)は、ペルチェ素子42およびペルチェ素子46の両方をオフする(S107)。つまり、レーザダイオード41を通常冷却および通常送風により弱冷却する。この通常冷却および通常送風による弱冷却力による冷却を、S101にてレーザスイッチSWLDがオンされていることを条件に繰り返す。この通常冷却および通常送風による弱冷却力での冷却により、少なくとも測定温度T2は下降する。測定温度T1が上限温度Tuと下限温度Tbの間にある状態(S104;YES)で測定温度T2が測定温度T1未満まで下がると(S105;YES)、再びペルチェ素子46のみをオンする(S106)。
弱冷却力による冷却においては測定温度T1が上昇、つまりレーザダイオード41の発熱量が多く、測定温度T1が上昇して上限温度Tuを超える場合(S104;NO)があり得る。この場合、測定温度T1の方が測定温度T2よりも高いとき(S108;YES)は、ペルチェ素子42およびペルチェ素子46の両方をオンする(S110)。つまり、レーザダイオード41を強制冷却および冷気送風による最強冷却力で冷却する。この最強冷却力による冷却の継続(S108;YES、S110、S101乃至S104、S108)により、測定温度T1は下降し、測定温度T2は上昇する。
最強冷却力による冷却中に、測定温度T1が上限温度Tu未満まで下降する前(S104;NO)に、測定温度T2が測定温度T1を超えたとき(S108;NO)は、ペルチェ素子42のオンは継続するが、ペルチェ素子46はオフする(S109)。つまり、レーザダイオード41を直接冷却するとともに、通常送風による強冷却力で冷却する。この強冷却力による冷却を継続すると(S108;NO、S109、S101乃至S104、S108)、通常、測定温度T1および測定温度T2の双方が下がる。そうして、測定温度T1が上限温度Tu未満まで下がると(S104;YES)、S105に戻る。なお、測定温度T1が上限温度Tu未満まで下降する前(S104;NO)に測定温度T1が測定温度T2よりも高くなったとき(S108;YES)は、再びペルチェ素子46もオンしてペルチェ素子42、46をオンし(S110)、最強冷却による冷却を実行する。そうして、測定温度T1が上限温度Tu未満まで下がると(S104;YES)、S105に戻る。
S105に戻ると、測定温度T1が設定温度の上限温度Tuと下限温度Tbの間にある場合(S104;YES)は、前述の通り、測定温度T1の方が測定温度T2よりも高くないとき(S105;NO)は、ペルチェ素子42、46をオフした通常冷却および通常送風(S107)による弱冷却力で冷却し、測定温度T1の方が測定温度T2よりも高いとき(S105;YES)は、ペルチェ素子46のみオンした通常冷却および冷気送風(S106)による中冷却力で冷却し、測定温度T1が設定温度の上限温度Tuを超えた場合(S104;NO)は、測定温度T1の方が測定温度T2よりも高くないとき(S108;NO)は、ペルチェ素子42のみオンした強制冷却および通常送風(S109)による強冷却力で冷却し、測定温度T1の方が測定温度T2よりも高いとき(S108;YES)は、ペルチェ素子42、46の双方をオンした強制冷却および冷気送風(S110)による最強冷却力で冷却する、という冷却処理を繰り返す。
このように第2の実施形態では、測定温度T1が、設定温度の上限温度Tuと下限温度Tbの間にある場合は、つまりレーザダイオード41の温度が比較的低い場合は、レーザダイオード41を、ペルチェ素子46のオン/オフにより、冷気送風または通常送風による弱、または中冷却力で冷却して測定温度T1を、設定温度の上限温度Tuと下限温度Tbの間に保つことができる。さらに測定温度T1が、設定温度の上限温度Tuを超えた場合は、レーザダイオード41を、ペルチェ素子42のオンにより直接冷却するとともに、ペルチェ素子46のオン/オフにより、冷気送風による最強冷却力、または通常送風による強冷却力で冷却することにより、測定温度T1を、つまりレーザダイオード41を上限温度Tu以下まで迅速に下げることができる。
なお、第2の実施例の冷却力は、ペルチェ素子42のみオンの方がペルチェ素子46のみオンよりも強(大)としたが、冷却力の大小は、ペルチェ素子の能力、冷却ファン45の風量によって変わる。
以上、レーザダイオードを発熱体とした場合の実施形態を示したが、他の発熱体に適用することも可能である。
本発明の冷却装置を搭載した電子内視鏡の内視鏡本体およびプロセッサとの関係の実施形態を示す図である。 同実施形態の冷却装置の要部を示す斜視図である。 同冷却装置の実施例の縦断面を示す図である。 同冷却装置の他の実施例の縦断面を示す図である。 本発明による冷却装置の制御系の実施例を示す図である。 同冷却装置の動作に関する実施例をフローチャートで示す図である。 本発明による冷却装置の制御系の他の実施例を示す図である。 同冷却装置の他の実施例の動作をフローチャートで示す図である。
符号の説明
10 スコープ
16 照明用ファイババンドル
20 内視鏡プロセッサ
32 光源ランプ
40 レーザ発光ユニット
41 レーザダイオード
41a 第1温度センサ
42 ペルチェ素子
43 LDヒートシンク
44 ヒートシンク
44a 通風路
45 冷却ファン
46 ペルチェ素子
46a 第2温度センサ
47 ヒートシンク
47a 放熱フィン
51 システムコントローラ
52 ペルチェ素子駆動回路
53 ペルチェ素子駆動回路
SWLD レーザスイッチ

Claims (8)

  1. 内視鏡にレーザ光を供給するレーザダイオードを空冷する冷却装置を備えた内視鏡装置であって、
    略平行に延びる隔壁によって仕切られた複数の通風路を有するヒートシンクと、
    該各通風路内を一方向に流れる空気流を作り出す、前記ヒートシンクの通風路の前記レーザダイオード側に取り付けられた送風ファンと、
    前記ヒートシンクの外周面に冷却部を密着させて装着されたペルチェ素子とを備え、
    前記ヒートシンクは、前記通風路の前記レーザダイオード側が重力方向上方に位置するように傾斜していること、を特徴とする内視鏡装置。
  2. 請求項1記載の内視鏡装置において、前記ヒートシンクは、前記通風路の断面が六角形のハニカム構造である内視鏡装置
  3. 請求項1または2記載の内視鏡の冷却装置はさらに、前記レーザダイオードの温度を測定する第1の温度センサと、
    前記ペルチェ素子の発熱部の温度を測定する第2温度センサと、
    前記第1、第2温度センサによって測定した温度に基づいて、前記ペルチェ素子をオン/オフ制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする内視鏡装置。
  4. 請求項3記載の内視鏡装置において、前記制御手段は、前記第1温度センサの測定温度が予め設定された上限温度未満の場合において、前記第1温度センサの測定温度が前記第2温度センサの測定温度よりも高いときは前記ペルチェ素子をオンし、前記第1温度センサの測定温度が前記第2温度センサの測定温度よりも高くないときは前記ペルチェ素子をオフする内視鏡装置
  5. 請求項3または4記載の内視鏡装置において、前記制御手段は、前記第1温度センサの測定温度が予め設定された上限温度を超えた場合は前記ペルチェ素子をオンする内視鏡装置
  6. 請求項1または2記載の内視鏡装置はさらに、
    前記レーザダイオードに冷却部を密着させて装着された直接冷却用ペルチェ素子と、
    前記レーザダイオードの温度を測定する第1温度センサと、
    前記ヒートシンクの外周面に冷却部を密着させて装着された間接冷却用ペルチェ素子の発熱部の温度を測定する第2温度センサと、
    前記第1、第2温度センサによって測定した温度に基づいて、前記直接および間接冷却用ペルチェ素子をオン/オフ制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする内視鏡装置
  7. 請求項6記載の内視鏡装置において、前記制御手段は、前記第1温度センサの測定温度が予め設定された上限温度未満の場合は、前記第1温度センサの測定温度が前記第2温度センサの測定温度を超えていないときは前記直接および間接冷却用ペルチェ素子をオフし、超えていたときは前記直接冷却用ペルチェ素子をオフおよび前記間接冷却用ペルチェ素子をオンする内視鏡装置
  8. 請求項6または7記載の内視鏡装置において、前記制御手段は、前記第1温度センサの測定温度が予め設定された上限温度を超えていた場合は、前記第1温度センサの測定温度が前記第2温度センサの測定温度を超えていないときは前記直接冷却用ペルチェ素子をオンおよび間接冷却用ペルチェ素子をオフし、超えていたときは前記直接および、間接冷却用ペルチェ素子をオンする内視鏡装置
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