JP4535474B2 - 歯根膜トレーナー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、乳歯が生える前後の乳幼児が噛む動作を適切に学習するための歯根膜トレーナーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
乳幼児に乳歯が生えはじめる前後の期間において、人の食生活の基本となる噛む動作を学習するめに、従来から、所謂、歯がためが使用されている。
このような歯がための一例として、図17に示すような構成のものが知られている。
【0003】
図において、この歯がためは、平板に形成した座板1と、この座板1の一方にて、垂直に突出するように形成された噛むための部分2とを備えている。この噛むための部分2は、紙面手前のソフトラバー部4と、その背面側に一体に設けられたハードラバー部とを備えており、表面に凸条6を有している。
【0004】
このような歯がためにおいては、乳幼児が噛むための部分2を口にくわえて噛むことによって、上の歯茎と下の歯茎にソフトな噛み心地とハードな噛み心地を各別に与えることができるようになっている。
これにより、乳幼児に対しては,その上の歯茎と下の歯茎に異なる噛み心地を伝えることによって、適切な噛む練習をすることができるようにしようとするものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、乳幼児においては、生後すぐから続けてきた哺乳運動に対して、異なる摂食動作である「物を食べる」運動の準備として、乳歯が生えはじめる。
図17のような従来の歯がためは、このような時期に使用を開始して、噛む練習を行うために使われているが、最近、次のような理由から、従来の歯がためでは、噛むための練習を適切に行うためには、機能的に不十分であることがあきらかとなった。
【0006】
図18は、歯とその周辺の構造を示す説明図である。
歯3は、内側より髄質(歯髄)3aと、その外側の象牙質3bと、さらに外側のエナメル質3cとから構成されており、その下側を歯槽5内に埋め込まれるようにして固定支持されている。
上記歯槽5内には、骨組織5aが存在し、さらに、この骨組織5aと歯3は、歯根膜5bによりつながれている。
【0007】
ここで、歯根膜5bは、次のような重要な機能を果している。
すなわち、歯根膜5bは、歯の根の部分である歯根周囲をとりまいて、歯3と歯槽骨5aとを結び付け、その空隙を満たす繊維性の結合組織である。
歯根膜5bは、太い繊維束で形成され、主繊維とその間にある脈管神経隙を備えている。これによって、歯根膜5bは、歯根を支持し、咬合時のショックを和らげたりするだけでなく、脈管神経隙には、血管や神経繊維が通っており、歯根への栄養供給を行うとともに、歯根膜5b内の感覚受容器は、歯の変位を伝えるとともに、上下の顎神経に触覚や痛覚を伝えることができるようになっている。この歯根膜5bからの感覚は、頭脳に伝えられ、開口反射、歯根膜咬筋反射、咀嚼筋活動の調整に関与している。
【0008】
したがって、噛む運動においては、本来、物を噛んだ時に、この歯根膜5bによる、いわば圧力センサ機能による感覚の学習と、これによる咬合運動のコントロールを学ぶことをねらいとするものである。
ところが、従来の歯がためでは、物を噛んだ時に、その動作の際に一種類の圧力しか歯根膜5bに与えることができなかった。この点、図17のような歯がためにおいても、二種類の材質により形成したとしても、これをそれぞれを噛んだ時の一動作においては、一種類の圧力しか伝えることができない。
【0009】
しかしながら、実際の食事の際に、食品を噛んだ時には、一般に、その食品に咬合圧力をかけた初期に受ける圧力(食品から歯を介して歯根膜5bが受ける反力)と、食品が咬合により破壊された後に受ける圧力は変化している。逆に食品が複雑な構造をしている場合には、咬合の初期に受ける圧力、例えば、食品の表面層を破壊した時の圧力よりも、その後で内側の層を咬合した時の圧力は大きくなる。
【0010】
そして、乳幼児が離乳期を経過して普通食を取るようになる摂食変化の過程では、トレーニングとして、歯根膜を通じて、上述のような複雑な圧力変化を学び、これにより、歯で噛んだ時に、それがどのような食品であるかといった微妙な感覚まで習得する必要がある。
これに対して、従来の歯がためでは、一咬合動作の間は一種類の圧力(反力)しか伝えることができず、乳幼児の歯(歯根膜)に食品を噛んだ時のような圧力変化を与えることができないことから、適切な噛む運動の学習ができないという問題があった。
【0011】
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、実際の食品を噛んだ場合と極めて近似した感触を与えることにより、適切な噛む運動を可能にする歯根膜トレーナーを提供すること目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明では、使用者がつかむための把持部と、この把持部から突出して設けられた噛むための部分とを有しており、前記噛むための部分が複数形成され、複数の噛むための部分のうち第1の噛むための部分が軟質の材料で中実の構造に形成され、第2の噛むための部分が第1の噛むための部分と同じ材料により、内側にクリアランスを有するように形成されていることにより、前記噛むための部分は、少なくとも二方向から挟まれるように力を加えられた場合に、力が加わる初期の動作に対しては、小さな反力を生じ、後期の動作に対しては、初期よりも大きな反力を生じる構成とされており、前記第1及び第2の噛むための部分の各先端部は、使用者の口の口角幅より小さく、かつ哺乳窩の幅よりも大きくなるようにされており、前記第1及び第2の噛むための部分の終端部には使用者の口の口角幅より大きく形成された規制部が設けられていて、前記各先端部から前記規制部までの距離が使用者の唇の先端から哺乳窩の前端までの距離よりも小さく設定されていることを特徴とする。
【0013】
上記構成によれば、使用者である乳幼児が、前記第2の噛むための部分を上の歯と下の歯で挟むように噛むと、この咬合動作をおこなった時には、小さな反力を受け、ひき続き咬合動作を継続すると反力が大きくなる。このため、1回の咬合動作の間に、噛む部分から受ける反力が変化し、1回の咬合動作において、使用者の歯根膜にこのような圧力変化を伝えることできる。このため、使用者は、1回の咬合動作において、歯根膜を通じて異なる反力を学習することができる。
したがって、本発明の前記第2の噛むための部分は、1回の咬合動作において異なる反力を伝えることができる変化反力の付与手段である。
第2の噛むための部分による請求項1の作用に加えて、反力の変化しない第1の噛むための部分を噛むことによって、一定の反力を感じる学習をすることもできる。
しかも、噛むための部分は、乳幼児が口に入れたときに、噛む動作の学習に最適な位置にとどまることになる。
【0014】
好ましくは、請求項1の構成において、使用者がつかむための前記把持部と、この把持部から突出して設けられた第2の噛むための部分とを有しており、第2の噛むための部分が、軟質の材料により、内側にクリアランスを有するように形成されていることを特徴とする。
【0015】
上記構成によれば第2の噛むための部分が、軟質の材料で形成されていて咬合に適している。そして、咬合動作の開始により、第2の噛むための部分は、前記クリアランス分だけ、咬合方向つまり内側へ変位するので、この変位中は、使用者側への反力は小さい。そして、変位を終了すると、当該材料の塑性変形が許される範囲において、反力を返すので、より大きな反力となる。
【0018】
好ましくは、前記第1の噛むための部分及び/または第2の噛むための部分の表面が凹凸となるように形成されていることを特徴とする。
【0019】
上記構成によれば、第1及び第2の噛むための部分を噛んだ時に、その歯の当たる箇所は、凹凸のある部分であったり、凹凸のない部分であったりすることにより、請求項3の作用に加えて、咬合動作を行うたびに、歯のあたる対象の形状変化に基づく、反力の変化を学習できる。
【0020】
好ましくは、前記第1の噛むための部分及び第2の噛むための部分の表面の凹凸が互いに異なるパターンとされていることを特徴とする。
【0021】
上記構成によれば、凹凸の形状等が変化すると、請求項4の作用に加えてさらに、咬合動作を行うたびに、歯のあたる対象の形状変化に基づく、反力の変化を学習できる。
【0022】
好ましくは、前記第1の噛むための部分は、前記把持部の一端に形成され、前記第2の噛むための部分は、前記把持部の他端に形成されていることを特徴とする。
【0023】
上記構成によれば、複数の噛むための部分を区別しやすい異なる位置に設けることにより、効果的に噛む運動の学習を進めることができる。
【0030】
好ましくは、前記噛むための部分が、一回の咬合動作中において、変化しない反力を付与する手段としての前記第1の噛むための部分と、変化反力を付与する手段としての前記第2の噛むための部分とを有しており、この第1及び第2の噛むための部分の少なくとも一方が、複数の形態でなる複数個の噛むための部分を構成することを特徴とする。
【0031】
上記構成によれば、一回の咬合動作中において、変化しない反力を付与する手段としての前記第1の噛むための部分と、変化反力を付与する手段としての前記第2の噛むための部分とを有している。そして、これら第1及び第2の噛むための部分の少なくとも一方が、複数の形態でなる複数個の噛むための部分を構成しているので、一つの歯根膜トレーナーによって、複数種類の変化しない反力もしくは、複数種類の変化反力を体験させることができる。
さらに、好ましくは、前記変化反力を付与するための第2の噛むための部分が、内側に形成されたクリアランスが段階的につぶれることにより、複数の変化反力を付与することを特徴とする。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好適な実施形態を添付図面を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0033】
第1の実施形態
図1は、本発明の第1の実施形態による歯根膜トレーナーを示す概略正面図であり、図2は、図1の歯根膜トレーナーを示す概略側面図である。
図において、歯根膜トレーナー10は、把持部である本体11と、この本体11の一端部に形成した第1の噛むための部分12と、第2の噛むための部分13とを有している。
【0034】
本体11は、軟質のラバー材料等にて形成されており、乳幼児の口に入れても害がなく、感触の柔らかな素材が適していて、例えばエラストマーやシリコン等で形成されている。
この本体11は、例えば図示されているようにリング状に形成されて、内側の穴に手指を入れて持ちやすい形状となっている。
【0035】
本体11は、本実施形態の場合、上半分11bと下半分11cの2部材でなり、これらの部材は透明,もしくは半透明に形成され、それぞれの一端に第1の噛むための部分12と第2の噛むための部分が一体に設けられている。本体11の一部は、図1に示すように、上半分と下半分のそれぞれの一部が中空部11aを備えており、この中空部11a内には、2つの同形の接続部材14,14が挿入されることにより、上半分と下半分とが接続されている。尚、上半分11bと下半分11cとは硬度が異なる材料で形成してもよい。
【0036】
この接続部材14は、ある程度剛性を備えた比較的硬い材質でなっており、歯根膜トレーナー10全体を補強,支持する役割を果たす。
各接続部材14,15の中間部14a,15aは、拡径されて外部に露出するようになっており、支持構造を強固とするとともに、デザイン的にも美しい外観を構成するようになっている。
【0037】
第1の噛むための部分12は、1回の咬合動作中においてその反力が同じとなるように構成されている。この第1の噛むための部分12は、本体11の上半分11bの図において上端から上方に突出して設けられており、本体11と同一の材質で形成されている。第1の噛むための部分12は、その上面図である図3に示すように、左右に張り出した薄板部12a,12bを有しており、乳幼児が噛んだときに、他の箇所と異なる厚さを学びとることができるようになっている。
この第1の噛むための部分12は、全体が中実の構造であり、その材質の弾性に基づいてある程度の変形は許容するようになっているが、第1の噛むための部分12を乳幼児が噛んだとき、1回の咬合動作中においては、これから生じる反力が変化することはない。
【0038】
第2の噛むための部分13は、後で詳しく説明するように変化反力の付与手段であり、本体11の上半分11cの図において下端から下方に突出して設けられていて、本体11と同一の材質で形成されている。図1に示すように、第2の噛むための部分13は、横に長い楕円形状を呈している。
この第2の噛むための部分13は、図2によく表れているように、先端側が二股に別れて、第1の部分13aと第2の部分13bとなっており、第1の部分13aと第2の部分13bとの間には、下端が開放したクリアランス(空隙)部C1が形成されている。
ここで、クリアランス部は、種々の形態とすることができ、図示したような隙間の他、空洞や一定の間隔等により形成することができる。
【0039】
さらに、第1の部分13aと第2の部分13bの各表面には、一体に設けた小さな突起でなる凹凸13cが多数形成されている。この場合、図示されているのは、同じ大きさの突起に基づく凹凸であるが、突起の大きさの大きさを異ならせることで、凹凸をさらに変化させるようにしてもよい。また、突起ではなく小さな凹部(へこみ)や山や谷状の構造にて凹凸を形成してもよい。そして、第1の噛むための部分12に凹凸を設けず、第2の噛むための部分13に凹凸を設けると、各部を噛んだ時に、それぞれツルツル感とゴツゴツ感を感じることができて、使用感にバリエーションを持たせることができて好ましい。
なお、第1の噛むための部分12の表面にも、同様のもしくは異なる凹凸を形成してもよい。
さらに、第1の噛むための部分12と第2の噛むための部分の厚みを変えるようにして、異なる使用感を与えるようにしてもよい。
【0040】
本実施形態は以上のように構成されており、以下のような作用を発揮する。
使用者である乳幼児は、把持部である本体11を手にもって、第1の噛むための部分12と、第2の噛むための部分13とを択一的に口腔内に挿入し、噛むことで、摂食運動の前提となる噛む運動を学習することができる。
【0041】
この場合、第1の噛むための部分12を口腔内に入れたときには、これを噛むことで、歯茎及び歯根膜(図18参照)に伝えられる圧力(反力)は、一回の咬合動作中は変化しない。
これに対して、第2の噛むための部分13を口腔内に入れたときには、次のような作用がある。
【0042】
すなわち、図4の説明図に示されているように、乳幼児が第2の噛むための部分13を口腔内で噛むと、乳幼児の上の歯T1が第2の噛むための部分13の第1の部分13aの表面に当たり、乳幼児の下の歯T2が第2の噛むための部分13の第2の部分13bの表面に当たる。
咬合動作の初期においては、図4(a)に示すように、最初、第1の部分13aと第2の部分13bの位置は変化していないので、クリアランス部C1に変化はない。
【0043】
そして、この状態から咬合動作が進行すると、第1の部分13aと第2の部分13bは、それぞれ柔軟な材料でなっていることから、容易に撓んで、上の歯T1と下の歯T2に挟まれて、クリアランス部C1のあるほうへ逃げるように変位する。この変位の間は、図4(a)の矢印で示すように、乳幼児の歯T1と下の歯T2及びこれらの歯根膜にかかる力(反力)は小さい。
次いで、図4(b)に示すように、第1の部分13aと第2の部分13bが互いに近づくように変位して、クリアランス部C1いっぱいまで、すなわちクリアランス部C1がなくなるまで変位する。そうすると、第1の部分13aと第2の部分13bはこれ以上同じ方向に変位することができず、互いにその内面が当接する。この状態から、継続して咬合動作が行われると、こんどは、第1の部分13aと第2の部分13bを変位させる力と対応する力ではなく、各第1の部分13aと第2の部分13bの材料自体を押しつぶす力と対応する力が矢印に示すように大きな力として、乳幼児の歯T1と下の歯T2及びこれらの歯根膜にかかることになる。
【0044】
このように、本実施形態の歯根膜トレーナー10によれば、乳幼児が第1と第2の各噛むための部分12,13を噛むことで、異なる感触を得ることができる。
しかも、第2の噛むための部分13を噛んだときには、一回の咬合動作中において、使用者の歯根膜に異なる反力を与えることができ、その感圧機能を効果的に訓練することができる。すなわち、噛むことにより、食品が破壊されて、その形状が変化した場合に対応する各圧力変化を学ぶことができ、しかも、圧力に応じた対象の形状や性質等を感覚的に知る手掛かりを得ることができる。
これにより、実際の摂食行動における噛む動作と近い感覚を体験することができ、効果的な学習が可能となる。
【0045】
また、複数の噛む部分を備えることによるさらに異なる感触や、各噛む部分に一様な凹凸もしくは種類の異なる凹凸を形成することで、さらに一層複雑な感触を体験することができる。
【0046】
第2の実施形態
図5ないし図8は、本発明の第2の実施形態を示している。
これらの図において、第1の実施形態と同じ符号を付した箇所は共通の構造であるから重複する説明は省略し、以下、相違点を中心に説明する。
【0047】
図5に示すように歯根膜トレーナー20は、第1の実施形態と異なり、下に第1の噛むための部分22が位置し、上に第2の噛むための部分23が位置して示されているが、上下の方向に特別の意味はない。
第1の噛むための部分22は、その上面(端面)図である図7及び側断面図である図8に示されているように、中実の構造であり断面が長円となるような棒状に形成されている。そして、第1の噛むための部分22の外径が大小と連続的に変化するようにして、その表面に山と谷による凹凸22aが形成されている。
【0048】
第2の噛むための部分23は、変化反力の付与手段であり、上面図である図6や全体の側断面図である図8に示されているように、中空の筒体でなり、先端側が開放されていて、内側にクリアランス部C1を有している。
これにより、第2の噛むための部分23は、図4で説明した機能を含めて、第1の実施形態の場合と同様に機能する。
第2の実施形態に係る歯根膜トレーナー20は以上のように構成されており、第1の実施形態と全く同様の作用効果を発揮する。
【0049】
図10は、本発明の歯根膜トレーナーにおける第2の噛むための部分の異なる構成例を示している。
すなわち、本発明の歯根膜トレーナーでは、噛むための部分を有していて、この噛むための部分は、少なくとも二方向から挟まれるように力を加えられた場合に、力が加わる初期の動作に対しては、小さな反力を生じ、後期の動作に対しては、初期よりも大きな反力を生じる構成とするものである。このような構造としては、種々の構成例が考えられ、例えば図示するような構成とすることが考えられる。
【0050】
図10(a)に示す噛むための部分33は、変化反力の付与手段であり、柔軟な材料でなる二枚の板状の部材33a,33bが平行に配置されており、これらの間には、隙間でなるクリアランス部C2が形成されている。
このような構成によっても、第1及び第2の実施形態と同じ作用効果を発揮することができる。
【0051】
図10(b)に示す噛むための部分43は、ひとつの部材43aでなっており、この部材43aは、柔軟な材料により一枚の波板状に形成されている。この場合、第1及び第2の実施形態における噛むための部分に形成したクリアランス部は、この形態の場合には、波板状の部材の各谷部C3に相当する。
【0052】
つまり、図10(b)に示す噛むための部分43は、例えば第1の実施形態の図4にて説明したように、上下から歯が当てられた場合に、波板状の部分43aの山と谷がつぶれて平坦になるように変位もしくは変形し、平坦になるまでの間は、使用者の歯を介して歯根膜に作用する反力は小さい。そして、咬合動作を継続すると、平坦な状態からさらに噛むと、反力は大きくなる。
したがって、このような構成によっても、第1及び第2の実施形態と同じ作用効果を発揮することができる。
【0053】
図9は、本発明の上記各実施形態における噛むための部分の大きさと、乳幼児の口腔内の構造との関係を示す説明図である。
図において、実線は、口腔内の上顎を下から見た状態を示しており、歯槽51の周囲には、頬肉52がとりまいている。口腔の先端側には口唇53が位置しており、上顎の奥側の中央付近には、哺乳窩54が位置している。この哺乳窩54は、成長過程で授乳期のみに存在し、乳首が入り込むような凹部になっている。この哺乳窩54に乳首が入り込むことにより、反射行動としての哺乳運動が行われると考えられている。
【0054】
図9において、点線で示した歯根膜トレーナー20は、口腔内において、図示するような位置をとるようになっている。この場合、第1の噛むための部分22と本体11の境界である23の箇所は、口角よりも幅が大きく、ここで歯根膜トレーナー20がそれ以上口腔内に侵入することが阻止される規制部となっている。
【0055】
歯根膜トレーナ20の第1の噛むための部分22の奥行きDは、図示するように口腔内において、哺乳窩54の中央位置Dよりも奥に位置しない範囲に設定されている。また、第1の噛むための部分22の最大幅Wは、哺乳窩54の最大幅B−Bよりも大きく設定されている。
これにより、歯根膜トレーナー20においては、その噛むための部分が口腔内にはいったときに、哺乳窩54に入り込んで反射としての哺乳運動を促すことがないようになっており、噛む運動を、適切に促すことができるようになっている。
したがって、このような噛むための部分の大きさ設定は、第1及び第2の実施形態また、後述する第3の実施形態の全ての噛むための部分に適用される。
【0056】
尚、図9において、月齢8か月の乳幼児の平均のサイズは、Z−A(上唇先端−上顎切歯乳頭の歯槽頂点)間が約7mm、Z−D(上唇先端−哺乳窩最深点)間が約28.1mm、Z−F(上唇先端−上顎結節部に相当する歯槽の最後縁部(哺乳窩の前端部)とA−Dの延長線の交点)間が約45.0mm、B−B(哺乳窩の幅)約20.8mm程度である。
【0057】
第3の実施形態
図11ないし図16は、本発明の第3の実施形態を説明するための図である。
これらの図において、第1の実施形態と同じ符号を付した箇所は共通の構造であるから重複する説明は省略し、以下、相違点を中心に説明する。
【0058】
図11において、歯根膜トレーナー50は、リング状の把持部である本体51を有している。この本体51は、第1の実施形態の本体11と同じ形状及び材料で形成されている。この本体51には、第1の噛むための部分22と、第2の噛むための部分13と、第3の噛むための部分23とが設けられている。
【0059】
つまり、リング状の把持部である本体51に対して、等角度間隔にて、3つの噛むための部分22,13,23が放射状に各先端を外方に向けて配置され、それぞれ本体51より外側に突出するように設けられている。
ここで、第2の噛むための部分13と、第3の噛むための部分23とが変化反力の付与手段として構成されており、第1の噛むための部分22は、1回の咬合動作中においてその反力が同じとなるように構成されている。
【0060】
具体的には、第1の噛むための部分22は、図11のA−A線断面図である図13の右側及び、図11の矢印D方向からの部分拡大図である図14に示されているように、上述した図5における歯根膜トレーナー20の第1の噛むための部分22と同じ構成である。
また、第2の噛むための部分13は、図11の矢印B方向からの部分拡大図である図12に示されているように、図1の歯根膜トレーナー10の第2の噛むための部分13と同じ構成である。そして、第3の噛むための部分23は、図11の矢印C方向からの部分拡大図である図15に示されているように、図5の歯根膜トレーナー20の第2の噛むための部分23と同じ構成である。
【0061】
また、この実施形態においては、本体51は、3つの噛むための部分22,23,23を備えることから、3つに分割されていて、各分割部の端部に臨んで一部を中空に形成し、各中空部にそれぞれ接続部材14,15,16が挿入されて接続固定されている。
【0062】
各接続部材14,15,16は、第1及び第2の実施形態と同様に、ある程度剛性を備えた比較的硬い材質でなっており、歯根膜トレーナー50の本体51全体を補強,支持する役割を果たす。
各接続部材14,15,16の中間部14a,15a,16aは、拡径されて外部に露出するようになっており、支持構造を強固とするとともに、デザイン的にも美しい外観を構成するようになっている。
【0063】
さらに、第2の噛むための部分13と第3の噛むための部分23とはその表面に突起もしくは凹凸13a,23aを備えており、これらの突起もしくは凹凸は、第1及び第2の実施形態と同様の構成と機能を発揮する。
特に、噛むための部分23は、図15に示されているように、中央部の互いに対向して接近した部分23e,23eを有しており、これにより、後述のような作用効果を発揮する。
【0064】
本発明の第3の実施形態は以上のように構成されており、以下のような作用を発揮する。
使用者である乳幼児は、把持部である本体51を手にもって、第1の噛むための部分22と、第2の噛むための部分13と、第3の噛むための部分23とを択一的に口腔内に挿入し、噛むことで、摂食運動の前提となる噛む運動を学習することができる。
【0065】
この場合、第1の噛むための部分22を口腔内に入れたときには、これを噛むことで、歯茎及び歯根膜(図18参照)に伝えられる圧力(反力)は、一回の咬合動作中は変化しない。
これに対して、第2の噛むための部分13または第3の噛むための部分23を口腔内に入れたときには、次のような作用がある。
【0066】
ここで、第2の噛むための部分13の作用は、図4にて詳しく説明したのと同じであるから、第3の噛むための部分23による作用を図16を参照して説明する。尚、図16では、第3の噛むための部分23の表面の突起もしくは凹凸については、図示を省略している。
すなわち、図16の説明図に示されているように、乳幼児が第3の噛むための部分23を口腔内で噛むと、乳幼児の上の歯T1が第3の噛むための部分23の図において上面23bに当たり、乳幼児の下の歯T2が第3の噛むための部分23の下面23cに当たる。
咬合動作の初期においては、図16(a)に示すように、最初、第3の噛むための部分の上面23bと下面23cの位置は変化していないので、クリアランス部C2に変化はない。
【0067】
そして、この状態から咬合動作が進行すると、第3の噛むための部分23は、柔軟な材料でなっていることから、容易に撓んで、上面23bと下面23cは、上の歯T1と下の歯T2に挟まれて、クリアランス部C2が縮小する方向へ変位する。この変位の間は、図16(a)の矢印で示すように、乳幼児の歯T1と下の歯T2及びこれらの歯根膜にかかる力(反力)は小さい。
次いで、図16(b)に示すように、上面23bと下面23cが互いに近づくように変位して、つまり、第3の噛むための部分23がつぶれるように変位すると、対向して近接した部分23e,23eが互いに当接する位置まで来る。この状態においては、クリアランスC2は、図示されているように、中心の当接している部分23eと両側の各側面部分23d,23dとの間に分割されたクリアランス部となっている。
これにより、さらに咬合動作が進行して、歯T1と下の歯T2がさらに接近する方向に移動すると、対向して近接した部分23e,23eが当接することで、この力に対抗しようとするので、乳幼児の歯T1と下の歯T2及びこれらの歯根膜にかかる力(反力)は矢印に示すように、図16(a)の場合よりも大きくなる。
そして、この状態からさらに、咬合動作が進行すると、図16(c)に示すように、第3の噛むための部分23のクリアランス部C2はさらに潰れて上下の大きさが非常に小さくなり、もしくは殆ど無くなるまで変位する。
そうすると、上面23bと下面23cはこれ以上同じ方向に変位することができず、場合によっては、互いにその内面が当接する。この状態から、継続して咬合動作が行われると、こんどは、上面23bと下面23cの水平位置を変化させる力と対応する力ではなく、各上面23bと下面23cの材料自体を押しつぶす力と対応する力が矢印に示すように図16(b)の場合よりもさらに大きな力として、乳幼児の歯T1と下の歯T2及びこれらの歯根膜にかかることになる。
【0068】
このように、本実施形態の歯根膜トレーナー50では、第3の噛むための部分23は、第1の実施形態における第2の噛むための部分13と同様に機能して、第1の噛むための部分22を噛む場合と比べると異なる感触を得ることができる。特に、第3の噛むための部分23は、上述のように、クリアランス部C2が段階的に潰れる構成とされているために、2段階ではなく、3段階に変化する反力を付与することができる。尚、噛むための部分としての構成においては、3段階に限らず、クリアランス部がさらに他段階に潰れる構成とされて、多数の段階に変化する反力を付与するようにしてもよい。
したがって、本実施形態においても、第2の噛むための部分13及び第3の噛むための部分23を噛んだときには、一回の咬合動作中において、使用者の歯根膜に異なる反力を与えることができ、その感圧機能を効果的に訓練することができる。すなわち、噛むことにより、食品が破壊されて、その形状が変化した場合に対応する各圧力変化を学ぶことができ、しかも、圧力に応じた対象の形状や性質等を感覚的に知る手掛かりを得ることができる。
これにより、実際の摂食行動における噛む動作と近い感覚を体験することができ、効果的な学習が可能となる。
【0069】
さらに、第3の実施形態の歯根膜トレーナー50では、2種類の変化反力付与手段である第2及び第3の噛むための部分13,23を備えていることから、実際の摂食行動における噛む動作を学習する上で、複数種類の変化反力を体験することができる。すなわち、第2及び第3の噛むための部分13,23において、それぞれ異なる変化反力を設定することで、複数種類の変化反力を感じることができ、より適切な学習を行えるとともに、噛むための部分が異なる形態で3つ形成されていることから、乳幼児がより飽きることなく、長期間継続して使用することができる。
【0070】
本発明は、上述の実施形態に限定されない。例えば噛むための部分は、第1及び第2の2つに限らず、多数形成してもよい。また、把持部もしくは本体はリング状のみならず、あらゆる握りやすい形態が採用される。
また、本発明は、上述の各実施形態の各部分的構成を適宜組み合わせて構成することができる。
【0071】
尚、第2の実施形態の歯根膜トレーナー20における第2の噛むための部分23も図16で説明したのと全く同じ作用効果を発揮することは勿論である。
そして、上述の各実施形態における噛むための部分の数や形態に限らず、さらに多数の噛むための部分を備えることによるさらに異なる感触や、各噛む部分に一様な凹凸もしくは種類の異なる凹凸を形成することで、さらに一層複雑な感触を体験することができる。
第3の実施形態では、変化しない反力を付与する手段としての一種類の噛むための部分と、変化反力を付与するための手段としての二種類の噛むための部分とを備えているが、これに限らず、変化しない反力を付与する手段としての複数種類の噛むための部分と、変化反力を付与するための手段としての一種類の噛むための部分とを備えていてもよいし、変化しない反力を付与する手段と、変化反力を付与するための手段にそれぞれ対応した、各複数種類の噛むための部分を備えるようにしてもよい。
【0072】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、実際の食品を噛んだ場合と極めて近似した感触を与えることにより、適切な噛む運動を可能にする歯根膜トレーナーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による歯根膜トレーナーの第1の実施形態を示す概略正面図である。
【図2】図1の歯根膜トレーナーの概略側面図である。
【図3】図1の歯根膜トレーナーの第1の噛むための部分の概略上面図である。
【図4】図1の歯根膜トレーナーの噛むための部分の作用を説明する説明図である。
【図5】本発明による歯根膜トレーナーの第2の実施形態を示す概略正面図である。
【図6】図5の歯根膜トレーナーの第2の噛むための部分の概略上面図である。
【図7】図5の歯根膜トレーナーの第1の噛むための部分の概略上面図である。
【図8】図5の歯根膜トレーナーの概略側面図である。
【図9】図5の歯根膜トレーナーの噛むための部分の大きさを説明する図である。
【図10】本発明の歯根膜トレーーナーの噛むための部分の別の構成例を示す図である。
【図11】本発明による歯根膜トレーナーの第3の実施形態を示す概略正面図である。
【図12】図11の歯根膜トレーナーの第2の噛むための部分の概略上面図である。
【図13】図11の歯根膜トレーナーのA−A線断面図である。
【図14】図11の歯根膜トレーナーの第1の噛むための部分の概略上面図である。
【図15】図11の歯根膜トレーナーの第3の噛むための部分の概略上面図である。
【図16】図11の歯根膜トレーナーの第3の噛むための部分の作用を説明する説明図である。
【図17】従来の歯がための一例を示す概略正面図である。
【図18】口腔内の歯の周辺部の構成を示す概略説明図である。
【符号の説明】
10,20・・・歯根膜トレーナー、11・・・本体(把持部)12,22・・・第1の噛むための部分、13,23・・・第2の噛むための部分、14,15・・・支持部材。

Claims (4)

  1. 使用者がつかむための把持部と、
    この把持部から突出して設けられた噛むための部分と
    を有しており、
    前記噛むための部分が複数形成され、
    複数の噛むための部分のうち第1の噛むための部分が軟質の材料で中実の構造に形成され、
    第2の噛むための部分が前記第1の噛むための部分と同じ材料により、内側にクリアランスを有するように形成されていることにより、前記噛むための部分は、少なくとも二方向から挟まれるように力を加えられた場合に、力が加わる初期の動作に対しては、小さな反力を生じ、後期の動作に対しては、初期よりも大きな反力を生じる構成とされており、
    前記第1及び第2の噛むための部分の各先端部は、使用者の口の口角幅より小さく、かつ哺乳窩の幅よりも大きくなるようにされており、
    前記第1及び第2の噛むための部分の終端部には使用者の口の口角幅より大きく形成された規制部が設けられていて、
    前記各先端部から前記規制部までの距離が使用者の唇の先端から哺乳窩の前端までの距離よりも小さく設定されている
    ことを特徴とする、歯根膜トレーナー。
  2. 前記第1の噛むための部分及び/または第2の噛むための部分の表面が凹凸となるように形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の歯根膜トレーナー。
  3. 前記第1の噛むための部分及び第2の噛むための部分の表面の凹凸が互いに異なるパターンとされていることを特徴とする、請求項2に記載の歯根膜トレーナー。
  4. 前記第1の噛むための部分は、前記把持部の一端に形成され、前記第2の噛むための部分は、前記把持部の他端に形成されていることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の歯根膜トレーナー。
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