JP4535156B2 - 画像露光装置及びこれを用いた画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、画像露光装置及びこれを用いた画像形成装置に関するものである。
特開2001−343876号公報 特開2004−85899号公報 特開2006−267137号公報 特開2006−27618号公報 特開2007−86605号公報
従来、上記画像形成装置としては、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像形成部の上部に中間転写ベルトを配設するとともに、各画像形成部の下方に配設された画像露光装置によって、各画像形成部の感光体ドラム上に露光画像を形成するように構成したものがある。
かかる画像形成装置に用いられる画像露光装置では、感光体ドラムの下方から当該感光体ドラム上に露光画像を形成するため、感光体ドラムや現像装置などからトナーが落下して、画像露光装置のミラー等の光学部品を汚損する虞れがある。そのため、上記画像露光装置では、感光体ドラム上にレーザービームを走査露光するための開口部に、ガラス等の透明部材からなる露光用窓を設けるとともに、当該露光用窓を所定のタイミングで清掃する清掃部材を設けるように構成されている。また、上記画像露光装置では、感光体ドラム上にレーザービームを走査露光しない非画像露光時に、露光用窓にトナー等が落下して付着するのを防止するために、露光用窓の表面を覆うシャッター部材が開閉自在に設けられている。
このような画像露光装置に関する技術としては、例えば、特開2001−343876号公報や、特開2004−85899号公報、特開2006−267137号公報、特開2006−27618号公報、特開2007−86605号公報等に開示されたものが既に提案されている。
上記特開2001−343876号公報に係る清掃機構は、画像形成装置内外に出し入れ可能な清掃部材を備え画像形成装置内の被清掃部材を掃除する清掃機構において、清掃部材を画像形成装置内に挿入する方向、又は画像形成装置内から引き出す方向のいずれか一方向のみ当該清掃部材が被清掃部材に接触するように構成したものである。
また、上記特開2004−85899号公報に係る画像形成装置は、光源と前記光源から射出された光を透過する防塵透明部材とを有する光学ユニットが備えられ、前記光源から射出された光を感光体に照射して画像を形成する画像形成装置において、
前記防塵透明部材を遮蔽する移動可能な遮蔽手段と、前記遮蔽手段に設けられ前記防塵透明部材を清掃するための清掃手段と、を有するように構成したものである。
さらに、特開2006−267137号公報に係る画像形成装置は、光学ユニットの露光窓に取り付けられた防塵ガラスを透過するレーザー光によって感光体を露光させて潜像を形成する画像形成装置において、前記防塵ガラスを透過するレーザー光を遮蔽するシャッター部材と、このシャッター部材に取り付けられた清掃具と、前記シャッター部材を前記防塵ガラス表面に沿って移動させる駆動手段とを有し、前記シャッター部材の駆動時に、前記清掃具が前記防塵ガラス表面に摺接して移動するように構成したものである。
又、特開2006−27618号公報に係る画像形成装置は、像担持体と、該像担持体に対向して配置され該像担持体上に形成された潜像を現像する現像手段と、前記像担持体の下方に配置され該像担持体上に潜像を形成する書き込み手段と、該書き込み手段からの露光が通過する露光通過部とを具備する画像形成装置において、
前記露光通過部に対して90度未満の開き角度で開閉自在な開閉手段と、該開閉手段を開閉駆動する駆動手段とを有するように構成したものである。
更に、上記特開2007−86605号公報に係るシャッターは、光射出窓を有する光走査装置の近傍に設けられ、光走査方向と略直交する方向に走査光が通過する第一の開口を往復動作して開閉を行うシャッターであって、前記光射出窓を清掃する清掃部材の挿入動作に対応する位置に第二の開口を設けるように構成したものである。
ところで、この発明が解決しようとする課題は、露光窓に設けられた透明部材を覆う状態となる場合にシャッター部材が、清掃部材を通過するための通過領域に入り込まない場合に比べて、画像露光装置や画像形成装置の高さ方向の大きさを抑えることができる画像露光装置及びこれを用いた画像形成装置を提供することにある。
すなわち、請求項1に記載された発明は、感光体に露光画像を形成するための画像露光用窓に設けられた透明な防塵部材と、
前記感光体を交換可能に固定する固定手段の動きに連動して、前記防塵部材の表面を清掃するために設けられる清掃部材が通過する領域である前記防塵部材の表面を覆う遮蔽位置と、前記防塵部材を通して前記感光体の表面に露光画像を形成可能とする開放位置とに切り換えられ、前記防塵部材の表面を覆う遮蔽位置に位置する場合に少なくとも一部が前記清掃部材の通過領域に入り込むシャッター部材とを備え、
前記固定手段は、画像形成装置本体の内部に開閉自在に設けられ、前記感光体の端部を固定する内部カバーであって、当該内部カバーには、前記清掃部材の通過領域に連通する開口部が設けられていることを特徴とする画像露光装置である。
又、請求項2に記載された発明は、前記清掃部材の通過領域は、前記清掃部材が往復移動する際に、当該清掃部材が前記防塵部材から離間した領域と、当該清掃部材が前記防塵部材に対して接触する領域とを有することを特徴とする請求項1に記載の画像露光装置である。
更に、請求項3に記載された発明は、前記固定手段の動きに連動して、前記シャッター部材が前記清掃部材の通過領域に入り込む遮蔽位置と、前記シャッター部材が前記清掃部材の通過領域を開放する開放位置とに切り換えられることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像露光装置である。
また、請求項4に記載された発明は、前記固定手段の動きに連動して、前記内部カバーに設けられた開口部を開閉する開閉部材を備えていることを特徴とする請求項1に記載された画像露光装置である。
さらに、請求項5に記載された発明は、前記清掃部材に付着した汚れを掻き落とす掻き落とし部材を備えていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像露光装置である。
又、請求項6に記載された発明は、前記掻き落とし部材は、前記内部カバーに設けられた開口部を開閉する開閉部材を兼ねていることを特徴とする請求項5に記載の画像露光装置である。
請求項1に記載された発明によれば、露光窓に設けられた透明部材を覆う状態となる場合にシャッター部材が、清掃部材を通過するための通過領域に入り込まない場合に比べて、画像露光装置や画像形成装置の高さ方向の大きさを抑えることができ、装置の小型化が可能となる。
また、請求項1に記載された発明によれば、感光体の交換時に、必ず、露光窓に設けられた透明部材をシャッター部材によって覆うことができ、透明部材が汚損されるのを回避することができる。
又、請求項2に記載された発明によれば、清掃部材によって防塵部材の表面を往復移動させた場合に比較して、防塵部材の表面に汚れが残留するのを回避することができる。
更に、請求項3に記載された発明によれば、露光窓に設けられた透明部材を覆う状態となる場合にシャッター部材が、清掃部材を通過するための通過領域に入り込まない場合に比べて、画像露光装置の高さ方向の大きさを抑えることができる。
また、請求項4に記載された発明によれば、固定部材を開いた状態で、清掃部材を誤って挿入するのを回避することができる。
さらに、請求項5に記載された発明によれば、清掃部材を複数回使用した場合であっても、清掃部材に付着した汚れによって防塵部材を汚損するのを防止することができる。
又、請求項6に記載された発明によれば、内部カバーが開いた状態で、ユーザーが誤って清掃部材を挿入してシャッター部材などを損傷するのを防止することができる。
以下に、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1
図2はこの発明の実施の形態1に係る画像露光装置を適用した画像形成装置としてのタンデム型のデジタルフルカラープリンターを示すものである。
図2において、1はタンデム型のデジタルフルカラープリンターの本体を示すものであり、このプリンター本体1の内部には、図示しないスキャナーやパーソナルコンピュータ、あるいは電話回線等から送られてくる画像データに対して所定の画像処理を行なう画像処理装置(図示せず)が配設されている。
上記タンデム型のデジタルフルカラープリンター本体1の内部には、図2に示すように、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4つの画像形成ユニット(画像形成部)2Y、2M、2C、2Kが、第1色目のイエロー(Y)の画像形成ユニット2Yが相対的に高く、最終色の黒(K)の画像形成ユニット2Kが相対的に低くなるように、水平方向に対して所定の角度(例えば、10度)だけ斜めに傾斜した状態で一定の間隔を隔てて並列的に配置されている。
このように、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4つの画像形成ユニット2Y、2M、2C、2Kを、所定の角度だけ斜めに傾斜した状態で配置することにより、これら4つの画像形成ユニット2Y、2M、2C、2Kを水平に配置した場合に比較して、幅方向の距離を短く設定することができ、プリンター本体1の幅を小さくして小型化が可能となる。
これらの4つの画像形成ユニット2Y、2M、2C、2Kは、基本的に、同様に構成されており、図2及び図3に示すように、大別して、図示しない駆動手段によって所定の速度で回転駆動される像担持体としての感光体ドラム3と、この感光体ドラム3の表面を一様に帯電する一次帯電用の帯電ロール4と、後述する画像露光装置5による画像露光によって感光体ドラム3上に形成された静電潜像を所定の色のトナーで現像する現像器6と、感光体ドラム3の表面を清掃するクリーニング装置7とから構成されている。
上記感光体ドラム3としては、例えば、直径30mmのドラム状に形成され、表面にオーバーコート層を有する有機感光体からなるものが用いられ、図示しない駆動モーターによって所定の回転速度で回転駆動される。
また、上記帯電ロール4としては、例えば、芯金の表面に合成樹脂やゴムからなり電気抵抗を調整した導電層を被覆したロール状の帯電器が用いられ、この帯電ロール4の芯金には、所定の帯電バイアスが印加されるものが用いられている。さらに、この帯電ロール4の表面には、当該帯電ロール4の表面に付着したトナー等の異物を除去するためのクリーニングロール4aが接触するように配置されている。
上記画像露光装置5は、図2に示すように、4つの画像形成ユニット2Y、2M、2C、2Kに共通したものが、これら画像形成ユニット2Y、2M、2C、2Kの下部に配設されている。この画像露光装置5は、図3に示すように、画像データに応じて変調されたレーザービームを射出する図示しない半導体レーザーを4つ備えており、これらの半導体レーザーから射出された4本のレーザービームは、ポリゴンミラー8によって偏向走査されるとともに、図示しないレンズやミラーを介して、各画像形成ユニット2Y、2M、2C、2Kの感光体ドラム3上に走査露光される。
この実施の形態では、画像露光装置5が4つの画像形成ユニット2Y、2M、2C、2Kの下部にわたって配設されており、これら4つの画像形成ユニット2Y、2M、2C、2Kは、水平方向に対して傾斜した状態で配設されているので、画像露光装置5は、各画像形成ユニット2Y、2M、2C、2Kの下部に形成された正面略三角形状の空間に、各画像形成ユニット2Y、2M、2C、2Kの感光体ドラム3上に走査露光する各レーザービームの光路長が等しくなるように配設されている。
上記画像処理装置からは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒 (K)の各色の画像形成ユニット2Y、2M、2C、2Kに共通して設けられた画像露光装置5に、各色の画像データが順次出力され、この画像露光装置5から画像データに応じて射出されたレーザービームLB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kは、対応する感光体ドラム3の表面に走査露光され、静電潜像が形成される。上記感光体ドラム3上に形成された静電潜像は、現像器6Y、6M、6C、6Kによって、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像として現像される。
上記各画像形成ユニット2Y、2M、2C、2Kの感光体ドラム3上に、順次形成されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像は、各画像形成ユニット2Y、2M、2C、2Kの上方にわたって傾斜した状態で配置されたベルト状の中間転写体としての中間転写ベルト10上に、一次転写ロール11によって多重に転写される。
この中間転写ベルト10は、複数のロールによって張架されたベルト状部材であって、当該ベルト状部材の下辺走行領域が、その走行方向に沿った下流側が低く、且つ上流側が高くなるように、水平方向に対して傾斜した状態で配置されている。
即ち、上記中間転写ベルト10は、図2に示すように、ドライブロール13と、バックアップロール12と、テンションロール14と、第1のアイドラーロール15と、第2のアイドラーロール16との間に一定のテンションで掛け回されており、図示しない定速性に優れた専用の駆動モーターによって回転駆動されるドライブロール13により、矢印方向に所定の速度で循環駆動されるようになっている。上記中間転写ベルト10としては、例えば、可撓性を有するポリイミド等の合成樹脂フィルムを帯状に形成し、この帯状に形成された合成樹脂フィルムの両端を溶着等の手段によって接続することにより、無端ベルト状に形成したものが用いられる。上記中間転写ベルト10は、その下辺走行領域において、各画像形成ユニット2Y、2M、2C、2Kの感光体ドラム3Y、3M、3C、3Kに接触するように配置されている。
また、上記中間転写ベルト10は、図4に示すように、その下方の走行領域10aが水平方向Hに対して角度θ(例えば、10度)だけ傾斜した状態で配置されているとともに、その上方の走行領域10bの低位部側端部には、中間転写ベルト10上に一次転写されたトナー像を記録媒体上に二次転写する二次転写手段としての二次転写ロール17が、ドライブロール13によって張架された中間転写ベルト10の表面に当接するように配置されている。
上記中間転写ベルト10上に多重に転写されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像は、図2に示すように、ドライブロール13に圧接する二次転写ロール17によって、圧接力及び静電気力で記録媒体としての記録用紙18上に二次転写され、これらの各色のトナー像が転写された記録用紙18は、上方に位置する定着器19へと搬送される。上記二次転写ロール17は、ドライブロール13の側方に圧接しており、鉛直方向の下方から上方に搬送される記録用紙18上に、各色のトナー像を二次転写するようになっている。
そして、上記各色のトナー像が転写された記録用紙18は、定着器19によって熱及び圧力で定着処理を受けた後、定着器19の出口ロール20及び用紙排出経路21を介して排出ロール22によってプリンター本体1の上部に設けられた排出トレイ13上に排出される。
上記記録用紙18は、図2に示すように、プリンター本体1の内部に配置された給紙トレイ24から所定のサイズ及び材質のものが、給紙ローラ25及び用紙分離搬送用のローラ対26、27により1枚ずつ分離された状態でレジストロール28まで一旦搬送され、停止される。上記給紙トレイ24から給紙された記録用紙18は、所定のタイミングで回転駆動されるレジストロール28によって中間転写ベルト10の二次転写位置へ送出される。
図2中、29Y、29M、29C、29Kは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の現像器6Y、6M、6C、6Kに、所定の色のトナーを供給するトナーカートリッジをそれぞれ示しており、黒(K)色のトナーを収容したトナーカートリッジは、使用頻度が高いため、他のカラーのトナーカートリッジと比較して大型に形成されている。
また、図2中、30はプリンター本体1の側面に設けられた手差しトレイを示すものであり、この手差しトレイ30からは、所望の材質及び所定のサイズの記録媒体18が、給紙ローラ31及び用紙分離搬送用のローラ32を介して、レジストロール28へと搬送される。
図3は上記デジタルフルカラープリンターの各画像形成ユニットを示すものである。
上記イエロー色、マゼンタ色、シアン色及び黒色の4つの画像形成ユニット2Y、2M、2C、2Kは、図3に示すように、すべてが同様に構成されており、これらの4つの画像形成ユニット2Y、2M、2C、2Kでは、上述したように、それぞれイエロー色、マゼンタ色、シアン色及び黒色のトナー像が所定のタイミングで順次形成されるように構成されている。上記各色の画像形成ユニット2Y、2M、2C、2Kは、上述したように、感光体ドラム3を備えており、これらの感光体ドラム3の表面は、一次帯電用の帯電ロール4によって一様に帯電される。その後、上記感光体ドラム3の表面は、画像露光装置5から画像データに応じて射出されるレーザービームLB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kが走査露光されて、各色に対応した静電潜像が形成される。上記感光体ドラム3上に走査露光されるレーザービームLB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kは、当該感光体ドラム3の直下よりやや右側寄りの斜め下方から、所定の傾斜角度で露光されるように設定されている。上記感光体ドラム3上に形成された静電潜像は、各画像形成ユニット2Y、2M、2C、2Kの現像器6の現像ロール6aによってそれぞれイエロー色、マゼンタ色、シアン色、黒色の各色のトナーにより現像されて可視トナー像となり、これらの可視トナー像は、一次転写ロール11の帯電によって中間転写ベルト10上に順次多重に転写される。
上記各現像器6Y、6M、6C、6Kは、トナーとキャリアからなる二成分の現像剤6bを用いた二成分現像方式を採用しており、現像ロール6aの表面にトナーとキャリアからなる二成分現像剤6bの磁気ブラシを形成して、対応する色の感光体ドラム3Y、3M、3C、3Kの表面に形成された静電潜像を現像するように構成されている。
なお、トナー像の転写工程が終了した後の感光体ドラム3の表面は、クリーニング装置7によって残留トナーや紙粉等が除去されて、次の画像形成プロセスに備える。上記クリーニング装置7は、クリーニングブレード7aを備えており、このクリーニングブレード7aによって、感光体ドラム3上の廃トナーを除去するようになっている。
また、トナー像の転写工程が終了した後の中間転写ベルト10の表面は、図2に示すように、二次転写後、クリーニング装置33によって残留トナーや紙粉等が除去されて、次の画像形成プロセスに備える。上記クリーニング装置33は、図2に示すように、クリーニングブレード33aを備えており、このクリーニングブレード33aによって、中間転写ベルト10上の残留トナーや紙粉等を除去するようになっている。
さらに、この実施の形態に係る画像露光装置5は、図5に示すように、イエロー色、マゼンタ色、シアン色及び黒色の各色に対応した画像データに基づいてレーザービームLB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kを射出する図示しない4つの半導体レーザーや、ポリゴンミラー8、あるいは図示しないレンズやミラー等の光学部品から構成されており、これらの光学部品にトナー等の異物が付着すると、レーザービームLB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kを遮光したり散乱したりするため、感光体ドラム3上に露光される画像の画質を低下させることになる。
そのため、上記画像露光装置5は、内部にトナー等の異物が侵入するのを防止するため、外周が箱体状のケーシング35によって密閉されている。また、上記ケーシング35の上端面35aには、イエロー色、マゼンタ色、シアン色及び黒色の各画像形成ユニット2Y、2M、2C、2Kの感光体ドラム3上にレーザービームLB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kを走査露光するための露光窓36が開口されているとともに、当該露光窓36には、トナー等の異物が侵入するのを防止するための透明なガラス板等からなる防塵部材37Y、37M、37C、37Kが配設されている。これらの防塵部材37Y、37M、37C、37Kは、水平に配置されているとともに、各感光体ドラム3Y、3M、3C、3Kの傾斜に合わせて、各防塵部材37Y、37M、37C、37Kの高さが段階的に異なるように配置されている。
また、上記画像露光装置5の表面には、図5に示すように、4つの防塵部材37Y、37M、37C、37Kを開閉するシャッター部材38がスライド自在に設けられている。このシャッター部材38は、図6に示すように、ステンレスやアルミニウム等の金属からなる板金によって構成されており、画像露光装置5の上面に平行に配置されたシャッター部39と、当該シャッター部39の両端部に下向きに折り曲げた状態で連設された起立板部40、41と、当該起立板部40、41の下端部に外側に向けて突出されたスライド部42、43とを備えている。
上記シャッター部材38のシャッター部39の間には、図6に示すように、防塵部材37Y、37M、37C、37Kに対応した位置に露光用の切欠き部44Y、44M、44C、44Kが設けられており、図5に示すように、当該切欠き部44Y、44M、44C、44Kが防塵部材37Y、37M、37C、37Kの上部に移動することによって画像露光を行うように構成されている。
さらに、上記シャッター部材38は、図6に示すように、プリンター本体1内の前面に開閉自在に設けられた内部カバー45の開閉動作に連動して、防塵部材37Y、37M、37C、37Kを遮蔽する遮蔽位置と防塵部材37Y、37M、37C、37Kを開放する開放位置とに移動するように構成されている。
更に説明すると、上記プリンター本体1は、図7に示すように、その前面にメンテナンス時に開閉するフロントカバー46が、その下端部に設けられた図示しないヒンジ部を介して手前側に開閉自在に設けられているとともに、フロントカバー46の内側には、図8に示すように、画像形成ユニット2Y、2M、2C、2Kの前面を覆う固定部材としての内部カバー45が、その下端部に設けられたヒンジ部47によってプリンター本体に対して手前側に開閉自在に取り付けられている。この内部カバー45は、画像形成ユニット2Y、2M、2C、2Kの前面側の位置を固定する機能を有するとともに、画像形成ユニット2Y、2M、2C、2Kの交換時等に開閉されるものであり、プリンター本体1内のフレーム48の前面側の第2フレームを構成している。また、上記内部カバー45は、紙詰まり等が発生した際に、ユーザーが誤って開閉するのを防止するため、その左右の上部には、開位置に回動することによって初めて内部カバー45を開放可能とする操作レバー49、50が設けられている。
そして、上記内部カバー45の内面には、図6及び図9に示すように、その一端部(図示例では、左端部)にシャッター部材38を移動させるためのリンク機構51が配設されている。このリンク機構51は、内部カバー45の内面に固定した状態で取り付けられた第1のリンク52と、プリンター本体1側に水平にスライド自在に取り付けられた第3のリンク54と、これら第1のリンク52と第3のリンク54とを連結する第2のリンク53とから構成されている。上記第1のリンク52は、内部カバー45の内面にプリンター本体1の内部に向けて突出した状態で固定して取り付けられており、当該第1のリンク52には、第2のリンク53の先端部53bを案内する湾曲した形状の溝部55が設けられている。また、上記第2のリンク53は、その基端部53aが第3フレーム54の先端に回動自在に支持されているとともに、その先端部53bは、第1のリンク52の溝部55にスライド自在に嵌合されている。さらに、上記第3のリンク54は、当該第3のリンク54の長手方向に沿って設けられたスライド溝54aと、プリンター本体1の内部に水平方向に沿って所定の距離を隔てて突出するように設けられた2本のスライドピン56によって、水平方向に沿ってスライド自在に取り付けられており、当該第3のリンク54の中間位置の下端部には、円柱形状のカムフォロワー部材57が取り付けられているとともに、当該カムフォロワー部材57は、シャッター部材38の上端部に取り付けられた平板状のカム部材58に係合されている。
上記第3のリンク54に設けられたカムフォロワー部材57と、シャッター部材38に取り付けられたカム部材58は、内部カバー45の開閉動作に伴った第3のリンク54の水平方向に沿ったスライド動作を、シャッター部材38の画像露光装置5の上面に沿ったスライド動作に変換するためのものである。
上記内部カバー45をプリンター本体1の前面側に回動させると、図6及び図10に示すように、当該内部カバー45に取り付けられた第1のリンク52が、図6中反時計周り方向に回動し、この第1のリンク52の溝55に嵌合された第2のリンク53は、第1のリンク52の回動動作に連動して回動しつつ、図10に示すように、プリンター本体1の手前側に移動する。また、この第2のリンク53の基端部53aに連結された第3のリンク54も、プリンタ本体1の前面側に移動することになる。
すると、上記第3のリンク54の下端部に下向きに突出するように設けられたカムフォロワー部材57は、当該カムフォロワー部材57と共にプリンター本体1の前面側にスライドする。このカムフォロワー部材57は、カム部材58の湾曲形状に形成された案内溝59に嵌合されている。また、案内溝59は、図11及び図12に示すように、プリンター本体1の前面側に向けて高くなるように傾斜して設けられている。そのため、カム部材58は、カムフォロワー部材57がプリンター本体1の前面側にスライドすると、プリンター本体1の側面側に向けて矢印方向にスライドしつつ、徐々に高さが高くなるように移動する。同様に、このカム部材58に一端部が取り付けられたシャッター部材38は、図13に示すように、プリンター本体1の側面側に向けて矢印方向にスライドしつつ、徐々に高さが高くなるように移動する。
その結果、上記内部カバー45を開いた状態では、図1に示すように、シャッター部材38が画像露光装置5の防塵部材37Y、37M、37C、37Kを遮蔽するとともに、当該内部カバー45を閉じた状態では、図14に示すように、シャッター部材38が画像露光装置5の露光窓を開放するようになっている。
また、この実施の形態では、画像形成ユニット2Y、2M、2C、2Kの交換時等の所定のタイミングで、画像露光装置5の防塵部材37Y、37M、37C、37Kの表面を清掃する清掃部材を備えている。プリンター本体1側のフレーム48には、図15に示すように、画像露光装置5の防塵部材37Y、37M、37C、37Kの上部に対応した位置に、清掃部材としての清掃棒60を案内する案内通路61が設けられている。この案内通路61は、プリンター本体1の内部に向けて防塵部材37Y、37M、37C、37Kと平行に形成されており、プリンター本体1に挿入された清掃棒60を、防塵部材37Y、37M、37C、37Kの表面に沿って案内しつつ、当該清掃棒60によって防塵部材37Y、37M、37C、37Kの表面を清掃するように構成されている。
ところで、この実施の形態では、上述したように、シャッター部材37の開閉動作が、内部カバー45の開閉動作に連動するように構成されており、画像露光装置5の防塵部材37Y、37M、37C、37Kがトナー等によって汚損される虞れがあるのが、主として、内部カバー45を開放した状態で、画像形成ユニット2Y、2M、2C、2Kを交換するときであるため、シャッター部材37は、内部カバー45を開放して画像形成ユニット2Y、2M、2C、2Kを交換するときに遮蔽状態となって、防塵部材37Y、37M、37C、37Kの表面を遮蔽するように構成されている。
そのため、上記内部カバー45が開いた状態で防塵部材37Y、37M、37C、37Kを清掃棒60によって清掃可能とするためには、内部カバー45が開いた状態では、図1に示すように、防塵部材37Y、37M、37C、37Kの表面がシャッター部材37で遮蔽されており、一方、清掃棒60がシャッター部材37と干渉せずに、防塵部材37Y、37M、37C、37Kの表面を清掃可能とするには、シャッター部材37と防塵部材37Y、37M、37C、37Kとの間に、清掃棒60を挿入して往復移動を可能とするだけの大きなスペースが必要となる。その結果、画像露光装置5のシャッター部材37を含めた高さが高くなってしまい、当該画像露光装置5を装着したフルカラープリンター全体の小型化を達成することができない。
そこで、この実施の形態では、感光体に露光画像を形成するための画像露光用窓に設けられた防塵部材と、前記防塵部材の表面を清掃するために設けられる清掃部材が通過する領域である前記防塵部材の表面を覆う遮蔽位置と、前記防塵部材を通して前記感光体の表面に露光画像を形成可能とする開放位置とに切り換えられ、前記防塵部材の表面を覆う遮蔽位置に位置するときに少なくとも一部が前記清掃部材の通過領域に入り込むシャッター部材とを備えるように構成されている。ここでシャッター部材は前記清掃部材の通過領域と、その遮蔽位置に置いて交わる位置に配置されるものであってもよい。
即ち、この実施の形態では、図1に示すように、防塵部材37Y、37M、37C、37Kの表面を清掃する清掃棒60を案内するガイド用の通路61が、防塵部材37Y、37M、37C、37Kの表面近傍に近接して配置されているとともに、シャッター部材38は、防塵部材37Y、37M、37C、37Kの表面を覆う遮蔽位置に位置するときに少なくとも一部が、清掃棒60のガイド用通路61内に入り込むように構成されている。
また、この実施の形態では、図14に示すように、防塵部材37Y、37M、37C、37Kの表面を清掃棒60によって清掃する際には、シャッター部材38が開放されている必要があり、シャッター部材38が開放されているのは、内部カバー45を閉じた状態であるため、内部カバー45が閉じた状態にあるときに、清掃棒60をガイド用通路61に挿入して、防塵部材37Y、37M、37C、37Kの表面を清掃するようになっている。そのため、上記内部カバー45には、図8及び図16に示すように、清掃棒60を挿入するための開口部70が設けられている。また、この開口部70には、清掃棒60を開口部70内に案内するため、上向きにテーパー状に開いた導入板71が設けられている。
上記清掃棒60は、図17及び図18に示すように、細長い棒状に形成されており、その先端部の下端面には、不織布等からなる清掃用シート62が、合成樹脂等からなる保持部材63の底面及び長手方向の先端側及び後端側の側面にわたって巻き付けた状態で設けられている。また、上記保持部材63は、清掃棒60の先端部60aにスナップフィット63a等によって交換可能に係合されている。さらに、上記清掃棒60の先端部60aには、その上端面の左右両側にプリンター本体1側のガイド用通路61に挿入する案内部64が設けれている。なお、上記清掃棒60の基端部には、ユーザーが清掃棒60を把持するための取っ手部65が設けられている。また、図17中、66はストッパーを示している。
また、上記清掃棒60が挿入されるプリンター本体1側のガイド用通路61は、図19に示すように、上下2段の通路67、68から構成されている。このガイド用通路61のうち、上段の通路67は、清掃棒60をプリンター本体1の奥側の端部まで移動させる往路を案内するためのものであり、当該清掃棒60による防塵部材37Y、37M、37C、37K表面を清掃は行わない。一方、上記ガイド用通路61のうち、下段の通路68は、清掃棒60をプリンター本体1の手前側の端部まで引き出す復路を案内するためのものであり、清掃棒60は、上段通路67の奥側の端部に設けられた板バネ部69によって下段の通路68へと押し下げられるようになっている。
このように、上記ガイド用通路61を上下2段の通路によって構成しているのは、ガイド用通路61が1段しかない場合には、ユーザーが清掃棒60を往復移動させることができるため、ユーザーが清掃棒60を往復移動させることによって防塵部材37Y、37M、37C、37Kの表面に汚れが残留する虞れがあるため、これを回避する目的で上下2段の通路によって構成している。
ただし、上記ガイド用通路61を上下2段の通路によって構成した場合であっても、ユーザーは、清掃棒60が下段の通路に移動した状態では、清掃棒60の往復移動が可能となってしまう。そのため、ユーザーが清掃棒60を往復移動させるのを確実に回避するためには、図17に示すように、清掃棒60の案内部の両側面に、平面直角三角形状の突起72を一方向に向けて設けるとともに、図20に示すように、ガイド用通路61の特に下段通路68の両側面に清掃棒60の突起と同一方向を向いた突起73を設けることにより、下段通路68においてユーザーが清掃棒60を奥側に移動させようとした場合に、清掃棒60の突起72と、ガイド用の下段通路68の突起73とが係合して、清掃棒60の奥側への移動を阻止するように構成されている。
また、上記清掃棒60は、基本的に、画像形成ユニット2Y、2M、2C、2Kの交換時に、防塵部材37Y、37M、37C、37Kの表面を清掃するために使用されるものであるが、1回のみの使用ではなく、複数回使用した後に交換することを想定している。そのため、上記清掃棒60の清掃面62にトナー等が付着したままの状態で再度使用されると、上述した往復移動と同様の理由から防塵部材37Y、37M、37C、37Kの表面に汚れが残留する虞れがある。
そこで、この実施の形態では、清掃棒60をプリンター本体1から引き抜く際に、清掃棒60の清掃面に付着した汚れを掻き落とすように構成されている。上記プリンター本体1のフレーム48には、図21に示すように、ガイド用通路61の裏面側に、清掃棒60の清掃面に付着した汚れを掻き落とす掻き落とし部材80が設けられている。この掻き落とし部材80は、図22に示すように、ガイド用通路61の出口部の下端部に配設され、当該ガイド用通路61の出口部に対応した位置に、図23に示すように、清掃棒60の清掃面62に付着した汚れを掻き落とす掻き落とし片81が立設されているとともに、当該掻き落とし片81の裏面側には、掻き落とされた汚れを回収する回収箱82が一体的に設けられている。
また、上記掻き落とし部材80は、図21に示すように、ガイド用通路61を開閉する開閉部材としての機能をも果たしている。上記プリンター本体1は、図15に示すように、内部カバー45を開いた状態では、フレーム48にガイド用通路61が開口した状態となっている。そのため、内部カバー45を開いた状態で、ユーザーが誤ってガイド用通路61から清掃棒60を挿入してしまい、内部のシャッター部材37等と干渉して、シャッター部材37等を損傷する虞れがある。
そこで、この実施の形態では、図21に示すように、内部カバー45を開いた状態では、ガイド用通路61の入口部を掻き落とし部材80によって閉じるように構成されている。この掻き落とし部材80は、図21に示すように、プリンター本体1のフレーム48側の部材83に対して、上下方向に摺動自在に保持されているとともに、当該掻き落とし部材80の下端部に設けられた凸部84には、内部カバー45の下端部に設けられた凸部85が係合するように構成されている。そのため、内部カバー45を開いた状態では、内部カバー45の下端部に設けられた凸部85が、掻き落とし部材80の下端部に設けられた凸部84に係合して、掻き落とし部材80が上方に押し上げられて、掻き落とし部材80の掻き落とし片81によって、プリンター本体1のガイド用通路61が閉じられるようになっている。
以上の構成において、この実施の形態に係る画像露光装置を適用したフルカラープリンターでは、次のようにして、露光窓に設けられた透明部材を覆う状態にシャッター部材が、清掃部材を通過するための通過領域に入り込まない場合に比べて、画像露光装置や画像形成装置の高さ方向の大きさを抑えることとなる。
すなわち、この実施の形態に係るフルカラープリンターでは、図2及び図3に示すように、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各画像形成ユニット2Y、2M、2C、2Kの感光体ドラム3Y、3M、3C、3K上に、画像露光装置5によって各色の画像データに応じた露光画像を形成して、これらの感光体ドラム3Y、3M、3C、3Kの表面にイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像データに対応した静電潜像を形成するとともに、各感光体ドラム3Y、3M、3C、3Kの表面に形成された静電潜像を現像器6Y、6M、6C、6Kによって現像して対応する色のトナー像を形成する。
これら各感光体ドラム3Y、3M、3C、3K上に形成されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像は、中間転写ベルト10上に多重に転写された後、記録用紙18上に二次転写され、定着器19によって定着され、プリンター本体1の上部に設けられた排出トレイ上に排出される。
ところで、上記フルカラープリンターでは、長期間にわたってプリント動作を継続する間に、感光体ドラム3Y、3M、3C、3Kの表面が磨耗して寿命に達する場合があり、感光体ドラム3Y、3M、3C、3Kが寿命に達した場合には、感光体ドラム3Y、3M、3C、3Kを含めて画像形成ユニット2Y、2M、2C、2Kを交換する必要がある。
上記フルカラープリンターでは、画像形成ユニット2Y、2M、2C、2Kを交換するにあたり、図8に示すように、プリンター本体1のフロントカバー46を開けた状態で、内部カバー45の操作レバー49、50を開位置へと回動して、図10に示すように、内部カバー45をプリンター本体1の手前側に開くようになっている。
そして、上記プリンターでは、図15に示すように、プリンター本体1の前面に露出した画像形成ユニット2Y、2M、2C、2Kのうち、感光体ドラム3を交換する画像形成ユニット2を手前側に引き出して、新しい画像形成ユニット2と交換する。その際、上記画像形成ユニット2の感光体ドラム3は、現像器6と隣接した状態となっているため、画像形成ユニット2を交換するときに、感光体ドラム3に付着したトナーや、現像器6の開口部に位置するトナーが、図14に示すように、下方に位置する画像露光装置5の防塵部材37上に落下して、防塵部材37の表面を汚損する虞れがある。
そのため、この実施の形態では、図10に示すように、内部カバー45の開放動作に連動して、シャッター部材38が閉じて、図1に示すように、当該シャッター部材38のシャッター部39によって画像露光装置5の防塵部材37を遮蔽するようになっている。
よって、画像形成ユニット2を交換するときに、感光体ドラム3に付着したトナーや、現像器6の開口部に位置するトナーが落下した場合であっても、シャッター部材38のシャッター部39によって遮蔽し、画像露光装置5の防塵部材37がトナー等によって汚損されるのを回避される。
また、上記実施の形態では、図1に示すように、シャッター部材38のシャッター部39が、画像露光装置5の防塵部材37を遮蔽する際に、清掃棒60のガイド用通路61内に入り込むように構成されている。そのため、通常のプリンターでは、シャッター部材38のシャッター部39を閉じた状態で、清掃棒60によって画像露光装置5の防塵部材37を清掃するように構成するため、シャッター部材38と清掃棒60の移動経路とが干渉するのを回避する必要があり、シャッター部材38と清掃棒60の移動経路との間に大きなスペースが必要となって、装置の大型化を招いていた。
これに対して、上記実施の形態では、図14に示すように、内部カバー45を閉じた状態、つまり当該内部カバー45と連動するシャッター部材38が開放された状態で、画像露光装置5の防塵部材37を清掃棒60によって清掃するように構成したため、シャッター部材38のシャッター部39が、画像露光装置5の防塵部材37を遮蔽する際に、清掃棒60のガイド用通路61内に入り込むように構成することができ、その結果、シャッター部材38と清掃棒60の移動経路との間に大きなスペースを設ける必要がなく、画像露光装置5及びプリンターが小型化になる。
図1はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としてのタンデム型のフルカラープリンターの要部を示す構成図である。 図2はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としてのタンデム型のフルカラープリンターを示す構成図である。 図3はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としてのタンデム型のフルカラープリンターの画像形成部を示す構成図である。 図4は中間転写ベルトの配置を示す構成図である。 図5はこの発明の実施の形態1に係る画像露光装置を示す構成図である。 図6はシャッター部材を示す斜視構成図である。 図7はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としてのタンデム型のフルカラープリンターを示す外観斜視図である。 図8はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としてのタンデム型のフルカラープリンターのフロントカバーを開いた状態を示す外観斜視図である。 図9はリンク機構を示す斜視構成図である。 図10はシャッター部材を示す斜視構成図である。 図11はカム部材を示す側面図である。 図12はカム部材を示す斜視構成図である。 図13はシャッター部材の移動状態を示す斜視構成図である。 図14はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としてのタンデム型のフルカラープリンターの要部を示す構成図である。 図15はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としてのタンデム型のフルカラープリンターの内部カバーを開いた状態を示す構成図である。 図16は清掃棒の挿入状態を示す斜視構成図である。 図17は清掃棒を示す斜視構成図である。 図18は清掃棒を示す正面図である。 図19は清掃棒による清掃状態を示す構成図である。 図20は清掃棒の戻り防止機構を示す構成図である。 図21は掻き落とし部材を示す斜視構成図である。 図22は掻き落とし部材を示す斜視構成図である。 図23は掻き落とし部材を示す斜視構成図である。
符号の説明
5:画像露光装置、35:ケーシング、37Y、37M、37C、37K:防塵部材、38:シャッター部材、45:内部カバー、60:清掃棒、61:ガイド用通路。

Claims (6)

  1. 感光体に露光画像を形成するための画像露光用窓に設けられた透明な防塵部材と、
    前記感光体を交換可能に固定する固定手段の動きに連動して、前記防塵部材の表面を清掃するために設けられる清掃部材が通過する領域である前記防塵部材の表面を覆う遮蔽位置と、前記防塵部材を通して前記感光体の表面に露光画像を形成可能とする開放位置とに切り換えられ、前記防塵部材の表面を覆う遮蔽位置に位置する場合に少なくとも一部が前記清掃部材の通過領域に入り込むシャッター部材とを備え、
    前記固定手段は、画像形成装置本体の内部に開閉自在に設けられ、前記感光体の端部を固定する内部カバーであって、当該内部カバーには、前記清掃部材の通過領域に連通する開口部が設けられていることを特徴とする画像露光装置。
  2. 前記清掃部材の通過領域は、前記清掃部材が往復移動する際に、当該清掃部材が前記防塵部材から離間した領域と、当該清掃部材が前記防塵部材に対して接触する領域とを有することを特徴とする請求項1に記載の画像露光装置。
  3. 前記固定手段の動きに連動して、前記シャッター部材が前記清掃部材の通過領域に入り込む遮蔽位置と、前記シャッター部材が前記清掃部材の通過領域を開放する開放位置とに切り換えられることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像露光装置。
  4. 前記固定手段の動きに連動して、前記内部カバーに設けられた開口部を開閉する開閉部材を備えていることを特徴とする請求項1に記載された画像露光装置。
  5. 前記清掃部材に付着した汚れを掻き落とす掻き落とし部材を備えていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像露光装置。
  6. 前記掻き落とし部材は、前記内部カバーに設けられた開口部を開閉する開閉部材を兼ねていることを特徴とする請求項5に記載の画像露光装置。
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