JP2024030337A - 画像形成装置 - Google Patents

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Figure 2024030337000001
【課題】転写位置の手前に配置される搬送ガイドに堆積したトナーを除去する。
【解決手段】画像形成装置は、トナー像を担持する像担持体と、像担持体に転写位置で圧接されて転写ニップを形成し、搬送中のシートが転写ニップを通過するときにシートにトナー像を転写する転写ローラーと、搬送中のシートを転写ニップへ向けてガイドする転写前ガイドと、転写前ガイドを清掃する第1清掃体と、所定方向に移動可能に支持される移動部材と、を備え、転写前ガイドは、像担持体の下方にガイド端部を有し、第1清掃体は、移動部材に取り付けられ、ガイド端部に接触し、移動部材と共に所定方向に移動することにより、ガイド端部に堆積したトナーを除去する。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来の画像形成装置は、像担持体と転写ローラーとのニップ位置(ここでは、転写位置と称する)にシートを搬送し、転写位置を通過中のシートにトナー像を転写する。この構成では、搬送中のシートを転写位置に向けてガイドするため、転写位置の手前に搬送ガイドが配置される(たとえば、特許文献1参照)。
特開2005-309261号公報
転写位置の手前に搬送ガイドを配置する構成では、シートの後端が搬送ガイドの先端を通過し切ったとき、シートの剛性によりシートの後端が跳ねて像担持体に衝突し、像担持体からトナーが落下する場合がある。この場合、像担持体から落下したトナーが搬送ガイドに堆積する。搬送ガイドにトナーが堆積すると、そのトナーが搬送中のシートに付着してシートを汚染するという不都合が生じ得る。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、転写位置の手前に配置される搬送ガイドに堆積したトナーを除去することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一局面による画像形成装置は、トナー像を担持する像担持体と、像担持体に転写位置で圧接されて転写ニップを形成し、搬送中のシートが転写ニップを通過するときにシートにトナー像を転写する転写ローラーと、搬送中のシートを転写ニップへ向けてガイドする転写前ガイドと、転写前ガイドを清掃する第1清掃体と、所定方向に移動可能に支持される移動部材と、を備える。転写前ガイドは、像担持体の下方にガイド端部を有する。第1清掃体は、移動部材に取り付けられ、ガイド端部に接触し、移動部材と共に所定方向に移動することにより、ガイド端部に堆積したトナーを除去する。
本発明の構成では、転写位置の手前に配置される搬送ガイド(転写前ガイド)に堆積したトナーを除去できる。
実施形態による画像形成装置の概略図である。 実施形態による画像形成装置の画像形成部の概略図である。 実施形態による画像形成装置の転写位置周辺の概略図である。 実施形態による画像形成装置の清掃部周辺の概略図である。 実施形態による画像形成装置の移動部材およびその周辺の斜視図である。 実施形態による画像形成装置の移動部材を上方から見た斜視図である。 実施形態による画像形成装置の移動部材を下方から見た斜視図である。
以下、本発明の一実施形態による画像形成装置について、タンデム方式のカラーレーザープリンターを例にとって説明する。
<画像形成装置の全体構成>
図1に示すように、本実施形態の画像形成装置100は、メイン搬送路MPを備える。また、画像形成装置100は、シートカセットCAを備える。シートカセットCAは、画像形成装置100の本体に対して着脱可能である。シートカセットCAには、印刷ジョブで用いるシートSが収容される。メイン搬送路MPは、シートカセットCAからのシートSの供給位置P0から、転写位置P1および定着位置P2を経由し、排出トレイETに至る。
印刷ジョブでは、シートカセットCAのシートSが供給位置P0からメイン搬送路MPに供給される。画像形成装置100は、メイン搬送路MPに沿ってシートSを搬送する。そして、画像形成装置100は、搬送中のシートSに画像を印刷する。言い換えると、画像形成装置100は、搬送中のシートSにトナー像を転写する。転写位置P1において、搬送中のシートSに対するトナー像の転写が行われる。
なお、シートカセットCAは、画像形成装置100の本体下方に装着される。転写位置P1は、シートカセットCAからメイン搬送路MPへのシートSの供給位置P0よりも上方である。このため、メイン搬送路MPへのシートSの供給後、シートSは下方から上方に向けて搬送される。
画像形成装置100は、シアン、マゼンタ、イエローおよびブラックの4色分の画像形成部1を備える。各画像形成部1は、対応する色のトナー像を形成する。以下、或る1つの画像形成部1に着目して構成を説明する。各画像形成部1の基本的な構成は互いに同じである。したがって、他の画像形成部1の構成の説明については、以下の説明を援用するものとして省略する。
画像形成部1は、感光体ドラム11と、帯電装置12と、露光装置13と、現像装置14と、清掃装置15と、を備える(図2参照)。画像形成部1による画像形成時、感光体ドラム11が回転する。帯電装置12は、感光体ドラム11の外周面を帯電させる。露光装置13は、感光体ドラム11の外周面を露光し、感光体ドラム11の外周面上に静電潜像を形成する。現像装置14は、感光体ドラム11の外周面にトナーを供給し、静電潜像をトナー像に現像する。なお、感光体ドラム11の外周面上のトナー像は、後述する中間転写ベルト2に1次転写される。清掃装置15は、中間転写ベルト2に転写されずに感光体ドラム11の外周面上に残留したトナーを除去する。
また、図1に示すように、画像形成装置100は、中間転写ベルト2を備える。中間転写ベルト2は「像担持体」に相当する。中間転写ベルト2は、無端状のベルトである。
たとえば、中間転写ベルト2は、基材層と基材層上のゴム層(すなわち、弾性層)とを含む。基材層の素材として、ポリイミド樹脂またはPVDF(ポリフッ化ビニリデン)にイオン導電材および導電性カーボンなどの導電材を混合して導電性を付与したものを使用できる。ゴム層の素材として、ヒドリンゴム、クロロプレンゴムおよびポリウレタンゴムなどを使用できる。なお、ゴム層を保護するコート層を設けてもよい。コート層の素材として、アクリル、シリコンおよびフッ素樹脂などを使用できる。
中間転写ベルト2は、駆動ローラー20を含む複数のベルトローラーによって回転可能に張架される。図1では、他のベルトローラーの符号を省略する。中間転写ベルト2は、感光体ドラム11の外周面に接触した状態で、図中の矢印D1で示す方向に回転(周回)する。ベルトローラーとしての駆動ローラー20が回転することにより、中間転写ベルト2が従動する。中間転写ベルト2は、印刷ジョブでシートSに印刷すべきトナー像を担持して回転する。
画像形成装置100は、1次転写ローラー21を備える。1次転写ローラー21は、シアン、マゼンタ、イエローおよびブラックの各色に1つずつ割り当てられる。各1次転写ローラー21は、中間転写ベルト2の内側に配置される。各1次転写ローラー21は、中間転写ベルト2を挟んで、対応する色の感光体ドラム11と対向して配置される。
また、画像形成装置100は、2次転写ローラー22を備える。2次転写ローラー22は「転写ローラー」に相当する。2次転写ローラー22の回転軸は、画像形成装置100の前後方向に延びる。すなわち、2次転写ローラー22の回転軸方向(2次転写ローラー22の回転軸が延びる方向)は、画像形成装置100の前後方向である。
以下、2次転写ローラー22の回転軸方向を単に前後方向と称する場合がある。なお、前後方向は「所定方向」に相当する。シート搬送方向と直交する方向は前後方向(すなわち、所定方向)である。すなわち、シートSの幅方向は前後方向である。
なお、変形例として、画像形成装置100は、モノクロプリンターであってもよい。変形例では、図示しないが、中間転写ベルトは設置されず、転写位置P1において像担持体としての感光体ドラムに転写ローラーが圧接する。
2次転写ローラー22は、中間転写ベルト2の外側に配置される。2次転写ローラー22は、中間転写ベルト2の外周面に対して転写位置P1で圧接する。2次転写ローラー22は、駆動ローラー20との間で中間転写ベルト2を挟み、中間転写ベルト2との間に転写ニップを形成する。転写位置P1において転写ニップが形成される。メイン搬送路MPは、転写ニップを経由する。
印刷ジョブでは、転写位置P1(すなわち、転写ニップ)に向けてシートSが搬送される。搬送中のシートSは転写ニップを通過する。すなわち、中間転写ベルト2は、各感光体ドラム11との接触位置よりも中間転写ベルト2の回転方向の下流側において、搬送中のシートSに接触する。
各画像形成部1は、対応する色のトナー像を形成する。各1次転写ローラー21は、中間転写ベルト2の外周面にトナー像を1次転写する。すなわち、中間転写ベルト2は、各感光体ドラム11からトナー像の1次転写を受ける。
中間転写ベルト2は、各感光体ドラム11から1次転写されたトナー像を担持して回転する。中間転写ベルト2は、転写ニップを通過中のシートSに接触する。2次転写ローラー22は、転写電圧電源から転写電圧の印加を受ける。2次転写ローラー22は、中間転写ベルト2との間に転写電界を形成することにより、転写ニップを通過中のシートSに対してトナー像を2次転写する。
ここで、画像形成装置100は、後述する転写前ガイド6を含む複数の搬送ガイドを備える(図3参照)。複数の搬送ガイドは、メイン搬送路MPに沿って搬送されるシートSの搬送をガイドする。メイン搬送路MPは、複数の搬送ガイドを組み合わせることによって形成される。メイン搬送路MPに沿って搬送されるシートSの搬送経路は、複数の搬送ガイドによって規定される。後述する両面印刷搬送路DPもメイン搬送路MPと同様である。なお、転写前ガイド6につては、後に詳細に説明する。
また、図1に示すように、画像形成装置100は、清掃部3を備える。清掃部3は、中間転写ベルト2の外側に配置される。清掃部3は、転写位置P1よりも中間転写ベルト2の回転方向における下流側に配置される。清掃部3は、中間転写ベルト2の外周面を清掃する。具体的には、清掃部3は、シートSに転写されずに中間転写ベルト2の外周面上に残留したトナーを除去する。
清掃部3は、ファーブラシ31と、回収ローラー32と、ブレード33と、をハウジングHGの内部に備える(図4参照)。また、清掃部3は、プレブラシ30を備える。図4において、矢印D1で示す方向は中間転写ベルト2の回転方向である。矢印D2で示す方向はファーブラシ31の回転方向であり、矢印D3で示す方向は回収ローラー32の回転方向である。
プレブラシ30は、導電ブラシである。プレブラシ30は、中間転写ベルト2の外周面に接触する。プレブラシ30には、トナーの帯電極性と同極性の直流電圧が印加される。プレブラシ30は、中間転写ベルト2の外周面上の残留トナーに電荷を付与し、残留トナーの帯電量を均一化する。
ファーブラシ31は、ブラシ部(繊維)をシャフトに巻き付けることによって形成される。ブラシ部としては、アクリルおよびレーヨンなどの絶縁樹脂にカーボンなどで導電性を持たせた繊維を使用できる。
ファーブラシ31は、回転可能に支持される。ファーブラシ31は、プレブラシ30の配置位置よりも中間転写ベルト2の回転方向における下流側に配置される。ファーブラシ31は、転写ニップよりも中間転写ベルト2の回転方向における下流側で中間転写ベルト2の外周面に接触する。ファーブラシ31は、中間転写ベルト2の回転方向に対してカウンター方向(図4では反時計回り方向)に回転する。ファーブラシ31は、中間転写ベルト2の回転中に回転する。これにより、ファーブラシ31は、中間転写ベルト2の外周面から残留トナーを除去する。
回収ローラー32は、アルマイト処理が施されたアルミニウム製のローラーである。回収ローラー32は、ファーブラシ31と接触する位置に回転可能に支持される。回収ローラー32は、ファーブラシ31とは逆方向(図4では時計回り方向)に回転する。回収ローラー32は、ファーブラシ31と共に、中間転写ベルト2の回転中に回転する。
回収ローラー32は、ファーブラシ31のブラシ部に接触する。回収ローラー32は、クリーニング電圧の印加を受ける。クリーニング電圧は、トナーと逆極性の直流電圧である。これにより、ファーブラシ31と回収ローラー32との電位差により、ファーブラシ31から回収ローラー32に向けて残留トナーが移動する。すなわち、回収ローラー32は、ファーブラシ31によって中間転写ベルト2の外周面から除去される残留トナーを回収する。
ブレード33は、ゴム製である。ブレード33の素材は、たとえば、ウレタンゴムである。ブレード33は、平板状に形成される。ブレード33の一端は、ハウジングHGに固定される。ブレード33の他端は、回収ローラー32の周面上に配置され、回収ローラー32の外周面に接触する。言い換えると、ブレード33は、ハウジングHGに固定される固定端と、回収ローラー32の外周面に接触する自由端と、を有する。
ブレード33は、回収ローラー32の外周面にカウンター当接する。これにより、ブレード33は、回収ローラー32の外周面から残留トナーを掻き取る。残留トナーは、回収ローラー32の外周面から掻き落とされ、搬送スパイラル34によってハウジングHGの外部に搬送される。なお、ハウジングHGの外部に回収容器(図示せず)が設けられる。その回収容器に残留トナーが貯められる。
また、図1に示すように、画像形成装置100は、定着部4を備える。定着部4は、定着位置P2に配置される。定着部4は、定着ローラー対(符号省略)を備える。定着ローラー対は、加熱ローラーおよび加圧ローラーを含む。加熱ローラーは、ヒーターを内蔵する。加圧ローラーは、加熱ローラーに圧接する。加熱ローラーおよび加圧ローラーは、互いに圧接し、定着位置P2に定着ニップを形成する。
印刷ジョブでは、トナー像の転写処理を受けたシートSが定着位置P2を通過する。すなわち、加熱ローラーと加圧ローラーとの間の定着ニップにシートSが挟み込まれる。定着部4は、定着位置P2を通過中のシートSを加熱する。定着位置P2において、シートSに対する加圧が行われる。定着部4は、トナー像の転写処理を受けたシートSに対して加熱および加圧を行うことにより、シートSにトナー像を定着させる。定着処理後、シートSは、排出トレイETに排出される。
画像形成装置100は、符号は省略するが、搬送部を備える。搬送部は、搬送ローラー対を含む。また、搬送部は、搬送ローラー対を回転させるモーターを含む。搬送ローラー対は、一対のローラーを含む。一対のローラーは、ローラー間に搬送ニップを有する。搬送ローラー対は、回転することにより、搬送ニップに進入したシートSを搬送する。搬送部は、メイン搬送路MPに沿ってシートSを搬送する。搬送部は、後述する両面印刷搬送路DPに沿ってシートSを搬送する。
なお、画像形成装置100は、印刷ジョブとして、シートSの片面にのみトナー像を印刷する片面印刷ジョブに加え、シートSの両面にトナー像を印刷する両面印刷ジョブの実行が可能である。両面印刷ジョブを実行するため、画像形成装置100は、両面印刷搬送路DPを備える。
両面印刷搬送路DPは、メイン搬送路MPのうち定着位置P2よりもシート搬送方向下流側の分岐位置P3でメイン搬送路MPから分岐する。そして、両面印刷搬送路DPは、メイン搬送路MPのうち転写位置P1よりもシート搬送方向上流側の合流位置P4でメイン搬送路MPに合流する。
実行ジョブが片面印刷ジョブである場合、シートSは転写ニップを1回だけ通過し、転写ニップを通過中のシートSに対して転写処理が1回行われる。そして、1回目の転写処理後、シートSがそのまま排出トレイETに排出される。
実行ジョブが両面印刷ジョブである場合、シートSの表裏面に対してそれぞれ1回ずつ転写処理を行うため、シートSは転写ニップを2回通過する。具体的には、シートSが転写ニップを1回目に通過するとき、シートSの一方面に対して転写処理が行われる。1回目の転写処理後、シートSの後端が分岐位置P3を通過した後であってシートSが排出トレイETに完全に排出される前、シートSがスイッチバックされる。これにより、シートSがその後端から両面印刷搬送路DPに引き込まれる。
その後、両面印刷搬送路DPに沿ってシートSが搬送される。そして、両面印刷搬送路DPのシートSが合流位置P4からメイン搬送路MPに戻される。メイン搬送路MPに戻されたシートSは、メイン搬送路MPに沿って搬送され、転写ニップを再度通過する。このとき、シートSの表裏面の向きが転写ニップを前回通過したときに対して逆向きに反転されている。これにより、シートSが転写ニップを2回目に通過するとき、シートSの一方面とは逆の他方面に対して転写処理が行われる。
<転写前ガイドの構造>
画像形成装置100は、図3に示すように、メイン搬送路MPにおけるシートSの搬送をガイドする転写前ガイド6を備える。転写前ガイド6は、転写位置P1よりもシート搬送方向上流側においてシートSの搬送をガイドする。転写前ガイド6は、転写位置P1よりもシート搬送方向上流側において、メイン搬送路MPに沿って搬送されるシートSの搬送経路を規定する。言い換えると、転写前ガイド6は、メイン搬送路MPの一部である。
転写前ガイド6は、別のガイド600(以下、当該ガイド600を対向ガイド600と称する)との間にシートSを挟む。転写前ガイド6は、シートSの両面のうち、転写ニップを通過するときには中間転写ベルト2に接触する面(すなわち、転写ニップを通過するときにトナー像が転写される面)と対向する。すなわち、転写前ガイド6は、シートSと対向するガイド面61を有する。シートSがガイド面61に接触しつつ搬送されることにより、搬送中のシートSはガイドされる。一方で、対向ガイド600は、シートSの両面のうち、転写ニップを通過するときには2次転写ローラー22に接触する面と対向する。
転写前ガイド6は、対向ガイド600と共に、搬送中のシートSを下方から上方に向かってガイドする。そして、転写前ガイド6は、シートSの搬送経路を斜め上に向かう方向に変位させる。これにより、搬送中のシートSが転写ニップに向かう。
転写前ガイド6は、下方から上方に向かって延び、中間転写ベルト2の直下位置である所定位置に達する。転写前ガイド6は、転写位置P1に対してシート搬送方向における手前位置(すなわち、所定位置)で途切れる。所定位置は、転写位置P1の近傍であって転写位置P1に至る直前の位置である。このため、転写前ガイド6は、中間転写ベルト2の下方にガイド端部60を有する。
ガイド端部60は、所定位置に配置される。具体的には、ガイド端部60は、前後方向から見て、駆動ローラー20の回転軸から鉛直方向に延びる直線上に配置される。ガイド端部60は、中間転写ベルト2に対して上下方向に間隔を隔てて対向する。
<転写前ガイドの清掃>
転写前ガイド6のガイド端部60の周辺において、中間転写ベルト2からトナーが落下し得る。たとえば、シートSの後端RE(図3参照)がガイド端部60の先端を通過し切ったとき、シートSの剛性により後端REが跳ねて中間転写ベルト2に衝突する。このとき、中間転写ベルト2からトナーが落下する。なお、図3では、便宜上、シートSを太線で示す。また、図3において、矢印D1で示す方向は、中間転写ベルト2の周回方向(回転方向)である。
転写前ガイド6のガイド端部60の周辺において、中間転写ベルト2からトナーが落下すると、ガイド端部60にトナーが堆積する。仮に、ガイド端部60に堆積したトナーが転写前ガイド6と対向ガイド600との間(すなわち、シートSの搬送経路)に落下した場合、搬送中のシートSに落下トナーが付着してシートSが汚れる。
このような不都合を抑制するため、画像形成装置100は、第1清掃体7を備える。第1清掃体7は、ブラシ状の部材である。なお、第1清掃体7の形状および素材は特に限定されない。櫛歯状の部材(たとえば、ブレード)を第1清掃体7として用いてもよい。
第1清掃体7は、ガイド端部60上に配置され、ガイド端部60に接触する。第1清掃体7は、前後方向に移動することにより、ガイド端部60を清掃する。第1清掃体7は、前後方向に往復移動する。
第1清掃体7は、転写前ガイド6とは別部材を清掃する第2清掃体8(図7参照)と共に、前後方向に移動する。第2清掃体8は、前後方向に移動することにより、清掃対象を清掃する。すなわち、第1清掃体7による清掃は、第2清掃体8による清掃と同時に行われる。
具体的には、図3に示すように、画像形成装置100は、中間転写ベルト2の外周面に担持されたトナー像の画像濃度を検知する濃度センサー10を備える。なお、濃度センサー10の種類は特に限定されない。濃度センサー10として、中間転写ベルト2の外周面に光を照射して反射光を検知する反射型光センサーを用いてもよい。また、濃度センサー10の設置数は特に限定されず、1個でもよいし複数個でもよい。濃度センサー10の設置数が複数個の場合、中間転写ベルト2の幅方向(すなわち、前後方向)に複数の濃度センサー10が互いに間隔を隔てて配列される。
濃度センサー10は、検知面から光を出射し、中間転写ベルト2の外周面に光を照射する。図3では、濃度センサー10の出射光(その出射方向)を矢印Lで示す。中間転写ベルト2の外周面上にトナー像が存在する場合には、そのトナー像に光が照射される。中間転写ベルト2の外周面(または、中間転写ベルト2の外周面上のトナー像)で光が反射されると、その反射光が濃度センサー10の検知面に入射する。濃度センサー10は、中間転写ベルト2の外周面で反射された光を受光し、受光量に応じた値を出力する。
画像形成装置100は、図示しないが、CPUおよびメモリーなどを含む制御部を備える。制御部は、印刷ジョブおよびキャリブレーションなどを制御する。濃度センサー10は、制御部に接続される。制御部は、濃度センサー10の出力に基づき、中間転写ベルト2の外周面上のトナー像の画像濃度を検知する。たとえば、シートSに印刷すべきトナー像の画像濃度および色ずれなどを補正するキャリブレーションを行うとき、制御部は、キャリブレーション用のトナー像を中間転写ベルト2の外周面上に形成させ、キャリブレーション用のトナー像の画像濃度を濃度センサー10の出力に基づき検知する。その検知結果に基づき、制御部は、シートSに印刷すべきトナー像の画像濃度および色ずれなどを補正する。
濃度センサー10は、ガイド端部60の近傍に配置される。濃度センサー10の検知面は、中間転写ベルト2の下方であって転写位置P1よりも中間転写ベルト2の回転方向における上流側に配置される。濃度センサー10の配置位置は、ガイド端部60の配置位置よりも、中間転写ベルト2の回転方向における上流側である。
濃度センサー10の検知面は、上方を向く。濃度センサー10の検知面は、中間転写ベルト2の下方において、中間転写ベルト2と上下方向に対向する。これにより、濃度センサー10の検知面には、中間転写ベルト2から落下したトナーが溜まり易い。
そこで、画像形成装置100は、濃度センサー10を清掃するための第2清掃体8(図7参照)をさらに備える。第2清掃体8は、たとえば、スポンジである。濃度センサー10の設置数が複数の場合には、複数の濃度センサー10のそれぞれに1つずつ第2清掃体8が割り当てられる。第2清掃体8は、濃度センサー10の上方において、前後方向に移動することにより、濃度センサー10の検知面を清掃する。
画像形成装置100は、第2清掃体8を前後方向に移動させるため、移動部材9を備える。移動部材9は、前後方向に往復移動可能に支持される。図5~図7では、移動部材9の移動方向(すなわち、前後方向)を矢印Dで示す。移動部材9は、濃度センサー10の上方に配置される。言い換えると、移動部材9は、中間転写ベルト2と濃度センサー10との間に配置される。さらに言い換えると、移動部材9は、中間転写ベルト2の下方に配置される。
移動部材9は、濃度センサー10の検知面を露出させる開口9aを有する。たとえば、移動部材9には切り欠きが形成され、その切り欠きが開口9aとされる。濃度センサー10からの出射光は、移動部材9の開口9aを通過し、中間転写ベルト2に至る。第2清掃体8は、移動部材9の下面のうち開口9aの縁部に配置される(図7参照)。
移動部材9は、第1位置と第2位置との間を往復移動する。濃度センサー10の清掃処理が行われないとき、移動部材9は、第1位置に保持される。移動部材9が第1位置にあるとき、移動部材9の開口9aから上方に向けて濃度センサー10の検知面が露出する(図5参照)。
移動部材9が第1位置から前後方向の一方に移動することにより、移動部材9が第2位置に配置される。濃度センサー10の清掃処理が行われるとき、移動部材9が第1位置から前後方向の一方に移動する。これにより、濃度センサー10の検知面が上方に向けて露出しないように移動部材9によって塞がれる。具体的には、移動部材9の下面に配置された第2清掃体8が濃度センサー10の検知面と上下方向に重なる。
第2清掃体8は、移動部材9と共に前後方向の一方に移動することにより、濃度センサー10の検知面に接触する。第2清掃体8は、濃度センサー10の検知面に接触しながら前後方向の一方に移動する。このとき、第2清掃体8によって濃度センサー10の検知面が清掃される。
その後、移動部材9は、第2位置から前後方向の他方に移動することにより、第1位置に戻される。第2清掃体8は、濃度センサー10の検知面に接触しながら前後方向の他方に移動する。このときにも、第2清掃体8によって濃度センサー10の検知面が清掃される。
移動部材9は、ユーザーにより操作されて動く被操作部に連結される。たとえば、移動部材9は、ワイヤーなどの連結部材(図示せず)を介して、被操作部に連結される。そして、移動部材9は、被操作部の動きに連動して前後方向に移動する。
移動部材9に連結される被操作部の種類は特に限定されない。移動部材9がカバーCVに連結されてもよい。すなわち、「被操作部」に相当する部材がカバーCVであってもよい。この場合には、カバーCVの開閉に連動して移動部材9が前後方向に移動する。
画像形成装置100には、種々のカバーCVが備えられる(図1参照)。各カバーCVは、画像形成装置100の本体に対して開閉可能に設置される。各カバーCVは、開けられることにより、画像形成装置100の内部を露出させる。各カバーCVは、トナー交換など画像形成装置100のメンテナンスが行われるときに開けられる。移動部材9は、いずれかのカバーCVに連結される。
たとえば、カバーCVが開けられるとき、ワイヤーに引っ張られて移動部材9が前後方向の一方に移動する。そして、カバーCVが閉じられると、ワイヤーによる引っ張りが解除され、バネなどの付勢部材(図示せず)の付勢力によって移動部材9が前後方向の他方に移動する。この構成では、画像形成装置100は、移動部材9を前後方向に移動させる移動機構として、連結部材(ワイヤー)および付勢部材(バネ)などを備える。
移動部材9をカバーCVに連結する構成では、画像形成装置100のメンテナンス時にカバーCVが開閉されるとき、第2清掃体8による濃度センサー10の清掃が行われる。ただし、これに限定されない。
変形例として、移動部材9の駆動源を画像形成装置100に備えてもよい。移動部材9の駆動源として、モーターおよびソレノイドなどを使用できる。変形例では、画像形成装置100のメンテナンス時に限らず、任意のタイミングで、第2清掃体8による濃度センサー10の清掃を行うことができる。たとえば、濃度センサー10は、キャリブレーションの実行時に使用され、印刷ジョブの実行時には使用されない。そこで、変形例では、印刷ジョブの実行中に第2清掃体8による濃度センサー10の清掃を行ってもよい。
ここで、第1清掃体7は、移動部材9に取り付けられる。第1清掃体7が取り付けられた移動部材9を図5~図7に示す。図6は、移動部材9を上方から見た斜視図である。図7は、移動部材9を下方から見た斜視図である。
第1清掃体7は、移動部材9が前後方向に移動することにより、移動部材9と共に前後方向に移動する。第1清掃体7は、第2清掃体8と共に前後方向に移動する。第1清掃体7は、前後方向に移動することにより、転写前ガイド6を清掃する。すなわち、第2清掃体8による清掃と同時に第1清掃体7による清掃が行われる。
移動部材9が前後方向の一方に移動するとき、第1清掃体7は、ガイド端部60に接触しつつ、前後方向の一方に移動する。移動部材9が前後方向の他方に移動するとき、第1清掃体7は、ガイド端部60に接触しつつ、前後方向の他方に移動する。すなわち、第1清掃体7は、ガイド端部60に接触しつつ、移動部材9と共に前後方向に往復移動する。これにより、ガイド端部60にトナーが堆積しても、その堆積したトナーが第1清掃体7によって下方に落とされる。
本実施形態では、転写前ガイド6のガイド端部60を清掃する第1清掃体7を設けることにより、ガイド端部60に堆積したトナーを除去できる。仮に、ガイド端部60にトナーが堆積し、そのトナーがシートSの搬送中に落下すると、搬送中のシートSが汚れる。しかし、本実施形態では、シートSにトナーが付着することによるシートSの汚染を抑制できる。
また、本実施形態では、第2清掃体8を前後方向に移動させる移動部材9に第1清掃体7を取り付けることにより、第1清掃体7を前後方向に移動させる専用部材を別途設置する必要がない。これにより、コストアップを抑制しつつ、ガイド端部60に堆積したトナーを除去できる。
また、本実施形態では、前後方向に往復移動可能に支持される移動部材9に第1清掃体7を取り付けることにより、第1清掃体7が前後方向に往復移動するので、ガイド端部60に堆積したトナーをより効率的に除去できる。
また、本実施形態では、第1清掃体7を前後方向に移動させてガイド端部60を清掃することにより、ガイド端部60に堆積したトナーがガイド端部60を乗り越えてシートSの搬送経路(転写前ガイド6と対向ガイド600との間)に落下し、ガイド面6aに付着することを抑制できる。仮に、ガイド面6aにトナーが付着すると、そのトナーによってシートSが汚染される。本実施形態では、ガイド面6aへのトナーの付着が抑制されるので、シートSの汚染をより抑制できる。
また、本実施形態では、移動部材9をカバーCVに連結することにより、カバーCVを開閉するだけで、濃度センサー10と共に、ガイド端部60の清掃を行うことができる。また、簡単な構成で、移動部材9を前後方向に移動させることができる。すなわち、簡単な構成で、第1清掃体7を前後方向に移動させることができる。
なお、移動部材9の駆動源としてモーターなどを設置した場合には、印刷ジョブの実行中、第1清掃体7でガイド端部60を清掃しつつ、シートSを搬送できる。たとえば、シートSの後端REがガイド端部60を通過したとき、すなわち、シートSの後端REが中間転写ベルト2に衝突したとき、第1清掃体7によってガイド端部60を清掃することにより、ガイド端部60にトナーが堆積することを抑制できる。
今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
2 中間転写ベルト(像担持体)
6 転写前ガイド
7 第1清掃体
8 第2清掃体
9 移動部材
10 濃度センサー
22 2次転写ローラー(転写ローラー)
60 ガイド端部
P1 転写位置
S シート

Claims (7)

  1. トナー像を担持する像担持体と、
    前記像担持体に転写位置で圧接されて転写ニップを形成し、搬送中のシートが前記転写ニップを通過するときに前記シートに前記トナー像を転写する転写ローラーと、
    搬送中の前記シートを前記転写ニップへ向けてガイドする転写前ガイドと、
    前記転写前ガイドを清掃する第1清掃体と、
    所定方向に移動可能に支持される移動部材と、を備え、
    前記転写前ガイドは、前記像担持体の下方にガイド端部を有し、
    前記第1清掃体は、前記移動部材に取り付けられ、前記ガイド端部に接触し、前記移動部材と共に前記所定方向に移動することにより、前記ガイド端部に堆積したトナーを除去する、画像形成装置。
  2. 前記移動部材は、前記所定方向に往復移動可能に支持されており、
    前記第1清掃体は、前記移動部材と共に前記所定方向に往復移動する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記所定方向は、シート搬送方向と直交する方向である、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 第2清掃体を備え、
    前記第2清掃体は、前記移動部材に取り付けられ、前記移動部材と共に前記所定方向に移動することにより、前記転写前ガイドとは別部材を清掃する、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  5. 前記像担持体に担持された前記トナー像の画像濃度を検知する濃度センサーを備え、
    前記第2清掃体は、前記移動部材と共に前記所定方向に移動することにより、前記濃度センサーに接触して前記濃度センサーを清掃する、請求項4に記載の画像形成装置。
  6. ユーザーにより操作されて動く被操作部を備え、
    前記被操作部は、前記移動部材に連結され、
    前記移動部材は、前記被操作部の動きに連動して前記所定方向に移動する、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  7. 前記像担持体は、中間転写ベルトである、請求項1または2に記載の画像形成装置。
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