JP5378174B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コピー機やプリンタ等の画像形成装置に関する。
コピー機等の画像形成装置として、表面に静電潜像が形成される感光体ドラムと、感光体ドラムに形成されたトナー画像が転写される中間転写ベルトと、感光体ドラムに形成されたトナー画像を中間転写ベルトに転写する1次転写ローラと、中間転写ベルトに転写されたトナー画像を用紙に転写する2次転写ローラと、を備えるものが知られている。このような画像形成装置には、トナー画像が用紙に転写された後の中間転写ベルトに残る残留トナーを除去するためのクリーニング装置が備えられる(例えば、特許文献1参照)。
このクリーニング装置は、中間転写ベルトに接触するクリーニングブラシと、クリーニングブラシに接触する回収ローラと、回収ローラに接触するブレードと、中間転写ベルトと回収ローラとの間に電界を発生させる定電流電源と、を備える。残留トナーは、電界によってクリーニングブラシに静電的に除去される。続いて、残留トナーは、回収ローラによってクリーニングブラシから回収された後、ブレードによって回収ローラから掻き落とされる。
特開2006−126449号公報
しかし、特許文献1の画像形成装置において、通常、クリーニングブラシの抵抗値とトナーの抵抗値とを比較した場合は、トナーの抵抗値の方が高い。このため、中間転写ベルトの表面から除去されたトナーがクリーニングブラシの一部分に多く存在する場合には、クリーニングブラシのトナーが多く付着する部分(トナー多量付着部分)と、クリーニングブラシのトナーが付着していない部分との間の電流密度に差ができてしまう。すなわち、クリーニングブラシのトナー多量付着部分の電流密度は、クリーニングブラシのトナーが付着していない部分に比べて低い。
特許文献1の画像形成装置におけるクリーニング装置では、定電流電源が定電流制御を行うので、クリーニングブラシから回収ローラにトナーを回収させるための電流がクリーニングブラシのトナー多量付着部分に流れ難くなる。この結果、クリーニングブラシに付着するトナーは、移動し難くなる。そして、クリーングブラシにトナーが増加して、トナーの飛散及びブラシ毛の毛倒れの促進等という問題が発生してしまう。
本発明は、像担持体の表面に残留するトナーを除去することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、所定幅を有し、表面にトナー画像が形成又は転写されると共に、被転写材に前記トナー画像を転写させる像担持体と、前記像担持体の表面に接触するよう配置され、前記表面に形成又は転写された前記トナー画像を構成するトナー又は前記被転写材に転写されずに残存したトナーを除去するクリーニング部材と、前記クリーニング部材を挟んで前記像担持体と対向して配置され、前記クリーニング部材に接触すると共に、前記クリーニング部材により除去された除去トナーを回収する回収ローラと、前記回収ローラに接触し、前記回収ローラにより回収された前記除去トナーを掻き取る掻き取り部材と、前記回収ローラに一定値の電流を流すための電源部と、前記トナー画像が前記被転写材に転写されなかった場合、前記被転写材に転写されなかった前記トナー画像を構成する1又は複数のトナー部であって前記幅方向に連続するトナーにより形成される1又は複数のトナー部における前記幅方向の平均長さに応じて、前記一定値を変更させるよう電流値の変更を指示する電源制御部と、を備える画像形成装置に関する。
また、所定のモードから、前記像担持体にキャリブレーション用トナー画像が形成されると共に、形成されたキャリブレーション用トナー画像を前記被転写材に転写させないキャリブレーションモードに遷移可能であって、前記キャリブレーション用トナー画像における前記トナー部の前記平均長さに応じた一定値に関する情報を記憶する記憶部をさらに備え、前記キャリブレーションモードにおいて、前記電源制御部は、前記記憶部に記憶された前記一定値に関する情報に基づいて、前記電源部に対して前記一定値に対応する電流値に変更するよう指示することが好ましい。
また、所定のモードから、前記像担持体にキャリブレーション用トナー画像が形成されると共に、形成されたキャリブレーション用トナー画像を前記被転写材に転写させないキャリブレーションモードに遷移可能であって、前記キャリブレーション用トナー画像における前記トナー部の前記平均長さに応じた前記一定値に対応する電流値に関する情報を記憶する記憶部をさらに備え、前記キャリブレーションモードにおいて、前記電源制御部は、前記記憶部に記憶された前記電流値に関する情報に基づいて、前記電源部に対して電流値を変更するよう指示することが好ましい。
また、所定のモードから、前記像担持体にキャリブレーション用トナー画像が形成されると共に、形成されたキャリブレーション用トナー画像を前記被転写材に転写させないキャリブレーションモードに遷移可能であって、前記キャリブレーション用トナー画像に関する情報を記憶する記憶部と、前記キャリブレーション用トナー画像に関する情報に基づいて、前記キャリブレーション用トナー画像における前記トナー部の前記平均長さを算出する平均長さ算出部と、前記平均長さ算出部により算出された前記平均長さに基づいて、算出された前記平均長さに対応する前記一定値を算出する電流算出部と、をさらに備え、前記キャリブレーションモードにおいて、前記電源制御部は、前記電源部に対して前記電流算出部により算出された電流値に変更するよう指示することが好ましい。
また、前記像担持体に形成又は転写された前記トナー画像を転写することができるように被転写材を送り出すレジストローラ対と、前記レジストローラ対における被転写材の詰り、及び前記レジストローラ対よりも前記被転写材の搬送路における上流側の所定位置での前記被転写材の詰りを検知する詰り検知部と、前記トナー画像における前記トナー部の前記平均長さを算出する平均長さ算出部と、前記平均長さ算出部により算出された前記平均長さに基づいて、算出された前記平均長さに対応する前記一定値を算出する電流算出部と、をさらに備え、前記詰り検知部により前記被転写材の詰りが検知された場合において、前記電源制御部は、前記電源部に対して前記電流算出部により算出された電流値に変更するよう指示することが好ましい。
また、前記電源制御部は、前記トナー画像における前記トナー部の前記平均長さが短くなるに従って前記一定値が大きくなるよう前記電源部に対し電流値の変更を指示することが好ましい。
本発明によれば、像担持体の表面に残留するトナーを除去することができる画像形成装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るコピー機1の各構成要素の配置を説明するための図である。 コピー機1におけるクリーニング装置100及び転写ユニットの構成を説明するための図である。 クリーニング装置100の概略斜視図である。 クリーニング装置100及び転写ユニットの機能を説明するための機能ブロック図である。 クリーニングブラシ101におけるトナー付着部分122の抵抗値及び電流値と、トナー不付着部分123の抵抗値及び電流値とを説明するための図である。 クリーニングブラシ101のトナー付着部分122の長さW2と、中間転写ベルト7と回収ローラ102との間に電源部105から供給すべき電流の大きさIとの関係を表す表である。 中間転写ベルト7の幅方向に複数のトナー部120a、120bが形成された状態の一例を示す中間転写ベルト7の平面図である。 変形例に係るコピー機を構成するクリーニング装置100及び転写ユニットの機能を説明するための機能ブロック図である。
以下、図面を参照して、本発明の画像形成装置の実施形態を説明する。
図1により、本実施形態における画像形成装置としてのコピー機1における全体構造を説明する。図1は、コピー機1の各構成要素の配置を説明するための図である。
図1に示すように、画像形成装置としてのコピー機1は、コピー機1における上下方向Zの上方側に配置される画像読取装置300と、コピー機1における上下方向Zの下方側に配置され画像読取装置300により読み取られた画像情報に基づいてシート状の被転写材としての用紙Tにトナー画像を形成する装置本体Mと、を備える。
なお、コピー機1の説明において、副走査方向Xをコピー機1の「左右方向」ともいい、主走査方向Y(図1を貫く方向)をコピー機1の「前後方向」ともいう。コピー機1の上下方向Zは、副走査方向X及び主走査方向Yと直交する。
まず、画像読取装置300について説明する。
図1に示すように、画像読取装置300は、原稿Gの画像を読み取る読取部301と、読取部301の上方側に配置され読取部301に原稿Gを搬送する原稿搬送部70と、を備える。
読取部301は、筐体306と、筐体306の上方側に配置される第1読取面302A及び第2読取面302Bと、を備える。また、読取部301は、筐体306の内部空間304に、光源を含む照明部340と、複数のミラー321、322及び323と、副走査方向Xに移動する第1枠体311及び第2枠体312と、結像レンズ357と、読取手段としてのCCD358と、CCD358により読み取られた画像情報に対して所定の処理をすると共に該画像情報を装置本体M側に出力させるCCD基板361と、を備える。照明部340及び第1ミラー321は、第1枠体311に収容される。第2ミラー322及び第3ミラー323は、第2枠体312に収容される。
原稿搬送部70は、読取部301に対して不図示の連結部により開閉可能に連結されている。原稿搬送部70は、上方側に原稿載置部71を有し、内部に送りローラ(図示せず)を有する。原稿搬送部70は、読取部301の第1読取面302A及び第2読取面302Bを保護する機能を有する。
第1読取面302Aは、原稿搬送部70により搬送される原稿Gを読み取る場合に用いられる読取面である。第1読取面302Aは、原稿Gが搬送される第1コンタクトガラス335Aの上面に沿って形成される。第1読取面302Aは、筐体306における左側面近傍に位置する。なお、図1に示すこの位置を「第1読取位置」ともいう。
第2読取面302Bは、原稿搬送部70を用いずに原稿Gを読み取る場合に用いられる読取面である。第2読取面302Bは、原稿Gが載置される第2コンタクトガラス335Bの上面に沿って形成される。第2読取面302Bは、第1読取面302Aよりも右側であって、読取部301における副走査方向Xの大部分に亘っている。
第1読取面302A及び第2読取面302Bは、副走査方向X及び主走査方向Yと直交する方向に拡がる。
原稿搬送部70により搬送される原稿Gを読み取る場合、原稿Gは、原稿載置部71に載置される。原稿載置部71に載置された原稿Gは、原稿搬送部70の内部に設けられた前記送りローラにより、読取部301の第1読取面302Aへ搬送される。この場合、第1枠体311及び第2枠体312は、前記第1読取位置に配置され、移動しない。そして、原稿搬送部70により原稿Gが第1読取面302Aの上をスライドするように搬送されることで、読取装置としてのCCD358により、原稿Gの表面に形成された画像が読み取られる。
また、原稿搬送部70が開状態の場合、原稿Gは、第2読取面302Bに載置される。この場合、第1枠体311及び第2枠体312それぞれは、光路Hの長さ(光路長)を一定に保持しながら副走査方向Xに移動する。これにより、第2読取面302Bに載置された原稿Gの画像が読み取られる。
筐体306の内部空間304において、複数のミラー321、322及び323は、原稿Gからの光を結像レンズ357に入光させるための光路Hを形成する。また、第1枠体311が副走査方向Xに一定速度Aで移動すると共に、第2枠体312が副走査方向Xに一定速度A/2で移動するため、画像読み取り動作時においても、光路Hの長さは一定に維持される。
次に、装置本体Mについて説明する。
装置本体Mは、所定の画像情報に基づいて用紙Tに所定のトナー画像を形成する画像形成部GKと、用紙Tを画像形成部GKに給紙すると共にトナー画像が形成された用紙Tを排紙する給排紙部KHとを有する。
装置本体Mにおける外形は、筐体としてのケース体BDにより構成される。
図1に示すように、画像形成部GKは、感光体としての感光体ドラム2a、2b、2c、2dと、帯電部10a、10b、10c、10dと、露光ユニットとしてのレーザスキャナユニット4a、4b、4c、4dと、現像器16a、16b、16c、16dと、トナーカートリッジ5a、5b、5c、5dと、トナー供給部6a、6b、6c、6dと、ドラムクリーニング部11a、11b、11c、11dと、除電器12a、12b、12c、12dと、中間転写ベルト7と、1次転写ローラ37a、37b、37c、37dと、2次転写ローラ8と、対向ローラ18と、定着部9と、を備える。
図1に示すように、給排紙部KHは、給紙カセット52と、手差し給紙部64と、用紙Tの搬送路Lと、レジストローラ対80と、第1排紙部50aと、第2排紙部50bとを備える。なお、搬送路Lは、後述するように、第1搬送路L1と、第2搬送路L2と、第3搬送路L3と、手差し搬送路Laと、戻り搬送路Lbと、後処理搬送路Lcとの集合体である。
以下、画像形成部GK及び給排紙部KHの各構成について詳細に説明する。
まず、画像形成部GKについて説明する。
画像形成部GKにおいては、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に対して、上流側から下流側に順に、帯電部10a、10b、10c、10dによる帯電、レーザスキャナユニット4a、4b、4c、4dによる露光、現像器16a、16b、16c、16dによる現像、中間転写ベルト7及び1次転写ローラ37a、37b、37c、37dによる1次転写、除電器12a、12b、12c、12dによる除電、及びドラムクリーニング部11a、11b、11c、11dによるクリーニングが行われる。
また、画像形成部GKにおいては、中間転写ベルト7、2次転写ローラ8及び対向ローラ18による2次転写、並びに定着部9による定着が行われる。
感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれは、円筒形状の部材からなり、感光体として機能する。感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれは、中間転写ベルト7の進行方向に対して直交する方向に延びる機軸を中心に矢印の方向に回転可能に配置される。感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれにおける表面には、静電潜像が形成され得る。
帯電部10a、10b、10c、10dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に対向して配置される。帯電部10a、10b、10c、10dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面を一様に負(マイナス極性)又は正(プラス極性)に帯電させる。
レーザスキャナユニット4a、4b、4c、4dは、露光ユニットとして機能するものであり、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面から離間して配置される。レーザスキャナユニット4a、4b、4c、4dそれぞれは、不図示のレーザ光源、ポリゴンミラー、ポリゴンミラー駆動用モータ等を有して構成される。
レーザスキャナユニット4a、4b、4c、4dそれぞれは、読取部301により読み込まれた画像に関する画像情報に基づいて感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面を走査露光する。レーザスキャナユニット4a、4b、4c、4dそれぞれにより走査露光されることで、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面の露光された部分の電荷が除去される。これにより、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に静電潜像が形成される。
現像器16a、16b、16c、16dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dにそれぞれ対応して設けられ、感光体ドラム2a、2b、2c、2dの表面に対向して配置される。現像器16a、16b、16c、16dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に形成された静電潜像に各色のトナーを付着させて、カラーのトナー画像を感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に形成する。現像器16a、16b、16c、16dそれぞれは、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの4つの色に対応する。現像器16a、16b、16c、16dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dの表面に対向配置可能な現像ローラ、トナー攪拌用の攪拌ローラ等を有して構成される。
トナーカートリッジ5a、5b、5c、5dそれぞれは、現像器16a、16b、16c、16dそれぞれに対応して設けられており、現像器16a、16b、16c、16dそれぞれに対して供給される各色のトナーを収容する。トナーカートリッジ5a、5b、5c、5dそれぞれは、イエローのトナー、シアンのトナー、マゼンタのトナー、ブラックのトナーを収容する。
トナー供給部6a、6b、6c、6dそれぞれは、トナーカートリッジ5a、5b、5c、5d及び現像器16a、16b、16c、16dにそれぞれ対応して設けられており、トナーカートリッジ5a、5b、5c、5dそれぞれに収容された各色のトナーを、現像器16a、16b、16c、16dそれぞれに対して供給する。トナー供給部6a、6b、6c、6dそれぞれと現像器16a、16b、16c、16dそれぞれとは、不図示のトナー供給路により結ばれている。
像担持体としての中間転写ベルト7には、感光体ドラム2a、2b、2c、2dに形成された各色のトナー画像が順次1次転写される。中間転写ベルト7は、従動ローラ35、駆動ローラからなる対向ローラ18、テンションローラ36等に掛け渡される。テンションローラ36が中間転写ベルト7を内側から外側に付勢するため、中間転写ベルト7には所定の張力が与えられる。
中間転写ベルト7を挟んで感光体ドラム2a、2b、2c、2dと反対の側には、1次転写ローラ37a、37b、37c、37dそれぞれが対向して配置される。
中間転写ベルト7における所定部分は、1次転写ローラ37a、37b、37c、37dそれぞれと、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれとにより挟み込まれる。この挟み込まれた所定部分は、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれにおける表面に押し当てられる。感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれと1次転写ローラ37a、37b、37c、37dそれぞれとの間で、それぞれ1次転写ニップN1a、N1b、N1c、N1dが形成される。1次転写ニップN1a、N1b、N1c、N1dそれぞれにおいて、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれに現像された各色トナー画像が中間転写ベルト7に順次転写される。これにより、中間転写ベルト7には、フルカラーのトナー画像が形成される。
1次転写ローラ37a、37b、37c、37dそれぞれには、不図示の1次転写バイアス印加部により、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれに形成された各色トナー画像を中間転写ベルト7に転写させるための1次転写バイアスが印加される。
除電器12a、12b、12c、12dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に対向して配置される。除電器12a、12b、12c、12dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に光を照射することにより、1次転写が行われた後の感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面を除電する(電荷を除去する)。
ドラムクリーニング部11a、11b、11c、11dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に対向して配置される。ドラムクリーニング部11a、11b、11c、11dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に残存したトナーや付着物を除去すると共に、除去されたトナー等を所定の回収機構へ搬送して、回収させる。
2次転写ローラ8は、中間転写ベルト7に1次転写されたトナー画像を用紙Tに2次転写させる。2次転写ローラ8には、不図示の2次転写バイアス印加部により、中間転写ベルト7に形成されたフルカラーのトナー画像を用紙Tに転写させるための2次転写バイアスが印加される。
2次転写ローラ8は、中間転写ベルト7に対して当接したり離間したりする。具体的には、2次転写ローラ8は、中間転写ベルト7に当接される当接位置と中間転写ベルト7から離間する離間位置とに移動可能に構成される。詳細には、2次転写ローラ8は、中間転写ベルト7の表面に1次転写されたトナー画像を用紙Tに2次転写させる場合には当接位置に移動され、他の場合には離間位置に移動される。
中間転写ベルト7における2次転写ローラ8とは反対側には、対向ローラ18が配置される。中間転写ベルト7における所定部分は、2次転写ローラ8と対向ローラ18とによって挟み込まれる。そして、用紙Tは中間転写ベルト7の外面(トナー画像が1次転写された面)に押し当てられる。2次転写ローラ8と対向ローラ18との間で2次転写ニップN2が形成される。2次転写ニップN2において、中間転写ベルト7に1次転写されたトナー画像が用紙Tに2次転写される。
定着部9は、用紙Tに2次転写されたトナー画像を構成する各色トナーを溶融及び加圧して、用紙Tに定着させる。定着部9は、ヒータにより加熱される加熱回転体9aと、加熱回転体9aに圧接される加圧回転体9bと、を備える。加熱回転体9aと加圧回転体9bとは、トナー画像が2次転写された用紙Tを挟み込んで加圧すると共に、搬送する。加熱回転体9aと加圧回転体9bとの間に挟まれた状態で用紙Tが搬送されることによって、用紙Tに転写されたトナーは、溶融及び加圧されることで用紙Tに定着される。
クリーニング装置100は、中間転写ベルト7を清掃する。クリーニング装置100は、中間転写ベルト7の表面に接触するように配置されるクリーニングブラシ(クリーニング部材)101と、クリーニングブラシ101と接触するように配置される回収ローラ102と、先端が回収ローラ102の表面と接触するように配置されるブレード(掻き取り部材)103と、を備える。このクリーニング装置100の詳細については後述する。
次に、給排紙部KHについて説明する。
図1に示すように、装置本体Mの下部には、用紙Tを収容する2個の給紙カセット52が上下に配列されて配置される。給紙カセット52は、装置本体Mの筐体から水平方向に引き出し可能に構成される。給紙カセット52には、用紙Tが載置される載置板60が配置される。給紙カセット52には、用紙Tが載置板60の上に積層された状態で収容される。載置板60に載置された用紙Tは、給紙カセット52における用紙送り出し側の端部(図1において左側の端部)に配置されるカセット給紙部51により搬送路Lに送り出される。カセット給紙部51は、載置板60上の用紙Tを取り出すための前送りコロ61と、用紙Tを1枚ずつ搬送路Lに送り出すための給紙ローラ対63からなる重送防止機構を備える。
装置本体Mの右側面(図1において右側)には、手差し給紙部64が設けられる。手差し給紙部64は、給紙カセット52にセットされる用紙Tとは異なる大きさや種類の用紙Tを装置本体Mに供給することを主目的として設けられる。手差し給紙部64は、閉状態において装置本体Mの一部を構成する手差しトレイ65と、給紙コロ66とを備える。手差しトレイ65は、その下端が給紙コロ66の近傍に回動自在(開閉自在)に取り付けられる。開状態の手差しトレイ65には、用紙Tが載置される。手差し給紙部64は、開状態の手差しトレイ65に載置された用紙Tを手差し搬送路Laに給紙する。
装置本体Mにおける上方側には、第1排紙部50a及び第2排紙部50bが設けられる。第1排紙部50a及び第2排紙部50bは、用紙Tを装置本体Mの外部に排紙する。第1排紙部50a及び第2排紙部50bの詳細については後述する。
用紙Tを搬送する搬送路Lは、カセット給紙部51から2次転写ニップN2までの第1搬送路L1と、2次転写ニップN2から定着部9までの第2搬送路L2と、定着部9から第1排紙部50aまでの第3搬送路L3と、手差し給紙部64から供給される用紙を第1搬送路L1に合流させる手差し搬送路Laと、第3搬送路L3を上流側から下流側へ搬送する用紙を表裏反転させて第1搬送路L1に戻す戻り搬送路Lbと、第3搬送路L3を上流側から下流側へ搬送する用紙を第2排紙部50bに接続された後処理装置(図示せず)に搬送する後処理搬送路Lcとを備える。
また、第1搬送路L1の途中には、第1合流部P1及び第2合流部P2が設けられている。第3搬送路L3の途中には、第1分岐部Q1が設けられている。
第1合流部P1は、手差し搬送路Laが第1搬送路L1に合流する合流部である。第2合流部P2は、戻り搬送路Lbが第1搬送路L1に合流する合流部である。
第1分岐部Q1は、後処理搬送路Lcが第3搬送路L3から分岐する分岐部である。第1分岐部Q1には、整流部材58が設けられている。整流部材58は、定着部9から搬出された用紙Tの搬送方向を、第1排紙部50aに向かう第3搬送路L3又は第2排紙部50bに向かう後処理搬送路Lcに整流させる(切り換える)。
第1搬送路L1の途中(詳細には、第2合流部P2と2次転写ローラ8との間)には、用紙Tを検出するためのセンサと、用紙Tのスキュー(斜め給紙)補正やトナー画像とのタイミングを合わせるためのレジストローラ対80が配置される。センサは、用紙Tの搬送方向におけるレジストローラ対80の直前(搬送方向における上流側)に配置される。レジストローラ対80は、センサからの検出信号情報に基づいて上述の補正やタイミング調整をして用紙Tを搬送する一対のローラである。
戻し搬送路Lbは、用紙Tに両面印刷を行う際に、既に印刷されている面とは反対面(非印刷面)を感光体ドラム2a、2b、2c、2dに対向させるために設けられる搬送路である。戻し搬送路Lbによれば、第1分岐部Q1から排紙部50側に搬送された用紙Tを表裏反転させて第1搬送路L1に戻して、2次転写ローラ8の上流側に配置されたレジストローラ対80の上流側に搬送させることができる。戻し搬送路Lbにより表裏反転された用紙Tには、感光体ドラム2a、2b、2c、2dにより非印刷面に対して所定のトナー画像が転写される。
第3搬送路L3における端部には、第1排紙部50aが形成される。第1排紙部50aは、装置本体Mにおける上方側に配置される。第1排紙部50aは、装置本体Mの右側面側(図1において右側、手差し給紙部64側)に向けて開口している。第1排紙部50aは、第3搬送路L3を搬送される用紙Tを装置本体Mの外部に排紙する。
第1排紙部50aにおける開口側には、排紙集積部M1が形成される。排紙集積部M1は、装置本体Mにおける上面(外面)に形成される。排紙集積部M1は、装置本体Mにおける上面が下方に窪んで形成された部分である。排紙集積部M1の底面は、装置本体Mにおける上面の一部を構成する。排紙集積部M1には、所定のトナー画像が形成され第1排紙部50aから排紙された用紙Tが積層して集積される。
後処理搬送路Lcにおける端部には、第2排紙部50bが形成される。第2排紙部50bは、装置本体Mにおける上方側に配置される。第2排紙部50bは、装置本体Mの左側面側(図1において左側、後処理装置が連結される側)に向けて開口している。第2排紙部50bは、後処理搬送路Lcを搬送される用紙Tを装置本体Mの外部に排紙する。
第2排紙部50bにおける開口側には、後処理装置(図示せず)が連結される。後処理装置は、画像形成装置(コピー機1)から排出される用紙の後処理(ステープル、パンチ等)を行うものである。
なお、各搬送路の所定位置には用紙検出用のセンサが配置される。
次に、主搬送路L1〜L3(第1搬送路L1、第2搬送路L2及び第3搬送路L3を合わせて以下「主搬送路」ともいう)及び戻り搬送路Lbにおける紙詰まり(JAM)を解消するための構造について簡単に説明する。
図1に示すように、装置本体Mの左側面側(図1において左側)には、主搬送路L1〜L3及び戻り搬送路Lbが主に上下方向に延びるように並列している。装置本体Mの左側面側(図1において左側)には、装置本体Mの側面の一部を形成するように、カバー体40が設けられている。カバー体40は、その下端部において、支点軸43を介して装置本体Mに連結されている。支点軸43は、その軸方向が主搬送路L1〜L3及び戻り搬送路Lbを横断する方向に沿って配設されている。カバー体40は、支点軸43を中心として閉位置(図1に示す位置)と開位置(図示せず)との間を回動自在に構成されている。
カバー体40は、支点軸43によって装置本体Mに回動自在に連結された第1のカバー部41と、同じ支点軸43によって装置本体Mに回動自在に連結された第2のカバー部42とから構成されている。第1のカバー部41は、第2のカバー部42よりも装置本体Mの外側(側面側)に位置する。なお、図1において、左下がりの破線でハッチングされた部分が第1のカバー部41であり、右下がりの破線でハッチングされた部分が第2のカバー部42である。
カバー体40が閉位置に位置する状態において、第1のカバー部41は、その外面側が装置本体Mの外面(側面)の一部を形成している。
また、カバー体40が閉位置に位置する状態において、第2のカバー部42は、その内面側(装置本体M側)が主搬送路L1〜L3の一部を形成している。
更に、カバー体40が閉位置に位置する状態において、第1のカバー部41の内面側と第2のカバー部42の外面側とが、戻り搬送路Lbの少なくとも一部を形成している。つまり、戻り搬送路Lbは、第1のカバー部41と第2のカバー部42との間に形成されている。
本実施形態のコピー機1は、このような構成のカバー体40を備えることにより、主搬送路L1〜L3で紙詰まり(JAM)が発生した際には、カバー体40を図1に示す閉位置から、開位置(図示せず)に回動して主搬送路L1〜L3を開放することにより、主搬送路L1〜L3に詰まった用紙を処理することができる。一方、戻り搬送路Lbで紙詰まりが発生した際には、カバー体40を開位置に回動した後、支点軸43を中心に第2のカバー部42を装置本体M側(図1において右側)に回動させて戻り搬送路Lbを開放することにより、戻り搬送路Lbに詰まった用紙を処理することができる。
次に、図2から図6により、本実施形態に係るコピー機1に用いられるクリーニング装置100について詳細に説明する。図2は、コピー機1におけるクリーニング装置100及び転写ユニットの構成を説明するための図である。図3は、クリーニング装置100の概略斜視図である。図4は、クリーニング装置100及び転写ユニットの機能を説明するための機能ブロック図である。図5は、クリーニングブラシ101におけるトナー付着部分122の抵抗値及び電流値と、トナー不付着部分123の抵抗値及び電流値とを説明するための図である。図6は、クリーニングブラシ101のトナー付着部分122の長さW2と、中間転写ベルト7と回収ローラ102との間に電源部105から供給すべき電流の大きさIとの関係を表す表である。
図2に示すように、コピー機1は、像担持体としての中間転写ベルト7を備える。中間転写ベルト7は、所定幅を有し、表面にトナー画像が1次転写されると共に、用紙Tにトナー画像を2次転写させる。中間転写ベルト7の周囲には、主な構成要素として、中間転写ベルト7の回転方向(矢印A方向)に沿って順に感光体ドラム2a、2b、2c、2dと、1次転写ローラ37a、37b、37c、37dと、画像濃度センサ104と、2次転写ローラ8と、クリーニング装置100とが配置される。
画像濃度センサ104は、中間転写ベルト7に形成されたトナー画像(キャリブレーション用トナー画像)としての画像濃度調整パターン120(図3参照)のトナー濃度を検知するセンサである。画像濃度センサ104は、例えば発光ダイオード等からなる発光素子(不図示)と、フォトダイオード等からなる受光素子(不図示)とを備える。画像濃度調整パターン120は、2次転写ローラ8によって用紙Tに転写されることはなく、例えば感光体ドラム2a、2b、2c、2dの帯電電位、現像器16a、16b、16c、16dのバイアス設定、レーザスキャナユニット4a、4b、4c、4dの露光量及び現像器16a、16b、16c、16dのトナー濃度等のキャリブレーションを行うときに中間転写ベルト7に形成される。本実施形態の場合、画像濃度調整パターン120は、幅方向(図3に示す矢印B方向)に連続してトナーが配置される1つのトナー部から形成されている。
クリーニング装置100は、クリーニングブラシ101と、回収ローラ102と、ブレード103とを備える。
クリーニングブラシ101は、中間転写ベルト7の表面に接触するよう配置され、表面に形成又は転写されたトナー画像を構成するトナー又は用紙Tに転写されずに残存したトナーを除去する。クリーニングブラシ101は、中間転写ベルト7を挟んで従動ローラ35とは反対側に配置される。クリーニングブラシ101は、中間転写ベルト7の回転方向(矢印A方向)とは反対方向(矢印C方向:図3参照)に回転可能となっている。クリーニングブラシ101は、導電性を有する。
なお、従動ローラ35は、グランド(GND)に接続されている。
回収ローラ102は、クリーニングブラシ101を挟んで中間転写ベルト7と対向して配置される。回収ローラ102は、クリーニングブラシ101に接触し、クリーニングブラシ101により除去された除去トナーを回収する。回収ローラ102は、クリーニングブラシ101の回転方向(矢印C方向:図3参照)とは反対方向(矢印D方向:図3参照)に回転可能に配置される。この回収ローラ102は、導電性を有する。
ブレード103は、回収ローラ102に接触し、回収ローラ102により回収された除去トナーを掻き取る。
また、図4に示すように、コピー機1は、電源部105と、電源制御部106と、平均長さ算出部107と、電流算出部108と、制御部110と、枚数カウンタ111と、枚数判定・モード変更通知部112と、記憶部113と、レーザスキャナユニット4a、4b、4c、4dと、画像濃度センサ104と、濃度調整部114とを備える。
電源部105は、回収ローラ102に一定の電流が流れるように電圧を印加する。電源部105は、回収ローラ102の極性が画像濃度調整パターン120を構成するトナーとは逆極性になるように、回収ローラ102に対して電圧を印加する。したがって、電源部105は、トナーがプラス帯電性の場合に、回収ローラ102に対してマイナスの電圧を印加する。一方、電源部105は、トナーがマイナス帯電性の場合に、回収ローラ102に対してプラスの電圧を印加する。
電源制御部106は、中間転写ベルト7と回収ローラ102との間に流れる電流が一定の所定値になるよう電源部105に指示する。電源制御部106は、用紙Tに転写されなかった画像濃度調整パターン120を構成する1又は複数のトナー部であって幅方向に連続するトナーにより形成される1又は複数のトナー部における幅方向(矢印B方向:図3参照)の平均長さに応じて、所定値を変更させるよう電源部105に指示する。なお、中間転写ベルト7と回収ローラ102との間に流すべき電流の大きさと、クリーニングブラシ101にトナー121が付着した部分の幅方向における長さW2(図3参照)との関係については、後に詳述する。
記憶部113は、画像濃度調整パターン120に関する情報を記憶する。そして、記憶部113は、後述する制御部110による読み出し処理に応じて画像濃度調整パターン120に関する情報が読み出される。
平均長さ算出部107は、画像濃度調整パターン120に関する情報に基づいて、画像濃度調整パターン120におけるトナー部の前記平均長さを算出する。
電流算出部108は、平均長さ算出部107により算出された平均長さに基づいて、算出された平均長さに対応する一定値を算出する。
制御部110は、枚数判定・モード変更通知部112からモード変更通知をトリガ信号として受け入れた場合、画像濃度調整パターン120に関する情報を記憶部113から読み出して、その情報をレーザスキャナユニット4a、4b、4c、4d及び電源制御部106に出力する。また、制御部110は、モード変更通知を受け入れた場合、画像濃度調整パターン120におけるトナー濃度の検知結果を画像濃度センサ104から受け入れて、検知結果を濃度調整部114に出力する。
枚数カウンタ111は、コピー機1により印刷された用紙Tの枚数を計数する。
枚数判定・モード変更通知部112は、所定のモードから、中間転写ベルト7に画像濃度調整パターン120が形成されると共に、形成された画像濃度調整パターン120を用紙Tに転写させないキャリブレーションモードに遷移するようにモード変更通知を出力することが可能である。なお、所定のモードには、例えばトナー画像を用紙Tに転写する印刷モード(通常モード)がある。具体的には、枚数判定・モード変更通知部112は、枚数カウンタ111に接続され、印刷枚数の計数結果を枚数カウンタ111から受け入れる。枚数判定・モード変更通知部112は、枚数カウンタ111による計数が所定枚数に到達したか否かを判定する。枚数判定・モード変更通知部112は、枚数カウンタ111による計数が所定枚数に到達した場合、コピー機1を印刷のモードからキャリブレーションモードへ移行させて、コピー機1にトナー濃度等のキャリブレーションを行わせるために、制御部110に対してモード変更通知を出力する。
レーザスキャナユニット4a、4b、4c、4dのそれぞれは、印刷モードからキャリブレーションモードに遷移された場合に、記憶部113から読み出された画像濃度調整パターン120に関する情報に基づいて感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面を走査露光する。感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれには、現像器16a、16b、16c、16dそれぞれによりトナーが付着されて、トナー画像が形成される。中間転写ベルト7は、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれに形成されたトナー画像(画像濃度調整パターン120)が転写される。
画像濃度センサ104は、中間転写ベルト7に転写された画像濃度調整パターン120のトナー濃度を検知して、検知結果を制御部110に出力する。
濃度調整部114は、画像濃度センサ104による画像濃度調整パターン120のトナー濃度の検知結果を制御部110から受けて、その検知結果に基づいてキャリブレーションを行う。
次に、図5を参照して、中間転写ベルト7と回収ローラ102との間に流すべき電流の大きさと、クリーニングブラシ101にトナーが付着した部分(トナー付着部分122)の長さW2(画像濃度調整パターン120の幅方向(図3に示す矢印B方向)の長さW1)との関係について説明する。
そこで、中間転写ベルト7と回収ローラ102との間に電源部105から供給すべき電流の大きさI[μA]は、図5に示すように、クリーニングブラシ101に付着したトナー121を回収ローラ102により十分に回収することができる電流の大きさをiBT[μA/cm]、クリーニングブラシ101と回収ローラ102との接触部分の長さをM[cm]、クリーニングブラシ101のトナー付着部分122の長さをW2[cm]、クリーニングブラシ101のトナー付着部分122の抵抗率をrBT[Ω・cm]、クリーニングブラシ101のトナーが付着していない部分(トナー不付着部分123)の抵抗率をr[Ω・cm]、抵抗比をk=r/rBT、とすると、式(a)から求められる。
I=iBT(W2+(M−W2)/k) ……(a)
ここで、クリーニングブラシ101に付着したトナー121を回収ローラ102により十分に回収することができる電流の大きさiBTは、実験的に求められた結果、iBT=0.6[μA/cm]となった。また、抵抗比kは、実験的に求められた結果、k=0.6となった。
そして、上式(a)において、クリーニングブラシ101と回収ローラ102との接触長さを例えばM=34[cm]とし、さらにiBT=0.6[μA/cm]及びk=0.6を用いると、クリーニングブラシ101のトナー付着部分122の長さW2[cm]と、中間転写ベルト7と回収ローラ102との間に電源部105から供給すべき電流の大きさI[μA]との関係を求めると図6に示す表のようになる。
図6からわかるように、クリーニングブラシ101に付着したトナー121を回収ローラ102により十分に回収するためには、クリーニングブラシ101のトナー付着部分122の長さW2(画像濃度調整パターン120の幅方向の長さW1)[cm]が狭くなるに従って、中間転写ベルト7と回収ローラ102との間に供給される電流の大きさI[μA]を大きくするようにすればよい。すなわち、電源制御部106は、クリーニングブラシ101のトナー付着部分122の長さW2(画像濃度調整パターン120の長さW1)が狭くなるに従って電流の大きさ(一定値)を大きくするように、電源部105に対して回収ローラ102に印加される電圧の変更を指示する。
次に、中間転写ベルト7に形成された画像濃度調整パターン120を除去するクリーニング動作について説明する。
まず、コピー機1は、初期状態として印刷モードになっており、通常の印刷を行う(中間転写ベルト7に1次転写されたトナー画像を用紙Tに2次転写する)と共に、枚数カウンタ111により印刷枚数の計数を行う。枚数判定・モード変更通知部112は、枚数カウンタ111から印刷枚数の計数結果を受け入れ、その計数結果が所定の枚数に到達したか否かを判定する。枚数判定・モード変更通知部112は、枚数カウンタ111の計数結果が所定枚数に到達したと判定すると、コピー機1を印刷のモードからキャリブレーションモードへ移行させて、コピー機1にトナー濃度等のキャリブレーションを行わせるために、制御部110に対してモード変更通知を出力する。
制御部110は、モード変更通知を受け入れると、記憶部113に記憶されている画像濃度調整パターン120に関する情報を読み出し、その情報を電源制御部106及びレーザスキャナユニット4a、4b、4c、4dそれぞれに出力する。
制御部110は、画像濃度調整パターン120に関する情報に基づいて、電源部105から供給される電流の大きさを変更させるため、電源制御部106に対して回収ローラ102に印加される電流の大きさを変更するよう指示する。
具体的には、制御部110は、モード変更通知を受け入れると、記憶部113に記憶されている画像濃度調整パターン120に関する情報を電源制御部106に出力する。電源制御部106は、画像濃度調整パターン120に関する情報を平均長さ算出部に出力する。平均長さ算出部107は、入力された情報に基づいて、画像濃度調整パターン120における幅方向の長さを算出する。平均長さ算出部107は、算出された長さを電流算出部108に出力する。電流算出部108は、入力された長さに基づいて、回収ローラ102に供給すべき電流の大きさ(一定値)を算出する。電源制御部106は、回収ローラ102に流れる電流が電流算出部108により算出された電流値となるよう電源部105に対して指示する。
レーザスキャナユニット4a、4b、4c、4dそれぞれは、画像濃度調整パターン120に関する情報を受け入れると、その情報に基づいて感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面を走査露光する。これにより、感光体ドラム2a、2b、2c、2dには、画像濃度調整パターン120に対応した静電潜像が形成される。感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれには、現像器16a、16b、16c、16dそれぞれによりトナーが付着されて、トナー画像が形成される。中間転写ベルト7は、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれに形成されたトナー画像(画像濃度調整パターン120)が転写される。
画像濃度センサ104は、中間転写ベルト7に転写された画像濃度調整パターン120のトナー濃度を検知して、検知結果を制御部110に出力する。具体的な一例としては、画像濃度センサ104は、中間転写ベルト7に対して発光素子(不図示)から光を照射し、画像濃度調整パターン120を介して中間転写ベルト7から反射されてくる光を受光素子(不図示)により検知する。画像濃度調整パターン120のトナー濃度が薄い場合には、中間転写ベルト7からの反射光の受光量が多い。一方、画像濃度調整パターン120のトナー濃度が濃い場合には、中間転写ベルト7からの反射光の受光量が少ない。したがって、画像濃度センサ104は、受光素子における受光量に基づいて画像濃度調整パターン120のトナー濃度を検知する。画像濃度センサ104は、検知結果を制御部110に出力する。
制御部110は、画像濃度センサ104によるトナー濃度の検知結果を濃度調整部114に出力する。濃度調整部114は、トナー濃度の検知結果を制御部110から受け入れる。濃度調整部114は、画像濃度センサ104により検知された画像濃度調整パターン120のトナー濃度と、予め設定された基準濃度と比較し、その比較結果に基づいて現像器16a、16b、16c、16d及びレーザスキャナユニット4a、4b、4c、4d等の設定を調整する。これにより、キャリブレーションが行われる。
画像濃度調整パターン120は、画像濃度センサ104によりトナー濃度が測定された後、2次転写ローラ8によって用紙Tに転写されることなく、中間転写ベルト7の回転に伴って中間転写ベルト7とクリーニングブラシ101との接触箇所まで移動する。そして、画像濃度調整パターン120は、クリーニングブラシ101により除去される。クリーニングブラシ101のトナー付着部分122の長さW2は、画像濃度調整パターン120の長さW1に等しい(図3参照)。
ここで、クリーニングブラシ101は、中間転写ベルト7の回転速度に対してカウンター方向の回転で0.6から2倍程度の速度で回転するように設定される。そして、キャリブレーショモードにおいて、画像濃度調整パターン120として最大1mg/cm程度のトナーが中間転写ベルト7に付着している場合、中間転写ベルト7の回転速度と同じ回転速度でクリーニングブラシ101が回転するように設定されていると、クリーニングブラシ101には、最大1mg/cm程度のトナーが付着する。
なお、クリーニングブラシ101は、印刷モード時において中間転写ベルト7に残留するトナーは、キャリブレーションモードにおける画像濃度調整パターン120のトナーより少量である。具体的には、トナー画像を用紙Tに転写した後の中間転写ベルト7に残留するトナー量は、0.05から0.1mg/cm程度である。したがって、クリーニングブラシ101には、0.05から0.1mg/cm程度のトナーが付着する。
一方、電源部105は、画像濃度調整パターン120が中間転写ベルト7に形成されると、画像濃度調整パターン120の長さW1(クリーニングブラシ101にトナーが付着した部分の長さW2)に応じた大きさの電流を回収ローラ102に供給する。供給された電流は、クリーニングブラシ101と回収ローラ102との間ではクリーニングブラシ101のトナー付着部分122にも流れる。すなわち、クリーニングブラシ101のトナー付着部分122には、クリーニングブラシ101から回収ローラ102にトナーを回収させるのに十分な大きさの電流が流れる。その結果、クリーニングブラシ101に付着した多量のトナーは、回収ローラ102に静電的に付着する。
回収ローラ102に付着したトナーは、ブレード103によって掻き取られて回収される。
なお、電源部105から回収ローラ102に供給される電流の大きさは、クリーニングブラシ101の抵抗値、中間転写ベルト7の抵抗値及びトナーの帯電量等によって変化する。これらの抵抗値や帯電量等のパラメータの変更の主要因は、コピー機1が設置されている場所の温度・湿度である。したがって、電源制御部106は、コピー機1に備えられた温湿度センサの測定結果に基づいて電源部105から供給される電流の大きさを変化させることが好ましい。この場合、測定された温湿度に応じて抵抗比k及びクリーニングブラシ101におけるトナーの付着部分に流れる電流値iBTの最適値が変化するが、測定された温湿度においての抵抗比kと電流値iBTに基づいて、電源部105から供給される電流の大きさを変化させればよい。
以上のような本実施形態のコピー機1によれば、以下の効果が奏される。
本実施形態によれば、コピー機1は、中間転写ベルト7と回収ローラ102との間に流れる電流が所定値になるよう電源部105に指示する電源制御部106であって、用紙Tに転写されなかった画像濃度調整パターン120を構成する1又は複数のトナー部であって幅方向に連続するトナーにより形成される1又は複数のトナー部における幅方向の平均長さに応じて、一定値を変更させるよう印加電圧の変更を指示する電源制御部106と、を備える構成である。
この構成の場合、電源制御部106は、画像濃度調整パターン120におけるトナー部の平均長さが短くなるに従って電流(一定値)が大きくなるよう電源部105に対し印加電圧値の変更を指示する。
そのため、コピー機1は、クリーニングブラシ101のトナー付着部分122に電流を流すことができ、トナーを静電的に回収ローラ102に付着させることができる。そして、コピー機1では、クリーニングブラシ101に蓄積されるトナー量の増加及びトナーの飛散を防止することができ、クリーニングブラシ101の毛倒れが促進されることを防止することができる。
また、本実施形態によれば、コピー機1は、所定のモードから、中間転写ベルト7に画像濃度調整パターン120が形成されると共に、形成された画像濃度調整パターン120を用紙Tに転写させないキャリブレーションモードに遷移可能であって、画像濃度調整パターン120に関する情報を記憶する記憶部113と、画像濃度調整パターン120に関する情報に基づいて、画像濃度調整パターン120におけるトナー部の平均長さを算出する平均長さ算出部107と、平均長さ算出部107により算出された平均長さに基づいて、算出された平均長さに対応する一定値を算出する電流算出部108と、をさらに備え、キャリブレーションモードにおいて、電源制御部106は、電源部105に対して電流値を電流算出部108により算出された電流値に変更するよう指示する構成である。
そのため、コピー機1は、中間転写ベルト7に形成された画像濃度調整パターン120をクリーニングブラシ101により除去することにより、クリーニングブラシ101にトナーが多量に付着した場合でも、クリーニングブラシ101のトナーが多量に付着した部分に電流を流すことができ、トナーを静電的に回収ローラ102に付着させることができる。
以上、本発明は、上述した実施形態に限定されることはなく、種々の形態で実施することができる。
本実施形態では、平均長さ算出部107により画像濃度調整パターン120の幅方向の長さを算出し、電流算出部108により回収ローラ102へ供給される電流の大きさ(一定値)を算出する場合について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されず、画像濃度調整パターン120におけるトナー部の平均長さに応じた一定値に対応する印加電圧値に関する情報を記憶部113に記憶させてもよい。すなわち、記憶部113には、画像濃度調整パターン120のトナー部における幅方向の長さに応じた大きさの電流を回収ローラ102に供給することができるように、回収ローラ102に印加する電圧の大きさ(印加電圧値に関する情報)を記憶させておけばよい。この場合、制御部110は、枚数判定・モード変更通知部112からモード変更通知を受け入れると、記憶部113に記憶された印加電圧値に関する情報を読み出して電源制御部106に出力する。電源制御部106は、入力された印加電圧値に関する情報に基づいて、電源部105に対して印加電圧値を変更するように指示する。このような場合であっても、回収ローラ102と中間転写ベルト7との間には適切な大きさの電流が流れる。
また、記憶部102には、画像濃度調整パターン120におけるトナー部の平均長さに応じた電流の一定値に関する情報を記憶させておいてもよい。この場合、制御部110は、枚数判定・モード変更通知部112からモード変更通知を受け入れると、記憶部113に記憶された電流の一定値に関する情報を読み出して電源制御部106に出力する。電源制御部106は、読み出された印加電圧値に変更するよう指示するこのような構成であっても、回収ローラ102と中間転写ベルト7との間には適切な大きさの電流が流れる。
また、本実施形態では、クリーニングブラシ101に付着したトナーを回収ローラ102に付着させるときに、中間転写ベルト7と回収ローラ102との間に供給される電流の大きさ(一定値)を大きくすることについて説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されず、中間転写ベルト7に付着したトナーをクリーニングブラシ101によって除去するときに、画像濃度調整パターン120の長さW1が短くなるに従って電流の大きさ(一定値)が大きくなるようにしてもよい。
また、本実施形態では、式(a)を用いて画像濃度調整パターン120の幅方向の長さW1(クリーニングブラシ101におけるトナー付着部分122の長さW2)に応じた電流の大きさを(一定値)求めている。しかしながら、本発明はこれに限定されず、他の式を用いてもよい。すなわち、本発明は、画像濃度調整パターン120の幅方向の長さW1(クリーニングブラシ101におけるトナー付着部分122の長さW2)が短くなるに従って、中間転写ベルト7と回収ローラ102との間に流れる電流の大きさが大きくなるように、回収ローラ102に流れる電流を変更するよう電源部105を制御すればよい。
また、本実施形態では、図3に示すように、画像濃度調整パターン120(トナー画像)を構成するトナー部が1つの場合について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されず、図7に例示すような画像濃度調整パターン(トナー画像)であってもよい。図7は、中間転写ベルト7の幅方向に複数のトナー部120a、120bが形成された状態の一例を示す中間転写ベルト7の平面図である。変形例に係る画像濃度調整パターン(トナー画像)は、中間転写ベルト7の回転方向(矢印A方向)に直交する幅方向(矢印B方向)に、複数のトナー部120a、120bが配置されたものであってもよい。この変形例の場合、第1のトナー部120aの長さW3と第2のトナー部120bの長さW4との総量長さに応じて、中間転写ベルト7と回収ローラ102との間に供給される電流の大きさを大きくすればよい。なお、総量長さは、平均長さ算出部107により算出されればよい。また、複数のトナー部は、2つに限定されることはなく、3つ以上であってもよい。
また、本実施形態では、キャリブレーションモード時に中間転写ベルト7に転写される画像濃度調整パターン120を除去する場合について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されず、印刷モード時に紙詰まり(JAM)が発生して中間転写ベルト7に1次転写されたトナー画像が用紙Tに2次転写されなかったときに、そのトナー画像を中間転写ベルト7から除去する場合にも適用することもできる。すなわち、コピー機1では、中間転写ベルト7に1次転写されたトナー画像を2次転写することができるように用紙Tを送り出すレジストローラ対80において用紙Tが詰った場合、及び、レジストローラ対80よりも用紙Tの搬送路Lにおける上流側の所定位置において用紙Tが詰った場合、トナー画像が所定のタイミングで用紙Tに2次転写されないので、中間転写ベルト7に1次転写されたトナー画像をクリーニングブラシ101等により除去することが必要になる。
この変形例の場合、コピー機1は、図8に示すように、詰り検知部115をさらに備える。詰り検知部115は、レジストローラ対80における用紙Tの詰り、及びレジストローラ対80よりも用紙Tの搬送路Lにおける上流側の所定位置での用紙Tの詰りを検知する。また、読取部301と、詰り検知部113と、レジストローラ対80とは、それぞれ制御部110に接続される。
詰り検知部113は、レジストローラ対80において用紙Tが詰ったことを検知すると、又はレジストローラ対80よりも搬送路Lにおける上流側の所定位置において用紙Tが詰ったことを検知すると、検知信号を制御部110に出力する。一方、制御部110は、読取部301において原稿Gを読み取ることにより得られた画像情報を受け入れる。制御部110は、詰り検知部113から検知信号が入力されると、画像情報を電源制御部106に出力する。電源制御部106は、画像情報を平均長さ算出部107に出力する。平均長さ算出部107は、入力された画像情報に基づいて所定幅方向におけるトナー部の平均長さを算出する。電源制御部106は、電源部105に対して、回収ローラ102に流れる電流値を電流算出部108により算出された電流値に変更するよう指示する。これにより、回収ローラ102と中間転写ベルト7との間には、所定の大きさの電流が流れる。
以上説明したように、コピー機1は、中間転写ベルト7に形成されたトナー画像をクリーニングブラシ101により除去することにより、クリーニングブラシ101にトナーが多量に付着する場合でも、クリーニングブラシ101に多量に付着したトナーの部分に電流を流すことができ、トナーを静電的に回収ローラ102に付着させることができる。
また、本実施形態のコピー機1は、中間転写ベルト7を介して被転写材(用紙T)にトナー画像の転写を行うものである(間接転写方式)。しかしながら、本発明はこれに限定されず、中間転写ベルト7を介さずにシート状の被転写材(用紙T)に直接、トナー画像の転写を行うこともできる(直接転写方式)。この直接転写方式のコピー機1の場合、クリーニング装置100は、感光体ドラム2a、2b、2c、2d(像担持体)[もしくは、用紙吸着搬送用の直接転写ベルト]をクリーニングすることになる。
また、シート状の被転写材は、本実施形態では用紙Tであるが、これに限定されず、例えばフィルムシート等であってもよい。
また、クリーニング部材は、本実施形態ではクリーニングブラシ101であるが、これに限定されず、導電性を有するスポンジ等の部材を用いたものであってもよい。
また、本実施形態では、画像形成装置としてコピー機1について説明しているが、プリンタ、ファクシミリ及びこれらの複合機等であってもよい。
1……コピー機(画像形成装置)、2a、2b、2c、2d……感光体ドラム(像担持体)、7……中間転写ベルト(像担持体)、8……2次転写ローラ、100……クリーニング装置、101……クリーニングブラシ(クリーニング部材)、102……回収ローラ、103……ブレード(掻き取り部材)、104……画像濃度センサ、105……電源部、106……電源制御部、107……平均長さ算出部、108……電流算出部、115……詰り検知部、120……画像濃度調整パターン、GK……画像形成部、T……用紙

Claims (5)

  1. 回転方向に直交する幅方向に所定幅を有し、表面にトナー画像が形成又は転写されると共に、被転写材に前記トナー画像を転写させる像担持体と、
    前記像担持体の表面に接触するよう配置され、前記表面に形成又は転写された前記トナー画像を構成するトナー又は前記被転写材に転写されずに残存したトナーを除去するクリーニング部材と、
    前記クリーニング部材を挟んで前記像担持体と対向して配置され、前記クリーニング部材に接触すると共に、前記クリーニング部材により除去された除去トナーを回収する回収ローラと、
    前記回収ローラに接触し、前記回収ローラにより回収された前記除去トナーを掻き取る掻き取り部材と、
    前記回収ローラに一定値の電流を流すための電源部と、
    前記トナー画像が前記被転写材に転写されなかった場合、前記被転写材に転写されなかった前記トナー画像を構成する1又は複数のトナー部であって前記幅方向に連続するトナーにより形成される1又は複数のトナー部における前記幅方向の長さの総量である総量長さに応じて、前記一定値を変更させるよう電流値の変更を指示する電源制御部と、を備え、
    前記電源制御部は、前記トナー画像における前記トナー部の前記総量長さが短くなるに従って前記一定値が大きくなるよう前記電源部に対し電流値の変更を指示する
    画像形成装置。
  2. 所定のモードから、前記像担持体にキャリブレーション用トナー画像が形成されると共に、形成されたキャリブレーション用トナー画像を前記被転写材に転写させないキャリブレーションモードに遷移可能であって、
    前記キャリブレーション用トナー画像における前記トナー部の前記総量長さに応じた一定値に関する情報を記憶する記憶部をさらに備え、
    前記キャリブレーションモードにおいて、
    前記電源制御部は、前記記憶部に記憶された前記一定値に関する情報に基づいて、前記電源部に対して前記一定値に対応する電流値に変更するよう指示する
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 所定のモードから、前記像担持体にキャリブレーション用トナー画像が形成されると共に、形成されたキャリブレーション用トナー画像を前記被転写材に転写させないキャリブレーションモードに遷移可能であって、
    前記キャリブレーション用トナー画像における前記トナー部の前記総量長さに応じた前記一定値に対応する電流値に関する情報を記憶する記憶部をさらに備え、
    前記キャリブレーションモードにおいて、
    前記電源制御部は、前記記憶部に記憶された前記電流値に関する情報に基づいて、前記電源部に対して電流値を変更するよう指示する
    請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 所定のモードから、前記像担持体にキャリブレーション用トナー画像が形成されると共に、形成されたキャリブレーション用トナー画像を前記被転写材に転写させないキャリブレーションモードに遷移可能であって、
    前記キャリブレーション用トナー画像に関する情報を記憶する記憶部と、
    前記キャリブレーション用トナー画像に関する情報に基づいて、前記キャリブレーション用トナー画像における前記トナー部の前記総量長さを算出する長さ算出部と、
    前記長さ算出部により算出された前記総量長さに基づいて、算出された前記総量長さに対応する前記一定値を算出する電流算出部と、をさらに備え、
    前記キャリブレーションモードにおいて、
    前記電源制御部は、前記電源部に対して前記電流算出部により算出された電流値に変更するよう指示する
    請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記像担持体に形成又は転写された前記トナー画像を転写することができるように被転写材を送り出すレジストローラ対と、
    前記レジストローラ対における被転写材の詰り、及び前記レジストローラ対よりも前記被転写材の搬送路における上流側の所定位置での前記被転写材の詰りを検知する詰り検知部と、
    前記トナー画像における前記トナー部の前記総量長さを算出する長さ算出部と、
    前記長さ算出部により算出された前記総量長さに基づいて、算出された前記総量長さに対応する前記一定値を算出する電流算出部と、をさらに備え、
    前記詰り検知部により前記被転写材の詰りが検知された場合において、
    前記電源制御部は、前記電源部に対して前記電流算出部により算出された電流値に変更するよう指示する
    請求項1に記載の画像形成装置。
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