JP5378174B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
図1により、本実施形態における画像形成装置としてのコピー機1における全体構造を説明する。図1は、コピー機1の各構成要素の配置を説明するための図である。
なお、コピー機1の説明において、副走査方向Xをコピー機1の「左右方向」ともいい、主走査方向Y(図1を貫く方向)をコピー機1の「前後方向」ともいう。コピー機1の上下方向Zは、副走査方向X及び主走査方向Yと直交する。
図1に示すように、画像読取装置300は、原稿Gの画像を読み取る読取部301と、読取部301の上方側に配置され読取部301に原稿Gを搬送する原稿搬送部70と、を備える。
第1読取面302A及び第2読取面302Bは、副走査方向X及び主走査方向Yと直交する方向に拡がる。
装置本体Mは、所定の画像情報に基づいて用紙Tに所定のトナー画像を形成する画像形成部GKと、用紙Tを画像形成部GKに給紙すると共にトナー画像が形成された用紙Tを排紙する給排紙部KHとを有する。
装置本体Mにおける外形は、筐体としてのケース体BDにより構成される。
まず、画像形成部GKについて説明する。
画像形成部GKにおいては、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に対して、上流側から下流側に順に、帯電部10a、10b、10c、10dによる帯電、レーザスキャナユニット4a、4b、4c、4dによる露光、現像器16a、16b、16c、16dによる現像、中間転写ベルト7及び1次転写ローラ37a、37b、37c、37dによる1次転写、除電器12a、12b、12c、12dによる除電、及びドラムクリーニング部11a、11b、11c、11dによるクリーニングが行われる。
また、画像形成部GKにおいては、中間転写ベルト7、2次転写ローラ8及び対向ローラ18による2次転写、並びに定着部9による定着が行われる。
図1に示すように、装置本体Mの下部には、用紙Tを収容する2個の給紙カセット52が上下に配列されて配置される。給紙カセット52は、装置本体Mの筐体から水平方向に引き出し可能に構成される。給紙カセット52には、用紙Tが載置される載置板60が配置される。給紙カセット52には、用紙Tが載置板60の上に積層された状態で収容される。載置板60に載置された用紙Tは、給紙カセット52における用紙送り出し側の端部(図1において左側の端部)に配置されるカセット給紙部51により搬送路Lに送り出される。カセット給紙部51は、載置板60上の用紙Tを取り出すための前送りコロ61と、用紙Tを1枚ずつ搬送路Lに送り出すための給紙ローラ対63からなる重送防止機構を備える。
第1合流部P1は、手差し搬送路Laが第1搬送路L1に合流する合流部である。第2合流部P2は、戻り搬送路Lbが第1搬送路L1に合流する合流部である。
第1分岐部Q1は、後処理搬送路Lcが第3搬送路L3から分岐する分岐部である。第1分岐部Q1には、整流部材58が設けられている。整流部材58は、定着部9から搬出された用紙Tの搬送方向を、第1排紙部50aに向かう第3搬送路L3又は第2排紙部50bに向かう後処理搬送路Lcに整流させる(切り換える)。
第2排紙部50bにおける開口側には、後処理装置(図示せず)が連結される。後処理装置は、画像形成装置(コピー機1)から排出される用紙の後処理(ステープル、パンチ等)を行うものである。
なお、各搬送路の所定位置には用紙検出用のセンサが配置される。
図1に示すように、装置本体Mの左側面側(図1において左側)には、主搬送路L1〜L3及び戻り搬送路Lbが主に上下方向に延びるように並列している。装置本体Mの左側面側(図1において左側)には、装置本体Mの側面の一部を形成するように、カバー体40が設けられている。カバー体40は、その下端部において、支点軸43を介して装置本体Mに連結されている。支点軸43は、その軸方向が主搬送路L1〜L3及び戻り搬送路Lbを横断する方向に沿って配設されている。カバー体40は、支点軸43を中心として閉位置(図1に示す位置)と開位置(図示せず)との間を回動自在に構成されている。
また、カバー体40が閉位置に位置する状態において、第2のカバー部42は、その内面側(装置本体M側)が主搬送路L1〜L3の一部を形成している。
更に、カバー体40が閉位置に位置する状態において、第1のカバー部41の内面側と第2のカバー部42の外面側とが、戻り搬送路Lbの少なくとも一部を形成している。つまり、戻り搬送路Lbは、第1のカバー部41と第2のカバー部42との間に形成されている。
クリーニングブラシ101は、中間転写ベルト7の表面に接触するよう配置され、表面に形成又は転写されたトナー画像を構成するトナー又は用紙Tに転写されずに残存したトナーを除去する。クリーニングブラシ101は、中間転写ベルト7を挟んで従動ローラ35とは反対側に配置される。クリーニングブラシ101は、中間転写ベルト7の回転方向(矢印A方向)とは反対方向(矢印C方向:図3参照)に回転可能となっている。クリーニングブラシ101は、導電性を有する。
なお、従動ローラ35は、グランド(GND)に接続されている。
ブレード103は、回収ローラ102に接触し、回収ローラ102により回収された除去トナーを掻き取る。
枚数判定・モード変更通知部112は、所定のモードから、中間転写ベルト7に画像濃度調整パターン120が形成されると共に、形成された画像濃度調整パターン120を用紙Tに転写させないキャリブレーションモードに遷移するようにモード変更通知を出力することが可能である。なお、所定のモードには、例えばトナー画像を用紙Tに転写する印刷モード(通常モード)がある。具体的には、枚数判定・モード変更通知部112は、枚数カウンタ111に接続され、印刷枚数の計数結果を枚数カウンタ111から受け入れる。枚数判定・モード変更通知部112は、枚数カウンタ111による計数が所定枚数に到達したか否かを判定する。枚数判定・モード変更通知部112は、枚数カウンタ111による計数が所定枚数に到達した場合、コピー機1を印刷のモードからキャリブレーションモードへ移行させて、コピー機1にトナー濃度等のキャリブレーションを行わせるために、制御部110に対してモード変更通知を出力する。
濃度調整部114は、画像濃度センサ104による画像濃度調整パターン120のトナー濃度の検知結果を制御部110から受けて、その検知結果に基づいてキャリブレーションを行う。
I=iBT(W2+(M−W2)/k) ……(a)
ここで、クリーニングブラシ101に付着したトナー121を回収ローラ102により十分に回収することができる電流の大きさiBTは、実験的に求められた結果、iBT=0.6[μA/cm]となった。また、抵抗比kは、実験的に求められた結果、k=0.6となった。
まず、コピー機1は、初期状態として印刷モードになっており、通常の印刷を行う(中間転写ベルト7に1次転写されたトナー画像を用紙Tに2次転写する)と共に、枚数カウンタ111により印刷枚数の計数を行う。枚数判定・モード変更通知部112は、枚数カウンタ111から印刷枚数の計数結果を受け入れ、その計数結果が所定の枚数に到達したか否かを判定する。枚数判定・モード変更通知部112は、枚数カウンタ111の計数結果が所定枚数に到達したと判定すると、コピー機1を印刷のモードからキャリブレーションモードへ移行させて、コピー機1にトナー濃度等のキャリブレーションを行わせるために、制御部110に対してモード変更通知を出力する。
回収ローラ102に付着したトナーは、ブレード103によって掻き取られて回収される。
本実施形態によれば、コピー機1は、中間転写ベルト7と回収ローラ102との間に流れる電流が所定値になるよう電源部105に指示する電源制御部106であって、用紙Tに転写されなかった画像濃度調整パターン120を構成する1又は複数のトナー部であって幅方向に連続するトナーにより形成される1又は複数のトナー部における幅方向の平均長さに応じて、一定値を変更させるよう印加電圧の変更を指示する電源制御部106と、を備える構成である。
この構成の場合、電源制御部106は、画像濃度調整パターン120におけるトナー部の平均長さが短くなるに従って電流(一定値)が大きくなるよう電源部105に対し印加電圧値の変更を指示する。
そのため、コピー機1は、クリーニングブラシ101のトナー付着部分122に電流を流すことができ、トナーを静電的に回収ローラ102に付着させることができる。そして、コピー機1では、クリーニングブラシ101に蓄積されるトナー量の増加及びトナーの飛散を防止することができ、クリーニングブラシ101の毛倒れが促進されることを防止することができる。
そのため、コピー機1は、中間転写ベルト7に形成された画像濃度調整パターン120をクリーニングブラシ101により除去することにより、クリーニングブラシ101にトナーが多量に付着した場合でも、クリーニングブラシ101のトナーが多量に付着した部分に電流を流すことができ、トナーを静電的に回収ローラ102に付着させることができる。
本実施形態では、平均長さ算出部107により画像濃度調整パターン120の幅方向の長さを算出し、電流算出部108により回収ローラ102へ供給される電流の大きさ(一定値)を算出する場合について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されず、画像濃度調整パターン120におけるトナー部の平均長さに応じた一定値に対応する印加電圧値に関する情報を記憶部113に記憶させてもよい。すなわち、記憶部113には、画像濃度調整パターン120のトナー部における幅方向の長さに応じた大きさの電流を回収ローラ102に供給することができるように、回収ローラ102に印加する電圧の大きさ(印加電圧値に関する情報)を記憶させておけばよい。この場合、制御部110は、枚数判定・モード変更通知部112からモード変更通知を受け入れると、記憶部113に記憶された印加電圧値に関する情報を読み出して電源制御部106に出力する。電源制御部106は、入力された印加電圧値に関する情報に基づいて、電源部105に対して印加電圧値を変更するように指示する。このような場合であっても、回収ローラ102と中間転写ベルト7との間には適切な大きさの電流が流れる。
また、クリーニング部材は、本実施形態ではクリーニングブラシ101であるが、これに限定されず、導電性を有するスポンジ等の部材を用いたものであってもよい。
また、本実施形態では、画像形成装置としてコピー機1について説明しているが、プリンタ、ファクシミリ及びこれらの複合機等であってもよい。
Claims (5)
- 回転方向に直交する幅方向に所定幅を有し、表面にトナー画像が形成又は転写されると共に、被転写材に前記トナー画像を転写させる像担持体と、
前記像担持体の表面に接触するよう配置され、前記表面に形成又は転写された前記トナー画像を構成するトナー又は前記被転写材に転写されずに残存したトナーを除去するクリーニング部材と、
前記クリーニング部材を挟んで前記像担持体と対向して配置され、前記クリーニング部材に接触すると共に、前記クリーニング部材により除去された除去トナーを回収する回収ローラと、
前記回収ローラに接触し、前記回収ローラにより回収された前記除去トナーを掻き取る掻き取り部材と、
前記回収ローラに一定値の電流を流すための電源部と、
前記トナー画像が前記被転写材に転写されなかった場合、前記被転写材に転写されなかった前記トナー画像を構成する1又は複数のトナー部であって前記幅方向に連続するトナーにより形成される1又は複数のトナー部における前記幅方向の長さの総量である総量長さに応じて、前記一定値を変更させるよう電流値の変更を指示する電源制御部と、を備え、
前記電源制御部は、前記トナー画像における前記トナー部の前記総量長さが短くなるに従って前記一定値が大きくなるよう前記電源部に対し電流値の変更を指示する
画像形成装置。 - 所定のモードから、前記像担持体にキャリブレーション用トナー画像が形成されると共に、形成されたキャリブレーション用トナー画像を前記被転写材に転写させないキャリブレーションモードに遷移可能であって、
前記キャリブレーション用トナー画像における前記トナー部の前記総量長さに応じた一定値に関する情報を記憶する記憶部をさらに備え、
前記キャリブレーションモードにおいて、
前記電源制御部は、前記記憶部に記憶された前記一定値に関する情報に基づいて、前記電源部に対して前記一定値に対応する電流値に変更するよう指示する
請求項1に記載の画像形成装置。 - 所定のモードから、前記像担持体にキャリブレーション用トナー画像が形成されると共に、形成されたキャリブレーション用トナー画像を前記被転写材に転写させないキャリブレーションモードに遷移可能であって、
前記キャリブレーション用トナー画像における前記トナー部の前記総量長さに応じた前記一定値に対応する電流値に関する情報を記憶する記憶部をさらに備え、
前記キャリブレーションモードにおいて、
前記電源制御部は、前記記憶部に記憶された前記電流値に関する情報に基づいて、前記電源部に対して電流値を変更するよう指示する
請求項1に記載の画像形成装置。 - 所定のモードから、前記像担持体にキャリブレーション用トナー画像が形成されると共に、形成されたキャリブレーション用トナー画像を前記被転写材に転写させないキャリブレーションモードに遷移可能であって、
前記キャリブレーション用トナー画像に関する情報を記憶する記憶部と、
前記キャリブレーション用トナー画像に関する情報に基づいて、前記キャリブレーション用トナー画像における前記トナー部の前記総量長さを算出する長さ算出部と、
前記長さ算出部により算出された前記総量長さに基づいて、算出された前記総量長さに対応する前記一定値を算出する電流算出部と、をさらに備え、
前記キャリブレーションモードにおいて、
前記電源制御部は、前記電源部に対して前記電流算出部により算出された電流値に変更するよう指示する
請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記像担持体に形成又は転写された前記トナー画像を転写することができるように被転写材を送り出すレジストローラ対と、
前記レジストローラ対における被転写材の詰り、及び前記レジストローラ対よりも前記被転写材の搬送路における上流側の所定位置での前記被転写材の詰りを検知する詰り検知部と、
前記トナー画像における前記トナー部の前記総量長さを算出する長さ算出部と、
前記長さ算出部により算出された前記総量長さに基づいて、算出された前記総量長さに対応する前記一定値を算出する電流算出部と、をさらに備え、
前記詰り検知部により前記被転写材の詰りが検知された場合において、
前記電源制御部は、前記電源部に対して前記電流算出部により算出された電流値に変更するよう指示する
請求項1に記載の画像形成装置。
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