JP4534727B2 - 固体撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、固体撮像装置に関し、特にCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサに代表されるX−Yアドレス型固体撮像素子に関する。
光電変換素子を含む画素が行列状に2次元配置されてなる固体撮像装置では、画素アレイ部の特定サイズの領域内における各画素の信号のみを読み出すウィンドウ切り出し等の技術を用いて、信号を読み出す画素を減らしてフレームレートを上げることによって、読み出しの高速化を実現している。また、動体予測等、様々な用途でウィンドウ切り出しの技術は用いられている。
固体撮像装置のうち、X−Yアドレス型固体撮像素子の一種であるCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサでは、画素を走査選択するための走査回路が用いられている。CMOSイメージセンサの走査回路は、大きく分類するとシフトレジスタ方式とアドレス指定方式とに分けられる。シフトレジスタ方式の走査回路は、確実に走査選択ができ、回路規模もアドレス指定方式の走査回路よりも小さい。
ただし、シフトレジスタ方式の走査回路では、特定のサイズのウィンドウ切り出しを行うことは可能であるが、任意のサイズのウィンドウ切り出しを行うことはできない。そのため、従来の走査回路では、任意のサイズのウィンドウ切り出しを行わない場合にはシフトレジスタ方式を用い、任意のサイズのウィンドウ切り出しを行う場合にはアドレス指定方式が用いられてきた。
しかし、アドレス指定方式の走査回路では、アドレスの変化時に全ビットが同じタイミングでは変化せず、各ビットによって変化のタイミングにはバラツキがある。そのため、従来の方式では、ラッチ回路等を用いることによってアドレス変化時のタイミングのバラツキを吸収している。
また、アドレス指定方式の走査回路では、隣の列を順次選択していく単純な走査選択動作時にもアドレスで制御して走査選択を行うため、動作としてはシフトレジスタよりも複雑になり誤動作を起こす可能性が高くなる問題点や、アドレス指定方式の場合、走査選択の際に選択列が変わる度にアドレスも変化するのでノイズ源になる問題点もある。
そのため、従来は、アドレス指定方式とシフトレジスタ方式とを組み合わせることで、任意のサイズのウィンドウ切り出しを行って画素の信号を読み出すようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−45383号公報
しかし、上記従来技術では、ウィンドウ切り出しを行わない場合や2つ以上の単位ブロックを走査するときにはアドレスが変化するためにノイズ源になるという問題点がある。また、ウィンドウ切り出しの際に、走査を止める場合や単位ブロック内の途中から走査する場合には、それぞれのタイミングでシフトレジスタにパルスを入力しているために、ウィンドウ切り出しの際には多くのパルスを必要とし、動作が複雑になるという問題点がある。さらに、回路構成が単位ブロックをアドレス指定する構造となっていることから、各ブロック間に論理回路が入っており、全列の出力が同負荷になっていないために、周期縦筋の発生の原因になる問題点がある。
上記課題を解決するために、本発明は、光電変換素子を含む画素が行列状に2次元配置されてなる画素アレイ部と、前記画素アレイ部の各画素を行単位で順次選択する垂直走査回路と、前記垂直走査回路によって選択された行の各画素を順次選択する水平走査回路とを具備し、前記画素アレイ部の特定サイズの領域内における各画素の信号のみを読み出すウィンドウ切り出しが可能な固体撮像装置であって、前記垂直走査回路および前記水平走査回路の少なくとも一方は、前記ウィンドウ切り出しを行うときに、ウィンドウ切り出し開始位置のみをアドレス指定するアドレスデコーダと、前記ウィンドウ切り出しを行わない動作モードでは初段のシフト段からシフト動作を開始し、前記ウィンドウ切り出しを行う動作モードでは前記アドレスデコーダからのアドレス信号を受けて、当該アドレス信号に対応するシフト段からシフト動作を開始することによって前記画素アレイ部の各画素を行単位または列単位で順次選択するシフトレジスタと、前記アドレスデコーダから出力された前記アドレス信号と前記シフト段の第1の前記シフトレジスタから出力された出力信号とスタート信号とモード切替信号がモード切替回路に供給され、前記動作モードを制御する前記モード切替信号により前記第1のシフトレジスタの前記出力信号または前記アドレス信号のいずれか一方を前記スタート信号に同期して出力し、当該出力された前記第1のシフトレジスタの出力信号または前記アドレス信号をスイッチ回路に入力し、該スイッチ回路を入力シャッタ制御信号によりオン、オフ制御して、当該スイッチ回路からの出力信号を前記第1のシフトレジスタの出力に接続された第2の前記シフトレジスタの入力に転送または遮断する、入力部と、を有する。
また、本発明は、光電変換素子を含む画素が行列状に2次元配置されてなる画素アレイ部と、前記画素アレイ部の各画素を行単位で順次選択する垂直走査回路と、前記垂直走査回路によって選択された行の各画素を順次選択する水平走査回路とを具備し、前記画素アレイ部の特定サイズの領域内における各画素の信号のみを読み出すウィンドウ切り出しが可能な固体撮像装置であって、前記垂直走査回路および前記水平走査回路の少なくとも一方は、前記ウィンドウ切り出しを行うときに、ウィンドウ切り出し開始位置のアドレス指定するアドレスデコーダと、前記ウィンドウ切り出しを行わない動作モードでは初段のシフト段からシフト動作を開始し、前記ウィンドウ切り出しを行う動作モードでは前記アドレスデコーダからのアドレス信号を受けて、当該アドレス信号に対応するシフト段からシフト動作を開始することによって前記画素アレイ部の各画素を行単位または列単位で順次選択するシフトレジスタと、前記シフト段の第1の前記シフトレジスタから出力された第1の出力信号または前記シフト段の第2のシフトレジスタから出力された第2の出力信号と左右正転反転読み出し信号が選択回路に供給され、前記第1または第2の出力信号のいずれか一方を前記左右正転反転読み出し信号により選択し、当該選択された第1または第2の出力信号とアドレス信号とモード切替信号がモード切替回路に供給され、前記動作モードを制御する前記モード切替信号により前記選択された第1または第2の出力信号と前記アドレス信号の内のいずれか一の信号を前記スタート信号に同期して出力し、当該出力された第3の出力信号をスイッチ回路に入力し、該スイッチ回路を入力シャッタ制御信号によりオン、オフ制御して、当該スイッチ回路からの前記第3の出力信号を前記アドレス信号で指定された第3のシフトレジスタの入力に転送または遮断する、入力部と有する。
上記構成の固体撮像装置において、ウィンドウ切り出しを行わない場合には、シフトレジスタのみで走査選択をし、ウィンドウ切り出しを行う場合には、切り出し開始位置(行または列)を予め指定しておくことで、アドレスデコーダからのアドレス指定によってシフトレジスタが走査選択していく。すなわち、いずれの動作モードの場合にも、基本的にシフトレジスタのみが動作して走査選択を行う。したがって、全行または全列が同じ回路構成、即ち同じ負荷となり、負荷が異なることに起因して発生するタイミングずれ等に伴う出力段差が生じなく、しかもウィンドウ切り出しを行う際にアドレスは変化しない。
本発明によれば、ウィンドウ切り出しを行うモード、行わないモードのいずれの場合にも、基本的にシフトレジスタのみが動作して走査選択を行うことにより、全行または全列が同じ回路構成で、ウィンドウ切り出しを行う際にはアドレスが変化しないため、縦筋の要因やノイズ源を減少させつつ、任意のサイズのウィンドウ切り出し機能を実現でき、しかもウィンドウ切り出し時も切り出し開始位置のアドレスを指定するだけで良いため、アドレス指定方式よりも単純な動作となり、より誤作動が少ない走査回路を実現できることになる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明が適用される固体撮像装置、例えばCMOSイメージセンサの構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、本適用例に係るCMOSイメージセンサは、光電変換素子を含む画素11、当該画素11が行列状に2次元配置されてなる画素アレイ部12、垂直走査回路13、カラム回路(信号処理回路)14、水平走査回路15、水平信号線16、出力回路17およびタイミングジェネレータ(TG)18等を有する構成となっている。画素アレイ部12には、垂直画素列ごとに垂直信号線121が配線されている。
図2は、ある1つの画素11についての画素回路の構成の一例を示す回路図である。図2から明らかなように、画素11は、光電変換素子、例えばフォトダイオード111に加えて、例えば転送トランジスタ112、リセットトランジスタ113、増幅トランジスタ114および選択トランジスタ115の4つのトランジスタを有する画素回路となっている。ここでは、これらトランジスタ112〜115として、例えばNchMOSトランジスタを用いている。
転送トランジスタ112は、フォトダイオード111で光電変換され、ここに蓄積された信号電荷(ここでは、電子)を、ゲートに転送パルスTRGが与えられることによってFD(フローティングディフュージョン)部116に転送する。リセットトランジスタ113は、FD部116と電源電圧VDDの電源ラインとの間に接続され、フォトダイオード111からの信号電荷の転送に先立って、ゲートにリセットパルスRSTが与えられることによってFD部116の電位をリセットする。
増幅トランジスタ114は、リセットトランジスタ113によるリセット後のFD部116の電位をリセットレベルとして、さらに転送トランジスタ112による転送後のFD部116の電位を信号レベルとして出力する。選択トランジスタ115は、ゲートに選択パルスSELが与えられることによって画素11を選択し、増幅トランジスタ114から順に供給されるリセットレベルおよび信号レベルを垂直信号線121に出力する。
なお、ここでは、画素11が転送トランジスタ112、リセットトランジスタ113、増幅トランジスタ114および選択トランジスタ115の4つのトランジスタを有する画素構成の場合を例に挙げて説明したが、画素11としては4トランジスタ構成のものに限られるものではなく、増幅トランジスタ114に選択トランジスタの機能を持たせた3トランジスタ構成のものを用いることも可能である。
画素アレイ部12は、図3に示すように、画素の信号が実際に撮像した信号として用いられる有効画素領域122と、画素が遮光された状態で有効画素領域122の周辺に設けられ、画素の信号が黒レベルの基準となる信号として用いられるオプティカルブラック領域123とから構成されている。
再び図1において、垂直走査回路13は、画素11の転送トランジスタ112を駆動する転送信号や、リセットトランジスタ113を駆動するリセット信号等の制御信号を行単位で順次出力することによって画素アレイ部12の各画素11を行単位で選択駆動する。カラム回路14は、画素アレイ部12の水平方向の画素ごと、即ち垂直信号線121ごとに配される信号処理回路であり、例えばS/H(サンプルホールド)回路やCDS(Correlated Double Sampling;相関二重サンプリング)回路などによって構成される。
水平走査回路15は、カラム回路14を通して出力される各画素11の信号を順次選択して水平信号線16に出力させる。なお、図1では、図面の簡略化のため、水平選択スイッチについては図示を省略している。この水平選択スイッチは、水平走査回路15によって列単位で順次オン/オフ駆動される。
水平走査回路15による走査選択により、カラム回路14が列ごとに順次出力される画素11の信号は、水平信号線16を通して出力回路17に供給され、当該出力回路17で増幅などの信号処理が施された後、デバイス外部へ出力される。タイミングジェネレータ18は、各種のタイミング信号を生成し、これら各種のタイミング信号を基に垂直走査回路13、カラム回路14および水平走査回路15などの駆動制御を行う。
上記構成のCMOSイメージセンサでは、例えば、信号を読み出す画素11を減らしてフレームレートを上げ、読み出しの高速化を図るために、画素アレイ部12の特定サイズの領域内における画素11の信号のみを読み出すウィンドウ切り出しが可能である。このウィンドウ切り出しにおいて、画素アレイ部12における垂直方向のウィンドウ切り出し開始行は垂直走査回路13によって決定され、水平方向のウィンドウ切り出し開始列は水平走査回路15によって決定される。
そして、本発明では、ウィンドウ切り出しを行わない通常の撮像モード時における垂直走査および水平走査を行うことに加えて、ウィンドウ切り出しモード時におけるウィンドウ切り出し開始位置(切り出し開始行/切り出し開始列)を決定する垂直走査回路13および水平走査回路15の具体的な構成を特徴としている。
以下では、水平走査回路15の場合を例に挙げてその構成および動作について具体的に説明するが、基本的な考え方は垂直走査回路12についても同じである。したがって、本発明は、水平走査回路15への適用に限られるものではなく、垂直走査回路12にも同様に適用できる。
図4は、本発明に係る水平走査回路15の構成の一例を示すブロック図である。図4に示すように、本水平走査回路15は、シフトレジスタ20およびアドレスデコーダ30を有し、シフトレジスタ方式とアドレス指定方式とを併用し、隣の列を順次走査選択する単純な走査動作のときにはシフトレジスタ20のみを用い、ウィンドウ切り出しを行う走査動作のときはアドレスデコーダ30によるアドレス指定によってウィンドウ切り出し開始列のみを指定して任意サイズのウィンドウを決定し、走査選択についてはシフトレジスタ20が行うようにすることを特徴としている。
すなわち、シフトレジスタ20を用いたシフトレジスタ方式と、アドレスデコーダ30を用いたアドレス指定方式とを組み合わせることにより、任意のサイズのウィンドウ切り出しが行えないシフトレジスタ方式の欠点と、選択位置(列または行)変更時にアドレスのビットが動くことでノイズ源になってしまうアドレス指定方式の欠点を互いに補うようにした回路構成となっている。
シフトレジスタ20は、画素アレイ部12の水平方向の画素数Nに対応した数の単位回路(シフト段)が縦続接続されてなり、2つの駆動パルスHH1,HH2に同期してシフト動作を行い、そのシフト動作によって各シフト段から水平走査パルスHOUT1〜HOUTnを順に出力するとともに、リセット信号HRSTに応答してリセット動作を行う。アドレスデコーダ30は、予め指定されたウィンドウ切り出し開始列のアドレス信号に基づいて、シフトレジスタ20のウィンドウ切り出し開始列に対応したシフト段をアドレス指定にて選択する。アドレスの形式については、バイナリ、グレイコード等、その形式は問わない。
以下、シフトレジスタ20の具体的な実施例について説明する。
(実施例1)
図5は、本発明の実施例1に係るシフトレジスタ20Aの単位回路(シフト段)の構成を示す回路図である。本実施例に係るシフトレジスタ20Aの単位回路は、フリップフロップ(F/F)21Aと、F/F入力部22Aとを有する構成となっている。
図5において、フリップフロップ21Aは、シフトレジスタ20Aの各シフト段の基本をなす回路部分であり、NORゲート211、NANDゲート212、2つのインバータ213,214および4つのスイッチ回路215〜218によって構成されている。
NORゲート211はリセット信号HRSTを一方の入力とし、NANDゲート212はリセット信号HRSTの逆相の信号XHRSTを一方の入力としている。NORゲート211の出力信号は、本シフト段の出力信号HOUTとして導出され、かつ次段のシフト段に供給されるとともに、インバータ213で反転された後、スイッチ回路215によって選択的にNORゲート211にその他方の入力として供給される。
NANDゲート212の出力信号は、スイッチ回路216によってNORゲート211にその他方の入力として選択的に供給されるとともに、インバータ214で反転された後、スイッチ回路217によってNANDゲート212にその他方の入力として選択的に供給される。スイッチ回路215〜218は、例えばCMOSスイッチによって構成されている。そして、スイッチ回路215,216は、駆動パルスHH1,XHH1に同期して相補的にオン/オフ動作(一方がオン状態のとき他方がオフ状態)を行う。スイッチ回路217,218は、駆動パルスHH2,XHH2に同期して相補的にオン/オフ動作(一方がオン状態のとき他方がオフ状態)を行う。
F/F入力部22Aは、アドレスデコーダ30からアドレス信号を取り込む回路部分であり、NANDゲート221、5つのインバータ222〜226および3つのスイッチ回路227〜229によって構成されている。
NANDゲート221は、アドレスデコーダ30から供給されるウィンドウ切り出し開始列アドレス信号HADDを一方の入力とし、モード切替信号HWINを他方の入力とする。モード切替信号HWINは、H”レベルのときにウィンドウ切り出しモードを設定する。NANDゲート221の出力信号は、直接スイッチ回路227,228に供給されるとともに、インバータ222で反転されてスイッチ回路227,228に供給される。スイッチ回路227,228は、例えばCMOSスイッチによって構成されており、NANDゲート221の出力信号に同期して相補的にオン/オフ動作(一方がオン状態のとき他方がオフ状態)を行う。
スイッチ回路227は、NANDゲート221の出力信号が“H”レベルのときにオンとなって前段のシフト段の出力信号を選択的に自段の入力信号HSINとして取り込む。スイッチ回路228は、NANDゲート221の出力信号が“L”レベルのときにオンとなってインバータ223,224を介して入力されるスタート信号HSTを取り込む。
スイッチ回路229は、例えはCMOSスイッチによって構成されており、インバータ225,226を介して与えられる入力シャッタ制御信号HSHUTに応じてオン/オフ動作を行うことにより、スイッチ回路227を通過して入力信号HSINまたはスイッチ回路228を通過したスタート信号HSTのフリップフロップ21Aへの供給/遮断を制御する。 すなわち、スイッチ回路229は、入力シャッタ信号HSHUTが“L”レベルのときに入力信号HSINまたはスタート信号HSTをフリップフロップ21Aへ供給し、入力シャッタ制御信号HSHUTが“H”レベルのときにその供給を遮断する。
スイッチ回路229を通過した入力信号HSINまたはスタート信号HSTは、駆動パルスHH2に同期してオン/オフ動作するスイッチ回路218によってフリップフロップ21Aに取り込まれる。
上記構成の基本回路(シフト段)は、水平方向の画素数Nに対応した数だけ縦続接続されることにより、実施例1に係るシフトレジスタ20Aを構成する。
図6は、上記構成の基本回路によって構成されたシフトレジスタ20Aの要部の構成を示す回路図であり、図中、図5と同等部分には同一符号を付して示している。ここでは、主に、シフトレジスタ20Aの水平方向の画素中心から左側の回路部分の一部を抜き出して示している。
図6において、シフトレジスタ20Aには、3本の制御線23〜25とグランド線26とがシフト段の配列方向に沿って配線されている。制御線23は、水平方向の画素中心から左側の各列に対応したシフト段にスタート信号HSTを伝送する。すなわち、水平方向の画素中心から左側の各列に対応したシフト段におけるF/F入力部22Aのインバータ223の入力端が制御線23に接続されている。制御線24は、有効画素領域122の各列に対応したシフト段にモード切替信号HWINを伝送する。すなわち、各シフト段におけるF/F入力部22AのNANDゲート221のHWIN入力端が制御線24に接続されている。
制御線25は、有効画素領域122の1列目に対応したシフト段に入力制御信号HSHUTに代えてモード切替信号HWINを伝送する。すなわち、有効画素領域122の1列目に対応したシフト段におけるインバータ225の入力端のみが制御線25に接続され、他のシフト段におけるF/F入力部22Aのインバータ225の入力端がグランド線26に接続されている。
また、グランド線26には、水平オプティカルブラック領域123の各列に対応したシフト段のF/F入力部22AにおけるNANDゲート221の各HADD入力端が接続されている。因みに、有効画素領域122の各列に対応したシフト段のF/F入力部22AにおけるNANDゲート221の各HADD入力端には、アドレスデコーダ30からウィンドウ切り出し開始列アドレス信号HADD<0>〜HADD<n+1>が、水平方向の画素中心に関して左右対称に供給される。グランド線26にはさらに、水平方向の画素中心から右側の各列に対応したシフト段におけるF/F入力部22Aのインバータ223の入力端が接続されている。
上記構成のシフトレジスタ20Aでは、次の三つをポイントとしている。
先ず一つは、有効画素領域122の1列目に対応したシフト段におけるインバータ225の入力端のみを制御線25に接続している点である。このように接続することにより、ウィンドウ切り出しモード時は、有効画素領域122の1列目に対応したシフト段におけるインバータ225に対して、“L”レベルの入力制御信号HSHUTに代えて“H”レベルのモード切替信号HWINが入力されることで、スイッチ回路229がオフ状態となる。これにより、水平オプティカルブラック領域123と有効画素領域122とが切り離されるため、水平オプティカルブラック領域123から有効画素領域122には信号がシフトされなくなる。
二つ目のポイントは、水平オプティカルブラック領域123の各列に対応したシフト段におけるNANDゲート221のHADD入力端を接地し、アドレスデコーダ30からアドレス信号を入力しないようにしている点である。これにより、水平オプティカルブラック領域123においては、通常動作時にも、ウィンドウ切り出し時にも、前段のシフト段から供給される入力信号HSINをスイッチ回路227によって取り込み、スイッチ回路229を介してフリップフロップ21Aに供給することによりシフト動作が行われ、当該シフト動作によって走査選択されていく。
三つ目のポイントは、水平方向の画素中心よりも右側の各列に対応したシフト段において、インバータ223の入力端を接地している点である。このようにすることにより、ウィンドウ切り出し開始列選択時に画素中心から反対側にスタート信号HSTが入力されるのを防いでいる。
以上の3つのポイントを踏まえた上で、上記構成のシフトレジスタ20Aおよびアドレスデコーダ30を用いた水平走査回路15の動作について説明する。
先ず、ウィンドウ切り出しモードのオフ時、つまりモード切替信号HWINが“L”レベルであるときには、ウィンドウ切り出し開始列アドレス信号HADDに関係なくスイッチ回路227はオン状態、スイッチ回路228はオフ状態となり、またスイッチ回路229もオン状態となる。したがって、前段のシフト段から供給される入力信号HSINがスイッチ回路227によって取り込まれ、スイッチ回路229を介してフリップフロップ21Aに供給される。
そして、フリップフロップ21Aが駆動パルスHH1,HH2に同期してシフト動作を行い、F/F入力部22Aから供給される前段のシフト段からの入力信号HSINを次段のシフト段にシフトすることで、順次隣の列を選択していく。すなわち、ウィンドウ切り出しモードのオフ時には、シフトレジスタ20Aのシフト動作のみによって列が走査選択されていく。
次に、ウィンドウ切り出しモードのオン時、つまりモード切替信号HWINが“H”レベルであるときには、ウィンドウ切り出しモードのオフ時と同様に、前段のシフト段から供給される入力信号HSINがF/F入力部22Aによって取り込まれ、フリップフロップ21Aによってシフトされていく。このとき、アドレス信号は予めウィンドウ切り出し開始列のアドレスを選択しておく。
シフトレジスタ20Aにおいて、左水平オプティカルブラック領域123の最終段まで信号がシフトされると、先述したように、有効画素領域122の1列目に対応したシフト段におけるインバータ225の入力端が制御線25に接続されており、当該インバータ225には“H”レベルのモード切替信号HWINが入力されるために、スイッチ回路229がオフ状態となる。これにより、自段のフリップフロップ21Aは前段の出力部とは切り離されるために、信号は有効画素領域122の1列目にはシフトされない。
そのとき、予め選択されていたウィンドウ切り出し開始列に対応したシフト段においては、ウィンドウ切り出し開始列アドレス信号HADDによってスイッチ回路227がオフ状態、スイッチ回路228がオン状態になるため、スタート信号HSTがスイッチ回路228によって取り込まれ、スイッチ回路229を介してフリップフロップ21Aに供給される。すなわち、前段から切り離されることで前段からの信号を受け付けなくなり、その代わりにスタート信号HSTをフリップフロップ21Aに入力することで、順次隣の列を選択(シフト)していく。
ここで、スタート信号HSTについては、例えば、カウンタを用いて水平オプティカルブラック領域123を走査選択している間、クロック等の現在選択している列が判別できる信号をカウントしておき、水平オプティカルブラック領域123の最終段まで信号がシフトされると同時にインバータ223に入力されることになる。
このようにして、ウィンドウ切り出し開始列のシフト段にスタート信号HSTが入力され、当該スタート信号HSTをシフトしていくことで、順次シフトレジスタ20Aによって走査選択される。
アドレス構成は、図7に示しているように、水平方向の画素中心から対称な構成になっているため、ウィンドウ切り出し開始列と同じアドレスが入力されている列のフリップフロップ21Aはスイッチ回路215〜218が切り替わっており、前段の信号を受け付けない。したがって、ウィンドウ切り出し開始列と同じアドレスが入力されている列の前段までシフトされると、次の列は前段の出力を受け付けないためにシフトされずに読み出しが終了する。
以上のようにして、シフトレジスタ20Aによるシフトレジスタ方式と、アドレスデコーダ30によるアドレス指定方式とを組み合わせることにより、走査選択動作と任意サイズのウィンドウ切り出し動作を実現している。また、図7のアドレス構成にすると、ウィンドウ切り出しモードオフ時とウィンドウ切り出しモードオン時で画素中心が異なってしまう。
このことについては、図8の水平有効画素数500の場合を例に挙げて説明する。例えば、アドレス125を指定すると、図9に示すように、左側の列はアドレス125が入力されている列から読み出され、右側の列はアドレス125が入力される列の前段までシフトされるため、左側の列は126列、右側の列は125列読み出される。
そのために、ウィンドウ切り出しを行わない通常読み出し時とは、水平方向の画素中心が1画素分異なってしまう。これに対して、図10に示すように、水平方向の画素中心のすぐ右の列にはアドレスを入れず、画素中心の左右で1列アドレスがずれた構造にする等の工夫をすると画素中心を揃えることができる。また、回路構成としては全列同じ回路構成になっており、出力段差が生じないようになっている。
上述したように、実施例1に係るシフトレジスタ20Aとアドレスデコーダ30との組み合わせからなる水平走査回路15においては、ウィンドウ切り出しを行わない場合は、シフトレジスタ20Aのみで走査選択をし、ウィンドウ切り出しを行う場合は、アドレスデコーダ30からのアドレス指定によってシフトレジスタ20Aが走査選択していく、即ちいずれの動作モードの場合にも、基本的にシフトレジスタ20Aのみが動作して走査選択を行う構成としたことで、全列が同じ回路構成、即ち同じ負荷となり、負荷が異なることに起因して発生するタイミングずれ等に伴う出力段差が生じなく、しかもウィンドウ切り出しを行う際にアドレスは変化しない。したがって、縦筋の要因やノイズ源を減少させつつ、任意のサイズのウィンドウ切り出し機能を実現でき、しかもウィンドウ切り出し時も切り出し開始列のアドレスを指定するだけで良いため、アドレス指定方式よりも単純な動作となり、より誤作動が少ない水平走査回路15を実現できる。
(実施例2)
図11は、本発明の実施例2に係るシフトレジスタ20Bの単位回路(シフト段)の構成を示す回路図であり、図中、図5と同等部分には同一符号を付して示している。本実施例に係るシフトレジスタ20Bの単位回路は、撮像画像の左右を反転する左右反転読み出し機能に対応可能な回路であり、フリップフロップ21Bと、F/F入力部22Bとを有し、フリップフロップ21Bについては実施例1のフリップフロップ21Aと全く同じ構成、即ちNORゲート211、NANDゲート212、2つのインバータ213,214および4つのスイッチ回路215〜218からなる構成となっている。
一方、F/F入力部22Bは、実施例1のF/F入力部22Aと基本的な構成、即ちNANDゲート221、5つのインバータ222〜226および3つのスイッチ回路227〜229からなる構成については同じであり、これに加えて例えばCMOSスイッチからなる2つのスイッチ回路230,231を有する構成となっている。
スイッチ回路230は、左右正転読み出し時に“H”レベルとなる第1の制御信号HNおよびその反転信号XHNに応答してオン状態となることにより、前段のシフト段からの出力信号を自段の入力信号HSINとして取り込んで、スイッチ回路227,229を介してフリップフロップ21Bに入力する。ここで、左右正転読み出しとは、これまで通常読み出しと呼んでいた読み出し方法で、左右反転読み出しと区別するために左右正転読み出しと呼ぶことにする。
スイッチ回路231は、左右反転読み出し時に“H”レベルとなる第2の制御信号HRおよびその反転信号XHRに応答してオン状態となることにより、前段のシフト段(左右正転読み出し時には後段に当たるシフト段)からの出力信号をXHSINとして取り込んで、スイッチ回路227,229を介してフリップフロップ21Bに入力する。
図12は、上記構成の基本回路によって構成されたシフトレジスタ20Bの要部の構成を示す回路図であり、図中、図11と同等部分には同一符号を付して示している。ここでは、主に、シフトレジスタ20Bの水平方向の画素中心から左側の回路部分の一部を抜き出して示している。
図12において、制御線24,25およびグランド線26に対する接続関係は、基本的に実施例1の場合と同じである。ただし、制御線23については、水平方向の画素中心を基準に左側用の制御線23Lと右側用の制御線23Rとを設け、制御線23Lによって正転読み出し用のスタート信号HSTを伝送し、制御線23Rによって反転読み出し用のスタート信号XHSTを伝送するようにしている。
そして、実施例1ではグランド線26に接続(接地)していた、画素中心よりも右側の各列に対応したシフト段において、インバータ223の入力端を制御線23Rに接続することで、左右反転読み出し機能を実現している。また、第1の制御信号HNおよびその反転信号XHNを伝送する制御線27A,27Bおよび第2の制御信号HRおよびその反転信号XHRを伝送する制御線28A,28Bも、シフト段の配列方向に沿って配線されている。
上記構成の実施例2に係るシフトレジスタ20Bにおいて、左右正転読み出し時は、第1の制御信号HNが“H”レベルになることによってスイッチ回路230がオン状態となり(このとき、スイッチ回路231はオフ状態)、左右反転読み出し時は、第2の制御信号HRが“H”レベルになることによってスイッチ回路231がオン状態となる(このとき、スイッチ回路230はオフ状態)。
したがって、左右反転読み出し時は、スイッチ回路231によって前段のシフト段からの出力信号の反転信号を自段の反転入力信号XHSINとして取り込んで、スイッチ回路227,229を介してフリップフロップ21Bに入力するとともに、画素中心よりも右側の各列に対応したシフト段に対しては反転読み出し用のスタート信号XHSTを入力することで、実施例1の機能に左右反転読み出し機能、左右反転読み出し時のウィンドウ切り出し機能を追加し、左右反転機能+ウィンドウ切り出し機能を実現することができる。
上述したように、実施例2に係るシフトレジスタ20Bとアドレスデコーダ30との組み合わせからなる水平走査回路15によれば、実施例1に係るシフトレジスタ20Aを用いた場合と同様に作用効果を得ることができることに加えて、左右反転機能にも簡単に対応できるという利点がある。
ここで、ウィンドウ切り出し動作時にカウンタを用いて水平オプティカルブラック領域123の列をカウントするようにすると、カウンタの分だけ回路規模が大きくなり、またカウンタが動作することでノイズ源になる懸念がある。その対策として為されたのが、以下に説明する変形例である。
(実施例2の変形例)
図13は、実施例2に係るシフトレジスタ20Bの変形例を示す回路図であり、図中、図12と同等部分には同一符号を付して示している。
本変形例に係るシフトレジスタ20Bでは、水平オプティカルブラック領域123の最終列の出力信号を、有効画素領域122の各列に対応したシフト段に対してスタート信号HSTとして供給することで、ウィンドウ切り出し時のシフト動作を開始し、ウィンドウ切り出しの際にウィンドウ切り出し開始位置のみのアドレス指定によってウィンドウ切り出し機能を実現できるようにしている。
具体的には、左水平オプティカルブラック領域の最終列の出力信号は、画素中心よりも左の各列に対応したシフト段に対してバッファ29Lを介して入力され、右水平オプティカルブラック領域の最終列の出力信号は、画素中心よりも右の各列に対応したシフト段に対してバッファ29Rを介して入力されている。
本変形例に係るシフトレジスタ20B′では、通常動作時においてはこれまで述べた回路動作と同様であるが、ウィンドウ切り出し時の動作が若干異なる。ウィンドウ切り出し時の動作を簡単に説明する。
先ず、ウィンドウ切り出し開始列のアドレスを指定し固定する。次に、初段のシフト段からスタートパルス(Start Pulse)が入力され、左水平オプティカルブラック領域の最終列までシフトされると、左水平オプティカルブラック領域の最終列の出力信号が切り出し開始列に対応するシフト段に対してスタート信号HSTとして入力され、ウィンドウ切り出し開始列に対応したシフト段から順次シフトされて行く。
図11、図12に示した実施例2に係るシフトレジスタ21Bと同様に、左右反転読み出し時は第2の制御信号HRを“H”レベルにし、スタートパルス(Start Pulse)を最終段(右水平オプティカルブラック領域の初段)のシフト段から入力する。これにより、右水平オプティカルブラック領域の最終列までシフトされると、正転読み出し時と同様に予
め指定されていたウィンドウ切り出し開始列に対応したシフト段に対して、右水平オプティカルブラック領域の最終列の出力信号がスタート信号HSTとして入力され、順次シフトされていく。
上記変形例に係るシフトレジスタ20B′の回路構成によれば、ウィンドウ切り出し動作時に水平オプティカルブラック領域123の列をカウントするためのカウンタが不要となるため、ノイズ源が減少するという作用効果が得られる。
本発明が適用されるCMOSイメージセンサの構成の一例を示すブロック図である。 画素回路の構成の一例を示す回路図である。 画素アレイ部における有効画素領域とオプティカルブラック領域との位置関係を示す図である。 本発明に係る水平走査回路の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施例1に係るシフトレジスタの単位回路の構成を示す回路図である。 実施例1に係るシフトレジスタの要部の構成を示す回路図である。 水平走査回路のアドレス構成の一例を示す図である。 ウィンドウ切り出しモードオフ時とウィンドウ切り出しモードオン時で画素中心が異なることについての説明に供する図(その1)である。 ウィンドウ切り出しモードオフ時とウィンドウ切り出しモードオン時で画素中心が異なることについての説明に供する図(その2)である。 水平走査回路のアドレス構成の他の例を示す図である。 本発明の実施例2に係るシフトレジスタの単位回路の構成を示す回路図である。 実施例2に係るシフトレジスタの要部の構成を示す回路図である。 実施例に係るシフトレジスタの変形例を示す回路図である。
符号の説明
11…画素、12…画素アレイ部、13…垂直走査回路、14…カラム回路、15…水平走査回路、16…水平信号線、17…出力回路、18…タイミングジェネレータ、20,20A,20B…シフトレジスタ、21A,21B…フリップフロップ、22A,22B…F/F(フリップフロップ)入力部、30…アドレスデコーダ

Claims (7)

  1. 光電変換素子を含む画素が行列状に2次元配置されてなる画素アレイ部と、
    前記画素アレイ部の各画素を行単位で順次選択する垂直走査回路と、
    前記垂直走査回路によって選択された行の各画素を順次選択する水平走査回路とを具備し、前記画素アレイ部の特定サイズの領域内における各画素の信号のみを読み出すウィンドウ切り出しが可能な固体撮像装置であって、
    前記垂直走査回路および前記水平走査回路の少なくとも一方は、
    前記ウィンドウ切り出しを行うときに、ウィンドウ切り出し開始位置のみをアドレス指定するアドレスデコーダと、
    前記ウィンドウ切り出しを行わない動作モードでは初段のシフト段からシフト動作を開始し、前記ウィンドウ切り出しを行う動作モードでは前記アドレスデコーダからのアドレス信号を受けて、当該アドレス信号に対応するシフト段からシフト動作を開始することによって前記画素アレイ部の各画素を行単位または列単位で順次選択するシフトレジスタと
    前記アドレスデコーダから出力された前記アドレス信号と前記シフト段の第1の前記シフトレジスタから出力された出力信号とスタート信号とモード切替信号がモード切替回路に供給され、前記動作モードを制御する前記モード切替信号により前記第1のシフトレジスタの前記出力信号または前記アドレス信号のいずれか一方を前記スタート信号に同期して出力し、当該出力された前記第1のシフトレジスタの出力信号または前記アドレス信号をスイッチ回路に入力し、該スイッチ回路を入力シャッタ制御信号によりオン、オフ制御して、当該スイッチ回路からの出力信号を前記第1のシフトレジスタの出力に接続された第2の前記シフトレジスタの入力に転送または遮断する、入力部と
    を有する
    ことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記画素アレイ部は、前記画素の信号が実際に撮像した信号として用いられる有効画素領域の周囲に、前記画素の信号が黒レベルの基準となる信号として用いられるオプティカルブラック領域を有し、
    前記シフトレジスタは、前記オプティカルブラック領域の最終行または最終列に対応する前記シフト段の前記第1のシフトレジスタの出力信号を、ウィンドウ切り出し開始行または開始列に対応する前記シフト段の第3の前記シフトレジスタの前記入力部に供給することで、前記ウィンドウ切り出しを行う動作モードでのシフト動作を開始する
    ことを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 前記オプティカルブラック領域において、前記入力制御シャッタ信号が、前記スイッチ回路をオフにして、該スイッチ回路からの前記出力信号が前記第1から第3の前記シフトレジスタへ転送されることを停止する、、
    ことを特徴とする請求項2記載の固体撮像装置
  4. 前記画素アレイ部の画素中心に直接隣接する右の画素列を駆動する前記入力部に、上記アドレス信号を供給することを停止する、
    ことを特徴とする請求項2記載の固体撮像装置
  5. 光電変換素子を含む画素が行列状に2次元配置されてなる画素アレイ部と、
    前記画素アレイ部の各画素を行単位で順次選択する垂直走査回路と、
    前記垂直走査回路によって選択された行の各画素を順次選択する水平走査回路とを具備し、前記画素アレイ部の特定サイズの領域内における各画素の信号のみを読み出すウィンドウ切り出しが可能な固体撮像装置であって、
    前記垂直走査回路および前記水平走査回路の少なくとも一方は、
    前記ウィンドウ切り出しを行うときに、ウィンドウ切り出し開始位置のアドレス指定するアドレスデコーダと、
    前記ウィンドウ切り出しを行わない動作モードでは初段のシフト段からシフト動作を開始し、前記ウィンドウ切り出しを行う動作モードでは前記アドレスデコーダからのアドレス信号を受けて、当該アドレス信号に対応するシフト段からシフト動作を開始することによって前記画素アレイ部の各画素を行単位または列単位で順次選択するシフトレジスタと、
    前記シフト段の第1の前記シフトレジスタから出力された第1の出力信号または前記シフト段の第2のシフトレジスタから出力された第2の出力信号と左右正転反転読み出し信号が選択回路に供給され、前記第1または第2の出力信号のいずれか一方を前記左右正転反転読み出し信号により選択し、当該選択された第1または第2の出力信号とアドレス信号とモード切替信号がモード切替回路に供給され、前記動作モードを制御する前記モード切替信号により前記選択された第1または第2の出力信号と前記アドレス信号の内のいずれか一の信号を前記スタート信号に同期して出力し、当該出力された第3の出力信号をスイッチ回路に入力し、該スイッチ回路を入力シャッタ制御信号によりオン、オフ制御して、当該スイッチ回路からの前記第3の出力信号を前記アドレス信号で指定された第3のシフトレジスタの入力に転送または遮断する、入力部と
    を有する
    ことを特徴とする固体撮像装置
  6. 前記第3のシフトレジスタは、前記第1のシフトレジスタの出力端子と前記第2のシフトレジスタ間の入力端子の間に接続された
    請求項5記載の固体撮像装置
  7. 前記シフトレジスタは、初段の前記シフト段の第4の前記シフトレジスタからシフト動作を開始するモードと、最終段の前記シフト段の第5の前記シフトレジスタからからシフト動作を開始するモードとを切り替え可能である
    請求項記載の固体撮像装置。
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