JP4532837B2 - フィルターの目詰まり低減方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェット記録方法に関し、更に詳しくは安定的にインクジェット記録が行なえ、且つ、得られた画像も優れたインクに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、筆記具等に用いられるインクや、インクジェット記録用インク等については、信頼性および良好な記録画像を得るために様々な検討や報告が行われている。特に、インクジェット記録装置に於いて、インク接液部材に多種多用な部材が使用されているため、この部材からの溶質物が、インクジェット記録システムの安定性を低下させたり、また記録画質を低下させたりする危険性があり、インク接液部材の選定には最新の注意が必要になる。例えば、モールド部材を用いる場合、成型時に使用される離けい剤の選定、またはモールド部材に使用される材料中の不純物や添加剤に対しさまざまな制限が加えられる。特に、モールド部材中の添加剤等に関する提案に関しては、例えば、特許文献1〜3には、インク成分であるナトリウムイオン含有量を規定することで、インク接液部材からの溶質物によるインクジェット記録の信頼性低下の防止提案が示されている。また、特許文献4及び5には、熱エネルギーによって液化する性質のインクを、多孔質シート凹部又は貫通孔に液状又は固形物として保持した状態で、電気熱変換体に対して対向するような形態が開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特公平7−051687号
【特許文献2】
特許第2696828号公報
【特許文献3】
特許第2696841号公報
【特許文献4】
特開昭60−71260号公報
【特許文献5】
特開昭54−56847号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1〜3に記載の方法では、インク接液部材からの溶出物によるインクジェット記録の安定性の低下を防止する効果はあるが、インク成分であるナトリウムイオンは、一般的に記録色材や各種化合物中に使用され、インク設計範囲を狭めてしまう。従って、本発明の目的は、上記問題点を解決するものであり、特に、インク供給装置のインク接液部材から、インク中へ溶出してくる脂肪酸のインク流路内への付着、析出を低減させ、安定的なインクジェット記録を行なうと共に、良好な記録物を提供することである。例えば、ポリプロピレンを有するインク接液部材中に1ppm以上の脂肪酸が含有される場合、含有される脂肪酸のインク中への溶出によって上記した弊害が生じることがあったが、本発明のインクを用いることで、インク接液部材中に1ppm以上の脂肪酸を含有する場合でも、良好な記録物を得ることができるものとなった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、以下の本発明によって達成される。即ち、本発明はインクと、該インクを濾過するフィルター、該インクと接するインク接液部材と、を有するインクタンクを用いたフィルターの目詰まり低減方法であって、
前記インク接液部材はポリアセテート及びポリオレフィンの少なくとも1種と、ステアリン酸とを含有し、
前記インクが、長鎖アルキルのエチレンオキサイド付加化合物であり、且つ、該長鎖アルキルがセチルである化合物を含有することで、該フィルターの目詰まりを低減する
ことを特徴とするフィルターの目詰まり低減方法に関する。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、好ましい実施の形態を挙げて、本発明を更に詳細に説明する。先ず、本発明のインクジェット記録方法が、インクジェット記録システムの良好な安定性、良好な画像を得ることが可能となるメカニズムについて説明する。本発明者等はインクジェット記録を行なう際、記録ノズルの目詰り、高速印字または短時間に多量にインクを消費する場合のインク供給不足を解決するために、多種多様なメカニズムを考え、多種多様な色材やインク組成等について検討及び確認を行ってきた。その結果、インク中にインク接液部材から溶出した脂肪酸化合物と長鎖アルキルのエチレンオキサイ付加化合物を併用させると、インク吐出に悪影響を与える、インク流路内への脂肪酸塩等の付着、析出を低減させ、インクジェット記録の安定性、良好な画像を得る事ができるという新たな事実にたどりつき、本発明に至った。
【0016】
本発明者等は、インク接液部材として脂肪酸を含有するポリアセテート樹脂組成物及びポリオレフィン樹脂組成物の少なくとも1種を用いて形成された部分を有するインクジェット記録方法に於いて、該ポリオレフィン及びポリアセテートの少なくとも1種が、長鎖アルキルのエチレンオキサイ付加化合物と脂肪酸を併有していると、インク吐出に悪影響を与える、ポリアセテート及びポリオレフィンからの溶質物(脂肪酸)のインク流路内への付着、析出を低減させ、インクジェット記録の安定性、良好な画像を提供できるという新たな事実にたどりつき、本発明に至った。また、インク中に長鎖アルキルのエチレンオキサイ付加化合物を含有していると、同様にインクジェット記録の安定性、良好な画像を提供できることが分かった。
【0017】
ここで、本発明が、インクジェット記録の安定性、良好な画像を可能とするメカニズムを考えるに当たり、先ず、インク接液部材として脂肪酸を含有するポリアセテート及びポリオレフィンの少なくとも1種が、インクジェット記録の安定性、画像に与える影響について述べる。
【0018】
ポリアセテート及びポリオレフィンの少なくとも1種からなるインク接液部材は、材料の成形を円滑に行なうために脂肪酸を含有する場合がある。しかしながら、該脂肪酸は、部材の表面ににじみ出てくるブリードアウト性を有するため、インク接液面を通してインク中に溶出してしまう。この時、インクが純水であれば、脂肪酸は溶解するが、インク中には、多用なイオンが含有されているため、例えば、カルシウムイオン等と塩を形成すると溶解性が極端に低下し、析出が生じてしまう。特許文献1〜3では、インク中のナトリウムイオン量を規定することで、脂肪酸塩の析出を防止しているが、その反面、インク設計の自由度が大幅に規制されてしまう。
【0019】
本発明者はインク中に溶出した脂肪酸に対し、長鎖アルキルのエチレンオキサイ付加化合物を作用させて、ミセルを形成し脂肪酸の析出を防止するものである。また、該ミセルは、アニオン性の脂肪酸とノニオン性の長鎖アルキルのエチレンオキサイ付加化合物によるミセルであるため、両者の相乗効果で、ミセル密度が高くなるばかりか、長鎖アルキルのエチレンオキサイ付加化合物の曇点が脂肪酸によって高くなるという効果も有している。
【0020】
ここで、ミセルとは一般に、水溶液中で、界面活性剤分子が集まって、お互いの疎水基を内側に向けて、親水基を外側に向けている集合体を指す。ミセルの形成は水溶液中に溶出した物質(本発明に於いては脂肪酸)に、界面活性剤(本発明に於いては長鎖アルキルのエチレンオキサイ付加化合物)を併用することで、溶出した物質が溶解(分散)したことを目視で確認できる。
【0021】
更に、ポリアセテート及びポリオレフィンの少なくとも1種からなるインク接液部材が、長鎖アルキルのエチレンオキサイ付加化合物と脂肪酸を共に含有していると、インクジェット記録の安定性、良好な画像を提供することが可能となる。この理由は脂肪酸がインク中に溶解する際、長鎖アルキルのエチレンオキサイ付加化合物も溶出し、脂肪酸塩の付着、析出を防止することが可能となるためである。なお、長鎖アルキルのエチレンオキサイ付加化合物は例えば、インク接液部材の成形前に、予めポリアセテート、ポリオレフィン及び脂肪酸等の原料を混合しておくことによってインク接液部材中に含有させることができる。
【0022】
本発明では、脂肪酸を含有するポリアセテート及びポリオレフィンの少なくとも1種からなるインク接液部材で内壁の少なくとも一部を構成した容器と、インクと、排出口と、フィルターと、を有するインク供給装置のフィルター目詰まり防止方法に於いて、インク接液部材中に長鎖アルキルのエチレンオキサイ付加化合物を含有することによって、該フィルターへの脂肪酸塩等の付着、析出を低減させ、インクジェットヘッドへインクを安定的に供給することができる。また、インク供給装置のフィルター目詰まり防止方法に於いて、インク中に長鎖アルキルのエチレンオキサイ付加化合物を含有することによっても、フィルターへの脂肪酸塩等の付着、析出を低減させ、インクジェットヘッドへインクを安定的に供給することができる。
【0023】
また、本発明では、脂肪酸を含有するポリアセテート及びポリオレフィンの少なくとも1種からなるインク接液部材で内壁の少なくとも一部を構成した容器と、インクと、排出口と、インク濾過用のフィルターと、を有するインク供給装置に於いて、該インク中に長鎖アルキルのエチレンオキサイ付加化合物を含有することによって、フィルターへの脂肪酸塩等の付着、析出を低減させ、インクジェットヘッドへインクを安定的に供給することができる。また、インク供給装置において、インク接液部材中に長鎖アルキルのエチレンオキサイ付加化合物を含有することによってもフィルターへの脂肪酸塩等の付着、析出を低減させ、インクジェットヘッドへインクを安定的に供給することができる。
【0024】
本発明で使用する長鎖アルキルのエチレンオキサイ付加化合物のアルキル基の炭素数(C1)としては、インク接液部材中に含まれる脂肪酸の炭素数をC2とした場合、以下の関係式を満たすものが好ましい。アルキル基の炭素数と脂肪酸の炭素数が以下の関係にあることによって、ミセル形成が促進され効果的に脂肪酸塩等の付着、析出を低減させることができる。
【0025】
【数2】
Figure 0004532837
【0026】
脂肪酸の炭素数C2は、8以上22以下であることが好ましい。更に、その長鎖アルキル基の炭素数は好ましくは4以上、より好ましくは8以上、更に好ましくは12以上であるのが良い。また、好ましくは26以下、より好ましくは23以下、更に好ましくは21以下であるのが良い。脂肪酸の炭素数が上記範囲内にあることによって、効果的に脂肪酸塩等の付着、析出を低減させることができる。
【0027】
また、長鎖アルキル基としては、飽和アルキル基でも、不飽和アルキル基でも使用することができる。エチレンオキサイの付加量は、インクに対する親和性と本発明の効果を好適に発生させるために、長鎖アルキルのエチレンオキサイ付加化合物のHLBが、7以上15以下になるように付加するのが良い。HLB値は、好ましくは7以上13以下、より好ましくは7以上10以下であるものが良い。HLBを10以下にすると、インクに対する長鎖アルキルのエチレンオキサイ付加化合物の溶解性が小さくなり、分散に近づくため、脂肪酸とミセルをより一層形成しやすくなるためである。また、前記HLB値は、ディビス法により求められたものを使用する。
【0028】
好ましい長鎖アルキルのエチレンオキサイ付加化合物の一例としては、下記一般式(I)で示されるセチルエチレンオキサイ20モル付加物である。
【0029】
【化1】
Figure 0004532837
【0030】
長鎖アルキルのエチレンオキサイ付加化合物自身がインク中で優れた溶解性を有し、脂肪酸とのミセルを形成しやすくするために、ポリアセテート及びポリオレフィンの少なくとも1種中に含有される脂肪酸としては炭素数8〜22のものが一般的に使用され、ラウリン酸、ミスチリン酸、ステアリン酸、ペヘン酸、ベヘン酸、オレイン酸、エルカ酸等を挙げることができる。
【0031】
ここで脂肪酸とは遊離酸として脂肪酸の状態であれば良く、樹脂に含有する際には、脂肪酸及び脂肪酸の塩の少なくとも一つの形態であれば良い。脂肪酸の塩とは脂肪酸のアルカリ金属塩、脂肪酸のアルカリ土類金属塩であり、例えば、Na塩、K塩、Ca塩、Mg塩である。また、インク接液部材中の脂肪酸の含有量は通常、良好な成形性を得るため、10〜500ppmである。
【0032】
また、インク中に於いてミセルを好適に形成するには、インク中の長鎖アルキルのエチレンオキサイ付加化合物と脂肪酸が存在する混合系でのHLBは8以上が好ましく、より好ましくは9以上であるのが良い。HLBを8以上にすることによって、ミセルがインク中でより安定的に分散又は溶解し、インク中に浮遊する等の分離が生じない。
【0033】
また、インク中に長鎖アルキルのエチレンオキサイ付加化合物を含有する場合の含有量は、ミセル形成の視点から、一概には言えないが、あえて述べれば、ミセル形成による効果に優れ、且つ、印字品位のバランス、例えば濃度、被記録材への定着性やヒゲ状の滲みであるフェザリングの発生の抑制とのバランスを好ましく保つために、インク全質量に対して0.01質量%以上が好ましく、0.1質量%以上がより好ましく、0.5質量%以上が更に好ましい。また、インクジェットヘッドのノズル部等へのインクの乾燥による付着を防止するため、10質量%以下が好ましく、7質量%以下がより好ましく、5質量%が更に好ましい。
【0034】
また、ミセルを好適に形成するためにはインク中での長鎖アルキルのエチレンオキサイ付加化合物と脂肪酸の含有量比としては、好ましくは99:1〜50:50、より好ましくは95:5〜70:30であるのが良い。
【0035】
また、ポリアセテート、ポリオレフィン中に長鎖アルキルのエチレンオキサイ付加化合物と脂肪酸を併有する場合、インク中に溶出した際に好適にミセルを形成するために混合系のHLBが、7以上15以下になるように調製することが好ましい。
【0036】
本発明にかかる記録方法では、以上で説明したような構成成分からなるインクを、インク接液部材として脂肪酸を含有するポリアセテート及びポリオレフィンの少なくとも1種からなる化合物で形成されているインク供給装置、或いは、インク接液部材として脂肪酸を含有するポリアセテート及びポリオレフィンの少なくとも1種からなる化合物によって構成されたインク保持体を有しているインク供給装置に収め、かかるインク供給装置に収容されているインクを被記録材に対して間隙を介して供給させる。図6は、本発明におけるインク供給装置のインク吐出し方向に垂直な方向の断面図である。インクタンク1とヒーターボード2を有する記録ヘッド10は、液室4及び液路(連絡管)3を通して連結されている。インク供給路の一方の先端は、インク供給装置の排出口と連結されており、該排出口部分にはフィルター7が取り付けられている。このフィルターによって、インク中の析出物、不純物を取り除くことができる。
【0037】
また、本願発明にかかるインク供給装置としては、上記態様以外にも、フィルターがインク収容容器からインクジェットヘッドを連結する連結管に設けられていても良い。よって、脂肪酸を含有するポリアセテート及びポリオレフィンの少なくとも1種からなるインク接液部材で内壁の少なくとも一部を構成した容器と、該容器内に注入されたインクと、該容器内のインクを外部に排出する排出口と、該排出口とインクを吐出するインクジェットヘッドとを連結する連結管と、該排出口または連結管に設けられたフィルターとを有するインク供給装置に於いて、該インク中に長鎖アルキルのエチレンオキサイ付加化合物を含有することを特徴とするインクジェット記録装置であっても良い。
【0038】
同様に、脂肪酸を含有するポリアセテート及びポリオレフィンの少なくとも1種からなるインク接液部材で内壁の少なくとも一部を構成した容器と、該容器内に注入されたインクと、該容器内のインクを外部に排出する排出口と、該排出口とインクを吐出するインクジェットヘッドとを連結する連結管と、該排出口または連結管に設けられたフィルターとを有するインク供給装置に於いて、該インク接液部材中に長鎖アルキルのエチレンオキサイ付加化合物を含有させたことを特徴とするインク供給装置であっても良い。また、これら装置、インクを用いたフィルターの目詰まり防止方法も本願発明の範囲内である。
【0039】
インク接液部材の一態様として、ポリオレフィンの中でもポリプロピレンで形成されたインク保持体を用いることが好ましい。更には、これらの材料からなるインク保持体は、多孔質であるもの、多層構造を有しているもの、或いは繊維集合体からなるものが好ましい。
【0040】
即ち、インク接液部材として用いる脂肪酸を含有するポリアセテートやポリオレフィンは、pHによる影響や水及び有機溶剤等に対しての安定性が高い。本発明者らの検討によれば、本発明で使用するインクの優れた特性によって、該インクをこれらの材料からなるインク保持体、インク供給装置のいずれか一つに長期間に渡って収納した場合にもインク接液部材が損なわれることがないので、これらのインクとインク接液部材を組み合わせて使用することによって、画像形成において、インクジェット記録の高い安定性を保持することが可能となる。また、一般にインクがアルカリ性の場合、脂肪酸の析出が発生しやすいが、本発明に於いてはインクがアルカリ性であっても安定した記録を行なうことができる。
【0041】
先に述べたように、本発明で使用するインクは、通常の文具用のインクとしても用いることができるが、被記録材に対して間隙を介して供給される記録方法に適用した場合に優れた効果が得られる。更に、本発明のインクは記録信号に応じてオリフィス(吐出口)よりインク滴を吐出させて被記録材に記録を行い、記録物を得るインクジェット記録方法に用いられると、特に優れた効果を発揮する。即ち、インクジェット記録は、ボールペン等の文具のような被記録材に接触させて筆圧で被記録材に記録する方式とは異なり、飛翔させたインク滴を被記録材表面に着弾させるものであるため、インク供給装置中のフィルター、インク流路、ノズル部などに脂肪酸塩が析出し、目詰まりを起こすのを防止し、結果として画像品位の高い記録物が得られる。
【0042】
本発明に使用されるインクジェット記録方式としては、インクに力学的エネルギーを作用させて液滴を吐出する記録方法、及びインクに熱エネルギーを加えてインクの発泡により液滴を吐出するインクジェット記録方法があるが、本発明に係る方法は、特に、熱エネルギーによるインクの発泡現象によりインクを吐出させるタイプのインクジェット記録方式に適用するのが良く、吐出が極めて安定となり、サテライトドットの発生等が生じないという特徴がある。但し、この場合には、熱的な物性値(例えば、比熱、熱膨張係数、熱伝導率等)を調整する場合もある。
【0043】
更に、本発明で使用するインクは、インクジェット用ヘッドに対するマッチングを良好にする面から、インク自体の物性として、特に、25℃における表面張力が30〜40dyne/cm、粘度が15cP以下が好ましく、より好ましくは10cP以下、更に好ましくは5cP以下に調整されるのが良い。従って、上記物性に必要に応じて各種の添加剤を用いてインクを調整し、該インクが普通紙における適度な浸透性及び広がりを有するために、本発明で使用するインク中に含有される水分量としては50質量%以上98質量%以下が好ましく、より好ましくは60質量%以上95質量%以下とするのが良い。なお、インクの液媒体としては、水と水溶性有機溶剤からなる水性媒体が通常、用いられる。
【0044】
本発明で使用するインクを用いて記録を行うのに好適なインクジェット記録装置としては、記録ヘッドの室内のインクに記録信号に対応した熱エネルギーを与え、該熱エネルギーにより液滴を発生させる装置が挙げられる。
【0045】
先ず、その装置の主要部であるヘッド構成例を、図1、図2及び図3に示す。図1は、インク流路に沿ったヘッド13のインク吐出しと垂直な方向の断面図であり、図2は、図1のA−B線での断面図である。ヘッド13は、インクを通す溝14を有するガラス、セラミック又はプラスチック板等と、感熱記録に用いられる発熱ヘッド15(図では薄膜ヘッドが示されているが、これに限定されるものではない。)とを接着して得られる。発熱ヘッド15は、酸化シリコン等で形成される保護膜16、アルミニウム電極17−1及び17−2、ニクロム等で形成される発熱抵抗体層18、蓄熱層19及びアルミナ等の放熱性の良い基板20よりなっている。
【0046】
インク21は、吐出オリフィス(微細孔)22まで来ており、圧力Pによりメニスカス23を形成している。今、アルミニウム電極17−1及び17−2に電気信号情報が加わると、発熱ヘッド15のnで示される領域が急激に発熱し、ここに接しているインク21に気泡が発生し、その圧力でメニスカス23が突出し、インク21が吐出しインク小滴24となり、吐出オリフィス22より被記録材25に向って飛翔する。
【0047】
図3には、図1に示すヘッドを多数並べたマルチヘッドの外観図を示す。該マルチヘッドは、マルチ溝26を有するガラス板27と、図1で説明したものと同様の発熱ヘッド28を密着して作製されている。
【0048】
図4に、上記ヘッドを組み込んだインクジェット記録装置の一例を示す。図4において、61はワイピング部材としてのブレードであり、その一端はブレード保持部材によって保持されて固定端となり、カンチレバーの形態をなす。ブレード61は記録ヘッド65による記録領域に隣接した位置に配置され、又、本例の場合、記録ヘッド65の移動経路中に突出した形態で保持される。62は記録ヘッド65の吐出口面のキャップであり、ブレード61に隣接するホームポジションに配設され、記録ヘッド65の移動方向と垂直な方向に移動して、インク吐出口面と当接し、キャッピングを行う構成を備える。更に、63はブレード61に隣接して設けられるインク吸収体であり、ブレード61と同様、記録ヘッド65の移動経路中に突出した形態で保持される。
【0049】
上記ブレード61、キャップ62及びインク吸収体63によって吐出回復部64が構成され、ブレード61及びインク吸収体63によってインク吐出口面の水分、塵挨等の除去が行われる。65は吐出エネルギー発生手段を有し、吐出口を配した吐出口面に対向する被記録材にインクを吐出して記録を行う記録ヘッド、66は記録ヘッド65を搭載してその移動を行うためのキャリッジである。キャリッジ66はガイド軸67と摺動可能に係合し、キャリッジ66の一部はモーター68によって駆動されるベルト69と接続(不図示)している。これによりキャリッジ66はガイド軸67に沿った移動が可能となり、記録ヘッド65による記録領域及びその隣接した領域の移動が可能となる。
【0050】
51は被記録材を挿入するための給紙部、52は不図示のモーターにより駆動する紙送りローラーである。これらの構成によって記録ヘッド65の吐出口面と対向する位置へ被記録材が給紙され、記録が進行するにつれて排紙ローラー53を配した排紙部へ排紙される。
【0051】
上記構成において記録ヘッド65が記録終了等でホームポジションに戻る際、吐出回復部64のキャップ62は記録ヘッド65の移動経路から退避しているが、ブレード61は移動経路中に突出している。この結果、記録ヘッド65の吐出口面がワイピングされる。尚、キャップ62が記録ヘッド65の吐出面に当接してキャッピングを行う場合、キャップ62は記録ヘッドの移動経路中に突出するように移動する。
【0052】
記録ヘッド65がホームポジションから記録開始位置へ移動する場合、キャップ62及びブレード61は、上述したワイピング時の位置と同一の位置にある。この結果、この移動においても記録ヘッド65の吐出口面はワイピングされる。上述の記録ヘッド65のホームポジションへの移動は、記録終了時や吐出回復時ばかりでなく、記録ヘッド65が記録のために記録領域を移動する間に所定の間隔で記録領域に隣接したホームポジションへ移動し、この移動に伴って上記ワイピングが行われる。
【0053】
上述の構成を有するインクジェット記録装置は、図示しない被記録材搬送手段により搬送される被記録材(不示図)に対し、記録ヘッド65は被記録材の全幅にわたって往復移動しながら記録を行っても良い。
【0054】
図5は、インクジェット記録ユニットの外観の一例を示す斜視図である。本発明で使用するインクジェット記録装置は、ヘッドとインクカートリッジとが別体となったものに限らず、図5に示す如きそれらが一体になったものにも好適に用いられる。図5において、70は記録ユニットであって、この中にはインクを収容したインク収容部、例えば、インク保持体が収納されており、かかるインク保持体中のインクが複数のオリフィスを有するヘッド部71からインク滴として吐出される構成になっている。
【0055】
インク保持体の材料としては、無機化合物のポリマー、ポリビニルアセテート、ポリオレフィン等を用いることができるが、先に述べたように、本発明においては、ポリアセテート及びポリオレフィンからなる群より選択される化合物によって構成されたインク保持体を使用する。更に、インク保持体が多孔質体であるものや、好ましくは多層構造を有するものを使用することが好ましいが、インク保持性、インク吐出性、信頼性の面から、繊維の集合体を圧縮したタイプが特に良好である。又、多層構造体の多層配列方向や繊維集合体の繊維配列方向が、インク収容部のインク排出方向に配列しているものを使用することが好ましい。更に、上記のようなインク保持体が、インク収容部と接触面を有しているものを使用することが好ましい。72は、記録ユニット内部を大気に連通させるための大気連通口である。この記録ユニット70は、図4中で示した記録ヘッド65に代えて用いられるものであって、キャリッジ66に対し着脱自在になっている。
【0056】
以上の説明においては、インクを液体として説明しているが、室温以下で固化するインクであって、室温で軟化するもの、若しくは液体であるもの、或いは上述のインクジェット方式においては、インク自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように温度制御するものが一般的であり、使用記録信号付与時にインクが液状をなすものであれば何れのインクを使用しても良い。
【0057】
加えて、積極的に熱エネルギーをインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネルギーとして使用するか、又はインクの蒸発防止を目的として放置状態で固化するインクを用いるかして、何れにしても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状インクとして吐出するものや、記録媒体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のような、熱エネルギーによって初めて液化する性質のインクの使用も本発明には適用可能である。このような場合、インクは、特許文献4又は5に記載されるような形態で使用しても良い。本発明においては、上述した各インクに対して最も有効なエネルギー付与手段は、上述した膜沸騰方式を実行するものである。
【0058】
【実施例】
次に、本発明を更に具体的に説明する。尚、文中、「部」及び「%」とあるものは、特に断りがない限り質量基準である。
インク組成として、下記に示す各成分を混合し、十分に攪拌して溶解、分散の少なくとも一つの処理をした後、ポアサイズ0.1μmのフロロポアフィルター(商品名:住友電工(株)製)にて加圧濾過し、インクを調製した。
【0059】
(インクの保存性)
インク1)
C.I.Acid Red 52 0.2%
グリセリン 7%
トリエチレングリコール 7%
尿素 7%
セチルエチレンオキサイ20モル付加物 0.95%
ステアリン酸Ca塩 0.05%
純水 77.8%
インク2
C.I.Acid Red 52 0.2%
グリセリン 7%
トリエチレングリコール 7%
尿素 7%
ステアリン酸Ca塩 0.05%
純水 78.75%
インク3
C.I.Acid Red 52 0.2%
グリセリン 7%
トリエチレングリコール 7%
尿素 7%
セチルエチレンオキサイ20モル付加物 0.95%
純水 77.85%
上記インク1〜3をガラスの密閉容器に入れ、60℃環境に1ヶ月放置し、沈殿を観察したところ、インク1には沈殿は無かったが、インク2には、糸状白色の沈殿物が見られた。また、インク3は、インク界面に油膜上の浮遊物が浮いていた。
【0060】
実施例1、比較例1
インクジェット記録装置として、市販のインクジェット記録プリンターBJS700(商品名:キヤノン(株)製)を用い、下記条件のインクタンクを用いて、連続でA4の普通紙に50%Dutyベタを、インク消費量が1Lになるまで連続で印字し、印字終了後のインク供給装置内に設けられているフィルター及びベタかすれを評価した。
条件:樹脂形成用ポリプロピレン樹脂にステアリン酸を100ppm含有しているインク接液部材からなるインクタンク(BCI−3e(型番;キヤノン(株)製)と同形状))に、下記インク4、インク5を注入し、60℃環境下に1ヶ月放置した。インク4を注入した時の評価が実施例1、インク5を注入した時の評価が比較例1となる。
【0061】
インク4
C.I.Acid Red 52 0.2%
グリセリン 7%
トリエチレングリコール 7%
尿素 7%
純水 78.75%
セチルエチレンオキサイ20モル付加物 500ppm
インク5
C.I.Acid Red 52 0.2%
グリセリン 7%
トリエチレングリコール 7%
尿素 7%
純水 78.8%
インク4は、フィルター上に堆積物は無く、更に印字されたベタ画像にもかすれは無かった。一方、インク5は、フィルター上に糸状の堆積物が見られ、更に印字されたベタ画像に多くのかすれが見られた。
【0062】
(参考例1)
上記、実施例1で使用されたインクタンクに、更に、セチルエチレンオキサイ20モル付加物を500ppm内添加したものに、下記組成のインク6を注入し、
インク6
C.I.Acid Red 52 0.2%
グリセリン 7%
トリエチレングリコール 7%
尿素 7%
純水 78.8%
60℃環境下に1ヶ月放置後、インクジェット記録装置として、市販のインクジェット記録プリンターBJS700(商品名:キヤノン(株)製)を用い、連続でA4の普通紙に50%Dutyベタを、インク消費量が1Lになるまで連続で印字し、印字終了後のインク供給装置内に設けられているフィルター及びベタかすれを評価したところ、フィルター上に堆積物は無く、更に印字されたベタ画像にもかすれは無かった。
【0063】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、安定的なインクジェット記録が行なえ、且つ、良好な記録画像を得る事が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェット記録装置ヘッドのインク吐出し方向に垂直な方向の断面図である。
【図2】インクジェット記録装置ヘッドのインク吐出し方向に垂直な方向の断面図である。
【図3】図1に示したヘッドをマルチ化したヘッドの外観斜視図である。
【図4】インクジェット記録装置の一例を示す斜視図である。
【図5】記録ユニットの一例を示す斜視図である。
【図6】本発明のインクジェット記録方法に用いることのできるインク供給装置の一例の概略斜視図である。
【符号の説明】
1 インクタンク
2 ヒーターボード
3 液路(連絡管)
4 液室
7 フィルター
10 記録ヘッド
13 ヘッド
14 インク溝
15 発熱ヘッド
16 保護膜
17−1、17−2 アルミニウム電極
18 発熱抵抗体層
19 蓄熱層
20 基板
21 インク
22 吐出オリフィス(微細孔)
23 メニスカス
24 インク滴
25 被記録材
26 マルチ溝
27 ガラス板
28 発熱ヘッド
31 発熱体
32 液室
33 基板
34 隔壁
35 インク滴
36 保護膜
37 吐出口
38 インク液路
40 インク袋
42 栓
44 インク吸収体
45 インクカートリッジ
51 給紙部
52 紙送りローラー
53 排紙ローラー
61 ブレード
62 キヤップ
63 インク吸収体
64 吐出回復部
65 記録ヘッド
66 キヤリッジ
67 ガイド軸
68 モーター
69 ベルト
70 記録ユニット
71 ヘッド部
72 大気連通口
100 インクジェット記録ヘッド
101 気泡
102 記録ヘッド
103 記録ヘッドユニット
104 ガイド軸
105 ガイド軸
106 記録媒体
107 スイッチ部と表示素子部
108 プラテン
109 送りローラ
110 回復系ユニット
111 キャリッジ
20Bk、20C、20M、20Y インクのタンク
600 インクジェット記録装置
601 インクジェットヘッドカートリッジ
602 駆動モータ
603、604 駆動力伝達ギア
605 リードスクリュ
606 螺旋溝
607 キャリッジ
607a レバー
608 ガイド
609 プラテンローラ
610 紙押え板
611、612 フォトカプラ
613 支持部材
614 キャップ部材
615 インク吸引手段
617 クリーニングブレード
618 移動部材
619 本体支持体
620 (吸引開始)レバー
621 カム
832 吐出口
1001 液体タンク
1006 移動駆動部
1008 ケーシング
1010 記録部
1010a キャリッジ部材
1012 カートリッジ
1012Y、M、C、B インクジェットカートリッジ
1014 ガイド軸
1016 ベルト
1018 モータ
1020 駆動部
1022a、1022b ローラユニット
1024a、1024b ローラユニット
1026 回復ユニット
1026a、1026b プーリ
1028 用紙
1030 搬送装置

Claims (1)

  1. インクと、該インクを濾過するフィルター、該インクと接するインク接液部材と、を有するインクタンクを用いたフィルターの目詰まり低減方法であって、
    前記インク接液部材はポリアセテート及びポリオレフィンの少なくとも1種と、ステアリン酸とを含有し、
    前記インクが、長鎖アルキルのエチレンオキサイド付加化合物であり、且つ、該長鎖アルキルがセチルである化合物を含有することで、該フィルターの目詰まりを低減する
    ことを特徴とするフィルターの目詰まり低減方法。
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