JP4531581B2 - 無線通信用送受信装置における制御装置及び無線通信用送受信方法 - Google Patents

無線通信用送受信装置における制御装置及び無線通信用送受信方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信用送受信装置における制御装置及び無線通信用送受信方法に関するものであり、特に、複数の通信システムが同一周波数帯を共有して利用する周波数共存環境において、非優先的に周波数を利用する通信システム(非優先システム)が、優先的に周波数を利用する通信システム(優先システム)に影響を与えないように通信を行う無線通信用送受信装置の制御装置及び無線通信用送受信方法に関するものである。
無線通信においては、互いの干渉を避けるために無線通信システムごとに専用の周波数帯が割り当てられている。例えば、移動通信におけるPDC方式、GSM方式、IMT−2000方式、PHS方式、無線LAN方式や、放送におけるアナログテレビ放送、地上波デジタル放送はそれぞれ別の周波数帯を用いている。しかしながら、無線通信において限られた周波数を有効に活用するために、複数の通信システムにおいて同一周波数帯を利用する方法が検討されている。「M.Oner and F.Jondral,“Extracting the Channel Allocation Information in a Spectrum Pooling System Exploiting Cyclostationarity,” Proc. of 15th IEEE International Symposium on Personal,Indoor and Mobile Radio Communications,Sept.2004」(非特許文献1)では、同一周波数帯を共用する複数の通信システムを、優先システムと非優先システムに分類し、優先システムが通信中又は通信開始時には非優先システムは通信を行わないことで、優先システムへ影響を与えることなく周波数共存を実現する方法を示している。また、その周波数共存のために必要となる優先システムの信号識別方法が示されている。特に、非特許文献1ではGSM方式と無線LAN方式との周波数共用について検討している。この2つの方式で同一周波数帯を共有する場合に、GSM方式を優先システムとし、無線LAN方式を非優先システムとして、信号の周期定常性(サイクロステーショナリティ)を利用して、優先システムであるGSM方式を識別することが検討されている。具体的には、受信信号を用いて周期自己相関関数を計算し、その結果を用いて「A.V.Dandawate and G.B.Giannakis,“Statistical tests for presence of Cyclostationarity,” IEEE Trans. on Signal Processing, vol.42,no.9,pp.2355−2362,Sept.1994」(非特許文献2)に示される仮説検定の手法を適用する。その適用の結果、受信信号内に優先システムであるGSM方式の信号が存在するかどうかを識別する。
このような周期自己相関関数を使用して干渉信号を除去する技術や受信精度を向上させる技術として、その他に特開2004−201338(特許文献1)や特開2003−143106(特許文献2)がある。
また、特開2001−237846(特許文献3)では無線LANシステムとレーダにおいて同一周波数帯を共用する方法が示されている。図1にその受信機のブロック図を示す。この方法では、レーダ波を検出するレーダ検出回路を用いる。無線LANシステムがレーダ波の送信を認識した場合には、無線LANシステムでの通信を中止する。この無線LANシステムでの通信の中止により、レーダを用いた事業運営に支障を生じることなく、無線LANシステムとレーダとの周波数共用が可能となる。この特許文献3において、レーダ検出回路では、受信レベルを測定する方法や、レーダがバルス状となっていることに着目して受信レベルの継続時間を予測する方法により、レーダ波を検出する方法が示されている。
IEEE802.11規格等に代表される上記の無線LANシステムではCSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)方式と呼ばれる衝突回避機能付きキャリア感知多重アクセス方式が用いられる。このCSMA/CA方式では、データの送信を行う前に受信レベルを測定してデータ送信の判断を行う。例えば802.11a規格では受信レベル(キャリアセンスレベル)が−62dBm以下の場合は、近くで通信を行っている端末は無いものと判断してデータ送信を行う。このキャリアセンスレベルについて、キャリアセンスレベルを極端に小さく設定した場合は、キャリアセンスのエリアも広がり遠方からの微小な信号に対しても敏感に反応する。したがって、信号の送信機会を減らすこととなり送信効率が低下する。一方、キャリアセンスレベルを大きく設定した場合は、干渉となる信号のレベルが大きい場合でも信号の送信を行う。したがって、干渉の影響を大きく受け頻繁に受信誤りが発生してしまう。そこで、CSMAを正常に動作させるために、キャリアセンスレベルは適当な値に設定される。例えば、IEEE802.11aでは−62dBmという値が定められている。
このCSMA/CA方式を、優先システム/非優先システムが共存する周波数共用環境における非優先システムのアクセス方式として用いた場合の概念図を図2に示す。図2において、優先システムの通信エリア201と非優先システムの通信エリア203とが図示されている。上述のように、CSMA/CA方式を用いた非優先システムでは、受信レベルがキャリアセンスレベル以下の場合に通信可能と判断する。したがって、205に示されるように、実際に通信可能なエリアがオーバーラップする領域がある。更に、従来のCSMA/CA方式を非優先システムに用いた場合、207に示されるように、優先システムで通信可能な範囲と非優先システムで通信可能な範囲とがオーバーラップする領域が現れる。このため、そのオーバーラップする領域において優先システムでの通信に干渉を与えてしまい、優先システムの通信を阻害してしまう。そこで、キャリアセンスレベルを小さくすることにより、非優先システムが優先システムに与える影響を小さくすることができる。キャリアセンスレベルを小さく設定した場合の概念図を図3に示す。この場合、図2の場合とは異なり、211に示されるように優先システムと非優先システムで通信可能なエリアはオーバーラップしなくなる。そのため、非優先システムが優先システムに与える影響を軽減できる。しかし、209に示されるように非優先システム間においてオーバーラッブする領域もなくなる。そのため、非優先システム間通信の送信機会が減少し、送信効率が低下してしまう。
特開2004−201338号公報 特開2003−143106号公報 特開2001−237846号公報 M.Oner and F.Jondral,"Extracting the Channel Allocation Information in a Spectrum Pooling System Exploiting Cyclostationarity," Proc. of 15th IEEE International Symposium on Personal,Indoor and Mobile Radio Communications,Sept.2004 A.V.Dandawate and G.B.Giannakis,"Statistical tests for presence of Cyclostationarity," IEEE Trans. on Signal Processing, vol.42,no.9,pp.2355−2362,Sept.1994
このように、非優先システムが従来のCSMA方式等のキャリアセンスを行って通信を行う方法を用いて、複数の通信システムで周波数共用を行う場合、キャリアセンスレベルを大きく設定すると非優先システムが優先システムに干渉を与えてしまうという問題がある。一方、干渉低減のためにキャリアセンスレベルを小さく設定すると非優先システム間通信の送信機会が減少し、送信効率が低下するという問題がある。この問題は、優先システムと非優先システムの信号が足し合わされた受信信号の受信レベルを測定するだけでは、優先システムのみの受信信号強度がわからないということに起因する。従来技術における非特許文献1の方法では、信号の周期定常性を用いた信号識別結果を利用して通信の開始/停止を行うことを示しているが、具体的な手順については示していない。また、非特許文献1には、非優先システム間通信の送信効率低下を伴うことなく、非優先システムが優先システムに与える干渉低減を実現する方法については言及されていない。さらに、従来技術における特開2001−237846の方法では、レーダを優先システムとした周波数共用に限定されている。したがって、レーダ以外の方法を優先システムとする場合には適用できないという欠点があった。
本発明は、前述のような従来技術の実情に鑑みてなされたものであり、優先システムに与える干渉を抑え、非優先システム間通信の効率低下を伴わない無線通信用送受信装置の制御装置及び無線通信用送受信方法を提供することを目的とする。
本発明の無線通信用送受信装置の制御装置及び無線通信用送受信方法は、既存の地上波デジタルテレビなどの放送や、PDC、PHS、W−CDMA等の移動通信等の無線通信を優先システムとして、非優先システムがCSMA方式等のキャリアセンスを用いて通信を行う場合にも適用できる。
本発明の前記の目的は、複数の通信システムで同一周波数を共有して利用する無線通信用送受信装置における制御装置であって、受信信号のレベルを測定する受信レベル測定部と、前記受信信号から第1の通信システムの周期自己相関値を計算する周期自己相関値計算部と、前記の計算された周期自己相関値に基づいて第2の通信システムでのデータ送信の可否を決定するデータ送信可否決定部とを有し、前記周期自己相関値計算部は、前記受信信号のレベルが閾値より小さい場合にのみ周期自己相関値を計算し、前記データ送信可否決定部は、前記の測定された受信信号のレベルと、前記の計算された周期自己相関値とのうち少なくとも1つに基づいて前記第2の通信システムでのデータ送信の可否を決定する制御装置により、解決することができる。
この制御装置は、優先システム(第1の通信システム)の信号が含まれる場合に、非優先システム(第2の通信システム)のデータ送信を不許可とする。したがって、非優先システムが優先システムに与える影響を低減することが可能になる。
この制御装置は、非優先システム(第2の通信システム)間の通信では予め設定されている受信レベルの閾値により、許容するオーバーラップの領域を決定することができる。したがって、非優先システムが優先システムに与える影響を低減することが可能になると同時に、非優先システム間の送信効率の低下を防ぐことが可能になる。
前記制御装置は、前記受信信号のレベルを測定する受信レベル測定部を更に有し、前記データ送信可否決定部は、前記の測定された受信信号のレベルと、前記の計算された周期自己相関値とに基づいて前記第2の通信システムでのデータ送信の可否を決定してもよい。
この制御装置は、受信信号に優先システム(第1の通信システム)の信号が含まれる場合は、受信レベルが受信レベル閾値より小さい場合においても非優先システム(第2の通信システム)のデータ送信を不許可とする。したがって、複数のシステムが同一周波数帯を共有して利用する周波数共存環境において、非優先システムが優先システムに与える干渉を低減することが可能になる。一方、受信信号に優先システム信号が含まれない場合は、受信レベルが受信レベル閾値より小さい場合にデータ送信を許可するため、非優先システム間の送信効率を維持することが可能になる。
前記制御装置は、前記の計算された周期自己相関値に基づいて前記第2の通信システムでのデータ送信の送信電力を制御するデータ送信電力決定部を更に有してもよい。
この制御装置は、データ送信を行う際に、受信信号内に含まれる優先システム信号の大きさによってデータ送信電力を制御することができる。したがって、優先システムに与える干渉量を低減することが可能になる。
前記制御装置は、前記第1の通信システムの送信機が見通し内(LOS)環境にあるか、見通し外環境(NLOS)にあるかを推定するLOS/NLOS推定部と、前記LOS/NLOS推定部で推定された結果と前記受信信号のレベルとを用いて、前記第1の通信システムの送信機から前記無線通信用送受信装置までの距離を推定する距離推定部とを更に有し、前記データ送信可否決定部は、前記距離推定部で推定された距離と前記第1の通信システムのサービスエリアとを比較して、前記第1の通信システムのサービスエリア内に存在するか否かを推定し、前記サービスエリアの推定結果と前記の計算された周期自己相関値とに基づいて前記第2の通信システムでのデータ送信の可否を決定してもよい。
この制御装置により、優先システム(第1の通信システム)のサービスエリアを考慮したデータ送信の可否を決定することが可能になる。したがって、優先システムに対する干渉を低減することができる。
前記データ送信電力決定部は、前記距離推定部で推定された距離と、前記周期自己相関値とに基づいて前記第2の通信システムでのデータ送信の送信電力を制御してもよい。
この制御装置により、優先システム(第1の通信システム)のサービスエリアを考慮したデータ送信電力の制御が可能になる。したがって、優先システムに対する干渉を効率的に低減すると同時に、非優先システム間通信の品質を向上することが可能になる。
前記データ送信可否決定部は、前記第1の通信システムの周期自己相関値を用いたカイ2乗検定の結果に基づいて前記第2の通信システムでのデータ送信の可否を決定してもよい。
前記周期自己相関値は、元の信号と、該元の信号を周波数シフトした信号との間で相関を求めることによって得られることもできる。
本発明は、複数の通信システムで同一周波数を共有して利用する無線通信用送受信装置における無線通信用送受信方法であって、受信信号のレベルを測定する受信レベル測定ステップと、前記受信信号から第1の通信システムの周期自己相関値を計算する周期自己相関値計算ステップと、前記の計算された周期自己相関値に基づいて第2の通信システムでのデータ送信の可否を決定するデータ送信可否決定ステップと、前記データ送信の許可の決定に基づいてデータを送信するデータ送信ステップとを有し、前記周期自己相関値計算ステップは、前記受信信号のレベルが閾値より小さい場合にのみ周期自己相関値を計算し、前記データ送信可否決定ステップは、前記の測定された受信信号のレベルと、前記の計算された周期自己相関値とのうち少なくとも1つに基づいて前記第2の通信システムでのデータ送信の可否を決定する無線通信用送受信方法としても構成できる。

前記のように、本発明の実施例によれば、複数のシステムが同一周波数帯を共有して利用する周波数共存環境において、非優先システム(第2の通信システム)が非優先システム間の送信効率を低下させることなく、優先システム(第1の通信システム)に与える影響を低減することができる。
本発明の実施例について、図面を参照して以下に詳細に説明する。
(第1実施例)
図4は本発明の第1実施例に従った非優先システムの送受信装置10のブロック図である。非優先システムの送受信装置10は、アンテナ101、RF回路103、受信レベル測定回路105、周期自己相関値計算回路107及びデータ送信可否決定部109により構成される。CSMA方式等のキャリアセンスを用いて通信を行う場合には、送受信装置10では、アンテナ101から受信された信号はRF回路103を通じて、電力増幅、帯域制限、ダウンコンバート等が行われベースバンド信号に変換される(図示せず)。
変換されたベースバンド信号は、受信レベル測定回路105により受信信号のレベルが測定される。また、変換されたベースバンド信号を用いて、周期自己相関値計算回路107により周期自己相関値が計算される。測定された受信信号のレベルと計算された周期自己相関値との両者の値を用いて、データ送信可否決定部109においてデータ送信の可否を決定する。その決定結果は送信制御回路111に通知される。
本実施例では、受信レベル測定回路105がベースバンド信号に変換された信号を用いて受信レベル測定を行っているが、RF回路103内において受信レベルを測定するように構成してもよい。この場合、RF回路103内で測定した受信レベル値が受信レベル測定回路105に渡される。
この送受信装置10における制御手順を示したフローチャートを図5に示す。はじめに受信信号のレベルを測定し(S501)、測定した受信信号の受信レベル値と予め設定された受信レベル閾値とを比較する(S503)。測定した受信レベル値が受信レベル閾値以上である場合はデータ送信を不許可とすることを決定する(S511)。受信レベル値が受信レベル閾値より小さい場合、優先システムの周期自己相関値を計算する(S505)。優先システムが受信信号内に含まれているかを推定するために、予め設定された周期自己相関閾値と受信信号を用いて計算された周期自己相関値とを比較する(S507)。比較の結果、周期自己相関値が周期自己相関閾値以上である場合は、優先システムが存在すると判断してデータ送信を不許可とする(S511)。周期自己相関値が周期自己相関閾値より小さい場合、優先システムが存在しないと判断してデータ送信を許可する(S509)。
本実施例を用いた場合の周波数共用の概念図を図6に示す。受信レベル値が受信レベル閾値より小さく、受信信号を用いて計算された周期自己相関値が周期自己相関閾値より小さい場合は、周囲に優先システムが存在しないと判断する。その結果、非優先システムのみが存在する場合と同様に、受信レベルのみで送信の許可/不許可を決定する。その結果、図6の213に示される非優先システム間のエリアは図2の205と同様にオーバーラップする。一方、受信信号を用いて計算された周顛自己相関値が周期自己相関閾値よりも大きい場合は、優先システムが存在すると判断して送信を不許可とする。その結果、図6の215で示されるように、非優先システムのエリアと優先システムのエリアがオーバーラップすることを避けることができる。以上のように、本実施例を用いることにより、非優先システムが優先システムに与える影響を低減することができると同時に、非優先システム間の通信ではオーバーラップを許容することで送信効率の低下を防ぐことができる。
非優先システム間においてオーバーラップする領域の大きさは、予め設定される受信レベル閾値により決めることができる。また、非優先システムが優先システムに与える影響の大きさは、予め設定される周期自己相関閾値により決めることができる。
次に、周期自己相関値計算回路の詳細について説明する。周期自己相関値計算回路では以下の式に基づいて周期自己相関値を計算する。
Figure 0004531581
ここで、Tは受信信号の観測時間、x[i]はサンプリングタイミングiにおける受信信号サンプル値、*は複素共役、νは任意の変数、
Figure 0004531581
αはサイクリック周波数を表す。式(1)で示されるように周期自己相関値を計算する上では、受信信号サンプル値と変数ν、αのみを用いる。したがって、非優先システムの無線通信用送受信装置が受信信号に含まれる優先システムの周期自己相関値を計算する場合には、優先システムの変調方式やパイロットシンボル(トレーニングシンボル)などの情報を利用する必要はなく、優先システムの帯域等にのみ依存する変数ν、αを用いて優先システムの周期自己相関値を計算することができる。
周期自己相関値に関して、式(1)においてν=0とした場合、右辺におけるx[i]exp(−j2παi)はx[i]を周波数αだけシフトした信号と考えることができる。このν=0の場合の周期自己相関値は、x[i]とx[i]を周波数シフトした信号との相関の大きさを表すと考えることができる。
ここで、図7を用いてフィルタ帯域制限信号の周波数相関について説明する。図7の(1)は、理想フィルタを用いて帯域制限を行った帯域幅B[Hz]の信号の周波数スペクトルを表す。理想フィルタを用いた場合、周波数スペクトルを矩形とすることができるが、実際にはそのような急峻なスペクトルを実現することは難しいために、通常はある程度緩やかな周波数スペクトルを有するフィルタが帯域制限用に用いられる。図7の(2)は通常の現実的なフィルタを用いて帯域制限を行った場合の周波数スペクトルを表している。図7の(2)に示すように、理想フィルタを用いた場合に比較して、通常に用いられている帯域制限フィルタでは周波数帯域が広がる。この広がった周波数帯域において、右側に広がったPで示される領域はP’で示される領域と同一の信号成分を有し、左側に広がったQ’で示される領域はQと同一の信号成分を有するという特徴がある。したがって、図7の(2)の信号をB[Hz]だけ周波数シフトした信号(3)におけるP’の部分は(2)のPと同一信号成分となり、(3)のQ’の部分は(2)のQと同一信号成分となるために相関を生じる。このように、フィルタにより帯域制限された信号は、元の信号と元の信号を周波数シフトした信号との間で相関(周期自己相関)が生じる。本実施例では、この相関を利用して、受信信号内に優先システムの信号が含まれているかを検出する。
図8に、受信信号に優先システムの信号だけが含まれている場合の、優先システムの信号の周期自己相関値の一例を示す。横軸は受信信号におけるSNR(優先システムの信号電力対雑音電力比)を表し、縦軸は式(1)により計算された周期自己相関値を受信レベルで正規化した値を表す。優先システムの信号はQPSK変調(四相位相変調)され、ロールオフ率0.5のルートナイキストフィルタで帯域制限が行われることとした。観測時間Tは4096サンプル(=1024シンボル×4倍オーバーサンプリング)として、サイクリック周波数α=1/T(T:優先システム信号のシンボル長)とした。
図8のグラフにおいて、●でプロットされている値は受信信号内に優先システムの信号と雑音成分が含まれている場合の周期自己相関値であり、■でプロットされている値は受信信号に雑音成分のみが含まれている場合の周期自己相関値である。受信信号に信号成分が含まれている場合、SNRが増加するにつれて周期自己相関値の値は大きくなる。一方、雑音のみの場合は周期自己相関の値は変化しない。図8の例では、SNR=−6dBにおいて、信号成分が含まれる場合の周期自己相関値は約0.013であり、雑音成分のみの場合の周期自己相関値は約0.007である。したがって、例えば予め設定する周期自己相関閾値を0.01とすることにより、優先システム信号のSNRが−6dB以上あれば、受信信号内に優先システムの信号成分が含まれているかどうかを判断することができる。従来方式である無線LAN802.11aを用いた場合は、受信機の雑音レベルが約−91dBmであり、キャリアセンスレベルが−62dBmである。このキャリアセンスレベルでは、CSMA/CAの手順により受信レベルが−62dBm以下の場合に送信を許可する。つまり、優先システムのSNRが約29dB(=−62dBm−(−91dBm))以下の場合に、送信を許可する。それに対して、本実施例を用いた場合は、上述の周期自己相関閾値を設定することにより、優先システムのSNRが約−6dB以下にならないと送信を許可しないために、優先システムに与える干渉の影響を低減することができる。
次に、受信信号に優先システムの信号と非優先システムの信号が含まれる場合の優先システム信号の周期自己相関特性を図9に示す。非優先システムの信号は、優先システムの信号帯域の2倍の信号帯域を有し、QPSK変調後、ロールオフ率0.5のルートナイキストフィルタで帯域制限が行われることとした。図9における横軸は優先システム信号のSNRを表す。図9は、非優先システム信号のSNRをパラメータとして、優先システム信号の周期自己相関特性を示している。非優先システム信号のSNRが大きくなるにつれて優先システムの信号の周期自己相関値が小さくなる。例えば非優先システム信号のSNRが30dBにおいて周期自己相関閾値を0.01とした場合には、優先システム信号のSNRが20dB以上あれば、受信信号内に優先システム信号が含まれることを判断できる。したがって、従来のCSMA/CAでは受信レベルだけを用いて、受信信号のSNRが29dB以上であれば優先システムの信号が存在すると判断するが、本実施例を用いることにより、優先システム信号のSNRが29dBより小さい場合においても、受信信号に優先システムの信号が含まれることを検出することができる。この検出結果に基づいて送信可否を決定することにより、非優先システムが優先システムに与える干渉を軽減することができる。また、受信信号内に優先システム信号が含まれず、非優先システム信号のみが含まれる場合には、従来と同様に受信レベルに基づいて送信の許可/不許可が決定される。したがって、非優先システム間通信の送信効率を下げることなく通信が可能となる。
この周期自己相関は、図7において説明したように、着目する信号帯域の分だけ受信信号を周波数シフトした信号との相関を計算する。図7の場合は、B[Hz]だけ周波数シフトした信号との相関を計算することにより着目した信号を検出することが可能である。また、B[Hz]より大きく周波数シフトした場合及びB[Hz]より小さく周波数シフトした場合には相関は生じない。したがって、受信信号内に複数のシステムの信号が含まれる場合でも、信号帯域が異なる場合には、優先システムの信号帯域を用いて周期自己相関値を計算することにより、受信信号内に優先システムの信号が含まれるかどうかを検出することができる。また、受信信号の信号帯域内に優先システムの信号が複数含まれている場合や、優先システム信号の中心キャリア周波数が未知の場合においても、周期自己相関が生じるために、優先システム信号の検出を行うことができる。
図7では周期自己相関値として、式(1)の値を受信レベルで正規化した値を用いたが、AGC(自動利得制御)などにより受信信号の大きさが一定になるように予め制御されることを考慮した場合、受信レベルで正規化する必要なく、式(1)の値そのものを用いて、受信信号内に優先システムの信号が含まれるかどうかを判断することができる。
また、周期自己相関値の値として、式(1)の右辺において複素共役を取る下記の値を用いる場合もある。
Figure 0004531581
検出を行う優先システムの信号形式によって式(1)又は(2)を用い、その信号形式において周期自己相関のピークが生じる固有なサイクリック周波数α及び変数νを用いる。例えば、シングルキャリアTDMA信号ではα=1/T、ν=0(T:シンボル長)を用いることができ、CDMA信号ではα=1/T、ν=0(T:チップ長)を用いることができ、OFDM信号ではα=0、ν=T(T:ガードインターバルを含まないOFDMシンボル長)を用いることができる。優先システムとして受信信号に含まれる可能性のある全てのシステムにおけるα、νの値を記憶し、その値を用いて周期自己相関値を計算し、それぞれの優先システムが受信信号内に含まれるかどうかを推定する。
(第2実施例)
本発明の第2実施例として、周期自己相関値を用いたカイ2乗検定により、受信信号内に優先システムの信号が含まれるかどうかを判断する方法を説明する。この場合も図4の送受信装置を用いることができる。本実施例のデータ送信可否決定部109は、測定された受信信号のレベルと、周期自己相関値を用いたカイ2乗検定を行った結果とに基づいて、データ送信を許可するか不許可とするかを決定する。
図10にこの実施例における制御手順を示したフローチャートを示す。はじめに、第1実施例と同様に受信信号のレベルを測定し(S1001)、その受信信号の受信レベル値と受信レベル閾値とを比較する(S1003)。測定した受信レベル値が受信レベル閾値以上である場合はデータ送信を不許可とする(S1011)。受信レベル値が受信レベル閾値より小さい場合、優先システムの周期自己相関値を計算する(S1005)。次に、周期自己相関値を用いて仮説検定を行うことにより受信信号内に優先システムの信号が含まれているかどうかを判断する(S1007)。判断の結果、受信信号内に優先システム信号が含まれている場合はデータ送信を不許可とする(S1011)。受信信号内に優先システム信号が含まれない場合はデータ送信を許可する(S1009)。
周期自己相関値を用いたカイ2乗検定においては、非特許文献2に示される手法を用いることができる。この手法では、優先システム信号の周期自己相関値を用いて検定統計値を計算し、その値がカイ2乗分布に従うことを利用する。計算された検定統計値と予め設定された棄却率におけるカイ2乗値とを比較して、計算された検定統計値がカイ2乗値より大きい場合は優先システムの信号が受信信号に含まれると判断する。検定統計値がカイ2乗値より小さい場合は、優先システムの信号が受信信号には含まれないと判断する。ここで、棄却率とは受信信号内に優先システム信号が含まれないが、誤って優先システム信号が含まれると判断される確率を表す。
図11に受信信号に優先システムの信号だけが含まれている場合の、カイ2乗検定による優先システムの信号の検出確率の一例を示す。横軸は受信信号におけるSNR(優先システムの信号電力対雑音電力比)を表し、縦軸は検出確率を表す。優先システムの信号はQPSK変調され、ロールオフ率0.5のルートナイキストフィルタで帯域制限が行われることとした。観測時間Tは4096サンプル(=1024シンポル×4倍オーバーサンプリング)として、サイクリック周波数α=1/T(T:優先システム信号のシンポル長)とした。また、カイ2乗検定における棄却率は5%とした。
図11のグラフにおいて、●でプロットされている値は受信信号内に優先システムの信号と雑音成分が含まれている場合の検出確率であり、■でプロットされている値は受信信号に雑音成分のみが含まれている場合の検出確率である。受信信号に優先システムの信号成分が含まれている場合、SNRが増加するにつれて検出確率は大きくなる。一方、雑音のみの場合は検出確率の大きさは変化しない。図11の例では、優先システム信号のSNRが0dB以上の場合に検出確率が100%となることから、優先システム信号のSNRが0dB以上あれば受信信号内に優先システムの信号成分が含まれているかどうかを判断することができる。従来方式である無線LAN802.11aを用いた場合は、第1実施例において示したように優先システムのSNRが約29dB以下の場合に送信を許可する。それに対して本実施例を用いた場合は、優先システムのSNRが約0dB未満にならないと送信を許可しないために、優先システムに与える干渉の影響を低減することができる。
次に、受信信号に優先システムの信号と非優先システムの信号が含まれる場合の、優先システム信号の検出確率を図12に示す。非優先システムの信号は、優先システムの信号帯域の2倍の信号帯域を有し、QPSK変調後、ロールオフ率0.5のルートナイキストフィルタで帯域制限が行われることとした。図12における横軸は優先システム信号のSNRを表す。図12は、非優先システム信号のSNRをパメータとして、優先システム信号の検出確率を示している。非優先システム信号のSNRが大きくなるにつれて検出確率が小さくなる。例えば非優先システム信号のSNRが20dBの場合には、優先システム信号のSNRが18dB以上あれば、検出確率が100%となるため受信信号内に優先システム信号が含まれることを判断できる。したがって、従来のCSMA/CAでは受信レベルだけを用いて、受信信号のSNRが29dB以上であれば優先システムの信号が存在すると判断するが、本実施例を用いることにより、優先システム信号のSNRが29dBより小さい場合においても、受信信号に優先システムの信号が含まれることを検出することができる。この検出結果に基づいて送信可否を決定することにより、非優先システムが優先システムに与える干渉を軽減することができる。また、受信信号内に優先システム信号が含まれず、非優先システム信号のみが含まれる場合には、従来と同様に受信レベルに基づいて送信の許可/不許可が決定される。したがって、非優先システム間通信の送信効率を下げることなく通信が可能となる。
(第3実施例)
本発明の第3実施例として、非優先システムの送信が第1又は第2実施例の方法により許可された場合に、非優先システムの送信電力を制御することにより、優先システムへの干渉をさらに低減する方法について、図13に示す送受信装置30のブロック図を用いて説明する。送受信装置30は、図4の送受信装置10と同様に、アンテナ301、受信レベル測定回路305、周期自己相関値計算回路307及びデータ送信可否決定部309により構成される。これらの構成要素は送受信装置10の構成要素と同様の動作を行う。送受信装置30は、周期自己相関値又は周期自己相関値を用いて計算された検定統計値を用いてデータ送信の送信電力を制御するデータ送信電力決定部313を更に有する。
この非優先システムの送受信装置30では、送受信装置10と同様に、はじめに受信信号を用いて受信レベル測定回路において受信レベルを測定し、周期自己相関値計算回路において周期自己相関値を計算し、データ送信の許可/不許可を決定する。データ送信の許可が決定された場合、周期自己相関値または周期自己相関値を用いて計算された検定統計値を用いてデータ送信の送信電力を制御する。この送信電力の制御結果はデータ送信の可否の結果とともに送信制御回路311に渡される。
図8に示すように、優先システムのSNRが大きい場合は、周期自己相関値も大きくなる。したがって、計算された周期自己相関値が大きい場合は、非優先システムのデータ送信電力を小さくすることにより、優先システムへ与える干渉を軽減することができる。逆に、周期自己相関値が小さい場合は、優先システムに与える干渉の影響も小さいと考えられる。したがって、データ送信電力を大きくすることにより、非優先システム間通信の品質を向上することができる。また、周期自己相関値と同様に、優先システムのSNRが大きい場合はカイ2乗検定を行う際に計算される検定統計値の値も大きくなるため、検定統計値の値を周期自己相関値の代わりに用いることもできる。
(第4実施例)
本発明の第4実施例として、受信信号内に含まれる優先システムの種別の違いによって、データ送信の許可/不許可を決定する閾値及びデータ送信電力の大きさを適応的に制御する方法について、図14に示す送受信装置40のブロック図を用いて説明する。ここでは、例としてシステムA、B、Cの3種類が同一帯域内を使用することを想定する。また、システムAの優先度が最も高く、A>B>Cの順に優先度が予め設定されているものとする。ここではシステムCにおける制御方法を説明する。
システムCの送受信装置40は、図4の送受信装置10と同様に、アンテナ401、受信レベル測定回路405、周期自己相関値計算回路407及びデータ送信可否決定部409により構成される。これらの構成要素は送受信装置10の構成要素と同様の動作を行う。送受信装置40は、複数の優先システム(システムA及びシステムB)の信号に対する周期自己相関閾値又はカイ2乗検定に用いるカイ2乗値を保持するシステムパラメータ記憶部415を更に有する。
このシステムCの送受信装置40では、送受信装置10と同様に、はじめに受信信号を用いて受信レベルを測定し、受信レベルが受信レベル閾値以上の場合は、データ送信の不許可を決定する。受信レベルが受信レベル閾値より小さい場合は、周期自己相関値計算回路407でシステムBの周期自己相関値及びシステムAの周期自己相関値を計算する。計算された周期自己相関値を用いてデータ送信可否決定部409では、データ送信の可否を決定する。前述のように、データ送信の可否は周期自己相関値と周期自己相関閾値とを比較することにより行われる。周期自己相関閾値を低く設定すると、受信信号内に微小の優先システム信号が含まれている場合でもデータ送信を不許可とすることができ、優先システムに与える干渉を低減することができる。一方、周期自己相関閾値を大きく設定すると、優先システムへ与える干渉をある程度許容して、非優先システムのデータ送信を許可することができ、非優先システムのデータ送信機会を増大させることができる。このように、周期自己相関閾値の設定により、トレードオフ関係を有する優先システムへの干渉低減と非優先システムの送信機会増大を制御することができる。
そこで、システムCの送受信装置40ではシステムパラメータ記憶部415においてシステムAの信号に対する周期自己相関閾値とシステムBの信号に対する周期自己相関閾値を保持する。最も優先度の高いシステムAの信号に対しては、システムCがシステムAに与える干渉をできるだけ低減するために周期自己相関閾値を小さく設定する。次に優先度の高いシステムBの信号に対しては、システムCの送信機会を増大させるために、周期自己相関閾値の値をシステムAよりも大きく設定する。このように設定することにより、データ送信可否決定部409は、システムA及びBの優先度の違いを考慮したデータ送信の許可/不許可を決定することができる。この決定結果が通信制御回路411に通知される。
また、送受信装置40は、図13の送受信装置30と同様にデータ送信電力決定部413を有してもよい。この場合、データ送信電力決定部413は、受信信号内に最も優先度の高いシステムAの信号が含まれている場合にはデータ送信電力を小さく設定し、次に優先度の高いシステムBの信号が含まれている場合にはデータ送信電力を大きく設定する。このように設定することにより、受信信号内にシステムAの信号が含まれている場合は、システムCがシステムAに与える干渉を低減することができる。また、受信信号内にシステムBの信号が含まれている場合は、システムBに対する干渉をある程度許容することで、システムC自体の通信品質を改善することができる。このように、システムごとに周波数設定閾値を設定することにより、優先順位を考慮したデータ送信電力の決定が可能になる。
本実施例では、データ送信可否決定部409及びデータ送信電力決定部413において、周期自己相関値を用いて制御を行う場合の方式を説明したが、第2実施例において説明した検定統計値を代わりに用いることもできる。この場合、検定統計値と比較するカイ2乗値をシステムの優先順位に基づいて変えることとなる。また、システムの優先順位に基づいてカイ2乗値の棄却率を変えることにより同様の効果を得ることもできる。
(第5実施例)
本発明の第5実施例として、優先システムのエリアを考慮してデータ送信を行う方法について、図15に示す送受信装置50のブロック図を用いて説明する。この実施例では、送受信装置50は、優先システムの送信アンテナが非優先システムの送受信装置から見通し内(LOS:Line Of Sight)環境にあるか見通し外(NLOS:Non Line Of Sight)環境にあるかを推定し、その結果と受信レベルとを用いて優先システムの送信機からの距離を推定する。推定された距離を用いてデータ送信の許可/不許可を決定することにより、優先システムのエリアを考慮したデータ送信の可否を決めることができる。送受信装置50は、図4の送受信装置10と同様に、アンテナ501、受信レベル測定回路505、周期自己相関値計算回路507及びデータ送信可否決定部509により構成される。これらの構成要素は送受信装置10の構成要素と同様の動作を行う。送受信装置50は、優先システムの送信アンテナがLOS環境にあるかNLOS環境にあるかを推定するLOS/NLOS推定部517と、優先システムの送信アンテナからの距離を推定する距離推定部519を更に有する。
この送受信装置50における制御手順を示したフローチャートを図16に示す。送受信装置10と同様に、はじめに受信信号を用いて受信レベル測定回路505において受信レベルを測定し(S1601)、受信レベルが受信レベル閾値以上の場合は(S1603)、データ送信の不許可を決定する(S1617)。受信レベルが受信レベル閾値より小さい場合は(S1603)、周期自己相関値計算回路507により周期自己相関値を計算する(S1605)。計算された周期自己相関値が周期自己相関閾値以上の場合は(S1607)、データ送信の不許可を決定する(S1617)。周期自己相関値が周期自己相関閾値より小さい場合(S1607)、LOS/NLOS推定部517において、受信信号における伝搬路の周波数応答や時間変動から、優先システムの送信機がLOS環境にあるかNLOS環境にあるかを推定する(S1609)。この推定に周波数応答を用いる場合、周波数応答がフラットではなく選択性を有する場合は伝搬路の遅延スプレッドが大きく、受信信号がNLOS環境にあると推定することができる。また、この推定に受信信号の時間変動を用いる場合、時間変動が大きい場合は受信信号がNLOS環境にあると推定することができ、時間変動が小さい場合はLOS環境にあると推定することができる。このように、優先システムの信号がLOS環境にあるかNLOS環境にあるかを推定した後に、受信レベル測定回路で計算された受信レベル値を用いて、距離推定部519において優先システムの送信機からの距離を推定する(S1611)。この距離の推定においては、一般に受信信号がLOS環境にある場合は、受信信号は送信機と受信機との間の距離の2乗に比例して信号電力が減衰し、受信信号がNLOS環境にある場合は、受信信号は送信機と受信機との間の距離の4乗に比例して信号電力が減衰することを利用する。つまり、優先システムの送信機における送信電力を予め記憶し、実際に測定された受信レベルと、その受信信号がLOS環境にあるかNLOS環境にあるかの推定結果とを用いて、優先システムの送信機からの距離を推定することができる。この推定された距離と、予め記憶した優先システムのサービスエリア半径とを用いて、優先システムのサービスエリア範囲内に存在するかどうかを判断することができる(S1613)。したがって、データ送信可否決定部509では、周期自己相関値が周期自己相関閾値より小さいが優先システムのサービスエリア範囲内に存在する場合もデータ送信の不許可を決定する(S1617)。周期自己相関値が周期自己相関閾値より小さく優先システムのサービスエリア範囲外に存在する場合はデータ送信の許可を決定する(S1615)。これにより優先システムのサービスエリアを考慮したデータ送信の可否を決めることができ、優先システムに対する干渉を低減することができる。
また、送受信装置50は、図13の送受信装置30と同様にデータ送信電力決定部513を有してもよい。この場合、データ送信電力決定部513は、データ送信許可が決定された後に、周期自己相関値と推定された優先システムの送信機からの距離とに基づいて送信電力を決定する。例えば、周期自己相関値の値が大きい場合は、第3実施例と同様に優先システムに与える干渉を低減するためにデータ送信電力を小さく設定するが、第5実施例では周期自己相関値の値が小さい場合においても、優先システム送信機からの距離が近い場合はデータ送信電力を小さく設定する。そして、周期自己相関値の値が小さく、優先システム送信機からの距離が遠い場合にデータ送信電力を大きく設定する。このように設定することにより、優先システムのサービスエリアを考慮したデータ送信電力の制御が可能となる。したがって、優先システムに対する干渉を効率的に低減すると同時に、非優先システム間通信の品質を向上することができる。
また、送受信装置50は、図14の送受信装置40と同様にシステムパラメータ記憶部515を有してもよい。このシステムパラメータ記憶部515により、複数の優先システムが存在する場合に、その優先度の違いについても同時に考慮したデータ送信の可否の決定又はデータ送信電力の決定を行うことができる。
本実施例では周期自己相関値を用いて制御を行う方法を説明したが、周期自己相関値を用いてカイ2乗検定を行う際に計算される検定統計値を用いることもできる。
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲内において種々の変更及び応用が可能である。
従来技術における受信機のブロック図 CSMA/CA方式を用いた周波数共用の概念図 図2においてキャリアセンスレベルを小さく設定した場合の周波数共用の概念図 本発明の第1及び第2実施例を示す送受信装置のブロック図 本発明の第1実施例の送受信装置における制御手順を示したフローチャート 本発明を適用した場合の周波数共用の概念図 周期自己相関を表す図 優先システムの信号の周期自己相関特性を表す図 非優先システム信号のSNRに対する優先システム信号の周期自己相関特性の影響を表す図 本発明の第2実施例の送受信装置における制御手順を示したフローチャート カイ2乗検定による優先システム信号の検出確率を表す図 非優先システム信号のSNRに対する優先システム信号の検出確率の影響を表す図 本発明の第3実施例を示す送受信装置のブロック図 本発明の第4実施例を示す送受信装置のブロック図 本発明の第5実施例を示す送受信装置のブロック図 本発明の第5実施例の送受信装置における制御手順を示したフローチャート
符号の説明
10、30、40、50 送受信装置
101、301、401、501 アンテナ
103、303、403、503 RF回路
105、305、405、505 受信レベル測定回路
107、307、407、507 周期自己相関値計算回路
109、309、409、509 データ送信可否決定部
111、311、411、511 送信制御回路
313、413、513 データ送信電力決定部
415、515 システムパラメータ記憶部
517 LOS/NLOS推定部
519 距離推定部

Claims (16)

  1. 複数の通信システムで同一周波数を共有して利用する無線通信用送受信装置における制御装置であって、
    受信信号のレベルを測定する受信レベル測定部と、
    前記受信信号から第1の通信システムの周期自己相関値を計算する周期自己相関値計算部と、
    前記の計算された周期自己相関値に基づいて第2の通信システムでのデータ送信の可否を決定するデータ送信可否決定部と、
    を有し、
    前記周期自己相関値計算部は、前記受信信号のレベルが閾値より小さい場合にのみ周期自己相関値を計算し、
    前記データ送信可否決定部は、前記の測定された受信信号のレベルと、前記の計算された周期自己相関値とのうち少なくとも1つに基づいて前記第2の通信システムでのデータ送信の可否を決定する制御装置。
  2. 前記データ送信可否決定部は、前記の測定された受信信号のレベルと、前記の計算された周期自己相関値とに基づいて前記第2の通信システムでのデータ送信の可否を決定することを特徴とする請求項に記載の制御装置。
  3. 前記の計算された周期自己相関値に基づいて前記第2の通信システムでのデータ送信の送信電力を制御するデータ送信電力決定部を更に有する請求項1又は2に記載の制御装置。
  4. 前記第1の通信システムの送信機から前記無線通信用送受信装置までの距離を推定する距離推定部更に有し、
    前記データ送信可否決定部は、前記距離推定部で推定された距離と前記第1の通信システムのサービスエリアとを比較して、前記第1の通信システムのサービスエリア内に存在するか否かを推定し、前記サービスエリアの推定結果と前記の計算された周期自己相関値とに基づいて前記第2の通信システムでのデータ送信の可否を決定することを特徴とする請求項に記載の制御装置。
  5. 前記第1の通信システムの送信機が見通し内(LOS)環境にあるか、見通し外環境(NLOS)にあるかを推定するLOS/NLOS推定部を更に有し、
    前記距離推定部は、前記LOS/NLOS推定部で推定された結果と前記受信信号のレベルとを用いて、前記第1の通信システムの送信機から前記無線通信用送受信装置までの距離を推定することを特徴とする請求項4に記載の制御装置。
  6. 前記データ送信電力決定部は、前記距離推定部で推定された距離と、前記周期自己相関値とに基づいて前記第2の通信システムでのデータ送信の送信電力を制御することを特徴とする請求項4又は5に記載の制御装置。
  7. 前記データ送信可否決定部は、前記第1の通信システムの周期自己相関値を用いたカイ2乗検定の結果に基づいて前記第2の通信システムでのデータ送信の可否を決定することを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか1項に記載の制御装置。
  8. 前記周期自己相関値は、元の信号と、該元の信号を周波数シフトした信号との間で相関を求めることによって得られることを特徴とする請求項1乃至7のうちいずれか1項に記載の制御装置。
  9. 複数の通信システムで同一周波数を共有して利用する無線通信用送受信装置における無線通信用送受信方法であって、
    受信信号のレベルを測定する受信レベル測定ステップと、
    前記受信信号から第1の通信システムの周期自己相関値を計算する周期自己相関値計算ステップと、
    前記の計算された周期自己相関値に基づいて第2の通信システムでのデータ送信の可否を決定するデータ送信可否決定ステップと、
    前記データ送信の許可の決定に基づいてデータを送信するデータ送信ステップと、
    を有し、
    前記周期自己相関値計算ステップは、前記受信信号のレベルが閾値より小さい場合にのみ周期自己相関値を計算し、
    前記データ送信可否決定ステップは、前記の測定された受信信号のレベルと、前記の計算された周期自己相関値とのうち少なくとも1つに基づいて前記第2の通信システムでのデータ送信の可否を決定する無線通信用送受信方法。
  10. 前記データ送信可否決定ステップは、前記の測定された受信信号のレベルと、前記の計算された周期自己相関値とに基づいて前記第2の通信システムでのデータ送信の可否を決定することを特徴とする請求項に記載の無線通信用送受信方法。
  11. 前記の計算された周期自己相関値に基づいて前記第2の通信システムでのデータ送信の送信電力を制御するデータ送信電力決定ステップを更に有する請求項9又は10に記載の無線通信用送受信方法。
  12. 前記第1の通信システムの送信機から前記無線通信用送受信装置までの距離を推定する距離推定ステップ更に有し、
    前記データ送信可否ステップにおいて、前記距離推定部で推定された距離と前記第1の通信システムのサービスエリアとを比較して、前記第1の通信システムのサービスエリア内に存在するか否かを推定し、前記サービスエリアの推定結果と前記の計算された周期自己相関値とに基づいて前記第2の通信システムでのデータ送信の可否を決定することを特徴とする請求項11に記載の無線通信用送受信方法。
  13. 前記第1の通信システムの送信機が見通し内(LOS)環境にあるか、見通し外環境(NLOS)にあるかを推定するLOS/NLOS推定ステップを更に有し、
    前記距離推定ステップは、前記LOS/NLOS推定ステップで推定された結果と前記受信信号のレベルとを用いて、前記第1の通信システムの送信機から前記無線通信用送受信装置までの距離を推定することを特徴とする請求項12に記載の無線通信用送受信方法。
  14. 前記データ送信電力決定ステップは、前記距離推定ステップで推定された距離と、前記周期自己相関値とに基づいて前記第2の通信システムでのデータ送信の送信電力を制御することを特徴とする請求項12又は13に記載の無線通信用送受信方法。
  15. 前記データ送信可否決定ステップは、前記第1の通信システムの周期自己相関値を用いてカイ2乗検定の結果に基づいて前記第2の通信システムでのデータ送信の可否を決定することを特徴とする請求項9乃至14のうちいずれか1項に記載の無線通信用送受信方法。
  16. 前記周期自己相関値は、元の信号と、該元の信号を周波数シフトした信号との間で相関を求めることによって得られることを特徴とする請求項9乃至15のうちいずれか1項に記載の無線通信用送受信方法。
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