JP4530743B2 - 色合成素子及びこれを用いた投影装置 - Google Patents

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Description

本発明は、色合成素子及びこれを用いた投影装置に関する。
近年、赤、緑、青の3色を合成する色合成素子及びこれを使用した投影表示装置が提案されている(例えば、特許文献1または特許文献2参照。)。特許文献1に記載の液晶プロジェクタ装置及び特許文献2に記載の投写型画像表示装置は、ランプ光源からの白色光を、ダイクロイックミラーによってRGBの3つの色成分に分離した後、それぞれの光路に配置した液晶表示素子により3つの色成分の光に対し空間的な変調を行う。そして、色合成素子により3つの色成分の光を再び合成し、投影レンズにより合成した光を投影して画像を表示している。
また、白色光をダイクロイックミラーにより3つの色成分に分離しているため、3つの色成分の光は互いの色成分の重なりが無い。そして、2つのダイクロイック面を有する色合成素子により、3つの色成分の光を色成分の違いを利用して合成することで、3つの色成分の光を効率良く合成することができる。
具体的には、特許文献1に記載の液晶プロジェクタ装置100は、図12に示すように、超高圧水銀ランプ101からの白色光はインテグレータ(フライアレイレンズ)101aを通った後、B成分透過のダイクロイックミラー102で青色成分が分離される。さらに、R成分透過のダイクロイックミラー103で、緑の色成分と赤の色成分とが分離される。各色成分の光はそれぞれの光路に配置されたLCDパネル(R用LCD:104,G用LCD:105,B用LCD:106)を透過し、クロスプリズム107の2つのダイクロイック面で再び合成される。この合成された光は投影レンズ108によりスクリーン109上に投影される。ここで、クロスプリズム107は色合成素子として用いられており、3つの入射面と1つの射出面とに囲まれた素子の内部に、2つのダイクロイック面が交差するように配置されている。
また、特許文献2に記載の投写型画像表示装置に用いられる色合成素子110では、図13に示すように、まず第1のダイクロイック面110aにおいて、青色成分と緑色成分との色を合成し、次に第2のダイクロイック面110bにおいて、赤色成分を合成している。これは、クロスプリズムの対向する入射面間で発生する迷光によるゴーストを避けるための構造であり、単一のランプ光源からの光を一旦別々の色成分の光に分解し、この分解した光を再合成する目的は、クロスプリズムと同様である。
さらに、従来の色合成素子を使用した投影装置に一般的に使用されている超高圧水銀ランプの発光スペクトルを図14に示す。水銀の輝線スペクトルが基本であり、青成分としては440nm付近のスペクトルが、緑成分としては550nm付近のスペクトルがそれぞれ利用されている。また、赤成分は対応する輝線スペクトルが無く、弱い連続スペクトル成分が利用されている。さらに、580nm付近にある輝線スペクトルは橙色の成分であり、この成分を赤色や緑色の成分として使用すると色の鮮やかさが失われるため、通常は不要光成分として使わないようにしている。従って、従来の投影装置では、各色成分の波長間の間隔が広く、ダイクロイックミラーやダイクロイックプリズム等により容易に色成分の分離や合成ができていた。
特開平11−237604号公報 特開2001−290010号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の液晶プロジェクタ装置及び特許文献2に記載の投写型画像表示装置は、2つのダイクロイック面により3つの色成分の光を色成分の違いを利用して合成していたため、別々の入射面から入射した同一の色成分を含む光を合成することが困難である。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、別々の入射面から入射した同一の色成分を含む光を合成することができる色合成素子及びこれを用いた投影装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を提供する。
本発明の色合成素子は、複数の入射面から入射した光を内部で合成して射出する色合成素子であって、第1入射面と、該第1入射面と略直交する第2入射面と、前記第1入射面と略平行で前記第2入射面と略直交する第3入射面と、内部で略直交する第1合成面と第2合成面とを有し、前記第1合成面は、前記第1入射面から入射した第1の色成分の光のうち少なくとも前記第1合成面に対してS偏光成分で入射する光を反射すると共に、前記第2入射面から入射し前記第1の色成分と少なくとも一部が同一の色成分を有する第2の色成分の光のうち少なくとも前記第1合成面に対してP偏光成分で入射する光と、第3入射面から入射した第3の色成分の光のうち少なくとも前記第1合成面に対してS偏光成分で入射する光とを透過し、前記第2合成面は、前記第3入射面から入射した前記第3の色成分の光のうち少なくとも前記第2合成面に対してS偏光成分で入射する光を反射すると共に、前記第1入射面から入射した前記第1の色成分の光のうち少なくとも前記第2合成面に対してS偏光成分で入射する光と第2入射面から入射した前記第2の色成分の光のうち少なくとも前記第2合成面に対してP偏光成分で入射する光を透過し、前記第1,第2,第3入射面から入射した光は、前記第1合成面と前記第2合成面とを経て合成されることを特徴とする。
この発明では、第1合成面及び第2合成面を備えることにより、第1入射面と第2入射面とからの共通の色成分を持つ光を合成すると同時に、第3入射面からの別の色成分の光を合成することができる。したがって、必要とする量が少ない色成分の光は第3入射面から入射し、必要とする量が多い色成分の光は第1入射面と第2入射面とから入射することで、色成分の必要量に応じて光を合成することができる。
この発明では、第1入射面と第2入射面とからの共通の色成分を持つ光を偏光成分の違いを利用して第1の合成面で効率良く合成できると同時に、第3入射面からの別の色成分の光を色成分の違いを利用して第1合成面と第2合成面とからの光を効率良く合成することができる。
また、前記第2の色成分の中心波長は、前記第1の色成分の中心波長と前記第3の色成分の中心波長との間の波長であることを特徴とする。
この発明では、第1合成面及び第2合成面で透過する光と反射する光とは、色成分が近い場合には偏光成分を異ならせ、偏光成分が同じ場合には色成分の違いを大きくできるので、色成分と偏光成分との違いを利用して光を効率良く合成することができる。これにより、第1合成面及び第2合成面の膜設計を容易にすることも可能になる。
また、前記第1の色成分と前記第2の色成分とは同一色成分であることを特徴とする。
この発明では、第1の色成分と第2の色成分とは同一色成分であるため、同じ色成分を合成することができるので、特定の色成分を多く有する合成光を得ることができる。
また、前記第2の色成分の全光量に対して、前記第2の色成分における前記第1の色成分と共通のスペクトル範囲の光量の割合が、前記第2の色成分における前記第3の色成分と共通のスペクトル範囲の光量の割合よりも多いことを特徴とする。
この発明では、第2の色成分における第1の色成分と共通のスペクトル範囲の光量の割合が多いため、同じ色成分を合成することができるので、特定の色成分を多く有する合成光を得ることが可能になる。
また、本発明の色合成素子は、第4入射面と、前記第1,第2,第3入射面から入射して前記第1合成面と前記第2合成面とを経て合成された第1の合成光を透過し、前記第4入射面から入射した第4の色成分の光を反射する第3合成面とを備えることを特徴とする。
この発明では、第4入射面から入射した第4の色成分の光を合成できるので、より多くの色成分を有する合成光を得ることができる。
また、本発明の色合成素子は、前記第3合成面は、入射する前記第1の合成光及び前記第4の色成分の光の入射角が、前記第1,第2,第3入射面から前記第1合成面に入射する光の入射角及び前記第1,第2,第3入射面から前記第2合成面に入射する光の入射角よりも小さくなるように配置されていることを特徴とする。
この発明では、第3合成面に入射する光の入射角度が小さくなるように配置することで、合成面での偏光成分による透過反射特性の差を小さくできるとともに、透過や反射の波長帯域を広くすることができる。これにより、直交する偏光成分を有し、かつ複数の色成分が重なって波長帯域の広い第1の合成光と第4の色成分の光とを効率良く合成することが可能になる。
また、前記第4の色成分の中心波長は、前記第1の色成分と前記第2の色成分と前記第3の色成分との中心波長の何れよりも、長波長または短波長であることを特徴とする。
この発明では、第1,第2,第3の色成分が重なって波長帯域の広い第1の合成光と第4の色成分の光をさらに効率良く合成することができる。
また、前記第1の色成分の全光量に対して、前記第1の色成分における前記第2の色成分と共通のスペクトル範囲の光量の割合が、前記第1の色成分における前記第4の色成分と共通のスペクトル範囲の光量の割合よりも多いことを特徴とする。
この発明では、第1の色成分における第2の色成分と共通のスペクトル範囲の光量の割合が多いため、同じ色成分を合成することができるので、特定の色成分を多く有する合成光を得ることが可能になる。
本発明の投影装置は、上記の色合成素子を有する投影装置であって、照明光を射出する光源と、該光源と前記第1入射面の間に配置され、前記光源からの照明光のうち前記第1の色成分の光を変調する第1の空間変調素子と、前記光源と前記第2入射面の間に配置され、前記光源からの照明光のうち前記第2の色成分の光を変調する第2の空間変調素子と、前記光源と前記第3入射面の間に配置され、前記光源からの照明光のうち前記第3の色成分の光を変調する第3の空間変調素子と、前記光源と前記第4入射面の間に配置され、前記光源からの照明光のうち前記第4の色成分の光を変調する第4の空間変調素子と、前記色合成素子により合成された光を投影する投影レンズとを備えることを特徴とする。
この発明では、互いに共通の色成分を持つ第1の色成分の光及び第2の色成分の光と、第3の色成分の光と、第4の色成分の光とを別々に変調して合成することができるため、広い色の領域を細かく表現した画像を投影できる投影装置を実現することが可能になる。
また、本発明の投影装置は、前記光源は、前記第1の色成分の光を発生する第1の光源と、前記第2の色成分の光を発生する第2の光源と、前記第3の色成分の光を発生する第3の光源と、前記第4の色成分の光を発生する第4の光源とを備えることを特徴とする。
この発明では、第1,第2,第3,第4の色成分ごとに光源を設けることによって、それぞれの色成分の量を独立に調整することができるので、所望の色成分比率の合成光を得ることが可能になる。また、各色成分に分解する光学系が不要になるため、投影装置自体の小型化を図ることも可能になる。
また、本発明の投影装置は、前記光源は、前記第1の色成分の光と前記第2の色成分の光とを発生する共通光源と、前記第3の色成分の光を発生する第3の光源と、
前記第4の色成分の光を発生する第4の光源とを備え、前記共通光源からの光を前記第1の色成分の光と前記第2の色成分の光とに分離する光分離素子を有することを特徴とする。
この発明では、共通光源,第3の光源,第4の光源の3つの光源から光を照射した後、光分離素子により共通光源から照射した光を第1の色成分の光と第2の色成分の光とに分離するため、3つの光源から4種類の色成分の光を得ることができる。したがって、投影装置を小型に構成することが可能になる。
また、本発明の投影装置は、前記第1の色成分と前記第2の色成分とは同一色成分であり、前記光分離素子が偏光分離素子であることを特徴とする請求項12に記載の投影装置。
この発明では、第1の色成分と第2の色成分とは同一色成分であるため、共通光源から入射した光を偏光分離素子により、2つの偏光成分に分離する。したがって、共通光源から照射された光を効率良く分離し、再合成することができる。
また、本発明の投影装置は、前記第1の色成分の色は青緑であり、前記第2の色成分の色は黄緑であり、前記第3の色成分の色は赤であり、前記第4の色成分の色は青であることを特徴とする。
また、本発明の投影装置は、前記第1の色成分の色は黄緑であり、前記第2の色成分の色は青緑であり、前記第3の色成分の色は青であり、前記第4の色成分の色は赤であることを特徴とする。
これらの発明では、青緑,黄緑,赤,青の4色を用いることにより、色表現範囲の広い投影装置が実現できる。
本発明においては以下の効果を奏する。
本発明に係る色合成素子及びこれを用いた投影装置によれば、別々の入射面から入射した同一の色成分を含む光を効率良く合成することができるという効果を奏する。
次に、本発明の第1実施形態について、図1から図9を参照して説明する。
本実施形態に係る色合成素子10は、図1に示すように、第1入射面11と、この第1入射面11と略直交する第2入射面12と、第1入射面11と略平行で第2入射面12と略直交する第3入射面13と、内部で略直交する第1合成面21及び第2合成面22と、第4入射面14と、第1,第2,第3入射面11,12,13から入射して第1合成面21と第2合成面22とを経て合成された第1の合成光を透過し、第4入射面14から入射した第4の色成分の光を反射する第3合成面23とを備えている。
ここで、別々の色を発光するLEDを用い、図2に示すような、各色成分のスペクトル分布を有する光を色合成素子10に入射する。このとき、図1に示す第1入射面11から入射する青緑色成分の光のスペクトル分布は、第2入射面12から入射する黄緑色成分の光のスペクトル分布と大きく重なっている。具体的には、第2の色成分の全光量に対して、第2の色成分における第1の色成分と共通のスペクトル範囲の光量の割合が、第2の色成分における第3の色成分と共通のスペクトル範囲の光量の割合よりも多く、第1の色成分における第4の色成分と共通のスペクトル範囲の光量の割合よりも多くなっている。なお、LEDのスペクトルはランプの輝線スペクトルに比べてスペクトルの広がりが大きくなっている。
前記第1合成面21は、第1入射面11から入射した第1の色成分(例えば、図2に示す青緑色成分)の光を反射すると共に、第2入射面12から入射し第1の色成分と少なくとも一部が同一の色成分を有する第2の色成分(例えば、図2に示す黄緑色成分)の光と第3入射面13から入射した第3の色成分(例えば、図2に示す赤色成分)の光とを透過するようになっている。すなわち、本実施形態では、第1合成面21は、第1入射面11から入射した第1の色成分の光のうち少なくとも第1合成面21に対してS偏光成分で入射する光を反射し、第2入射面12から入射した第2の色成分の光のうち少なくとも第1合成面21に対してP偏光成分で入射する光を透過し、さらに、第3入射面13から入射した第3の色成分の光のうち少なくとも第1合成面21に対してS偏光成分で入射する光を透過するようになっている。
前記第2合成面22は、第3入射面13から入射した第3の色成分の光を反射させると共に、第1入射面11から入射した第1の色成分の光と第2入射面12から入射した第2の色成分の光を透過させ、第1,第2,第3入射面11,12,13から入射した光は、第1合成面21と第2合成面22とを経て合成されるようになっている。すなわち、本実施形態では、第2合成面22は、第1入射面11から入射した第1の色成分の光のうち少なくとも第2合成面22に対してS偏光成分で入射する光を透過し、第2入射面12から入射した第2の色成分の光のうち少なくとも第2合成面22に対してP偏光成分で入射する光を透過し、さらに、第3入射面13から入射した第3の色成分の光のうち少なくとも第2合成面22に対してS偏光成分で入射する光を反射するようになっている。
前記第3合成面23は、入射する第1の合成光及び第4の色成分(例えば、図2に示す青色成分)の光の入射角が、第1,第2,第3入射面11,12,13から第1合成面21に入射する光の入射角及び第1,第2,第3入射面11,12,13から第2合成面22に入射する光の入射角よりも小さくなるように配置されている。ここで、第1,第2合成面21,22は、第1,第2,第3入射面11,12,13に対して略45度傾斜し、また、第1,第2合成面21,22が、第1,第2,第3入射面11,12,13で囲まれる範囲の内側に形成され、互いに直交している。これにより、第1,第2,第3入射面11,12,13に対して垂直に入射した光は、第1合成面21と第2合成面22とに対して約45度の入射角で入射することになる。一方、第3合成面23は、第1の合成光及び第4の色成分の光の入射角が45度以下、例えば本実施形態では26度になるように配置されている。
さらに、各色成分の光が通過する第1,第2,第3,第4入射面11,12,13,14から射出面15までの光学的距離は概ね等しくなるようにしている。
次に、以上の構成からなる本実施形態の色合成素子10の作用について、以下に説明する。
まず、第1入射面11から入射した青緑色成分の光のうち少なくとも第1,第2,第3合成面21,22,23に対してS偏光成分の光は、第1合成面21で反射されると同時に第2合成面22を透過し、さらに第3合成面23を透過して射出面15から射出される。また、第2入射面12から入射した黄緑色成分の光のうち少なくとも第1,第2,第3合成面21,22,23に対してP偏光成分の光は、第1合成面21と第2合成面22とを透過し、さらに第3合成面23を透過して射出面15から射出される。そして、第3入射面13から入射した赤色成分の光のうち少なくとも第1,第2,第3合成面21,22,23に対してS偏光成分の光は、第1合成面21を透過すると同時に第2合成面22で反射され、さらに第3合成面23を透過して射出面15から射出される。また、第4入射面14から入射した青色成分の光のうち第3合成面23に対して少なくともS偏光成分の光は、第3合成面23で反射され射出面15から射出される。このようにして、第1,第2,第3,第4入射面11,12,13,14から入射した各色成分の光が第1,第2,第3合成面21,22,23を経て合成され、射出面15から合成光として射出される。
ここで、一般に、各入射面に入射する光は、図4に示すように、各入射面に垂直に入射する光を中心に円錐形の角度の広がりをもっており、各合成面に対する入射角にも円錐形の光の外側と内側で差が生じる。
実際に、第1,第2,第3合成面21,22,23に形成される誘電体多層膜などの光学膜による分光特性は、実際に各色成分の光が各合成面に入射する際にもつ円錐形状の広がり(例えば、±7.5度)を考慮し、第1合成面21と第2合成面22とに対しては、入射角度の中心角度45度及び45度±7.5度の入射角度に対し、図3(a),(b)に示す特性を与え、第3合成面23に対しては、入射角度の中心角度26度及び26度±7.5度の入射角度に対し、図3(c)に示す特性を与えている。また、Rsは各入射角度におけるS偏光成分の分光反射特性を示し、Rpは各入射角度におけるP偏光成分の分光反射特性を示す。
この特性から分かるように、第1合成面21は、480〜600nm付近でS偏光成分を反射し、P偏光成分を透過する偏光特性を与えると同時に600nm以上の波長成分を透過する特性を与えられている。中心の入射角が45度と大きいため同一波長に対する偏光特性が与えやすくなり、青緑色成分のS偏光を効率良く反射し、黄緑色成分のP偏光を効率良く透過する特性が得られる。また、誘電体多層膜では適当な層数の膜設計を行うことで特にS偏光成分の波長特性を急峻にすることが容易であり、赤色成分のS偏光を効率良く透過しながら、青緑色成分のS偏光を効率良く反射する特性が得られる。
また、第2合成面22は、480〜600nm付近の波長成分を透過すると同時に580nm以上のS偏光成分を反射する特性が与えられている。中心の入射角が45度と大きいため偏光特性が与えやすくなり、赤色成分のS偏光を効率良く反射しながら、波長の近い黄緑色成分のP偏光を効率良く透過する特性が得られる。また、誘電体多層膜では適当な層数の膜設計を行うことで特にS偏光成分の波長特性を急峻にすることが容易であり、赤色成分のS偏光を効率良く反射しながら、青緑色成分のS偏光を効率良く透過する特性が得られる。
さらに、第3合成面23は、480nm以上の波長成分を偏光成分に依存することなく透過すると同時に、480nm以下のS偏光成分を特に反射するような特性が与えられている。中心の入射角が26度と小さいため、偏光依存性が少なくできるとともに、偏光に依存しない透過帯域を広くすることができる。したがって、第1合成面21と第2合成面22とで合成された両偏光成分を持ち且つ波長範囲の広い光を効率良く透過し、青色成分のS偏光を効率良く反射する特性が得られる。
本実施形態に係る色合成素子10によれば、第1入射面11と第2入射面12とからの共通の色成分を持つ光を合成すると同時に、第3入射面13からの別の色成分の光を合成することができ、さらに、第4入射面14から入射した第4の色成分の光を合成できるので、より多くの色成分を有する合成光を得ることができる。また、第1入射面11と第2入射面12とからの共通の色成分を持つ光を偏光成分の違いを利用して第1の合成面21で効率良く合成できると同時に、第3入射面13からの別の色成分の光を色成分の違いを利用して第1合成面21と第2合成面22とからの光を効率良く合成することができる。
なお、本実施形態において、図5に示すように、第4入射面14から入射した青色成分の光を一旦射出面15の内面で全反射させてから第3合成面13に入射する色合成素子30であっても良い。この構成の場合には、第4入射面14と射出面15と第3合成面23とを有するプリズム部品を小さくすることができるとともに、各色成分の光が通過する各入射面から射出面までの光学的距離を短くすることができるので、入射光の円錐形の角度分布による光の広がりを考慮すると、更に色合成素子全体を小さく形成することができる。
また、図6に示すように、第1合成面21と第2合成面22及び第3合成面23で囲まれるプリズムを、第2入射面12と平行な面で2つの第1プリズム32と第2プリズム33とに分割し、分割した第1プリズム32と第2プリズム33との間は、接合するか微小なエアギャップを持つ色合成素子30aとしても良い。この構成の場合には、プリズムの分割により単純な形状のプリズムの組合せにできるため製作性が良くなる。
さらに、図5に示す色合成素子30に入射する第1の色成分と第2の色成分とが、図7に示すように、同一色成分(例えば、緑色成分)であっても良い。この場合、図8に示すように、第1入射面11からは緑色成分のS偏光成分を入射し、第2入射面12からは、緑色成分のP偏光成分を入射する。すなわち、第1入射面11と第2入射面12とから偏光成分は異なるが、色成分が同じ緑色成分の光を入射し、第3入射面13から赤色成分を、第4入射面14から青色成分をそれぞれ入射し光を合成する。したがって、同じ色成分を合成することができるので、特定の色成分を多く有する合成光を得ることが可能になる。
また、赤色成分、黄緑色成分、青緑色成分の3色で十分であるときは、図9に示すように、第1入射面11,第2入射面12,第3入射面13,第1合成面21及び第2合成面22を備える色合成素子34であっても良い。
次に、本発明に係る第2実施形態について、図10及び図11を参照して説明する。なお、以下に説明する各実施形態において、上述した第1実施形態に係る色合成素子10と構成を共通とする箇所には同一符号を付けて、説明を省略することにする。
本実施形態に係る投影装置40は、図10に示すように、図8に示す色合成素子31を用いて構成されている。
投影装置40は、各色成分の照明光を射出する光源50と、各色成分の光を変調する透過型液晶パネル(空間変調素子)60と、この透過型液晶パネル60に光源50より射出した照明光を色合成素子31に誘導する導光部70と、明るさを調整する明るさ絞り41aを有し色合成素子31により合成された光を投影する投影レンズ41とを備えている。
光源50は、第1の色成分及び第2の色成分の光を第1入射面11及び第2入射面12に向かって発光(発生)する緑LED(共通光源)51と、第3の色成分の光を第3入射面13に向かって発光する赤LED(第3の光源)53と、第4の色成分の光を第4入射面14に向かって発光する青LED(第4の光源)54とを備えている。ここで、第1の色成分と第2の色成分とは同一色成分で、例えば緑色成分であり、第3の色成分は赤色成分であり、第4の色成分は青色成分である。また、光源50には各LED51,53,54からの各色成分の光を、導光部70に効率良く取り込むために、放物面形状の反射面やレンズ面などを有する取込素子51a,53a,54aを備えている。
空間変調素子60は、緑LED51と第1入射面11との間に配置され緑LED51からの照明光のうち第1の色成分の光を変調する緑用LCD(Liquid Crystal Display,第1の空間変調素子)61と、緑LED51と第2入射面12との間に配置され、緑LED51からの照明光のうち第2の色成分の光を変調する緑用LCD(第2の空間変調素子)62と、赤LED53と第3入射面13との間に配置され、赤LED53からの照明光のうち第3の色成分の光を変調する赤用LCD(第3の空間変調素子)63と、青LED54と第4入射面14との間に配置され、青LED54からの照明光のうち第4の色成分の光を変調する青用LCD(第4の空間変調素子)64とを備えている。
導光部70は、緑LED51により照射された光を導光する共通導光部71と、赤LED53により照射された光を導光する第3導光部73と、青LED54により照射された光を導光する第4導光部74とを備えている。
共通導光部71は、緑LED51により照射され共通のテーパ状導光ロッド71aを導光した光を第1の色成分の光と第2の色成分の光とに分離する偏光分離面75aを有する偏光分離素子(光分離素子)75と、偏光分離素子75により反射した光を導光する導光ロッド76a,76bと、導光ロッド76a,76bからの光を略90度曲げる反射プリズム77a,77bとを備えている。
また、導光ロッド76a,76bの全ての面と、反射プリズム77a,77bの全ての面が、偏光分離面75aにより反射したS偏光成分の光の偏光方向と平行もしくは垂直に構成されている。このため、導光ロッド76a,76bと反射プリズム77a,77bとによって、偏光分離素子75の偏光分離面75aにより反射したS偏光成分の光の偏光方向を保存した状態で、S偏光成分の光を略180度曲げることが可能になっている。
なお、偏光分離素子75及び反射プリズム77a,77bの屈折率は、共通のテーパ状導光ロッド71a及び導光ロッド76a,76bの屈折率より高くなっており、反射プリズム77a,77bと導光ロッド76a,76bとの界面での全反射を利用し、偏光分離面75aや反射プリズム77a,77bの45度反射面に全ての光が確実に入射するようにして、緑LED51により照射された緑色成分の光を効率良く導光するようにしている。
第3導光部73は、赤LED53により照射され第3のテーパ状導光ロッド73aを導光した光を略90度曲げる反射プリズム78を備えている。この反射プリズム78は、青色成分用の第4のテーパ状導光ロッド74aとの干渉を避けるために配置されたものである。なお、反射プリズム78の屈折率は、第3のテーパ状導光ロッド73aの屈折率より高くなっており、第3のテーパ状導光ロッド73aを導光し、反射プリズム78に向かった光が効率良く赤用LCD63に向かうようにしている。
第4導光部74は、青LED54により照射された光を青用LCD64に導光する第4のテーパ状導光ロッド74aを備えている。
なお、各テーパ状導光ロッド71a,73a,74aは、ガラス材質からなり、各LED51,53,54から色合成素子31に向かって漸次内径が大きくなる形状である。これにより、各テーパ状導光ロッド71a,73a,74aは、各LCD61,63,64,65に対する光の入射角度を所定の範囲内に納め、所定のNAを有する光に変換している。なお、各LCD61,62,63,64は前後に偏光方向が直交するように配置された偏光板を有しており、光が透過する状態で、各LCD61,62,63,64は前後の偏光方向がP偏光からS偏光またはS偏光からP偏光に変換される。
次に、以上の構成からなる本実施形態の投光装置40の作用について、以下に説明する。
まず、各LED51,53,54から光を照射し、照射された光が各取込素子51a,53a,54aにより効率良く各テーパ状導光ロッド71a,73a,74aに入射する。各テーパ状導光ロッド71a,73a,74aを導光した光は、各テーパ状導光ロッド71a,73a,74aにより所定のNAをもつ光に変換されると同時に、各LCD61,62,63,64を充分に照明可能な面積に拡大される。青色成分の光は青用LCD64に直接入射し、赤色成分の光は、反射プリズム78により反射されてから赤用LCD63に入射する。また緑色成分の光は偏光分離素子78によりP偏光成分の光とS偏光成分の光とに分離され、P偏光成分の光は、偏光分離面75aを透過し直接色合成素子31の第1入射面11に配置された緑用LCD61に入射する。そして、S偏光成分の光は、導光ロッド76a,76bと反射プリズム77a,77bを介して偏光方向を維持したまま第2入射面12に配置された緑用LCD62に入射する。各LCD61,62,63,64から射出された光は色合成素子31に入射し、再合成され射出面15から射出され投影レンズ41に入射した後、スクリーン(図示略)にカラー画像として投影される。
本実施形態に係る投影装置40では、各LCD61,62,63,64は前後に偏光板を有しており、入力された画像データに応じて入射光の偏光面を回転することで透過率を制御しているので、各LCD61,62,63,64に入射した光のうち一方向の偏光成分しか利用することができない。従って、各LED51,53,54の光は無偏光であるので、赤色成分や青色成分は赤用LED53,青用LED54の光うち1/2しか利用することできないが、緑色成分は2つの緑用LCD61,62に対してそれぞれ必要な偏光成分のみを入射しているので、緑用LED51から照射の光を有効に利用することができる。
また、色合成素子31で一旦分離した緑色成分の光を効率良く再合成することができるので、白バランスの取れた投影画像を得るために、その輝度成分として最も光量の必要な緑色の成分の損失を少なくすることができる。
なお、本実施形態において、色成分ごとに光源を用いたが、これに代えて、広帯域のスペクトルを有する例えばハロゲンランプやキセノンランプ,超高圧水銀ランプ等であっても良い。
また、各デーパ状導光ロッド71a,73a,74aをガラス材質としたが、これに限るものではなく、例えば各デーパ状導光ロッド71a,73a,74aの内部を中空として内面に反射コーティングを施しても良い。
また、色合成素子31に代えて、色合成素子10,30aを用いても良い。ここで、赤色成分、黄緑色成分、青緑色成分の3色で十分であるときは、色合成素子34を用いても良い。
また、緑LED51が緑色成分の光を発生するとしたが、これに代えて、図11に示すように、青緑色成分の光を発生する青緑LED(第1の光源)52aと、黄緑色成分の光を発生する黄緑LED(第2の光源)52bとを備える投影装置80であっても良い。このとき、偏光分離素子75、導光ロッド76a,76b、反射プリズム77a,77bは必要なく、黄緑LED52bを黄緑用LED(第2の空間変調素子)62aに導光する第2のテーパ状導光ロッド72を備える。この構成の場合には、青緑色成分と黄緑色成分とを別々のLEDで発光する構成であるため、4つの色成分による画像を別々に生成して合成し投影することができるので、色表現範囲の広い投影装置が実現できる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、第1の合成面21は、第1入射面11から入射した第1の色成分の光のうち第1合成面21に対してS偏光成分で入射する光を反射したが、これに代えて、P偏光成分で入射する光を反射しても良い。同様にして、第2入射面12から入射した第2の色成分の光のうち第1合成面21に対してS偏光成分で入射する光を透過しても良く、また、第3入射面13から入射した第3の色成分の光の第1合成面21に対してP偏光成分で入射する光を透過しても良い。さらに、第2合成面22は、第1入射面11から入射した第1の色成分の光のうち第2合成面22に対してP偏光成分で入射する光を透過し、第2入射面12から入射した第2の色成分の光の第2合成面22に対してS偏光成分で入射する光を透過しても良く、また、第3入射面13から入射した第3の色成分の光のうち少なくとも第2合成面22に対してP偏光成分で入射する光を反射しても良い。
また、第2の色成分を黄緑色成分としたが、第2の色成分の中心波長は、第1の色成分の中心波長と第3の色成分の中心波長との間の波長であれば良い。
また、第4の色成分として第1の色成分と第2の色成分と第3の色成分との中心波長の何れよりも、短波長である青色を用いたが、長波長であっても同様の効果が得られる。
本発明の第1実施形態に係る色合成素子を示す平面図である。 図1の色合成素子に入射させる4つの色成分のスペクトル分布であり、縦軸に強度、横軸に波長を示す。 図1の第1合成面の分光特性であり、縦軸に反射率、横軸に波長を示す。 図1の各合成面に対する入射光の角度範囲を示す図である。 図1の色合成素子の変形例を示す平面図である。 図1の色合成素子の他の変形例を示す平面図である。 図1の色合成素子の他の変形例に入射する3つの色成分のスペクトル分布であり、縦軸に強度、横軸に波長を示す。 図1の色合成素子の他の変形例を示す平面図である。 図1の色合成素子の他の変形例を示す平面図である。 本発明の第2実施形態に係る色合成素子を示す平面図である。 図10の投影装置の変形例を示す平面図である。 従来の色合成素子を使用した投影装置を示す平面図である。 従来の色合成素子を示す平面図である。 従来の投影装置に使用されているランプのスペクトル分布であり、縦軸に強度、横軸に波長を示す。
符号の説明
10,30,30a,31,34 色合成素子 11 第1入射面 12 第2入射面 13 第3入射面 14 第4入射面 21 第1合成面 22 第2合成面 23 第3合成面 40,80 投影装置 41 投影レンズ 51 緑LED(共通光源) 52a 青緑LED(第1の光源) 52b 黄緑LED(第2の光源) 53 赤LED(第3の光源) 54 青LED(第4の光源) 61 緑用LCD(第1の空間変調素子) 62 緑用LCD(第2の空間変調素子) 62a 黄緑用LCD(第2の空間変調素子) 63 赤用LCD(第3の空間変調素子) 64 青用LCD(第4の空間変調素子) 75 偏光分離素子(光分離素子)

Claims (9)

  1. 複数の入射面から入射した光を内部で合成して射出する色合成素子であって、
    第1入射面と、
    該第1入射面と略直交する第2入射面と、
    前記第1入射面と略平行で前記第2入射面と略直交する第3入射面と、
    内部で略直交する第1合成面と第2合成面とを有し、
    前記第1合成面は、前記第1入射面から入射した第1の色成分の光のうち少なくとも前記第1合成面に対してS偏光成分で入射する光を反射すると共に、前記第2入射面から入射し前記第1の色成分と少なくとも一部が同一の色成分を有する第2の色成分の光のうち少なくとも前記第1合成面に対してP偏光成分で入射する光と、第3入射面から入射した第3の色成分の光のうち少なくとも前記第1合成面に対してS偏光成分で入射する光とを透過し、
    前記第2合成面は、前記第3入射面から入射した前記第3の色成分の光のうち少なくとも前記第2合成面に対してS偏光成分で入射する光を反射すると共に、前記第1入射面から入射した前記第1の色成分の光のうち少なくとも前記第2合成面に対してS偏光成分で入射する光と第2入射面から入射した前記第2の色成分の光のうち少なくとも前記第2合成面に対してP偏光成分で入射する光を透過し、前記第1,第2,第3入射面から入射した光は、前記第1合成面と前記第2合成面とを経て合成されることを特徴とする色合成素子。
  2. 第4入射面と、
    前記第1,第2,第3入射面から入射して前記第1合成面と前記第2合成面とを経て合成された第1の合成光を透過し、前記第4入射面から入射した第4の色成分の光を反射する第3合成面とを備えることを特徴とする請求項1に記載の色合成素子。
  3. 前記第3合成面は、入射する前記第1の合成光及び前記第4の色成分の光の入射角が、前記第1,第2,第3入射面から前記第1合成面に入射する光の入射角及び前記第1,第2,第3入射面から前記第2合成面に入射する光の入射角よりも小さくなるように配置されていることを特徴とする請求項に記載の色合成素子。
  4. 請求項に記載の色合成素子を有する投影装置であって、
    照明光を射出する光源と、
    該光源と前記第1入射面の間に配置され、前記光源からの照明光のうち前記第1の色成分の光を変調する第1の空間変調素子と、
    前記光源と前記第2入射面の間に配置され、前記光源からの照明光のうち前記第2の色成分の光を変調する第2の空間変調素子と、
    前記光源と前記第3入射面の間に配置され、前記光源からの照明光のうち前記第3の色成分の光を変調する第3の空間変調素子と、
    前記光源と前記第4入射面の間に配置され、前記光源からの照明光のうち前記第4の色成分の光を変調する第4の空間変調素子と、
    前記色合成素子により合成された光を投影する投影レンズとを備えることを特徴とする投影装置。
  5. 前記光源は、
    前記第1の色成分の光を発生する第1の光源と、
    前記第2の色成分の光を発生する第2の光源と、
    前記第3の色成分の光を発生する第3の光源と、
    前記第4の色成分の光を発生する第4の光源とを備えることを特徴とする請求項4に記載の投影装置。
  6. 前記光源は、
    前記第1の色成分の光と前記第2の色成分の光とを発生する共通光源と、
    前記第3の色成分の光を発生する第3の光源と、
    前記第4の色成分の光を発生する第4の光源とを備え、
    前記共通光源からの光を前記第1の色成分の光と前記第2の色成分の光とに分離する光分離素子を有することを特徴とする請求項に記載の投影装置。
  7. 前記第1の色成分と前記第2の色成分とは同一色成分であり、前記光分離素子が偏光分離素子であることを特徴とする請求項に記載の投影装置。
  8. 前記第1の色成分の色は青緑であり、
    前記第2の色成分の色は黄緑であり、
    前記第3の色成分の色は赤であり、
    前記第4の色成分の色は青であることを特徴とする請求項4に記載の投影装置。
  9. 前記第1の色成分の色は黄緑であり、
    前記第2の色成分の色は青緑であり、
    前記第3の色成分の色は青であり、
    前記第4の色成分の色は赤であることを特徴とする請求項4に記載の投影装置。
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