JP4530707B2 - ネットワーク情報提示装置及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のネットワークから成るインターネットにおいて、管理対象のネットワークを経由して転送されるトラフィックと、その経路とを可視化して、ユーザに提示するための機構に関する。
インターネットは、自律的なネットワークが相互接続した分散システムであり、ネットワーク中に多数存在するルータ(ノードともいう)は、それぞれ、受信したパケットの宛先に基づいて決定される次の中継先へパケットを転送するという処理を行なうだけで、そのパケットのエンド−エンドの転送経路や、ネットワーク全体のトポロジーについては、情報を有していない。
現在では、インターネットは、一般的には、AS(Autonomous System)と呼ばれる単位に分割されて管理されている。ASとは、共通のポリシーや同じ管理下で運用されているネットワーク(ルータを含む)の集合を意味し、例えばISP(Internet Service Provider)ネットワークがこれに相当する。このASを識別するためには、AS番号が用いられる。
各AS内ではそれぞれ独立したIGP(Interior Gateway Protocol)が運用可能である一方、AS間のルーティングは、EGP(Exterior Gateway Protocol)により実現される。IGPの代表的なものとしては、OSPF(Open Shortest Path First)やIS−IS(Intermediate System-to-Intermediate System)が用いられており、EGPの代表的なものとしては、BGP(Border Gateway Protocol)が用いられている。
このように自律分散システムであるインターネットでの品質管理は、従来の統一的に管理された電話網に比べ、格段に難しい。品質管理をするためには、ネットワークを流れるトラフィックの状況を把握することが肝要である。統一的に管理された回線交換網であれば、例えば特許文献1に示されるように、発信点(送信元)から着信点(宛先)に至る呼の経路データとネットワークトポロジーデータは予め取得できるので、呼単位で得られる情報を、その呼の経路に従って集計することにより、経路別のトラフィック量を求めることができ、ルーティングとトラフィック量の関係をユーザが一目で分かるように表示することができる。
しかし、インターネットにおいては、上述したように、ネットワーク全体の経路やトポロジーが統一的に管理されることはないため、経路別にトラフィック量を求めるのにも困難が伴う。例えば特許文献2には、宛先までの経路データを得るために、トレースルートというツールを用いることが記載されているが、このツールは、宛先を指定して経路探索パケットを送信し、それに対する応答パケットを解析することにより、その宛先までの経路が分かるというものであるため、次のような欠点がある。
まず、宛先を指定しないと経路探索ができないことが、欠点となる。これでは、インターネットのような大規模なネットワークで広域に品質管理をするためには、莫大な数の宛先の全てに対していちいち経路探索を行なわなければならず、現実的でないからである。さらに、大量の経路探索パケットの送信は、ネットワークの負荷を徒に増大させるため、避けなければならない。特許文献2では、経路探索パケットを送信する相手先を制限するために、有用な宛先を選択して経路探索することとしており、例えば、トラフィック量の多い上位複数個の宛先を選択したり、品質の悪い上位複数個の宛先を選択したりしている。
特開平5−167582号公報 特開2002−84278号公報
しかしながら、経路探索する相手先の数を制限する以上、ネットワークの経路及びトラフィックの情報は、部分的、局所的に得られるに過ぎず、ネットワークの全体像を把握した上で、正確なルーティングとトラフィック量の関係をユーザが一目で分かるように表示するようなことはできない。
しかも、従来技術では、例えば特許文献2もそうであるように、インターネットの回線上の一点をトラフィック監視地点とし、その監視点から、選択された複数の宛先まで、どのようなISPを経由してどの程度の量のトラフィックが転送されているかが、調べられるに過ぎない。すなわち、監視点を中心として複数の宛先地点までの、いわゆるスター型の観測結果が得られるに過ぎない。
昨今のようにインターネットにおける品質管理に対するニーズが日々高まっている中では、上記のような従来技術で提供できるバックデータでは、不十分である。例えば、ISPによっては、SLA(Service Level Agreement)と呼ばれる通信品質の保証サービスを提供するところも出てきており、ISPの管理者にとっては、品質保証ができるように自身のネットワークの設計や運用を行うことが、急務である。このためには、ISPの管理者は、インターネット内に位置付けられた自ISPネットワーク(自AS)における経路とトラフィックの関係を、自ネットワークにおける任意の地点間で、正確に把握できることが望ましい。
本発明は、以上のような事情を考慮し、複数の自律的なネットワークにより構成されるインターネット内に位置付けられた管理対象のネットワーク(例えばISPネットワーク)において、どのようなトラフィックがどの経路で流れているかの全体像を把握し、ユーザ(例えばISPの管理者)の要求に応じて俯瞰的に提示できる機構を提供することを、目的とする。
本発明に係るネットワーク情報提示装置は、外部から管理対象のネットワークに流入して外部へ送出されるトラフィックを可視化してユーザに提示するものであり、ある側面から見ると、次のような特徴をもつ。すなわち、管理対象のネットワークの境界にある一つ以上のルータから収集され、ユーザからの指示に応じて指定されるトラフィック情報を取得するトラフィック取得手段と、前記トラフィックが前記管理対象のネットワークに流入する始点ルータから、前記トラフィックが前記管理対象のネットワークから送出される終点ルータまでの経路情報を、前記管理対象のネットワークの内部における経路に関する情報に基づいて取得する経路取得手段と、前記トラフィックの指定と前記終点ルータの特定の少なくとも一方を前記管理対象のネットワークの外部における経路に関する情報に基づいて行う制御手段と、前記経路取得手段により取得された経路情報と前記トラフィック取得手段により取得されたトラフィック情報とを対応付けてユーザに提示する提示手段とを備える。
この構成により、管理対象のネットワーク(例えばAS)の内部における経路に関する情報(例えばIGPの情報)と、外部における経路に関する情報(例えばEGPの情報)と、境界にあるルータから収集されるトラフィック情報と、ユーザからの指示とを組み合わせて、インターネット内を転送されるトラフィックが管理対象のネットワークを経由する際に、管理対象のネットワーク内でどのような経路で転送されているのかを含めて、経路とトラフィックの関係をユーザに分かりやすく提示することができる。
このとき、ユーザからの指示に応じてトラフィックを指定し且つその経路を知るために、インターネットにおける内部経路情報(例えばOSPF、IS−IS等の情報)と外部経路情報(例えばBGP等の情報)とを組み合わせて使用するため、ユーザの要求に合った経路の情報を、ネットワークに負荷をかけて経路探索をしなくても、取得することができる。また、このように組み合わせて使用される経路の情報は、経路探索のように限られた情報ではなく、全体的な情報であるため、ある経路を通るトラフィックの全てについて情報を取得できる。さらに、例えば、ある地点から別の地点への経路が複数あり、同じ宛先へのトラフィックであっても複数の経路に振り分けられて転送されるような場合、経路探索ではその中の一つの経路しか求められないのに対し、内部経路情報に基づけば、複数の経路を求めることができる。なお、本発明における終点ルータには、管理対象ネットワークの出口ルータが相当する場合もあれば、管理対象ネットワークの次のネットワークの入口ルータが相当する場合もあり得る。また、本発明における始点ルータは、管理対象のネットワークの境界にあるルータともいうことができ、境界の外部には、他のASが存在する場合もあれば、自ASが収容するユーザネットワーク又はユーザノードが存在する場合もあり得る。
本発明に係るネットワーク情報提示装置は、別の側面から見ると、次のような特徴をもつものでもよい。すなわち、ユーザからの指示に基づいて、トラフィックを指定するための情報を求める指定手段と、管理対象のネットワークの境界にある一つ以上のルータから収集され、前記指定手段により求められた情報により指定されるトラフィック情報を取得するトラフィック取得手段と、前記トラフィックが前記管理対象のネットワークに流入する始点ルータと前記トラフィックが前記管理対象のネットワークから送出される終点ルータとを特定する特定手段と、前記特定手段により特定された始点ルータから終点ルータまでの、前記管理対象のネットワーク内部の経路情報を取得する経路取得手段と、前記経路取得手段により取得された経路情報と前記トラフィック取得手段により取得されたトラフィック情報とを対応付けてユーザに提示する提示手段とを備えるものでもよい。
上記構成において、前記指定手段により求められる情報は、前記トラフィックの宛先ネットワークアドレスと送信元ネットワークアドレスの少なくとも一方を含むものであり、前記特定手段は、前記指定手段により指定されたトラフィック情報が得られたルータを前記始点ルータとして、前記トラフィックの宛先ネットワークアドレスに基づいて求められるルータを前記終点ルータとして、特定するものであってもよい。ここでいうネットワークアドレスには、例えばプレフィックス(アドレスの上位所定ビットにより表される)が相当する。これにより、ユーザは、例えば、宛先ネットワークアドレスと送信元ネットワークアドレスの少なくとも一方を指示することにより、対応するトラフィックについての経路表示を見ることができる。
上記構成において、前記管理対象のネットワークの外部における経路に関する情報を記憶する外部情報記憶手段を更に備え、前記特定手段は、前記外部情報記憶手段に記憶された情報を参照することにより、前記トラフィックの宛先ネットワークアドレスに基づいて前記終点ルータを求める手段を含むようにしてもよい。これにより、外部経路情報(例えばBGPにおける次段ルータの情報)に基づいて、ある宛先ネットワークアドレスに到達するには管理対象のネットワークにおいてどの終点ルータを経由するかを知ることができ、経路を取得することができる。
上記構成において、前記管理対象のネットワークの外部における経路に関する情報を記憶する外部情報記憶手段を更に備え、前記指定手段は、前記外部情報記憶手段に記憶された情報を参照することにより、ユーザから指示された宛先又は送信元ネットワーク管理番号に基づいて一つ以上の宛先又は送信元ネットワークアドレスを求める手段を含むようにしてもよい。ここでいうネットワーク管理番号には、例えばAS番号が相当する。これにより、ユーザは、例えば、宛先ネットワーク管理番号と送信元ネットワーク管理番号の少なくとも一方を指示することにより、対応するトラフィックについての経路表示を見ることができるようになる。
上記構成において、前記管理対象のネットワークの外部における経路に関する情報を記憶する外部情報記憶手段を更に備え、前記指定手段は、前記外部情報記憶手段に記憶された情報を参照することにより、ユーザから指示されたピアネットワーク管理番号に基づいて一つ以上のネットワークアドレスを求める手段を含むようにしてもよい。ピア(Peer)とは、例えばBGPの経路情報を直接的に交換する隣接ルータ又は隣接ネットワークを指す。これにより、ユーザは、例えば、ピアネットワークの管理番号を指示することにより、対応するトラフィックについての経路表示を見ることができるようになる。
上記構成において、前記指定手段は、前記ユーザからの指示に基づいて終点ルータを求め、前記一つ以上のルータに登録されている前記終点ルータに対応する宛先ネットワークアドレスを、前記トラフィックを指定するための情報として、得る手段を含み、前記特定手段は、前記終点ルータに対応する宛先ネットワークアドレスが得られたルータを前記始点ルータとして、前記指定手段により求められた終点ルータを前記終点ルータとして、特定するものであってもよい。これにより、ユーザは、例えば、終点ルータが接続するピアネットワークのアドレス(ピアルータのアドレスでもピアネットワークのプレフィックスでもよい)を指示することにより、対応するトラフィックについての経路表示を見ることができるようになる。
上記構成において、前記管理対象のネットワークの外部における経路に関する情報を記憶する外部情報記憶手段を更に備え、前記指定手段は、前記外部情報記憶手段に記憶された情報を参照することにより、前記終点ルータに対応する宛先ネットワークアドレスを求める手段を含むようにしてもよい。これにより、外部経路情報(例えばBGPにおける次段ルータの情報)に基づいて、管理対象のネットワークのある終点ルータを経由するトラフィックがどの宛先ネットワークアドレスに到達するかを知ることができ、該当するトラフィック情報を取得することができる。
上記構成において、前記管理対象のネットワークの内部における経路に関する情報を記憶する内部情報記憶手段を更に備え、前記指定手段は、前記内部情報記憶手段に記憶された情報を参照することにより、ユーザから指示されたアドレスを自己が接続するアドレスとして有するルータを前記終点ルータとして求める手段を含むようにしてもよい。これにより、ユーザが、例えばピアネットワークのアドレスを指示した場合に、内部経路情報(例えばOSPFにおける各ルータが接続するアドレスの情報)に基づいて、そのピアネットワークを接続する終点ルータを求めることができる。
上記構成において、前記管理対象のネットワークの内部における経路に関する情報を記憶する内部情報記憶手段を更に備え、前記経路取得手段は、前記内部情報記憶手段に記憶された情報を参照することにより、前記始点ルータから前記終点ルータまでの経路情報を取得するものであってもよい。これにより、始点ルータと終点ルータが特定されれば、内部経路情報(例えばOSPF又はIS−ISのトポロジー情報)を用いて、その間の経路を求めることができる。
本発明に係るネットワーク情報提示装置は、さらに別の側面から見ると、次のような特徴をもつものでもよい。すなわち、前記管理対象のネットワークの内部において、ユーザから指示されたルータもしくはルータ間のリンクを通る一つ以上の経路の情報を取得する経路取得手段と、前記一つ以上の経路のそれぞれについて、前記管理対象のネットワークの境界にある始点ルータ及び終点ルータを特定する特定手段と、前記特定手段により特定された終点ルータに基づいて、トラフィックを指定するための情報を求める指定手段と、前記特定手段により特定された始点ルータから収集され、前記指定手段により求められた情報により指定されるトラフィック情報を取得するトラフィック取得手段と、前記経路取得手段により取得された経路の情報と前記トラフィック取得手段により取得されたトラフィック情報とを対応付けてユーザに提示する提示手段とを備えてもよい。これにより、ユーザは、例えば、管理対象のネットワーク内のルータもしくはリンクを指示することにより、対応するトラフィックについての経路表示を見ることができるようになる。
上記構成において、前記管理対象のネットワークの内部における経路に関する情報を記憶する内部情報記憶手段を更に備え、前記経路取得手段と前記特定手段は、前記内部情報記憶手段に記憶された情報を参照することにより、前記経路の情報の取得と前記始点ルータ及び前記終点ルータの特定を行うものであってもよい。これにより、ユーザがルータ又はリンクを指示すれば、内部経路情報(例えばOSPF又はIS−ISのトポロジー情報)を用いて、始点ルータと終点ルータ、さらにその間の経路を求めることができる。
上記構成において、前記管理対象のネットワークの外部における経路に関する情報を記憶する外部情報記憶手段を更に備え、前記指定手段は、前記外部情報記憶手段に記憶された情報を参照することにより、前記始点ルータに登録されている前記終点ルータに対応する宛先ネットワークアドレスを、前記トラフィックを指定するための情報として、得るものであってもよい。これにより、外部経路情報(例えばBGPにおける次段ルータの情報)に基づいて、管理対象のネットワークのある終点ルータを経由するトラフィックがどの宛先ネットワークアドレスに到達するかを知ることができ、該当するトラフィック情報を取得することができる。
上述したネットワーク情報提示装置において、前記ユーザからの始点ルータの指示を受け付ける受付手段を更に備え、前記トラフィック取得手段が取得する前記トラフィック情報を、前記受付手段を介してユーザから指示された始点ルータから収集されたトラフィック情報とし、前記特定手段は、前記受付手段を介したユーザからの指示に従って始点ルータを特定するものとしてもよい。これにより、ユーザは、始点ルータをも指示することにより、経路表示のされるトラフィックの範囲を絞ることが可能になる。
本発明に係るネットワーク情報提示方法は、外部から管理対象のネットワークに流入して外部へ送出されるトラフィックを可視化してユーザに提示するものであり、一つの方法は、ユーザからの指示に基づいて、トラフィックを指定するための情報を求め、管理対象のネットワークの境界にある一つ以上のルータから収集され、前記情報により指定されるトラフィック情報を取得し、前記トラフィックが前記管理対象のネットワークに流入する始点ルータと前記トラフィックが前記管理対象のネットワークから送出される終点ルータとを特定し、前記始点ルータから前記終点ルータまでの、前記管理対象のネットワーク内部の経路情報を取得し、取得された前記経路情報と前記トラフィック情報とを対応付けてユーザに提示することを特徴とする。
本発明に係る別の方法は、ユーザからの指示に基づいて、終点ルータを求め、管理対象のネットワークの境界にある一つ以上のルータに、前記終点ルータに対応して登録されている、トラフィックを指定するための情報を求め、前記一つ以上のルータから収集され、前記情報により指定されるトラフィック情報を取得し、前記一つ以上のルータを始点ルータとして、前記始点ルータから前記終点ルータまでの、前記管理対象のネットワーク内部の経路情報を取得し、取得された前記経路情報と前記トラフィック情報とを対応付けてユーザに提示することを特徴とする。
本発明に係るまた別の方法は、管理対象のネットワークの内部において、ユーザから指示されたルータもしくはルータ間のリンクを通る一つ以上の経路の情報を取得し、前記一つ以上の経路のそれぞれについて、前記管理対象のネットワークの境界にある始点ルータ及び終点ルータを特定し、前記終点ルータに基づいて、トラフィックを指定するための情報を求め、前記始点ルータから収集され、前記情報により指定されるトラフィック情報を取得し、取得された前記経路の情報と前記トラフィック情報とを対応付けてユーザに提示することを特徴とする。
なお、上述した本発明は、コンピュータを上記のネットワーク情報提示装置として機能させるためのプログラムの発明や、コンピュータに上記のネットワーク情報提示方法を実行させるためのプログラムの発明としても、勿論成立するものである。
以上のとおり、本発明によれば、インターネット内を転送されるトラフィックが管理対象のネットワークを経由する際に、管理対象のネットワークにおいてそのトラフィックがどの経路で流れているかの全体像を把握し、ユーザの要求に応じて俯瞰的に提示することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態が適用されるネットワーク構成例を示したものである。自AS200が管理対象のネットワークであり、自AS200内を、他のネットワーク300から他のネットワーク310へのトラフィックが経由する。ネットワーク300,310は、他のASでもよいし、自ASに収容されるユーザネットワークでもよいし、ユーザノードでも構わない。ルータ210は、ネットワーク300と自AS200との境界に位置するルータであり、ルータ215は、ネットワーク310と自AS200との境界に位置するルータであり、矢印で図示したトラフィックに対しては、ルータ210が始点ルータ、ルータ215が終点ルータとなる。矢印で図示したトラフィックは、自AS200内を、ルータ220と225を通る経路で転送されている。
自AS200は、複数のエリアに分割して管理することが可能であり、そのうちの一つのエリアが205で表されている。OSPFやIS−IS等のAS内部のルーティング情報は、IGP情報管理ノード240,245により、管理されている。IGP情報管理ノードは、エリア毎に設けられていてもよい。ネットワークの信頼性向上のために冗長性を持たせ、各エリアに同じIGP情報管理ノードが複数設けられていてもよい。また、BGP等のAS間のルーティング情報は、BGPスピーカである境界ルータ210、215が、記憶している。複数の境界ルータのBGP情報を交換するBGPルートリフレクタ230が、自AS200内のどこかに設けられてもよい。
図1には、本実施形態に係る情報提示装置100の内部構成例も示されている。情報提示装置100は、自AS200に接続され、内部経路情報記憶部110、外部経路情報記憶部120、トラフィック情報収集部130、ユーザ指示受付部140、トラフィック指定部150、経路情報処理部160、トラフィック付き経路表示部170を備える。図1には、それぞれ境界ルータ210,215から自AS200に流入するトラフィックを観測するためのトラフィック観測ノード260,265が、情報提示装置100とは別個に設けられ、トラフィック情報収集部130が、トラフィック観測ノード260,265からトラフィック観測結果を収集する例を示したが、トラフィック観測ノード260,265の機能を情報提示装置100の中に取り込んで構成することも可能である。なお、情報提示装置100を構成する各部は、ソフトウェアによって実現しても、ハードウェアによって実現しても、それらの組合せによって実現しても構わない。
トラフィック観測ノード260,265は、それぞれ境界ルータ210,215から自AS内へ転送されるトラフィックの量を観測するため、例えば、NetFlow(Cisco社の技術)や、sFlow(InMon社の技術)を用いる。これらの技術によれば、宛先プレフィックス及び/又は送信元プレフィックスをキーにして、トラフィック情報を収集することができるため、各境界ルータからの流入トラフィック(各境界ルータを自AS200における始点ルータとするトラフィック)の情報が、トラフィック情報収集部130に記憶される。なお、必要に応じ、プレフィックスよりも詳細にトラフィックを規定する、アドレスやポート番号をキーにして、トラフィック情報を収集しても構わない。
外部経路情報記憶部120には、例えば図2(a)に示すようなBGP情報が記憶される。図2(a)は、図5〜8に示されるようなネットワーク構成の場合に収集されるBGP情報であり、境界ルータA,E,D,Jのそれぞれが記憶しているBGP情報の集合となっている。各BGP情報がそれぞれ境界ルータA,E,D,J(図1では210,215)から情報提示装置100へ送信されるのでもよいし、全てのBGP情報がまとめてBGPルートリフレクタ230から情報提示装置100へ提供されるのでもよい。
図2(a)のBGP情報によれば、オリジンASの情報を参照することにより、AS1なるASは、プレフィックスX及びYを有することと、AS3なるASは、プレフィックスPを有することが分かる。また、ASパスの情報を参照することにより、自ASからAS1のプレフィックスX,Yへ到達するためには、AS2を経由することと、自ASからAS3のプレフィックスPへ到達するためには、AS4を経由することが分かる。ASパスの情報により、自ASからオリジンASへ到達するまでに経由する全てのASが経由する順番で特定され、そのうちの最初のASが、ピアAS(自ASに隣接するAS)となる。
さらに、図2(a)のルータ(R)毎のBGP情報によれば、ルータAからプレフィックスX,Yへトラフィックを転送するときの次段ルータ(NR)はDであること、ルータEからプレフィックスX,Yへトラフィックを転送するときの次段ルータもDであること、ルータDからプレフィックスPへトラフィックを転送するときの次段ルータはAであること、ルータJ(図示せず)からプレフィックスPへトラフィックを転送するときの次段ルータは(ルータDから同じプレフィックスへ転送するときの次段ルータとは異なり)Eであることが分かる。ここで、次段ルータとして登録されるD,A,Eも、自ASの境界ルータである。図5〜8には、次段ルータとして登録されたDが、自ASの出口ルータである場合を例示しているが、BGP情報として登録される次段ルータを、自ASの出口ルータが接続されているASの入口ルータとしても構わない。自ASの出口ルータと次ASの入口ルータとの対応は、次に説明するIGP情報から知ることができるからである。
内部経路情報記憶部110には、例えば図2(b−1)及び(b−2)に示すようなIGP情報が記憶される。以下には、IGPとしてOSPFを例にとって説明するが、IS−ISを用いる場合も同様である。OSPFは、リンクステートプロトコルなので、トポロジー情報が得られ、図2(b−1)のように記憶される。すなわち、自AS内において、リンクが存在するルータ間が登録され、そのリンクのコスト(トラフィックの通りにくさ)も記入される。自ASにおいて、始点ルータと終点ルータを特定すれば、その間の経路は、例えばコストの合計が最小になるように、このOSPFトポロジー情報から計算することができる。さらに、図2(b−2)のように、OSPFアドレス情報も記憶される、OSPFアドレス情報とは、あるルータに接続しているアドレスやプレフィックスを記憶するもので、図10にそのネットワーク構成が示されているように、ルータDの接続するアドレスがIであることが示されている。
トラフィック情報収集部130には、例えば図3(a)〜(c)に示すようなトラフィック情報が記憶される。ここでは、各境界ルータ(始点ルータ)A,E,Dにつき、送信元及び宛先プレフィックス毎に、トラフィックの値(単位:bps)が収集されている。なお、境界ルータ(始点ルータ)がネットワークI/Fを複数有する場合には、各I/Fについて、トラフィック情報が収集される。
情報提示装置100のユーザ(例えばAS200の管理者)は、例えば、ある宛先行きのトラフィックを調べたい、ある送信元からのトラフィックを調べたい、あるルータもしくはリンクを通るトラフィックを調べたい、あるピアネットワークを利用するトラフィックを調べたい等の、様々な指示をユーザ指示受付部140に対して出すことができる。宛先、送信元、ピアのいずれを指定する場合でも、プレフィックス又はアドレスにより指示することもできれば、AS番号により指示することもできる。ユーザ指示受付部140が受け付けたこれらのユーザ指示が、トラフィック情報収集部130に記憶されているトラフィック情報を直接指定可能なものであれば、そのままトラフィック指定部150を介してトラフィック情報が指定され、解析が必要なユーザ指示であれば、経路情報処理部160が経路情報記憶部110,120を参照してトラフィックを指定するための情報を作成してから、トラフィック指定部150を介してトラフィック情報が指定される。
このようにして指定されたトラフィック情報が、トラフィック情報収集部130から読み出されて経路情報処理部160により取得される。経路情報処理部160は、さらに、経路情報記憶部110,120を参照してそのトラフィックの経路情報を取得し、自ASを経由するトラフィックの経路を可視化して、トラフィック付き経路表示部170を介して、ユーザに提示する。このために、情報提示装置100がディスプレイを有していてもよいし、情報提示装置にネットワーク経由で複数のクライアントノード(図示せず)を接続可能とし、各クライアントノードのユーザからの指定に従って、そのクライアントノードのディスプレイに提示するのでもよい。また、図1の例では、情報提示装置が1台であるが、複数台の情報提示装置がネットワーク200の複数箇所に設置されており、情報提示装置間で情報の交換や共有がなされるように構成しても構わない。その場合、例えば、可視化サービスを要求するクライアントノードに最も近い情報提示装置が、ユーザの指示に応じて可視化した情報を提示すればよい。
可視化の方法は、例えば、矢印で経路を表示しておき、矢印をクリックするとその経路を流れるトラフィックの値がポップアップ表示される、トラフィックの多さに応じて矢印の線の太さが変化する、トラフィックの値が閾値を越えている場合には矢印の色を異ならせる等、種々のものがあり得る。また、同じ始点ルータから同じ終点ルータまでの経路がn個存在して、マルチパスによる負荷分散を行っているような場合には、一つの宛先プレフィックスに対して取得されたトラフィック量をn等分して表示すればよい。
図4には、上記の情報提示装置100における処理の流れの詳細を例示する。まず、ユーザ指示が送信元AS番号及び/又は宛先AS番号を指定するものであった場合(S410Yes)について、説明する。送信元AS番号が指定されている場合は、図2(a)のBGP情報のオリジンAS番号をキーにして、指定された送信元AS番号にマッチするプレフィックスを検索する。これを送信元プレフィックスとする(S415)。宛先AS番号が指定されている場合は、図2(a)のBGP情報のオリジンAS番号をキーにして、指定された宛先AS番号にマッチするプレフィックスを検索する。これを宛先プレフィックスとする(S415)。
そして、検索した送信元プレフィックス及び/又は宛先プレフィックスに対し、自ASにおける全ての境界ルータ(R)を対象として、以下を行う(S440以降、全ての境界ルータについて処理済かを問うS490がYesとなるまで、S495を介して繰り返し)。まず、図3に示したNetflow/sflowにより収集したトラフィック情報のうち、処理対象の境界ルータ(R)のトラフィック情報を参照し、検索した宛先プレフィックス及び/又は送信元プレフィックスに対応するトラフィック値があれば、それを取得する(S450)。該当するトラフィック値があった場合には、また、図2(a)のBGP情報のうち、処理対象の境界ルータ(R)のBGP情報から、宛先プレフィックスに対するBGP次段ルータ(NR)を検索する(S460)。検索された次段ルータ(次ASの入口ルータが検索される場合には自ASの出口ルータに変換してもよい)が終点ルータとなる。そして、処理対象の境界ルータ(R)から次段ルータ(NR)までの経路情報を、図2(b−1)のOSPFトポロジー情報から検索する(S470)。最後に、検索された経路情報に対して、取得したトラフィック値を対応付けて、表示する(S480)。1つのトラフィック値は、プレフィックス毎の値であるため、同一経路に対してトラフィック値を足し算する。この足し算されたものが、AS番号に対するトラフィックになる。
具体例として、ユーザが宛先AS番号をAS1と指定した場合につき、図5の表示例に沿って、説明する。まず、図2(a)のBGP情報のオリジンASがAS1であるプレフィックスを検索すると、X及びYが得られるので、これを宛先プレフィックスとする。
まず、検索した宛先プレフィックスXについて、全ての境界ルータA,E,Dを対象として、以下を行う。図3のNetflow/sflowの情報から、宛先プレフィックスXと任意の送信元プレフィックスに対応するトラフィック値を取得すると、ルータAでは10Mbps、ルータEでは10Mbps、ルータDではエントリが存在しないので0Mbpsであることが分かる。エントリが存在したルータA及びEのBGP情報から、宛先プレフィックスXに対するBGP次段ルータを検索すると、次段ルータはDであることが分かる。そして、ルータAから次段ルータDまでの経路情報を、図2(b−1)のOSPF情報から検索すると、A,B,C,Dの順にルータを経由する経路が得られる。同様に、ルータEから次段ルータDまでの経路情報をOSPF情報から検索すると、E,F,G,C,Dの順にルータを経由する経路が得られる。これらの各経路情報に対してトラフィック値を対応付けると、ルータAからDへの経路には10Mbps、ルータEからDへの経路には10Mbpsというトラフィックが対応付く。
次に、検索した宛先プレフィックスYについて同様に行う。図3のNetflow/sflowの情報から、宛先プレフィックスYと任意の送信元プレフィックスに対応するトラフィック値を取得すると、ルータAでは20Mbps、ルータEでは送信元プレフィックスQからの39MbpsとTからの20Mbpsを足して、59Mbpsというトラフィック値が得られる。ルータDには該当するエントリがない。エントリが存在したルータA及びEのBGP情報から、宛先プレフィックスYに対するBGP次段ルータを検索すると、次段ルータはDであることが分かる。そして、ルータAから次段ルータDまでの経路情報を、図2(b−1)のOSPF情報から検索すると、A,B,C,Dの順にルータを経由する経路が得られる。同様に、ルータEから次段ルータDまでの経路情報をOSPF情報から検索すると、E,F,G,C,Dの順にルータを経由する経路が得られる。これらの各経路情報に対してトラフィック値を対応付けると、ルータAからDへの経路には20Mbps、ルータEからDへの経路には59Mbpsというトラフィックが対応付く。
そして、宛先プレフィックスXについてのトラフィック値と、宛先プレフィックスYについてのトラフィック値を、同一経路に対して足し算すると、ルータAからルータDは、10+20=30Mbpsとなり、ルータEからルータDは、10+59=69Mbpsとなる。このように求められたトラフィック値を、各経路と共に表示したのが、図5の例である。図5では、自AS内の経路だけでなく、指定された宛先AS番号(AS1)及び検索された宛先プレフィックス(X及びY)を表示し、さらに、図2(a)のBGP情報のASパスから分かる経由ASの番号(AS2)も表示している。
図6は、自AS内の経路を、図2(b−1)のOSPFトポロジー情報と共に、詳細に表示した例である。図6において、ルータAからDへの経路と、ルータEからDへの経路は、次のような最短経路検索法(例えばダイキストラ検索)により、計算される。ルータ間のリンクは、通りにくさを示すコストが設定されているので、このコストが最小になるように経路を検索する。ルータAからDへの経路は、A,B,C,Dとすれば、コストの合計は1+2+1=4で、他の経路より小さくなる。ルータEからDへの経路は、E,F,G,C,Dとすれば、コストの合計は1+3+2+1=7で、他の経路より小さくなる。なお、ここでは、コストが小さい経路が1つ求められる例を説明したが、最も小さいコストの経路が複数本ある場合は、その全ての経路を表示する。これは、同一コストマルチパスと呼ばれる。
別の具体例として、ユーザが送信元AS番号をAS3と指定した場合につき、図7の表示例に沿って、説明する。まず、図2(a)のBGP情報のオリジンASがAS3であるプレフィックスを検索すると、Pが得られるので。これを送信元プレフィックスとする。検索した送信元プレフィックスPについて、全ての境界ルータA,E,Dを対象として、以下を行う。図3のNetflow/sflowの情報から、送信元プレフィックスPに対応する宛先プレフィックス及びトラフィック値を取得すると、ルータAでは、20Mbpsで宛先プレフィックスYであることが分かる。また、ルータE及びDでは、送信元プレフィックスがPであるトラフィックが存在しないことが分かる。エントリが存在したルータAのBGP情報から、宛先プレフィックスYに対するBGP次段ルータを検索すると、次段ルータはDであることが分かる。そして、ルータAから次段ルータDまでの経路情報を、図2(b−1)のOSPF情報から検索すると、A,B,C,Dの順にルータを経由する経路が得られる。この経路情報に対してトラフィック値を対応付けると、ルータAからDへの経路に20Mbpsというトラフィックが対応付く。
上記のように求められたトラフィック値を、経路と共に表示したのが、図7の例である。図7では、自AS内の経路(A,B,C,D)とそのトラフィック値(20Mbps)だけでなく、指定された送信元AS番号(AS3)及び検索された送信元プレフィックス(P)を表示し、さらに、図2(a)のBGP情報のASパスから分かる経由ASの番号(AS4)も表示している。また、図3のNetflow/sflowの情報から得られた、トラフィックの宛先プレフィックス(Y)も表示し、プレフィックスYに対応するAS番号(AS1)やそのASが持つ別のプレフィックスX、そのASへのトラフィックが経由するAS(AS2)の情報まで、合わせて求めて、表示している。
図8は、ユーザ指示が、特定の宛先プレフィックス及び送信元プレフィックスを指定して行なわれた場合の、表示例である。この場合は、図4に示した処理の流れによれば、直接(S430Yes)、全ての境界ルータに対してS450〜S480の処理を行うループ(S440以降)に入ることになる。なお、図4において、ユーザ指示が、送信元/宛先のAS番号指定ではなく、ピアのAS番号指定でもなく、送信元/宛先のプレフィックス指定でもない場合(S430No)は、その他の処理(S435)に進むが、その中に、図9の処理と図11の処理が含まれ得る。図9の処理は、ユーザ指示が、ピアのアドレス指定である場合を、図11の処理は、ユーザ指示が、リンク又はルータ指定である場合を、示している。
図8の例では、ユーザは、送信元プレフィックスがQで、宛先プレフィックスがYと、指定している。この場合、全ての境界ルータA,E,Dについての図3のNetflow/sflowの情報から、宛先プレフィックスY及び送信元プレフィックスQのトラフィックを探すと、ルータEにのみ、対応するトラフィックが存在し、その値は39Mbpsであることが分かる。エントリが存在したルータEのBGP情報から、宛先プレフィックスYに対するBGP次段ルータを検索すると、次段ルータはDであることが分かる。そして、ルータEから次段ルータDまでの経路情報を、図2(b−1)のOSPF情報から検索すると、E,F,G,C,Dの順にルータを経由する経路が得られる。この経路情報に対してトラフィック値を対応付けると、ルータEからDへの経路に39Mbpsというトラフィックが対応付く。
図9は、ユーザによりBGPピアアドレスが指定された場合の、情報提示装置100における処理の流れを示す。まず、図2(b−2)のOSPFアドレス情報より、指定されたBGPピアアドレスを接続アドレスとして持つルータを検索し、検索されたルータを終点ルータとする(S910)。そして、求められた終点ルータに対し、自ASにおける全ての境界ルータ(R)を対象として、以下を行う(S920以降、全ての境界ルータについて処理済かを問うS970がYesとなるまで、S975を介して繰り返し)。
まず、処理対象の境界ルータ(R)についての図2(a)に示したBGP情報を参照し、次段ルータ(NR)が上で求められた終点ルータと同一であるものを検索する。同一なものがあれば、その次段ルータ(NR)に対応して記憶されている宛先プレフィックスを取得する(S930)。該当する次段ルータを持つ境界ルータ(R)に対しては、図3に示したNetflow/sflowにより収集したトラフィック情報のうち、取得された宛先プレフィックスに対応するトラフィック情報を参照し、トラフィック値があれば取得する(S940)。そして、処理対象の境界ルータ(R)から次段ルータ(NR)までの経路情報を、図2(b−1)のOSPFトポロジー情報から検索する(S950)。最後に、検索された経路情報に対して、取得したトラフィック値を対応付けて、表示する(S960)。1つのトラフィック値は、プレフィックス毎の値であるため、同一経路に対してトラフィック値を足し算する。この足し算されたものが、ピアアドレスに対するトラフィックになる。
具体例として、ユーザがBGPピアアドレスをIと指定した場合につき、図10の表示例に沿って、説明する。まず、図2(b−)のOSPFアドレス情報より、指定されたBGPピアのアドレスであるIを持つルータを検索すると、ルータDが得られるので、これを終点ルータとする。そして、全ての境界ルータA,E,Dを対象として、以下を行う。各境界ルータについての図2(a)のBGP情報において、次段ルータが終点ルータDと同一であるものを検索すると、宛先プレフィックスX及びYが得られる。そして、図3のNetflow/sflowの情報から、宛先プレフィックスXと任意の送信元プレフィックスに対応するトラフィック値を取得すると、ルータAでは10Mbps、ルータEでは10Mbpsが得られ、宛先プレフィックスYと任意の送信元プレフィックスに対応するトラフィック値を取得すると、ルータAでは20Mbps、ルータEでは59Mbpsが得られる。ルータDのBGP情報には、次段ルータとしてルータDは登録されておらず、Netflow/sflowの情報も0Mbpsである。
そして、ルータAから次段ルータDまでの経路情報を、図2(b−1)のOSPF情報から検索すると、A,B,C,Dの順にルータを経由する経路が得られる。同様に、ルータEから次段ルータDまでの経路情報をOSPF情報から検索すると、E,F,G,C,Dの順にルータを経由する経路が得られる。これらの各経路情報に対してトラフィック値を対応付けると、ルータAからDへの経路には10+20=30Mbps、ルータEからDへの経路には10+59=69Mbpsというトラフィックが対応付く。
ユーザによりBGPピアのAS番号が指定された場合は、情報提示装置100における処理の流れは、図4に示すものとなる。すなわち、ユーザ指示がピアASの番号を指定するものであると(S420Yes)、図2(a)のBGP情報のピアAS番号をキーにして、指定されたAS番号にマッチするプレフィックスを全て検索する(S425)。ここで、ユーザが宛先側のBGPピアを指定しているのであれば、検索されたプレフィックスを宛先プレフィックスとし、ユーザが送信元側のBGPピアを指定しているのであれば、検索されたプレフィックスを送信元プレフィックスとする(S45)。以降の処理は、送信元及び/又は宛先のプレフィックスが指定された場合と、同様であり、検索された全てのプレフィックスにつき、全ての境界ルータに対してS450〜S480の処理を行うループ(S440以降)に入る。
具体例として、ユーザが宛先側のBGPピアのAS番号をAS2と指定した場合につき、図10の表示例に沿って、説明する。図2(a)のBGP情報のピアAS番号がAS2であるプレフィックスを検索すると、X及びYが得られる。よって、宛先プレフィックスX及びYについて、図3のNetflow/sflowの情報からトラフィック値を取得すると、ルータAではそれぞれ10Mbps及び20Mbpsが、ルータEではそれぞれ10Mbps及び59Mbpsが得られる。また、ルータA及びEについて図2(a)のBGP情報を参照すると、宛先プレフィックスX及びYについての次段ルータとしてルータDが得られるので、ルータAからDまで、ルータEからDまでの経路をそれぞれ図2(b−1)のOSPFトポロジー情報から計算して、上記のトラフィック値を経路毎に足し算した値と共に表示する。
図11は、ユーザにより自ASに属するリンク又はルータが指定された場合の、情報提示装置100における処理の流れを示す。まず、図2(b−1)のOSPFトポロジー情報から、指定されたリンク又はルータを通る経路を検索し、[始点ルータ,終点ルータ,経路]のリストを取得する(S1110)。そして、リスト中の全ての始点ルータ(境界ルータ)に対して、以下を行う(S1120以降、全ての始点ルータについて処理済かを問うS1160がYesとなるまで、S1165を介して繰り返し)。
まず、処理対象の[始点ルータ(R),終点ルータ(NR)]のリストについての図2(a)のBGP情報から、一致するエントリを検索し、そのときのプレフィックスを得る(S1130)。そして、図3のNetflow/sflow情報から、検索された宛先プレフィックスに対するトラフィック情報を取得する(S1140)。そして、処理対象の[始点ルータ(R),終点ルータ(NR),経路]と、得られたトラフィック値を対応付けて表示する(S1150)。
具体例として、ユーザがルータGを通るトラフィックを指定した場合につき、図12の表示例に沿って、説明する。まず、指定されたルータGを通る経路を、図2(b−1)のOSPFトポロジー情報から検索すると、[E,D,E→F→G→C→D]という[始点ルータ,終点ルータ,経路]のリストが得られるので、ルータEについての図2(a)のBGP情報から、次段ルータがDであるプレフィックスを検索する。すると、プレフィックスX及びYが得られるので、ルータEについての図3のNetflow/sflow情報から、宛先プレフィックスがXであるトラフィック情報とYであるトラフィック情報を検索する。これらは同一経路(E→F→G→C→D)を通るトラフィックであるからその値を足し算し、39+20+10=69Mbpsが得られる。そして、経路と得られたトラフィック値とをGUIで表示する。
上記の例では、OSPFトポロジー情報から求められる、Gを通る経路は、1本であったが、複数本求められる場合は、それぞれにつき、[始点ルータ,終点ルータ,経路]の処理を行い、全てを表示することができる。また、この例では、ルータ指定を例にとったが、リンク指定で、例えば、ルータFとルータGの間のリンクというように指定された場合も、同様に検索及び表示が可能である。
以上には、ユーザが様々な指定を行えることを説明したが、上述したいずれの場合においても、始点ルータ指定を行うことが可能である。ユーザが、特定の始点ルータを指定した場合には、全ての境界ルータに対して行うとした処理(図4のS450〜S480、図9のS930〜S960、図11のS1130〜S1150)を、その特定の始点ルータに対してのみ行えばよい。例えば、図5のAS番号を指定する例の場合に、ユーザが始点ルータをEに特定したとすると、ルータEからのトラフィック及び経路のみを検索して表示する。
また、以上では、始点ルータから流出し終点ルータから送出される、片方向のトラフィックの経路表示を行う例を説明したが、始点ルータと終点ルータを逆にした逆方向の経路及びトラフィック値も同様に求めて、両方向の情報を同時に表示することも可能である。なお、ユーザがプレフィックス指定やAS番号指定をした場合に、そのプレフィックスやAS番号を宛先とするトラフィックと送信元とするトラフィックの両方について、経路及びトラフィック値を求めて表示することも可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上述の実施形態を本発明の範囲内で当業者が種々に変形、応用して実施できることは勿論である。例えば、ネットワーク300又は310がユーザネットワークである場合の境界ルータは、BGPスピーカではない可能性があるが、この場合でも、IGP情報とEGP情報を組み合わせれば、BGPスピーカでない境界ルータ(始点ルータ)についても、図2()と同等の情報を得ることができ、上述した実施形態と同様の情報提示が実現できる。
本発明を利用することにより、例えば、ISPの管理者は、種々の角度から指示を出して、自ISPネットワーク内のトラフィックと経路の状況を、目視により確認することができる。したがって、これらの結果に基づいて、自ISPネットワーク内の資源(ルータやリンク)をより有効に使えるようなルーティングを設定したり、他のISPネットワークとの間でプライベートピアを設定したりというように、自ISPネットワークの提供する通信品質の管理のために、様々なネットワーク設計や運用が可能になる。
本発明の実施形態が適用されるネットワーク構成例と情報提示装置の内部構成例を示す図。 外部経路情報記憶部120に記憶される情報の例(a)と内部経路情報記憶部110に記憶される情報の例(b−1)(b−2)を示す図。 各境界ルータA,E,Dから収集されるトラフィック情報の例(a)(b)(c)を示す図。 本実施形態に係る情報提示装置における処理の流れの例を示す図。 本実施形態に係る情報提示装置によりユーザに提示される情報の例(宛先AS番号指定の場合)を示す図。 本実施形態に係る情報提示装置によりユーザに提示される詳細な情報の例を示す図。 本実施形態に係る情報提示装置によりユーザに提示される情報の例(送信元AS番号指定の場合)を示す図。 本実施形態に係る情報提示装置によりユーザに提示される情報の例(送信元及び宛先プレフィックス指定の場合)を示す図。 本実施形態に係る情報提示装置における処理の流れの別の例を示す図。 本実施形態に係る情報提示装置によりユーザに提示される情報の例(ピアAS番号又はピアアドレス指定の場合)を示す図。 本実施形態に係る情報提示装置における処理の流れのまた別の例を示す図。 本実施形態に係る情報提示装置によりユーザに提示される情報の例(リンク又はルータ指定の場合)を示す図。
符号の説明
100 情報提示装置
110 内部経路情報記憶部
120 外部経路情報記憶部
130 トラフィック情報収集部
140 ユーザ指示受付部
150 トラフィック指定部
160 経路情報処理部
170 トラフィック付き経路表示部
200 自AS
205 AS内エリア
210、215 境界ルータ(BGPスピーカ)
220、225 ルータ
230 BGPルートリフレクタ
240、245 IGP情報管理ノード
260、265 トラフィック観測ノード
300、310 他ネットワーク



Claims (10)

  1. 外部から管理対象のネットワークに流入して外部へ送出されるトラフィックを可視化してユーザに提示するネットワーク情報提示装置であって、
    管理対象のネットワークの境界にある一つ以上のルータから収集され、ユーザからの指示に応じて指定されるトラフィック情報を取得するトラフィック取得手段と、
    前記トラフィックが前記管理対象のネットワークに流入する始点ルータから、前記トラフィックが前記管理対象のネットワークから送出される終点ルータまでの経路情報を、前記管理対象のネットワークの内部における経路に関する情報に基づいて取得する経路取得手段と、
    前記トラフィックの指定と前記終点ルータの特定の少なくとも一方を前記管理対象のネットワークの外部における経路に関する情報に基づいて行う制御手段と、
    前記経路取得手段により取得された経路情報と前記トラフィック取得手段により取得されたトラフィック情報とを対応付けてユーザに提示する提示手段とを備えたことを特徴とするネットワーク情報提示装置。
  2. 外部から管理対象のネットワークに流入して外部へ送出されるトラフィックを可視化してユーザに提示するネットワーク情報提示装置であって、
    ユーザからの指示に基づいて、トラフィックを指定するための情報を求める指定手段と、
    管理対象のネットワークの境界にある一つ以上のルータから収集され、前記指定手段により求められた情報により指定されるトラフィック情報を取得するトラフィック取得手段と、
    前記トラフィックが前記管理対象のネットワークに流入する始点ルータと前記トラフィックが前記管理対象のネットワークから送出される終点ルータとを特定する特定手段と、
    前記特定手段により特定された始点ルータから終点ルータまでの、前記管理対象のネットワーク内部の経路情報を取得する経路取得手段と、
    前記経路取得手段により取得された経路情報と前記トラフィック取得手段により取得されたトラフィック情報とを対応付けてユーザに提示する提示手段と、
    前記管理対象のネットワークの外部における経路に関する情報を記憶する外部情報記憶手段とを備え、
    前記特定手段は、前記外部情報記憶手段に記憶された情報を参照することにより、前記トラフィックの宛先ネットワークアドレスに基づいて前記終点ルータを求める手段を含むことを特徴とするネットワーク情報提示装置。
  3. 外部から管理対象のネットワークに流入して外部へ送出されるトラフィックを可視化してユーザに提示するネットワーク情報提示装置であって、
    ユーザからの指示に基づいて、トラフィックを指定するための情報を求める指定手段と、
    管理対象のネットワークの境界にある一つ以上のルータから収集され、前記指定手段により求められた情報により指定されるトラフィック情報を取得するトラフィック取得手段と、
    前記トラフィックが前記管理対象のネットワークに流入する始点ルータと前記トラフィックが前記管理対象のネットワークから送出される終点ルータとを特定する特定手段と、
    前記特定手段により特定された始点ルータから終点ルータまでの、前記管理対象のネットワーク内部の経路情報を取得する経路取得手段と、
    前記経路取得手段により取得された経路情報と前記トラフィック取得手段により取得されたトラフィック情報とを対応付けてユーザに提示する提示手段と、
    前記管理対象のネットワークの外部における経路に関する情報を記憶する外部情報記憶手段とを備え、
    前記指定手段は、前記外部情報記憶手段に記憶された情報を参照することにより、ユーザから指示された宛先又は送信元ネットワーク管理番号に基づいて一つ以上の宛先又は送信元ネットワークアドレスを求める手段を含むことを特徴とするネットワーク情報提示装置。
  4. 外部から管理対象のネットワークに流入して外部へ送出されるトラフィックを可視化してユーザに提示するネットワーク情報提示装置であって、
    ユーザからの指示に基づいて、トラフィックを指定するための情報を求める指定手段と、
    管理対象のネットワークの境界にある一つ以上のルータから収集され、前記指定手段により求められた情報により指定されるトラフィック情報を取得するトラフィック取得手段と、
    前記トラフィックが前記管理対象のネットワークに流入する始点ルータと前記トラフィックが前記管理対象のネットワークから送出される終点ルータとを特定する特定手段と、
    前記特定手段により特定された始点ルータから終点ルータまでの、前記管理対象のネットワーク内部の経路情報を取得する経路取得手段と、
    前記経路取得手段により取得された経路情報と前記トラフィック取得手段により取得されたトラフィック情報とを対応付けてユーザに提示する提示手段と、
    前記管理対象のネットワークの外部における経路に関する情報を記憶する外部情報記憶手段とを備え、
    前記指定手段は、前記外部情報記憶手段に記憶された情報を参照することにより、ユーザから指示されたピアネットワーク管理番号に基づいて一つ以上のネットワークアドレスを求める手段を含むことを特徴とするネットワーク情報提示装置。
  5. 外部から管理対象のネットワークに流入して外部へ送出されるトラフィックを可視化してユーザに提示するネットワーク情報提示装置であって、
    ユーザからの指示に基づいて、トラフィックを指定するための情報を求める指定手段と、
    管理対象のネットワークの境界にある一つ以上のルータから収集され、前記指定手段により求められた情報により指定されるトラフィック情報を取得するトラフィック取得手段と、
    前記トラフィックが前記管理対象のネットワークに流入する始点ルータと前記トラフィックが前記管理対象のネットワークから送出される終点ルータとを特定する特定手段と、
    前記特定手段により特定された始点ルータから終点ルータまでの、前記管理対象のネットワーク内部の経路情報を取得する経路取得手段と、
    前記経路取得手段により取得された経路情報と前記トラフィック取得手段により取得されたトラフィック情報とを対応付けてユーザに提示する提示手段と、
    前記管理対象のネットワークの外部における経路に関する情報を記憶する外部情報記憶手段とを備え、
    前記指定手段は、前記外部情報記憶手段に記憶された情報を参照することにより、前記終点ルータに対応する宛先ネットワークアドレスを求める手段を含むことを特徴とするネットワーク情報提示装置。
  6. 前記管理対象のネットワークの内部における経路に関する情報を記憶する内部情報記憶手段を更に備え、
    前記指定手段は、前記内部情報記憶手段に記憶された情報を参照することにより、ユーザから指示されたアドレスを自己が接続するアドレスとして有するルータを前記終点ルータとして求める手段を含むことを特徴とする請求項に記載のネットワーク情報提示装置。
  7. 前記管理対象のネットワークの内部における経路に関する情報を記憶する内部情報記憶手段を更に備え、
    前記経路取得手段は、前記内部情報記憶手段に記憶された情報を参照することにより、前記始点ルータから前記終点ルータまでの経路情報を取得するものであることを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載のネットワーク情報提示装置。
  8. 外部から管理対象のネットワークに流入して外部へ送出されるトラフィックを可視化してユーザに提示するネットワーク情報提示装置であって、
    前記管理対象のネットワークの内部において、ユーザから指示されたルータもしくはルータ間のリンクを通る一つ以上の経路の情報を取得する経路取得手段と、
    前記一つ以上の経路のそれぞれについて、前記管理対象のネットワークの境界にある始点ルータ及び終点ルータを特定する特定手段と、
    前記特定手段により特定された終点ルータに基づいて、トラフィックを指定するための情報を求める指定手段と、
    前記特定手段により特定された始点ルータから収集され、前記指定手段により求められた情報により指定されるトラフィック情報を取得するトラフィック取得手段と、
    前記経路取得手段により取得された経路の情報と前記トラフィック取得手段により取得されたトラフィック情報とを対応付けてユーザに提示する提示手段と
    前記管理対象のネットワークの外部における経路に関する情報を記憶する外部情報記憶手段とを備え、
    前記指定手段は、前記外部情報記憶手段に記憶された情報を参照することにより、前記始点ルータに登録されている前記終点ルータに対応する宛先ネットワークアドレスを、前記トラフィックを指定するための情報として、得るものであることを特徴とするネットワーク情報提示装置。
  9. 前記ユーザからの始点ルータの指示を受け付ける受付手段を更に備え、
    前記トラフィック取得手段が取得する前記トラフィック情報を、前記受付手段を介してユーザから指示された始点ルータから収集されたトラフィック情報とし、
    前記特定手段は、前記受付手段を介したユーザからの指示に従って始点ルータを特定することを特徴とする請求項2〜8のいずれか1項に記載のネットワーク情報提示装置。
  10. コンピュータにインストールされて、該コンピュータを、外部から管理対象のネットワークに流入して外部へ送出されるトラフィックを可視化してユーザに提示するネットワーク情報提示装置として機能させるためのプログラムであって、
    管理対象のネットワークの境界にある一つ以上のルータから収集され、ユーザからの指示に応じて指定されるトラフィック情報を取得するためのトラフィック取得用コードと、
    前記トラフィックが前記管理対象のネットワークに流入する始点ルータから、前記トラフィックが前記管理対象のネットワークから送出される終点ルータまでの経路情報を、前記管理対象のネットワークの内部における経路に関する情報に基づいて取得するための経路取得用コードと、
    前記トラフィックの指定と前記終点ルータの特定の少なくとも一方を前記管理対象のネットワークの外部における経路に関する情報に基づいて行うための制御用コードと、
    取得された前記トラフィック情報を取得された前記経路情報と対応付けてユーザに提示するための提示用コードとを備えたことを特徴とするプログラム。
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