JP2002044138A - ネットワークシステム,キャッシュサーバ,中継サーバ,ルータ,キャッシュサーバ制御方法及び記録媒体 - Google Patents

ネットワークシステム,キャッシュサーバ,中継サーバ,ルータ,キャッシュサーバ制御方法及び記録媒体

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JP2002044138A
JP2002044138A JP2000224448A JP2000224448A JP2002044138A JP 2002044138 A JP2002044138 A JP 2002044138A JP 2000224448 A JP2000224448 A JP 2000224448A JP 2000224448 A JP2000224448 A JP 2000224448A JP 2002044138 A JP2002044138 A JP 2002044138A
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Masayoshi Kobayashi
正好 小林
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Original Assignee
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    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
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    • H04L67/56Provisioning of proxy services
    • H04L67/568Storing data temporarily at an intermediate stage, e.g. caching
    • H04L67/5681Pre-fetching or pre-delivering data based on network characteristics
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    • H04L67/56Provisioning of proxy services
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワークの輻輳状態を悪化させることな
く、リンク先読み動作,自動キャッシュ更新動作,キャ
ッシュ連携動作を従来より高い確率で実行させ、キャッ
シュサーバの効率を高める。 【解決手段】 QoS 経路情報取得部102 が取得した、ネ
ットワークの経路情報および経路上の負荷情報を含むQo
S 経路情報に基づいて、経路計算部108 が、自動キャッ
シュ更新動作,リンク先読み動作,或いはキャッシュサ
ーバ連携動作を行うのに適した経路を求め、自動キャッ
シュ更新部105 ,リンク先読み制御部104,キャッシュ
サーバ連携部107 が上記経路を利用して、自動キャッシ
ュ更新動作,リンク先読み動作,キャッシュサーバ連携
動作を行う。ここで、経路計算部108 は、上記経路とし
ては、例えば、最大残余帯域経路を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャッシュサー
バ,キャッシュサーバを有するネットワークシステムに
関し、特に、キャッシュサーバの有効性を高めるために
行われるリンク先読み動作等を、ネットワークの輻輳状
態を悪化させることなく、高い確率で行えるようにした
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のキャッシュサーバを有するネット
ワークシステムを図36, 図37を用いて説明する。図
36は、従来のキャッシュサーバを有するネットワーク
システムの構成例を示すブロック図である。Web サーバ
S1,S2 は、それぞれサブネットN2,N3 内に存在し、様々
なWeb(World Wide Web) コンテンツ情報を保持するサー
バである。サブネットN1,N4 には、Web サーバS1,S2 へ
のアクセスを行う端末T1,T2,T3が存在する。また、キャ
ッシュサーバC1,C2,C3もネットワーク上に配置されてい
る。ルータR0,R1,R2,R3,R4は、リンクL0〜L5を用いてサ
ブネットN1,N2,N3,N4 を接続するネットワークを構成し
ている。キャッシュサーバC1,C2,C3は、Web サーバ(S1,
S2など) の様々なコンテンツのコピーを保持している。
【0003】端末(ここではT1とする)がWeb サーバ
(ここではS1とする) 内のコンテンツを取得する場合、
或るキャッシュサーバ(ここではC1とする) が、その仲
介をする。先ず、キャッシュサーバC1は、アクセス要求
のあったWeb サーバS1のコンテンツ情報を、C1自身が保
持しているかどうか調べる。保持していない場合は、C
2,C3 等の他のキャッシュサーバへそのコンテンツを所
持しているか問い合わせて、所持しているキャッシュサ
ーバから該当コンテンツを取得するか、或いは該当コン
テンツを元々保持していたWeb サーバ(オリジナルWeb
サーバと呼ぶ)から該当コンテンツ情報を取得し、端末
T1へコンテンツ情報を受け渡す。この時、同時に、キャ
ッシュサーバC1内の記憶装置へ該当コンテンツを保持し
てもよい。保持している場合には、該当コンテンツを端
末T1へ受け渡す。なお、この場合オリジナルWeb サーバ
S1へコンテンツの最終更新日時を問い合わせ、保持して
いるコンテンツが、オリジナルWeb サーバS1での最終更
新日時より古い場合には、オリジナルWeb サーバS1のコ
ンテンツをキャッシュサーバC1が再取得することもある
(更新チェック動作と呼ぶ)。
【0004】キャッシュサーバ(C1,C2,C3 等) は、端末
からだけでなく、他のキャッシュサーバからコンテンツ
情報を保持しているかどうか問い合わされるが、この場
合の動作も、端末のWeb サーバへのアクセスを仲介する
場合と同様である。すなわち、アクセス要求のあったWe
b サーバのコンテンツ情報をキャッシュサーバ自身が保
持しているかどうか調べる。保持していない場合は、他
のキャッシュサーバへそのコンテンツを所持しているか
問い合わせて、所持しているキャッシュサーバから該当
コンテンツを取得するか、或いは該当コンテンツを元々
保持していたオリジナルWeb サーバから該当コンテンツ
情報を取得し、問い合わせ元のキャッシュサーバへコン
テンツ情報を受け渡す。この時、同時に記憶装置へ該当
コンテンツを保持してもよい。保持している場合には、
該当コンテンツを受け渡す。その際、更新チェック動作
を行ってもよい。
【0005】キャッシュサーバは、以上のような動作を
するが、更新チェック動作をしない場合は、アクセス要
求のあったWeb サーバのコンテンツ情報を保持していて
も、Web サーバの保持している内容より古い(Webサーバ
側でのコンテンツの内容変更を反映していない)コンテ
ンツ情報を保持していることがあり、そのような場合
は、端末に対して古いコンテンツを送ってしまうことに
なる。また、更新チェックをする場合において、古いコ
ンテンツを保持している場合は、オリジナルWebサーバ
等へのコンテンツの再取得がおこるため、端末がコンテ
ンツを得るまでに時間がかかってしまう。
【0006】以上のことから、キャッシュサーバにおい
ては、端末からアクセスされる可能性の高いWeb コンテ
ンツで、かつ、Web サーバ上にあるものより古くないも
のを、保持しておくことが重要である。
【0007】このため、従来のキャッシュサーバでは、
(1) 自動キャッシュ更新動作,(2)リンク先読み動作,
(3) キャッシュサーバ連携動作を行っていた。
【0008】(1) 自動キャッシュ更新動作とは、キャッ
シュサーバが保持しているWeb コンテンツについて、オ
リジナルWeb サーバ等へアクセスを行い、コンテンツの
更新がある場合には、コンテンツを取得し直して最新の
コンテンツを得る動作であり、(2) リンク先読み動作と
は、キャッシュサーバが保持している、Web コンテンツ
内に記述されたリンク(関連情報のある場所を指定して
いるもの)に関して、そのリンクで指定されるコンテン
ツを取得する動作である。
【0009】また、(3) キャッシュサーバ連携動作と
は、複数のキャッシュサーバの間で、各キャッシュサー
バが持つキャッシュの再分配、共有、鮮度比較を行う動
作のことである。キャッシュの再分配とは、或るコンテ
ンツを持たないキャッシュサーバが、上記或るコンテン
ツを持っているキャッシュサーバからそのコンテンツを
得る動作である。キャッシュの共有とは、或るコンテン
ツを持たないキャッシュサーバが、そのコンテンツに対
するアクセス要求を端末から受けた時に、そのアクセス
要求を、そのコンテンツを持つキャッシュサーバに転送
する動作である。キャッシュの鮮度比較とは、或るコン
テンツを持つキャッシュサーバが、他のキャッシュサー
バが同じコンテンツのより新しい(Webサーバ側でのより
最近の内容変更を反映した) 版を持っていないかどうか
を検証し、必要に応じて新しい版のコンテンツを取得す
る動作である。これらのキャッシュサーバ連携動作のた
めに、従来のキャッシュサーバは、それぞれが持つコン
テンツの一覧や、各キャッシュサーバが持つコンテンツ
のキャッシュとしての有効性を示す情報(コンテンツサ
マリーと呼ぶ)を他のキャッシュサーバと交換する処理
を行っていた。キャッシュとしての有効性を示す情報と
しては、たとえばコンテンツの発信元サーバが指示した
キャッシュの有効期限や、コンテンツの最終更新日時を
用いていた。図37が、従来のキャッシュサーバの内部
構成図である。各要素の説明をする。
【0010】●通信インターフェース部1:キャッシュ
動作部3,輻輳情報取得部2,リンク先読み制御部4,
自動キャッシュ更新部5,キャッシュサーバ連携部7に
対して、ネットワークからのデータを送受する。
【0011】●輻輳情報取得部2:リンク先読み制御部
4,自動キャッシュ更新部5,キャッシュサーバ連携部
7が指定するネットワークの場所への経路(ルーティン
グテーブルの内容によって決まる経路)上の輻輳情報
を、通信インターフェース1を使った指定場所への試験
通信等によって調査し、結果をリンク先読み制御部4,
自動キャッシュ更新部5,キャッシュサーバ連携部7へ
受け渡す。
【0012】●キャッシュ動作部3:通信インターフェ
ース部1を介して端末からのWeb コンテンツへのアクセ
ス要求を受け取り、記憶装置6にそのコンテンツが存在
するかどうか検索する。存在しない場合、該当するWeb
サーバ等へのアクセスを行い、コンテンツを取得して、
記憶装置6へ格納すると共に、そのコンテンツを要求元
の端末へと送る。存在する場合には、そのコンテンツを
端末へと送信する。但し、存在する場合でも、更新チェ
ック動作を行う場合は、保持しているコンテンツの最終
更新日時が、Web サーバの保持しているコンテンツの最
終更新日時より古いかどうかをチェックし、古い場合に
は、Web サーバのコンテンツを取得して記憶装置6へ保
持すると同時に、端末へコンテンツ情報を受け渡す。
【0013】●リンク先読み制御部4:記憶装置6に保
存されているWeb コンテンツ内に記述されている、関連
情報へのリンク(関連情報が保存されているネットワー
ク上の場所を示すもの) の中で、記憶装置6内にはその
リンクによって指し示されるコンテンツは存在しない
が、これからアクセスがありそうなものを抽出する。例
えば、コンテンツ内に記述されている複数のリクンの内
の、先頭から所定個数のリンクであって、且つ関連情報
が記憶装置6内にそのリンクによって指し示されるコン
テンツが存在しないリンクを抽出する。そして、抽出し
たリンクの指すコンテンツを保持するWeb サーバへの経
路上のネットワークの負荷状態を、輻輳情報取得部2を
利用して調査し、得られた情報をもとに、そのリンクの
指すコンテンツを取得するかどうか判断する。取得する
と判断した場合には、該当するWebサーバへのアクセス
を行い、該当するコンテンツを取得して記憶装置6に保
存する。判断には、あらかじめ設定された情報も考慮さ
れる場合もある。
【0014】●自動キャッシュ更新部5:記憶装置6内
に保存されているWeb コンテンツについて、元々そのコ
ンテンツが存在したWeb サーバ上でのコンテンツ内容の
更新間隔を調査し、キャッシュ内容を更新する日時を決
定する。決定した日時に、そのコンテンツを保持するWe
b サーバへの経路上のネットワークの輻輳状態を、輻輳
情報取得部2を利用して調査し、得られた情報をもと
に、そのコンテンツを再取得するかどうか判断する。取
得すると判断した場合には、該当するWeb サーバへのア
クセスを行い、該当するコンテンツを取得して記憶装置
6に保存する。判断には、あらかじめ設定された情報も
考慮される場合もある。
【0015】●記憶装置6:さまざまななWeb コンテン
ツ,コンテンツサマリーを記憶している。
【0016】●キャッシュサーバ連携部7:キャッシュ
サーバ間で、再分配,共有,鮮度比較を行うため、キャ
ッシュサーバ間で、それぞれが持つコンテンツの一覧
や、各キャッシュサーバが持つコンテンツのキャッシュ
としての有効性を示す情報を他のキャッシュサーバと交
換する処理を行う。また、この情報の交換を行う時に、
交換を行うキャッシュサーバへの経路上のネットワーク
の輻輳状態を、輻輳情報取得部2を利用して調査し、得
られた情報を基に、情報の交換を行うかどうかを決定す
る。また、この情報交換の結果、他のキャッシュサーバ
から、予め取得しておいた方が良いコンテンツを見つけ
る。取得しておいた方がよいと判断したコンテンツにつ
いて、該当コンテンツを保持するキャッシュサーバへの
経路上のネットワークの輻輳状態を、輻輳情報取得部2
に指示して調査し、得られた情報を基に、コンテンツの
取得を行うかどうか決定し、取得を行うと決定した場合
には、実際に該当キャッシュサーバから該当コンテンツ
を取得する。
【0017】キャッシュサーバの有効性を高めるため
の、(1) 自動キャッシュ更新動作,(2) リンク先読み動
作,(3) キャッシュサーバ連携動作は、基本的には、端
末が要求するWeb コンテンツを予想し、実際に端末が該
当のコンテンツを必要とする時刻より前に、Web サーバ
へのアクセスを先に行っておく、という動作である。予
想が当たらなかった場合や、Web サーバ側の該当コンテ
ンツの更新が、自動キャッシュ更新動作よりも頻繁であ
った場合には、これらの動作の効果はなく、ネットワー
クの帯域などの資源を無駄に消費しているだけである。
このため、この3つの動作のために生じるトラヒック
は、実際に端末がWeb コンテンツを必要としているため
に生じているトラヒック等の、他のトラヒックを妨害し
ないようにしたい場合が多い。このため、従来は、輻輳
情報取得部2を用いて(1),(2),(3) の動作に該当するWe
b コンテンツや、コンテンツサマリーを取得する場合
に、現在設定されているネットワーク経路上の負荷を調
べ、負荷が低い場にのみ、(1),(2),(3) の動作を実行す
るようにしていた。
【0018】また、特開平11−24981号公報に
は、広域ネットワーク監視装置を用いて広域ネットワー
クの空いている時間帯を求め、その時間帯を利用してコ
ンテンツの先読みを行う技術が記載されている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】図36,図37に示し
た従来の技術には、次のような問題がある。図36のネ
ットワーク構成において、サブネットN1上のキャッシュ
サーバC1が、(1) 自動キャッシュ更新動作,(2) リンク
先読み動作,(3)キャッシュ連携動作のために取得しよう
としているコンテンツ或いはコンテンツサマリーが、サ
ブネットN2上のWeb サーバS1にあり、ルータR0〜R4内の
ルーティングテーブル(図示せず)によって決定され
る、サブネットN1からサブネットN2までの経路がN1→R0
→L0→R1→L1→R2→N2であったとし、リンクL0〜L5の
内、リンクL1の負荷のみが高い状況を考える。この場
合、従来のキャッシュサーバは、ネットワークの中に
は、サブネットN1からWeb サーバS1のあるサブネットN2
への経路としては、N1→R0→L0→R1→L1→R2→N2以外に
も、N1→R0→L0→R1→L2→R3→L3→R2→N2など、負荷の
低い経路は存在するにもかかわらず、輻輳情報取得部2
は、現在設定されている経路上(ルーティングテーブル
の内容によって決定される経路上)を、テストパケット
を流すなどして、輻輳を判断しているため、ネットワー
クが高負荷状態にあると判断し、リンク先読み制御部
4,自動キャッシュ更新部5,キャッシュサーバ連携部
7に対しては、ネットワークが高負荷であるという情報
が伝わり、(1),(2),(3) の動作が行われない、という問
題があった。また、特開平11−24981号公報に記
載されている技術は、広域ネットワーク監視装置によっ
て広域ネットワークが空いていると判定された時間帯で
あっても、コンテンツの先読みに使用される経路の負荷
が高い場合があるため、コンテンツの先読みによってネ
ットワークの輻輳状態を悪化させてしまう場合があると
いう問題があった。
【0020】
【発明の目的】そこで、発明の目的は、キャッシュサー
バに、ネットワーク内のルータとリンクの接続情報(ネ
ットワークトポロジー)と、各リンクの負荷状態を把握
させ、負荷状態の高いリンクを迂回した経路をとった
り、トラヒックの優先度を低くしたり、負荷状態の低い
リンクを使って中継したりして、ネットワークの輻輳状
態を悪化させることなく、リンク先読み動作,自動キャ
ッシュ更新動作,キャッシュ連携動作を従来より高い確
率で実行させ、キャッシュサーバの効率を高めることに
ある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明のネットワークシ
ステムは、上記目的を達成するため、QoS 経路情報取得
部が取得した、ネットワークの経路情報および経路上の
負荷情報を含むQoS 経路情報に基づいて、経路計算部
が、自動キャッシュ更新動作,リンク先読み動作,或い
はキャッシュサーバ連携動作を行うのに適した経路を求
め、自動キャッシュ更新部,リンク先読み制御部,キャ
ッシュサーバ連携部が、上記経路を利用して、自動キャ
ッシュ更新動作,リンク先読み動作,キャッシュサーバ
連携動作を行う。ここで、経路計算部は、上記経路とし
て、例えば、最大残余帯域経路を求める。また、上記経
路を使用した通信を行うために、ソースルートオプショ
ン等の経路指定手法を使用したり、経路設定可能ルータ
を使用するようにしても良い。また、経路計算部が求め
た経路に於ける最小残余帯域(経路を構成する各リンク
の残余帯域の内の最も小さいもの)の値に基づいて、自
動キャッシュ更新動作,リンク先読み動作,キャッシュ
サーバ連携動作を行うか否かを制御するようにしても良
い。
【0022】このような構成を備えることにより、ネッ
トワークの輻輳状態を悪化させることなく、リンク先読
み動作,自動キャッシュ更新動作,キャッシュ連携動作
を従来より高い確率で実行させ、キャッシュサーバの効
率を高めることが可能になる。
【0023】また、本発明のネットワークシステムは、
上記目的を達成するため、QoS 経路情報取得部が取得し
た、ネットワークの経路情報および経路上の負荷情報を
含むQoS 経路情報に基づいて、中継制御部が、自動キャ
ッシュ更新動作,リンク先読み動作或いはキャッシュサ
ーバ連携動作を行うのに適した経路を設定するために必
要となる中継サーバを選択し、選択した中継サーバに対
して中継するデータを指示する。中継制御部は、中継サ
ーバとして、輻輳部分が存在しない中継経路を設定する
ために必要となる中継サーバを選択する。この構成によ
れば、上記した効果を得ることができる。更に、輻輳部
分が存在しない中継経路がない場合であっても、輻輳部
分よりも上流に存在する中継サーバに対してのみ中継す
るデータを指示して中継経路の途中までデータを中継さ
せておき、輻輳が解消された後に、輻輳部分よりも下流
に存在する中継サーバに指示を出すことにより、輻輳が
解除されるのを待って、データをオリジナルWeb サーバ
等から取得する場合に比較して、データを取得するまで
の時間を短くすることができる。
【0024】上記した構成に加え、キャッシュサーバに
経路設定部を設け、更に、ルータとして経路設定部の指
示に従って経路を設定することができる経路設定可能ル
ータを使用することにより、ネットワークの輻輳状態を
悪化させずに、リンク先読み動作,自動キャッシュ更新
動作,キャッシュ連携動作をより高い確率で実行させる
ことが可能になる。
【0025】また、本発明のネットワークシステムは、
上記目的を達成するため、パケットに付与された優先度
情報に基づいてパケットをリンクに送出する際の優先度
を制御できる優先制御可能ルータと、自動キャッシュ更
新動作,リンク先読み動作およびキャッシュサーバ連携
動作の内の、少なくとも1つを行うキャッシュサーバで
あって、上記3つの動作によって生じる通信に使用する
パケットに優先度情報を付与するキャッシュサーバとを
有する。この構成によれば、自動キャッシュ更新動作,
リンク先読み動作およびキャッシュサーバ連携動作のた
めの通信の優先度を下げることができるため、ネットワ
ークの輻輳状態を悪化させずに、リンク先読み動作,自
動キャッシュ更新動作,キャッシュ連携動作をより高い
確率で実行させることが可能になる。
【0026】また、本発明は、上記目的を達成するた
め、特定の通信フローを識別して該通信フローに関する
パケットに優先度情報を付与する構成を有すると共に、
パケットに付与された優先度情報を基に、パケットをリ
ンクに送出する際の優先度を制御する構成を有する優先
度制御可能ルータと、QoS 経路情報に基づいて、自動キ
ャッシュ更新動作,リンク先読み動作,或いはキャッシ
ュサーバ連携動作を行うために適した、ネットワークの
リンク毎に可変な優先度を求め、優先度制御可能ルータ
に対して特定の通信フローに対する優先度の設定と解除
を要求するキャッシュサーバとを備えている。この構成
によれば、自動キャッシュ更新動作,リンク先読み動作
およびキャッシュサーバ連携動作のための通信の優先度
を下げることができるため、ネットワークの輻輳状態を
悪化させずに、リンク先読み動作,自動キャッシュ更新
動作,キャッシュ連携動作をより高い確率で実行させる
ことが可能になる。
【0027】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0028】
【第1の実施の形態】図1が、本発明の第1の実施の形
態を示している。Web サーバS1,S2 は、それぞれサブネ
ットN2,N3 内に存在し、様々なWeb コンテンツ情報を保
持する。サブネットN1,N4 には、Web サーバS1,S2 への
アクセスを行う端末T1〜T3が存在する。また、ネットワ
ークの負荷および経路情報を参照するQoS 経路参照キャ
ッシュサーバC101〜C103もネットワーク上に配置されて
いる。QoS 経路参照キャッシュサーバC101〜C103は、端
末T1〜T3や他のキャッシュサーバ(QoS 経路キャッシュ
サーバでも、図示を省略した従来のキャッシュサーバで
も良い) からアクセスのあった、Web サーバS1,S2 上の
さまざまなコンテンツのコピーを保持している上、互い
に接続しているリンクとルータの名前の対と、各リンク
の帯域と、各リンクの残余帯域とを含むQoS 経路情報を
得るための構成を有している。このQoS 経路情報は、ル
ータR100〜R104上で各リンクの帯域,空き帯域などの情
報を収集するプロセスを動作させ、そのプロセスと通信
することによって収集しても良いし、或いは、QoS 経路
情報をやりとりするQSSPF 等の経路制御プロトコルを各
ルータR100〜R104上で動作させることによってネットワ
ークからQoS 経路情報を集め、キャッシュサーバは近隣
のルータからQoS 経路情報を得るという構成でも良い。
ルータR100〜R104は、リンクL0〜L5を用いて、サブネッ
トN1,N2,N3,N4 を接続するネットワークを構成してい
る。また、ルータR100〜R104は、ルーティングテーブル
に基づいてルーティング処理を行っている。
【0029】端末(ここではT1とする) が、Web サーバ
(ここではS1とする) 内のコンテンツを取得する場合、
或るQoS 経路参照キャッシュサーバ(ここではC101とす
る)が、その仲介をする。この時の動作は、従来のキャ
ッシュサーバと同様である。先ず、QoS 経路参照キャッ
シュサーバC101は、アクセス要求のあったWeb サーバS1
のコンテンツ情報をC101自身が保持しているかどうか調
べる。保持していない場合は、C102,C103等の他のQoS
経路参照キャッシュサーバへそのコンテンツを所持して
いるか問い合わせ、所持しているキャッシュサーバから
該当コンテンツを取得するか、或いは該当コンテンツを
元々保持していたオリジナルWeb サーバS1から該当コン
テンツ情報を取得し、端末T1へコンテンツ情報を受け渡
す。この時、同時に、C101内の記憶装置へ該当コンテン
ツを保持しても良い。保持している場合には、該当コン
テンツを、端末T1へ受け渡す。なお、該当コンテンツを
端末T1へ受け渡す場合に、オリジナルWeb サーバS1へコ
ンテンツの最終更新日時を問い合わせ、保持しているコ
ンテンツが、オリジナルWeb サーバS1での最終更新日時
より古い場合には、オリジナルWeb サーバS1のコンテン
ツをQoS 経路参照キャッシュサーバC101が再取得するこ
ともある(更新チェック動作)。
【0030】QoS 経路参照キャッシュサーバ(C101,C10
2,C103 等) は、端末T1〜T3からだけでなく、他のQoS
経路参照キャッシュサーバから、コンテンツ情報を保持
しているかどうか問い合わされるが、この場合の動作
も、従来のキャッシュサーバの動作と同様である。すな
わち、アクセスのあったWeb サーバのコンテンツ情報を
QoS 経路参照キャッシュサーバ自身が保持しているかど
うか調べる。保持していない場合は、他のQoS 経路参照
キャッシュサーバ等へそのコンテンツを所持しているか
問い合わせて、所持しているQoS 経路参照キャッシュサ
ーバ等から該当コンテンツを取得するか、或いは、該当
コンテンツを元々保持していたオリジナルWeb サーバか
ら該当コンテンツ情報を取得し、問い合わせ元のキャッ
シュサーバへコンテンツ情報を受け渡す。この時、同時
に記憶装置へ該当コンテンツを保持してもよい。保持し
ている場合には、該当コンテンツを受け渡す。更新チェ
ック動作を行ってもよい。また、キャッシュサーバの有
効性を高めるための、(1) 自動キャッシュ更新動作,
(2) リンク先読み動作,(3) キャッシュサーバ連携動作
を行う点も従来のキャッシュサーバと同じであるが、こ
れらの動作を行う時に必要な通信に関して、従来は、そ
の時点で設定されている通信相手との経路上のネットワ
ークの輻輳状態のみをみて、上記動作をするかしないか
の決定をしていたのに対して、本実施の形態では、QoS
経路情報を利用して経路迂回動作を行うようにしてい
る。
【0031】図2が、図1に示したQoS 経路参照キャッ
シュサーバC101の構成例を示すブロック図である。各要
素の説明をする。尚、他のQoS 経路参照キャッシュサー
バも同様の構成を有している。
【0032】●通信インターフェース部101:キャッシュ
動作部103,リンク先読み制御部104,自動キャッシュ更新
部105,キャッシュサーバ連携部107 に対して、ネットワ
ークからのデータを送受する。
【0033】● QoS経路情報取得部102: QOS経路情報を
取得する。
【0034】●キャッシュ動作部103:通信インターフェ
ース部101 を介して端末からのWebコンテンツへのアク
セス要求を受け取り、記憶装置106 にそのコンテンツが
存在するかどうか検索する。存在しない場合は、該当す
るWeb サーバへのアクセスあるいは他のキャッシュサー
バへアクセスを行い、コンテンツを取得して記憶装置10
6 へ格納すると共に、そのコンテンツを要求元の端末へ
と送る。存在する場合には、そのコンテンツを端末へと
送信する。但し、存在する場合でも、更新チェック動作
をする場合は、保持しているコンテンツの最終更新日時
が、Web サーバの保持しているコンテンツの最終更新日
時より古いかどうかをチェックし、古い場合には、Web
サーバのコンテンツを取得し、記憶装置106 へ保持する
と同時に、端末へコンテンツ情報を受け渡す。
【0035】●リンク先読み制御部104:記憶装置106 に
保存されているWeb コンテンツ内に記述されている、関
連情報へのリンク( 関連情報が保存されているネットワ
ーク上の場所を示すもの) の中で、記憶装置106 内には
存在しないが、これからアクセスがありそうなものを見
つけ、そのリンクの指すコンテンツを保持するWeb サー
バの位置情報を、経路計算部108 へ通知し、最大残余帯
域を得られる経路(最大残余帯域経路)およびその経路
上の最小残余帯域(その経路を構成する各リンクの残余
帯域の内の、最も小さいもの)の情報を得る。そして、
取得した情報に基づいて、上記リンクの指すコンテンツ
を取得するかどうか判断する。例えば、最小残余帯域が
予め決められている値以上であれば、取得すると判断す
る。或いは、最小残余帯域が予め定められている値以上
で、且つ最大残余帯域経路のホップ数が予め定められて
いる値以下であれば、取得すると判断する。取得すると
判断した場合には、該当するWeb サーバへのアクセス
を、パケットに経路情報を含ませるソースルートオプシ
ョン等の経路指定手法を用いて行い、該当するコンテン
ツを取得して記憶装置106 に保存する。
【0036】●自動キャッシュ更新部105:記憶装置106
内に保存されいているWeb コンテンツについて、元々そ
のコンテンツが存在したWeb サーバ上でのコンテンツ内
容の更新間隔を調査し、キャッシュ内容を更新する日時
を決定する。決定した日時に、経路計算部108 に対して
該当するコンテンツを保持しているWeb サーバの位置情
報(ネットワークアドレス)を渡し、最大残余帯域を得
られる経路および最小残余帯域の情報を得る。そして、
該当コンテンツを取得するかどうか判断する。例えば、
最小残余帯域が予め定められている値以上であれば、取
得すると判断する。或いは、最小残余帯域が予め定めら
れている値以上で、且つ最大残余帯域経路のホップ数が
予め定められている値以下であれば、取得すると判断す
る。取得すると判断した場合には、該当するWeb サーバ
へのアクセスを、ソースルートオプション等の経路指定
手法を用いて行い、該当するコンテンツを取得して記憶
装置106 に保存する。
【0037】●記憶装置106:様々なWeb コンテンツ,コ
ンテンツサマリーを記憶している。
【0038】●キャッシュサーバ連携部107:キャッシュ
サーバ間で、再分配, 共有, 鮮度比較を行うため、キャ
ッシュサーバ間で、それぞれが持つコンテンツの一覧
や、各キャッシュサーバが持つコンテンツのキャッシュ
としての有効性を示す情報(コンテンツサマリー)を他
のキャッシュサーバと交換し、その情報を基に、必要に
応じてコンテンツを交換する処理を行う。このコンテン
ツやコンテンツサマリーの交換を行う時に、交換を行う
相手のキャッシュサーバのネットワークアドレスを経路
計算部108 に渡し、最大残余帯域を得られる経路および
最小残余帯域の情報を得る。そして、該当コンテンツや
コンテンツサマリーを取得するかどうか決定する。取得
する場合は、ソースルートオプション等の経路決定指定
手法を用いてコンテンツサマリーを取得し、記憶装置10
6 に保存する。
【0039】●経路計算部108: QoS経路情報取得部102
から、各ルータに接続されたリンクとそのリンクに接続
されているルータ名の情報および各リンクの空き帯域情
報(QoS 経路情報)を得、リンク先読み制御部104,自動
キャッシュ更新部105,あるいはキャッシュサーバ連携部
107 から指定された、Web サーバへの最大残余帯域を得
られる経路および最小残余帯域を計算する。計算には、
Dijkstraのアルゴリズムなどを用いる。計算結果とし
て、Web サーバへの経路情報と、最小残余帯域情報と
を、要求のあったリンク先読み制御部104,自動キャッシ
ュ更新部105 或いはキャッシュサーバ連携部107 へと返
す。
【0040】QoS 経路参照キャッシュサーバC101は、コ
ンピュータによって実現されるものであり、ディスク,
半導体メモリ等の記録媒体K1には、コンピュータをQoS
経路参照キャッシュサーバとして機能させるためのプロ
グラムが記録されている。このプログラムは、コンピュ
ータによって読み取られ、コンピュータの動作を制御す
ることで、コンピュータ上に、通信インターフェース部
101,QoS 経路情報取得部102,キャッシュ動作部103,リン
ク先読み制御部104,自動キャッシュ更新部105,キャッシ
ュサーバ連携部107,経路計算部108 を実現する。
【0041】本発明の第1の実施の形態における、自動
キャッシュ更新動作,リンク先読み動作およびキャッシ
ュサーバ連携動作を、図3のフローチャートに示す。
【0042】自動キャッシュ更新部105 が、自動更新す
るコンテンツを決定する部分、リンク先読み制御部104
が、リンク先読みを行うコンテンツを決定する部分、そ
して、キャッシュサーバ連携部107 が、必要とするコン
テンツやコンテンツサマリーを決定する部分は、従来の
キャッシュサーバのものと変わらないため、ここでは説
明しない。ここでは、コンテンツあるいは必要とするコ
ンテンツサマリーが決定してからの動作について説明す
る。
【0043】自動キャッシュ更新部105,リンク先読み制
御部104,キャッシュサーバ連携部107 は、自動キャッシ
ュ更新,リンク先読み, 或いはキャッシュサーバ連携を
行うコンテンツ, コンテンツサマリーについて、それら
を取得するために接続したいWeb サーバ, QoS 経路参照
キャッシュサーバのネットワークアドレスを経路計算部
108 へ渡し経路計算を要求する(F101)。尚、自動キャッ
シュ更新部105 は、コンテンツの内容の更新間隔を調査
することにより決定したキャッシュの更新日時になった
時、上記コンテンツを取得するためのネットワークアド
レスを経路計算部108 に渡す。また、リンク先読み制御
部104 は、記憶装置106 に保存されているWeb コンテン
ツ内に記述されている、関連情報へのリンクの中で、記
憶装置106 には存在しないが、これからアクセスがあり
そうなものを見つけた時、そのリンクの指すコンテンツ
を保持しているWeb サーバのネットワークアドレスを経
路計算部108 に渡す。また、キャッシュサーバ連携部10
7 は、所定時間毎に、取得したいコンテンツ等を保持し
ているWeb サーバのアドレスを経路計算部108 に渡す。
【0044】経路計算部108 では、QoS 経路情報取得部
102 から得られた、互いに接続されているルータとリン
クの名前の対と、各リンクの帯域と、各リンク残余帯域
とを含むQoS 経路情報を基に、渡されたネットワークア
ドレスへの最大残余帯域経路と、その経路上の最小残余
帯域とを求め、要求元(自動キャッシュ更新部105,リン
ク先読み制御部104,あるいはキャッシュサーバ連携部10
7)へ渡す(F102)。例えば、経路計算部108 が、QoS 経路
情報取得部102 から、図4のような、QoS 経路情報を得
ており、要求元からWeb サーバS1のネットワークアドレ
スを渡された場合、図4のようなQoS 経路情報は、図5
のグラフのようになり、DijkstraのSPF(Shortest Path
First)アルゴリズムを使えば、最大残余帯域を得られる
経路は、R100→L0→R101→L2→R103→L3→R102であるこ
とがわかり、最小残余帯域は、4Mbps( 経路上のリンク
の最小残余帯域で決まる) となる。
【0045】尚、図4に示した経路情報中の項目「ルー
タアドレス」は、ルータのネットワークアドレスを示
し、「リンク」は、次ホップルータとの間に存在するリ
ンクを示し、「次ホップルータアドレス」は、次ホップ
ルータのネットワークアドレスを示し、「接続サブネッ
トアドレス」は、ルータに接続されるサブネット内に存
在する端末,Web サーバ,QoS 経路参照キャッシュサー
バ等の機器のネットワークアドレスを示している。ま
た、QoS 経路情報取得部102 は、最寄りのルータR100上
で動作する経路制御プロトコルから、追加されたルー
タ, リンクが通知された場合や、残余帯域に変化のあっ
たリンク, 変化後の残余帯域が通知された場合、通知内
容に従って、保持しているQoS 経路情報を更新する。
【0046】最大残余帯域経路及びその経路における最
小残余帯域得た要求元(自動キャッシュ更新部105,リン
ク先読み制御部104,あるいはキャッシュサーバ連携部10
7)では、最大残余帯域経路と、最小残余帯域を基に、コ
ンテンツ等の取得を行うかどうかを決定する(F103)。例
えば、最小残余帯域が予め決めた値以上であれば、コン
テンツ等の取得を行うと決定する。コンテンツ等の取得
を行う場合、経路計算部108 から得られた経路情報に従
って、ソースルートオプション等の経路指定をしたアク
セス手法で、該当コンテンツを取得する(F104)。コンテ
ンツの取得を行わない場合は(F105)、処理終了となる。
尚、コンテンツの取得を行わなかった場合には、記憶装
置106 に古いコンテンツが保存されたままになるが、端
末から上記コンテンツに対するアクセス要求があった
時、キャッシュ動作部103 の更新チェック動作により、
上記コンテンツは最新のものに置き換えられる。
【0047】以上の動作によって、ネットワーク上の空
いている帯域を有効活用し、従来のキャッシュサーバで
は、自動キャッシュ更新、リンク先読み、キャッシュサ
ーバ連携動作が行えなかった状況においても、本発明の
ネットワークシステムでは、それらを行うことができる
可能性が高まる。
【0048】
【第2の実施の形態】本発明の第2の実施の形態は、図
6のブロック図に示す通りで、図1に示した第1の実施
の形態との相違点は、ルータルータR100〜R104が経路設
定可能ルータR200〜R204に置き換えられている点と、Qo
S 経路参照キャッシュサーバC101〜C103がQoS 経路参照
キャッシュサーバC201〜C203に置き換えられている。
【0049】経路設定可能ルータR200〜R204は、ルータ
R100〜R104が備えている機能に加え、MPLSプロトコルな
どを動作させることにより実現される機能である、QoS
経路参照キャッシュサーバC201〜C203からの経路情報に
従って、ネットワーク上に上記経路情報で指定された経
路を設定する機能を有している。尚、上記経路情報は、
通信を行う2つのサーバのネットワークアドレスと、通
信を識別する識別子(TCP/IP ネットワークではポート番
号等) と、キャッシュ経路を構成するルータ名の列とか
らなる。QoS 経路参照キャッシュサーバC201〜C203は、
第1の実施の形態のQoS 経路参照キャッシュサーバC101
〜C103が備えている機能に加え、経路設定解除機能を有
している。その他の構成は同一である。このため、以下
では、第1の実施の形態に対する相違点を主に説明す
る。
【0050】本発明の第2の実施の形態の、QoS 経路参
照キャッシュサーバC201の内部構成を図7のブロック図
に示す。第1の実施の形態に比べて、経路設定部109 が
付加されている。
【0051】リンク先読み制御部104,自動キャッシュ更
新部105,キャッシュサーバ連携部107 は、経路計算部10
8 によって得られた経路を使用してコンテンツや、コン
テンツサマリーを取得するか否かを決定した後、取得す
る場合には、経路設定部109に上記経路を指示する機能
が付加されている。経路設定可能ルータによって経路が
設定された後、該当のコンテンツや、コンテンツサマリ
ーを取得し、経路解除を、経路設定部109 に指示する。
【0052】経路設定部109 は、リンク先読み制御部10
4,自動キャッシュ更新部105,キャッシュサーバ連携部10
7 から経路が指示されると、その経路を示す経路情報を
最寄りの経路設定可能ルータR200のMPLS等のプロトコル
に対して送り、経路設定を要求する。また、リンク先読
み制御部104,自動キャッシュ更新部105,キャッシュサー
バ連携部107 からの指示に従って、最寄りの経路設定可
能ルータR200に対して経路解除要求を行う。
【0053】QoS 経路参照キャッシュサーバC201は、コ
ンピュータによって実現されるものであり、ディスク,
半導体メモリ等の記録媒体K2には、コンピュータをQoS
経路参照キャッシュサーバとして機能させるためのプロ
グラムが記録されている。このプログラムは、コンピュ
ータによって読み取られ、コンピュータの動作を制御す
ることで、コンピュータ上に、通信インターフェース部
101,QoS 経路情報取得部102,キャッシュ動作部103,リン
ク先読み制御部104,自動キャッシュ更新部105,キャッシ
ュサーバ連携部107,経路計算部108,経路設定部109 を実
現する。
【0054】本発明の第2の実施の形態における、自動
キャッシュ更新動作,リンク先読み動作, およびキャッ
シュサーバ連携動作を、図8のフローチャートに示す。
【0055】自動キャッシュ更新部105 が、自動更新す
るコンテンツを決定する部分、リンク先読み制御部104
が、リンク先読みを行うコンテンツを決定する部分、そ
して、キャッシュサーバ連携部107 が、必要とするコン
テンツやコンテンツサマリーを決定する部分は、従来の
キャッシュサーバのものと変わらないため、ここでは説
明しない。ここでは、コンテンツ或いは必要とするコン
テンツサマリーが決定してからの動作について説明す
る。自動キャッシュ更新, リンク先読み, 或いはキャッ
シュサーバ連携を行うコンテンツ, コンテンツサマリー
について、それらを取得するために接続したいキャッシ
ュサーバの位置情報(ネットワークアドレス) を経路計
算部108 へ渡し経路計算を要求する(F201)。経路計算部
では、QoS経路情報取得部102 から得られたQoS 経路情
報を基に、渡されたネットワークアドレスへの最大残余
帯域経路およびこの経路上の最小残余帯域を求め、要求
元(自動キャッシュ更新部105,リンク先読み制御部104,
あるいはキャッシュサーバ連携部107)へ渡す(F202)。最
大残余帯域経路およびその経路における最小残余帯域を
得た要求元では、それらに基づいて、コンテンツの取得
を行うかどうかを決定する(F203)。例えば、最大残余帯
域があらかじめ決めた値以上であれば、コンテンツある
いはコンテンツサマリーの取得を行うと決定する。或い
は、最小残余帯域が予め定められている値以上で、且つ
最大残余帯域経路のホップ数が予め定められている値以
下であれば、取得すると判断する。取得を行う場合、経
路計算部108 から得られた最大残余帯域経路を、経路設
定部109 に渡し、経路設定部109は最寄りの経路設定可
能ルータR200に上記最大残余帯域経路を示す経路情報を
送る。これにより、経路設定可能ルータR200を始めとす
る経路上の経路設定可能ルータが連携してネットワーク
上に経路を設定する(F204)。その後、要求元は、設定さ
れた経路を利用して該当コンテンツ或いは該当コンテン
ツサマリーを取得し、記憶装置106 へ保存する(F205)。
その後、経路設定部109 へ指示を出し、設定した経路を
解除させる(F206)。コンテンツ取得を行わない場合(F20
7)は、そのまま処理終了となる。
【0056】以上の動作によって、ネットワーク上の空
いている帯域を有効活用し、従来のキャッシュサーバで
は、自動キャッシュ更新、リンク先読み、キャッシュサ
ーバ連携動作、が行えなかった状況においても、本発明
のネットワークシステムでは、それらを行うことができ
る可能性が高まる。
【0057】
【第3の実施の形態】本発明の第3の実施の形態の構成
例を図9のブロック図に示す。キャッシュサーバC1〜C3
が、QoS 経路参照中継制御キャッシュサーバC301〜C303
に置き換わっている点と、中継サーバM301,M302 が存在
する点と、ルータR0〜R4がルータR100〜R104(機能はル
ータR0〜R4と同じ)で置き換わっている点以外は従来の
ネットワークシステム(図36)と同じである。尚、Qo
S 経路参照中継制御キャッシュサーバが、中継サーバの
役割を同時に果たす構成をとってもよい。つまり、1つ
の筐体内に、QoS 経路参照中継制御キャッシュサーバの
機能部分と、中継サーバの機能部分とを組み込むように
しても良い。更に、1つの筐体内にルータの機能部分
と、QoS 経路参照中継キャッシュサーバの機能部分と、
中継サーバの機能部分とを組み込み、ルータがQoS 経路
参照中継制御キャッシュサーバ,中継サーバの役割を同
時に果たす構成をとってもよい。
【0058】中継サーバM301,M302 の機能は、QoS 経路
参照中継制御キャッシュサーバC401〜C403の指示に従っ
て、Web コンテンツや、コンテンツサマリーを中継し
て、キャッシュサーバC401〜C403へ配送することであ
る。動作は、C401〜C403の指示に従って、C401〜C403の
代わりにWeb コンテンツやコンテンツサマリーを、Web
サーバ, QoS 経路参照中継制御キャッシュサーバ, 或い
は中継サーバから取得し、指示を出したQoS 経路参照中
継制御キャッシュサーバC401〜C403, 或いは他の中継サ
ーバが、それを取りにくるまでの間、記憶しておくこと
である。中継のタイミングについては、指示をしたQoS
経路参照中継制御キャッシュサーバC401〜C403 が指定
する。
【0059】QoS 経路参照中継制御キャッシュサーバC4
01〜C403は、QoS 経路情報を受け取り、その情報を基
に、自動キャッシュ更新動作、リンク先読み動作, およ
びキャッシュサーバ連携動作のためのデータ(Web コン
テンツとコンテンツサマリー)を、中継サーバを利用し
て取得するキャッシュサーバである。図10が、QoS 経
路参照中継キャッシュサーバC401の構成例を示すブロッ
ク図である。従来のキャッシュサーバの内部構成(図3
7)と比べて違いのある、QoS 経路情報取得部102,リン
ク先読み制御部104,自動キャッシュ更新部105,キャッシ
ュサーバ連携部107,中継制御部110 について説明する。
【0060】● QoS経路情報取得部102:本発明の第1の
実施の形態の図2の、QoS 経路情報取得部と同じ機能を
有する。QOS 経路制御プロトコル情報を受け取る。
【0061】●中継制御部110:リンク先読み制御部104,
自動キャッシュ更新部105,キャッシュサーバ連携部107
から、取得したいWeb コンテンツ, コンテンツサマリー
を特定するための情報を受け取り、QoS 経路情報取得部
102 から受け取ったネットワークの負荷状況を基に、取
得するかどうか、また、どの中継サーバを中継して取得
するかを決定する。中継サーバを全く経由させない場合
もあり得る。取得する場合には、中継を行う全ての中継
サーバへ中継の指示を出し、Web コンテンツ、コンテン
ツサマリーを実際に中継して取得させる。
【0062】●リンク先読み制御部104:記憶装置106 に
保存されているWeb コンテンツ内に記述されている、関
連情報へのリンク( 関連情報が保存されているネットワ
ーク上の場所を示すもの) の中で、記憶装置106 内には
存在しないが、これからアクセスがありそうなものを見
つけ、そのコンテンツを中継制御部110 に指示して取得
する。取得できた場合には、記憶装置106 に記憶する。
【0063】●自動キャッシュ更新部105:記憶装置106
内に保存されいているWeb コンテンツについて、元々そ
のコンテンツが存在したWeb サーバ上のでのコンテンツ
内容の更新間隔を調査し、キャッシュ内容を更新する時
刻を決定する。決定した時刻に、そのコンテンツを中継
制御部110 に指示して取得する。取得できた場合にい
は、それを記憶装置106 に記憶する。
【0064】●キャッシュサーバ連携部107:キャッシュ
サーバ間で、再分配, 共有, 鮮度比較を行うため、キャ
ッシュサーバ間で、それぞれが持つコンテンツの一覧
や、各キャッシュサーバが持つコンテンツのキャッシュ
としての有効性を示す情報(コンテンツサマリー)を他
のキャッシュサーバと交換し、その情報を基に、必要に
応じてコンテンツを交換する処理を行う。このコンテン
ツやコンテンツサマリーの交換を行う時には、そのコン
テンツ、あるいはコンテンツサマリーを中継制御部110
に指示して取得する。取得できた場合には、記憶装置10
6 に記憶する。
【0065】QoS 経路参照中継制御キャッシュサーバC4
01は、コンピュータによって実現されるものであり、デ
ィスク, 半導体メモリ等の記録媒体K3には、コンピュー
タをQoS 経路参照中継制御キャッシュサーバとして機能
させるためのプログラムが記録されている。このプログ
ラムは、コンピュータによって読み取られ、コンピュー
タの動作を制御することで、コンピュータを通信インタ
ーフェース部101,QoS経路情報取得部102,キャッシュ動
作部, リンク先読み制御部104,自動キャッシュ更新部10
5,キャッシュサーバ連携部107,中継制御部110 として機
能させる。
【0066】本発明の第3の実施例の形態における、自
動キャッシュ動作,リンク先読み動作及びキャッシュサ
ーバ連携動作を、図11のフローチャートに示す。自動
キャッシュ更新部105 が、自動更新するコンテンツを決
定する部分, リンク先読み制御部104 が、リンク先読み
を行うコンテンツを決定する部分、そして、キャッシュ
サーバ連携部107 が、必要とするコンテンツやコンテン
ツサマリーを決定する部分は、従来のキャッシュサーバ
のものと変わらないため、ここでは説明しない。ここで
は、必要とするコンテンツ或いはコンテンツサマリーを
決定してからの動作について説明する。
【0067】自動キャッシュ更新, リンク先読み, 或い
はキャッシュサーバ連携を行うコンテンツ, コンテンツ
サマリーについて、それらを取得するために接続したい
キャッシュサーバ或いはWeb サーバのネットワークアド
レスを中継制御部110 に渡す(F401)。中継制御部110 で
は、予め認識している中継サーバの位置情報及びQoS経
路情報取得部102 から得られたQoS 経路情報を基に、渡
されたネットワークアドレスからコンテンツを取得すべ
きか否かを、また、取得するなら、どの経路と中継サー
バを用いるかを決定する(F402)。取得する場合(F403)に
は、中継制御部110 が中継サーバを制御してコンテンツ
を取得し、要求元(自動キャッシュ更新部105,リンク先
読み制御部104 或いはキャッシュサーバ連携部107)へそ
れを渡す(F404)。コンテンツの取得を行わない場合(F40
5)は、そのまま終了する。
【0068】次に、具体例を挙げて、本実施例の形態の
動作を説明する。図9のネットワークシステムにおい
て、QoS 経路参照中継制御キャッシュサーバC301が、We
b サーバS1から、或るコンテンツαを取得する場合を例
にして説明する。この時のWebサーバS1からQoS 経路参
照中継制御キャッシュサーバC301までの経路(各ルータ
内のルーティングテーブルの内容によって決まる経路)
が、S1→R102→L1→R101→L0→R100→C301であり、QoS
経路情報取得部から得られたQoS 経路情報が、図12に
示すものあったとする。リンク帯域の90% 以上を使用し
ている時に、輻輳状態であると判断するとすれば、Web
サーバS1からQoS 経路参照中継制御キャッシュサーバC3
01までの経路上にあるリンクL1において、輻輳状態にあ
ると考えられる。このように、経路上に輻輳部分(リン
クL1) が存在する場合は、中継制御部110 は、ネットワ
ーク上に存在する中継サーバM301,M302 を使用すること
により、輻輳部分を通らない、Web サーバS1からQoS 経
路参照中継制御キャッシュサーバC301への経路を設定で
きるか否かを調べる。今、例えば、ルーティングテーブ
ルの内容によって決まるWeb サーバS1から中継サーバM3
01への経路がS1→R102→L3→R103→M301であり、中継サ
ーバM301から中継サーバM302への経路がM301→R103→L2
→R101→M101であるとすると、中継サーバM301,M302 を
使用することにより、輻輳部分(リンクL1) を通らない
経路S1→R102→L3→R103→M301→R103→L2→R101→M302
→R101→L0→R100→C301を設定できるので、中継サーバ
M301,M302へ指示を出して、リンク帯域の使用率が90%
以下のリンクのみを使用したS1→R102→L3→R103→M301
(中継) M301→R103→L2→R101→M302 (中継) M302→R1
01→L0→R100→C301の経路で、コンテンツを中継させ
る。より具体的には、QoS 経路参照中継制御キャッシュ
サーバC301は、先ず、中継サーバM301に対して、Webサ
ーバS1からコンテンツαを取得することを指示する。こ
れにより、中継サーバM301は、S1→R102→L3→R103→M3
01の経路で、Web サーバS1からコンテンツαを取得し、
それを保持する。その後、QoS 経路参照中継制御キャッ
シュサーバC301は、中継サーバM302に対して、中継サー
バM301からコンテンツαを取得することを指示する。こ
れにより、中継サーバM302は、中継サーバM301が保持し
ているコンテンツαを、M301→R103→L2→R101→M302の
経路で取得する。その後、QoS 経路参照中継制御キャッ
シュサーバC301は、中継サーバM302が保持しているコン
テンツを、M302→R101→L0→R100→C301の経路で取得す
る。尚、図12に示した各リンクの内の、リンクL3の
リンク負荷が90%であった場合は、ルーティングテーブ
ルの内容によって決まる経路では、コンテンツの転送を
行うことができないことになる。このような場合は、例
えば、次のような処理を行う。中継制御部110 は、QoS
経路情報に基づいて、輻輳部分を通らないWeb サーバS1
からQoS 経路参照中継制御キャッシュサーバC301への経
路を求める。その際、中継制御部110は、ルーティング
テーブルの内容によって決まる経路は、無視して経路を
求める。この場合、輻輳部分を通らない経路として、S1
→R102→L5→R104→L4→R103→L2→R101→L0→R100→C3
01が求まる。その後、中継制御部110 は、使用する中継
サーバとして、上記経路上に存在する全ての中継サーバ
或いは一部の中継サーバを選択する。今、例えば、経路
上に存在する全ての中継サーバを使用するとすると、中
継制御部110 は、中継サーバM301,M302 を選択すること
になる。その後、中継制御部110 は、経路上の最も上流
側に位置する中継サーバM301に対して、コンテンツα
を、S1→R102→L5→R104→L4→R103の経路で取得するこ
とを、ソースルートオプション等の経路指定手法を用い
て指示する。この指示に応答して、中継サーバM301は、
S1→R102→L5→R104→L4→R103の経路で、コンテンツα
をWebサーバS1から取得する。その後、中継サーバM302
に対して、コンテンツαを中継サーバM301から、取得す
ることを指示する。これにより、中継サーバM302は、中
継サーバM301からコンテンツαを取得する。そして、最
後に、QoS 経路参照中継制御キャッシュサーバC301が、
中継サーバM302からコンテンツαを取得する。
【0069】また、QoS 経路情報取得部102 から得られ
たQoS 経路情報が、図13に示すものであった場合は、
ネットワーク上に存在する中継サーバM301,M302 を使用
しても輻輳部分(リンクL0) を含まない経路を設定でき
ないので、中継制御部110 は、ルーティングテーブルの
内容によって定まる経路S1→R102→L1→R101→L0→R100
→C301上に存在する中継サーバの内の、Web サーバから
そこに至るまでの経路に輻輳部分が存在しない中継サー
バまで(輻輳部分に最も近い中継サーバでなくても良
い。但し、輻輳部分に最も近い中継サーバまで転送させ
るのが最も効率的である)、コンテンツαを転送させて
おく。この図13の例の場合は、中継サーバM302に指示
を出し、S1→R102→L1→R101→M302の経路で、中継サー
バM302までコンテンツを転送しておく。その後、中継制
御部110 は、リンクL0の輻輳状態の改善を待って(改善
したかどうかも、QoS 経路情報取得部102 から得られ
る)、M302→R101→L1→R100→C301の経路で、中継サー
バM302が保持していたコンテンツαを取得する。
【0070】以上の動作によって、ネットワーク上の空
いている帯域を有効活用し、従来のキャッシュサーバで
は、自動キャッシュ更新、リンク先読み、キャッシュサ
ーバ連携動作が行えなかった状況においても、本発明の
ネットワークシステムでは、それらを行うことができる
可能性が高まる。更に、経路上に存在する途中の中継サ
ーバまで、コンテンツを転送させておき、輻輳状態の改
善を待って中継サーバからコンテンツを取得することが
可能になるので、輻輳状態の改善を待ってWebサーバか
らコンテンツを取得する場合に比較して、コンテンツの
取得に要する時間を短くすることができる。
【0071】
【第4の実施の形態】本発明の第4の実施の形態を図1
4のブロック図に示す。第3の実施の形態と類似してい
るが、ルータが、第2の実施の形態で説明した、 MPLS
プロトコルなどが動作し、QoS 経路参照中継制御キャッ
シュサーバ(C401〜C403) が指定する経路情報(通信を
行う2つのキャッシュサーバのネットワークアドレス
と、通信を識別するポート番号等の識別子と、キャッシ
ュ経路を構成するルータ名の列からなる) を元に必要な
経路設定する事が可能な、経路設定可能ルータR200〜R2
04に置き換えられている。また、QoS 経路参照中継制御
キャッシュサーバC401〜C403は、第3の実施の形態で説
明した、QoS 経路参照中継制御キャッシュサーバに、経
路設定可能ルータR200〜R204に対する経路設定機能を追
加したものである。尚、QoS 経路参照中継制御キャッシ
ュサーバが、中継サーバの役割を同時に果たす構成をと
ってもよい。つまり、1つの筐体内に、QoS 経路参照中
継制御キャッシュサーバの機能部分と、中継サーバの機
能部分とを組み込むようにしても良い。更に、1つの筐
体内に経路設定可能ルータの機能部分と、QoS 経路参照
中継キャッシュサーバの機能部分と、中継サーバの機能
部分とを組み込み、ルータがQoS 経路参照中継制御キャ
ッシュサーバ,中継サーバの役割を同時に果たす構成を
とってもよい。C401〜C403の構成例を図15のブロック
図に示す。第3の実施の形態との違いのある、中継制御
部110,経路設定部109 の動作について説明する。
【0072】●経路制御部109:中継制御部110 の指定す
る経路情報に従って、経路設定可能ルータのMPLS等のプ
ロトコルに対して、経路指定を要求する。また、中継制
御部110 の要求によって経路の解除も行う。
【0073】●中継制御部110:第3の実施の形態の中継
制御部110 と動作はほぼ同じであるが、QoS 経路情報
と、経路設定部109 による経路迂回も考慮した中継制御
を行う。
【0074】QoS 経路参照中継制御キャッシュサーバC4
01は、コンピュータによって実現されるものであり、デ
ィスク, 半導体メモリ等の記録媒体K4には、コンピュー
タをQoS 経路参照中継制御キャッシュサーバとして機能
させるためのプログラムが記録されている。このプログ
ラムは、コンピュータによって読み取られ、コンピュー
タの動作を制御することで、コンピュータ上に、通信イ
ンターフェース部101,QoS 経路情報取得部102,キャッシ
ュ動作部103,リンク先読み制御部104,自動キャッシュ更
新部105,キャッシュサーバ連携部107,中継制御部110,経
路設定部109 を実現する。
【0075】本発明の第4の実施例の形態における、自
動キャッシュ動作,リンク先読み動作及びキャッシュサ
ーバ連携動作を、図16のフローチャートに示す。自動
キャッシュ更新部105 が、自動更新するコンテンツを決
定する部分,リンク先読み制御部104 が、リンク先読み
を行うコンテンツを決定する部分、そして、キャッシュ
サーバ連携部107 が、必要とするコンテンツやコンテン
ツサマリーを決定する部分は、従来のキャッシュサーバ
のものと変わらないため、ここでは説明しない。ここで
は、必要とするコンテンツ或いはコンテンツサマリーが
決定してからの動作を説明する。
【0076】自動キャッシュ更新,リンク先読み,或い
はキャッシュサーバ連携を行う際に必要となるコンテン
ツ,コンテンツサマリーについて、それらを取得するた
めに接続したいQoS 経路参照中継制御キャッシュサーバ
等のキャッシュサーバ,或いはWeb サーバのネットワー
クアドレスを中継制御部110 へ渡す(F501)。中継制御部
110 では、予め認識している中継サーバの位置情報およ
びQoS 経路情報取得部102 から得られたQoS 経路情報を
基に、渡されたネットワークからコンテンツを取得する
か否か、また、取得するなら、どの経路と中継サーバを
用いるかを決定する(F502)。取得する場合(F503)には、
経路設定部109 へ決定した経路に基づいて経路設定を指
示し、経路設定部109 が経路設定を完了した後(F504)、
該当コンテンツ或いは該当コンテンツサマリーを、中継
制御部110 が中継サーバを制御して取得し、要求元(自
動キャッシュ更新部105,リンク先読み制御部104 或いは
キャッシュサーバ連携部107)へそれを渡す(F505)。その
後、経路設定部109 へ設定した経路の解除を指示し(F50
6)、処理を終了する。コンテンツの取得を行わない場合
(F507)は、直ちに処理終了となる。
【0077】次に、具体例を挙げて、本実施の形態の動
作を説明する。図14のネットワークシステムにおい
て、QoS 経路参照中継制御キャッシュサーバC401が、We
b サーバS1から、あるコンテンツαを取得する場合を例
に挙げて動作を説明する。この時、ルーティングテーブ
ルの内容によって決まる経路が下記のものであったとす
る。
【0078】S1からC401までの経路: S1→R202→L1→R2
01→L0→R200→C401 S1からM302までの経路: S1→R202→L1→R201→M302 S1からM301までの経路: S1→R202→L3→R203→M301 M301からM302までの経路: M301→R203→L2→R201→M301
【0079】また、QoS 経路情報取得部102 から得られ
たQoS 経路情報が、図17のようであったとする。リン
ク帯域の90% 以上を使用している時に、輻輳状態である
と判断するとすれば、QoS 経路参照中継制御キャッシュ
サーバC401からWeb サーバS1までの経路上にあるリンク
L1において、輻輳状態にあると考えられる。このような
場合、中継制御部110 は、先ず、ルーティングテーブル
の内容によって決まる経路上に輻輳部分が存在するか否
かを調べる。もし、存在しなければ、その経路を使用し
てコンテンツ等の転送を行う。しかし、この例の場合、
上記経路上に輻輳部分(リンクL1) が存在するので、ネ
ットワーク上に存在する中継サーバM301,M302 及び経路
設定可能ルータR200〜R204を使用することにより、輻輳
部分(リンクL1,L3)を通らない、Web サーバWeb サーバ
S1からQoS 経路参照中継制御キャッシュサーバC401への
経路を設定できるか否かを調べる。この例の場合は、中
継サーバM301,M302 及び経路設定可能ルータR200〜R204
を使用することにより、輻輳部分を含まない経路S1→R2
02→L5→R204→L4→R203→M301→R203→L2→R201→M302
→R201→L0→R200→C401を設定できるので、中継制御部
110 は、経路設定部109 に対して上記経路を通知する。
これにより、経路設定部109 は、最寄りの経路設定可能
ルータR200に経路の設定を指示する。その後、中継制御
部110 は、中継サーバM301,M302 に対して指示を出し、
リンク帯域の使用率が90% 以下のリンクのみを使用した
S1→R102→L5→R104→L4→R103→M301 (中継) M301→R1
03→L2→R101→M302 (中継) M302→R101→L0→R100→C4
01の経路でコンテンツを中継させる。
【0080】また、QoS 経路情報取得部102 から得られ
たQoS 経路情報が、図18に示すものであった場合は、
ネットワーク上に存在する中継サーバM301,M302 を使用
しても輻輳部分(リンクL0) を含まない経路を設定でき
ないので、中継制御部110 は、ルーティングテーブルの
内容によって定まる経路S1→R202→L1→R201→L0→R200
→C401上に存在する中継サーバの内の、Web サーバS1か
らそこに至るまでの経路に輻輳部分が存在しない中継サ
ーバまで(輻輳部分に最も近い中継サーバでなくても良
い。但し、輻輳部分に最も近い中継サーバまで転送させ
るのが最も効率的である)、コンテンツαを転送させて
おく。この図18の例の場合は、中継サーバM302に指示
を出し、S1→R202→L1→R201→M302の経路で、中継サー
バM302までコンテンツαを転送しておく。その後、中継
制御部110 は、リンクL0の輻輳状態の改善を待って(改
善したかどうかも、QoS 経路情報取得部102 から得られ
る)、M302→R201→L1→R200→C401の経路で、中継サー
バM302が保持していたコンテンツαを取得する。
【0081】以上の動作で設定される経路は、経路設定
機能のなかった第3の実施の形態では、ソースルートオ
プション等の経路指定手法を使用しなければ、設定不可
能な経路である。以上の動作によって、ネットワーク上
の空いている帯域を有効活用し、従来のキャッシュサー
バでは、自動キャッシュ更新、リンク先読み、キャッシ
ュサーバ連携動作が行えなかった状況においても、本発
明のネットワークシステムでは、それらを行うことがで
きる可能性が高まる。
【0082】
【第5の実施の形態】本発明の第5の実施の形態のネッ
トワークシステム構成は、図19のブロック図に示すよ
うに、従来の技術で説明したネットワークシステム(図
36)のキャッシュサーバC1〜C3が、優先度機能付きキ
ャッシュサーバC501〜C503に置き換わり、ルータR0〜R4
が、優先制御可能ルータR300〜R304に置き換わってい
る。優先制御可能ルータR300〜R304は、パケットに付与
された優先度情報を基に、パケットをリンクに送出する
際の優先度を制御できるものである。優先度機能付きキ
ャッシュC501〜C504の構成例を図20のブロック図に示
す。
【0083】●通信インターフェース部501:キャッシュ
動作部503,リンク先読み制御部504,自動キャッシュ更新
部505,キャッシュサーバ連携部507 に対して、ネットワ
ークからのデータ(パケット)を受け渡す。また、優先
度情報付加部508 から優先度情報の付加されたパケット
を受け取り、ネットワークへ送信する。また、優先度付
与部509 に対してもネットワークとのデータの送受信を
行う。
【0084】●キャッシュ動作部503:通信インターフェ
ース部501 を介して端末からのWebコンテンツへのアク
セス要求を受け取り、記憶装置506 にそのコンテンツが
存在するかどうか検索する。存在しない場合、該当する
Web サーバ、或いは、他のキャッシュサーバへアクセス
を行い、コンテンツを取得して記憶装置506 へ格納する
と共に、そのコンテンツを要求元の端末へと送る。存在
する場合には、そのコンテンツを端末へと送信する。但
し、存在する場合でも、更新チェック動作をする場合
は、保持しているコンテンツの最終更新日時が、Web サ
ーバの保持しているコンテンツの最終更新日時より古い
かどうかをチェックし、古い場合には、Web サーバのコ
ンテンツを取得し、記憶装置506 へ保持すると同時に、
端末へコンテンツ情報を受け渡す。以上の通信に関し
て、キャッシュ動作部503 は、通信前に、通信相手のネ
ットワークアドレスを含む優先度の付与要求を優先度付
与部509 に受け渡し、優先度付与部509 から付与された
優先度と送信パケットとを優先度情報付加部508 に渡
す。これにより、優先度情報付加部508 は、送信パケッ
トに上記優先度を示す優先度情報を付加してネットワー
クへ送信する。
【0085】●リンク先読み制御部504:記憶装置506 に
保存されているWeb コンテンツ内に記述されている、関
連情報へのリンク(関連情報が保存されているネットワ
ーク上の場所を示すもの) の中で、記憶装置506 内には
存在しないが、これからアクセスがありそうなものを見
つけ、該当するコンテンツを取得して記憶装置506 に保
存する。以上の通信に関して、リンク先読み制御部504
は、通信前に、通信相手のネットワークアドレスを含む
優先度の付与要求を優先度付与部509 に受け渡し、優先
度付与部509 から付与された優先度と送信パケットとを
優先度情報付加部508 に渡す。これにより、優先度情報
付加部508 は、送信パケットに上記優先度を示す優先度
情報を付加してネットワークへ送信する。
【0086】●自動キャッシュ更新部505:記憶装置506
内に保存されいているWeb コンテンツについて、元々そ
のコンテンツが存在したWeb サーバ上でのコンテンツ内
容の更新間隔を調査し、キャッシュ内容を更新する時刻
を決定する。該当するコンテンツを取得して記憶装置10
6 に保存する。以上の通信に関して、自動キャッシュ更
新部505 は、通信前に、通信相手のネットワークアドレ
スを含む優先度の付与要求を優先度付与部509 に受け渡
し、優先度付与部509 から付与された優先度と送信パケ
ットとを優先度情報付加部508 に渡す。これにより、優
先度情報付加部508 は、送信パケットに上記優先度を示
す優先度情報を付加してネットワークへ送信する。
【0087】●記憶装置506:様々なWeb コンテンツ,コ
ンテンツサマリーを記憶している。
【0088】●キャッシュサーバ連携部507:キャッシュ
サーバ間で、再分配、共有、鮮度比較を行うため、キャ
ッシュサーバ間で、それぞれが持つコンテンツの一覧
や、各キャッシュサーバが持つコンテンツのキャッシュ
としての有効性を示す情報(コンテンツサマリー)を他
のキャッシュサーバと交換し、その情報を基に、必要に
応じてコンテンツを交換する処理を行う。以上の通信に
関して、通信前に、通信相手のネットワークアドレスを
含む優先度の付与要求を優先度付与部509 に受け渡し、
優先度付与部509 から付与された優先度と送信パケット
とを優先度情報付加部508 に渡す。これにより、優先度
情報付加部508 は、送信パケットに上記優先度を示す優
先度情報を付加してネットワークへ送信する。
【0089】●優先度情報付加部508:キャッシュ動作部
503,リンク先読み制御部504,自動キャッシュ更新部505,
キャッシュサーバ連携部507 から送信パケット, 優先度
が渡されたとき、上記送信パケットに上記優先度を示す
優先度情報を付加して通信インターフェース部501 へ受
け渡す。
【0090】●優先度付与部509:キャッシュ動作部503,
リンク先読み制御部504,自動キャッシュ更新部505,キャ
ッシュサーバ連携部507 から優先度の付与要求があった
場合、要求元に優先度を付与する。付与する優先度の決
定方法は、種々採用できるが、例えば、次の(a) 〜(c)
の方法を採用することができる。
【0091】(a) 要求元毎に、予め付与する優先度を決
めておき、優先度の付与要求があった場合、その要求元
に対して予め決められている優先度を付与する。具体的
には、リンク先読み制御部504,自動キャッシュ更新部50
5,キャッシュサーバ連携部507 に付与する優先度を、キ
ャッシュ動作部503 に付与する優先度や、他の通信手段
(図示せず)に付与する優先度よりも低くする。 (b) 要求元毎に、通信相手先への経路上の負荷に応じた
優先度を決めておき(同じ負荷については、リンク先読
み制御部503,自動キャッシュ更新部505,キャッシュサー
バ連携部507 の優先度が、キャッシュ動作部504 の優先
度や、他の通信手段の優先度よりも低くなるように決め
ておく)、優先度の付与要求があった場合、経路上の負
荷を求め、要求元に対して決められている各負荷に応じ
た優先度の内の、上記求めた負荷に対応する優先度を付
与する。具体的には、通信相手先への経路上の負荷が高
ければ、優先度を低くし、負荷が低ければ優先度を高く
する。尚、この方法の場合には、優先度付与部509 に、
QoS 経路情報取得部502 が取得したQoS 経路情報に基づ
いて、通信相手先への経路上の負荷を求める機能を付加
する必要がある。また、要求元は、優先度付与部509 に
対して、通信相手先のネットワークアドレスを含む優先
度の付与要求を渡す。 (c) 通信するコンテンツの内容(動画,テキスト,サイ
ズ等)に応じて、優先度を付与する。具体的には、コン
テンツの内容が動画がある場合は、高い優先度を付与
し、テキストである場合は低い優先度を付与する。尚、
この場合、要求元は、優先度付与部509 に対してコンテ
ンツの内容を含む、優先度の付与要求を渡す。また、要
求元は、記憶装置506 に格納されているコンテンツに付
与されている拡張子に基づいて、コンテンツの内容を判
断する。
【0092】また、上記した(a) 〜(c) 以外にも、通信
相手が優先度機能付きキャッシュサーバ等の、優先度制
御が可能なホストで、優先度付与部509 と同等の機能を
持つ場合は、お互いに通信して優先度を決定するように
しても良い。また、通信相手が、パケットをどの優先度
に設定して送出してもらいたいかを、指定する場合もあ
る。
【0093】●QoS 経路情報取得部502:図2に示したQo
S 経路情報取得部102 と同様の機能を有する。
【0094】優先度機能付きキャッシュサーバC501は、
コンピュータによって実現されるものであり、ディス
ク, 半導体メモリ等の記録媒体K5には、コンピュータを
優先度機能付きキャッシュサーバとした機能させるため
のプログラムが記録されている。このプログラムは、コ
ンピュータによって読み取られ、コンピュータの動作を
制御することで、コンピュータ上に、通信インターフェ
ース部501,QoS 経路情報取得部502,キャッシュ動作部50
3,リンク先読み制御部504,自動キャッシュ更新部505,キ
ャッシュサーバ連携部507,優先度情報付加部508,優先度
付与部509 を実現する。
【0095】本発明の第5の実施の形態における、キャ
ッシュ動作, 自動キャッシュ更新動作、リンク先読み動
作, および、キャッシュサーバ連携動作を、図21のフ
ローチャートに示す。各動作での、通信相手の決定につ
いては、従来のキャッシュサーバと同様なので、フロー
チャートには、通信相手決定後の動作がかかれている。
【0096】先ず、キャッシュ動作部503,リンク先読み
制御部504,自動キャッシュ更新部505,キャッシュサーバ
連携部507 の内、取得したいWeb コンテンツ,コンテン
ツサマリーがあるもの(要求元)が、取得したいコンテ
ンツ,コンテンツサマリーを保持している、Web サーバ
或いは優先機能付きキャッシュサーバ等のキャッシュサ
ーバのネットワークアドレスを含む優先度の付与要求を
優先度付与部509 へ渡す(F301)。優先度付与部509 で
は、付与要求に含まれているネットワークアドレスと、
要求元がキャッシュ動作部503,リンク先読み制御部504,
自動キャッシュ更新部505,キャッシュサーバ連携部507
の内の何れであるかに依存して、付与する優先度を決定
する。通信相手が優先度制御部と同等の機能を持ってい
る場合、通信相手と通信して、どの優先度を使用する
か、また、相手から到着するパケットの優先度を何に設
定してもらいたいか等を指定する場合もある。優先度を
決定すると、優先度付与部509 はそれを要求元へ通知す
る(F302)。要求元では、通知された優先度と、送信パケ
ット(取得を要求するコンテンツを示す情報が含まれて
いる)を優先度情報付加部508 に渡す。優先度情報付加
部508 は、送信パケットに上記優先度を示す優先度情報
を付加し、通信インターフェース部501 に渡す。これに
より、通信相手先との間で、上記優先度情報によって示
される優先度でパケットの送受信が行われ、Web コンテ
ンツ、コンテンツサマリーが取得される(F303)。
【0097】以上の動作によって、従来のキャッシュサ
ーバでは、自動キャッシュ更新,リンク先読み,キャッ
シュサーバ連携動作が行えなかった、ネットワークの一
部が輻輳を起こしている場合でも、本発明のネットワー
クシステムでは、自動キャッシュ更新,リンク先読み,
キャッシュサーバ連携動作に関する通信の優先度を低く
した通信が可能となるため、ネットワークの輻輳状態を
悪化させることなくそれらを行うことができる。
【0098】
【第6の実施の形態】本発明の第6の実施の形態のネッ
トワークシステム構成は、図22のブロック図に示すよ
うに、従来の技術で説明したネットワークシステム(図
36)のキャッシュサーバC1〜C3が、優先度機能付きキ
ャッシュサーバC601〜C603に置き換わり、ルータR0〜R4
が、優先制御可能ルータR600〜R604に置き換わってい
る。
【0099】優先制御可能ルータR600〜R604は、優先度
機能付きキャッシュサーバC601〜C603から通信フロー及
び優先度が指示されることにより、ネットワーク上を流
れるパケットの内の上記指示された通信フローに関する
パケットに、上記指示された優先度を示す優先度情報を
付与する機能と、パケットに付与された優先度情報を基
に、パケットをリンクに送出する際の優先度を制御する
機能を持つ。特定の通信フローは、例えば、パケットヘ
ッダに含まれる、通信を行う両端のホスト(キャッシュ
サーバやWeb サーバ)のネットワークアドレス情報,通
信を識別するポート番号情報,プロトコル情報等の組に
よって定義され、特定の通信フローの識別は、パケット
毎に、これらの情報の組が、予め優先度機能付きキャッ
シュサーバから与えられた組と一致するかどうか判断す
ることで実現できる。尚、特に指定のないフローに対し
ては、前もって決められた、ある優先度(デフォルト優
先度PDと呼ぶ)で扱われる。
【0100】優先度機能付きキャッシュサーバC601の構
成例を図22のブロック図に示す。以下に、優先度機能
付きキャッシュサーバC601の各構成要素について説明す
る。尚、他の優先度機能付きキャッシュサーバC602,C60
3 も同様の構成を有する。
【0101】●通信インターフェース部601:キャッシュ
動作部603,リンク先読み制御部604,自動キャッシュ更新
部605,キャッシュサーバ連携部607 に対して、ネットワ
ークからのデータ(パケット)を受け渡す。
【0102】●QoS 経路情報取得部602:図2に示したQo
S 経路情報取得部102 と同様の機能を有する。
【0103】●キャッシュ動作部603:通信インターフェ
ース部601 を介して端末からのWebコンテンツへのアク
セス要求を受け取り、記憶装置606 にそのコンテンツが
存在するかどうか検索する。存在しない場合は、該当す
るWeb サーバ或いは他のキャッシュサーバへアクセスを
行い、コンテンツを取得して記憶装置606 へ格納すると
共に、そのコンテンツを要求元の端末へと送る。存在す
る場合には、そのコンテンツを端末へと送信する。但
し、存在する場合でも、更新チェック動作をする場合
は、保持しているコンテンツの最終更新日時が、Web サ
ーバの保持しているコンテンツの最終更新日時より古い
かどうかをチェックし、古い場合には、Webサーバのコ
ンテンツを取得し、記憶装置606 へ保持すると同時に、
端末へコンテンツ情報を受け渡す。以上のコンテンツ取
得のための通信に関して、キャッシュ動作部603 は、次
に述べる「優先度設定動作」を行う。
【0104】・「優先度設定動作」通信前に、通信相手
のネットワークアドレスを含む優先度の付与要求を優先
度付与部609 に受け渡し、優先度付与部609 から(優先
度設定ルータアドレス、次ホップルータアドレス、優先
度) の組(複数組ある場合もある) の情報を受け取る。
そして、通信フロー識別情報と、上記情報に含まれてい
る次ホップルータアドレス及び優先度とを、上記情報に
含まれている優先度設定ルータアドレスの示すルータそ
れぞれへルータ優先度設定部610 を利用して通知し、優
先度を設定する。通信終了後、上記の設定を解除する。
【0105】●リンク先読み制御部604:記憶装置606 に
保存されているWeb コンテンツ内に記述されている関連
情報へのリンクの中で、記憶装置606 内には該当するコ
ンテンツは存在しないが、これからアクセスがありそう
なものを見つけ、該当するコンテンツを取得して記憶装
置606 に保存する。また、以上のコンテンツ取得のため
の通信に関して、先に定義した「優先度設定動作」も併
せて行う。
【0106】●自動キャッシュ更新部605:記憶装置606
内に保存されいているWeb コンテンツについて、元々そ
のコンテンツが存在したWeb サーバ上でのコンテンツ内
容の更新間隔を調査し、キャッシュ内容を更新する時刻
を決定する。該当するコンテンツを取得して記憶装置60
6 に保存する。また、上記のコンテンツ取得のための通
信に関して、先に定義した「優先度設定動作」も併せて
行う。
【0107】●記憶装置606:様々なWeb コンテンツ,コ
ンテンツサマリーを記憶している。
【0108】●キャッシュサーバ連携部607:キャッシュ
サーバ間で、再分配,共有,鮮度比較を行うため、キャ
ッシュサーバ間で、それぞれが持つコンテンツの一覧
や、各キャッシュサーバが持つコンテンツのキャッシュ
としての有効性を示す情報(コンテンツサマリー)を他
のキャッシュサーバと交換し、その情報を基に、必要に
応じてコンテンツを交換する処理を行う。また、以上の
コンテンツサマリーの通信やコンテンツ交換のための通
信に関して、先に定義した「優先度設定動作」も併せて
行う。
【0109】●優先度付与部609:キャッシュ動作部603,
リンク先読み制御部604,自動キャッシュ更新部605,キャ
ッシュサーバ連携部607 から優先度の付与要求があった
場合、要求元に対して、どのルータに対して、どのよう
な優先度設定をすべきかを通知する。この内容は、 (優
先度設定するルータのネットワークアドレス、次ホップ
ルータアドレス、優先度) の組(複数個ありえる) から
なる。付与する優先度の決定方法は、種々採用できる
が、例えば、(d) 〜(f) の方法を採用することができ
る。
【0110】(d) 要求元毎に、通信相手先へ至る経路上
の負荷に対する閾値と、それを越えた場合に設定する優
先度とを決めておく。ここで、リンク先読み制御部604,
自動キャッシュ更新部605,キャッシュサーバ連携部607
に対する閾値は、キャッシュ動作部603 や図示を省略し
た他の通信手段に対する閾値よりも低く設定しておく。
また、優先度は、閾値を越えた場合の優先度を、閾値を
越えなかった場合の優先度よりも低くする。閾値を越え
なかった場合の優先度は、例えば、デフォルト優先度PD
とすることができ、閾値を越えた場合の優先度は、全て
の要求元に対して例えばP(P<PD) とすることができ
る。また、閾値を越えた場合の優先度を要求元毎に異な
るものにすることもできる。この場合は、リンク先読み
制御部604,自動キャッシュ更新部605,キャッシュサーバ
連携部607 に対する優先度を、キャッシュ動作部603 や
図示を省略した他の通信手段に対する優先度よりも低く
する。優先度の付与要求があった場合、経路上の各リン
ク上の負荷を求め、要求元毎に決められている閾値に対
し、それを上回る負荷のあるリンクに対しては、対応す
る優先度を付与する。
【0111】例えば、図22において、優先度機能付き
キャッシュサーバC601が、Web サーバS1からリンク先読
み動作をしようとする場合を考える。
【0112】また、この場合の経路は、C601←→R600←
(L0)→R601←→R603←→R604←(L5)→R602←→S1であ
り、例えば、経路上で、R602とR604の間のリンク(L5)お
よびR601とR600の間のリンク(L0)の負荷が、リンク先読
み動作に対してあらかじめ決められた閾値を越えてお
り、閾値を越えた場合の優先度がPであったとする。
【0113】優先度付与部609 は、Web サーバS1から優
先度機能付きキャッシュサーバC601への通信フローに対
して、優先度設定をしたいので、1.Web サーバS1の初
段のルータR602に対して、R604方向へ流れるフローに対
して優先度Pの設定を行い、2.R604に対して、R603方
向へ流れるフローに対してデフォルト優先度PDの設定を
行い、3.R601に対して、R600方向へ流れるフローに対
して優先度Pの設定を行う、と判断する。その後、優先
度付与部609 は、(R602 のネットワークアドレス、次ホ
ップルータR604のアドレス、優先度P)の組と、(R604
のネットワークアドレス、次ホップルータR603のアドレ
ス、優先度PD: PD>P)の組と、(R601 のネットワーク
アドレス、次ホップルータR600のアドレス、優先度P)
の組とを、リンク先読み制御部604 に返却する。尚、上
記した1.〜3.に示した全ての処理を行う場合に比較
して、要求元がコンテンツ等を取得するまでの時間は長
くなるが、上記した1.〜3.の処理の内の、1.の処
理のみを行い、(R602 のネットワークアドレス、次ホッ
プルータR604のアドレス、優先度P)の組のみをリンク
先読み制御部604 に返却するようにしても良い。
【0114】(e) 上記した(d) において、リンク毎に、
経路経路上の負荷に対する閾値と、それを越えた場合に
設定する優先度を変えてもよい。例えば、図22におい
て、優先度機能付きキャッシュサーバC601が、Web サー
バS1からリンク先読み動作をしようとする場合を考え
る。
【0115】また、この場合の経路は、C601←→R600←
(L0)→R601←→R603←→R604←(L5)→R602←→S1であ
り、例えば、経路上で、R602とR604の間のリンク(L5)お
よび、R601とR600の間のリンク(L0)の負荷が、リンク先
読み動作に対して、それぞれにあらかじめ決められた閾
値を越えており、閾値を越えた場合の優先度がそれぞ
れ、P1, P2(P1<PD, P2<PD) であったとする。
【0116】優先度付与部609 は、Web サーバS1から優
先度機能付きキャッシュサーバC601への通信フローに対
して、優先度設定をしたいので、1.Web サーバS1の初
段のルータR602に対して、R604方向へ流れるフローに対
して優先度P1の設定を行い、2.R604に対して、R603方
向へ流れるフローに対してデフォルト優先度PDの設定を
行い、3.R601に対して、R600方向へ流れるフローに対
して優先度P2の設定を行う、と判断する。
【0117】その後、優先度付与部609 は、(R602のネ
ットワークアドレス、次ホップルータR604のアドレス、
優先度P1) の組と、(R604のネットワークアドレス、次
ホップルータR603のアドレス、優先度PD) の組と、(R60
1のネットワークアドレス、次ホップルータR600のアド
レス、優先度 P2)の組とを、リンク先読み制御部604 へ
返却する。
【0118】(f) コンテンツの性質(動画, テキスト,
コンテンツの内容の更新頻度, サイズ等) に応じ、また
リンクの混雑度に応じて、リンク毎に個別に優先度を変
える。例えば、動画の場合には、テキストの場合と比べ
て、リンクの混雑度が低い場合でも、優先度付与(デフ
ォルトよりも低い優先度の付与)を行う。また、動画の
場合はテキストの場合より高い優先度を与える、等であ
る。
【0119】また、上記した(d) 〜(f) 以外にも、通信
相手が優先度機能付きキャッシュサーバ等の、優先度制
御が可能なホストで、優先度付与部609 と同等の機能を
持つ場合は、お互いに通信して優先度を決定するように
しても良い。
【0120】●ルータ優先度設定部610:リンク先読み制
御部604 、自動キャッシュ更新部605 、キャッシュサー
バ連携部607 から、(優先度設定ルータアドレス、次ホ
ップルータアドレス、優先度) と、フロー識別情報の組
情報(複数あり得る) を受け取り、その各々の組に対し
て、優先度設定ルータアドレスの示すルータへ、フロー
識別情報と優先度を次ホップルータアドレスの示す方路
に対して設定するように指示する。
【0121】また、リンク先読み制御部604 、自動キャ
ッシュ更新部605 、キャッシュサーバ連携部607 から設
定解除指示が出た場合は、該当の設定を解除する。
【0122】優先度機能付きキャッシュサーバC601は、
コンピュータによって実現されるものであり、ディス
ク、半導体メモリ等の記録媒体K6には、コンピュータを
優先度機能付きキャッシュサーバとした機能させるため
のプログラムが記録されている。このプログラムは、コ
ンピュータによって読み取られ、コンピュータの動作を
制御することで、コンピュータ上に、通信インターフェ
ース部601 、QoS 経路情報取得部602 、キャッシュ動作
部603 、リンク先読み制御部604 、自動キャッシュ更新
部605 、キャッシュサーバ連携部607 、優先度付与部60
9 、ルータ優先度設定部610 を実現する。
【0123】本発明の第6の実施の形態における、キャ
ッシュ動作、自動キャッシュ更新動作、リンク先読み動
作、および、キャッシュサーバ連携動作を、図24のフ
ローチャートに示す。各動作での、通信相手の決定につ
いては、従来のキャッシュサーバと同様なので、フロー
チャートには、通信相手決定後の動作を示している。
【0124】先ず、キャッシュ動作部603,リンク先読み
制御部604,自動キャッシュ更新部605 及びキャッシュサ
ーバ連携部607 の内、取得したいWeb コンテンツ, コン
テンツサマリーがあるもの(要求元)が、取得したいコ
ンテンツ, コンテンツサマリーを保持している、Web サ
ーバ或いは優先機能付きキャッシュサーバ等のキャッシ
ュサーバのネットワークアドレスを含む優先度の付与要
求を優先度付与部609へ渡す(F601)。優先度付与部609
では、付与要求に含まれているネットワークアドレス
と、要求元がキャッシュ動作部603,リンク先読み制御部
604,自動キャッシュ更新部605,キャッシュサーバ連携部
607 の内の何れであるか、また、コンテンツや、ネット
ワークのQoS 経路情報に依存して、付与する優先度と、
どの次ホップルータへの方路に対して設定すべきかを決
定し、要求元へ通知する(F602)。要求元では、通知され
た、(優先度設定すべきルータ、次ホップルータ、優先
度)の組(複数あり得る)と、優先度設定したい通信の
フロー識別情報を、ルータ優先度設定部310 へ渡す。ル
ータ優先度設定部310 は、渡された情報を基に、ルータ
へ優先度を設定。これが完了すると、該当要求元は、通
信相手先との間で、Web コンテンツ、コンテンツサマリ
ーが等を取得する(F603)。そして、ルータ優先度設定部
へ設定解除を指示し、優先度設定を解除する。
【0125】以上の動作によって、従来のキャッシュサ
ーバでは、自動キャッシュ更新、リンク先読み、キャッ
シュサーバ連携動作が行えなかった、ネットワークの一
部が輻輳を起こしている場合でも、本発明のネットワー
クシステムでは、自動キャッシュ更新、リンク先読み、
キャッシュサーバ連携動作に関する通信の優先度を低く
した通信によって、ネットワークの輻輳状態を悪化させ
ることなくそれらを行うことができるため、キャッシュ
サーバの効率を上げることができる。
【0126】
【第7の実施の形態】本発明の第7の実施の形態を図2
5のブロック図に示す。第4の実施の形態と類似してい
るが、経路設定可能ルータR200〜R204が、第6の実施の
形態のルータで説明した優先度制御機能が追加された経
路設定優先度制御可能ルータR700〜R704に置き換わって
いる点と、QoS 経路参照中継制御キャッシュサーバC401
〜C403が、QoS 経路参照中継優先制御キャッシュサーバ
C701〜C703に置き換わっている点が異なる。
【0127】本実施の形態のルータR700〜R704は、通常
のルータに対して、第4の実施の形態のルータR200〜R2
04のように、MPLSプロトコルなどが動作し、指定された
経路情報(通信を行う2つのキャッシュサーバのネット
ワークアドレスと、通信を識別するポート番号等の識別
子と、キャッシュ経路を構成するルータ名の列からな
る) を元に必要な経路設定する機能が追加されている上
に、さらに、第6の実施の形態で説明した、優先制御可
能ルータR600〜R604のように、キャッシュサーバC701〜
C703からの要求に応じて、特定の通信フローを識別し、
パケットに優先度情報を付与する機能と、パケットに付
与された優先度情報を基に、パケットをリンクに送出す
る際の優先度を制御する機能を持つ。特定の通信フロー
は、例えば、パケットヘッダに含まれる、通信を行う両
端のホスト(キャッシュサーバやWeb サーバ) のネット
ワークアドレス情報,通信を識別するポート番号情報,
プロトコル情報等の組によって定義され、特定の通信フ
ローの識別は、パケット毎に、これらの情報の組が、あ
らかじめ優先度機能付きキャッシュサーバから与えられ
た組と一致するかどうか判断することで実現できる。
尚、特に指定のないフローに対しては、前もって決めら
れた、ある優先度(デフォルト優先度PDと呼ぶ)で扱わ
れる。また、QoS 経路参照中継優先制御キャッシュサー
バC701〜C703は、第4の実施の形態で説明した、QoS 経
路参照中継制御キャッシュサーバに、第6の実施の形態
で説明した、ルータに対して優先度設定する機能が追加
されたものである。
【0128】QoS 経路参照中継制御キャッシュサーバC7
01の構成例を示すブロック図を図26に示す。尚、他の
QoS 経路参照中継制御キャッシュサーバC702,C703 も同
様の構成を有している。
【0129】QoS 経路参照中継制御キャッシュサーバC7
01の構成要素の内、中継通信インターフェース部701,Qo
S 経路情報取得部702,キャッシュ動作部703,リンク先読
み制御部704,自動キャッシュ更新部705,キャッシュサー
バ連携部707,経路設定部709は、図15に示した中継通
信インターフェース部101,QoS 経路情報取得部102,キャ
ッシュ動作部103,リンク先読み制御部104,自動キャッシ
ュ更新部105,キャッシュサーバ連携部107,経路設定部10
9 と同様の機能を有し、ルータ優先度設定部710 は、図
23に示したルータ優先度設定部610 と同様の機能を有
するので、ここでは、他の実施の形態と相違のある中継
制御部708 についてのも説明する。
【0130】●中継制御部708:リンク先読み制御部704,
自動キャッシュ更新部705,キャッシュサーバ連携部707
から取得したいWeb コンテンツ, コンテンツサマリーを
特定するための情報を受け取り、QoS 経路情報取得部70
2 から受け取ったネットワークの負荷状況を基に、どの
中継サーバを使用し、どの経路を経由して取得するか、
また、経路上で優先度設定をする必要がある部分も決定
する。経路設定して取得する必要がある場合には、経路
設定部709 へ経路設定,解除要求を出す。中継サーバを
用いる場合には、中継に使用する全ての中継サーバへ中
継の指示を出し、Web コンテンツ、コンテンツサマリー
を実際に中継して取得させる。優先度設定を行う必要が
ある場合には、ルータ優先度設定部710 に、 (優先度設
定ルータアドレス、次ホップルータアドレス、優先度)
の組と、フロー識別情報をあわせた情報( 複数あり得
る) を受け渡し、優先度設定,解除を行う。
【0131】QoS 経路参照中継優先制御キャッシュサー
バC701は、コンピュータによって実現されるものであ
り、ディスク, 半導体メモリ等の記録媒体K7には、コン
ピュータをQoS 経路参照中継制御キャッシュサーバとし
て機能させるためのプログラムが記録されている。この
プログラムは、コンピュータによって読み取られ、コン
ピュータの動作を制御することで、コンピュータ上に、
通信インターフェース部701,QoS 経路情報取得部702,キ
ャッシュ動作部703,リンク先読み制御部704,自動キャッ
シュ更新部705,キャッシュサーバ連携部707,中継制御部
708,経路設定部709,ルータ優先度設定部710 を実現す
る。
【0132】本発明の第7の実施例の形態における、自
動キャッシュ動作、リンク先読み動作及びキャッシュサ
ーバ連携動作を、図27のフローチャートに示す。自動
キャッシュ更新部705 が、自動更新するコンテンツを決
定する部分、リンク先読み制御部704 が、リンク先読み
を行うコンテンツを決定する部分、そして、キャッシュ
サーバ連携部707 が、必要とするコンテンツやコンテン
ツサマリーを決定する部分は、従来のキャッシュサーバ
のものと変わらないため、ここでは説明しない。ここで
は、必要とするコンテンツ或いはコンテンツサマリーが
決定してからの動作を説明する。
【0133】自動キャッシュ更新、リンク先読み、或い
はキャッシュサーバ連携を行う際に必要となるコンテン
ツ,コンテンツサマリーについて、それらを取得するた
めに接続したいQoS 経路参照中継優先制御キャッシュサ
ーバ等のキャッシュサーバ、或いはWeb サーバのネット
ワークアドレスを中継制御部708 へ渡す(F701)。中継制
御部708 では、予め認識している中継サーバの位置情報
およびQoS 経路情報取得部702 から得られたQoS 経路情
報を基に、渡されたネットワークアドレスからコンテン
ツを取得するか否か、また、取得するなら、どの経路と
中継サーバを用いるか、またどの経路上で優先度設定を
するかを決定する(F702)。取得する場合(F703)には、経
路設定部709 へ決定した経路に基づいて経路設定を指示
し、優先度設定する場合には、ルータ優先度設定部710
へ、優先度設定を指示した後(F704)、該当コンテンツ或
いは該当コンテンツサマリーを、中継制御部708 が中継
サーバを制御して取得し、要求元(自動キャッシュ更新
部705,リンク先読み制御部704 或いはキャッシュサーバ
連携部707)へそれを渡す(F705)。その後、経路設定部70
9 へ設定した経路の解除を指示し(F706)、処理を終了す
る。コンテンツの取得を行わない場合(F707)は、直ちに
処理終了となる。
【0134】次に、具体例を挙げて、本実施の形態の動
作を説明する。図28のネットワークシステムにおい
て、QoS 経路参照中継優先制御制御キャッシュサーバC7
01が、Web サーバS1から、あるコンテンツαを取得する
場合を例に挙げて動作を説明する。この時、ルーティン
グテーブルの内容によって決まる経路が下記のものであ
ったとする。
【0135】・S1からC601までの経路: S1→R702→L1→
R701→L0→R700→C701 ・S1からM402までの経路: S1→R702→L1→R701→M402 ・S1からM401までの経路: S1→R702→L3→R703→M401 ・M401からM402までの経路: M401→R703→L2→R701→M4
01
【0136】また、QoS 経路情報取得部102 から得られ
たQoS 経路情報が、図28に示すものであったとする。
リンク帯域の90%以上を使用している時に、輻輳状態で
あると判断するとし、60%〜80%の使用率に関しては、
優先度をP1に設定することで、他のトラヒックへの影響
をほぼ無視出来るとする。QoS 経路参照中継優先制御キ
ャッシュサーバC701からWeb サーバS1までの経路上にあ
るリンクL1において、輻輳状態にあると考えられる。
【0137】中継制御部708 は、先ず、ルーティングテ
ーブルの内容によって決まる経路上に輻輳部分が存在す
るか否かをQoS 経路情報に基づいて判断する。もし、上
記経路上に輻輳部分が存在しなければ、中継制御部708
は、上記経路を構成する各リンクの負荷と要求元に対し
て設定されている閾値とに基づいて優先度を決定し、ル
ーティング優先度設定部710 を使用してルータに対して
優先度, 通信フローの設定動作を行う。しかし、この例
の場合は、ルーティングテーブルの内容によって決まる
経路上には輻輳部分(リンクL1) が存在するので、ネッ
トワーク上に存在する中継サーバM401,M402 及び経路設
定可能ルータR700〜R704を使用することにより、輻輳部
分(リンクL0,L1,L3) を通らない、Web サーバS1からQo
S 経路参照中継優先制御キャッシュサーバC701への経路
を設定できるか否かを調べる。この例の場合は、中継サ
ーバM401、M402及び経路設定が可能ルータR400〜R404
と、優先度制御を用いることで、他のトラヒックに影響
を与えず、輻輳部分回避した経路を用いてデータを取得
することができる。
【0138】この例では、 (1) S1からM401にデータを取得させる経路S1→R702→L5
→R704→L4→R703→M401の設定 (2) 上記(1) のデータを取得するフローに対して、R702
→L5→R704の部分に優先度P1を設定すると共にR704→L4
→R703の部分に優先度PDを設定 (3) M401から M402 へデータを中継させる。最後に以下
の(4-1) 或いは、 (4-2)の何れかの方法でC701は、M402
からデータを取得する。
【0139】(4-1) リンクL0の負荷が80%以下に下がる
まで待って、R101に対して、R100へ流れる M402 からC7
01へのフローに対して優先度P1を設定し、データを取
得。 (4-2) リンクL0の負荷が 60%以下に下がるまで待って、
M402からデータを取得。
【0140】以上の動作は、優先度設定機能のなかった
第4の実施の形態では不可能な動作であり、第7の実施
の形態によって可能となるものである。以上の動作によ
って、ネットワーク上の空いている帯域を有効活用し、
従来のキャッシュサーバでは、自動キャッシュ更新、リ
ンク先読み、キャッシュサーバ連携動作が行えなかった
状況においても、本発明のネットワークシステムでは、
それらを行うことができる可能性が高まる。
【0141】
【第8の実施の形態】本発明の第8の実施の形態は、図
1に示した第1の実施の形態のネットワークシステムに
於いて、QoS 経路参照キャッシュサーバC101〜C103 の
代わりに図29のブロック図に示す構成を有するQoS 経
路参照キャッシュサーバC101a を用い、ルータR100〜R1
04の代わりに図19に示した優先制御可能ルータR300〜
R304を用いることにより実現される。この図29のQoS
経路参照キャッシュサーバC101a は、図20(第5の実
施の形態)に示した優先度情報付加部508 が追加されて
いる点、経路計算部108 の代わりに経路計算部108aを備
えている点、記録媒体K1の代わりに記録媒体K1aを
備えている点が図2に示した第1の実施の形態に於ける
QoS 経路参照キャッシュサーバC101と相違している。
【0142】QoS 経路参照キャッシュサーバC101a は、
コンピュータによって実現されるものであり、ディス
ク, 半導体メモリ等の記録媒体K1a には、コンピュータ
をQoS経路参照キャッシュサーバとした機能させるため
のプログラムが記録されている。このプログラムは、コ
ンピュータによって読み取られ、コンピュータの動作を
制御することで、コンピュータ上に、通信インターフェ
ース部101,QoS 経路情報取得部102,キャッシュ動作部10
3,リンク先読み制御部104,自動キャッシュ更新部505,キ
ャッシュサーバ連携部107,経路計算部108a, 優先度情報
付加部508 を実現する。
【0143】経路計算部108aは、要求元(キャッシュ動
作部103,リンク先読み制御部104,自動キャッシュ更新部
105,或いはキャッシュサーバ連携部107 )から渡された
ネットワークアドレスと、QoS 経路情報取得部102 が保
持しているQoS 経路情報とに基づいて、上記ネットワー
クアドレスによって示されるWeb サーバ等への最大残余
帯域経路を求める機能や、前述した優先度の決定方法
(a) 〜(c) (図20の優先度付与部509 の説明参照)に
基づいて要求元に優先度を付与する機能を有する。
【0144】経路計算部108aは、要求元からネットワー
クアドレスが渡されると、そのネットワークアドレスに
よって示されるWeb サーバ等への最大残余帯域経路を求
めると共に、前述した優先度の決定方法(a) 〜(c) によ
り優先度を決定する。要求元は、決定された優先度とソ
ースルートオプション等により経路を上記最大残余帯域
経路にした送信パケット(取得するコンテンツ等を示す
情報を含む)とを優先度情報付加部508 に渡す。優先度
情報付加部508 は、送信パケットに優先度を示す優先度
情報を付加し、通信インターフェース部101 に渡す。こ
れにより、通信相手先との間で、上記最大残余帯域経路
を使用した上記優先度のパケットの送受信が行われ、要
求元がWeb コンテンツ,コンテンツサマリーを獲得す
る。
【0145】
【第9の実施の形態】本発明の第9の実施の形態は、図
1に示した第1の実施の形態のネットワークシステムに
於いて、QoS 経路参照キャッシュサーバC101〜C103 の
代わりに図30のブロック図に示す構成を有するQoS 経
路参照キャッシュサーバC101b を用い、ルータR100〜R1
04の代わりに図22に示した優先制御可能ルータR600〜
R604を用いることにより実現される。この図30のQoS
経路参照キャッシュサーバC101bは、図23(第6の実
施の形態)に示したルータ優先度設定部710 が追加され
ている点、経路計算部108 の代わりに経路計算部108bを
備えている点、記録媒体K1の代わりに記録媒体K1b
を備えている点、が図2に示した第1の実施の形態に於
けるQoS 経路参照キャッシュサーバC101と相違してい
る。
【0146】QoS 経路参照キャッシュサーバC101b は、
コンピュータによって実現されるものであり、ディス
ク, 半導体メモリ等の記録媒体K1a には、コンピュータ
をQoS経路参照キャッシュサーバとした機能させるため
のプログラムが記録されている。このプログラムは、コ
ンピュータによって読み取られ、コンピュータの動作を
制御することで、コンピュータ上に、通信インターフェ
ース部101,QoS 経路情報取得部102,キャッシュ動作部10
3,リンク先読み制御部104,自動キャッシュ更新部105,キ
ャッシュサーバ連携部107,経路計算部108b, ルータ優先
度設定部710 を実現する。
【0147】経路計算部108bは、要求元(リンク先読み
制御部104,自動キャッシュ更新部105,或いはキャッシュ
サーバ連携部107 )から渡されたネットワークアドレス
と、QoS 経路情報取得部102 が保持しているQoS 経路情
報とに基づいて、上記ネットワークアドレスによって示
されるWeb サーバ等への最大残余帯域経路を求める機能
や、前述した(d) 〜(f) の方法(図23の優先度付与部
609 の説明参照)により、(優先度設定すべきルータ,
次ホップルータ,優先度)の組(複数あり得る)を決定
する機能を有する。
【0148】経路計算部108bは、要求元から通信相手先
のネットワークアドレスが渡されると、通信相手先との
間の最大残余帯域経路を求めると共に、前述した(d) 〜
(f)の方法により、(優先度設定すべきルータ,次ホッ
プルータ,優先度)の組(複数あり得る)を決定する。
要求元は、決定された(優先度設定すべきルータ,次ホ
ップルータ,優先度)の組と、優先度設定したい通信の
フロー識別情報をルータ優先度設定部710 に渡す。ルー
タ優先度設定部710 は、渡された情報を基に、ルータへ
優先度を設定し、これが完了すると、該当要求元は、通
信相手先との間で、ソースルートオプション等の手法に
より、最大残余帯域経路を使用してWebコンテンツ等を
取得する。そして、ルータ優先度設定部710 に設定解除
を指示し、優先度設定を解除する。
【0149】
【第10の実施の形態】本発明の第10の実施の形態
は、図6に示した第2の実施の形態のネットワークシス
テムに於いて、ルータR200〜R204の代わりに経路設定及
び優先度制御が可能なルータを用い、更に、QoS 経路参
照キャッシュサーバC201〜C203の代わりに図31に示す
QoS 経路参照キャッシュサーバC201a を用いることによ
り実現される。
【0150】図31に示すQoS 経路参照キャッシュサー
バC201a は、優先度情報付加部508が追加されている
点、経路計算部108 の代わりに経路計算部108aを備えて
いる点、及び記録媒体K2の代わりにK2a を備えている点
が、図7に示したQoS 経路参照キャッシュサーバC201と
相違している。
【0151】QoS 経路参照キャッシュサーバC201a は、
コンピュータによって実現されるものであり、ディス
ク, 半導体メモリ等の記録媒体K2a には、コンピュータ
をQoS経路参照キャッシュサーバとした機能させるため
のプログラムが記録されている。このプログラムは、コ
ンピュータによって読み取られ、コンピュータの動作を
制御することで、コンピュータ上に、通信インターフェ
ース部101,QoS 経路情報取得部102,キャッシュ動作部10
3,リンク先読み制御部104,自動キャッシュ更新部105,キ
ャッシュサーバ連携部107,経路計算部108a, 経路設定部
109,優先度情報付与部508 を実現する。
【0152】経路計算部108aは、要求元(キャッシュ動
作部103,リンク先読み制御部104,自動キャッシュ更新部
105,或いはキャッシュサーバ連携部107 )から渡された
ネットワークアドレスと、QoS 経路情報取得部102 が保
持しているQoS 経路情報とに基づいて、上記ネットワー
クアドレスによって示されるWeb サーバ等への最大残余
帯域経路を求める機能や、前述した優先度の決定方法
(a) 〜(c) (図20の優先度付与部509 の説明参照)に
基づいて要求元に優先度を付与する機能を有する。
【0153】経路計算部108aは、要求元から通信相手先
のネットワークアドレスが渡されると、そのネットワー
クアドレスによって示されるWeb サーバ等への最大残余
帯域経路を求めると共に、前述した優先度の決定方法
(a) 〜(c) により優先度を決定する。その後、経路設定
部109 がルータに指示を出し、ネットワーク上に上記最
大残余帯域経路を設定する。また、要求元は、送信パケ
ットと上記決定された優先度とを優先度情報付加部508
に渡す。優先度情報付加部508 は、送信パケットに上記
優先度を示す優先度情報を付加し、通信インターフェー
ス部101 に渡す。これにより、通信相手先との間で、上
記最大残余帯域経路を使用した上記優先度のパケットの
送受信が行われ、要求元がWeb コンテンツ,コンテンツ
サマリーを獲得する。
【0154】
【第11の実施の形態】本発明の第11の実施の形態
は、図6に示した第2の実施の形態のネットワークシス
テムに於いて、ルータR200〜R204の代わりに図26に示
したルータR700〜R704を使用し、QoS 経路参照キャッシ
ュサーバC201〜C203の代わりに図32に示すQoS 経路参
照キャッシュサーバC201bを用いることにより実現され
る。
【0155】この図32に示すQoS 経路参照キャッシュ
サーバC201bは、ルータ優先度設定部710 が追加されて
いる点、及び記録媒体K2の代わりに記録媒体K2b を備え
ている点が図7に示したQoS 経路参照キャッシュサーバ
C201と相違している。
【0156】QoS 経路参照キャッシュサーバC201b は、
コンピュータによって実現されるものであり、ディス
ク, 半導体メモリ等の記録媒体K2b には、コンピュータ
をQoS経路参照キャッシュサーバとした機能させるため
のプログラムが記録されている。このプログラムは、コ
ンピュータによって読み取られ、コンピュータの動作を
制御することで、コンピュータ上に、通信インターフェ
ース部101,QoS 経路情報取得部102,キャッシュ動作部10
3,リンク先読み制御部104,自動キャッシュ更新部105,キ
ャッシュサーバ連携部107,経路計算部108b, 経路設定部
109,ルータ優先度設定部710 を実現する。
【0157】経路計算部108bは、要求元(リンク先読み
制御部104,自動キャッシュ更新部105,或いはキャッシュ
サーバ連携部107 )から渡されたネットワークアドレス
と、QoS 経路情報取得部102 が保持しているQoS 経路情
報とに基づいて、上記ネットワークアドレスによって示
されるWeb サーバ等への最大残余帯域経路を求める機能
や、前述した(d) 〜(f) の方法(図23の優先度付与部
609 の説明参照)により、(優先度設定すべきルータ,
次ホップルータ,優先度)の組(複数あり得る)を決定
する機能を有する。
【0158】経路計算部108bは、要求元から通信相手先
のネットワークアドレスが渡されると、通信相手先との
間の最大残余帯域経路を求めると共に、前述した(d) 〜
(f)の方法により、(優先度設定すべきルータ,次ホッ
プルータ,優先度)の組(複数あり得る)を決定する。
その後、経路設定部109 がルータに指示を出し、ネット
ワーク上に上記最大残余帯域経路を設定する。要求元
は、決定された(優先度設定すべきルータ,次ホップル
ータ,優先度)の組と、優先度設定したい通信のフロー
識別情報をルータ優先度設定部710 に渡す。ルータ優先
度設定部710 は、渡された情報を基に、ルータへ優先度
を設定し、これが完了すると、該当要求元は、通信相手
先との間で、最大残余帯域経路を使用してWeb コンテン
ツ等を取得する。そして、ルータ優先度設定部710 に設
定解除を指示し、優先度設定を解除する。
【0159】
【第12の実施の形態】本発明の第12の実施の形態
は、図9に示した第3の実施の形態のネットワークシス
テムに於いて、QoS 経路参照中継制御キャッシュサーバ
C301〜303 の代わりに図33のブロック図に示すQoS 経
路参照中継制御キャッシュサーバC301a を使用し、ルー
タR100〜R104の代わりに図19に示した優先制御可能ル
ータR300〜R304を使用することにより実現される。
【0160】この図33に示すQoS 経路参照中継制御キ
ャッシュサーバC301a は、優先度情報付加部508 が追加
されている点、中継制御部110 の代わりに中継制御部11
0aを備えている点、及び記録媒体K3の代わりに記録媒体
K3a を備えている点が図10に示したQoS 経路参照中継
制御キャッシュサーバC301と相違している。
【0161】QoS 経路参照中継制御キャッシュサーバC3
01a は、コンピュータによって実現されるものであり、
ディスク, 半導体メモリ等の記録媒体K3a には、コンピ
ュータをQoS 経路参照中継制御キャッシュサーバとして
機能させるためのプログラムが記録されている。このプ
ログラムは、コンピュータによって読み取られ、コンピ
ュータの動作を制御することで、コンピュータ上に、通
信インターフェース部101,QoS 経路情報取得部102,キャ
ッシュ動作部103,リンク先読み制御部104,自動キャッシ
ュ更新部105,キャッシュサーバ連携部107,中継制御部11
0a, 優先度情報付加部508 を実現する。
【0162】中継制御部110aは、要求元(リンク先読み
制御部104,自動キャッシュ更新部105,或いはキャッシュ
サーバ連携部107 )から取得したいWeb コンテンツ, コ
ンテンツサマリーを特定するための情報を受け取ると、
要求元に付与する優先度を前述した(a) 〜(c) の方法で
決定すると共に、QoS 経路情報取得部102 が保持してい
るネットワークの負荷状況を基に、ルーティングテーブ
ルの内容によって決まる通信相手先への経路上に輻輳部
分が存在するか否かを調べる。そして、輻輳部分が存在
しない場合は、要求元に優先度を通知する。これによ
り、要求元は、優先情報付加部508 に送信パケットと優
先度とを渡す。優先度情報付加部508 は、送信パケット
に優先度情報を付加して通信インターフェース101 に渡
す。これにより、上記優先度のパケットが通信相手先と
の間で送受信され、要求元がWeb コンテンツ等を取得す
る。
【0163】これに対して、ルーティングテーブルの内
容によって決まる経路上に輻輳部分が存在する場合は、
中継サーバを使用することにより輻輳部分を通らない経
路を設定できるか否かを判断する。そして、設定できる
と判断した場合は、上流側の中継サーバから順番に指示
を出し、Web コンテンツ等を実際に中継させる。その
際、上記決定された優先度で中継することを指示する。
【0164】また、中継サーバを利用しても、輻輳部分
を通らない経路(ルーティングテーブルの内容によって
決まる経路)を設定できない場合は、輻輳部分よりも上
流側に存在する中継サーバ(輻輳部分に最も近い中継サ
ーバでなくても良い。但し、輻輳部分に最も近い中継サ
ーバまで転送させるのが最も効率的である)まで、コン
テンツを中継させておき、輻輳が解除されるのを待っ
て、それよりも下流に転送するようにする。この場合
も、中継サーバに対しては、上記決定された優先度で中
継することを指示する。また、中継サーバを利用して
も、中継部分を通らない経路(ルーティングテーブルの
内容によって決まる経路)を設定できない場合には次の
ようにすることもできる。中継制御部110aは、QoS 経路
情報に基づいて、輻輳部分が存在しない通信相手先との
間の経路を求める。その際、ルーティングテーブルの内
容は無視して経路を決定する。その後、中継制御部110a
は、使用する中継サーバとして、上記経路上に存在する
全ての中継サーバ或いは一部の中継サーバを選択する。
次いで、中継制御部110aは、使用する中継サーバの内の
最も上流側に位置する中継サーバに対して、取得するコ
ンテンツ, その取得経路(ソースルートオプション等の
経路指定手法を用いて指示)及び優先度を指示する。こ
の指示に応答して、中継サーバは、指示された経路, 優
先度で、指示されたコンテンツを取得する。以下、最下
流に位置する中継サーバまで、同様の処理を繰り返し行
う。但し、中継サーバ間の経路が、ルーティングテーブ
ルの内容によって決まるものと同じである場合は、中継
するデータのみを指示し、中継経路は指示しない。そし
て、最下流の中継サーバまで、コンテンツを中継させる
と、QoS 経路参照中継制御キャッシュサーバC301a は、
最下流の中継サーバから、コンテンツを取得する。
【0165】
【第13の実施の形態】本発明の第13の実施の形態
は、図9に示した第3の実施の形態のネットワークシス
テムに於いて、QoS 経路参照中継制御キャッシュサーバ
C301〜303 の代わりに図34のブロック図に示すQoS 経
路参照中継制御キャッシュサーバC301b を使用し、ルー
タR100〜R104の代わりに図25に示した優先制御可能ル
ータR600〜R604を使用することにより実現される。
【0166】この図34に示すQoS 経路参照中継制御キ
ャッシュサーバC301B は、ルータ優先度設定部710 が追
加されている点、中継制御部110 の代わりに中継制御部
110bを備えている点、及び記録媒体K3の代わりに記録媒
体K3b を備えている点が図10に示したQoS 経路参照中
継制御キャッシュサーバC301と相違している。
【0167】QoS 経路参照中継制御キャッシュサーバC3
01b は、コンピュータによって実現されるものであり、
ディスク, 半導体メモリ等の記録媒体K3b には、コンピ
ュータをQoS 経路参照中継制御キャッシュサーバとして
機能させるためのプログラムが記録されている。このプ
ログラムは、コンピュータによって読み取られ、コンピ
ュータの動作を制御することで、コンピュータ上に、通
信インターフェース部101,QoS 経路情報取得部102,キャ
ッシュ動作部103,リンク先読み制御部104,自動キャッシ
ュ更新部105,キャッシュサーバ連携部107,中継制御部11
0b, ルータ優先度設定部710 を実現する。
【0168】経路計算部108bは、要求元(リンク先読み
制御部104,自動キャッシュ更新部105 或いはキャッシュ
サーバ連携部107)から通信相手先のネットワークアドレ
スが渡されると、ルーティングテーブルによって決まる
上記通信相手先への経路上に輻輳部分が存在するか否か
をQoS 経路情報に基づいて判断する。輻輳部分が存在し
ない場合は、上記経路に対して前述した(d) 〜(f) の方
法により、(優先度設定すべきルータ,次ホップルー
タ,優先度)の組(複数あり得る)を決定する。要求元
は、決定された(優先度設定すべきルータ,次ホップル
ータ,優先度)の組と、優先度設定したい通信のフロー
識別情報をルータ優先度設定部710 に渡す。ルータ優先
度設定部710 は、渡された情報を基に、ルータへ優先度
を設定し、これが完了すると、該当要求元は、通信相手
先との間で、ルーティングテーブルの内容によって決ま
る経路を使用してWeb コンテンツ等を取得する。
【0169】これに対して、ルーティングテーブルによ
って決まる経路上に輻輳部分が存在する場合は、中継サ
ーバを使用することにより、輻輳部分の存在しない経路
を設定できるか否かを調べる。そして、設定できる場合
は、その経路に対して前述した(d) 〜(f) の方法によ
り、(優先度設定すべきルータ,次ホップルータ,優先
度)の組(複数あり得る)を決定する。要求元は、決定
された(優先度設定すべきルータ,次ホップルータ,優
先度)の組と、優先度設定したい通信のフロー識別情報
をルータ優先度設定部710 に渡す。ルータ優先度設定部
710 は、渡された情報を基に、ルータへ優先度を設定
し、これが完了すると、該当要求元は、上流側の中継サ
ーバから順番に指示を出し、Web コンテンツ等を実際に
中継させ、Web コンテンツ等を取得する。また、中継サ
ーバを利用しても、輻輳部分を通らない経路(ルーティ
ングテーブルの内容によって決まる経路)を設定できな
い場合は、輻輳部分よりも上流側に存在する中継サーバ
(輻輳部分に最も近い中継サーバでなくても良い。但
し、輻輳部分に最も近い中継サーバまで転送させるのが
最も効率的である)まで、コンテンツを中継させてお
き、輻輳が解除されるのを待って、それよりも下流に転
送するようにする。また、中継サーバを利用しても、中
継部分を通らない経路(ルーティングテーブルの内容に
よって決まる経路)を設定できない場合には次のように
することもできる。中継制御部110bは、QoS 経路情報に
基づいて、輻輳部分が存在しない通信相手先との間の経
路を求める。その際、ルーティングテーブルの内容は無
視して経路を決定する。その後、中継制御部110bは、使
用する中継サーバとして、上記経路上に存在する全ての
中継サーバ或いは一部の中継サーバを選択する。次い
で、中継制御部110bは、使用する中継サーバの内の最も
上流側に位置する中継サーバに対して、取得するコンテ
ンツ及びその取得経路(ソースルートオプション等の経
路指定手法を用いて指示)を指示する。この指示に応答
して、中継サーバは、指示された経路で、指示されたコ
ンテンツを取得する。以下、最下流に位置する中継サー
バまで、同様の処理を繰り返し行う。但し、中継サーバ
間の経路が、ルーティングテーブルの内容によって決ま
るものと同じである場合は、中継するデータのみを指示
し、中継経路は指示しない。そして、最下流の中継サー
バまで、コンテンツを中継させると、QoS 経路参照中継
制御キャッシュサーバC301b は、最下流の中継サーバか
ら、コンテンツを取得する。
【0170】
【第14の実施の形態】本発明の第14の実施の形態
は、図14に示した第4の実施の形態のネットワークシ
ステムに於いて、QoS 経路参照中継制御キャッシュサー
バC401〜C403の代わりに図35に示すQoS 経路参照中継
制御キャッシュサーバC401a を使用し、ルータR200〜R2
04の代わりに優先度制御, 経路設定が可能なルータを使
用することにより実現される。
【0171】図35に示すQoS 経路参照中継制御キャッ
シュサーバC401a は、優先度情報付加部508 が追加され
ている点、中継制御部110 の代わりに中継制御部110aを
備えている点、及び記録媒体K4の代わりに記録媒体K4a
を備えている点が図15に示したQoS 経路参照中継制御キ
ャッシュサーバC401と相違している。
【0172】QoS 経路参照中継制御キャッシュサーバC4
01a は、コンピュータによって実現されるものであり、
ディスク, 半導体メモリ等の記録媒体K3b には、コンピ
ュータをQoS 経路参照中継制御キャッシュサーバとして
機能させるためのプログラムが記録されている。このプ
ログラムは、コンピュータによって読み取られ、コンピ
ュータの動作を制御することで、コンピュータ上に、通
信インターフェース部101,QoS 経路情報取得部102,キャ
ッシュ動作部103,リンク先読み制御部104,自動キャッシ
ュ更新部105,キャッシュサーバ連携部107,中継制御部11
0a, 優先度情報付加部5081を実現する。
【0173】中継制御部110aは、要求元(リンク先読み
制御部104,自動キャッシュ更新部105,或いはキャッシュ
サーバ連携部107 )から取得したいWeb コンテンツ, コ
ンテンツサマリーを特定するための情報を受け取ると、
要求元に付与する優先度を前述した(a) 〜(c) の方法で
決定すると共に、QoS 経路情報取得部102 が保持してい
るネットワークの負荷状況を基に、ルーティングテーブ
ルの内容によって決まる通信相手先への経路上に輻輳部
分が存在するか否かを調べる。そして、輻輳部分が存在
しない場合は、要求元に優先度を通知する。これによ
り、要求元は、優先情報付加部508 に送信パケットと優
先度とを渡す。優先度情報付加部508 は、送信パケット
に優先度情報を付加して通信インターフェース101 に渡
す。これにより、上記優先度のパケットが通信相手先と
の間で送受信され、要求元がWeb コンテンツ等を取得す
る。
【0174】これに対して、ルーティングテーブルの内
容によって決まる経路上に輻輳部分が存在する場合は、
中継サーバ及び経路設定可能なルータを使用することに
より輻輳部分を通らない経路を設定できるか否かを判断
する。そして、設定できると判断した場合は、経路設定
部109 を用いてルータに指示を出して上記経路をネット
ワーク上に設定する。その後、上流側の中継サーバから
順番に指示を出し、Web コンテンツ等を実際に中継させ
る。その際、上記決定された優先度で中継することを指
示する。また、中継サーバを利用しても、輻輳部分を通
らない経路を設定できない場合は、輻輳部分よりも上流
側に存在する中継サーバ(輻輳部分に最も近い中継サー
バでなくても良い。但し、輻輳部分に最も近い中継サー
バまで転送させるのが最も効率的である)まで、コンテ
ンツを中継させておき、輻輳が解除されるのを待って、
それよりも下流に転送するようにする。
【0175】
【発明の効果】第1の効果は、ネットワークの輻輳状態
を悪化させることなく、自動キャッシュ更新動作,リン
ク先読み動作,キャッシュサーバ連携動作を従来よりも
高い確率で実行することが可能になるという点である。
その理由は、自動キャッシュ更新動作,リンク先読み動
作,キャッシュサーバ連携動作を行うに適した経路を、
QoS 経路情報に基づいて求めるようにしたり、上記3つ
の動作を行うために適した中継サーバを選択したり、上
記3つの動作を行うための通信の優先度を低くしている
からである。
【0176】第2の効果は、輻輳状態が解除されるのを
待って、コンテンツ等の取得を行う場合に比較して、コ
ンテンツを短時間で取得することができるという点であ
る。その理由は、中継サーバを使用するようにしている
からである。
【0177】第3の効果は、中継サーバを使用する際
に、ネットワークの輻輳状態を悪化させずに、リンク先
読み動作,自動キャッシュ更新動作,キャッシュ連携動
作をより高い確率で実行させることが可能になるという
点である。その理由は、キャッシュサーバに経路設定部
を設け、更に、ルータとして経路設定可能ルータを使用
するようにしたからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成例を示すブロ
ック図である。
【図2】QoS 経路参照キャッシュサーバC101の構成例を
示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の動作例を示すフロ
ーチャートである。
【図4】QoS 経路情報の一例を示す図である。
【図5】図4に示したQoS 経路情報をグラフ化した図で
ある。
【図6】本発明の第2の実施の形態の構成例を示すブロ
ック図である。
【図7】QoS 経路参照キャッシュサーバC201の構成例を
示すブロック図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態の動作例を示すフロ
ーチャートである。
【図9】本発明の第3の実施の形態の構成例を示すブロ
ック図である。
【図10】QoS 経路参照中継制御キャッシュサーバC301
の構成例を示すブロック図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態の動作例を示すフ
ローチャートである。
【図12】本発明の第3の実施の形態におけるQoS 経路
情報の一例を示す図である。
【図13】本発明の第3の実施の形態におけるQoS 経路
情報の一例を示す図である。
【図14】本発明の第4の実施の形態の構成例を示すブ
ロック図である。
【図15】QoS 経路参照中継制御キャッシュサーバC401
の構成例を示すブロック図である。
【図16】本発明の第4の実施の形態の動作例を示すフ
ローチャートである。
【図17】本発明の第4の実施の形態に於けるQoS 経路
情報の一例を示す図である。
【図18】本発明の第4の実施の形態に於けるQoS 経路
情報の一例を示す図である。
【図19】本発明の第5の実施の形態の構成例を示すブ
ロック図である。
【図20】優先度機能付きキャッシュサーバC501の構成
例を示すブロック図である。
【図21】本発明の第5の実施の形態の動作例を示すフ
ローチャートである。
【図22】本発明の第6の実施の形態の構成例を示すブ
ロック図である。
【図23】優先度機能付きキャッシュサーバC601の構成
例を示すブロック図である。
【図24】本発明の第6の実施の形態の動作例を示すフ
ローチャートである。
【図25】本発明の第7の実施の形態の構成例を示すブ
ロック図である。
【図26】QoS 経路参照中継優先制御キャッシュサーバ
C701の構成例を示すブロック図である。
【図27】本発明の第7の実施の形態の動作例を示すフ
ローチャートである。
【図28】本発明の第7の実施の形態に於けるQoS 経路
情報の一例を示す図である。
【図29】本発明の第8の実施の形態で使用するQoS 経
路参照キャッシュサーバC101a の構成例を示すブロック
図である。
【図30】本発明の第9の実施の形態で使用するQoS 経
路参照キャッシュサーバC101b の構成例を示すブロック
図である。
【図31】本発明の第10の実施の形態で使用するQoS
経路参照キャッシュサーバC201aの構成例を示すブロッ
ク図である。
【図32】本発明の第11の実施の形態で使用するQoS
経路参照キャッシュサーバC201bの構成例を示すブロッ
ク図である。
【図33】本発明の第12の実施の形態で使用するQoS
経路参照中継制御キャッシュサーバC301a の構成例を示
すブロック図である。
【図34】本発明の第13の実施の形態で使用するQoS
経路参照中継制御キャッシュサーバC301b の構成例を示
すブロック図である。
【図35】本発明の第14の実施の形態で使用するQoS
経路参照中継制御キャッシュサーバC401a の構成例を示
すブロック図である。
【図36】従来のネットワークシステムの構成例を示す
ブロック図である。
【図37】従来のキャッシュサーバC1の構成例を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
C1〜C3…キャッシュサーバ R0〜R4…ルータ L0〜L5…リンク T1〜T3…端末 N1〜N4…サブネット S1,S2 …Web サーバ R100〜R104…ルータ R200〜R204…経路設定可能ルータ R300〜R304,R600〜R604…優先制御可能ルータ R700〜R704…経路設定優先度制御可能ルータ C101〜C103,C101a,C101b,C201a,C201b,C301a,C301b,C40
1a…QoS 経路参照キャッシュサーバ C201〜C203…QoS 経路参照キャッシュサーバ C301〜C303…QoS 経路参照中継制御キャッシュサーバ C401〜C403…QoS 経路参照中継制御キャッシュサーバ C501〜C503…優先度機能付きキャッシュサーバ C601〜C603…優先度機能付きキャッシュサーバ C701〜C703…QoS 経路参照中継優先制御キャッシュサー
バ 1…通信インターフェース部 2…輻輳情報取得部 3…キャッシュ動作部 4…リンク先読み制御部 5…自動キャッシュ更新部 6…記憶装置 7…キャッシュサーバ連携部 101 …通信インターフェース部 102 …QoS 経路情報取得部 103 …キャッシュ動作部 104 …リンク先読み制御部 105 …自動キャッシュ更新部 106 …記憶装置 107 …キャッシュサーバ連携部 108,108a,108b …経路計算部 109 …経路設定部 110,110a,110b …中継制御部 501 …通信インターフェース部 502 …QoS 経路情報取得部 503 …キャッシュ動作部 504 …リンク先読み制御部 505 …自動キャッシュ更新部 506 …記憶装置 507 …キャッシュサーバ連携部 508 …優先度情報付加部 509 …優先度付与部 601 …通信インターフェース部 602 …QoS 経路情報取得部 603 …キャッシュ動作部 604 …リンク先読み制御部 605 …自動キャッシュ更新部 606 …記憶装置 607 …キャッシュサーバ連携部 609 …優先度付与部 610 …ルータ優先度設定部 701 …通信インターフェース部 702 …QoS 経路情報取得部 703 …キャッシュ動作部 704 …リンク先読み制御部 705 …自動キャッシュ更新部 706 …記憶装置 707 …キャッシュサーバ連携部 708 …中継制御部 709 …経路設定部 710 …ルータ優先度設定部 K1,K1a,K1b,K2,K2a,K2b,K3,K3a,K3b,K4,K4a,K5〜K7…記
録媒体

Claims (51)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークの経路情報および経路上の
    負荷情報を含むQoS経路情報を取得するQoS 経路情報取
    得部と、 該QoS 経路情報取得部が取得したQoS 経路情報に基づい
    て、自動キャッシュ更新動作,リンク先読み動作或いは
    キャッシュサーバ連携動作の内の、少なくとも1つを行
    うために適した経路を求める経路計算部と、該経路計算
    部が求めた経路を利用して、自動キャッシュ更新動作,
    リンク先読み動作,キャッシュサーバ連携動作を行う自
    動キャッシュ更新部,リンク先読み制御部,キャッシュ
    サーバ連携部の内の、少なくとも1つと、から構成され
    るキャッシュサーバを備えたことを特徴とするネットワ
    ークシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のネットワークシステムに
    おいて、 前記経路計算部は、前記経路として最大残余帯域経路を
    求めると共に、該求めた経路上の最小残余帯域を求める
    構成を有し、 前記自動キャッシュ更新部,前記リンク先読み制御部,
    前記キャッシュサーバ連携部は、それぞれ前記最小残余
    帯域に基づいて自動キャッシュ更新動作,リンク先読み
    動作,キャッシュサーバ連携動作を行うか否かを判定す
    る構成を有することを特徴とするネットワークシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のネットワークシステムに
    おいて、 ネットワークの経路情報および経路上の負荷情報をやり
    取りする経路制御プロトコルが動作するルータを備え、 前記QoS 経路情報取得部は、前記ルータと連携してネッ
    トワークの経路情報および経路上の負荷情報を取得する
    構成を有することを特徴とするネットワークシステム。
  4. 【請求項4】 キャッシュサーバと経路設定可能ルータ
    とを有するネットワークシステムであって、 前記経路設定可能ルータは、 要求された経路をネットワーク上に設定することが可能
    な構成を有し、 前記キャッシュサーバは、 ネットワークの経路情報および経路上の負荷情報を含む
    QoS 経路情報を取得するQoS 経路情報取得部と、 該QoS 情報取得部が取得したQoS 経路情報に基づいて、
    自動キャッシュ更新動作,リンク先読み動作或いはキャ
    ッシュサーバ連携動作の内の、少なくとも1つを行うた
    めに適した経路を求める経路計算部と、該経路計算部で
    求められた経路の設定を前記経路設定可能ルータに要求
    し、前記経路設定可能ルータによって設定された経路を
    利用して自動キャッシュ更新動作,リンク先読み動作,
    キャッシュサーバ連携動作を行う自動キャッシュ更新
    部,リンク先読み制御部,キャッシュサーバ連携部の内
    の、少なくとも1つと、を備えたことを特徴とするネッ
    トワークシステム。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のネットワークシステムに
    おいて、 前記経路計算部は、前記経路として最大残余帯域経路を
    求めると共に、該求めた経路上の最小残余帯域を求める
    構成を有し、 前記自動キャッシュ更新部,前記リンク先読み制御部,
    前記キャッシュサーバ連携部は、それぞれ前記最小残余
    帯域に基づいて自動キャッシュ更新動作,リンク先読み
    動作,キャッシュサーバ連携動作を行うか否かを判定す
    る構成を有することを特徴とするネットワークシステ
    ム。
  6. 【請求項6】 請求項4記載のネットワークシステムに
    おいて、 前記経路設定可能ルータは、ネットワークの経路情報お
    よび負荷情報をやり取りする経路制御プロトコルが動作
    する構成を有し、 前記QoS 経路情報取得部は、前記経路設定可能ルータと
    連携してネットワークの経路情報および負荷情報を取得
    する構成を有することを特徴とするネットワークシステ
    ム。
  7. 【請求項7】 ルータと、キャッシュサーバと、中継サ
    ーバとを備えたネットワークシステムであって、 前記ルータは、 ネットワークの経路情報および経路上の負荷情報をやり
    取りする経路制御プロトコルが動作する構成を有し、 前記キャッシュサーバは、 前記ルータと連携してネットワークの経路情報および経
    路上の負荷情報を含むQoS 経路情報を取得するQoS 経路
    情報取得部と、 該QoS 経路情報取得部が取得したQoS 経路情報に基づい
    て、自動キャッシュ更新動作,リンク先読み動作或いは
    キャッシュサーバ連携動作の内の、少なくとも1つを行
    うために適した中継サーバを選択し、該選択した中継サ
    ーバに対して中継するデータを指示する中継制御部とを
    備え、 前記中継サーバは、 前記中継制御部の指示に従ってデータを中継する構成を
    有することを特徴とするネットワークシステム。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のネットワークシステムに
    おいて、 前記中継制御部は、輻輳部分が存在しない中継経路を設
    定するために必要となる中継サーバを選択する構成を有
    することを特徴とするネットワークシステム。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のネットワークシステムに
    おいて、 輻輳部分が存在しない中継経路を設定することができな
    い場合は、輻輳部分よりも上流側に存在する中継サーバ
    の内の輻輳部分に近い中継サーバまでデータを中継さ
    せ、それより下流に対しては輻輳が解消されるのを待っ
    てデータを転送させる構成を有することを特徴とするネ
    ットワークシステム。
  10. 【請求項10】 ルータと、キャッシュサーバと、中継
    サーバとを備えたネットワークシステムであって、 前記ルータは、 ネットワークの経路情報および経路上の負荷情報をやり
    取りする経路制御プロトコルが動作する構成を有し、 前記キャッシュサーバは、 前記ルータと連携してネットワークの経路情報及び経路
    上の負荷情報を含むQoS 経路情報を取得するQoS 経路情
    報取得部と、 該QoS 経路情報取得部が取得したQoS 経路情報に基づい
    て、自動キャッシュ更新動作,リンク先読み動作或いは
    キャッシュサーバ連携動作の内の、少なくとも1つを行
    うために適した中継サーバ及び経路を選択し、該選択し
    た中継サーバに対して中継するデータを指示すると共
    に、前記選択した経路を使用してデータの中継を行うこ
    とを指示する中継制御部とを備え、 前記中継サーバは、 前記中継制御部の指示に従ってデータを中継する構成を
    有することを特徴とするネットワークシステム。
  11. 【請求項11】 経路設定可能ルータと、キャッシュサ
    ーバと、中継サーバとを備えたネットワークシステムで
    あって、 前記経路設定可能ルータは、 ネットワークの経路情報および経路上の負荷情報をやり
    取りする経路制御プロトコルが動作し、且つ要求された
    経路をネットワーク上に設定することが可能な構成を有
    し、 前記キャッシュサーバは、 前記経路設定可能ルータと連携してネットワークの経路
    情報及び経路上の負荷情報を含むQoS 経路情報を取得す
    るQoS 経路情報取得部と、 該QoS 経路情報取得部が取得したQoS 経路情報に基づい
    て、自動キャッシュ更新動作,リンク先読み動作或いは
    キャッシュサーバ連携動作の内の、少なくとも1つを行
    うために適した中継サーバ及び経路を選択し、該選択し
    た中継サーバに対して中継するデータを指示する中継制
    御部と、 該中継制御部で選択された経路の設定を前記経路設定可
    能ルータに要求する経路設定部とを備え、 前記中継サーバは、 前記中継制御部の指示に従ってデータを中継する構成を
    有することを特徴とするネットワークシステム。
  12. 【請求項12】 請求項11記載のネットワークシステ
    ムにおいて、 前記中継制御部は、前記データの中継経路上に輻輳部分
    が存在しないように中継サーバおよび経路を選択する構
    成を有することを特徴とするネットワークシステム。
  13. 【請求項13】 請求項12記載のネットワークシステ
    ムにおいて、 輻輳部分が存在しない中継経路を設定することができな
    い場合は、輻輳部分よりも上流側に存在する中継サーバ
    の内の輻輳部分に近い中継サーバまでデータを中継さ
    せ、それより下流に対しては輻輳が解消されるのを待っ
    てデータを転送させる構成を有することを特徴とするネ
    ットワークシステム。
  14. 【請求項14】 パケットに付与された優先度情報に基
    づいてパケットをリンクに送出する際の優先度を制御で
    きる優先制御可能ルータと、 自動キャッシュ更新動作,リンク先読み動作およびキャ
    ッシュサーバ連携動作の内の、少なくとも1つを行うキ
    ャッシュサーバであって、前記3つの動作によって生じ
    る通信に使用するパケットに、キャッシュ動作によって
    生じる通信に使用するパケットよりも低い優先度を付与
    するキャッシュサーバとを有することを特徴とするネッ
    トワークシステム。
  15. 【請求項15】 請求項14記載のネットワークシステ
    ムにおいて、 前記キャッシュサーバは、 優先度の付与要求があった場合、その要求元に対して予
    め決められている優先度を付与する優先度付与部と、 ネットワークに送信するパケットと優先度が渡された
    時、前記パケットに前記優先度を示す優先度情報を付加
    する優先度情報付加部と、 送信パケットの発生時、前記優先度付与部に対して優先
    度の付与要求を行い、前記優先度付与部によって付与さ
    れた優先度と前記送信パケットとを前記優先度情報付加
    部に渡すキャッシュ動作部,リンク先読み制御部,自動
    キャッシュ更新部,キャッシュサーバ連携部とを備えた
    ことを特徴とするネットワークシステム。
  16. 【請求項16】 請求項15記載のネットワークシステ
    ムに於いて、 ネットワークの経路情報および経路上の負荷情報を含む
    QoS 経路情報を取得するQoS 経路情報取得部を備え、 且つ前記優先度付与部は、優先度の付与要求があった場
    合、その要求元と前記QoS 経路情報取得部が取得したQo
    S 経路情報とに基づいて付与する優先度を決定する構成
    を有することを特徴とするネットワークシステム。
  17. 【請求項17】 優先度制御可能ルータと、キャッシュ
    サーバとを有するネットワークシステムであって、 前記優先度制御可能ルータは、 特定の通信フローを識別して該通信フローに関するパケ
    ットに優先度情報を付与する構成を有すると共に、パケ
    ットに付与された優先度情報を基に、パケットをリンク
    に送出する際の優先度を制御する構成を有し、 前記キャッシュサーバは、 ネットワークの経路情報および経路上の負荷情報を含む
    QoS 経路情報を取得するQoS 経路情報取得部と、 該QoS 経路情報取得部が取得したQoS 経路情報に基づい
    て、自動キャッシュ更新動作,リンク先読み動作,或い
    はキャッシュサーバ連携動作を行うために適した、ネッ
    トワークのリンク毎に可変な優先度を求める優先度付与
    部と、 優先度付与部によって得られた結果に基づいて、前記優
    先度制御可能ルータに対して特定の通信フローに対する
    優先度の設定を要求するルータ優先度設定部と、 前記優先度制御可能ルータによって設定された経路を利
    用して自動キャッシュ更新動作,リンク先読み動作,キ
    ャッシュサーバ連携動作を行う自動キャッシュ更新部,
    リンク先読み制御部,キャッシュサーバ連携部の内の、
    少なくとも1つと、 を備えたことを特徴とするネットワークシステム。
  18. 【請求項18】 キャッシュサーバと優先制御可能ルー
    タとを備えたネットワークシステムであって、 前記優先制御可能ルータは、パケットに付与された優先
    度情報に基づいてパケットをリンクに送出する際の優先
    度を制御する構成を有し、 前記キャッシュサーバは、 ネットワークの経路情報および経路上の負荷情報を含む
    QoS 経路情報を取得するQoS 経路情報取得部と、 該QoS 経路情報取得部が取得したQoS 経路情報に基づい
    て、自動キャッシュ更新動作,リンク先読み動作或いは
    キャッシュサーバ連携動作の内の、少なくとも1つを行
    うために適した経路を求めると共に、前記自動キャッシ
    ュ更新動作,リンク先読み動作或いはキャッシュサーバ
    連携動作によって生じる通信に使用するパケットに、キ
    ャッシュ動作によって生じる通信に使用するパケットよ
    りも低い優先度情報を付与する経路計算部と、 該経路計算部が求めた経路を使用すると共に前記経路計
    算部により付与された優先度のパケットを使用して、自
    動キャッシュ更新動作,リンク先読み動作,キャッシュ
    サーバ連携動作を行う自動キャッシュ更新部,リンク先
    読み制御部,キャッシュサーバ連携部の内の、少なくと
    も1つと、 を備えたことを特徴とするネットワークシステム。
  19. 【請求項19】 優先度制御可能ルータと、キャッシュ
    サーバとを有するネットワークシステムであって、 前記優先度制御可能ルータは、 特定の通信フローを識別して該通信フローに関するパケ
    ットに優先度情報を付与する構成を有すると共に、パケ
    ットに付与された優先度情報を基に、パケットをリンク
    に送出する際の優先度を制御する構成を有し、 前記キャッシュサーバは、 ネットワークの経路情報および経路上の負荷情報を含む
    QoS 経路情報を取得するQoS 経路情報取得部と、 該QoS 経路情報取得部が取得したQoS 経路情報に基づい
    て、自動キャッシュ更新動作,リンク先読み動作,或い
    はキャッシュサーバ連携動作を行うために適した経路を
    求めると共に、自動キャッシュ更新動作,リンク先読み
    動作,或いはキャッシュサーバ連携動作を行うために適
    した、ネットワークのリンク毎に可変な優先度を求める
    経路計算部と、 該経路計算部によって得られた結果に基づいて、前記優
    先度制御可能ルータに対して特定の通信フローに対する
    優先度の設定を要求するルータ優先度設定部と、 前記経路計算部が求めた経路を使用して自動キャッシュ
    更新動作,リンク先読み動作,キャッシュサーバ連携動
    作を行う自動キャッシュ更新部,リンク先読み制御部,
    キャッシュサーバ連携部の内の、少なくとも1つと、 を備えたことを特徴とするネットワークシステム。
  20. 【請求項20】 キャッシュサーバと、ルータとを備え
    たネットワークシステムであって、 前記ルータは、パケットに付与された優先度情報に基づ
    いてパケットをリンクに送出する際の優先度を制御で
    き、且つ要求された経路をネットワーク上に設定するこ
    とが可能な構成を有し、 前記キャッシュサーバは、 ネットワークの経路情報および経路上の負荷情報を含む
    QoS 経路情報を取得するQoS 経路情報取得部と、 該QoS 経路情報取得部が取得したQoS 経路情報に基づい
    て、自動キャッシュ更新動作,リンク先読み動作或いは
    キャッシュサーバ連携動作の内の、少なくとも1つを行
    うために適した経路を求めると共に、前記自動キャッシ
    ュ更新動作,リンク先読み動作或いはキャッシュサーバ
    連携動作によって生じる通信に使用するパケットに、キ
    ャッシュ動作によって生じる通信に使用するパケットよ
    りも低い優先度情報を付与する経路計算部と、 該経路計算部によって求められた経路の設定を前記ルー
    タに対して要求する経路設定部と、 前記経路計算部により付与された優先度のパケットを使
    用して、自動キャッシュ更新動作,リンク先読み動作,
    キャッシュサーバ連携動作を行う自動キャッシュ更新
    部,リンク先読み制御部,キャッシュサーバ連携部の内
    の、少なくとも1つと、 を備えたことを特徴とするネットワークシステム。
  21. 【請求項21】 キャッシュサーバと、ルータとを備え
    たネットワークシステムに於いて、 ルータは、特定の通信フローを識別して該通信フローに
    関するパケットに優先度情報を付与する構成と、パケッ
    トに付与された優先度情報を基に、パケットをリンクに
    送出する際の優先度を制御する構成と、要求された経路
    をネットワーク上に設定する構成とを有し、 前記キャッシュサーバは、 ネットワークの経路情報および経路上の負荷情報を含む
    QoS 経路情報を取得するQoS 経路情報取得部と、 該QoS 経路情報取得部が取得したQoS 経路情報に基づい
    て、自動キャッシュ更新動作,リンク先読み動作,或い
    はキャッシュサーバ連携動作を行うために適した経路を
    求めると共に、自動キャッシュ更新動作,リンク先読み
    動作,或いはキャッシュサーバ連携動作を行うために適
    した、ネットワークのリンク毎に可変な優先度を求める
    経路計算部と、 該経路計算部によって得られた結果に基づいて、前記優
    先度制御可能ルータに対して特定の通信フローに対する
    優先度の設定を要求するルータ優先度設定部と、 前記経路計算部によって求められた経路の設定を前記ル
    ータに対して要求する経路設定部と、 前記ルータによって設定された経路を使用して自動キャ
    ッシュ更新動作,リンク先読み動作,キャッシュサーバ
    連携動作を行う自動キャッシュ更新部,リンク先読み制
    御部,キャッシュサーバ連携部の内の、少なくとも1つ
    と、 を備えたことを特徴とするネットワークシステム。
  22. 【請求項22】 キャッシュサーバと、中継サーバと、
    ルータとを備えたネットワークシステムであって、 前記ルータは、パケットに付与された優先度情報に基づ
    いてパケットをリンクに送出する際の優先度を制御する
    構成を有し、 前記キャッシュサーバは、 ネットワークの経路情報および経路上の負荷情報を含む
    QoS 経路情報を取得するQoS 経路情報取得部と、 該QoS 経路情報取得部が取得したQoS 経路情報に基づい
    て、自動キャッシュ更新動作,リンク先読み動作或いは
    キャッシュサーバ連携動作の内の、少なくとも1つを行
    うために適した中継サーバを選択し、該選択した中継サ
    ーバに対して中継するデータを指示すると共に、前記自
    動キャッシュ更新動作,リンク先読み動作或いはキャッ
    シュサーバ連携動作によって生じる通信に使用するパケ
    ットに、キャッシュ動作によって生じる通信に使用する
    パケットよりも低い優先度情報を付与する中継制御部
    と、 前記中継制御部により付与された優先度のパケットを使
    用して、自動キャッシュ更新動作,リンク先読み動作,
    キャッシュサーバ連携動作を行う自動キャッシュ更新
    部,リンク先読み制御部,キャッシュサーバ連携部の内
    の、少なくとも1つとを備え、 前記中継サーバは、 前記中継制御部の指示に従ってデータを中継する構成を
    有することを特徴とするネットワークシステム。
  23. 【請求項23】 キャッシュサーバと、中継サーバと、
    ルータとを備えたネットワークシステムであって、 前記ルータは、特定の通信フローを識別して該通信フロ
    ーに関するパケットに優先度情報を付与する構成を有す
    ると共に、パケットに付与された優先度情報を基に、パ
    ケットをリンクに送出する際の優先度を制御する構成を
    有し、 前記キャッシュサーバは、 ネットワークの経路情報および経路上の負荷情報を含む
    QoS 経路情報を取得するQoS 経路情報取得部と、 該QoS 経路情報取得部が取得したQoS 経路情報に基づい
    て、自動キャッシュ更新動作,リンク先読み動作或いは
    キャッシュサーバ連携動作の内の、少なくとも1つを行
    うために適した中継サーバを選択し、該選択した中継サ
    ーバに対して中継するデータを指示すると共に、自動キ
    ャッシュ更新動作,リンク先読み動作,或いはキャッシ
    ュサーバ連携動作を行うために適した、ネットワークの
    リンク毎に可変な優先度を求める中継制御部と、 該中継制御部によって得られた結果に基づいて、前記ル
    ータに対して特定の通信フローに対する優先度の設定を
    要求するルータ優先度設定部と、 自動キャッシュ更新動作,リンク先読み動作,キャッシ
    ュサーバ連携動作を行う自動キャッシュ更新部,リンク
    先読み制御部,キャッシュサーバ連携部の内の、少なく
    とも1つとを備え、 前記中継サーバは、 前記中継制御部の指示に従ってデータを中継する構成を
    有することを特徴とするネットワークシステム。
  24. 【請求項24】 キャッシュサーバと、中継サーバと、
    ルータとを備えたネットワークシステムであって、 前記ルータは、パケットに付与された優先度情報に基づ
    いてパケットをリンクに送出する際の優先度を制御する
    構成を有し、 前記キャッシュサーバは、 ネットワークの経路情報および経路上の負荷情報を含む
    QoS 経路情報を取得するQoS 経路情報取得部と、 該QoS 経路情報取得部が取得したQoS 経路情報に基づい
    て、自動キャッシュ更新動作,リンク先読み動作或いは
    キャッシュサーバ連携動作の内の、少なくとも1つを行
    うために適した中継サーバ及び経路を選択し、該選択し
    た中継サーバに対して中継するデータを指示すると共
    に、前記選択した経路を使用してデータの中継を行うこ
    とを指示し、更に、前記自動キャッシュ更新動作,リン
    ク先読み動作或いはキャッシュサーバ連携動作によって
    生じる通信に使用するパケットに、キャッシュ動作によ
    って生じる通信に使用するパケットよりも低い優先度情
    報を付与する中継制御部と、 前記中継制御部により付与された優先度のパケットを使
    用して、自動キャッシュ更新動作,リンク先読み動作,
    キャッシュサーバ連携動作を行う自動キャッシュ更新
    部,リンク先読み制御部,キャッシュサーバ連携部の内
    の、少なくとも1つとを備え、 前記中継サーバは、 前記中継制御部の指示に従ってデータを中継する構成を
    有することを特徴とするネットワークシステム。
  25. 【請求項25】 キャッシュサーバと、中継サーバと、
    ルータとを備えたネットワークシステムであって、 前記ルータは、特定の通信フローを識別して該通信フロ
    ーに関するパケットに優先度情報を付与する構成を有す
    ると共に、パケットに付与された優先度情報を基に、パ
    ケットをリンクに送出する際の優先度を制御する構成を
    有し、 前記キャッシュサーバは、 ネットワークの経路情報および経路上の負荷情報を含む
    QoS 経路情報を取得するQoS 経路情報取得部と、 該QoS 経路情報取得部が取得したQoS 経路情報に基づい
    て、自動キャッシュ更新動作,リンク先読み動作或いは
    キャッシュサーバ連携動作の内の、少なくとも1つを行
    うために適した中継サーバ及び経路を選択し、該選択し
    た中継サーバに対して中継するデータを指示すると共
    に、前記選択した経路を使用してデータの中継を行うこ
    とを指示し、更に、自動キャッシュ更新動作,リンク先
    読み動作,或いはキャッシュサーバ連携動作を行うため
    に適した、ネットワークのリンク毎に可変な優先度を求
    める中継制御部と、 該中継制御部によって得られた結果に基づいて、前記ル
    ータに対して特定の通信フローに対する優先度の設定を
    要求するルータ優先度設定部と、 自動キャッシュ更新動作,リンク先読み動作,キャッシ
    ュサーバ連携動作を行う自動キャッシュ更新部,リンク
    先読み制御部,キャッシュサーバ連携部の内の、少なく
    とも1つとを備え、 前記中継サーバは、 前記中継制御部の指示に従ってデータを中継する構成を
    有することを特徴とするネットワークシステム。
  26. 【請求項26】 キャッシュサーバと、中継サーバと、
    ルータとを備えたネットワークシステムであって、 前記ルータは、 前記ルータは、パケットに付与された優先度情報に基づ
    いてパケットをリンクに送出する際の優先度を制御する
    構成を有すると共に、要求された経路をネットワーク上
    に設定する構成を有し、 前記キャッシュサーバは、 ネットワークの経路情報および経路上の負荷情報を含む
    QoS 経路情報を取得するQoS 経路情報取得部と、 該QoS 経路情報取得部が取得したQoS 経路情報に基づい
    て、自動キャッシュ更新動作,リンク先読み動作或いは
    キャッシュサーバ連携動作の内の、少なくとも1つを行
    うために適した中継サーバ及び経路を選択し、該選択し
    た中継サーバに対して中継するデータを指示すると共
    に、前記自動キャッシュ更新動作,リンク先読み動作或
    いはキャッシュサーバ連携動作によって生じる通信に使
    用するパケットに、キャッシュ動作によって生じる通信
    に使用するパケットよりも低い優先度情報を付与する中
    継制御部と、 該中継制御部によって求められた経路の設定を前記ルー
    タに対して要求する経路設定部と、 前記中継制御部により付与された優先度のパケットを使
    用して、自動キャッシュ更新動作,リンク先読み動作,
    キャッシュサーバ連携動作を行う自動キャッシュ更新
    部,リンク先読み制御部,キャッシュサーバ連携部の内
    の、少なくとも1つとを備え、 前記中継サーバは、 前記中継制御部の指示に従ってデータを中継する構成を
    有することを特徴とするネットワークシステム。
  27. 【請求項27】 キャッシュサーバと、中継サーバと、
    ルータとを備えたネットワークシステムであって、 前記ルータは、特定の通信フローを識別して該通信フロ
    ーに関するパケットに優先度情報を付与する構成と、パ
    ケットに付与された優先度情報を基に、パケットをリン
    クに送出する際の優先度を制御する構成と、要求された
    経路をネットワーク上に設定する構成とを有し、 前記キャッシュサーバは、 ネットワークの経路情報および経路上の負荷情報を含む
    QoS 経路情報を取得するQoS 経路情報取得部と、 該QoS 経路情報取得部が取得したQoS 経路情報に基づい
    て、自動キャッシュ更新動作,リンク先読み動作或いは
    キャッシュサーバ連携動作の内の、少なくとも1つを行
    うために適した中継サーバ及び経路を選択し、該選択し
    た中継サーバに対して中継するデータを指示すると共
    に、自動キャッシュ更新動作,リンク先読み動作,或い
    はキャッシュサーバ連携動作を行うために適した、ネッ
    トワークのリンク毎に可変な優先度を求める中継制御部
    と、 該中継制御部によって得られた結果に基づいて、前記ル
    ータに対して特定の通信フローに対する優先度の設定を
    要求するルータ優先度設定部と、 前記中継制御部によって求められた経路の設定を前記ル
    ータに対して要求する経路設定部と、 自動キャッシュ更新動作,リンク先読み動作,キャッシ
    ュサーバ連携動作を行う自動キャッシュ更新部,リンク
    先読み制御部,キャッシュサーバ連携部の内の、少なく
    とも1つとを備え、 前記中継サーバは、 前記中継制御部の指示に従ってデータを中継する構成を
    有することを特徴とするネットワークシステム。
  28. 【請求項28】 ネットワークの経路情報および経路上
    の負荷情報を含むQoS 経路情報を取得するQoS 経路情報
    取得部と、 該QoS 経路情報取得部が取得したQoS 経路情報に基づい
    て、自動キャッシュ更新動作,リンク先読み動作或いは
    キャッシュサーバ連携動作の内の、少なくとも1つを行
    うために適した経路を求める経路計算部と、 該経路計算部が求めた経路を利用して、自動キャッシュ
    更新動作,リンク先読み動作,キャッシュサーバ連携動
    作を行う自動キャッシュ更新部,リンク先読み制御部,
    キャッシュサーバ連携部の内の、少なくとも1つと、を
    備えたことを特徴とするキャッシュサーバ。
  29. 【請求項29】 ネットワークの経路情報および経路上
    の負荷情報をやり取りする経路制御プロトコルが動作
    し、且つ要求された経路をネットワーク上に設定するこ
    とが可能な構成を有する経路設定可能ルータと連携して
    ネットワークの経路情報および経路上の負荷情報を含む
    QoS 経路情報を取得するQoS 経路情報取得部と、 該QoS 情報取得部が取得したQoS 経路情報に基づいて、
    自動キャッシュ更新動作,リンク先読み動作或いはキャ
    ッシュサーバ連携動作の内の、少なくとも1つを行うた
    めに適した経路を求める経路計算部と、該経路計算部で
    求められた経路の設定を前記経路設定可能ルータに要求
    し、前記経路設定可能ルータによって設定された経路を
    利用して自動キャッシュ更新動作,リンク先読み動作,
    キャッシュサーバ連携動作を行う自動キャッシュ更新
    部,リンク先読み制御部,キャッシュサーバ連携部の内
    の、少なくとも1つと、を備えたことを特徴とするキャ
    ッシュサーバ。
  30. 【請求項30】 ネットワークの経路情報および経路上
    の負荷情報をやり取りする経路制御プロトコルが動作す
    るルータと連携してネットワークの経路情報および経路
    上の負荷情報を含むQoS 経路情報を取得するQoS 経路情
    報取得部と、 該QoS 経路情報取得部が取得したQoS 経路情報に基づい
    て、自動キャッシュ更新動作,リンク先読み動作或いは
    キャッシュサーバ連携動作の内の、少なくとも1つを行
    うために適した中継サーバを選択し、該選択した中継サ
    ーバに対して中継するデータを指示する中継制御部とを
    備えたことを特徴とするキャッシュサーバ。
  31. 【請求項31】 ネットワークの経路情報および経路上
    の負荷情報をやり取りする経路制御プロトコルが動作
    し、且つ要求された経路をネットワーク上に設定するこ
    とが可能な経路設定可能ルータと連携してネットワーク
    の経路情報及び経路上の負荷情報を含むQoS 経路情報を
    取得するQoS 経路情報取得部と、 該QoS 経路情報取得部が取得したQoS 経路情報に基づい
    て、自動キャッシュ更新動作,リンク先読み動作或いは
    キャッシュサーバ連携動作の内の、少なくとも1つの動
    作を行うために適した中継サーバ及び経路を選択し、該
    選択した中継サーバに対して中継するデータを指示する
    中継制御部と、 該中継制御部で選択された経路の設定を前記経路設定可
    能ルータに要求する経路設定部とを備えたことを特徴と
    するキャッシュサーバ。
  32. 【請求項32】 パケットに付与された優先度情報に基
    づいてパケットをリンクに送出する際の優先度を制御で
    きる優先制御可能ルータを有するネットワークシステム
    に設けられるキャッシュサーバであって、 自動キャッシュ変更動作,リンク先読み動作およびキャ
    ッシュサーバ連携動作の内の、少なくとも1つを行い、
    且つ前記3つの動作によって生じる通信に使用するパケ
    ットに優先度情報を付与する構成を有することを特徴と
    するキャッシュサーバ。
  33. 【請求項33】 請求項32記載のキャッシュサーバお
    いて、 前記キャッシュサーバは、 優先度の付与要求があった場合、その要求元に優先度を
    付与する優先度付与部と、 ネットワークに送信するパケットと優先度が渡された
    時、前記パケットに前記優先度を示す優先度情報を付加
    する優先度情報付加部と、 送信パケットの発生時、前記優先度付与部に対して優先
    度の付与要求を行い、前記優先度付与部によって付与さ
    れた優先度と前記送信パケットとを前記優先度情報付加
    部に渡すキャッシュ動作部,リンク先読み制御部,自動
    キャッシュ更新部,キャッシュサーバ連携部とを備えた
    ことを特徴とするキャッシュサーバ。
  34. 【請求項34】 特定の通信フローを識別して該通信フ
    ローに関するパケットに優先度情報を付与する構成を有
    すると共に、パケットに付与された優先度情報を基に、
    パケットをリンクに送出する際の優先度を制御する構成
    を有する優先度制御可能ルータが設置されたネットワー
    ク上のキャッシュサーバであって、 ネットワークの経路情報および経路上の負荷情報を含む
    QoS 経路情報を取得するQoS 経路情報取得部と、 該QoS 経路情報取得部が取得したQoS 経路情報に基づい
    て、自動キャッシュ更新動作,リンク先読み動作,或い
    はキャッシュサーバ連携動作を行うために適した、ネッ
    トワークのリンク毎に可変な優先度を求める優先度付与
    部と、 優先度付与部によって得られた結果に基づいて、前記優
    先度制御可能ルータに対して特定の通信フローに対する
    優先度の設定を要求するルータ優先度設定部と、 前記優先度制御可能ルータによって設定された経路を利
    用して自動キャッシュ更新動作,リンク先読み動作,キ
    ャッシュサーバ連携動作を行う自動キャッシュ更新部,
    リンク先読み制御部,キャッシュサーバ連携部の内の、
    少なくとも1つと、 を備えたことを特徴とするキャッシュサーバ。
  35. 【請求項35】 自動キャッシュ更新動作,リンク先読
    み動作或いはキャッシュサーバ連携動作の内の、少なく
    とも1つに必要なデータを、キャッシュサーバ中の中継
    制御部の指示に従って中継する構成を有することを特徴
    とする中継サーバ。
  36. 【請求項36】 請求項35記載の中継サーバに於い
    て、 前記中継サーバは、コンテンツ単位でデータを中継する
    構成を有することを特徴とする中継サーバ。
  37. 【請求項37】 ネットワーク上に配置されるルータの
    筐体内に、 ネットワークの経路情報および経路上の負荷情報を含む
    QoS 経路情報を取得するQoS 経路情報取得部と、 該QoS 経路情報取得部が取得したQoS 経路情報に基づい
    て、自動キャッシュ更新動作,リンク先読み動作或いは
    キャッシュサーバ連携動作の内の、少なくとも1つを行
    うために適した中継機能を有するルータを選択し、該選
    択したルータに対して中継するデータを指示する中継制
    御部と、 他のルータ内の中継制御部からの指示に従ってデータを
    中継する構成と、を有することを特徴とするルータ。
  38. 【請求項38】 ネットワーク上に配置される、要求さ
    れた経路を前記ネットワーク上に設定することが可能な
    ルータの筐体内に、ネットワークの経路情報及び経路上
    の負荷情報を含むQoS 経路情報を取得するQoS 経路情報
    取得部と、 該QoS 経路情報取得部が取得したQoS 経路情報に基づい
    て、自動キャッシュ更新動作,リンク先読み動作或いは
    キャッシュサーバ連携動作の内の、少なくとも1つを行
    うために適した中継機能を有するルータ及び経路を選択
    し、該選択した中継サーバに対して中継するデータを指
    示する中継制御部と、 該中継制御部で選択された経路の設定を前記ルータに要
    求する経路設定部と、 他のルータ内の中継制御部からの指示に従ってデータを
    中継する構成と、を有することを特徴とするルータ。
  39. 【請求項39】 ネットワークの経路情報および経路上
    の負荷情報を含むQoS 経路情報を取得するQoS 経路情報
    取得ステップと、 該QoS 経路情報取得ステップで取得したQoS 経路情報に
    基づいて、自動キャッシュ更新動作,リンク先読み動作
    或いはキャッシュサーバ連携動作の内の、少なくとも1
    つを行うために適した経路を求める経路計算ステップ
    と、該経路計算ステップで求めた経路を利用して、自動
    キャッシュ更新動作,リンク先読み動作,キャッシュサ
    ーバ連携動作を行う自動キャッシュ更新ステップ,リン
    ク先読み制御ステップ,キャッシュサーバ連携ステップ
    の内の、少なくとも1つと、を含むことを特徴とするキ
    ャッシュサーバ制御方法。
  40. 【請求項40】 ネットワークの経路情報および経路上
    の負荷情報をやり取りする経路制御プロトコルが動作
    し、且つ要求された経路をネットワーク上に設定するこ
    とが可能な構成を有する経路設定可能ルータと連携して
    ネットワークの経路情報および経路上の負荷情報を含む
    QoS 経路情報を取得するQoS 経路情報取得ステップと、 該QoS 情報取得ステップで取得したQoS 経路情報に基づ
    いて、自動キャッシュ更新動作,リンク先読み動作或い
    はキャッシュサーバ連携動作の内の、少なくとも1つを
    行うために適した経路を求める経路計算ステップと、該
    経路計算ステップで求められた経路の設定を前記経路設
    定可能ルータに要求し、前記経路設定可能ルータによっ
    て設定された経路を利用して自動キャッシュ更新動作,
    リンク先読み動作,キャッシュサーバ連携動作を行う自
    動キャッシュ更新ステップ,リンク先読み制御ステッ
    プ,キャッシュサーバ連携ステップの内の、少なくとも
    1つと、を含むことを特徴とするキャッシュサーバ制御
    方法。
  41. 【請求項41】 ネットワークの経路情報および経路上
    の負荷情報をやり取りする経路制御プロトコルが動作す
    るルータと連携してネットワークの経路情報および経路
    上の負荷情報を含むQoS 経路情報を取得するQoS 経路情
    報取得ステップと、 該QoS 経路情報取得ステップで取得したQoS 経路情報に
    基づいて、自動キャッシュ更新動作,リンク先読み動作
    或いはキャッシュサーバ連携動作の内の、少なくとも1
    つを行うために適した中継サーバを選択し、該選択した
    中継サーバに対して中継するデータを指示する中継制御
    ステップとを含むことを特徴とするキャッシュサーバ制
    御方法。
  42. 【請求項42】 ネットワークの経路情報および経路上
    の負荷情報をやり取りする経路制御プロトコルが動作
    し、且つ要求された経路をネットワーク上に設定するこ
    とが可能な経路設定可能ルータと連携してネットワーク
    の経路情報及び経路上の負荷情報を含むQoS 経路情報を
    取得するQoS 経路情報取得ステップと、 該QoS 経路情報取得ステップで取得したQoS 経路情報に
    基づいて、自動キャッシュ更新動作,リンク先読み動作
    或いはキャッシュサーバ連携動作の内の、少なくとも1
    つの動作を行うために適した中継サーバ及び経路を選択
    し、該中継サーバに対して中継するデータを指示する中
    継制御ステップと、 該中継制御ステップで選択された経路の設定を前記経路
    設定可能ルータに要求する経路設定ステップとを含むこ
    とを特徴とするキャッシュサーバ制御方法。
  43. 【請求項43】 パケットに付与された優先度情報に基
    づいてパケットをリンクに送出する際の優先度を制御で
    きる優先制御可能ルータを有するネットワークシステム
    に設けられるキャッシュサーバの制御方法であって、 自動キャッシュ変更動作,リンク先読み動作およびキャ
    ッシュサーバ連携動作の内の、少なくとも1つを行い、
    且つ前記3つの動作によって生じる通信に使用するパケ
    ットに、キャッシュ動作によって生じる通信に使用する
    パケットよりも低い優先度情報を付与することを特徴と
    するキャッシュサーバ制御方法。
  44. 【請求項44】 特定の通信フローを識別して該通信フ
    ローに関するパケットに優先度情報を付与する構成を有
    すると共にパケットに付与された優先度情報を基に、パ
    ケットをリンクに送出する際の優先度を制御する構成を
    有する優先制御可能ルータを備えたネットワークシステ
    ムに設けられるキャッシュサーバの制御方法であって、 ネットワークの経路情報および経路上の負荷情報を含む
    QoS 経路情報を取得するQoS 経路情報取得ステップと、 該QoS 経路情報取得ステップが取得したQoS 経路情報に
    基づいて、自動キャッシュ更新動作,リンク先読み動
    作,或いはキャッシュサーバ連携動作を行うために適し
    た、ネットワークのリンク毎に可変な優先度を求める優
    先度付与ステップと、 優先度付与ステップによって得られた結果に基づいて、
    前記優先度制御可能ルータに対して優先度の設定を要求
    するルータ優先度設定ステップと、 前記優先度制御可能ルータによって設定された経路を利
    用して自動キャッシュ更新動作,リンク先読み動作,キ
    ャッシュサーバ連携動作を行う自動キャッシュ更新ステ
    ップ,リンク先読み制御ステップ,キャッシュサーバ連
    携ステップの内の、少なくとも1つと、を含むことを特
    徴とするキャッシュサーバ制御方法。
  45. 【請求項45】 コンピュータを、 ネットワークの経路情報および経路上の負荷情報を含む
    QoS 経路情報を取得するQoS 経路情報取得部、 該QoS 経路情報取得部が取得したQoS 経路情報に基づい
    て、自動キャッシュ更新動作,リンク先読み動作或いは
    キャッシュサーバ連携動作の内の、少なくとも1つを行
    うために適した経路を求める経路計算部として機能させ
    ると共に、 前記経路計算部が求めた経路を利用して、自動キャッシ
    ュ更新動作,リンク先読み動作,キャッシュサーバ連携
    動作を行う自動キャッシュ更新部,リンク先読み制御
    部,キャッシュサーバ連携部の内の、少なくとも1つと
    して機能させるためのプログラムを記録したことを特徴
    とする記録媒体。
  46. 【請求項46】 コンピュータを、 ネットワークの経路情報および経路上の負荷情報をやり
    取りする経路制御プロトコルが動作し、且つ要求された
    経路をネットワーク上に設定することが可能な構成を有
    する経路設定可能ルータと連携してネットワークの経路
    情報および経路上の負荷情報を含むQoS 経路情報を取得
    するQoS 経路情報取得部、 該QoS 情報取得部が取得したQoS 経路情報に基づいて、
    自動キャッシュ更新動作,リンク先読み動作或いはキャ
    ッシュサーバ連携動作の内の、少なくとも1つを行うた
    めに適した経路を求める経路計算部として機能させると
    共に、 該経路計算部で求められた経路の設定を前記経路設定可
    能ルータに要求し、前記経路設定可能ルータによって設
    定された経路を利用して自動キャッシュ更新動作,リン
    ク先読み動作,キャッシュサーバ連携動作を行う自動キ
    ャッシュ更新部,リンク先読み制御部,キャッシュサー
    バ連携部の内の、少なくとも1つとして機能させるため
    のプログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
  47. 【請求項47】 パケットに付与された優先度情報に基
    づいてパケットをリンクに送出する際の優先度を制御で
    きる優先制御可能ルータを有するネットワークシステム
    に設けられるキャッシュサーバ用コンピュータを、 優先度の付与要求があった場合、その要求元に優先度を
    付与する優先度付与部、 ネットワークに送信するパケットと優先度が渡された
    時、前記パケットに前記優先度を示す優先度情報を付加
    する優先度情報付加部、 送信パケットの発生時、前記優先度付与部に対して優先
    度の付与要求を行い、前記優先度付与部によって付与さ
    れた優先度と前記送信パケットとを前記優先度情報付加
    部に渡すキャッシュ動作部,リンク先読み制御部,自動
    キャッシュ更新部,キャッシュサーバ連携部として機能
    させるためのプログラムを記録したことを特徴とする記
    録媒体。
  48. 【請求項48】 コンピュータを、 ネットワークの経路情報および経路上の負荷情報をやり
    取りする経路制御プロトコルが動作するルータと連携し
    てネットワークの経路情報および経路上の負荷情報を含
    むQoS 経路情報を取得するQoS 経路情報取得部、 該QoS 経路情報取得部が取得したQoS 経路情報に基づい
    て、自動キャッシュ更新動作,リンク先読み動作或いは
    キャッシュサーバ連携動作の内の、少なくとも1つを行
    うために適した中継サーバを選択し、該中継サーバに対
    して中継するデータを指示する中継制御部として機能さ
    せるためのプログラムを記録したことを特徴とする記録
    媒体。
  49. 【請求項49】 コンピュータを、 ネットワークの経路情報および経路上の負荷情報をやり
    取りする経路制御プロトコルが動作し、且つ要求された
    経路をネットワーク上に設定することが可能な経路設定
    可能ルータと連携してネットワークの経路情報及び経路
    上の負荷情報を含むQoS 経路情報を取得するQoS 経路情
    報取得部、 該QoS 経路情報取得部が取得したQoS 経路情報に基づい
    て、自動キャッシュ更新動作,リンク先読み動作或いは
    キャッシュサーバ連携動作の内の、少なくとも1つの動
    作を行うために適した中継サーバ及び経路を選択し、該
    中継サーバに対して中継するデータを指示する中継制御
    部、該中継制御部で選択された経路の設定を前記経路設
    定可能ルータに要求する経路設定部として機能させるた
    めのプログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
  50. 【請求項50】 請求項22乃至27の何れか1項に記
    載のネットワークシステムにおいて、 前記中継制御部は、輻輳部分が存在しない中継経路を設
    定するために必要となる中継サーバを選択する構成を有
    することを特徴とするネットワークシステム。
  51. 【請求項51】 請求項50記載のネットワークシステ
    ムにおいて、 輻輳部分が存在しない中継経路を設定することができな
    い場合は、輻輳部分よりも上流側に存在する中継サーバ
    の内の輻輳部分に近い中継サーバまでデータを中継さ
    せ、それより下流に対しては輻輳が解消されるのを待っ
    てデータを転送させる構成を有することを特徴とするネ
    ットワークシステム。
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