JP4529246B2 - 組電池の異常検出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、組電池の異常検出装置に関し、詳しくは、複数の単電池を直列に接続してなる組電池の異常を検出する異常検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の組電池の調整装置としては、複数の単電池からなる電池ブロックの電圧アンバランスを解消するものが提案されている(例えば、特開平9−74689号公報など)。この装置では、電池ブロック毎に電圧を検出し、最小電圧の電池ブロックとほぼ同じ電圧となるよう他の電池ブロックを放電することにより、各電池ブロックの電圧アンバランスを解消している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、こうした組電池の調整装置では、組電池を構成する単電池に異常が生じても、その異常を検出することができない場合が多い。単電池に異常が生じ電池ブロック間に電圧差が生じることとなっても、最小電圧の電池ブロックの電圧となるよう放電されるため、単電池の異常として検出できない。また、電池ブロック毎に電圧を検出しているから、単電池に異常が生じても電池ブロックに現われる異常の程度は小さくなり、異常の検出が遅れてしまう。こうした単電池の異常が検出できなかったり異常の検出が遅れるときには、単電池を破損してしまう場合も生じる。過放電や過充電の回避が必要なリチウムイオン電池を単電池として組電池を構成する場合には、早期の異常の検出が特に必要となる。
【0004】
本発明の組電池の異常検出装置は、迅速により正確に組電池の異常を検出することを目的の一つとする。また、本発明の組電池の異常検出装置は、簡易な構成で低コストで組電池の異常を検出することを目的の一つとする。
【0005】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
本発明の組電池の異常検出装置は、上述の目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
【0006】
本発明の第1の組電池の異常検出装置は、
複数の単電池を直列に接続してなる組電池の異常を検出する異常検出装置であって、
前記複数の単電池の容量の均等化を図る容量均等化手段と、
該容量均等化手段の作動頻度に基づいて組電池の異常を判定する異常判定手段と
を備えることを要旨とする。
【0007】
この本発明の第1の組電池の異常検出装置では、複数の単電池の容量の均等化を図る容量均等化手段の作動頻度に基づいて組電池の異常を判定する。この判定が行なえるのは、容量の不均等の頻度が多くなる原因の一つに単電池の異常が含まれることに基づく。なお、容量均等化手段の作動頻度に基づく組電池の異常には、前述の組電池を構成する単電池の異常の他に容量均等化手段の異常も含まれる。
【0008】
こうした本発明の第1の組電池の異常検出装置において、前記容量均等化手段は単電池毎に容量を調節する容量調節手段を備え、前記異常検出手段は前記複数の単電池のうちのいずれかの単電池に対応する容量調節手段の作動頻度が所定頻度以上のときに異常と判定する手段であるものとすることもできる。
【0009】
本発明の第2の組電池の異常検出装置は、
複数の単電池を直列に接続してなる組電池の異常を検出する異常検出装置であって、
前記複数の単電池のうちのいずれかの単電池の過充電を検出する過充電検出手段と、
前記複数の単電池のうちのいずれかの単電池の過放電を検出する過放電検出手段と、
所定時間内に前記過充電検出手段により検出される過充電と前記過放電検出手段により検出される過放電との両方に基づいて組電池の異常を判定する異常判定手段とを備えることを要旨とする。
【0010】
この本発明の第2の組電池の異常検出装置では、所定時間内に過充電検出手段により検出される単電池の過充電と過放電検出手段により検出される単電池の過放電との両方に基づいて組電池の異常を判定する。この組電池の異常の判定は、異常の生じた単電池の充電や放電は、容易に過充電や過放電になることに基づく。なお、過充電と過充電とに基づく組電池の異常には、前述の組電池を構成する単電池の異常の他に過充電検出手段の異常や過放電検出手段の異常なども含まれる。
【0011】
こうした本発明の第2の組電池の異常検出装置において、前記異常判定手段は、前記所定時間内に複数回に亘って過放電と過充電とが検出されたときに異常と判定する手段であるものとすることもできる。
【0012】
また、本発明の第2の組電池の異常検出装置において、前記複数の単電池の容量の均等化を図る容量均等化手段を備え、該容量均等化手段と前記過充電検出手段と前記過放電検出手段とが単一のチップにより構成されてなるものとすることもできる。こうすれば、装置を簡易な構成とすると共に低コスト化および小型化を図ることができる。
【0013】
これら本発明の第1または第2の組電池の異常検出装置において、前記複数の単電池は、リチウムイオン電池であるものとすることもできる。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を実施例を用いて説明する。図1は、本発明の一実施例である組電池の異常検出装置20の構成の概略を示す構成図である。実施例の組電池の異常検出装置20は、図示するように、リレー12を介して負荷10に接続された組電池14の異常を検出する装置として構成されており、組電池14を構成する単電池B1〜Bnの接続点と導電ラインL0〜Lnを介して接続された電子制御ユニット30と、導電ラインL0〜Ln間に各々直列に接続されたトランジスタT1〜Tnと抵抗R1〜Rnとを備える。
【0015】
組電池14は、リチウムイオン電池として構成された単電池B1〜Bnを直列接続して構成されている。組電池14にリレー12を介して接続された負荷10は、実施例では電力を消費する電力消費機を含むほか、組電池14の単電池B1〜Bnを充電可能な電力を供給する電力供給機器も含まれる。
【0016】
電子制御ユニット30は、CPU32を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、処理プログラムを記憶したROM34と、一時的にデータを記憶するRAM36と、入出力ポート(図示せず)とを備える。この電子制御ユニット30からは、組電池14の異常を表示するインジケータ40への点灯信号や各トランジスタT1〜Tnへのオンオフ信号などが出力ポートを介して出力されている。
【0017】
電子制御ユニット30からのオンオフ信号によりトランジスタT1〜Tnがオンされると、オンされたトランジスタを介して直列に接続された抵抗に電流が流れ、電力が消費されるようになっている。
【0018】
次に、こうして構成された実施例の組電池の異常検出装置20の動作について説明する。図2は、実施例の組電池の異常検出装置20の電子制御ユニット30により実行される異常検出処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、組電池14が負荷10から遮断された直後から所定時間毎(例えば、1時間毎)に繰り返し実行される。
【0019】
異常検出処理ルーチンが実行されると、電子制御ユニット30のCPU32は、まず、各単電池B1〜Bnの電圧Vb1〜Vbnを検出する処理を実行する(ステップS100)。各単電池B1〜Bnの電圧Vb1〜Vbnは、導電ラインL0〜Lnのライン間の電位差として検出することができる。続いて、検出した各単電池B1〜Bnの電圧Vb1〜Vbnのうち最小電圧Vbminを判定し(ステップS102)、単電池カウンタkに値0をセットする。
【0020】
そして、単電池カウンタkをインクリメントし(ステップS106)、k番目の単電池Bkの電圧Vbkと最小電圧Vbminとの偏差ΔVを計算して(ステップS108)、計算した偏差ΔVを閾値Vrと比較する(ステップS110)。ここで、閾値Vrは、単電池間の容量(SOC)のバラツキが許容できる範囲に対応する電圧差として設定されるものである。偏差ΔVが閾値Vr以上のときには、容量のバラツキを許容できないと判断し、対応するトランジスタTkをオンとして単電池Bkの電力が抵抗Rkで消費されて容量のバラツキが解消されるようにし(ステップS112)、均等化カウンタbkをインクリメントして(ステップS114)、単電池カウンタkがnであるかを調べ(ステップS116)、単電池カウンタkがnでないときには、ステップS106の処理に戻って次の単電池について同様の処理を行なう。ステップS110で偏差ΔVが閾値Vr未満のときには、対応するトランジスタTkをオフとして(ステップS115)、単電池カウンタkがnであるかを調べる(ステップS116)。なお、抵抗R1〜Rnは、次にこの異常検出処理ルーチンが実行されるまでの時間で最小電圧Vbminの単電池との電圧差が閾値Vr未満となる電力が消費される値に設定されている。
【0021】
単電池カウンタkがnになると、異常検出カウンタCをインクリメントし(ステップS118)、異常検出カウンタCが所定数Crを超えたか否かを判定する(ステップS120)。ここで、所定数Crは、組電池14の異常を検出するのに十分な時間を要しているかを判定するものとして用いられるものである。異常検出カウンタCが所定数Crを超えているときには、均等化カウンタb1〜bnの各々を異常検出カウンタCで割った値を閾値eと比較する(ステップS122)。ここで、閾値eは、容量のバラツキを解消する処理の許容頻度の上限値として設定されるものであり、用いる単電池の種類や組電池14の仕様によって定められる。均等化カウンタb1〜bnの各々を異常検出カウンタCで割った値のうちいずれかが閾値e以上のときには、いずれかの単電池か対応するトランジスタまたは抵抗などに異常が生じていると判断し、インジケータ40を点灯して異常を出力し(ステップS124)、本ルーチンを終了する。図3は、正常な単電池と異常な単電池の容量(SOC)と放置時間との関係の一例を示す説明図である。図中、曲線Aは正常な単電池における容量(SOC)と放置時間との関係を示し、曲線Bは異常な単電池の容量(SOC)と放置時間との関係を示す。図示するように、異常な単電池は、正常な単電池に比して放置時間に対する容量(SOC)の低下が速い。したがって、異常な単電池が生じると、正常な単電池に対して容量のバラツキを解消する処理が頻繁に実行されることになる。実施例では、この現象に基づいて組電池14の異常を検出しているのである。
【0022】
一方、均等化カウンタb1〜bnの各々を異常検出カウンタCで割った値のうちのいずれもが閾値e未満のときには、いずれの単電池にも異常は生じていないと判断して本ルーチンを終了する。
【0023】
以上説明した実施例の組電池の異常検出装置20によれば、単電池B1〜Bnの容量のバラツキを解消する処理の作動頻度に基づいて組電池14の異常を検出することができる。
【0024】
実施例の組電池の異常検出装置20では、いずれかの単電池に対する容量のバラツキを解消する処理の作動頻度が閾値e以上のときに異常を検出したが、複数の単電池に対する容量のバラツキを解消する作動頻度が閾値e以上のときに異常を検出するものとしてもよい。また、いずれかの単電池に対して容量のバラツキを解消する処理を作動させる最小電圧Vbminの単電池の最小電圧Vbminに判定された頻度に基づいて異常を検出するものとしてもよい。
【0025】
次に本発明の第2の実施例の組電池の異常検出装置120について説明する。図4は、第2実施例の組電池の異常検出装置120の構成の概略を示す構成図である。第2実施例の組電池の異常検出装置120は、図示するように、リレー112を介して負荷110に接続された組電池114の異常を検出する装置として構成されており、組電池114を構成する単電池B1〜Bnの接続点と導電ラインL0〜Lnを介して接続され各単電池B1〜Bnの容量のバラツキを解消する均等化回路122と、導電ラインL0〜Lnから分岐した分岐ラインM0〜Mnに接続されいずれかの単電池が過充電されているか過放電されているかを検出する過充電過放電検出回路124と、電子制御ユニット130と、均等化回路122に接続された抵抗R1〜Rnとを備える。
【0026】
組電池114は、第1実施例で説明した組電池14と同様に構成されており、負荷110も、第1実施例で説明した負荷10と同様である。電子制御ユニット130も、第1実施例の電子制御ユニット30と同様に構成されている。なお、電子制御ユニット130には、過充電過放電検出回路124からの過充電信号と過放電信号が入力ポートを介して入力されている。
【0027】
均等化回路122と過充電過放電検出回路124は、単一のチップに集積回路126として構成されている。図5は、4つの単電池からなる組電池に対する均等化回路122と過充電過放電検出回路124とを中心とした回路構成を例示する回路図である。図示するように、過充電過放電検出回路124は、過充電検出回路と過放電検出回路とから構成されており、均等化回路122と共に単一のチップに集積回路126として組み込まれている。
【0028】
均等化回路122は、図5に示すように、トランジスタと抵抗R1〜Rnが各単電池B1〜Bnに接続される構成となっており、第1実施例の組電池の異常検出装置20と同様に、単電池B1〜Bnの容量のバラツキをトランジスタをオンオフすることにより解消できるようになっている。
【0029】
次に、第2実施例の組電池の異常検出装置120の動作の参考例について説明する。図6は、第2実施例の組電池の異常検出装置120の電子制御ユニット130により実行される異常検出処理ルーチンの参考例を示すフローチャートである。このルーチンは、過充電信号または過放電信号がオンとされたときに実行される。
【0030】
異常検出処理ルーチンが実行されると、電子制御ユニット130のCPU132は、まず、過充電信号と過放電信号とを読み込み(ステップS200)、いずれの信号がオンとなったかを判定し(ステップS202,S206)、過充電信号がオンのときには過充電カウンタC1をインクリメントし(ステップS204)、過放電信号がオンのときには過放電カウンタC2をインクリメントする(ステップS208)。そして、後述するステップS216で過充電カウンタC1と過放電カウンタC2とに値0がセットされてから所定時間経過したかを判断する(ステップS210)。ここで、所定時間は、組電池114の異常を検出するタイムサークルとして設定されるものである。所定時間経過していないときには、本ルーチンを終了する。
【0031】
所定時間経過しているときには、過充電カウンタC1と過放電カウンタC2とを閾値Rと比較する(ステップS212)。ここで、閾値Rは、所定時間内に過充電や過放電が繰り返し実行されるのを許容できる上限回数として設定されるものである。過充電カウンタC1と過放電カウンタC2のうちのいずれかが閾値Rより大きいときには、組電池114に異常が生じていると判断してインジケータ40を点灯して異常を出力し(ステップS214)、過充電カウンタC1および過放電カウンタC2を値0にリセットして(ステップS216)、本ルーチンを終了する。図7は、異常な単電池と正常な単電池の充放電の際の電圧の時間変化の一例を示す説明図である。図中、曲線Cは異常が生じている単電池の充放電の際の電圧の時間変化を示し、破線Dは正常な単電池の充放電の際の電圧の時間変化を示す。図示するように、異常が生じている単電池は、正常な単電池に比して過充電や過放電になりやすいから、頻繁に過充電検出用電圧を超えると共に頻繁に過放電検出用の電圧を下回るようになる。第2実施例の組電池の異常検出装置120では、この現象に基づいて組電池114の異常を検出しているのである。
【0032】
ステップS212で過充電カウンタC1と過放電カウンタC2のいずれもが閾値R以下のときには、組電池114には異常は生じていないと判断し、過充電カウンタC1および過放電カウンタC2を値0にリセットして(ステップS216)、本ルーチンを終了する。
【0033】
以上説明した第2実施例の組電池の異常検出装置120の動作の参考例によれば、所定時間内に生じる過放電または過充電に基づいて組電池114の異常を検出することができる。しかも、均等化回路122と過充電過放電検出回路124とを単一にチップとしたから、装置を簡易な構成とすることができると共に装置の小型化や低コスト化を図ることができる。
【0034】
第2実施例の組電池の異常検出装置120の動作の参考例では、過充電カウンタC1と過放電カウンタC2のうちいずれかが閾値Rより大きいときに組電池114の異常を検出したが、動作の実施例として、過充電カウンタC1と過放電カウンタC2とが共に閾値Rより大きいときに組電池114を構成する単電池の異常を検出し、過充電カウンタC1だけが閾値Rより大きいときと過放電カウンタC2だけが閾値Rより大きいときには均等化回路122の異常を検出するものとしてもよい。図8の曲線Eに示すように過充電検出用の電圧を頻繁に上回るが過放電検出用の電圧を下回ることがない状態や曲線Fに示すように過放電検出用の電圧を頻繁に下回るが過充電検出用の電圧を超えることがない状態は、単電池の容量のバラツキの解消が適切になされていないことに基づいて生じると考えられるから、過充電カウンタC1や過放電カウンタC2に基づいて均等化回路122の異常を検出することができる。
【0035】
第2実施例の組電池の異常検出装置120では、単電池B1〜Bnのうちいずれかの単電池の過充電と過放電とを検出し、組電池114の異常を検出するものとしたが、単電池毎に過充電と過放電とを検出し、単電池毎に異常を検出するものとしてもよい。
【0036】
第2実施例の組電池の異常検出装置120では、均等化回路122と過充電過放電検出回路124とを単一のチップに組み込むものとしたが、異なるチップとして構成しても差し支えない。
【0037】
以上、本発明の実施の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である組電池の異常検出装置20の構成の概略を示す構成図である。
【図2】 実施例の組電池の異常検出装置20の電子制御ユニット30により実行される異常検出処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。
【図3】 正常な単電池と異常な単電池の容量(SOC)と放置時間との関係の一例を示す説明図である。
【図4】 第2実施例の組電池の異常検出装置120の構成の概略を示す構成図である。
【図5】 4つの単電池からなる組電池に対する均等化回路122と過充電過放電検出回路124とを中心とした回路構成を例示する回路図である。
【図6】 第2実施例の組電池の異常検出装置120の電子制御ユニット130により実行される異常検出処理ルーチンの参考例を示すフローチャートである。
【図7】 異常な単電池と正常な単電池の充放電の際の電圧の時間変化の一例を示す説明図である。
【図8】 容量のバラツキの解消処理が適切に行なわれていない状態における単電池の充放電の際の電圧の時間変化の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
10,110 負荷、12,112 リレー、14,114 組電池、20,120 組電池の異常検出装置、30,130 電子制御ユニット、32,132 CPU、34,134 ROM、36,136 RAM、122 均等化回路、124 過充電過放電検出回路、126 集積回路、B1〜Bn 単電池、T1〜Tn トランジスタ、R1〜Rn 抵抗、L0〜Ln 導電ライン、M0〜Mn 分岐ライン。

Claims (6)

  1. 複数の単電池を直列に接続してなる組電池の異常を検出する異常検出装置であって、
    前記複数の単電池の容量の均等化を図る容量均等化手段と、
    該容量均等化手段の作動頻度に基づいて組電池の異常を判定する異常判定手段と
    を備える組電池の異常検出装置。
  2. 請求項1記載の組電池の異常検出装置であって、
    前記容量均等化手段は、単電池毎に容量を調節する容量調節手段を備え、
    前記異常検出手段は、前記複数の単電池のうちのいずれかの単電池に対応する容量調節手段の作動頻度が所定頻度以上のときに異常と判定する手段である
    組電池の異常検出装置。
  3. 複数の単電池を直列に接続してなる組電池の異常を検出する異常検出装置であって、
    前記複数の単電池のうちのいずれかの単電池の過充電を検出する過充電検出手段と、
    前記複数の単電池のうちのいずれかの単電池の過放電を検出する過放電検出手段と、
    所定時間内に前記過充電検出手段により検出される過充電と前記過放電検出手段により検出される過放電との両方に基づいて組電池の異常を判定する異常判定手段とを備える組電池の異常検出装置。
  4. 前記異常判定手段は、前記所定時間内に複数回に亘って過放電と過充電とが検出されたときに異常と判定する手段である請求項3記載の組電池の異常検出装置。
  5. 請求項3または4記載の組電池の異常検出装置であって、
    前記複数の単電池の容量の均等化を図る容量均等化手段を備え、
    該容量均等化手段と前記過充電検出手段と前記過放電検出手段とが単一のチップにより構成されてなる
    組電池の異常検出装置。
  6. 前記複数の単電池は、リチウムイオン電池である請求項1ないし5いずれか記載の組電池の異常検出装置。
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