JP4527072B2 - 無線通信方法、無線通信システムならびにその無線基地局装置 - Google Patents
無線通信方法、無線通信システムならびにその無線基地局装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4527072B2 JP4527072B2 JP2006060101A JP2006060101A JP4527072B2 JP 4527072 B2 JP4527072 B2 JP 4527072B2 JP 2006060101 A JP2006060101 A JP 2006060101A JP 2006060101 A JP2006060101 A JP 2006060101A JP 4527072 B2 JP4527072 B2 JP 4527072B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- window size
- priority class
- data packet
- retransmission
- delay time
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Small-Scale Networks (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Description
IEEE Std 802.11e/D2.0,Nov.2001
<1>広域性を有すること(―つの基地局により広い範囲をカバーする。EX.半径5kmのエリア)。
<2>超多次元マルチアクセスを実現できること(EX.収容端末100万台以上)。
<3>QoSの提供ができること(QoSを規定する指標として平均伝送遅延時間を用いる)。
を満足しなければならない場合、従来方式を用いると下記の問題点がある。
<問題点2>無線通信システムに加わるトラヒックの増加の原因として
原因a)各端末の発生トラヒックが増加することによる場合。
原因b)端末当たりのトラヒック量は変化しないが端末数が増加することよる場合。
の2通りの原因がある。ここで、トラヒック増加の原因がaの場合、従来方式の優先制御方式でも効果が見込めるが、原因bの場合には、従来方式でQoSを提供することは困難である。さらに、想定する無線通信システムでは超多次元マルチアクセスであるので、収容端末数が多く原因bによってトラヒックの増加が頻繁に発生する。
<問題点3>従来方式で送信制御に用いるパラメータ(IFS、初期バックオフ・ウインドウ・サイズ、PF)と伝送遅延時間との間には定性的な関係はあるが、定量的な関係は一意に決まらない。
ここで本実施形態における無線端末局装置2と無線基地局装置1の間のアクセス方式では、TDMA/TDD(Time Division Multiple Access/Time Division Duplex)方式が用いられ、これにより、多次元接続および双方向通信を実現する。MACフレームの長さは固定長であり、MACフレーム前半が無線基地局装置1から無線端末局装置2へ向かうダウンリンクを示しており、後半が逆方向のアップリンクを示している。
この図が示すように、アクセスシーケンスは、大別すると3つのフェーズ(帯域要求フェーズ、データ送信フェーズ、ACK受信フェーズ)から成る。帯域要求フェーズでは、ランダムアクセスによりデータを送信するための帯域を要求する。そしてランダムアクセスが成功し、無線基地局へ帯域要求を送信できた場合、データ送信フェーズヘ移行する。次に無線端末局装置2は、データ送信フェーズにおいて無線基地局装置1によりデータ送信用帯域が割り当てられるのを待つ。帯域の割当はFCCHにより指示される。そして帯域が割り当てられた場合、無線端末局装置2はその帯域を用いてデータを送信し、ACK受信フェーズヘ移行する。ACK受信フェーズでは、無線基地局装置1が正常にデータを受信したことを示すACKが無線基地局装置1から送られてくるのを待つ。そして無線端末局装置2が無線基地局装置1からACKを受信することで、―つのアクセスシーケンスが終了する。
ランダムアクセス時には各無線端末局装置2から送信されるパケット同士の衝突を回避するためのバックオフの処理が実施される。まず、無線基地局装置1はMACフレーム先頭のブロードキャスト領域においてRFCHを用いて、各クラスの初期バックオフ・ウインドウ・サイズ、PF、およびそのMACフレームにおけるRAスロット数とその位置の情報を送信する。無線端末局装置2はMACフレーム、RFCHを受信することで、最新のパラメータを持つこととなる。無線端末局装置2において送信データが発生した場合、初期バックオフ・ウインドウ・サイズからバックオフスロット数を算出する。算出されるバックオフスロット数は、0〜(初期バックオフ・ウインドウ・サイズ−1)の範囲の乱数を用いる。そして、MACフレームのRA領域において算出したバックオフスロット数だけバックオフを実施したのち、RAスロットにおいて帯域割当要求を送信する。送信データの発生したMACフレームにおけるRAスロット数が、算出したバックオフスロット数よりも少ない場合、バックオフの動作は次MACフレームにおいて引き続き実施される。
(1)無線通信システムにおいては、異なるQoSを提供する複数のサービスクラスを定義する。サービスクラスとは無線通信を利用したサービス(電話や電子メールなどの各サービス)毎のQoSのレベルを判定するための指標であり、平均伝送遅延時間や、スループット、遅延の揺らぎ、パケットエラーレートなどによって定まる。そして無線通信システムにおいてはクラス毎に満足すべきQoSの具体的指標が定義される。本発明の場合は平均伝送遅延時間をQoSの具体的指標としている。たとえば、サービスクラス1、サービスクラス2をそれぞれ、優先クラス、非優先クラスとし、優先クラスにおいては平均遅延時間が60秒以下とし、非優先クラスはベストエフオートとするなどの処理を行う。
(2)そして、無線端末局装置2が、あるクラスに属するデータを送信する場合に用いるアクセス方式のパラメータ(初期ウインドウ・サイズ、PF)を無線基地局装置1から報知する。アクセス方式のパラメータはクラス毎に異なり、無線端末局装置2は送信データの属するクラスのアクセス方式パラメータを必ず用いる。
(3)無線基地局装置1では、無線端末局装置2から送信されるデータの通信状況をクラス毎に管理する。このとき管理単位は端末毎ではなく、クラス毎に管理する。具体的には、受信データにおける伝送遅延時間を記録し、各クラスの平均伝送遅延時間を保持する。
(4)無線基地局装置1において算出する平均伝送遅延時間の算出方法は、a)ある時間単位で区切りその時間内に到着したデータで平均伝送遅延時間を算出する方法、b)受信データを受信データ数毎に区切り平均伝送遅延時間を算出する方法、c)時間領域または受信データ数に対してスライディング・ウインドウを設け、そのウインドウ内で平均伝送遅延時間を算出する方法、などがある。
(5)無線端末局装置2では、無線基地局装置1において伝送遅延時間を算出できるよう、送信データの生成時刻をデータと共に送信する。伝送遅延時間は、例えば、無線端末局装置2における送信データの生成時刻からむ戦基地局装置1において当該データを受信した時刻までの時間である。
(6)無線基地局装置1では、予め設定された3つの閾値と平均伝送遅延時間を比較し、アクセス制御パラメータを更新する。設定される3つの閾値は、動作モード上限閾値、動作モード下限閾値、要求品質閾値である。各閾値の大小関係は、動作モード上限閾値>要求品質閾値>動作モード下限閾値となる。
(7)平均伝送遅延時間と各閾値との大小関係によりアクセスパラメータを変更する。
ケースA)動作モード上限閾値≦平均伝送遅延時間
このケースの場合には無線基地局装置1は、強輻輳状態であると判断し、非優先クラスのトラヒックを大き<押さえるようにアクセスパラメータを決定する。
ケースB)要求品質閾値<平均伝送遅延時間<動作モード上限閾値
このケースの場合には無線基地局装置1は、弱輻輳状態にあると判断し、非優先クラスのトラヒックを小さく押さえるようにアクセスパラメータを決定する。
ケースC)動作モード下限閾値<平均伝送遅延時間≦要求品質閾値
このケースの場合には無線基地局装置1は、弱過抑制状態であると判断し、非優先クラスのトラヒックを小さく解放するようにアクセスパラメータを決定する。
ケースD)平均伝送遅延時間≦動作モード下限閾値
このケースの場合には無線基地局装置1は、強過抑制状態であると判断し、非優先クラスのトラヒックを大き<解放するようにアクセスパラメータを決定する。
まず、無線基地局装置1において初期バックオフ・ウインドウ・サイズをどのように決定するかについて説明する。第1の実施例としてはPFは固定値とし、初期バックオフ・ウインドウ・サイズのみを動的に変える方式を示す。また第1の実施例において、無線通信システムは、2つのクラス(優先クラス、非優先クラス)を設け、優先クラスでは“平均遅延時間≦要求品質閾値”で規定されるQoSを提供することとする。
この処理フローで示すように、無線基地局装置1は優先クラスのデータを受信する毎に平均伝送遅延時間を計算し、その値に応じて初期バックオフ・ウインドウ・サイズを決定する。初期状態において、各クラスの初期バックオフ・ウインドウ・サイズ、PFに初期値が設定される。また、初期バックオフ・ウインドウ・サイズ決定処理で用いられる3つの閾値も併せて設定される。そして優先クラスのデータを受信する度に無線基地局装置1が初期バックオフ・ウインドウ・サイズ決定処理を実施し、非優先クラスの初期バックオフ・ウインドウ・サイズが決定される。このとき優先クラスの初期バックオフ・ウインドウ・サイズは変わらない。
この図では、優先クラスのトラヒックを一定とし、非優先クラスの無線端末局装置2の数を増やすことにより非優先クラスのトラヒックを増していった場合の優先クラスの伝送遅延特性を示している。なお、優先クラスの伝送遅延時間の規定値(要求品質閾値)は60秒である。そして従来方式の場合では、トラヒックの増加に伴い、優先クラスの伝送遅延時間は急激に増加し、QoSを維持できていないが、上記第1の実施例の方式では、トラヒックに関係なく、優先クラスの伝送遅延時間を60秒以下に維持し、QoSを満足できていることが図6より確認できる。
次に第2の実施例について説明する。
第2の実施例ではPF、初期バックオフ・ウインドウ・サイズとも動的に変える方式である。第2の実施例においても第1の実施例と同様に、2つのクラス(優先クラス、非優先クラス)を設け、優先クラスでは“平均遅延時間≦要求品質閾値”で規定されるQoSを提供することとする。
無線基地局装置1では、優先クラスのデータを受信する毎に平均伝送遅延時間を計算し、その値に応じて、初期バックオフ・ウインドウ・サイズおよびPFを決定する。そして初期状態において、各クラスの初期バックオフ・ウインドウ・サイズ、PFの初期値を決定する。また、初期バックオフ・ウインドウ・サイズ決定処理で用いられる3つの閾値も併せて決定する。そして、優先クラスのデータを受信する度に初期バックオフ・ウインドウ・サイズおよびPFの決定処理が行われ、非優先クラスの初期バックオフ・ウインドウ・サイズおよびPFが決定される。なお、優先クラスの初期バックオフ・ウインドウ・サイズおよびPFは変わらない。PF値は無線端末局装置2がデータパケットの再送を行う際のバックオフ時間を計算する際に利用するバックオフ・ウインドウ・サイズを計算するための値であり、初期バックオフ・ウインドウ・サイズとPF値とに基づいて、データパケット再送におけるバックオフ・ウインドウ・サイズが求まる。従ってPF値によってデータパケットの再送用のバックオフ・ウインドウ・サイズを決定する関数が定まることとなる。
また本発明は、一つの無線基地局装置の配下に多数の無線端末局装置を収容するような無線通信システムにおいてQoSを提供する場合に有効である。
また本発明は、優先クラスの品質が十分良好な場合には、非優先クラスのバックオフ・ウインドウ・サイズを短くするなど、非優先クラスに対しても抑制しすぎることなく最適な状態を保持することが可能となる。
2・・・無線端末局装置
Claims (16)
- 無線基地局装置と複数の無線端末局装置とを有し、
前記無線基地局装置は、複数のサービスクラス毎にウインドウサイズおよび再送用関数を特定して前記無線端末局装置へ送信し、
前記無線端末局装置は、送信するデータパケットの属するサービスクラスの前記ウインドウサイズまたは当該ウインドウサイズと前記再送用関数の両方を用いて送信ウィンドウサイズを算出し、前記送信ウインドウサイズの範囲内の任意時間をバックオフ時間として計算し、前記送信するデータパケットを生成してから前記計算したバックオフ時間経過後に当該データパケットを送信し、
前記データパケットの送信に失敗した場合には前記ウインドウサイズまたは当該ウインドウサイズと前記再送用関数の両方を用いて前記送信ウインドウサイズを再計算し、変更した前記送信ウインドウサイズからバックオフ時間を再計算して再送する
無線通信システムにおける無線通信方法であって、
前記基地局装置は、
前記サービスクラス毎の通信状況を測定し、当該通信状況に応じて前記バックオフ時間の再計算用の前記ウインドウサイズまたは前記再送用関数を決定する
ことを特徴とする無線通信方法。 - 前記無線端末局装置は、送信処理開始時刻を含む前記データパケットを送信し、
前記無線基地局装置は、優先クラスのデータを受信する毎に受信したデータパケットから平均伝送遅延時間を算出し、該平均伝送遅延時間に基づいて前記通信状況を測定する
ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信方法。 - 前記無線基地局装置は、
前記サービスクラスについて優先クラスまたは非優先クラスのいずれかの情報を記憶し、
前記優先クラスにおける前記データパケットの伝送遅延時間の要求品質閾値を記憶し、
前記優先クラスに属する前記データパケットの平均伝送遅延時間が前記要求品質閾値よりも大きい場合には、前記非優先クラスにおけるウインドウサイズの増加の処理を行い、
前記優先クラスに属する前記データパケットの平均伝送遅延時間が前記要求品質閾値よりも小さい場合には、前記非優先クラスにおけるウインドウサイズの縮小の処理を行う
ことを特徴とする請求項2に記載の無線通信方法。 - 前記無線基地局装置は、
前記要求品質閾値を挟む動作モード上限閾値と動作モード下限閾値とを特定し、
前記優先クラスに属する前記データパケットの前記平均伝送遅延時間が前記動作モード上限閾値よりも大きい場合には、前記非優先クラスにおけるウインドウサイズの第1の増加処理を行い、
前記優先クラスに属する前記データパケットの前記平均伝送遅延時間が前記要求品質閾値よりも大きく前記動作モード上限閾値以下の場合には、前記非優先クラスにおけるウインドウサイズの増加の処理であって前記第1の増加処理よりも少ないウインドウサイズの増加となる第2の増加処理を行い、
前記優先クラスに属する前記データパケットの前記平均伝送遅延時間が前記動作モード下限閾値以下の場合には、前記非優先クラスにおけるウインドウサイズの第1の縮小処理を行い、
前記優先クラスに属する前記データパケットの前記平均伝送遅延時間が前記動作モード下限閾値よりも大きく前記要求品質閾値以下の場合には、前記非優先クラスにおけるウインドウサイズの縮小の処理であって、前記第1の縮小処理よりも少ないウインドウサイズの縮小となる第2の縮小処理を行う
ことを特徴とする請求項3に記載の無線通信方法。 - 前記無線基地局装置は、
前記要求品質閾値を挟む動作モード上限閾値と動作モード下限閾値とを特定し、
前記非優先クラスのウインドウサイズの変化係数Xおよび変化係数Yを特定し、
前記優先クラスに属する前記データパケットの前記平均伝送遅延時間が前記動作モード上限閾値よりも大きい場合には、前記非優先クラスにおけるウインドウサイズの第1の増加処理として、前記非優先クラスのウインドウサイズを前記変化係数X倍する増加処理を行い、
前記優先クラスに属する前記データパケットの前記平均伝送遅延時間が前記要求品質閾値よりも大きく前記動作モード上限閾値以下の場合には、前記非優先クラスにおけるウインドウサイズの第2の増加処理として、前記非優先クラスのウインドウサイズを前記変化係数Yだけ増やす増加処理を行い、
前記優先クラスに属する前記データパケットの前記平均伝送遅延時間が前記動作モード下限閾値以下の場合には、前記非優先クラスにおけるウインドウサイズの第1の縮小処理として、前記非優先クラスのウインドウサイズを前記変化係数X分の1にする縮小処理を行い、
前記優先クラスに属する前記データパケットの前記平均伝送遅延時間が前記動作モード下限閾値よりも大きく前記要求品質閾値以下の場合には、前記非優先クラスにおけるウインドウサイズの第2の縮小処理として、前記非優先クラスのウインドウサイズを前記変化係数Yだけ減らす縮小処理を行う
ことを特徴とする請求項3に記載の無線通信方法。 - 前記無線基地局装置は、
前記サービスクラスについて優先クラスまたは非優先クラスのいずれかの情報を記憶し、
前記優先クラスにおける前記データパケットの伝送遅延時間の要求品質閾値を記憶し、
前記優先クラスに属する前記データパケットの平均伝送遅延時間が前記要求品質閾値よりも大きい場合には、前記優先クラスで用いられる前記再送用関数によって算出されるウインドウサイズ以上に再送用のウインドウサイズを増加させる前記再送用関数を、前記優先クラスのウインドウサイズを算出する再送用関数として決定し、
前記優先クラスに属する前記データパケットの平均伝送遅延時間が前記要求品質閾値よりも小さい場合には、前記優先クラスで用いられる前記再送用関数によって算出されるウインドウサイズ以上に再送用のウインドウサイズを縮小させる前記再送用関数または前記優先クラスで用いられる前記再送用関数を、前記優先クラスのウインドウサイズを算出する再送用関数として決定する
ことを特徴とする請求項2に記載の無線通信方法。 - 前記無線基地局装置は、
前記要求品質閾値を挟む動作モード上限閾値と動作モード下限閾値とを特定し、
前記優先クラスに属する前記データパケットの前記平均伝送遅延時間が前記動作モード上限閾値よりも大きい場合には、前記優先クラスで用いられる前記再送用関数によって算出されるウインドウサイズ以上に再送用ウインドウサイズを増加させる第1再送用関数を前記非優先クラスのウインドウサイズを算出する再送用関数として決定し、
前記優先クラスに属する前記データパケットの前記平均伝送遅延時間が前記要求品質閾値よりも大きく前記動作モード上限値以下の場合には、前記優先クラスで用いられる前記再送用関数によって算出されるウインドウサイズ以上に再送用ウインドウサイズを増加させる第2再送用関数であって、前記第1再送用関数によって算出されるウインドウサイズ以下で再送用ウインドウサイズを増加させる前記第2再送用関数を、前記非優先クラスのウインドウサイズを算出する再送用関数として決定し、
前記優先クラスに属する前記データパケットの前記平均伝送遅延時間が前記動作モード下限閾値以下の場合には、前記優先クラスで用いられる前記再送用関数によって算出されるウインドウサイズ以下で再送用ウインドウサイズを増加させる第3再送用関数を前記非優先クラスのウインドウサイズを算出する再送用関数として決定し、
前記優先クラスに属する前記データパケットの前記平均伝送遅延時間が前記動作モード下限閾値よりも大きく前記要求品質閾値以下の場合には、前記優先クラスで用いられる前記再送用関数によって算出されるウインドウサイズ以下で再送用ウインドウサイズを増加させる第4再送用関数であって、前記第3再送用関数によって算出されるウインドウサイズ以上に再送用ウインドウサイズを増加させる前記第4再送用関数を、前記非優先クラスのウインドウサイズを算出する再送用関数として決定する
ことを特徴とする請求項6に記載の無線通信方法。 - 無線基地局装置と複数の無線端末局装置とを有し、
前記無線基地局装置は、複数のサービスクラス毎にウインドウサイズおよび再送用関数を特定して前記無線端末局装置へ送信する手段を備え、
前記無線端末局装置は、送信するデータパケットの属するサービスクラスの前記ウインドウサイズまたは当該ウインドウサイズと前記再送用関数の両方を用いて送信ウィンドウサイズを算出し、前記送信ウインドウサイズの範囲内の任意時間をバックオフ時間として計算し、前記送信するデータパケットを生成してから前記計算したバックオフ時間経過後に当該データパケットを送信し、前記データパケットの送信に失敗した場合には前記ウインドウサイズまたは当該ウインドウサイズと前記再送用関数の両方を用いて前記送信ウインドウサイズを再計算し、変更した前記送信ウインドウサイズからバックオフ時間を再計算して再送する手段を備える
無線通信システムであって、
前記基地局装置は、
前記サービスクラス毎の通信状況を測定し、当該通信状況に応じて前記バックオフ時間の再計算用の前記ウインドウサイズまたは前記再送用関数を決定する
ことを特徴とする無線通信システム。 - 前記無線端末局装置は、送信処理開始時刻を含む前記データパケットを送信し、
前記無線基地局装置は、優先クラスのデータを受信する毎に受信したデータパケットから平均伝送遅延時間を算出し、該平均伝送遅延時間に基づいて前記通信状況を測定する
ことを特徴とする請求項8に記載の無線通信システム。 - 前記無線基地局装置は、
前記サービスクラスについて優先クラスまたは非優先クラスのいずれかの情報を記憶し、
前記優先クラスにおける前記データパケットの伝送遅延時間の要求品質閾値を記憶し、
前記優先クラスに属する前記データパケットの平均伝送遅延時間が前記要求品質閾値よりも大きい場合には、前記非優先クラスにおけるウインドウサイズの増加の処理を行い、
前記優先クラスに属する前記データパケットの平均伝送遅延時間が前記要求品質閾値よりも小さい場合には、前記非優先クラスにおけるウインドウサイズの縮小の処理を行う
ことを特徴とする請求項9に記載の無線通信システム。 - 前記無線基地局装置は、
前記要求品質閾値を挟む動作モード上限閾値と動作モード下限閾値とを特定し、
前記優先クラスに属する前記データパケットの前記平均伝送遅延時間が前記動作モード上限閾値よりも大きい場合には、前記非優先クラスにおけるウインドウサイズの第1の増加処理を行い、
前記優先クラスに属する前記データパケットの前記平均伝送遅延時間が前記要求品質閾値よりも大きく前記動作モード上限閾値以下の場合には、前記非優先クラスにおけるウインドウサイズの増加の処理であって前記第1の増加処理よりも少ないウインドウサイズの増加となる第2の増加処理を行い、
前記優先クラスに属する前記データパケットの前記平均伝送遅延時間が前記動作モード下限閾値以下の場合には、前記非優先クラスにおけるウインドウサイズの第1の縮小処理を行い、
前記優先クラスに属する前記データパケットの前記平均伝送遅延時間が前記動作モード下限閾値よりも大きく前記要求品質閾値以下の場合には、前記非優先クラスにおけるウインドウサイズの縮小の処理であって、前記第1の縮小処理よりも少ないウインドウサイズの縮小となる第2の縮小処理を行う
ことを特徴とする請求項10に記載の無線通信システム。 - 前記無線基地局装置は、
前記要求品質閾値を挟む動作モード上限閾値と動作モード下限閾値とを特定し、
前記非優先クラスのウインドウサイズの変化係数Xおよび変化係数Yを特定し、
前記優先クラスに属する前記データパケットの前記平均伝送遅延時間が前記動作モード上限閾値よりも大きい場合には、前記非優先クラスにおけるウインドウサイズの第1の増加処理として、前記非優先クラスのウインドウサイズを前記変化係数X倍する増加処理を行い、
前記優先クラスに属する前記データパケットの前記平均伝送遅延時間が前記要求品質閾値よりも大きく前記動作モード上限閾値以下の場合には、前記非優先クラスにおけるウインドウサイズの第2の増加処理として、前記非優先クラスのウインドウサイズを前記変化係数Yだけ増やす増加処理を行い、
前記優先クラスに属する前記データパケットの前記平均伝送遅延時間が前記動作モード下限閾値以下の場合には、前記非優先クラスにおけるウインドウサイズの第1の縮小処理として、前記非優先クラスのウインドウサイズを前記変化係数X分の1にする縮小処理を行い、
前記優先クラスに属する前記データパケットの前記平均伝送遅延時間が前記動作モード下限閾値よりも大きく前記要求品質閾値以下の場合には、前記非優先クラスにおけるウインドウサイズの第2の縮小処理として、前記非優先クラスのウインドウサイズを前記変化係数Yだけ減らす縮小処理を行う
ことを特徴とする請求項10に記載の無線通信システム。 - 前記無線基地局装置は、
前記サービスクラスについて優先クラスまたは非優先クラスのいずれかの情報を記憶し、
前記優先クラスにおける前記データパケットの伝送遅延時間の要求品質閾値を記憶し、
前記優先クラスに属する前記データパケットの平均伝送遅延時間が前記要求品質閾値よりも大きい場合には、前記優先クラスで用いられる前記再送用関数によって算出されるウインドウサイズ以上に再送用のウインドウサイズを増加させる前記再送用関数を、前記優先クラスのウインドウサイズを算出する再送用関数として決定し、
前記優先クラスに属する前記データパケットの平均伝送遅延時間が前記要求品質閾値よりも小さい場合には、前記優先クラスで用いられる前記再送用関数によって算出されるウインドウサイズ以上に再送用のウインドウサイズを縮小させる前記再送用関数または前記優先クラスで用いられる前記再送用関数を、前記優先クラスのウインドウサイズを算出する再送用関数として決定する
ことを特徴とする請求項9に記載の無線通信システム。 - 前記無線基地局装置は、
前記要求品質閾値を挟む動作モード上限閾値と動作モード下限閾値とを特定し、
前記優先クラスに属する前記データパケットの前記平均伝送遅延時間が前記動作モード上限閾値よりも大きい場合には、前記優先クラスで用いられる前記再送用関数によって算出されるウインドウサイズ以上に再送用ウインドウサイズを増加させる第1再送用関数を前記非優先クラスのウインドウサイズを算出する再送用関数として決定し、
前記優先クラスに属する前記データパケットの前記平均伝送遅延時間が前記要求品質閾値よりも大きく前記動作モード上限値以下の場合には、前記優先クラスで用いられる前記再送用関数によって算出されるウインドウサイズ以上に再送用ウインドウサイズを増加させる第2再送用関数であって、前記第1再送用関数によって算出されるウインドウサイズ以下で再送用ウインドウサイズを増加させる前記第2再送用関数を、前記非優先クラスのウインドウサイズを算出する再送用関数として決定し、
前記優先クラスに属する前記データパケットの前記平均伝送遅延時間が前記動作モード下限閾値以下の場合には、前記優先クラスで用いられる前記再送用関数によって算出されるウインドウサイズ以下で再送用ウインドウサイズを増加させる第3再送用関数を前記非優先クラスのウインドウサイズを算出する再送用関数として決定し、
前記優先クラスに属する前記データパケットの前記平均伝送遅延時間が前記動作モード下限閾値よりも大きく前記要求品質閾値以下の場合には、前記優先クラスで用いられる前記再送用関数によって算出されるウインドウサイズ以下で再送用ウインドウサイズを増加させる第4再送用関数であって、前記第3再送用関数によって算出されるウインドウサイズ以上に再送用ウインドウサイズを増加させる前記第4再送用関数を、前記非優先クラスのウインドウサイズを算出する再送用関数として決定する
ことを特徴とする請求項13に記載の無線通信システム。 - 無線基地局装置と複数の無線端末局装置とを有し、
前記無線基地局装置は、複数のサービスクラス毎にウインドウサイズおよび再送用関数を特定して前記無線端末局装置へ送信し、
前記無線端末局装置は、送信するデータパケットの属するサービスクラスの前記ウインドウサイズまたは当該ウインドウサイズと前記再送用関数の両方を用いて送信ウィンドウサイズを算出し、前記送信ウインドウサイズの範囲内の任意時間をバックオフ時間として計算し、前記送信するデータパケットを生成してから前記計算したバックオフ時間経過後に当該データパケットを送信し、
前記データパケットの送信に失敗した場合には前記ウインドウサイズまたは当該ウインドウサイズと前記再送用関数の両方を用いて前記送信ウインドウサイズを再計算し、変更した前記送信ウインドウサイズからバックオフ時間を再計算して再送する
無線通信システムの前記無線基地局装置であって、
前記基地局装置は、
前記サービスクラス毎の通信状況を測定し、当該通信状況に応じて前記バックオフ時間の再計算用の前記ウインドウサイズまたは前記再送用関数を決定する
ことを特徴とする無線基地局装置。 - 前記無線端末局装置より優先クラスのデータを受信する毎に、受信したデータパケットに含まれる送信処理開始時刻から算出した平均伝送遅延時間に基づいて前記通信状況を測定する
ことを特徴とする請求項15に記載の無線基地局装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006060101A JP4527072B2 (ja) | 2006-03-06 | 2006-03-06 | 無線通信方法、無線通信システムならびにその無線基地局装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006060101A JP4527072B2 (ja) | 2006-03-06 | 2006-03-06 | 無線通信方法、無線通信システムならびにその無線基地局装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007243346A JP2007243346A (ja) | 2007-09-20 |
JP4527072B2 true JP4527072B2 (ja) | 2010-08-18 |
Family
ID=38588467
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006060101A Expired - Fee Related JP4527072B2 (ja) | 2006-03-06 | 2006-03-06 | 無線通信方法、無線通信システムならびにその無線基地局装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4527072B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101572797B1 (ko) * | 2007-10-19 | 2015-12-11 | 코닌클리케 필립스 엔.브이. | 협력 노드들의 빠른 선택 |
JP5378269B2 (ja) * | 2010-02-23 | 2013-12-25 | 日本電信電話株式会社 | 無線通信方法、無線基地局、無線アクセスシステム |
JP5541808B2 (ja) * | 2011-08-26 | 2014-07-09 | 日本電信電話株式会社 | 優先制御方法、優先制御システムおよび基地局装置 |
JP5829991B2 (ja) * | 2012-09-26 | 2015-12-09 | 日本電信電話株式会社 | 無線通信システム及び無線通信方法 |
JP6187198B2 (ja) * | 2013-11-29 | 2017-08-30 | 株式会社デンソー | 通信遅延予測装置、通信遅延予測プログラム、及び、通信遅延予測方法 |
JP6524791B2 (ja) | 2015-05-15 | 2019-06-05 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 無線通信装置及び無線通信方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005012725A (ja) * | 2003-06-23 | 2005-01-13 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | 無線lan通信システム |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6937591B2 (en) * | 2003-02-27 | 2005-08-30 | Microsoft Corporation | Quality of service differentiation in wireless networks |
-
2006
- 2006-03-06 JP JP2006060101A patent/JP4527072B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005012725A (ja) * | 2003-06-23 | 2005-01-13 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | 無線lan通信システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007243346A (ja) | 2007-09-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN107852742B (zh) | 用于访问802.11信道中的随机资源单元的改进的竞争机制 | |
TWI401933B (zh) | 用於非同步無線通訊之監視週期 | |
CN105813219B (zh) | 电信系统中调度资源的方法和系统 | |
US7697561B2 (en) | Communication apparatus, communication method, and communication system | |
JP4012172B2 (ja) | 無線通信装置及び無線通信方法 | |
JP5416192B2 (ja) | 再送用トランスポートフォーマット制御方法および通信システム | |
JP5010573B2 (ja) | 無線装置およびその制御方法 | |
EP1903726B1 (en) | Data flow amount control device and data flow amount control method | |
JP5677280B2 (ja) | 無線通信装置および無線通信方法 | |
JP4527072B2 (ja) | 無線通信方法、無線通信システムならびにその無線基地局装置 | |
JP4821270B2 (ja) | 許容遅延時間を考慮した無線アクセス制御方法、アクセスポイント、端末及びプログラム | |
JP5245563B2 (ja) | 無線通信システムにおける所定の端末のコンテンションウインドウ適合方法 | |
JP2008060994A (ja) | 通信制御装置及び通信制御方法 | |
JP2006352896A (ja) | 無線通信装置 | |
KR100763217B1 (ko) | 통신 시스템에서 채널의 품질 척도를 결정하는 방법 및장치 | |
CN102523608B (zh) | 一种报文发送方法及装置 | |
WO2015032045A1 (zh) | 基于多信道的数据发送方法及装置 | |
JP6914527B2 (ja) | 無線通信装置および無線通信方法 | |
Wang et al. | NCAC-MAC: Network coding aware cooperative medium access control for wireless networks | |
JP5378269B2 (ja) | 無線通信方法、無線基地局、無線アクセスシステム | |
KR20120082742A (ko) | 투 홉 릴레이에서의 효율적인 지속자원 할당 방법 및 장치 | |
CN116058053A (zh) | 用于管理共享频谱信道上的传输的方法和设备 | |
JP5267107B2 (ja) | 通信装置 | |
KR20070092173A (ko) | 패킷 이동통신 시스템에서 스트리밍 서비스를 위한상향링크 시그널링 방법과, 이를 위한 기지국 장치 및 이동단말기 | |
JP5532576B2 (ja) | 通信装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071024 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091222 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100119 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100323 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100525 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100602 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130611 Year of fee payment: 3 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4527072 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130611 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140611 Year of fee payment: 4 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |