JP4526795B2 - 過給機付エンジンの動弁装置 - Google Patents

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Description

本発明は、吸気ポートを少なくとも2つ有し、1つの吸気ポートに燃料噴射弁の噴射方向を指向させると共に、当該吸気ポートを開閉する吸気弁と、他方の吸気ポートを開閉する吸気弁との開弁時期に位相を設けた過給機付エンジンの動弁装置に関する。
従来、過給機付きエンジンでは、排気干渉の低減により排気圧力を下げ、或いは排気行程から吸気行程へ移行する際の吸気弁と排気弁との双方を開弁させるバルブオーバラップ期間を大きくすることで、掃気効率、及び充填効率を高めて、エンジントルクを向上させる技術が知られている。
一般に、吸気マニホルドに燃料噴射弁を配設し、燃料を吸気ポートの方向へ噴射するポート噴射式燃料噴射弁では、吸気弁が閉じている間に燃料を噴射することで霧化の促進を図っている。燃料噴射弁から吸気ポートに向けて噴射する燃料は、その全てが霧化される訳ではなく、一部は壁面に付着して残留する。
過給機付きエンジンにおいて、吸気ポート内圧力が排気圧力よりも高いと、排気行程終了間際から吸気行程開始直後のバルブオーバラップ期間に、吸気ポート内の壁面付着燃料が排気側へ抜けてしまい、排気エミッションの悪化を招くことになる。尚、自然吸気式エンジンでは、吸気管圧力が負圧であるため、このような問題は生じない。
この対策として、燃料噴射時期を吸気行程中に設定することも考えられるが、燃料を十分に霧化させることができず、シリンダ内壁に付着して燃焼不良が発生したり、燃料と吸気とを十分に混合させることができず燃焼が悪化する等の問題がある。
又、一般的なポート噴射式燃料噴射弁に与えられる燃料の圧力は一定に保たれているため、燃料噴射弁から噴射される燃料量は、燃料噴射弁の開弁時間(噴射パルス幅)により決定される。低回転時の吸気行程期間は相対的に長く、燃料噴射弁の開弁時間を確保することができるが、エンジン回転数が高くなるに従い、吸気行程期間が次第に短くなるため、高回転高負荷運転領域ではエンジンの要求燃料量に対応する噴射時間を吸気行程中に確保することが困難となり、エンジン出力を十分に得ることができなくなる問題がある。
例えば特許文献1には、自然吸気式エンジンにおいて、吸気弁の開閉タイミングを可変制御するバルブタイミング制御手段を備え、低負荷運転時は吸気弁の開閉時期を遅角させる(バルブオーバラップ期間を小さくする)ことで、排気の吹き返しを抑制し、一方、高回転高負荷運転時は、吸気弁の開閉時期を進角させて(バルブオーバラップ期間を大きくして)、慣性過給効果により充填効率を高める技術が開示されている。
又、例えば特許文献2には、機械式過給機を備えるエンジンにおいて、可変バルブタイミング機構を用いて、吸気弁の開閉時期を運転状態に応じて制御し、低負荷運転時はバルブオーバラップ期間を小さくすることで、燃料及び新気の吹き抜けを防止し、又、高負荷運転時はバルブオーバラップ期間を大きくすることで、過給機による過給圧でシリンダ内の残留ガスを効率よく掃気する技術が開示されている。
特開平8−177536号公報 特開平6−108857号公報
しかし、各特許文献に開示されている技術は、低負荷運転時においては、バルブオーバラップ期間が小さく設定されるため掃気効率が低下し、相対的に残留ガス量が多くなり、新気による充填効率が低下する問題がある。
又、高回転高負荷運転時には、バルブオーバラップ期間が大きくなる方向へ制御されるため、燃料の吹き抜けが発生し易くなる問題がある。
本発明は、上記事情に鑑み、新気によるシリンダ内の掃気を効率よく行い、充填効率を高めると共に、燃料の吹き抜けを防止することのできる過給機付エンジンの動弁装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明による過給機付エンジンの動弁装置は、吸気管に備えられた過給機と、上記過給機の下流に接続され、スロットル弁を有するスロットル通路と、上記スロットル通路の下流に接続され、1つの気筒に臨まされる複数の吸気ポートと、上記複数の吸気ポートの1つに噴射方向を指向する燃料噴射弁と、上記複数の吸気ポートをそれぞれ開閉する複数の吸気弁とを備え、上記燃料噴射弁の噴射方向が指向されている上記複数の吸気ポートの1つに配設した上記吸気弁の開弁時期に対し、他の吸気ポートに配設した上記吸気弁の開弁時期を設定位相分だけ進角させ、前記燃料噴射弁の燃料噴射期間を、前回の燃焼サイクルにおける該燃料噴射弁の噴射方向が指向されている前記吸気弁が閉弁したときから今回の燃焼サイクルにおける同一気筒の前記他の吸気弁が最初に開弁する迄の間に設定されていることを特徴とする過給機付エンジンの動弁装置。
本発明によれば、新気によるシリンダ内の掃気を効率よく行うことができて、充填効率を高めることができると共に、燃料の吹き抜けを防止することができる。
以下、図面に基づいて本発明の一形態を説明する。図1〜図5に本発明の第1形態を示す。図1にエンジンの概略構成図を示す。尚、以下の説明では、エンジンの代表として水平対向型4気筒エンジンを例示するが、本形態は、直列型エンジン、V型エンジンにも適用でき、更に、気筒数も4気筒以外に、単気筒、或いは4気筒以外の複数気筒エンジンに適用できることは云うまでもない。
図1の符号1はエンジンで、エンジン1の左右バンクにはシリンダヘッド2が設けられており、各シリンダヘッド2に、各気筒に対応して吸気ポート3と排気ポート5とが各々形成されている。各シリンダヘッド2の吸気ポート3は吸気マニホルド4を介して集合されて、エアチャンバ6に連通されている。更に、エアチャンバ6の上流にスロットル通路7が連通され、スロットル通路7の上流側に吸気管8を介してエアクリーナ9が取付けられている。尚、符号10はエアインテークチャンバである。
又、各シリンダヘッド2の排気ポート5が排気マニホルド11を介して集合されて、排気管12に連通されている。排気管12の下流は二股に分岐されて、各マフラ13a,13bに連通されている。又、排気管12の中途にフロント触媒14aとリヤ触媒14bとが介装されている。
一方、スロットル通路7にスロットルバルブ7aが設けられ、スロットル通路7の直上流の吸気管8にインタクーラ15が介装されている。吸気管8と排気管12とは、その中途が互いに近接され、その近接部位に過給機の代表であるターボチャージャ16が配設されている。ターボチャージャ16を構成するコンプレッサハウジング17aとタービンハウジング17bとが、吸気管8と排気管12とに各々設けられ、各ハウジング17a,17bに、コンプレッサホイール18aとタービンホイール18bとが収納され、各ホイール18a,18bがタービンシャフト18cを介して連結されている。
更に、吸気マニホルド4の各気筒の吸気ポート3の直上流側に燃料噴射弁19が臨まされ、又、シリンダヘッド2の各気筒に対応する部位に、その先端をシリンダに露呈する点火プラグ20が取付けられている。
又、吸気管8のエアクリーナ9の直下流に、吸入空気量センサ21が介装され、更に、排気管12の各触媒14a,14bの流入側に、フロントO2センサ22aとリヤO2センサ22bとが各々配設されている。更に、エンジン1のクランク軸1bにクランクロータ23が軸着され、クランクロータ23の外周に、電磁ピックアップなどからなるクランク角センサ24が対設されている。クランクロータ23の外周には突起(あるいはスリット)が所定間隔毎に形成されており、後述するECU40ではクランク角センサ24で検出した突起(あるいはスリット)の間隔時間からエンジン回転数Neを算出する。尚、クランクロータ23に形成した特定の突起(あるいはスリット)が燃料噴射開始時期を設定する際の基準クランク角を示している。
ところで、図3に示すように、各気筒に対応して形成されている吸気ポート3と排気ポート5とは、二股に分岐されてシリンダに臨まされている。以下の説明では、吸気ポート3の二股に分岐された一方を第1吸気ポート3a、他方を第2吸気ポート3bと称し、又、排気ポート5の二股に分岐された一方を第1排気ポート5a、他方を第2排気ポート5bと称する。
図2、図3に示すように、各吸気ポート3a,3bには、第1、第2吸気弁26a,26bが配設され、又、各排気ポート5a,5bには、第1、第2排気弁27a,27bが配設されている。又、シリンダヘッド2には、吸気カム軸28と排気カム軸29とが平行に配設されている。各カム軸28,29はタイミングベルト30を介してクランク軸1b(図1参照)と同期回転され、クランク軸1bの1回転に対して1/2回転するように設定されている。吸気カム軸28には、各吸気弁26a,26bを開閉動作させる第1、第2吸気カム31a,31bが、気筒毎に設けられている。又、排気カム軸29には、各排気弁27a,27bを開閉動作させる第1、第2排気カム32a,32bが、気筒毎に設けられている。尚、図においては左バンク側の動弁機構のみを示すが、右バンク側の動弁機構は左バンク側と同一の構成であるため説明を省略する。
第1、第2排気カム32a,32bは同一のタイミングで第1、第2排気弁27a,27bを開閉動作させる。一方、第1、第2吸気カム31a.31bは、予め設定した位相角、すなわち、第1吸気カム31aに対して第2吸気カム31bの開弁時期が角度θ1[°CA(クランク角度)]だけ進角されている。
従って、図5に示すように、第1、第2排気弁27a,27bと第1吸気弁26aとは、通常のバルブタイミングで動作され、排気行程から吸気行程へ移行する際に、所定のバルブオーバラップ期間S3が得られる。一方、第2吸気弁26bは第1吸気弁26aよりも、角度θ1[°CA]だけ進角された位置で開弁が開始されるため、第1、第2排気弁27a,27bと第2吸気弁26bとのバルブオーバラップ期間S2はバルブオーバラップ期間S3よりも長くなる。
図3に示すように、燃料噴射弁19はその噴射方向が、第1吸気ポート3a側に指向された状態で配設されている。燃料噴射弁19から噴射される燃料量、及び噴射タイミングは車両に搭載されている電子制御装置(ECU)40で制御される。ECU40はマイクロコンピュータ等のコンピュータで、周知のCPU、ROM、RAM等が内蔵されており、ROMに格納されている制御プログラムに従い燃料噴射量、噴射タイミング等が設定される。
図4に示すように、ECU40では、吸入空気量センサ21で検出した吸入空気量Qとクランク角センサ24で検出したエンジン回転数Neとに基づき、基本燃料噴射量Tpを算出し(Tp=K・Q/Ne K:インジェクタ特性補正定数)すると共に、フロントO2センサ22a、及びリヤO2センサ22bで検出した実際の空燃比に基づき、実際の空燃比を目標空燃比に収束させるフィードバック補正係数(λ)を算出する。そして、基本燃料噴射量Tpを水温補正、加速補正、学習補正等の各種補正係数(COEF)でフィードフォワード補正すると共にフィードバック補正係数λでフィードバック補正して、最終的な燃料噴射量を定める燃料噴射パルス幅Tiを設定する(Ti=Tp・COEF・λ)。
そして、燃料噴射パルス幅Tiに対応する駆動信号を所定タイミングで、対応気筒の燃料噴射弁19へ出力する。
図5に示すように、燃料噴射期間S1は、第1吸気弁26aが閉弁したときから、次の燃焼サイクルにおける第2吸気弁26bが開弁する迄に設定されており、燃料噴射弁19から噴射される燃料は燃料噴射期間S1内で噴射が完了するように設定される。
次に、このような構成による本形態の作用について説明する。
エンジン1が稼働すると、クランク軸1bの回転に同期して、吸気カム軸28,排気カム軸29が、クランク軸1bの1/2の速度で回転し、吸気行程においては、吸気カム軸28に設けた第1、第2吸気カム31a,31bが、第1、第2吸気弁26a,26bをリフトアップして開弁させ、シリンダ内に新気を供給する。又、排気行程においては、排気カム軸29に設けた第1、第2排気カム32a,32bが、第1、第2排気弁27a,27bをリフトアップして開弁させ、シリンダ内の燃焼ガス(排気ガス)を排気系へ放出する。
ターボチャージャ16は、排気系に放出された排気ガスのエネルギーにより、タービンホイール18bを回転させ、タービンホイール18bにタービンシャフト18cを介して連結する、吸気側に配設されているコンプレッサホイール18aの回転により、新気を加圧して各気筒に供給する。
図2に示すように、第1吸気カム31bに対して第2吸気カム31bは、角度θ1[°CA]だけ進角されており、従って、図5に示すように、第2吸気弁26bは、第1吸気弁26aよりも早く開弁する。
又、図3に示すように、燃料噴射弁19はその噴射方向が、第1吸気ポート3aに指向された状態で配設されており、図5に示すように、燃料噴射弁19の燃料噴射期間S1は、前回の燃焼サイクルにおける第1吸気弁26aが閉弁したときから、今回の燃焼サイクルにおける第2吸気弁26bが開弁する迄の間に設定されており、燃料噴射期間S1内に第1吸気弁26aを目掛けて燃料が噴射される。
従って、図5に示すように、排気行程終了間際のバルブオーバラップ期間S2では、第1吸気弁26aは未だ開弁しておらず、第2吸気弁26bが開弁して、新気が供給され、次いで、第1吸気弁26aが開弁し、新気と霧化された燃料とが供給される。
ところで、バルブオーバラップ期間S2の初期段階において、シリンダ内に供給される新気の過給圧が燃焼ガスの圧力(排気圧)よりも高いと、第2吸気ポート3bから供給される新気によりシリンダ内が掃気される。第2吸気ポート3bから供給される新気には燃料が含まれていないため、未燃ガスが排気系へ吹き抜けることがない。
次いで、第2吸気弁26bに対し、予め設定した角度θ1の位相遅れを有して第1吸気弁26aが開弁し、第1吸気ポート3aからターボチャージャ16によって加圧された新気と、霧化された燃料との混合気がシリンダに供給される。このとき、第1、第2排気弁27a,27bは閉弁間際であるため、未燃混合気が排気系へ吹き抜けることはない。
このように、本形態では、二股に分岐された第1、第2吸気ポート3a,3bを開閉させる第1、第2吸気弁26a,26bに位相差を設け、先ず第2吸気弁26aを開弁させた後、第1吸気弁26aを開弁させると共に、燃料噴射弁19の噴射方向を第1吸気ポート3aに指向させているので、第2吸気弁26bが開弁したとき、第2吸気ポート3bからは新気のみが供給されるので、燃料の吹き抜けがなく、未燃ガスの排出を未然に防止することができる。更に、第2吸気ポート3bから供給される新気により、燃焼ガスを効率よく掃気することができ、充填効率を高めることができる。
又、第2吸気弁26bが開弁する前に、燃料噴射が終了されているので、燃料噴霧が第1吸気ポート3a内に滞留した状態が維持され、第2吸気弁26bが開弁する際に、第1吸気ポート3a側に滞留している混合気が第2吸気ポート3b側に漏出することが無く、第2吸気弁26bが開弁した際の未燃ガスの吹き抜けを防止することができる。
ところで、第1吸気弁26aに対して第2吸気弁26bの開弁時期を極端に進角させると、第2吸気弁26bの開き始めが、第1、第2排気弁27a,27bの閉じ始め側、すなわち、排気行程中盤付近に入り込んでしまうことになる。第1、第2排気弁27a,27bの閉じ始めは、筒内圧が未だ高いため、掃気効率が悪くなるばかりか、筒内圧が過給圧よりも高い場合は、吹き返しが発生して、出力低下を招く。従って、第1吸気カム31aに対する第2吸気カム31bの進角度θ1は、吹き返しが発生せず、吸排気の効率を低下させることなく、掃気を効率よく行うことのできる領域に設定することが好ましく、本形態では、10〜30[°CA]程度に設定されている。
又、第1、第2吸気弁26a,26bの位相角(進角度)を一定とした状態で、第1の吸気弁26aの開弁時期を進角させると、第2吸気弁26bの開弁時期も早くなるため、第2吸気弁26bの開き始めが、排気行程中盤付近に入り込んでしまい、掃気効率が低下するばかりか、吹き返しが発生し易く、出力低下を招いてしまう。一方、第1吸気弁26aの開弁時期を遅角させれば、第2吸気弁26bの開弁時期を最適化することができるが、第1吸気弁26bの開弁時期の遅角化により、圧縮漏れが発生し易くなり、出力低下を生じさせることになる。従って、第1吸気弁26aの開弁時期も吸排気の効率を低下させず、未燃ガスの排出を未然に防止できる領域に設定することが好ましい。本形態では、第1、第2吸気弁26a,26bの位相角を10〜30[°CA]とした場合の、第1吸気弁26aの開弁時期を、吸気上死点前(BTDC)10[°CA]〜吸気上死点後(ATDC)20[°CA]の間に設定している。
又、図6に本発明の第2形態を示す。
本形態は第1形態の変形例であり、吸気マニホルド4に、第1、第2吸気ポート3a,3bを仕切る壁面に連通する仕切壁4aを形成したものである。
吸気マニホルド4に仕切壁4aを形成したので、燃料噴射中に第2吸気弁26bが開弁しても、燃料噴霧が第2吸気ポート3b側へ流れることが無く、従って、燃料噴射弁19の燃料噴射時期を、第2吸気弁26bの開弁時期に関係なく設定することができる。その結果、燃料噴射終了時期を第1吸気弁26aが開弁する直前まで遅角させて、燃料噴射パルス幅Tiの計算終了時期を吸気行程側へ近づけることができ、最適な燃料噴射量を確保することができる。それ以外の作用効果は第1形態と同様であるため説明を省略する。
又、図7、図8に本発明の第3形態を示す。尚、動弁機構の構成は第1形態と同じであるため、第1形態の符号を用いて説明し、図面の記載を省略する。
本形態は、吸気カム軸28(図2参照)に、周知の可変バルブタイミング機構を設けたものである。可変バルブタイミング機構は、吸気カム軸28をエンジン負荷に応じて進角或いは遅角させることで、バルブオーバラップ期間を可変制御するもので、例えば、本出願人が先に出願した特開2003−97302号公報に開示されている。
ECU40(図3参照)では、エンジン負荷を表すパラメータとして、例えば基本燃料噴射量Tpを読み込み、図8に示すマップに従い、吸気カム軸28の進角量θ2を設定する。
すなわち、高負荷運転時は吸気カム軸28の進角量θ2を大きくして、第1、第2吸気弁26a,26bの開弁時期を早め、又、低負荷運転時は進角量θ2を小さくし、或いは0として、第1、第2吸気弁26a,26bの開弁時期を遅らす。
高負荷運転時は、第1、第2吸気弁26a,26bの開弁時期を大きく進角させて、バルブオーバラップ期間を大きくすることで、掃気効率を高め、エンジン出力を向上させる。一方、低負荷運転時は、第1、第2吸気弁26a,26bの開弁時期を遅角させ、バルブオーバラップ期間を小さくする。低負荷運転時はターボチャージャ16(図1参照)による新気の過給圧が低いため、バルブオーバラップ期間を小さくすることで、実圧縮比が高くなり、エンジン出力、及び燃費を向上させることができる。
このように、本形態では、吸気カム軸28をエンジン負荷に応じて進角させるようにしたので、高負荷運転時は第2吸気弁26bを早期に開弁させることで、掃気効率を高め、出力を向上させることができる。一方、低負荷運転時は吸気カム軸28を近くさせることで、第1、第2吸気弁26a,26bの開弁時期を遅らせ、実圧縮比を高め、エンジン出力、及び燃費を向上させることができる。尚、吸気カム軸28の最大進角量θ2maxは、エンジン運転状態に応じて実験等から求めるが、本形態では50[°CA]程度に設定されている。
又、図9、図10に本発明の第4形態を示す。尚、動弁機構の構成は第1形態と同じであるため、第1形態の符号を用いて説明し、図面の記載を省略する。
第2形態では、吸気カム軸28に可変バルブタイミング機構を設けたが、本形態は、吸気カム軸28と排気カム軸29との双方に可変バルブタイミング機構を設けたものである。
ECU40(図3参照)では、エンジン負荷を表すパラメータとして、例えば基本燃料噴射量Tpを読み込み、図10に示すマップに従い、吸気カム軸28の進角量θ2、及び排気カム軸29の進角量θ3を設定する。
すなわち、高負荷運転時は吸気カム軸28の進角量θ2を大きくして、第1、第2吸気弁26a,26bの開弁時期を早めると共に、排気カム軸29の遅角量θ4を大きくして、第1、第2排気弁27a,27bの閉弁時期を遅らす。一方、低負荷運転時は進角量θ2を小さくし、或いは0として、第1、第2吸気弁26a,26bの開弁時期を遅らすと共に、排気カム軸29の遅角量θ4を小さくして、第1、第2排気弁27a,27bの閉弁時期を早める。尚、図10に示すように、排気カム軸29の遅角量θ4は、吸気カム軸28の進角量θ2よりも小さく設定されている。
従って、図9に一点鎖線で示すように、高負荷運転時は第1、第2排気弁27a,27bと第2吸気弁26bとのバルブオーバラップ期間S3を大きく確保することができる。又、同図に実線で示すように、低負荷運転時はバルブオーバラップ期間S3を小さくすることができる。その結果、バルブタイミングをより子細に制御することができ、より高い掃気効率を得ることができるばかりでなく、エンジン出力、及び燃費の向上を実現することができる。
又、図11に本発明の第5形態を示す。尚、動弁機構の構成は第1形態と同じであるため、第1形態の符号を用いて説明し、図面の記載を省略する。
本形態は第1形態の変形例であり、第2吸気カム31bを、異なる進角度を有する低速カムと高速カムとの2段カムとし、エンジン回転数に応じて切換え動作させるようにしたものである。すなわち、図11に実線で示すように、低回転時は低速カムにて第2吸気弁26bの開弁時期を遅角させることでバルブオーバラップ期間を小さくし、 一方、同図に破線で示すように、高回転時は高速カムにて第2吸気弁26bの開弁時期を進角させることでバルブオーバラップ期間を大きくする。
尚、低速カムと高速カムとの位相角θ5は、エンジン回転数に応じて実験等から設定されるが、本形態では10〜30[°CA]程度に設定されている。
このように、本形態ではエンジン回転数に応じ、高速回転時は高速カムにより第2吸気弁26bの開弁時期を進角させて、バルブオーバラップ期間を大きくし、一方、低回転時は低速カムにより第2吸気弁26bの開弁時期を遅角させて、バルブオーバラップ期間を小さくする。
すなわち、高回転時は、各弁26a,26b,27a,27bの開弁時間が短いので、バルブオーバラップ期間を大きく確保することで、高い掃気効率を得ることができる。一方、低回転時は各弁26a,26b,27a,27bの開弁時間が比較的長くなるため、バルブオーバラップ期間を小さくしても、高回転時と同等の掃気効率を得ることができる。従って、低回転時はバルブオーバラップ期間を小さくすることで、掃気効率と充填効率との双方を向上させることができる。
尚、この場合、ターボチャージャ16による新気の過給圧をスロットルバルブ7aの下流に設けた絶対圧センサ等の過給圧検出手段で検出し、一方、排気圧力を排気管12に設けた排気圧力センサ等の排気圧検出手段で直接検出し、或いはエンジン負荷等に基づいて設定する。そして、排気圧力と過給圧との差圧を算出し、差圧が大きいとき、すなわち、排気圧力が過給圧よりも大きいときは、高速カムにより第2吸気弁26bの開弁時期を進角させてバルブオーバラップ期間を大きくする。一方、差圧が小さいとき、すなわち排気圧力が過給圧よりも小さいときは低速カムにより第2吸気弁26bの開弁時期を遅角させてバルブオーバラップ期間を小さくするようにしてもよい。
すなわち、排気圧力が過給圧よりも低いときは、新気の吹き抜け量が大きくなるため、バルブオーバラップ期間を小さくしても十分な掃気効率を確保することができる。一方、排気圧力が過給圧よりも高いときは、新気が吹き抜け難くなるため、バルブオーバラップ期間を大きくし、掃気効率を上げて出力を向上させる。
又、本形態では、吸気カム31bを2段カムとしたが、エンジン回転数に応じて切換えられる異なる進角度を有する3段以上の多段カムであっても良い。
又、図12に本発明の第6形態を示す。
本形態では、吸気ポート3を中央の第1吸気ポート3aと、その両側に配設された第2吸気ポート3b及び第3吸気ポート3cとの3ポートとし、吸気マニホルド4に、第1吸気ポート3aと第2、第3吸気ポート3b,3cとを仕切る壁面に連通する仕切壁4aを形成し、燃料噴射弁19を、その噴射方向を第1吸気ポート3aに指向させた状態で配設したものである。
第1〜第3吸気ポート3a〜3cを開閉する第1〜第3吸気弁26a〜26cは、燃料噴射弁19の配設されていない第2、第3吸気ポート3b,3cを開閉する第2、第3吸気弁26b,26cを、第1吸気ポート3aを開閉する第1吸気弁26aよりも早期に開弁させて、シリンダ内を掃気する。
本形態では、吸気ポート3を第1〜第3吸気ポート3a〜3cの3ポートとし、第2、第3吸気ポート3b,3cから供給される新気によりシリンダ内を掃気するようにしたので、掃気効率が向上し、充填効率がより一層向上する。又、掃気効率の向上により、相対的に、第1吸気弁26aと、第2、第3吸気弁26b,26cとの位相角を狭くすることができ、第1吸気ポート3aからの混合気をシリンダ内へ効率よく供給することができる。その結果、良好な燃焼を得ることができ、エンジン出力、及び燃費の向上を実現することができる。
第1形態によるエンジンの概略構成図 同、動弁装置の要部斜視図 同、シリンダヘッドと吸気マニホルドの断面図 同、電子制御系の概略構成図 同、排気弁と吸気弁とのバルブオーバラップ期間を示す説明図 第2形態によるシリンダヘッドと吸気マニホルドの断面図 第3形態による排気弁と吸気弁とのバルブオーバラップ期間を示す説明図 同、エンジン負荷と吸気カム軸の進角量との関係を示す説明図 第4形態による排気弁と吸気弁とのバルブオーバラップ期間を示す説明図 同、エンジン負荷と吸気カム軸の進角量との関係を示す説明図 第5形態による排気弁と吸気弁とのバルブオーバラップ期間を示す説明図 第6形態によるシリンダヘッドと吸気マニホルドの断面図
符号の説明
1 エンジン
2 シリンダヘッド
3 吸気ポート
3a 第1吸気ポート
3b 第2吸気ポート
3c 第3吸気ポート
4 吸気マニホルド
4a 仕切壁
19 燃料噴射弁
26a 第1吸気弁
26b 第2吸気弁
28 吸気カム軸
31a 第1吸気カム
31b 第2吸気カム
40 ECU
θ1 進角度
θ3 進角量
S2,S3 バルブオーバラップ期間

代理人 弁理士 伊 藤 進

Claims (7)

  1. 吸気管に備えられた過給機と、
    上記過給機の下流に接続され、スロットル弁を有するスロットル通路と、
    上記スロットル通路の下流に接続され、1つの気筒に臨まされる複数の吸気ポートと、
    上記複数の吸気ポートの1つに噴射方向を指向する燃料噴射弁と、
    上記複数の吸気ポートをそれぞれ開閉する複数の吸気弁と
    を備え、
    上記燃料噴射弁の噴射方向が指向されている上記複数の吸気ポートの1つに配設した上記吸気弁の開弁時期に対し、他の吸気ポートに配設した上記吸気弁の開弁時期を設定位相分だけ進角させ
    前記燃料噴射弁の燃料噴射期間を、前回の燃焼サイクルにおける該燃料噴射弁の噴射方向が指向されている前記吸気弁が閉弁したときから今回の燃焼サイクルにおける同一気筒の前記他の吸気弁が最初に開弁する迄の間に設定されていることを特徴とする過給機付エンジンの動弁装置。
  2. 上記吸気ポートが3つに分岐されていることを特徴とする請求項1記載の過給機付エンジンの動弁装置。
  3. 上記設定位相分の進角度は、各吸気弁を動作させる吸気カムの位相角により設定されることを特徴とする請求項1或いは2記載の過給機付エンジンの動弁装置。
  4. 上記燃料噴射弁を配設する吸気マニホルドに、該燃料噴射弁の噴射方向が指向されている上記吸気ポートと他の吸気ポートとを仕切る壁面に連通する仕切壁を設けたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の過給機付エンジンの動弁装置。
  5. 上記吸気カムを有する吸気カム軸が、該吸気カム軸をエンジン負荷に応じて進角或いは遅角させる可変バルブタイミング機構に連設されていることを特徴とする請求項3或いは4に記載の過給機付エンジンの動弁装置。
  6. 上記吸気カムを有する吸気カム軸と、排気弁を開閉動作させる排気カムを有する排気カム軸との双方が、該各カム軸をエンジン負荷に応じて各々進角或いは遅角させる可変バルブタイミング機構に連設されていることを特徴とする請求項3或いは4に記載の過給機付エンジンの動弁装置。
  7. 上記他の吸気ポートに配設した上記吸気弁を動作させる上記吸気カムは、異なる進角度を有する多段カムによって構成されており、該多段カムがエンジン回転数に応じて切換え動作されることを特徴とする請求項3或いは4に記載の過給機付エンジンの動弁装置。
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