JP4526460B2 - コンテンツ出力システム、および、コンテンツ出力装置 - Google Patents

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本発明は、コンテンツ出力システム、コンテンツ出力装置、および、コンテンツ提供装置に関し、特に、コンテンツを出力するのに適したコンテンツ出力システム、コンテンツ出力装置、および、コンテンツ提供装置に関する。
近年、家庭内にある家電製品、パーソナルコンピュータ、およびその周辺機器をネットワークで接続し、データのやり取りを行なうホームネットワークが普及しつつある。
上記ホームネットワークの1つとして、UPnP(Universal Plug and Play)を用いたネットワーク技術が提案されている。UPnPでは、家庭内の電化製品、パーソナルコンピュータ、および周辺機器などをネットワークに接続するだけで、ユーザが複雑な操作や設定作業を行なうことなく、機能させることが可能となっている。このためには、ネットワークに接続された機器がホームネットワーク上に存在する他の機器と各種情報をやり取りすることができるように、自動的に他の機器に関する情報を取得する必要がある。
具体的に図13を用いて、外部入力に設定された液晶テレビ5がホームネットワークに接続された複数のAV機器6A〜6Cに接続する場合を説明する。
液晶テレビ5は、電源が投入されると、ホームネットワーク上に接続要求を発行する。これに対して、ホームネットワーク上のAV機器6A〜6Cは、液晶テレビ5に対して応答を返す。液晶テレビ5は、AV機器6A〜6Cからの応答を受け取ることでAV機器6A〜6CのAV機器名、アドレスなどのAV機器6A〜6Cとの接続に必要な情報を取得する。
ここで問題になるのが、ユーザの操作性を損なうことなく自動的に他の機器に関する情報を取得することである。例えば、前回接続したAV機器からの応答があると、優先的にこのAV機器に接続し、AV機器検索処理を中止する方法が知られている(たとえば、特許文献1参照)。この方法によれば、AV機器の検索時間を短縮し、ユーザの操作性を向上させることができる。
特開2003−330827号公報
さらに近年では、家庭内にある家電製品、パーソナルコンピュータ、およびその周辺機器を無線ネットワークで接続し、データのやり取りを無線で行う無線ホームネットワークが普及しつつある。これにより、例えば、持ち運びのできる無線液晶テレビをいろんな部屋に持ち運んで、各部屋にある無線AV機器と無線で接続することが可能になっている。
たとえば、持ち運びのできる無線液晶テレビを家庭内の別の部屋に持っていく際、ユーザが接続を希望する無線AV機器は、それまでと違うその別の部屋にある無線AV機器となる。しかし、特許文献1に開示された技術を無線ホームネットワークに適用した場合、部屋を移動して、ユーザが接続を希望する無線AV機器が変わっても、前回接続した無線AV機器と接続することになる。従って、所望のコンテンツを提供する無線AV機器に接続できないため、ユーザは手動で所望の接続先へ変更しなければならず、ユーザの操作性は著しく損なわれる。
この発明は上述の問題点を解決するためになされたもので、この発明の目的の1つは、所望のコンテンツを効率よく出力することが可能なコンテンツ出力システム、コンテンツ出力装置、および、コンテンツ提供装置を提供することである。
上述した課題を解決するために、この発明のある局面によれば、コンテンツ出力システムは、文字、文章、図形、音声、音楽、画像、映像、プログラム、データベース、または、それらを組合せた情報であるコンテンツを提供する少なくとも1つのコンテンツ提供装置とコンテンツを出力するユーザによって持運びが可能な少なくとも1つのコンテンツ出力装置とを含む。
コンテンツ出力装置は、コンテンツ提供装置との接続を要求する要求信号を無線で送信する要求信号送信部を備える。コンテンツ提供装置は、テスト信号送信部と、コンテンツ信号送信部とを備える。テスト信号送信部は、要求信号送信部によって送信された要求信号に対する応答として、コンテンツ出力装置との通信状態をテストするためのテスト信号を無線で送信する。コンテンツ信号送信部は、コンテンツを示すコンテンツ信号を無線で送信する。
コンテンツ出力装置は、さらに、テスト信号受信部と、測定部と、選定部と、コンテンツ信号受信部と、コンテンツ出力部と、受信不能検出部とを備える。テスト信号受信部は、テスト信号送信部によって送信されたテスト信号を受信する。測定部は、テスト信号受信部によって受信されたテスト信号の質を示す測定値を測定する。選定部は、測定部によって測定された測定値が他のコンテンツ提供装置からのテスト信号の測定値よりも大きいことによって、当該コンテンツ出力装置との距離が他のコンテンツ提供装置よりも近いと判断されるコンテンツ提供装置を選定する。コンテンツ信号受信部は、選定部によって選定されたコンテンツ提供装置のコンテンツ信号送信部によって送信されたコンテンツ信号を受信する。コンテンツ出力部は、コンテンツ信号受信部によって受信されたコンテンツ信号をコンテンツとして出力する。受信不能検出部は、コンテンツ信号受信部によってコンテンツ信号が受信不能となったことを検出する。要求信号送信部は、受信不能検出部によって受信不能となったことが検出された場合、要求信号を送信する。
この発明に従えば、ユーザによって持運びが可能なコンテンツ出力装置によって、コンテンツ提供装置との接続を要求する要求信号が無線で送信される。コンテンツ提供装置によって、コンテンツ出力装置から送信された要求信号に対する応答として、コンテンツ出力装置との通信状態をテストするためのテスト信号が無線で送信され、コンテンツを示すコンテンツ信号が無線で送信される。また、コンテンツ出力装置によって、コンテンツ提供装置からテスト信号が受信され、受信されたテスト信号の質を示す測定値が測定され、測定された測定値が他のコンテンツ提供装置からのテスト信号の測定値よりも大きいことによって、当該コンテンツ出力装置との距離が他のコンテンツ提供装置よりも近いと判断されるコンテンツ提供装置が選定され、選定されたコンテンツ提供装置によって送信されたコンテンツ信号が受信され、受信されたコンテンツ信号がコンテンツとして出力され、コンテンツ信号が受信不能となったことが検出され、受信不能となったことが検出された場合、要求信号が送信される。
また、通信状態の質は、コンテンツ提供装置とコンテンツ出力装置との位置関係や周辺環境によって変化する。このため、所望のコンテンツを提供するコンテンツ提供装置がコンテンツ出力装置との通信状態の質に基づいて選定されるような場所に、ユーザがコンテンツ出力装置を定置するだけで、コンテンツ出力装置によって所望のコンテンツが出力される。その結果、所望のコンテンツを効率よく出力することが可能なコンテンツ出力システムを提供することができる。
また、コンテンツ出力装置によって要求信号が送信されたときにのみ、コンテンツ提供装置によってテスト信号が送信される。このため、不必要なときにはテスト信号が送信されない。その結果、コンテンツ提供装置とコンテンツ出力装置との通信を効率よく確立することができる。
また、コンテンツ信号が受信不能となった場合、コンテンツ出力装置によって要求信号が送信される。このため、何らかの原因でコンテンツ提供装置からコンテンツ信号が受信不能になったときであっても、そのコンテンツ提供装置または別のコンテンツ提供装置との通信を効率的に確立することができる。
好ましくは、要求信号は、テスト信号の送信電力を設定するための設定値を含む。また、テスト信号送信部は、要求信号に含まれる設定値に応じた送信電力でテスト信号を送信する。
この発明に従えば、要求信号に含まれる設定値に応じた同じ送信電力でそれぞれのコンテンツ提供装置によってテスト信号が送信される。また、同じ送信電力でテスト信号が送信された場合、コンテンツ提供装置とコンテンツ出力装置との距離が小さいほどコンテンツ出力装置で受信されるテスト信号の強度が大きくなる。このため、コンテンツ提供装置とコンテンツ出力装置との距離に基づいてコンテンツ出力装置によってコンテンツ提供装置が選定される。したがって、所望のコンテンツを提供するコンテンツ提供装置がコンテンツ出力装置との距離に基づいて選定されるような場所に、ユーザがコンテンツ出力装置を定置するだけで、コンテンツ出力装置によって所望のコンテンツが出力される。その結果、所望のコンテンツをさらに効率よく出力することができる。
好ましくは、コンテンツ出力装置は、コンテンツ出力装置が定置されたことを検出する定置検出部をさらに備える。また、要求信号送信部は、定置検出部によって定置されたことが検出された場合、要求信号を送信する。
この発明に従えば、コンテンツ出力装置が定置されたときに、コンテンツ出力装置によって要求信号が送信される。このため、ユーザがコンテンツ出力装置を持運んだ後であっても、コンテンツ提供装置との通信を効率的に確立することができる。
好ましくは、選定部は、測定部によって測定された測定値が最も良いテスト信号を送信したコンテンツ提供装置を選定する。
この発明に従えば、テスト信号の質が最も良いコンテンツ提供装置が選定される。このため、所望のコンテンツを提供するコンテンツ提供装置がコンテンツ出力装置との通信状態の質が最も良くなる場所に、ユーザがコンテンツ出力装置を定置するだけで、コンテンツ出力装置によって所望のコンテンツが出力される。その結果、所望のコンテンツをさらに効率よく出力することができる。
好ましくは、選定部は、測定部によって測定された測定値が良いテスト信号を送信したコンテンツ提供装置から優先してコンテンツ提供装置を選定する。
この発明に従えば、テスト信号の質が良いコンテンツ提供装置から優先してコンテンツ提供装置が選定される。このため、通信状態のより良いコンテンツ提供装置との通信が不能となった場合であっても、次に通信状態の良いコンテンツ提供装置との通信が確立される。その結果、コンテンツ提供装置とコンテンツ出力装置との通信を効率よく確立することができる。
好ましくは、コンテンツ出力装置は、測定値表示部と、選択受付部とをさらに備える。測定値表示部は、測定部によって測定値が測定されたテスト信号を送信したコンテンツ提供装置を識別する識別情報を表示する。選択受付部は、測定値表示部によって表示されたコンテンツ提供装置の識別情報のうちのいずれかの選択をユーザから受付ける。選定部は、選択受付部によって受付けられた識別情報のコンテンツ提供装置を選定する。
この発明に従えば、測定値が測定されたテスト信号を送信したコンテンツ提供装置を識別する識別情報が表示され、表示された識別情報のうちのいずれかの選択がユーザから受付けられ、受付けられた識別情報のコンテンツ提供装置が選定される。このため、通信可能なコンテンツ提供装置のうちからユーザが所望のコンテンツを提供するコンテンツ提供装置を選定することができる。その結果、所望のコンテンツを効率よく出力することができる。
好ましくは、コンテンツ提供装置は、外部機器からコンテンツ信号の入力を受付ける入力受付部をさらに備える。コンテンツ信号送信部は、入力受付部によって受付けられたコンテンツ信号を送信する。
この発明に従えば、コンテンツ提供装置によって、外部機器からコンテンツ信号の入力が受付けられ、受付けられたコンテンツ信号がコンテンツ出力装置に無線で送信される。このため、コンテンツ提供装置は自らコンテンツ信号を保持しておかなくても、コンテンツをコンテンツ出力装置に提供することができる。その結果、コンテンツ提供装置の構成が簡単にすることができる。また、様々な外部機器と接続できることで、コンテンツ提供装置の汎用性を高くすることができる。
好ましくは、測定値は、電力束密度、電界強度、磁界強度、S/N比(Signal to Noise Ratio)、または、テスト信号がデジタル信号である場合はビットエラーレートの値である。
この発明の他の局面によれば、コンテンツ出力装置は、文字、文章、図形、音声、音楽、画像、映像、プログラム、データベース、または、それらを組合せた情報であるコンテンツを出力し、ユーザによって持運びが可能である。
また、コンテンツ出力装置は、要求信号送信部と、テスト信号受信部と、測定部と、選定部と、コンテンツ信号受信部と、コンテンツ出力部と、受信不能検出部とを備える。要求信号送信部は、コンテンツを提供するコンテンツ提供装置との接続を要求する要求信号を無線で送信する。テスト信号受信部は、要求信号送信部によって送信された要求信号に対する応答としてコンテンツ提供装置から送信されてきたこのコンテンツ出力装置との通信状態をテストするためのテスト信号を無線で受信する。測定部は、テスト信号受信部によって受信されたテスト信号の質を示す測定値を測定する。選定部は、測定部によって測定された測定値が他のコンテンツ提供装置からのテスト信号の測定値よりも大きいことによって、当該コンテンツ出力装置との距離が他のコンテンツ提供装置よりも近いと判断されるコンテンツ提供装置を選定する。コンテンツ信号受信部は、選定部によって選定されたコンテンツ提供装置からコンテンツを示すコンテンツ信号を無線で受信する。コンテンツ出力部は、コンテンツ信号受信部によって受信されたコンテンツ信号をコンテンツとして出力する。受信不能検出部は、コンテンツ信号受信部によってコンテンツ信号が受信不能となったことを検出する。要求信号送信部は、受信不能検出部によって受信不能となったことが検出された場合、要求信号を送信する。
この発明に従えば、コンテンツ出力装置によって、コンテンツを提供するコンテンツ提供装置との接続を要求する要求信号が無線で送信され、要求信号に対する応答としてコンテンツ提供装置から送信されてきた、このコンテンツ出力装置との通信状態をテストするためのテスト信号が無線で受信され、受信されたテスト信号の質を示す測定値が測定され、測定された測定値が他のコンテンツ提供装置からのテスト信号の測定値よりも大きいことによって、当該コンテンツ出力装置との距離が他のコンテンツ提供装置よりも近いと判断されるコンテンツ提供装置が選定され、選定されたコンテンツ提供装置からコンテンツを示すコンテンツ信号が無線で受信され、受信されたコンテンツ信号がコンテンツとして出力され、コンテンツ信号が受信不能となったことを検出され、受信不能となったことが検出された場合、要求信号が送信される。
また、通信状態の質は、コンテンツ提供装置とコンテンツ出力装置との位置関係や周辺
環境によって変化する。このため、所望のコンテンツを提供するコンテンツ提供装置がコンテンツ出力装置との通信状態の質に基づいて選定されるような場所に、ユーザがコンテンツ出力装置を定置するだけで、コンテンツ出力装置によって所望のコンテンツが出力される。その結果、所望のコンテンツを効率よく出力することが可能なコンテンツ出力装置を提供することができる。
また、コンテンツ出力装置によって要求信号が送信されたときにのみ、コンテンツ提供装置によってテスト信号が送信される。このため、不必要なときにはテスト信号が送信されない。その結果、コンテンツ提供装置とコンテンツ出力装置との通信を効率よく確立することができる。
また、コンテンツ信号が受信不能となった場合、コンテンツ出力装置によって要求信号が送信される。このため、何らかの原因でコンテンツ提供装置からコンテンツ信号が受信不能になったときであっても、そのコンテンツ提供装置または別のコンテンツ提供装置との通信を効率的に確立することができる。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当部分については、同一符号を付してその説明は繰返さない。
[第1の実施の形態]
図1は、この発明の第1の実施の形態に従う無線ホームネットワーク10の構成の概略を示す図である。
図1を参照して、無線ホームネットワーク10は、無線液晶テレビ1と、少なくとも1つのAV(Audio Visual)機器20と、それぞれのAV機器20に対応して設けられる無線コンテンツ送信装置2A〜2Eとを含む。本実施の形態において、AV機器20は、BS(Broadcasting Satellite)チューナ21、CS(Communication Satellite)チューナ22、PVR(Personal Video Recorder)23、DVD(Digital Versatile Disk)プレーヤ24、および、VTR(VideoTape Recorder)25である。
なお、本実施の形態においては、コンテンツを出力するコンテンツ出力装置は、無線液晶テレビ1とする。コンテンツは、文字、文章、図形、音声、音楽、画像、映像、プログラム、データベース、または、それらを組合せた情報である。しかし、これに限定されず、コンテンツ出力装置は、無線で受信したコンテンツを出力する出力装置であれば他の装置であってもよく、たとえば、液晶方式と異なる表示方式であるプラズマ方式、CRT(Cathode-Ray Tube)方式、または、EL(ElectroLuminescence)方式のモニタであってもよいし、アンプとスピーカとを組合せたスピーカユニットであってもよいし、携帯電話、パーソナルコンピュータ、または、PDA(Personal Digital Assistance)であってもよい。
また、AV機器20は、コンテンツを提供する装置であれば他の装置であってもよい。たとえば、地上デジタル放送チューナ、ラジオチューナ、STB(Set Top Box)、インターネットルータ、パーソナルコンピュータ、PDA、携帯電話、ビデオカメラ、デジタルカメラ、スキャナ、コピー機、ファクリミリ、CD(Compact Disc)プレーヤ、BD(Blu-ray Disc)プレーヤ、ICレコーダ、MD(MiniDisc)プレーヤ、または、テープレコーダであってもよい。
無線液晶テレビ1は、AV機器20からの映像および音声を出力する。ここでは、無線液晶テレビ1は、部屋Aに設置されている。無線液晶テレビ1は、ユーザの目的に応じて各部屋へ持ち運ぶことができる。
AV機器20は、無線コンテンツ送信装置2A〜2Eを介して、無線液晶テレビ1に映像および音声を提供する。AV機器20は、各部屋に設置される。ここでは、BSチューナ21、CSチューナ22、および、PVR23は、部屋Aに設置され、DVDプレーヤ24は、部屋Bに設置され、VTR25は、部屋Cに設置される。BSチューナ21およびCSチューナ22は、それぞれ、BS放送およびCS放送の映像および音声を無線液晶テレビ1に提供する。PVR23、DVDプレーヤ24、および、VTR25は、それぞれ、ハードディスク、DVD、および、ビデオテープに記録された映像および音声を無線液晶テレビ1に提供する。
無線コンテンツ送信装置2A〜2Eは、AV機器20から入力されたコンテンツを無線で無線液晶テレビ1に送信する。無線コンテンツ送信装置2A〜2Eは、それぞれ、BSチューナ21、CSチューナ22、PVR23、DVDプレーヤ24、および、VTR25に対応して設けられる。
なお、本実施の形態においては、無線コンテンツ送信装置2A〜2Eは、AV機器20と別体とした。しかし、これに限定されず、無線コンテンツ送信装置2A〜2Eは、AV機器20に含まれるように構成してもよい。
無線液晶テレビ1において、電源が投入されて接続処理が行なわれる場合、無線ホームネットワーク10上にあるすべての無線コンテンツ送信装置2A〜2Eに対して、接続要求データが送信される。この接続要求データには、無線コンテンツ送信装置2A〜2Eが応答データを送信するときの送信電力を設定するための設定値のデータが含まれる。なお、部屋の壁などで電波が減衰するので、接続要求データは、すべての無線コンテンツ送信装置2A〜2Eに到達するとは限らない。
接続要求データを受信した無線ホームネットワーク10内の無線コンテンツ送信装置2A〜2Eは、AV機器20からコンテンツデータが入力されてコンテンツデータの送信が可能な場合、応答データを無線液晶テレビ1に送信する。このとき、無線コンテンツ送信装置2A〜2Eは、接続要求データに含まれる送信電力を設定するための同じ設定値のデータに基づき応答データを無線で送信する。つまり、いずれの無線コンテンツ送信装置2A〜2Eも、同じ大きさの送信電力で応答データを送信する。
このため、無線液晶テレビ1が受信する応答データの電波の強度が強いほど、その応答データを送信した無線コンテンツ送信装置と無線液晶テレビ1との距離が近いと考えることができるようになる。
図2は、この発明の第1の実施の形態に従う無線コンテンツ送信装置2の機能の概略を示す機能ブロック図である。
図2を参照して、無線コンテンツ送信装置2は、データ入力部209と、データ処理部208と、無線通信部202と、制御部205とを含む。
データ入力部209は、AV機器20からコンテンツを示すコンテンツ信号の入力を受付ける。データ入力部209は、制御部205によって制御されて、受付けられたコンテンツ信号をデータ処理部208に受渡す。
データ処理部208は、制御部205によって制御されて、データ入力部209から受けたコンテンツ信号がアナログ信号である場合は、デジタルのコンテンツデータに変換して、変換したコンテンツデータを無線通信部202に受渡す。データ処理部208は、制御部205によって制御されて、データ入力部209から受けたコンテンツ信号がデジタルデータである場合は、そのまま、デジタルのコンテンツデータを無線通信部202に受渡す。
無線通信部202は、制御部205によって制御されて、データ処理部208から受けたコンテンツデータを変調してアンテナ201を介して無線で無線液晶テレビ1に送信する。無線通信部202は、無線液晶テレビ1から受信された信号を復調した接続要求データを制御部205に受渡す。無線通信部202は、制御部205から受けた応答データを変調してアンテナ201を介して無線で無線液晶テレビ1に送信する。
制御部205は、MPU(Micro Processing Unit)、メモリ、および、それらの周辺回路で構成される。制御部205は、コンテンツ送信装置2の各部を制御する。制御部205は、無線通信部202から受けた接続要求データに従って、予め定められた応答データを無線通信部202に受渡す。また、制御部205は、無線通信部202から受けた接続要求データに含まれる送信電力を設定するための設定値のデータに基づいた送信電力で応答データを送信するよう無線通信部202を制御する。
図3は、この発明の第1の実施の形態に従う無線液晶テレビ1の機能の概略を示す機能ブロック図である。
図3を参照して、無線液晶テレビ1は、無線通信部102と、受信電力解析部104と、データ解析部103と、データ処理部108と、出力部109と、ユーザインタフェイス部107と、制御部105とを含む。制御部105は、受信電力記憶テーブル106を含む。
無線通信部102は、制御部105によって制御されて、送信電力を設定するための設置値のデータを含む接続要求データをアンテナ101を介して無線で無線コンテンツ送信装置2A〜2Eに送信する。無線通信部102は、無線コンテンツ送信装置2から信号を受信して、受信した信号を受信電力解析部104に受渡す。また、無線通信部102は、受信した信号を復調したデータをデータ解析部103に受渡す。
受信電力解析部104は、無線通信部102から受けた信号の強度を解析する。具体的には、信号の電力束密度を測定する。そして、受信電力解析部104は、その測定値を制御部105に受渡す。なお、本実施の形態においては、信号の質である電波の強度を示す測定値として電力束密度を測定する。しかし、これに限定されず、信号の質としては、電波の強度である電界強度または磁界強度であってもよいし、S/N比であってもよいし、信号がデジタルデータを変調した信号である場合は、復調したデジタルデータのビットエラーレートであってもよい。
データ解析部103は、無線通信部102から受けたデータの種別を解析する。データの種別が応答データである場合、データ解析部103は、受信した信号が応答データを変調した信号であること、および、その信号の送信元の無線コンテンツ送信装置を識別するための識別IDを制御部105に伝達する。制御部105は、応答データを変調した信号であること、および、識別IDを受けた場合、受信電力解析部104によって測定された測定値のデータを受取り、測定値のデータおよび識別IDを対応させて受信電力記憶テーブル106に記憶させる。
また、データ解析部103は、無線通信部102から受けたデータの種別がコンテンツデータである場合、そのコンテンツデータをデータ処理部108に受渡す。
データ処理部108は、データ解析部103から受けたコンテンツデータの形式に応じて、コンテンツデータを画像、映像、または、音声に変換し、出力部109に受渡す。たとえば、コンテンツデータの形式には、JPEG(Joint Photographic Experts Group)形式、MPEG−2(Moving Picture Experts Group phase 2)形式、MP3(MPEG Audio Layer-3)形式、および、XML(eXtensible Markup Language)形式など様々な形式がある。
出力部109は、液晶表示部およびスピーカで構成される。出力部109は、データ処理部108から受けた画像、または、映像を液晶表示部に表示させる。また、出力部109は、データ処理部108から受けた音声をスピーカで出力させる。
ユーザインタフェイス部107は、無線液晶テレビ1本体やリモコンに設けられた操作スイッチで構成される。ユーザインタフェイス部107は、ユーザによって操作された操作スイッチに応じた操作信号を制御部105に受渡す。
制御部105は、MPU、メモリ、および、それらの周辺回路で構成される。制御部105は、無線液晶テレビ1の各部を制御する。受信電力記憶テーブル106は、制御部105のメモリに構成される。
図4は、この発明の第1の実施の形態に従うコンテンツ出力処理の流れを示すフローチャートである。
図4を参照して、無線液晶テレビ1に電源が投入されると、無線液晶テレビ1の制御部105は、コンテンツ出力処理を開始させる。制御部105は、ステップS101で、初期化処理を実行する。初期化処理は、無線液晶テレビ1の各部に起動信号を送信したり、メモリを初期化したりする処理である。
次に、制御部105は、ステップS110で、自動接続処理を実行する。自動接続処理については図5で説明する。
図5は、この発明の第1の実施の形態に従う自動接続処理の流れを示すフローチャートである。
図5を参照して、制御部105は、ステップS120で、受信電力計測処理を実行する。受信電力計測処理については図6で説明する。
図6は、この発明の第1の実施の形態に従う受信電力計測処理の流れを示すフローチャートである。
図6を参照して、制御部105は、ステップS121で、無線通信部102を制御して、接続要求データを無線コンテンツ送信装置2A〜2Eに送信する。接続要求データは、無線コンテンツ送信装置2A〜2Eが応答データを送信する送信電力を設定するための設定値のデータを含む。また、制御部105は、接続要求データの送信と合わせて、タイマによるカウントを開始させる。
次に、ステップS122で、制御部105は、データ解析部103を制御して、無線コンテンツ送信装置2A〜2Eのいずれかから接続要求データに応じた応答データを受信したか否かを判断する。
応答データを受信していないと判断した場合(ステップS122においてNOの場合)、制御部105は、実行する処理をステップS125に進める。一方、応答データを受信したと判断した場合(ステップS122においてYESの場合)、制御部105は、ステップS123で、受信電力解析部104を制御して、応答データの受信信号の電力束密度の測定値を測定する。
次に、ステップS124で、制御部105は、受信電力記憶テーブル106に、受信電力解析部104から受けた測定値のデータと、データ解析部103から受けた無線コンテンツ送信装置を識別するための識別IDとを対応させて記憶させる。
そして、ステップS125で、制御部105は、ステップS122でカウントが開始されたタイマのカウント値が所定値を超えたことによって、接続要求データが送信されてから所定時間が経過したか否かを判断する。所定時間は、たとえば、数秒である。所定値は、たとえば、所定時間に相当するタイマ値である。
所定時間が経過していないと判断した場合(ステップS125においてNOの場合)、制御部105は、実行する処理をステップS122に戻す。一方、所定時間が経過したと判断した場合(ステップS125においてYESの場合)、制御部105は、実行する処理をこの受信電力計測処理の呼出元の処理である自動接続処理に戻す。
図5に戻って、ステップS131で、制御部105は、受信電力記憶テーブル106に、受信信号の測定値のデータが記憶されているか否かを判断する。測定値のデータが記憶されていないと判断した場合(ステップS131においてNOの場合)、制御部105は、実行する処理をステップS138に進める。
一方、測定値のデータが記憶されていると判断した場合(ステップS131においてYESの場合)、制御部105は、ステップS132で、変数Nに初期値「1」を代入する。そして、ステップS133で、制御部105は、受信電力記憶テーブル106に記憶されている測定値のうちN番目の測定値に対応する機器IDの無線コンテンツ送信装置2と接続するように、無線通信部102を制御する。
そして、ステップS134で、制御部105は、測定値がN番目の無線コンテンツ送信装置2との接続が成功したか否かを判断する。接続が失敗したと判断した場合(ステップS134においてNOの場合)、制御部105は、ステップS135で、N+1番目の測定値の無線コンテンツ送信装置2が受信電力記憶テーブル106に記憶されているか否かを判断する。
N+1番目の測定値が記憶されていると判断した場合(ステップS135においてYESの場合)、制御部105は、ステップS136で、Nの値に1加算した値を新たなNの値として、実行する処理をステップS133に戻す。一方、N+1番目の測定値が記憶されていないと判断した場合(ステップS135においてNOの場合)、制御部105は、実行する処理をステップS138に進める。
一方、接続が成功したと判断した場合(ステップS134においてYESの場合)、制御部105は、ステップS137で、測定値がN番目の無線コンテンツ送信装置2とのコンテンツデータの通信を開始するよう、無線通信部102を制御する。その後、制御部105は、実行する処理をステップS139に進める。
ステップS138では、制御部105は、接続可能な無線コンテンツ送信装置がない旨のエラー表示をするように、出力部109を制御する。その後、制御部105は、実行する処理をステップS139に進める。
ステップS139では、制御部105は、メモリに記憶された受信電力記憶テーブルを削除する。その後、制御部105は、実行する処理をこの自動接続処理の呼出元の処理であるコンテンツ出力処理に戻す。
図4に戻って、ステップS141で、制御部105は、接続先の無線コンテンツ送信装置2を変更する接続先変更要求が入力された旨の操作信号を、ユーザインタフェイス部107から受けたか否かを判断する。接続先変更要求が入力されていないと判断した場合(ステップS141においてNOの場合)、制御部105は、実行する処理をステップS171に進める。
一方、接続先変更要求が入力されたと判断した場合(ステップS141においてYESの場合)、制御部105は、ステップS150で、手動接続処理を実行する。手動接続処理については図7で説明する。
図7は、この発明の第1の実施の形態に従う手動接続処理の流れを示すフローチャートである。
図7を参照して、ステップS160で、制御部105は、図6で説明した受信電力計測処理を実行する。次に、ステップS161で、受信電力記憶テーブル106に、受信信号の測定値のデータが記憶されているか否かを判断する。測定値のデータが記憶されていないと判断した場合(ステップS161においてNOの場合)、制御部105は、実行する処理をステップS167に進める。
一方、測定値のデータが記憶されていると判断した場合(ステップS161においてYESの場合)、制御部105は、ステップS162で、AV機器選択画面を出力部109に表示させる。AV機器選択画面には、受信電力記憶テーブル106に記憶されている測定値の順に、機器IDで示される無線コンテンツ送信装置2に接続されているAV機器20の名称が表示される。
なお、無線液晶テレビ1の制御部105のメモリには、機器IDに対応させてAV機器20の名称が予め記憶される。
図8は、この発明の第1の実施の形態に従う無線液晶テレビ1に表示されるAV機器選択画面の一例を示す表示画面図である。
図8を参照して、AV機器選択画面には、この画面の名称である「AV機器選択画面」の文字、測定値が1番目のAV機器20がCSチューナ22であることを示す「1.CS」の文字、測定値が2番目のAV機器20がBSチューナ21であることを示す「2.BS」の文字、測定値が3番目のAV機器20がPVR23であることを示す「3.PVR」の文字、および、応答データが受信されなかったAV機器20であることを示す「圏外.VTR」「圏外.DVD」の文字が表示される。
ここでは、PVR23がユーザが接続を所望するAV機器20の候補であることを示すように、「3.PVR」の文字が、他の文字と比較して目立つように表示されている。この選択候補は、ユーザインタフェイス部107の操作スイッチが操作されることによって、切替えることができる。そして、選択候補を決定するように操作スイッチが操作されることによって、選択候補のAV機器20が選択される。
図7に戻って、ステップS163で、制御部105は、AV機器20の名称が選択されることによって、機器IDが選択されたか否かを判断する。機器IDが選択されていないと判断した場合(ステップS163においてNOの場合)、制御部105は、ステップS163を繰返す。
一方、機器IDが選択されたと判断した場合(ステップS163においてYESの場合)、制御部105は、ステップS164で、選択された機器IDの無線コンテンツ送信装置2と接続するように、無線通信部102を制御する。
そして、ステップS165で、制御部105は、選択された機器IDの無線コンテンツ送信装置2との接続が成功したか否かを判断する。接続が失敗したと判断した場合(ステップS165においてNOの場合)、制御部105は、実行する処理をステップS167に進める。
一方、接続が成功したと判断した場合(ステップS165においてYESの場合)、制御部105は、ステップS166で、選択された機器IDの無線コンテンツ送信装置2とのコンテンツデータの通信を開始するよう、無線通信部102を制御する。その後、実行する処理をステップS168に進める。
ステップS167では、制御部105は、接続可能な無線コンテンツ送信装置がない旨のエラー表示をするように、出力部109を制御する。その後、制御部105は、実行する処理をステップS168に進める。
ステップS168では、制御部105は、メモリに記憶された受信電力記憶テーブルを削除する。その後、制御部105は、実行する処理をこの手動接続処理の呼出元の処理であるコンテンツ出力処理に戻す。
図4に戻って、ステップS150で手動接続処理を実行した後、制御部105は、実行する処理をステップS141に戻す。
ステップS171では、制御部105は、接続先の無線コンテンツ送信装置2との接続が遮断されたか否かを判断する。接続が遮断されたと判断した場合(ステップS171においてYESの場合)、制御部105は、実行する処理をステップS110に戻す。
一方、接続が遮断されていないと判断した場合(ステップS171においてNOの場合)、制御部105は、ステップS172で、スイッチ機構12がオフ状態からオン状態になったか否かを判断する。
図9は、この発明の第1の実施の形態に従う無線液晶テレビ1のスイッチ機構12の取付位置の概略を示す図である。図9を参照して、スイッチ機構12は、無線液晶テレビ1の底面124に設けられる。
図10は、この発明の第1の実施の形態に従う無線液晶テレビ1のスイッチ機構12の断面の概略を示す図ある。
図10を参照して、スイッチ機構12は、接触棒120と、接触棒保持板121と、切片122と、接点123とを含む。
接触棒120は、円筒状のピン部の一端にツバ部が設けられた構造である。接触棒120は、摺動可能なように接触棒保持板121に保持される。接触棒保持板121の接触棒120が貫通する接触棒貫通穴の径は、接触棒120のピン部の径より大きく、ツバ部の径より小さい。
これによって、接触棒120は、自重で下方向に摺動した場合であっても、ツバ部が接触棒保持板121に当たると、ツバ部が接触棒保持板121の接触棒貫通穴を貫通することはないので、接触棒120が接触棒保持版121から脱落しないようにすることができる。
接触棒120は、ツバ部が接触棒保持板121に当たった状態で、無線液晶テレビ1の底面124の接触棒貫通穴から外部に突出た状態となる。無線液晶テレビ1が平面上、たとえば、床の上などに定置された場合、底面124から突出た接触棒120が平面によって押され、接触棒120が上方向に摺動する。
切片122は、板バネで構成される。接触棒120が上方向に摺動すると、接触棒120は切片122を上方向に押さえる。そして、上方向に押さえられた切片122は、接点123に接触する。これによって、切片122と接点123との間に電流が流れることによって、スイッチ機構12がオン状態となる。
また、無線液晶テレビ1がユーザによって持ち上げられると、接触棒120は、自重で下方向に摺動し、切片122に加えられる力がなくなるので、板バネが復元して、切片122と接点123とが離れた状態となる。これによって、切片122と接点123との間に電流が流れなくなるので、スイッチ機構12がオフ状態となる。
図4に戻って、スイッチ機構がオフ状態からオン状態になっていないと判断した場合(ステップS172においてNOの場合)、つまり、無線液晶テレビ1が定置されたままの場合、定置された状態から持ち上げられた状態にされた場合、または、ユーザによって持ち運ばれている場合、制御部105は、実行する処理をステップS141に戻す。
一方、スイッチ機構がオフ状態からオン状態になったと判断した場合(ステップS172においてYESの場合)、つまり、無線液晶テレビ1が持ち上げられた状態から定置された状態にされた場合、制御部105は、実行する処理をステップS110に戻す。
以上説明したように、第1の実施の形態に従う無線ホームネットワーク10において、図2で説明したように、無線コンテンツ送信装置2によって、無線液晶テレビ1との通信が可能か否かを判別するための応答データを変調した信号が無線で送信され、コンテンツを示すコンテンツ信号が無線で送信される。
また、図3から図6までで説明したように、ユーザによって持運びが可能な無線液晶テレビ1によって、ステップS122で、無線コンテンツ送信装置2から応答データを示す信号が受信され、ステップS123で、受信された信号の電力束密度を示す測定値が測定され、ステップS131からステップS136までで、測定された測定値に基づき、無線コンテンツ送信装置2が選定され、ステップS137で、選定された無線コンテンツ送信装置2によって送信されたコンテンツ信号が受信され、受信されたコンテンツ信号が映像として出力される。
また、信号の電力束密度は、無線コンテンツ送信装置2と無線液晶テレビ1との位置関係や壁や障害物など周辺環境によって変化する。このため、所望の映像を提供する無線コンテンツ送信装置2が無線液晶テレビ1との通信状態の質に基づいて選定されるような場所に、ユーザが無線液晶テレビ1を定置するだけで、無線液晶テレビ1によって所望の映像が出力される。その結果、所望の映像を効率よく出力することができる。
また、図2で説明したように、無線液晶テレビ1によって接続要求データを示す信号が送信されたときにのみ、無線コンテンツ送信装置2によって応答データを示す信号が送信される。このため、不必要なときには応答データを示す信号が送信されない。その結果、無線コンテンツ送信装置2と無線液晶テレビ1との通信を効率よく確立することができる。
また、図2で説明したように、接続要求データに含まれる設定値のデータに応じた同じ送信電力でそれぞれの無線コンテンツ送信装置2A〜2Eによって応答データを示す信号が送信される。また、同じ送信電力で応答データを示す信号が送信された場合、無線コンテンツ送信装置2A〜2Eと無線液晶テレビ1との距離が小さいほど無線液晶テレビ1で受信される応答データを示す信号の強度が大きくなる。
このため、無線コンテンツ送信装置2A〜2Eと無線液晶テレビ1との距離に基づいて無線液晶テレビ1によって無線コンテンツ送信装置が選定される。したがって、所望の映像を提供する無線コンテンツ送信装置が無線液晶テレビ1との距離に基づいて選定されるような位置に、ユーザが無線液晶テレビ1を定置するだけで、無線液晶テレビ1によって所望の映像が出力される。その結果、所望の映像をさらに効率よく出力することができる。
また、図4で説明したように、コンテンツ信号が受信不能となった場合、無線液晶テレビ1によって接続要求データを示す信号が送信される。このため、何らかの原因で無線コンテンツ送信装置2からコンテンツ信号が受信不能になったときであっても、その無線コンテンツ送信装置2または別の無線コンテンツ送信装置との通信を効率的に確立することができる。
また、図4で説明したように、無線液晶テレビ1が定置されたときに、無線液晶テレビ1によって接続要求データを示す信号が送信される。このため、ユーザが無線液晶テレビ1を持運んだ後であっても、無線コンテンツ送信装置2との通信を効率的に確立することができる。
また、図5で説明したように、応答データを示す信号の電力束密度が最も良い無線コンテンツ送信装置2が選定される。このため、所望の映像を提供する無線コンテンツ送信装置2が無線液晶テレビ1との通信状態の質が最も良くなる場所に、ユーザが無線液晶テレビ1を定置するだけで、無線液晶テレビ1によって所望の映像が出力される。その結果、所望の映像をさらに効率よく出力することができる。
また、図5で説明したように、応答データを示す信号の電力束密度が最も良い無線コンテンツ送信装置から優先して無線コンテンツ送信装置が選定される。このため、通信状態のより良い無線コンテンツ送信装置との通信が不能となった場合であっても、次に通信状態の良い無線コンテンツ送信装置との通信が確立される。その結果、無線コンテンツ送信装置と無線液晶テレビとの通信を効率よく確立することができる。
また、図7で説明したように、測定値が測定された応答データを示す信号を送信した無線コンテンツ送信装置2を識別する識別IDに対応するAV機器20の名称が表示され、表示されたAV機器20の名称のうちのいずれかの選択がユーザから受付けられ、受付けられた名称のAV機器20に対応する識別IDの無線コンテンツ送信装置2が選定される。このため、通信可能な無線コンテンツ送信装置のうちからユーザが所望の映像を提供する無線コンテンツ送信装置を選定することができる。その結果、所望の映像を効率よく出力することができる。
また、図2で説明したように、無線コンテンツ送信装置2によって、AV機器20からコンテンツ信号の入力が受付けられ、受付けられたコンテンツ信号が無線液晶テレビ1に無線で送信される。このため、無線コンテンツ送信装置2は自らコンテンツ信号を保持しておかなくても、映像を無線液晶テレビ1に提供することができる。その結果、無線コンテンツ送信装置2の構成を簡単にすることができる。また、様々なAV機器20と接続できることで、無線コンテンツ送信装置2の汎用性を高くすることができる。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態では、第1の実施の形態の図7で説明した手動接続処理が異なる。したがって、第2の実施の形態においては、第1の実施の形態と異なる手動接続処理を説明する。手動接続処理以外は、第1の実施の形態と同様であるので、重複する説明は繰返さない。
図11は、この発明の第2の実施の形態に従う手動接続処理の流れを示すフローチャートである。
図11を参照して、ステップS160、ステップS161、および、ステップS167は、図7の手動接続処理と同様であるので、説明は繰返さない。
測定値のデータが記憶されていると判断した場合(ステップS161においてYESの場合)、制御部105は、ステップS180で、変数Nに初期値「1」を代入する。
次に、ステップS181で、制御部105は、無線ホームネットワーク10の無線周波数の帯域が空いていて確保が可能であるか否かを判断する。帯域の確保が可能であると判断した場合(ステップS181でYESの場合)、制御部105は、実行する処理をステップS183に進める。
一方、帯域の確保が不能であると判断した場合(ステップS181でNOの場合)、制御部105は、ステップS182で、測定値がN番目の無線コンテンツ送信装置2との通信に用いるための帯域が確保不能である旨を分割画面表示するように、出力部109を制御する。
ここで、分割画面表示とは、表示対象の画面が複数ある場合に、出力部109の液晶表示部の表示領域を表示対象の画面数に分割して、分割した表示領域のそれぞれに表示対象を表示させることである。なお、表示対象の画面が1つである場合は、分割画面表示する場合であっても、表示領域を分割せず1つの表示領域のままで、表示対象の画面を表示させる。
ステップS183では、制御部105は、受信電力記憶テーブル106に記憶されている測定値のうちN番目の測定値に対応する機器IDの無線コンテンツ送信装置2と接続するように、無線通信部102を制御する。
そして、ステップS184で、制御部105は、測定値がN番目の無線コンテンツ送信装置2との接続が成功したか否かを判断する。接続が失敗したと判断した場合(ステップS134においてNOの場合)、制御部105は、ステップS185で、測定値がN番目の無線コンテンツ送信装置2が接続できない旨を分割画面表示するように、出力部109を制御する。その後、制御部105は、実行する処理をステップS188に進める。
一方、接続が成功したと判断した場合(ステップS184においてYESの場合)、制御部105は、ステップS186で、測定値がN番目の無線コンテンツ送信装置2とのコンテンツデータの通信を開始するように、無線通信部102を制御する。そして、ステップS187で、制御部105は、測定値がN番目の無線コンテンツ送信装置2からのコンテンツデータで示される映像を分割画面表示するように、出力部109を制御する。その後、制御部105は、実行する処理をステップS188に進める。
ステップS188では、制御部105は、N+1番目の測定値の無線コンテンツ送信装置2が受信電力記憶テーブル106に記憶されているか否かを判断する。N+1番目の測定値が記憶されていると判断した場合(ステップS188においてYESの場合)、制御部105は、ステップS189で、Nの値に1加算した値を新たなNの値として、実行する処理をステップS181に戻す。
一方、N+1番目の測定値が記憶されていないと判断した場合(ステップS188においてNOの場合)、ステップS191で、制御部105は、分割画面表示されている映像のうちのいずれかが選択されたか否かを判断する。選択されていないと判断した場合(ステップS191においてNOの場合)、制御部105は、ステップS191を繰返す。
一方、分割画面表示されている映像のいずれかが選択されたと判断した場合(ステップS191においてYESの場合)、ステップS192で、制御部105は、選択された映像を全画面表示するように、出力部109を制御する。その後、制御部105は、実行する処理をステップS168に進める。
ステップS168は、図7の手動接続処理のステップS168と同様であり、制御部105は、メモリに記憶された受信電力記憶テーブルを削除する。その後、制御部105は、実行する処理をこの手動接続処理の呼出元の処理であるコンテンツ出力処理に戻す。
以上説明したように、第2の実施の形態に従う無線ホームネットワーク10によって、通信可能な無線コンテンツ送信装置が複数であっても、複数の無線コンテンツ送信装置からの映像を確認しながら、所望の映像を提供する無線コンテンツ送信装置を選択することができる。このため、所望の映像をさらに効率よく出力することができる。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態は、第1の実施の形態および第2の実施の形態における無線液晶テレビ1を複数としたものである。
図12は、この発明の第3の実施の形態に従う無線ホームネットワーク10Aの構成の概略を示す図である。
図12を参照して、無線ホームネットワーク10Aは、複数の無線液晶テレビ1A,1Bを含む。また、第1の実施の形態の無線ホームネットワーク10と同様、無線ホームネットワーク10Aは、少なくとも1つのAV機器20と、それぞれのAV機器20に対応して設けられる無線コンテンツ送信装置2A〜2Eとを含む。
無線液晶テレビ1A,1Bの機能は、第1の実施の形態の無線液晶テレビ1の機能と同様である。無線液晶テレビ1A,1Bは、それぞれ、独立して、接続要求データを無線ホームネットワーク10A上にあるすべてのAV機器20に対して送信する。
そして、接続要求データを受信した無線ホームネットワーク10A内の無線コンテンツ送信装置2A〜2Eは、AV機器20からコンテンツデータが入力されてコンテンツデータの送信が可能な場合、接続要求データを送信してきた無線液晶テレビ1A,1Bに応答データを送信する。
以上説明したように、第3の実施の形態に従う無線ホームネットワーク10Aによれば、複数の無線液晶テレビ1A,1Bは、独立してそれぞれ、無線コンテンツ送信装置2A〜2Eと、接続要求データおよび応答データのやり取りをするので、無線液晶テレビが複数あっても、第1の実施の形態および第2の実施の形態と同様の効果を奏する。
なお、無線コンテンツ送信装置2A〜2Eは、無線コンテンツ送信装置2A〜2Eに予め記憶された設定値の送信電力で応答データを送信するようにしてもよい。この場合は、接続要求データに送信電力を設定するための設定値を含める必要はない。
また、無線コンテンツ送信装置2A〜2Eのそれぞれの定格送信電力が異なる場合、無線コンテンツ送信装置2A〜2Eは、それぞれ、定格送信電力で応答データを送信するようにしてもよい。この場合は、定格送信電力の大きい無線コンテンツ送信装置は、定格送信電力の小さい無線コンテンツ送信装置と比較して、無線液晶テレビ1との距離が同じ場合、強いコンテンツ信号を無線液晶テレビ1に送信することができる。このため、定格送信電力の大きい無線コンテンツ送信装置からの映像が出力される。
また、本実施の形態においては、無線コンテンツ送信装置2は、接続要求データに応じて統一された応答データを無線液晶テレビ1に送信するようにした。このようにした場合、無線液晶テレビ1は、複数のコンテンツ送信装置2から送信されてきた同じ内容の応答データを比較できるので、同じ条件でより正確に通信状態の良いコンテンツ送信装置2を判断することができる。
しかし、これに限定されず、無線コンテンツ送信装置2は、コンテンツデータを応答データとして送信するようにしてもよい。このようにした場合は、無線液晶テレビ1は、より実際の通信に近い通信状態で、通信状態を比較することができるので、より実際の通信環境に即した通信状態の良い無線コンテンツ送信装置2を判断することができる。
また、本実施の形態においては、スイッチ機構12として、機械的なスイッチ機構を用いる場合について説明した。しかし、これに限定されず、機械的、光学的、または、電気的に無線液晶テレビ1の底面124が床面と離れたことを検出できるセンサであれば、どのようなセンサを用いてもよい。たとえば、スイッチ機構12として、ポテンショメータを用いてもよいし、近接センサを用いてもよいし、光電素子を用いたセンサを用いてもよいし、圧電素子を用いてもよいし、超音波センサを用いてもよい。
また、本実施の形態においては、無線ホームネットワーク10,10Aとして発明を説明した。しかし、これに限定されず、本実施の形態における発明を、無線液晶テレビ1などのコンテンツ出力装置、および、無線コンテンツ送信装置2などのコンテンツ提供装置の発明として捉えることができる。
また、本実施の形態における発明を、図4、図5、図6、図7または図11の処理を実行してコンテンツを出力するコンテンツ出力制御方法として発明を捉えることができる。また、本実施の形態における発明を、図4、図5、図6、図7または図11の処理を無線液晶テレビ1に実行させるコンテンツ出力制御プログラムとして発明を捉えることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の第1の実施の形態に従うコンテンツ出力システムの構成の概略を示す図である。 この発明の第1の実施の形態に従う無線コンテンツ送信装置の機能の概略を示す機能ブロック図である。 この発明の第1の実施の形態に従う無線液晶テレビの機能の概略を示す機能ブロック図である。 この発明の第1の実施の形態に従うコンテンツ出力処理の流れを示すフローチャートである。 この発明の第1の実施の形態に従う自動接続処理の流れを示すフローチャートである。 この発明の第1の実施の形態に従う受信電力計測処理の流れを示すフローチャートである。 この発明の第1の実施の形態に従う手動接続処理の流れを示すフローチャートである。 この発明の第1の実施の形態に従う無線液晶テレビに表示されるAV機器選択画面の一例を示す表示画面図である。 この発明の第1の実施の形態に従う無線液晶テレビのスイッチ機構の取付位置の概略を示す図である。 この発明の第1の実施の形態に従う無線液晶テレビのスイッチ機構の断面の概略を示す図ある。 この発明の第2の実施の形態に従う手動接続処理の流れを示すフローチャートである。 この発明の第3の実施の形態に従う無線ホームネットワークの構成の概略を示す図である。 この発明の背景技術を説明するための図である。
符号の説明
1,1A,1B 無線液晶テレビ、2,2A〜2E 無線コンテンツ送信装置、10 無線ホームネットワーク、12 スイッチ機構、20 AV機器、21 BSチューナ、22 CSチューナ、23 PVR、24 DVDプレーヤ、25 VRT、101 アンテナ、102 無線通信部、103 データ解析部、104 受信電力解析部、105 制御部、106 受信電力記憶テーブル、107 ユーザインタフェイス部、108 データ処理部、109 出力部、120 接触棒、121 接触棒保持板、122 切片、123 接点、201 アンテナ、202 無線通信部、205 制御部、208 データ処理部、209 データ入力部。

Claims (9)

  1. 文字、文章、図形、音声、音楽、画像、映像、プログラム、データベース、または、それらを組合せた情報であるコンテンツを提供する少なくとも1つのコンテンツ提供装置と前記コンテンツを出力するユーザによって持運びが可能な少なくとも1つのコンテンツ出力装置とを含むコンテンツ出力システムであって、
    前記コンテンツ出力装置は、
    前記コンテンツ提供装置との接続を要求する要求信号を無線で送信する要求信号送信手段を備え、
    前記コンテンツ提供装置は、
    前記要求信号送信手段によって送信された前記要求信号に対する応答として、前記コンテンツ出力装置との通信状態をテストするためのテスト信号を無線で送信するテスト信号送信手段と、
    前記コンテンツを示すコンテンツ信号を無線で送信するコンテンツ信号送信手段とを備え、
    前記コンテンツ出力装置は、さらに、
    前記テスト信号送信手段によって送信されたテスト信号を受信するテスト信号受信手段と、
    前記テスト信号受信手段によって受信された前記テスト信号の質を示す測定値を測定する測定手段と、
    前記測定手段によって測定された前記測定値が他のコンテンツ提供装置からの前記テスト信号の前記測定値よりも大きいことによって、当該コンテンツ出力装置との距離が前記他のコンテンツ提供装置よりも近いと判断される前記コンテンツ提供装置を選定する選定手段と、
    前記選定手段によって選定された前記コンテンツ提供装置の前記コンテンツ信号送信手段によって送信された前記コンテンツ信号を受信するコンテンツ信号受信手段と、
    前記コンテンツ信号受信手段によって受信された前記コンテンツ信号を前記コンテンツとして出力するコンテンツ出力手段と、
    前記コンテンツ信号受信手段によって前記コンテンツ信号が受信不能となったことを検出する受信不能検出手段とを備え、
    前記要求信号送信手段は、前記受信不能検出手段によって受信不能となったことが検出された場合、前記要求信号を送信する、コンテンツ出力システム。
  2. 前記要求信号は、前記テスト信号の送信電力を設定するための設定値を含み、
    前記テスト信号送信手段は、前記要求信号に含まれる設定値に応じた送信電力で前記テスト信号を送信する、請求項1に記載のコンテンツ出力システム。
  3. 前記コンテンツ出力装置は、
    前記コンテンツ出力装置が定置されたことを検出する定置検出手段をさらに備え、
    前記要求信号送信手段は、前記定置検出手段によって定置されたことが検出された場合、前記要求信号を送信する、請求項1に記載のコンテンツ出力システム。
  4. 前記選定手段は、前記測定手段によって測定された前記測定値が最も良い前記テスト信号を送信した前記コンテンツ提供装置を選定する、請求項1から請求項3までのいずれかに記載のコンテンツ出力システム。
  5. 前記選定手段は、前記測定手段によって測定された前記測定値が良い前記テスト信号を送信した前記コンテンツ提供装置から優先して前記コンテンツ提供装置を選定する、請求項1から請求項3までのいずれかに記載のコンテンツ出力システム。
  6. 前記コンテンツ出力装置は、
    前記測定手段によって前記測定値が測定された前記テスト信号を送信した前記コンテンツ提供装置を識別する識別情報を表示する測定値表示手段と、
    前記測定値表示手段によって表示された前記コンテンツ提供装置の前記識別情報のうちのいずれかの選択をユーザから受付ける選択受付手段とをさらに備え、
    前記選定手段は、前記選択受付手段によって受付けられた前記識別情報の前記コンテンツ提供装置を選定する、請求項1から請求項3までのいずれかに記載のコンテンツ出力システム。
  7. 前記コンテンツ提供装置は、
    外部機器から前記コンテンツ信号の入力を受付ける入力受付手段をさらに備え、
    前記コンテンツ信号送信手段は、前記入力受付手段によって受付けられた前記コンテンツ信号を送信する、請求項1から請求項6までのいずれかに記載のコンテンツ出力システム。
  8. 前記測定値は、電力束密度、電界強度、磁界強度、S/N比、または、前記テスト信号がデジタル信号である場合はビットエラーレートの値である、請求項1から請求項7までのいずれかに記載のコンテンツ出力システム。
  9. 文字、文章、図形、音声、音楽、画像、映像、プログラム、データベース、または、それらを組合せた情報であるコンテンツを出力するユーザによって持運びが可能なコンテンツ出力装置であって、
    前記コンテンツを提供するコンテンツ提供装置との接続を要求する要求信号を無線で送信する要求信号送信手段と、
    前記要求信号送信手段によって送信された前記要求信号に対する応答として前記コンテンツ提供装置から送信されてきた該コンテンツ出力装置との通信状態をテストするためのテスト信号を無線で受信するテスト信号受信手段と、
    前記テスト信号受信手段によって受信された前記テスト信号の質を示す測定値を測定する測定手段と、
    前記測定手段によって測定された前記測定値が他のコンテンツ提供装置からの前記テスト信号の前記測定値よりも大きいことによって、当該コンテンツ出力装置との距離が前記他のコンテンツ提供装置よりも近いと判断される前記コンテンツ提供装置を選定する選定手段と、
    前記選定手段によって選定された前記コンテンツ提供装置から前記コンテンツを示すコンテンツ信号を無線で受信するコンテンツ信号受信手段と、
    前記コンテンツ信号受信手段によって受信された前記コンテンツ信号を前記コンテンツとして出力するコンテンツ出力手段と、
    前記コンテンツ信号受信手段によって前記コンテンツ信号が受信不能となったことを検出する受信不能検出手段とを備え、
    前記要求信号送信手段は、前記受信不能検出手段によって受信不能となったことが検出された場合、前記要求信号を送信する、コンテンツ出力装置。
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