JP2003347988A - 移動通信端末、情報記憶モジュール、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

移動通信端末、情報記憶モジュール、プログラムおよび記録媒体

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JP2003347988A JP2002148064A JP2002148064A JP2003347988A JP 2003347988 A JP2003347988 A JP 2003347988A JP 2002148064 A JP2002148064 A JP 2002148064A JP 2002148064 A JP2002148064 A JP 2002148064A JP 2003347988 A JP2003347988 A JP 2003347988A
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直樹 山根
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザをわずらわすことなく、携帯電話機に
記憶されている情報のバックアップを確実に完遂するこ
と。 【解決手段】 情報を記憶したDTE11が自装置の電
池へ充電が開始されたか否かを判定し、充電が開始され
たと判定した場合にのみ、自装置に記憶された情報を通
信網12を介して自装置と通信可能なバックアップ処理
装置13に送信し、当該情報を記憶することをバックア
ップ処理装置13に要求する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動通信端末に記
憶された情報のバックアップ技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話機の高機能化に伴い、携
帯電話機を用いた様々なサービスが実現されている。例
えば、携帯電話機のユーザが、携帯電話機を用いてイン
ターネットに接続し、様々な情報を閲覧するといったこ
とが挙げられる。このように、携帯電話機を用いてイン
ターネットを利用することが可能になったことにより、
ユーザのニーズに応じた情報を取得することが可能にな
った。また、その他にも、携帯電話機では、ソフトウェ
アを動作させること、待ち受け画面にユーザの好みの画
像を表示させること、または着信があった場合に奏でら
れる着信メロディをユーザの好みに応じて選択できるこ
となどが実現されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な、ソフトウェア、待ち受け画面の画像または着信メロ
ディなど(以下、これらを「コンテンツ」と呼ぶ。)を
取得するためには、一般的に、ユーザは所定の料金を支
払わねばならい。もし、誤って、これらコンテンツを消
去してしまうと、当該コンテンツを引き続き使用するこ
とをユーザが望む場合には、ユーザは再度所定の料金を
支払って当該コンテンツを取得しなければならず、不経
済である。このようなユーザの誤操作によるコンテンツ
の削除に備えるためには、携帯電話機内のコンテンツを
複製し他の場所(例えば、通信網を介して当該携帯電話
機と通信可能なサーバ装置など)に保管すること(以
下、「バックアップ」と呼ぶ。)が考えられる。しか
し、一週間に一度などの頻度で定期的に、コンテンツを
所定のサーバ装置に送信する等して、コンテンツのバッ
クアップを行うことは、ユーザにとって、わずらわしい
作業であり、このわずらわしさから解放されることを望
むユーザが少なくない。ところで、パーソナルコンピュ
ータ(以下、「PC」と呼ぶ。)に関する情報技術分野
では、毎日所定の時刻に至るとPCが自装置に有線接続
されたサーバ装置へ情報を送信し、この情報を当該サー
バ装置に記憶させることによりバックアップを行う技術
などが提案され、実施されている。上述のニーズに応え
るために、このPC用の技術を携帯電話機に適用するこ
とが考えられる。しかし、上述のPC用のバックアップ
技術を、そのまま携帯電話機に適用したとしても、携帯
電話機の特性に起因する様々な問題点が発生してしま
う。具体的には、固定的に設置されたPCと異なり携帯
電話機はユーザに携帯されて当該ユーザとともに移動す
るものであるから、上記所定の時刻に携帯電話機が通信
可能圏外にあり、バックアップを行えないことがある。
また、外部電源から常に電力の供給を受けて駆動するP
Cと異なり、携帯電話機は自装置に内蔵された電池から
電力の供給を受けて駆動するものであるから、バックア
ップ中に当該電池が放電しきってしまうと、もはや、携
帯電話機は通信を継続することができず、バックアップ
が不完全になるといった問題点がある。本発明は上述し
た事情に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、ユー
ザをわずらわすことなく、携帯電話機に記憶されている
情報のバックアップを確実に完遂する技術を提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、情報を記憶する記憶手段と、自装置の電池
へ充電が開始されたか否かを判定する判定手段と、充電
が開始されたと前記判定手段により判定された場合にの
み、前記情報を通信網を介して自装置と通信可能なバッ
クアップ処理装置に送信し、当該情報を記憶することを
前記バックアップ処理装置に要求する要求手段とを有す
る移動通信端末を提供する。
【0005】また、上記目的を達成するために本発明
は、コンピュータ装置に、情報を記憶する記憶手段と、
当該コンピュータ装置の電池へ充電が開始されたか否か
を判定する判定手段と、充電が開始されたと前記判定手
段により判定された場合にのみ、前記情報を通信網を介
して当該コンピュータ装置と通信可能なバックアップ処
理装置に送信し、当該情報を記憶することを前記バック
アップ処理装置に要求する要求手段とを実現させるため
のプログラムと当該プログラムを記録した記録媒体とを
提供する。
【0006】この様な移動通信端末、プログラムおよび
記録媒体を用いると、当該移動通信端末の電池に対して
充電が開始されたときに、当該移動通信端末は自装置に
記憶されている情報を通信網を介してバックアップ処理
装置に送信し、当該情報はバックアップ処理装置に記憶
される。
【0007】また、上記目的を達成するために本発明
は、移動通信端末と本装置とを接続するための接続手段
と、情報を記憶するための記憶手段と、前記接続手段を
用いて接続された移動通信端末の電池へ充電が開始され
たか否かを判定し、充電が開始されたと判定された場合
にのみ、通信網を介して当該移動通信端末と通信可能な
バックアップ処理装置へ前記記憶手段に記憶された情報
を送信し、当該情報の記憶を前記バックアップ処理装置
に要求するように当該移動通信端末を制御する制御手段
とを有する情報記憶モジュールを提供する。
【0008】また、上記目的を達成するために本発明
は、コンピュータ装置に、移動通信端末と当該コンピュ
ータ装置とを接続するための接続手段と、情報を記憶す
るための記憶手段と、前記接続手段を用いて接続された
移動通信端末の電池へ充電が開始されたか否かを判定
し、充電が開始されたと判定された場合にのみ、通信網
を介して当該移動通信端末と通信可能なバックアップ処
理装置へ前記記憶手段に記憶された情報を送信し、当該
情報の記憶を前記バックアップ処理装置に要求するよう
に当該移動通信端末を制御する制御手段とを実現させる
ためのプログラムと当該プログラムを記録した記録媒体
とを提供する。
【0009】この様な情報記憶モジュール、プログラム
および記録媒体を用いると、当該情報記憶モジュールに
接続された移動通信端末の電池に対して充電が開始され
たときに、当該情報記憶モジュールは、自装置に接続さ
れた移動通信端末を制御して、自装置に記憶されている
情報を通信網を介してバックアップ処理装置に送信さ
せ、当該情報はバックアップ処理装置に記憶される。
【0010】また、上記目的を達成するために本発明
は、情報を、通信網を介して自装置と通信可能なバック
アップ処理装置に当該情報を記憶させるべき地域と対応
付けて記憶する記憶手段と、自装置の現在位置を取得す
る位置取得手段と、前記位置取得手段にて取得した現在
位置が前記地域内の位置である場合にのみ、当該地域に
対応付けられて前記記憶手段に記憶された情報を前記通
信網を介して前記バックアップ処理装置に送信し、当該
情報を記憶することを前記バックアップ処理装置に要求
する要求手段とを有する移動通信端末を提供する。
【0011】また、上記目的を達成するために本発明
は、コンピュータ装置に、情報を、通信網を介して当該
コンピュータ装置と通信可能なバックアップ処理装置に
当該情報を記憶させるべき地域と対応付けて記憶する記
憶手段と、当該コンピュータ装置の現在位置を取得する
位置取得手段と、前記位置取得手段にて取得した現在位
置が前記地域内の位置である場合にのみ、当該地域に対
応付けられて前記記憶手段に記憶された情報を前記通信
網を介して前記バックアップ処理装置に送信し、当該情
報を記憶することを前記バックアップ処理装置に要求す
る要求手段とを実現させるためのプログラムと当該プロ
グラムを記録した記録媒体とを提供する。
【0012】この様な移動通信端末、プログラムおよび
記録媒体を用いると、当該移動通信端末が特定の地域に
入ったときに、当該地域に対応付けられて当該移動通信
端末に記憶されている情報を通信網を介してバックアッ
プ処理装置に送信し、当該情報はバックアップ処理装置
に記憶される。
【0013】また、上記目的を達成するために本発明
は、自装置の現在位置を取得可能な移動通信端末と本装
置とを接続するための接続手段と、情報を、前記接続手
段を用いて接続された移動通信端末と通信網を介して通
信可能なバックアップ処理装置に当該情報を記憶させる
べき地域と対応付けて記憶する記憶手段と、前記接続手
段を用いて接続された移動通信端末の現在位置が前記地
域内の位置であるか否かを判定し、前記現在位置が前記
地域内の位置であると判定された場合にのみ、前記通信
網を介して前記バックアップ処理装置へ当該地域に対応
付けられて前記記憶手段に記憶された情報を送信し、当
該情報の記憶を前記バックアップ処理装置に要求するよ
うに当該移動通信端末を制御する制御手段とを有する情
報記憶モジュールを提供する。
【0014】また、上記目的を達成するために、本発明
は、コンピュータ装置に、自装置の現在位置を取得可能
な移動通信端末と当該コンピュータ装置とを接続するた
めの接続手段と、情報を、前記接続手段を用いて接続さ
れた移動通信端末と通信網を介して通信可能なバックア
ップ処理装置に当該情報を記憶させるべき地域と対応付
けて記憶する記憶手段と、前記接続手段を用いて接続さ
れた移動通信端末の現在位置が前記地域内の位置である
か否かを判定し、前記現在位置が前記地域内の位置であ
ると判定された場合にのみ、前記通信網を介して前記バ
ックアップ処理装置へ当該地域に対応付けられて前記記
憶手段に記憶された情報を送信し、当該情報の記憶を前
記バックアップ処理装置に要求するように当該移動通信
端末を制御する制御手段とを実現させるためのプログラ
ムと当該プログラムを記録した記録媒体とを提供する。
【0015】この様な情報記憶モジュール、プログラム
および記録媒体を用いると、当該情報記憶モジュールを
接続された移動通信端末が特定の地域に入ったときに、
当該情報記憶モジュールは、自装置に接続された移動通
信端末を制御して、当該地域に対応付けられて自装置に
記憶されている情報を通信網を介してバックアップ処理
装置に送信させ、当該情報はバックアップ処理装置に記
憶される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る実施形態について説明する。ただし、本発明の技術的
範囲は係る実施形態に限定されるものではなく、係る実
施形態に周知技術を適用して得られる、特許請求の範囲
に記載された範囲内の任意の態様を含む。
【0017】(1)全体構成 図1は本発明に係る移動通信端末を有する通信システム
の全体構成の一例を示す図である。詳細は後述するが、
この図に示す通信システムは、移動通信端末(以下、
「DTE」とする)11と、通信網12と、バックアッ
プ処理装置13とを有している。この通信システムで
は、DTE11の充電が開始されたときに、当該DTE
11は自装置に記憶しているコンテンツを通信網12を
介してバックアップ処理装置13に送信し、当該コンテ
ンツは当該バックアップ処理装置13に記憶される。
【0018】DTE11は、例えば、プログラム実行機
能付き携帯電話機であり、通信網12に収容され、当該
通信網12を介してインターネット上のWWW(World
WideWeb)サーバと通信(例えば、当該WWWサーバに
格納されているコンテンツのダウンロードなど)を行う
ことができる。なお、図1においては、一つのDTE1
1が例示されているが、実際には、多数のDTE11が
当該通信システムに包含されている。
【0019】通信網12は、詳細な図示は省略するが、
基地局と、交換装置と、ゲートウェイ装置(以下、「G
W」とする)とを有している。基地局は、地上を所定の
範囲(例えば、当該基地局を中心とする半径500m等
の範囲)で分割した地域毎に設置されるものであり、当
該範囲にあるDTE11との間で無線通信を行う。交換
装置は、複数の基地局を収容するコンピュータ装置であ
り、DTE11からのパケット交換要求を受け付けると
ともに、受け付けたパケットを他の交換装置および自装
置の支配下の基地局の少なくとも一方を介して宛先の携
帯電話機へ中継する。また、交換装置は、DTE11と
GWとのパケット交換も中継する。GWは通信網12と
他の通信網(例えば、インターネット)とを相互接続す
るためのコンピュータ装置であり、通信網12における
通信プロトコルと他の通信網における通信プロトコルと
の相互変換を行う。
【0020】バックアップ処理装置13は、例えば、上
述したGWに接続されたコンピュータ装置であり、DT
E11から送信されてきたコンテンツを受信し記憶する
ものである。
【0021】(2)DTE11の構成と機能 (2−1)DTE11の構成 図2は、DTE11の構成の一例を示すブロック図であ
り、この図に示されるように、DTE11は、CPU
(Central Processing Unit)21と、無線通信部22
と、揮発性記憶部23と、不揮発性記憶部24と、電源
部25と、これら各要素間のデータ授受を仲介するバス
26とを有している。また、DTE11は、詳細な図示
は省略するが、上述した構成要素の他に表示部と操作部
とを有している。操作部は、ユーザに種々の入力操作を
行わせるための操作子(テンキーやカーソルキーなど)
を備えており、ユーザによる操作子の操作内容に応じた
情報をバス26を介してCPU21に渡すものである。
表示部は、例えば液晶ディスプレイであり、バス26を
介してCPU21から供給された画像情報に応じた画像
を表示するものである。
【0022】CPU21は、詳細は後述するが、不揮発
性記憶部24に記憶されているソフトウェアを実行する
ことにより、DTE11の各部を制御する装置である。
無線通信部22は通信網12に包含された基地局(図示
省略)と無線通信を行うためのものであり、CPU21
から供給された情報を通信網12へ送出するとともに、
通信網12から受信した情報をCPU21へ渡すもので
ある。
【0023】揮発性記憶部23は、例えばRAM(Rand
om Access Memory)であり、ソフトウェアを実行中のC
PU21によりワークエリアとして使用される。不揮発
性記憶部24は、例えばEEPROM(Electronically
Erasable and ProgrammableRead Only Memory)であ
り、システム情報記憶領域241とコンテンツ記憶領域
242とを有している。システム情報記憶領域241
は、各種識別情報と、当該DTE11の機能を実現する
ためのソフトウェアとを記憶するための記憶領域であ
る。なお、各種識別情報とは、当該DTE11を一意に
識別するための情報である端末識別子や、当該DTE1
1に記憶されているコンテンツのバックアップ先を示す
情報(例えば、バックアップ処理装置13のURL(Un
iform Resource Locator))であるバックアップ先識別
子などである。また、当該DTE11の機能を実現する
ためのソフトウェアとは、オペレーティングシステム
(以下、「OS」とする)や、ブラウザや、後述するバ
ックアップ要求プログラム等である。一方、コンテンツ
記憶領域242は、上述したブラウザを用いてインター
ネット上のWWWサーバから取得したコンテンツを記憶
するための記憶領域である。
【0024】電源部25は、電池251と、充電インタ
ーフェイス部252と、電源制御部253とを有してい
る。電池251は、DTE11の各部に対して電力を供
給するためのものである。充電インターフェイス部25
2は、電池251に対して充電を行うための充電器(図
示省略)を接続するためのインターフェイスである。な
お、充電器は外部電源(例えば、家庭用電源)から電力
の供給を受け、充電インターフェイス部252を介して
当該電力を電池251へ供給し、電池251に対して充
電を行うためのものである。電源制御部253は充電イ
ンターフェイス部252を介して電池251に対して充
電が開始されたか否かを判定するものである。そして、
充電が開始されたと判定した場合には、電源制御部25
3はその旨をCPU21に通知するものである。
【0025】(2−2)DTE11の機能 ユーザにより電源ボタン(図示省略)が押下されると、
DTE11のCPU21は、まず、OSを不揮発性記憶
部24から読み出し、これを起動する。OSの起動を完
了し、OSを実行中のCPU21は、DTE11の各部
を制御することができる。また、OSの起動を完了する
と、CPU21は、即座に、バックアップ要求プログラ
ムを不揮発性記憶部24から読み出し、これを実行す
る。
【0026】バックアップ要求プログラムを実行中のC
PU21は、電池251に対して充電が開始されたこと
を電源制御部253から通知されると、コンテンツ記憶
領域242に記憶されているコンテンツを読み出して、
当該コンテンツの記憶を要求するリクエスト(以下、
「バックアップ要求」とする)を生成し、当該バックア
ップ要求を無線通信部22を介してバックアップ先識別
子で示される宛先へ送信する。なお、当該バックアップ
要求には、当該バックアップ要求の送信元であるDTE
11の端末識別子と、バックアップ処理装置13に記憶
させるべきコンテンツとが包含されている。
【0027】(3)バックアップ処理装置13の構成と
機能 (3−1)バックアップ処理装置13の構成 図3は、バックアップ処理装置13の構成の一例を示す
ブロック図であり、この図に示されるように、バックア
ップ処理装置13の構成は、無線通信部22に替えて有
線通信部32を設けた点と、不揮発性記憶部24に替え
て不揮発性記憶部34を設けた点と、電源部25に替え
て電源部35を設けた点と、外部記憶部37を設けた点
とを除き、DTE11の構成と同一である。
【0028】ここで、有線通信部32は、通信網12の
GW(図示省略)に有線接続されており、CPU21か
ら供給された情報を通信網12へ送出するとともに、通
信網12から受信した情報をCPU21へ渡すものであ
る。不揮発性記憶部34は、例えばハードディスクであ
り、OSと後述するバックアップ処理プログラムとを記
憶している。また、詳細は後述するが、不揮発性記憶部
34には、DTE11から送信されてきたコンテンツが
記憶される。電源部35は、外部電源から電力の供給を
受け、当該バックアップ処理装置13の各部へ電力を供
給するためのものである。外部記憶部37は、例えばC
D−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)等のコ
ンピュータ装置読み取り可能な記録媒体に記憶されてい
る情報を読み取る装置であり、当該記録媒体から読み取
った情報をCPU21へ渡すものである。
【0029】(3−2)バックアップ処理装置13の機
能 管理者により電源ボタン(図示省略)が押下されると、
バックアップ処理装置13のCPU21は、まず、OS
を不揮発性記憶部34から読み出し、これを起動する。
OSの起動を完了し、OSを実行中のCPU21は、当
該バックアップ処理装置13の各部を制御すること、複
数のプログラムを並列に実行することができる。また、
OSの起動を完了すると、CPU21は、即座に、上述
したバックアップ処理プログラムを不揮発性記憶部34
から読み出し、これを実行する。
【0030】バックアップ処理プログラムを実行中のC
PU21は、上述した管理者により、当該バックアップ
処理プログラムの終了を指示されるまで、DTE11か
ら送信されてきたバックアップ要求の受信を待ち続け
る。ここで、有線通信部32を介してCPU21が当該
バックアップ要求を受信すると、CPU21は当該バッ
クアップ要求を解析して、端末識別子とコンテンツとを
取得する。そして、CPU21は当該端末識別子と当該
コンテンツとを対応付けて、例えば、図4に示す表形式
で不揮発性記憶部34に記憶する。
【0031】(4)動作例 次に、上述したDTE11とバックアップ処理装置13
とを用いて、DTE11に記憶されているコンテンツを
バックアップ処理装置13に記憶させる動作の流れを図
5に示すシーケンスフローチャートを用いて説明する。
なお、以下に説明する動作例の前提として、DTE11
の端末識別子は、“090XXXXXXXX”であると
する。またDTE11のCPU21は、上述したバック
アップ要求プログラムを実行中であり、バックアップ処
理装置13のCPU21は、上述したバックアップ処理
プログラムを実行中であるものとする。また、図6に示
されるように、DTE11のコンテンツ記憶領域242
には、それぞれ一つのゲームプログラムと、待ち受け画
像と、着信メロディとが記憶されていたものとする。ま
た、同図に示されるように、本動作の開始時点では、バ
ックアップ処理装置13の不揮発性記憶部34には、当
該DTE11のユーザのコンテンツは記憶されていない
ものとする。
【0032】DTE11では、バックアップ要求プログ
ラムを実行中のCPU21が、電池251に対して充電
が開始されたか否かの判定を行っている(ステップSA
1)。充電か開始された場合には、CPU21は、ステ
ップSA2以降の処理を行い、逆に、充電が開始されて
いな場合には、CPU21は、充電が開始されるまでス
テップSA1を繰り返し実行している。ここで、DTE
11のユーザが上述した充電インターフェイス部252
に充電器を接続し、DTE11の電池251に対して充
電を開始したとする。すると、CPU21は、電池25
1に対して充電が開始されたことを示す通知を上述した
電源制御部253から受け取り、充電が開始されたと判
定して、ステップSA2以降の処理を行う。
【0033】ステップSA1に後続するステップSA2
では、CPU21は、コンテンツ記憶領域242からコ
ンテンツを読み出す。次に、CPU21はシステム情報
記憶領域241に記憶されている端末識別子とステップ
SA2で読み出したコンテンツとを含むバックアップ要
求51を生成し、無線通信部22を介して、当該バック
アップ要求51をシステム情報記憶領域241に記憶さ
れているバックアップ先識別子で示される宛先に送信す
る(ステップSA3)。
【0034】ここで、バックアップ先識別子はバックア
ップ処理装置13を示しているので、ステップSA3で
DTE11から送信されたバックアップ要求51は、通
信網12に内包された基地局と交換装置とGWとを順に
介してバックアップ処理装置13に到達する。
【0035】一方、バックアップ処理装置13のCPU
21は、上述したバックアップ処理プログラムを既に実
行中であり、有線通信部32を介して当該バックアップ
要求51を受信すると(ステップSA4)、当該バック
アップ要求51を解析して、端末識別子とコンテンツと
を取得する(ステップSA5)。次に、CPU21は、
ステップSA5で取得した端末識別子とコンテンツとを
対応付けて不揮発性記憶部34に記憶する(ステップS
A6)。そして、CPU21は、コンテンツの記憶を完
了したことを示す完了通知52を生成し、有線通信部3
2を介して当該完了通知52をステップSA5で取得し
た端末識別子で示される移動通信端末(すなわち、DT
E11)へ送信する(ステップSA7)。
【0036】次に、CPU21は管理者によりバックア
ップ処理プログラムの終了を指示されたか否かを判定
(ステップSA8)し、終了を指示されていない場合に
は、ステップSA4以降の処理を繰り返し、逆に、終了
を指示された場合には、当該バックアップ処理プログラ
ムを終了する。
【0037】上述したステップSA7にて、バックアッ
プ処理装置13から送信された完了通知52は、通信網
12に内包されたGWと、交換装置と、基地局とを順に
介してDTE11に到達する。
【0038】DTE11のCPU21が無線通信部22
を介して、この完了通知52を受信すると(ステップS
A9)、CPU21はユーザにより当該バックアップ要
求プログラムの終了を指示されたか否かを判定し(ステ
ップSA10)、終了を指示されていない場合には、ス
テップSA1以降の処理を繰り返し、逆に、終了を指示
された場合には、CPU21は当該バックアップ要求プ
ログラムを終了する。以上の動作により、DTE11の
コンテンツ記憶領域242およびバックアップ処理装置
13の不揮発性記憶部34の記憶内容は、図7に示す状
態となる。
【0039】(5)実施形態の効果 以上説明したように、本実施形態によれば、DTE11
の電池251に対して外部電源から充電が開始されたと
きに、当該DTE11はバックアップを開始するため、
電池切れに起因するバックアップの中断が発生せず、バ
ックアップが確実に完遂されるといった効果を奏する。
【0040】(6)変形例 (6−1)変形例1 上述の実施形態では、DTE11の電池251に対して
充電が開始されたか否かを判定し(図5:ステップSA
1参照)、充電が開始されたと判定した場合に、コンテ
ンツ記憶領域242に記憶されているコンテンツを全て
バックアップ処理装置13へ送信し、これら全てのコン
テンツをバックアップ処理装置13に記憶させる場合に
ついて説明したが、バックアップ処理装置13に記憶さ
せるコンテンツを予めユーザに定めさせておき、当該コ
ンテンツのみをバックアップ処理装置13に記憶させる
ようにしても良い。このように、ユーザの所望するコン
テンツのみをバックアップ処理装置13に記憶させると
したのは、次のような理由による。すなわち、DTE1
1と通信網12との間で行われる通信に対しては、一般
に、通信した情報の量に応じて通信料金が課金される。
DTE11に記憶されている全てのコンテンツを含んだ
バックアップ要求の送信を行うとすると、バックアップ
処理装置13へ記憶させる必要のないコンテンツの送信
に係る通信料金もユーザが負担せねばならず、不経済で
ある。上述したように、コンテンツ毎にバックアップ処
理装置13に記憶させるか否かを設定すれば、この問題
点を解決できるといった効果を奏する。
【0041】(6−2)変形例2 上述の実施形態に係るDTE11に、コンテンツ記憶領
域242に記憶されているコンテンツ毎に、当該コンテ
ンツがバックアップ処理装置13に記憶されたか否かを
表示する機能を付与しても良い。このように、コンテン
ツ毎に当該コンテンツがバックアップ処理装置13に記
憶されたか否かを表示すると、当該表示に基づき、何れ
のコンテンツを削除すべきかをユーザが判断できるよう
になる。このような判断が可能となると、例えば、ユー
ザがDTE11に新たなコンテンツを記憶させようとし
たときに、当該DTE11の記憶容量が不足する場合で
あっても、バックアップ処理装置13に記憶させたコン
テンツをDTE11から削除して記憶容量を確保し、所
望のコンテンツをDTE11に記憶させることが可能と
なる。
【0042】(6−3)変形例3 上述の実施形態に係るDTE11に、バックアップ処理
装置13に記憶させたコンテンツを通信網12を介して
取得し、コンテンツ記憶領域242に記憶する機能を付
与しても良い。このような機能を付与すると、例えばユ
ーザが誤って消去したコンテンツをバックアップ処理装
置13から取得することが可能となる。また、DTE1
1がバックアップ処理装置13に記憶されたコンテンツ
を取得する際に、予めコンテンツ記憶領域242の空き
容量と当該コンテンツの大きさとを比較して、前者が後
者より大きい場合にのみ、当該コンテンツを取得すると
しても良い。このような比較を行ってからコンテンツの
取得を行うようにすると、コンテンツ記憶領域242に
記憶不可能な大きさのコンテンツを取得してしまうよう
な無駄な通信の実行が排除されるいった効果を奏する。
【0043】(6−4)変形例4 上述の実施形態では、DTE11の電池251に対して
充電が開始されたときに、バックアップ要求の送信を行
う場合について説明したが、当該DTE11が特定の地
域に入ったときに、バックアップ要求の送信を行うとし
ても良い。本変形例によれば、特定の地域として、DT
E11と通信網12の基地局(図示省略)とが確実に無
線通信を行える地域を指定しておけば、当該地域にDT
E11を携帯したユーザが移動したときに、コンテンツ
をバックアップ処理装置13に記憶させることが可能と
なる。以下、本変形例に係る移動通信端末の構成および
動作について説明する。
【0044】(6−4−1)本変形例の構成 まず、図8を用いて本変形例に係る移動通信端末を有す
る通信システムの全体構成を説明する。図8は当該通信
システムの全体構成を示す図であり、DTE11に替え
て本変形例に係る移動通信端末であるDTE81を設け
た点のみが図1に示した通信システムの全体構成と異な
っている。
【0045】次に、DTE81の構成について説明す
る。図9は、DTE81の構成を示す図である。この図
に示されるように、DTE81は、位置取得部27を設
けた点を除きDTE11と同一の構成を有している。位
置取得部27は、例えばGPS(Global Positioning S
ystem)受信機であり、CPU21に当該DTE81の
現在位置を示す情報(例えば、DTE81が存在する場
所の緯度および経度)を渡すものである。なお、GPS
受信機とは、地球低軌道に打ち上げられた複数の衛星か
ら発信される電波を受信し、当該GPS受信機の現在位
置を示す情報を取得するものである。すなわち、DTE
81のCPU21は当該位置取得部27を用いて、当該
DTE81の現在位置を示す情報を取得することができ
る。また、DTE81のシステム情報記憶領域241に
は、後述する地域情報とユーザ設定情報と設定プログラ
ムとが追加記憶されている点が、DTE11と異なって
いる。地域情報には、図10に示されるように、地域を
特定する情報(例えば、地域名)と当該地域の範囲を示
す情報(例えば、緯度の範囲と経度の範囲、以下、「範
囲情報」とする)とが内包されている。また、ユーザ設
定情報は、図11に示すように、コンテンツ記憶領域2
42に記憶されているコンテンツを示す情報(例えば、
コンテンツ名)と、当該コンテンツをバックアップ処理
装置13に記憶させるべき地域の地域名とが内包されて
いる。
【0046】(6−4−2)本変形例の動作 次に、本変形例に係るDTE81を有する通信システム
の動作について説明する。 (6−4−2−1)設定動作 DTE81のユーザに、上述したユーザ設定情報を入力
させる動作の流れを図12に示すシーケンスフローチャ
ートを参照しつつ説明する。DTE81のユーザが操作
部(図示省略)を操作して設定プログラムの実行を指示
すると、DTE81のCPU21は当該設定プログラム
をシステム情報記憶領域241から読み出し実行する。
そして、当該設定プログラムを実行中のCPU21は、
まず、上述したユーザ設定情報をシステム情報記憶領域
241から読み出し、当該ユーザ設定情報を揮発性記憶
部23に記憶させるとともに、当該ユーザ設定情報に内
包されたコンテンツ名を領域131に設定し、ユーザ設
定情報に内包された地域名を領域132に設定した状態
のユーザ設定情報入力画面(図13参照)を表示部に表
示させる(ステップSB1)。
【0047】この画面を視認したユーザは、バックアッ
プ処理装置13に記憶させることを所望するコンテンツ
のコンテンツ名を領域131に入力することができる。
また、ユーザによりプルダウンボタンB3が押下される
と、CPU21は上述した地域情報に内包された地域名
のリストを表示部に表示させる。ユーザは当該リストの
なかから所望の地域名を選択することにより、領域13
2に地域名の入力を行うことができる。これらの入力操
作により、ユーザは上述したユーザ設定情報の入力を行
うことができる。
【0048】一方、この画面を表示中のCPU21は、
操作部を介してユーザの操作内容を示す情報を受け取り
(ステップSB2)、ユーザの操作内容の判定を行う
(ステップSB3)。すなわち、CPU21は、ユーザ
の操作内容がユーザ設定情報の入力(以下、「情報入力
操作」とする)であるか、記憶ボタンB1の押下(以
下、「記憶操作」とする)であるか、終了ボタンB2の
押下(以下、「終了操作」とする)であるかを判定す
る。
【0049】情報入力操作である場合には、CPU21
は操作部を介して受け取ったユーザ設定情報で揮発性記
憶部23に記憶されているユーザ設定情報を更新し、こ
の更新後のユーザ設定情報に基づくユーザ設定情報入力
画面を表示部に再表示させ、再度ユーザの入力操作を待
ち受ける。記憶操作である場合には、CPU21は揮発
性記憶部23に記憶されているユーザ設定情報で、シス
テム情報記憶領域241に記憶されているユーザ設定情
報を更新し(ステップSB4)、当該設定プログラムを
終了する。終了操作である場合には、CPU21は上述
のユーザ設定情報の更新を行わずに当該設定プログラム
を終了する。
【0050】(6−4−2−2)バックアップ動作 次に、上述したDTE81が特定の地域(地域A)に入
ったときに、当該地域に対応付けられたコンテンツをバ
ックアップ処理装置13に送信し、当該コンテンツをバ
ックアップ処理装置13に記憶させる動作の流れを図1
4に示すシーケンスフローチャートを参照しつつ説明す
る。なお、当該動作の前提としてDTE81のコンテン
ツ記憶領域242とバックアップ処理装置13の不揮発
性記憶部34とは図6に示す状態であったとする。ま
た、DTE81のシステム情報記憶領域241には、図
10に示す地域情報と図11に示すユーザ設定情報とが
記憶されているものとする。図14に示すシーケンスフ
ローチャートは、ステップSA1に替えてステップSC
1を設けた点と、ステップSA2に替えてステップSC
2を設けた点とを除き、図5に示すシーケンスフローチ
ャートと同一である。以下では、図5に示すシーケンス
フローチャートとの相違点についてのみ説明する。
【0051】ステップSC1では、DTE81のCPU
21は、当該DTE81が特定の地域に入ったか否かの
判定を行う。より詳細に説明すると、当該ステップSC
1では、DTE81のCPU21は、例えば所定の時間
間隔で位置取得部27から当該DTE81の現在位置を
示す情報を取得する。次に、CPU21は、ユーザ設定
情報に内包された地域名に対応付けられた範囲情報を上
述した地域情報から取得し、現在位置が当該範囲情報で
示される範囲内の位置であるか否かを判定する。そし
て、現在位置が当該地域内の位置でないと判定した場合
には、CPU21はステップSC1を繰り返し、逆に、
現在位置が当該地域内の位置であると判定した場合に
は、CPU21は後述するステップSC2を行う。本動
作例では、CPU21は当該DTE81が地域Aに入っ
たと判定し、ステップSC2以降の処理を行う。
【0052】ステップSC2では、CPU21はバック
アップ処理装置13に送信すべきコンテンツの特定を行
う。より詳細に説明すると、当該ステップSC2では、
DTE81のCPU21はステップSC1で特定した地
域名に対応付けられたコンテンツ名で示されるコンテン
ツをコンテンツ記憶領域242から読み出す。すなわ
ち、本動作例の場合、CPU21はゲームプログラムを
コンテンツ記憶領域242から読み出す(図11参
照)。
【0053】以下、DTE81のCPU21とバックア
ップ処理装置13のCPU21とは、上述した実施形態
におけるステップSA3〜ステップSA10を行い、ス
テップSC2で特定されたコンテンツ(ゲームプログラ
ム)のバックアップを完了する。その結果、DTE81
のコンテンツ記憶領域242とバックアップ処理装置1
3の不揮発性記憶部とは図15に示す状態になる。
【0054】(6−4−3)本変形例の効果 以上に説明したように、本変形例によれば、DTE81
が通信網12を介して無線通信を確実に行える地域に入
ったときに当該DTE81はバックアップを開始するの
で、無線通信を行えないことに起因するバックアップの
中断が発生せず、バックアップが確実に完遂されるとい
った効果を奏する。
【0055】(6−5)変形例5 上述の変形例4では、DTE81が特定の地域に入った
場合に、DTE81のCPU21がバックアップ要求を
バックアップ処理装置13に送信する場合について説明
したが、更に、これに一定の制限を課しても良い。すな
わち、DTE81のユーザが上記特定の地域への出入り
が多い場合、頻繁にバックアップ処理が行われることに
なる。DTE81のユーザが意図しなくても、特定の地
域への出入りが1日に複数回あるとすると、バックアッ
プ要求の送信も1日に複数回行われることになる。これ
は、無意味なトラフィックの混雑化を招くことになる。
従って、DTE81が特定の地域に入ったとしても、一
定の条件を満たしていない限りバックアップ要求を送信
しないようにすることが考えられる。上記一定の条件と
は、例えば、DTE81が特定の地域へ入ってから、一
定時間が経過しなければ、次回、特定の地域に入ったと
しても、バックアップ要求を送信しないようにすれば良
い。あるいは、一日にバックアップ要求を送信できる回
数を設けておき、その回数を超えた場合には、当該バッ
クアップ要求を送信しないようにすれば良い。このよう
に、特定の地域に入った場合のバックアップ要求の送信
に一定に制限を設けることにより、トラフィックの平滑
化を図ることができる。
【0056】(6−6)変形例6 上述の変形例4では、DTE81が特定の地域に入った
ときに、バックアップ要求を送信する場合について説明
したが、更に電池251の残量をチェックしてから送信
しても良い。例えば、電源制御部253に、電池251
の残量を検出させて、当該残量が一定の値以下である場
合は、その旨をCPU21に対して通知する。これによ
り、DTE81がバックアップ要求を送信する条件を満
たしたとしても、電池251の残量が一定の値以下の場
合は、当該バックアップ要求を送信しないようにするこ
とができる。上記のように、電池の残量が一定値以下で
ある場合にバックアップ要求を送信しないようにしたの
は、次のような理由による。すなわち、バックアップ要
求に含まれるコンテンツは、例えばソフトウェア、画像
情報若しくは着信メロディのように大きな情報なので、
当該バックアップ要求を送信するには、多くの時間が費
やされる。従って、当該バックアップ要求を送信してい
る途中で、電池がなくなってしまうことが考えられる。
電池がなくなってしまうと、データ通信が不可能になる
ので、当該バックアップ要求を正常に送信できなくな
る。電池の残量が一定値以下である場合にバックアップ
要求を送信しないようにすれば、上記のような問題点は
解消できる。
【0057】(6−7)変形例7 上述の変形例4では、予めDTE81に記憶された位置
情報を用いて、バックアップを行うべき地域をユーザに
設定させる場合について説明したが、位置取得部27を
用いて取得された現在位置に基づいて当該地域の設定を
行っても良い。具体的には、ユーザ設定情報入力画面
(図13参照)において、プルダウンボタンB3が押下
されたときに表示するリストに“現在位置”という項目
を設けておく。係る項目がユーザにより選択された場合
には、DTE81のCPU21は、ユーザに領域132
に当該現在位置を識別する情報(例えば、地名やランド
マークの名称など)を入力させる。そして、ユーザが記
憶操作を行った場合には、CPU21は、ユーザ設定情
報の更新(図12:ステップSB4)を行うとともに、
位置取得部27を用いて現在位置を取得する。次に、C
PU21は当該現在位置を中心とする所定の範囲(例え
ば、東西500メートル、南北500メートル)を示す
範囲情報を算出して、この範囲情報と領域132に入力
された地名とを対応付けて位置情報に記憶する。このよ
うに、DTE81の現在位置に基づいてコンテンツをバ
ックアップすべき地域の設定を行うと、例えば、予めD
TE81に記憶された位置情報にユーザの勤務地や自宅
などを含む地域が設定されていない場合であっても、こ
れらの地域をコンテンツをバックアップすべき地域とし
て設定することが可能となる。
【0058】(6−8)変形例8 上述の実施形態および変形例4では、バックアップ対象
が、ソフトウェアや待ち受け画像若しくは着信メロディ
などのコンテンツである場合について説明したが、本発
明に係るバックアップの対象は、これらの情報に限定さ
れるものではなく、例えばDTE11やDTE81が通
信網12を介して行った通信の履歴を示す履歴情報(例
えば、着信履歴や発信履歴)であっても良い。また、上
述した実施形態では、電池251に対して充電が開始さ
れたときに、DTE11が自装置に記憶している情報の
バックアップを開始する場合について説明したが、上述
した履歴情報がバックアップ対象である場合には、更
に、一定の条件を加えても良い。すなわち、DTE11
に記憶されている履歴情報の件数が、所定の件数を超え
たときにのみ、当該履歴情報を全てバックアップ処理装
置13に送信するとしても良い。また、バックアップ処
理装置13に送信する履歴情報の件数を予めユーザに設
定させておき、当該件数分の履歴情報をバックアップ処
理装置13に送信するとしても良い。このように、自装
置に記憶している履歴情報の件数が所定の件数を超えた
ときにのみ、当該履歴情報をバックアップ処理装置13
に送信するとしたのは、次のような理由による。すなわ
ち、一般に、移動通信端末が記憶可能な履歴情報の件数
には制限があり、履歴情報の件数が当該制限を超えた後
には、当該履歴情報は、古いものから順に上書きされて
しまう。このため、ユーザが過去に行った通信の履歴を
参照しようとしたときに、所望の通信に関する履歴情報
が既に上書きされていることがあり得る。上述したよう
に履歴情報の件数が所定の件数に達したときに、履歴情
報をバックアップ処理装置13に記憶するようにすれ
ば、係る問題点を解決することができる。
【0059】(6−9)変形例9 また、変形例8に係るDTE11やDTE81に、バッ
クアップ処理装置13に送信した履歴情報を不揮発性記
憶部24から削除する機能を付与しても良い。このよう
にバックアップ処理装置13に送信した履歴情報を不揮
発性記憶部24から削除すると、当該削除された件数分
の通信を行うまで、バックアップを実行することがな
く、無駄な通信が削減されるといった効果を奏する。
【0060】(6−10)変形例10 上述の実施形態および変形例4では、移動通信端末とし
てプログラム実行機能付き携帯電話機を用いる場合につ
いて説明したが、本発明に係る移動通信端末は、係る携
帯電話機に限定されるものではなく、PDA(Personal
Digital Assistance)であっても良い。要は、プログ
ラム実行機能を有する移動通信端末であれば良い。
【0061】(6−11)変形例11 上述の実施形態および変形例4では、移動通信端末に情
報を記憶させ、バックアップを開始するか否かを当該移
動通信端末が判定する場合について説明したが、移動通
信端末に着脱可能な情報記憶モジュール(例えば、UI
M(User Identity Module ))に情報を記憶させると
ともに、上述したバックアップ要求プログラムを記憶さ
せ、当該プログラムを情報記憶モジュールが実行するこ
とにより、バックアップを開始するか否かを判定すると
しても良い。以下、本変形例に係る情報記憶モジュール
(以下、「UIM」とする)161の構成例を図16を
用いて説明する。この図に示されるように、UIM16
1は、無線通信部22を有しない点と、電源部25を有
しない点と、端末接続インターフェイス部28を設けた
点とを除き、図2に示すDTE11と同一の構成を有す
る。ここで、端末接続インターフェイス部28は、当該
UIM161を接続可能な移動通信端末にUIM161
を着脱可能に接続するためのものであり、UIM161
と移動通信端末との情報を授受を仲介するものである。
また、UIM161の不揮発性記憶部24の記憶内容
は、DTE11の不揮発性記憶部24の記憶内容と同一
である。すなわち、不揮発性記憶部24はシステム情報
記憶領域241とコンテンツ記憶領域242とを有して
いる。システム情報記憶領域241には、端末識別子や
バックアップ先識別子などの各種識別情報と、OSやバ
ックアップ要求プログラム等のソフトウェアとが記憶さ
れている。また、コンテンツ記憶領域242には、コン
テンツが記憶されている。UIM161のCPU21が
システム情報記憶領域241に記憶されているソフトウ
ェアを実行することにより、当該UIM161を接続し
た移動通信端末には、上述したDTE11の機能と同一
の機能が付与される。すなわち、UIM161を接続し
た移動通信端末の電源ボタン(図示省略)が押下される
と、UIM161のCPU21は、まず、OSを起動
し、OSの起動を完了すると、CPU21は、即座に、
バックアップ要求プログラムを実行する。以下、UIM
161を接続した移動通信端末は、上述したDTE11
と同一の動作を行い、UIM161のコンテンツ記憶領
域242に記憶されたコンテンツのバックアップを行
う。すなわち、バックアップ要求プログラムを実行中の
UIM161のCPU21は、移動通信端末の電池に対
して充電が開始されたことを通知されると、コンテンツ
記憶領域242に記憶されているコンテンツを読み出し
て、上述したバックアップ要求を生成し、移動通信端末
に当該バックアップ要求をバックアップ先識別子で示さ
れる宛先へ送信させる。このバックアップ要求を受信し
たバックアップ処理装置13は、当該バックアップ要求
に含まれるコンテンツを記憶し、バックアップが完了す
る。
【0062】(6−12)変形例12 上述の実施形態および変形例4では、DTE11やDT
E81の不揮発性記憶部24に上述したバックアップ要
求プログラムを記憶させておく場合について説明した
が、当該プログラムを記憶していない、一般的なブラウ
ザ機能付き携帯電話機に当該プログラムをインストール
することにより、上述したDTE11やDTE81と同
一の機能を付与するとしても良い。具体的には、バック
アップ要求プログラムを記録したコンピュータ装置読み
取り可能な記録媒体から、上述した外部記憶部37を用
いてバックアップ処理装置13に、このプログラムを読
み取らせて、これらのプログラムをバックアップ処理装
置13の不揮発性記憶部34に記憶させる。そして、ブ
ラウザ機能付きの一般的な携帯電話機でブラウザを用い
て当該バックアップ処理装置13から、このプログラム
をダウンロードして、当該携帯電話機の不揮発性記憶部
24に当該プログラムを記憶させても良い。また、上述
の変形例11では、UIM161の不揮発性記憶部24
に上述したバックアップ要求プログラムを記憶させてお
く場合について説明したが、当該プログラムを記憶して
いない、一般的な情報記憶モジュールに当該プログラム
をインストールすることにより、上述したUIM161
と同一の機能を付与するとしても良い。具体的には、上
述したようにバックアップ要求プログラムをバックアッ
プ処理装置13の不揮発性記憶部34に記憶させてお
き、当該情報記憶モジュールを接続した携帯電話機でブ
ラウザを用いて当該バックアップ処理装置13から、こ
のプログラムをダウンロードして、当該情報記憶モジュ
ールの不揮発性記憶部24に当該プログラムを記憶させ
ても良い。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ユーザをわずらわすことなく、移動通信端末に記憶され
た情報のバックアップが確実に完遂されるといった効果
を奏する。
【0064】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る通信システムの全体
構成を示す図である。
【図2】 同通信システムを構成するDTE11の構成
例を示すブロック図である。
【図3】 同通信システムを構成するバックアップ処理
装置13の構成例を示すブロック図である。
【図4】 同バックアップ処理装置13の不揮発性記憶
部24の記憶内容の一例を示す図である。
【図5】 同通信システムにおけるバックアップ動作の
流れを示すシーケンスフローチャートである。
【図6】 同通信システムにおけるDTE11のコンテ
ンツ記憶領域242の記憶内容と、バックアップ処理装
置13の不揮発性記憶部34の記憶内容の一例を示す図
である。
【図7】 同通信システムにおけるDTE11のコンテ
ンツ記憶領域242の記憶内容と、バックアップ処理装
置13の不揮発性記憶部34の記憶内容の一例を示す図
である。
【図8】 変形例4に係る通信システムの全体構成を示
す図である。
【図9】 同通信システムを構成するDTE81の構成
例を示すブロック図である。
【図10】 同DTE81のシステム情報記憶領域24
1に記憶されている地域情報の一例を示す図である。
【図11】 同DTE81のシステム情報記憶領域24
1に記憶されているユーザ設定情報の一例を示す図であ
る。
【図12】 同DTE81のユーザ設定情報入力動作の
流れを示すフローチャートである。
【図13】 同DTE81の表示部に表示されるユーザ
設定情報入力画面の一例を示す図である。
【図14】 同通信システムにおけるバックアップ動作
の流れを示すシーケンスフローチャートである。
【図15】 同通信システムにおけるDTE81のコン
テンツ記憶領域242の記憶内容と、バックアップ処理
装置13の不揮発性記憶部34の記憶内容の一例を示す
図である。
【図16】 変形例11に係るUIM161の構成例を
示すブロック図である。
【符号の説明】
11、81…DTE、12・・・通信網、13・・・バックア
ップ処理装置、161…UIM、21・・・CPU、22・
・・無線通信部、23・・・揮発性記憶部、24・・・不揮発性
記憶部、241・・・システム情報記憶領域、242・・・コ
ンテンツ記憶領域、25・・・電源部、251・・・電池、2
52・・・充電インターフェイス部、253・・・電源制御
部、26・・・バス、27…位置取得部、28…端末接続
インターフェイス部、32・・・有線通信部、34・・・不揮
発性記憶部、35・・・電源部、37・・・外部記憶部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山根 直樹 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内 (72)発明者 平澤 奈美 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内 (72)発明者 下居 孝之 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内 Fターム(参考) 5K027 AA11 BB03 EE11 GG04 HH26 5K067 AA27 AA34 BB04 BB21 DD20 DD27 DD51 EE02 EE16 HH23 KK06 KK13 5K101 LL12 MM07 NN21

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を記憶する記憶手段と、 自装置の電池へ充電が開始されたか否かを判定する判定
    手段と、 充電が開始されたと前記判定手段により判定された場合
    にのみ、通信網を介して自装置と通信可能なバックアッ
    プ処理装置へ前記情報を送信し、当該情報の記憶を前記
    バックアップ処理装置に要求する要求手段とを有する移
    動通信端末。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段に記憶された情報に対し
    て、当該情報毎に前記バックアップ処理装置に記憶させ
    るか否かを示す情報を前記移動通信端末のユーザに設定
    させる設定手段を有し、 前記要求手段は、前記設定手段にて前記バックアップ処
    理装置に記憶させることを示す情報が設定された情報の
    みを、前記バックアップ処理装置に送信し、当該情報の
    記憶を前記バックアップ処理装置に要求することを特徴
    とする請求項1に記載の移動通信端末。
  3. 【請求項3】 情報を、通信網を介して自装置と通信可
    能なバックアップ処理装置に当該情報を記憶させるべき
    地域と対応付けて記憶する記憶手段と、 自装置の現在位置を取得する位置取得手段と、 前記位置取得手段にて取得した現在位置が前記地域内の
    位置である場合にのみ、当該地域に対応付けられて前記
    記憶手段に記憶された情報を前記通信網を介して前記バ
    ックアップ処理装置へ送信し、当該情報の記憶を前記バ
    ックアップ処理装置に要求する要求手段とを有する移動
    通信端末。
  4. 【請求項4】 現在時刻を取得する時刻取得手段を有
    し、 前記要求手段は、前記バックアップ処理装置に情報の記
    憶を要求した時刻を前記時刻取得手段を用いて取得し記
    憶し、当該時刻と前記時刻取得手段により取得した現在
    時刻との差を示す時間が所定の時間より短い場合には、
    前記位置取得手段にて取得した現在位置が前記地域内の
    位置である場合であっても、前記バックアップ処理装置
    に情報の送信を行わないことを特徴とする請求項3に記
    載の移動通信端末。
  5. 【請求項5】 前記記憶手段に記憶されている情報のな
    かから、所望の情報をユーザに選択させる選択手段と、 前記位置取得手段を用いて取得した現在位置を含む所定
    の範囲を前記地域として、当該地域を前記選択手段にて
    選択された情報に対応付けて前記記憶手段に記憶させる
    地域設定手段とを有する請求項3、4のいずれか一に記
    載の移動通信端末。
  6. 【請求項6】 自装置の電池残量を検出する電池残量検
    出手段を有し、 前記要求手段は、前記電池残量検出手段にて検出された
    電池残量が所定の値以下である場合には、前記バックア
    ップ処理装置への情報の送信を行わないことを特徴とす
    る請求項3〜5のいずれか一に記載の移動通信端末。
  7. 【請求項7】 前記要求手段にて、前記バックアップ処
    理装置に送信した情報を示す情報と前記バックアップ処
    理装置に送信済みであることを示す情報とを対応付けて
    記憶する送信状況記憶手段と、 前記送信状況記憶手段の記憶内容を表示する表示手段を
    有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一に記
    載の移動通信端末。
  8. 【請求項8】 前記要求手段にて、前記バックアップ処
    理装置に記憶させた情報を前記通信網を介して前記バッ
    クアップ処理装置から取得し、前記記憶手段に記憶させ
    る取得手段を有することを特徴とする請求項1〜7のい
    ずれか一に記載の移動通信端末。
  9. 【請求項9】 前記取得手段は、前記バックアップ処理
    装置に記憶させた情報の大きさを取得し、当該情報の大
    きさが前記記憶手段の空き容量よりも大きくない場合に
    のみ、当該情報を前記通信網を介して前記バックアップ
    処理装置から取得し、前記記憶手段に記憶させることを
    特徴とする請求項8に記載の移動通信端末。
  10. 【請求項10】 前記記憶手段に記憶される情報は、自
    装置が前記通信網を介して行った通信の履歴を示す履歴
    情報であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一
    に記載の移動通信端末。
  11. 【請求項11】 前記要求手段は、前記履歴情報の件数
    が所定の件数を超えた場合にのみ、当該履歴情報を前記
    通信網を介して前記バックアップ処理装置に送信し、当
    該情報を記憶することを前記バックアップ処理装置に要
    求することを特徴とする請求項10に記載の移動通信端
    末。
  12. 【請求項12】 前記要求手段にて、前記バックアップ
    処理装置に送信する履歴情報の件数をユーザに設定させ
    る件数設定手段を有し、 前記要求手段では、前記件数設定手段にて設定された件
    数分の履歴情報を前記通信網を介してバックアップ処理
    装置に送信し、当該履歴情報を記憶することを前記バッ
    クアップ処理装置に要求することを特徴とする請求項1
    0、11のいずれか一に記載の移動通信端末。
  13. 【請求項13】 前記要求手段は、前記バックアップ処
    理装置に送信した履歴情報を前記記憶手段から削除する
    ことを特徴とする請求項10〜12のいずれか一に記載
    の移動通信端末。
  14. 【請求項14】 移動通信端末と本装置とを接続するた
    めの接続手段と、 情報を記憶するための記憶手段と、 前記接続手段を用いて接続された移動通信端末の電池へ
    充電が開始されたか否かを判定し、充電が開始されたと
    判定された場合にのみ、通信網を介して当該移動通信端
    末と通信可能なバックアップ処理装置へ前記記憶手段に
    記憶された情報を送信し、当該情報の記憶を前記バック
    アップ処理装置に要求するように当該移動通信端末を制
    御する制御手段とを有する情報記憶モジュール。
  15. 【請求項15】 自装置の現在位置を取得可能な移動通
    信端末と本装置とを接続するための接続手段と、 情報を、前記接続手段を用いて接続された移動通信端末
    と通信網を介して通信可能なバックアップ処理装置に当
    該情報を記憶させるべき地域と対応付けて記憶する記憶
    手段と、 前記接続手段を用いて接続された移動通信端末の現在位
    置が前記地域内の位置であるか否かを判定し、前記現在
    位置が前記地域内の位置であると判定された場合にの
    み、前記通信網を介して前記バックアップ処理装置へ当
    該地域に対応付けられて前記記憶手段に記憶された情報
    を送信し、当該情報の記憶を前記バックアップ処理装置
    に要求するように当該移動通信端末を制御する制御手段
    とを有する情報記憶モジュール。
  16. 【請求項16】 コンピュータ装置に、 情報を記憶する記憶手段と、 当該コンピュータ装置の電池へ充電が開始されたか否か
    を判定する判定手段と、 充電が開始されたと前記判定手段により判定された場合
    にのみ、前記情報を通信網を介して当該コンピュータ装
    置と通信可能なバックアップ処理装置に送信し、当該情
    報を記憶することを前記バックアップ処理装置に要求す
    る要求手段とを実現させるためのプログラム。
  17. 【請求項17】 コンピュータ装置に、 情報を、通信網を介して当該コンピュータ装置と通信可
    能なバックアップ処理装置に当該情報を記憶させるべき
    地域と対応付けて記憶する記憶手段と、 当該コンピュータ装置の現在位置を取得する位置取得手
    段と、 前記位置取得手段にて取得した現在位置が前記地域内の
    位置である場合にのみ、当該地域に対応付けられて前記
    記憶手段に記憶された情報を前記通信網を介して前記バ
    ックアップ処理装置に送信し、当該情報を記憶すること
    を前記バックアップ処理装置に要求する要求手段とを実
    現させるためのプログラム。
  18. 【請求項18】 コンピュータ装置に、 移動通信端末と当該コンピュータ装置とを接続するため
    の接続手段と、 情報を記憶するための記憶手段と、 前記接続手段を用いて接続された移動通信端末の電池へ
    充電が開始されたか否かを判定し、充電が開始されたと
    判定された場合にのみ、通信網を介して当該移動通信端
    末と通信可能なバックアップ処理装置へ前記記憶手段に
    記憶された情報を送信し、当該情報の記憶を前記バック
    アップ処理装置に要求するように当該移動通信端末を制
    御する制御手段とを実現させるためのプログラム。
  19. 【請求項19】 コンピュータ装置に、 自装置の現在位置を取得可能な移動通信端末と当該コン
    ピュータ装置とを接続するための接続手段と、 情報を、前記接続手段を用いて接続された移動通信端末
    と通信網を介して通信可能なバックアップ処理装置に当
    該情報を記憶させるべき地域と対応付けて記憶する記憶
    手段と、 前記接続手段を用いて接続された移動通信端末の現在位
    置が前記地域内の位置であるか否かを判定し、前記現在
    位置が前記地域内の位置であると判定された場合にの
    み、前記通信網を介して前記バックアップ処理装置へ当
    該地域に対応付けられて前記記憶手段に記憶された情報
    を送信し、当該情報の記憶を前記バックアップ処理装置
    に要求するように当該移動通信端末を制御する制御手段
    とを実現させるためのプログラム。
  20. 【請求項20】 請求項16〜19のいずれか一に記載
    のプログラムを記録したコンピュータ装置読み取り可能
    な記録媒体。
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