JP4526360B2 - 使い捨ておむつ - Google Patents

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Description

本発明は、トランクスタイプの使い捨ておむつに関する。
従来より、使い捨ておむつとして、着用者の肌に接して排泄物を受けるおむつ本体部を外側から覆って隠蔽する被覆体を有するものも利用されている。このような使い捨ておむつでは、着用者の脚の動きが妨げられないように、被覆体の形状は通常、比較的大きい脚部用開口を有するトランクスタイプとされる。
特許文献1では、2枚の矩形シートをおむつ本体部を挟んで重ね合わせてトランクスタイプの被覆体を形成し、これらのシートの中央部に、使い捨ておむつの上下方向に沿って互いに平行に伸びるZ字型および逆Z字型の折曲部を上端から下端に亘って設けることにより、着用者の脚の動きに対する制限を緩和する形状を実現するとともに、被覆体の構造を簡素化してコストの低減を図る技術が開示されている。
特開平11−206808号公報
ところで、このような被覆体によりおむつ本体部の上部まで隠蔽する場合、特許文献1の使い捨ておむつでは、胴回り開口部の周囲にまで折曲部が設けられることとなり、着用者の胴体の周囲の一部において被覆体を形成するシートが重なり合って厚くなる。その結果、着用者に胴回りにおけるごわつき感を与えてしまい、特に肌が弱い高齢者が着用した場合、胴回りの肌にかぶれを生じる恐れがある。また、2枚のシートの下端部を着用者の股下部において互いに接合しているため、接合部が内腿に擦れて着用感が悪くなってしまう。さらに、被覆体の折曲部の形成において、シートの中央部に対する複数回の折り曲げ工程が必要となるため、使い捨ておむつの製造が複雑化してしまう。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、胴体用開口の周囲における厚さの均一性を向上することにより、トランクスタイプの使い捨ておむつの着用感を向上することを主たる目的としている。
請求項1に記載の発明は、上端に胴体用開口を有し、下端に一対の脚部用開口を有するトランクスタイプの使い捨ておむつであって、着用者の腹側および背側の肌に接する前方部および後方部の間で折り畳まれ、折り曲げ部が下側に向けられた略シート状の本体部と、前記前方部を着用者側とは反対側から覆い、上端よりも所定の距離だけ下側の位置から下端に向かって切り込み部が形成された前方部被覆シートと、前記後方部を前記着用者側とは反対側から覆う後方部被覆シートと、前記切り込み部の両側から左右へと少なくとも1回以上折り返された形状を有し、前記切り込み部を塞ぎつつ前記切り込み部の左右への広がりを可能とする折り返し部とを備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の使い捨ておむつであって、前記折り返し部が、前記切り込み部の両側において前記前方部被覆シートに接合される折り返し用部材を備える。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の使い捨ておむつであって、前記折り返し用部材が、両側の端部を内側に折り曲げ、前記両側の端部が前記切り込み部の前記両側に接合された単一の部材である。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の使い捨ておむつであって、前記折り返し用部材が、一端が前記切り込み部の一方側に重ねて前記前方部被覆シートに接合され、他端が前記本体部の前記前方部に接合される第1部材と、一端が前記切り込み部の他方側に重ねて前記前方部被覆シートに接合され、他端が前記本体部の前記前方部に接合される第2部材とを備え、前記折り返し部が、前記第1部材、前記第2部材、および、前記前方部の中央部分により形成される。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の使い捨ておむつであって、前記折り返し部が、前記前方部被覆シートを形成するシートに形成された切り込みの両側の部位を前記着用者側に折り曲げて前記本体部の前記前方部に接合することにより形成される。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の使い捨ておむつであって、前記前方部被覆シートの下端部が、左右方向の中央部分において前記本体部の前記折り曲げ部に接合され、前記後方部被覆シートとは非接合状態とされる。
請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載の使い捨ておむつであって、前記後方部被覆シートの上端よりも所定の距離だけ下側の位置から下端に向かってもう1つの切り込み部が形成され、前記もう1つの切り込み部の両側から左右へと少なくとも1回以上折り返された形状を有し、前記もう1つの切り込み部を塞ぎつつ前記もう1つの切り込み部の左右への広がりを可能とするもう1つの折り返し部をさらに備える。
本発明では、胴体用開口の周囲における厚さの均一性を向上することにより、使い捨ておむつの着用感を向上することができる。
請求項2ないし4の発明では、折り返し用部材を用いることにより、折り返し部を容易に形成することができる。請求項5の発明では、別部材を用いることなく折り返し部を容易に形成することができる。
請求項6の発明では、前方部被覆シートと後方部被覆シートとの接合部が肌に接触することを防止することにより、使い捨ておむつの着用感をさらに向上することができる。請求項7の発明では、着用者の脚の動きに対する制限をより緩和することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る使い捨ておむつ1の構成を示す図である。使い捨ておむつ1は、上端に胴体用開口11を有し、下端に一対の脚部用開口12を有するトランクスタイプの使い捨ておむつである。脚部用開口12は、通常の着用者の大腿部より大きな径を有する。図1では、手前側が着用者の腹側に相当し、奥側が着用者の背側に相当する。また、図1では、被覆体3の一部を省略して内側を示す。
図1に示すように、使い捨ておむつ1は、着用者に接して排泄物を受ける本体部2、および、本体部2を覆って隠蔽する被覆体3を備え、被覆体3の腹側には使い捨ておむつ1の上下方向に略平行な2つの切り込み301(以下、これらの切り込み301をまとめて「切り込み部30」という。)が設けられる。使い捨ておむつ1は、また、切り込み部30を塞ぎつつ(すなわち、2つの切り込み301をまとめて塞ぎつつ)切り込み部30の左右方向(すなわち、上下方向と垂直な方向)への広がりを可能とする折り返し部4をさらに備える。
図2は本体部2を広げた状態にて示す平面図である。図2に示すように、本体部2は略シート状であり、着用者の腹側および背側の肌に接する前方部2aおよび後方部2bを備える。図1では前方部2aと後方部2bとが向かい合うように折り畳まれており、図2では、本体部2の手前側の主面が着用者に接する面となる。本体部2の左右両側には、本体部2の長手方向のほぼ全長に亘って一対の側壁部24が設けられる。一対の側壁部24のそれぞれには、本体部2の長手方向に伸びる複数の弾性部材241が接合されており、本体部2を広げた状態では、弾性部材241は伸張状態となっている。
本体部2では、弾性部材241が収縮することにより側壁部24および本体部2の下側のシートが着用者側に向かって立ち上がって着用時に着用者の足の付け根近傍に当接する立体ギャザー(いわゆる、レッグギャザー)が形成される。側壁部24は、撥水性または不透液性の不織布(例えば、スパンボンド不織布やメルトブロー不織布、SMS(スパンボンド・メルトブロー・スパンボンド)不織布)やプラスチックフィルム、あるいは、これらの複合材料により形成される。使い捨ておむつ1の快適性向上の観点からは、側壁部24は通気性を有することが好ましい。
図3は、本体部2のおよそ中央で長手方向に垂直な面で切断した断面図である。図2および図3に示すように、本体部2は、吸液性の吸収コア22、吸収コア22の着用者側の主面を覆うトップシート21、および、吸収コア22のもう一方の主面を覆うバックシート23を備え、吸収コア22の側方には側壁部24が接合される。トップシート21とバックシート23とは、ホットメルト接着剤等により吸収コア22の周囲にて接合される。
トップシート21は透液性の材料、例えば、親水性繊維により形成された不織布であり、着用者からの排泄物の水分を捕捉して吸収コア22へと移動させる。トップシート21として利用される不織布は、例えば、ポイントボンド不織布やエアスルー不織布、スパンレース不織布であり、これらの不織布を形成する親水性繊維としては通常、セルロースやレーヨン、コットン等が用いられる。なお、トップシート21として、表面を活性剤により親水処理した疎水性繊維(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリアミド、ナイロン)により形成された透液性の不織布が利用されてもよく、また、開孔を有するプラスチックフィルムが利用されてもよい。
吸収コア22は、親水性繊維(例えば、粉砕したパルプ繊維やセルロース繊維)に粒状の吸水性ポリマー(例えば、SAP(Super Absorbent Polymer))を混合したものをティッシュペーパーや透液性シートにより包み込んで形成され、トップシート21を透過した水分を吸収して迅速に固定する。親水性繊維を包むティッシュペーパー等は、親水性繊維の型崩れ、および、吸水性ポリマーの脱落を防止する。
バックシート23は撥水性または不透液性の不織布であり、トップシート21を透過した水分、および、吸収コア22に一旦吸収された水分が、本体部2の外側(すなわち、着用者側とは反対側)にしみ出すのを防止する。バックシート23として利用される不織布は、例えば、スパンボンド不織布やメルトブロー不織布、SMS(スパンボンド・メルトブロー・スパンボンド)不織布であり、必要に応じて撥水処理が施されてもよい。なお、撥水性または不透液性のプラスチックフィルムや、上記不織布とプラスチックフィルムとの複合材料等がバックシート23として利用されてもよい。この場合、着用者の快適性の観点からは、通気性を有するプラスチックフィルムが利用されることが好ましい。
図4は、使い捨ておむつ1の分解斜視図である。図4に示すように、使い捨ておむつ1では、本体部2は、前方部2aおよび後方部2bの間の折り曲げ部2cにて折り畳まれ、折り曲げ部2cは、図1に示すように下側(着用時の上下方向を基準とした場合の下側)に向けられる。図1および図4に示すように、被覆体3は、本体部2の前方部2aを着用者側とは反対側から覆う略矩形の前方部被覆シート31、および、本体部2の後方部2bを着用者側とは反対側から覆う略矩形の後方部被覆シート32を備える。
前方部被覆シート31および後方部被覆シート32は、光反射率や光拡散率が高い素材、あるいは、光透過率が低い素材等により形成され、本体部2を他人の視線から隠蔽する。前方部被覆シート31および後方部被覆シート32の上端部311,321の少なくとも一部には、使い捨ておむつ1の着用を容易にし、また、使い捨ておむつ1の上端部を胴回りにフィットさせるための弾性部材が設けられている。
図4に示すように、前方部被覆シート31の左右方向の略中央には、上端よりも所定の距離だけ下側の位置から下端部312のエッジに向かって形成された切り込み部30(すなわち、2つの切り込み301)が設けられる。使い捨ておむつ1では、前方部被覆シート31側にホットメルト接着剤5(図4中にて平行斜線を付して示す。他の部位に塗布されるホットメルト接着剤5についても同様。)が塗布された折り返し用部材41が、前方部被覆シート31の着用者側に切り込み部30を塞ぐように接合されて折り返し部4(図1参照)が形成される。このとき、折り返し用部材41は、下端部のエッジを前方部被覆シート31の下端部312のエッジとほぼ一致させて接合される。
使い捨ておむつ1が形成される際には、図4に示すように、後方部被覆シート32の中央部分にT字型にホットメルト接着剤5が塗布され、本体部2の後方部2bが後方部被覆シート32上に接合される。そして、後方部被覆シート32の左右の端部323、および、本体部2の前方部2aにホットメルト接着剤5が塗布され、折り返し用部材41が接合された前方部被覆シート31が、本体部2および後方部被覆シート32と接合されて使い捨ておむつ1が形成される。なお、接合順序は適宜変更されてよい。
使い捨ておむつ1では、前方部被覆シート31および後方部被覆シート32が、両被覆シートの左右方向の端部313,323のエッジをほぼ一致させて互いに接合される。また、両被覆シートの下端部312,322のエッジ、並びに、本体部2の折り曲げ部2cのエッジもほぼ一致するように接合される。さらに、前方部被覆シート31の下端部312は、左右方向の中央部分において折り返し用部材41を介して本体部2の折り曲げ部2cに接合され、後方部被覆シート32とは非接合状態とされる。後方部被覆シート32の下端部322も同様に、本体部2の折り曲げ部2cにのみ接合される。
このように、前方部被覆シート31および後方部被覆シート32の左右方向の端部313,323が上下方向の全長に亘って接合され、下端部312,322が左右方向の中央部分において本体部2と接合されることにより、図1に示すように、上端に胴体用開口11を有し、下端に一対の脚部用開口12を有するトランクスタイプの使い捨ておむつ1が形成される。使い捨ておむつ1では、本体部2が前方部被覆シート31、後方部被覆シート32および折り返し用部材41により被覆されることにより隠蔽される。
図5は、使い捨ておむつ1の折り返し部4近傍を示す断面図である。図5では、使い捨ておむつ1の腹側のみを描き、背側については図示を省略する(図18を除き、以下の断面図についても同様)。また、ホットメルト接着剤5を強調して示している。図5に示すように、折り返し用部材41は、左右方向の両側の端部411を着用者側とは反対側で内側に折り曲げられた(いわゆる、C字状に折り曲げられた)略矩形のシート状の単一部材であり、両側の端部411は、切り込み部30の左右方向の両側において前方部被覆シート31に内側(着用者側)からホットメルト接着剤5により接合される。これにより、切り込み部30の両側から左右へと1回だけ折り返された形状(すなわち、左側の切り込み301から一旦左側に折り曲げられ、さらに右側に折り曲げられた形状、および、右側の切り込み301から一旦右側に折り曲げられ、さらに左側に折り曲げられた形状)を有する折り返し部4が形成される。折り返し部4近傍では、前方部被覆シート31と折り返し用部材41により、2つの切り込み301の両側に断面がZ字状および逆Z字状となる形状が形成される。前方部被覆シート31の2つの切り込み301に挟まれる帯状の部位302は、折り返し用部材41の中央部分にホットメルト接着剤5を介して接合される。
使い捨ておむつ1では、折り返し用部材41が左右方向の中央部分において本体部2の前方部2aにホットメルト接着剤5を介して接合されており、着用者の歩行時等、前方部被覆シート31が着用者の脚により前方に押し出される場合に、折り返し用部材41の本体部2との接合部の両側の部位(すなわち、折り返された部位)が前方へと伸びる。図6は、折り返し用部材41が前方へと伸びて折り返し部4が広がった状態における折り返し部4近傍を示す断面図である。図6に示すように、使い捨ておむつ1では、折り返し部4が広がって切り込み部30の左右への広がりを可能とすることにより、着用者の脚の動きに対する制限を緩和する。その結果、使い捨ておむつ1では、被覆体3により脚の動きを妨げることなく本体部2を他人の視線から隠蔽することができる。
図7および図8は、使い捨ておむつ1の前方部被覆シート31に設けられた切り込み部30の他の例を示す折り返し部4近傍の断面図である。図7に示す例では、切り込み部30は1つの切り込み301であり、折り返し用部材41の折り畳まれた両端部411が1つの切り込み301の左右にて前方部被覆シート31に接合されて折り返し部4が形成される。図8に示す例では、切り込み部30は所定の幅を有する1つの切り欠き303であり、図8に示す前方部被覆シート31は、図5に示す前方部被覆シート31から2つの切り込み301に挟まれる帯状の部位302が取り除かれた形状を有する。そして、折り返し用部材41の両側の折り畳まれた端部411が切り欠き303の左右にて前方部被覆シート31に接合されることにより折り返し部4が形成される。
以上に説明したように、使い捨ておむつ1では、前方部被覆シート31の上端(すなわち、胴体用開口11の周囲)よりも所定の距離だけ下側の位置から下端に向かって設けられた切り込み部30、および、切り込み部30を塞ぎつつ切り込み部30の左右への広がりを可能とする折り返し部4が設けられるため、胴体用開口11の形状が折り返し部4の形状の影響を受けることはなく、胴体用開口11の周囲における厚さの均一性を向上することにより、着用者にごわつき感を与えることを抑制して使い捨ておむつ1の着用感を向上することができる。また、前方部被覆シート31および後方部被覆シート32の下端部312,322がそれぞれ、左右方向の中央近傍において本体部2の折り曲げ部2cに接合され、前方部被覆シート31と後方部被覆シート32とが非接合状態とされることにより、着用者の股下部における前方部被覆シート31と後方部被覆シート32との接合を省略し、両被覆シートの接合部が着用者の内腿の肌に接触することを防止することにより、使い捨ておむつ1の着用感をさらに向上することができる。
使い捨ておむつ1では、前方部被覆シート31とは独立した別部材である折り返し用部材41が用いられ、切り込み部30の両側において前方部被覆シート31に折り返し用部材41が接合されて折り返し部4が形成される。その結果、前方部被覆シート31の中央近傍における折り返し加工を省略することができ、製造装置の複雑化を防止しつつ折り返し部4を容易に形成することができる。また、折り返し用部材41に対する折り曲げ加工を、折り返し用部材41の左右の端部411に対してそれぞれ1回ずつとすることにより、折り返し部4をさらに容易に形成することができる。
図9ないし図11は、折り返し用部材41とは異なる形状の折り返し用部材41aを有する使い捨ておむつの他の例を示す折り返し部4近傍の断面図である。折り返し用部材41aは、折り返し用部材41と同様に、略矩形のシート状の単一部材であり、左右方向の両側を着用者側とは反対側にて一旦内側に折り曲げ、さらに外側に折り曲げた形状、すなわち、左右方向の両側がZ字状および逆Z字状に折り返された形状を有する。
図9ないし図11に示す例では、上記形状を有する折り返し用部材41aの両側の端部411a(すなわち、外側に折り曲げられた部位)が、図5、図7および図8と同様の切り込み部30がそれぞれ設けられた前方部被覆シート31において、切り込み部30の両側に接合されて折り返し部4が形成される。また、折り返し用部材41aの中央部は本体部2の前方部2aに接合される。
図12は、折り返し用部材41aを有する使い捨ておむつのさらに他の例を示す分解斜視図である。図12に示す例では、折り返し用部材41aが、前方部被覆シート31に対して着用者側とは反対側から接合されることにより折り返し部4が形成される。より詳細には、前方部被覆シート31には図4の場合と同様に、上端よりも所定の距離だけ下側の位置から下端部のエッジに向かって2つの切り込み301が切り込み部30として形成されており、折り返し用部材41aの折り畳まれた両側の端部411aが切り込み部30の両側に沿って接合され、中央部が2つの切り込み301の間の部位と接合される。そして、後方部被覆シート32、本体部2および前方部被覆シート31が順に積層される。これにより、折り返し用部材41aの両側の端部411aが展開されることにより、切り込み部30を外側から覆いつつ切り込み部30の左右への広がりが可能とされる。
図9ないし図12に示す使い捨ておむつについても、第1の実施の形態と同様に、脚の動きを妨げることなく本体部2を他人の視線から隠蔽することができる。また、胴体用開口11の周囲における厚さの均一性を向上することにより、使い捨ておむつの着用感を向上することができる。さらに、折り返し部4を容易に形成することができる。
図13は、本発明の第2の実施の形態に係る使い捨ておむつ1aの折り返し部4近傍を示す断面図である。使い捨ておむつ1aは、図5に示す折り返し用部材41に代えて、折り返し用部材41とは形状の異なる2つの折り返し用部材41b,41cを備える。他の構成は図5と同様であり、以下の説明において同符号を付す。
前方部被覆シート31には2つの切り込み301が切り込み部30として形成されており、2つの切り込み301の間の帯状の部位302が、本体部2の前方部2aに接合される。折り返し用部材41b,41cは、前方部被覆シート31とは独立した部材であり、互いに同じ形状を有するシート状の部材とされる。折り返し用部材41bは、図13中における切り込み部30の左側(すなわち、左側の切り込み301の左側)にて、前方部被覆シート31および本体部2の前方部2aに折り曲げられることなく接合され、折り返し用部材41cも同様に、切り込み部30の右側にて折り曲げられることなく、前方部被覆シート31および本体部2の前方部2aに接合される。
折り返し用部材41bの右側の端部411bは、切り込み部30の左側に重ねて(すなわち、折り返し用部材41bの右側の端部411bのエッジを、前方部被覆シート31の切り込み部30の左側の部位のエッジにほぼ一致させて)前方部被覆シート31に接合され、左側の端部411bは、切り込み部30よりも左側にて本体部2の前方部2aに接合される。同様に、折り返し用部材41cの左側の端部411cは、切り込み部30の右側に重ねて前方部被覆シート31に接合され、右側の端部411cは、切り込み部30よりも右側にて本体部2の前方部2aに接合される。
使い捨ておむつ1aでは、折り返し用部材41b,41cおよび前方部2aの中央部分により折り返し部4が形成され、被覆体3により脚の動きが妨げられることなく本体部2の大部分が他人の視線から隠蔽される。なお、使い捨ておむつ1aでは、折り返し部4が左右に広がった場合、本体部2の前方部2aの一部(すなわち、帯状の部位302の接合部と折り返し用部材41b,41cとの間の部分)が露出するが、露出部分はごく僅かに抑えられる。また、必要に応じて露出部分に予め他の被覆体が接合されていてもよい。
図14および図15はそれぞれ、図7および図8と同様の形状を有する切り込み部30が設けられた使い捨ておむつ1aの折り返し部4近傍を示す断面図である。図14に示す例では、切り込み部30は1つの切り込み301であり、折り返し用部材41bの右側の端部411bが、切り込み301の左側に重ねて前方部被覆シート31に接合され、左側の端部411bが、切り込み301よりも左側にて本体部2の前方部2aに接合される。そして、折り返し用部材41cも同様に切り込み301の右側にて前方部被覆シート31および本体部2の前方部2aに接合されることにより、折り返し用部材41b,41cおよび前方部2aの中央部分により折り返し部4が形成される。図15に示す例についても同様に、折り返し用部材41b,41cが、切り込み部30である巾を有する1つの切り欠き303の左右にて前方部被覆シート31および本体部2の前方部2aに接合されて折り返し部4が形成される。
以上に説明したように、使い捨ておむつ1aでは、第1の実施の形態と同様に、前方部被覆シート31とは別部材である折り返し用部材41bおよび折り返し用部材41c、並びに、本体部2の前方部2aにより折り返し部4が形成されることにより、折り返し部4を容易に形成することができる。特に、使い捨ておむつ1aでは、折り返し用部材41b,41cに折り曲げ加工を施す必要がないため、折り返し部4をさらに容易に形成することができる。
使い捨ておむつ1aでは、第1の実施の形態と同様に、前方部被覆シート31の上端よりも所定の距離だけ下側に設けられた切り込み部30を塞ぎつつ各切り込み部の左右への広がりを可能とする折り返し部4が設けられるため、胴体用開口11の周囲における厚さの均一性を向上することにより、使い捨ておむつ1の着用感を向上することができる。また、前方部被覆シート31および後方部被覆シート32の下端部312,322がそれぞれ、左右方向の中央近傍において本体部2の折り曲げ部2cに接合され、前方部被覆シート31と後方部被覆シート32とが非接合状態とされるため、両被覆シートの接合部が肌に接触することを防止することにより、使い捨ておむつ1aの着用感をさらに向上することができる。なお、このような使い捨ておむつの胴体用開口11および脚部用開口12の周囲における着用感の向上は、以下の第3および第4の実施の形態においても同様に実現される。
図16は、本発明の第3の実施の形態に係る使い捨ておむつの折り返し部4近傍を示す断面図である。第3の実施の形態に係る使い捨ておむつでは、前方部被覆シート31を形成するシートにおいて、図17に示すように上端よりも所定の距離だけ下側の位置から下端に向かって形成された切り込み304の両側の部位341(図16および図17中に二点鎖線にて示す。)が着用者側に折り曲げられ、この折り曲げられた部位341が、図16に示すように本体部2の前方部2aに接合されることにより折り返し部4が形成される。このように、第3の実施の形態に係る使い捨ておむつでは、前方部被覆シート31を形成するシートの一部、および、本体部2の前方部2aの中央部分により、前方部被覆シート31と別部材を用いることなく折り返し部4を容易に形成することができる。
図18は、本発明の第4の実施の形態に係る使い捨ておむつの折り返し部4近傍を示す断面図である。第4の実施の形態に係る使い捨ておむつでは、前方部被覆シート31側および後方部被覆シート32側の双方に図5と同様の折り返し部4,4aが設けられる。すなわち、後方部被覆シート32においても上端より所定の距離だけ下側の位置から下端に向かって2つの切り込み301である切り込み部30aが形成され、切り込み部30側の折り返し用部材41と同様の形状(すなわち、左右方向の両側の端部411dを着用者側とは反対側で内側に折り曲げられた略矩形のシート状)を有する折り返し用部材41dが、切り込み部30aの左右方向の両側において後方部被覆シート32に着用者側から接合される。また、折り返し用部材41dの中央部分は本体部2の後方部2bに接合される。これにより、切り込み部30aの両側から左右へと1回だけ折り返された形状を有し、切り込み部30aを塞ぎつつ切り込み部30aの左右への広がりを可能とする折り返し部4aが後方部被覆シート32に形成される。その結果、被覆体3により本体部2を隠蔽しつつ、着用者の脚の動きに対する制限をより緩和することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、上記実施の形態では、本体部2は2つに折り畳まれたシート状であって、重ね合わされた左右方向の端部は互いに接合されていない形状とされるが、本体部2は、左右の端部が互いに接合されたいわゆるパンツタイプのものとされてもよい。
使い捨ておむつでは、折り返し部4は、切り込み部30の両側から左右へと少なくとも1回以上折り返された形状を有していればよく、例えば、切り込み部30の左右へと複数回折り返された蛇腹状とされてもよい。また、折り返し部4が設けられる位置は、使い捨ておむつの左右方向の中央部分には限定されず、例えば、一対の脚部用開口12の上側かつ腹側(および背側)の中央部分にそれぞれ1つずつ設けられてもよい。
使い捨ておむつでは、前方部被覆シート31に設けられる切り込み部30の切り込み301は、前方部被覆シート31が完全に切断された状態でなくてもよく、例えば、ミシン目状に部分的に切断された状態とされて着用時の小さい引張力により切り込み部30が破れて左右への広がりが可能とされてもよい(第4の実施の形態においては、後方部被覆シート32の切り込み301についても同様)。
前方部被覆シート31、後方部被覆シート32、本体部2および折り返し用部材等の各構成の接合は、ホットメルト接着剤5以外の接着剤による接着、超音波接合、または、熱の付与および押圧を伴う接合(いわゆる、ヒートシール)により行われてもよい。
第1の実施の形態に係る使い捨ておむつの構成を示す図である。 本体部の平面図である。 本体部の断面図である。 使い捨ておむつの分解斜視図である。 折り返し部近傍の断面図である。 折り返し部近傍の断面図である。 切り込み部の他の例を示す折り返し部近傍の断面図である。 切り込み部の他の例を示す折り返し部近傍の断面図である。 使い捨ておむつの他の例に係る折り返し部近傍の断面図である。 使い捨ておむつの他の例に係る折り返し部近傍の断面図である。 使い捨ておむつの他の例に係る折り返し部近傍の断面図である。 使い捨ておむつの他の例に係る分解斜視図である。 第2の実施の形態に係る使い捨ておむつの折り返し部近傍の断面図である。 切り込み部の他の例を示す折り返し部近傍の断面図である。 切り込み部の他の例を示す折り返し部近傍の断面図である。 第3の実施の形態に係る使い捨ておむつの折り返し部近傍の断面図である。 前方部被覆シートを形成するシートの平面図である。 第4の実施の形態に係る使い捨ておむつの折り返し部近傍の断面図である。
符号の説明
1,1a 使い捨ておむつ
2 本体部
2a 前方部
2b 後方部
2c 折り曲げ部
4,4a 折り返し部
11 胴体用開口
12 脚部用開口
30,30a 切り込み部
31 前方部被覆シート
32 後方部被覆シート
304 切り込み
311,321 上端部
312,322 下端部
41,41a〜41d 折り返し用部材
411,411a〜411d 端部

Claims (7)

  1. 上端に胴体用開口を有し、下端に一対の脚部用開口を有するトランクスタイプの使い捨ておむつであって、
    着用者の腹側および背側の肌に接する前方部および後方部の間で折り畳まれ、折り曲げ部が下側に向けられた略シート状の本体部と、
    前記前方部を着用者側とは反対側から覆い、上端よりも所定の距離だけ下側の位置から下端に向かって切り込み部が形成された前方部被覆シートと、
    前記後方部を前記着用者側とは反対側から覆う後方部被覆シートと、
    前記切り込み部の両側から左右へと少なくとも1回以上折り返された形状を有し、前記切り込み部を塞ぎつつ前記切り込み部の左右への広がりを可能とする折り返し部と、
    を備えることを特徴とする使い捨ておむつ。
  2. 請求項1に記載の使い捨ておむつであって、
    前記折り返し部が、前記切り込み部の両側において前記前方部被覆シートに接合される折り返し用部材を備えることを特徴とする使い捨ておむつ。
  3. 請求項2に記載の使い捨ておむつであって、
    前記折り返し用部材が、両側の端部を内側に折り曲げ、前記両側の端部が前記切り込み部の前記両側に接合された単一の部材であることを特徴とする使い捨ておむつ。
  4. 請求項2に記載の使い捨ておむつであって、
    前記折り返し用部材が、
    一端が前記切り込み部の一方側に重ねて前記前方部被覆シートに接合され、他端が前記本体部の前記前方部に接合される第1部材と、
    一端が前記切り込み部の他方側に重ねて前記前方部被覆シートに接合され、他端が前記本体部の前記前方部に接合される第2部材と、
    を備え、
    前記折り返し部が、前記第1部材、前記第2部材、および、前記前方部の中央部分により形成されることを特徴とする使い捨ておむつ。
  5. 請求項1に記載の使い捨ておむつであって、
    前記折り返し部が、前記前方部被覆シートを形成するシートに形成された切り込みの両側の部位を前記着用者側に折り曲げて前記本体部の前記前方部に接合することにより形成されることを特徴とする使い捨ておむつ。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の使い捨ておむつであって、
    前記前方部被覆シートの下端部が、左右方向の中央部分において前記本体部の前記折り曲げ部に接合され、前記後方部被覆シートとは非接合状態とされることを特徴とする使い捨ておむつ。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の使い捨ておむつであって、
    前記後方部被覆シートの上端よりも所定の距離だけ下側の位置から下端に向かってもう1つの切り込み部が形成され、前記もう1つの切り込み部の両側から左右へと少なくとも1回以上折り返された形状を有し、前記もう1つの切り込み部を塞ぎつつ前記もう1つの切り込み部の左右への広がりを可能とするもう1つの折り返し部をさらに備えることを特徴とする使い捨ておむつ。
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