JPH11206808A - 使い捨ておむつ - Google Patents
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- JPH11206808A JPH11206808A JP10018682A JP1868298A JPH11206808A JP H11206808 A JPH11206808 A JP H11206808A JP 10018682 A JP10018682 A JP 10018682A JP 1868298 A JP1868298 A JP 1868298A JP H11206808 A JPH11206808 A JP H11206808A
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F13/00—Bandages or dressings; Absorbent pads
- A61F13/15—Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
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- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F13/00—Bandages or dressings; Absorbent pads
- A61F13/15—Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
- A61F13/45—Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators characterised by the shape
- A61F13/49—Absorbent articles specially adapted to be worn around the waist, e.g. diapers
- A61F13/496—Absorbent articles specially adapted to be worn around the waist, e.g. diapers in the form of pants or briefs
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ブリーフ型おむつ本体と該本体を隠蔽するこ
とができる比較的簡易な構造のトランクス型被覆体とか
らなる使い捨ておむつの提供。 【解決手段】 使い捨ておむつ１が、ブリーフ型おむつ
本体２と本体２を隠蔽することができるトランクス型被
覆体３とで構成される。被覆体３は、重なり合う実質的
に２枚のシート１６，１７からなり、シート１６，１７
の少なくとも一方には、おむつ１の幅方向を２等分する
中心線に関して対称なＺ字型と逆Ｚ字型の折曲部が形成
される。
とができる比較的簡易な構造のトランクス型被覆体とか
らなる使い捨ておむつの提供。 【解決手段】 使い捨ておむつ１が、ブリーフ型おむつ
本体２と本体２を隠蔽することができるトランクス型被
覆体３とで構成される。被覆体３は、重なり合う実質的
に２枚のシート１６，１７からなり、シート１６，１７
の少なくとも一方には、おむつ１の幅方向を２等分する
中心線に関して対称なＺ字型と逆Ｚ字型の折曲部が形成
される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、使い捨ておむつ
に関する。
に関する。
【０００２】
【従来の技術】国際公開公報ＷＯ９６／０３９５０に
は、インナーウエアとアウターウエアとからなる二重構
造の使い捨ておむつが開示されている。インナーウエア
はブリーフ型のもので、肌に対する当接面を形成する透
液性表面シートと、非当接面を形成する不透液性裏面シ
ート、これら両シート間に介在する吸液性コアとを有し
ている。アウターウエアは、不織布や織布で作られるト
ランクス型のものであって、インナーウエアの全体を外
側から覆い、隠蔽することができる。アウターウエア
は、胴周り開口周縁部の内側がインナーウエアの胴周り
開口周縁部の外側に接合している。
は、インナーウエアとアウターウエアとからなる二重構
造の使い捨ておむつが開示されている。インナーウエア
はブリーフ型のもので、肌に対する当接面を形成する透
液性表面シートと、非当接面を形成する不透液性裏面シ
ート、これら両シート間に介在する吸液性コアとを有し
ている。アウターウエアは、不織布や織布で作られるト
ランクス型のものであって、インナーウエアの全体を外
側から覆い、隠蔽することができる。アウターウエア
は、胴周り開口周縁部の内側がインナーウエアの胴周り
開口周縁部の外側に接合している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記公知のおむつのア
ウターウエアは、上下方向へ延びる４枚の布地の側縁部
がおむつ胴周りの側部と中央部とにおいて接合し、胴周
り開口部と一対の比較的径の大きい脚周り開口部とを有
するトランクス型を呈し、胴周り開口部は周り方向へ弾
性伸縮性を有する。かかるウエアは、比較的接合線が多
く、その製造に手間がかかるばかりでなく、製造の際に
用意すべき布地の種類（形状）が多いという点でコスト
が嵩みがちである。
ウターウエアは、上下方向へ延びる４枚の布地の側縁部
がおむつ胴周りの側部と中央部とにおいて接合し、胴周
り開口部と一対の比較的径の大きい脚周り開口部とを有
するトランクス型を呈し、胴周り開口部は周り方向へ弾
性伸縮性を有する。かかるウエアは、比較的接合線が多
く、その製造に手間がかかるばかりでなく、製造の際に
用意すべき布地の種類（形状）が多いという点でコスト
が嵩みがちである。
【０００４】この発明は、従来技術のそのような問題を
解消することが可能なおむつの提供を課題にしている。
解消することが可能なおむつの提供を課題にしている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記課題解決のために、
この発明が前提とするのは、透液性表面シートと不透液
性裏面シートとこれら両シート間に介在する吸液性コア
とを有し、着用者の腹側に当接する前部と背側に当接す
る後部とこれら前後部間に延在する股下部とを備えるお
むつ本体、および前記本体に取り付けられていて、前記
本体の少なくとも一部分を覆うトランクス型の被覆体か
らなる使い捨ておむつである。
この発明が前提とするのは、透液性表面シートと不透液
性裏面シートとこれら両シート間に介在する吸液性コア
とを有し、着用者の腹側に当接する前部と背側に当接す
る後部とこれら前後部間に延在する股下部とを備えるお
むつ本体、および前記本体に取り付けられていて、前記
本体の少なくとも一部分を覆うトランクス型の被覆体か
らなる使い捨ておむつである。
【０００６】かかる前提において、この発明が特徴とす
るところは、以下のとおりである。前記本体は、前記表
面シートを内側に前記股下部を折曲することにより前記
前後部が重ね合わされ、前記おむつの上下方向へ延びる
両側縁部と、前記前後部のそれぞれにおいて前記両側縁
部間に延びる端縁部とを有する。前記被覆体は、前記本
体の前部の少なくとも一部分と股下部の前側とを覆う第
１シートと、前記本体の後部の少なくとも一部分と股下
部の後側とを覆う第２シートとが前記本体を介して互い
に重なり合い、これら第１、２シートのそれぞれが、前
記おむつの上下方向へ延びる両側縁部と前記両側縁部間
において前記おむつの幅方向へ延びる上下の各端縁部と
を有し、これら縁部のうちの前記両側縁部で互いに接合
するとともに前記下端縁部の幅方向中央部でも互いに接
合することによって前記トランクス型を呈し、かつ前記
上端縁部の内面で前記本体の外面に接合している。前記
第１、２シートのうちの少なくとも一方は、前記おむつ
の幅方向を２等分する中心線に関し対称をなして前記上
下方向へ延び、前記幅方向断面がＺ字型および逆Ｚ字型
を呈する互いに対向配置された一対の折曲部を有してい
る。
るところは、以下のとおりである。前記本体は、前記表
面シートを内側に前記股下部を折曲することにより前記
前後部が重ね合わされ、前記おむつの上下方向へ延びる
両側縁部と、前記前後部のそれぞれにおいて前記両側縁
部間に延びる端縁部とを有する。前記被覆体は、前記本
体の前部の少なくとも一部分と股下部の前側とを覆う第
１シートと、前記本体の後部の少なくとも一部分と股下
部の後側とを覆う第２シートとが前記本体を介して互い
に重なり合い、これら第１、２シートのそれぞれが、前
記おむつの上下方向へ延びる両側縁部と前記両側縁部間
において前記おむつの幅方向へ延びる上下の各端縁部と
を有し、これら縁部のうちの前記両側縁部で互いに接合
するとともに前記下端縁部の幅方向中央部でも互いに接
合することによって前記トランクス型を呈し、かつ前記
上端縁部の内面で前記本体の外面に接合している。前記
第１、２シートのうちの少なくとも一方は、前記おむつ
の幅方向を２等分する中心線に関し対称をなして前記上
下方向へ延び、前記幅方向断面がＺ字型および逆Ｚ字型
を呈する互いに対向配置された一対の折曲部を有してい
る。
【０００７】この発明の好ましい実施態様の一つにおい
て、前記本体は、前記前後各部が合掌状に重なり合う互
いの側縁部で接合し、胴周り開口部と一対の脚周り開口
部とを有するブリーフ型を呈している。
て、前記本体は、前記前後各部が合掌状に重なり合う互
いの側縁部で接合し、胴周り開口部と一対の脚周り開口
部とを有するブリーフ型を呈している。
【０００８】好ましい実施態様の他の一つにおいて、前
記本体の合掌状に重なり合う側縁部が、前記被覆体の互
いに重なり合う第１、２シートの側縁部間に介在し、こ
れら本体および第１、２シートの側縁部が互いに接合し
ている。
記本体の合掌状に重なり合う側縁部が、前記被覆体の互
いに重なり合う第１、２シートの側縁部間に介在し、こ
れら本体および第１、２シートの側縁部が互いに接合し
ている。
【０００９】好ましい実施態様のさらに他の一つにおい
て、前記本体の端縁部には、前記おむつの幅方向へ延び
る弾性部材が伸長状態で取り付けられている。
て、前記本体の端縁部には、前記おむつの幅方向へ延び
る弾性部材が伸長状態で取り付けられている。
【００１０】
【発明の実施の形態】添付の図面を参照し、この発明に
係る使い捨ておむつの詳細を説明すると、以下のとおり
である。
係る使い捨ておむつの詳細を説明すると、以下のとおり
である。
【００１１】図１に部分破断斜視図で示されたおむつ１
は、おむつ１の内側に位置するブリーフ型のおむつ本体
２と、外側に位置するトランクス型の被覆体３とで構成
されている。
は、おむつ１の内側に位置するブリーフ型のおむつ本体
２と、外側に位置するトランクス型の被覆体３とで構成
されている。
【００１２】本体２は、透液性表面シート６と、不透液
性裏面シート７と、これら両シート間に介在する吸液性
コア８とからなり、胴周り開口部１１と一対の脚周り開
口部１２とを有する。各開口部１１，１２の周り方向で
は、胴周り弾性部材１３と脚周り弾性部材１４とが、表
裏面シート６，７間にあって、伸長状態でこれらシート
６，７の少なくとも一方に接合している。図示の本体２
では、これら弾性部材１３，１４が収縮することによ
り、各開口部１１，１２の周縁に多数のギャザーが形成
されている。
性裏面シート７と、これら両シート間に介在する吸液性
コア８とからなり、胴周り開口部１１と一対の脚周り開
口部１２とを有する。各開口部１１，１２の周り方向で
は、胴周り弾性部材１３と脚周り弾性部材１４とが、表
裏面シート６，７間にあって、伸長状態でこれらシート
６，７の少なくとも一方に接合している。図示の本体２
では、これら弾性部材１３，１４が収縮することによ
り、各開口部１１，１２の周縁に多数のギャザーが形成
されている。
【００１３】被覆体３は、本体２の前胴周り域とそれに
つながる股下域の前部とを覆う前部シート１６と、本体
２の後胴周り域とそれにつながる股下域の後部とを覆う
後部シート１７とからなる。これら両シート１６，１７
は、好ましくは通気性のものであり、本体２の存在を隠
蔽することができる大きさと不透明性とを有する。前後
部シート１６，１７は、本体２を介して重なり合い、本
体２の胴周り開口部１１の周縁部１８の外面と左右各側
縁部１９の外面とに接合している。これら前後部シート
１６，１７は、本体２よりも下方へ長く延び、その延び
ている部分のうちの各側縁部３１，３２（図２参照）と
股下域中央部３３，３４（図２参照）とでは、合掌状に
重なり合うシート１６と１７とが接合している。前後部
シート１６，１７に示されている多数のドット２３は、
これらシート１６，１７が互いに、および／または本体
２に対して接着するかまたは溶着することによって接合
している部位である。
つながる股下域の前部とを覆う前部シート１６と、本体
２の後胴周り域とそれにつながる股下域の後部とを覆う
後部シート１７とからなる。これら両シート１６，１７
は、好ましくは通気性のものであり、本体２の存在を隠
蔽することができる大きさと不透明性とを有する。前後
部シート１６，１７は、本体２を介して重なり合い、本
体２の胴周り開口部１１の周縁部１８の外面と左右各側
縁部１９の外面とに接合している。これら前後部シート
１６，１７は、本体２よりも下方へ長く延び、その延び
ている部分のうちの各側縁部３１，３２（図２参照）と
股下域中央部３３，３４（図２参照）とでは、合掌状に
重なり合うシート１６と１７とが接合している。前後部
シート１６，１７に示されている多数のドット２３は、
これらシート１６，１７が互いに、および／または本体
２に対して接着するかまたは溶着することによって接合
している部位である。
【００１４】図２は、おむつ１を前後部シート１６，１
７と本体２とに分離し、前部シート１６を上方に位置さ
せたときの分解斜視図である。本体２では、各弾性部材
１３，１４が伸長状態にあるが、それら部材１３，１４
は図示されていない。前後部シート１６，１７それぞれ
は、おむつ１の幅方向を２等分しおむつの上下方向へ延
びる中心線Ｃ−Ｃに平行な複数条の線に沿って折曲さ
れ、中心線Ｃ−Ｃに関して対称となるように対向配置さ
れたＺ字型および逆Ｚ字型の折曲部１０Ａ，１０Ｂ，２
０Ａ，２０Ｂを有する。折曲状態にある前後部シート１
６，１７それぞれは、大きさが同じ矩形を呈し、おむつ
１の幅方向へ延びる上下の端縁部１６Ａ，１６Ｂ，１７
Ａ，１７Ｂと高さ方向へ延びる左右の側縁部１６Ｃ，１
７Ｃとを有する。上下端縁部１６Ａ，１６Ｂ，１７Ａ，
１７Ｂの寸法は、Ｗ1 ，Ｗ2 であり、側縁部１６Ｃ，１
７Ｃの寸法はＨであって、幅Ｗ1 ，Ｗ2 の寸法は同じで
ある。本体２の幅と高さとはｗとｈとであって、幅ｗは
前後部シート１６，１７の幅Ｗ1 ，Ｗ2 にほぼ同じであ
り、高さｈは高さＨよりも小さい。本体２の両側縁部１
９における高さ方向の寸法はｋであって、高さｈよりも
小さい。
７と本体２とに分離し、前部シート１６を上方に位置さ
せたときの分解斜視図である。本体２では、各弾性部材
１３，１４が伸長状態にあるが、それら部材１３，１４
は図示されていない。前後部シート１６，１７それぞれ
は、おむつ１の幅方向を２等分しおむつの上下方向へ延
びる中心線Ｃ−Ｃに平行な複数条の線に沿って折曲さ
れ、中心線Ｃ−Ｃに関して対称となるように対向配置さ
れたＺ字型および逆Ｚ字型の折曲部１０Ａ，１０Ｂ，２
０Ａ，２０Ｂを有する。折曲状態にある前後部シート１
６，１７それぞれは、大きさが同じ矩形を呈し、おむつ
１の幅方向へ延びる上下の端縁部１６Ａ，１６Ｂ，１７
Ａ，１７Ｂと高さ方向へ延びる左右の側縁部１６Ｃ，１
７Ｃとを有する。上下端縁部１６Ａ，１６Ｂ，１７Ａ，
１７Ｂの寸法は、Ｗ1 ，Ｗ2 であり、側縁部１６Ｃ，１
７Ｃの寸法はＨであって、幅Ｗ1 ，Ｗ2 の寸法は同じで
ある。本体２の幅と高さとはｗとｈとであって、幅ｗは
前後部シート１６，１７の幅Ｗ1 ，Ｗ2 にほぼ同じであ
り、高さｈは高さＨよりも小さい。本体２の両側縁部１
９における高さ方向の寸法はｋであって、高さｈよりも
小さい。
【００１５】これら前後部シート１６と１７とは、上端
縁部１６Ａ，１７Ａが本体２の開口周縁部１８に外側か
ら当接し、側縁部１６Ｃ，１７Ｃが本体２の側縁部１９
に当接するように本体２を介して互いに重ねられる。前
部シート１６は、斜線で示した縁部が、本体２の開口周
縁部１８と側縁部１９との腹側（前側）に接合し、後部
シート１７は斜線で示した縁部が本体２の開口周縁部１
８と側縁部１９との背側（後側）に接合する。側縁部１
６Ｃ，１７Ｃは、本体２の側縁部１９よりも下方に延び
て互いに直接的に重なり合う部位３１と３２とでも接合
する。下方端縁部１６Ｂ，１７Ｂは、中心線Ｃ−Ｃの近
傍で互いに直接的に重なり合う中央部３３，３４とにお
いて接合する。
縁部１６Ａ，１７Ａが本体２の開口周縁部１８に外側か
ら当接し、側縁部１６Ｃ，１７Ｃが本体２の側縁部１９
に当接するように本体２を介して互いに重ねられる。前
部シート１６は、斜線で示した縁部が、本体２の開口周
縁部１８と側縁部１９との腹側（前側）に接合し、後部
シート１７は斜線で示した縁部が本体２の開口周縁部１
８と側縁部１９との背側（後側）に接合する。側縁部１
６Ｃ，１７Ｃは、本体２の側縁部１９よりも下方に延び
て互いに直接的に重なり合う部位３１と３２とでも接合
する。下方端縁部１６Ｂ，１７Ｂは、中心線Ｃ−Ｃの近
傍で互いに直接的に重なり合う中央部３３，３４とにお
いて接合する。
【００１６】前後部シート１６，１７のＺ字型および逆
Ｚ字型の折曲部１０Ａ，１０Ｂ，２０Ａ，２０Ｂでは、
上端縁部１６Ａ，１７Ａにおいて重なり合う前部シート
１６どうし、および後部シート１７どうしが接合する一
方、下端縁部１６Ｂ，１７Ｂとその近傍、より好ましく
は下端縁部１６Ｂ，１７Ｂを含む高さ方向の過半の部位
で重なり合うシート１６どうしおよび１７どうしが非接
合状態にある。このような状態にある前後部シート１
６，１７は、本体２を被覆するトランクス型の被覆体３
（図１参照）を形成し、かかる被覆体３は、本体２の胴
周り開口部１１と同じ大きさの胴周り開口部３０Ａと本
体２の脚周り開口部１２よりも大きな脚周り開口部３０
Ｂとを有する。
Ｚ字型の折曲部１０Ａ，１０Ｂ，２０Ａ，２０Ｂでは、
上端縁部１６Ａ，１７Ａにおいて重なり合う前部シート
１６どうし、および後部シート１７どうしが接合する一
方、下端縁部１６Ｂ，１７Ｂとその近傍、より好ましく
は下端縁部１６Ｂ，１７Ｂを含む高さ方向の過半の部位
で重なり合うシート１６どうしおよび１７どうしが非接
合状態にある。このような状態にある前後部シート１
６，１７は、本体２を被覆するトランクス型の被覆体３
（図１参照）を形成し、かかる被覆体３は、本体２の胴
周り開口部１１と同じ大きさの胴周り開口部３０Ａと本
体２の脚周り開口部１２よりも大きな脚周り開口部３０
Ｂとを有する。
【００１７】被覆体３において、前後部シート１６，１
７には、本体２を隠蔽できるようなシート素材、例えば
光線透過率の低い素材や光線反射率の高い素材、光拡散
性の高い素材等を使用して、被覆体３の外から本体２が
透視できないようにすることが好ましい。そのようにす
れば、おむつ１の着用者は、そのおむつの着用を第三者
に気づかれることがない。被覆体３の脚周り開口部３０
Ｂは、着用者の脚の動きに応じてＺ字型、逆Ｚ字型の折
曲部１０Ａ，１０Ｂ，２０Ａ，２０Ｂが伸びるので、そ
の動きを拘束することがない。
７には、本体２を隠蔽できるようなシート素材、例えば
光線透過率の低い素材や光線反射率の高い素材、光拡散
性の高い素材等を使用して、被覆体３の外から本体２が
透視できないようにすることが好ましい。そのようにす
れば、おむつ１の着用者は、そのおむつの着用を第三者
に気づかれることがない。被覆体３の脚周り開口部３０
Ｂは、着用者の脚の動きに応じてＺ字型、逆Ｚ字型の折
曲部１０Ａ，１０Ｂ，２０Ａ，２０Ｂが伸びるので、そ
の動きを拘束することがない。
【００１８】図３は、この発明の実施態様の一例を示す
図２と同様の図面である。このおむつ１では、被覆体３
の上端縁部１６Ａ，１７Ａが、本体２の前後胴周り域に
対し、胴周り開口縁よりも股下部寄りの斜線部位５１で
接合する。かかる被覆体３は、その高さＨのみを図２の
おむつ１のそれよりも小さくして、上端縁部１６Ａ，１
７Ａを本体２の部位５１に接合すればよい。また、図２
で本体２に対する被覆体３の位置を下方へずらすことに
より、被覆体３の上端縁部１６Ａ，１７Ａを部位５１に
接合できるようにしてもよい。被覆体３は本体２を部位
５１より下方の部分で被覆し、本体２のうち部位５１よ
りも上方の部分は露出している。
図２と同様の図面である。このおむつ１では、被覆体３
の上端縁部１６Ａ，１７Ａが、本体２の前後胴周り域に
対し、胴周り開口縁よりも股下部寄りの斜線部位５１で
接合する。かかる被覆体３は、その高さＨのみを図２の
おむつ１のそれよりも小さくして、上端縁部１６Ａ，１
７Ａを本体２の部位５１に接合すればよい。また、図２
で本体２に対する被覆体３の位置を下方へずらすことに
より、被覆体３の上端縁部１６Ａ，１７Ａを部位５１に
接合できるようにしてもよい。被覆体３は本体２を部位
５１より下方の部分で被覆し、本体２のうち部位５１よ
りも上方の部分は露出している。
【００１９】図４は、この発明の実施態様の一例を示す
図２と同様の図面である。このおむつ１では、前後部シ
ート１６，１７のうち、前部シート１６にのみＺ字型お
よび逆Ｚ字型の折曲部１０Ａ，１０Ｂが形成され、後部
シート１７は、折曲状態の前部シート１６と同形同大で
ある。また、前部シート１６の両折曲部におけるひだ山
３６，３７が、おむつ１の幅方向において、図２の場合
よりも互いに接近し、実質的に接触している。ただし、
図４では、折曲部１０Ａ，１０Ｂの形状の理解を容易に
するために、下端縁部１６Ｂにおいてひだ山３６，３７
が互いに離間した状態で示されている。本体２は、それ
ぞれが矩形を呈する透液性表面シート６と不透液性裏面
シート７との間に吸液性コア８（図示せず）が介在して
いるもので、表面シート６を内側にして二つに折り重ね
られ、幅ｗと高さｈとを有する。これらの幅ｗと高さｈ
とのそれぞれは、前後部シート１６，１７の幅Ｗ1 ，Ｗ
2と高さＨよりも小さい。本体２の幅方向へ延びる周縁
部１８と上下方向へ延びる側縁部１９とには、それら縁
部に沿って胴周り弾性部材と脚周り弾性部材とが伸長状
態で取り付けられているが、それら部材は図示されてい
ない。本体２を介在させて重なり合う前後部シート１
６，１７のそれぞれは、上端縁部１６Ａ，１７Ａが本体
２の端縁部１８の外面に接合する。前後部シート１６と
１７との直接重なり合う部位のうち、側縁部１６Ｃと１
７Ｃとが互いに接合し、また、下端縁部１６Ｂ，１７Ｂ
の中央部３３と３４とが互いに接合する。図において、
これら縁部の接合する部位が斜線で示されている。かか
るおむつ１は、図１，２のそれと比べたときに、本体２
の構造が簡単であり、後部シート１７の素材使用量も少
なく、全体として製造コストが低くなる。
図２と同様の図面である。このおむつ１では、前後部シ
ート１６，１７のうち、前部シート１６にのみＺ字型お
よび逆Ｚ字型の折曲部１０Ａ，１０Ｂが形成され、後部
シート１７は、折曲状態の前部シート１６と同形同大で
ある。また、前部シート１６の両折曲部におけるひだ山
３６，３７が、おむつ１の幅方向において、図２の場合
よりも互いに接近し、実質的に接触している。ただし、
図４では、折曲部１０Ａ，１０Ｂの形状の理解を容易に
するために、下端縁部１６Ｂにおいてひだ山３６，３７
が互いに離間した状態で示されている。本体２は、それ
ぞれが矩形を呈する透液性表面シート６と不透液性裏面
シート７との間に吸液性コア８（図示せず）が介在して
いるもので、表面シート６を内側にして二つに折り重ね
られ、幅ｗと高さｈとを有する。これらの幅ｗと高さｈ
とのそれぞれは、前後部シート１６，１７の幅Ｗ1 ，Ｗ
2と高さＨよりも小さい。本体２の幅方向へ延びる周縁
部１８と上下方向へ延びる側縁部１９とには、それら縁
部に沿って胴周り弾性部材と脚周り弾性部材とが伸長状
態で取り付けられているが、それら部材は図示されてい
ない。本体２を介在させて重なり合う前後部シート１
６，１７のそれぞれは、上端縁部１６Ａ，１７Ａが本体
２の端縁部１８の外面に接合する。前後部シート１６と
１７との直接重なり合う部位のうち、側縁部１６Ｃと１
７Ｃとが互いに接合し、また、下端縁部１６Ｂ，１７Ｂ
の中央部３３と３４とが互いに接合する。図において、
これら縁部の接合する部位が斜線で示されている。かか
るおむつ１は、図１，２のそれと比べたときに、本体２
の構造が簡単であり、後部シート１７の素材使用量も少
なく、全体として製造コストが低くなる。
【００２０】この発明において、本体２の透液性表面シ
ート６には不織布や開孔プラスチックを使用し、不透液
性裏面シート７にはプラスチックシートを使用すること
ができる。吸液性コア８には粉砕パルプや粉砕パルプと
吸水性ポリマーとの混合物を使用することができる。被
覆体３の前後部シート１６，１７には織布や不織布、プ
ラスチックシート、またはこれらシートの積層品等のシ
ート素材を使用することができる。これらシート１６，
１７は通気性のものであることが好ましく、必要なら、
前記シート素材に適宜の大きさの開孔を多数形成するこ
とができる。ただし、それらの開孔によって、被覆体３
の本体２を隠蔽する効果が著しく損なわれてはならな
い。被覆体２の上端縁部１６Ａ，１７Ａには、胴周り方
向へ延びる弾性部材を伸長状態で取り付けることができ
る。この弾性部材は本体２の胴周り弾性部材１３ととも
に使用することができる他に、部材１３に代わるものと
して使用することができる。
ート６には不織布や開孔プラスチックを使用し、不透液
性裏面シート７にはプラスチックシートを使用すること
ができる。吸液性コア８には粉砕パルプや粉砕パルプと
吸水性ポリマーとの混合物を使用することができる。被
覆体３の前後部シート１６，１７には織布や不織布、プ
ラスチックシート、またはこれらシートの積層品等のシ
ート素材を使用することができる。これらシート１６，
１７は通気性のものであることが好ましく、必要なら、
前記シート素材に適宜の大きさの開孔を多数形成するこ
とができる。ただし、それらの開孔によって、被覆体３
の本体２を隠蔽する効果が著しく損なわれてはならな
い。被覆体２の上端縁部１６Ａ，１７Ａには、胴周り方
向へ延びる弾性部材を伸長状態で取り付けることができ
る。この弾性部材は本体２の胴周り弾性部材１３ととも
に使用することができる他に、部材１３に代わるものと
して使用することができる。
【００２１】
【発明の効果】この発明に係る使い捨ておむつでは、お
むつ本体を隠蔽するトランクス型の被覆体を互いに重な
り合う実質的に２枚の矩形のシートで作り、これらシー
トに互いに平行に延びるＺ字型および逆Ｚ字型の折曲部
位を形成したから、かかる被覆体は胴周り方向へ伸長可
能で、着用者の脚の動きを妨げることがなく、また構造
が比較的簡単であるから従来技術の被覆体に比べてコス
トを下げることが可能になる。
むつ本体を隠蔽するトランクス型の被覆体を互いに重な
り合う実質的に２枚の矩形のシートで作り、これらシー
トに互いに平行に延びるＺ字型および逆Ｚ字型の折曲部
位を形成したから、かかる被覆体は胴周り方向へ伸長可
能で、着用者の脚の動きを妨げることがなく、また構造
が比較的簡単であるから従来技術の被覆体に比べてコス
トを下げることが可能になる。
【図１】使い捨ておむつの部分破断斜視図。
【図２】使い捨ておむつの分解斜視図。
【図３】実施態様の一例を示す図２と同様の図面。
【図４】実施態様の他の一例を示す図２と同様の図面。
１ 使い捨ておむつ ２ 本体 ３ 被覆体 ６ 表面シート ７ 裏面シート ８ コア １０Ａ，１０Ｂ 折曲部 １６ 第１シート（前部シート） １６Ａ 上端縁部 １６Ｂ 下端縁部 １６Ｃ 側縁部 １７ 第２シート（後部シート） １７Ａ 上端縁部 １７Ｂ 下端縁部 １７Ｃ 側縁部 １８ 端縁部（周縁部） １９ 側縁部 ２０Ａ，２０Ｂ 折曲部 ３０Ａ 胴周り開口部 ３０Ｂ 脚周り開口部 ３３，３４ 中央部 ３１，３２ 側縁部 Ｃ−Ｃ 中心線
Claims (4)
- 【請求項１】 透液性表面シートと不透液性裏面シート
とこれら両シート間に介在する吸液性コアとを有し、着
用者の腹側に当接する前部と背側に当接する後部とこれ
ら前後部間に延在する股下部とを備えるおむつ本体、お
よび前記本体に取り付けられていて、前記本体の少なく
とも一部分を覆うトランクス型の被覆体からなる使い捨
ておむつであって、 前記本体は、前記表面シートを内側に前記股下部を折曲
することにより前記前後部が重ね合わされ、前記おむつ
の上下方向へ延びる両側縁部と、前記前後部のそれぞれ
において前記両側縁部間に延びる端縁部とを有し、 前記被覆体は、前記本体の前部の少なくとも一部分と股
下部の前側とを覆う第１シートと、前記本体の後部の少
なくとも一部分と股下部の後側とを覆う第２シートとが
前記本体を介して互いに重なり合い、これら第１、２シ
ートのそれぞれが、前記おむつの上下方向へ延びる両側
縁部と前記両側縁部間において前記おむつの幅方向へ延
びる上下の各端縁部とを有し、これら縁部のうちの前記
両側縁部で互いに接合するとともに前記下端縁部の幅方
向中央部でも互いに接合することによって前記トランク
ス型を呈し、かつ前記上端縁部の内面で前記本体の外面
に接合し、 前記第１、２シートのうちの少なくとも一方は、前記お
むつの幅方向を２等分する中心線に関し対称をなして前
記上下方向へ延び、前記幅方向断面がＺ字型および逆Ｚ
字型を呈する互いに対向配置された一対の折曲部を有し
ていることを特徴とする前記おむつ。 - 【請求項２】 前記本体は、前記前後各部が合掌状に重
なり合う互いの側縁部で接合し、胴周り開口部と一対の
脚周り開口部とを有するブリーフ型を呈している請求項
１記載のおむつ。 - 【請求項３】 前記本体の合掌状に重なり合う側縁部
が、前記被覆体の互いに重なり合う第１、２シートの側
縁部間に介在し、これら本体および第１、２シートの側
縁部が互いに接合している請求項１または２記載のおむ
つ。 - 【請求項４】 前記本体の端縁部には、前記おむつの幅
方向へ延びる弾性部材が伸長状態で取り付けられている
請求項１〜３いずれかに記載のおむつ。
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|---|---|
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ID=11978390
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| BR (1) | BR9900375A (ja) |
| CA (1) | CA2260278A1 (ja) |
| DE (1) | DE69908437T2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2006149464A (ja) * | 2004-11-25 | 2006-06-15 | Livedo Corporation | 使い捨ておむつ |
| JP2010259542A (ja) * | 2009-04-30 | 2010-11-18 | Daio Paper Corp | アウター付使い捨ておむつ |
| JP2015173932A (ja) * | 2014-03-18 | 2015-10-05 | 株式会社リブドゥコーポレーション | 吸収性物品の製造方法 |
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| JP3862483B2 (ja) * | 2000-06-30 | 2006-12-27 | ユニ・チャーム株式会社 | トランクス型の使い捨てパンツ |
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| US8147642B2 (en) | 2002-12-09 | 2012-04-03 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Process of making boxer shorts from a web |
| US8176573B2 (en) | 2002-12-09 | 2012-05-15 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Boxer shorts and process of making boxer shorts from one or more webs |
| US8361049B2 (en) | 2002-12-09 | 2013-01-29 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Boxer shorts and process of making boxer shorts with expandable material |
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