JP4526339B2 - 発光体 - Google Patents

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本発明は発光体に関し、特に、光ファイバを用いた線状の発光体または面状の発光体に関するものである。
発光体に光ファイバから漏れる光を利用するものがある。特に、このような光ファイバは、「側面漏光式光ファイバ」と称されている。側面漏光式光ファイバは、コアとそのコアよりも低い屈折率を有するクラッドとの2芯構造を基本構造とする光ファイバであり、光ファイバの端面から入射してコアを伝送する光の一部をクラッドへ漏光させ、漏光した光を光ファイバの側面から出射する機能を有している。この側面漏光式光ファイバは、「横漏れ光ファイバ」あるいは「漏曳光ファイバ」などとも称されている。
側面漏光式光ファイバにおいてコアからクラッドへ光を漏光させる手段としては、たとえば特許文献1,2には、光ファイバ側面に傷を形成してコアを伝送する光を散乱させる技術が開示されている。また、特許文献3,4,5には、光ファイバに歪を形成してコアの側面に光を臨界角(全反射条件を満足する入射角)以下で入射させることでクラッドの側へ光を漏光させる技術が開示されている。
さらに、特許文献6,7,8には、光ファイバの側面に微細な凹凸を形成する技術が開示されている。そして、特許文献9,10では、光ファイバの内部に光拡散中心を分散させる技術が開示されている。
一方、光ファイバはイルミネーションなどの照明装飾にも広く用いられており、その意匠性や発光均一性を向上させるための様々な技術が提案されている。たとえば、特許文献11では、輝点が間欠的に現れるように、光ファイバを線状反射体とともに撚り合せる技術が開示されている。また、特許文献12では、スペーサ用の線状体の外周囲に複数本の光ファイバを所定の捩り曲率で捩る技術が開示されている。さらに、特許文献13,14では、光ファイバを平面状に配置して面状発光体を得る技術が提案されている。また、特許文献15では、織物等の繊維製品に光学繊維材料を編入させた発光性繊維製品が提案されている。
特開昭50−83044号公報 特開昭63−253903号公報 特開昭50−83049号公報 特開平2−108007号公報 特開平2−108008号公報 特開昭63−293505号公報 特開昭63−318502号公報 特開平1−273007号公報 特公昭51−29951号公報 特開昭63−247705号公報 特開平6−186444号公報 特開平7−270630号公報 実開平2−15398号 特開平7−301712号公報 特公昭47−42534号公報
本発明者らは、上記従来技術を参考にして側面漏光式光ファイバを用いて白色光を呈する発光体(照明装置)を作製したところ、以下のような問題点があることがわかった。まず、側面漏光式光ファイバでは光源から離れるにしたがって、発光強度の減衰が避けられない。そのため、光源にはコヒーレンシーの高いレーザ光を用いることが好ましいが、半導体レーザ素子では白色光が得られないので、発光ダイオード素子を用いざるを得なかった。
ところが、白色光を呈する発光ダイオード素子ではまだ発光強度が十分ではない。そこで、より発光強度の高い線状発光を得るために、まず、発光色として、比較的高い発光強度が得られる赤色、緑色および青色の3種類の発光ダイオード素子を用意するとともに、3本以上の光ファイバを絡めた発光体を用意した。その発光体の光ファイバのそれぞれの端面に3種類の発光ダイオードのうちのいずれかを配置させて、その端面から各色の光を入射させて混色を行った。
しかしながら、この場合には発光色の異なる3つの光源を必要とするため、省電力化の点で不利であり、また、運搬にあたってはより慎重に取り扱う必要があり、さらに、発光ダイオードを実装するための手間が増えて生産性にも欠けるということがわかった。
また、上述した技術では、いずれも光ファイバの端面から入射する光を漏光させ、その漏光した光が視認されることになる。そのため、発光色は光ファイバの端面に結合された光源の波長により規定される。
しかし、光源から発せられる光が複数の極大波長を含む場合、たとえば赤、緑および青の3原色の光を光ファイバに伝送させて白色光を得ようとすると、光ファイバ媒質中における各原色光の減衰率が異なる。そのため、光源から離れるにつれて色バランスが変化してしまい、照明光源などに適用する際にはその演色性が損われることがわかった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、発光強度の減衰が小さく色バランスが均一で、かつ、省電力性、可搬性および生産性に優れた発光体を提供することである。
本発明者らは、光源としてレーザ光を用い、側面漏光式光ファイバと蛍光体とを組合せて、蛍光体から発せられる光(2次光)を視認させる構造とすることで、上記目的を達成する発光体を実現できることを見出し、本発明を想到するに至った。
本発明に係る発光体は、光ファイバと半導体レーザ光源と半導体結晶を用いた蛍光体とを備えている。光ファイバは、コアおよびコアを取囲むクラッドを有し、コアを伝送する光をクラッドの表面から漏光する機能を有している。半導体レーザ光源は、光ファイバの少なくとも一端に配設されている。半導体結晶蛍光体は、半導体レーザ光源から発せられてコアを伝送した光により励起されて、赤色、緑色および青色のそれぞれの光を発する。その蛍光体は、光ファイバーのクラッド中に分散されている。
この構造によれば、まず、半導体レーザ光源から発せられて光ファイバを伝送するレーザ光によって、半導体結晶を用いた蛍光体が励起されて発せられる光(蛍光)が、発光体として発色される色の要素となる。そのレーザ光は干渉光としての性質が発光ダイオード素子の場合よりも強く、すなわち、コヒーレンシーが高いため、コアを伝送する光の損失を小さく抑えることができて、半導体レーザ光源からより遠くに離れても、光ファイバを伝送する光の強度の低下を最小限に抑えることができる。これにより、半導体レーザ光源からより離れたところに位置する蛍光体に対しても、半導体レーザ光源により近いところに位置する蛍光体と同様に励起して発光(蛍光)させることができ、平均演色評価数Raが低下することが抑制される。その結果、色バランスの均一な発光体が得られる。なお、平均演色評価数Raについては後述する。
また、半導体結晶を用いた蛍光体により、バンドギャップの制御によって発光波長と励起効率を制御することができ、特に、III族窒化物半導体によるレーザ光源(青色)から発せられる光を1次光として用いた場合に、380〜420nmの波長の光に対して励起効率を最適化することができて、効率に優れた発光体を得ることができる。
さらに、コアを伝送しクラッド内に漏れたレーザ光が、クラッド中に分散された蛍光体を励起することで蛍光体から光(蛍光)が発光し、その光がクラッドの側面から漏れて視認されることになる。
また、光ファイバの径を大きくすることなく、発光表面積を増やすためには、光ファイバを複数備え、複数の光ファイバは撚り合わされていることが好ましい。
あるいは、光ファイバと撚り合わされた線状体を備え、蛍光体は線状体中に分散されていることが好ましい。
この場合には、コアを伝送しクラッドから漏れたレーザ光が線状体中に分散された蛍光体を励起することで蛍光体から光(蛍光)が発光し、その光が視認されることになる。
その蛍光体によって発せられる赤色の光の極大波長は600〜670nmであり、青色の光の極大波長は500〜540nmであり、緑色の光の極大波長は420〜480nmであることが好ましい。
蛍光体によって発せられる光の極大波長が上記範囲内にあることで、これらの光を混色させて白色光を得る際の演色性(平均演色評価数Ra)を向上することができる。一方、光の極大波長が1つでも上記範囲を超えてしまうと、混色させた際の色のバランスが崩れてしまい演色性が低下することになる。
半導体レーザ光源としては、半導体レーザ光源から発せられる光の極大波長は380〜420nmであることが好ましい。
これにより、蛍光体を励起させて混色させることによって得られる白色発光の演色性を向上させることができる。
そのような半導体レーザ光源として、具体的にIII族窒化物半導体により構成されていることが好ましい。
これは、III族窒化物半導体では、極大波長が380〜420nmにおいて最も外部量子効率の高いを発光を得ることができるからである。
あるいは、可視光線を透過し、光ファイバおよび前記蛍光体を被覆する樹脂を備えていることが好ましい。
この場合には、樹脂で被覆されていることで、撚り合わせた光ファイバ等を最密な状態に保持することができる。また、物理的な力が外部から加わったとしても、撚り合わせが解けるようなことがなくなって、信頼性に優れた発光体が得られることになる。
また、樹脂には光を散乱するための散乱材が分散されていることが好ましい。
散乱材が分散されていることで、蛍光体から発せられた複数の色の光(蛍光)を均一に混色することができる。また、散乱によってレーザ光のコヒーレンシーが低下して視認に際して安全性が向上することになる。
あるいは、発光体として、光ファイバは並列されて平面状に配設されていることが好ましい。
上記のように、線状発光体では波高強度の減衰が少なく色バランスに優れており、このような線状発光体を最密状態にして平面状に配設することで、発光強度の面内分布が均一な平面状発光体が得られる。
さらに、光ファイバおよび線状体は、それぞれ一方向と一方向と交差する他方向とから互いに織り合わされて平面状に配設されていることが好ましい。
この場合には、光ファイバと線状体とを織り合わせていることで、光ファイバを単に並列させた場合と比べて光ファイバを支持する支持体が不要になるとともに、面状発光体自身の形状のフレキシビリティが向上して、たとえば服飾などの繊維製品にも適用することができる。
実施の形態1
本発明の実施の形態1に係る発光体として、クラッドに蛍光体を分散させた光ファイバと青色半導体レーザ素子とを用いた線状発光体について説明する。
図1および図2に示すように、線状発光体1は、コア2とそのコア2を周方向から取囲むように同心円状に形成されたクラッド3とからなる光ファイバ4と、半導体レーザ素子5を備えて構成される。
光ファイバ4は、コア2を伝送する光をクラッド3の表面から漏光させる機能を有する側面漏光式光ファイバである。光ファイバ4のコア2には、ポリメチルメタクリレート樹脂(PMMA)が用いられている。また、クラッド3には、フッ化ビニリデン-テトラフルオロエチレン共重合体が用いられている。
クラッド3の屈折率はコア2の屈折率よりも小さく、しかも、コア2を伝送するレーザ光の一部がクラッド3に漏れるように、フッ化ビニリデンとテトラフルオロエチレンの重合体比が調整されている。そのコア2のコア径はたとえば0.2mmであり、クラッド3のクラッド径はたとえば0.5mmである。
そのクラッド3には、赤色、緑色および青色のそれぞれの光を発する蛍光体が均一に分散されている。これらの蛍光体では、混晶半導体微結晶の組成比と粒径を制御することによって蛍光波長が制御される。本実施の形態1では、赤色の光を発する蛍光体として粒径約8nmのZn0.1Cd0.9Seが用いられている。また、緑色の光を発する蛍光体として粒径約8nmのZn0.6Cd0.4Seが用いられている。そして、青色の光を発する蛍光体として粒径約5nmのZnSeが用いられている。
半導体レーザ素子5は、図3に示すように、端面発光型のIII族窒化物半導体レーザ素子である。III族窒化物の半導体レーザ素子5では、n型GaN基板5a上に、n型GaNバッファ層5b、n型AlGaNクラッド層5c、n型GaN光ガイド層5d、InGaN量子井戸活性層5e、p型GaN光ガイド層5f、p型AlGaNクラッド層5g、n型AlGaN電流ブロック層5i、p型GaNコンタクト層5hがそれぞれ積層されている。そのp型GaNコンタクト層5hの表面にはp型オーミック電極5kが形成されている。一方、n型GaN基板5aの裏側にはn型オーミック電極5jが形成されている。
この半導体レーザ素子5が発する光の極大波長は405nmである。半導体レーザ素子5は光ファイバ4の少なくとも一端面側に配設されている。半導体レーザ素子5と光ファイバ4の端面との間にはレンズ6が配設されている。半導体レーザ素子4より出射されたレーザ光は、レンズ6によってコア2の端面に集光される。
次に、上述した線状発光体1の動作について説明する。まず、III族窒化物の半導体レーザ素子5に電流を流すことで半導体レーザ素子5からレーザ光が出射する。出射したレーザ光は光ファイバ4のコア2へ入射し、コア2内を伝送する間に、レーザ光はコア2からクラッド3へ漏光する。
クラッド3に漏光した光によってクラッド3内に分散する蛍光体が励起されて、赤色、緑色および青色の光(蛍光)がそれぞれ発せられる。発せられた赤色、緑色および青色の光は混合(加色混合)されて、クラッド3の表面からは白色光が発せられることになる。
次に、上述した線状発光体1について行なった評価について説明する。まず、線状発光体4の単位長さに対する発光強度の変化を評価した。その結果を図4に示す。図4に示すように、光ファイバの長さに対する発光強度は、光ファイバ4の入射端面における発光強度を100%とした発光強度比として表されている。
本実施の形態に係る線状発光体1では、光源としてIII族窒化物の半導体レーザ素子5が使用されている。一方、比較例となる線状発光体では、光源として、極大波長405nmのIII族窒化物発光ダイオード素子が用いられている。半導体レーザ素子5では、発光ダイオード素子に比べると干渉光としての性質(コヒーレンシー)がより強いために、発光強度の減衰の程度は比較例に比べて小さいことがわかった。
次に、線状発光体4の単位長さに対する平均演色評価数Raの変化を評価した。その結果を図5に示す。平均演色評価数Raとは、基準光源による色彩を忠実に再現しているかを指数で表したもので、原則的に、この評価数Raが100に近いほど演色性がよいと判断される。
図5に示すように、本実施の形態に係る線状発光体1では、レーザ光が入射する光ファイバ4の端面近傍の平均演色評価数RaはRa90であり、光ファイバの長さに対して平均演色評価数Raは、その値からほとんど変化しないことがわかった。
一方、光源として白色発光ダイオード素子を用いた比較例となる線状発光体では、光源として半導体レーザ素子を用いた場合と比べて、光ファイバの長さとともに平均演色評価数Raが低下することがわかった。
これは、次のように考えられる。まず、比較例において発光ダイオード素子から出射される光の色が3原色からなる場合には、光ファイバ中を伝送する際の光の減衰率が色によって異なるため、光ファイバを伝送するのに伴って色バランスが変化してしまう。
これに対して、本実施の形態に係る線状発光体1では、発光を呈する蛍光の色バランスは光ファイバ4の長さに依存しない。また、光ファイバ4を伝送する光の強度がたとえ減衰したとしても、蛍光体が励起されて発せられる赤色、緑色および青色の光の発光強度比の関係は変わらない。その結果、平均演色評価数Raは低下しないと考えられる。
上述した線状発光体1では、光ファイバ4を構成するコアの材料としてポリメチルメタクリレート樹脂、クラッドの材料としてフッ化ビニリデン-テトラフルオロエチレン共重合体を例に挙げて説明した。この他にもさまざまな有機樹脂を用いることができ、コア2として、たとえばポリスチレン系重合体やシリコン系重合体を用いてもよい。
また、クラッド3として、テトラフルオロエチレン重合体に代えてプロピレン系、ヘキサフルオロアセトン系、トリフルオロエチレン系などの各重合体を用いて屈折率を調整してもよく、また、パーフルオロメタムリレート系やメタクリル酸エステル系などの単重合体を用いてもよい。
さらに、クラッド3に分散される蛍光体についても、上述した蛍光体以外に汎用的な蛍光体、たとえば(Y1−x−yCdxLay)23:TM、Y22S:TM、BaMgAl1017:TM、(Sr、Ca、Ba、Mg)10(PO4)6Cl2:TM(TM:遷移金属元素)などを用いてもよい。この場合にも、上述した線状発光体と同様に、発光強度の減衰や平均演色評価数Raの低下を抑制することができる。
ところで、これらの蛍光体は酸化物蛍光体であり、酸化物蛍光体では、いずれも吸収極大波長は300〜380nmの紫外領域にある。そのため、効率的な励起を行なうために光源として紫外光を発光する光源を用いる必要がある。しかしながら、紫外光は光ファイバの構成材料である樹脂を劣化させるため、線状発光体の信頼性が低下するという問題を有する。
上述した線状発光体1では、蛍光体として半導体微結晶の蛍光体が用いられている。半導体微結晶では、その組成および粒径を制御することによって吸収波長を制御することができる。そこで、本実施の形態に係る線状発光体1の半導体微結晶では、吸収極大波長が380〜420nmの青紫色の領域にあるように調整されている。
また、蛍光体として、発光を呈するコアと励起光を吸収するシェルとの2層構造の蛍光体とすることにより、蛍光体の吸収極大波長と発光(蛍光)極大波長を独立して制御することも可能である。
このような好ましい半導体微結晶からなる蛍光体として、Zn、Cd、MgのII族元素とS、Se、Te、OのVI族元素を任意に組み合せたII−VI族化合物半導体を用いることができる。また、III−V族化合物半導体を用いても同様の蛍光体を構成することができる。特に、GaN−InN混晶よりなるIII族窒化物蛍光体では、赤〜青の波長の光を発光することができ、信頼性に優れるので好ましい。
また、蛍光体によって発せられる光(蛍光)の波長に関して、赤色では600〜670nmに発光極大波長を有し、緑色では500〜540nmに発光極大波長を有し、青色では420〜480nmに発光極大波長を有するように構成することが好ましい。この場合には、各波長の範囲の光を混色させた際の演色性(平均演色評価数)が高く、照明の光源として適しているからである。
一方、蛍光体として(Y、Gd)3Al512:Seを用い、励起光源として発光波長約460nmの青色発光素子を用いれば、一応白色を呈することはできる。しかしながら、この場合には、演色性が著しく低くいため好ましくない。
また、光源から発せられる光の一部を透過させて赤色を発光する蛍光体と緑色を発光する蛍光体と混色すれば、青色蛍光体は不要になる。しかしながら、本発明に係る線状発光体1では、光源として半導体レーザ素子5が使用されている。
半導体レーザ素子5では、発光する光のエネルギー密度が高く、しかも、指向性が強い。そのため、このような光を人が直接視認することは安全上好ましくない。したがって、半導体レーザ素子5から発せられる光のほとんどの成分が蛍光体で吸収されるように、クラッド3中に分散させる蛍光体の充填度を上げることが好ましい。
本発明に係る線状発光体の光源としては、III族窒化物半導体を用いた半導体レーザ素子が最も好ましい。III族窒化物の半導体レーザ素子5では、発光極大波長が380〜420nmにおいて外部量子効率が最大となる。
そのため、上述した蛍光体を効率良く励起して発光(蛍光)させることができ、また、光ファイバ4を構成する樹脂を劣化させるのを抑制することができる。なお、半導体レーザ素子5としては、上述した端面発光型に限られず、たとえば面発光型の半導体レーザ素子でもよい。また、本発明に係る発光体は、上述した線状発光体に限定されるものではない。
実施の形態2
本発明の実施の形態2に係る発光体として、クラッドに蛍光体を分散させた光ファイバを撚り合わせた線状発光体の一例について説明する。図6に示すように、本実施の形態に係る線状発光体10では、クラッドに赤色、緑色および青色のそれぞれの光を発する蛍光体を分散させた前述の光ファイバと同様の光ファイバ11a〜11cが3本撚り合わされて、複合型光ファイバ12が構成されている。
3本の光ファイバ11a〜11cの端面側に、半導体レーザ素子13が配設されている。3本の光ファイバ11a〜11cの端面と半導体レーザ素子13との間には、ビームスプリッタ14とレンズ15が配設されている。
上述した線状発光体10では、半導体レーザ素子13から発せられるレーザ光は、ビームスプリッタ14にて3つに分割される。分割されたそれぞれのレーザ光は、レンズ15によって光ファイバ11a〜11cのコアの端面に集光される。
光ファイバにおいて光ファイバの直径を大きくすると、クラッドの表面積は増大するが、単位面積あたりの発光強度は減少することになる。上述した線状発光体10では、前述した効果に加えて次のような効果が得られる。
すなわち、比較的細い光ファイバ11a〜11cを撚り合わせて、より太い複合光ファイバ12を構成することで、発光強度を低下させることなく線状発光体10を太くすることができる。これにより、線状発光体10の取扱いがより容易になって、可搬性が向上する。
なお、上述した線状発光体10では、複合型光ファイバ12として3本の光ファイバ11a〜11cを撚り合わせる場合を例に挙げて説明したが、撚り合わせる光ファイバの本数は3本に限られるものではない。
実施の形態3
本発明の実施の形態3に係る発光体として、クラッドに蛍光体を分散させた光ファイバを撚り合わせた線状発光体の他の例について説明する。図7に示すように、本実施の形態に係る線状発光体12では、クラッドに赤色の光を発する蛍光体だけを分散させた光ファイバ12aと、クラッドに緑色の光を発する蛍光体だけを分散させた光ファイバ12bと、クラッドに青色の光を発する蛍光体だけを分散させた光ファイバ12cとの3本の光ファイバ12a〜12cが撚り合わされて、複合型光ファイバ12が構成されている。
光ファイバ12aのクラッドに分散される赤色の光を発する蛍光体は、粒径約8nmのZn0.1Cd0.9Seであり、光ファイバ12bのクラッドに分散される緑色を発する蛍光体は、粒径約8nmのZn0.6Cd0.4Seであり、光ファイバ12cのクラッドに分散される青色を発する蛍光体は、粒径約5nmのZnSeである。
上述した線状発光体では、3本の光ファイバ12a〜12cが撚り合わされることで、光ファイバ12aから発せられる赤色の光(蛍光)と光ファイバ12bから発せられる緑色の光(蛍光)と光ファイバ12cから発せられる青色の光(蛍光)とが混色されて、複合型光ファイバ12として白色光が発光されることになる。
なお、上述した線状発光体では、複合型光ファイバ12として3本の光ファイバ12a〜12cを撚り合わせることで、線状発光体を細く構成することができるが、撚り合わせる光ファイバの本数に制限はない。
たとえば、図8に示すように、3本以上の光ファイバを最密状態に撚り合せることでより太い線状発光体12を構成するようにしてもよい。また、図9に示すように、各色の光を発する光ファイバ12a〜12cを、各側面が間欠的に交互に表われるように撚り合せてもよく、この場合には、各光ファイバ12a〜12cから発せられる光(蛍光)をムラなく混色させることができて、より均一な白色光を得ることができる。
実施の形態4
本発明の実施の形態4に係る発光体として、クラッドに蛍光体を分散させていない側面漏光式光ファイバと、蛍光体を分散させた線状体とを撚り合せた線状発光体について説明する。図10に示すように、本実施の形態に係る線状発光体20では、クラッドに蛍光体を分散させていない側面漏光式光ファイバ21のまわりに、蛍光体を分散させた線状体22が撚り合わされている。
線状体22は単一の樹脂で構成され、光ファイバのような光を伝送するためのコアとクラッドを有していない。線状体22を構成する樹脂として、この場合シリコン樹脂が用いられている。
線状体22に分散された蛍光体は、赤色の光を発する蛍光体として粒径約8nmのZn0.1Cd0.9Seが用いられている。また、緑色の光を発する蛍光体として粒径約8nmのZn0.6Cd0.4Seが用いられている。そして、青色の光を発する蛍光体として粒径約5nmのZnSeが用いられている。さらに、蛍光体では、各蛍光体によって発せられる光(蛍光)が混色されて白色の発光が得られるように充填比率が調整されている。
上述した線状発光体20では、前述した線状発光体の場合と同様に、発光強度が減衰するのを抑えるとともに、平均演色評価数Raが低下するのを抑制する効果に加えて、次のような効果が得られる。
すなわち、線状発光体20では、側面漏光式光ファイバ21は、線状発光体20を構成する部品の中で相対的にコストが高いところ、蛍光体は側面漏光式光ファイバ21のクラッドに分散させずに、別途樹脂の線状体22に分散されている。
これにより、側面漏光式光ファイバ21として汎用の光ファイバを用いることができ、また、蛍光体を側面漏光式光ファイバのクラッドに分散させるよりも、単一の樹脂の線状体に分散させる方が生産性とコストの面において有利になる。その結果、従来の線状発光体よりも生産性よく安価に線状発光体20を製造することができる。
なお、上述した線状発光体20においても、撚り合わせる側面漏光式光ファイバ21および線状体22の本数に特に制限はない。たとえば図11に示すように、側面漏光式光ファイバ21のまわりに撚り合わせる蛍光体を分散させた線状体22の本数を増やしてもよい。また、側面漏光式光ファイバ21から漏れる光によって線状体22に分散された蛍光体が励起されるような位置関係であれば、たとえば図12に示すように、側面漏光式光ファイバ21の本数やその側面漏光式光ファイバ21と線状体22との位置関係についても特に制限はない。
さらに、蛍光体を分散させる線状体22としては、1本の線状体に赤色、緑色および青色のそれぞれの光を発する蛍光体を分散させる他に、1本の線状体には赤色の光を発する蛍光体だけを分散させ、他の1本の線状体には緑色の光を発する蛍光体だけを分散させ、さらに他の1本の線状体には青色の光を発する蛍光体だけを分散させたものを用い、これらの線状体を側面漏光式光ファイバと撚り合せて白色発光を得るようにしてもよい。
実施の形態5
実施の形態5に係る発光体として、側面漏光式光ファイバを樹脂で被覆した線状発光体について説明する。図13および図14に示すように、本実施の形態に係る線状発光体30では、前述したクラッドに蛍光体を分散させた側面漏光式光ファイバと同様の7本の側面漏光式光ファイバ31が撚り合わされ、その撚り合わされた側面漏光式光ファイバ31に対しこれを周囲から透光性樹脂32が覆っている。その透光性樹脂32として、シリコン樹脂が用いられている。
上述した線状発光体30では、撚り合せた側面漏光式光ファイバ31が透光性樹脂32で被覆されていることで、撚り合せた側面漏光式光ファイバ31を最密状態に保持することができる。また、線状発光体30に応力が加わっても、側面漏光式光ファイバ31の撚り合せが解けることがなく、線状発光体30の機械強度を高めることができて、可搬性が向上する。
なお、透光性樹脂32で光ファイバを被覆することは、実施の形態2〜4において説明した複数の光ファイバおよび線状体を撚り合せて構成される線状発光体にも適用することができる。
そこで、変形例として実施の形態3において説明した線状発光体を透光性樹脂にて被覆した発光体について説明する。図15に示すように、変形例に係る線状発光体30では、漏光式光ファイバ12a〜12cを被覆する透光性樹脂32に粒径約1μmのガラス粒子33が分散されている。
ガラス粒子33を透光性樹脂32に分散させることによって、ガラス粒子33が光を拡散させる拡散材としての役目を果たし、蛍光体から発せられる赤色、緑色および青色の光がより均一に混色されることになる。この線状発光体30について平均演色評価数Raを評価したところ、平均演色評価数RaがRa95に向上することがわかった。
このように、変形例に係る線状発光体30では透光性樹脂32中に光の拡散材としてのガラス粒子33を分散させることにより、蛍光体から発せられる光を散乱させて均一に混色することができる。このことは、赤色、緑色および青色を光を発する蛍光体をそれぞれ異なる側面漏光式光ファイバ12a〜12cのクラッドに分散させた場合に、均一に混色するための有効な手段となる。
また、線状発光体30の励起光源として用いられるレーザ光は、光エネルギー密度が高く指向性が強いため、直接視認することは好ましくない。変形例に係る線状発光体30では、蛍光体に吸収されないレーザ光の成分も、透光性樹脂32中に分散されたガラス粒子33によって散乱されることになる。これにより、コヒーレンシーが低下して安全性を高めることができる。なお、拡散材としては、ガラス(SiO2)粒子の他に気泡でもよく、また、粒径が小さく充填度が低ければ金属粒子でもよい。
実施の形態6
実施の形態6に係る発光体として、面状発光体の一例について説明する。図16に示すように、本実施の形態に係る面状発光体40では、面状の支持体41上面に、たとえば実施の形態1において説明した線状発光体と同様の線状発光体42が並列に、かつ、最密状態に配設されている。
線状発光体42の一端面には青色半導体レーザ素子(図示せず)が配設され、線状発光体44の他端面には光反射板44が取り付けられている。
上述した面状発光体40では、支持板41上に配設される線状発光体として、クラッドに所定の蛍光体が分散された光ファイバが配設され、蛍光体を励起するための光源として半導体レーザ素子が適用されていることで、実施の形態1において説明したように、発光強度の減衰が少なく、色バランスが低下しない。
これにより、線状発光体を支持体41の上に配設して発光面積を増大させても、発光強度の面内のばらつき(不均一性)が少なく、平均演色評価数Raの高い白色発光を得ることができる。
なお、面状発光体40を構成する線状発光体42では、その長さを長くしても発光強度の減衰が小さいという特長を有しているので、たとえば図17に示すように、1本の長い線状発光体42を折り返しながら面状に配置しても、発光強度の均一性が損なわれることはない。したがって、この場合には、線状発光体42の本数を減らすことができ、その結果、半導体レーザ素子43との結合箇所も少なくなり、実装の手間を大幅に低減することができる。
実施の形態7
実施の形態7に係る発光体として、面状発光体の他の例について説明する。図18に示すように、本実施の形態に係る面状発光体50では、線状発光体42を縦糸のようにし、透光性を有する線状体51を横糸のようにして、これらを織り込んで面状に配設されている。線状発光体42の一端面には、青色半導体レーザ素子43が配設され、線状発光体42の他端面には光反射板44が取り付けられている。
上述した面状発光体50では、線状発光体42と線状体51とを織り合わせることで、面状とされている。これにより、前述した面状発光体40と比べると、支持体41を設ける必要がなくなる。このため、導光板や発光素子アレイを用いた面状発光体等に比べると、面状発光体の形状のフレキシビリティが高くなって、たとえば従来は適用が難しかった服飾などの繊維製品に面状発光体を適用することができて、多大な機能と付加価値を与えることができる。
なお、今回開示された実施の形態は例示であってこれに制限されるものではない。本発明は上記で説明した範囲ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態1に係る線状発光体の一側面図である。 同実施の形態において、図1に示す断面線II−IIにおける光ファイバの断面図である。 同実施の形態において、線状発光体に使用される半導体レーザ素子の断面斜視図である。 同実施の形態において、光ファイバの単位長さに対する線状発光体の発光強度の変化を示すグラフである。 同実施の形態において、光ファイバの単位長さに対する線状発光体の平均演色評価数の変化を示すグラフである。 本発明の実施の形態2に係る線状発光体の一側面図である。 本発明の実施の形態3に係る線状発光体の光ファイバの一断面図である。 同実施の形態において、他の線状発光体の光ファイバの一断面図である。 同実施の形態において、線状発光体の光ファイバの撚り方の一例を示す平面図である。 本発明の実施の形態4に係る線状発光体の光ファイバの一断面図である。 同実施の形態において、他の線状発光体の光ファイバの一断面図である。 同実施の形態において、さらに他の線状発光体の光ファイバの一断面図である。 本発明の実施の形態5に係る線状発光体の光ファイバの一断面図である。 同実施の形態において、線状発光体の光ファイバの一側面図である。 同実施の形態において、変形例に係る線状発光体の光ファイバの一断面図である。 本発明の実施の形態6に係る面状発光体の斜視図である。 同実施の形態において、変形例に係る面状発光体の光ファイバを示す平面図である。 本発明の実施の形態7に係る面状発光体の平面図である。
符号の説明
1,10,20,30,42 線状発光体、2 コア、3 クラッド、4、11a〜11c 側面漏光式光ファイバ、5,13,43 半導体レーザ素子、6,15 レンズ、12 複合光ファイバ、14 ビームスプリッタ、21 蛍光体非分散光ファイバ、22,31 蛍光体分散光ファイバ、32 透光性樹脂、41 支持体、44 光反射板、51 透光性線状体。

Claims (10)

  1. コアおよび前記コアを取囲むクラッドを有し、コアを伝送する光を前記クラッドの表面から漏光する機能を有する光ファイバと、
    前記光ファイバの少なくとも一端に配設された半導体レーザ光源と、
    前記半導体レーザ光源から発せられて前記コアを伝送した光により励起されて、赤色、緑色および青色のそれぞれの光を発する、半導体結晶蛍光体と
    を備え
    前記蛍光体は、前記光ファイバの前記クラッド中に分散されている、発光体。
  2. 前記光ファイバを複数備え、
    複数の前記光ファイバは撚り合わされている、請求項1記載の発光体。
  3. 前記光ファイバと撚り合わされた線状体を備え、
    前記蛍光体は、前記線状体中に分散されている、請求項1記載の発光体。
  4. 前記蛍光体によって発せられる赤色の光の極大波長は600〜670nmであり、青色の光の極大波長は500〜540nmであり、緑色の光の極大波長は420〜480nmである、請求項1〜3のいずれかに記載の発光体。
  5. 前記半導体レーザ光源から発せられる光の極大波長は380〜420nmである、請求項1〜4のいずれかに記載の発光体。
  6. 前記半導体レーザ光源はIII族窒化物半導体により構成された、請求項5記載の発光体。
  7. 可視光線を透過し、前記光ファイバおよび前記蛍光体を被覆する樹脂を備えた、請求項記載の発光体。
  8. 前記樹脂には光を散乱するための散乱材が分散された、請求項記載の発光体。
  9. 前記光ファイバは並列されて平面状に配設された、請求項記載の発光体。
  10. 前記光ファイバを保持するための透光性線状体を備え、
    前記光ファイバおよび前記透光性線状体は、それぞれ一方方向と一方向と交差する他方向とから互いに織り合わされて平面状に配設された、請求項1記載の発光体。
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